JP4180143B2 - 遠心送風機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場・ビル等で空調用・換気用として使用される遠心送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の遠心送風機について図6及び図7を参照しながら説明する。
【0003】
図に示すように、スクロールケーシング101の反吸込み側側板102は、取付ベース103に軸104の同心円上の複数の取付けネジ穴105で固定されており、前記反吸込み側側板102の軸貫通部106及び取付ベース103の軸貫通部107は、軸104に接触しない程度の丸穴が設けられており、軸104先端部に羽根車108を嵌挿した構成となっている。
【0004】
上記構成において、軸104に接続した羽根車108が回転することにより、換気・送風が行われることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の遠心送風機では、スクロールケーシング101の吐出口方向がある一方向に決まっており、吐出口方向を変更する必要が生じた場合、送風機本体を横向きに置き、スクロールケーシング101と取付ベース103を分解し、吐出口方向を変更して再度組立てるという複雑で時間を要する作業が必要であった。また、現地に送風機本体が設置された後に吐出口方向を変更する必要が生じると、送風機本体の設置をやり変えなければならないという課題があり、容易に吐出口方向を変更できることが要求されている。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、送風機本体を設置した後に吐出口方向を変更する場合、設置のやり変えを行うことなく、容易に吐出口方向を変更することのできる遠心送風機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠心送風機は上記目的を達成するために、スクロールケーシングの反吸込み側側板には軸貫通部の径の異なる複数の同心円上に複数の取付けネジ穴を設け、取付ベースには、軸貫通部のスクロールケーシング方向に平行筒状突出部と、前記複数の同心円に対向した円弧状長穴を設け、前記反吸込み側側板の軸貫通部を前記平行突出部にはめ込み、前記反吸込み側側板の前記複数の取付けネジ穴と前記取付ベースの前記円弧状長穴とを貫通して固定することにより、前記スクロールケーシングが回転自在となり吐出口方向を無段階に変更することができるものである。
【0008】
本発明によれば、スクロールケーシングを固定しているネジを緩めることにより軸貫通部に設けた取付ベースの平行筒状突出部上でスクロールケーシングを回転することが出来、無段階に吐出口方向を変更することのできる遠心送風機が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、スクロールケーシングの反吸込み側側板には軸貫通部の径の異なる複数の同心円上に複数の取付けネジ穴を設け、取付ベースには、軸貫通部のスクロールケーシング方向に平行筒状突出部と、前記複数の同心円に対向した円弧状長穴を設け、前記反吸込み側側板の軸貫通部を前記平行突出部にはめ込み、前記反吸込み側側板の前記複数の取付けネジ穴と前記取付ベースの前記円弧状長穴とを貫通して固定することにより、前記スクロールケーシングが回転自在となり吐出口方向を無段階に変更することができるものであり、取付けネジを緩めることにより前記スクロールケーシングが回転自在となり吐出口方向を無段階に変更することができる。
【0019】
以下、本発明の実施例、および参考例について図1〜図5を参照しながら説明する。
【0020】
【実施例】
(参考例1)
図1及び図2に示すように、軸貫通部1の同心円上に設けられた複数の取付けネジ穴2でスクロールケーシング3の反吸込み側側板4を取付ベース5に取付け、前記取付ベース5の軸貫通部6のスクロールケーシング3の方向に平行筒状突出部7を設け、前記反吸込み側側板4の軸貫通部1を前記平行筒状突出部7にはめ込んだものである。
【0021】
上記構成において、スクロールケーシング3を固定している取付けネジ8を取外すことにより軸貫通部6に設けた取付ベース5の平行筒状突出部7上でスクロールケーシング3を回転することが出来、スクロールケーシング3を取付ベース5に取付けネジ穴2で固定することにより、多段階に吐出口方向を変更することができる。
【0022】
(参考例2)
図3に示すように、取付ベース5の軸貫通部6は丸穴とし、スクロールケーシング3の反吸込み側側板4の軸貫通部1は軸9に嵌合する軸受10を設けたものである。
【0023】
上記構成において、スクロールケーシング3を固定している取付けネジ8を取外すことにより軸貫通部1に設けた軸受10によりスクロールケーシング3を回転することが出来、スクロールケーシング3を取付ベース5に取付けネジ穴2で固定することにより、多段階に吐出口方向を変更することができる。
【0024】
(実施例1)
図4に示すように、軸貫通部1の同心円上に異なるピッチにて設けられた複数の取付けネジ穴2でスクロールケーシング3の反吸込み側側板4を取付ベース5に取付け、前記取付ベース5は前記取付けネジ穴2に対応したピッチの異なる互いに対向した円弧状長穴11a、11bを用いたものである。
【0025】
上記構成において、スクロールケーシング3を固定している取付けネジ8は取外す必要がなく、緩めるだけでスクロールケーシング3を回転することが出来、前記スクロールケーシング3を再度取付けネジ穴2で取付ベース5に固定することにより、無段階に吐出口方向を変更することができる。
【0026】
(参考例3)
図5に示すように、スクロールケーシング3の反吸込み側側板4にコの字形状の取手12を設けたものである。
【0027】
上記構成において、スクロールケーシング3を回転する際、取手12を持って作業することにより、吐出口方向を容易に、かつ軽微に変更することができる。
【0028】
なお、この例では、取手をスクロールケーシングの反吸込み側側板に設けたが、取手をスクロールケーシングの吸込み側側板あるいはスクロールに設けてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0029】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、スクロールケーシングの吐出口方向を変更する場合、送風機本体の設置のやり変えを行うことなく、容易に、かつ軽微に吐出口方向を変更できる効果のある遠心送風機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1の遠心送風機を示す断面図
【図2】 同側面図
【図3】 本発明の参考例2の遠心送風機の断面図
【図4】 本発明の実施例1の遠心送風機の側面図
【図5】 本発明の参考例3の遠心送風機の側面図
【図6】 従来の遠心送風機を示す断面図
【図7】 同側面図
【符号の説明】
1 軸貫通部
2 取付けネジ穴
3 スクロールケーシング
4 反吸込み側側板
5 取付ベース
6 軸貫通部
7 平行筒状突出部
8 取付けネジ
9 軸
10 軸受
11a 円弧状長穴
11b 円弧状長穴
12 取手
101 スクロールケーシング
102 反吸込み側側板
103 取付ベース
104 軸
105 取付けネジ穴
106 軸貫通部
107 軸貫通部
108 羽根車
Claims (1)
- スクロールケーシングの反吸込み側側板には軸貫通部の径の異なる複数の同心円上に複数の取付けネジ穴を設け、
取付ベースには、軸貫通部のスクロールケーシング方向に平行筒状突出部と、前記複数の同心円に対向した円弧状長穴を設け、
前記反吸込み側側板の軸貫通部を前記平行突出部にはめ込み、
前記反吸込み側側板の前記複数の取付けネジ穴と前記取付ベースの前記円弧状長穴とを貫通して固定することにより、
前記スクロールケーシングが回転自在となり吐出口方向を無段階に変更することができる遠心送風機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08573098A JP4180143B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 遠心送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08573098A JP4180143B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 遠心送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11280699A JPH11280699A (ja) | 1999-10-15 |
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Family
ID=13866970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08573098A Expired - Fee Related JP4180143B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 遠心送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4180143B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP6020810B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-11-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP08573098A patent/JP4180143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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