JP2003252468A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003252468A
JP2003252468A JP2002060594A JP2002060594A JP2003252468A JP 2003252468 A JP2003252468 A JP 2003252468A JP 2002060594 A JP2002060594 A JP 2002060594A JP 2002060594 A JP2002060594 A JP 2002060594A JP 2003252468 A JP2003252468 A JP 2003252468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
separating
sheet
fed
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002060594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Hori
裕明 堀
Motoaki Okitsu
元章 沖津
Tatsuya Shinkawa
達也 新川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002060594A priority Critical patent/JP2003252468A/ja
Publication of JP2003252468A publication Critical patent/JP2003252468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経年変化によって生じた給紙面と捌き面との
間の空隙に、給紙された用紙が詰まることを防止できる
給紙装置を提供する。 【解決手段】 捌きローラ51と給紙台53とを有する
捌き部50を備え、給紙台53は、上流側に給紙面53
aを有する給紙板533を備え、下流側に、捌きローラ
51に転接された捌き面53bを有する捌き板532を
備える。給紙板533の先端53cは、捌き面53bの
上流側端部の位置より高く、捌きローラ51の軸芯位置
より低い位置に配置してある。また、先端53cに、給
紙方向に突出する弾性体の用紙案内板534を設けてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像形成装
置に備えられ、該画像形成装置の画像形成部へ用紙を給
紙する給紙装置、及び該給紙装置を備える画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置又はファクシミリ装
置等の画像形成装置は、該画像形成装置の画像形成部へ
記録シート(用紙)をフィード(給紙)するための給紙
装置が備えられている。
【0003】図7は、従来の給紙装置の構成を示す側面
図であり、給紙方向は矢符方向である。図中71は給紙
カセットであり、該給紙カセット71は、1又は複数枚
の用紙Pを収納してある。該用紙Pは、転動するピック
アップローラ(呼び込みローラ)72の周面と該用紙P
の上面との摩擦によって給紙カセット71から給紙路7
3へ給紙され、給紙路73を通過して、給紙台75と捌
きローラ77とを備える捌き部74へ給紙される。次い
で、捌き部74から給紙路76へ1枚の用紙Pが給紙さ
れ、該給紙路76を通過して、用紙Pは、図示しない画
像形成装置の画像形成部へ給紙される。即ち、捌き部7
4は、給紙カセット71から複数の用紙Pが給紙された
場合であっても、該用紙Pを捌いて、1枚だけを選択的
に給紙する。
【0004】図8は、前記給紙装置の捌き部74の構成
を示す側面図であり、給紙方向は矢符方向である。給紙
台75は、上部下流側に凹部を有する給紙台本体751
と、前記凹部に嵌合固定された捌き板752とで構成さ
れている。給紙台75は、上流側に、給紙台本体751
が有する平面状の給紙面75aを備え、下流側に、捌き
板752が有する平面状の捌き面75bを備える。給紙
面75aと捌き面75bとは、給紙台75の上部に、一
平面上に隣接して密着並置してある。捌き板752は、
コルク板又はゴム板のような摩擦係数の大きな部材を用
いてなる。捌きローラ77は、捌き面75bの上側に配
置されて該捌き面75bに転接してあり、給紙面75a
から捌き面75bへ給紙された用紙を給紙方向へ給紙す
るよう白抜矢符方向へ回転している。
【0005】捌き部74へ1枚の用紙Pが給紙された場
合、ピックアップローラ72の回転力によって給紙面7
5aを通過した用紙Pは、捌き面75bと捌きローラ7
7との接触点へ給紙される。次いで、用紙Pは、転動す
る捌きローラ77の周面と該用紙Pの上面との摩擦によ
って、接触点を通過して給紙路76へ給紙される。捌き
部74へ複数枚の用紙Pが給紙された場合、ピックアッ
プローラ72の回転力によって給紙面75aを通過した
前記用紙Pは、捌き面75bと捌きローラ77との間へ
給紙される。次いで、前記用紙Pの内、最上部の用紙P
は、転動する捌きローラ77の周面と該用紙Pの上面と
の摩擦によって、接触点へ給紙され、該接触点を通過し
て給紙路76へ給紙される。また、前記用紙P以外の用
紙Pは、捌き面75bと該用紙Pの下面との摩擦(又は
該用紙P同士の摩擦)によって、接触点への給紙が阻害
される。このようにして、捌き部74は、Wフィード
(複数枚の用紙Pを給紙路76へ給紙すること)を防止
する。
【0006】以上のようにして、給紙装置は、給紙カセ
ット71に収納された用紙を1枚だけ画像形成装置へ給
紙する。なお、給紙装置は、捌きローラと捌き面を有す
る給紙台とを備える代わりに、第1捌きローラと、該第
1捌きローラに対向し、該第1捌きローラの回転方向の
逆方向に回転する第2捌きローラとを備えていても良い
(例えば特開2000−264470号公報に開示され
た給紙装置)。この場合、第1捌きローラと第2捌きロ
ーラとの間へ複数枚の用紙が給紙されたとき、該用紙の
内、最上部の用紙は、1枚だけ、転動する第1捌きロー
ラの周面と該用紙の上面との摩擦によって給紙方向へ給
紙され、前記用紙以外の用紙は、第2捌きローラと該用
紙の下面との摩擦によって、給紙方向の逆方向へ搬送さ
れ、Wフィードが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9は、従来の給紙装
置の捌き部74の経年変化を示す説明図である。給紙台
75は、捌き板752を給紙台本体751に嵌合固定し
ているが、捌き面75bの摩擦係数が高いため、捌きロ
ーラ77の回転に伴い、該捌きローラ77の周面と捌き
面75bとの間に大きな摩擦力が生じ、捌き板752が
図中白抜矢符方向にズレて、給紙台本体751と捌き板
752との間(給紙面75aと捌き面75bとの間)に
空隙79が生じる。このため、用紙Pが空隙79に詰ま
ってジャム(紙詰まり)を発生させるという問題があっ
た。
【0008】また、第1捌きローラと第2捌きローラと
を備える給紙装置は、空隙79が発生せず、該空隙79
に用紙が詰まることを防止できる。しかしながら、2種
類の駆動系(第1捌きローラの駆動系と第2捌きローラ
の駆動系と)を必要とするため、装置が大型化するとい
う問題があった。また、用紙を強制的に逆戻りさせるた
め、用紙を傷めることがあるという問題もあった。更
に、捌きローラ77と捌き面75bとの間に多数の用紙
Pが給紙された場合、前記間に急激に負荷が加えられ、
前記間に用紙Pが詰まってジャムを発生させることがあ
るという問題もあった。
【0009】本発明は斯かる問題を解決するためになさ
れたものであり、下流側端部が捌き面の位置より高く捌
きローラの軸芯位置より低い位置に配置された給紙面を
設けてある給紙台を備えることにより、給紙面と捌き面
との間に用紙が詰まることを抑制できる給紙装置を提供
することを目的とする。本発明の他の目的は、給紙面の
下流側端部に、給紙方向に突出する用紙案内板を設けて
あることにより、給紙面と捌き面との間に用紙が詰まる
ことを防止できる給紙装置を提供することにある。本発
明の他の目的は、弾性体を用いてなる用紙案内板を設け
てあることにより、用紙の損傷、Wフィード又はジャム
等の給紙ミスを防止できる給紙装置を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、弾性体を用いてなる
用紙案内板を複数、捌きローラの軸方向に離隔配置して
あることにより、用紙の損傷、Wフィード又はジャム等
の給紙ミスを更に防止できる給紙装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、用紙案内板の給紙方向の端
部と捌き面との間に空隙を有することにより、用紙案内
板が捌き面を傷つけることを防止できる給紙装置を提供
することにある。本発明の他の目的は、捌きローラの軸
方向の長さが、該軸方向の捌き面の長さより長いことに
より、用紙を傷つけることなく給紙できる給紙装置を提
供することにある。本発明の更に他の目的は、下流側端
部が捌き面の位置より高く捌きローラの軸芯位置より低
い位置に配置された給紙面を設けてある給紙台を有する
給紙装置を備えることにより、給紙面と捌き面との間に
用紙が詰まることを防止できる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る給紙装置
は、給紙方向の上流から用紙を給紙される給紙面と、該
給紙面に下流側で隣り合う捌き面とを上部に有する給紙
台、及び前記捌き面の上側に配置されて該捌き面に転接
する捌きローラを備える給紙装置において、前記給紙面
の下流側端部は、前記捌き面の位置より高く前記捌きロ
ーラの軸芯位置より低い位置に配置してあることを特徴
とする。本発明にあっては、給紙台を、上部下流側に凹
部を有する給紙台本体と、前記凹部に嵌合固定された捌
き板とで構成してある。前記給紙台は、上部上流側に給
紙面を備え、下流側に、捌き板が有する捌き面を備え
る。捌きローラは、捌き面の上側に配置されて該捌き面
に転接してあり、給紙面から捌き面へ給紙された用紙を
給紙方向へ給紙するよう転動している。このように、本
発明の給紙装置は給紙台と捌きローラとを用いて用紙を
捌く捌き部を構成している。
【0012】給紙面の先端(下流側端部)は、捌き面の
上流側端部の位置より高い位置に配置してあるため、給
紙台は、給紙面と捌き面との間に段差がある。しかしな
がら、給紙面の方が高い位置にあるため、給紙面へ給紙
された用紙は、自重によって斜めに降下するようにして
給紙面から捌き面へ給紙される。また、給紙面の先端
は、捌きローラの軸芯位置より低い位置に配置してあ
る。このため、給紙された用紙は、該用紙が捌きローラ
に当接した場合、捌きローラの回転力によって下方向及
び給紙方向の力が加えられ、捌きローラと捌き面との間
へ給紙される。捌きローラと捌き面との間へ複数枚の用
紙が給紙された場合、該用紙の内、最上部の用紙は、1
枚だけ、転動する捌きローラの周面と該用紙の上面との
摩擦によって、捌きローラと捌き面との接触点へ給紙さ
れ、該接触点を通過して、捌き部の外部(例えば給紙
路)へ給紙される。前記用紙以外の用紙は、捌き面と該
用紙の下面との摩擦によって、接触点への給紙が阻害さ
れる。
【0013】また、経年変化によって給紙台本体と捌き
板との間に空隙が生じた場合、給紙面の方が高い位置に
あるため、前記空隙に用紙が詰まることを抑制できる。
以上のようにして、本発明の給紙装置は、捌き部で用紙
を捌いてWフィードを防止することができ、また、給紙
面と捌き面との間に用紙が詰まることを抑制できる。更
に、捌きローラと捌き面とを用いて用紙を捌き、第1捌
きローラと第2捌きローラとを用いないため、2種類の
駆動系を必要せず、装置が大型化しない。また、用紙を
強制的に逆戻りさせて用紙を傷めることを防止できる。
【0014】本発明に係る給紙装置は、前記給紙台は、
前記下流側端部に、給紙方向に突出する用紙案内板を有
することを特徴とする。本発明にあっては、給紙面の先
端を捌き面の位置より高い位置に配置し、給紙面の先端
に、給紙方向に突出する用紙案内板を配置して捌き部を
構成してある。このとき、用紙案内板の上面は、給紙面
と同一平面上に位置するように配置する。このため、給
紙台は、用紙案内板と捌き面との間に段差を有する。給
紙面へ給紙された用紙は、給紙面と用紙案内板との間で
ジャムを生じたり用紙の先端が傷ついたりすることなく
給紙面から用紙案内板上へ給紙される。次いで、用紙案
内板へ給紙された用紙は、自重によって斜めに降下する
ようにして用紙案内板から捌き面へ給紙される。
【0015】経年変化によって給紙台本体と捌き板との
間に空隙が生じた場合、給紙面の先端から突出する用紙
案内板が、前記空隙を覆う位置に配置されているため、
給紙面から用紙案内板を介して捌き面へ給紙された用紙
が、前記空隙に詰まることを防止できる。以上のように
して、本発明の給紙装置は、給紙面と捌き面との間に用
紙が詰まることを防止できる。
【0016】本発明に係る給紙装置は、前記用紙案内板
は、弾性体を用いてなることを特徴とする。本発明にあ
っては、給紙面の先端を捌き面の位置より高い位置に配
置し、給紙面の先端に、給紙方向に突出する用紙案内板
を配置して捌き部を構成してある。該用紙案内板は弾性
体を用いてなる。このため、給紙面から用紙が給紙され
た場合、該用紙が重い(例えば厚紙である)とき、用紙
案内板は用紙の重量によって下方向に湾曲する。このと
き、用紙案内板に給紙された用紙は、変形した用紙案内
板に沿って捌き面へ給紙される。前記用紙が軽い(薄紙
である)とき、用紙案内板は用紙の重量によってもほと
んど変形しないが、前記用紙が自重によって下方向に湾
曲し、捌き面へ給紙される。以上のようにして、用紙
は、給紙面から、該給紙面より低い位置にある捌き面へ
スムーズに給紙されるため、用紙案内板から捌き板へ給
紙されて該捌き板と当接した場合に用紙を傷めることが
ない。
【0017】また、捌き面へ給紙された用紙が下方向に
湾曲するため、捌きローラの周面と用紙の上面とが接触
し易くなり、用紙案内板から捌き面へ複数枚の用紙が給
紙された場合であっても、最上部の用紙1枚のみが捌き
ローラの回転力によって捌き部の外部へ給紙され易くな
り、前記用紙以外の用紙は、捌き面と該用紙の下面との
摩擦によって、接触点への給紙が阻害される。また、用
紙の上面が捌きローラの上面と接触し易いため、複数枚
の用紙が供給された場合、該用紙が、捌き面と捌きロー
ラとの間だけで捌かれるのではなく、捌きローラに接触
した時点でも捌かれる。このため、捌きローラと捌き面
との間に多数の用紙の供給され、前記間に急激に負荷が
加えられることを防止できるため、スムーズな給紙が可
能となり、また、捌き面と捌きローラとの間に過剰な枚
数の用紙が給紙されてジャムの原因となることを防止で
き、用紙の先端に損傷(折れ曲がり又はしわ等)が生じ
ることを防止できる。
【0018】また、例えば腰の強い用紙(厚紙)は、自
重では下方向に湾曲せず、該用紙の先端が捌きローラに
当接することがある。このとき、特に前記用紙が複数給
紙されている場合、最上部の用紙の上面と捌きローラの
周面とが接触しにくいため、用紙を充分に捌けずWフィ
ード又はジャム等を発生させてしまうことがあるが、用
紙案内板が下方向に湾曲するため、捌きローラの周面に
用紙の上面を接触させることができ、Wフィード又はジ
ャム等を防止できる。更に、用紙案内板は弾性体である
ため、湾曲後、弾性によって元の形状に戻る。このた
め、用紙が給紙される毎に、該用紙に応じて湾曲するこ
とができる。以上のようにして、本発明の給紙装置は、
用紙の損傷、Wフィード又はジャム等の給紙ミスを防止
できる。
【0019】なお、用紙案内板を形成する弾性体は、経
年変化により形状が変化しない材質であることが好まし
い。また、用紙案内板は、用紙の重量によって容易に変
形する板厚を有し、例えばPET(ポリエチレンテレフ
タレート)を用いる場合、約0.1mmの板厚とする。
【0020】本発明に係る給紙装置は、前記用紙案内板
を複数、前記捌きローラの軸方向に離隔配置してあるこ
とを特徴とする。本発明にあっては、給紙面の先端を捌
き面の位置より高い位置に配置し、給紙面の先端に、給
紙方向に突出する用紙案内板を、複数、捌きローラの軸
方向に離隔配置して捌き部を構成してある。該用紙案内
板は、弾性体を用いてなる。このため、給紙面から用紙
が給紙された場合、用紙案内板は、例えば給紙面の前記
軸方向の長さと同じ長さを有する1枚の用紙案内板を設
けてある場合より、用紙の重量によって下方向に湾曲し
易くなる。このとき、用紙案内板に給紙された用紙は、
変形した用紙案内板に沿って捌き面へ給紙され、用紙
は、給紙面から、該給紙面より低い位置にある捌き面へ
スムーズに給紙されるため、用紙案内板から捌き板へ給
紙されて該捌き板と当接した場合に用紙を傷めることが
ない。また、捌き面へ給紙された用紙が下方向に湾曲し
易いため、用紙の上面と捌きローラの周面とが更に接触
し易くなる。
【0021】更に、給紙面の前記軸方向の長さより短い
長さを有する1枚の用紙案内板を設けてある場合、該用
紙案内板から用紙が脱離することがあるが、複数の用紙
案内板を、適宜の間隔を隔てて配置してあるため、用紙
案内板から脱離した用紙が損傷すること、又は給紙台本
体と捌き板との間の空隙に落下してジャムを発生するこ
と等を防止できる。以上のようにして、本発明の給紙装
置は、用紙の損傷、Wフィード又はジャム等の給紙ミス
を更に防止できる。
【0022】本発明に係る給紙装置は、前記用紙案内板
の給紙方向の端部と、前記捌き面との間に空隙を有する
ことを特徴とする。本発明にあっては、給紙面の先端を
捌き面の位置より高い位置に配置し、給紙面の先端に、
給紙方向に突出する用紙案内板を配置して捌き部を構成
してある。該用紙案内板は、弾性体を用いてなる。この
ため、給紙面から用紙が給紙された場合、用紙案内板は
用紙の重量によって下方向に湾曲する。このような場合
であっても、用紙案内板の給紙方向の端部と、捌き面と
の間に空隙が設けてあるため、用紙案内板が捌き面に当
接することを防止できる。即ち、用紙案内板が捌き面を
傷つけることを防止できる。
【0023】本発明に係る給紙装置は、前記捌きローラ
の軸方向の長さは、該軸方向の前記捌き面の長さより長
いことを特徴とする。本発明にあっては、捌き面へ給紙
される用紙の捌きローラの軸方向の長さは、捌き面の前
記軸方向の長さより短いため、該長さより長い軸長を有
する捌きローラは、該捌きローラの軸方向端部が用紙に
接触しない。このため、前記軸方向端部の跡が用紙に残
ること(しごき現象による用紙の変形)を防止できるた
め、用紙の損傷を防止して給紙することができる。
【0024】本発明に係る画像形成装置は、請求項1乃
至6の何れかに記載の給紙装置を備えることを特徴とす
る。本発明にあっては、給紙装置が、経年変化によって
給紙台本体と捌き板との間に空隙が生じた場合であって
も、給紙面と捌き面と間に段差を有するため、給紙面と
捌き面との間に用紙が詰まることを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る給
紙装置を備える画像形成装置の構成を示す側面図であ
る。該画像形成装置は側面視が略コの字型のデジタル複
写機であり、装置上部に配置されている画像読取部10
と、装置の略中央部に配置されている画像形成部20
と、装置下部に配置されている給紙装置を用いてなる給
紙部30と、各部を制御する制御部(図示せず)とを備
える。
【0026】画像読取部10は、原稿を載置する原稿面
ガラスを有する原稿台11と、該原稿台11の下側に配
置された光学系読取機構とを備える。該光学系読取機構
は、原稿面ガラスを介して原稿台11に載置された原稿
に光を照射する光源12と、原稿からの反射光を結像レ
ンズ14へ導く反射鏡13a,13b,13cと、結像
レンズ14を介して前記反射光を受光して画データを出
力するCCD15とを備える。該画データは、前記制御
部によって所定の画像処理が施された後、画像形成部2
0の図示しないレーザ・スキャニング・ユニット(以
下、LSUと言う)へ伝達される。
【0027】画像形成部20は、所定のプロセス速度で
白抜矢印方向に回転駆動されるドラム形状の感光体ロー
ラ21と、該感光体ローラ21の周面を所定の電位に均
一に帯電させる帯電部22とを備える。前記LSUは、
帯電された感光体ローラ21の周面をレーザ光によって
露光する。このとき、前記周面に、CCD15から出力
された画データに応じた静電潜像が形成される。また、
画像形成部20は現像部23を備え、該現像部23が有
する現像ローラ24が、感光体ローラ21の周面に形成
された静電潜像を現像することによって、感光体ローラ
21の周面にトナー像を形成する。更に画像形成部20
は、給紙路35から給紙された用紙Pに前記トナー像を
転写する転写チャージャ25と、トナー像が用紙に転写
された後、感光体ローラ21の周面に残留したトナーを
除去するクリーニング部26とを備える。トナー像を転
写された用紙Pは定着ローラ3bへ給紙され、定着ロー
ラ3bは、高温・高圧で前記トナー像を用紙Pに熱定着
させる。
【0028】給紙部30は、装置外部に突出する手差し
トレイ31と、装置内部に設けられた給紙カセット41
とを備え、手差しトレイ31は、1又は複数枚の用紙P
を載置され、給紙カセット41は、1又は複数枚の用紙
Pを収納してある。手差しトレイ31又は給紙カセット
41の先端の上側には、半月状のピックアップローラ3
2,42が備えられている。
【0029】手差しトレイ31に載置された用紙P又は
給紙カセット41に収納された用紙Pは、転動するピッ
クアップローラ32,42の周面と該用紙Pの上面との
摩擦によって手差しトレイ31又は給紙カセット41か
ら給紙路33,43へ給紙され、給紙路33,43を通
過して、捌き部50,50へ給紙される。次いで、捌き
部50,50から給紙路34,44へ1枚の用紙Pが給
紙され、該給紙路34,44を通過して、レジストロー
ラ3aへ給紙され、該レジストローラ3aの回転力によ
って給紙路35の前半部を通過して感光体ローラ21と
転写チャージャ25との間へ給紙される。このとき、レ
ジストローラ3aは、感光体ローラ21の周面に形成さ
れたトナー像が用紙Pに良好に転写できるように、感光
体ローラ21の回転に合わせて、前記トナー像の先端と
用紙Pの先端とが一致するように用紙Pを転写チャージ
ャ25へタイミング良く給紙する。次いで、用紙Pは、
該感光体ローラ21と転写チャージャ25との回転力に
よって給紙路35の後半部を通過する。この後、片面コ
ピーの場合、用紙Pは、定着ローラ3bの回転力によっ
て給紙路36を通過して、排出ローラ3cの回転力(順
方向)によって排紙口37から排紙トレイ38へ排出さ
れる。また、両面コピーの場合は、定着ローラ3bの回
転力によって給紙路36へ給紙され、次いで、排出ロー
ラ3cの回転力(逆方向)によって給紙路40へ給紙さ
れ、給紙ローラ4a,4b,4cの回転力によって給紙
路40を通過して、再びレジストローラ3aへ給紙され
る。以上のようにして、用紙Pは、矢符方向(給紙方
向)へ給紙される。
【0030】図2は、前記給紙装置の構成を示す側面図
であり、給紙方向は矢符方向である。本実施の形態の画
像形成装置は、手差しトレイ31を有する給紙装置と給
紙カセット41を有する給紙装置とを備えているが、こ
こでは該給紙装置を例示する。給紙カセット41に収納
された1又は複数枚の用紙Pは、転動するピックアップ
ローラ42の周面と該用紙Pの上面との摩擦によって給
紙カセット41から給紙路43へ給紙され、給紙路43
を通過して、捌きローラ51と給紙台53とを備える捌
き部50へ給紙される。次いで、捌き部50から給紙路
44へ1枚の用紙Pが給紙される。即ち、捌き部50
は、給紙カセット41から複数の用紙Pが給紙された場
合であっても、該用紙Pを捌いて、1枚だけを選択的に
給紙する。
【0031】図3は、捌き部50の構成を示す側面図、
図4は、捌き部50の構成を示す上面図であり、図5
は、用紙案内板534近傍を示す拡大側面図である。ま
た、図6は、給紙台53の構成を示す上面図である。図
中(a)は給紙板533及び用紙案内板534,534
の上面図、(b)は給紙台531及び捌き板532の上
面図であり、(c)は給紙板533を給紙台531に接
着固定した場合の上面図である。給紙台53は、上部上
流側に平面部を有し、上部下流側に凹部を有する給紙台
本体531と、前記凹部に嵌合固定された平板状の捌き
板532と、前記平面部に密着固定された平板状の給紙
板533とで構成されている。給紙板533は上面が給
紙面53aであり、捌き板532は上面が捌き面53b
である。捌き板532は、コルク板又はゴム板のような
摩擦係数の大きな部材を用いてなる。
【0032】捌きローラ51は、捌き面53bの給紙方
向の長さに略等しい直径を有し、捌き面53bの上側に
配置されて該捌き面53bに転接してあり、給紙面53
aから捌き面53bへ給紙された用紙を給紙方向(矢符
方向)へ給紙するよう、駆動シャフト51aによって白
抜矢符方向に回転される。捌きローラ51と捌き面53
bとの接触点5aは、捌き面53bの給紙方向の中点に
位置する。また、捌きローラ51の軸長は、給紙台本体
531(前記平面部)及び捌き板532(捌き面53
b)の幅Fよりも長い。
【0033】給紙板533は、弾性体である厚さ0.1
mmのPETの平板を図6(a)のような形状に形成し
てなり、給紙板533の捌きローラ51の軸方向の長さ
(以下、幅と言う)Aは、幅Fよりも長く、給紙板53
3の上流側端部と先端53cとの間の長さBは、給紙台
本体531の捌き板532の長さを除く長さ(前記平面
部の長さ)Eに略等しい。給紙板533は、該給紙板5
33の長さBを有する一辺と、給紙台本体531の前記
平面部の長さEを有する一辺とが略一致するように前記
平面部に配置される。このとき、給紙板533の幅Aを
有する一辺は、前記軸方向の両端部が給紙台本体531
からはみ出るように配置される。また、前記凹部は、先
端53cが、捌き面53bの上流側の端部より高く、駆
動シャフト51aより低い位置に配置されるような深さ
を有する。
【0034】給紙板533には、先端53cから給紙方
向へ突出して、長さC、幅Dの用紙案内板534,53
4が一体に設けられている。このため、用紙案内板53
4,534も弾性を有し、また、用紙案内板534,5
34の上面と給紙面53aとは同一面である。用紙案内
板534,534は、給紙板533の捌きローラ51の
軸方向の両端部に配置されている。幅Dの内、給紙台本
体531の外側へ突出している部分の幅はD1 であり、
該D1 を除く部分の幅はD2 である。用紙案内板53
4,534は、該用紙案内板534,534の上面が給
紙面53aと同一平面上に位置する場合(用紙案内板5
34,534が下方向に湾曲していない場合)であって
も該用紙案内板534,534の先端が捌きローラ51
に当接しないよう空隙が設けられてあり、用紙案内板5
34,534が用紙Pの重量又は用紙Pに加えられた捌
きローラ51の回転力等によって下方向に湾曲した場合
であっても捌き面53bに当接しないよう空隙が設けら
れている。
【0035】以上のような捌き部50は、給紙面53a
から用紙Pが給紙された場合、該用紙Pが重い(例えば
厚紙である)とき、用紙案内板534,534が用紙P
の重量によって下方向に湾曲する。このとき、用紙案内
板534,534に給紙された用紙Pは、変形した用紙
案内板534,534に沿って捌き面53bへ給紙され
る。前記用紙Pが軽い(薄紙である)とき、用紙案内板
534,534は用紙Pの重量によってもほとんど変形
しないが、前記用紙Pが自重によって下方向に湾曲し、
捌き面53bへ給紙される。以上のようにして捌き部5
0においては、用紙Pが、給紙面53aから、該給紙面
53aより低い位置にある捌き面53bへスムーズに給
紙される。このため、用紙案内板534,534から捌
き板532へ給紙されて該捌き板532と当接した場合
に用紙Pを傷めることがない。
【0036】また、捌き面53bへ給紙された用紙Pが
下方向に湾曲するため、捌きローラ51の周面と用紙P
の上面とが接触し易くなり、用紙案内板534,534
から捌き面53bへ複数枚の用紙Pが給紙された場合で
あっても、最上部の用紙P1枚のみが捌きローラ51の
回転力によって給紙路44へ給紙され易くなり、前記用
紙P以外の用紙Pは、捌き面53bと該用紙Pの下面と
の摩擦によって、接触点5aへの給紙が阻害される。ま
た、用紙Pの上面が捌きローラ51の上面と接触し易い
ため、複数枚の用紙Pが供給された場合、該用紙Pが、
捌き面53bと捌きローラ51との間だけで捌かれるの
ではなく、捌きローラ51に接触した時点でも捌かれ
る。このため、捌きローラ51と捌き面53bとの間に
多数の用紙Pが供給され、接触点5aに急激に負荷が加
えられることを防止できるため、スムーズな給紙が可能
となり、また、捌き面53bと捌きローラ51との間に
過剰な枚数の用紙Pが給紙されてジャムの原因となるこ
とを防止でき、用紙Pの先端に損傷が生じることを防止
できる。
【0037】更に、用紙案内板534,534は弾性体
であるため、湾曲後、弾性によって元の形状に戻る。こ
のため、用紙Pが給紙される毎に、該用紙Pに応じて湾
曲することができる。
【0038】ここで、幅Fが20mmである場合、幅
A,D,D1 ,D2 及び長さCの寸法と用紙(厚さ1m
m以上の厚紙又は1mm未満の薄紙)の捌き状態との関
係を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1の結果から、幅Aは20mmより長く
22mmより短い場合に、幅Dは2.5mmより長く
4.0mmより短い場合に、長さCは0.5mmより長
く1.5mmより短い場合に、夫々厚紙/薄紙は良好な
給紙状態を得ることがわかる。また、幅D1 は0.5m
mより長く1.0mmより短い場合に、幅D2 は2.0
mmより長く3.0mmより短い場合に、夫々厚紙/薄
紙は良好な給紙状態を得ることがわかる。
【0041】更に、幅Aが22mm以上の場合、薄紙を
捌くときに用紙にしわが生じ、幅Aが20mm以下の場
合、幅Dが2.5mm以下の場合、長さCが0.5mm
以下の場合、幅D1 が0.5mm以下の場合、又は幅D
2 が2.0mm以下の場合、厚紙を捌くときにジャムが
発生することがわかる。また、幅Dが4.0mm以上の
場合、長さCが1.5mm以上の場合、幅D1 が1.0
mm以上の場合、又は幅D2 が3.0mm以上の場合、
薄紙を捌くときにWフィードが発生することがわかる。
なお、各用紙案内板534の長さC及び幅Dは、幅Aの
寸法に応じて決定され、幅D1 と幅D2 は、幅A及び幅
Dの寸法に応じて決定される。
【0042】以上のような給紙装置は、経年変化によっ
て給紙台本体531と捌き板532との間(給紙面53
aと捌き面53bと間)に空隙が生じた場合であって
も、給紙面53aと捌き面53bと間に段差を有し、前
記空隙を覆う位置に用紙案内板534,534が配置さ
れているため、前記空隙に用紙Pが詰まることを防止で
きる。また、給紙台本体531の幅Fが20mmの場
合、PETを用いた厚さ0.1mmの給紙板533及び
用紙案内板534の形状を、20mmより長く22mm
より短い幅A、2.5mmより長く4.0mmより短い
幅Dは、0.5mmより長く1.5mmより短い長さC
は、及び0.5mmより長く1.0mmより短い幅D
1 、及び2.0mmより長く3.0mmより短い幅D2
を有するよう形成してあるときに、用紙Pは良好な給紙
状態を得る。
【0043】また、用紙Pの重量によって用紙案内板5
34,534又は該用紙Pが下方向に湾曲する。このた
め、用紙Pは給紙面53aから捌き面53bへスムーズ
に給紙され、また、捌きローラ51と捌き面53bとの
間を通過して1枚の用紙Pのみが選択的に給紙路44へ
給紙されるため、用紙Pの損傷、Wフィード又はジャム
等の給紙ミスを防止できる。また、用紙案内板534,
534が用紙Pの重量によって下方向に湾曲した場合で
あっても、用紙案内板534,534の給紙方向の端部
と、捌き面53bとの間に空隙が設けてあるため、用紙
案内板534,534が捌き面53bに当接して該捌き
面53bを傷つけることを防止できる更に、用紙Pは、
該用紙Pの前記軸方向の長さが捌き面53bの長さFよ
り短いため、該長さFより長い軸長を有する捌きローラ
51は、該捌きローラ51の軸方向端部が用紙Pに接触
せず、しごき現象による用紙Pの変形を防止できる。
【0044】なお、給紙板533は、PET以外の合成
樹脂を用いて形成しても良い。また、本実施の形態で
は、画像形成装置としてデジタル複写機を例示したが、
ファクシミリ装置、プリンタ装置、又はコピー機、ファ
クシミリ、若しくはプリンタ等の複合装置であっても良
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の給紙装置によれば、給紙方向下
流側端部が捌き面の位置より高く捌きローラの軸芯位置
より低い位置に配置された給紙面を設けてある給紙台を
備えることにより、経年変化によって給紙台本体と捌き
板との間に空隙が生じた場合であっても、給紙面と捌き
面と間に段差を有するため、給紙面と捌き面との間に用
紙が詰まることを抑制できる。また、給紙面の下流側端
部に、給紙方向に突出する用紙案内板を設けてあること
により、経年変化によって給紙台本体と捌き板との間に
空隙が生じた場合であっても、該空隙を覆う位置に用紙
案内板が配置されているため、給紙面と捌き面との間に
用紙が詰まることを防止できる。
【0046】また、弾性体を用いてなる用紙案内板を設
けてあることにより、用紙の重量によって用紙案内板又
は該用紙が下方向に湾曲する。このため、用紙は給紙面
から捌き面へスムーズに給紙され、また、捌きローラと
捌き面との間で1枚の用紙のみが選択的に給紙されるた
め、用紙の損傷、Wフィード又はジャム等の給紙ミスを
防止できる。また、弾性体を用いてなる用紙案内板を複
数、捌きローラの軸方向に離隔配置してあることによ
り、用紙の重量によって用紙案内板が下方向に容易に湾
曲する。このため、用紙は給紙面から捌き面へ更にスム
ーズに給紙され、また、捌きローラと捌き面との間で1
枚の用紙のみが選択的に給紙され易くなる。更に、用紙
案内板から用紙が脱離することを防止できるため、用紙
の損傷、Wフィード又はジャム等の給紙ミスを更に防止
できる。
【0047】また、用紙案内板の給紙方向の端部と、捌
き面との間に空隙を有することにより、用紙案内板が用
紙の重量によって下方向に湾曲した場合であっても、用
紙案内板が捌き面に当接することを防止できるため、用
紙案内板が捌き面を傷つけることを防止できる。また、
捌きローラの軸方向の長さが、該軸方向の捌き面の長さ
より長いことにより、捌きローラの軸方向端部が用紙に
接触することを防止できるため、用紙を傷つけることな
く給紙できる。更に、本発明の画像形成装置によれば、
給紙装置が、経年変化によって給紙台本体と捌き板との
間に空隙が生じた場合であっても、給紙面と捌き面と間
に段差を有するため、給紙面と捌き面との間に用紙が詰
まることを防止できる等、本発明は優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置を備える画像形成装置の
構成を示す側面図である。
【図2】本発明に係る給紙装置の構成を示す側面図であ
る。
【図3】本発明に係る給紙装置の捌き部の構成を示す側
面図である。
【図4】本発明に係る給紙装置の捌き部の構成を示す上
面図である。
【図5】本発明に係る給紙装置の用紙案内板近傍を示す
拡大側面図である。
【図6】本発明に係る給紙装置の給紙台の構成を示す上
面図である。
【図7】従来の給紙装置の構成を示す側面図である。
【図8】従来の給紙装置の捌き部の構成を示す側面図で
ある。
【図9】従来の給紙装置の捌き部の経年変化を示す説明
図である。
【符号の説明】
51 捌きローラ 53 給紙台 53a 給紙面 53b 捌き面 534 用紙案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新川 達也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FA03 FB01 FC01 FC03 GB01 GC01 JA01 JD03 JD08 JD31 KB05 LA03 LB08 LC06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙方向の上流から用紙を給紙される給
    紙面と、該給紙面に下流側で隣り合う捌き面とを上部に
    有する給紙台、及び前記捌き面の上側に配置されて該捌
    き面に転接する捌きローラを備える給紙装置において、 前記給紙面の下流側端部は、前記捌き面の位置より高く
    前記捌きローラの軸芯位置より低い位置に配置してある
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙台は、前記下流側端部に、給紙
    方向に突出する用紙案内板を有することを特徴とする請
    求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙案内板は、弾性体を用いてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙案内板を複数、前記捌きローラ
    の軸方向に離隔配置してあることを特徴とする請求項3
    に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙案内板の給紙方向の端部と、前
    記捌き面との間に空隙を有することを特徴とする請求項
    3又は4に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記捌きローラの軸方向の長さは、該軸
    方向の前記捌き面の長さより長いことを特徴とする請求
    項1乃至5の何れかに記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の給紙装
    置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2002060594A 2002-03-06 2002-03-06 給紙装置及び画像形成装置 Pending JP2003252468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060594A JP2003252468A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 給紙装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060594A JP2003252468A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 給紙装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003252468A true JP2003252468A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28669896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060594A Pending JP2003252468A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 給紙装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003252468A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136793A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Brother Industries Ltd シート供給装置
JP2014101178A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Kyocera Document Solutions Inc 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2015164879A (ja) * 2015-06-22 2015-09-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2015168505A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社リコー 画像形成装置
JP2016185880A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136793A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Brother Industries Ltd シート供給装置
US8403322B2 (en) 2009-12-28 2013-03-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feed device
JP2014101178A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Kyocera Document Solutions Inc 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2015168505A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社リコー 画像形成装置
JP2016185880A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2015164879A (ja) * 2015-06-22 2015-09-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222554B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2011046515A (ja) シート搬送装置、及びそれを備える自動原稿送り装置、画像形成装置
JP2008287020A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4063942B2 (ja) シートスキュー除去装置
KR20080031100A (ko) 피반송물 반송 장치, 화상 형성 장치, 반송 방법 및 화상형성 방법
JP2003252468A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2004354422A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
US8777213B2 (en) Recording medium storage cassette and image forming apparatus including the same
JP5485964B2 (ja) 記録紙搬送装置、原稿送り装置及びそれらを備えた画像形成装置
JP4786502B2 (ja) 原稿読取り装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2001226016A (ja) 画像形成装置
JP3595762B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4115945B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2005219904A (ja) 用紙搬送装置およびそれを備えた画像形成装置
US11558517B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP2941360B2 (ja) 給紙装置
JP3793470B2 (ja) 給紙機構
JP2003137459A (ja) 記録媒体送り装置と該装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置
JP2000272781A (ja) 画像形成装置
JP2005035688A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP3086394B2 (ja) 複写機
JP3702670B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の書き込み方法、画像形成方法及び画像形成装置の制御方法
JP3262477B2 (ja) 画像形成装置
JPH02178133A (ja) 給紙装置
JPH1143238A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040728

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20051215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060509