JP3066929U - ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ - Google Patents

ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ

Info

Publication number
JP3066929U
JP3066929U JP1999006519U JP651999U JP3066929U JP 3066929 U JP3066929 U JP 3066929U JP 1999006519 U JP1999006519 U JP 1999006519U JP 651999 U JP651999 U JP 651999U JP 3066929 U JP3066929 U JP 3066929U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
frame
conveyor
drive pulley
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999006519U
Other languages
English (en)
Inventor
啓三 向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP1999006519U priority Critical patent/JP3066929U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066929U publication Critical patent/JP3066929U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押さえローラとドライブプーリとで挟まれた
ベルトが摩擦駆動されるベルト表面駆動ベルトコンベヤ
で、テークアップ装置が必要がなく、並列、直交の乗継
ぎがスムーズにできるようにした小型ベルトコンベヤを
提供する。 【解決手段】 コンベヤフレーム12の前後端にヘッド
15及びテールプーリ16を介してコンベヤフレームの
上下面にわたりエンドレスベルト14を装着し、フレー
ム下部の所定位置に帰り側ベルト外面に接触するドライ
ブプーリ11を取外し自在に設けると共に、ドライブプ
ーリ11に対向して帰り側ベルト内面に摺接する一対の
押さえローラ36を設ける。装着ベルトの幅Wbはフレ
ーム幅Waとほぼ同じか、又はより広くする。押さえロ
ーラ36は、フレームのスライドベッド裏面長手方向に
突出形成された数個の溝部34に係合するブラケット3
2に支持される。ドライブプーリと押さえローラとの間
に挟まれた帰り側ベルトをドライブプーリ側から押さえ
ローラへ弾力的に押しつける板バネ28を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、押さえローラとドライブプーリとで挟まれたベルトがドライブプー リにより摩擦駆動されるベルト表面駆動ベルトコンベヤに関するもので、ベルト 幅はコンベヤフレーム幅と同じ、又は同フレーム幅より広くして、並列、直交の 乗継ぎがスムーズで安定した搬送ができるようにしたベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンドレスベルトの往き側をスライドベッド上に摺動させながら駆動する小型 ベルトコンベヤは、小物、ばら物等の搬送に多用されているが、従来はベルトを ドライブプーリ側に巻き付けてベルト張力を発生させる、という駆動方式をとっ ているため、ベルト伸びが大きくなると搬送トルクが著しく低下するので、テー クアップ装置を付設して張力をかけておく必要がある。 一方、食品や医薬品関連の製造機周辺のフィーダコンベヤとして使用するとき には、搬送面ならびにその周辺を常に清浄にしておかねばならず、搬送面等に汚 れが生じれば、随時あるいは定期的に清拭することが行われている。しかし、ベ ルト表面の清拭は問題ないとしても、ベルト裏面やプーリ周面の清掃、清拭には ベルトをフレーム及びプーリまたはローラから取り外さない限り完全に遂行する ことはできない。 この種のコンベヤは、スライドベッドに常時摺動しているためベルトの傷みが 甚だしく搬送ベルトを交換する必要がある。搬送ベルトを交換するときには、ロ ーラ付きのフレームを機台から取り外すか、先端ローラのような主要なローラを フレームから取り外さなければならない。このため、実公平5ー24652号公 報では、機台の一側にヒンジを設けてフレームを開閉自在に取付け、フレームを 閉じて通常の搬送を行い、上方に開いたときベルトを取り外すことができるよう にしたものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記実公例では、ベルトのドライブプーリへの巻付け張力で駆動する方式であ り、ベルト伸びが大きくなると搬送トルクが著しく低下するので、テークアップ 装置を付設してベルトに張力をかけておく必要があり、それだけベルト傷みを早 くして、頻繁にベルト交換作業を行なわねばならない。 さきに、本願人の出願にかかる特開平9−1000016号では、コンベヤフ レームの前後端にベルト受け部材を設け、コンベヤフレームの上面をベルトのス ライドベッドとし、前記ベルト受け部材を介してコンベヤフレームの上面から下 面にわたりエンドレス状ベルトを装着し、前記フレーム下部の所定位置に帰り側 ベルト外面に接触するドライブプーリを具えたベルトドライブユニットを取外し 自在に設けると共に、ドライブユニットの取付け位置に対応するフレーム下部に 設けられて帰り側ベルトの内面に接する少なくとも1つの押さえローラとからな り、押さえローラとドライブプーリとの間に挟まれたベルトを、ドライブローラ 側から押さえローラへ又は押さえローラ側からドライブプーリへ弾力的に押しつ ける押し付け手段を備えたベルト挟み込み式のベルト表面駆動ベルトコンベヤに かかるもので、スプロケット、チェーン及びテークアップなしのパーフェクト調 整レスのフリックタッチ式小型ベルトコンベヤも知られている。
【0004】 ベルトコンベヤ同士が直交している場合に、通常は、一方のコンベヤフレーム の側部を切り欠いて他方のコンベヤ尾部プーリを突き当てているが、乗継ぎ部の 加工が複雑となるばかりでなく、スムーズな乗継ぎが出来ないことがあり、切り 欠き加工後にはレイアウト変更に制限がある。 本考案は、押さえローラとドライブプーリとで挟まれたベルトがドライブプー リにより摩擦駆動されるベルト表面駆動ベルトコンベヤで、テークアップ装置が 必要がない小型ベルトコンベヤを提供することを目的とする。また、ベルト幅は コンベヤフレーム幅と同じ、又は同フレーム幅より広くして、並列、直交の乗継 ぎがスムーズで安定した搬送ができ、レイアウト変更に充分対応できるようにし た小型ベルトコンベヤを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案にかかるベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベ ルトコンベヤは、コンベヤ本体フレーム幅に対して装着ベルトの幅が本体フレー ム幅とほぼ同じか、またはフレーム幅より広くしたことを特徴とする。 また、コンベヤフレームの前後端にベルト受け部材を設け、コンベヤフレーム の上面をベルトのスライドベッドとし、前記ベルト受け部材を介してコンベヤフ レームの上面から下面にわたりエンドレス状ベルトを装着し、前記フレーム下部 の所定位置に帰り側ベルト外面に接触するドライブプーリを具えたベルトドライ ブユニットを取外し自在に設けると共に、ドライブプーリに対向して帰り側ベル ト内面に摺接する一対の押さえローラを設けてなるベルトコンベヤにおいて、装 着ベルトの幅Wbはフレーム幅Waとほぼ同じか、又はより広くし、前記押さえ ローラは、フレームのスライドベッド裏面長手方向に突出形成された溝部に係合 するブラケットに支持されており、前記ドライブプーリと押さえローラとの間に 挟まれた帰り側ベルトを、ドライブプーリ側から押さえローラ側へ、または押さ えローラ側からドライブプーリ側へ弾力的に押しつける押し付け手段を備えたこ とを特徴とする。
【0006】 上記の構成であるので、押さえローラとドライブプーリとで挟まれたベルトが ドライブプーリのベルト外側からの押付けにより摩擦駆動される。また、ドライ ブユニットとフレームとを締め付けていたビスを取り外してドライブユニットと フレームとを切り離す。この切り離しによりベルトをたるませフレームからベル トを取外して、ベルトの表裏面を清浄化し、フレーム及びドライブユニットの所 要箇所を清掃ないし保守点検する。組み立てて再度使用する。ドライブプーリは ラバースプリングにより押さえローラ側に圧接させていてベルト外側を摩擦駆動 し、テークアップ不必要となり、構造が簡単になる。 また、ベルト幅はフレーム幅と同じ、又はほぼ同じであるから、コンベヤ幅一 杯に搬送物を載せることができ、並列、直交のりつぎがスムーズである。フレー ム幅が小さい物でも90°直交させることができ無理のない安定した搬送ができ る。テークアップもスプロケットもチェーンもないパーフェクト調整レスで、メ ンテナンス性を改善している。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に図面に基づき本考案を具体的に説明する。 図1は本考案ベルトコンベヤの側面図、図2は図1の要部の拡大側面図、図3 は図2の縦断正面図である。図示例は、ドライブプーリと押さえローラとの間に 挟まれた帰り側ベルトを、ドライブプーリ側から押さえローラ側に、弾力的に押 しつける押し付け手段を備えたものを示し、押さえローラ側からドライブプーリ 側に押し付ける場合の図示を省略している。 図1のように、ドライブユニット10の上部にコンベヤフレーム12を取外し 自在に配置する。ドライブユニット10は、帰り側ベルトの外面に接するドライ ブプーリ11と、ドライブプーリ駆動用の減速機付きモータ30と、ドライブプ ーリ11を前記押さえローラ36、36側に押圧付勢させる押し付け手段(板バ ネ28)と、から構成されており、帰り側ベルトの内面に接する押さえローラ3 6、36と帰り側ベルトの外面に接するドライブプーリ11とでベルト14を挟 み、かつ挟まれたベルト14がドライブプーリのベルト外側からの押し付けによ って摩擦駆動されるようになっている(図2、3)。 フレーム12の前部にヘッドプーリ(またはヘッドベルト受け部材)15、後 部にテールプーリ(またはテールベルト受け部材)16をそれぞれ設け、両ベル ト受け部材間にエンドレスベルト14をかけわたす。装着ベルトの幅Wbは、フ レーム幅Waとほぼ同じ(図8)か、又はより広く(図3、7、9、11)して いる。 前記押さえローラブラケット32は、両側のフランジ部にタップピース35を 通し、スライドベッド裏面長手方向に突出形成された数個の溝部34に係合して 支持されている。スライドベッド13は、突出形成された溝部34を有している ため、フレーム12の長手方向の強度が補強されている(図3)。
【0008】 コンベヤを機台等に固定するときには、ドライブユニット10の下に本体受台 20を設け、ボルト21で締め付け固定する(図1)。本体受台20の代わりに 、図5〜9について後述するように、ドライブユニット10に脚ユニット40を 設けるか、或いはドライブユニット10から離れた位置のフレーム12に、数個 の脚ユニットを設けてもよい。フレーム端に固定されたヘッドプーリ15及びテ ールプーリ16は、フレーム内側に設けた切り欠き又は溝(図示省略)に着脱可 能に落とし込むようにした非回転の滑りガイドであるヘッドベルト受け部材及び テールベルト受け部材(図示省略)に代えてもよい。 なお、前記板バネ28は、その一辺をドライブユニット10の支持枠(ツナギ 材27)に固着し、他辺を自由端側にしてモータ30及びドライブプーリ11を 載置している。板バネ28は、ドライブユニットの支持枠(ツナギ材)27に固 着され、弾力により帰り側ベルトを挟んでドライブプーリ11を押さえローラ3 6、36側に押圧付勢しているが、板バネの形状は図示例に限定されず、また、 板バネを他の弾性部材に変更してもよい。
【0009】 フレーム12は、図3に示すように、両側に断面長方形のフレーム本体を対向 させ、その上辺間に、ベルト往き側裏面に摺接する薄板状のスライドベッド13 を一体に成形している。フレーム本体の外側面にT溝17、下面にT溝18を有 し、外側面のT溝17にタップピース37を通してライナブラケット38を取付 け、さらにライナブラケット38に複数組のキャッチクリップ22を設けてフレ ーム下部側にドライブユニット10を着脱自在に取付ける。 キャッチクリップ22のレバー(クリップバネ23)を受金具24に係合する ことにより、フレーム12にドライブユニット11を組付け、レバー(クリップ バネ23)を受金具24からはなすことでフレーム12とドライブユニット11 とを切り離すことができる(図4)。切り離すと、ベルト14はたるみフレーム 12から取り外すことができる。
【0010】 ベルト裏面はウレタン樹脂焼き付けなどによる摩擦面を形成させている。ベル ト走行中の蛇行を防止するためベルト裏面に凸条47を設け、ドライブプーリ1 1の周面中央に凸条47と係合する凹部48を設ける(図3)。なお、前記ヘッ ドプーリ(またはヘッドベルト受け部材)15、後部にテールプーリ(またはテ ールベルト受け部材)16、リターンローラ等にも、中央に凹溝を形成させるが 、ベルトの蛇行が小さい場合にはこれらの凹溝及び凸条はなくてもよい。
【0011】 図5は、コンベヤを2組の脚ユニット40、40で支持させた場合の側面図で ある。図6は脚取付部の拡大側面図、図7は同じく縦断正面図である。 図中、41は脚ブラケット、42はライナブラケット、43は脚ブラケットの 上辺部39にリタ−ンローラ、44はリタ−ンローラの軸受、45は脚ブラケッ トの脚取付部、46は取付角調節用のビスである。図示例は脚ブラケット41の 内側に、キャッチクリップ22を設け、脚ブラケット41の内側にリターンロー ラ43を取付けた場合を示したが、キャッチクリップ22を外面側に設けたり、 リターンローラ43の使用を省略したりすることができる。
【0012】 図8は脚取付部の変形例を示す縦断正面図で、Z形の一端をリップ状に立ち上 げた断面形状のライナブラケット42を用い、リップ状に立ち上げ辺部分42a aにビス46を通して脚ブラケット41を取外し自在に組み付けたものを示す。 図9は別の変形例を示す縦断正面図で、装着ベルト14の幅Wbとフレーム1 2の幅Waとをほぼ同じとし、ライナブラケットを省略して脚ブラケットの上辺 部39にリタ−ンローラ43を支持させたものである。
【0013】 上記コンベヤの動作について説明する。 押さえローラ36、36とドライブプーリ11とで挟まれたベルト14は、ド ライブプーリ11のベルト外側からの押し付けにより所定のトルクで摩擦駆動さ れるため、ベルト上の搬送物を図1の矢印の方向に搬送する。従来のように、ベ ルト14をドライブプーリ側に押し付けて駆動する方式ではベルト張力を出すた めテークアップ装置が必要であるが、ドライブプーリ11をベルト側に押しつけ ることによりテークアップ装置の付設を省略することができる。
【0014】 図2は駆動部の側面図を示すもので、板バネ28を用いてドライブプーリ11 を弾力的に支持したものである。ドライブユニット10の取付け部におけるフレ ーム12に押さえローラ36、36を設ける。押さえローラ36は、ドライブプ ーリ11の周面約90°またはそれ以下にわたってベルトが巻き付くように、ド ライブプーリ11の上部に配置されている。ドライブプーリ11をベルト側に押 しつけることによりテークアップ装置を省略することができる。 図示例の板バネ27は、ツナギ板27の下端にボルトで固着し、自由端側に減 速機付きモータ30を載置する。モータ30の出力軸にドライブプーリ11を固 着する。板バネの寸法形状は、板厚、幅、有効長さ、ヤング率、荷重に基づくた わみ応力の式によって決定される。 押さえローラ36、36とドライブプーリ11とで挟まれたベルト14は、ド ライブプーリ11のベルト外側からの押付けにより所定のトルクで摩擦駆動され るため、ベルト上の搬送物を図1の矢印の方向に搬送する。
【0015】 ドライブユニット10とフレーム12とを一体化していたキャッチクリップ2 2の係合を解除することで、図4のように、ドライブユニット10とフレーム1 2とを切り離すことができる。これにより、ドライブプーリ11と押さえローラ 36との間に作用していた付勢力は解除されるので、押さえローラ36に対して エンドレスベルト14がルーズになり、緩んだところで図4に示した如く容易に エンドレスベルト14を取外すことができる。必要によりヘッドプーリ15、テ ールプーリ16を取り外してベルトの表裏面を清浄化し、さらには、フレーム及 びドライブユニット10の所要箇所を清掃ないし保守点検する。 エンドレスベルト14の洗浄が終了し、再度取付の場合には取外しの操作と逆 の手順にて容易に取り付けることができる。このように、キャッチクリップを取 り外すという簡単な操作でエンドレスベルト14の装着、取外しをすることがで きるようになり、例えば食品等を搬送するベルトコンベヤで、定期的に洗浄が必 要な場合に極めて有用である。 なお、本実施態様では、キャッチクリップ又はビスを用いてドライブユニット をフレームに固定するようにしたが、キャッチクリップ22のみで十分な強度で 取り付けることができればビスを省略することができ、反対にビスのみの固定で 十分な強度を得ることができれば、キャッチクリップを省略することができる。
【0016】 図10は、本考案ベルトコンベヤを直交させた乗継ぎ部の平面図、図11は拡 大断面図である。図中、50は直交乗継部、51、52は互いに直交するコンベ ヤ、49は直交部に約45゜傾けてガイド(またはスクレーパ)である。 ベルト幅はコンベヤフレーム幅より広くしてあるので、直交の乗継ぎがスムー ズで安定した搬送ができる。従来、ベルトコンベヤ同士が直交している場合に、 通常は、一方のコンベヤフレームの側部を切り欠いて他方のコンベヤ尾部プーリ を突き当てているが、乗継ぎ部の加工が複雑となるばかりでなく、スムーズな乗 継ぎが出来ないことがあり、切り欠き加工後にはレイアウト変更に制限がある。 これに対し、本例では、フレームを切り欠くことなくコンベヤ尾部プーリが接近 でき、スムーズに乗り移りができる。
【0017】 図12は、並行乗継ぎ部53の平面図、図13は拡大断面図である。 並列するベルトコンベヤ54、55を隣接接近させた位置の搬送面に、両コン ベヤにまたがってガイド又はスクレーパ49を設けるとともに、隣接するベルト の下面に垂れ下がり防止用のベルト受け59を設けておくのみで、並列する一方 のコンベヤから他のベルトコンベヤに搬送物を確実に乗り移りさせることができ 、並行乗継ぎ部がコンパクトになる。 図14は、合流部56の平面図である。合流するコンベヤ57、58の合流部 にガイド(スクレーパ)49を設けておくことにより、一方のコンベヤから他の ベルトコンベヤに搬送物を確実に合流させることができる。
【0018】
【考案の効果】
上述のように本考案の請求項1によらば、押さえローラとドライブプーリとで 挟まれたベルトがドライブプーリにより摩擦駆動されるベルト表面駆動ベルトコ ンベヤで、テークアップ装置が必要がないをテークアップもスプロケットもチェ ーンもないパーフェクト調整レスで、メンテナンス性を改善することができる。 また、ベルト張力が少ないので、普通のベルトを用いることにより安価なベルト コンベヤを提供することができる。また、ベルト幅はコンベヤフレーム幅と同じ 、又は同フレーム幅より広くして、並列、直交の乗継ぎがスムーズで安定した搬 送ができるようにしたベルトコンベヤに関する。 さらに、並列するベルトコンベヤを隣接接近させた位置の搬送面に、両コンベ ヤにまたがってガイド又はスクレーパを設けておくのみで並列する一方のコンベ ヤから他のベルトコンベヤに搬送物を確実に乗り移りさせることができる。ベル トコンベヤ同士が直交している場合には、従来のようなコンベヤフレームを切り 欠かかずとも、コンベヤ尾部プーリが接近でき、コンベヤ前面が搬送できるので 、スムーズに乗り移りができ、並行乗継ぎ部がコンパクトになる。 請求項2によれば、フレームの下部にベルトのドライブユニットを取り外し自 在に設け、ドライブユニット内に、帰り側ベルトの外面に接するドライブプーリ を配置すると共に、ドライブユニット取付け位置のフレーム下部に、帰り側ベル トの内面に接する少なくとも1つの内側ローラを設け、押さえローラとドライブ プーリとで挟まれたベルトが、ベルト外側のドライブローラから押さえローラ側 へ、又はベルト内側の押さえローラ側からドライブプーリ側への押し付けにより 摩擦駆動するので、ベルトコンベヤのドライブユニットをより小形にすることが できる。 押さえローラは、フレームのスライドベッド裏面長手方向に突出形成された数 個の溝部に係合するブラケットに支持されているので、フレームの長手方向の強 度が補強される。また、コンベヤフレームとドライブユニットとを数個のビスま たはキャッチクリップによって取外し自在に組付けたため組付け分解が容易であ り、取外し後にフレームからベルトを離してベルト、フレーム及びドライブユニ ットの保守点検、清掃を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ベルトコンベヤの側面図である。
【図2】図1の要部の拡大側面図である。
【図3】図2の縦断正面図である。
【図4】フレームとドライブユニットとを切り離した状
態の側面図である。
【図5】本考案コンベヤのフレームを数個の脚で支持さ
せた場合の側面図である。
【図6】図5の脚取付部の拡大側面図である。
【図7】図5の縦断正面図である。
【図8】変形例を示す縦断正面図である。
【図9】図8の別の変形例を示す縦断正面図である。
【図10】本考案ベルトコンベヤを直交させた乗継ぎ部
の平面図である。
【図11】図10の拡大断面図である。
【図12】並行乗継ぎ部の平面図である。
【図13】図12の拡大断面図である。
【図14】合流部の平面図である。
【符号の説明】
10 ドライブユニット 11 ドライブプ
ーリ 12 コンベヤフレーム 13 スライドベ
ッド 14 ベルト 15 ヘッドプー
リ 16 テールプーリ 17、18 フレ
ームのT溝 19 タップピース 20 本体受台 21 ボルト 22 キャッチクリップ 23 クリップバ
ネ 24 受金具 25 モータブラ
ケット 26 側板 27 ツナギ材 28 板バネ 30 減速機付き
モータ 31 コントローラユニット 32 押さえロー
ラブラケット 34 押さえローラブラケット支持用溝部 35、37 タップピース 36 ベルト内側
の押さえローラ 38 ライナブラケット 39 40 脚 41 脚ブラケット 42 ライナブラ
ケット 43 リタ−ンローラ 44 軸受 45 脚取付部 46 ビス 47 ベルト裏面の凸条 48 凹部 49 ガイド(スクレーパ) 50 直交乗継ぎ
部 51、52、54、55、57、58 コンベヤ 53 並行乗継ぎ部 56 合流部 59 ベルト受け Wa フレーム幅 Wb ベルト幅

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤフレーム幅Waに対して装着ベ
    ルトの幅Wbがフレーム幅Waとほぼ同じか、またはフ
    レーム幅Waより広くしたことを特徴とするベルト挟み
    込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 コンベヤフレームの前後端にベルト受け
    部材を設け、コンベヤフレームの上面をベルトのスライ
    ドベッドとし、前記ベルト受け部材を介してコンベヤフ
    レームの上面から下面にわたりエンドレス状ベルトを装
    着し、前記フレーム下部の所定位置に帰り側ベルト外面
    に接触するドライブプーリを具えたベルトドライブユニ
    ットを取外し自在に設けると共に、ドライブプーリに対
    向して帰り側ベルト内面に摺接する一対の押さえローラ
    を設けてなるベルトコンベヤにおいて、 装着ベルトの幅Wbはフレーム幅Waとほぼ同じか、又
    はより広くし、 前記押さえローラは、フレームのスライドベッド裏面長
    手方向に突出形成された数個の溝部に係合するブラケッ
    トに支持されており、 前記ドライブプーリと押さえローラとの間に挟まれた帰
    り側ベルトを、ドライブプーリ側から押さえローラ側
    へ、または押さえローラ側からドライブプーリ側へ弾力
    的に押しつける押し付け手段を備えたことを特徴とする
    ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ。
JP1999006519U 1999-08-26 1999-08-26 ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ Expired - Lifetime JP3066929U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006519U JP3066929U (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006519U JP3066929U (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3066929U true JP3066929U (ja) 2000-03-07

Family

ID=43200476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999006519U Expired - Lifetime JP3066929U (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066929U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137483A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Maruyasu Kikai Co., Ltd. ベルトコンベヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137483A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Maruyasu Kikai Co., Ltd. ベルトコンベヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7762388B2 (en) Belt of a chain conveyor with innovative drive links
US7134544B1 (en) Conveyor belt system with take-up device
US8322519B2 (en) Belt conveyor
JP3188836B2 (ja) ベルトコンベヤの駆動装置
US5137144A (en) Conveyor system
US20110233031A1 (en) Belt drive conveyor with power tap off
US6105755A (en) Curved conveyor section
JP3066929U (ja) ベルト挟み込み式ベルト表面駆動ベルトコンベヤ
JP2008505036A5 (ja)
US6062376A (en) Zero back-pressure conveyor system
US6481567B2 (en) Conveyor system with intermediate drive and related method
US6273241B1 (en) Powered conveyor turn having improved repair features
US6308823B1 (en) Padded chain for a conveyor
JP3899232B2 (ja) ベルトコンベア
JP2010285227A (ja) ベルト張力調整装置
JP4274141B2 (ja) 転換設備
JP4581783B2 (ja) 転換設備
JP4179058B2 (ja) 搬送ベルト
JP4487601B2 (ja) 搬送コンベア
JP3545975B2 (ja) ベルトコンベア
JP4487839B2 (ja) 転換設備
JP2833303B2 (ja) ガイド装置付きカーブコンベヤ
JP7231173B2 (ja) 搬送コンベア
JP3887519B2 (ja) コンベヤ用部材の取付構造
JP2001097527A (ja) ベルトコンベヤの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term