JP2002079043A - 除湿器 - Google Patents

除湿器

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JP2002079043A
JP2002079043A JP2000273580A JP2000273580A JP2002079043A JP 2002079043 A JP2002079043 A JP 2002079043A JP 2000273580 A JP2000273580 A JP 2000273580A JP 2000273580 A JP2000273580 A JP 2000273580A JP 2002079043 A JP2002079043 A JP 2002079043A
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moisture
permeable
impermeable sheet
dehumidifier
medicine
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JP2000273580A
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Toshio Abe
敏夫 阿部
Atsushi Matsuda
松田  淳
Koji Takei
康治 武井
Norio Uchida
則夫 内田
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Fumakilla Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除湿と共に、防虫、防菌等他の作用を行わせ
るようにした除湿器において、透湿非透水性シートの性
能低下を防止でき、信頼性を向上できるようにする。 【解決手段】 吸湿剤3と薬剤担持体7を収容し、透湿
非透水性シート8にて閉塞した通気部5を介して吸湿剤
にて吸湿し、また、薬剤担持体にて防虫、防菌、防黴、
芳香、さらには消臭、脱臭等を行うようにした除湿器に
おいて、通気部に隣接する位置に、薬剤担持体を収容す
る薬剤収容部を設け、通気部と薬剤収容部とを隔離した
状態にして非透湿性シートにて閉塞し、使用時にはこの
非透湿性シートを剥離して用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿器に関し、詳
しくは、除湿作用と共に、防虫、防菌、防黴、芳香、さ
らに消臭、脱臭等の任意の作用を行わせることができる
ようにした除湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化カルシウムに代表される潮解性を有
する吸湿剤を内蔵して簡易的に用いられる除湿器は、タ
ンス、衣装ケース、押し入れ、台所や洗面所の流し台の
下等の各収納空間、さらには下駄箱、自動車内等にも使
用されている。また、これらの場所では、湿気以外に
も、害虫、臭い、黴等が発生するという問題を抱えてお
り、これらへの効果を併せ持った商品も提供されてい
る。
【0003】例えば、実開昭61−79630号公報
(第1従来技術)には、吸湿剤を内蔵した容器の上部を
密閉する透湿非透水性シートの上側に他の効果を持つ薬
剤を担持させる多孔性シート状物を存在させた構造の除
湿器が提示されている。
【0004】また、特開昭61−174921号公報
(第2従来技術)には、乾燥剤と共に、芳香剤、防黴剤
または防虫剤を含浸したエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂を吸湿剤が収容された容器内に収納し、これらを透
湿非透水性シートで閉塞した構造の除湿器が提示されて
いる。
【0005】さらに、実開平2−133418号公報
(第3従来技術)には、吸湿剤を内蔵した容器の外面に
揮発性薬剤を担持させたシート状物をセットする構造の
除湿器が提示されている。
【0006】また、実開平4−98422号公報(第4
従来技術)には、仕切られた容器の一方の室に吸湿剤を
充填し、これを透湿非透水性シートで閉塞し、他方の室
に揮発性薬剤を含有した薬剤担持体を収容する構造の除
湿器が提示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記第1及び第2の従
来技術のいずれの除湿器も、透湿非透水性シートが薬剤
との直接接触または薬剤の揮発ガスとの接触によって、
使用薬剤が透湿非透水性シートに移行してこのシートが
劣化されてしまい、そのため、この透湿非透水性シート
の非透水性能が低下してしまい、使用時の液密性を保て
なくなるという危険性がある。
【0008】一方、第3及び第4の従来技術のそれぞれ
の除湿器は、上記問題の透湿非透水性シートが劣化する
という点は解決されたが、吸湿剤と他の薬剤を別々に密
封することによる資材追加や製造時の作業量が増えるこ
とによる製造原価のアップ、または、薬剤担持体の収納
スペースの追加による除湿器の大型化、複雑化等の問題
が生じる。
【0009】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、透湿非透水性シートの性能低下を惹起することな
く、かつ、商品としての価格及び設計への負担を少なく
し、信頼性の高い吸湿効果と共に、他の防虫、防菌、防
黴、芳香、さらには消臭、脱臭等の所望の効果を充分に
発揮できる除湿器を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る除湿器は、吸湿剤と薬剤担持体を収容
し、透湿非透水性シートにて閉塞した通気部を介して吸
湿剤にて吸湿し、また、薬剤担持体にて防虫、防菌、防
黴、芳香、さらには消臭、脱臭等を行うようにした除湿
器において、通気部に隣接する位置に、薬剤担持体を収
容する薬剤収容部を設け、通気部と薬剤収容部とを隔離
した状態にして非透湿性シートにて閉塞し、使用時には
この非透湿性シートを剥離して用いる構成になってい
る。
【0011】そして上記構成の除湿器において、上端を
開放した容器体内に吸湿剤を収容し、この容器体の開放
端部に嵌合する蓋体に通気部を設けると共に、通気部に
隣接して凹状の薬剤収容部を設けてこの薬剤収容部に薬
剤担持体を収容し、通気部を透湿非透水性シートにて閉
塞し、また、蓋体上面を、上記通気部と薬剤収容部とを
隔離した状態にして非透水性シートにて閉塞した構成に
なっている。
【0012】また、上記除湿器において、上端を開放し
た容器体に吸湿剤を収容する吸湿剤収容部と、薬剤担持
体を収容する薬剤収容部とを設け、吸湿剤収容部の開放
端部に、通気部を有すると共に、この通気部を透湿非透
水性シートにて閉塞した蓋体を嵌合し、上記薬剤収容部
と通気部とを隔離した状態にして非透水性シートにて閉
塞した構成になっている。
【0013】
【作 用】吸湿剤と、そして薬剤担持体は別々に収容さ
れる。そして吸湿剤は透湿非透水性シートにて閉塞され
た通気部を介して外気の湿気を吸収する。また、薬剤担
持体の薬剤は薬剤収容部の開放側から外部へ発散(作
用)される。
【0014】このとき、通気部は薬剤担持体から発散す
る薬剤成分の発散通路に存在しないことにより、上記通
気部を閉塞する透湿非透水性シートは上記薬剤成分の影
響を受けることがない。
【0015】さらに、非透湿性シートにて閉塞された状
態の製品流通時においても、薬剤担持体は、通気部と隔
離されていることにより、透湿非透水性シートは薬剤担
持体から発散される薬剤成分の影響を受けることがな
い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に何
ら限定されるものではないことはいうまでもない。
【0017】図1、図2は本発明の実施の形態の一例を
示すもので、図中1は上端が開放され、平面形状が両側
部を半円形にして矩形状に形成された容器体、2はこの
容器体1の開放端部に嵌合してこれを閉じる蓋体であ
る。容器体1は所定の深さとなっており、この容器体1
に粒状の吸湿剤3を収容する。
【0018】蓋体2は上記容器体1の開口部に気密状に
嵌合する縁部を有すると共に、多数の通気孔4を有し、
平面形状の長手方向の中央部に位置する通気部5と、こ
の通気部5の両側に隣接する位置に凹状の薬剤収容部6
が設けてある。そしてこの薬剤収容部6内には、防虫、
消臭、脱臭、芳香、防菌、防黴、防錆等の作用をなす揮
散性あるいは不揮発性の薬剤を含有する多孔物質からな
る薬剤担持体7が収容されるようになっている。
【0019】上記蓋体2の通気部5は凹状になってお
り、この通気部5の下面には透湿非透水性シート8が張
り付けてあり、この透湿非透水性シート8にて通気部5
の通気孔4が閉じられている。また蓋体2の上面全体は
非透湿性シート9にて閉じられている。このとき、蓋体
2の縁部上面、通気部5の縁部上面、薬剤収容部6の縁
部上面は同一平面状になっており、これにより、通気部
5及び薬剤収容部6のそれぞれの上側が隔離された状態
で上記非透湿性シート9にて閉塞される。
【0020】上記吸湿剤3としては、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、酢酸カリウム等の潮解性を有する物
質で、特に塩化カルシウム、塩化マグネシウムが吸湿能
力及び価格等の点から好ましい。また、この吸湿剤3は
上記潮解性物質のほかに、例えば、液化しないシリカゲ
ル、活性炭、ホワイトカーボン、吸水性ポリマー等を使
用目的に応じて単独、または潮解性物質と併用してもよ
い。
【0021】図3から図8は本発明の他の実施の形態を
示すもので、図3に示すものは、通気部5の両側に位置
する薬剤収容部6にリブ6aを設けた構成にしている。
また図4に示すものは、通気部5の両側に設ける薬剤収
容部6,6の大きさを変えた例を示すと共に、この薬剤
収容部6,6にゲル状の薬剤担持体7を収容した。ま
た、通気部5を閉じる透湿非透水性シート8は通気部5
の縁部上面に張り付け、蓋体2の上面全体を閉じる非透
湿性シート9はこの透湿非透水性シート8に隙間なく積
層することにより通気部5と薬剤収容部6,6とが隔離
されるようになっている。
【0022】なお、この図2から図4にて示した実施の
形態において、薬剤収容部6は通気部5の両側に限るも
のではなく、通気部5の周囲に環状に設けてもよい。
【0023】また、図5に示すものは、薬剤収容部6が
蓋体2の中央部に位置し、これの両側に通気部5,5を
設けた例を示す。この場合の通気部5も、薬剤収容部6
の周囲に環状に設けてもよい。
【0024】さらに図6に示すものは、蓋体2の中央に
凹状に設けた通気部5の両側、あるいは周囲に薬剤収容
部6を設け、蓋体2の上記通気部5の外周部に容器体1
を嵌合した例を示す。
【0025】図7はさらに他の実施の形態を示すもの
で、容器体1に吸湿剤3を収容する吸湿剤収容部1′
と、薬剤担持体7を収容する薬剤収容部6′,6′を設
け、吸湿剤収容部1′の開放端部に嵌合してこの吸湿剤
収容部1′を閉じる蓋体2′に通気孔4を設けて通気部
とする。そしてこの通気部の下面に透湿非透水性シート
8を張り付ける。このとき薬剤収容部6′に細かい粒状
の薬剤担持体7を収容した状態で、蓋体2′の上側か
ら、上記通気部と薬剤収容部とを隔離した状態にして非
透湿性シートにて閉塞する。この場合、薬剤担持体7が
非透湿性シート9を剥離した使用時にこぼれるおそれが
あるため、蓋体2′を、この薬剤収容部6′を閉じる形
状にすると共に、この部分に通気孔4を設ける。
【0026】これら他の各実施の形態に示すように、蓋
体2,2′の形態において、通気部5及び薬剤収容部
6,6′の構成は限定されるものではなく、特に、それ
ぞれの形成位置は使用目的に応じて設計することが望ま
しい。
【0027】図8は上記した各実施の形態とは異なり、
蓋体2の通気部5′内に吸湿剤3を収容し、これの上側
を透湿非透水性シート8にてカバーした構成にした例を
示す。そしてこの透湿非透水性シート8の上側に、他の
薬剤収容部6と共に、かつこの薬剤収容部6に収容した
薬剤担持体7と通気部5′とを隔離するようにして非透
湿性シート9をかぶせた。吸湿剤3にて吸湿した水は通
気部5′の底面に設けた孔4′から容器体1に貯められ
るようになっている。
【0028】さらに上記した各実施の形態では、除湿器
の上面は非透湿性シート9でカバーしただけの状態であ
るため、製品流通時に、この非透湿性シート9が破損す
る恐れがある。これを防ぐために、図9に示すように、
開放端部に蓋体2を嵌合した状態での収容体1の開放端
部をカバーする保護カバー10を、収容体1にヒンジ1
1を介して開閉可能にして設けてもよい。またこの保護
カバー10は蓋体2側に設けてもよい。
【0029】上記した薬剤担持体4の材料としては、
紙、不織布、布、木材、パルプ、無機高分子物質、ケイ
酸塩、シリカ、ゼオライト等の無機多孔質物質、セルロ
ース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ジ
ビニルベンゼン共重合体等の有機高分子物質、寒天、カ
ラギーナン、澱粉、ゼラチン、アルギン酸等のゲル化物
質、さらに、アダマンタン、シクロデカン、ノルボルナ
ン、トリメチルノルボルナン、エンド−トリメチレンノ
ルボルナン等の昇華性物質が例示できる。
【0030】また、薬剤担持体4の形態としては、各図
面に示した通り、使用目的に応じて選択すればよく、打
錠形、粒形、粉形、ゲル形、マット形、プレート形、シ
ート形、フィルム形等が例示でき、また、これらのもの
を収納して用いることができる。
【0031】上記薬剤担持体4に含有する揮発性薬剤と
しては、防虫剤としては、例えば、エンペントリン、ト
ランスフルトリン、テラレスリン等のピレスロイド系殺
虫剤、DDVP等の有機リン系殺虫剤、パラジクロルベ
ンゼン、ナフタリン、樟脳等の昇華性防虫剤、N,N−
ジエチル−m−トルアミド、ジブチルフタレート、2−
エチル−1,3−ヘキサジオール、p−ジクロルベンゼ
ン、p−メンテン−3,8−ジオール等の忌避剤が用い
られる。
【0032】消臭剤としては、例えば、シトラール、シ
ンナミックアルデヒド、カンファー、ボルニルアセテー
ト等の芳香系消臭剤、テレピン油、ユーカリ油等の植物
性精油の中和系消臭剤、ベンズアルデヒド、桂皮アルデ
ヒド、マレイン酸ジメチル、フマル酸エステル等の化学
反応系消臭剤、茶葉、緑茶、マテ茶、カカオ、パセリ、
シソ科植物等の抽出成分等が用いられる。
【0033】芳香剤としては、例えば、天然、及び人工
の各種香料を用いることができ、ローズ、クローブ、レ
モン、カルダモン、ビャクダン、クロモジ、シンナモン
等植物性香料、ムスク、シペット、カストリウム、アン
バーグリス等動物性香料、レモングラス、ペパーミント
等の単離香料、炭化水素、アルコール、フェノール、ア
ルデヒド、ケトン、ラクトン、オキシド、エステル類等
の人工香料等が用いられる。
【0034】防菌、防黴剤としては、例えば、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルメチルフ
ェノール、パラクロルメタキシレノール、オルソフェニ
ルフェノール、トリクロサン、グレープフルーツ種子抽
出物、茶抽出物、竹エキス、エギノキ抽出物、ヒノキチ
オール等があり、これら薬剤は使用目的に応じて、単独
に、また混合、組み合せて用いる。
【0035】また上記薬剤担持体4に含有する不揮発性
薬剤では、脱臭剤としての、活性炭、シリカゲル、活性
アルミナ、両性イオン交換樹脂、活性白土、骨炭、ゼオ
ライト等が用いられる。
【0036】そして、薬剤担持体7を製造するためにあ
たっては、担持体への薬剤の滴下塗布、含浸塗布、スプ
レー塗布、印刷、ハケ塗り等、あるいは担持体への貼り
付け等の方法が利用でき、さらに、使用する薬剤が液状
のものでない場合や、溶剤を使用しない場合等において
は、混練り、混合溶融等の方法によって得られた混合物
を担持体に練り込み、塗布、印刷等によって適用した
り、あるいはそのままゲル状、粒状、粒状等に製剤化す
ることができる。また、製造に際し、品質向上、製剤化
等のために、酸化防止剤、紫外線防止剤、増量剤、色素
等を添加することができる。
【0037】また、除湿器を密封する非透湿性シート9
には、ガスバリヤー性を有するプラスチックフィルム
や、アルミニウム箔等が用いられる。そして使用時に容
易に剥がれる易開封性を有するシートが用いられる。
【0038】また、通気部5を閉塞する透湿非透水性シ
ート8としては、湿気や空気は通過しても水を通過させ
ない、例えば、ポリオレフィン樹脂や、ポリアミド樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂等を物理的に、あるいは化学的
に処理して微小な孔を形成したものが用いられる。また
これの閉塞は、超音波溶着、熱板溶着、高周波溶着、熱
風溶着等の溶着方法で固着される。この透湿非透水性シ
ート8は各実施の形態で示すように、通気部5の下面や
上面、さらには上面から離間した位置にて閉塞する。
【0039】上記構成において、図2から図6は未使用
の状態を示し、蓋体2の開放部全体が非透湿性シート9
にて密封されている。このとき、蓋体2に形成された通
気部5と薬剤収納部6とが隔離された状態で密封され
る。そして使用時にはこの非透湿性シート9を蓋体2よ
り剥離する。
【0040】非透湿性シート9を剥離した使用状態で
は、容器体1内と外気とは、蓋体2の通気部5の通気孔
4により、透湿非透水性シート8を介して連通され、こ
の透湿非透水性シート8を透過する外気の湿気が容器体
1内に収容した吸湿剤にて吸収される。
【0041】一方、蓋体2の薬剤収納部6内に収容され
た薬剤担持体7は外気に直接接触し、これに含有される
防虫剤、消臭剤、芳香剤等の薬剤が発散されていく。ま
た不揮発性の脱臭剤の場合は臭いを吸収する。
【0042】また、図7、図8に示した実施の形態も同
様に、非透湿性シート9を剥離した状態で使用される。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、通気部等の吸湿作用部
を閉塞する透湿非透水性シートが薬剤担持体から発散
(作用)する薬剤成分の影響を受けることがなくなっ
て、この薬剤成分による透湿非透水性シートの性能低下
を防止できる。そして、これにより商品としての価格及
び設計への負担を少なくでき、信頼性の高い除湿効果と
共に、他の防虫、消臭、脱臭、防菌、防黴、芳香等の所
望の効果を充分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で、かつ容器体と蓋体とを
組立てた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の要部を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態の要部を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態の要部を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】除湿器に保護カバーを設けた例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…容器体、1′…吸湿剤収容部、2,2′…蓋体、3
…吸湿剤、4…通気孔、5…通気部、6,6′…薬剤収
容部、7…薬剤担持体、8…透湿非透水性シート、9…
非透湿性シート、10…保護カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C058 AA30 BB07 CC08 JJ02 JJ08 JJ21 4C080 AA04 AA06 BB02 BB03 CC01 HH05 KK08 MM13 MM14 MM16 MM31 QQ11 4D052 AA09 CA04 CA06 CA09 HA01 HA11 HA12 HA13 HA21 HA27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸湿剤と薬剤担持体を収容し、透湿非透
    水性シートにて閉塞した通気部を介して吸湿剤にて吸湿
    し、また薬剤担持体にて防虫、防菌、防黴、芳香、さら
    には消臭、脱臭等を行うようにした除湿器において、 通気部に隣接する位置に、薬剤担持体を収容する薬剤収
    容部を設け、 通気部と薬剤収容部とを隔離した状態にして非透湿性シ
    ートにて閉塞し、使用時にはこの非透湿性シートを剥離
    して用いることを特徴とする除湿器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除湿器において、 上端を開放した容器体内に吸湿剤を収容し、この容器体
    の開放端部に嵌合する蓋体に通気部を設けると共に、通
    気部に隣接して凹状の薬剤収容部を設けてこの薬剤収容
    部に薬剤担持体を収容し、通気部を透湿非透水性シート
    にて閉塞し、また、蓋体上面を、上記通気部と薬剤収容
    部とを隔離した状態にして非透水性シートにて閉塞した
    ことを特徴とする除湿器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の除湿器において、 上端を開放した容器体に吸湿剤を収容する吸湿剤収容部
    と、薬剤担持体を収容する薬剤収容部とを設け、吸湿剤
    収容部の開放端部に、通気部を有すると共に、この通気
    部を透湿非透水性シートにて閉塞した蓋体を嵌合し、上
    記薬剤収容部と通気部とを隔離した状態にして非透水性
    シートにて閉塞したことを特徴とする除湿器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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