JPH0751446Y2 - 包装用フイルムのクランプ装置 - Google Patents

包装用フイルムのクランプ装置

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JPH0751446Y2
JPH0751446Y2 JP8563391U JP8563391U JPH0751446Y2 JP H0751446 Y2 JPH0751446 Y2 JP H0751446Y2 JP 8563391 U JP8563391 U JP 8563391U JP 8563391 U JP8563391 U JP 8563391U JP H0751446 Y2 JPH0751446 Y2 JP H0751446Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は包装用フイルムのクラン
プ装置、詳しくはストレッチフイルム等の包装用フイル
ムを引出し、移送あるいは停止させるために挟持するク
ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランプ装置として一般
に開閉動可能な固定クランプと可動クランプとを有し、
両クランプの閉じ動作によってフイルムを挟持せしめる
構造が知られている(特開昭 52-134584号公報、第9,
10図)。
【0003】上記従来装置は固定クランプ又は可動クラ
ンプにゴム又は柔軟な弾性シートを貼着し、可動クラン
プにエアーシリンダ等の駆動源を連結し、該駆動源によ
り可動クランプを開閉させるとともに、前記弾性シート
の摩擦力および駆動源のクランプ押圧力によってフイル
ムの挟持力を確保させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記弾性シ
ートの摩擦力等クランプ自体の挟持力が十分大きな場合
は、駆動源を小容量または小型化、例えば駆動源がエア
ー又は油圧シリンダの場合はその容量を小さく小型化で
き、またソレノイドを使用する場合は比較的小電流かつ
小型のソレノイドを用いることができる。しかしなが
ら、上記従来装置においてはクランプに弾性シートを貼
着する等、平面的な摩擦力を利用するだけではクランプ
自体の挟持力は十分に増強されないので、駆動源の小型
化には寄与し得ず、装置全体が大型化、高コストになる
不具合がある。
【0005】而して本考案は斯る従来不具合を解消すべ
くクランプ自体の挟持力を増強させることによって、フ
イルム挟持力を補完する駆動源を小容量または小型化可
能にして装置全体の小型化、低コスト化を図ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る本考案は、開閉動可
能な一対のクランプの閉じ動作によってフイルムを挟持
せしめる包装用フイルムのクランプ装置において、一方
のクランプには比較的柔軟で傾動可能な弾性体を突設
し、他方のクランプには閉動時に前記弾性体を受入れる
凹嵌部を設けるとともに、弾性体の少なくとも一側面に
側壁を形成し、挟持されるフイルムの張力により前記弾
性体がその弾性変形により側壁に弾圧着して挟持力を増
強せしめることを特徴とする
【0007】
【作用】本考案によれば、一対のクランプが閉じてフイ
ルムを挟持した時に一方のクランプの弾性体が他方のク
ランプの凹嵌部内に嵌まり、フイルムを逆L形または逆
U形に屈曲させた状態で挟持し、フイルムに両クランプ
から抜け出ようとする張力がかかったときに、該張力の
大きさに応じ前記弾性体が傾動して凹嵌部の側壁に変形
状に弾圧着しフイルム挟持力を増強させる。従って、駆
動源による可動クランプのクランプ押圧力は比較的に軽
力でよいことになる。
【0008】
【実施例】本考案の作動原理を図1により説明すれば、
クランプ装置は一対のクランプAからなり、符号1は固
定クランプ、2は可動クランプ、3はフイルムであっ
て、可動クランプ2はエアシリンダ、ソレノイド等の駆
動源4により固定クランプ1から離反(開動)又は接近
(閉動)して両クランプは開閉動可能である。固定クラ
ンプ1には垂直な側壁5a と水平な挟持面5b とを備え
た凹嵌部5を形成し、可動クランプ2には閉動時に前記
凹嵌部5に嵌まり合うとともに前記挟持面5b に突当て
状に接する挟持部6b を備えた弾性体6を一体的に起設
する。
【0009】固定クランプ1の凹嵌部5は一側面にのみ
側壁5a を有するL形凹溝状、対向する二側面にそれぞ
れ側壁5a,5a を有するU形凹溝状、あるいはU形凹溝
を複数並設した多段凹溝状など、少なくとも一側面に垂
直な側壁を備えていれば何れの形状であってもよい。可
動クランプ2の閉動時に弾性体6が固定クランプ1の凹
嵌部5に嵌まり、前記側壁5a に近接するとともに挟持
面5b と挟持部6b とが接する。
【0010】可動クランプ2の弾性体6は、ゴム材等の
比較的柔軟でその弾性変形により傾動可能な矩形部材か
らなり、固定クランプ1に焼付け又は接着により一体的
に起設し、その側面を前記凹嵌部5の側壁5a と平行状
とする。
【0011】フイルム3は、ストレッチフイルム等の包
装用フイルムであって、開き状態の前記両クランプ1、
2の間に配置または繰出しされ(図1A)、可動クラン
プ2の閉動により弾性体6がフイルム3を押上げて固定
クランプの凹嵌部5に嵌まり合い、フイルムを逆L形に
屈曲させた状態で駆動源4のクランプ押圧力による比較
的小さい力により挟持面5b と挟持部6b とで挟持す
る。その状態でフイルムが引張られ、あるいは緊張され
るなどして該フイルム3に図中矢印方向の張力が生じる
と、弾性体6はその弾性変形により側壁5a 側へ傾動し
て側壁5a に弾圧着し、この弾性体6と側壁5a とによ
りフイルム3を挟持する(図1B)。上記弾性体6によ
る弾圧力は、フイルム3の張力の増大に応じて増大し、
したがって、駆動源4のクランプ押圧力が小さい場合で
も両クランプ1、2による挟持力は増強される。
【0012】尚、上記弾性体6の弾圧力は弾性体と側壁
5a との接合面に作用するが、弾性体6の角縁P,Pa
において大きな抵抗が生じて挟持力の増強に助成する。
又、上記凹嵌部5の内面はフイルム3が密着し難く、弾
性体6の表面はフイルム3が密着し易いように処理して
おくとさらに効果的である。
【0013】以下、本考案の具体的実施例をストレッチ
フイルム包装機におけるフイルム引出し装置の把持部材
とフイルムクランプ装置の場合について、図2〜7によ
り説明する。ストレッチフイルム包装機は、生鮮食品そ
の他の商品をストレッチフイルムにより自動包装させる
装置であって、その一例を示すと、フイルム供給源から
フイルム供給装置の供給枠7へ繰出しされたフイルム先
端を、フイルム引出し装置の把持部材Aにより挟持して
所定位置の包装部へ引出し、該包装部へ引出されたフイ
ルムをフイルムクランプ装置Bにより挟持して緊張状保
持し、そのフイルムに向けて商品をエレベータ機構によ
って突上げるとともに、折込み機構によりフイルム周縁
を商品の底面に折込み包被させるものである。
【0014】上記フイルム引出し装置の把持部材Aを本
考案の具体的実施例として図2〜4により説明すれば、
図2においては幅を異にする二種類のフイルムa,bが
繰出しローラ8a,8b を介して夫々繰出され供給枠7の
供給口7a,7b に先端を保持される場合を例示し、その
供給口7a,7b の近傍に到達される把持部材Aはフイル
ムを引出すため図中の右方向へ移動自在である。
【0015】供給枠7はエアシリンダ9によって上下動
し、商品幅との関連で選択されたフイルムa又はbの供
給口7a,7b を所定の供給位置へ移動させる。この供給
口7a , 7b は、櫛歯状で把持部材Aによりフイルムを
挟持しやすくしている。尚、図2から知れるように、供
給枠7はエアシリンダ9のロッド上端に取付板11を介し
て下段案内枠12を固定して取付け、その上に上段案内枠
13 を被着するとともに、さらにその上面にカバー枠14
を被着し、前記案内枠 12,13にそれぞれガイドローラ1
5,16 を配設したものである。
【0016】把持部材Aは先端が前記供給口7a , 7b
と対応する櫛歯状で図示しない駆動機構により前記供給
枠7へ向けて接近し後退する往復動作をし、その往動時
に開いた状態で供給枠7へ接近し、供給位置にある供給
口7a 又は7b のフイルムa又はb先端を閉じ動作によ
り挟持するとともに復動により所定量の長さのフイルム
を引出す。尚、把持部材Aにより引出されたフイルムは
供給枠7の直前に設置されたカッター17により切断され
て後続フイルムから分離される。
【0017】図3〜4は前記把持部材Aのさらに詳細を
示す。把持部材Aは、ガイド部材20、20に摺動自在に取
付けた摺動子21、21に渉って連結部材22を連結すると共
に上側固定把持板23を取付け、その固定把持板23に対向
する下面に可動把持板24を上下揺動自在に取付けて構成
される。固定把持板23及び可動把持板24の先端は、櫛歯
状を形成している。
【0018】可動把持板24は略同一幅の中央把持板24a
と左右把持板24b 、24b とに3分割状に配列され、その
中央把持板24a は回動軸 25 に突出状に固着し、左右把
持板24b 、24b は回動軸26に突出状に固着する。
【0019】上記回動軸25、26は連結部材22に取付けた
軸受27、28及び前記摺動子21に回動自在に軸承され、そ
の回動軸25がエアシリンダ29により作動するアーム29a
に連結し、回動軸26がエアシリンダ30により作動するア
ーム30a に連結する。その各エアシリンダ29、30の作動
により回動軸25、26を介して中央把持板24a と左右把持
板24b とが各別に揺動可能とする。
【0020】上記把持部材Aの前記固定把持板23と可動
把持板24との先端に本考案のクランプ装置を構成させ
る。即ち、一対のクランプの一方のクランプは固定把持
板23の先端の各櫛歯部分の下面同一線上にそれぞれ逆U
形凹溝状の凹嵌部35を形成し側壁35a を設けて固定クラ
ンプとする。他方のクランプは可動把持板24(中央把持
板24a 、左右把持板24b 、24b )の先端の各櫛歯部分の
上面同一線上に上面に挟持部36a を備えた弾性体36を一
体的に起設して前記凹嵌部35に嵌まり合うように構成し
可動クランプとする。
【0021】上記把持部材Aは初期位置(図示せず)に
おいては、可動把持板24が下動位置、すなわち両把持板
23,24 が開いた状態で待機し、図2のフイルム把持位置
に達したときに、可動把持板24a 、24b 、24b を同時に
上動させることにより可動把持板24の弾性体36が固定把
持板23の凹嵌部35に嵌まり合って、フイルム供給枠7の
供給口7a 又は7b にあるフイルムa又はbを挟持面35
b と挟持部36a とで把持する。そして、把持部材Aがフ
イルム引出し方向へ移動するときにフイルムに張力が作
用するので、前記弾性体36が凹嵌部35の側壁35a 弾圧着
して両把持板23,24 の挟持力が増強され、したがって可
動把持板24に押圧力をかけるエアシリンダ29,30を小容
量、小型化できる。
【0022】次にフイルムクランプ装置Bの場合を本考
案の具体的実施例として説明すれば、フイルムクランプ
装置Bは,前記把持部材Aにより包装部Rに引出された
フイルムa又はbの後辺および左右両側辺を挟持するも
ので、前示実施例の図2で示す供給枠7の直前に配置さ
れた後クランプ装置40およびフイルム搬送路両側に配置
された左右一対のクランプ装置50,52 により構成され、
その詳細を図5〜7により説明する。
【0023】後クランプ装置40は.包装機の左右側板41
a,41b に渡り水平に架設した後当板42と、その下方に間
隔をおいて平行に架設せる支持板43に取付けたクランプ
機構44とにより構成され、そのクランプ機構44は支持板
43の中央部にエアシリンダ45を配置するとともに、該エ
アシリンダ45のロッド45a に連結され昇降動可能な昇降
枠46を備える。昇降枠46は前記後当板42の下方に配置さ
れた所定幅を有する部材で、一対のクランプのうち一方
のクランプをその上面に長手方向へ延びる挟持部47a を
備えた長尺状の弾性体47を上向きに突設して可動クラン
プとし、また前記後当板42には、他方のクランプをその
下面に前記弾性体47に対向する逆U形凹溝状の挟持面48
aを備えた凹嵌部48を形成して固定クランプを構成す
る。
【0024】従って、後クランプ装置40はエアシリンダ
45の作動により昇降枠46と共に弾性体47が昇降動し、そ
の上昇時に弾性体47がフイルムaを押上げ当板42の凹嵌
部48に嵌まり合いフイルムaの後辺を挟持部47a と挟持
面48a とで挟持するが、弾性体47がフイルムaを押上げ
凹嵌部48内に入る際に、該フイルムaに張力が発生して
前記弾性体47が凹嵌部48の側壁に弾圧着して後クランプ
装置40の挟持力が増強され、昇降枠46に押圧力をかける
エアシリンダ45を小容量、小型化できる。
【0025】なお、後クランプ装置40がフイルムaの後
辺を挟持した後に、該フイルムaの後方部を前述したカ
ッター17によって切断分離し、その際に、フイルムaに
は前記張力方向と逆向きの張力が作用するが、後当板42
の凹嵌部48がU形凹溝状であるので、弾性体47が凹嵌部
47の前記側壁と対向する反対の側壁に弾圧着することに
より後クランプ装置40の挟持力は同様に増強され、確実
に挟持することができる。そのため、カッター17がフイ
ルムaに確実に突き刺さり、フイルムの切断分離に支障
をきたすことはない。又、上記支持板43の上面には左右
クランプ装置50,52 の幅方向の移動をガイドする合成樹
脂製のレール49を設ける。
【0026】上記包装部Rのフイルム引出し方向側に
は、所定の間隔をおいて上下2本のガイド杆51,51aを前
記側板41a,41b に渡り前記架設、詳しくは前記包装部R
を挟んで後当板42及び支持板43に対向して上下に平行に
ガイド杆51,51aを架設し、その後当板42及び支持板43と
ガイド杆51,51aとの間に左右クランプ装置50,52 を配設
する。
【0027】右クランプ装置52は前記側板41b 側で前記
後当板42とガイド杆51とに渡り配置された右当板56と、
前記支持板43とガイド杆51a とに渡り配置せる支持板57
に取付けたクランプ機構58からなる。右当板56のガイド
杆51側前端に可動子53a を設けて該可動子53a をガイド
杆51に摺動自在に貫通せしめると共に、その後端にガイ
ド板53b を設けて該ガイド板53b を後当板42上に摺動自
在に載承し、ガイド杆51および後当板42に沿って移動可
能とする。支持板57もまたガイド杆51a 側前端に可動子
54a を設けて該可動子54a をガイド杆51a に摺動自在に
貫通せしめると共に、その後端にガイド板54b を設けて
該ガイド板54b を前記支持板43のレール49上に摺動自在
に載承し、ガイド杆51a およびレール49に沿って移動可
能とする。
【0028】左クランプ装置50は前記側板41a 側で前記
後当板42とガイド杆51とに渡り配置された左当板53と、
前記支持板43とガイド杆51a とに渡り配置せる支持板54
に取付けたクランプ機構55からなり、その支持構造は前
記右クランプ装置52と同一であるので説明の便宜上、可
動子53a,54a 及びガイド板53b,54b については同一の符
号を図示し説明を省略する。
【0029】上記右クランプ装置52は、その可動子53a
をリンク63a を介してアーム63に連結するとともに、こ
の可動子53a の下側に配置された可動子54a をリンク64
a を介してアーム64に連結し、両アーム63,64 の各端を
モータ61により歯車機構65を介して駆動される回動軸66
の上下端に連結し、該回動軸66の回転によってアーム64
及びリンク64a を介し右クランプ装置52が幅方向へ移動
するようにする又、左クランプ装置50も、その可動子53
a をリンク59a を介してアーム59に連結するとともに、
この可動子53a の下側に配置された可動子54a をリンク
60a を介してアーム60に連結し、両アーム59,60 の各端
をモータ61により駆動される回動軸62の上下端に連結
し、該回動軸62の回転によってアーム59,60 およびリン
ク59a,60a を介し左クランプ装置50が幅方向へ移動する
ようにする。上記両回動軸62,66 は前記歯車機構65の介
在によって逆向きに同時回転し、それにより両クランプ
装置50,52 は反対方向へ移動、すなわち両者が接近又は
拡開する開閉動作をする。
【0030】上記左右クランプ装置50,52 の開閉動作
は,包装される商品幅に応じた幅のフイルムa又はbが
選択され,それに基づいて左右クランプ装置50,52 の移
動量が設定されるもので、その設定は回動軸62に取付け
たタイミング円板67及び検出器68によりなされる。
【0031】上記左右クランプ装置50,52のクランプ機
構55,58 は同一構成であるので、説明の重複を避けるた
め右クランプ装置52について説明する。
【0032】右クランプ装置52は、前記支持板57の略中
央位置にエアシリンダ70を配置するとともに、該エアシ
リンダ70のロッド70a に昇降枠71を連結して昇降動可能
とし、該昇降枠71は前記右当板56の下方に配置された所
定幅を有する部材で、左右両側の下面には前記支持板57
に摺動自在に貫通して案内されるガイド杆77を垂下せし
める。
【0033】上記昇降枠71の上面には長手方向へ延びる
長尺状の弾性体74を上向きに突設して一方のクランプで
ある可動クランプとし、又、右当板56には、その下面に
前記弾性体74に対向する逆U形凹溝状の凹嵌部78を形成
して他方のクランプである固定クランプを構成する(図
7A)。
【0034】従って、左右クランプ装置50,52はエアシ
リンダ70の作動により昇降枠71と共に弾性体74が昇降動
し、その上昇時に弾性体74がフイルムaを押上げ当板56
の凹嵌部78に嵌まり合ってフイルムaの側辺を弾性体74
の挟持部74a と凹嵌部78の挟持面78a とで挟持する(図
7B)。そしてフイルムaをプリストレッチさせるため
に、左右クランプ装置50,52 を外側方向へ移動拡開させ
たときに該フイルムaに張力が発生して前記弾性体74が
凹嵌部78の側壁に弾圧着して左右クランプ装置50,52の
挟持力が増強される。、昇降枠71に押圧力をかけるエア
シリンダ70を小容量、小型化できる。上記クランプ装置
はさらに、前記フイルムaに向けて商品がエレベータ機
構により突き上げられたとき、及び折込み機構によりフ
イルムaが商品底部に折込まれたときには、フイルムa
の張力がさらに増し、弾性体74が側壁に弾圧着して挟持
力を増大しフイルムを確実に挟持して包装仕上がりを向
上させる。そのため、トレイを使用した包装機のみなら
ず、トレイを使用しない所謂ノートレイ包装機にも適用
できる。
【0035】尚、本実施例は一対のクランプのうち一方
のクランプの弾性体を可動させ、他方のクランプの凹嵌
部を固定するようにしたが、これに限定されるものでは
なく、両方のクランプを可動させてもよい等、少なくと
も一方のクランプを可動させればよい。又、上記凹嵌部
の側壁は、実施例のように弾性体の側面と必ずしも平行
である必要はなく、傾斜面や曲面でも効果に影響を与え
ない。同様に、弾性体の断面側面形状は実施例のような
矩形に限定されず、台形や楕円形状でもよい。
【0036】
【効果】本考案によれば、可動クランプの弾性体がフイ
ルムを介して固定クランプの凹嵌部に嵌め合って、フイ
ルムを当初は比較的小さい力で挟持する場合でも、該フ
イルムに生じる張力の大きさに対応して前記弾性体がそ
の弾性変形により側壁に弾圧着して挟持力を増強させる
ので、クランプ自体の挟持力が十分に増強され、フイル
ム挟持力を補完するエアシリンダー、ソレノイドなど駆
動源の出力を小さくでき、該駆動源を小容量または小型
化して装置全体の小型化、低コスト化を図ることができ
る。
【0037】又、上記クランプ自体の挟持力はフイルム
の張力に応じて作用するので、ストレッチフイルムを包
装材とするストレッチ包装機においては、該フイルムの
挟持が確実に行われると共にフイルムが確実に伸展して
仕上がり良好な包装品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を説明する側面図であって(A)はクラ
ンプ前の状態、(B)はクランプ状態を示す。
【図2】本考案の具体的実施例を示す包装機のフイルム
供給部及びフイルム引出し部の側面図、
【図3】把持部材の詳細を示す一部切欠せる平面図、
【図4】図4(A)は図3のX−X線断面図、図4
(B)は図3の右側面図、
【図5】本考案の他の具体的実施例を示す包装機のフイ
ルムクランプ装置の平面図、
【図6】図5のY−Y線に沿う側面図、
【図7】図5のZ−Z線に沿う拡大断面図で、(A)は
クランプ前の状態、(B)はクランプ状態を示す。
【符号の説明】
1 固定クランプ 2 可動ク
ランプ 3 フイルム 4 駆動源 5 凹嵌部 5a 側壁 6 弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動可能な一対のクランプの閉じ動作
    によってフイルムを挟持せしめる包装用フイルムのクラ
    ンプ装置において、一方のクランプには比較的柔軟で傾
    動可能な弾性体を突設し、他方のクランプには閉動時に
    前記弾性体を受入れる凹嵌部を設けるとともに、弾性体
    の少なくとも一側面に側壁を形成し、挟持されるフイル
    ムの張力により前記弾性体がその弾性変形により側壁に
    弾圧着して挟持力を増強せしめることを特徴とする包装
    用フイルムのクランプ装置。
JP8563391U 1991-10-21 1991-10-21 包装用フイルムのクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0751446Y2 (ja)

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