JP2002081914A - 寸法検査方法及びその装置並びにマスクの製造方法 - Google Patents

寸法検査方法及びその装置並びにマスクの製造方法

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JP2002081914A JP2001188694A JP2001188694A JP2002081914A JP 2002081914 A JP2002081914 A JP 2002081914A JP 2001188694 A JP2001188694 A JP 2001188694A JP 2001188694 A JP2001188694 A JP 2001188694A JP 2002081914 A JP2002081914 A JP 2002081914A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体ウエハの回路パターンなどの被検査パタ
ーンの寸法と基準パターンの寸法との差を正確に検査す
ること。 【解決手段】設計パターンの幅方向における両端の各エ
ッジにそれぞれ隣接するエッジペアを認識し、このエッ
ジペアが認識されたエッジ方向に基づいて設計パターン
のエッジ点をサブ画素で検出し、このエッジ点から設計
パターンの幅寸法を算出し、この設計パターンの幅寸法
と同一位置で算出した回路パターンの幅寸法とに基づい
て半導体ウエハの回路パターンに対する良否判定を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハのマスク欠陥検査に係わり、特にマスクに形成されて
いる回路パターンの仕上がり寸法(CD:Critical
Dimension)を検査する寸法検査方法及びその装置並び
にマスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】寸法を計測する技術には、例えば特開平
5−216996号公報に記載されているものがある。
この技術は、自動図形入力装置などに用いられる寸法認
識装置である。
【0003】この寸法認識装置は、被検査パターンを画
像入力部で読み込んでその画像データを取得する。次
に、読み込んだ画像データから線分(被検査パターン)
を細線化して線分の中心線を求める。次に、この中心線
と直交する方向に、中心線から広げていって幅を計測す
るものである。この幅の計測方法は、画像データ上の画
素単位でカウントして求める。
【0004】他の寸法を計測する技術としては、例えば
特開平8−54224号公報、特許第2503508号
公報、特開平10−284608号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マスク
に形成されている半導体ウエハの回路パターンは、年々
微細化している。露光装置は、マスクに形成された回路
パターンを半導体基板上に投影して、当該回路パターン
を半導体基板上に転写する。このとき、マスクには、設
計パターンに従って正確に半導体ウエハの回路パターン
が描かれているかを検査する必要がある。
【0006】ところが、上記寸法計測の技術を適用した
としても、露光装置の解像力の限界によって回路パター
ンの寸法に比例して、回路パターンの寸法は実際よりも
細く測定されてしまう。
【0007】このため、マスクに形成されている半導体
ウエハの回路パターンの寸法が正しく描かれているかを
検査することが困難になっている。
【0008】そこで本発明は、半導体ウエハの回路パタ
ーンなどの被検査パターンの寸法と基準パターンの寸法
との差を正確に検査できる寸法検査方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0009】又、本発明は、半導体ウエハの回路パター
ンなどの被検査パターンの寸法と基準パターンの寸法と
の差を正確に検査してマスクを製造するためのマスクの
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、基準パ
ターンの画像データを読み取って、前記基準パターンの
幅方向における両端の各エッジ部における各画素値から
前記基準パターンのエッジ方向を認識する第1の工程
と、前記各エッジ部の前記各画素値に基づいて前記エッ
ジ方向を認識した前記両端の各エッジ点をサブ画素で検
出し、これらエッジ点から前記基準パターンの幅寸法を
算出する第2の工程と、被検査パターンの画像データを
取得する第3の工程と、この被検査パターンの画像デー
タを読み取り、前記基準パターンで前記幅寸法を算出し
た前記エッジ部の位置と同一位置のエッジ部から前記被
検査パターンの幅寸法を算出する第4の工程と、前記基
準パターンの幅寸法と前記被検査パターンの幅寸法とに
基づいて前記被検査パターンに対する良否判定を行う第
5の工程とを有することを特徴とする寸法検査方法であ
る。
【0011】第2の本発明は、上記第1の本発明の寸法
検査方法において、前記基準パターンの幅寸法と前記被
検査パターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布を
作成し、この度数分布に基づいて前記第1の工程におい
て前記エッジ点を前記サブ画素で検出するしきい値を可
変設定する第6の工程を有することを特徴とする。
【0012】第3の本発明は、上記第1の本発明の寸法
検査方法において、前記第1の工程は、前記基準パター
ンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前記基準
パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計測ウィ
ンドウ領域内の注目画素から複数方向にそれぞれサーチ
を行なう工程と、前記サーチ方向に基づいて前記基準パ
ターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ方向パ
ターンのテンプレートを用いて相対すれば、これを一対
として認識する工程とを有することを特徴とする。
【0013】第4の本発明は、基準パターンの画像デー
タを読み取って、前記基準パターンの幅方向における両
端の各エッジ部における各画素値から前記基準パターン
のエッジ方向を認識するパターン認識手段と、前記各エ
ッジ部の前記各画素値に基づいて前記エッジ方向を認識
した前記両端の各エッジ点をサブ画素で検出し、これら
エッジ点から前記基準パターンの幅寸法を算出する第1
の寸法計測手段と、被検査パターンの画像データを取得
する手段と、この被検査パターンの画像データを読み取
り、前記基準パターンで前記幅寸法を算出した前記エッ
ジ部の位置と同一位置のエッジ部から前記被検査パター
ンの幅寸法を算出する第2の寸法計測手段と、前記基準
パターンの幅寸法と前記被検査パターンの幅寸法とに基
づいて前記被検査パターンに対する良否判定を行う寸法
誤差判定手段とを具備したことを特徴とする寸法検査装
置である。
【0014】第5の本発明は、上記第4の本発明の寸法
検査装置において、前記基準パターンの幅寸法と前記被
検査パターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布を
作成し、この度数分布に基づいて前記第1の寸法計測手
段において前記エッジ点を前記サブ画素で検出するしき
い値を可変設定するしきい値可変設定手段を備えたこと
を特徴とする。
【0015】第6の本発明は、上記第4の本発明の寸法
検査装置において、前記パターン認識手段は、前記基準
パターンに対して計測ウィンドウを走査する手段と、記
基準パターンのエッジ方向を検出する手段と、前記計測
ウィンドウ領域内の注目画素から複数方向にそれぞれサ
ーチを行なう手段と、前記サーチ方向に基づいて前記基
準パターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ方
向パターンのテンプレートを用いて相対すれば、これを
一対として認識する手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】第7の本発明は、基板に半導体装置の回路
パターンを形成したマスクを作成する第1の工程と、前
記半導体装置の回路パターンの設計データに基づいて基
準パターンの第1の画像データを作成する第2の工程
と、前記マスクに光を投影し前記マスクの投影像を撮像
して前記回路パターンの第2の画像データを作成する第
3の工程と、基準パターンの画像データを読み取って、
前記基準パターンの幅方向における両端の各エッジ部に
おける各画素値から前記基準パターンのエッジ方向を認
識する第4の工程と、前記各エッジ部の前記各画素値に
基づいて前記エッジ方向を認識した前記両端の各エッジ
点をサブ画素で検出し、これらエッジ点から前記基準パ
ターンの幅寸法を算出する第5の工程と、前記回路パタ
ーンの画像データを読み取り、前記基準パターンで前記
幅寸法を算出した前記エッジ部の位置と同一位置のエッ
ジ部から前記回路パターンの幅寸法を算出する第6の工
程と、前記基準パターンの幅寸法と前記回路パターンの
幅寸法とに基づいて前記回路パターンに対する良否判定
を行う第7の工程とを有することを特徴とするマスクの
製造方法である。
【0017】第8の本発明は、上記第7の本発明のマス
クの製造方法において、前記基準パターンの幅寸法と前
記回路パターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布
を作成し、この度数分布に基づいて前記第4の工程にお
いて前記エッジ点を前記サブ画素で検出するしきい値を
可変設定する第8の工程を有することを特徴とする。
【0018】第9の本発明は、上記第7の本発明のマス
クの製造方法において、前記第4の工程は、前記基準パ
ターンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前記
基準パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計測
ウィンドウ領域内の注目画素から複数方向にそれぞれサ
ーチを行なう工程と、前記サーチ方向に基づいて前記基
準パターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ方
向パターンのテンプレートを用いて相対すれば、これを
一対として認識する工程とを有することを特徴とする。
【0019】第10の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記基準パターンの画像データ
は、半導体ウエハの回路パターンの設計データを演算処
理して取得することを特徴とする。
【0020】第11の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第1の工程は、前記基準パタ
ーンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前記基
準パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計測ウ
ィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方向に
直交するY方向と、これらXY方向に対して±45°方
向との各4方向にそれぞれサーチを行なう工程と、前記
サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ部周
辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレート
を用いて相対すれば、これを一対として認識する工程と
を有することを特徴とする。
【0021】第12の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第1の工程は、前記基準パタ
ーンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前記基
準パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計測ウ
ィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方向に
直交するY方向と、これらXY方向に対して±45°方
向と、これらX方向とY方向とXY方向に対して±45
°方向を等分した4方向との各8方向にそれぞれサーチ
を行なう工程と、前記サーチ方向に基づいて前記基準パ
ターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ方向パ
ターンのテンプレートを用いて相対すれば、これを一対
として認識する工程とを有することを特徴とする。
【0022】第13の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第2の工程は、前記エッジ方
向が認識された前記エッジ部における前記基準パターン
の幅方向の画素値のプロファイルを求め、このプロファ
イルに対して所定のしきい値を用いて前記エッジ点を前
記サブ画素で検出することを特徴とする。
【0023】第14の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記被検査パターンは、露光処理
に用いるマスクに形成された半導体ウエハの回路パター
ンであることを特徴とする。
【0024】第15の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第4の工程は、前記基準パタ
ーンで前記幅寸法を算出した前記エッジ部の位置と同一
位置において、前記被検査パターンの幅方向における前
記両端の各エッジ点をサブ画素で検出し、これらエッジ
点から前記被検査パターンの幅寸法を算出する工程とを
有することを特徴とする。
【0025】第16の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第5の工程は、前記被検査パ
ターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法との差から
寸法誤差を算出する工程と、前記寸法誤差に対してオフ
セット値を加えた値が許容範囲外にあるときに異常と判
定する工程とを有することを特徴とする。
【0026】第17の本発明は、上記第1の本発明の寸
法検査方法において、前記第5の工程は、前記被検査パ
ターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法との差から
寸法誤差を算出する工程と、前記寸法誤差に対してオフ
セット値を加えた値が許容範囲外にあるときに異常と判
定する工程とを有し、前記第6の工程は、前記基準パタ
ーンの幅寸法と前記被検査パターンの幅寸法とに基づく
寸法誤差の度数分布を作成する工程と、前記度数分布に
基づいて前記第2の工程において前記エッジ点を前記サ
ブ画素で検出するしきい値、又は前記オフセット値を可
変設定する工程とを有することを特徴とする。
【0027】第18の本発明は、半導体ウエハの回路パ
ターンの設計データを演算処理して基準パターンを取得
する工程と、前記基準パターンの画像データに対して計
測ウィンドウを走査する工程と、この計測ウィンドウ領
域内の注目画素からX方向と、このX方向に直交するY
方向と、これらXY方向に対して±45°方向との各4
方向にそれぞれサーチを行なう工程と、これらサーチの
結果から一対の画素があるサーチ方向を検出し、このサ
ーチ方向に対して直交する方向を前記基準パターンのエ
ッジ方向として認識する工程と、前記エッジ方向が認識
された前記一対の画素における前記基準パターンの幅方
向の画素値のプロファイルを求める工程と、このプロフ
ァイルに対して所定のしきい値を用いて前記基準パター
ンの両端の各エッジ点を前記サブ画素で検出する工程
と、これらエッジ点から前記基準パターンの幅寸法を算
出する工程と、露光機に用いるマスクに形成された半導
体ウエハの回路パターンである被検査パターンの画像デ
ータを取得する工程と、前記基準パターンで前記幅寸法
を算出した前記一対の画素の位置と同一位置において、
前記被検査パターンの幅寸法を算出する工程と、前記被
検査パターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法との
差から寸法誤差を算出する工程と、前記寸法誤差に対し
てオフセット値を加えた値が許容範囲外にあるときに異
常と判定する工程と、前記寸法誤差の度数分布を作成す
る工程と、前記度数分布に基づいて前記しきい値又は前
記オフセット値を可変設定する工程とを有することを特
徴とする寸法検査方法である。
【0028】第19の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、半導体ウエハの回路パターンの設
計データを演算処理して前記基準パターンの画像データ
を取得するデータ展開手段を備えたことを特徴とする。
【0029】第20の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記パターン認識手段は、前記基
準パターンに対して計測ウィンドウを走査する手段と、
記基準パターンのエッジ方向を検出する手段と、この計
測ウィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方
向に直交するY方向と、これらXY方向に対して±45
°方向との各4方向にそれぞれサーチを行なう手段と、
前記サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ
部周辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレ
ートを用いて相対すれば、これを一対として認識する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0030】第21の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記パターン認識手段は、前記基
準パターンに対して計測ウィンドウを走査する手段と、
前記基準パターンのエッジ方向を検出する手段と、この
計測ウィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX
方向に直交するY方向と、これらXY方向に対して±4
5°方向と、これらX方向とY方向とXY方向に対して
±45°方向を等分した4方向との各8方向にそれぞれ
サーチを行なう手段と、前記サーチ方向に基づいて前記
基準パターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ
方向パターンのテンプレートを用いて相対すれば、これ
を一対として認識する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0031】第22の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記第1の寸法計測手段は、前記
エッジ方向が認識された前記エッジ部における前記基準
パターンの幅方向の画素値のプロファイルを求め、この
プロファイルに対して所定のしきい値を用いて前記エッ
ジ点を前記サブ画素で検出することを特徴とする。
【0032】第23の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記被検査パターンは、露光機に
用いるマスクに形成された半導体ウエハの回路パターン
であることを特徴とする。
【0033】第24の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記被検査パターンの画像データ
を取得する手段は、半導体ウエハの回路パターンが形成
されたマスクが設けられた露光機と、この露光機により
投影された前記マスク像を撮像する撮像手段と、この撮
像手段から出力される画像信号を画像データ化する画像
処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0034】第25の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記寸法誤差判定手段は、前記被
検査パターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法との
差から寸法誤差を算出する手段と、前記寸法誤差に対し
てオフセット値を加えた値が許容範囲外にあるときに異
常と判定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】第26の本発明は、上記第4の本発明の寸
法検査装置において、前記寸法誤差判定手段は、前記被
検査パターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法との
差から寸法誤差を算出する手段と、前記寸法誤差に対し
てオフセット値を加えた値が許容範囲外にあるときに異
常と判定する手段とを備え、前記しきい値可変設定手段
は、前記寸法誤差の度数分布を作成する手段と、前記度
数分布に基づいて前記第2の工程において前記エッジ点
を前記サブ画素で検出するしきい値、又は前記オフセッ
ト値を可変設定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0036】第27の本発明は、半導体ウエハの回路パ
ターンの設計データを演算処理して基準パターンを取得
するデータ展開手段と、前記基準パターンの画像データ
に対して計測ウィンドウを走査する走査手段と、この計
測ウィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方
向に直交するY方向と、これらXY方向に対して±45
°方向との各4方向にそれぞれサーチを行なうサーチ手
段と、これらサーチの結果から一対の画素があるサーチ
方向を検出し、このサーチ方向に対して直交する方向を
前記基準パターンのエッジ方向として認識するエッジ方
向認識手段と、前記エッジ方向が認識された前記エッジ
部における前記基準パターンの幅方向の画素値のプロフ
ァイルを求めるプロファイル取得手段と、このプロファ
イルに対して所定のしきい値を用いて前記基準パターン
の両端の各エッジ点を前記サブ画素で検出するエッジ点
検出手段と、これらエッジ点から前記基準パターンの幅
寸法を算出する第1の幅寸法手段と、前記半導体ウエハ
の前記回路パターンが形成されたマスクが設けられた露
光機と、この露光機により投影された前記マスク像を撮
像する撮像手段と、この撮像手段から出力される画像信
号を被検査パターンの画像データとして取得する画像処
理手段と、この画像処理手段により取得された前記画像
データを受け、前記エッジ方向認識手段により検出され
た前記一対の画素の位置と同一位置において、前記被検
査パターンの幅寸法を算出する第2の幅寸法手段と、前
記被検査パターンの幅寸法と前記基準パターンの幅寸法
との差から寸法誤差を算出する寸法誤差算出手段と、前
記寸法誤差に対してオフセット値を加えた値が許容範囲
外にあるときに異常と判定する判定手段と、前記基準パ
ターンの寸法誤差の度数分布を作成する度数分布作成手
段と、前記度数分布に基づいて前記しきい値又は前記オ
フセット値を可変設定する可変設定手段とを具備したこ
とを特徴とする寸法検査装置である。
【0037】第28の本発明は、上記第7の本発明のマ
スクの製造方法において、前記第4の工程は、前記基準
パターンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前
記基準パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計
測ウィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方
向に直交するY方向と、これらXY方向に対して±45
°方向との各4方向にそれぞれサーチを行なう工程と、
前記サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ
部周辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレ
ートを用いて相対すれば、これを一対として認識する工
程とを有することを特徴とする。
【0038】第29の本発明は、上記第7の本発明のマ
スクの製造方法において、前記第1の工程は、前記基準
パターンに対して計測ウィンドウを走査する工程と、前
記基準パターンのエッジ方向を検出する工程と、この計
測ウィンドウ領域内の注目画素からX方向と、このX方
向に直交するY方向と、これらXY方向に対して±45
°方向と、これらX方向とY方向とXY方向に対して±
45°方向を等分した4方向との各8方向にそれぞれサ
ーチを行なう工程と、前記サーチ方向に基づいて前記基
準パターンの両エッジ部周辺のエッジの方向がエッジ方
向パターンのテンプレートを用いて相対すれば、これを
一対として認識する工程とを有することを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0040】図1は寸法検査装置の構成図である。この
寸法検査装置は、例えば半導体ウエハ製造工程のフォト
リソグラフィ工程に適用される。この寸法検査装置は、
露光機1に用いるマスク2に形成された半導体ウエハの
回路パターンの寸法検査を行なうものである。この半導
体ウエハの回路パターンが被検査パターンとなる。
【0041】露光機1には、マスク2がテーブル3上に
載置されている。このマスク2には、半導体ウエハの回
路パターンが形成されている。照明系4は、露光処理す
るための照明光5を放射するものである。
【0042】この照明光5の光路上には、反射ミラー6
を介してコンデンサレンズ7が配置されている。照明光
5は、ミラー6で反射し、コンデンサレンズ7によりマ
スク2に照射されるようになっている。
【0043】このマスク2を通過したパターン光の光路
上には、対物レンズ8が配置されている。通常の露光処
理では、対物レンズ8の投影位置上には、半導体ウエハ
が配置され、この半導体ウエハ上にマスク2に形成され
た回路パターンが転写される。
【0044】本発明の寸法検査装置では、マスク2に形
成された回路パターンの寸法検査を行なうために、画像
センサ9が配置されている。この画像センサ9は、例え
ばCCDからなるラインセンサが用いられている。この
画像センサ9は、図2に示すように移動方向hに移動し
ながらマスク2に形成された回路パターンの投影像を撮
像するものである。
【0045】画像処理回路10は、画像センサ9から出
力される画像信号を入力し、この画像信号を画像処理し
てマスク3に形成された回路パターンの投影画像データ
Dsを取得する機能を有している。この投影画像データ
Dsは、被検査パターンの画像データである。以下、こ
の投影画像データDsは、被検査パターンデータDsと
称する。
【0046】一方、データ展開回路11は、半導体ウエ
ハの回路パターンの設計データ12を受け取り、この設
計データを演算処理して設計パターンの画像データDf
を作成する機能を有している。以下、この画像データD
fは、設計パターンデータDfと称する。
【0047】比較回路13は、図3に示すように被検査
パターンデータDsと設計パターンデータDfとを比較
してマスク2に形成された回路パターンの良否判定を行
う機能を有している。この比較回路13は、パターン認
識手段14と、寸法計測手段15と、寸法誤差判定手段
16と、しきい値可変設定手段17との各機能を有して
いる。
【0048】パターン認識手段14は、設計パターンデ
ータDfを微分して、この設計パターンデータDfにお
ける設計パターンのエッジ方向を認識するものである。
このパターン認識手段14は、設計パターンデータDf
における設計パターンの幅方向における両端の各エッジ
部において隣接する一対の画素(以下、エッジペアと称
する)をサーチして設計パターンのエッジ方向を認識す
る機能を有している。
【0049】具体的にパターン認識手段15は、図4に
示すように走査手段18とサーチ手段19とエッジ方向
認識手段20との各機能を有している。
【0050】走査手段18は、図5に示すように設計パ
ターンデータDfに対して計測ウィンドウWをスキャン
方向aに走査するものである。
【0051】Pは設計パターンデータDfにおける設計
パターンである。この設計パターンPは、黒レベルであ
り、図面上斜線で示している。設計パターンPの周囲
は、白レベルとなっている。
【0052】この走査手段18は、計測ウィンドウWを
スキャン方向aに走査し、かつb方向にスキャン位置を
移動して、設計パターンデータDfの全体をスキャンす
るものとなっている。
【0053】計測ウィンドウWは、N×N画素で構成さ
れている。N×N画素は、例えば15×15画素、17
×17画素、又は19×19画素などである。
【0054】サーチ手段19は、図6に示すように計測
ウィンドウWの領域内の注目画素Qを有している。この
注目画素Qは、計測ウィンドウWの中心画素である。
【0055】このサーチ手段19は、注目画素QからX
方向と、このX方向に直交するY方向と、これらXY方
向に対して±45°方向との各4方向にそれぞれサーチ
を行なう機能を有している。
【0056】エッジ方向認識手段20は、8方向のサー
チの結果から図7に示すように一対の画素(以下、エッ
ジペアと称する)があるサーチ方向を検出し、このサー
チ方向に対して直交する方向に設計パターンのエッジ方
向があると認識する機能を有している。
【0057】すなわち、エッジ方向認識手段20は、エ
ッジペアがあるサーチ方向、例えば図7に示すようにX
方向のサーチで設計パターンPの各両端でそれぞれエッ
ジ点にあたる各画素G1、G2を検出すると、これら画
素G1、G2をエッジペアとして検出し、このときのサ
ーチ方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)を
パターンPのエッジ方向として認識する機能を有してい
る。
【0058】なお、エッジペア(画素G3、G4)で
は、設計パターンPは+45°の方向として認識され
る。
【0059】寸法計測手段15は、エッジ方向認識手段
20により検出されたエッジペアの部分の各画素値に基
づいて設計パターンPの両端の各エッジ点をサブ画素で
検出し、これらエッジ点から設計パターンPの幅寸法R
dを算出する機能を有している。
【0060】すなわち、この寸法計測手段15は、図6
及び図8に示すようにエッジ方向が認識されたところの
設計パターンPの幅方向の画素値のプロファイルに対し
て所定のしきい値thを用いてサブ画素でエッジ点を検
出する。
【0061】このサブ画素は、図6に示すようにしきい
値thを用いてプロファイルを切ったとき、隣接するエ
ッジペアの各画素G5、G6の間にある場合、 サブ画素位置=(G5−th)/(G5−G6) …(1) により算出される。
【0062】又、この寸法計測手段15は、被検査パタ
ーンデータDsを読み取り、設計パターンPで幅寸法を
算出したエッジ部の位置と同一位置のエッジ部から被検
査パターンの幅寸法Sdを算出する機能を有している。
【0063】具体的に寸法計測手段15は、図9に示す
ようにプロファイル取得手段21とエッジ点検出手段2
2と第1の幅寸法手段23と第2の幅寸法手段24との
各機能を有している。
【0064】プロファイル取得手段21は、エッジ方向
が認識されたエッジ部における設計パターンPの幅方向
の画素値のプロファイルを求める機能を有している。
【0065】エッジ点検出手段22は、プロファイル取
得手段21により求められたプロファイルに対して所定
のしきい値を用いて設計パターンPの両端の各エッジ点
をサブ画素で検出する機能を有している。
【0066】第1の幅寸法手段23は、エッジ点検出手
段22により検出された各エッジ点から設計パターンP
の幅寸法を算出する機能を有している。
【0067】第2の幅寸法手段24は、被検査パターン
データDsを受け、エッジ方向認識手段20により検出
されたエッジペアの画素の位置と同一位置において、被
検査パターンDsにおける回路パターンの幅寸法を算出
する機能を有している。
【0068】ここで、エッジ点検出手段22のエッジ点
の検出は、次の通り行われる。
【0069】このエッジ点は、設計パターンデータDf
において、画素値が「200」(図面では黒)と白
「0」(図面では白)とに変化するところである。
【0070】エッジ点検出は、図6に示すようにしきい
値thを用いて検出する。この場合、エッジ点の検出
は、図8に示すケース「1」のように画素G7の明るさ
がしきい値thと一致する場合と、ケース「2」のよう
に設計パターンPに隣接する各画素G8、G9の明るさ
の間にしきい値thがある場合との2ケースがある。
【0071】このエッジ点検出は、XY方向の寸法に対
して、どのようなエッジペアで検出するかのエッジペア
の複数の組み合わせがある。これらエッジペアの組み合
わせは、それぞれ相対する両エッジ周辺画素で構成され
るテンプレートとして記憶されている。そして、両エッ
ジのエッジパターンが相対する同系のパターンとしたと
きにエッジペアと認識する。
【0072】図10(a)〜同図(c)は、それぞれエッジに
隣接する1画素のパターン方向が寸法測定方向(パター
ン幅方向)と直交する場合の各エッジペアを示す。エッ
ジ点検出手段22は、これらエッジペアのうち1つのエ
ッジペアを検出すると、そのエッジペアから設計パター
ンPのエッジ点を検出する。
【0073】図11(a)、図11(b)は、それぞれエッジ
に隣接する1又は2画素のパターン方向が寸法測定方向
と直交する場合の各エッジ方向のパターンを示す。エッ
ジ点検出手段22は、これらエッジ方向のパターンのう
ち1つのエッジ方向のパターンを検出すると、そのエッ
ジ方向のパターンから設計パターンPのエッジ点を検出
する。
【0074】図12(a)〜同図(c)は、それぞれエッジに
隣接する3又は2画素のパターン方向が寸法測定方向と
直交する場合の各エッジ方向のパターンを示す。エッジ
点検出手段22は、これらエッジ方向のパターンのうち
1つのエッジ方向のパターンを検出すると、そのエッジ
方向のパターンから設計パターンPのエッジ点を検出す
る。
【0075】図13(a)〜同図(f)は、それぞれエッジに
隣接する4又は3画素のパターン方向が寸法測定方向と
直交する場合の各エッジ方向のパターンを示す。エッジ
点検出手段22は、これらエッジ方向のパターンのうち
1つのエッジ方向のパターンを検出すると、そのエッジ
方向のパターンから設計パターンPのエッジ点を検出す
る。
【0076】図14(a)〜同図(c)は、それぞれエッジに
隣接する5又は4画素のパターン方向が寸法測定方向と
直交する場合の各エッジ方向のパターンを示す。エッジ
点検出手段22は、これらエッジ方向のパターンのうち
1つのエッジ方向のパターンを検出すると、そのエッジ
方向のパターンから設計パターンPのエッジ点を検出す
る。
【0077】寸法誤差判定手段16は、寸法計測手段1
5により算出された設計パターンPの幅寸法Rdと被検
査パターンの幅寸法Sdとに基づいて半導体ウエハの回
路パターンに対する良否判定を行う機能を有している。
具体的に寸法誤差判定手段16は、図15に示すように
寸法誤差算出手段25と判定手段26との各機能を有し
ている。
【0078】寸法誤差算出手段25は、設計パターンP
の幅寸法Rdと被検査パターンの幅寸法Sdとの差から
寸法誤差(CDエラー)err、 err=Sd−Rd …(2) を算出する機能を有している。
【0079】判定手段26は、寸法誤差errに対してオ
フセット値を加えた値が許容範囲外、すなわち+側のし
きい値より大きいとき、又は−側しきい値よりも小さい
ときに、半導体ウエハの回路パターンに対してパターン
異常と判定する機能を有している。
【0080】なお、寸法誤差errは、次の方法により算
出してもよい。
【0081】例えば図7に示すように設計パターンPに
対して画素G1、G2をエッジペアとして検出した場
合、画素G1側を第1のエッジ、画素G2側を第2のエ
ッジとする。
【0082】そして、第1のエッジにおいて検出したエ
ッジ点をrsub1とし、第2のエッジにおいて検出したエ
ッジ点をrsub2とする。
【0083】一方、被検査パターンにおいて、設計パタ
ーンPの第1と第2のエッジと同一位置となる第1のエ
ッジ点をssub1とし、第2のエッジ点をssub2とする。
【0084】しかるに、寸法誤差errは、 err=(ssub2−ssub1)−(rsub2−rsub1) …(3) を算出して求める。
【0085】しきい値可変設定手段17は、上記寸法誤
差errの度数分布を作成し、この度数分布に基づいて上
記しきい値又は上記オフセット値を可変設定する機能を
有している。これらしきい値又はオフセット値を可変設
定するのは、データ展開回路11における演算処理の過
程中に、設計パターンデータDfに誤差等が生じたり、
また白系/黒系の背景によって被検査パターンの形状が
縮小したり、形状が小さくなるにしたがって非線形に形
状が変わるので、これらしきい値又はオフセット値を補
正する必要があるからである。
【0086】具体的にしきい値可変設定手段17は、図
16に示すように度数分布作成手段27と可変設定手段
28との各機能を有している。
【0087】度数分布作成手段27は、図17に示すよ
うに設計パターンPと被検査パターンの寸法誤差errの
度数分布を作成する機能を有している。
【0088】可変設定手段28は、度数分布作成手段2
7により作成された度数分布に基づいて上記しきい値又
は上記オフセット値を可変設定する機能を有している。
【0089】上記しきい値は、図18に示すようにマス
ク2に形成される回路パターンの線幅が細くなる程、又
コンタクトパターンが小さくなる程大きくする必要があ
る。
【0090】従って、寸法計測手段15が回路パターン
の寸法を測定し、これと共にしきい値可変設定手段17
は、正常なマスク2の回路パターンを用いて図17に示
す寸法誤差errの度数分布を作成し、この度数分布の結
果から設計パターンPの形状ずれEを求めるものとな
る。
【0091】しきい値可変設定手段17は、設計パター
ンデータDfにおいて設計パターンPの白系/黒系の背
景によっても位置ずれ量が異なるので、それら背景のレ
ベルに合わせて複数のオフセット値を決定する機能を有
する。
【0092】図17に示す寸法誤差errの度数分布から
回路パターンの線幅に対応するばらつきも分かる。従っ
て、しきい値可変設定手段17は、図18に示すような
設計パターンPの寸法(パターン幅)に応じて複数のし
きい値を決定する機能を有する。
【0093】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて説明する。
【0094】露光機1のテーブル3上には、マスク2が
載置される。
【0095】照明系4から照明光5が放射される。この
照明光5は、反射ミラー6で反射し、コンデンサレンズ
7を通してマスク2に照射される。
【0096】このマスク2を通過したパターン光は、対
物レンズ8を通して画像センサ9に結像される。
【0097】この画像センサ9は、図2に示すように移
動方向hに移動しながらマスク2に形成された回路パタ
ーンの投影像を撮像する。この画像センサ9は、撮像し
た投影像の画像信号を出力する。
【0098】画像処理回路10は、画像センサ9から出
力される画像信号を入力し、この画像信号を画像処理し
てマスク3に形成された回路パターンの投影画像デー
タ、すなわち被検査パターンデータDsを取得する。
【0099】一方、データ展開回路11は、半導体ウエ
ハの回路パターンの設計データ12を受け取り、この設
計データを演算処理して設計パターンの画像データ、す
なわち設計パターンデータDfを作成する。
【0100】比較回路13は、図3に示すように被検査
パターンデータDsと設計パターンデータDfとを比較
してマスク2に形成された回路パターンの良否判定を行
う。
【0101】以下、比較回路の動作について図19に示
す流れ図に従って説明する。
【0102】先ず、パターン認識手段15の走査手段1
8は、ステップ#1において、図5に示すように設計パ
ターンデータDfに対して計測ウィンドウWをスキャン
方向aに走査し、かつb方向にスキャン位置を移動し
て、設計パターンデータDfの全体をスキャンする。
【0103】次に、サーチ手段19は、ステップ#2に
おいて、図6に示すように計測ウィンドウWの領域内の
注目画素QからX方向と、Y方向と、これらXY方向に
対して±45°方向との各4方向にそれぞれサーチを行
なう。
【0104】次に、エッジ方向認識手段20は、4方向
のサーチの結果から図7に示すようにエッジペアがある
サーチ方向を検出し、このサーチ方向に対して直交する
方向に設計パターンPのエッジ方向があると認識する。
【0105】具体的にエッジ方向認識手段20は、例え
ば図7に示すようにX方向のサーチで設計パターンPの
各両端でそれぞれエッジ点にあたる各画素G1、G2を
検出すると、これら画素G1、G2をエッジペアとして
検出する。
【0106】そして、エッジ方向認識手段20は、サー
チ方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)を設
計パターンPのエッジ方向として認識する。
【0107】次に、寸法計測手段15は、ステップ#3
において、エッジ方向認識手段20により検出されたエ
ッジペアの部分の各画素値に基づいて設計パターンPの
両端の各エッジ点をサブ画素で検出し、これらエッジ点
から設計パターンPの幅寸法Rdを算出する。
【0108】すなわち、プロファイル取得手段21は、
図6及び図8に示すように、エッジ方向が認識されたエ
ッジ部における設計パターンPの幅方向の画素値のプロ
ファイルを求める。
【0109】エッジ点検出手段22は、プロファイル取
得手段21により求められたプロファイルに対して所定
のしきい値thを用いて設計パターンPの両端の各エッ
ジ点をサブ画素で検出する。
【0110】このサブ画素は、図6に示すようにしきい
値thを用いてプロファイルを切ったとき、隣接するエ
ッジペアの各画素G5、G6の間にある場合、上記式
(1)により算出される。
【0111】ここで、エッジ方向認識手段は、XY方向
の寸法に対して、図10(a)〜同図(c)、図11(a)、図
11(b)、図12(a)〜同図(c)、図13(a)〜同図(f)、
図14(a)〜同図(c)に示す複数のエッジ方向パターンを
の組み合わせた各テンプレートを用いて行われる。
【0112】又、エッジ点検出は、図6に示すようにし
きい値thを用いて検出する。このエッジ点の検出は、
図8に示すケース「1」のように画素G7の明るさがし
きい値thと一致する場合と、ケース「2」のように設
計パターンPに隣接する各画素G8、G9の明るさの間
にしきい値thがある場合との2ケースがある。
【0113】第1の幅寸法手段23は、エッジ点検出手
段22により検出された各エッジ点から設計パターンP
の幅寸法Rdを算出する。
【0114】これと共に、第2の幅寸法手段24は、画
像処理回路10から被検査パターンデータDsを受け取
る。
【0115】次に、第2の幅寸法手段24は、被検査パ
ターンデータDs上において、エッジ方向認識手段20
により検出された設計パターンデータDf上のエッジペ
アの画素の位置と同一位置を認識する。
【0116】次に、第2の幅寸法手段24は、設計パタ
ーンデータDf上のエッジペアの画素の位置と同一位置
において、被検査パターンDsにおける被検査パターン
の幅寸法Sdを算出する。
【0117】次に、寸法誤差判定手段16は、ステップ
#4において、寸法計測手段15により算出された設計
パターンPの幅寸法Rdと被検査パターンの幅寸法Sd
とに基づいて半導体ウエハの回路パターンに対する良否
判定を行う。
【0118】具体的に寸法誤差算出手段25は、設計パ
ターンPの幅寸法Rdと被検査パターンの幅寸法Sdと
の差から上記式(2)から寸法誤差errを算出する。
【0119】次に、判定手段26は、寸法誤差errに対
してオフセット値を加えた値が許容範囲外、すなわち+
側のしきい値より大きいとき、又は−側しきい値よりも
小さいときに、半導体ウエハの回路パターンに対してパ
ターン異常と判定する。
【0120】例えば、図20は設計パターンPにおける
寸法測定箇所f1〜f7と、これら箇所f1〜f7に対
応する回路パターンの形状を示す。同図では寸法測定箇
所f2において回路パターンに例えばへこみHがある場
合を示している。
【0121】この場合、寸法誤差判定手段16は、設計
パターンPの幅寸法Rdと被検査パターンの幅寸法Sd
と比較からへこみHの部分で寸法誤差errが生じる。
【0122】寸法誤差判定手段16は、寸法誤差errに
対してオフセット値を加えた値が許容範囲外、すなわち
+側のしきい値より大きいか、又は−側しきい値よりも
小さくなるので、パターン異常と判定する。
【0123】一方、しきい値可変設定手段17は、ステ
ップ#5において、上記寸法誤差errの度数分布を作成
し、この度数分布に基づいて上記しきい値又は上記オフ
セット値を可変設定する。
【0124】具体的に度数分布作成手段27は、図17
に示すように寸法誤差errの度数分布を作成する。
【0125】次に、可変設定手段28は、度数分布作成
手段27により作成された寸法誤差errの度数分布の結
果から設計パターン13の形状ずれEを求める。そし
て、可変設定手段28は、白系/黒系の背景によって被
検査パターンの形状が縮小したり、形状が小さくなるに
したがって非線形に形状が変わるなど形状ずれEの量が
異なるので、それら背景に合わせて複数のオフセット値
を決定する。
【0126】又、可変設定手段28は、図17に示す寸
法誤差errの度数分布から回路パターンの線幅に対応す
るばらつきを判別し、この判別結果に応じて図18に示
すような設計パターンPの寸法に応じて複数のしきい値
を決定する。
【0127】従って、これらしきい値又はオフセット値
が可変設定されると、データ展開回路11の演算処理の
過程中に生じる設計パターンデータDfの誤差が補正さ
れる。
【0128】又、図18に示すような設計パターンPの
寸法(パターン幅)に応じたしきい値又はオフセット値
が設定できる。
【0129】又、設計パターンデータDfにおいて設計
パターンPの白系/黒系の背景によっても位置ずれ量が
異なるが、これら背景のレベルに合ったしきい値又はオ
フセット値が設定できる。
【0130】このように上記第1の実施の形態において
は、設計パターンPのエッジ方向から設計パターンPの
幅方向における両端のエッジペアを認識し、このエッジ
ペアが認識されたところの各エッジ点をサブ画素で検出
し、このエッジ点から設計パターンPの幅寸法Rdを算
出し、かつ露光機1での撮像により取得された被検査パ
ターンデータDs上で、設計パターンデータDf上で検
出されたエッジペアの画素の位置と同一位置において、
被検査パターンデータDsにおける回路パターンの幅寸
法Sdを算出し、これら設計パターンPの幅寸法Rdと
回路パターンの幅寸法Sdに基づいて半導体ウエハの回
路パターンに対する良否判定を行うので、半導体ウエハ
の回路パターンの仕上がり寸法(CD)を正確に検査で
きる。
【0131】しきい値可変設定手段17により、設計パ
ターンPの寸法誤差errから作成したの度数分布に基づ
いて上記しきい値又は上記オフセット値を可変設定する
ので、たとえ半導体ウエハの回路パターンのデータを格
納する設計データベースから設計データを生成する過程
で回路パターンに形状ずれEが生じたとしても、また被
検査パターンの白/黒の違いから生じる形状ずれが生じ
ても正確に半導体ウエハの回路パターンなどの被検査パ
ターンの寸法を検査できる。
【0132】従って、検査後のマスク2を用いて露光処
理を行なうことにより、半導体ウエハ上には、微細化さ
れた半導体装置の回路パターンが形成できる。
【0133】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0134】この第2の実施の形態は、図1に示す上記
第1の実施の形態のパターン認識手段14の機能を変更
したものである。従って、この第2の実施の形態では、
上記第1の実施の形態と相違するところを説明する。
【0135】この第2の実施の形態のパターン認識手段
14は、図4に示すように、走査手段18と、サーチ手
段19と、エッジ方向認識手段20とを有するが、この
うちの走査手段18は上記第1の実施の形態と同様な機
能を有する。
【0136】サーチ手段19は、図21に示すように、
計測ウィンドウWの領域内の注目画素QからX方向と、
このX方向に直交するY方向と、これらXY方向に対し
て±45°方向と、これらX方向とY方向とXY方向に
対して±45°方向を等分した4方向との各8方向にそ
れぞれサーチを行なう機能を有している。
【0137】エッジ方向認識手段20は、これら8方向
の結果からエッジペアがあるサーチ方向を検出し、この
サーチ方向に対して直交する方向を設計パターンPのエ
ッジ方向として認識する機能を有している。
【0138】この場合、エッジ方向認識手段20は、X
方向とY方向とXY方向に対して±45°方向を等分し
た4方向を、X方向、Y方向又は±45°方向のうちい
ずれかの方向に選択して、その選択した方向に集約す
る。
【0139】例えば、図21に示すようにY方向に対し
て±11.25°の方向(DEG=0)であれば、Y方
向に集約する。
【0140】Y方向に対して±33.75°の方向(D
EG=1)であれば、±45°方向に集約する。
【0141】又、エッジ方向認識手段20は、エッジペ
アの検出を次の通り行なう。
【0142】図22(a)〜同図(d)はスキャン方向がX方
向の場合のエッジペアの組み合わせのテンプレートを示
す。これらテンプレートは、5×5画素の領域でエッジ
方向の条件が合う場合にエッジペアとして検出する。P
は設計パターンの方向を示す。
【0143】これらテンプレートの1画素は、図23
(a)〜同図(i)に示すように、X方向、Y方向、+45°
方向、−45°方向、+45°又は−45°方向、+2
2.5°方向、+67.5°方向、−67.5°方向、
−22.5°方向を表わしている。
【0144】又、図24(a)〜同図(c)はスキャン方向が
+45°の場合のエッジペアの組み合わせのテンプレー
トを示す。
【0145】従って、走査手段18は、ステップ#1に
おいて、図5に示すように設計パターンデータDfに対
して計測ウィンドウWをスキャン方向aに走査し、かつ
b方向にスキャン位置を移動して、設計パターンデータ
Dfの全体をスキャンする。
【0146】次に、サーチ手段19は、ステップ#2に
おいて、計測ウィンドウWの領域内の注目画素Qから図
21に示すようにX方向と、Y方向と、これらXY方向
に対して±45°方向と、これらX方向とY方向とXY
方向に対して±45°方向を等分した4方向との各8方
向にそれぞれサーチを行なう。
【0147】次に、エッジ方向認識手段20は、8方向
のエッジ方向の結果から図23(a)〜同図(i)又は図24
(a)〜同図(c)に示すテンプレートを用いてエッジペアが
あるサーチ方向を検出し、このサーチ方向に対して直交
する方向に設計パターンPのエッジ方向があると認識す
る。
【0148】以下、上記第1の実施の形態と同様に、エ
ッジペアが認識されたところの各エッジ点をサブ画素で
検出し、このエッジ点から設計パターンPの幅寸法Rd
を算出し、かつ露光機1での撮像により取得された被検
査パターンデータDs上で、設計パターンデータDf上
で検出されたエッジペアの画素の位置と同一位置におい
て、被検査パターンデータDsにおける回路パターンの
幅寸法Sdを算出し、これら設計パターンPの幅寸法R
dと回路パターンの幅寸法Sdに基づいて半導体ウエハ
の回路パターンに対する良否判定を行う。
【0149】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは
言うまでもない。さらに、第2の実施の形態によれば、
図25に示すような微細な回路パターンのエッジ方向の
認識が可能となる。半導体ウエハの回路パターンは、微
細化が進んでいるので、この微細化された回路パターン
に対する検査に適用することは有効である。
【0150】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。
【0151】この第3の実施の形態は、図1に示す上記
第1の実施の形態のパターン認識手段14の機能を変更
したものである。従って、この第3の実施の形態につい
ては、上記第1の実施の形態と相違するところを中心に
説明する。
【0152】この第3の実施の形態のパターン認識手段
14は、図4に示すように、走査手段18と、サーチ手
段19と、エッジ方向認識手段20とを有するが、この
うちのエッジ方向認識手段20は上記第1の実施の形態
及び第2の実施の形態と同様な機能を有するため、実質
的に相違する部分は、走査手段18と、サーチ手段19
である。
【0153】以下に矩形状の基準パターン(設計パター
ン)Pと矩形状の被検査パターンDsとが図26に示す
ようにずれて配置されている場合を例として第3の実施
の形態を説明する。
【0154】走査手段18は、図27、図30に示すよ
うに第1の計測ウィンドウW1と第2の計測ウィンドウ
W2との2つの計測ウィンドウを有し、それぞれの計測
ウィンドウW1,W2をそれぞれスキャン方向aに走査
し、かつb方向にスキャン位置を移動して、設計パター
ンデータPの全体をスキャンする構成となっている。
【0155】次に、基準パターンPと被検査パターンD
sとの幅寸法を求めるステップ(S1〜S9)について
具体的に説明する。
【0156】ステップS1では、基準パターンPのエッ
ジ画素位置を検出する。
【0157】図27に示す第1の計測ウィンドウW1
は、N×N画素で構成されている。N×N画素は、例え
ば3×3画素などである。この計測ウィンドウW1は、
例えばその中心にある注目画素G10からx方向と、y
方向と、これらxy方向に対して、±45°方向の4方
向の基準パターンPのプロファイルをみており、3×3
のウィンドウを検査開始位置から順次スキャン方向(a
方向)、そしてテーブル移動方向(b方向)へと1画素
ずつ移動して探索する。
【0158】この探索により基準パターンPのエッジと
計測ウィンドウW1とが最初に接する部分、つまりエッ
ジ画素G11(第1エッジ画素)の位置が検出できる。
図27の例では注目画素G10と第1エッジ画素G11
とは同一画素となっている。
【0159】次に、ステップS2では、白黒判別を行な
う。
【0160】基準パターンPの第1エッジ画素G11の
位置を検出したら、4方向のプロファイルのそれぞれの
方向に対して図28のように基準パターンPが白系また
は黒系のいずれになるかを判別する。この白系または黒
系の判別はエッジ画素の明るさに基づいて、基準値に対
して明るいもの(レベルが高い)を白系、暗いもの(レ
ベルが低い)を黒系と判断している。
【0161】次に、ステップS3では、基準パターンP
のサブ画素位置を算出する。
【0162】白黒判別結果から基準パターンPの各方向
のプロファイルが立ち上がりか立ち下がりかを判断し、
この判断結果に応じて、図29に示すように注目画素G
10とそれに隣接する画素G12の2画素について寸法
計測手段15により基準パターンのエッジの正確な位置
(第1エッジ点)E11をサブ画素で算出する。
【0163】次に、ステップS4では、基準パターンP
から基準パターンPの第1エッジ周辺の方向を検出す
る。
【0164】注目画素G10周辺の画素に対して、前述
した第1または第2の実施例で述べたエッジ方向認識手
段20を用いて、基準パターンPの第1エッジ周辺の方
向(第1エッジ点E11を含むエッジの方向)が前述し
た第1または第2の実施例で定義した4方向、又は8方
向のいずれに該当するかを求める。
【0165】次に、ステップS5では、エッジペア候補
を認識して基準パターンの有効なサーチ方向を決定す
る。
【0166】上記ステップS4で求めた基準パターンP
の注目画素周辺にある各エッジ方向が、予めサーチ方向
毎に定義された複数のテンプレートの中から一致するも
のを探して、一致したものがあれば、これをエッジペア
候補として認識し、対応するサーチ方向を有効とする。
【0167】なお、テンプレートは、第2実施例で述べ
たエッジ方向認識手段20に書かれたものと同じもので
ある。例えば、テンプレートは、5×5画素で構成され
ており、その中には4または8方向のエッジ方向や無視
する情報が定義されている。
【0168】次に、ステップS6では、被検査パターン
の第1エッジ画素G21の位置を算出する。
【0169】図30のように現在の基準パターンPの注
目画素G10と同一場所を被検査パターンDsの注目画
素G20とし、被検査パターンDsに対して第2の計測
ウィンドウW2、例えば7×7画素のウィンドウW2を
使ってS5で求めたサーチ方向にサーチして、基準パタ
ーンPと同様にして被検査パターンDsのエッジの正確
な位置(第1エッジ点E21)をサブ画素で検出する。
【0170】次に、ステップS7では、第1エッジ点で
の情報を格納する。
【0171】上記ステップS1〜S6で得られた情報を
図31のように情報メモリ50へ格納する。この情報メ
モリ50は、スキャン方向に1ブロック、他の3方向に
は画像センサ9の画素数だけのブロック分が必要で、1
画素ずつ移動する毎に格納内容が更新されていく。
【0172】次に、ステップS8では、基準パターンP
の情報から第2エッジ点を検出する。
【0173】上記ステップS5で検出したエッジペア候
補のフラグに基づいて、第1、第2の計測ウインドウW
1,W2のサーチが第1エッジ点E11、E21のペア
となる第2エッジ点E12、E22に到達するまで、各
サーチ方向毎にステップS1〜S7が繰り返さる。
【0174】次に、ステップS9では、基準パターンP
と被検査パターンDsの幅寸法を求める。
【0175】第2エッジ点を検出すると、上記ステップ
S5により再びサーチ方向毎に定義された複数のテンプ
レートの中から一致するものがあれば、ここで初めて幅
寸法の計測が有効とみなす。
【0176】そして、計測が有効であれば第1エッジ点
の基準パターンPのサブ画素位置と基準パターンPの注
目画素を起点にした被検査パターンDsのサブ画素位
置、第2エッジ点の基準パターンのサブ画素位置と基準
パターンPの注目画素を起点にした被検査パターンDs
のサブ画素位置、及び第1エッジの基準パターンPの注
目画素位置から第2エッジの注目画素位置が全て算出さ
れているので、これらの情報から基準パターンPと被検
査パターンDsの幅寸法を正確に求めることができる。
【0177】なお、以上の工程では第1エッジの位置と
第2エッジの位置とを求めている例を説明したが、上述
の第2エッジを第1エッジと見立てて、前記のステップ
S1〜S9を繰り返して実施し、また以降も更に同様な
繰り返し工程を実施することにより広範囲な設計パター
ンデータの寸法検査を実施することができる。
【0178】なお、本発明は、上記第1乃至第3の実施
の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0179】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0180】例えば、上記各実施の形態では、複数のし
きい値を用意しているが、このしきい値は、実際にはさ
らに背景が白系か黒系か、又はパターン方向、その角度
によっても変わるので、それぞれに個別に用意してもよ
い。
【0181】又、被検査パターンの幅寸法Sdと設計パ
ターンPの幅寸法Rdからそれぞれの中心位置を算出す
ることで、設計データベースから設計パターンPを生成
する過程の中で生じた形状ずれEを図17に示す度数分
布図から求めることができるので、この結果からマスク
2に形成された回路パターン検査の欠陥検査機能の性能
を向上させることができる。
【0182】又、マスク2の投影像を撮像して得られた
設計パターンデータDfと被検査パターンデータDsと
を比較して検査するのでなく、隣接するダイの各回路パ
ターンの寸法を比較することにより、さらに精度を向上
させることができる。
【0183】エッジのパターン方向の検出は、4方向又
は8方向のサーチに限られることなく、任意の方向にサ
ーチ方向を拡張してサーチの精度を向上させるようにし
てもよい。
【0184】エッジペアの認識については、テンプレー
トの大きさを拡張してマッチングの自由度を向上させる
ようにしてもよい。
【0185】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、半
導体ウエハの回路パターンなどの被検査パターンの寸法
と基準パターンの寸法との差を正確に検査できる寸法検
査方法及びその装置を提供できる。
【0186】又、本発明によれば、半導体ウエハの回路
パターンなどの被検査パターンの寸法と基準パターンの
寸法との差を正確に検査してマスクを製造するためのマ
スクの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
における設計パターンデータ上の計測ウィンドウのスキ
ャンを示す模式図。
【図3】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
における比較回路の作用の模式図、
【図4】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
におけるパターン認識手段の機能ブロック図。
【図5】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
における計測ウィンドウのスキャンを示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
における計測ウィンドウ内のサーチを示す図。
【図7】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
におけるエッジペアを示す模式図。
【図8】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
におけるエッジ点検出の作用を示す図。
【図9】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装置
における寸法計測手段の機能ブロック図。
【図10】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ点検出を検出するためのエッジペアの
組み合わせを示す図。
【図11】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ点検出を検出するためのエッジペアの
組み合わせを示す図。
【図12】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ点検出を検出するためのエッジペアの
組み合わせを示す図。
【図13】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ点検出を検出するためのエッジペアの
組み合わせを示す図。
【図14】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ点検出を検出するためのエッジペアの
組み合わせを示す図。
【図15】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置における寸法誤差判定手段の機能ブロック図。
【図16】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置におけるしきい値可変設定手段の機能ブロック図。
【図17】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置における設計パターンの寸法誤差の度数分布図。
【図18】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置における設計パターン寸法に対するしきい値の関係を
示す図。
【図19】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置における比較回路の動作流れ図。
【図20】本発明の第1の実施の形態である寸法検査装
置における設計パターンとへこみがある回路パターンと
を示す図。
【図21】本発明の第2の実施の形態である寸法検査装
置におけるサーチ方向を示す模式図。
【図22】本発明の第2の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジペアの組み合わせのテンプレートを示
す模式図。
【図23】本発明の第2の実施の形態である寸法検査装
置におけるテンプレートの1画素のエッジ方向を示す模
式図。
【図24】本発明の第2の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジペアの組み合わせのテンプレートを示
す模式図。
【図25】本発明の第2の実施の形態である寸法検査装
置におけるエッジ方向の認識作用を示す模式図。
【図26】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置におけるずれて配置さている矩形状の基準パターンと
被検査パターンとを示す図。
【図27】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置における走査手段の計測ウィンドウを示す模式図。
【図28】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置における走査手段の計測ウィンドウを示す模式図。
【図29】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置における基準パターンのサブ画素位置での算出を示す
模式図。
【図30】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置における被検査パターンの第1エッジ画素の位置の算
出を示す模式図。
【図31】本発明の第3の実施の形態である寸法検査装
置における第1エッジ点での情報の格納を説明するため
の模式図。
【符号の説明】
1:露光機 2:マスク 3:テーブル 4:照明系 5:照明光 6:反射ミラー 7:コンデンサレンズ 8:対物レンズ 9:画像センサ 10:画像処理回路 11:データ展開回路 12:設計データ 13:比較回路 14:パターン認識手段 15:寸法計測手段 16:寸法誤差判定手段 17:しきい値可変設定手段 18:走査手段 19:サーチ手段 20:エッジ方向認識手段 21:プロファイル取得手段 22:エッジ点検出手段 23:第1の幅寸法手段 24:第2の幅寸法手段 25:寸法誤差算出手段 26:判定手段 27:度数分布作成手段 28:可変設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA07 AA14 AA22 AA54 BB02 BB28 CC20 DD00 DD03 FF01 FF04 FF61 HH13 HH15 JJ02 JJ09 JJ25 LL12 MM24 QQ25 QQ36 QQ43 RR06 SS04 UU05 2F069 AA49 BB15 GG07 GG71 NN25 2H095 BD03 BD17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準パターンの画像データを読み取っ
    て、前記基準パターンの幅方向における両端の各エッジ
    部における各画素値から前記基準パターンのエッジ方向
    を認識する第1の工程と、 前記各エッジ部の前記各画素値に基づいて前記エッジ方
    向を認識した前記両端の各エッジ点をサブ画素で検出
    し、これらエッジ点から前記基準パターンの幅寸法を算
    出する第2の工程と、 被検査パターンの画像データを取得する第3の工程と、 この被検査パターンの画像データを読み取り、前記基準
    パターンで前記幅寸法を算出した前記エッジ部の位置と
    同一位置のエッジ部から前記被検査パターンの幅寸法を
    算出する第4の工程と、 前記基準パターンの幅寸法と前記被検査パターンの幅寸
    法とに基づいて前記被検査パターンに対する良否判定を
    行う第5の工程と、を有することを特徴とする寸法検査
    方法。
  2. 【請求項2】 前記基準パターンの幅寸法と前記被検査
    パターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布を作成
    し、この度数分布に基づいて前記第1の工程において前
    記エッジ点を前記サブ画素で検出するしきい値を可変設
    定する第6の工程を有することを特徴とする請求項1記
    載の寸法検査方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程は、前記基準パターンに
    対して計測ウィンドウを走査する工程と、 前記基準パターンのエッジ方向を検出する工程と、 この計測ウィンドウ領域内の注目画素から複数方向にそ
    れぞれサーチを行なう工程と、 前記サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ
    部周辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレ
    ートを用いて相対すれば、これを一対として認識する工
    程と、を有することを特徴とする請求項1記載の寸法検
    査方法。
  4. 【請求項4】 基準パターンの画像データを読み取っ
    て、前記基準パターンの幅方向における両端の各エッジ
    部における各画素値から前記基準パターンのエッジ方向
    を認識するパターン認識手段と、 前記各エッジ部の前記各画素値に基づいて前記エッジ方
    向を認識した前記両端の各エッジ点をサブ画素で検出
    し、これらエッジ点から前記基準パターンの幅寸法を算
    出する第1の寸法計測手段と、 被検査パターンの画像データを取得する手段と、 この被検査パターンの画像データを読み取り、前記基準
    パターンで前記幅寸法を算出した前記エッジ部の位置と
    同一位置のエッジ部から前記被検査パターンの幅寸法を
    算出する第2の寸法計測手段と、 前記基準パターンの幅寸法と前記被検査パターンの幅寸
    法とに基づいて前記被検査パターンに対する良否判定を
    行う寸法誤差判定手段と、を具備したことを特徴とする
    寸法検査装置。
  5. 【請求項5】 前記基準パターンの幅寸法と前記被検査
    パターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布を作成
    し、この度数分布に基づいて前記第1の寸法計測手段に
    おいて前記エッジ点を前記サブ画素で検出するしきい値
    を可変設定するしきい値可変設定手段を備えたことを特
    徴とする請求項4記載の寸法検査装置。
  6. 【請求項6】 前記パターン認識手段は、前記基準パタ
    ーンに対して計測ウィンドウを走査する手段と、前記基
    準パターンのエッジ方向を検出する手段と、前記計測ウ
    ィンドウ領域内の注目画素から複数方向にそれぞれサー
    チを行なう手段と、 前記サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ
    部周辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレ
    ートを用いて相対すれば、これを一対として認識する手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項4記載の寸法検
    査装置。
  7. 【請求項7】 基板に半導体装置の回路パターンを形成
    したマスクを作成する第1の工程と、 前記半導体装置の回路パターンの設計データに基づいて
    基準パターンの第1の画像データを作成する第2の工程
    と、 前記マスクに光を投影し前記マスクの投影像を撮像して
    前記回路パターンの第2の画像データを作成する第3の
    工程と、 基準パターンの画像データを読み取って、前記基準パタ
    ーンの幅方向における両端の各エッジ部における各画素
    値から前記基準パターンのエッジ方向を認識する第4の
    工程と、 前記各エッジ部の前記各画素値に基づいて前記エッジ方
    向を認識した前記両端の各エッジ点をサブ画素で検出
    し、これらエッジ点から前記基準パターンの幅寸法を算
    出する第5の工程と、 前記回路パターンの画像データを読み取り、前記基準パ
    ターンで前記幅寸法を算出した前記エッジ部の位置と同
    一位置のエッジ部から前記回路パターンの幅寸法を算出
    する第6の工程と、 前記基準パターンの幅寸法と前記回路パターンの幅寸法
    とに基づいて前記回路パターンに対する良否判定を行う
    第7の工程と、を有することを特徴とするマスクの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記基準パターンの幅寸法と前記回路パ
    ターンの幅寸法とに基づく寸法誤差の度数分布を作成
    し、この度数分布に基づいて前記第4の工程において前
    記エッジ点を前記サブ画素で検出するしきい値を可変設
    定する第8の工程を有することを特徴とする請求項7記
    載のマスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第4の工程は、前記基準パターンに
    対して計測ウィンドウを走査する工程と、 前記基準パターンのエッジ方向を検出する工程と、 この計測ウィンドウ領域内の注目画素から複数方向にそ
    れぞれサーチを行なう工程と、 前記サーチ方向に基づいて前記基準パターンの両エッジ
    部周辺のエッジの方向がエッジ方向パターンのテンプレ
    ートを用いて相対すれば、これを一対として認識する工
    程と、を有することを特徴とする請求項7記載のマスク
    の製造方法。
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