JP2008161324A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転灯装置の作動により回転灯装置の内部空間が過度に熱せられることを、防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】回転灯装置60のケース部材(本体ケース61)に、外部と内部空間120とを連通する第1通風孔61Eを形成し、カバー部材(レンズ63)に、外部と内部空間120とを連通する第2通風孔63Bを形成し、回転灯装置60の内部空間120に備えられたモーター68が駆動すると、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが光源(ランプ65)の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転し、ファン(ファンユニット69)が回転することにより、第1通風孔61Eから外部の空気を取り込み、この空気を第2通風孔63Bから吐き出すように形成する。
【選択図】図7

Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、光源が発する光を周囲に旋回させる回転灯装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンやパチンコ機においては、遊技を盛り上げたり、所定の抽選により当選した旨を遊技者に報知したりするために、光や音の発生、役物の作動等、種々の態様により演出を行うものが知られている。
そして、この種の演出のうち、光の演出としては、ランプやLED等の発光体を点滅させたり、光の色や明るさを変化させたりするものが知られている。
さらに、光の演出としては、下記の特許文献1や特許文献2に開示されているように、遊技機正面中央の役物や遊技機の上部に回転灯装置を備え、この回転灯装置により、光を周囲に旋回させるようなものが知られている。
また、上述のように遊技機に備えられる回転灯装置としては、一般的な回転灯装置が利用される。具体的には、回転灯装置は、たとえば、光を発する光源と、この光源からの光を反射する反射面を有した回転反射板と、この回転反射板を、光源の周囲を旋回させるためのモーターと、前記モーターを収納する本体ベースと、本体ベースの内部を覆うように取付けられると共に光源及び回転反射板を収納するレンズカバーとを備えている(特許文献2参照)。
特開2004−073325号公報 特開平11−345507号公報
このような回転灯装置では、上述の如く、回転反射板を旋回させるためのモーターや光を発する光源が内部に収納されるが、この回転灯装置における内部空間は非常に狭いものとなっている。
そのため、前記モーターが作動した際に発生する熱や光源が発光した際に発生する熱は、回転灯装置の外側に逃げにくく、このモーター作動の際に発生する熱や光源の発光の際の発熱により、前記回転灯装置の内部空間の温度が上昇しやすいこととなる。
したがって、長時間に渡ってモーターを作動させたり、光源を発光させたりしていると、前記レンズカバーが過度に熱せられて溶解する等のおそれがあるため、レンズカバーの材質を耐熱性の高いものにしたり、モーターの作動時間や光源の発光時間を制限したりする等の対策を施さなければならず、経済的でない、又は、効率的でないといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1又は2)
すなわち、請求項1又は2記載の発明は、回転灯装置の作動により回転灯装置の内部空間が過度に熱せられることを、防止することが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3、4又は5)
すなわち、請求項3、4又は5記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の目的に加え、より経済的かつ効率的に回転灯装置の内部空間の放熱を行うことが可能な遊技機を提供しようとするものである。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、光を周囲に旋回させる回転灯装置60を備えた遊技機であって、前記回転灯装置60は、一方側に開口するケース部材(本体ケース61)と、前記ケース部材(本体ケース61)の開口61Fを覆うようにケース部材(本体ケース61)に取り付けられるカバー部材(レンズ63)と、を備え、ケース部材(本体ケース61)にカバー部材(レンズ63)が取り付けられることにより、回転灯装置60を構成する部材を収納可能な空間(以下、内部空間120とする)が形成され、前記ケース部材(本体ケース61)には、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通する第1通風孔61Eが形成され、前記カバー部材(レンズ63)には、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通する第2通風孔63Bが形成され、前記内部空間120には、光を発する光源(ランプ65)と、光源(ランプ65)の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板64Aと、モーター68と、モーター68が駆動することにより生じる駆動力を回転反射板64Aに伝達するとともに、この駆動力により回転反射板64Aを旋回させるための反射板旋回機構部100と、第1通風孔61Eから第2通風孔63Bへ至る経路の間に配置され、回転自在であって回転することにより送風を行うファン(ファンユニット69)と、前記モーター68が駆動することにより生じる駆動力をファン(ファンユニット69)に伝達するとともに、この駆動力によりファン(ファンユニット69)を回転させるためのファン回転機構部110と、が設けられ、前記モーター68が駆動すると、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが光源(ランプ65)の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転し、前記ファン(ファンユニット69)が回転することにより、第1通風孔61Eから前記内部空間120へ外部の空気が取り込まれるとともに、この空気が前記ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを介して第2通風孔63Bが位置する方向へ送られ、かつ、この空気が第2通風孔63Bから吐き出されるように形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシン、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、又は、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
前記回転灯装置60は、光を周囲に旋回させるものであり、後述する如く、光を発する光源(ランプ65)、光源からの光を反射するとともに光源の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板64A、回転反射板64Aを旋回させるためのモーター68や各種ギア、上記部材を収納するためのケース部材やカバー部材などから構成されている。なお、回転灯装置60は、上述のような部材に限定されるものではなく、他の部材を備えることもできる。
前記ケース部材(本体ケース61)は、一方側に開口する部材である。また、前記カバー部材(レンズ63)は、前記ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを覆うようにケース部材(本体ケース61)に取り付けられる部材である。そして、ケース部材(本体ケース61)にカバー部材(レンズ63)が取り付けられることにより、回転灯装置60を構成する各種装置を収納可能な空間(内部空間120)が形成されるものとなっている。
この内部空間120としては、ケース部材(本体ケース61)又はカバー部材(レンズ63)のいずれか一方に空間を有するものや、ケース部材(本体ケース61)及びカバー部材(レンズ63)のいずれにも空間を有するものが挙げられるが、本発明においては、回転灯装置60の構造上、ケース部材(本体ケース61)及びカバー部材(レンズ63)のいずれにも空間を有するものが望ましい。具体的には、ケース部材(本体ケース61)が各種装置を収納可能な空間を有するとともに、カバー部材(レンズ63)も各種装置を収納可能な空間を有しており、ケース部材(本体ケース61)にカバー部材(レンズ63)が取り付けられることにより、両空間が結合されて内部空間120を形成する。
また、ケース部材の形状、及び、カバー部材の形状は、回転灯装置60を構成する装置を収納可能であれば特に限定されるものではなく、たとえば、一方側に開口を有する箱状や椀状に形成することができる。
また、カバー部材(レンズ63)は、ケース部材(本体ケース61)の開口61Fを覆うようにケース部材(本体ケース61)に取り付けられるものであれば、その取り付けの態様については限定されるものではなく、たとえば、ケース部材(本体ケース61)に形成されたネジ部に螺合させて直接的に取り付けられるようにすることができる。または、ケース部材(本体ケース61)に連結された部材(たとえば、つなぎ部材)を介して、間接的に取り付けられるようにすることもできる。
また、後述する如く、光源(ランプ65)はカバー部材(レンズ63)側の内部空間に設けられるため、カバー部材(レンズ63)は、光源(ランプ65)が発する光を透過するものであることが望ましい。なお、カバー部材(レンズ63)の色は、光を透過するものであれば特に限定されるものではなく、有色であっても無色であってもよい。また、透明であっても不透明であってもよい。また、カバー部材(レンズ63)の材質についても、特に限定されるものではなく、たとえば、プラスチックやガラスなどを用いることができる。
前記第1通風孔61Eは、ケース部材(本体ケース61)に形成されている孔であって、ケース部材(本体ケース61)の外面からケース部材(本体ケース61)まで貫通し、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通するものである。また、前記第2通風孔63Bは、カバー部材(レンズ63)に形成されている孔であって、カバー部材(レンズ63)の外面からカバー部材(レンズ63)の内面まで貫通し、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通するものである。そして、後述する如く、この第1通風孔61E及び第2通風孔63Bは、回転灯装置60の外部の空気の取り込み、又は、回転灯装置60の内部空間120の空気の吐き出しを行うためのものである。
この第1通風孔61E及び第2通風孔63Bはいずれも、空気の取り込みや吐き出しを行うことができれば、その形状や設置位置は特に限定されるものではない。また、第1通風孔61E及び第2通風孔63Bはいずれも、1つの貫通孔により構成されるものであってもよく、複数の貫通孔により構成されるものであってもよい。
前記光源は、光を発するものであり、前記内部空間120に設けられている。この光源は、光を発するものであれば特に限定されるものではなく、たとえば、ランプ65やLED等を用いることができる。
前記回転反射板64Aは、光源(ランプ65)の周囲を旋回可能に設けられたものであり、前記内部空間120に設けられている。具体的には、回転反射板64Aは、光源(ランプ65)が発する光を反射する反射面64Dを備える。そして、この反射面64Dが光源(ランプ65)からの光を反射させながら、回転反射板64Aが光源(ランプ65)の周囲を旋回することにより、光が旋回しているように見えることとなる。なお、前記光源(ランプ65)及び回転反射板64Aが、上記カバー部材(レンズ63)側の前記内部空間120に収納されることにより、前記カバー部材(レンズ63)を通して、光の旋回を視認できることとなる。
前記モーター68は、前記内部空間120に設けられている。このモーター68としては、たとえば、出力軸68Bを有し、この出力軸68Bを中心として回転駆動を行うように形成された、一般的なモーターを用いることができる。
前記反射板旋回機構部100は、モーター68が駆動することにより生じる駆動力を回転反射板64Aに伝達するとともに、この駆動力により回転反射板64Aを旋回させるためのものであり、前記内部空間120に設けられている。すなわち、反射板旋回機構部100は、モーター68が駆動することにより回転反射板64Aを光源(ランプ65)の周囲を旋回させるためのものである。
この反射板旋回機構部100は、たとえば、モーター68の出力軸に設けたギア(モーターギア68A)、及び、回転反射板64Aに設けられ前記ギア(モーターギア68A)と互いに噛み合うギア(反射板ギア64E)により構成することができる。また、前記モーターギア68A及び反射板ギア64Eのみから構成するのではなく、モーターギア68Aと反射板ギア64Eとの間に、さらに1個以上のギアを組み合わせて構成することもできる。また、これらのギアとしては、公知のギアを用いることができ、たとえば、平歯車や内歯車などを組み合わせて用いることができる。また、反射板旋回機構部100は、直接回転反射板64Aを回転させるように形成することもできるし、たとえば、回転反射板64Aに所定の部材を接合し、この接合された部材を反射板旋回機構部100が回転させることで、間接的に回転反射板64Aを回転させるように形成することもできる。
前記ファン(ファンユニット69)は、前記内部空間120に設けられているものであり、第1通風孔61Eから第2通風孔63Bへ至る経路の間に配置され、回転自在であって回転することにより送風を行うものである。
このファン(ファンユニット69)としては、たとえば、所定の軸の周囲に複数枚の羽根が設けられ、前記軸を回転軸として回転することにより、前記軸の周囲に設けられた羽根が回転して軸方向に送風を行う軸流ファンを用いることができる。
また、このファン(ファンユニット69)は、前記内部空間120における、第1通風孔61Eから第2通風孔63Bに至る経路の間に配置されていれば、その設置位置については特に限定されるものではなく、たとえば、上記カバー部材(レンズ63)側の内部空間120(レンズ側内部空間120B)に設けることができる。または、上記ケース部材(本体ケース61)側の内部空間120(ケース側内部空間120A)に設けることもできる。
また、このファン(ファンユニット69)は、第1通風孔61Eから第2通風孔63Bへ向かう方向に送風するように設置することもできるし、第2通風孔63Bから第1通風孔61Eへ向かう方向に送風するように設置することもできる。
前記ファン回転機構部110は、前記モーター68が駆動することにより生じる駆動力をファン(ファンユニット69)に伝達するとともに、この駆動力によりファン(ファンユニット69)を回転させるためのものであり、前記内部空間120に設けられている。すなわち、ファン回転機構部110は、モーター68が駆動することによりファン(ファンユニット69)を回転させるためのものである。
このファン回転機構部110は、たとえば、モーター68の出力軸に設けたギア(モーターギア68A)、及び、ファン69に設けられ前記ギア(モーターギア68A)と互いに噛み合うギア(ファンギア69A)により構成することができる。また、前記モーターギア68A及びファンギア69Aのみから構成するのではなく、モーターギア68Aとファンギア69Aとの間に、さらに1個以上のギアを組み合わせて構成することもできる。また、これらのギアとしては、公知のギアを用いることができ、たとえば、平歯車や内歯車などを組み合わせて用いることができる。
また、本発明に係る遊技機においては、前記モーター68が駆動すると、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが光源(ランプ65)の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転するように形成されている。
換言すれば、前記モーター68が駆動すると、回転反射板64Aには、反射板旋回機構部100を通じてモーター68の駆動力が伝達され、これにより回転反射板64Aが旋回する。一方、ファン(ファンユニット69)には、ファン回転機構部110を通じてモーター68の駆動力が伝達され、これによりファン(ファンユニット69)が回転する。
すなわち、前記モーター68は、回転反射板64A及びファン(ファンユニット69)を、それぞれ別個に回転させるように形成されている。
具体的には、上述のように、ギアの組み合わせ(モーターギア68A、反射板ギア64E、ファンギア69A)により、反射板旋回機構部100及びファン回転機構部110を構成する場合には、反射板ギア64Eとファンギア69Aとが互いに噛み合うことの無い位置で、反射板ギア64Eとモーターギア68Aとが噛み合い、かつ、ファンギア69Aとモーターギア68Aとが噛み合うように形成する。
より具体的には、たとえば、ファンギア69Aを平歯車により形成し、反射板ギア64Eを前記ファンギア69Aを取り囲むように配置された内歯車により形成する。そして、モーターギア68Aを、このファンギア69Aと反射板ギア64Eとの間に配置され、前記両ギアと互いに噛み合う平歯車により形成する。これにより、ファンギア69Aと反射板ギア64Eとは互いに噛み合うことなく、反射板ギア64Eとモーターギア68Aとが噛み合い、かつ、ファンギア69Aとモーターギア68Aとが噛み合う。したがって、前記モーター68は、回転反射板64A及びファン(ファンユニット69)を、それぞれ別個に回転させることとなる。
また、本発明に係る遊技機においては、前記ファン(ファンユニット69)が回転することにより、第1通風孔61Eから前記内部空間120へ外部の空気が取り込まれるとともに、この空気が前記ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを介して第2通風孔63Bが位置する方向へ送られ、かつ、この空気が第2通風孔63Bから吐き出されるように形成されている。
具体的には、前記ファン69(ファンユニット69)が、回転することにより、第1通風孔61Eから前記内部空間120へ外部の空気が取り込まれる。そして、この空気が、ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを介して、第2通風孔63Bが位置する方向、すなわちカバー部材(レンズ63)側の内部空間120へ送られる。そして、この空気が、第2通風孔63Bから吐き出される。
(作用)
本発明によれば、モーター68が駆動することにより、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転する。そして、ファン(ファンユニット69)が回転して送風が行われることにより、第1通風孔61Eから、外部の空気が回転灯装置60の内部空間120へ取り込まれるとともに、この空気が第2通風孔63Bから外部へ吐き出されるものとなっている。すなわち、回転灯装置60を旋回させるためにモーター68が駆動すると、これに伴って、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転し、これにより、回転灯装置60の内部空間の換気が行われることとなる。
したがって、モーター68が作動した際に発生する熱や光源(ランプ65)が発光した際に発生する熱を、回転灯装置60の外部へ逃がすことができ、回転灯装置60の作動時におけるモーター68の作動や光源の発光により回転灯装置60の内部空間120が過度に熱せられてしまうことを防止することができる。
また、回転灯装置60が長時間に渡って作動しても、回転灯装置60の内部空間120が過熱しなくなるため、演出等において回転灯装置60を長時間に渡って連続して作動させることができる。また、回転灯装置60の内部空間120の過熱に対する措置として、カバー部材(レンズ63)の材質を耐熱性の高いものにする必要がなくなるため、経済的に回転灯装置60を製造することができる。
また、上述の如く、ケース部材(本体ケース61)に形成された第1通風孔61Eから外部の空気が取り込まれるため、このケース部材(本体ケース61)内部に備えられた装置(たとえば、モーター68)が作動することによる発熱を効果的に防止することができるため、特に、回転灯装置60におけるケース部材(本体ケース61)側の内部空間120を効率的に放熱することができる。
また、上述の如く、モーター68が駆動することにより、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転する。すなわち、モーター68は、回転反射板64A及びファン(ファンユニット69)をそれぞれ別個に回転させる。
したがって、反射板旋回機構部100に依存することなく、独立してファン回転機構部110を設計することができるため、回転反射板64Aの回転速度とは異なる回転速度で回転するファン(ファンユニット69)を容易に設計することができるとともに、バリエーションに富んだ放熱効率を有するファン(ファンユニット69)を設計することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、光を周囲に旋回させる回転灯装置60を備えた遊技機であって、前記回転灯装置60は、一方側に開口するケース部材(本体ケース61)と、前記ケース部材(本体ケース61)の開口61Fを覆うようにケース部材(本体ケース61)に取り付けられるカバー部材(レンズ63)と、を備え、ケース部材(本体ケース61)にカバー部材(レンズ63)が取り付けられることにより、回転灯装置60を構成する部材を収納可能な空間(以下、内部空間120とする)が形成され、前記ケース部材(本体ケース61)には、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通する第1通風孔61Eが形成され、前記カバー部材(レンズ63)には、回転灯装置60の外部と前記内部空間120とを連通する第2通風孔63Bが形成され、前記内部空間120には、光を発する光源(ランプ65)と、光源(ランプ65)の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板64Aと、モーター68と、モーター68が駆動することにより生じる駆動力を回転反射板64Aに伝達するとともに、この駆動力により回転反射板64Aを旋回させるための反射板旋回機構部100と、第1通風孔61Eから第2通風孔63Bへ至る経路の間に配置され、回転自在であって回転することにより送風を行うファン(ファンユニット69)と、前記モーター68が駆動することにより生じる駆動力をファン(ファンユニット69)に伝達するとともに、この駆動力によりファン(ファンユニット69)を回転させるためのファン回転機構部110と、が設けられ、前記モーター68が駆動すると、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが光源(ランプ65)の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転し、前記ファン(ファンユニット69)が回転することにより、第2通風孔63Bから前記内部空間120へ外部の空気が取り込まれるとともに、この空気が前記ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを介して第1通風孔61Eが位置する方向へ送られ、かつ、この空気が第1通風孔61Eから吐き出されるように形成されていることを特徴とする。
具体的には、前記ファン(ファンユニット69)が回転することにより、第2通風孔63Bから前記内部空間120へ外部の空気が取り込まれる。そして、この空気が、ケース部材(本体ケース61)の前記開口61Fを介して、第1通風孔61Eが位置する方向、すなわちケース部材(本体ケース61)側の内部空間120へ送られる。そして、この空気が、第1通風孔61Eから吐き出される。
(作用)
本発明によれば、モーター68が駆動することにより、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが旋回するとともに、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転する。そして、ファン(ファンユニット69)が回転して送風が行われることにより、第2通風孔63Bから、外部の空気が回転灯装置60の内部空間120へ取り込まれるとともに、この空気が第1通風孔61Eから外部へ吐き出されるものとなっている。すなわち、回転灯装置60を旋回させるためにモーター68が駆動すると、これに伴って、ファン回転機構部110を介してファン(ファンユニット69)が回転し、これにより、回転灯装置60の内部空間の換気が行われることとなる。
したがって、カバー部材(レンズ63)内部に備えられた装置(たとえば、光源(ランプ65))が作動することによる発熱を効果的に防止することができるため、特に、回転灯装置60におけるカバー部材(ランプ63)側の内部空間120を効率的に放熱することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記ファン回転機構部110は、前記モーター68の駆動に連動し、この駆動力をファン69に伝達する複数個の歯車により構成され、前記反射板旋回機構部100は、前記モーター68の駆動に連動し、この駆動力を回転反射板64Aに伝達する複数個の歯車により構成され、前記ファン回転機構部110における歯車の減速比が、前記反射板旋回機構部100における歯車の減速比よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする。
「複数個の歯車により構成され、」とは、互いに噛み合う一対の歯車、すなわち、互いに噛み合う2つの歯車により構成されるものや、3個以上の歯車を組み合わせて構成されるもの(たとえば、伝達経路の途中で減速のための複数の歯車を含むようなもの)を意味する。
また、「ファン回転機構部110における歯車の減速比」とは、モーター68の駆動力をファン(ファンユニット69)に伝達する複数個の歯車のうち、モーター68の駆動力が最初に伝達される歯車(すなわち、伝達経路における最初の歯車)の単位時間あたりの回転数と、前記駆動力をファン(ファンユニット69)に直接伝達するための歯車(すなわち、伝達経路における最後の歯車)の単位時間あたりの回転数との比を意味するものである。具体的には、たとえば、ファン回転機構部110が、互いに噛み合う一対の歯車により構成されている場合には、両歯車の単位時間あたりにおける回転数の比となる。換言すれば、各歯車にそれぞれ備えられている歯数の比に相当する。
また、「反射板旋回機構部100における歯車の減速比」とは、モーター68の駆動力を回転反射板64Aに伝達する複数個の歯車のうち、モーター68の駆動力が最初に伝達される歯車(すなわち、伝達経路における最初の歯車)の単位時間あたりの回転数と、前記駆動力を回転反射板64Aに直接伝達するための歯車(すなわち、伝達経路における最後の歯車)の単位時間あたりの回転数との比を意味するものである。
したがって、たとえば、ファン回転機構部110が、モーター68の駆動力が最初に伝達される歯車A及びこれに噛み合う歯車Bにより構成されるとともに、反射板旋回機構部100が、前記歯車A及びこれに噛み合う歯車Cにより構成されている場合には、歯車Aの歯数に対する歯車Bの歯数の割合が、歯車Aの歯数に対する歯車Cの歯数の割合よりも小さくなることにより、前記ファン回転機構部110における歯車の減速比が、前記反射板旋回機構部100における歯車の減速比よりも小さくなる。
そして、前記ファン回転機構部110における歯車の減速比が、前記反射板旋回機構部100における歯車の減速比よりも小さくなることにより、単位時間あたりにおけるファン(ファンユニット69)の回転数が、回転反射板64Aの回転数よりも大きくなる。すなわち、ファン(ファンユニット69)は、回転反射板64Aよりも速く回転することとなる。
(作用)
本発明によれば、前記ファン回転機構部110における歯車の減速比が、前記反射板旋回機構部100における歯車の減速比が小さくなるように形成されている。
これにより、単位時間あたりにおけるファン(ファンユニット69)の回転数が、回転反射板64Aの回転数よりも大きくなるため、ファン(ファンユニット69)は、回転反射板64Aよりも速く回転することとなる。
したがって、ファン(ファンユニット69)が回転反射板64Aよりも速く回転することにより、回転灯装置60内の換気をより迅速に行うことができるため、回転灯装置60内の放熱を効率的に行うことができることとなる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記請求項1、2又は3記載の発明の特徴に加え、前記回転灯装置60の内部空間120には、前記ファン(ファンユニット69)と連動し、かつ、ケース部材(本体ケース61)からカバー部材(レンズ63)へ向けて伸びケース部材(本体ケース61)の開口61Fと直交する軸(以下、回転軸とする)を中心として回転する平歯車であるファンギア69Aと、前記回転反射板64Aと連動し、かつ、前記回転軸を中心として回転するとともに、前記ファンギア69Aを取り囲みこのファンギア69Aと対向するように配置された内歯車である反射板ギア64Eと、が備えられ、前記モーター68は、前記ファンギア69Aと前記反射板ギア64Eとの間に位置し、前記ファンギア69A及び前記反射板ギア64Eのそれぞれと互いに噛み合う平歯車であるモーターギア68Aを備え、前記モーター68が駆動すると、前記モーターギア68A及び前記反射板ギア64Eにより構成された反射板旋回機構部100を介して、回転反射板64Aが旋回するとともに、前記モーターギア68A及び前記ファンギア69Aにより構成されたファン回転機構部110を介して、ファン(ファンユニット69)が回転するように形成されていることを特徴とする。
前記ファンギア69Aは、ファン(ファンユニット69)と連動し、かつ、ケース部材(本体ケース61)からカバー部材(レンズ63)へ向けて伸びケース部材(本体ケース61)の開口61Fと直交する軸(回転軸)を中心として回転する平歯車である。
ここで、「ファンと連動し、」とは、ファンギア69Aが回転するとともにファン(ファンユニット69)が回転することを意味するものである。
前記ファンギア69Aは、ファン(ファンユニット69)と連動するものであれば、ファン(ファンユニット69)に直接、ファンギア69Aを取り付け、このファンギア69Aが直接的にファン(ファンユニット69)を回転させるように形成することもできる。また、ファン(ファンユニット69)に所定の部材を介してファンギア69Aを取り付け、このファンギア69Aが前記部材を回転させることで、間接的にファン(ファンユニット69)を回転させるように形成することもできる。たとえば、ファンギア69A及びファン(ファンユニット69)を同回転軸上に備え、前記ファンギア69Aが回転することで前記ファン(ファンユニット69)も回転するように構成することができる。なお、この場合、前記回転軸、はケース部材(本体ケース61)からカバー部材(レンズ63)へ向けて伸びケース部材(本体ケース61)の開口61Fと直交するものであるため、前記ファン(ファンユニット69)は、ケース部材(本体ケース61)の開口61Fを臨むように配置されることとなる。
前記反射板ギア64Eは、前記回転反射板64Aと連動し、かつ、前記回転軸を中心として回転するとともに、前記ファンギア69Aを取り囲みこのファンギア69Aと対向するように配置された内歯車である。
すなわち、前記ファンギア69A及び前記反射板ギア64Eは、同じ回転軸を中心として回転し、回転半径の異なる2つの歯車である。そして、前記ファンギア69Aは、2つの歯車のうち内側に位置する平歯車であって、外向きの歯を有するものである。また、前記反射板ギア64Eは、2つの歯車のうち外側に位置する内歯車であって、内向きの歯を有するものである。
また、「回転反射板64Aと連動し、」とは、反射板ギア64Eが回転するとともに回転反射板64Aが回転することを意味するものである。
前記反射板ギア64Eは、回転反射板64Aと連動するものであれば、回転反射板64Aに直接、反射板ギア64Eを取り付け、この反射板ギア64Eが直接的に回転反射板64Aを回転させるように形成することもできる。また、回転反射板64Aに所定の部材を介して反射板ギア64Eを取り付け、この反射板ギア64Eが前記部材を回転させることで、間接的に回転反射板64Aを回転させるように形成することもできる。
前記モーターギア68Aは、前記ファンギア69Aと前記反射板ギア64Eとの間に位置し、前記ファンギア69A及び前記反射板ギア64Eのそれぞれと互いに噛み合う平歯車であって、前記モーター68に備えられているものである。
換言すれば、前記モーターギア68Aは、前記ファンギア69Aの外側かつ前記反射板ギア64Eの内側に、このファンギア69Aと反射板ギア64Eとによって挟まれるように配置されているものである。そして、前記モーターギア68Aは、その所定箇所において前記ファンギア69Aと接触し、また、前記所定箇所と異なる箇所において前記反射板ギア64Eと接触する。なお、前記モーターギア68Aは、前記ファンギア69A及び前記反射板ギア64Eのそれぞれと互いに噛み合っているが、前記ファンギア69Aと前記反射板ギア64Eとは互いに噛み合わないものとなっている。
また、前記モーターギア68Aは、具体的には、モーター68の駆動力を出力するための出力軸64Bに備えられているものである。ここで、前記モーターギア68Aは平歯車であって、前記反射板ギア64E(平歯車)と噛み合うものとなっているため、前記モーター68の出力軸64Bは、前記回転軸と平行なものとなっている。
前記モーター68が駆動すると、前記モーターギア68A及び前記反射板ギア64Eにより構成された反射板旋回機構部100を介して、回転反射板64Aが旋回するとともに、前記モーターギア68A及び前記ファンギア69Aにより構成されたファン回転機構部110を介して、ファン(ファンユニット69)が回転するように形成されている。
すなわち、モーター68が駆動すると、モーターギア68A及び反射板ギア64E(反射板旋回機構部100)を介して回転反射板64Aが、また、モーターギア68A及びファンギア69A(ファン回転機構部110)を介してファン(ファンユニット69)が、同時に回転する。
より具体的には、モーター68が駆動すると、モーター68の出力軸68Bが所定方向へ回転駆動する。そして、この出力軸68Bの回転駆動に伴って、モーターギア68Aが同じ方向へ回転する。すると、このモーターギア68Aの回転に伴って、このモーターギア68Aと噛み合うファンギア69Aが、前記所定方向と反対の方向へ回転する。そして、これに併せて、ファン(ファンユニット69)が、ファンギア69Aの回転方向と同じ方向へ回転することとなる。
一方、前記モーターギア68Aの回転に伴って、このモーターギア68Aと噛み合う反射板ギア64Eは前記所定方向と同じ方向へ回転する。そして、これに併せて、回転反射板64Aが、反射板ギア64Eと同じ方向へ回転することとなる。
(作用)
本発明によれば、モーター68、ファン(ファンユニット69)、及び回転反射板64Aはいずれも、同方向へ、すなわち、ケース部材(本体ケース61)からカバー部材(レンズ63)へ向けて伸びる軸を中心として回転するものとなっているため、この軸方向に向かう間隙が多くなり、より効率良く送風を行うことができる。
したがって、回転灯装置60の内部空間120の換気を効率良く行うことができ、これにより、回転灯装置60の内部空間120の放熱を効率的に行うことができる。
また、ファン回転機構部110は、モーター68に設けられたモーターギア68Aと、これに噛み合うファンギア69Aとにより構成され、反射板旋回機構部100は、モーターギア68Aと、これに噛み合う反射板ギア64Eとにより構成される。
すなわち、本発明に係る回転灯装置60のファン(ファンユニット69)及び回転反射板64Aの回転構造は、比較的シンプルなものとなっている。したがって、この回転灯装置60は容易に製造することができるため、製造者の回転灯装置60の製造における負荷を少なくすることができるとともに、製造コストを少なくすることができ、経済的な回転灯装置60の製造が可能となる。
また、前記回転軸、はケース部材(本体ケース61)からカバー部材(レンズ63)へ向けて伸びケース部材(本体ケース61)の開口61Fと直交するものであり、前記ファン(ファンユニット69)は、ケース部材(本体ケース61)の開口61Fを臨むように配置することができることとなる。
ここで、ケース部材(本体ケース61)の開口61Fは、十分に広い面積となっているため、前記開口61Fに臨むように設置されているファン(ファンユニット69)は、大量で、かつ、空気の流れが良い送風を行うことができることとなる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記請求項1、2、3又は4記載の発明の特徴に加え、前記モーター68は、前記内部空間120における、ケース部材(本体ケース61)に設けられた第1通風孔61Eの近傍に配置されていることを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、前記モーター68が第1通風孔61Eの近傍に配置されているため、ファン(ファンユニット69)の送風により、第1通風孔61Eから外部の空気が取り込まれる場合にも、第1通風孔61Eから内部空間120の空気が吐き出される場合にも、モーター68に十分な空気が吹きかかることとなる。
したがって、回転灯装置60の内部空間120が過熱する最大の原因である、モーター68の駆動による発熱を効果的に防止することができ、回転灯装置60の内部空間120の放熱を効率的に行うことができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1又は2)
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、回転灯装置の作動により回転灯装置の内部空間が過度に熱せられることを、防止することが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項3、4又は5)
すなわち、請求項3、4又は5記載の発明によれば、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加え、より経済的かつ効率的に回転灯装置の内部空間の放熱を行うことが可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図9までは、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSを示す外観斜視図である。図2は、スロットマシンSを分解した状態を示す斜視図である。図3は、上扉装飾体6を示す正面図である。図4は、図3のA−A線断面図である。図5は、回転灯装置60を示す外観斜視図である。図6は、回転灯装置60を分解した状態を示す斜視図である。図7は、回転灯装置60を示す側断面図である。図8は、レンズ63を外した回転灯装置60の底面図である。図9は、レンズ63の背面図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、及び、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3から構成されている。そして、この前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、底板15には電源ユニット4が固定され、ホッパーユニット5が設置されている。
ここで、電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、ホール管理者が種々の設定を行うためのスイッチ等を有している。ホッパーユニット5はメダルを貯留するとともに入賞時等にはメダルを払い出す払い出し装置である。電源ユニット4及びホッパーユニット5は、いわゆる「面替え」に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、遊技機交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
また、正面左側の側板16には、前記上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
支持体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット20及び基板ユニット24を筐体内部に着脱自在に固定するとともに、リールユニット20及び基板ユニット24を一体的に取り扱い可能とするものである。なお、支持体21は、他の構成部品(例えば演出用の表示装置)を固定設置可能であってもかまわない。
ここで、リールユニット20は、スロットマシンSの主たる遊技装置であって、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、各回転リール23を回転させるための駆動モーターを有している。また、前記基板ユニット24は、基板ケース内に種々の電子部品を搭載した制御基板を収納したものであり、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するためのメイン基板24Aと、各種演出を行うためのサブ基板24Bを備えている。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、筐体1の側板16の内側に設けられたクリップなどの固定装置(図示せず)によりに固定される。
(上扉30)
上扉30は、筐体1のヒンジ19に回転自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23を正面側から見ることができる図柄表示窓31Aを有し、図柄表示窓31Aの上方には、演出表示を行うための上扉装飾体6が設けられている。すなわち、上扉30は、図1に示すように、上扉30の骨格となる扉枠32に、前記図柄表示窓31Aを有する上パネル31が固定されているとともに、扉枠32の正面側に設けられた装飾体固定部(図示せず)を介して、上扉装飾体6を着脱自在に取り付け可能な構成となっている。
また、図2に示すように、扉枠32の高さ方向略中央部の左右両端部には、音声を出力するためのスピーカー装置35が裏面側から取り付けられている。そして、扉枠32の正面側に設けられた開口部から、スピーカー装置35のスピーカーコーン(図示せず)が正面側に向かって配置されている。
上扉30を閉じると、ヒンジ19の反対側に設けられたラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口上部13が密閉される。また、下扉40を解放した状態で、特に図示しないが扉枠32の下側に設けられた解除つまみを下方に引き下げることにより、上扉30のロックが解除されるようになっている。
(下扉40)
下扉40は、筐体1のヒンジ19に回転自在に軸支された上扉30よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉40の上部は、スロットマシンSを作動させるためのカウンター状の操作部41となっている。また、下扉40の下部には、ホッパーユニット5から払い出されたメダルを貯めておくことができる下皿46が形成されており、下皿46と前記操作部41の間には、遊技内容その他の表示をするための下パネル47が嵌め込まれている。
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ43、正面側にはスタートスイッチ44及びストップスイッチ45及び鍵穴40Aが設けられている。なお、ベットスイッチ43とは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ44及びストップスイッチ45は、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴40Aは、前扉3を解錠するためのものである。
なおスロットマシンSは、メイン基板24Aにより行われる当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチ45の操作により当選図柄が入賞の態様となるように回転リール23を停止させることができると入賞となり、ホッパーユニット5からメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利な遊技が開始されるようになっている。
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター48が設けられている。そして、下扉40を閉めると、ラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口下部14が密閉されるものである。また、前記鍵穴40Aに所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除され、下扉40を解放することにより、上扉30のロックを解除することができるようになっている。
(上扉装飾体6)
上扉装飾体6は、図1又は図3に示すように、上扉30の正面上部に着脱自在に固定される演出用ブロックであって、中空箱形の本体ベース50に種々の演出用デバイスを取り付けた構造になっている。具体的には、図3又は図7に示すように、本体ベース50の正面上側中央部及び正面上側角隅部には電飾体90が、正面下側の左右にはスピーカーボックス70がそれぞれ設けられている。また、本体ベース50の内部には、回転灯装置60が設けられ、この回転灯装置60の背面側には、発光面88を有するバックライトユニット80が設けられている。
そして、本体ベース50の正面は、透明なプラスチックにより成型した正面視略Y字型の正面カバー58により覆われており、図3に示すように、この正面カバー58を通して、正面側から前記回転灯装置60のレンズ63及びバックライトユニット80の発光面88を見ることができるようになっている。
(本体ベース50)
本体ベース50は、図3及び図4に示すように、正面側から背面側に貫通する空間部51を有する中空の枠部材であって、上扉30の扉枠32に取り付けられる方形の固定枠50Cの上部から手前側(本体ベース50を扉枠32に取り付けたときの正面側)に張り出す庇部50Aと、固定枠50Cの下部から手前側に張り出す底部突起50Bを有している。
前記庇部50Aには、電飾体90が取り付けられている。ここで、電飾体90は、透光性のある着色カバー(ランプカバー92,93)の内部に、LED素子や電球などの発光体91を設けたものであり(図4参照)、発光体91を点灯・点滅させて入賞の報知その他の演出を行うためのものである。具体的には、庇部50Aの中央部、及び、庇部50Aの左右の角隅部にはそれぞれ、前記発光体91が設けられているとともに、庇部50Aの中央部にはランプカバー93が、庇部50Aの左右の角隅部にはランプカバー92が、それぞれ取り付けられるようになっている。
また、ランプカバー92と正面カバー58は、上扉装飾体6を扉枠32に装着したままで、本体ベース50から着脱自在となっている。
前記底部突起50Bの左右の角隅部には、スピーカーボックス70が収納されており、前記空間部51の下側中央部、すなわち二つのスピーカボックス70の収納箇所の間には、下方に窪んだ凹部52が形成されている。そして、凹部52の両側、すなわち二つのスピーカーボックス70の収納箇所の上側は、一段高くなった段部であるステージ部54となっている。
また、本体ベース50の背面側には、特に図示していないが、バックライトユニット80、回転灯装置60、及び、スピーカボックス70を取り付け固定するための取り付け部が設けられており、この取り付け部を介して、バックライトユニット80、回転灯装置60、及び、スピーカボックス70を本体ベース50に固定することできるようになっている。さらに、本体ベース50の背面側には、特に図示していないが、この本体ベース50を上扉30の扉枠32に固定するための固定部が設けられており、この固定部を介して、本体ベース50を上扉30の扉枠32に固定することができるようになっている。
そして、図4に示すように前記庇部50Aの下方に回転灯装置60を固定すると、前記凹部52に回転灯装置60のレンズ63が位置するようになっており、さらに、本体ベース50の背面側からバックライトユニット80を取り付け、正面側から正面カバー58を取り付けると、空間部51が閉塞されるようになっている。
(スピーカーボックス70)
スピーカーボックス70は、扉枠32に固定されたスピーカー装置35から出力される音声を、遊技機の正面側に向けさせるためのものである。このスピーカーボックス70は、正面及び背面に音声を通すための孔が形成された中空の箱体となっており、スピーカー装置35の正面側に配置されている。そして、スピーカ装置35から出力される音声が、スピーカーボックス70の内部を経て、座席に座った遊技者の方向に放出されるようになっている。
なお、このスピーカーボックス70は、本体ベース50に取付けた際、スピーカーボックス70の上面がステージ部54の一部を兼ねるようになっており、このスピーカボックス70の内部空間を有効利用して、ステージ部54において役物を用いた演出を行うことも可能である。
(バックライトユニット80)
バックライトユニット80は、図3及び図4に示すように、回転灯装置60の背面側に設置される板状の演出用ユニットであって、LED素子を搭載したLED基板と、このLED素子からの発光を遊技者に向けて表示するための表示板と、を備えている。そして、この表示板による光の表示により各種演出を行うものである。
このバックライトユニット80を用いた演出の具体例としては、たとえば、通常時にはLED素子をすべて発光させて表示板の全体を点灯状態にしておき、遊技中の所定時にLED素子をすべて消灯して表示板の全体を消灯状態にさせたり、あるいは複数あるLED素子を交互に又は順次点灯点滅させて、表示板の一部を点灯状態とさせたり、表示板が端から徐々に点灯又は消灯状態となっていくような表示を行うことにより、当選や入賞を報知することができる。
(回転灯装置60)
回転灯装置60は、図3及び図4に示すように、本体ベース50の庇部50Aの下方に固定される演出用ユニットであって、図5に示すように、ケース部材としての本体ケース61と、つなぎ部62と、カバー部材としてのレンズ63を有している。
前記本体ケース61は、一方側に開口する箱型のケース部材であり、前記レンズ63は前記本体ケース61の開口を覆うように取り付けられる椀状のカバー部材である。そして、本体ケース61にレンズ63が取り付けられることにより、回転灯装置60を構成する各種部材を収納可能な空間(内部空間120)が形成される。
具体的には、本体ケース61は、モーター68その他の駆動部品を収納するためのケースであり、レンズ63は内蔵される光源としてのランプ65の光を透過させる断面略U字型の着色カバーである。また、つなぎ部62は、本体ケース61にレンズ63を取り付けるためのものである。
そして、レンズ63の内部(レンズ側内部空間120B)において、光源としてのランプ65の周囲を水平方向に旋回可能に設けられた回転反射板64Aを回転させることにより、光源としてのランプ65の光が投射される方向を回転変位させることができるようになっている。また、ランプ65の上方において、水平方向に回転可能に設けられた軸流ファン69Cを回転させることにより、回転灯装置60の内部空間120の下方(レンズ側内部空間120Bの方向)へ向けて送風することができるようになっている。
前記本体ケース61は、図6及び図7に示すように、底部(本体ベース50への取り付け時において下方となる側)が開口する筒体であって、この底部における開口61Fの対向側の表面(本体ベース50への取り付け時において上面となる面)には、立設された板部材に貫通孔を有する位置決め部61Bが二つ並んで設けられている。また、本体ケース61の両側面(本体ベース50への取り付け時において左右となる側面)には、横方向に張り出し貫通孔を有する取り付け部61Cが設けられている。また、本体ケース61の両側面の下端部には、横方向に張り出し貫通孔を有するつなぎ部取り付け部61Dが設けられており、さらに、本体ケース61の背面(本体ベース50への取り付け時においてバックライトユニット80側となる面)の下端部にも、後方に張り出し貫通孔を有するつなぎ部取り付け部61Dが設けられている。
そして、前記位置決め部61Bの貫通孔には、本体ベース50の背面側に設けられた支持突起(図示しておらず)を挿入させることができ、位置決め部61Bの貫通孔に前記支持突起(図示しておらず)を挿入させた状態で、本体ベース50の背面側に設けられた回転灯固定部(図示しておらず)のネジ孔と前記取り付け部61Cの貫通孔とが合致するようになっている。また、本体ケース61に後述するつなぎ部62を取り付ける際、つなぎ部62に設けられた取り付け部62Cの貫通孔と前記つなぎ部取り付け部61Dの貫通孔とが合致するようになっている。
また、本体ケース61の正面(本体ベース50への取り付け時において正面となる面)及び本体ケース61の上面(開口61Fの対向側の表面)には、両者に跨って、本体ケース61の外面から内面まで貫通する貫通孔である第1通風孔61Eが形成されている。すなわち、この第1通風孔61Eは、本体ケース61にレンズ63が取り付けられて回転灯装置60が構成された際に、回転灯装置60の外部と回転灯装置60の内部空間120におけるケース側内部空間120Aとを連通するものである。
また、本体ケース61の内部には、図6及び図7に示すように、本体ケース61の開口61Fを覆うベースプレート61Aが嵌め込まれているとともに、ベースプレート61Aの上方(本体ケース61の筒内側、本体ケース61の内部へベースプレート61Aを嵌め込んだ時におけるベースプレート61Aの内側)には、レンズ63方向である下方へ伸びる出力軸68Bを有するとともにこの出力軸68Bの先端に平歯車であるモーターギア68Aを有するモーター68が内蔵されている。なお、このモーター68は、前記本体ケース61に形成されている第1通風孔61Eの近傍に、この第1通風孔61Eと対向するように設けられている。
また、前記モーターギア68Aは、前記ベースプレート61Aから下側(モーター68と反対側)に突出している。
また、ベースプレート61Aの中央部には、ランプ65取り付け用のソケット67を固定するための貫通孔であるソケット取り付け部61Gが二つ並んで設けられている。ここで、ランプ65を取り付けるためのソケット67には送風を行うためのファンユニット69が挿通された状態で、前記ソケット67が前記ファンユニット69を支持できるように形成されている。そして、前記ソケット67は、ファンユニット69を支持した状態で、前記ベースプレート61Aの下面(本体ケース61の内部へベースプレート61Aをはめ込んだ時におけるベースプレート61Aの外面)に、前記ソケット取り付け部61Gを介して固定されている。
具体的には、前記ソケット67は、ベースプレート61Aの下面に取り付けた時に下方となる側(底部)が開口する円筒体であって、この開口と対向する側の上面には、前記ソケット取り付け部61Gと合致する取り付け部67Aが設けられている。また、このソケット67の外側面のほぼ中央には、その全周に渡り外向きに突出するフランジ状の軸受部67Bが設けられている。また、この軸受部67Bの上面には、周方向に等間隔に配置された複数のローラーが設けられている。
また、前記ファンユニット69は、上面から下面まで貫通する円筒状の回転部を有するとともに、この回転部の外周に等間隔に配置された複数枚の羽根が前記回転部を中心に水平方向に回転するように形成された軸流ファン69Cと、前記回転部の上面に取り付けられた円筒状部材であって、その外周が前記モーターギア68Aと互いに噛み合う平歯車となっているファンギア69Aと、を備えている。
また、前記軸流ファン69Cの回転部の貫通孔には、その下方から、前記ソケット67を挿入することができるものとなっている。すなわち、前記軸流ファン69Cは、前記回転部の貫通孔を介して前記ソケット67に嵌めることができるものとなっている。
また、前記軸流ファン69Cの回転部の上面には、この回転部の中心方向へ向けて突出する内向きフランジが形成されている。そして、前記回転部の貫通孔を介して、前記軸流ファン69Cを前記ソケット67に嵌めていった際、前記軸流ファン69Cの内向きフランジの下面が前記ソケット67の軸受部67Bの上面に当接することとなる。すなわち、前記内向きフランジが前記軸受部67Bに載置されることとなり、これにより、前記ファンユニット69が前記ソケット69により支持されることとなる。
なお、前記ファンユニット69が前記ソケット67により支持された状態では、前記ソケット67の上面は、前記ファンギア69Aの上面よりも上方に突出するものとなっている。したがって、前記ファンユニット69を、前記ソケット67の上方から前記ソケット67に嵌めて、前記ファンユニット69が前記ソケット67により支持された状態で、前記ソケット67は、前記ベースプレート61Aの下面に固定することができるものとなっている。具体的には、前記ファンユニット69が前記ソケット67により支持された状態で、前記ベースプレート61Aのソケット取付部61Gと前記ソケット67の取り付け部67Aとが合致することとなり、ベースプレート61Aの上面側からネジなどを取り付けることで、前記ソケット67は前記ベースプレート61Aの下面に固定される。
また、前記ソケット67を前記ベースプレート61Aに取り付けた状態において、前記ファンギア69Aは、前記ベースプレート61Aから下側に突出しているモーターギア68Aと噛み合うものとなっている。したがって、前記モーター68の駆動により、モーターギア68Aが回転駆動すると、これと噛み合う前記ファンギア69Aが回転駆動することとなり、ひいては、このファンギア69Aが設けられている軸流ファン69Cが軸受部67Bの上面を回転することとなる。したがって、軸流ファン69Cが回転することにより、下方に向けて送風が行われることとなる。
すなわち、前記モーターギア68A及び前記ファンギア69Aは、前記モーター68が駆動することにより生じる駆動力を軸流ファン69Cに伝達するとともに、この駆動力により軸流ファン69Cを回転させるためのファン回転機構部110を構成するものとなっている。また、前記ファンギア69Aは、本体ケース61方向からレンズ63方向へ向けて伸び、本体ケース61の下方の開口61Fと直交する軸(回転軸)上に設けられたソケット67(ランプ65)を中心に回転するものとなっている。
そして、前記つなぎ部62は、前記ソケット67が前記ベースプレート61Aに取り付けられた状態で、本体ケース61に固定することができるように形成されている。ここで、前記つなぎ部62は、その上方から、光源であるランプ65からの光を周囲に旋回させるための反射板ユニット64を嵌めて、この反射板ユニット64を支持できるように形成されている。すなわち、前記つなぎ部62は、反射板ユニット64を支持した状態で、本体ケース61に固定することができるものとなっている。
具体的には、前記つなぎ部62は、図6に示すように、取り付け部62C及び本体ケース61のつなぎ部取り付け部61Dを介して、本体ケース61に着脱自在に固定される環状部材であり、取り付け部62Cの反対側の外周には、レンズ63の内側に形成されたネジ部63Aと螺合するネジ部62Bが形成されている。また、つなぎ部62の円形の開口部62Aは、反射板ユニット64を嵌めることができる大きさに形成されているとともに、つなぎ部62の内側面のほぼ中央には、その全周に渡りその中心方向に突出する内向きフランジ状の軸受部62Dが設けられている。また、この軸受部62Dの上面には、周方向に等しい間隔に配置された複数の回転球が設けられている。
また、前記反射板ユニット64は、図6に示すように、円筒状の回転基部64Fと、この回転基部64Fの底部中央に形成された丸孔64Cの外側において下方に延びるように取り付けられ、ランプ65から発せられる光を反射するための回転反射板64Aと、から構成されている。また、前記回転基部64Fの外周の径は、前記つなぎ部62の開口部62Aの径よりもやや小さく形成されているとともに、前記回転基部64Fの外側面のほぼ中央には、その全周に渡り外向きに突出するフランジ部64Bが設けられている。
そして、前記反射板ユニット64は、前記つなぎ部62に、前記開口部62Aの上方から挿入可能なものとなっている。そして、反射板ユニット64を前記開口部62Aの上方から挿入していくと、前記反射板ユニット64のフランジ部64Bの下面が、前記つなぎ部62の軸受部62Dに当接することとなる。すなわち、前記フランジ部64Bが前記軸受部62Dに載置されることとなり、これにより、前記反射板ユニット64が前記つなぎ部62により支持されることとなる。
また、前記反射板ユニット64における回転基部64Fの内周は、前記モーターギア68Aと互いに噛み合う内歯車である反射板ギア64Eとなっている。すなわち、前記つなぎ部62を本体ケース61に固定した状態において、内歯車である反射板ギア64Eは、前記ベースプレート61Aから外側に突出しているモーターギア68Aと噛み合う位置に配置されるものとなっている。
より具体的には、前記ソケット67を前記ベースプレート61Aに固定し、かつ、前記つなぎ部62を本体ケース61に固定したとき、反射板ユニット64における回転基部64Fの回転の中心にファンギア69Aが位置し、このファンギア69Aを取り囲むように反射板ギア64Eが位置することとなる。そして、この際、図7に示すように、前記ベースプレート61Aから外側に突出しているモーターギア68Aが、前記ファンギア69Aと前記反射板ギア64Eとの間に挟まれるように位置するようになっている。そして、前記モーターギア68Aは前記ファンギア69Aと噛み合うとともに、前記反射板ギア64Eとも噛み合うものとなっている。
したがって、前記モーター68の駆動により、モーターギア68Aが回転駆動すると、これと噛み合う反射板ギア64Eが回転駆動することとなり、ひいては、この反射板ギア64Eが設けられている反射板ユニット64が、つなぎ部62における軸受部62Dの上面を回転することとなる。すると、前記回転に併せて、前記反射板ユニット64に取り付けられた回転反射板64Aも旋回することとなる。
すなわち、前記モーターギア68A及び前記反射板ギア64Eは、前記モーター68が駆動することにより生じる駆動力を前記回転反射板64Aに伝達するとともに、この駆動力により回転反射板64Aを旋回させるための反射板旋回機構部100を構成するものとなっている。また、前記反射板ギア64Eも、前記ソケット67(ランプ65)を中心に回転するものとなっている。すなわち、前記ファンギア69A、及び、前記反射板ギア64Eはいずれも、同じ回転軸を中心に回転するものとなっている。
また、図7に示すように、前記つなぎ部62を本体ケース61に固定したときに、前記反射板ユニット64の底部に形成された丸孔64Cから、ソケット67に取付けたランプ65が下方に突出するものとなっている。なお、前記つなぎ部62の下側には、前記レンズ63が取り付けられるものとなっているため、前記つなぎ部62の下方に突出するランプ65は、レンズ63の内部、すなわち、回転灯装置60の内部空間120におけるレンズ側内部空間120Bに位置するものとなる。
また、回転反射板64Aにおけるランプ65(光源)側の面(反射面64D)は、凹型の放物面であって、ランプ65から発せられる光を反射可能に形成されている。具体的には、前記反射面64Dは、ランプ65側、すなわち回転中心側に向く凹面の反射鏡となっている。
そして、前記ランプ65の外周側に前記回転反射板64Aの反射面64Dが位置し、反射板ユニット64が回転することにより、回転反射板64Aがランプ65を中心にして周囲を回るようになっている。
また、上述のように、回転灯装置60の内部空間120に各種装置や部材を取り付けた後、前記つなぎ部62の下側にレンズ63を取り付けることで、回転灯装置60の組み立てが完了する。
また、図6及び図9に示すように、前記つなぎ部62にレンズ63を取り付けた状態における、レンズ63の背面部の所定箇所には、レンズ63の外面から内面まで貫通する貫通孔である第2通風孔63Bが形成されている。すなわち、この第2通風孔63Bは、本体ケース61にレンズ63が取り付けられて回転灯装置60が構成された際に、回転灯装置60の外部と回転灯装置60の内部空間120におけるレンズ側内部空間120Bとを連通するものとなっている。
回転灯装置60を用いた演出の具体例としては、通常時はランプ65を消灯しておくとともに回転反射板64Aも停止させておき、遊技中の所定時に、ランプ65を点灯させて回転反射板64Aを回転させることにより、あるいはランプ65は消灯したまま回転反射板64Aのみを回転させることにより、当選や入賞を報知することができる。
また、本実施の形態における回転灯装置60では、図7に示すように、前記軸流ファン69Cは、反射板ユニット64の内部に収まるものとなっており、遊技者はこの軸流ファン69Cの回転を見ることができないが、軸流ファン69Cを反射板ユニット64の下側に配置して、遊技者がこの軸流ファン69Cの回転を見ることができるようにすることもできる。これにより、遊技者は、演出時において、回転反射板64Aの旋回と共に軸流ファン69Cの回転を見ることができるため、遊技者に対して斬新な見た目の演出を楽しませることができる。
(回転反射板64Aの旋回、及び、軸流ファン69Cの回転)
本実施の形態における回転灯装置60においては、上述の如く、反射板ユニット64の回転の中心にファンギア69Aが位置し、かつ、このファンギア69Aを取り囲むように反射板ギア64Eが位置するものとなっている。そして、この際、図7に示すように、モーターギア68Aが、前記ファンギア69Aと前記反射板ギア64Eとの間に挟まれるように位置するものとなっている。すなわち、前記ファンギア69A及び反射板ギア64Eは、それぞれ異なる位置で、前記モーターギア68Aと噛み合うものとなっている。
そして、モーター68が駆動すると、モーターギア68A及びファンギア69Aにより構成されるファン回転機構部110を介して、軸流ファン69Cが回転することとなる。一方、モーター68が駆動すると、前記軸流ファン69Cの回転と同時に、モーターギア68A及び反射板ギア64Eにより構成される反射板旋回機構部100を介して、反射板ユニット64が旋回することとなり、ひいては、この反射板ユニット64に取り付けられた回転反射板64Aが旋回することとなる。
すなわち、前記モーター68は、軸流ファン69C及び回転反射板64Aを同時に回転させる一方、軸流ファン69C及び回転反射板64Aを、それぞれ異なる位置で回転させるものとなっている。換言すれば、前記モーター68が駆動すると、この駆動に伴って、同時に軸流ファン69C及び回転反射板64Aが回転するが、この軸流ファン69C及び回転反射板64Aは、互いに依存することなく、それぞれ別個に回転するものとなっている。
また、本実施の形態における回転灯装置60においては、図6に示すように、ファンギア69Aの歯数は、モーターギア68Aの歯数よりも多くなっている。また、反射板ギア64Eは、ファンギア69Aを取り囲むように形成されているため、反射板ギア68Aの歯数は、ファンギア69Aの歯数よりも多くなっている。
したがって、モーターギア68Aとファンギア69Aとの減速比は、モーターギア68Aと反射板ギア68Aとの減速比よりも小さくなる。すなわち、モーター68が駆動した際、軸流ファン69Cは、回転反射板64Aよりも速く回転するものとなっている。
(軸流ファン69Cの回転による送風)
上述の如く、モーター68が駆動すると、モーターギア68A及びファンギア69Aにより構成されるファン回転機構部110を介して、軸流ファン69Cが回転することとなる。そして、この軸流ファン69Cが回転すると、回転灯装置60の外部の空気が、本体ケース61に形成された第1通風孔61Eから本体ケース61の内部空間120におけるケース側内部空間120Aに取り込まれることとなる。そして、この第1通風孔61Eから取り込まれた空気が、前記軸流ファン69Cの回転により、本体ケース61の下方の開口61Fを介して、レンズ側内部空間120Bに送られることとなる。そして、このレンズ側内部空間120Bに送られた空気は、レンズ63の背面部に形成された第2通風孔63Bから、回転灯装置60の外部へ吐き出されることとなる。
すなわち、モーター68の駆動により、回転灯装置60の内部空間120の空気が換気されることとなっている。
(総括)
上述の如く、本実施の形態におけるスロットマシンSでは、モーター68が駆動することにより、モーターギア68A及び反射板ギア64Eを介して、回転反射板64Aがランプ65の周囲を旋回するとともに、モーターギア68A及びファンギア69Aを介して、軸流ファン69Cが回転する。そして、軸流ファン69Cが回転することにより、本体ケース61に形成された第1通風孔61Eから外部の空気が取り込まれるとともに、この空気がレンズ側内部空間120B方向へ送られ、レンズ63の背面部に形成された第2通風孔63Bから吐き出されるものとなっている。
すなわち、回転反射板64Aを旋回させるためにモーター68が駆動すると、これに伴って、ファン69が回転し、これにより、回転灯装置60の内部空間120の換気が行われることとなる。
したがって、モーター68が作動した際に発生する熱やランプ65が発光した際に発生する熱を、回転灯装置60の外部へ逃がすことができ、回転灯装置60の作動時におけるモーター68の作動やランプ65の発光により回転灯装置60の内部空間120が過度に熱せられてしまうことを防止することができる。
また、前記モーター68やランプ65が長時間に渡って作動しても、回転灯装置60の内部空間120が過熱しなくなるため、演出等において前記装置等を長時間に渡って連続して作動させることができる。また、回転灯装置60の内部空間120の過熱に対する措置として、レンズ63の材質を耐熱性の高いものにする必要がなくなるため、経済的に回転灯装置60を製造することができる。
また、上述の如く、モーター68が駆動することにより、反射板旋回機構部100を介して回転反射板64Aが旋回するとともに、ファン回転機構部110を介して軸流ファン69Cが回転する。すなわち、モーター68は、回転反射板64A及び軸流ファン69Cをそれぞれ別個に回転させる。
したがって、反射板旋回機構部100に依存することなく、独立してファン回転機構部110を設計することができるため、回転反射板64Aの回転速度とは異なる回転速度で回転する軸流ファン69Cを容易に設計することができるとともに、バリエーションに富んだ放熱効率を有する軸流ファン69Cを設計することができる。
また、本実施の形態における回転灯装置60においては、ファンギア69Aの歯数は、モーターギア68Aの歯数よりも多くなっており、また、反射板ギア68Aの歯数は、ファンギア69Aの歯数よりも多くなっている。
これにより、モーターギア68Aとファンギア69Aとの減速比は、モーターギア68Aと反射板ギア68Aとの減速比よりも小さくなる。すなわち、モーター68が駆動した際、軸流ファン69Cは、回転反射板64Aよりも速く回転するものとなっている。
したがって、軸流ファン69Cが回転反射板64Aよりも速く回転することにより、回転灯装置60内の換気をより迅速に行うことができるため、回転灯装置60内の放熱を効率的に行うことができることとなる。
また、本実施の形態における回転灯装置60においては、本体ケース61の下方の開口61Fは十分に広い面積となっているとともに、前記軸流ファン69Cは、前記本体ケース61の下方の開口61Fに望むように設置されているため、大量で、かつ、空気の流れが良い送風を行うことができる。
また、モーター68、軸流ファン69C、及び、回転反射板64A等はいずれも、回転灯装置60の内部空間120のほぼ中央に位置するソケット67(ランプ65)を回転軸として水平方向へ回転するものとなっている。したがって、回転灯装置60内において効率良く部材が配置されることとなり、上下方向に向かう間隙も多くなり、より効率良く送風を行うことができる。
また、本実施の形態における回転灯装置60の軸流ファン69C及び回転反射板64Aの回転構造は、それぞれ互いに噛み合う2つの歯車(モーターギア68A及びファンギア69A、モーターギア68A及び反射板ギア64E)により構成されており、比較的シンプルな構造となっている。
したがって、本実施の形態における回転灯装置60は容易に製造することができるため、製造者の回転灯装置60の製造における負荷を少なくすることができるとともに、製造コストを少なくすることができ、経済的な回転灯装置60の製造が可能となる。
また、本実施の形態におけるモーター68は、前記本体ケース61に形成されている第1通風孔61Eの近傍に、この第1通風孔61Eと対向するように設けられている。
したがって、軸流ファン69の送風により、第1通風孔61Eから外部の空気が取り込まれる際に、前記モーター68に十分な空気が吹きかかることとなる。
これにより、回転灯装置60の内部空間120が過熱する最大の原因である、モーター68の駆動による発熱を効果的に防止することができ、回転灯装置60の内部空間120の放熱を効率的に行うことができる。
なお、上記実施の形態は、回転灯装置60を用いた演出を行うものであれば、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ機や、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機に使用してもよいものである。
(変形例)
上記実施の形態においては、ファン回転機構部110は、互いに噛み合うモーターギア68A及びファンギア69Aにより構成されており、反射板旋回機構部100は、互いに噛み合うモーターギア68A及び反射板ギア64Eにより構成されていたが、これらファン回転機構部110及び反射板旋回機構部100はそれぞれ、他の公知のギアを複数個組み合わせて構成することもできる。たとえば、さらに複数個の平歯車を組み合わせて減速機構等を形成してもよい。
このような変形例においても、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
また、上記実施の形態においては、軸流ファン69Cは、下方、すなわち、レンズ側内部空間120Bへ向けて送風を行うように形成されていたが、軸流ファン69Cをもう少し下方に配置した上で、上方、すなわち、ケース側内部空間120Aへ向けて送風を行うように形成してもよい。すなわち、このように形成した場合には、この軸流ファン69Cが回転すると、回転灯装置60の外部の空気が、レンズ63の背面部に形成された第2通風孔63Bから本体ケース61の内部空間120におけるレンズ側内部空間120Bに取り込まれることとなる。そして、この第2通風孔63Bから取り込まれた空気が、前記軸流ファン69Cの回転により、本体ケース61の下方の開口61Fを介して、ケース側内部空間120Aに送られることとなる。そして、このケース側内部空間120Aに送られた空気は、本体ケース61の正面に形成された第1通風孔61Eから、回転灯装置60の外部へ吐き出されることとなる。
このような変形例においても、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。そして、さらにランプ65の発光による回転灯装置60の内部空間120の発熱を効果的に防止することができることとなる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉装飾体を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、図3のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、回転灯装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態であって、レンズを外した回転灯装置の底面図である。 本発明の実施の形態であって、レンズの背面図である。
符号の説明
S スロットマシン(遊技機)
1 筐体 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 上扉装飾体
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 裏板
19 ヒンジ 20 リールユニット
21 支持体 23 回転リール
24 基板ユニット 24A メイン基板
24B サブ基板
30 上扉 31 上パネル
31A 図柄表示窓 32 扉枠
35 スピーカー装置
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 ベットスイッチ
44 スタートスイッチ 45 ストップスイッチ
46 メダル皿 47 下パネル
48 メダルセレクター
50 本体ベース 50A 庇部
50B 底部突起 50C 固定枠
51 空間部 52 凹部
54 ステージ部 58 正面カバー
60 回転灯装置 61 本体ケース(ケース部材)
61A ベースプレート 61B 位置決め部
61C 取り付け部 61D つなぎ部取り付け部
61E 第1通風孔 61F 開口
61G ソケット取り付け部
62 つなぎ部 62A 開口部
62B ネジ部 62C 取り付け部
62D 軸受部
63 レンズ(カバー部材) 63A ネジ部
63B 第2通風孔
64 反射板ユニット 64A 回転反射板
64B フランジ部 64C 丸孔
64D 反射面 64E 反射板ギア
64F 回転基部
65 ランプ
67 ソケット 67A 取り付け部
67B 軸受部
68 モータ 68A モーターギア
68B 出力軸
69 ファンユニット 69A ファンギア
69B フランジ部 69C 軸流ファン
70 スピーカーボックス 80 バックライトユニット
90 電飾体 91 発光体
92,93 ランプカバー
100 反射板旋回機構部 110 ファン回転機構部
120 内部空間 120A ケース側内部空間
120B レンズ側内部空間

Claims (5)

  1. 光を周囲に旋回させる回転灯装置を備えた遊技機であって、
    前記回転灯装置は、
    一方側に開口するケース部材と、前記ケース部材の前記開口を覆うようにケース部材に取り付けられるカバー部材と、を備え、
    ケース部材にカバー部材が取り付けられることにより、回転灯装置を構成する部材を収納可能な空間(以下、内部空間とする)が形成され、
    前記ケース部材には、回転灯装置の外部と前記内部空間とを連通する第1通風孔が形成され、
    前記カバー部材には、回転灯装置の外部と前記内部空間とを連通する第2通風孔が形成され、
    前記内部空間には、
    光を発する光源と、
    光源の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板と、
    モーターと、
    モーターが駆動することにより生じる駆動力を回転反射板に伝達するとともに、この駆動力により回転反射板を旋回させるための反射板旋回機構部と、
    第1通風孔から第2通風孔へ至る経路の間に配置され、回転自在であって回転することにより送風を行うファンと、
    前記モーターが駆動することにより生じる駆動力をファンに伝達するとともに、この駆動力によりファンを回転させるためのファン回転機構部と、が設けられ、
    前記モーターが駆動すると、反射板旋回機構部を介して回転反射板が光源の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部を介してファンが回転し、
    前記ファンが回転することにより、第1通風孔から前記内部空間へ外部の空気が取り込まれるとともに、この空気が前記ケース部材の前記開口を介して第2通風孔が位置する方向へ送られ、かつ、この空気が第2通風孔から吐き出されるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 光を周囲に旋回させる回転灯装置を備えた遊技機であって、
    前記回転灯装置は、
    一方側に開口するケース部材と、前記ケース部材の前記開口を覆うようにケース部材に取り付けられるカバー部材と、を備え、
    ケース部材にカバー部材が取り付けられることにより、回転灯装置を構成する部材を収納可能な空間(以下、内部空間とする)が形成され、
    前記ケース部材には、回転灯装置の外部と前記内部空間とを連通する第1通風孔が形成され、
    前記カバー部材には、回転灯装置の外部と前記内部空間とを連通する第2通風孔が形成され、
    前記内部空間には、
    光を発する光源と、
    光源の周囲を旋回可能に設けられた回転反射板と、
    モーターと、
    モーターが駆動することにより生じる駆動力を回転反射板に伝達するとともに、この駆動力により回転反射板を旋回させるための反射板旋回機構部と、
    第1通風孔から第2通風孔へ至る経路の間に配置され、回転自在であって回転することにより送風を行うファンと、
    前記モーターが駆動することにより生じる駆動力をファンに伝達するとともに、この駆動力によりファンを回転させるためのファン回転機構部と、が設けられ、
    前記モーターが駆動すると、反射板旋回機構部を介して回転反射板が光源の周囲を旋回するとともに、ファン回転機構部を介してファンが回転し、
    前記ファンが回転することにより、第2通風孔から前記内部空間へ外部の空気が取り込まれるとともに、この空気が前記ケース部材の前記開口を介して第1通風孔が位置する方向へ送られ、かつ、この空気が第1通風孔から吐き出されるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 前記ファン回転機構部は、前記モーターの駆動に連動し、この駆動力をファンに伝達する複数個の歯車により構成され、
    前記反射板旋回機構部は、前記モーターの駆動に連動し、この駆動力を回転反射板に伝達する複数個の歯車により構成され、
    前記ファン回転機構部における歯車の減速比が、前記反射板旋回機構部における歯車の減速比よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記回転灯装置の内部空間には、
    前記ファンと連動し、かつ、ケース部材からカバー部材へ向けて伸びケース部材の開口と直交する軸(以下、回転軸とする)を中心として回転する平歯車であるファンギアと、
    前記回転反射板と連動し、かつ、前記回転軸を中心として回転するとともに、前記ファンギアを取り囲みこのファンギアと対向するように配置された内歯車である反射板ギアと、が備えられ、
    前記モーターは、
    前記ファンギアと前記反射板ギアとの間に位置し、前記ファンギア及び前記反射板ギアのそれぞれと互いに噛み合う平歯車であるモーターギアを備え、
    前記モーターが駆動すると、
    前記モーターギア及び前記反射板ギアにより構成された反射板旋回機構部を介して、回転反射板が旋回するとともに、
    前記モーターギア及び前記ファンギアにより構成されたファン回転機構部を介して、ファンが回転するように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 前記モーターは、前記内部空間における、ケース部材に設けられた第1通風孔の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遊技機。
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