JP2002077620A - 画像記録装置、画像記録方法および画像記録装置の較正システム - Google Patents
画像記録装置、画像記録方法および画像記録装置の較正システムInfo
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- JP2002077620A JP2002077620A JP2001164878A JP2001164878A JP2002077620A JP 2002077620 A JP2002077620 A JP 2002077620A JP 2001164878 A JP2001164878 A JP 2001164878A JP 2001164878 A JP2001164878 A JP 2001164878A JP 2002077620 A JP2002077620 A JP 2002077620A
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract
像信号変換条件を調整して較正を行なう際、較正用のテ
ストチャート画像のパッチ数が少なくても、高精度な調
整を行なう。 【解決手段】記録媒体に記録したテストチャート画像を
読み取り測定濃度値を得(ステップ110)、第1の画
像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃度との関係を
示す、前記測定濃度値のデータ数よりも多いデータ数を
有する目標濃度データから、前記測定濃度値に応じた参
照濃度値を選択し、この参照濃度値を用いて、前記測定
濃度値に対応するテストチャート目標画像信号値を算出
し(ステップ124)、このテストチャート目標画像信
号値と、テストチャート画像を記録した際のテストチャ
ート画像の第1の画像信号あるいはテストチャート画像
の第2の画像信号の信号値とに基づいて、調整された画
像信号変換条件を算出する(ステップ126)。
Description
る技術分野に属し、詳しくは、較正用のテストチャート
画像を用いて画像記録装置の較正を行った後、所望の画
像の画像記録を行う画像記録方法、画像記録装置および
画像記録装置の較正システムに関する。
写装置、インクジェットプリンタ等の各種の画像記録装
置(プリンタ)では、経時変化、感光材料などの記録媒
体のロット毎の特性差等を吸収して、供給された入力画
像信号に応じた適正な画像を記録できるように、装置の
較正が行われている。
数のパッチ画像(以降単にパッチという)を有する較正
用のテストチャート画像を用い、テストチャート画像を
表す入力画像信号から所望の画像濃度が再現されるよう
に、入力画像信号や露光量信号に施す変換条件を算出す
ることによって行われる。まず、予め定められたフォー
マットでC(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエ
ロー)等の三原色のパッチ等が記録された較正用のテス
トチャートを画像記録装置は出力する。次いで、このテ
ストチャートの各パッチの濃度を測定する。さらに、測
定濃度値と目標濃度データとに基づいて、入力画像信号
や露光量信号に応じた適正な画像記録が行えるように、
入力画像信号や露光量信号を出力画像信号に変換する画
像信号変換条件や、露光量信号変換条件等を算出し調整
する。
較正方法の一例が、特開平2000−33732号公報
に記載されている。同公報によると、感光材料に露光記
録する画像記録方法において、C、MおよびY等の三原
色の濃度の異なるパッチを複数備えた較正用のテストチ
ャート画像は、感光材料に所定の露光量を与えて感光さ
せることによって作成される。すなわち、テストチャー
ト画像の入力画像信号値を出力画像信号値に変換する
際、テストチャート画像の入力画像信号値を中間信号で
ある露光量信号値に変換し、この露光量信号値から、露
光量信号と出力画像信号との関係を示す露光量信号変換
条件を用いて、出力画像信号値を求める。求めた出力画
像信号値(テストチャート出力画像信号値)を用いて、
テストチャート画像の各パッチを作成する。テストチャ
ート画像の作成後、濃度測定を行ない、各パッチに対応
した測定濃度値を得る。あるいは、予め固定されたテス
トチャート画像の出力画像信号値(テストチャート出力
画像信号値)を用いて、テストチャート画像の各パッチ
を作成し、各パッチの濃度測定を行ない、各パッチに対
応した測定濃度値を得る。このテストチャート画像にお
いて、所望の測定濃度値が得られない場合、この露光量
信号変換条件の調整を行う必要がある。露光量信号変換
条件の調整は、目標階調データのサンプルデータである
露光量信号値と画像濃度値の複数の組のサンプルを固定
(基準と)し、この固定された複数の画像濃度値を値の
順に並べた際の隣接する画像濃度値同士を上限値および
下限値として複数の区間を設定し、この複数の区間を設
定する各々の上記画像濃度値(目標濃度値)に対応する
テストチャート目標露光量信号値を、テストチャート画
像の測定濃度値とテストチャート画像の入力画像信号値
との関係を用いて算出し、このテストチャート目標露光
量信号値とテストチャート出力画像信号値とを用いて露
光量信号変換条件を算出する。
光量信号変換条件の調整の精度を向上するためには、テ
ストチャート目標露光量信号値を精度良く算出する必要
があるが、このテストチャート目標露光量信号値は、テ
ストチャート画像が持つ濃度の異なるパッチを多数用意
して濃度測定を行い、目標階調データの各々の画像濃度
値(目標濃度値)をテストチャート画像の2点の濃度測
定値のデータではさみ内挿補間することによって精度良
く求める必要があった。その結果、上記画像濃度値(目
標濃度値)のデータ数に比べて、テストチャート画像を
用いて測定する測定濃度値のデータ数は必然的に多くな
り、濃度測定に時間がかかるといった問題が生じた。ま
た、パッチ数が増えるため、テストチャート画像のパッ
チ配列を2次元配置としなければならず、2次元配置さ
れたパッチの濃度測定を行う濃度測定装置の装置構成が
複雑になるといった問題もあった。また、テストチャー
ト画像を記録する感光材料の使用量も必然的に多くな
り、感光材料の消費の低減、ランニングコストの低減が
図れないといった問題もあった。
テストチャート画像のパッチ数が少なくても、高精度な
画像記録装置の較正を可能とする較正方法を用いて露光
量信号変換条件等をはじめとする画像信号変換条件を算
出し、この算出した画像信号変換条件を用いて所望の画
像を記録する画像記録装置および画像記録方法、さらに
は、画像記録装置の較正システムを提供することを目的
とする。
に、本発明は、記録媒体に画像を記録する記録手段と、
第1の画像信号と前記記録手段により画像を記録するた
めの第2の画像信号との関係を示す画像信号変換条件を
用いて、第1の画像信号の信号値を変換して第2の画像
信号の信号値を生成する画像信号変換手段と、第2の画
像信号のテストチャート出力画像信号値を用いて、前記
記録手段により記録されたテストチャート画像の測定濃
度値を得る濃度測定手段と、第1の画像信号と記録媒体
に記録する画像の目標濃度との関係を示し、前記濃度測
定手段で得られる前記測定濃度値のデータ数よりも多い
データ数を有する目標濃度データから、前記測定濃度値
に対応して参照濃度値を選択する参照濃度値選択手段
と、前記目標濃度データおよび前記参照濃度値を用い
て、前記測定濃度値に対応するテストチャート目標画像
信号値を算出し、このテストチャート目標画像信号値と
前記テストチャート出力画像信号値とに基づいて、前記
画像信号変換条件を算出する変換条件算出手段とを有
し、所望の画像の第1の画像信号の信号値から前記画像
信号変換条件を用いて変換された第2の画像信号の信号
値を用いて画像を記録することを特徴とする画像記録装
置を提供する。
値が前記測定濃度値を間にはさむ参照濃度値の組を選択
し、前記変換条件算出手段は、前記参照濃度値の組を用
いて前記テストチャート目標画像信号値を線型補間によ
って算出することを特徴とするのが好ましい。また、前
記目標濃度データは、記録媒体の種類に応じて設定され
ることを特徴とするのが好ましい。
種類毎に記憶する変換条件記憶手段を有するのが好まし
い。また、前記画像信号変換条件が予め前記画像信号変
換手段に設定された後、前記記録手段で記録される前記
テストチャート画像は、少なくとも前記画像信号変換手
段に設定されている画像信号変換条件によって、前記テ
ストチャート出力画像信号値に変換される、所定のテス
トチャート入力画像信号値に基づいて記録され、前記テ
ストチャート画像の第1の画像信号の信号値とテストチ
ャート画像の前記測定濃度値との関係が前記目標濃度デ
ータに略一致するまで、前記画像信号変換手段の画像信
号変換条件を前記変換条件算出手段で算出された画像信
号変換条件に置き換えながら、前記画像信号変換手段、
前記記録手段、前記濃度測定手段、前記参照濃度値選択
手段および前記変換条件算出手段を前記テストチャート
入力画像信号値を用いて繰り返し実行することによっ
て、第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の濃度の
関係が前記目標濃度データに略一致する画像信号変換条
件を算出するとよい。あるいは、前記テストチャート出
力画像信号値は所定値であり、前記変換条件算出手段で
前記テストチャート出力画像信号値を用いて算出した画
像信号変換条件を前記画像信号変換手段に設定するとよ
い。
ャート画像の測定濃度値がエラー条件を満たすか否か判
別する判別手段と、この判別結果に応じて前記画像信号
変換条件をデフォルト設定する設定手段とを有するのが
好ましい。さらに、前記判別手段は、判別結果に応じて
報知する報知手段をさらに有するのが好ましい。また、
前記テストチャート画像は、パッチ画像が一方向に複数
配列され、パッチ画像の濃度が配列の順番に変化するテ
ストチャート画像であり、前記画像記録装置は、このテ
ストチャート画像の測定濃度値の高低が、前記パッチ画
像の配列方向の順番に対応しない場合、対応しない測定
濃度値を前記テストチャート画像の前記測定濃度値から
除去する測定濃度制御手段を有するのが好ましい。ま
た、前記記録媒体が感光材料であることを特徴とするの
が好ましい。
記録するための第2の画像信号との関係を示す画像信号
変換条件を用いて、第1の画像信号の信号値を第2の画
像信号の信号値に変換し、この変換された第2の画像信
号の信号値を用いて記録媒体に所望の画像を記録するに
際し、第2の画像信号のテストチャート出力画像信号値
を用いて記録媒体に記録されたテストチャート画像を読
み取り、テストチャート画像の測定濃度値を得、第1の
画像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃度との関係
を示し、前記測定濃度値のデータ数よりも多いデータ数
を有する目標濃度データから、前記測定濃度値に対応し
て参照濃度値を選択し、前記目標濃度データおよび前記
参照濃度値を用いて、前記測定濃度値に対応するテスト
チャート目標画像信号値を算出し、このテストチャート
目標画像信号値と前記テストチャート出力画像信号値と
に基づいて、前記画像信号変換条件を算出すること特徴
とする画像記録方法を提供する。
と、この画像記録装置と通信回線で接続された濃度測定
装置とを備える画像記録装置の較正システムであって、
前記画像記録装置の各々は、第1の画像信号と第2の画
像信号との関係を示す画像信号変換条件を用いて、第1
の画像信号の信号値を第2の画像信号の信号値に変換す
る画像信号変換手段と、この画像信号変換手段によって
変換された第2の画像信号の信号値を用いて記録媒体に
画像を記録する記録手段と、第2の画像信号のテストチ
ャート出力画像信号値を用いて前記記録手段によって記
録され前記濃度測定装置に供給されて濃度測定の行われ
たテストチャート画像の測定濃度値を受信する通信手段
と、第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃
度との関係を示し、前記濃度測定装置で得られる前記測
定濃度値のデータ数よりも多いデータ数を有する目標濃
度データから、前記通信手段で受信した前記測定濃度値
に対応して参照濃度値を選択する参照濃度値選択手段
と、前記目標濃度データおよび前記参照濃度値を用い
て、前記測定濃度値に対応するテストチャート目標画像
信号値を算出し、このテストチャート目標画像信号値と
前記テストチャート出力画像信号値とに基づいて、前記
画像信号変換条件を算出する変換条件算出手段とを有
し、一方、前記濃度測定装置は、前記画像記録装置から
供給されたテストチャート画像の濃度測定を行い測定濃
度値を得る濃度測定手段と、この濃度測定手段で得られ
た前記測定濃度値を前記テストチャート画像の作成され
た前記画像記録装置に送信する通信手段とを有すること
を特徴とする画像記録装置の較正システムを提供する。
び画像記録方法について、添付の図面に示される好適実
施例を基に詳細に説明する。図1に、本発明の画像記録
方法を実施する本発明の画像記録装置の一例が概念的に
示されている。この画像記録装置(デジタルカラープリ
ンタ)10は、記録材料として、熱現像工程を有し、水
等の画像形成溶媒の存在下で受像層を有する受像材料に
画像を転写形成する、感光性熱現像記録材料を用いる装
置である。なお、本発明の画像記録装置は、この記録材
料を用いるものに限定はされず、ネガやリバーサルフィ
ルムや印画紙等の銀塩写真感光材料等の各種の感光材料
を用いるものでもよく、また、電子写真感光体や電子写
真感光材料を用いるものでもよい。また、インクジェッ
トプリンタでもよい。
置10とする)は、感光材料である前述の感光性熱現像
記録材料A(以下、記録材料Aとする)を供給する記録
材料供給部12と、露光部14と、受像材料Rを供給す
る受像材料供給部16と、水塗布部18と、熱現像転写
部20と、廃棄材料収容部22と、濃度測定部24とを
有して構成される。
態で(感光面を内側にして)ロール状に巻回され、遮光
性のマガジン28に収納されて記録装置10に装填され
る。マガジン28の記録材料取出し口の近傍には、引き
出しローラ対30およびカッタ32が配置される。記録
材料Aは、引き出しローラ対30によって、作成するプ
リントに応じた長さだけ引き出され、カッタ32によっ
て切断された後、下流(材料搬送方向の下流)の露光部
14に搬送され、露光に供される。
搬送ユニット36とから構成される。露光ユニット34
は、記録材料AのR(赤)、G(緑)およびB(青)の
各感光層の露光に対応する3種の光ビーム光源(R光
源、G光源、B光源)、光偏向器、fθレンズ等を有す
る、出力画像信号に応じて変調した光ビームcを主走査
方向に偏向して、所定の記録位置に入射する、公知の光
ビーム走査光学系を有する。一方、副走査搬送ユニット
36も公知のもので、図示例においては、搬送方向に前
記記録位置を挟んで配置され、記録材料Aを主走査方向
と直交する副走査方向に搬送する、一対のニップローラ
38および38から構成される。記録材料供給部12か
ら供給された記録材料Aは、副走査搬送部36のニップ
ローラ対38によって副走査方向に搬送されつつ、出力
画像信号に応じて変調されて主走査方向に偏向された光
ビームcによって、二次元的に走査露光され、潜像を記
録されて、下流に搬送される。
ーム光源の露光制御系の概略をブロック図で示す。露光
ユニット34は、信号変換部40と、メモリ部44と、
露光量信号変換条件算出部46とを備える。図示例にお
いて、スキャナ(画像読取装置)、デジタルカメラなど
の撮像手段、画像処理装置等の画像信号の供給源Fから
供給された入力画像信号は、信号変換部40において出
力画像信号に変換された後、ドライバ42に供給され
る。ドライバ42は、この出力画像信号に応じて、前述
の各光ビーム光源を変調して駆動する。
A、および第1LUT(ルックアップテーブル)40B
および第2LUT40Cを備える。色変換部40Aは、
供給源Fから供給された画像信号を、記録装置10に適
合した色変換を行い入力画像信号Iを作成する三次元L
UTや色変換マトリクスを備え、また、第1LUT40
Bは、R、GおよびBの入力画像信号Iを、露光量信号
(本発明における第1の画像信号)Eに変換する特性デ
ータE−Iのテーブルを一次元LUTとして備える。第
2LUT40Cは、この露光量信号Eをドライバ42に
適合した出力画像信号O(本発明における第2の画像信
号)に変換する露光量信号変換条件T(本発明における
画像信号変換条件)のテーブルを一次元LUTとして備
える。なお、第2LUT40Cは、露光量信号Eを本発
明における第1の画像信号とし、出力画像信号Oを本発
明における第2の画像信号とした際の、本発明における
画像信号変換手段にあたる。またドライバ42や副走査
搬送ユニット36は、本発明における記録手段にあた
る。
する画像の画像濃度Dが所望の濃度値となるように、記
録材料Aの種類別に表された特性データE−Iや、露光
量信号Eと画像濃度Dとの関係を記録材料Aの種類別に
表わされた目標濃度データE−Dや、第2LUT40C
で設定される露光量信号変換条件Tや、デフォルト設定
の露光量信号変換条件T(0) や、さらには、テストチャ
ート画像を生成するためのテストチャート入力画像信号
値を記録保持する。メモリ部44は本発明における変換
条件記憶手段を形成する。記録装置10の図示されない
コントロールパネル等から入力される記録材料Aの種類
や露光量信号変換条件Tのデフォルト設定等の指示に応
じて、あるいは、セットされているマガジン28のID
情報に応じて、メモリ部44から、特性データE−I
や、目標濃度データE−Dや、露光量信号変換条件Tや
場合によってはデフォルト設定の露光量信号変換条件T
(0)等が呼び出され、第1LUT40Bや露光量信号変
換条件算出部46に送られる。
(b)に示すように参照濃度値選択部46Aと変換条件
算出部46Bとを主に有する。参照濃度値選択部46A
は、濃度測定部24で測定される、C(シアン)、M
(マゼンタ)およびY(イエロー)の各3原色について
濃度の異なる6つのパッチを有するテストチャート画像
の測定濃度値Mk,l (k=1〜6,l=C、Mまたは
Y)(以降、測定濃度値Mk,l は、簡略化して、三原色
のうち一つの原色の測定濃度値Mk を代表して表す)お
よび、メモリ部44から送られてきた目標濃度データE
−Dを用いて、目標濃度データE−Dの中から測定濃度
値Mk に対応して参照濃度値を選択する。変換条件算出
部46Bは、目標濃度データE−Dを用いて参照濃度値
選択部46Aで選択された参照濃度値から、測定濃度値
Mk に対応するテストチャート目標露光量信号値(本発
明におけるテストチャート目標画像信号値)を算出し、
このテストチャート目標露光量信号値と後述するテスト
チャート出力画像信号値とに基づいて、第2LUT40
Cで現在設定されている露光量信号変換条件Tやデフォ
ルト設定の露光量信号変換条件T(0) を調整した露光量
信号変換条件Tを算出し、あるいは、第2LUT40C
に設定すべき露光量信号変換条件Tを算出する。そし
て、算出した露光量信号変換条件Tを第2LUT40C
に送る。第2LUT40Cは、送られてきた露光量信号
変換条件Tのテーブルを一次元LUTとして保有する。
なお、上記参照濃度値の選択や露光量信号変換条件Tの
算出については、後述する。さらに、露光量信号変換条
件算出部46は、濃度測定部24で測定されるテストチ
ャート画像の測定濃度値に異常が発生しているかどうか
(エラー条件を満たすかどうか)を判別するエラー判別
部46C、判別結果に応じて異常のある測定濃度値を除
去する測定濃度制御部46D、発生した異常の程度に応
じて露光量信号変換条件をデフォルト設定の露光量信号
変換条件T(0) にセットするためにメモリ部44から呼
び出し第2LUT40Cに送るデフォルト設定部46
E、さらに、異常の発生時オペレータに測定濃度値の異
常発生を知らせるブザーや測定濃度エラーを表示する報
知装置46Fを有する。
て、入力画像信号を露光量信号に変換し、この露光量信
号を出力画像信号に変換しているが、図3に示すよう
に、本発明の記録装置においては、露光量信号Eを中間
信号として用いることなく、入力画像信号Iを直接出力
画像信号Oに変換するものであってもよい。すなわち、
入力画像信号Iを本発明における第1の画像信号とし、
出力画像信号Oを本発明における第2の画像信号とし、
LUT40Dを本発明における画像信号変換手段として
もよい。
は、信号変換部40’とメモリ部44’と、画像信号変
換条件算出部46’を備える。信号変換部40’は、図
2(a)に示す色変換部40Aと同一の構成を有する色
変換部40A’と、第1LUT40Bと第2LUT40
Cを 一つに統合化したLUT40Dとを備える。LU
T40Dは、入力画像信号Iを出力画像信号Oに変換す
る画像信号変換条件I−Oのテーブルを一次元LUTと
して備える。またメモリ部44’は、現在LUT40D
で一次元LUTとして設定されている画像信号変換条件
I−Oや、入力画像信号Iと画像濃度Dとの関係を示す
所望の目標濃度データI−Dや、デフォルト設定の画像
信号変換条件を記録する部分である。
濃度測定部24で作成される、濃度の異なる複数のパッ
チ画像を有するテストチャート画像の測定濃度値M
k (k=1〜6)および、メモリ部44’から送られて
きた目標濃度データI−Dを用いて、LUT40Dで現
在設定されている画像信号変換条件や、必要に応じてデ
フォルト設定の画像信号変換条件を変更するために画像
信号変換条件を算出する部分であり、本発明における変
換条件算出手段を形成する。画像信号変換条件算出部4
6’は、算出された画像信号変換条件のテーブルをLU
T40Dが現在保持するテーブルと入れ換えるように、
算出された画像信号変換条件をLUT40Dに送る。勿
論、露光ユニット34’は、露光ユニット34と同様
に、エラー判別部、測定濃度制御部、デフォルト設定
部、および、報知装置を備えてもよい。なお、上記例で
はいずれも、メモリ部44、44’にテストチャート入
力画像信号値が記憶され、第1LUT40Bおよび第2
LUT40CやLUT40Dを介してテストチャート出
力画像信号値を得、このテストチャート出力画像信号値
をドライバ42に送るが、本発明においては、ドライバ
42に提供するテストチャート出力画像信号値をメモリ
部44に予め記憶し、直接ドライバ42に送る構成とし
てもよい。
録材料Aは、3つの搬送ローラ対48によって搬送さ
れ、水塗布部18において、画像形成溶媒としての水が
塗布され、さらに、レジスト部50に搬送される。
料が塗布されたもので、受像材料供給部16において、
長尺な状態で(受像面を内側にして)ロール状に巻回さ
れた状態で、マガジン52に収納されて記録装置10に
装填される。マガジン52の取出し口の近傍には、引き
出しローラ対54およびカッタ56が配置される。受像
材料Rは、引き出しローラ対54によって、作成するプ
リントに応じた長さだけ引き出され、カッタ56によっ
て切断された後、3つの搬送ローラ対58によって搬送
され、レジストローラ対60に供給される。なお、後述
する剥離爪68による記録材料Aとの剥離を容易にする
ために、受像材料Rは、記録材料Aよりも、若干、長め
に切断される。
は、共に、タイミングを合わせて記録材料Aおよび受像
材料Rを搬送することにより、両者を重ね合わせて熱現
像転写部20に搬送する。
ーラからなるベルトコンベア62および64と、ベルト
コンベア62に内包されるように配置される、ヒータ6
6とを有して構成される。2つのベルトコンベア62お
よび64は、互いの無端ベルトによって記録材料Aと受
像材料Rの積層体を挟持搬送する。この挟持搬送の際
に、ヒータ66によって前記積層体が加熱されて記録材
料Aに形成された潜像が可視像化され、さらに、この画
像が受像材料Rに転写される。
が配置される。熱現像転写部62で熱現像および画像の
転写を終了した記録材料Aと受像材料Rとの積層体の先
端が、剥離爪68に至ると、剥離爪68が作動して両材
料の間に入り、両者を剥離する。
れた記録材料Aは、搬送ローラ対70によって廃棄材料
収容部22に送られる。廃棄材料収容部22は、ドラム
72と、ドラム72(記録材料Aの最外層)に巻き掛か
るエンドレスベルト74と、このエンドレスベルト74
を張架するローラ76,76…とからなる駆動手段を有
する。使用済みの記録材料Aは、ドラム72に巻き取ら
れ、所定量になった時点で、廃棄される。他方、記録材
料Aが剥離された受像材料Rは、搬送ローラ対78,7
8…によって搬送され、さらに、排出ローラ80によっ
て、画像が記録されたハードコピーとしてトレイ82に
排出される。
出ローラ80との間には、濃度測定部24が配置され
る。濃度測定部24は、記録装置10の較正を行う際
に、記録材料Aに記録され受像像材料Rに作成される、
C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の
三原色のパッチの濃度を変えた合計18パッチ(6パッ
チ×3)からなるテストチャート画像の濃度測定を行
い、各三原色毎に複数の測定濃度値M1 〜M6 を得る。
すなわち、本発明における濃度測定手段を形成する。
系とから構成される。射出系は、受像材料Rに記録され
たテストチャート画像のC(シアン)パッチやM(マゼ
ンタ)パッチやY(イエロー)パッチの濃度測定に対応
する3つの光源(図示されず)と、各光源を駆動するド
ライバ(図示されず)と、ドライバをコントロールして
各光源の点灯を制御する点灯制御部(図示されず)とを
有して構成される。他方、受光系は、受像材料Rおよび
白色基準板26の反射光の光量を測光するセンサ(図示
されず)と、センサに前記反射光を結像する結像光学系
(図示されず)と、センサの出力信号を増幅するアンプ
(図示されず)と、A/D変換器(図示されず)と、デ
ータ処理部(図示されず)とを有して構成される。濃度
測定部24は、測定された、C(シアン)、M(マゼン
タ)およびY(イエロー)の各パッチの測定濃度値M1
〜M6 を露光ユニット34の露光量信号変換条件算出部
46に送るように構成される。
トチャート画像は、C(シアン)、M(マゼンタ)およ
びY(イエロー)の三原色の濃度を変えたパッチを一列
に配列した18パッチからなるため、従来のように較正
の精度を向上するためにパッチ数を例えば72パッチ
(24パッチ×3)とし、さらにパッチの配列を複数列
としたテストチャート画像と比べて、濃度測定部24で
濃度測定を行う測定時間が大幅に短くなる。しかも、従
来のテストチャート画像はパッチが複数段に配列されて
いるのでパッチを副走査して濃度測定を行う必要が有
り、煩雑な受光系の作業が必要であったが、濃度測定部
24で測定されるテストチャート画像のパッチは各原色
とも6パッチであるので1段で済み、濃度測定部24の
副走査搬送手段が不要となる。このように、テストチャ
ート画像のパッチ数を低減して較正を行うことができる
のは、後述する本発明の画像記録方法によって達成でき
るものである。詳細については後述する。記録装置10
は以上のように構成される。
記記録装置10に基づいて説明する。本発明の画像記録
方法は、露光ユニット34において、入力画像信号Iが
出力画像信号Oに信号変換される際に、入力画像信号I
から適切な画像濃度の画像が出力されるように、精度よ
くしかも短時間に露光量信号変換条件T等の画像信号変
換条件等の信号変換条件を算出し、この算出された画像
信号変換条件で入力画像信号Iに対して信号変換を行
い、画像を記録する方法である。このような本発明の画
像記録方法の一例であって、上記記録装置10において
実施される画像記録方法が図4に示されている。この画
像記録方法は、所望の画像の記録を行うに際し、露光量
信号変換条件Tをテストチャート画像を用いて算出し記
録装置10の較正を行うことを特徴とする。
画像信号Iから、記録材料Aの種類によって定まる特性
データI−Eを用いて10ビットの露光量信号Eとし、
この露光量信号Eから出力画像信号Oに変換する露光量
信号変換条件Tを用いて12ビットの出力画像信号Oに
変換し、この出力画像信号Oを用いてドライバ42から
記録材料AにR光源、G光源およびB光源を用いて露光
記録するものである。
テストチャート画像の各原色のパッチ数が6の場合、テ
ストチャート画像の濃度測定した測定濃度値Mk (k=
1〜6)と、記録材料Aの種類によって設定された目標
濃度データE−Dとを用いて算出される。この露光量信
号変換条件Tは、複数の区間に区間分割された変換曲線
lk (k=1〜5)によって定まり、変換曲線lk は、
変換パラメータαk (k=1〜5)およびβk (k=1
〜5)によって定まる。すなわち露光量信号変換条件T
の算出は変換パラメータαk およびβk を算出すること
によって行われる。ここで、測定濃度値Mk のkが1〜
6であるのに対し、変換曲線lk 、変換パラメータαk
およびβk のkが1〜5であるのは、図4に示されるよ
うに、例えば測定濃度値M5 および測定濃度値M6 とに
よって定まるP5 およびP6 の間の区間における変換曲
線は変換曲線l5 、また、変換パラメータは変換パラメ
ータα5 およびβ5 で表されるからである。なお、測定
濃度値M1 によって定まるP1 の露光量信号値以下の領
域の変換曲線および測定濃度値M6 によって定まるP6
の露光量信号値以上の領域の変換曲線は、図4に示され
るように、それぞれ、変換曲線l1 およびl5 が延長さ
れて用いられる。以降で述べるテストチャート画像のパ
ッチ数は各三原色ごとに6パッチを例として説明する
が、本発明は、パッチ数が6に限定されないことは勿論
である。
れ決定されるまでの流れが示されている。まず、記録装
置10に電源を入れて立ち上げると、記録材料Aの種類
が記録装置10の図示されないコントロールパネルから
オペレータによって入力設定される(ステップ10
0)。記録装置10にセットされているマガジン28の
ID情報を自動的に読み取り記録材料Aの種類が入力設
定されてもよい。設定された記録材料Aの情報を用い
て、メモリ部44において、記録材料Aの種類別に記録
されている特性データI−E、およびこの記録材料Aの
露光量信号Eと画像濃度Dとの関係を表す目標濃度デー
タE−Dが呼び出され、特性データI−Eは、第1LU
T40Bに送られ、目標濃度データE−Dは、露光量信
号変換条件算出部46に送られる。第1LUT40Bで
は、特性データI−Eのテーブルが設定される(ステッ
プ102)。
目標濃度データE−Dは、例えば、図6に示されるよう
なデータが挙げられる。ここで、図6に示される3つの
データ群は三原色C,MおよびYの目標濃度データであ
る。
に現在記録されている露光量信号変換条件Tが呼び出さ
れて、露光量信号変換条件T(1) (露光量信号変換条件
T(i ) のi=1に該当)のテーブルが第2LUT40C
に設定される(ステップ104)。ここで、露光量信号
変換条件T(1) は、予め出力画像信号Oの範囲がm個の
複数の区間に分割され、この区間分割された範囲におい
て、変換パラメータα k (1) (k=1〜m)およびβk
(1) (k=1〜m)によって下記式(1)(i=1)の
ように各区間毎に変換曲線lk (1) (k=1〜m)が設
定され、露光量信号変換条件T(1) が設定される。
から出力画像信号Oに変換する変換曲線lk (1) (k=
1〜m)が各区間毎に設定されることによって設定され
る。画像信号変換条件T(1) として、例えば、図7に示
すような変換曲線が挙げられる。ここで3本の変換曲線
は三原色C,MおよびYの変換曲線である。
である、テストチャート画像のR、GおよびBの各々の
テストチャート入力画像信号値Ik (k=1〜6)が呼
び出され、第1LUT40Bで特性データI−Eを用い
て、テストチャート露光量信号値Ek (k=1〜6)に
変換され、その後、テストチャート露光量信号値E
k(k=1〜6)は、第2LUT40Cにおいて上記露
光量信号変換条件T(1) を用いて、テストチャート出力
画像信号値Ok (k=1〜6)に変換される(ステップ
106)。ここで、特性データI−Eは、記録材料Aの
種類別に定まるデータであるので、記録材料Aが定まる
ことによりテストチャート露光量信号値Ekは一定の値
となっている。一方、テストチャート出力画像信号値O
k は、設定される露光量信号変換条件T(1) に応じて変
動する値である。
k (k=1〜6)を用いて、ドライバ42において記録
材料Aに露光記録され、受像材料Rに転写されることに
よってテストチャート画像が作成される(ステップ10
8)。作成されたテストチャート画像は、濃度測定部2
4において濃度測定され(ステップ110)、テストチ
ャート画像の各パッチに対応した測定濃度値Mk (k=
1〜6)が得られる。得られた測定濃度値Mk (k=1
〜6)は、露光量信号変換条件算出部46に送られる。
は、測定濃度値Mk (k=1〜6)とテストチャート露
光量信号値Ek (k=1〜6)とで定まる露光量信号−
濃度のデータ、すなわち濃度測定データが、ステップ1
02で定めた目標濃度データE−Dと一致あるいは許容
誤差範囲内で一致するか、すなわち略一致するか判別す
る(ステップ120)。濃度測定データが目標濃度デー
タE−Dと略一致すると判別された場合、露光量信号変
換条件T(1) は、露光量信号変換条件Tとして決定され
る(ステップ122)。濃度測定データが目標濃度デー
タE−Dに略一致と判別されない場合、以下の方法によ
って、テストチャート画像の露光量信号と画像濃度との
関係、すなわち濃度測定データが、目標濃度データE−
Dに略一致するように、露光量信号変換条件T(1) が繰
り返し算出される。
k (k=1〜6)から、ステップ102で設定された目
標濃度データE−Dを用いて、測定濃度値Mk (k=1
〜6)に対応するテストチャート目標露光量信号値Ek
* (k=1〜6)を算出する(ステップ124)。図8
には、一例として、測定濃度値M3 および測定濃度値M
4 からテストチャート目標露光量信号値E3 * 、および
E4 * を算出する例が示されている。算出方法は、測定
濃度値Mk (k=1〜6)を間にはさみ、測定濃度値M
k (k=1〜6)に最も近い目標濃度データE−Dの
組、すなわち参照濃度値の組を用いて線型補間によって
行われる。図8に示すように、□でプロットされた目標
濃度データは多数あるため(データ数は64)、■でプ
ロットされる測定濃度値Mk (k=1〜6)がどの範囲
にあろうと、測定濃度値Mk (k=1〜6)に応じた参
照濃度値から、目標濃度データE−Dを用いて、対応す
るテストチャート目標露光量信号値Ek * (k=1〜
6)を精度よく算出することができる。本実施例の目標
濃度データのデータ数は、測定濃度値Mk (k=1〜
6)のデータ数6に対して64もあり、目標濃度データ
のデータ数が測定濃度値M k のデータ数よりも極めて多
いため、測定濃度値Mk (k=1〜6)からテストチャ
ート目標露光量信号値Ek * (k=1〜6)を極めて精
度良く算出することができる。また、上記テストチャー
ト目標露光量信号値Ek * (k=1〜6)の算出方法の
替わりに、測定濃度値Mk (k=1〜6)に最も近い参
照濃度値を選択して、この参照濃度値に対応する露光量
信号値をテストチャート目標露光量信号値Ek * (k=
1〜6)としてもよい。
Ek * (k=1〜6)とテストチャート画像出力信号値
Ok (k=1〜6)との関係の一例を図9に示す。図9
中の変換曲線l3 (1) は、式(1)の変換曲線lk (i)
においてk=3、i=1とする変換曲線である。すなわ
ち、変換曲線l3 (1) は、テストチャート出力画像信号
値O3 およびO4 によって区間分割されたものである。
ここで、テストチャート露光量信号値E3 とテストチャ
ート出力画像信号値O 3 に位置する点A3 が、テストチ
ャート目標露光量信号値E3 * とテストチャート出力画
像信号値O3 に位置する点B3 に変換されるように、さ
らに、テストチャート露光量信号値E4 とテストチャー
ト出力画像信号値O4 に位置する点A4が、テストチャ
ート目標露光量信号値E4 * とテストチャート出力画像
信号値O 4 に位置する点B4 に変換されるように、すな
わち、変換曲線l3 (1) がl3 *に変換されるように、
式(1)の変換パラメータα3 (1) およびβ3 (1) が調
整される。
号値E3 * 、E4 * と、テストチャート出力画像信号値
O3 、O4 とに基づいて、変換パラメータすなわち、変
換パラメータα3 (2) およびβ3 (2) を下記式(2)お
よび(3)を用いて求める。
k (2) (k=1〜5)およびβk (2) (k=1〜5)を
区間毎に算出する(ステップ126)。算出された変換
パラメータα k (2) およびβk (2) は、露光量信号変換
条件T(1) を調整した露光量信号変換条件T(2) のパラ
メータとされ、第2LUT40Cにおいて、露光量信号
変換条件T(2) のテーブルが設定される(ステップ10
4)。こうして設定された露光量信号変換条件T(2) に
よって再度、ステップ104〜110が繰り返され、ス
テップ120で測定濃度データが目標濃度データE−D
と略一致するか判別される。ここで略一致とは、完全に
一致する場合や近似される場合をいい、近似とは、測定
濃度データと目標濃度データE−Dと差異が所定の範囲
内に含まれることをいう。測定濃度データが目標濃度デ
ータE−Dに略一致すると判別されない場合、再度、ス
テップ104〜110が繰り返され、ステップ120で
測定濃度データが目標濃度データE−Dに略一致するか
判別される。このようにして、ステップ120で行われ
る濃度測定データと目標濃度データが略一致するまで、
ステップ104〜110およびステップ120、ステッ
プ124および126を繰り返し、露光量信号変換条件
T(i) が逐次算出される。
より、露光量信号変換条件T(i) が最終的に露光量信号
変換条件Tとして決定され、露光量信号変換条件Tのテ
ーブルが第2LUT40Cに設定され記録装置10が較
正される。決定された露光量信号変換条件T、例えば、
変換パラメータαk (k=1〜5)およびβk (k=1
〜5)や露光量信号変換条件Tのテーブルのデータは、
メモリ部44に記録され、次回画像記録を行う際の電源
の立ち上げ時に設定される露光量信号変換条件T(1) と
される。
区間分割して各区間毎に算出して調整を行う際、目標濃
度データE−Dの各濃度値に対応する出力画像信号値を
基準として区間分割し、露光量信号変換条件の算出を行
っていた。そのため、高精度に較正を行うには、基準と
なる目標濃度データの出力画像信号値を間に挟む2つの
測定濃度値に対応する出力画像信号値の間隔を狭くして
線型補間する必要があった。そこでテストチャート画像
のパッチ数を多く設定し、テストチャート画像によって
得られる測定濃度値のデータ数を目標濃度データE−D
のデータ数に比べて必然的に多くしなければならなかっ
た。しかし、本発明では、測定濃度値Mk (k=1〜
6)に対応するテストチャート出力画像信号値Ok (k
=1〜6)を基準として露光量信号変換条件の区間分割
を行うため、高精度の較正を行うには、目標濃度データ
のデータ数を予め多く設定しておけばよく、そのため、
テストチャート画像のパッチ数を低減することができ、
測定濃度値Mk (k=1〜6)のデータ数を目標濃度デ
ータE−Dのデータ数に比べて少なくすることができ
る。
て第2LUT40Cが設定された後、スキャナ(画像読
取装置)、デジタルカメラなどの撮像手段、画像処理装
置等の画像信号の供給源Fから供給された8ビットの入
力画像信号Iは、信号変換部40において、10ビット
の露光量信号Eを介して、出力画像信号Oに変換された
後、ドライバ42に供給され、ドライバ42において、
この出力画像信号Oに応じて、前述の各光ビーム光源を
変調して駆動する。このようにして、記録材料Aに露光
記録され、受像材料Rにおいて所望の画像濃度の画像が
作成される。
整するために用いられるテストチャート画像は、メモリ
部44に記憶したテストチャート入力画像Ik (k=1
〜6)を呼び出し、第1LUT40Bおよび第2LUT
40Cを介して、テストチャート出力画像信号値O
k (k=1〜6)に変換されることによって作成される
が、予めメモリ部44に記憶した所定値であるテストチ
ャート出力画像信号値Ok(k=1〜6)を呼び出し、
このテストチャート出力画像信号値Ok に基づいてテス
トチャート画像を作成するものであってもよい。こうす
ることによって、ステップ104で行う露光量信号変換
条件T(i) の設定を予め行うことなく、テストチャート
出力画像信号値Ok とテストチャート目標露光量信号値
Ek * とに基づいて、露光量信号変換条件Tを算出する
ことができる。
では、図5に示すステップ110とステップ120の工
程の間に、図10に示すようなステップが、エラー判別
部46C、測定濃度制御部46D、デフォルト設定部4
6Eおよび報知装置46Fを用いて実行される。すなわ
ち、露光量画像信号変換条件算出部46において、テス
トチャート画像の濃度測定(ステップ110)の後、測
定濃度値Mk (k=1〜6)が濃度測定エラー条件を満
たすか判別される(ステップ112)。ここで濃度測定
エラー条件とは、全パッチの画像が真っ白となるような
測定濃度値Mkであったり、パッチが濃度値順に並んで
いるにもかかわらず、測定濃度値Mk が大きく逆転する
ような測定濃度値が得られる場合をいう。
チ毎の測定濃度値の許容範囲によって規定される。濃度
測定エラー条件を満たす場合、ブザーを鳴らしてオペレ
ータに報知し、あるいはコントロールパネルに濃度測定
エラーの表示を行いオペレータに報知する(ステップ1
14)。その後、露光量信号変換条件Tは、予め登録さ
れているデフォルト設定の露光量信号変換条件T(0) が
メモリ部44から呼び出されてデフォルト設定され(ス
テップ115)、ステップ104に戻る。そして、i=
0として第2LUT40Cにおいて露光量信号変換条件
が設定される。ステップ112において濃度測定エラー
条件を満たさず、パッチの濃度値が本来パッチの配列順
に並んでいるにもかかわらず、測定濃度値Mk の高低が
パッチの配列順に対応して単調増加あるいは単調減少に
変化しておらず、所定の範囲の濃度差で隣接するパッチ
の測定濃度値と逆転する測定濃度値Mk があるかどうか
判別される(ステップ116)。測定濃度値Mk (k=
1〜6)内に濃度値が逆転する測定濃度値Mk がある場
合、この測定濃度値Mk を除去(ステップ118)し、
除去後の測定濃度値を用いてステップ120以降の工程
が行われる。測定濃度値Mk (k=1〜6)に異常があ
る場合、異常の測定濃度値Mk を除去しても露光量信号
変換条件の精度を低下させることなく算出することがで
きる。
しても、露光量信号変換条件の精度を低下させずに算出
できるのは、目標濃度データE−Dのデータ数が測定濃
度値Mk の数に比較して極めて多く、測定濃度値Mk に
対応するテストチャート目標露光量信号値Ek * を精度
良く算出することができるからである。従来は、例えば
図11に示すように、目標濃度データT3 ’やT4 ’を
固定し、この目標濃度データT3 ’やT4 ’の濃度値D
3 やD4 を挟む2つの濃度測定データP3 ’および
P4 ’やP5 ’およびP6 ’を用いて、目標濃度データ
T3 ’やT4 ’の濃度値D3 やD4 に対応した点Q3 ’
やQ4 ’における露光量信号値を算出していたため、こ
の露光量信号値の精度を高めるには濃度測定データ
Pm ’を極めて多数必要とした。そのため、わずかな測
定濃度値の誤差も露光量信号の算出に影響を与え、最終
的に露光量信号変換条件Tの精度を低下させていた。濃
度測定データを1つ除去すると、露光量信号の算出に結
果に大きな影響を与え、算出精度は大きく低下すること
もあり、そのため、濃度測定データを除去することはで
きなかった。
れるように、測定濃度値Mk (k=1〜6)に対応した
テストチャート目標露光量信号値Ek *(k=1〜6)
を、測定濃度値Mk (k=1〜6)のデータ数よりデー
タ数の多い目標濃度データT i ’の中から、測定濃度値
Mk (k=1〜6)を間にはさむ、濃度値の最も近い2
つの参照濃度値のデータを用いて算出するので、濃度測
定データの点数によって算出の精度が落ちず、最終的に
算出される露光量信号変換条件Tの精度は低下しない。
間信号である露光量信号Eに変換し、この露光量信号E
から出力画像信号Oに変換するものであるが、本発明に
おいては、図12に示すように、中間信号を介すること
なく、画像信号変換条件I−Oを用いて入力画像信号I
を直接、出力画像信号Oに変換することもできる。この
場合、上記実施例の露光量信号Eと画像濃度Dを関係づ
ける目標濃度データE−Dの替わりに、図13に示すよ
うな入力画像信号Iと画像濃度Dとを関係づける目標濃
度データI−Dを用いる。また、テストチャート画像か
ら得られる測定濃度値Mk (k=1〜6)に対応したテ
ストチャート目標入力画像信号値Ik *(k=1〜6)
を、測定濃度値Mk (k=1〜6)を間にはさむ参照濃
度値のデータ、例えば測定濃度値M3 に対応する参照濃
度値のデータR12およびR13から、測定濃度値M4 に対
応する参照濃度値のデータR7 およびR8 から、目標濃
度データI−Dを用いて算出し、このテストチャート目
標入力画像信号値Ik * (k=1〜6)と、テストチャ
ート出力画像信号値Ok (k=1〜6)とを用いて画像
信号変換条件I−Oを算出する。
記実施例と同様に、テストチャート画像の測定濃度値M
k (k=1〜6)に対応したテストチャート出力画像信
号値OK (k=1〜6)に基づいて、画像信号変換条件
I−Oを区間分割し、テストチャート画像の入力画像信
号Iと画像濃度Dの関係が、目標濃度データI−Dに略
一致するように、区間分割された画像信号変換条件I−
Oの変換曲線を定める変換パラメータを、各区間毎に、
式(2)および式(3)と同様の方法で算出する。
ムについて説明する。図14には、本発明の画像記録装
置の較正システムの一例が示されている。図14に示さ
れる画像記録装置較正システム(以降、本システムとい
う)100は、複数台の記録装置10’’と、これらの
記録装置10’’とLAN(Local Area Network )等の
通信回線を通じて接続される濃度測定装置104とを有
して構成され、記録装置10’’は上述した記録装置1
0と同様の露光量信号変換条件の調整を通信回線で接続
された濃度測定装置104を用いて実現するものであ
る。
置10と略同様の構成を有し、入力画像信号Iから露光
量信号Eを介して、露光量信号変換条件Tによって出力
画像信号Oに変換し、この出力画像信号Oに応じて変調
された光ビームによって、記録材料Aを露光して記録す
る画像記録装置である。それゆえ、記録装置10’’の
構成部分が記録装置10と同一の場合、記録装置10と
同一の番号や記号を付している。すなわち、記録装置1
0’’は、感光材料である記録材料Aを供給する記録材
料供給部12と、露光部14と、受像材料Rを供給する
受像材料供給部16と、水塗布部18と、熱現像転写部
20と、廃棄材料収容部22と、通信部103とを有
し、記録装置10’’は、記録装置10が有する濃度測
定部24および白色基準板26を持たない。ここで、同
一符号の付された記録材料供給部12と、露光部14
と、受像材料供給部16と、水塗布部18と、熱現像転
写部20と、廃棄材料収容部22は、同一の構成および
作用を行うので説明は省略する。
ート画像は、濃度測定装置104に供給され、テストチ
ャート画像の濃度測定に供される。通信部103は、濃
度測定装置104で測定されたテストチャート画像の測
定濃度値のデータを受信する部分であり、公知の通信専
用装置が用いられる。
106および通信部108を有する。濃度測定部106
は、記録装置10’’から供給されたテストチャート画
像の複数のパッチの濃度測定を行い、測定濃度値M
k (k=1〜6)を得る部分であり、上記記録装置10
の濃度測定部24および白色基準板26と同様の構成を
有する。通信部108は、濃度測定部106で測定され
た測定濃度値Mk を通信部103に送信する部分であ
り、公知の通信専用装置が用いられる。
置10’’の立ち上げ時や一定の使用回数の後に、ある
いはオペレータの要求を受けて、記録装置10’’の較
正を行う。記録装置10’’は、図5に示すステップ1
06〜ステップ108を実行し、記録装置10’’で作
成されたテストチャート画像を濃度測定装置104に供
給する。供給された濃度測定装置104では、濃度測定
部106でテストチャート画像の濃度測定が行われる。
得られたテストチャート画像の測定濃度値Mk(k=1
〜6)は通信部108を介して通信部103に送信され
る。通信部103で受信された測定濃度値Mk は、露光
部14の露光量信号変換条件46に供給され、ステップ
110以降の工程を実行する。
号値と測定濃度値との関係が目標濃度データE−Dに略
一致するまでステップ104〜ステップ126が繰り返
し実行されることによって、最終的に目標濃度データE
−Dに略一致する露光量信号変換条件が算出され決定さ
れる。この後、記録装置10’’に画像入力信号Iが供
給され、出力画像信号Oに変換され、記録材料Aに露光
記録される。このような記録装置10’’は、予めメモ
リ部44に記憶したテストチャート出力画像信号値を呼
び出し、これに基づいてテストチャート画像を作成する
ものであってもよい。こうすることによって、ステップ
104で行う露光量信号変換条件T(i) の設定を予め行
うことなく、また、ステップ104〜ステップ126を
繰り返し実行することなく露光量信号変換条件Tを算出
することができる。
が濃度測定部を有さなくても済むので、装置の部品点数
が少なくなり、システムとしてのコストの低減に寄与す
るほか、装置の立ち上げ時等において自動的に記録装置
10’’の較正を行うため、オペレータが記録装置1
0’’の較正を常時留意する必要がなくなり、オペレー
タの作業の負担は軽減する。さらに、複数の記録装置1
0’’で1台の濃度測定装置104を共有するので、複
数の記録装置10各々が濃度測定部24を有する場合に
比べて、測定濃度値が機差によらず一定となり、複数の
画像記録装置間で均一かつ安定した画質を得ることがで
きる。
法、および画像記録装置の較正システムについて詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および
変更を行ってもよいのはもちろんである。
光量信号変換条件等の画像信号変換条件を区間分割して
各区間毎に調整を行う際、目標濃度データの濃度値に対
応する出力画像信号値を基準として区間分割していたの
に対し、本発明では、測定濃度値に対応するテストチャ
ート出力画像信号値を基準として区間分割を行うので、
区間分割数と同程度の測定濃度値を測定すればよく、テ
ストチャート画像のパッチ数を低減することができ、し
かも、テストチャート画像の測定濃度値に対応したテス
トチャート目標露光量信号値を、多数の点を有する目標
濃度データの中から、測定濃度値を間にはさむ参照濃度
値の組を用いて推定算出するので、測定濃度値の点数に
よって算出の精度が変化せず、露光量信号変換条件の算
出を高精度に維持することができる。
減することができるので、画像記録装置の較正に要する
時間を短縮することができ、記録材料等の消費の低減、
ランニングコストの低減を図ることができる。また、複
数の画像記録装置で1台の濃度測定装置を共有するの
で、複数の画像記録装置各々が濃度測定部を有する場合
に比べて、測定濃度値が機差によらず一定となり、複数
の画像記録装置間で均一かつ安定した画質を得ることが
できる。
像記録装置の一例を示す概念図である。
一例を示すブロック図であり、(b)は、図1に示す露
光ユニットの主要部分の構成の一例を示すブロック図で
ある。
すブロック図である。
画像記録方法の全体の流れを示す図である。
画像記録方法の流れを説明するフローチャートである。
データの一例を示す図である。
号変換条件の一例を示す図である。
ート目標露光量信号値の推定算出方法を説明する図であ
る。
換条件の調整方法を説明する図である。
の画像記録方法の流れを説明する他の例のフローチャー
トである。
度データから露光量信号値を求める方法を説明する図で
ある。
の画像記録方法の全体の流れを示す他の例を説明する図
である。
ート目標入力画像信号値の推定算出方法を説明する図で
ある。
例を示すブロック図である。
Claims (12)
- 【請求項1】記録媒体に画像を記録する記録手段と、 第1の画像信号と前記記録手段により画像を記録するた
めの第2の画像信号との関係を示す画像信号変換条件を
用いて、第1の画像信号の信号値を変換して第2の画像
信号の信号値を生成する画像信号変換手段と、 第2の画像信号のテストチャート出力画像信号値を用い
て、前記記録手段により記録されたテストチャート画像
の測定濃度値を得る濃度測定手段と、 第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃度と
の関係を示し、前記濃度測定手段で得られる前記測定濃
度値のデータ数よりも多いデータ数を有する目標濃度デ
ータから、前記測定濃度値に対応して参照濃度値を選択
する参照濃度値選択手段と、 前記目標濃度データおよび前記参照濃度値を用いて、前
記測定濃度値に対応するテストチャート目標画像信号値
を算出し、このテストチャート目標画像信号値と前記テ
ストチャート出力画像信号値とに基づいて、前記画像信
号変換条件を算出する変換条件算出手段とを有し、 所望の画像の第1の画像信号の信号値から前記画像信号
変換条件を用いて変換された第2の画像信号の信号値を
用いて画像を記録することを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】前記参照濃度値選択手段は、濃度値が前記
測定濃度値を間にはさむ参照濃度値の組を選択し、 前記変換条件算出手段は、前記参照濃度値の組を用いて
前記テストチャート目標画像信号値を線型補間によって
算出することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
置。 - 【請求項3】前記目標濃度データは、記録媒体の種類に
応じて設定されることを特徴とする請求項1または2に
記載の画像記録装置。 - 【請求項4】前記画像信号変換条件を記録媒体の種類毎
に記憶する変換条件記憶手段を有することを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項5】前記画像信号変換条件が、予め前記画像信
号変換手段に設定された後、 前記記録手段で記録される前記テストチャート画像は、
少なくとも前記画像信号変換手段に設定されている画像
信号変換条件によって、前記テストチャート出力画像信
号値に変換される、所定のテストチャート入力画像信号
値に基づいて記録され、 前記テストチャート画像の第1の画像信号の信号値とテ
ストチャート画像の前記測定濃度値との関係が前記目標
濃度データに略一致するまで、前記画像信号変換手段の
画像信号変換条件を前記変換条件算出手段で算出された
画像信号変換条件に置き換えながら、前記画像信号変換
手段、前記記録手段、前記濃度測定手段、前記参照濃度
値選択手段および前記変換条件算出手段を前記テストチ
ャート入力画像信号値を用いて繰り返し実行することに
よって、第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の濃
度の関係が前記目標濃度データに略一致する画像信号変
換条件を算出することを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の画像記録装置。 - 【請求項6】前記テストチャート出力画像信号値は所定
値であり、 前記変換条件算出手段で前記テストチャート出力画像信
号値を用いて算出した画像信号変換条件を前記画像信号
変換手段に設定することを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項7】前記テストチャート画像の測定濃度値がエ
ラー条件を満たすか否か判別する判別手段と、この判別
結果に応じて前記画像信号変換条件をデフォルト設定す
る設定手段とを有する請求項1〜6のいずれかに記載の
画像記録装置。 - 【請求項8】前記判別手段は、判別結果に応じて報知す
る報知手段をさらに有する請求項7に記載の画像記録装
置。 - 【請求項9】前記テストチャート画像は、パッチ画像が
一方向に複数配列され、パッチ画像の濃度が配列の順番
に変化するテストチャート画像であり、 このテストチャート画像の測定濃度値の高低が、前記パ
ッチ画像の配列方向の順番に対応しない場合、対応しな
い測定濃度値を前記テストチャート画像の前記測定濃度
値から除去する測定濃度制御手段を有することを特徴と
する請求項1〜8のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項10】前記記録媒体が感光材料であることを特
徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像記録装
置。 - 【請求項11】第1の画像信号と画像を記録するための
第2の画像信号との関係を示す画像信号変換条件を用い
て、第1の画像信号の信号値を第2の画像信号の信号値
に変換し、この変換された第2の画像信号の信号値を用
いて記録媒体に所望の画像を記録するに際し、 第2の画像信号のテストチャート出力画像信号値を用い
て記録媒体に記録されたテストチャート画像を読み取
り、テストチャート画像の測定濃度値を得、 第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃度と
の関係を示し、前記測定濃度値のデータ数よりも多いデ
ータ数を有する目標濃度データから、前記測定濃度値に
対応して参照濃度値を選択し、 前記目標濃度データおよび前記参照濃度値を用いて、前
記測定濃度値に対応するテストチャート目標画像信号値
を算出し、このテストチャート目標画像信号値と前記テ
ストチャート出力画像信号値とに基づいて、前記画像信
号変換条件を算出すること特徴とする画像記録方法。 - 【請求項12】複数台の画像記録装置と、この画像記録
装置と通信回線で接続された濃度測定装置とを備える画
像記録装置の較正システムであって、 前記画像記録装置の各々は、 第1の画像信号と第2の画像信号との関係を示す画像信
号変換条件を用いて、第1の画像信号の信号値を第2の
画像信号の信号値に変換する画像信号変換手段と、 この画像信号変換手段によって変換された第2の画像信
号の信号値を用いて記録媒体に画像を記録する記録手段
と、 第2の画像信号のテストチャート出力画像信号値を用い
て前記記録手段によって記録され前記濃度測定装置に供
給されて濃度測定の行われたテストチャート画像の測定
濃度値を受信する通信手段と、 第1の画像信号と記録媒体に記録する画像の目標濃度と
の関係を示し、前記濃度測定装置で得られる前記測定濃
度値のデータ数よりも多いデータ数を有する目標濃度デ
ータから、前記通信手段で受信した前記測定濃度値に対
応して参照濃度値を選択する参照濃度値選択手段と、 前記目標濃度データおよび前記参照濃度値を用いて、前
記測定濃度値に対応するテストチャート目標画像信号値
を算出し、このテストチャート目標画像信号値と前記テ
ストチャート出力画像信号値とに基づいて、前記画像信
号変換条件を算出する変換条件算出手段とを有し、 一方、前記濃度測定装置は、 前記画像記録装置から供給されたテストチャート画像の
濃度測定を行い測定濃度値を得る濃度測定手段と、 この濃度測定手段で得られた前記測定濃度値を前記テス
トチャート画像の作成された前記画像記録装置に送信す
る通信手段とを有することを特徴とする画像記録装置の
較正システム。
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---|---|---|---|
JP2001164878A JP4059646B2 (ja) | 2000-05-31 | 2001-05-31 | 画像記録装置、画像記録方法および画像記録装置の較正システム |
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JP2000-163360 | 2000-05-31 | ||
JP2000163360 | 2000-05-31 | ||
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006054880A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Xerox Corp | センサ共有による複数オブジェクト源の管理及び選択 |
JP2007101724A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Fujifilm Corp | 露光装置及び露光ヘッドの交換時期判定方法 |
JP2011191414A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置及び画像濃度調整方法 |
JP2014175861A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及び画像処理システム |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164878A patent/JP4059646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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