JP2793121B2 - 折畳みケースの開口装置 - Google Patents

折畳みケースの開口装置

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JP2793121B2
JP2793121B2 JP6036020A JP3602094A JP2793121B2 JP 2793121 B2 JP2793121 B2 JP 2793121B2 JP 6036020 A JP6036020 A JP 6036020A JP 3602094 A JP3602094 A JP 3602094A JP 2793121 B2 JP2793121 B2 JP 2793121B2
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folding
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製函機、ケース詰め
機等の折畳み状態のケースが集積されたマガジンより取
出された折畳みケースを箱状に開口するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折畳みケースKは図15
に示すように、長さ面KL1,KL2と幅面KW1,KW2は折
曲げ線C1,C2,C3,C4 が付されて折畳み可能に略方形
状に設けられ(継ぎ代は省略した)、この各長さ面KL
1,KL2と幅面KW1,KW2の両縁部には折曲げ線S1,S2
を介してフラップKf1, Kf2が設けられて、図示のよ
うに例えば折曲げ線C2,C3 で折畳まれている。このよ
うに折畳まれた折畳みケースKを開口するためには、一
般的には例えば図16に示すように、折畳みケースKを
図示垂直状にして折曲げ線C3 を開口支点として幅面K
W2の所定の位置を吸着盤3により吸着点Q2 に吸着固定
し、所定の位置を揺動支点O1 とする揺動アーム1の先
端に吸着盤2を取付けて、この吸着盤2により長さ面K
L1の所定位置の吸着点Q1 を吸着して揺動アーム1を揺
動支点O1 を中心として同折畳みケースKを開口する
と、この吸着盤2による吸着点Q1は移動軌跡Y1 をた
どり、また、開口支点C3 を中心とする折畳みケースK
の吸着点Q1は移動軌跡Y2 をたどることから、吸着盤
2に変位量hを与える必要があり、これを解決するため
の装置として、例えば特開平5−96664号公報、特
開平2−296626号公報に開示された装置がある。
【0003】この特開平5−96664号公報に開示さ
れた装置5は図17に示すように、移動台6にエアシリ
ンダ7が配設され、このエアシリンダ7にブラケット8
を介して第1吸着盤9が配設されている。エアシリンダ
7の側方に臨む移動台6に、ロータリーアクチュエータ
10が配設され、該アクチュエータ10には水平に旋回
駆動される保持体11が取付けられ、この保持体11に
は上下対の旋回バー12が配設されている。また、この
旋回バー12には第2吸着盤14を水平方向へ首振り可
能に備えた可動体13が、旋回バー12に沿って摺動可
能に設けられ、この可動体13と保持体11の間には圧
縮ばね15が弾着されている。そして、第1吸着盤9の
前面に折畳みケースKが供給された際に、旋回バー12
を軸ピン11aを中心に旋回して第1吸着盤9と第2吸
着盤14とで折畳みケースKの対応の側面を吸着保持す
る。次いで、旋回バー12を逆転することにより、第2
吸着盤14の移動に伴って折畳みケースKは箱状に開函
するように構成されている。
【0004】また、特開平2−296626号公報に開
示された装置16は図18に示すように左右対をなす旋
回用フレーム17a,17bが同期旋回用ギヤ18a,
18bを介して角度90度位置の折畳みケースKを開拡
する位置と、対設する角度45度位置で折畳みケースK
を受け入れる位置とに回動可能に設けられ、このフレー
ム17a,17bにはそれぞれシリンダ19が配設さ
れ、同シリンダ19のロッド先端にはガイド板20が取
付けられるとともに、このガイド板20は複数のガイド
ロッド21を介して水平に保持されている。また、この
ガイド板20の所定の位置には複数のバキュームカップ
22が配設され、また、このガイド板20にはばねを介
してガイドサポート板23が所定の間隔で取付けられ、
このガイドサポート板23のバキュームカップ22と対
応する位置には図示はしないがカップ22を出没可能に
孔が貫設されている。また、一方の旋回用フレーム17
aの背面側の所定の位置には首振り部材24を介して旋
回用シリンダのロッド25が連結されている。また、同
期旋回用ギヤ18a,18bに近接した位置には折畳み
ケースKの位置決めストッパー26が配設されている。
このように設けられた装置16はその旋回用シリンダの
ロッド25が伸長作動されると旋回用フレーム17a,
17bはそれぞれ同期旋回用ギヤ18a,18bを回動
中心として対設する角度45度位置に回動される。この
対設したガイドサポート板23間に折畳みケースKが供
給され、同挿入端は位置決めストッパー26により位置
決めされる。次いでシリンダ19が伸長作動されてバキ
ュームカップ22がガイドサポート板23より突出され
て折畳みケースKを吸着し、次いで旋回用シリンダのロ
ッド25が短縮されることで他方の旋回用フレーム17
bは同期旋回用ギヤ18a,18bを介して角度45度
回動されて折畳みケースKは箱状に開函するように構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平5−96664号公報に開示された装置5において
は、例えば折畳みケースKの開口支点C3 に対する旋回
バー12の旋回支点となる軸ピン11aの変位分、第2
吸着盤14の位置を圧縮ばね15に抗して変位させる場
合において、折畳みケースKの強度が十分ある例えば段
ボールケース等には良好に開口することが可能となる
が、例えばボール紙等の素材からなる比較的強度の弱い
折畳みケースの場合には、第2吸着盤14の位置の変位
に伴い、折畳みケースが変形して良好な開口が行えない
問題が生ずる。また、特開平2−296626号公報に
開示された装置16においても、折畳みケースKの開口
支点、位置決めストッパー26と、旋回用フレーム17
a,17bの旋回支点、同期旋回用ギヤ18a,18b
中心は異なる位置に配設されていることから、バキュー
ムカップ22の移動軌跡と、折畳みケースKに対する吸
着点の移動軌跡は異なる軌跡をたどって開口されること
から、折畳みケースに無理な力が付加され、この装置1
6においても、強度の弱い折畳みケースの場合には折畳
みケースの変形、その他により良好な開函を行うことが
できない問題点がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので折畳みケースの強度に左右されることな
く、折畳みケースを確実に箱状に開函することのできる
折畳みケースの開口装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、折畳みケースの開口支点を挟む一方の
側面を吸着保持する定位置吸着手段と、他方の側面を吸
着保持する可動吸着手段と、前記可動吸着手段が設けら
れる可動手段と、前記折畳みケースの開口支点を中心と
し、前記可動吸着手段による前記折畳みケースの吸着点
と前記折畳みケースの開口支点との間の寸法を半径とす
る軌跡に沿って前記可動吸着手段が移動するように前記
可動部材を案内する案内手段とを備える折畳みケースの
開口装置である。
【0008】
【作用】上記構成としたので、折畳みケースに対する可
動吸着手段の吸着点はケースの開口過程でケース開口中
心から変位することがない。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1はケース箱詰め機30の駆動部32と
その上部側に配設された折畳みケースKの開函部140 と
搬送部120 の側面図を示すもので、このケース箱詰め機
30は機枠31の下段部31aに配設される駆動部32
とその上段部31b側には折畳みケースKの開函部140
が配設され、この開函部140 には開口したケースKA を
搬送する搬送部120が連設され、さらに、この開函部140
の上部側には折畳みケースKの供給部51が配設され
ている。
【0010】この機枠31の下段部31aの駆動部32
には図2ないし図4に示すようにブレーキ付きモータ3
3と同モータ33には減速機34が連結されてこの減速
機34の一方の出力軸35には供給部51の吸着枠96
を作動する供給用作動カム36が取付けられ、また、他
方の出力軸37には開口・搬送用作動カム38が取付け
られている。この供給用作動カム36の一方の面には図
示はしないが所定形状のカム溝が凹設され、同カム溝に
は同カム36に近接して取付けられた軸受部材39を介
してベルクランク40が枢着されて、同ベルクランク4
0の一方のアーム40aはカム溝を転動するローラを介
して連繋され、他方のアーム40bは供給用連結ロッド
41を介して折畳みケースKの供給部51の吸着作動ア
ーム100に連繋されている。
【0011】また、開口・搬送用作動カム38の一方の
面38aには開函部140 の揺動アーム155 を揺動作動す
るための後述するカム溝160 が形成され、このカム溝16
0 には同カム38に近接して配設された軸受部材42に
枢着された開口用ベルクランク43の短片アーム43a
が同カム溝160 を転動されるローラを介して連繋され、
長片アーム43bの上端には開函部140 の可動部材153
に連繋する開口連結ロッド44の一端が枢着されてい
る。また、同カム38の他方の面38bの面の所定の半
径線上には軸ピン38cが取付けられ、この軸ピン38
cは下段部31aの左右の枠の図示左側に軸受45を介
して回動可能に支承された支軸46に取付けられたレバ
ー部材47に駆動ロッド48を介して連結され、同レバ
ー部材47はカム38の回転により駆動ロッド48を介
して所定の揺動角が与えられる。また、この支軸46の
左右の端部寄りにはレバー部材47に対し所定の取付角
度で所定の長さの作動レバー49が対応して取付けら
れ、同作動レバー49の上端側は搬送用連結ロッド50
を介して搬送部120 の移動架台121 に連繋されている。
【0012】次に、上記駆動部32の作動により集積し
た折畳みケースKを吸着して開函部140 へ供給する供給
部51について説明する。この供給部51は図5に示す
ように下段部31aの前部側に立設される前部機枠31
cの上部側に形成されるもので、この機枠31cの左右
には側板51a,51bが立設され、この左右の側板5
1a,51bは上下の連結杆52と前後の下部連結軸5
3a,53bにより連結保持されるとともに、この後部
側の下部連結軸53b側は開函部140 の上方に臨まれて
いる。このように立設された側板51a,51b間には
折畳みケースKを集積するための左右対をなすガイド板
54がその間隔を調整可能に取付けられている。このガ
イド板54は水平板部55とこの水平板部55の前部側
より所定の角度で上斜状にガイド保持部56が一体に形
成され、このガイド板54の水平板部55の前後の下部
連結軸53a,53bと対応する所定の位置には図8に
示すように同下部連結軸53a,53bに外嵌して移動
可能に案内軸受57が取付けられている。また、この下
部連結軸53a,53bに近接した左右の側板51a,
51bには軸受58を介して調整ねじ杆59が内方に向
けて回転可能に取付けられ、側板51a側の調整ねじ杆
59は長く形成されるとともに、この調整ねじ杆59と
対応する左右のガイド板54の水平板部55には同ねじ
杆59と螺合するねじ部材60が取付けられている。ま
た、この前後に対応する調整ねじ杆59にはそれぞれ鎖
車61がキー着されてチェーン62が掛合されるととも
に、この前後の調整ねじ杆59のいずれか一方にハンド
ルが取付けられ、同ハンドルを回すことで左右のガイド
板54は下部連結軸53a,53bに沿って折畳みケー
スKの幅に応じて調整可能に設けられている。
【0013】また、この左右のガイド板54のガイド保
持部56にはそれぞれガイドプレート63が取付けられ
るとともに、このガイドプレート63の傾斜端側にはス
テー63aを介して集積された折畳みケースKを取出し
可能に堰止するローラ部材64が取付けられている。ま
た、この左右のガイド板54の内側にはガイド保持部5
6の傾斜に沿って所定の長さのローラ軸65が軸受66
a,66bを介して回転可能に支承され、このローラ軸
65の傾斜下端には小径の従動溝プーリー67が取付け
られ、この従動溝プーリー67は機枠31cに設けられ
たローラ軸駆動部70に連繋されている。
【0014】このローラ軸駆動部70は図5および図6
に示すように機枠31cの左右に軸受71を介して駆動
軸72が回転可能に支承され、この駆動軸72の側板5
1b側の端部には従動鎖車73がキー着されている。ま
た、この駆動軸72の下部には駆動モータ74が配設さ
れ、同駆動モータ74の回転軸74aには従動鎖車73
と対応して駆動鎖車75がキー着されて両鎖車73,7
5間にはチェーン76が掛装されている。また、駆動軸
72の左右には主動溝プーリー77がキーを介してスラ
イド可能に設けられ、この図6に示す側板51b側の従
動溝プーリ67と主動溝プーリ77には図示のように丸
ベルト78が掛装されて従動溝プーリ67を矢印内側方
向へ回転するように掛合し、反対側の従動溝プーリ67
と主動溝プーリ77には図示とは反対の対称に丸ベルト
78が掛合されて、この従動溝プーリ67に連結された
左右のローラ軸65を内側向きに回転するように設けら
れている。また、左右のガイド板54の所定の位置には
駆動軸72に所定の間隔を有して垂下されるアーム79
が設けられ、このアーム79の下端には主動溝プーリ7
7の外周に凹設された溝部に嵌込み可能な二股状のフォ
ーク80が取付けられて、左右の主動溝プーリ77は左
右のガイド板54と一体状に駆動軸72に沿ってスライ
ドするように設けられている。
【0015】また、この左右のガイド板54には図5に
示すように開函部140 に臨む所定の位置に対応して折り
畳みケースKを開函部140 側の所定の位置に垂直状に落
し込み案内保持する落し込みガイド部材81が取付けら
れている。この落し込みガイド部材81は短冊状の取付
片82に所定の長さで水平板部55より下方へ延出され
る前縁83が所定の張出し幅で形成され、また、この取
付片82の下部側には水平板部55の下縁より前縁83
側に所定の角度で傾斜し、その端部より前縁83と平行
に垂下して下端部には機枠31の上段部31bのケース
ガイドレール116 に近接する後縁84が形成されて、こ
の後縁84の上部側には落し口溝85とガイド溝86が
形成され、この後縁84はケースガイドレール116 とに
より後述の開函部140 の開口装置141 による折り畳みケ
ースKの開口支点Pの受け部を構成している。なお、こ
の前縁83は後縁84より張出し幅が短く形成されてい
る。
【0016】また、左右の側板51a,51bの内側面
にはその傾斜縁51cに沿って図示ねじ杆87が支持枠
88を介して回動可能に取付けられるとともに、同ねじ
杆87の上端部は側板51a,51b間に回動可能に支
承された軸89の両端に取付けられた傘歯車90と噛合
う傘歯車91が取付けられ、この左右のねじ杆87間に
は角形状軸92の両端部が螺合されて同角形状軸92は
軸89を回動することにより上下に移動可能に設けら
れ、この角形状軸92には所定の間隔で折畳みケースK
の押え部材93がスライド位置調整可能に設けられると
ともに、この押え部材93の落しガイド部材81側には
ガイドプレート63のステー63aに取付けたローラ部
材64と同種のローラ部材64が取付けられて折畳みケ
ースKを堰止するように設けられている。
【0017】また、この左右の側板51a,51b間の
軸89に近接し、かつ落し込みガイド部材81の上方の
所定の位置には回動可能に吸着枠96の支持軸95が回
動可能に支承され、この支持軸95の所定の範囲は断面
角形状の角軸部が形成され、この角軸部の中央部には吸
着枠96が垂下状に形成されている。この吸着枠96は
所定の間隔で左右の縦枠97が位置調整可能に垂設さ
れ、この縦枠97間の上下には縦枠97に沿って位置調
整可能に左右に真空源に連繋された吸着盤99を取付け
た取付部材98が取付けられて吸着枠96が取付けられ
ている。また、この支持軸95の側板51a側の端部に
は図7に示すようにこの縦枠97と直角状に所定の長さ
の吸着作動アーム100 が取付けられ、この吸着作動アー
ム100 の端部には駆動部32の供給用作動カム36にベ
ルクランク40に連繋された供給用連結ロッド41の端
部が枢着連繋されている。このように設けられた吸着枠
96は供給用作動カム36の回転によりガイド板54間
に集積された前部に回動されて折畳みケースKを吸着す
る傾斜位置と、落し込みガイド部材81の落し口溝85
に臨んで折畳みケースKを落し込み供給する垂直位置に
揺動可能に設けられている。
【0018】次に、機枠31の上段部31bに配設され
る開函部140 と搬送部120 について説明する。この上段
部31bは図9および図10に示すように下段部31a
の前後に立設された前部機枠31cと後部31dとの間
に形成されるもので、この前後の機枠31c,31dの
対応する桁材101a,101b に沿って水平状にレール部材10
2 が取付けられ、このレール部材102 の右側(図10紙面
上側)には固定支持部材103 が横架され、また、左側に
はレール部材102 に沿って移動可能に可動支持部材104
が設けられている。この可動支持部材104 の両端にはロ
ーラプレート105 が取付けられ、同ローラプレート105
にはレール部材102 の上下面を転動する4個のローラ10
6 が取付けられている。また、前後の機枠31c,31
dの左右枠間の桁材101a,101b とほぼ対応する所定の位
置には調整ねじ杆107,108 が軸受109 を介して回転可能
に支承され、可動支持部材104 の前後には調整ねじ杆10
7,108 のねじ部と螺合する案内軸受110 が取付けられて
いる。また、調整ねじ杆107,108 のねじ部側の軸部には
鎖車111,112 がキー着され、両鎖車111,112 間にはチェ
ーン113 が掛装されて、調整ねじ杆107 に取付けたハン
ドル114 を回すことで可動支持部材104 は固定支持部材
103 との間隔を調整可能に設けられている。
【0019】また、この固定支持部材103 と可動支持部
材104 には略かぎ形状の支持ブラケット115a,115b を介
して左右対をなすケースガイドレール116 が所定の間隔
の内方側の所定の高さ位置に平行に支持されており、同
ケースガイドレール116 の前端は折畳みケースKの落し
込みガイド部材81の位置より前方へ延出され、後端は
後部機枠31dの端部に延出されている。また、固定支
持部材103 と可動支持部材104 の対向面には同部材103,
104 の上下面より突出するプレート状のレール部材117
が所定の範囲にわたり取付けられて搬送部120 が形成さ
れている。
【0020】この搬送部120 は図10に示すように移動
架台121 を主体とするもので、この移動架台121 は左右
のローラ台車122,123 とからなり、同台車122,123 は可
動支持部材104 とケースガイドレール116 および固定支
持部材103 とケースガイドレール116 との間を図示左右
に往復動されるもので、左右対称形状に形成されている
のでローラ台車122 側について説明すると、この台車12
2 を構成する側板124は図9に示すように所定の長さの
略等辺台形状に形成され、その上部の長辺側の前後には
凸状部125a,125b が形成され、この側板の一方の面には
レール部材117の上下縁を転動する複数のローラ126
(4個の場合を例示した)が枢着され、また、反対側の
前部の凸状部125aには作動こま128 と立上り片129 とに
より略かぎ形状に形成されて、開口したケースKA を押
送するアタッチメント127 が枢着され、また、後部の凸
状部125bにも同様にアタッチメント127 が枢着され、こ
の前後のアタッチメント127 は図示はしないが相互に連
繋されて、前部の凸状部125aに取付けられたアタッチメ
ント127 の作動こま128 には側板124 の所定の位置に取
付けられた作動シリンダ130 のピストンロッド131 が連
繋されて、同ピストンロッド131 が伸長された状態で前
後のアタッチメント127 の立上り片129 はケースガイド
レール116 の上面より垂直状に起立され、同ピストンロ
ッド131 が短縮作動されると作動こま128 は下方へ傾動
されて立上り片129 の上端はケースガイドレール116 の
上面より下方へ没入するように設けられている。なお、
この左右のローラ台車122,123 に設けられた作動シリン
ダ130 は同調作動するように設定されている。このよう
に設けられた左右のローラ台車122,123 は連結軸132 に
より連結されるもので、同連結軸132 はローラ台車122,
123 の側板124 に取付けられた案内軸受133 に挿通され
て同ローラ台車122 は可動支持部材104 およびケースガ
イドレール116 と一体状に移動可能に設けられ、この連
結軸132 の両端には図1および図3に示す駆動部32の
支軸46の左右に取付けられた作動レバー49の上端に
一端を枢着した搬送用連結ロッド50の他端が枢着され
て、同作動レバー49の揺動により前部アタッチメント
127 は開函部140 で開口されたケースKA の押送位置と
図示実線位置とに往復動可能に設けられている。
【0021】次に、上記搬送部120 の前部に配設される
開函部140 について図9、図11および図13にしたが
って説明すると、この開函部140 は開口装置141 を主体
とするもので、この開口装置141 は定位置吸着機構142
と可動吸着機構150 とより構成され、上記供給部51の
落し込みガイド部材81を基準として配設されている。
この供給部51の折畳みケースKを垂直状に開函部140
側に落し込みガイドする左右のガイド部材81の後縁8
4は左右のケースガイドレール116 の前部の所定の位置
に近接状に垂下されており、この左右の落し込みガイド
部材81のほぼ中央部の前部機枠31c側に定位置吸着
機構142 が配設されている。この定位置吸着機構142 は
作動シリンダ143 とこのピストンロッドに取付けられて
垂下される支持部材144 とこの支持部材144 に水平状に
取付けられて左右に真空源に接続された蛇腹部147bと吸
着面147aとが連通形成された吸着盤146 を取付ける取付
けブラケット145 とより構成され、その前面側には落し
込みガイド部材81の後縁84と同位に保持プレート14
8 が設けられるとともに、同保持プレート148 には吸着
盤146 を出没可能にカップ孔149 が貫設されている。な
お、この吸着盤146は上下の左右に4個設ける構成であ
ってもよく、また、この吸着盤146 の蛇腹部147bは複数
段(本例では吸着面147aと蛇腹部147bとを2段状に例示
した)設けられ、同吸着盤146 は真空引きされると吸着
面147aと蛇腹部147bは真空負圧により弾性収縮して折畳
みケースKを吸着するように設けられている。このよう
に設けられた定位置吸着機構142 は落し込みガイド部材
81間に折畳みケースKが落し込まれると作動シリンダ
143 が伸長作動され、これにより吸着盤146 は折畳みケ
ースKの例えば一方の幅面KW2の所定の位置を吸着する
ように設けられ、この吸着状態で同折畳みケースKは保
持プレート148 に添設状となり、この幅面KW2と長さ面
KL1の折曲げ線C3 が開口中心Pとなっている。
【0022】次に、可動吸着機構150 は右側のケースガ
イドレール116 の前端側に取付けられた取付けプレート
151 を介して取付けられるもので、カムレール152 とこ
のカムレール152 に沿って移動される可動部材153 とこ
の可動部材153 に取付けられる揺動アーム155 と吸着盤
157 とより構成されている。このカムレール152 は図1
1に示すように折畳みケースKを吸着開口するための吸
着盤157 による吸着点Q1 と開口中心Pとなる折曲げ線
C3 との寸法を半径とする円、すなわち吸着盤157 の軌
跡円Rの所定の範囲の長さに沿う円弧状の板状に形成さ
れて、開口中心Pを基準として取付けられている。ま
た、可動部材153 は基部153aと支持部153bとが板状に形
成され、この基部153aにはカムレール152 の内外縁を転
動する例えば4個の溝付きローラ154 が枢着されてい
る。また、支持部153bには図10に示すように平面略平
行四辺形状の揺動アーム155 が水平状に着脱可能に取付
けられて機枠31の中央部側に張出し状に設けられ、こ
の揺動アーム155 には図10に示す開口ケースKA の中
心に沿って吸着盤157 を取付ける長溝孔156 が貫設さ
れ、同長溝孔156 には真空源に連繋された吸着盤157 が
位置調整可能に取付けられるとともに、同吸着盤157 は
図11に示すように軌跡円R上となる位置に取付けられ
ている。このように設けられた可動吸着機構150 の可動
部材153 の基部153aの所定の位置には駆動部32の開口
・搬送用作動カム38のカム溝160 に連繋された開口用
ベルクランク43の長片アーム43bに一端を連結した
開口連結ロッド44が枢着連繋されて、吸着盤157 は開
口支点Pの水平方向の待機位置aと垂直方向の吸着位置
bとに往復揺動するように設けられている。なお、この
吸着盤157 は上記定位置吸着機構142 の吸着盤146 と同
様に複数段の蛇腹部158bと吸着面158a(本例では吸着面
157aと蛇腹部157bとを2段状に例示した)とが連通形成
されて真空引きされると吸着面158aと蛇腹部158bは真空
負圧により弾性収縮して折畳みケースKを吸着するよう
に設けられている。
【0023】この開口・搬送用作動カム38の一方の面
38aに形成されるカム溝160 は図12に示すように略
ハート形状に形成され、同カム溝160 は図示のように9
0度と210度の角度範囲で凹状溝161 が形成されると
ともに、この凹状溝161 の140度と150度の角度範
囲の凹状底部162 は直線状に形成されて吸着一時停止位
置を形成している。また、210度と90度の角度範囲
は待機位置aを示す。なお、この駆動部32の減速機3
4の上部には出力軸37の回転を取出して供給用ベルク
ランク40、開口用ベルクランク43および軸ピン38
cの作動位置を検出する位置センサー165 が設けられて
いる。
【0024】次に、上記のように構成されたケース箱詰
め機30による折畳みケースKへの物品を箱詰めする一
連の動作を説明する。先ず、供給部51のガイド板54
の傾斜状のガイド保持部56間のローラ軸65上に折畳
みケースKのフラップKf1,Kf2を左右にし、長さ面KL
1、幅面KW1を前側にして多数枚載置していく。この場
合この左右のローラ軸65は内側向きに回転されている
ので折畳みケースKの載置姿勢が矯正されて前部より整
然と起立整列することができ、最前部の折畳みケースK
は左右および上部のローラ部材64により堰止されてい
る。
【0025】この状態で供給用作動カム36のカム溝に
連繋された供給用連結ロッド41が下方へ引き下げら
れ、これに連繋された吸着枠96は支持軸95を中心と
して折畳みケースK側へ所定の角度回動されることで、
同吸着枠96に取付けられた吸着盤99は折畳みケース
Kに当接され、同ケースKを真空吸着する。そして供給
用連結ロッド41が上動作動されると吸着枠96は元の
方向へ回動され、この時、吸着された折畳みケースKは
堰止されたローラ部材64より容易に離脱され、同折畳
みケースKの左右のフラップKf1, Kf2は左右の落し込
みガイド部材81の前縁83に添設状に位置されるとと
もに、落し口溝85に臨まれている。この状態で吸着盤
99の真空吸着が解除され、折畳みケースKは左右のガ
イド溝86に案内されて開函部140 のケースガイドレー
ル116 上に落し込み供給される。この状態で折畳みケー
スKの左右のフラップKf1, Kf2の端部側は左右の落し
込みガイド部材81のガイド溝86に垂直状に保持され
ている。
【0026】この開函部140 に垂直状に保持された折畳
みケースKは同開函部140 の機枠31cに配設された定
位置吸着機構142 とケースガイドレール116 側に配設さ
れて可動吸着機構150 とからなる開口装置141 により開
口される。すなわち、可動吸着機構142 の可動部材153
の揺動アーム155 に取付けた吸着盤157 は開口・搬送用
作動カム38のカム面38aが図12に示す矢印方向へ
回転されて開口用ベルクランク43の短片アーム43a
のローラがカム溝160 の90度位置から140度の角度
範囲の凹状溝161 の溝部161aを転動することで可動部材
153 は開口連結ロッド44を介して軌跡円Rに沿って配
設されたカムレール152 に沿って案内され、この可動部
材153 に揺動アーム155 を介して待機位置aに保持され
た吸着盤157 は軌跡円Rに沿って回動され、140度位
置で吸着盤157 の吸着面158aは折畳みケースKの軌跡円
R上の長さ面KL1の吸着点Q1 に当接される。この吸着
盤157 のケースKへの当接とタイミングを合わせて定位
置吸着機構142 の作動シリンダ143 が伸長作動して取付
けブラケット145 に取付けられた吸着盤146 の吸着面14
7aが保持プレート148 のカップ孔149 を介して折畳みケ
ースKの幅面KW2の所定の吸着点Q2 に当接されて折畳
みケースKは両吸着盤146,157 により挾着されるととも
に、可動吸着機構150 側はカム溝160 の凹状溝161 の1
40度と150度角度範囲に形成された凹状底部162 を
ローラが転動する間、揺動アーム155は一時停止状態に
ある。
【0027】この折畳みケースKを両吸着盤146,157 に
より挾持した可動吸着機構150 側の一時停止状態で両吸
着盤146,157 に真空引きがなされると、図13に示すよ
うに両吸着盤146,157 の吸着面147a,158a および蛇腹部
147b,158b は真空負圧により弾性収縮されて図13(a)
の状態より図13(b) に示すように折畳みケースKの長
さ面KL1と幅面KW1側と幅面KW2と長さ面KL2側とはそ
れぞれ折曲げ線C1,C4 より屈曲されて僅かな空間sに
開口され、同空間sに空気が流入される。そして、定位
置吸着機構142 はケースKの幅面KW2の吸着点Q2 を吸
着した状態を維持し、可動吸着機構150 側は開口用ベル
クランク43のローラが凹状溝161 の150度と210
度の角度範囲の溝部161bの転動を開始すると、開口連結
ロッド44を介して可動部材153 はカムレール152 に沿
って元の待機位置方向へ後退されるとともに、揺動アー
ム155 も待機位置a方向へ回動され吸着盤157 は吸着状
態を維持して軌跡円Rに沿って待機位置aへ回動され
る。これにより折畳みケースKの長さ面KL1と幅面KW1
側は開口中心P(折曲げ線C3 )を中心として回動さ
れ、この回動過程で折曲げ線C1 より屈曲されるととも
に、この回動で折曲げ線C2 側が引っ張られて長さ面K
L2は折曲げ線C4 より屈曲されていき、ローラがカム溝
160 の210度位置に達すると吸着盤157 は待機位置a
に保持され、折畳みケースKは箱型のケースKA に開口
される。
【0028】このように開函部140 で開口されたケース
KA には図14に示すように例えばこの左開口側に図示
はしないがシリンダ等の作動手段により同左開口側を閉
止状にストッパーが挿入されるとともに、右開口側には
物品Wの供給部が配設されて物品Wはプッシャー手段等
によりケースKA 内に挿入される。この物品Wの詰込み
が完了すると吸着盤146,157 の真空吸着が解除されると
ともに、定位置吸着機構142 の作動シリンダ143 が短縮
作動される。この物品Wの挿入にタイミングを合わせて
搬送部120 の移動架台121 が移動される。
【0029】この移動架台121 は駆動部32の作動レバ
ー49の揺動により前後進されるもので、この開函部14
0 側への移動時には左右の作動シリンダ130 は短縮作動
されて各アタッチメント127 は下方に回動されてその立
上り片129 上端はケースガイドレール116 の上面より下
方へ位置された状態で移動され、開函部140 側への前進
端で作動シリンダ130 が伸長作動されることで前部のア
タッチメント127 は開函部140 の物品Wを詰込んだケー
スKA を掬い上げ状にして立上り片129 は係合され、作
動レバー49の揺動によりケースKA は立上り片129 に
より後押しされてケースガイドレール116 に沿って下流
側へ移動される。この下流側への移動過程で図示はしな
いがケースガイドレール116 の両側には各フラップKf
1, Kf2の折畳み手段が配設され、図14に示すように
先ず前後の幅面KW1, KW2側のフラップKf2が折込ま
れ、次いで上下の長さ面KL1, KL2側のフラップKf1が
折込まれるとともに、ホットメルトあるいはテープ貼り
等の貼着手段により折込まれたフラップKf1, Kf2が貼
付けられて箱詰め包装が完了される。なお、後部側に位
置したアタッチメント127 は先出しされたケースKA を
押送する。以下、上記各部の連繋動作により折畳みケー
スKの供給、折畳みケースKの開口、開口ケースKA へ
の物品Wの詰込み、ケースKA の搬送、搬送過程でのフ
ラップKf1, Kf2の折込み、貼着がなされて順次箱詰め
包装がなされる。
【0030】本例ケース詰め機30は上記のように構成
したもので、とくに開函部140 においては垂直状に保持
した折畳みケースKを箱状に開口するために定位置吸着
機構142 と可動吸着機構150 とからなる開口装置141 を
配設し、この両吸着機構142,150 にはそれぞれ複数段の
蛇腹部147b,158b を有する吸着盤146,157 を設けて、吸
着盤157 の吸着面158aは折畳みケースKの軌跡円R上の
長さ面KL1の吸着点Q1 に当接し、吸着盤146 は折畳み
ケースKの幅面KW2の所定の吸着点Q2 に当接されて折
畳みケースKは両吸着盤146,157 により挾着されるとと
もに、この吸着盤157 を作動する凹状溝161 に、この挾
着時に一時停止させる凹状底部162 を設けて、この折畳
みケースKを両吸着盤146,157 により挾持した状態で真
空引きがなされると、両吸着盤146,157 の吸着面147a,1
58a および蛇腹部147b,158b は真空負圧により弾性収縮
されて折畳みケースKの長さ面KL1と幅面KW1側と幅面
KW2と長さ面KK2側とはそれぞれ折曲げ線C1,C4 より
屈曲されて僅かな空間sに開口され、同空間sに空気が
流入される。したがって、従来、蛇腹部のない吸着パッ
ドにより折畳みケースKの左右を吸着して一気に開口し
ようとすると、折畳みケースKの長さ面KL1と幅面KW1
側と幅面KW2と長さ面KK2側との内面間が真空状態とな
って確実に箱型に開口できないという問題があり、この
ため折畳みケースKの両側より吸着パッドで吸着保持す
るとともに、この吸着パッドを徐々に移動させることで
真空状態を抑止したり、また、吸着パッドを一端僅かに
移動するという格別の作動手段を設ける必要があるが、
上記のように複数段の蛇腹部147b,158b を有する吸着盤
146,157 を採用するという簡単な構成で真空状態を抑止
して確実に開口することができる。
【0031】とくに、本例開口装置141 においては折畳
みケースKの一方の幅面KW2と長さ面KK2側を固体吸着
機構142 の吸着盤146 で吸着点Q2 を吸着し、また、可
動吸着機構150 の吸着盤157 は折畳みケースKの開口支
点Pとなる折曲げ線C3 から他方の長さ面KL1と幅面K
W1側の所定の吸着点Q1 との間の寸法を半径とする軌跡
円Rに沿う円弧状のカムレール152 を配設し、このカム
レール152 の沿って移動される可動部材153 に揺動アー
ム155 を介して吸着盤157 を軌跡円Rに沿って移動可能
に設けたものであるから、この可動吸着機構153 の吸着
盤157 による折畳みケースKに対する吸着点Q1 は開口
に際し変位することがないので、従来のように吸着点の
変位に対処する格別の手段を設ける必要がなく、極めて
簡単な構成により、吸着盤157 を開口支点Pを中心とす
る吸着点Q1 の軌跡円Rに沿う動きに設定でき、以て、
強度を有する段ボールの折畳みケースはもとより、比較
的強度の弱いボール紙等の折畳みケースにおいても、ケ
ースの強度に左右されることなく確実、かつ円滑に箱型
に開口することができる。
【0032】なお、上記実施例では定位置吸着機構142
の吸着盤146 は作動シリンダ143 により作動するように
例示したが、これに限定するものではなく、吸着点Q2
に近接した位置に吸着盤146 を固定状に設けてもよい。
また、可動吸着機構150 の可動部材153 をカムレール15
2 を介して案内するように例示したが、例えばカム溝で
あってもよい。また、この可動吸着機構150 の可動部材
153 を開口・搬送用作動カム38、開口用ベルクランク
43、開口連結ロッド44により駆動連繋するように例
示したが、これに限定するものではなく、例えばモータ
ー、作動シリンダ等により直接駆動制御する構成として
もよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたことにより、
吸着手段による折畳みケースに対する吸着点は開口に際
し変位することがないので、従来のように吸着点の変位
に対処する格別の手段を設ける必要がなく、極めて簡単
な構成により、吸着手段を開口支点を中心とする吸着点
の軌跡円に沿う動きに設定でき、以て、強度を有する段
ボールの折畳みケースはもとより、比較的強度の弱いボ
ール紙等の折畳みケースにおいても、ケースの強度に左
右されることなく確実、かつ円滑に箱型に開口すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケース詰め機の駆動部と上部に配設される開口
部と搬送部の側面図である。
【図2】駆動部の側面図である。
【図3】駆動部の平面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】供給部の断面図である。
【図6】ローラ軸の駆動部を示す図である。
【図7】吸着枠の支持軸と供給用連結ロッドを示す図で
ある。
【図8】供給部のガイド板の調整部の平面図である。
【図9】開函部と搬送部の側面図である。
【図10】開函部と搬送部の平面図である。
【図11】開口装置の動作説明図である。
【図12】開口用カム溝の正面図である。
【図13】(a)(b)(c) 吸着盤の作用説明図である。
【図14】折畳みケースの供給から包装までの説明図で
ある。
【図15】折畳みケースの斜視図である。
【図16】従来の折畳みケースの開口の説明図である。
【図17】従来の開口装置の図である。
【図18】従来の他の開口装置の図である。
【符号の説明】
141 開口装置 142 定位置吸着機構 146 吸着盤 150 可動吸着機構 152 カムレール 155 揺動アーム 157 吸着盤 K 折畳みケース P 折畳みケースの開口中心 Q2 吸着盤の吸着点 R 折畳みケースの開口中心と吸着盤の吸着点との寸法
を半径とする軌跡円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−96664(JP,A) 実開 平3−121826(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/76 B65B 43/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳みケースの開口支点を挟む一方の側
    面を吸着保持する定位置吸着手段と、他方の側面を吸着
    保持する可動吸着手段と、前記可動吸着手段が設けられ
    る可動手段と、前記折畳みケースの開口支点を中心と
    し、前記可動吸着手段による前記折畳みケースの吸着点
    と前記折畳みケースの開口支点との間の寸法を半径とす
    る軌跡に沿って前記可動吸着手段が移動するように前記
    可動手段を案内する案内手段とを備える折畳みケースの
    開口装置。
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