JPH0392497A - 自動二輪車の歯車騒音防止装置 - Google Patents
自動二輪車の歯車騒音防止装置Info
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- JPH0392497A JPH0392497A JP23001589A JP23001589A JPH0392497A JP H0392497 A JPH0392497 A JP H0392497A JP 23001589 A JP23001589 A JP 23001589A JP 23001589 A JP23001589 A JP 23001589A JP H0392497 A JPH0392497 A JP H0392497A
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- Japan
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- gear
- backlash
- engine
- reduction
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- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 title 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 19
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 4
- 241000282465 Canis Species 0.000 description 3
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、自動二輪車の有する歯車式伝動装置におい
て、歯車同士による歯打音が生じないようにする騒音防
止装置に関する. (従来の技術) 自動二輪車には、従来、例えば実公昭58−4787号
公報で示されるものがある6これによれば、エンジン、
伝動装置、および後輪が一体化されてこれが駆動ユニッ
トとされており、この駆動ユニットが車体フレームに上
下揺動自在に枢支されている. 上記構成において、伝動装置が歯車式とされたものがあ
り、この場合には、通゜常、上記後輪と共に回転する従
動側歯車と、この歯車に噛合し、エンジン側から動力を
入力して上記従動側歯車にこの動力を伝える駆動側歯車
とが設けられている。
て、歯車同士による歯打音が生じないようにする騒音防
止装置に関する. (従来の技術) 自動二輪車には、従来、例えば実公昭58−4787号
公報で示されるものがある6これによれば、エンジン、
伝動装置、および後輪が一体化されてこれが駆動ユニッ
トとされており、この駆動ユニットが車体フレームに上
下揺動自在に枢支されている. 上記構成において、伝動装置が歯車式とされたものがあ
り、この場合には、通゜常、上記後輪と共に回転する従
動側歯車と、この歯車に噛合し、エンジン側から動力を
入力して上記従動側歯車にこの動力を伝える駆動側歯車
とが設けられている。
また、この場合、歯車同士が噛合するときに、その各歯
の背面同士が圧接して回転抵抗が増大するという不都合
の発生を防止するために、上記歯車同士の間には、バッ
クラッシュが設定されている。
の背面同士が圧接して回転抵抗が増大するという不都合
の発生を防止するために、上記歯車同士の間には、バッ
クラッシュが設定されている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記構成の自動二輪車において、エンジンの
アイドリンク時に,後輪を接地させた状態にすると、上
記エンジンの振動による駆動ユニットの前部側が後輪の
車軸を中心に上下揺動する。この場合、後輪は接地して
いるので,回転しておらず、静止したままである。従っ
て,上記後輪の車軸と一体的に回転する関係にある従動
側歯車も静止したままである。これに対して、駆動側歯
車は上記駆動ユニットの上下揺動に伴い、従動側歯車に
対してわずかの振幅ではあるが、相対的に正逆回転する
こととなり、この場合、前記バックラッシュの存在で,
この駆動側歯車の歯が従動側歯車の歯に繰り返し衝突し
て,いわゆる歯打音が生じるという問題がある。
アイドリンク時に,後輪を接地させた状態にすると、上
記エンジンの振動による駆動ユニットの前部側が後輪の
車軸を中心に上下揺動する。この場合、後輪は接地して
いるので,回転しておらず、静止したままである。従っ
て,上記後輪の車軸と一体的に回転する関係にある従動
側歯車も静止したままである。これに対して、駆動側歯
車は上記駆動ユニットの上下揺動に伴い、従動側歯車に
対してわずかの振幅ではあるが、相対的に正逆回転する
こととなり、この場合、前記バックラッシュの存在で,
この駆動側歯車の歯が従動側歯車の歯に繰り返し衝突し
て,いわゆる歯打音が生じるという問題がある。
(発明の目的)
この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、エンジンのアイドリンク時に、後輪が接地していた
としても、歯車式伝動装置における歯車同士による歯打
音に基づいて、騒音が生じるという不都合が生じないよ
うにすることを目的とする。
で、エンジンのアイドリンク時に、後輪が接地していた
としても、歯車式伝動装置における歯車同士による歯打
音に基づいて、騒音が生じるという不都合が生じないよ
うにすることを目的とする。
(発明の構成)
上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、後輪の車軸と一体的に回転する従動側歯車と、この
歯車に噛合してこの歯車にエンジン側からの動力を伝え
る駆動側歯車との間のバックラッシュを除去するバック
ラッシュ除去手段を設けた点にある. (作 用) 上記構成による作用は次の如くである.エンジン4のア
イドリング時に、後輪6を接地させた状態にすると,上
記エンジン4の振動により、駆動ユニット3の前部側が
後輪6の車軸44を中心に上下揺動する.この場合、後
輪6は地面l2に接地しているので、回転しておらず,
静止したままである.従って、上記後輪6の車軸44と
一体的に回転する関係にある第2減速大歯車(従動側歯
車)51も静止したままである.これに対して、第2減
速小歯車(駆動側歯車)50は上記駆動ユニット3の上
下揺動に伴い、第2減速犬歯車(従動側歯車)51に対
してわずかの振幅ではあるが、相対的に正逆回転するこ
ととなり、この場合、上記第2減速小歯車(駆動側歯車
)50と、これに噛合している第2減速犬歯車(従動側
歯車)51との間のバックラッシュの存在で、同上第2
減速小歯車(駆動側歯車)50の歯が第2減速大歯車(
従動側歯車)51の歯に衝突して、いわゆる歯打音が生
じようとする.しかし、この発明では、上記バックラッ
シュを除去するバックラッシュ除去手段53を設けてい
るため、上記歯打音の発生が確実に防止される.(実施
例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
は、後輪の車軸と一体的に回転する従動側歯車と、この
歯車に噛合してこの歯車にエンジン側からの動力を伝え
る駆動側歯車との間のバックラッシュを除去するバック
ラッシュ除去手段を設けた点にある. (作 用) 上記構成による作用は次の如くである.エンジン4のア
イドリング時に、後輪6を接地させた状態にすると,上
記エンジン4の振動により、駆動ユニット3の前部側が
後輪6の車軸44を中心に上下揺動する.この場合、後
輪6は地面l2に接地しているので、回転しておらず,
静止したままである.従って、上記後輪6の車軸44と
一体的に回転する関係にある第2減速大歯車(従動側歯
車)51も静止したままである.これに対して、第2減
速小歯車(駆動側歯車)50は上記駆動ユニット3の上
下揺動に伴い、第2減速犬歯車(従動側歯車)51に対
してわずかの振幅ではあるが、相対的に正逆回転するこ
ととなり、この場合、上記第2減速小歯車(駆動側歯車
)50と、これに噛合している第2減速犬歯車(従動側
歯車)51との間のバックラッシュの存在で、同上第2
減速小歯車(駆動側歯車)50の歯が第2減速大歯車(
従動側歯車)51の歯に衝突して、いわゆる歯打音が生
じようとする.しかし、この発明では、上記バックラッ
シュを除去するバックラッシュ除去手段53を設けてい
るため、上記歯打音の発生が確実に防止される.(実施
例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図と第3図において,lはスクータ型で、かつ、い
わゆるスイングユニット式の自動二輪車で,この自動二
輪車工は円形パイプを折り曲げて形成した車体フレーム
2を有している。また、3は駆動ユニットで、この駆動
ユニット3はエンジン4,伝動装置5,i5よび後輪6
を一体化することにより構成されている。
わゆるスイングユニット式の自動二輪車で,この自動二
輪車工は円形パイプを折り曲げて形成した車体フレーム
2を有している。また、3は駆動ユニットで、この駆動
ユニット3はエンジン4,伝動装置5,i5よび後輪6
を一体化することにより構成されている。
上記駆動ユニット3は車体フレーム2に取り付けられた
ブラケット8に対し枢支手段9により上下揺動自在に枢
支されている。また、この枢支手段9を中心として上下
揺動する伝動装置5の後端は、緩衝装置10により同上
車体フレーム2の後部に支持され、このようにして、上
記駆動ユニット3は車体フレーム2に懸架されている。
ブラケット8に対し枢支手段9により上下揺動自在に枢
支されている。また、この枢支手段9を中心として上下
揺動する伝動装置5の後端は、緩衝装置10により同上
車体フレーム2の後部に支持され、このようにして、上
記駆動ユニット3は車体フレーム2に懸架されている。
その他.11はシート、l2は地面である.第2図から
第5図において、上記枢支手段9は上記ブラケット8に
第1枢支軸l3により枢支される左、右回動アーム14
.15を有し、これら回動アーム14.15同士は連結
バー16により互いに強固に連結されている.そして、
これら各回動アーム14.15の後部回動端には、前記
エンジン4のクランクケース18から突設された左右一
対のブラケットl9がそれぞれ第2枢支軸20により枢
支されている。
第5図において、上記枢支手段9は上記ブラケット8に
第1枢支軸l3により枢支される左、右回動アーム14
.15を有し、これら回動アーム14.15同士は連結
バー16により互いに強固に連結されている.そして、
これら各回動アーム14.15の後部回動端には、前記
エンジン4のクランクケース18から突設された左右一
対のブラケットl9がそれぞれ第2枢支軸20により枢
支されている。
また、上記左回動アームl4の前部回動端にはゴム等弾
性の前ストッパー21が突設され、この前ストッパー2
1の突出端は上記ブラケット8に取り付けられたストッ
パー片22に接している.即ち、これによって,駆動ユ
ニット3の重みにょり左、右回動アーム14.15が第
1枢支軸13回りに回動しようとすることは阻止されて
いる.そして、この場合、駆動ユニット3は第2枢支軸
20を中心として上下揺動自在となっている.更に,上
記左、右回動アーム14.15の後部回動端にはそれぞ
れゴム等弾性の後ストッパー24が突設され、この後ス
トッパー24の突出端は車体フレーム2の下面からわず
かに離れて対面している.即ち、自動二輪車lの走行中
の振動などによって、車体フレーム2に対し駆動ユニッ
ト3が所定寸法以上に上昇しようとしたときには、後ス
トッパー24が車体フレーム2の下面に接してそれ以上
に駆動ユニット3が上昇することを阻止するようになっ
ている.また、上記各ストッパー21.24はエンジン
4かも車体フレーム2に伝わろうとする振動を吸収する
. 第1図、第2図,!3よび第6図において,上記エンジ
ン4は前記クランクケースl8内に支承されるクランク
軸28や、連接棒29を有している. また、前記伝動装置5は上記クランクケース18に一体
成形される伝動ケース30を有し、この伝動ケース30
は後方に向って延びている.上記クランク軸28の左端
部は上記伝動ケース30の前部内に収納され,これに駆
動ブーリー31が取り付けられている.一方、同上伝動
ケース30の後部には、中間軸32が支承され、この中
間軸32に従動プーリー33が相対回転自在に支承され
、上記駆動ブーリー31と従動ブーリー33とにVベル
ト34が巻き掛けられている.上記駆動゛プーリー31
はクランク軸28に固定された固定フェース31aと、
この固定フェース31aに対面して、同上クランク軸2
8に軸方向にのみ摺動自在に支持される可動フェース3
lbとを有している.また、この可動フェース3lbの
背面側でクランク軸28にはバックアッププレート37
がスプラインにより取り付けられ,これら可動フェース
3lbとバックアッププレート37との間に球状の重り
38が潤滑油と共に挿入されている. そして、上記クランク軸28が増速すると、重り38が
遠心力により可動フェース3lbやバックアッププレー
ト37の径方向外方に移動して、この可動フェース3l
bを固定フェース31a側に向って押動し、■ベルト3
4との係合径が増大させられるようになっている. 第1図と第2図において、前記従動プーリー33も中間
・軸32に固定された固定フェース33aと、この固定
フェース33aに対面して、同上中間軸32に軸方向に
のみ摺動自在に支持される可動フェース33bとを有し
ている.また,この可動フェース33bを固定フェース
33a側に向って付勢するばね39が設けられ、このば
ね39の付勢により、同上Vベルト34との係合径が増
大させられるようになっている. 従って、クランク軸28が低速で回転しているときには
、第1図,第2図、および第6図中実線で示すように、
駆動ブーリー31に対しVベルト34は小さい係合径で
係合する一方、従動プーリー33に対し大きい係合径で
係合し、つまり、減速比が大きくなる. また、クランク軸28が高速になる場合には、第1図と
第6図中仮想線で示すように、前記重り38の作用によ
り駆動ブーリー31に対するVベルト34の係合径が大
きくされ,これに伴い、ばね39に抗して従動プーリー
33の係合径が小さくされる。つまり、このときには、
減速比が小さくなって従動ブーリー33側が増速される
ようになっている. 上記従動ブーリー33と中間軸32との間には遠心クラ
ッチ4lが設けられている.また、前記伝動ケース30
の後部内の一部空間を区画するように内部カバー42が
取り付けられており、上記伝動ケース30と内部カバー
42とに、前記後輪6の車軸44が支承されている. 上記中間軸32の動力を車軸44に伝える歯車減速手段
45が設けられ、この歯車減速千段45は上記内部カバ
ー42で区画された空間に設けられている.この歯車減
速手段45は減速軸46を有し、中間軸32に形成され
た第1減速小歯車48と、減速軸46に外嵌して圧着さ
れた第1減速大歯車49とが噛合している.また、同上
減速軸46に形成された第2減速小歯車50と,上記車
軸44に外嵌して圧着された第2減速大歯車51とが噛
合している。
性の前ストッパー21が突設され、この前ストッパー2
1の突出端は上記ブラケット8に取り付けられたストッ
パー片22に接している.即ち、これによって,駆動ユ
ニット3の重みにょり左、右回動アーム14.15が第
1枢支軸13回りに回動しようとすることは阻止されて
いる.そして、この場合、駆動ユニット3は第2枢支軸
20を中心として上下揺動自在となっている.更に,上
記左、右回動アーム14.15の後部回動端にはそれぞ
れゴム等弾性の後ストッパー24が突設され、この後ス
トッパー24の突出端は車体フレーム2の下面からわず
かに離れて対面している.即ち、自動二輪車lの走行中
の振動などによって、車体フレーム2に対し駆動ユニッ
ト3が所定寸法以上に上昇しようとしたときには、後ス
トッパー24が車体フレーム2の下面に接してそれ以上
に駆動ユニット3が上昇することを阻止するようになっ
ている.また、上記各ストッパー21.24はエンジン
4かも車体フレーム2に伝わろうとする振動を吸収する
. 第1図、第2図,!3よび第6図において,上記エンジ
ン4は前記クランクケースl8内に支承されるクランク
軸28や、連接棒29を有している. また、前記伝動装置5は上記クランクケース18に一体
成形される伝動ケース30を有し、この伝動ケース30
は後方に向って延びている.上記クランク軸28の左端
部は上記伝動ケース30の前部内に収納され,これに駆
動ブーリー31が取り付けられている.一方、同上伝動
ケース30の後部には、中間軸32が支承され、この中
間軸32に従動プーリー33が相対回転自在に支承され
、上記駆動ブーリー31と従動ブーリー33とにVベル
ト34が巻き掛けられている.上記駆動゛プーリー31
はクランク軸28に固定された固定フェース31aと、
この固定フェース31aに対面して、同上クランク軸2
8に軸方向にのみ摺動自在に支持される可動フェース3
lbとを有している.また、この可動フェース3lbの
背面側でクランク軸28にはバックアッププレート37
がスプラインにより取り付けられ,これら可動フェース
3lbとバックアッププレート37との間に球状の重り
38が潤滑油と共に挿入されている. そして、上記クランク軸28が増速すると、重り38が
遠心力により可動フェース3lbやバックアッププレー
ト37の径方向外方に移動して、この可動フェース3l
bを固定フェース31a側に向って押動し、■ベルト3
4との係合径が増大させられるようになっている. 第1図と第2図において、前記従動プーリー33も中間
・軸32に固定された固定フェース33aと、この固定
フェース33aに対面して、同上中間軸32に軸方向に
のみ摺動自在に支持される可動フェース33bとを有し
ている.また,この可動フェース33bを固定フェース
33a側に向って付勢するばね39が設けられ、このば
ね39の付勢により、同上Vベルト34との係合径が増
大させられるようになっている. 従って、クランク軸28が低速で回転しているときには
、第1図,第2図、および第6図中実線で示すように、
駆動ブーリー31に対しVベルト34は小さい係合径で
係合する一方、従動プーリー33に対し大きい係合径で
係合し、つまり、減速比が大きくなる. また、クランク軸28が高速になる場合には、第1図と
第6図中仮想線で示すように、前記重り38の作用によ
り駆動ブーリー31に対するVベルト34の係合径が大
きくされ,これに伴い、ばね39に抗して従動プーリー
33の係合径が小さくされる。つまり、このときには、
減速比が小さくなって従動ブーリー33側が増速される
ようになっている. 上記従動ブーリー33と中間軸32との間には遠心クラ
ッチ4lが設けられている.また、前記伝動ケース30
の後部内の一部空間を区画するように内部カバー42が
取り付けられており、上記伝動ケース30と内部カバー
42とに、前記後輪6の車軸44が支承されている. 上記中間軸32の動力を車軸44に伝える歯車減速手段
45が設けられ、この歯車減速千段45は上記内部カバ
ー42で区画された空間に設けられている.この歯車減
速手段45は減速軸46を有し、中間軸32に形成され
た第1減速小歯車48と、減速軸46に外嵌して圧着さ
れた第1減速大歯車49とが噛合している.また、同上
減速軸46に形成された第2減速小歯車50と,上記車
軸44に外嵌して圧着された第2減速大歯車51とが噛
合している。
従って、クランク軸28の動力は、まず、駆動ブーリー
31.Vベルト34、および従動プーリー33を介して
遠心クラッチ4lに伝えられる6そして,この遠心クラ
ッチ41が所定の回転速度に達すれば、これが接続動作
し、この動力は、中間軸32および歯車減速千段45を
介して車軸44に伝えられ、後輪6が回転駆動させられ
る。
31.Vベルト34、および従動プーリー33を介して
遠心クラッチ4lに伝えられる6そして,この遠心クラ
ッチ41が所定の回転速度に達すれば、これが接続動作
し、この動力は、中間軸32および歯車減速千段45を
介して車軸44に伝えられ、後輪6が回転駆動させられ
る。
なお,上記第1減速小歯車48の歯数はl5で、第1減
速大歯車49は40であり、これらは、はすば歯車であ
る.また、第2減速小歯車50の歯数は13で、第2減
速大歯車5lは40であり,これらは平歯車である. 第1図と第7図において、上記第2減速大歯車5lは、
車軸44を介し後輪6と共に回転するもので、つまり、
エンジン4側からみれば従動側歯車に相当する。また、
この第2減速大歯車51と噛合する第2減速小歯車50
は駆動側歯車に相当する6 そして、上記両歯車50.51間のバックラッシュを除
去するバックラッシュ除去手段53が設けられる.この
バックラッシュ除去手段53は第2減速大歯車5lの側
面に対面して設けられる摩擦歯車54を有し、この摩擦
歯車54は車軸44上に遊転自在に支承されて、第2減
速小歯車50に噛合している.また、上記摩擦歯車54
を上記第2減速大歯車51の側面に摩擦接合させるよう
、この側面に圧接させる皿ばね55が設けられている。
速大歯車49は40であり、これらは、はすば歯車であ
る.また、第2減速小歯車50の歯数は13で、第2減
速大歯車5lは40であり,これらは平歯車である. 第1図と第7図において、上記第2減速大歯車5lは、
車軸44を介し後輪6と共に回転するもので、つまり、
エンジン4側からみれば従動側歯車に相当する。また、
この第2減速大歯車51と噛合する第2減速小歯車50
は駆動側歯車に相当する6 そして、上記両歯車50.51間のバックラッシュを除
去するバックラッシュ除去手段53が設けられる.この
バックラッシュ除去手段53は第2減速大歯車5lの側
面に対面して設けられる摩擦歯車54を有し、この摩擦
歯車54は車軸44上に遊転自在に支承されて、第2減
速小歯車50に噛合している.また、上記摩擦歯車54
を上記第2減速大歯車51の側面に摩擦接合させるよう
、この側面に圧接させる皿ばね55が設けられている。
上記の場合、摩擦歯車54の歯形やその大きさは、第2
減速小歯車50や第2減速大歯車51と同じではあるが
、その歯数は第2減速大歯車51よりも1つ少ない39
とされている.そして、この摩擦歯車54の歯は第2減
速小歯車50の歯の背面に常時接触、もしくは近接する
こととなっており、この結果,上記第2減速小歯車50
と第2減速大歯車5lとの間のバックラッシュが除去さ
れている。
減速小歯車50や第2減速大歯車51と同じではあるが
、その歯数は第2減速大歯車51よりも1つ少ない39
とされている.そして、この摩擦歯車54の歯は第2減
速小歯車50の歯の背面に常時接触、もしくは近接する
こととなっており、この結果,上記第2減速小歯車50
と第2減速大歯車5lとの間のバックラッシュが除去さ
れている。
なお、上記摩擦歯車54は、シザーズギャとして第2M
速大歯車51と同じ歯数としてもよい.前記駆動ユニッ
ト3には始動装置が備えられている。即ち、第1図にお
いて、キックスタータ57が設けられている。また、セ
ルモータ式スタークも設けられている.これは、第l図
と第6図とで示すように、バックアッププレート37の
外面側で、クランク軸28にスプラインにより取り付け
られる回動板58を有している。そして、この回動板5
8はワンウェイクラッチ59を介し、セルモータの動力
を受ける入力歯車60に連結されている. そして,上記セルモー夕により入力歯車60を回転させ
ると、この動力はワンウエイクラッチ59により入力歯
車60から回動板58にのみ伝えられ、これにより、ク
ランク軸28に対するクランキングが行われるようにな
っている。
速大歯車51と同じ歯数としてもよい.前記駆動ユニッ
ト3には始動装置が備えられている。即ち、第1図にお
いて、キックスタータ57が設けられている。また、セ
ルモータ式スタークも設けられている.これは、第l図
と第6図とで示すように、バックアッププレート37の
外面側で、クランク軸28にスプラインにより取り付け
られる回動板58を有している。そして、この回動板5
8はワンウェイクラッチ59を介し、セルモータの動力
を受ける入力歯車60に連結されている. そして,上記セルモー夕により入力歯車60を回転させ
ると、この動力はワンウエイクラッチ59により入力歯
車60から回動板58にのみ伝えられ、これにより、ク
ランク軸28に対するクランキングが行われるようにな
っている。
前記駆動ブーリー31の可動フェース3lbの外周部に
は円環状の板金製カバー板6lがボルト62によりねじ
止めされている。このカバー板61はその内周縁が上記
ワンウエイクラッチ59の外周面に近接するよう形成さ
れ、かつ、その内径はワンウェイクラッチ59の外径よ
りもわずかに大きくされている。
は円環状の板金製カバー板6lがボルト62によりねじ
止めされている。このカバー板61はその内周縁が上記
ワンウエイクラッチ59の外周面に近接するよう形成さ
れ、かつ、その内径はワンウェイクラッチ59の外径よ
りもわずかに大きくされている。
つまり、可動フェース3lbの摺動時のいずれにおいて
も、上記ワンウエイクラッチ59の外周面とカバー板6
1の内周縁との間の隙間が小さく保たれており、これに
よって、可動フェース3lbの背面側の空間が閉じられ
る状態となっている。このため、可動フェース3lbと
バックアッププレート37との間に挿入されている潤滑
油が外部に飛散しようとすることは防止される.そして
、このようにしたことから、従来、上記潤滑油の飛散を
防止するために、可動フェース3lbの外周部とクラン
ク軸28とを結び、上記可動フェース3lbの背面側を
覆うように設けていたゴム製のブーツが不要となり、よ
って、その分、クランク軸2日の軸方向におけるこれら
の構成がコンパクトになるという利点がある.(発明の
効果) この発明によれば、後輪の車軸と一体的に回転する従動
側歯車と,この歯車に噛合してこの歯車にエンジン側か
らの動力を伝える駆動側歯車との間のバックラッシュを
除去するバックラッシュ除去手段を設けたため、次の効
果がある。
も、上記ワンウエイクラッチ59の外周面とカバー板6
1の内周縁との間の隙間が小さく保たれており、これに
よって、可動フェース3lbの背面側の空間が閉じられ
る状態となっている。このため、可動フェース3lbと
バックアッププレート37との間に挿入されている潤滑
油が外部に飛散しようとすることは防止される.そして
、このようにしたことから、従来、上記潤滑油の飛散を
防止するために、可動フェース3lbの外周部とクラン
ク軸28とを結び、上記可動フェース3lbの背面側を
覆うように設けていたゴム製のブーツが不要となり、よ
って、その分、クランク軸2日の軸方向におけるこれら
の構成がコンパクトになるという利点がある.(発明の
効果) この発明によれば、後輪の車軸と一体的に回転する従動
側歯車と,この歯車に噛合してこの歯車にエンジン側か
らの動力を伝える駆動側歯車との間のバックラッシュを
除去するバックラッシュ除去手段を設けたため、次の効
果がある。
即ち、エンジンのアイドリンク時に、後輪を接地させた
状態にすると、駆動ユニットが後輪の車軸を中心に上下
揺動するのに伴って正逆回転を繰り返す駆動側歯車と、
これに噛合している従動側歯車との間のバックラッシュ
の存在で、上記駆動側歯車の歯が従動側歯車の歯に衝突
して、いわゆる歯打音が生じようとする. しかし、上記した発明によれば、上記バックラッシュを
除去するバックラッシュ除去手段を設けているため、上
記歯打音の発生が防止される.即ち、エンジンのアイド
リンク時に、後輪が接地していたとしても、歯車式伝動
装置における歯車同士による歯打音に基づいて、 騒音が生じると いう不都合の発生は防止される。
状態にすると、駆動ユニットが後輪の車軸を中心に上下
揺動するのに伴って正逆回転を繰り返す駆動側歯車と、
これに噛合している従動側歯車との間のバックラッシュ
の存在で、上記駆動側歯車の歯が従動側歯車の歯に衝突
して、いわゆる歯打音が生じようとする. しかし、上記した発明によれば、上記バックラッシュを
除去するバックラッシュ除去手段を設けているため、上
記歯打音の発生が防止される.即ち、エンジンのアイド
リンク時に、後輪が接地していたとしても、歯車式伝動
装置における歯車同士による歯打音に基づいて、 騒音が生じると いう不都合の発生は防止される。
(以下余白)
図はこの発明の実施例を示し、第1図は駆動ユニットの
平面断面図、第2図は自動二輪車の後部側面図、第3図
は同上平面図、第4図は第2図の部分拡大図,第5図は
第3図の部分拡大図、第6図と第7図はそれぞれ第1図
の部分拡大図である。 1・・自動二輪車、2・・車体フレーム、3・・駆動ユ
ニット、4・・エンジン、5・・伝動装置、6・・後輪
、12・・地面、44・・車軸、50・・第2減速小歯
車(駆動側歯車)、5l・・第2減速犬歯車(従動側歯
車)、53・・バックラッシュ除去手段。
平面断面図、第2図は自動二輪車の後部側面図、第3図
は同上平面図、第4図は第2図の部分拡大図,第5図は
第3図の部分拡大図、第6図と第7図はそれぞれ第1図
の部分拡大図である。 1・・自動二輪車、2・・車体フレーム、3・・駆動ユ
ニット、4・・エンジン、5・・伝動装置、6・・後輪
、12・・地面、44・・車軸、50・・第2減速小歯
車(駆動側歯車)、5l・・第2減速犬歯車(従動側歯
車)、53・・バックラッシュ除去手段。
Claims (1)
- 1、エンジンと、このエンジンの動力を入力して後輪に
伝える歯車式伝動装置と、上記後輪とを一体化した駆動
ユニットを設け、この駆動ユニットを車体フレームに上
下揺動自在に懸架し、上記伝動装置が上記後輪の車軸と
一体的に回転する従動側歯車と、この従動側歯車と噛合
する駆動側歯車とを有した自動二輪車において、上記従
動側歯車と駆動側歯車との間のバックラッシュを除去す
るバックラッシュ除去手段を設けた自動二輪車の歯車騒
音防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23001589A JP2793285B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 自動二輪車の歯車騒音防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23001589A JP2793285B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 自動二輪車の歯車騒音防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0392497A true JPH0392497A (ja) | 1991-04-17 |
JP2793285B2 JP2793285B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=16901247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23001589A Expired - Fee Related JP2793285B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 自動二輪車の歯車騒音防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793285B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007055675A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 箱型容器 |
JP2007069976A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Rohm Co Ltd | 段ボール箱 |
JP2007191178A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Marukin Insatsu Kk | 包装箱 |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP23001589A patent/JP2793285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007055675A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 箱型容器 |
JP2007069976A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Rohm Co Ltd | 段ボール箱 |
JP2007191178A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Marukin Insatsu Kk | 包装箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2793285B2 (ja) | 1998-09-03 |
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Legal Events
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