JP2002080159A - インクジェット記録装置における用紙排出方法および装置 - Google Patents

インクジェット記録装置における用紙排出方法および装置

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JP2002080159A
JP2002080159A JP2000266428A JP2000266428A JP2002080159A JP 2002080159 A JP2002080159 A JP 2002080159A JP 2000266428 A JP2000266428 A JP 2000266428A JP 2000266428 A JP2000266428 A JP 2000266428A JP 2002080159 A JP2002080159 A JP 2002080159A
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Kazuya Koyama
和弥 小山
Taketo Akagawa
雄飛 赤川
Masanori Yamada
雅則 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるサイズの種々の用紙であっても、簡単
な構成で確実に上向き凹状に湾曲させる。 【解決手段】 インクジェット記録装置において印字部
7から排紙トレイ3に用紙Pを排出する装置である。印
字部7と排紙トレイ3との間に設けられた排紙ガイド11
と、排紙ガイド11上に排紙ガイド11の幅方向に間隔をお
いて設けられるとともに用紙搬送方向に伸び、かつ用紙
Pを上向き凹状に湾曲させる複数の湾曲部材12,12A,12B
と、湾曲部材12,12A,12Bの隣接するもの同志の間隔を可
変とする間隔調整手段とを備えている。湾曲部12,12A,1
2B材の高さを、排紙ガイド11の幅方向の中央部に位置す
るものが最も低く、両端部に位置するものに向かって徐
々に高くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばインクジ
ェットプリンタのようなインクジェット記録装置におい
て、印字部から排紙トレイに用紙を排出する方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】インクジ
ェットプリンタにおいては、印刷後にインク(特に顔料
系黒インク)はすぐに乾く(用紙に吸収される)のでは
なく、ある程度の時間が必要である。そのため、印字部
から排紙トレイへの用紙排出時に用紙が、既に排紙トレ
イに載置されている用紙の印刷面を擦ると、排出中の用
紙の裏面が汚れたり、あるいは擦られて用紙の印刷面が
滲んだりするという問題があった。
【0003】このような問題を解決した装置として、特
開平6−91861号公報に記載された装置が知られて
いる。この装置は、印字部と排紙トレイとの間に設けら
れかつ上面に印字されて印字部より排出される用紙の両
側部分を下方から支持する支持部と、両支持部の中間部
において用紙を上方から下方に押し下げる1つの押し下
げ部とを備えたものであり、印字部から排出されてきた
用紙を、両側支持部および押し下げ部により上向き凹状
に湾曲させることにより、用紙の搬送方向の腰を強くす
るようになされている。
【0004】しかしながら、この装置では、両側支持部
材が固定されているので、サイズの異なる種々の用紙に
対応できない。たとえば、用紙の幅(搬送方向と直角を
なす方向の幅)が両側支持部材間の間隔よりも小さけれ
ば、用紙を上向き凹状に湾曲させることができない。ま
た、押し下げ部が用紙の印字面を上方から抑えるので、
印字面を汚すことがある。
【0005】特開平6−91861号公報に記載された
装置の問題点を解決した装置として、特開平8−198
496号公報に記載された装置が知られている。この装
置は、印字部と、印字部の上流側に設けられかつ用紙が
載置される給紙台と、給紙台にその幅方向に移動自在に
設けられかつ用紙の幅を規制する用紙幅規制部材と、印
字部の下流側に設けられかつ印字部から排出される用紙
の下面側の両側部を支持して用紙を上向き凹状に湾曲さ
せる固定ガイド部材および可動ガイド部材とを備え、両
ガイド部材がそれぞれ同一形状の傾斜状ガイド面を有
し、さらに用紙幅規制部材と可動ガイド部材とが連動し
て移動するようになされたものである。そして、用紙の
サイズに応じて用紙幅規制部材を移動させることによ
り、これと連動して可動ガイド部材が移動し、その結果
サイズの異なる種々の用紙に対応して上向き凹状に湾曲
させることができるようになっている。
【0006】しかしながら、この装置では、用紙幅規制
部材と可動ガイド部材とを連動して移動させる機構が複
雑になるという問題がある。また、両ガイド部材が一定
形状の傾斜ガイド面を有しているだけであるので、用紙
のサイズが異なった場合に、確実に用紙を上向き凹状に
湾曲させることができないおそれがある。すなわち用紙
のサイズが小さい場合には、傾斜ガイド面により用紙を
確実に上向き凹状に湾曲させて用紙搬送方向の腰を強く
することができるが、用紙のサイズが大きい場合には、
その幅方向の両端部だけが傾斜ガイド面により傾斜させ
られので、用紙搬送方向の腰を強くすることができな
い。
【0007】本発明の目的は、上記問題を解決し、異な
るサイズの種々の用紙であっても、簡単な構成で確実に
上向き凹状に湾曲させることができるインクジェット記
録装置における用紙排出方法および装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ット記録装置における用紙排出方法は、インクジェット
記録装置において印字部から排紙トレイに用紙を排出す
る方法であって、印字部と排紙トレイとの間に排紙ガイ
ドを設けるとともに、排紙ガイド上に、用紙搬送方向に
伸びかつ用紙を上向き凹状に湾曲させるための複数の湾
曲部材を、排紙ガイドの幅方向に間隔をおいて複数設け
ておき、さらに湾曲部材の高さを、排紙ガイドの幅方向
の中央部に位置するものが最も低く、両端部に位置する
ものに向かって徐々に高くなるように設定しておき、印
字部から排出される用紙の種類に合わせて湾曲部材の隣
接するもの同志の間隔を変えることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明の方法において、用紙のサイズに合
わせて湾曲部材の隣接するもの同志の間隔を変える場合
と、用紙の腰および厚みに合わせて湾曲部材の隣接する
もの同志の間隔を変える場合とがある。
【0010】本発明によるインクジェット記録装置にお
ける用紙排出装置は、インクジェット記録装置において
印字部から排紙トレイに用紙を排出する装置であって、
印字部と排紙トレイとの間に設けられた排紙ガイドと、
排紙ガイド上に排紙ガイドの幅方向に間隔をおいて設け
られるとともに用紙搬送方向に伸び、かつ用紙を上向き
凹状に湾曲させる複数の湾曲部材と、湾曲部材の隣接す
るもの同志の間隔を可変とする間隔調整手段とを備えて
おり、湾曲部材の高さが、排紙ガイドの幅方向の中央部
に位置するものが最も低く、両端部に位置するものに向
かって徐々に高くなるように設定されているものであ
る。
【0011】本発明の装置において、一端の湾曲部材が
固定されるとともに、残りの全ての湾曲部材が、連動し
て排紙ガイドの幅方向に移動するようになされており、
間隔調整手段が、排紙ガイドと他端の移動自在である湾
曲部材との間に設けられかつこの湾曲部材を所定の位置
に停止させる位置決め手段を備えている場合と、全ての
湾曲部材が、連動して排紙ガイドの幅方向に移動するよ
うになされており、間隔調整手段が、排紙ガイドと両端
の湾曲部材との間に設けられかつ両端の湾曲部材を所定
の位置に停止させる位置決め手段を備えている場合とが
ある。
【0012】いずれの場合も、隣接する湾曲部材同志
が、弾性部材により互いに接続されていることがある。
【0013】弾性部材の弾性力は、隣接する湾曲部材間
の間隔が全て等しくなるように設定されていることが好
ましい。
【0014】また、本発明の装置において、各湾曲部材
の高さが、用紙の搬送方向上流側から同下流側に向かっ
て徐々に高くなっていることが好ましい。
【0015】本発明の装置における間隔調整手段は、移
動自在である端部の湾曲部材を移動させる駆動手段と、
用紙選択信号を受けかつこの信号に応じて駆動手段を制
御する制御手段とを備えていることがある。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を、図面を
参照して説明する。なお、以下の説明において、図1の
左側を前、同右側を後といい、図1の紙面表側(図2の
右側)を右、同紙面裏側(図2の左側)を左というもの
とする。
【0017】図1は本発明の用紙排出装置を備えたイン
クジェットプリンタを示し、図2〜図5はその要部の構
成を示す。
【0018】図1に示すように、インクジェットプリン
タは、プリンタ本体(1)、プリンタ本体(1)の前側下部に
設けられた給紙トレイ(2)、およびプリンタ本体(1)の前
側上部に設けられた排紙トレイ(3)を備えている。この
インクジェットプリンタにおいては、用紙(P)は片側端
部(右端部)を基準にして搬送されるようになってい
る。
【0019】給紙トレイ(2)には、各種サイズの用紙(P)
が載置できるようになっている。プリンタ本体(1)に
は、ピックアップローラ(4)、用紙搬送路(5)、1対のフ
ィードローラ(6)、印字部(7)、1対の排紙ローラ(8)お
よび用紙排出装置(9)が、給紙トレイ(2)と排紙トレイ
(3)との間に、用紙の移動経路に沿って順に設けられて
いる。印字部(7)には、複数のインクノズルを有するイ
ンクヘッド(図示略)を備えた前後方向に移動するイン
クキャリジ(10)が設けられている。用紙排出装置(9)は
印字部(7)から排紙トレイ(3)に用紙(P)を排出するもの
であって、排紙トレイ(3)よりも上方の高さ位置に設け
られている。
【0020】このインクジェットプリンタは、たとえば
図示しないコンピュータなどに接続されて使用され、コ
ンピュータなどからの印字要求および画像情報に基づい
て用紙(P)に印字を行う。コンピュータなどから印字要
求および画像情報が送られてくると、給紙トレイ(2)に
載置されている用紙(P)の中から1枚の用紙(P)がピック
アップローラ(4)によって給紙工程に送り出される。ピ
ックアップローラ(4)によって送り出された用紙(P)は、
搬送路(5)に送られ、フィードローラ(6)により印字部
(7)に送られる。印字部(7)において、画像情報に基づい
てインクキャリジ(10)のインクヘッドの所定のインクノ
ズルからインクを吐出し、用紙(P)上に印字が行われ
る。印字部(7)での印字の終了した用紙(P)は、排紙ロー
ラ(8)により印字部(7)から排出される。
【0021】図2〜図5に示すように、用紙排出装置
(9)は、水平板状の排紙ガイド(11)と、排紙ガイド(11)
上にその幅方向に間隔をおいて複数設けられかつ用紙
(P)を上向き凹状に湾曲させる湾曲部材(12)(12A)(12B)
とよりなる。
【0022】排紙ガイド(11)の前側端部には、左右方向
に間隔をおいて上方に突出した複数の突起(13A)〜(13B)
が形成されている。たとえば、排紙ガイド(11)の右端部
(用紙搬送の基準となる端部)から左端部の突起(13A)
までの距離はA3の幅およびA4の長さに等しく、同じ
く左から2番目の突起(13B)までの距離はB4の幅およ
びB5の長さに等しく、同じく左から3番目の突起(13
C)までの距離はA4の幅およびA5の長さに等しく、同
じく左から4番目の突起(13D)までの距離はB6の長さ
に等しく、同じく右端の突起(13E)までの距離はA6の
長さに等しくなっている。
【0023】湾曲部材(12)(12A)(12B)は用紙搬送方向
(前後方向)に伸びる垂直板状であり、その右端部に位
置する湾曲部材(12A)が排紙ガイド(11)に一体に形成さ
れて固定されているとともに、他の全ての湾曲部材(12)
(12B)は排紙ガイド(11)と別個に形成されてその幅方向
(左右方向)に移動自在となっている。各湾曲部材(12)
(12A)(12B)の高さは、後方(搬送方向の上流側側)から
前方(搬送方向の下流側)に向かって徐々に高くなって
いる。さらに、全ての湾曲部材(12)(12A)(12B)の高さ
は、排紙ガイド(11)の中央部に位置するものが最も低
く、両端部に位置するものに向かって徐々に高くなって
いる。なお、図示の例では、湾曲部材(12)(12A)(12B)の
数が偶数であるので、排紙ガイド(11)の左右の中央部を
挟んで対応した位置にある2つの湾曲部材(12)(12A)(12
B)の高さが相互に等しくなっているが、湾曲部材の数が
奇数の場合には、中央部の1つの湾曲部材の高さが最も
低くなり、この湾曲部材を挟んで対応した位置にある2
つの湾曲部材の高さが相互に等しくなる。
【0024】湾曲部材(12)(12A)(12B)の高さは、左端部
の湾曲部材(12B)が図2(a)に示す位置にある場合に、A
3縦サイズの用紙を確実に上向き凹状に湾曲させて用紙
搬送方向の腰を強くすることができるような高さとなっ
ている。
【0025】左端部の湾曲部材(12B)の左側面に、略山
形に屈曲させられたレバー(14)が、前後方向に伸びる水
平軸線の周りに回転自在となるように取り付けられてい
る。左端部の湾曲部材(12B)の左側面に左方に突出した
前後1対のブラケット(15)が一体に形成され、山の頂部
を右側に向けた状態のレバー(14)の長さの中間部が水平
軸(16)によって両ブラケット(15)に回転自在に支持され
ている。レバー(14)の下端部には前方に突出しかつ突起
(13A)〜(13E)に係合しうるストッパ部(14a)が一体に形
成されている。
【0026】隣接する2つの湾曲部材(12)(12A)(12B)の
前端部同志および後端部同志は、それぞれ圧縮コイルば
ね(17)により連結されている。圧縮コイルばね(17)の弾
性力は、左端の湾曲部材(12B)に取り付けられたレバー
(14)のストッパ部(14a)をいずれかの突起(13A)〜(13E)
に係合させたさいに、隣接する湾曲部材(12)(12A)(12B)
間の間隔が全て等しくなるような強さに設定されてい
る。
【0027】上記構成のインクジェットプリンタにおい
て、たとえばA3縦サイズの用紙(P)に印刷を行う場
合、左端部の湾曲部材(12B)に取り付けられたレバー(1
4)のストッパ部(14a)は左端部の突起(13A)に係合させら
れる。印字部(7)から排出された用紙(P)はその前端部か
ら排紙ガイド(11)上に送り込まれる。すると、湾曲部材
(12)(12A)(12B)の働きにより、用紙(P)はその前端部か
ら徐々に上向き凹状に湾曲させられてその前後方向の腰
が強くなる(図2(a)参照)。そのため、後端部が排紙
ガイド(11)の前端部を過ぎてから用紙(P)は排紙トレイ
(3)上に落下することになり、用紙(P)の裏面が排紙トレ
イ(3)上の印字済み用紙(P)の印刷面を擦ることが防止さ
れる。したがって、排出中の用紙(P)の裏面が汚れた
り、あるいは印字済み用紙(P)の印刷面が滲んだりする
ことが防止される。
【0028】印刷する用紙(P)のサイズが変更された場
合には、左端部の湾曲部材(12B)を右方に移動させると
ともに、レバー(14)を図5の矢印方向に回動させてスト
ッパ部(14a)と突起(13A)との係合を解除する。そして、
用紙サイズに合わせてその用紙サイズに対応した突起、
たとえばA6横サイズの用紙の場合には右端の突起(13
E)のところまで左端部の湾曲部材(12B)を移動させ、レ
バー(14)のストッパ部(14a)をその突起(13E)に係合させ
る。このとき、圧縮コイルばね(17)の働きにより、すべ
ての湾曲部材(12)(12A)(12B)が連動して移動するととも
に、隣接する湾曲部材(12)(12A)(12B)間の間隔が全て等
しくなる(図2(b)参照)。この場合、このサイズの用
紙(P)が確実に上向き凹状に湾曲させられる。
【0029】図6は本発明の用紙排出装置の他の実施形
態を示す。なお、図6において、図2〜図5に示すもの
と同一物には同一符号を付す。
【0030】この用紙排出装置(20)は、用紙(P)の中央
部を基準にして搬送されるインクジェットプリンタに用
いられる。
【0031】この場合、排紙ガイド(11)の前端部に間隔
をおいて上方に突出した複数の突起(21A)〜(21E)が設け
られているが、たとえば左右両端部の突起(21A)同志の
間隔がA3の幅およびA4の長さに等しく、同じく左右
から2番目の突起(21B)同志の間隔がB4の幅およびB
5の長さに等しく、同じく左右から3番目の突起(21C)
同志の間隔はA4の幅およびA5の長さに等しく、同じ
く左右から4番目の突起(21D)同志の間隔はB6の長さ
に等しく、同じく左右から5番目の突起(21E)同志の間
隔はA6の長さに等しくなっている。
【0032】また、右端部の湾曲部材(12C)も排紙ガイ
ド(11)と別個に形成されて左右方向に移動自在となって
いる。この湾曲部材(12C)の高さは左端部の湾曲部材(12
B)と等しくなっている。
【0033】右端部の湾曲部材(12C)の右側面に、レバ
ー(14)と左右対称形であるレバー(22)が、レバー(14)と
同様にして前後方向に伸びる水平軸線の周りに回転自在
となるように取り付けられている。レバー(22)の下端部
には前方に突出しかつ突起(21A)〜(21E)に係合しうるス
トッパ部(22a)が一体に形成されている。
【0034】このような用紙排出装置(20)では、印刷時
には、左右両端部の湾曲部材(12B)(12C)を用紙サイズに
合わせて移動させる。この場合にも、圧縮コイルばね(1
7)の働きにより、すべての湾曲部材(12)(12B)(12C)が連
動して移動するとともに、隣接する湾曲部材(12)(12B)
(12C間の間隔が全て等しくなる。図6(a)はA3立てサ
イズの用紙(P)の場合を示し、図6(b)はA6横サイズの
用紙(P)の場合を示す。
【0035】図7および図8は本発明の用紙排出装置の
他の実施形態を示す。なお、図7および図8において、
図2〜図5に示すものと同一物には同一符号を付す。
【0036】この用紙排出装置(30)は、上記第1の実施
形態の場合と同様に、用紙(P)が右端部を基準にして搬
送されるインクジェットプリンタに用いられる。
【0037】この場合、第1の実施形態とは違って排紙
ガイド(11)には突起(13A)〜(13E)は形成されておらず、
左端部の湾曲部材(12B)にはレバーは(14)取り付けられ
ていない。
【0038】そして、左端部の湾曲部材(12B)にワイヤ
(31)の一端部が固定されている。ワイヤ(31)は、他の全
ての湾曲部材(12)(12A)を貫通し、右端部の湾曲部材(12
A)の右方において排紙ガイド(11)に設けられかつ垂直軸
線の周りに回転自在なプーリ(32)、およびその後方に設
けられかつ左右方向に伸びる水平軸線の周りに回転自在
なプーリ(33)を経て、その下方に設けられたモータ(34)
の軸(34a)に固定されたドラム(35)に巻き取られてい
る。
【0039】モータ(34)は制御装置(36)に接続されてい
る。制御装置(36)は、用紙サイズ入力部(図示略)から
発せられる用紙選択信号を受けかつこの信号に応じてモ
ータ(34)を駆動するようになっている。
【0040】このような用紙排出装置(30)を備えたイン
クジェットプリンタにおいては、用紙サイズ入力部に用
紙選択指令が入力されると、制御装置(36)が用紙選択信
号を受けてモータ(34)を駆動させ、ワイヤ(31)を介して
左端部の湾曲部材(12B)を用紙サイズに対応した位置に
移動させるようになっている。この場合にも、圧縮コイ
ルばね(17)の働きにより、すべての湾曲部材(12)(12A)
(12B)が連動して移動するとともに、隣接する湾曲部材
(12)(12A)(12B)間の間隔が全て等しくなる。
【0041】この実施形態の場合、隣接する湾曲部材(1
2)(12A)(12B)間の間隔を自動的に変えることができる。
【0042】上記3つの実施形態においては、用紙サイ
ズに合わせて湾曲部材の隣接するもの同志の間隔を変え
るようになっているが、これに代えて、用紙の腰および
厚みに合わせて湾曲部材の隣接するもの同志の間隔を変
えるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明の用紙排出方法および装置によれ
ば、印字部から排出された用紙はその前端部から排紙ガ
イド上に送り込まれ、湾曲部材の働きにより、用紙はそ
の前端部から徐々に上向き凹状に湾曲させられてその用
紙搬送方向の腰が強くなる。そのため、後端部が排紙ガ
イドの前端部を過ぎてから用紙は排紙トレイ上に落下す
ることになり、用紙の裏面が排紙トレイ上の印字済み用
紙の印刷面を擦ることが防止される。したがって、排出
中の用紙の裏面が汚れたり、あるいは印字済み用紙の印
刷面が滲んだりすることが防止される。
【0044】また、印字部から排出される用紙の種類に
合わせて湾曲部材の隣接するもの同志の間隔を変えるこ
とができるので、種々のサイズの用紙に対応することが
できる。
【0045】また、湾曲部材の高さを、排紙ガイドの幅
方向の中央部に位置するものが最も低く、両端部に位置
するものに向かって徐々に高くなるように設定している
ので、種々のサイズの用紙に対しても確実に上向き凹状
に湾曲させることができる。
【0046】本発明の用紙排出装置において、隣接する
湾曲部材同志が、弾性部材により互いに接続されてお
り、弾性部材の弾性力が、隣接する湾曲部材間の間隔が
全て等しくなるように設定されていると、用紙を一層確
実に上向き凹状に湾曲させて用紙搬送方向の腰を強くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の用紙排出装置を備え
たインクジェットプリンタの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の用紙排出装置の正面
図である。
【図3】図2(a)の部分拡大図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の用紙排出装置の部分
拡大斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の用紙排出装置の正面
図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の用紙排出装置の正面
図である。
【図8】図7のB−B線矢視図である。
【符号の説明】
(3):排紙トレイ (7):印字部 (9)(20)(30):用紙排出装置 (11):排紙ガイド (12)(12A)(12B)(12C):湾曲部材 (17):圧縮コイルばね (34):モータ (36):制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 雅則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EB13 EB46 EC12 EC34 HA28 HA33 2C059 AA05 AA22 AA26 AA74 3F053 HA01 HA06 HB11 HB22 LA07 LB03 3F101 FA06 FB12 FC05 FC11 FE01 FE06 FE11 LA07 LB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置において印字部
    から排紙トレイに用紙を排出する方法であって、 印字部と排紙トレイとの間に排紙ガイドを設けるととも
    に、排紙ガイド上に、用紙搬送方向に伸びかつ用紙を上
    向き凹状に湾曲させるための複数の湾曲部材を、排紙ガ
    イドの幅方向に間隔をおいて複数設けておき、さらに湾
    曲部材の高さを、排紙ガイドの幅方向の中央部に位置す
    るものが最も低く、両端部に位置するものに向かって徐
    々に高くなるように設定しておき、印字部から排出され
    る用紙の種類に合わせて湾曲部材の隣接するもの同志の
    間隔を変えることを特徴とするインクジェット記録装置
    における用紙排出方法。
  2. 【請求項2】 用紙のサイズに合わせて湾曲部材の隣接
    するもの同志の間隔を変える請求項1のインクジェット
    記録装置における用紙排出方法。
  3. 【請求項3】 用紙の腰および厚みに合わせて湾曲部材
    の隣接するもの同志の間隔を変える請求項1のインクジ
    ェット記録装置における用紙排出方法。
  4. 【請求項4】 インクジェット記録装置において印字部
    から排紙トレイに用紙を排出する装置であって、 印字部と排紙トレイとの間に設けられた排紙ガイドと、
    排紙ガイド上に排紙ガイドの幅方向に間隔をおいて設け
    られるとともに用紙搬送方向に伸び、かつ用紙を上向き
    凹状に湾曲させる複数の湾曲部材と、湾曲部材の隣接す
    るもの同志の間隔を可変とする間隔調整手段とを備えて
    おり、湾曲部材の高さが、排紙ガイドの幅方向の中央部
    に位置するものが最も低く、両端部に位置するものに向
    かって徐々に高くなるように設定されているインクジェ
    ット記録装置における用紙排出装置。
  5. 【請求項5】 一端の湾曲部材が固定されるとともに、
    残りの全ての湾曲部材が、連動して排紙ガイドの幅方向
    に移動するようになされており、間隔調整手段が、排紙
    ガイドと他端の移動自在である湾曲部材との間に設けら
    れかつこの湾曲部材を所定の位置に停止させる位置決め
    手段を備えている請求項4のインクジェット記録装置に
    おける用紙排出装置。
  6. 【請求項6】 全ての湾曲部材が、連動して排紙ガイド
    の幅方向に移動するようになされており、間隔調整手段
    が、排紙ガイドと両端の湾曲部材との間に設けられかつ
    両端の湾曲部材を所定の位置に停止させる位置決め手段
    を備えている請求項4のインクジェット記録装置におけ
    る用紙排出装置。
  7. 【請求項7】 隣接する湾曲部材同志が、弾性部材によ
    り互いに接続されている請求項5または6のインクジェ
    ット記録装置における用紙排出装置。
  8. 【請求項8】 弾性部材の弾性力が、隣接する湾曲部材
    間の間隔が全て等しくなるように設定されている請求項
    7のインクジェット記録装置における用紙排出装置。
  9. 【請求項9】 上記各湾曲部材の高さが、用紙の搬送方
    向上流側から同下流側に向かって徐々に高くなっている
    請求項4〜8のうちのいずれかのインクジェット記録装
    置における用紙排出装置。
  10. 【請求項10】 間隔調整手段が、移動自在である端部
    の湾曲部材を移動させる駆動手段と、用紙選択信号を受
    けかつこの信号に応じて駆動手段を制御する制御手段と
    を備えている請求項5〜9のうちのいずれかのインクジ
    ェット記録装置における用紙排出装置。
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