JP2001031309A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001031309A
JP2001031309A JP11209487A JP20948799A JP2001031309A JP 2001031309 A JP2001031309 A JP 2001031309A JP 11209487 A JP11209487 A JP 11209487A JP 20948799 A JP20948799 A JP 20948799A JP 2001031309 A JP2001031309 A JP 2001031309A
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image forming
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JP11209487A
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English (en)
Inventor
Takeshi Uemura
武史 植村
Masanori Yamaoka
正典 山岡
Takashi Iketani
岳志 池谷
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の両面に画像を形成する機能を有する画像
形成装置において、用紙に生じるカールを直して、両面
への画像形成が良好に行え、かつ、用紙搬送も良好に行
えるものが望まれていた。 【解決手段】両面複写のためのスイッチバック用ローラ
対を、カール取り兼スイッチバックローラ対57によっ
て構成する。また、カール取り兼スイッチバックローラ
対57への用紙進入側近傍に、用紙後端検知スイッチ5
9を配置する。 【効果】用紙のカールが直されて真っ直ぐにされた用紙
を両面経路に送り込むことができ、搬送性能が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式に
よって画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式により画像を形成する画像
形成装置が普及しており、近年では、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の単一機能製品に加えて、これらの複
数の機能が1つの装置で行える多機能型の画像形成装置
も販売されている。
【0003】かかる画像形成装置では、一般に画像形成
・転写部および定着部が備えられていて、画像形成・転
写部によってトナー像が形成され、形成されたトナー像
は用紙に転写される。そして、用紙上のトナー像は、定
着部で定着されて排出されるという構成である。
【0004】また最近の画像形成装置は、その本体ハウ
ジングが小型化される傾向にあり、定着部でトナー像が
定着された用紙は、直線的ではなく湾曲した経路を通っ
て排出位置に排出されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の画像形成装置に
おいては、定着部で用紙上のトナー像が定着される際
に、用紙にカールが生じやすいという課題があった。と
いうのは、トナー像が転写された用紙が定着部を通過す
る際に、トナー像が転写された面が加熱されてトナー像
が定着されるわけであるが、その加熱作用により用紙が
熱収縮して、用紙は画像が転写されていない面が凸湾曲
するようにカールする傾向がある。特に、本体ハウジン
グが小型化された画像形成装置においては、定着部の熱
ローラの小径化や搬送路の湾曲等が相挨って、用紙がカ
ールしやすいという課題があった。
【0006】そして、カールしたままの用紙を搬送した
り、さらにはカールした用紙の裏面にも画像を形成しよ
うとした場合には、画像不良や用紙ジャムが生じやすく
なるおそれがある。
【0007】この発明はかかる背景のもとになされたも
ので、電子写真方式の画像形成装置において、定着処理
等により用紙にカールが生じた場合に、そのカールを直
して用紙を良好に搬送することのできる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0008】またこの発明は、用紙の両面に画像を形成
する機能を有する画像形成装置において、用紙に生じる
カールを直して、両面への画像形成が良好に行え、か
つ、用紙搬送も良好に行える画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、主搬送路沿いに配置された画像形成・
転写部および定着部を備え、主搬送路を搬送される用紙
に対し、画像形成・転写部において、形成した画像を用
紙に転写し、定着部において、転写された画像を用紙に
定着し、その後、用紙を排出路へ送って所定の場所へ排
出させる画像形成装置において、排出路を途中まで送ら
れた用紙をスイッチバックさせて、画像が形成された面
と反対の面にも画像を形成する際に使用される両面経路
に用紙を導くスイッチバック機構を有し、当該スイッチ
バック機構は、排出路に備えられたスイッチバック用ロ
ーラ対と、スイッチバック用ローラ対への用紙進入側近
傍に配置された用紙後端検知スイッチと、スイッチバッ
ク時に用紙を前記両面経路へ導くために経路を切換える
切換え爪とを含み、前記スイッチバック用ローラ対は、
定着部における定着処理等によって用紙に生じたカール
を直すためのカール取りローラ対によって構成されてい
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0010】請求項2記載の発明は、搬送される用紙に
対してトナー画像を転写し、転写したトナー画像を定着
して排出する画像形成装置において、用紙搬送方向に沿
って、順に、用紙を加熱・加圧して用紙に転写されたト
ナー像を定着させるための定着ローラ対、用紙を搬送す
るための中間ローラ対および定着処理等により用紙に生
じたカールを直すためのカール取りローラ対が配列され
ており、前記定着ローラ対による用紙搬送速度に対して
前記中間ローラ対による用紙搬送速度がわずかに速くさ
れており、前記中間ローラ対による用紙搬送速度に対し
て前記カール取りローラ対による用紙搬送速度がわずか
に遅くされていることを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置であって、前記定着ローラ対および中間ロー
ラ対は、主搬送路に沿って配置されており、前記カール
取りローラ対は、主搬送路につながった排出路に配置さ
れていて、前記排出路を途中まで送られた用紙をスイッ
チバックさせて、画像が形成された面と反対の面にも画
像を形成する際に使用される両面経路に用紙を導くスイ
ッチバック機構を有し、前記カール取りローラ対は、ス
イッチバック用ローラ対を兼用しており、カール取りロ
ーラ対を用紙をスイッチバックさせるために逆転させる
タイミングを検知するために必要な用紙後端検知スイッ
チは、カール取りローラへの用紙進入側近傍に設けられ
ていることを特徴とする画像形成装置である。
【0012】請求項1の構成によれば、用紙の両面に画
像を形成する両面複写機能を備えた画像形成装置におい
て、両面複写時に必要なスイッチバック機構に備えられ
たスイッチバック用ローラ対を、カール取りローラ対で
兼用するように構成している。よって、排出路における
ローラの数を減らすことができ、画像形成装置のコンパ
クト化を図ることができる。
【0013】また、スイッチバック用ローラ対がカール
取りローラ対を兼ねているから、両面経路に進入する用
紙は、カールが直された真っ直ぐな用紙となって両面経
路に導かれる。このため、両面複写時に、用紙が搬送路
に引っ掛かりにくく、ジャムを生じにくい。また、用紙
のカールに起因する画像不良を防止することができる。
【0014】請求項2の構成では、定着ローラ、中間ロ
ーラおよびカール取りローラと3つのローラが順に配列
されている構成において、 定着ローラの搬送速度 :V1 中間ローラの搬送速度 :V2 カール取りローラの搬送速度:V3 としたときに、 V1<V2、V3<V2 と、各ローラの搬送速度が設定されている。
【0015】こうすると、定着ローラから中間ローラへ
は用紙が緊張された状態で搬送されるので、定着ローラ
対によりトナー像が良好に定着されながら用紙が搬送さ
れる。また、中間ローラ対からカール取りローラ対へは
用紙が緊張しない状態で送られるから、カール取りロー
ラ対は用紙をスムーズに取り込んで、カールがついた方
向と逆方向にカール付けるように、用紙を扱くことがで
きる。また、中間ローラ対とカール取りローラ対との間
を用紙を緊張させて搬送することによって、新たなカー
ルが生じることを防止することもできる。特に、カール
取りローラ対の一方のローラは、その周面が弾力性のあ
るたとえばスポンジローラ等で構成されているから、中
間ローラ対から送られてく用紙を緊張させた状態で取り
込むと、カール取り作用が不安定になり、しかも搬送速
度にむらが生じるおそれがある。
【0016】そこで、上述のように、3つのローラ対の
各搬送速度を設定すれば、定着およびカール取りのいず
れもが良好に行える。
【0017】請求項3の構成では、カール取りローラ対
が、スイッチバック用ローラ対を兼用している。そし
て、用紙後端検知スイッチで用紙の後端が検知されたと
きには、用紙の大半部はカール取りローラ対を通過して
いる。よって、用紙のカールが直されて真っ直ぐにされ
た用紙を両面経路に送り込むことができる。
【0018】また、請求項1と同様の作用効果も有す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の一実施形態について具体的に説明をする。
【0020】図1は、この発明の一実施形態にかかる画
像形成装置1の外観構成を示す斜視図である。この画像
形成装置1は、基本的にはファクシミリとして使用し、
プリンタや複写機としても使用できる多機能型の装置で
ある。画像形成装置1は、本体ハウジング2と、本体ハ
ウジング2の上部に備えられた原稿読取部3とを有し、
原稿読取部3の上面には、テンキー、ファンクションキ
ー、ディスプレイ等が配列された操作盤4が備えられて
いる。原稿読取部3の前方側(図において右手前側)に
は原稿セット台5が張り出している。原稿セット台5上
に置かれた原稿は、1枚ずついわゆるシートスルー形式
で取り込まれ、内容が読み取られて後方の原稿受け皿7
で受け取られる。
【0021】原稿セット台5の下に位置する本体ハウジ
ング2の上面は複写された用紙を受ける排出台8となっ
ている。
【0022】この画像形成装置1は、その前面(正面)
側から、用紙の補充、用紙がジャムしたときの解消処
理、トナーの補給等のすべての処理が行えるようになっ
ている。そのために、本体ハウジング2の前面下方には
引き出し可能な用紙カセット10が嵌め込まれている。
また用紙カセット10の上には、前方へ引き出して取り
外し可能な両面ガイド部材11が嵌め込まれている。
【0023】図2は、画像形成装置1の内部構造を説明
するための縦断面図である。図2を参照して、画像形成
装置1の構造について説明をする。
【0024】原稿セット台5上には、原稿面を下面にし
て原稿がセットされる。セットされた原稿(図示せず)
は下から順に繰り出しコロ21で繰り出され、捌きロー
ラ22で1枚ずつ捌かれて重送が防止され、案内ローラ
対23によって所定の速度で読取センサ24へ送られ
る。読取センサ24は、この実施形態ではCIS(Cont
act Image Sensor) が用いられていて、原稿面の画像を
紙面に垂直方向に長手の1ラインずつ順に読み取る。読
取センサ24を通過した原稿は排出ローラ対25によっ
て原稿受け皿7へ排出される。原稿搬送路における読取
センサ24の上流側にはマイクロスイッチ26のアクチ
ュエータ27が突出している。原稿先端が進入するとア
クチュエータ27は倒れ、また原稿が通過するとアクチ
ュエータ27は起き上がって、送られる原稿の先端およ
び後端が検知できるようになっている。
【0025】本体ハウジング2の下方には、その前面
(図において右側)から引き出し可能な用紙カセット1
0が収容されている。用紙カセット10に入れられた用
紙(図示せず)は1枚ずつ繰り出しコロ31で取り出さ
れ、搬送ローラ対32で送られ、通路46、反転路41
を経てレジストローラ対33へ与えられる。そしてレジ
ストローラ対33で搬送タイミングが調整された用紙
は、転写ローラ34へと送られる。
【0026】転写ローラ34には画像形成ユニット13
の感光体ドラム35が対向している。画像形成ユニット
13には、この感光体ドラム35のほか、感光体ドラム
35の表面を帯電させるためのメインチャージャ36、
メインチャージャ36により帯電された感光体ドラム3
5の表面がレーザユニット14で露光されることによっ
て静電潜像が形成されると、その静電潜像をトナーで現
像するための現像ローラ37、現像ローラ37へトナー
を供給するためのトナーカートリッジ38等が含まれて
いる。
【0027】感光体ドラム35表面のトナー像は、感光
体ドラム35と転写ローラ34との間を用紙が通過する
ことにより、用紙に転写される。
【0028】トナー像が転写された用紙は主搬送路51
に沿って定着装置52へ送られる。定着装置52には熱
ローラ53および圧ローラ54が含まれていて、これら
ローラ対間を用紙が通過することにより、用紙に転写さ
れたトナー像が加熱および加圧されて溶融され、用紙上
に定着される。トナー像が定着された用紙は中間ローラ
対55で搬送されて、排出路56へと送られる。
【0029】排出路56には、その上流側付近にカール
取り兼スイッチバックローラ対57が配置されている。
このローラ対57は、排出路56へ送られてきた用紙に
生じているカールを直す働きをするとともに、用紙の両
面に画像を形成する両面複写の場合に用紙をスイッチバ
ックさせる。より具体的に述べると、用紙が定着装置5
2を通過する際に、用紙の上面(画像が転写された面で
あり、熱ローラ53に接する面)は、主として熱ローラ
53の作用により熱収縮し、用紙は下方へ凸湾曲するよ
うにカールする。そこで、ローラ対57では、用紙をカ
ールと反対の方向に凸湾曲するように軽く扱きながら搬
送する。これにより用紙のカールが直されて、ほぼ真っ
直ぐになった用紙が排出路56を通って排出ローラ対5
8から排出台8上へ排出される。
【0030】用紙に両面複写を行う場合には、中間ロー
ラ対55からカール取り兼スイッチバックローラ対57
へ用紙が送られると、その用紙の後端が検知スイッチ5
9で検知される。検知スイッチ59はローラ対57への
用紙進入側近傍に配置されているので、ローラ対57へ
送られた用紙の後端がローラ対57を通過し終える直前
に、検知出力を導出する。検知スイッチ59の出力に基
づき、カール取り兼スイッチバックローラ対57は逆転
され、かつ爪60が変位されて両面経路61への用紙の
進入が可能になる。そして用紙は両面経路61へと送ら
れる。
【0031】両面経路61は、主搬送路51の下側に形
成されており、導入路40、用紙を略水平に装置1の前
側へ導く水平路42と、水平路42から送られてくる用
紙を180度反転させるための反転路41を有してい
る。反転路41で反転された用紙は、前述と同様、レジ
ストローラ対33から転写ローラ34へと送られる。
【0032】図3はカール取り兼スイッチバックローラ
対57の具体的な構成例および機能を説明するための図
解図である。カール取り兼スイッチバックローラ対57
は、ハードローラ571とソフトローラ572との対に
なっている。ハードローラ571はたとえば樹脂、金属
またはゴムでできたローラである。ソフトローラ572
は、芯体573の周囲がスポンジ層574で巻かれた構
成になっている。このためソフトローラ572の外周面
は柔らかく、弾力復元性がある。ハードローラ571お
よびソフトローラ572は、図示のように、ソフトロー
ラ572の周面にハードローラ571の周面が食い込む
ように、言い換えれば両ローラ571,572のニップ
領域が大きくなるように圧接配置されている。両ローラ
571,572のニップ領域は、ハードローラ571の
周面に沿って湾曲形成されている。
【0033】このため、カール取り兼スイッチバックロ
ーラ対57を、用紙が→→と進むことにより、P
1のようにカールがついた用紙は、ニップ領域でP2の
ようにカールがつくように扱かれながら搬送されて、通
過した用紙はP3のようにほぼ真っ直ぐになる。
【0034】カール取り兼スイッチバックローラ対57
への用紙進入側近傍には検知スイッチ59が備えられて
いる。検知スイッチ59はカール取り兼スイッチバック
ローラ対57にできるだけ近づけて配置されている。こ
の理由は、カール取り兼スイッチバックローラ対57を
逆転させて用紙をスイッチバックするタイミングは、用
紙のほぼ全部が一旦カール取り兼スイッチバックローラ
対57により排出方向へ送られた後の方が良いからであ
る。なぜなら、一旦カール取り兼スイッチバックローラ
対57を通過することにより、用紙のカールが直される
からである。たとえば、用紙が半分程度だけローラ対5
7を通過した後、ローラ対57が反転するような構成で
は、用紙の半分はカールが直されたが、残り半分はカー
ルが残ったままの用紙が両面経路61へ進入してしまう
ことになり好ましくない。
【0035】そこで、この実施形態では、検知スイッチ
59をできるだけカール取り兼スイッチバックローラ対
57への用紙進入側近傍に配置したのである。また、検
知スイッチ59には、透光素子および受光素子を備える
非接触反射型のスイッチが使用されている。かかる非接
触スイッチを用いると、アクチュエータを有するマイク
ロスイッチを用いる場合と比べて、カール取り兼スイッ
チバックローラ対57のより近傍に配置することができ
るという利点がある。
【0036】図4は、図2で説明した熱ローラ53およ
び圧ローラ54からなる定着装置52による用紙搬送速
度V1、中間ローラ対55による用紙搬送速度V2およ
びカール取り兼スイッチバックローラ対57による用紙
搬送速度V3の関係を説明するための図解図である。こ
の実施形態では、上記3つのローラ対の用紙搬送速度
(周速)V1,V2,V3が、それぞれ、 V1=48.077mm/s V2=49.553mm/s V3=49.049mm/s に設定されている。つまり、定着装置52の用紙搬送速
度V1に対して、中間ローラ対55の用紙搬送速度V2
がわずかに速くされている。また、カール取り兼スイッ
チバックローラ対57の用紙搬送速度V3は、定着装置
52の用紙搬送速度V1よりも速く、かつ、中間ローラ
対55による用紙搬送速度V2よりも遅い速度に設定さ
れている。つまり、 V1<V3<V2 とされている。この理由は、定着装置52から出力され
る用紙を中間ローラ対55で少し引っ張り気味に、用紙
を緊張させながら搬送する方が、用紙にカールが生じに
くく、定着も良好に行えるようになるからである。ま
た、中間ローラ対55の搬送速度V2よりもカール取り
兼スイッチバックローラ対57の搬送速度V3がわずか
に遅くされているのは、カール取り兼スイッチバックロ
ーラ対57が、前述したようにハードローラおよびソフ
トローラからなりそのニップ領域が大きくなるように構
成された特殊なローラであるから、このローラ対57に
よって用紙を引っ張るように搬送するのは、用紙の搬送
状態が安定せずに好ましくないからである。また、この
実施形態では中間ローラ対55からカール取り兼スイッ
チバックローラ対57への搬送経路が湾曲している。そ
の湾曲に合わせて湾曲した用紙ガイド62が備えられて
いるが、中間ローラ対55からカール取り兼スイッチバ
ックローラ対57へ搬送される用紙が緊張されると、用
紙が搬送ガイド62に接し、定着装置52によってつけ
られたカールと同方向のカールを付与するという不具合
が生じる。そこで、中間ローラ対55の搬送速度V2に
比べて、カール取り兼スイッチバックローラ対57の搬
送速度V3はわずかに遅くされている。
【0037】上記3つの搬送速度V1,V2,V3の関
係は、上述のものに限定されるものではなく、V1<V
2、V3<V2、という関係が満たされるものであれ
ば、この発明の効果を達成することができる。
【0038】また、定着装置52、中間ローラ対55お
よびカール取りローラ対57の配置関係は、図4のよう
に、中間ローラ対55からカール取りローラ対57への
用紙搬送経路が湾曲したものに限られるわけではなく、
搬送経路が直線状の搬送経路であっても、3つのローラ
対の搬送速度V1,V2,V3の間の関係を上述のよう
に設定すれば、良好な搬送が行える。
【0039】また、この実施形態では、カール取り兼ス
イッチバックローラ対57は、その名前の通り、用紙に
両面複写をする場合に、用紙をスイッチバックさせるた
めのスイッチバック用ローラ対としても機能する。従っ
て、搬送路における搬送ローラの数を減らすことがで
き、搬送機構の構成を簡易にできるという利点がある。
【0040】この発明は、以上説明した実施形態に限定
されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々
の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる画像形成装置の
外観構成を示す斜視図である。
【図2】画像形成装置の内部構造を説明するための縦断
面図である。
【図3】カール取り兼スイッチバックローラ対の具体的
な構成例および機能を説明するための図解図である。
【図4】定着装置による用紙搬送速度V1、中間ローラ
対による用紙搬送速度V2およびカール取り兼スイッチ
バックローラ対による用紙搬送速度V3の関係を説明す
るための図解図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 13 画像形成ユニット 34 転写ローラ 35 感光体ドラム 51 主搬送路 52 定着装置 53 熱ローラ 54 圧ローラ 55 中間ローラ対 56 排出路 57 カール取り兼スイッチバックローラ対 59 用紙後端検知スイッチ 60 爪 61 両面経路
フロントページの続き (72)発明者 池谷 岳志 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 2H072 AA07 AA16 AA22 AA32 AB14 CA01 CB01 JA02 JA04 3F053 BA03 BA12 HA03 HB01 LA02 LA05 LA07 LB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主搬送路沿いに配置された画像形成・転写
    部および定着部を備え、主搬送路を搬送される用紙に対
    し、画像形成・転写部において、形成した画像を用紙に
    転写し、定着部において、転写された画像を用紙に定着
    し、その後、用紙を排出路へ送って所定の場所へ排出さ
    せる画像形成装置において、 排出路を途中まで送られた用紙をスイッチバックさせ
    て、画像が形成された面と反対の面にも画像を形成する
    際に使用される両面経路に用紙を導くスイッチバック機
    構を有し、 当該スイッチバック機構は、排出路に備えられたスイッ
    チバック用ローラ対と、スイッチバック用ローラ対への
    用紙進入側近傍に配置された用紙後端検知スイッチと、
    スイッチバック時に用紙を前記両面経路へ導くために経
    路を切換える切換え爪とを含み、 前記スイッチバック用ローラ対は、定着部における定着
    処理等によって用紙に生じたカールを直すためのカール
    取りローラ対によって構成されていることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】搬送される用紙に対してトナー画像を転写
    し、転写したトナー画像を定着して排出する画像形成装
    置において、 用紙搬送方向に沿って、順に、用紙を加熱・加圧して用
    紙に転写されたトナー像を定着させるための定着ローラ
    対、用紙を搬送するための中間ローラ対および定着処理
    等により用紙に生じたカールを直すためのカール取りロ
    ーラ対が配列されており、 前記定着ローラ対による用紙搬送速度に対して前記中間
    ローラ対による用紙搬送速度がわずかに速くされてお
    り、 前記中間ローラ対による用紙搬送速度に対して前記カー
    ル取りローラ対による用紙搬送速度がわずかに遅くされ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置であって、 前記定着ローラ対および中間ローラ対は、主搬送路に沿
    って配置されており、 前記カール取りローラ対は、主搬送路につながった排出
    路に配置されていて、 前記排出路を途中まで送られた用紙をスイッチバックさ
    せて、画像が形成された面と反対の面にも画像を形成す
    る際に使用される両面経路に用紙を導くスイッチバック
    機構を有し、 前記カール取りローラ対は、スイッチバック用ローラ対
    を兼用しており、カール取りローラ対を用紙をスイッチ
    バックさせるために逆転させるタイミングを検知するた
    めに必要な用紙後端検知スイッチは、カール取りローラ
    への用紙進入側近傍に設けられていることを特徴とする
    画像形成装置。
JP11209487A 1999-07-23 1999-07-23 画像形成装置 Pending JP2001031309A (ja)

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