JP2002079856A - チャイルドシート - Google Patents
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Abstract
ら、子供を高い位置に座らせ、閉塞感を取り除く。 【構成】 座面部10を、空気の注入による膨らむエア
クッション構造とする。座面部10に連結される背もた
れ部20を、子供を固定できるようにベスト形式とす
る。背もたれ部20にエアクッション23を取り付け
る。空気を抜くことにより、座面部10及び背もたれ部
20を小さく畳むことができる。
Description
着され、衝突時の衝撃や車外放出等から子供を保護する
チャイルドシートに関する。
おける共通認識であり、我が国でも平成12年4月よ
り、このチャイルドシートの着用義務化を盛り込んだ道
路交通法改正案が施行された。これに伴い、様々な種類
のチャイルドシートが開発されているが、安全基準に合
格する必要から、その基本構造は概ね共通している。
と背もたれ部を組み合わせ、子供の体型に合わせて小型
化したシート形状の本体部を備えており、一部を除き、
その本体部をベース部の上に取り付けた構造になってい
る。そして、シートベルトを使用して、本体部を自動車
の座席に固定し、本体部に設けられたベルトで子供を固
定する。
トの安全性が高いことは言うまでもないが、その一方で
は、嵩が張り、重量も嵩むことから、自動車の座席に対
する脱着性が悪く、収納性や運搬性も良くないという、
取扱上の問題がある。
着衣型のチャイルドシートが開発されている。これは、
ベスト形式の本体部に股ベルト等を取り付けて子供に対
する固定機能をもたせると共に、その背の部分に自動車
のシートベルトを通すようにして座席に対する固定機能
を持たせたものである。
チャイルドシートの取扱性が良好なことは言うまでもな
い。また、安全基準に合格しており、安全上も問題な
い。しかしながら、このチャイルドシートによると、子
供は自動車の座面に直接座ることになり、殆どの場合、
目線が窓より下になってドアに遮られる。その結果、子
供は大きな閉塞感をもつことになる。
に関係なく子供を束縛して、少なくない不快感を与えて
おり、この上、閉塞感を与えてその不快感を増長するこ
とは大きな問題と言える。
時に子供の肩部にかかる圧力が大きく場合によっては鎖
骨を骨折するというおそれもある。
のであり、高い安全性を確保できるのは勿論のこと、取
扱性に優れ、しかも、子供の不快感を大幅に軽減できる
チャイルドシートを提供することを目的とする。
に、本発明に係るチャイルドシートは、柔軟構造の座面
部及び背もたれ部を備えており、座面部及び背もたれ部
のうちの少なくとも座面部が、気体の注入により膨脹し
てエアクッションを形成する気密性の袋体により構成さ
れており、座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも背
もたれ部が、子供に対する固定機構を有しており、座面
部及び背もたれ部の少なくとも一方が自動車の座席に対
する固定機構を有することを特徴としている。
座面部及び背もたれ部が柔軟構造であるにもかかわら
ず、子供を高い位置に座らせることができ、目線を高め
ることにより、閉塞感を取り除くことができる。また、
座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも背もたれ部
が、子供に対する固定機構を有することにより、必要な
安全性を確保することができる。
くはベスト形状をした着衣型の固定部とすることができ
る。これにより、子供を確実に固定することができる。
しくは少なくとも両肩部分、特に好ましくは両肩から背
中にかけての部分にエアクッションを有する構成とする
ことができる。これにより、衝撃吸収性が高まり、安全
性が向上する。また、座り心地が向上する。
と組み合わすことができる。これにより、より確実に子
供を固定することができる。
組み合わすことができる。これにより、より確実に子供
を固定することができる。
とができる。これにより、構造が簡単になる。
面部に対して着脱可能とすることができる。これによ
り、子供への装着性が向上する。
定ベルトであってもよい。自動車の座席に対する固定機
構は、座面部及び背もたれ部の少なくとも一方に設けら
れるが、衝撃を受けたときに背もたれ部が前方へ折れて
倒れるのを防止する点から、背もたれ部を含む部分に設
けるのが好ましく、着衣型の固定部を使用する場合はこ
れに設けるのが好ましい。
体により構成することができる。これにより、座り心地
が向上し、かつ安全性が向上する。
を注入した状態でシート形状のエアクッションを形成す
る構成としてもよいし、気体を注入した状態でマット形
状のエアクッションを形成し、自動車の座席に取り付け
た状態でその座面及び背もたれに沿って変形することに
よりシート形状のエアクッションを形成する構成として
もよい。後者の場合、空気を抜いた状態で特に小さく畳
むことができる。
基づいて詳細に説明する。
し、図1はその第1実施形態に係るチャイルドシートの
斜視図、図2は同チャイルドシートの使用状態を示す斜
視図、図3は同チャイルドシートの座面部の斜視図、図
4は同チャイルドシートの背面側からの斜視図及びスト
ッパーの説明図、図5は同チャイルドシートの背もたれ
部の正面図、図6は同背もたれ部の背面図である。
図1及び図2に示すように、エアクッション構造の座面
部10と、固定部を兼ねる着衣型の背もたれ部20と、
背もたれ部20に組み合わされた股掛け式の固定ベルト
30とからなる。
に、子供の体重を主に受ける本体部11と、本体部11
の両側部から上方へ盛り上がった一対の第1保持部1
2,12と、本体部11の背面側の端部から上方へ延出
した比較的薄い第2保持部13とからなり、子供の腰部
を三方から包み込むように形成されている。そして、こ
れらの部分は、一体形成された気密性の袋体により構成
されており、本体部11の正面に設けられた空気注入口
14から空気を注入されることにより、図示の如く膨ら
んで所定形状のエアクッションを形成する。第2保持部
13の上縁部には、背もたれ部20との連結のために、
ファスナー16が取り付けられている。
ト形式である。この背もたれ部20は、座面部10から
分離可能であり、その背中の部分に横向きに取り付けら
れたファスナー21を、座面部10のファスナー16と
結合することにより、座面部10と一体化される。ファ
スナー21は、背もたれ部20の下端部よりやや上方に
設けられている。これにより、背もたれ部20の下部
は、座面部10の第2保持部13の正面側に重なる。
図6に示すように、両肩部に寸法調整ベルト22を有し
ている。背もたれ部20の両肩から背中にかけての部分
にはエアクッション23が取り付けられている。エアク
ッション23は、自動車の座席に対する固定機構を兼ね
ている。即ち、自動車のシートベルト100は、背もた
れ部20の本体とエアクッション23との間に通され、
且つ、一対のストッパ110,110によりシートベル
ト100の横帯部分がエアクッション23の両側で背も
たれ部20の本体に固定されることにより、当該チャイ
ルドシートを自動車の座席に固定する。ストッパ11
0,110は、例えばヘアピン形状であり、背もたれ部
20の本体に差し込むことにより、その本体にシートベ
ルト100の横帯部分を固定する。
調整ベルト22の操作のために、面ファスナー24によ
って固定される。背もたれ部20の下部には、固定ベル
ト30の取り付けのために、3つ(前2か所、後1か
所)のベルトループ25,25,25が設けられてい
る。26はエアクッション23の空気注入口である。
1に2本の股ベルト32,32を取り付けた構造になっ
ており、腰ベルト31をベルトループ24,24,24
に通すことにより、背もたれ部20に取り付けられる。
用方法及び機能は以下のとおりである。
入し、所定の剛性が得られるまで、これを膨らます。座
面部10に背もたれ部20を連結する。背もたれ部20
に固定ベルト30を取り付け、そのエアクッション23
にも空気を注入する。この状態で、シートベルト100
及びストッパ110,110を使用して、チャイルドシ
ートを自動車の座席に取り付け固定する。なお、空気の
注入は、自動車のシガーライターを電源としたエアポン
プで行ってもよい。
レームを使用していないので、軽量であり、且つ、座面
部10やエアクッション23に空気を注入した状態で
も、変形が可能である。このため、座席への取り付け作
業が簡単である。
トの座面部10に子供を座らせ、その子供にベスト形式
の背もたれ部20を着衣させ、固定ベルト30を装着す
る。これにより、子供はチャイルドシートに固定され
る。背もたれ部20を座面部10に連結する前に、これ
を子供に着せ、その後で、背もたれ部20を座面部10
に連結することも可能である。
する固定機能を有すると共に、固定ベルト30を固定す
ることによっても、子供に対する固定機能を発揮する。
これらにより、子供はチャイルドシートに確実に固定さ
れることになる。また、自動車の座席に対してはチャイ
ルドシートの特に背もたれ部20の本体が固定されるの
で、衝撃を受けたときの背もたれ部20の本体の前倒れ
が防止される。
座面部10の上に座る。これにより、子供の目線が上が
り、閉塞感が取り除かれるので、座席に直接座る場合と
比べて、不快感が大幅に緩和される。座面部10は、そ
れ自体クッション機能を有しているので、クッションを
取り付けずとも、座り心地は良好である。加えて、背も
たれ部20にもエアクッション23を設けたことによ
り、座り心地は一層良好となり、且つ、衝突時の衝撃緩
和効果、特に子供の鎖骨を保護する効果が増大する。
ション23から空気を抜けば、チャイルドシートは剛性
を失って、元の柔軟な状態に戻る。このため、小さく畳
むことができ、これにより保管や運搬が容易になる。即
ち、図20に示すように、空気を抜いたチャルイドシー
トは専用の鞄200にいれておけばよい。図20におけ
る210は、エアクッション23を膨らませるためのエ
アポンプの収納部である。
ドシートは、座面部10及び背もたれ部20を、運搬や
保管が容易な柔軟構造としたにもかかわらず、子供を高
い位置に座らせることができ、その子供の不快感を大幅
に軽減することができる。
機構を兼ねる。このため、比較的コンパクトである。
背もたれ部の背面図である。
は、固定ベルト30に代えて、パンツ形式の固定部40
を組み合わせた点が、前述の背もたれ部20と相違す
る。パンツ形式の固定部40は、ファスナー41によっ
てベスト形式の背もたれ部20と一体化される。固定部
40には腰ベルト42が取り付けられている。他の構成
は前述の背もたれ部20と同一であり、同一部分につい
ては同一番号を付して説明を省略する。
供を確実に固定し、また、クッション23により、高い
快適性と安全性を保証する。また、固定機構を兼ねるこ
とにより、構造が簡単になり、小型化も図られる。
係るチャイルドシートの斜視図である。
背もたれ部20を座面部10と同様のエアクッション構
造として、座面部10と一体化した点が、第1実施形態
に係るチャイルドシートと相違する。
けられた空気注入口14から空気を注入することによ
り、一般のチャイルドシートと同様の形状に膨らむ。そ
して、一般のチャイルドシートと同様に、5点式の固定
ベルト50により子供を固定する。また、背もたれ部2
0の背面に設けられたベルトループにシートベルト10
0を通し、シートベルト100の横帯部分をストッパ1
10,110で背もたれ部20の背面に直接固定するこ
とにより、自動車の座席に固定される。
持部12,12に連続する一対の保持部28,28が、
本体部27の両側に位置して設けられている。本体部2
7には、固定ベルト50の通し孔29,29が複数段に
形成されている。
座面部10により子供を高い位置に座らせることができ
る。また、座面部10及び背もたれ部20をエアクッシ
ョン構造としたことにより、座り心地が良好であり、空
気を注入した状態でも軽量で変形が可能であるので、取
り付け作業も簡単である。また、座面部10及び背もた
れ部20から空気を抜けば、元の柔軟な状態に戻り、小
さく畳むことができるので、保管や運搬も容易である。
更に、固定ベルト50を介して子供を確実に固定し、安
全性にも優れる。
用クッション60の取り付けも可能である。
イルドシートの正面図、図12は同チャイルドシートの
固定ベルトを外した状態を示す正面図、図13は同チャ
イルドシートにベビー用クッションを取り付けた状態を
示す正面図である。
エアマット形状をした気密性の袋体70によって、座面
部10及び背もたれ部20を形成する点が、これまでの
実施形態に係るチャイルドシートと大きく相違する。
示すように、ほぼ長方形であり、空気注入口71から空
気を注入することにより、エアマット形状になる。シー
トベルトを使用して、これを自動車の座席に取り付ける
と、その座面及び背もたれに沿って折れ曲がることによ
り、座面部10及び背もたれ部20が形成される。座面
部10に座った子供は、5点式の固定ベルト50により
座面部10及び背もたれ部20に固定される。自動車の
座席への取り付けは、第2実施形態に係るチャイルドシ
ートと同様、シートベルト及びストッパで背もたれ部2
0を固定することにより行われる。
分の腰から背中、更に頭が当たる箇所を、空気が入らな
い薄肉部72とし、その周囲を保持部として突出させる
ことにより、ホールド性を高めている。73は固定ベル
ト50の通し孔である。
座面部10により子供を高い位置に座らせることができ
る。また、座面部10及び背もたれ部20をエアクッシ
ョン構造としたことにより、座り心地が良好であり、空
気を注入した状態でも軽量で変形が可能であるので、取
り付け作業も簡単である。また、座面部10及び背もた
れ部20から空気を抜けば、元の柔軟な状態に戻り、ロ
ール状に小さく畳むことができるので、保管や運搬も容
易である。更に、固定ベルト50を介して子供を確実に
固定し、安全性にも優れる。
用クッション60の取り付けも可能である。61はベビ
ー用クッション60の空気注入口である。即ち、ベビー
用クッション60も気密性の袋体からなるエアクッショ
ン構造である。
イルドシートの正面図、図15は同チャイルドシートの
固定ベルトを外した状態を示す正面図、図16は同チャ
イルドシートに組み合わされるベスト形式の固定部の正
面図及び背面図、図17は同保持部に組み合わされる固
定ベルトの正面図である。
図14に示すように、第3実施形態に係るチャイルドシ
ートに、ベスト形状をした着衣型の固定部80を組み合
わせたものである。固定部80は更に、股掛け式の固定
ベルト30と組み合わされている(図17参照)。袋体
70は、図15に示すように、第3実施形態に係るチャ
イルドシートと実質同一である。これに取り付けられる
固定ベルト50は5点支持式から3点支持式に変更され
ている。
分を3点支持式の固定ベルト50が通ることにより、固
定ベルト50に固定される。この点を除けば、この固定
部80は、前述したベスト形式の背もたれ部20とほぼ
同じ構造であり、固定部80には、図16に示すよう
に、両肩から背中にかけての部分にエアクッション81
が取り付けられている。エアクッション81の両肩の部
分は、寸法調整ベルト82の操作のために、面ファスナ
ー83によって固定される(図17参照)。シートベル
ト100は、エアクッション81と固定部80の本体と
の間に通され、ストッパ110,110により固定部8
0の本体に固定される。固定部80の下部には、固定ベ
ルト30の取り付けのために、3つ(前2か所、後1か
所)のベルトループ84,84,84が設けられてい
る。85はエアクッション81の空気注入口である。
すように、腰ベルト31に2本の股ベルト32,32を
取り付けた構造になっており、腰ベルト31をベルトル
ープ84,84,84に通すことにより、ベスト形式の
固定部80に取り付けられる。
ベスト形式の固定部80と股掛け式の固定ベルト30を
組み合わせたことにより、子供をより確実に固定するこ
とができる。この組み合わせの効果は、第1実施形態で
説明されているとおりである。
イルドシートの構造及び使用状態の説明図である。
第3実施形態に係るチャイルドシートを簡素化した簡易
型であり、気密性の袋体70の構造及びこれに取り付け
られる固定ベルト50の構造が若干相違する。
トの如く、縦横にシーム部を設けた構造になっている。
また、固定ベルト50は、5点支持式から3点支持式に
変更されている。
より、マット状のエアクッションが形成され、シートベ
ルトを使用して、これを自動車の座席に取り付けること
により、その座面及び背もたれに沿って折れ曲がり、座
面部10及び背もたれ部20が形成されることは、第3
実施形態に係るチャイルドシートと同じである。また、
自動車の座席への固定方法も、第3実施形態に係るチャ
イルドシートと同じである。
簡易型とはいえ、座面部10により子供を高い位置に座
らせることができる。また、座面部10及び背もたれ部
20をエアクッション構造としたことにより、座り心地
が良好であり、空気を注入した状態でも軽量で変形が可
能であるので、取り付け作業も簡単である。また、座面
部10及び背もたれ部20から空気を抜けば、元の柔軟
な状態に戻り、ロール状に小さく畳むことができるの
で、保管や運搬も容易である。更に、固定ベルト50を
介して子供を確実に固定し、安全性にも優れる。
イルドシートの構造及び使用状態の説明図である。
エアマット状の袋体70の背もたれ部20となる部分
に、ベスト形式で全体がエアクッション構造の固定部を
一体的に形成し、固定ベルト50を省略した点が、第5
実施形態に係るチャイルドシートと相違する。
係るチャイルドシートを更に簡素化したものであるが、
子供は、ライフジャケットを装着したときのような状態
で、効果的に固定され、また保護される。
イルドシートの座面部の断面図である。
イルドシートでは、エアクッションとなる部分に空気を
注入するとしたが、第7実施の形態に係るチャイルドシ
ートでは、空気を注入するのではなく、自動的に空気を
吸引するようにした。
ン等の空気を含む空間が形成されるとともに、押し縮め
られると外側に向かって拡がろうとする特性を有する素
材90を充填している。例えば、座面部10の内部に前
記素材90を充填しておくと、図示しない空気吸引口
(上述した実施形態における空気注入口14と同等)を
開けると、素材90が外側に向かって拡がろうとする力
で座面部10が自動的に膨れ上がり、これと同時に空気
が座面部10の内部に吸引される。前記素材90が膨れ
上がった状態で空気吸引口を閉じると、座面部10が形
作られる。
空気を注入するタイプよりも充填される空気の量が少な
いため、座った子供の体型に沿って変形して子供を保護
する。また、空気吸引口を閉じる前に座面部10の内部
に強制的に空気を注入すれ%、空気を注入するものと同
様になる。ただし、この場合にはほとんどの空気は吸引
されて座面部10の内部に充填されるので、強制的に注
入される空気の量は少なくなり、空気の注入が容易にな
るという効果がある。
が形成されるとともに、押し縮められると外側に向かっ
て拡がろうとする特性を有する素材90は、座面部10
に充填されているとしたが、座面部10のみならず、背
もたれ部20にも充填することはいうまでもない。
の第8実施形態について説明する。図22〜図25は本
発明の第8実施形態について示し、図22は第8実施形
態に係るチャイルドシートの使用状態を示す斜視図、図
23は第8実施形態に係るチャイルドシートを開いた状
態の斜視図、図24は第8実施形態に係るチャイルドシ
ートを閉じた状態の斜視図、図25は第8実施形態に係
るチャイルドシートを閉じた状態の断面図である。
は、柔軟構造の座面部10及び背もたれ部20を備えて
おり、座面部10及び背もたれ部20が、気体の吸引に
より膨脹してエアクッションを形成する気密性の袋体9
1により構成されており、背もたれ部20が、子供に対
する固定機構150を有しており、背もたれ部20が自
動車の座席に対する固定機構を有するチャイルドシート
であって、前記座面部10及び背もたれ部20には両者
を閉じ合わせる連結手段としてのスライドファスナ16
0が設けられている。
に係るものと最も相違する点は、不使用時に座面部10
と背もたれ部20とが閉じ合わせられて持ち運びにより
便利なようにコンパクトになる点である。
内部に袋体91が内蔵されている。この袋体91の内部
には、ウレタン等の空気を含む空間が形成されるととも
に、押し縮められると外側に向かって拡がろうとする特
性を有する素材90を充填している。また、背もたれ部
20の内部にも同様の袋体91が内蔵されている。
る固定機構150が設けられている。この固定機構15
0は、背もたれ部20に面ファスナ(図示省略)で取り
付けられる背あて部材151と、この背あて部材151
に着脱自在に取り付けられる頭部保護部材152と、多
点式の固定ベルト153とを有している。
れ部20に取り付けられた状態で、子供の股部を通る股
あて部151A設けられている。この股あて部151A
は、前記固定ベルト153を構成する股ベルト153A
が挿通される部分である。なお、図23では、股ベルト
153Aは股あて部151Aに挿通されているため、破
線で示している。また、背あて部151の上端には、ホ
ックや面ファスナ等の適宜な手段で頭部保護部材152
が着脱自在に取り付けられる。
ルト153Aの他に、この股ベルト153Aの先端に取
り付けられたロック部材154と係合する係合爪155
を有する一対の肩ベルト153Bを有している。この肩
ベルト153Bは4点において背もたれ部20に固定さ
れており、使用時には子供の腰回りと肩回りとを固定す
るようになっている。
とは、一端が連結されており、連結されていない縁部に
は、前記スライドファスナ160が設けられている。従
って、この座面部10と背もたれ部20とは、スライド
ファスナ160を閉じることによって閉じ合わせること
ができるようになっている。
の連結されていない部分には、前記スライドファスナ1
60で座面部10及び背もたれ部20を閉じ合わせた状
態において、手提げとなるストラップ170が形成され
ている。従って、このチャイルドシートは、座面部10
と背もたれ部20とをスライドファスナ160で閉じ合
わせると、図24に示すように、鞄状になる。なお、こ
の際には、袋体91から空気は抜いておき、頭部保護部
材152は背あて部材151から取り外しておく。鞄状
になったチャイルドシートは、コンパクトになり持ち運
びが容易になる。
て自動車の座席に取り付けられる。すなわち、前記固定
機構150の背あて部材151と、この背あて部材15
1が面ファスナで取り付けられた背もたれ部20の間に
自動車のシートベルトを通すのである。背もたれ部20
はシートベルトで座席側に押さえつけられ、背あて部材
151は背もたれ部20に固定された固定ベルト150
で固定された子供によって座席側に押さえつけられる。
このようにしてこのチャイルドシートは自動車の座席に
取り付けられるのである。従って、チャイルドシートの
自動車の座席に対する固定機構は、子供に対する固定機
構150と兼用になっている。
供に絡まないように座面部10及び背もたれ部20の裏
側に押し込んでおくとよい。このため、図22及び図2
3では、ストラップ170はあらわれていないのであ
る。
動車の室内温度の上昇による膨張を避けるため、エアマ
ットとなった部分に圧力調整弁を設けておいてもよい。
ャイルドシートは、柔軟構造の座面部及び背もたれ部を
設け、座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも座面部
を、気体の注入により膨脹してエアクッションを形成す
る気密性の袋体により構成したので、座面部及び背もた
れ部が、運搬や保管が容易な柔軟構造であるにもかかわ
らず、子供を高い位置に座らせることができ、その子供
の不快感を大幅に軽減することができる。また、座り心
地が良好であり、空気を注入した状態でも軽量でも変形
が可能であるので、取り付け作業も簡単である。
ことにより、衝突時に肩部にかかる圧力を少なくし、鎖
骨等の骨折を未然に防止することができる。
の斜視図である。
ある。
視図で、座面部と背もたれ部を分離した状態を示す。
(b)は同チャイルドシートを自動車の座席に取り付け
るときに使用するストッパの説明図である。
る。
ドシートの正面側からの斜視図、(b)は同チャイルド
シートの背面側からの斜視図である。
り付けた状態を示す斜視図である。
トの正面図である。
態を示す正面図である。
取り付けた状態を示す正面図である。
トの正面図である。
態を示す正面図である。
るベスト形式の固定部の正面図、(b)は同固定部の背
面図である。
定ベルトの正面図であり、(b)は固定部に取り付けた
状態を示す。
に係るチャイルドシートの構造及び使用状態の説明図
で、(a)は非装着状態、(b)は装着状態、(b)は
収納状態を示す。
に係るチャイルドシートの構造及び使用状態の説明図
で、(a)は非装着状態、(b)は装着状態、(b)は
収納状態を示す。
の斜視図である。
トの座面部の断面図である。
トを開いた状態の斜視図である。
トの使用状態を示す斜視図である。
トを閉じた状態の斜視図である。
トを閉じた状態の断面図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 柔軟構造の座面部及び背もたれ部を備え
ており、座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも座面
部が、気体の注入により膨脹してエアクッションを形成
する気密性の袋体により構成されており、座面部及び背
もたれ部のうちの少なくとも背もたれ部が、子供に対す
る固定機構を有しており、座面部及び背もたれ部の少な
くとも一方が自動車の座席に対する固定機構を有するこ
とを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項2】 柔軟構造の座面部及び背もたれ部を備え
ており、座面部及び背もたれ部のうち少なくとも座面部
が、気体の吸引により膨張してエアクッションを形成す
る気密性の袋対により構成されており、座面部及び背も
たれ部のうち少なくとも背もたれ部が、子供に対する固
定機構を有しており、座面部及び背もたれ部の少なくと
も一方が自動車の座席に対する固定機構を有することを
特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項3】 子供に対する固定機構は、ベスト形状を
した着衣型の固定部である請求項1又は2に記載のチャ
イルドシート。 - 【請求項4】 着衣型の固定部は、少なくとも一部にエ
アクッションを有する請求項3に記載のチャイルドシー
ト。 - 【請求項5】 着衣型の固定部は、股掛け式の固定ベル
トと組み合わされる請求項3に記載のチャイルドシー
ト。 - 【請求項6】 着衣型の固定部は、パンツ形式の固定部
と組み合わされる請求項3に記載のチャイルドシート。 - 【請求項7】 着衣型の固定部は、背もたれ部を兼ねる
請求項3に記載のチャイルドシート。 - 【請求項8】 背もたれ部を兼ねる着衣型の固定部は、
座面部に対して着脱可能である請求項7に記載のチャイ
ルドシート。 - 【請求項9】 子供に対する固定機構は、多点支持式の
固定ベルトである請求項1又は2に記載のチャイルドシ
ート。 - 【請求項10】 座面部及び背もたれ部は、共に気密性
の袋体により構成される請求項1又は2に記載のチャイ
ルドシート。 - 【請求項11】 座面部及び背もたれ部は、気体を注入
した状態でシート形状のエアクッションを形成する請求
項1に記載のチャイルドシート。 - 【請求項12】 座面部及び背もたれ部は、気体を吸引
した状態でシート形状のエアクッションを形成する請求
項2に記載のチャイルドシート。 - 【請求項13】 座面部及び背もたれ部は、気体を注入
した状態でマット形状のエアクッションを形成し、自動
車の座席に取り付けた状態でその座面及び背もたれに沿
って変形することによりシート形状のエアクッションを
形成する請求項1に記載のチャイルドシート。 - 【請求項14】 座面部及び背もたれ部は、気体を吸引
した状態でマット形状のエアクッションを形成し、自動
車の座席に取り付けた状態でその座面及び背もたれに沿
って変形することによりシート形状のエアクッションを
形成する請求項2に記載のチャイルドシート。 - 【請求項15】 柔軟構造の座面部及び背もたれ部を備
えており、座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも座
面部が、気体の注入又は/及び吸引により膨脹してエア
クッションを形成する気密性の袋体により構成されてお
り、座面部及び背もたれ部のうちの少なくとも背もたれ
部が、子供に対する固定機構を有しており、座面部及び
背もたれ部の少なくとも一方が自動車の座席に対する固
定機構を有するチャイルドシートにおいて、前記座面部
及び背もたれ部には両者を閉じ合わせる連結手段が設け
られていることを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項16】 前記連結手段は、座面部及び背もたれ
部の縁部に設けられたスライドファスナであることを特
徴とする請求項15に記載のチャイルドシート。 - 【請求項17】 前記連結手段で座面部及び背もたれ部
を閉じ合わせた状態において、手提げとなるストラップ
が前記座面部及び背もたれ部に形成されていることを特
徴とする請求項15又は16に記載のチャイルドシー
ト。
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