JP2002082122A - 車両における車輪速度検出装置 - Google Patents
車両における車輪速度検出装置Info
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Abstract
に貫通する車軸が相対回転不能に結合される車両におい
て車輪の車輪速度を検出するにあたり、車輪のホィール
にセンサリング取付けのための加工を施すことを不要と
しつつ、センサリングの取付けを容易とする。 【解決手段】車軸34を同軸に貫通せしめるセンサリン
グ53が該車軸34に相対回転不能に結合され、車輪速
センサ57がセンサリング53に対向配置される。
Description
備えるハブに、該ハブを同軸に貫通する車軸が相対回転
不能に結合される車両に関し、特に、車輪の車輪速度を
検出する装置の改良に関する。
えば特開平8−133154号公報等で既に知られてお
り、このものでは、車軸とともに回転する後輪のホィー
ルにセンサリングが同軸に取付けられている。
ように、ホィールにセンサリングが取付けられる構成で
は、ホィールにセンサリングを取付けるための圧入孔や
ボルト挿通孔等を設けることが必要であり、取付け作業
にあたっても、取付け用の工具や機器が必要となるだけ
でなく、知識および経験が必要となる。
のであり、車輪のホィールにセンサリング取付けのため
の加工を施すことを不要としつつ、センサリングの取付
けを容易とした車両における車輪速度検出装置を提供す
ることを目的とする。
に、本発明は、車輪のホィールが備えるハブに、該ハブ
を同軸に貫通する車軸が相対回転不能に結合される車両
において、前記車軸を同軸に貫通せしめるセンサリング
が該車軸に相対回転不能に結合され、車輪速センサがセ
ンサリングに対向配置されることを特徴とする。
転する車軸にセンサリングが相対回転不能に結合される
ので、車輪のホィールにセンサリング取付けのための加
工を施すことを不要とすることができる。しかも車軸へ
のセンサリングの組付にあたっても、特別な知識や経験
は不要であり、センサリングを車軸に容易に取付けるこ
とができる。
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
のであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の2
−2線拡大断面図、図3は図2の3矢視図、図4は図2
の要部拡大図、図5は図2の5−5線拡大断面図であ
る。
二輪車の車体フレーム11が前端に備えるヘッドパイプ
12にはフロントフォーク13が操向可能に取付けられ
ており、フロントフォーク13の下端に前輪WFが軸支
される。
軸に取付けられており、該ブレーキディスク14ととも
に前輪ブレーキ装置BFを構成するブレーキキャリパ1
5が、フロントフォーク13の下部に設けられたキャリ
パブラケット16で支持される。
の中間部には、前部にエンジンEを備えるスイングユニ
ット17が上下揺動可能に支承されており、前記エンジ
ンEの駆動力は、スイングユニット17内に収納された
ベルト式無段変速機18および減速ギヤ列19を介して
後輪WRに伝達される。またスイングユニット17の後
部は左側のリヤクッション20を介して車体フレーム1
1の後部に支持され、スイングユニット17の上部には
エアクリーナ21が取付けられる。
ンジンケーシング22と、エンジンケーシング22に結
合されて後輪WRの左側に配置される右ケース半体23
と、右ケース半体23の左側面に結合される左ケース半
体24と、前記右ケース半体23の後部右側面に結合さ
れるギヤケース25とを備える。
27を有するとともに該遠心ウエイト27の作用で有効
半径を変化させるようにしてエンジンEのクランクシャ
フト26に設けられた駆動プーリ28と、該駆動プーリ
28の有効半径変化に応じて有効半径を変化させる従動
プーリ29と、駆動プーリ28および従動プーリ29に
巻掛けられる無端ベルト30とを備えるものであり、前
記従動プーリ29は、右ケース半体23およびギヤケー
ス25で回転自在に支承される出力軸31に相対回転自
在に装着され、従動プーリ29および出力軸31間には
遠心クラッチから成る発進クラッチ32が設けられる。
クランクシャフト26の回転数増加に伴う遠心ウエイト
27の作用で駆動プーリ28の有効半径が増加し、それ
に伴って従動プーリ29の有効半径が減少することによ
り、変速比がロー側からトップ側に向けて無段階に変化
することになる。
は、前記出力軸31に加えて、中間軸33と、後輪WR
の車軸34とが相互に平行な軸線を有して回転自在に支
承されており、出力軸31、中間軸33および車軸34
が減速ギヤ列19を介して連結され、ベルト式無段変速
機18で変速されたエンジンEの駆動力が減速ギヤ列1
9でさらに減速されて車軸34に伝達されることにな
る。
は前後に延びるスイングアーム35が配置されており、
このスイングアーム35の前端部はエンジンケーシング
22に連結される。またスイングアーム35の後部と車
体フレーム11の後部との間には、スイングユニット1
7の後部を支持する左側のリヤクッション20と左右対
称位置に配置される右側のリヤクッション36が設けら
れ、スイングアーム35の右側に配置される排気マフラ
ー37は該スイングアーム35に支持される。
は、ホィール38の外周にタイヤ39が装着されて成る
ものであり、車軸34はホィール38のハブ38aを貫
通する。しかも車軸34およびホィール38は相対回転
不能であり、車軸34および前記ハブ38aはスプライ
ン40を介して結合される。
記ハブ38aを同軸に囲むようにして凹部41が形成さ
れており、該凹部41の内周に固設されたブレーキドラ
ム42と、該ブレーキドラム42の内周に摩擦接触し得
るようにしてギヤケース25に支持される複数のブレー
キシュー43…と、回転作動により各ブレーキシュー4
3…を拡開作動させることを可能としてギヤケース25
に回転自在に支承されるカム軸44とで、パーキングブ
レーキ45が構成される。
は、車軸34と同軸である円筒状の支持突部46が突設
されており、この支持突部46の先端に締結されるブレ
ーキディスク47と、該ブレーキディスク47を油圧で
拘束し得るブレーキキャリパ48とを備える後輪ブレー
キ装置BRで後輪WRを制動可能であり、前記ブレーキ
キャリパ48はスイングアーム35に設けられるキャリ
パブラケット49で支持される。
aよりも軸方向内方側でギヤケース25および車軸34
間には、該車軸34に設けられた環状段部50で内輪内
端を受けるようにしてボールベアリング51が介装さ
れ、前記ハブ38aよりも軸方向外方側でスイングアー
ム35および車軸34間にはボールベアリング52が介
装される。
端を当接させた前記ハブ38aの外端には、車軸34を
同軸に貫通せしめるセンサリング53が当接され、この
センサリング53と前記ボールベアリング52の内輪内
端との間には車軸34を囲繞する円筒状のカラー54が
介装され、さらに前記ボールベアリング52の内輪外端
との間に車軸34を囲繞する円筒状のカラー55を介在
させたナット56が、車軸34の外端部に螺合される。
軸34の外端部に螺合されるナット56との間に、ホィ
ール38のハブ38a、センサリング53、カラー5
4、ボールベアリング52の内輪およびカラー55が挟
まれることになる。
相対回転を不能とするものであり、この実施例では、ホ
ィール38のハブ38aとともにスプライン40で車軸
34に結合される。
の外周部には、車軸34の軸方向に沿う外方側に突出し
た多数の突起53a…が設けられており、これらの突起
53a…に近接するようにしてセンサリング53の外周
部に対向する車輪速センサ57が、スイングアーム35
に締結される。
ると、後輪WRの車軸34を同軸に貫通せしめるセンサ
リング53が該車軸34に相対回転不能に結合され、車
輪速センサ57がセンサリング53の突起53a…に対
向するように配置されるので、後輪WRのホィール38
にセンサリング53を取付けるための特別の加工を施す
ことを不要とすることができる。
付にあたって、特別な知識や経験は不要であり、センサ
リング53を車軸34に容易に取付けることができる。
特にこの実施例では、センサリング53が、後輪WRの
ホィール38におけるハブ38aとともにスプライン4
0で車軸34に結合されるので、車軸34へのホィール
38およびセンサリング53の組付がより一層容易とな
る。
両側で支持されていたが、車軸が後輪WRの一側で片持
ち支持される場合もあり、そのような場合の車輪速度検
出装置の構成について次に説明する。
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
ーム35′の前端部がエンジンケーシング22に連結さ
れ、該スイングアーム35′の後部は、リヤクッション
を介して車体フレームに支持され、排気マフラー37が
該スイングアーム35′に支持される。
介して回転自在に支承される車軸34′は、後輪WRが
備えるホィール38のハブ38aを貫通しており、車軸
34′および前記ハブ38aはスプライン40を介して
結合される。前記ボールベアリング51の内輪外端に内
端を当接させた前記ハブ38aの外端には、車軸34′
を同軸に貫通せしめるセンサリング53が当接され、こ
のセンサリング53との間にリング状のワッシャ58を
介在させたナット56が車軸34′の外端部に螺合され
る。すなわち車軸34′が備える環状段部50と、車軸
34′の外端部に螺合されるナット56との間に、ホィ
ール38のハブ38a、センサリング53およびワッシ
ャ58が挟まれることになる。
の相対回転を不能とするものであり、ホィール38のハ
ブ38aとともにスプライン40で車軸34′に結合さ
れる。
る突起53a…に近接するようにしてセンサリング53
の外周部に対向する車輪速センサ57が、スイングアー
ム35′に締結される。
と同様に、後輪WRのホィール38にセンサリング53
を取付けるための特別の加工を施すことが不要であり、
車軸34′へのホィール38およびセンサリング53の
組付が容易である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
ィールにセンサリング取付けのための加工を施すことが
不要となるとともに車軸へのセンサリングの組付にあた
って特別な知識や経験が不要であり、センサリングを車
軸に容易に取付けることができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪(WR)のホィール(38)が備え
るハブ(38a)に、該ハブ(38a)を同軸に貫通す
る車軸(34,34′)が相対回転不能に結合される車
両において、前記車軸(34,34′)を同軸に貫通せ
しめるセンサリング(53)が該車軸(34,34′)
に相対回転不能に結合され、車輪速センサ(57)がセ
ンサリング(53)に対向配置されることを特徴とする
車両における車輪速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000274983A JP4845253B2 (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000274983A JP4845253B2 (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4845253B2 JP4845253B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=18760672
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000274983A Expired - Lifetime JP4845253B2 (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4845253B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114814264A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-07-29 | 中冶京诚(湘潭)重工设备有限公司 | 一种牵引机车车轮测速装置 |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000274983A patent/JP4845253B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114814264A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-07-29 | 中冶京诚(湘潭)重工设备有限公司 | 一种牵引机车车轮测速装置 |
CN114814264B (zh) * | 2022-05-12 | 2023-08-04 | 中冶京诚(湘潭)重工设备有限公司 | 一种牵引机车车轮测速装置 |
Also Published As
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---|---|
JP4845253B2 (ja) | 2011-12-28 |
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