JP2002080156A - シート反転装置 - Google Patents

シート反転装置

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JP2002080156A JP2000266691A JP2000266691A JP2002080156A JP 2002080156 A JP2002080156 A JP 2002080156A JP 2000266691 A JP2000266691 A JP 2000266691A JP 2000266691 A JP2000266691 A JP 2000266691A JP 2002080156 A JP2002080156 A JP 2002080156A
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徹 和田
Toshikazu Takubo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの折れや詰まりを発生させることな
く、安定したシート反転動作を行う。 【解決手段】 シートSを搬入するシート搬入経路1
と、前記シート搬入経路1から送られたシートSをスイ
ッチバックするスイッチバック経路2と、前記スイッチ
バック経路2中に設けられる反転搬送部材3と、前記ス
イッチバック経路2から送られたシートを排出するシー
ト排出経路4と、前記シート搬入経路1に設けられシー
トSの通過を検知するシート検知手段5と、前記シート
検知手段5の検知結果に基づいて前記反転搬送部材3の
正転を停止させる停止手段6とを備えたシート反転装置
において、搬送されるシートSの種類に応じて、前記停
止手段6による前記反転搬送部材3の正転停止タイミン
グを決定する決定手段7を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等のシート処理装置において、原稿や用紙等のシートを
表裏反転するのに用いられるシート反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等のシート処理
装置としては、例えば作像モジュールにて作像した画像
をシートに転写・定着し、必要に応じてソーティングな
どの後処理を施すようにしたものが多く提供されてい
る。ところで、この種のシート処理装置においては、シ
ートの搬送過程でシートを反転させることが必要になる
事態が起こり得る。例えば、作像モジュールが収容され
た画像形成ユニットにソータ等の後処理ユニットを付設
するような態様では、ソーティング処理などでシートの
作像面を通常とは逆向きに排出する等、後処理ユニット
の要請からシートの排出面方向を反転させることが必要
になったり、また、例えばシートの両面に画像が形成せ
しめられる両面画像形成モードを実現しようとする場合
には、片面画像形成済みのシートを反転させた後に作像
エンジンの画像転写部に再度シートを供給することが必
要になる事態が起こり得る。このような要請下において
は、シート搬送路の途中にシート反転装置を設け、この
シート反転装置にて上流側搬送路から搬送されてくるシ
ートを反転させた後に下流側搬送路へと供給するように
している。
【0003】従来この種のシート反転装置としては、シ
ートを搬入するシート搬入経路と、このシート搬入経路
から送られたシートをスイッチバックするスイッチバッ
ク経路と、このスイッチバック経路に設けられ正逆方向
に回転する反転ロール対と、スイッチバック経路から送
り出されたシートを排出する排出経路とを備え、シート
搬入経路からスイッチバック経路に送り込まれたシート
の終端縁が反転ロール対の手前に到達した時点で反転ロ
ールの正転を停止させ、その後反転ロールを逆転させて
スイッチバック経路からシート排出経路にシートを送り
出すようにしたものが知られている(例えば実開平4−
79858号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシー
ト反転装置では、反転ロールの正転停止タイミングがシ
ートの種類に関係なく常に一定であったため、シートの
種類によっては、反転ロール正転停止時のシート停止位
置がばらついてしまうことがあった。ここで、例えば正
転停止タイミングが遅すぎた場合には、シートの後端
(反転後の先端)が反転ロールの奥側に入り込んでしま
ってシートを反転できなくなるという事態を招き、ま
た、正転停止タイミングが早すぎた場合には、シートの
後端(反転後の先端)がシート搬入経路に残ったままと
なって反転後のシートの先端が折れたり、場合によって
はシートがシート搬入経路を逆送され、紙詰まりを起こ
すという事態を招いてしまうことになる。
【0005】そこで、このような不具合を改善するた
め、例えば上述した実開平4−79858号公報には、
シート搬入経路とシート排出経路との分岐点に羽車を配
設し、これを回動させることでシートの後端(反転後の
先端)をシート搬入経路からシート排出経路へと強制的
に跳ね上げるようにしたものが提案されている。しかし
ながら、このような技術を適用した場合には、羽車を設
けなければならない分装置が複雑化してしまう他、シー
トの後端が反転ロールの奥側に入り込んでしまった場合
(反転ロールの正転停止タイミングが遅すぎた場合)に
は対応できないという問題がある。
【0006】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、シートの折れや詰まりを発
生させることなく、安定したシート反転動作を行うこと
が可能なシート反転装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、シートSを搬入するシート搬入経路1
と、前記シート搬入経路1から送られたシートSをスイ
ッチバックするスイッチバック経路2と、前記スイッチ
バック経路2中に設けられ、正転することで当該スイッ
チバック経路2にシートSを引き入れると共に、逆転す
ることで当該スイッチバック経路2からシートSを送り
出す反転搬送部材3と、前記スイッチバック経路2から
送られたシートSを排出するシート排出経路4と、前記
シート搬入経路1に設けられシートSの通過を検知する
シート検知手段5と、前記シート検知手段5の検知結果
に基づいて前記反転搬送部材3の正転を停止させる停止
手段6とを備えたシート反転装置において、搬送される
シートSの種類に応じて、前記停止手段6による前記反
転搬送部材3の正転停止タイミングを決定する決定手段
7を備えたことを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、反転搬送
部材3は、シートSを挟持した状態で搬送可能なもので
あればよく、例えばロール対やベルト対あるいはロール
及びベルトの組み合わせ等適宜選定して差し支えない。
【0009】そして、本発明においては、決定手段7
が、搬送されるシートSの種類に応じて、停止手段6に
よる前記反転搬送部材3の正転停止タイミングを決定す
る。ここで、反転搬送部材3の正転停止タイミングは、
搬送されるシートSの搬送方向後端がシート搬入経路1
から抜け且つ反転搬送部材3を通過しないタイミングに
決定される。このシートSの種類の分別基準としては、
例えばシートSの大きさ、厚さ、材料、坪量等が挙げら
れる。尚、シートSの種類に関する情報については、例
えばユーザーが入力するようにしてもよいし、また、本
発明に係るシート反転装置あるいはこのシート搬送装置
が組み込まれた画像形成装置の内部にシート種類の検知
機構を設け、この検知結果に基づくようにしてもよい。
【0010】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。まず、シート搬入経路1に搬入されたシート
Sは、スイッチバック経路2に向けて搬送される。次
に、スイッチバック経路2では、反転搬送部材3が正転
しながらシートSをニップし、シートSをスイッチバッ
ク経路2内へと導く。一方、決定手段7には搬送される
シートSの種類に関する情報が伝達され、決定手段7
は、これに応じて停止手段6による前記反転搬送部材3
の正転停止タイミングを決定する。また、シート搬入経
路1に設けられたシート検知手段5は、シートSを検知
し、停止手段6に伝達する。そして、停止手段6は、シ
ート検知手段5からの検知信号に基づき、前記決定手段
7により決定されたタイミングで前記反転搬送部材3の
正転を停止させる。このとき、反転搬送部材3の正転停
止タイミングは、各種シートSに応じて、その搬送方向
後端がシート搬入経路1から抜け且つ反転搬送部材3を
通過しないタイミングに決定されているので、その後、
反転搬送部材3を逆転させシート排出経路4に向けてシ
ートSを送り込む際に、シートSの詰まりや折れが生じ
ることはなく、安定したシート反転動作が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明に係るシート反転装置を具備させたレー
ザビームプリンタの実施の形態1を示す。同図におい
て、符号10はプリンタ本体であり、その内部には用紙
Pを給紙する給紙部20、用紙P上に画像を形成する画
像形成部30、用紙P上の画像(トナー像)を定着する
定着部40等を備えている。
【0012】ここで、給紙部20は、用紙Pが収容され
る用紙トレイ21と、この用紙トレイ21上の用紙Pを
繰り出すナジャーロール22と、取り出された用紙Pを
一枚ずつ捌く捌きロール対23とを備えている。そし
て、符号24は、給紙部20より送り出された用紙Pを
一時的にせき止めることで、用紙Pのスキューを補正し
且つ所定のタイミングで画像形成部30に送り込むレジ
ロール対、符号25は前記レジロール対24の直前に設
けられ、用紙Pの通過を検知するレジセンサである。
【0013】また、画像形成部30は、画像が形成担持
される感光体ドラム31と、この感光体ドラム31上を
所定の電位に帯電する帯電装置32と、感光体ドラム3
1上に静電潜像を書き込むレーザ露光装置33と、感光
体ドラム31上の静電潜像をトナーで現像する現像装置
34と、感光体ドラム31上の画像(トナー像)を用紙
Pに転写する転写装置(転写ロール)35とを備えてい
る。
【0014】更に、定着部40は、一対の定着ロールか
らなり、用紙Pを加熱加圧することで画像を定着させる
ようになっている。尚、符号41は、定着部40の直後
且つ用紙Pの本体装置排出口11の直前に設けられ、用
紙Pの通過を検知する本体排出センサである。
【0015】また、符号50は、前記プリンタ本体10
の上部に着脱自在に設けられた反転排出ユニットであ
る。この反転排出ユニット50は、図3に示すように、
前記本体装置排出口11(図2参照)に連通接続される
湾曲搬送路51と、この湾曲搬送路51から送られた用
紙Pをスイッチバックあるいはそのまま排出口52に排
出する排出路53と、この排出路53中に正逆方向に回
転自在に設けられた反転ロール対54と、前記排出路5
3に直線的に連通接続され、前記排出路53からスイッ
チバックして送り出された用紙Pを反転排出口55に排
出する反転排出路56と、この反転排出路56中に回転
自在に設けられた搬送ロール対57とを有している。
尚、符号58は、前記湾曲搬送路51と反転排出路56
とが合流する部位に設けられたガイドである。このガイ
ド58は、マイラーフィルムからなり、前記湾曲搬送路
51の一方の側面51a側を固定端とし、他方51b側
を自由端とすることで、スイッチバック実行時に用紙P
が再度湾曲搬送路51に逆送するのを防ぐようになって
いる。また、符号59は、反転排出路56を通過する用
紙Pを検知する反転排出センサである。
【0016】そして、前記排出口52から送り出された
用紙Pは、プリンタ本体10上部に設けられた排紙トレ
イ12(図2参照)に排出されるようになっている。一
方、前記反転排出口55から送り出された用紙Pは、プ
リンタ本体10の側面に着脱自在に取り付けられた戻し
搬送ユニット60に送り込まれるようになっている。
【0017】本実施の形態において、戻し搬送ユニット
60は、図2に示すように、前記反転排出ユニット50
の反転排出口55(図3参照)に連通接続される戻し搬
入口61を有している。また、戻し搬送ユニット60の
下部側には、前記プリンタ本体10の再搬入口13に連
通接続される戻し排出口62が設けられている。尚、符
号63,64は、戻し搬送ユニット60内の用紙Pを搬
送する搬送ロール対である。
【0018】そして、本実施の形態では、図4に示す搬
送制御系にて反転ロール対54の駆動を制御するように
なっている。この搬送制御系は、マイクロコンピュータ
システムにて構築された搬送制御装置100からなり、
図2〜図4に示すように、画像形成情報(片面、両
面)、用紙情報(坪量)、及び、レジセンサ25、本体
排出センサ41、反転排出センサ59からの各検知信号
が入力インターフェース101を介してCPU102に
取り込まれ、次に、CPU102は、ROM103に格
納されている制御プログラムを実行してRAM104と
の間で適宜データ処理を行った後、出力インターフェー
ス105を介して、反転ロール対54に対し、駆動・停
止及び正転・逆転に関する所定の制御信号を送出するよ
うになっている。
【0019】次に、本実施の形態に係るレーザビームプ
リンタの動作について説明する。今、図示外のスタート
スイッチがオン操作されると、所定の作像プロセスが実
行される。まず、画像形成部30では、帯電装置32に
より一様に帯電された感光体ドラム31にデジタル信号
に応じた静電潜像をレーザ露光装置33にて夫々書き込
ませ、この静電潜像をトナーを収容した現像装置34に
より現像して上記各色のトナー像を形成させる。
【0020】一方、用紙Pは、用紙トレイ21から取り
出され、レジロール対24にて一時的にせき止められた
後、所定のタイミングで転写位置へと供給され、感光体
ドラム31に対して転写ロール35が用紙Pをニップす
る。そして、感光体ドラム31と転写ロール35との間
に形成される転写電界の作用で、感光体ドラム31上に
担持された画像(トナー像)が用紙Pに転写される。画
像が転写された用紙Pは、定着部40へと搬送され画像
の定着が行われる。また、転写後の感光体ドラム31上
に残留したトナーは、図示しないクリーナによってクリ
ーニングされる。
【0021】その後、画像が定着された用紙Pは、図3
に示す湾曲搬送路51より反転排出ユニット50内に搬
入される。ここで、用紙Pの片面のみに画像形成を行う
場合(片面モード)は、湾曲搬送路51に搬入された用
紙Pが、排出路53を介して排出口52より排紙トレイ
12(図2参照)に排出される。この間、反転ロール対
54はずっと正転することとなる。
【0022】一方、用紙Pの両面に画像形成を行う場合
(両面モード)は、定着後の用紙Pが、湾曲搬送路51
を介して一旦排出路53まで搬入された後、搬送方向が
反転せしめられ、反転排出路56を介して反転排出口5
5より排出される。この間、反転ロール対54は正転し
た後所定のタイミングで逆転することとなる。尚、この
反転ロール対54の正転逆転制御の詳細については後述
する。そして、反転排出口55から排出された用紙P
は、図2に示す戻し搬入口61より戻し搬送ユニット6
0に搬入され、搬送ロール対63,64によって搬送さ
れた後、戻し排出口62から排出される。排出された用
紙Pは、その表裏が反転せしめられた状態で再びプリン
タ本体10内に搬入され、レジロール対24で一時的に
せき止められた後、所定のタイミングで転写位置へと搬
送され、裏面画像の転写が行われる。転写後の用紙P
は、定着部40で裏面画像が定着された後、再び、図3
に示す湾曲搬送路51より反転排出ユニット50内に搬
入され、今度は、排出路53を介して排出口52より排
紙トレイ12に排出され、一連のプロセスを終了する。
【0023】次に、上述した一連のプロセスにおける反
転ロール対54の駆動制御(搬送制御装置100による
制御)を、図5に示すフローチャートを参照しながら説
明する。画像形成がスタートすると、まず、これから形
成される画像が両面画像であるかどうかの判定が行われ
る。ここで、両面画像の形成を行う場合には、用紙情報
(坪量)が入力され、これに基づいて、図6に示すテー
ブルからタイマー値が取得される。次に、用紙Pの先端
が本体排出センサ41を通過したかどうかが繰り返し判
定され、通過が検知された時点で、反転ロール対54の
正転駆動が開始される。その後、用紙Pの後端がレジセ
ンサ25を通過したかどうかが繰り返し判定され、通過
が検知された時点で、図示しないタイマーによるカウン
トが開始される。そして、タイマーのカウント値が取得
されたタイマー値を超えたかどうかが繰り返し判定さ
れ、タイマー値を超えた時点で反転ロール対54の正転
駆動が停止される。その後、用紙Pを反転搬送してよい
という信号が送出されると、反転ロール対54の逆転駆
動が開始される。そして、用紙Pの後端が反転排出セン
サ59を通過したかどうかが繰り返し判定され、通過が
検知された時点で反転ロール対54の逆転駆動が停止さ
れる。次に、反転された用紙Pの先端が本体排出センサ
41を通過したかどうかが繰り返し判定され、通過が検
知された時点で、反転ロール対54の正転駆動が開始さ
れる。その後、用紙Pの後端がレジセンサを通過したか
どうかが繰り返し判定され、通過が検知されてから所定
時間(用紙Pが排紙トレイ12に完全に排出されるのに
十分な時間)が経過した後、反転ロール対54の正転駆
動が停止され、両面画像形成に伴う用紙搬送を終了す
る。尚、片面画像形成時には、上述した両面画像形成時
の説明のうち、反転後の用紙Pの搬送と同様のプロセス
が実行されることとなる。
【0024】本実施の形態では、用紙Pの種類(坪量)
に応じて、反転ロール対54の正転駆動停止タイミング
を異ならせているが、これは次の理由による。図7は、
定着部40から排出された用紙Pの搬送状態を模式的に
示したものである。尚、同図において、符号PHは坪量
の大きな用紙(硬い用紙)、符号Psは坪量の小さい用
紙(柔らかい用紙)を示している。一般に知られている
ように、硬い用紙PHはこしが強いため、その先端が湾
曲搬送路51の一方の側壁51aに規制されながら搬送
されていくこととなる。一方、柔らかい用紙Psはこし
が弱いため、その先端が湾曲搬送路51の他方の側壁5
1bに沿って搬送されていくこととなる。
【0025】従って、硬い用紙PHと柔らかい用紙Psと
では、定着部40から排出されてから反転ロール対54
に到達するまでの搬送経路が異なり、この間にかかる時
間も異なることになる。すると、用紙種に関係なく同じ
タイミングで反転ロール対54を停止させた場合、硬い
用紙PHと柔らかい用紙Psとでは、その後端PEの停止
位置も異なることになってしまう。そこで、本実施の形
態では、用紙Pの紙質(坪量)に応じて反転ロール対5
4の正転停止タイミングを設定している。これにより、
用紙種に関係なく、正転停止時の用紙Pの後端PEを、
湾曲搬送路51の下流側且つ反転ロール対54のニップ
手前の位置で停止させることができる。従って、用紙P
の折れや詰まりを発生させることなく、安定した反転動
作を行わせることができる。
【0026】また、本実施の形態では、従前のタイプの
ものと部品構成が変わらず、制御のみで対応できるた
め、構成が複雑化することはない。更に、このような構
成を採用することで、反転実行時の用紙Pの後端PEの
位置の誤差を小さくできるので、反転ロール対54を湾
曲搬送路51や反転排出路56に近い側に配設すること
ができ、その結果、装置を小型化できると共に、プリン
トの生産性を向上させることができると共に、FCOT
(First copy output time)を短縮化することができ
る。更にまた、用紙Pの種類に応じて反転ロール対54
の正転停止タイミングを設定すればよいので、多くの種
類の用紙Pに対応することが可能となる。
【0027】尚、本実施の形態では、用紙Pの坪量毎に
グループ分けし、反転ロール対54の正転停止タイミン
グ(タイマー値)を当てはめるようにしていたが、これ
に限られるものではなく、用紙Pの種類(厚紙、薄紙な
ど紙の厚さ)毎にグループ分けするようにしてもよい。
【0028】◎実施の形態2 図8は、本発明に係るシート反転装置を具備させたレー
ザビームプリンタの実施の形態2を示す。同図におい
て、符号10はプリンタ本体であり、これは、実施の形
態1で説明したものと同様の構成を有しているので、こ
れらには同様の符号を付してここではその詳細な説明を
省略する。
【0029】また、符号70は、前記プリンタ本体10
の上部に着脱自在に設けられた分岐反転ユニットであ
る。この分岐反転ユニット70は、図9に示すように、
プリンタ本体10の本体装置排出口11(図8参照)に
連通接続される二つの湾曲搬送路71a、71bと、前
記湾曲搬送路71aから送られた用紙Pをスイッチバッ
クあるいはそのまま第一排出口72に排出する第一排出
路73と、この第一排出路73中に正逆方向に回転自在
に設けられた反転ロール対74と、前記第一排出路73
に直線的に連通接続され、前記第一排出路73からスイ
ッチバックして送り出された用紙Pあるいは前記湾曲搬
送路71bから送られた用紙Pを第二排出口75に排出
する第二排出路76と、この第二排出路76中に回転自
在に設けられた搬送ロール対77と、前記湾曲搬送路7
1a、71bとの間に揺動自在に設けられ、搬送経路を
切り換える切換ゲート80とを備えている。尚、符号7
8は用紙Pの逆送防止用のマイラーフィルムであり、符
号79は、第二排出路76を通過する用紙Pを検知する
反転排出センサである。
【0030】また、本実施の形態に係るレーザビームプ
リンタは、実施の形態1に係るレーザビームプリンタと
は異なり、図8に示すように、戻し搬送ユニットを装備
しておらず、その側面には、第二排紙トレイ14が配設
されている。
【0031】このように分岐反転ユニット70を構成す
ることで、本実施の形態に係るレーザビームプリンタで
は、例えば、湾曲搬送路71aから第一排出路73を介
して排紙トレイ12に排出する場合は、用紙Pの像担持
面が下側になって排出されるが、湾曲搬送路71aから
第一排出路73へと搬入した後に反転させ第二排出路7
6を介して第二排紙トレイ14に排出する場合、並び
に、湾曲搬送路71bから第二排出路76を介して第二
排紙トレイ14に排出する場合は、用紙Pの像担持面側
が上側になって排出されることになるため、ユーザーの
ニーズに応じた排出方法を選択することができるという
点で有用なものである。
【0032】このような構成においても、実施の形態1
と同様に、用紙種に応じて、反転動作実行時の反転ロー
ル対74の正転停止タイミングを変更するようにすれ
ば、用紙Pの折れや詰まりを発生させることなく、安定
した反転動作を行わせることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送されるシートの種類に応じて、反転搬送部材の正転
停止タイミングを決定するようにしたので、シートの折
れや詰まりを発生させることなく、安定したシート反転
動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート反転装置の概要を示す説
明図である。
【図2】 本発明に係るシート反転装置が適用されたレ
ーザビームプリンタの実施の形態1の全体構成図であ
る。
【図3】 実施の形態で用いられた反転排出ユニットの
構成図である。
【図4】 搬送制御装置のブロック図である。
【図5】 反転ロールの制御フローである。
【図6】 使用される用紙の坪量とタイマー値との関係
を示すテーブルである。
【図7】 定着部通過後の用紙の挙動を示す模式図であ
るである。
【図8】 本発明に係るシート反転装置が適用されたレ
ーザビームプリンタの実施の形態1の全体構成図であ
る。
【図9】 実施の形態で用いられた分岐反転ユニットの
構成図である。
【符号の説明】
1…シート搬入経路,2…スイッチバック経路,3…反
転搬送部材,4…シート搬出経路,5…シート検知手
段,6…停止手段,7…決定手段,S…シート
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AA05 AB01 BA05 BA07 BA08 BA14 BB02 CC01 EA14 EB21 3F053 BA03 LA02 LA07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬入するシート搬入経路と、 前記シート搬入経路から送られたシートをスイッチバッ
    クするスイッチバック経路と、 前記スイッチバック経路中に設けられ、正転することで
    当該スイッチバック経路にシートを引き入れると共に、
    逆転することで当該スイッチバック経路からシートを送
    り出す反転搬送部材と、 前記スイッチバック経路から送られたシートを排出する
    シート排出経路と、 前記シート搬入経路に設けられシートの通過を検知する
    シート検知手段と、 前記シート検知手段の検知結果に基づいて前記反転搬送
    部材の正転を停止させる停止手段とを備えたシート反転
    装置において、 搬送されるシートの種類に応じて、前記停止手段による
    前記反転搬送部材の正転停止タイミングを決定する決定
    手段を備えたことを特徴とするシート反転装置。
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