JPH1178112A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH1178112A
JPH1178112A JP24365597A JP24365597A JPH1178112A JP H1178112 A JPH1178112 A JP H1178112A JP 24365597 A JP24365597 A JP 24365597A JP 24365597 A JP24365597 A JP 24365597A JP H1178112 A JPH1178112 A JP H1178112A
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JP
Japan
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image forming
exposure
correction
photosensitive materials
forming apparatus
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JP24365597A
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Takeshi Haraguchi
剛 原口
Yoshiaki Yamanaka
義明 山中
Tetsuya Kurimoto
哲也 栗本
Yasuo Ogoshi
康男 大越
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数列の感光材料を同時に露光しつつも、感光
材料の種類の違いを消去し、さらには感光材料のわずか
な感光特性の差を消去した良好なプリントを得る画像形
成装置及び画像形成方法を提供する。 【解決手段】並列された複数の感光材料P1,P2を単
一の露光系で露光する露光部6と、感光材料P1,P2
の列方向とは交差する方向の露光領域に応じ設定され、
感光材料P1,P2の特性に基づき設定される複数の補
正量を記憶する記憶部8と、補正量に基づき露光領域に
応じて、露光部6の光量に影響を与えるよう補正を行う
補正処理部7とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置及
び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成において、感光材料を露
光してプリントを得るが、狭い幅の印画紙を露光しよう
とした場合、露光領域のすべての部分が利用されないた
め、露光効率が悪くなり、処理能力の低下が発生する。
このため、始めから狭い幅用に設計すると、大判のプリ
ントが作成できない。そこで、例えば、特開平6−34
7914号公報に開示されるように一つの画像露光部で
同時に複数の感光材料に露光することが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、1つながり
の感光材料から、多くの場合1ロールの感光材料である
がその一部を切り出し、振り分けて、複数の感光材料と
して前記のような複数列の露光を行う場合では、さほど
問題では無いが、異なるロールの感光材料を、それぞれ
複数の感光材料として複数列にて露光を行う場合には、
作成されたプリントの色合いや濃度・階調等にわずかに
差が生じることがあった。
【0004】特に、同一シーンを複数の列で露光する場
合(プリント部数を複数枚とした場合、特に写真プリン
ト作成時には枚数焼きとも言うが、その場合)に顕著と
なる。これは、同一種類の感光材料(製品名の同じ感光
材料)であっても、その製造日、製造場所、保存条件や
保存日数の差からわずかに感光材料の特性に差が出るこ
とから生じるものと考えられる。
【0005】また、上記問題は、感光材料の種類が異な
れば当然のごとく発生し、カラー感光材料とモノクロ感
光材料、反射型感光材料と透過型感光材料と言ったよう
な組み合わせでは同時に露光ができず、処理能力の向上
が得られなかった。
【0006】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、複数列の感光材料を同時に露光しつつも、感光材
料の種類の違いを消去し、さらには感光材料のわずかな
感光特性の差を消去した良好なプリントを得る画像形成
装置及び画像形成方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は以下のように構成し
た。
【0008】請求項1記載の発明は、『並列された複数
の感光材料を単一の露光系で露光する露光部と、前記感
光材料の列方向とは交差する方向の露光領域に応じ設定
され、感光材料の特性に基づき設定される複数の補正量
を記憶する記憶部と、前記補正量に基づき露光領域に応
じて、前記露光部の光量に影響を与えるよう補正を行う
補正処理部とを有することを特徴とする画像形成装
置。』である。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、複数列
の感光材料への露光により、プリンタ等の画像形成装置
の高効率化を維持しつつも、それぞれの列で異なる種類
の感光材料を露光する場合であっても、各々の列ごとで
の補正が可能となるため、それぞれの列で良好なプリン
トを得ることが可能となり、また感光材料の種類が同じ
であっても、その感光発色特性にわずかな差がある場
合、あるいはわずかな差が生じた場合でも、そのわずか
な差を消去したプリント品質の安定したプリントを得る
ことができる画像形成装置を堤供できる。
【0010】なお、この発明で言う単一の露光系とは、
写真用フィルムの画像を感光材料に投影露光する方式の
ものや、画像情報を多数の画素に区分して感光材料に露
光する方式のものなど、感光材料からの画像形成に必要
な露光の構成を有している系を言い、例えばカラー感光
材料への露光の場合、青色露光、緑色露光、赤色露光可
能な光源を有する露光系を示す。
【0011】ただし、必ずしも全ての色の露光に対して
複数の補正量を有する構成しなくとも良く、例えば、縁
色露光のみに対して複数の補正量を有する構成として
も、この発明の効果を秦することができる。
【0012】なお、この発明で言う露光領域とは、各列
の感光材料に露光を行い、画像形成を行うために必要な
列方向とは交差する方向の露光の範囲を示し、各列の感
光材料の列方向と交差する方向の幅に応じて、その大き
さが設定される。
【0013】露光領域の大きさは必ずしも感光材料の幅
と同一に設定する必要は無く、大きめに設定しても、や
や小さめに設定しても良い、さらに各露光領域は、画像
形成に影響の無い程度にお互いに重なり合っていても良
い。
【0014】前記露光領域は例えば、露光系が走査型の
露光系の場合には、複数列の感光材料を搬送する方向と
交差する方向の、所謂主走査方向を所定の画素数の単位
のブロックに区切った、各ブロックとして設定される。
【0015】請求項2記載の発明は、『前記補正処理部
が前記補正量に基づいて、画像データを変換する手段を
有し、前記光量に影響を与えるよう補正を行うことを特
徴とする請求項1記載の画像形成装置。』である。
【0016】この請求項2記載の発明によれば、直接に
光源の光量を補正するよりも、画像露光部の構成を簡略
化でき、また、異なる補正量を適用すべき露光領域のサ
イズや数が変化した場合にも画像露光部の構成を変更す
ることなしに対応ができる。
【0017】請求項3記載の発明は、『前記感光材料を
収納する複数のマガジンを有し、取り付けられたマガジ
ンの位置に応じて、前記露光領域を決定することを特徴
とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。』
である。
【0018】この請求項3記載の発明によれば、いちい
ち感光材料の幅を検出して補正量を適用すべき露光領域
を設定するなどの必要が無く、例えば、画像露光部で露
光可能な最大領域に対して2つのマガジンをセットした
場合には前記露光部を2つの露光領域に分け、それぞれ
に補正量を適用すれば良いと言ったような構成とするこ
とにより、装置構成を簡略化できる。
【0019】請求項4記載の発明は、『前記感光材料を
収納し、それぞれを識別可能な識別情報を有した複数の
マガジンと、前記識別情報を読み取る識別情報読み取り
手段と、を有し、前記記憶部には、前記識別情報と前記
補正量とが対応して記憶され、前記識別情報読み取り手
段により読み取られた前記識別情報に基づいて、前記補
正量を露光領域に応じて設定することを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。』
である。
【0020】この請求項4記載の発明によれば、感光材
料を収納したマガジンの識別情報と補正量の対応がとれ
るためマガジンのセット列を入れ換えて使用したり、感
光材料の幅を広幅や狭幅に切り換えて使用する場合で
も、即座に所定の露光領域を所定の補正量に設定するこ
とができ、作業性が向上する。なお、前記識別情報を収
納する感光材料の幅情報や、マガジンの種別、例えば、
単列露光用マガジンか2列露光用マガジンか3列露光用
マガジンかの種別を含んだ情報とすることにより、マガ
ジンに対する補正量を適用すべき露光領域の設定が簡易
化でき、好ましい。
【0021】請求項5記載の発明は、『前記補正量は前
記マガジンに収納されている感光材料に前記露光部によ
る露光を行い形成されるプリントから算出されるもので
あり、前記補正量算出用のプリントに前記マガジンの識
別情報に基づく情報が付与されていることを特徴とする
請求項4記載の画像形成装置。』である。
【0022】この請求項5記載の発明によれば、同時に
複数列の感光材料のプリントから補正量を求める場合で
あっても、マガジンとプリントとの対応を取り違えてし
まうことが無く、間違った補正量を設定してしまうこと
を防止できる。
【0023】請求項6記載の発明は、『前記補正量算出
用のプリント上の濃度情報及び前記識別情報に基づく情
報を光学的に読み取ることにより、前記濃度情報に基づ
き前記補正量を算出し、前記記憶部に、前記識別情報と
前記補正量とを対応させて記憶することを特徴とする請
求項5記載の画像形成装置。』である。
【0024】この請求項6記載の発明によれば、濃度情
報に基づく補正量と識別情報との対応を自動的にとるこ
とが可能となり、よりセットアップ時の間違いを防止で
きる。
【0025】請求項7記載の発明は、『並列された複数
の感光材料を単一の露光系で露光する露光部と、形成さ
れる複数のプリントの仕上がりを同一とする要求を設定
する同一仕上がり設定手段と、前記同一仕上がりが設定
された複数の画像を同じ列の感光材料で露光を行うよう
制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成
装置。』である。
【0026】この請求項7記載の発明によれば、複数列
の感光材料で、その感光発色特性がわずかに違っている
場合であっても、同一画像からの複数枚部数のプリント
作成要求があった場合などで、仕上がりプリントの色合
いの微妙な違いや濃度差が消去された均一なプリントを
提供することができる。
【0027】請求項8記載の発明は、『前記同一仕上が
りの設定が、プリント部数情報、近似シーン情報、連続
撮影シーン情報、のいずれかの情報を得てなされること
を特徴とする請求項7記載の画像形成装置。』である。
【0028】この請求項8記載の発明によれば、同一画
像から複数枚のプリントを作成する場合、画像が似通っ
ている近似シーンをプリントする場合、連続撮影により
得られた画像である場合に、わずかな感光特性の差が消
去された均一なプリントを提供することができる。
【0029】請求項9記載の発明は、『前記同一仕上が
りの設定をするための入力手段を有することを特徴とす
る請求項7または請求項8記載の画像形成装置。』であ
る。
【0030】この請求項9記載の発明によれば、画像形
成装置の操作者が画像に対して同一仕上がりの設定がで
き、例えば装置の使用状況等を加味したプリントの作成
作業等ができ、生産効率を維持しつつ、プリント品質の
向上が達成できる。
【0031】請求項10記載の発明は、『前記同一仕上
がりの設定された複数のプリントを所定の場所に集積す
る手段を有するプリント仕分け手段を有することを特徴
とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画像形
成装置。』である。
【0032】この請求項10記載の発明によれば、多数
のプリントの中から同一仕上がりが要求されたプリント
をひとまとめにして得ることができ、プリントを整理す
る作業の作業性向上が図れる。
【0033】請求項11記載の発明は、『並列された複
数の感光材料を単一の露光系で露光する画像形成方法に
おいて、前記感光材料の特性に基づく複数の補正量を記
憶し、前記露光系の前記感光材料への露光領域に応じ
て、前記補正量を適用して、前記露光系の光量に影響を
与えるよう補正を行い、露光を行うことを特徴とする画
像形成方法。』である。
【0034】この請求項11記載の発明によれば、複数
列の感光材料への露光により、プリンタ等の画像形成装
置の高効率化を維持しつつも、それぞれの列で異なる種
類の感光材料を露光する場合であっても、各々の列ごと
での補正が可能となるため、それぞれの列で良好なプリ
ントを得ることが可能となり、また感光材料の種類が同
じであっても、その感光発色特性にわずかな差がある場
合、あるいはわずかな差が生じた場合でも、そのわずか
な差を消去したプリント品質の安定したプリントを得る
ことができる画像形成方法を堤供できる。
【0035】請求項12記載の発明は、『前記光量に影
響を与える補正を、前記補正量に基づく画像データの変
換にて行うことを特徴とする請求項11記載の画像形成
方法。』である。
【0036】この請求項12記載の発明によれば、直接
に光源の光量を補正するよりも、画像露光部の構成を簡
略化でき、また、異なる補正量を適用すべき露光領域の
サイズや数が変化した場合にも画像露光部の構成を変更
することなしに対応ができる。
【0037】請求項13記載の発明は、『並列された複
数の感光材料を単一の露光系で露光する画像形成方法に
おいて、形成される複数のプリントの仕上がりを同一と
する要求を設定し、前記同一仕上がりが設定された複数
の画像は同じ列の感光材料に露光を行うことを特徴とず
る画像形成方法。』である。
【0038】この請求項13記載の発明によれば、複数
列の感光材料で、その感光発色特性がわずかに違ってい
る場合であっても、同一画像からの複数部数のプリント
作成要求などで、仕上がりプリントの色合いの微妙な違
いや濃度差が消去された均一なプリントを提供すること
ができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像形成装置の
実施の形態を説明する。先ず、アレイ状の露光光源にて
露光を行う実施の形態を図1乃至図4に示し、図1は画
像形成装置の概略構成図、図2は感光材料の特性に応じ
た補正量を示す図、図3はマガジンの識別情報を示す
図、図4は補正量算出用のプリントの識別情報を示す図
である。
【0040】画像形成装置1には、2本のロール状の感
光材料をそれぞれ収納した2個のマガジン2がセットさ
れる。この2個の並列にセットされたマガジン2から感
光材料P1及びP2がそれぞれローラ100により送出
され、カッター3で所定長さに切断される。切断された
シート状の感光材料P1,P2は、2列で搬送ローラ4
により搬送される。感光材料P1,P2の搬送路5に
は、2列の感光材料P1,P2に露光を行う単一の画像
露光部6が配置される。
【0041】単一の画像露光部6は、アレイ露光を行う
イエロー発色用青色光源、マゼンタ発色用緑色光源、シ
アン発色用赤色光源のプリントヘッド60で構成され、
この画像露光部6により露光された感光材料P1,P2
は現像部へ搬送される。画像露光部6のプリントヘッド
60は、補正処理部7によりその発光光量が制御され、
入力された画像データに基づき、所望のプリントを得る
ことができるよう露光制御されている。
【0042】画像形成装置1には、感光材料P1及びP
2の特性に対応した複数の補正量を有する記憶部8が備
えられる。補正処理部7は感光材料P1,P2に露光す
べき画像データの入力を受けて、図2に示すように、記
憶部8に記憶された補正量M1,M2に基づき、露光位
置に応じて光量に影響を与えるよう補正を行い、露光を
行う。
【0043】このように、複数列の感光材料P1,P2
を単一の画像露光部6で露光するが、感光材料P1,P
2のそれぞれから良好なプリントを得るための補正量M
1,M2のそれぞれが設定され、露光されるため、露光
効率を低下することなく良好なプリントを得ることがで
きる。
【0044】なお、この実施例では、感光材料P1,P
2として、必要に応じてその後の現像処理工程を変えた
モノクロ感光材料、カラー感光材料、ネガ型感光材料、
ポジ型感光材料、塩臭化銀感光材料、高塩化銀感光材料
等の感光特性の全く異なるものや、透過型、反射型、半
透明型等のベースの種類が異なるものや、光沢紙、半光
沢紙、無光沢紙等の表面特性の異なるものや、アマチュ
アプリント用ペーパー、プロプリント用ペーパー等の主
に階調特性の異なるもの等の感光材料の種類が異なるも
のをそれぞれ補正量M1,M2を設定し、各種組み合わ
せては露光を行った結果、それぞれ良好なプリントを高
効率で得ることができた。
【0045】さらに、感光材料P1,P2として、感光
材料の種類が同一で製品名が同一なもので、その乳剤番
号の異なるものや保存期間の異なるものをそれぞれで補
正量M1,M2を設定し、各種組み合わせては同一の画
像をを露光した結果、感光特性のわずかな差を消去した
ほぼ均一な仕上がりの良好なプリントを得ることができ
た。
【0046】なお、補正量M1,M2の与え方として
は、発光光源の光の一部を光量センサー等により監視
し、光源電圧にフィードバックをかける様なシステムで
は直接電圧に補正量を作用させても良く、また光源と感
光材料との間に光量カットフィルターを挿入できる構成
とした場合には、フィルターの濃さや挿入時間等を補正
量に基づき設定すれば良く、またさらには、本実施例の
ごとき画像データに基づき露光が行われる構成のもので
は、画像をどの感光材料に露光するのかが確定した後、
その露光位置に当たる補正量にて画像データを直接変換
し露光しても良い。
【0047】なお、この場合の変換方法としては画像処
理のソフトウェアや回路を用いてデータを単純に加減乗
除演算して変換したり、LUT(Look Up Ta
ble)を用いて変換したりする方法がある。
【0048】この実施例では、2列の感光材料での形態
を示したが3列以上でも同様に、複数の補正量を持つこ
とにより同様の効果を得ることができる。
【0049】また、感光材料の幅が各列で異なる場合で
あっても、1区切りの露光領域の大きさを可変とし、補
正量と対応付けることにより同様の効果を得ることがで
きる。
【0050】また、画像形成装置1は、複数の感光材料
P1,P2のそれぞれを収納する複数のマガジン2を有
し、このマガジン2には識別情報80が設けられてお
り、これによりマガジン2を特定可能に構成されてい
る。識別情報80は、図3に示すように構成され、識別
情報80は、例えば白板とその上をスライドする黒の移
動板からなるスイッチ81を複数個有する構成となって
おり、異なる感光材料を収納したマガジン2は異なる設
定となるよう適宜スイッチ81を設定した後、これを光
量センサ等の識別情報検知センサ9により読み取ること
により、コード化された情報を制御部7に転送する。
【0051】上記マガジン2は、内部に収納されている
感光材料を使い切った後は、新たな感光材料詰め直す、
いわゆる再利用型のマガジンであるため、識別情報80
を可変のスイッチ群としたが、例えばバーコードや記号
・文字等を印字したシールをマガジンの所定位置に貼
り、これを読み取るように構成しても良く、更に該シー
ルは感光材料に添付して供給し、使用時に該シールをマ
ガジンの所定位置に貼付して使用するよう構成しても良
い。
【0052】また、上記とは異なる使い切りのマガジン
を用いる場合では直接マガジン上にバーコードや記号、
文字等を印字してこれを読み取るよう構成しても良い。
【0053】また、前記可変のスイッチ群である識別情
報80をディップスイッチ群としてこれを電気的に読取
り識別可能な情報とすることもできる。
【0054】補正処理部7では、予め設定され記憶され
た収納されている感光材料の感光特性に基づく補正量と
マガジン2の識別情報80の対応に基づき、マガジン2
からの識別情報80を受けて補正量を設定する。
【0055】これにより、例えばマガジン2のセット位
置を入れ換えて感光材料P1とP2の搬送位置が入れ換
わってしまった場合でも、速やかにその補正量M1,M
2を適用する露光領域の切り換えがなされ良好なプリン
トを速やかに得ることができるようになる。
【0056】上記はさらに図5及び図6をもって後述す
る、複数列の感光材料への露光に換えて、同じ露光部で
広幅の感光材料への露光を行う場合であっても、マガジ
ン交換をもって速やかに最適な補正量をそれぞれ露光領
域に設定できる。
【0057】補正量と識別情報との対応づけを設定する
方法としては、工場出荷時に識別情報に付与して提供し
たり、設定情報を記憶した記憶媒体を供給しこれを介し
て画像形成装置内の記憶部に記憶しても良いが、感光材
料の経年変化や現像処理が必要な感光材料では、その現
像による感光発色特性の変動、さらには画像形成装置の
個体差等を考慮して、以下の方式にて設定することが好
ましい。すなわち、マガジン2に収納されている感光材
料を用い、これに所定の画像、特にこの実施形態の画像
形成装置では所定の画像データによる露光を基準となる
補正量にて行い、得られたプリントの濃度情報等を濃度
計や測色計、スキャナ等により測定し、これが所望の
色、濃度となるような補正量を算出し、これを識別情報
に対応づけて記憶しておくことが好ましい。
【0058】さらに、上記操作、いわゆるセットアップ
操作を、通常プリント作成作業の間に行う場合では作業
性が低下してしまうこともあるため、通常作業の前ある
いは後に複数のマガジンに対してまとめて行えることが
好ましく、この点からも識別情報に対応して補正量が複
数記憶できていることが好ましい。
【0059】前記セットアップ用の画像としては、グレ
ースケールやカラーチャート等の一般に用いられている
形式のものを用いることができ、また基準となる補正量
の決定に用いた感光材料と種類の大きく異なることのな
い感光材材料をセットアップする場合には、濃度点数の
少ないチャートを用いてカラーバランスや濃さの調整を
するだけにしても良い。また、プリントの測定データか
ら補正量を算出する手段としては画像形成装置とは別体
の装置にて行い、補正量のみを画像形成装置に入力記憶
させても、また、プリントの測定データを入力し、画像
形成装置内で補正量の算出を行っても良い。
【0060】また、図4に示すように補正量算出用のプ
リントP3,P4にマガジン2の識別情報80に基づく
プリント識別情報81が露光により付与され、このプリ
ント識別情報81をプリント上のセットアップチャート
の測定データまたは測定データから算出された補正量を
画像形成装置に入力する際に同時に入力されるよう構成
されている。
【0061】プリント識別情報81の入力方法として
は、光学的な読み取り装置にて自動で行う方法の他、目
視にて確認し、キーボード操作等により手動で行う方法
があり、自動で行う際にプリント識別情報81はこの実
施例のごとき白黒の格子模様やバーコード等の単純な記
号である方が記号の自動認識のしやすさから好ましく、
また手動で行う際にはプリント識別情報81は直感的に
判断しやすい文字や数字であることが好ましい。
【0062】上記構成により、1マガジンずつ、前記セ
ットアップの操作を繰り返すよりも短時間で済むよう、
複数のマガジンからほぼ同時にセットアップ用のプリン
トが出てきた場合でも、マガジンとプリントとの対応を
取り違えてしまうことを防止でき、対応を間違えて補正
量を設定してしまうことを防止できる。
【0063】本実施例のごとき画像露光部6が複数の記
録素子をアレイ状に配列してなるプリントヘッド60の
場合には、このプリントヘッド60を、図2に示すよう
に複数の記録素子ごとに複数のブロック60a,60b
に分割し、各ブロック60a,60bを、その露光位置
に対応する感光材料P1,P2の特性に応じた補正量に
基づき光量に影響を与えるよう補正し、感光材料P1,
P2の感光特性の差を考慮した良好なプリントを得るこ
とができる。
【0064】この画像形成装置1には、図5及び図6に
示すように、1個のマガジン2をセットすることがで
き、このマガジン2から広い幅の感光材料P5がローラ
ー100の協同作業により送出され、カッター3で所定
長さに切断され、搬送ローラ4により搬送される。この
場合には、補正処理部7は感光材料P5に露光すべき画
像データの入力を受けて、図6に示すように、記憶部8
に記憶された補正量M3に基づき、露光位置に応じて光
量に影響を与えるよう補正を行い、露光を行う。
【0065】図7は画像形成装置の他の実施の形態の概
略構成図である。この実施の形態の画像形成装置では、
複数列の感光材料P1,P2を単一の画像露光部6で露
光するものであり、制御部27には同一仕上がりを要求
する画像を設定する設定手段20を有している。
【0066】画像形成装置は、この設定手段20の情報
に基づき、同一仕上がりが要求された画像が同じ列の感
光材料で露光されるよう、露光位置や露光順番を調整す
るよう構成されている。例えば、同じシーンを二枚ずつ
プリントする場合には、図7に示すように感光材料P1
側に駒番号2,4を揃え、感光材料P2側に駒番号1,
3を揃え、図8に示すように感光材料P1側に駒番号
1,2,3,4を、感光材料P2側に駒番号1,2,
3,4と分散させる場合と比較して、感光材料の感光発
色特性が各列でわずかずつことなる場合であっても、同
一画像からの枚数焼き時等にそれを同列で露光すること
によりその仕上がりプリントに色や濃度の差が目立ちに
くい、ほぼ均一なプリントを提供することが可能とな
る。
【0067】この実施形態の画像形成装置では、露光位
置や順番の調整を実際には画像データを合成し露光用画
像データとする際の画像データの合成位置や順番で調整
しており、具体的にはネガフィルムNの各駒から各2枚
ずつのプリントを得ようとする際に、図8に示すように
まず駒1からの画像データ1をスキャナ28等により読
み込み、これを2枚合成し、露光し、駒2以降も順次同
様に露光してプリントを得る制御は行わずに図7を示す
ように、駒1及び駒2から画像データ1及び2を受けた
後、これを合成し同一の露光用画像データで2回露光
し、駒3以降も順次同様に露光を行いプリントを得る制
御を行うことである。
【0068】設定手段20は、同一仕上がりを要求する
画像を設定し、この同一仕上がりを要求する画像とし
て、例えば前述の複数部数のプリント作成処理時の他、
近似シーン、連続撮影シーン、スロープシーン等があ
り、これらを設定する手法としては、画像形成装置側で
1画像に対する、プリント作成部数の情報を受けたり、
画像の形や色のパターンに基づき近似シートとして判定
したりして自動的に設定する手法や、画像を直接観察し
たり、スキャナで読み込まれた画像データをCRTモニ
タに表示したりして装置の操作者が手動で設定する手法
や、または撮影時にフィルム上に光学的あるいは磁気
的、連続撮影シーンである等の情報を自動あるいは撮影
者の手動で記録し、この情報を画像形成装置側で活用で
きる構成にする等の手法がある。
【0069】また、単に装置の操作者が複数列を同時に
用いてプリントを行うか、1つの列のみを用いてプリン
トをするかの設定を切り換えられるようになっており、
例えば仕事の混み具合、混雑時には複数列で、閑散時に
は一列に切り換えたり、仕上がり品質を厳密に要求する
お客様に対しては一列モードに切り換えて使用するよう
構成しても良い。
【0070】また、前述の複数の露光領域ごとに補正量
を設置し露光する構成と組み合わせて用いても良く、こ
の場合補正量が厳密に設定できていない時でも、プリン
トの品質を低下することが無く好ましい。
【0071】さらに、図7に示す画像形成装置は、前記
同一仕上がりが要求された画像から形成されたプリント
を揃えてなる仕分け部30を有している。仕分け部30
は、プリントを一旦集積し、プリントストック部31へ
と最終的に移送する集積移送部32と、設定手段20か
らの情報を受けて前記集積移送部32の動作を制御する
仕分け制御手段33とからなる。
【0072】仕分け部30は図9に示すように、同一仕
上がりが要求された画像のプリントを集積移送部32に
一旦集積し、この場合同一画像から各2枚のプリント作
成要求であるので、集積移送部32にプリント2枚が集
積するのを待った後、プリントストック部31側へ1回
駆動するよう制御されており、以下順次同様の操作を繰
り返すことにより、同一仕上がりが要求された画像のプ
リントを同一の列で作成しても、そのプリントは多数の
プリントの中でも並べて存在させることができ、枚数の
確認等に際しても、その取り扱い性が向上する。
【0073】図10はレーザー露光での実施の形態を示
す画像形成装置の概略構成図である。この実施の形態の
画像形成装置1は、図示しない2個のマガジンから送ら
れ、シート状に切断された感光材料P1,P2は、搬送
系50に送られる。搬送系50は、一対の搬送ローラ5
1,52に搬送ベルト53を掛け渡して構成される。搬
送ベルト53上の所定位置で2列の感光材料Pを一つの
画像露光部6で露光する。
【0074】この画像露光部6では、レーザ光源70か
ら発射されるレーザビームが、一定速度で回転するポリ
ゴンミラー71により偏向され、fθレンズ72で2列
の感光材料Pに等速度で結像させる。レーザ光源70は
補正処理部7により制御され、この制御は図1乃至図7
の実施例と同様であるから説明を省略する。なお、補正
処理部7による制御方式としては、前述のごとく画像デ
ータを変換して露光部へ送る他、光源の電源の電圧や電
流を露光領域に応じて変化させても良い。
【0075】なお、マガジン数と、このマガシンに収納
されたロール状の感光材料の数は必ずしも一致しなくと
も良い。例えば1個のマガジンに2個のロール状の感光
材料を収納する方式もある。この場合、マガジンの識別
情報だけでは、セットアップ用のプリントがどのロール
からのものか判別できないため、右や左から何番目のロ
ール、あるいは奥や手前から何番目のロールと言ったよ
うなその露光位置に関する情報を識別情報に付与してや
ることが好ましい。
【0076】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、 感光材料の特性に基づき設定される複数の補正量
を記憶し、補正量に基づき露光領域に応じて、露光部の
光量に影響を与えるよう補正を行うことで、 複数列の
感光材料への露光により、プリンタ等の画像形成装置の
高効率化を維持しつつも、それぞれの列で異なる種類の
感光材料を露光する場合であっても、各々の列ごとでの
補正が可能となるため、それぞれの列で良好なプリント
を得ることが可能となり、また感光材料の種類が同じで
あっても、その感光発色特性にわずかな差がある場合、
あるいはわずかな差が生じた場合でも、そのわずかな差
を消去したプリント品質の安定したプリントを得ること
ができる。
【0077】請求項2記載の発明では、補正処理部が光
量に影響を与える補正を、補正量に基づく画像データの
変換にて行うことで、直接に光源の光量を補正するより
も、画像露光部の構成を簡略化でき、また、異なる補正
量を適用すべき露光領域のサイズや数が変化した場合に
も画像露光部の構成を変更することなしに対応ができ
る。
【0078】請求項3記載の発明では、感光材料を収納
する複数のマガジンを有し、取り付けられたマガジンの
位置に応じて、露光領域を決定するから、いちいち感光
材料の幅を検出して補正量を適用すべき露光領域を設定
するなどの必要が無く、例えば、画像露光部で露光可能
な最大領域に対して2つのマガジンをセットした場合に
は前記露光部を2つの露光領域に分け、それぞれに補正
量を適用すれば良いと言ったような構成することによ
り、装置構成を簡略化できる。
【0079】請求項4記載の発明では、記憶部には、識
別情報と補正量とが対応して記憶され、識別情報読み取
り手段により読み取られ記識別情報に基づいて、補正量
を露光領域に応じて設定するから、感光材料を収納した
マガジンの識別情報と補正量の対応がとれるためマガジ
ンのセット列を入れ換えて使用したり、感光材料の幅を
広幅や狭幅に切り換えて使用する場合でも、即座に所定
の露光領域を所定の補正量に設定することができ、作業
性が向上する。なお、前記識別情報を収納する感光材料
の幅情報や、マガジンの種別、例えば、単列露光用マガ
ジンか2列露光用マガジンか3列露光用マガジンかの種
別を含んだ情報とすることにより、マガジンに対する補
正量を適用すべき露光領域の設定が簡易化でき、好まし
い。
【0080】請求項5記載の発明では、同時に複数列の
感光材料のプリントから補正量を求める場合であって
も、マガジンとプリントとの対応を取り違えてしまうこ
とが無く、間違った補正量を設定してしまうことを防止
できる。
【0081】請求項6記載の発明では、補正量算出用の
プリント上の濃度情報及び識別情報に基づく情報を光学
的に読み取ることにより、濃度情報に基づき補正量を算
出し、記憶部に、識別情報と補正量とを対応させて記憶
するから、濃度情報に基づく補正量と識別情報との対応
を自動的にとることが可能となり、よりセットアップ時
の間違いを防止できる。
【0082】請求項7記載の発明では、同一仕上がりが
設定された複数の画像を同じ列の感光材料で露光を行う
よう制御するから、複数列の感光材料で、その感光発色
特性がわずかに違っている場合であっても、同一画像か
らの枚数部数のプリント作成要求があった場合などで、
仕上がりプリントの色合いの微妙な違いや濃度差が消去
された均一なプリントを提供することができる。
【0083】請求項8記載の発明では、同一画像から複
数枚のプリントを作成する場合、画像が似通っている近
似シーンをプリントする場合、連続撮影により得られた
画像である場合に、わずかな感光特性の差が消去された
均一なプリントを提供することができる。
【0084】請求項9記載の発明では、画像形成装置の
操作者が画像に対して同一仕上がりの設定ができ、例え
ば装置の使用状況等を加味したプリントの作成作業等が
でき、生産効率を維持しつつ、プリント品質の向上が達
成できる。
【0085】請求項10記載の発明では、多数のプリン
トの中から同一仕上がりが要求されたプリントをひとま
とめにして得ることができ、プリントを整理する作業の
作業性向上が図れる。
【0086】請求項11記載の発明では、感光材料の特
性に基づく複数の補正量を記憶し、露光系の感光材料へ
の露光領域に応じて、補正量を適用して、露光系の光量
に影響を与えるよう補正を行い、露光するから、複数列
の感光材料への露光により、プリンタ等の画像形成装置
の高効率化を維持しつつも、それぞれの列で異なる種類
の感光材料を露光する場合であっても、各々の列ごとで
の補正が可能となるため、それぞれの列で良好なプリン
トを得ることが可能となり、また感光材料の種類が同じ
であっても、その感光発色特性にわずかな差がある場
合、あるいはわずかな差が生じた場合でも、そのわずか
な差を消去したプリント品質の安定したプリントを得る
ことができる。
【0087】請求項12記載の発明では、光量に影響を
与える補正を、補正量に基づく画像データの変換にて行
うから、直接に光源の光量を補正するよりも、画像露光
部の構成を簡略化でき、また、異なる補正量を適用すべ
き露光領域のサイズの数が変化した場合にも画像露光部
の構成を変更することなしに対応ができる。
【0088】請求項13記載の発明では、形成される複
数のプリントの仕上がりを同一とする要求を設定し、同
一仕上がりが設定された複数の画像は同じ列の感光材料
に露光を行うから、複数列の感光材料で、その感光発色
特性がわずかに違っている場合であっても、同一画像か
ら複数部数のプリント作成要求などで、仕上がりプリン
トの色合いの微妙な違いや濃度差が消去された均一なプ
リントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成図である。
【図2】感光材料の特性に応じた補正量を示す図であ
る。
【図3】マガジンの識別情報を示す図である。
【図4】補正量算出用のプリントの識別情報を示す図で
ある。
【図5】1個のマガジンをセットアップする場合の画像
形成装置の概略構成図である。
【図6】感光材料の特性に応じた補正量を示す図であ
る。
【図7】画像形成装置の他の実施の形態の概略構成図で
ある。
【図8】同一仕上がりが要求された画像の露光の比較例
を示す図である。
【図9】同一仕上がりが要求された画像のプリントの仕
分けを説明する図である。
【図10】レーザー露光での実施の形態を示す画像形成
装置の概略構成図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置 6 画像露光部 7 補正処理部 8 記憶部 P 感光材料 27 制御部
フロントページの続き (72)発明者 大越 康男 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列された複数の感光材料を単一の露光系
    で露光する露光部と、前記感光材料の列方向とは交差す
    る方向の露光領域に応じ設定され、感光材料の特性に基
    づき設定される複数の補正量を記憶する記憶部と、前記
    補正量に基づき露光領域に応じて、前記露光部の光量に
    影響を与えるよう補正を行う補正処理部とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記補正処理部が、前記補正量に基づいて
    画像データを変換する手段を有し、前記光量に影響を与
    えるよう補正を行うことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】前記感光材料を収納する複数のマガジンを
    有し、取り付けられたマガジンの位置に応じて、前記露
    光領域を決定することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記感光材料を収納し、それぞれを識別可
    能な識別情報を有した複数のマガジンと、前記識別情報
    を読み取る識別情報読み取り手段と、を有し、前記記憶
    部には、前記識別情報と前記補正量とが対応して記憶さ
    れ、前記識別情報読み取り手段により読み取られた前記
    識別情報に基づいて、前記補正量を露光領域に応じて設
    定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記補正量は前記マガジンに収納されてい
    る感光材料に前記露光部による露光を行い形成されるプ
    リントから算出されるものであり、前記補正量算出用の
    プリントに前記マガジンの識別情報に基づく情報が付与
    されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】前記補正量算出用のプリント上の濃度情報
    及び前記識別情報に基づく情報を光学的に読み取ること
    により、前記濃度情報に基づき前記補正量を算出し、前
    記記憶部に、前記識別情報と前記補正量とを対応させて
    記憶することを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】並列された複数の感光材料を単一の露光系
    で露光する露光部と、形成される複数のプリントの仕上
    がりを同一とする要求を設定する同一仕上がり設定手段
    と、前記同一仕上がりが設定された複数の画像を同じ列
    の感光材料で露光を行うよう制御する制御部と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記同一仕上がりの設定が、プリント部数
    情報、近似シーン情報、連続撮影シーン情報、のいずれ
    かの情報を得てなされることを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記同一仕上がりの設定をするための入力
    手段を有することを特徴とする請求項7または請求項8
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記同一仕上がりの設定された複数のプ
    リントを所定の場所に集積する手段を有するプリント仕
    分け手段を有することを特徴とする請求項7乃至請求項
    9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】並列された複数の感光材料を単一の露光
    系で露光する画像形成方法において、前記感光材料の特
    性に基づく複数の補正量を記憶し、前記露光系の前記感
    光材料への露光領域に応じて、前記補正量を適用して、
    前記露光系の光量に影響を与えるよう補正を行い、露光
    を行うことを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】前記光量に影響を与える補正を、前記補
    正量に基づく画像データの変換にて行うことを特徴とす
    る請求項11記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】並列された複数の感光材料を単一の露光
    系で露光する画像形成方法において、形成される複数の
    プリントの仕上がりを同一とする要求を設定し、前記同
    一仕上がりが設定された複数の画像は同じ列の感光材料
    に露光を行うことを特徴とする画像形成方法。
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