JP2002081216A - 広い玄関土間に応接室を設けた住宅 - Google Patents

広い玄関土間に応接室を設けた住宅

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JP2002081216A
JP2002081216A JP2000271953A JP2000271953A JP2002081216A JP 2002081216 A JP2002081216 A JP 2002081216A JP 2000271953 A JP2000271953 A JP 2000271953A JP 2000271953 A JP2000271953 A JP 2000271953A JP 2002081216 A JP2002081216 A JP 2002081216A
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JP
Japan
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entrance
room
building
garden
house
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JP2000271953A
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Nobuhiko Sakai
伸彦 堺
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の居住空間から隔絶されて静かで落ち着い
たもてなしが行え、かつ、客に広々とした開放的な住宅
のイメージを与えることができるとともに、玄関に対す
る動線の良い応接室を形成した住宅の提供。 【解決手段】 建物2を平面視L字状に形成し、L字の
一辺を道路に面して配置してその南端に和室10を配置
するとともに、建物東側の中央に玄関7を配置し、これ
ら玄関7と和室10との間に玄関土間の床面と連続した
土間8を設けた。敷地1の南西部分に庭3を設け、この
庭3に面した土間8の西側外壁に庭3へ出入り可能な開
口部8aを開設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い玄関土間に応
接室を設けた住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な住宅において、客をもてなすと
きに使用される和室等の応接室は、動線状の利便性や床
面積の制約から、リビングルームなど他の居住空間に隣
接して設けられていることがほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにリビングルームなど家族が頻繁に出入りする部屋
に隣接して設けられた応接室にあっては、家族の話し声
やその他の生活音が耳に入りやすいので、落ち着いたも
てなしがしづらいという問題点を有していた。また、客
を招き入れるときに他の部屋を見られてしまうので、プ
ライバシーの点でも問題がある。一方、応接室を他の居
住空間と離して配置し、両者を廊下を介して連絡する構
成とすることで、他の居住空間から隔絶された静かな接
客空間を形成することができるが、狭い敷地面積の住宅
においては、応接室を他の居住空間から離して配置する
余裕はないし、廊下を設けるとその分だけ他の居住空間
の床面積を削らざるを得ないので、生活空間が狭小にな
ってしまうという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上述した問題点に着目してなさ
れたものであって、その目的とするところは、建物をL
字状に形成してL字の一辺側を道路に面して配置し、そ
の先端部に応接室を配置するとともに中央に玄関を配置
し、応接室と玄関との間に玄関土間と連続した土間空間
を設けることによって、他の居住空間から隔絶されて静
かで落ち着いたもてなしが行え、かつ、客に広々とした
開放的な住宅のイメージを与えることができるととも
に、玄関に対する動線の良い応接室を有する広い玄関土
間に応接室を設けた住宅を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の広い玄関土間に応接室を設けた住宅
では、建物を平面視L字状に形成し、L字の一辺を道路
に面して配置してその先端部に応接室を配置するととも
に、道路側に面した建物部分の中央に玄関を配置し、こ
れら玄関と応接室との間に玄関土間の床面と連続した土
間空間を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
広い玄関土間に応接室を設けた住宅において、L字の内
側部分に庭を設け、この庭に面した土間空間の壁面に庭
へ出入り可能な開口部を開設したことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
広い玄関土間に応接室を設けた住宅において、土間空間
に代えて廊下を設けるとともに庭内に建物に面してサン
デッキを敷設し、このサンデッキの床高を建物一階の床
高と同一に設定したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の住宅A
を示す一階平面図、図2は実施の形態1の住宅Aを示す
二階平面図である。図に示すように、本実施の形態の住
宅Aは、方形の敷地1内で西よりに配置された平面視逆
L字状の二階建ての建物2と、敷地1の南東部分に設け
られた庭3と、敷地1の北東の角に配置されたカーポー
ト4とを主要な構成としている。
【0009】前記敷地1は、その北側と東側が道路に面
した角地であり、敷地1の西側および南側には隣家が接
している。そして、この敷地1は南北に高低差を有し、
前記建物2と庭3とが配置された南側部分が、前記カー
ポート4が配置された北側部分よりも高い位置に設けら
れている。そして、前記カーポート4の西側には、階段
状に形成されたアプローチ5が配置されている。ここ
で、敷地1の東側道路から建物2に入る客は、前記カー
ポート4を通過し階段状のアプローチ5を斜め方向に上
って行く構成であるが、このように、道路から建物2ま
での動線を長くすることによって住宅に奥行き感が形成
され、住宅の見栄えを良くすることができる。
【0010】次に、建物2の内部構成を説明する。ま
ず、一階から説明すると、建物2の北側であってその中
央に前記アプローチ5の最上段と隣接してポーチ6と玄
関7が配置されている。前記玄関7の土間8は、玄関ホ
ール9に面する位置から建物2の東端に配置された和室
10まで延設され、その南側外壁には庭3へ出入り可能
な開口部8aが開設されている。この土間8は、約6畳
程の広さを有し、その中央にはテーブルや椅子が配置さ
れており、玄関7と前記庭3および和室10とを連絡す
る通路としてだけでなく、訪問者へ応対したり隣人とお
しゃべりをしたりする接客空間として使用することがで
きる。
【0011】前記和室10は、主を客にもてなす応接室
として使用される部屋であって、6畳の広さを有し、前
記土間8の床面から40〜60cm程度高い位置に設け
られている。そして、この和室10の南側と東側の外壁
には、開口部10a,10b,10cがそれぞれ開設さ
れている。この和室10は、土間8に面して全面開口し
た状態となっていて、間に建具等の間仕切りが設けられ
ていないので、広々とした開放的な雰囲気の中で客をも
てなすことができ、さらに、玄関7を入ると左手に広が
る土間8と和室10との連続空間が客に開放感や信頼感
を与えるとともに、広々とした住宅のイメージを印象付
けることができる。これに加えて、土間8から開口部8
aを介して見える庭3の景観が、接客空間の美的効果を
高めている。
【0012】前記玄関ホール9は平面視L字状に形成さ
れ、その北側にトイレ11、西側に洗面所12、南側に
ダイニングルーム13がそれぞれ建具を介して連通可能
に隣接するとともに、二階へ上がる階段14の上り口が
設けられている。この階段14東側には玄関7の壁面か
ら連続して目隠し用の壁9aが設けられていて、和室1
0側から階段14の位置を隠すとともに、トイレ11へ
の出入りが見えないようになっているので、玄関7に家
族の生活の匂いを感じさせたり、玄関7の美観を損ねる
ことがない。なお。前記洗面所12は建物2の北西の角
に配置された浴室15へ連絡している。
【0013】前記ダイニングルーム13の西には、間に
キッチンカウンター16aを挟んでキッチン16が配置
されている。このキッチン16の北側は前記洗面所12
と建具を介して連通状態となっているので、玄関ホール
9を介さずに直接洗面所12および浴室15へ出入り可
能となっている。前記ダイニングルーム13の南側に
は、リビングルーム17が配置されている。このリビン
グルーム17の西側部分には畳が敷き詰められた畳コー
ナー17aが設けられていて、寝ころんでくつろぐのに
好適な空間が形成されている。
【0014】次に、建物2の二階を説明すると、前記階
段14の下り口が設けられたホール18に面して、主寝
室19、子供部屋20、予備室21、およびトイレ22
が配置されている。前記主寝室19の出入口側付近に
は、ウォークインクローゼット23が設けられている。
【0015】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2の住宅Bを示す一階平面図、図4は実施の形態2の
住宅Bを示す二階平面図である。本実施の形態の住宅B
は、前期実施の形態1の住宅Aと同様逆L字状に形成さ
れ、さらに、建物内に配置された各部屋の種類もほとん
ど同一であるので、住宅Bの特徴的な部分のみを説明
し、その他の箇所は実施の形態1の住宅Aと同一の符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0016】まず、建物の一階部分から説明すると、建
物2の北側であってその中央にはポーチ6と玄関7が配
置されている。前記玄関7のホール30は、土間8に面
する位置から建物2の東側壁面まで南側壁面に沿って延
設され、建物2の東端北寄りに配置された和室31と接
続されている。そして、ホール30に面した南側壁面に
は庭3へ出入り可能な掃き出し窓30aが設けられると
ともに、東側壁面には開口部30bが開設されている。
前記和室31は、主に客をもてなす応接室として使用さ
れる部屋であって、6畳の広さを有し、和室31には3
つの開口部31a,31b,31cが開設されている。
また、この和室31とホール30との間には建具が設け
られていないので、ホール30を和室31と一体的に使
用することで接客空間を広く見せることができる。
【0017】敷地1の南東部分に配置された庭3には、
サンデッキ32が敷設されている。このサンデッキ32
は、前記ホール30、ダイニングルーム13およびリビ
ングルーム17の壁面に面して配置され、かつ、室内の
床面と同一の床高に形成されていて、各部屋の壁面に設
けられた掃き出し窓30a,13a,17bから出入り
可能となっている。よって、このサンデッキ32を各部
屋の延長として一体的に使用したり、各部屋を連絡する
通路として使用したりすることができるので、敷地の有
効利用が図られ、特に、前記和室31とともに接客空間
として使用することで、変化に富んだ接客を行うことが
できる。
【0018】次に、建物2の二階部分を説明すると、前
記階段14の下り口が設けられたホール18に面して、
主寝室19、トイレ22、書斎33およびバルコニー3
4が配置されている。また、バルコニー34の南側に配
置された子供部屋35は、他の居住空間から隔絶された
離れのようなプライバシー製の高い空間となっている。
【0019】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
では、応接室を6畳間の和室としたが、応接室の形態に
ついては任意であり、洋室を設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の広い玄関土間に応接室を設けた住宅にあって
は、建物を平面視L字状に形成し、L字の一辺を道路に
面して配置してその先端部に応接室を配置するととも
に、道路側に面した建物部分の中央に玄関を配置し、こ
れら玄関と応接室との間に玄関土間の床面と連続した土
間空間を設けたので、土間空間によって他の居住空間か
ら隔絶され、かつ、玄関に対して動線の良い独立型の応
接室が形成され、静かで落ち着いたもてなしを行うこと
ができる。そして、玄関と応接室とを土間空間を介して
連続させ、玄関を応接室と一体化した接客空間として見
せることで、客に開放感や信頼感を与えるとともに敷地
面積が狭く他の居住空間があまり広くない住宅であって
も、客に広々とした住宅のイメージを印象付けるという
視覚的効果が得られる。
【0021】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の広い玄関土間に応接室を設けた住宅において、L
字の内側部分に庭を設け、この庭に面した土間空間の壁
面に庭へ出入り可能な開口部を開設したので、応接室、
土間空間、および庭を広く一体となった接客空間として
利用でき、広々として開放的な住宅のイメージをさらに
高めることができる。また、十分な採光を確保できるの
で、明るい玄関を形成できる。特に、北入りの住宅の場
合は、通常、暗く寒く湿りがちな玄関を明るくすること
ができるので、効果が大である。
【0022】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の広い玄関土間に応接室を設けた住宅において、土
間空間に代えて廊下を設けるとともに庭内に建物に面し
てサンデッキを敷設し、このサンデッキの床高を建物一
階の床高と同一に設定して建物内から直接出入り可能と
したので、サンデッキを接客空間として利用したり、住
宅内を移動する連通路として利用することができる。よ
って、変化に富んだ室内動線が形成されるとともに、サ
ンデッキと応接室および他の居室とを組み合わせて多様
な形態の接客を行うことができるので、来客の多い家庭
などに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態住宅Aを示す一階平面図で
ある。
【図2】実施の形態の住宅Aを示す二階平面図である。
【図3】実施の形態2の住宅Bを示す一階平面図であ
る。
【図4】実施の形態2の住宅Bを示す二階平面図であ
る。
【符号の説明】
A 住宅 1 敷地 2 建物 3 庭 4 カーポート 5 アプローチ 6 ポーチ 7 玄関 8 土間 8a,10a,10b,10c 開口部 9 玄関ホール 9a 壁 10 和室(応接室) 11,22 トイレ 12 洗面所 13 ダイニングルーム 14 階段 15 浴室 16 キッチン 16a キッチンカウンター 17 リビングルーム 17a 畳コーナー 18 ホール 19 主寝室 20 子供部屋 21 予備部屋 23 ウォークインクローゼット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物を平面視L字状に形成し、 L字の一辺を道路に面して配置してその先端部に応接室
    を配置するとともに、道路側に面した建物部分の中央に
    玄関を配置し、 これら玄関と応接室との間に玄関土間の床面と連続した
    土間空間を設けたことを特徴とする広い玄関土間に応接
    室を設けた住宅。
  2. 【請求項2】 L字の内側部分に庭を設け、この庭に面
    した土間空間の壁面に庭へ出入り可能な開口部を開設し
    たことを特徴とする請求項1記載の広い玄関土間に応接
    室を設けた住宅。
  3. 【請求項3】 土間空間に代えて廊下を設けるとともに
    庭内に建物に面してサンデッキを敷設し、このサンデッ
    キの床高を建物一階の床高と同一に設定したことを特徴
    とする請求項2記載の広い玄関土間に応接室を設けた住
    宅。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031075A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 旭化成ホームズ株式会社 住戸

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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