JP2002086774A - サーマルヘッドの当接圧異常検査方法および検査装置 - Google Patents

サーマルヘッドの当接圧異常検査方法および検査装置

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JP2002086774A
JP2002086774A JP2000282813A JP2000282813A JP2002086774A JP 2002086774 A JP2002086774 A JP 2002086774A JP 2000282813 A JP2000282813 A JP 2000282813A JP 2000282813 A JP2000282813 A JP 2000282813A JP 2002086774 A JP2002086774 A JP 2002086774A
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thermal head
printing
temperature sensors
platen roller
contact pressure
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JP2000282813A
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Tomoyuki Kumabayashi
知之 熊林
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Sato Corp
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Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーマルヘッドが用紙に対して均一に当接して
いるか否かを簡単に検出する方法および装置を提供す
る。 【解決手段】サーマルヘッド12の背面におけるプラテ
ンローラ11の幅方向複数箇所に温度センサ14a,1
4bを配設し、該温度センサ14bに対応する印字素子
に等量のエネルギーを与えるとともに、サーマルヘッド
12とプラテンローラ11との間に、少なくとも前記印
字素子に対応する位置にテスト紙を通過させ、それによ
って得られた各温度センサ14a,14bの出力値を比
較し、該比較値に基づいてサーマルヘッド12が用紙1
7に対して均一に当接しているか否かを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
で使用されるサーマルヘッドの当接圧異常検査方法およ
び検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示したサーマルプリンタは、外部
給紙型プリンタで、例えば、つづら折りに畳まれた用紙
1を筐体2の用紙供給口3から内部に供給し、その用紙
1を用紙通路4に沿ってプラテンローラ5とサーマルヘ
ッド6等によって構成される印字部7に挿通させて用紙
1をセットする。
【0003】一方、サーマルプリンタでは、サーマルヘ
ッド6の印字面に、用紙1の幅方向に多数の印字素子
(発熱素子)が植設され、それらの印字素子のうち必要
な印字素子にエネルギーを印加して発熱させる。
【0004】そして、このサーマルプリンタでは、プラ
テンローラ5によって用紙1を移動させるとともに、サ
ーマルヘッド6の印字素子によって用紙に印字を施す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
サーマルプリンタでは、用紙の幅方向の各箇所において
サーマルヘッドの当接圧が不均一な場合には、当接圧が
高い部分の印字素子が他の部分の印字素子に比べてより
磨耗し、それによって断線する虞れがある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、サーマルヘッドが用紙に対して均一に当接して
いるか否かを簡単に検出する方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、本発明に係る請求項1のサーマルヘッドの
当接圧異常検査方法では、サーマルヘッドにおける印字
素子の配列方向に沿う複数箇所に温度センサを配設し、
該温度センサに対応する印字素子に等量のエネルギーを
与えるとともに、前記サーマルヘッドとプラテンローラ
との間に、少なくとも前記印字素子に対応する位置にテ
スト用紙を通過させ、このとき得られた各温度センサの
出力値を比較し、該比較値に基づいてサーマルヘッドが
用紙に対して均一に当接しているか否かを検査すること
を特徴としている。
【0008】即ち、本発明によれば、サーマルヘッドの
印字素子を均一に発熱させ、これにテスト用紙を接触さ
せて走行させた際の温度上昇を温度センサで検出するこ
とによって、サーマルヘッドが用紙に対して均一に当接
しているか否かを検査している。
【0009】本発明によれば、通常行なわれる印字動作
によって検査が行なえるので、装置が安価になり、長期
にわたって安定した検査を行なうことができる。
【0010】本発明に係る請求項2のサーマルヘッドの
当接圧異常検査装置では、複数の印字素子が配列された
サーマルヘッドと、前記印字素子の配列方向に沿って前
記サーマルヘッド上に設けられた複数の温度センサと、
前記サーマルヘッドに当接しつつ回転してテスト用紙を
搬送するプラテンローラとを具備し、さらに前記各温度
センサに対応する印字素子に等量のエネルギーを供給す
るエネルギー供給手段と、前記サーマルヘッドと前記プ
ラテンローラとの間に、少なくとも前記印字素子に対応
する位置に前記テスト用紙を通過させた時の前記各温度
センサの出力値を比較し、それらの出力値の差が設定値
以内にあるか否かを判断し、前記出力値の差が設定値を
超えた場合に警報信号を出力する比較手段と、該警報信
号によって警報を発する警報手段とを設けたことを特徴
としている。
【0011】本発明によれば、温度センサ、テスト用紙
を使用するだけなので、装置が安価に得られ、故障も少
なく長期にわたって安定した検査を行なうことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るサーマルヘッドの当接圧異常検査方法および検査装置
の好ましい実施の形態について詳説する。
【0013】図1はサーマルプリンタにおけるサーマル
ヘッドの当接圧異常検査装置を示し、図2はその装置の
検査手順を示している。
【0014】図1は、サーマルプリンタの印字部10を
示している。この印字部10はプラテンローラ11とサ
ーマルヘッド12によって構成されており、サーマルヘ
ッド12の印字面には用紙の幅方向に多数の印字素子
(発熱素子)12aが植設されている。
【0015】そして、このサーマルプリンタには、サー
マルヘッドの当接圧異常検査装置13が設置されてい
る。この装置13では、サーマルヘッド12における幅
方向適宜箇所に植設された印字素子12aの背面側に、
温度センサとして2つのサーミスタ14a,14bが配
設されており、それらのサーミスタ14a,14bは比
較器等の比較手段15に接続されている。この装置で
は、さらに比較段15がブザー,ランプ等の警報手段1
6に接続されている。
【0016】そして、このサーマルヘッドの当接圧異常
検査装置13では、図2に示したフローに従ってサーマ
ルヘッド12の当接圧異常が検出される。
【0017】先ず、テスト用紙17を印字部10にセッ
トした状態で検査装置13が作動される(ステップ2
1)。このテスト用紙17は、サーマル印字に適するよ
うに表面が滑らかで、ある程度の硬度と均一な厚みを備
えたものであれば感熱紙でも白紙でもよく、また紙に限
らず樹脂フィルムなどでもよい。要は、サーマルヘッド
12とプラテンローラ11が正常な位置関係であるとき
にサーマルヘッド12に均等に押圧されるものであれば
よい。
【0018】次に、エネルギー供給手段18から少なく
とも各サーミスタ14a,14bに対応する印字素子1
2aへ均等なエネルギーが印加される(ステップ2
2)。なお、同時にプラテンローラ駆動手段19によっ
て、プラテンローラ11も駆動され、テスト用紙17が
移動される。
【0019】そして、サーミスタ14a,14bからの
検出値Ta,Tbは、比較手段15で取得され(ステッ
プ23)、それらは比較手段15において比較され、そ
れらの差が設定値ΔTよりも大きいか否かが判断される
(ステップ24)。そして、検出値Ta,Tbの差が設
定値ΔTよりも大きい場合には、サーマルヘッド12へ
のエネルギー印加を停止(ステップ25)して警報手段
16を作動させる(ステップ26)。
【0020】また、検出値Ta,Tbの差が設定値ΔT
よりも小さい場合には、上記印字素子12aへのエネル
ギー印加およびプラテンローラ11の駆動が継続され
る。そして、例えばプリンタ停止ボタンを操作すること
によるテスト終了信号によって、各印字素子12aへの
エネルギーの印加、プラテンローラ11の駆動が終了さ
れ(ステップ27)、検査が終了する(ステップ2
8)。
【0021】なお、上記実施の形態において、設定値と
は、当接圧の不均一が許容できる範囲の値であり、印字
素子12aへの印加エネルギーの大きさ、サーミスタ1
4a,14b間の距離等を考慮して適宜に設定される。
【0022】また、図2に示したフローにおいて、印字
と表示しているのは、印字の場合と同様の動作を行なう
こと、即ち印字素子12aにエネルギーを印加するこ
と、プラテンローラ11を駆動させること等を意味して
いる。
【0023】また、テスト用紙17の表面にベタ印字や
テストチャートを印字してもよく、単に白紙を通過させ
るだけでもよい。要は、少なくともサーミスタ14a,
14bに対応する部分の印字素子12aに加えられるエ
ネルギーが均一であればよい。
【0024】また、上記実施の形態では、温度センサと
してサーミスタ14a,14bを採用しているが、サー
ミスタ14a,14bに替えて熱電対等の他の非接触型
の温度センサを採用することができる。
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明に係るサーマル
ヘッドの当接圧異常検査方法によれば、温度センサで温
度を検出することによって、印字動作とほぼ同じ手順で
サーマルヘッドが用紙に対して均一に当接しているか否
かを検査している。
【0026】即ち、この発明によれば、通常行なわれる
印字動作によって検査が行なえるので、装置が安価にな
り、長期にわたって安定した検査を行なうことができ
る。
【0027】また、本発明に係るサーマルヘッドの当接
圧異常検査装置によれば、温度センサ、テスト用紙を使
用するだけなので、装置が安価に得られ、故障も少なく
長期にわたって安定した検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルヘッドの当接圧異常検査
装置をサーマルプリンタに適用した状態を示した概念図
である。
【図2】図1のサーマルヘッドの当接圧異常検査装置の
検査手順を示したフローチャートである。
【図3】本発明に係るサーマルヘッドの当接圧異常検査
方法が適用されるサーマルプリンタを示した概念図であ
る。
【符号の説明】
10…印字部、11…プラテンローラ、12…サーマル
ヘッド、12a…印字素子、13…サーマルヘッドの当
接圧異常検査装置、14a,14b…温度センサ(サー
ミスタ)、15…比較手段、16…警報手段、17…テ
スト用紙、18…エネルギー供給手段、19…プラテン
ローラ駆動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドにおける印字素子の配列方
    向に沿う複数箇所に温度センサを配設し、該温度センサ
    に対応する印字素子に等量のエネルギーを与えるととも
    に、前記サーマルヘッドとプラテンローラとの間に、少
    なくとも前記印字素子に対応する位置にテスト用紙を通
    過させ、このとき得られた各温度センサの出力値を比較
    し、該比較値に基づいてサーマルヘッドが用紙に対して
    均一に当接しているか否かを検査することを特徴とする
    サーマルヘッドの当接圧異常検査方法。
  2. 【請求項2】複数の印字素子が配列されたサーマルヘッ
    ドと、前記印字素子の配列方向に沿って前記サーマルヘ
    ッド上に設けられた複数の温度センサと、前記サーマル
    ヘッドに当接しつつ回転してテスト用紙を搬送するプラ
    テンローラとを具備し、さらに前記各温度センサに対応
    する印字素子に等量のエネルギーを供給するエネルギー
    供給手段と、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラ
    との間に、少なくとも前記印字素子に対応する位置に前
    記テスト用紙を通過させた時の前記各温度センサの出力
    値を比較し、それらの出力値の差が設定値以内にあるか
    否かを判断し、前記出力値の差が設定値を超えた場合に
    警報信号を出力する比較手段と、該警報信号によって警
    報を発する警報手段とを設けたことを特徴とするサーマ
    ルヘッドの当接圧異常検出装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268832A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Dainippon Printing Co Ltd 感熱記録装置、蓄熱補正方法、及び印画物

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