JP3464740B2 - 車両の車輪速度検出装置 - Google Patents

車両の車輪速度検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や自動
車の車体速度等の検出に用いられる、車両の車輪速度検
出装置に関し、特に回転体に固設されるパルスロータ
と、このパルスロータの回転に応じてパルスを発生する
センサとからなる車輪速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の車輪速度検出装置として、
車輪のハブに、それと共に一体回転するようパルスロー
タを付設したものが知られている(例えば特開平6−1
44328号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車輪のハ
ブにパルスロータを付設したものでは、車輪の極低速回
転時には、パルスロータの周速度も極低速となるため、
センサの発生するパルスが極めて少なくなるばかりでな
く、その波形が崩れ、不明瞭となるため、そうしたパル
スからでは車輪の極低速度をコンピュータにより正確に
演算することはできず、高精度が期待できない。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、車輪の極低速回転時にも明瞭且つ充分な数のパル
スを発して、車輪速度の高精度検出を可能にし、しかも
特別な保護手段を用いずともパルスロータ等を保護し得
る、車両の車輪速度検出装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、駆動車輪を連結した車軸を支持するミッ
ションケース内に、エンジンから入力される無段変速
機、この無段変速機の被動部材の回転速度の上昇に伴い
接続状態となる自動クラッチ、及びこの自動クラッチの
出力軸から車軸を減速駆動するための減速機を収容した
車両において、自動クラッチの出力軸にパルスロータを
固設し、このパルスロータに検知部を対向させて該ロー
タの回転に応じパルスを発するセンサをミッションケー
スに装着したことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、自動ク
ラッチの、その出力軸に固着されるクラッチドラムを、
その外周部に多数の突起を周方向等間隔置きに形成して
パルスロータとしたことを第2の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面に示
す本発明の実施例に基いて以下に説明する。
【0008】図1において、車両としてのスクータ1
は、車体2に上下方向揺動可能に軸支されるパワーユニ
ット3を有し、このパワーユニット3に、それにより駆
動される駆動車輪としての後輪4が取付けられる。
【0009】図2を併せて参照するに、パワーユニット
3は、エンジン5のクランクケース6の一端部を後方へ
延出させてミッションケース7となし、それにベルト式
無段変速機8、自動クラッチ9及び歯車減速機10を収
容して構成される。
【0010】無段変速機8は、エンジン5のクランク軸
11の一端に連結された駆動プーリ12と、ミッション
ケース7に回転自在に支承されるクラッチ出力軸14に
回転自在に支持された被動プーリ13と、上記両プーリ
12,13に巻掛けられたベルト15とから構成され
る。駆動プーリ12は、クランク軸11の回転速度の上
昇に応じてその有効径を拡大させる公知の遠心機構16
を備え、また被動プーリ13は、その有効径を拡大させ
る方向にばね力を発揮するばね17を備え、これらの協
働により駆動及び被動プーリ12,13間の変速比がク
ランク軸11の回転数の変化に応じて無段階に自動制御
される。
【0011】図3に示すように、自動クラッチ9は、被
動プーリ13に連結してそれと一体回転する駆動板18
と、この駆動板18に拡径可能に枢支される複数のクラ
ッチシュー19と、これらクラッチシュー19を囲繞し
てクラッチ出力軸14に固着されるクラッチドラム20
とからなっており、クラッチシュー19は戻しばね21
により縮径方向に付勢される。したがって、駆動板18
の回転速度が所定値以下のときは、クラッチシュー19
はクラッチドラム20の内周面から離間しているが、そ
の回転速度が所定値を上回ると、それに伴い増大する遠
心力によりクラッチシュー19は拡径方向に揺動してク
ラッチドラム20の内周面に圧接し、被動プーリ13の
回転をクラッチ出力軸14に伝達するようになる。
【0012】減速機10は、クラッチ出力軸14と、ミ
ッションケース7に支承された中間軸22との間を連結
する第1減速歯車列231 、並びに中間軸22と、ミッ
ションケース7に支承された車軸24間を連結する第2
減速歯車列232 とから構成されるもので、クラッチ出
力軸14の回転を二段階減速して車軸24に伝達する。
この車軸24に後輪4が連結される。
【0013】而して、減速機10の減速比をRとしたと
き、クラッチ出力軸14は後輪4の回転数のR倍の回転
数をもって回転するもので、本発明は、これを利用して
後輪4の回転速度を高精度に検出しようとするものであ
る。
【0014】即ち、クラッチ出力軸14に固着されたク
ラッチドラム20は、その外周に多数の突起27を周方
向等間隔置きに形成してパルスロータ25に構成され、
このパルスロータ25の外周に検知部を対向させるセン
サ26がミッションケース7に気密に装着される。この
センサ26は、パルスロータ25の突起27が該センサ
26の検知部直前を通過する度にパルスを発するもの
で、そのパルスは図示しないコンピュータに入力され、
単位時間当りの入力パルス数によってパルスロータ25
の回転速度、換言すれば後輪4の回転速度が演算され
る。
【0015】かくして、クラッチ出力軸14と共に一体
回転するパルスロータ25の回転速度が常に後輪4の回
転速度の前記R倍も速いこと、及びクラッチドラム20
を利用したパルスロータ25が比較的大径であることか
ら、後輪4の一回転当りセンサ26が発するパルス数は
非常に多く、且つパルス波形が明瞭である。したがって
後輪4の極低速回転時にも、前記演算に耐え得る明瞭で
充分な数のパルスを発生させることができる。しかも、
パルスロータ25及びセンサ26の検知部はミッション
ケース6内に収容されているから、特別な保護手段を講
じることなく、飛石、雨水、塵埃等からこれを保護する
ことができる。
【0016】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更
が可能である。例えば、パルスロータ25をクラッチド
ラム20とは別個に製作して、クラッチ出力軸14に固
着することもできる。また本発明は自動車にも適用可能
である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、駆動車輪を連結した車軸を支持するミッションケー
ス内に、エンジンから入力される無段変速機、この無段
変速機の被動部材の回転速度の上昇に伴い接続状態とな
る自動クラッチ、及びこの自動クラッチの出力軸から車
軸を減速駆動するための減速機を収容した車両におい
て、自動クラッチの出力軸にパルスロータを固設し、こ
のパルスロータに検知部を対向させて該ロータの回転に
応じパルスを発するセンサをミッションケースに装着し
たので、パルスロータには常に駆動車輪の回転速度のR
(減速機の減速比)倍という速い回転速度を与えること
ができ、したがって駆動車輪の極低速回転時でもセンサ
に明瞭且つ充分な数のパルスを発生させることができ、
車輪速度の高精度検出が可能となる。 しかも、パルス
ロータ及びセンサの検知部はミッションケースにより保
護されているから、特別な保護手段を講ぜずとも、これ
らを飛石、雨水、塵埃等から保護することができ、構造
の簡素化を図ると共に耐久性を確保できる。
【0018】また本発明の第2の特徴によれば、自動ク
ラッチの、その出力軸に固着されるクラッチドラムを、
その外周部に多数の突起を周方向等間隔置きに形成して
パルスロータとしたので、パルスロータ即ちクラッチド
ラムの周速度が比較的速いことゝ相俟って、車輪速度の
検出精度をより高めることができ、のみならずクラッチ
ドラムがパルスロータの主体をなすので、構造がより簡
素化され、コスト低減に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスクータの側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の要部の拡大図
【符号の説明】
1 車両としてのスクータ 4 駆動車輪としての後輪 7 ミッションケース 8 無段変速機 9 自動クラッチ 10 減速機 13 被動部材としての被動プーリ 14 クラッチ出力軸 20 クラッチドラム 24 車軸 25 パルスロータ 26 センサ 27 突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動車輪(4)を連結した車軸(24)
    を支持するミッションケース(7)内に、エンジン
    (5)から入力される無段変速機(8)、この無段変速
    機(8)の被動部材(13)の回転速度の上昇に伴い接
    続状態となる自動クラッチ(9)、及びこの自動クラッ
    チ(9)の出力軸(14)から車軸(24)を減速駆動
    するための減速機(10)を収容した車両において、 自動クラッチ(9)の出力軸(14)にパルスロータ
    (25)を固設し、このパルスロータ(25)に検知部
    を対向させて該ロータ(25)の回転に応じパルスを発
    するセンサ(26)をミッションケース(7)に装着し
    たことを特徴とする、車両の車輪速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 自動クラッチ(9)の、その出力軸(14)に固着され
    るクラッチドラム(20)を、その外周部に多数の突起
    (27)を周方向等間隔置きに形成してパルスロータ
    (25)としたことを特徴とする、車両の車輪速度検出
    装置。
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JP4739138B2 (ja) * 2006-07-21 2011-08-03 本田技研工業株式会社 センサカバー構造
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