JP2002085670A

JP2002085670A - パチンコ機

Info

Publication number: JP2002085670A
Application number: JP2000280448A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Miyashita; 将彦宮下
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2000-09-14
Filing date: 2000-09-14
Publication date: 2002-03-26

Abstract

(57)【要約】【課題】新たな駆動源を必要とせず、ランプから発生
する熱を、ランプ風車の回転を利用して効率よく拡散さ
せることのできるパチンコ機を提供する。【解決手段】遊技盤１に設けた開口部２内にランプ２
７を配設するとともに、遊技盤１の前面側に開口部２を
閉塞するように取り付けたベースを介して開口部２の前
方にランプ風車を回転可能に配設したパチンコ機におい
て、ランプ風車６１を、組み付けピン３４に回転可能に
支持されるスクリュー６２と、このスクリュー６２の周
方向の外縁を連結する円筒部６３とで構成し、ベース５
１に、開口部２に連通する透光・通風孔５４を設け、円
筒部６３の外周に、流下する遊技球が衝合する複数のリ
ブ６４を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、電飾用のラン
プ、およびこのランプで照明され、流下する遊技球の作
用によって回転するランプ風車を備えたパチンコ機に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来のパチンコ機におけるランプ
風車部分の正面図、図４は図３のＡ−Ａ線による部分断
面図、図５は図３のＢ−Ｂ線による部分断面図、図６は
図３〜図５に示した各部材を分解した分解斜視図であ
る。

【０００３】これらの図において、１は遊技盤を示し、
後述するランプ２７を配設する開口部２が貫通した状態
で設けられている。

【０００４】１１はベースを示し、遊技盤１の前面側に
開口部２を閉塞するように取付ねじ１９で取り付けられ
る平板部１２と、この平板部１２の後面の中心（上下左
右の中心）に連設され、後方へ延びる軸支部１５と、平
板部１２の後面の軸支部１５の上下に連設され、後方へ
延びるボス１７とで構成されている。上記した平板部１
２には、左右の端に取付孔１３が設けられるとともに、
この取付孔１３の内側に、２つのランプ２７に対応させ
た２つの透光孔１４が設けられている。そして、平板部
１２と軸支部１５とには、直線状に前後方向へ貫通した
軸支孔１６が設けられている。なお、軸支部１５とボス
１７とは、強度を確保するために連結されている。

【０００５】２１はランプ取付部材を示し、ボス１７に
取付ねじ２９で取り付けられる円環状をした平板部２２
と、この平板部２２の前面で透光孔１４に対応する部分
に設けられ、それぞれにランプ２７が装着されるランプ
装着部２５とで構成されている。上記した平板部２２に
は、上下左右の中心に、軸支部１５が貫通する貫通孔２
３が設けられるとともに、この貫通孔２３の上下のボス
１７に対応する部分にそれぞれ取付孔２４が設けられて
いる。

【０００６】３１は円筒状のランプ風車を示し、流下す
る遊技球の作用によって回転するものであり、中心に軸
方向へ貫通した取付孔３２が設けられ、この取付孔３２
から軸支部１５の軸支孔１６へ貫通させた軸となる組み
付けピン３４で回転可能に支持されている。そして、組
み付けピン３４は、後端に係合させたＥリングと称され
る抜け止めリング３５によって軸支部１５に取り付けら
れている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ランプ風車３１は流下する遊技球の作用によって単に回
転するだけなので、ランプ２７から発生する熱を拡散で
きず、開口部２内に熱が籠もる。このように、開口部２
内に熱が籠もると、開口部２の周囲に配設された装飾板
などが過熱されることになり、装飾板などに変形、変質
が発生する虞がある。

【０００８】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、新たな駆動源を必要とせ
ず、ランプから発生する熱を、ランプ風車の回転を利用
して効率よく拡散させることのできるパチンコ機を提供
するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明は、遊技盤に設
けた開口部内にランプを配設するとともに、遊技盤の前
面側に開口部を閉塞するように取り付けたベースを介し
て開口部の前方にランプ風車を回転可能に配設したパチ
ンコ機において、ランプ風車を、軸で回転可能に支持さ
れるスクリューと、このスクリューの周方向の外縁を連
結する円筒部とで構成したものである。そして、ベース
に、開口部に連通する通風孔を設けたり、さらに、円筒
部の外周に、流下する遊技球が衝合する複数のリブを設
けるのが望ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図１はこの発明の一実施形態である
パチンコ機におけるランプ風車部分の一部を破断した要
部の斜視図、図２は図１に示した各部材を分解した分解
斜視図であり、図３〜図６と同一または相当部分に同一
符号を付して説明を省略する。

【００１１】これらの図において、５１は合成樹脂製で
非透光性のベースを示し、遊技盤（１）の前面側に開口
部（２）を閉塞するように取付ねじ（１９）で取り付け
られる平板部５２と、この平板部５２の後面の中心（上
下左右の中心）に連設され、後方へ延びる軸支部５５
と、平板部５２の後面の軸支部５５の上下に連設され、
後方へ延びるボス５７とで構成されている。上記した平
板部５２には、左右の端に取付孔５３が設けられるとと
もに、この取付孔５３の内側に、透光孔と、通風孔とを
兼ね、２つのランプ（２７）に対応させた２つの透光・
通風孔５４が設けられている。そして、平板部５２と軸
支部５５とには、直線状に前後方向へ貫通した軸支孔５
６が設けられている。なお、透光・通風孔５３は、従来
例における透光孔（１４）よりも大きく形成され、光お
よび風を通し易くされている。また、軸支部５５とボス
５７とは強度を確保するために連結されている。

【００１２】６１は合成樹脂製のランプ風車を示し、ス
クリュー６２と、このスクリュー６２の周方向の外縁を
連結する円筒部６３と、この円筒部６３の外周に所定間
隔で円筒部６３の軸方向へ延びるように設けられ、流下
する遊技球が衝合する複数のリブ６４とで構成されてい
る。そして、このランプ風車６１は、軸としての組み付
けピン３４と、抜け止めリング３５とにより、従来例と
同様に、スクリュー６２がベース５１に回転可能に取り
付けられる。なお、図示を省略した部分は、従来例と同
様に、すなわち、ベース５１の後端部分にランプ取付部
材（２１）が取り付けられる。

【００１３】次に、動作について説明する。まず、パチ
ンコ機の電源を投入すると、ランプ（２７）に通電さ
れ、ランプ（２７）から熱が放出される。この状態で遊
技を開始すると、流下する遊技球が円筒部６３またはリ
ブ６４に衝合する。このように遊技球が円筒部６３また
はリブ６４に衝合し、例えばランプ風車６１が図１にお
ける時計方向へ回転すると、スクリュー６２の作用によ
り、遊技盤（１）の開口部（２）側からランプ風車６１
の前面側へ向かう空気の流れが発生し、また、ランプ風
車６１が図１における反時計方向へ回転すると、スクリ
ュー６２の作用により、ランプ風車６１の前面側から遊
技盤（１）の開口部（２）側へ向かう空気の流れが発生
する。

【００１４】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、流下する遊技球が円筒部６３またはリブ６４に
衝合することによって回転するランプ風車６１のスクリ
ュー６２の作用により、空気の流れが発生する。したが
って、新たな駆動源を必要とせず、ランプ（２７）から
発生する熱を効率よく拡散させることができるととも
に、開口部（２）内に熱が籠もらなくなることにより、
開口部（２）の周囲に配設した装飾板などを変形、変質
させる虞がなくなる。また、空気の流れを発生させるス
クリュー６２は円筒部６３で保護されているので、流下
する遊技球の衝撃によってスクリュー６２が破損しなく
なり、所期の機能を維持することができる。

【００１５】そして、ベース５１に透光・通風孔５４を
設けたので、さらに効率よくランプ（２７）から発生す
る熱を拡散させることができる。さらに、円筒部６３の
外周に複数のリブ６４を設けたので、流下する遊技球に
よって効率よくランプ風車６１を回転させ、ランプ（２
７）から発生する熱をより一層拡散させることができ
る。

【００１６】上記した実施形態では、ベース５１を非透
光性として透光・通風孔５４を設けた例を示したが、ベ
ース５１を透光性として透光・通風孔５４を設けなくと
も、スクリュー６２の作用によってベース５１へ空気が
吹き付けられたり、ベース５１に沿ってスクリュー６２
に吸い込まれる空気の流れが発生するので、同様な効果
を得ることができる。また、ランプ（２７）をベース５
１に取り付けて開口部（２）内に配設し、開口部（２）
の後面を開放した例を示したが、開口部（２）の後面を
閉塞するように遊技盤（１）に取り付けたランプ取付部
材を介して開口部（２）内にランプ（２７）を配設する
とともに、このランプ取付部材に開口部（２）に連通す
る通風孔を設けてもよい。

【００１７】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、流下
する遊技球が円筒部に衝合することによって回転するラ
ンプ風車のスクリューの作用により、空気の流れが発生
する。したがって、新たな駆動源を必要とせず、ランプ
から発生する熱を効率よく拡散させることができるとと
もに、開口部内に熱が籠もらなくなることにより、開口
部の周囲に配設した装飾板などを変形、変質させる虞が
なくなる。また、空気の流れを発生させるスクリューは
円筒部で保護されているので、流下する遊技球の衝撃に
よってスクリューが破損しなくなり、所期の機能を維持
することができる。

【００１８】そして、ベースに通風孔を設けたので、さ
らに効率よくランプから発生する熱を拡散させることが
できる。さらに、円筒部の外周に複数のリブを設けたの
で、流下する遊技球によって効率よくランプ風車を回転
させ、ランプから発生する熱をより一層拡散させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態であるパチンコ機におけ
るランプ風車部分の一部を破断した要部の斜視図であ
る。

【図２】図１に示した各部材を分解した分解斜視図であ
る。

【図３】従来のパチンコ機におけるランプ風車部分の正
面図である。

【図４】図３のＡ−Ａ線による部分断面図である。

【図５】図３のＢ−Ｂ線による部分断面図である。

【図６】図３〜図５に示した各部材を分解した分解斜視
図である。

【符号の説明】

１遊技盤２開口部１１，５１ベース１２，５２平板部１３，５３取付孔１４透光孔１５，５５軸支部１６，５６軸支孔１７，５７ボス１９，２９取付ねじ２１ランプ取付部材２２平板部２３貫通孔２４取付孔２５ランプ装着部２７ランプ３１ランプ風車３２取付孔３４軸（組み付けピン）３５抜け止めリング５４通風孔（透光・通風孔）６１ランプ風車６２スクリュー６３円筒部６４リブ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技盤に設けた開口部内にランプを配設
するとともに、前記遊技盤の前面側に前記開口部を閉塞
するように取り付けたベースを介して前記開口部の前方
にランプ風車を回転可能に配設したパチンコ機におい
て、前記ランプ風車を、軸で回転可能に支持されるスクリュ
ーと、このスクリューの周方向の外縁を連結する円筒部
とで構成した、ことを特徴とするパチンコ機。
【請求項２】請求項１に記載のパチンコ機において、前記ベースに、前記開口部に連通する通風孔を設けた、ことを特徴とするパチンコ機。
【請求項３】請求項１または請求項２に記載のパチン
コ機において、前記円筒部の外周に、流下する遊技球が衝合する複数の
リブを設けた、ことを特徴とするパチンコ機。