JP2872231B2 - 画像プリンタ - Google Patents

画像プリンタ

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JP2872231B2
JP2872231B2 JP14162493A JP14162493A JP2872231B2 JP 2872231 B2 JP2872231 B2 JP 2872231B2 JP 14162493 A JP14162493 A JP 14162493A JP 14162493 A JP14162493 A JP 14162493A JP 2872231 B2 JP2872231 B2 JP 2872231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料に画像を露光
する画像プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】画像を感光材料に露光する画像プリンタ
としては、フィルムの画像を感光材料に投影露光すると
いう一般的な形式のものの他に、デジタル画像情報に基
づいて画像を形成するため、多数に区分された領域単位
で、つまりドット単位で感光材料を露光するデジタル形
式のものも良く知られている。画像を構成する多数の領
域(デジタル画像処理においては一般にピクセルあるい
はドットと称される)に区分された画像情報に基づいて
感光材料を露光するためのデジタル画像露光部の具体構
成としては、例えば、PLZTや液晶を用いた微小光シ
ャッタを一次元に多数個配列した構成の露光ヘッドを備
えた画像露光部が、その露光ヘッドと感光材料とを相対
移動させながら画像情報を露光するものがある。又、露
光ヘッドの構成としては、微小光シャッタの一次元配列
したものを、感光材料と露光ヘッドとの相対移動方向に
更に複数個並べたものもある。
【0003】従来、上記に例示した如き構成を有する、
画像を構成する多数のドットに区分された画像情報に基
づいて感光材料を露光する形式の画像プリンタでは、一
つの画像露光部、つまり一つの露光ヘッドは、一つの感
光材料に対して、一つの画像を露光する構成となってい
る。従って、画像プリンタの露光処理能力を上げようと
する場合には、露光ヘッドを含め画像露光部を複数用意
しなければならない。又、画像プリンタで複数種類の大
きさの感光材料を扱おうとする場合には、夫々の大きさ
に合わせて複数種類の露光ヘッドと画像露光部を設けな
ければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像露
光部を複数化して露光処理能力は向上しても、感光材料
の大きさを変更したいような場合には対応できず、又一
方で、複数種類の大きさの感光材料に合わせて複数種類
の画像露光部を設けても、複数種類の大きさの感光材料
の使用頻度が同じでなく、必ずしも処理能力の向上には
寄与しない。要するに、画像プリンタの露光処理能力の
向上と、複数種類の大きさの感光材料への対応との両方
を満たすものでは無かった。本発明は、上記実情に鑑み
てなされたものであって、その目的は、露光処理能力の
向上と、複数種類の大きさの感光材料を扱うこととを両
方共に可能にする画像プリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像プリンタの
第1特徴構成は、感光材料を露光箇所を経由して現像処
理部に搬送する複数の搬送手段が、その感光材料搬送経
路が同一平面内において互いに平行に並ぶ状態で設けら
れ、取得されたデジタル画像情報に基づいて、前記複数
の搬送手段にて搬送される感光材料に画像を形成すべ
く、前記画像を構成する各領域単位で前記感光材料を露
光する共通の露光ヘッドを備えたデジタル画像露光部が
設けられている点にある。第2特徴構成は、上記第1特
徴構成において、前記露光ヘッドが前記感光材料搬送経
路の経路方向に対して垂直のラインで前記感光材料を露
光するライン露光タイプであり、前記露光ヘッドと前記
感光材料の前記経路方向の相対移動によって前記感光材
料に画像が形成される点にある。
【0006】第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構
成において、前記複数の搬送手段が、各別に感光材料を
搬送する状態と、協同して一つの感光材料を搬送する状
態とに切り換え可能に構成されている点にある。第4特
徴構成は、上記第1又は第2特徴構成において、前記複
数の搬送手段が、互いに異なる幅の感光材料を搬送する
ように構成されている点にある。第5特徴構成は、上記
第1又は第2特徴構成において、前記感光材料を収納す
るマガジンと、そのマガジンに収納された前記感光材料
を前記複数の搬送手段に振り分け供給する振分供給手段
とが設けられた点にある。第6特徴構成は、上記第1、
第2、第3、第4又は第5特徴構成において、前記デジ
タル画像情報を取得するため、フィルムの画像を読み取
るスキャナが備えられている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、複数の搬送手
段は、同一平面内において互いに平行に並ぶ状態で設け
られた感光材料搬送経路に沿って感光材料を現像処理部
に搬送する。その搬送途中に位置する露光箇所では、各
搬送経路をカバーする共通の露光ヘッドを備えた一つの
画像露光部が複数の搬送手段にて搬送される複数の感光
材料を露光する。すなわち、複数の搬送手段夫々によっ
て搬送される感光材料も、同一平面内において互いに平
行に並ぶ状態で複数存在することになり、それら複数の
感光材料を露光するために、一つの露光ヘッドを含む画
像露光部が設けられているのである。従って、この画像
露光部は複数の搬送手段が搬送する感光材料の大きさ如
何に拘らずその感光材料の幅に対応して露光することが
可能である。つまり、感光材料搬送経路の経路方向に対
して垂直な方向における幅(以下、単に「幅」と略記す
る)が同一の感光材料を複数列並列に搬送し、その複数
の感光材料に対して露光するような場合であっても、
又、幅が異なる感光材料を複数列並列に搬送し、その複
数の感光材料に対して露光するような場合であっても、
露光ヘッドがカバーできる幅である限り、複数の感光材
料を露光できる。
【0008】本発明の第2特徴構成によれば、露光ヘッ
ドは、2次元の画像を、感光材料搬送経路の経路方向に
対して垂直のラインで感光材料をライン露光(一般にこ
れを主走査という)する。つまり、感光材料と画像露光
部とが相対移動(一般にこれを副走査という)するのに
応じて、画像を順次露光していくのである。本発明の第
3特徴構成によれば、複数の搬送手段の作動が、各搬送
手段の夫々が各別の感光材料を搬送し、一つの画像露光
部が各搬送手段における露光箇所において感光材料に露
光する状態と、協同して一つの感光材料を搬送し、一つ
の画像露光部が一つの感光材料に露光する状態とに切り
換え可能である。従って、複数の感光材料に複数の画像
情報を露光する状態と、複数の搬送手段にて搬送される
幅を有する大きさとした感光材料に一つの画像情報を露
光する状態、つまり、いわゆる大伸ばしする状態との二
つの状態を設定することも可能となり、これら二つの作
動状態を切り換えられるようにできるのである。
【0009】本発明の第4特徴構成によれば、複数の搬
送手段は、互いに異なる幅の感光材料を搬送でき、画像
情報を種々の拡大倍率で露光することも可能となる。本
発明の第5特徴構成によれば、複数の搬送手段夫々に対
して感光材料を収納したマガジンを設けるのでは無く、
振分供給手段が、マガジンに収納された感光材料を複数
の搬送手段に振り分け供給する。本発明の第6特徴構成
によれば、スキャナによって読み取られ取得したフィル
ムのコマ画像の画像情報に基づいて、各搬送手段におけ
る露光箇所にて各別に感光材料を露光することができ
る。
【0010】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、複数の搬送
手段にて搬送する感光材料の幅を同幅の感光材料として
露光処理能力を向上することも可能であるし、複数の搬
送手段にて搬送する感光材料の幅を異幅として複数の幅
の感光材料を扱えるようにすることも可能であり、露光
処理能力の向上と、複数種類の大きさの感光材料を扱う
こととを両方共に可能にする画像プリンタを提供するに
至ったのである。上記第2特徴構成によれば、上記第1
特徴構成による効果に加え、全画像を一括して感光材料
に露光するのではなく、ライン露光ヘッドによって順次
ライン露光する構成であるため、エリア露光タイプの露
光ヘッドに比べて露光ヘッドの構成を簡素で且つ小型に
でき、画像プリンタの低コスト化及び小型化に寄与す
る。
【0011】上記第3特徴構成によれば、上記第1又は
第2特徴構成による効果に加え、複数の感光材料に対し
て露光できるのみならず、いわゆる大伸ばしの露光も可
能となり、画像プリンタを一層便利なものにできる。上
記第4特徴構成によれば、上記第1又は第2特徴構成に
よる効果に加え、種々の拡大倍率による露光が可能とな
り、画像プリンタを一層便利なものにすることができ
る。上記第5特徴構成によれば、上記第1又は第2特徴
構成による効果に加え、複数の搬送手段で、マガジンを
共用することができ、画像プリンタの構成を簡素化でき
る。
【0012】上記第6特徴構成によれば、上記第1、第
2、第3、第4又は第5特徴構成による効果に加え、ス
キャナで読み取られたフィルム画像が複数の搬送手段に
おける露光箇所にて各別に露光できるので、露光処理能
力が倍増する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の画像プリンタの実施例につい
て図面に基づいて説明する。図1に示すように、画像プ
リンタ1には、二つのマガジン3から引き出された感光
材料としての印画紙2を搬送する後述の構成よりなる搬
送手段Tと、搬送手段Tにて搬送される印画紙2を露光
するデジタル画像露光部(以下単に画像露光部と称す
る)Iと、画像露光部Iにて印画紙2を露光するために
フィルム5の画像情報を読み取る読取手段としての二つ
のスキャナ4と、画像露光部Iによって露光された印画
紙2を現像処理する現像処理部Dと、画像プリンタ1全
体の作動を制御する制御部Cとが設けられ、図3に外観
形状を示すケーシングKに一体に収納されている。尚、
スキャナ4は、ケーシングKの長手方向端部の棚部に設
置され、二つのマガジン3は、スキャナ4の設置箇所の
上方位置に着脱自在に取りつけられている。
【0014】二つのマガジン3から引き出された印画紙
2は、図2に示すように、印画紙2搬送経路が同一平面
内において互いに平行に並ぶ状態で2列に搬送され、そ
の2列に搬送される印画紙2は一つの画像露光部Iに
て、二つのスキャナ4が読み取ったフィルム5の画像情
報を露光されて、露光が終了すると現像処理部Dにて現
像処理される。
【0015】以下、各構成部分について説明する。画像
露光部Iは、光源10、光源10の照射光から特定色の
露光色を作り出すカラーフィルタ11及びシャッタ12
を一つの筐体に収納した光源ユニット13と、PLZT
プリントヘッド14と、光源ユニット13の照射光をP
LZTプリントヘッド14に導く光ファイバー束15と
を備えている。画像露光部Iの露光箇所はPLZTプリ
ントヘッド14が相対する位置に形成されることにな
る。PLZTプリントヘッド14は、図示を省略する
が、PLZTを偏光子と検光子と間に配置したものを多
数個、印画紙2の搬送経路方向と垂直な方向に一次元配
列した構成としてあり、夫々のPLZTに設けた一対の
電極間への印加電圧を変化させることにより電極間を通
過する光の偏光方向を変化させて、夫々のPLZTが光
の通過を許容するか否かを切り換える光シャッタとして
画像の1ドットを形成する機能をもつ。
【0016】画像露光部Iにおける印画紙2の露光は、
光源ユニット13のカラーフィルタ11の切り換え作動
により、光源ユニット13から照射される光の色を赤
色,青色,緑色の三色に切り換えて、各色毎にPLZT
プリントヘッド14の光シャッタを開閉して印画紙2を
露光する。PLZTプリントヘッド14は、光シャッタ
を一次元配列した、いわゆるライン露光ヘッドであるた
め、同時に露光できるのは一ライン分のドットデータで
あり、2次元の画像情報を露光するには、搬送手段Tに
て印画紙2を順次搬送しながら行う。
【0017】PLZTプリントヘッド14においてPL
ZTの光シャッタが一次元配列されている主走査方向の
長さは、並列に搬送される印画紙2の搬送経路方向に垂
直方向における総幅wよりも長く、両方の印画紙2に対
して露光できるようにしてある。PLZTプリントヘッ
ド14の各光シャッタの開閉は、制御部Cの指示で各独
立に行えるように構成してあり、並列に搬送される印画
紙2に対して同時に二つの画像情報を露光するには、二
つのスキャナ4にて読み取った画像情報を、並送される
印画紙2の位置関係を考慮して制御部Cにて合成し、そ
の合成後の画像情報を一枚の画像情報のように取り扱
い、PLZTプリントヘッド14の各光シャッタの開閉
を制御して露光する。
【0018】二つのスキャナ4は、標準的なフィルムサ
イズである135フィルムと他のサイズのフィルム、例
えば、110フィルム等との二種類の大きさのフィルム
5の画像、つまりコマ情報を読み取るためのものであ
り、若干大きさが異なるが、基本構成は全く同じであ
り、まとめて説明する。スキャナ4は、図示を省略する
が、3つのCCDラインセンサを備え、各CCDライン
センサに赤色,緑色,青色の3基本色のカラーフィルタ
を夫々取りつけた構成としてあり、フィルム5の透過光
を上記3基本色に色分解した状態で、多数の領域に区分
してピクセル単位で画像情報を読み取る。尚、CCDラ
インセンサを用いた構成としているため、静止状態で読
み取れる画像情報は一ライン分だけであり、二次元の画
像情報を読み取るために、スキャナ4によるフィルム5
の画像情報の読み取りは、二つのローラ40,41を図
示しないモータにより駆動し、フィルム5を搬送しなが
ら行う。
【0019】搬送手段Tには、並列に搬送される印画紙
2の夫々に対応して、ローラ20,21及びモータM
1,M2並びにローラ22,23及びモータM3,M4
の夫々が設けられている。ローラ20,21及びモータ
M1,M2とローラ22,23及びモータM3,M4の
夫々とは、独立に駆動されるのであるが、同様の動作を
するため一方についてのみ説明する。
【0020】ローラ20はモータM1に回動駆動され、
ローラ21はモータM2に回動駆動される。ローラ20
を回動駆動するモータM1の作動によって、印画紙2は
マガジン3から引き出されて画像露光部Iの露光箇所に
至り、画像露光部Iによる一ライン分の画像情報の露光
と、搬送手段Tによる一ライン分の印画紙2の搬送とを
順次繰り返し、二次元の画像情報を印画紙2に露光す
る。ローラ21より印画紙2搬送経路下流側の印画紙2
搬送速度は、現像処理部Dにおける現像処理時間に依存
しており、ローラ20による印画紙2搬送速度とローラ
21による印画紙2搬送速度とは一致せず、ローラ20
とローラ21との間に図1及び図2に示すような印画紙
2のループが形成されて上記の搬送速度差を吸収する。
【0021】現像処理部Dには4槽の処理タンク6及び
ローラ60,61が設けられている。ローラ60は図示
しないベルトによってローラ21と連結され、モータM
2に連動駆動され、又、ローラ61は図示しないベルト
によってローラ23と連結され、モータM4に連動駆動
される。図1においては、便宜上、現像処理部Dを二つ
描いているが、これら二つは実際には一つの処理タンク
6を共用しており、印画紙2の搬送のみ各独立に行うよ
うにしてある。現像処理部Dに搬入された印画紙2は、
ローラ60又は61に搬送され、処理液を充填した処理
タンク6を順次通過して現像処理される。
【0022】制御部Cには、画像プリンタ1の作動の指
示を入力する操作卓Oと、いわゆる画像スキャナやコン
ピュータグラフィックスを作成できるコンピュータ等の
外部機器から画像情報を入力するインターフェースであ
る入力部Eが接続されている。画像プリンタ1の基本動
作は、二つのスキャナ4にて読み取ったフィルム5の画
像情報を印画紙2に露光するものであるが、操作卓Oか
らの指示により、上記の外部機器から入力した画像情報
を印画紙2に露光することもできる。マガジン3は、上
記の如く、ケーシングKに対して着脱自在であり、図2
では、幅の異なる印画紙2を収納したマガジン3を取り
付けているが、同幅の印画紙2を収納したマガジン3を
取り付けて露光処理することも可能であるし、又、図4
に示すように、幅の広い印画紙2を収納した一つのマガ
ジン3を取り付けて、モータM1及びモータM3、並び
に、モータM2及びモータM4を夫々同期作動させて、
幅の広い印画紙2を複数の搬送手段Tで露光箇所を経由
して搬送することもできる。この場合、PLZTプリン
トヘッド14にてフィルム5の一駒分の画像情報を露光
して、いわゆる大伸ばしのプリントを作成することもで
きる。この大伸ばしのプリントを作成するための画像プ
リンタ1の動作の切り換え指示が、操作卓Oから行う。
【0023】以下、上記構成の画像プリンタ1の作動の
うち、印画紙2への露光までを、図5のフローチャート
に基づいて説明する。図5のフローチャートによる作動
制御は、全て制御部Cによって行われる。先ず、二つの
スキャナ4にてフィルム5の画像を読み取り(ステップ
#1)、フィルム5夫々のサイズとその時点で取り付け
られている印画紙2のサイズに基づいて露光倍率を演算
する(ステップ#2)。露光倍率が求まると、二つのス
キャナが読み取った二つの画像情報を、先に求めた露光
倍率及び並送される印画紙2間の位置関係等を鑑みて、
露光用の画像情報に変換し(ステップ#3)、画像情報
を構成する各領域つまり各ドット(ピクセル)の夫々に
ついて、露光量つまり各露光色毎の露光時間を演算する
(ステップ#4)。
【0024】そして、モータM1及びM3を作動させ
て、印画紙2の搬送を開始し(ステップ#5)、上記の
如く、画像情報を多数のドットラインに区分して露光す
るライン露光を開始する(ステップ#6)。このように
して露光された印画紙2は、現像処理部Dに搬送されて
現像処理され、図示しないカッタにて画像情報一枚分ず
つに切り分けられて、図3に示すように、ケーシングK
の上部におけるマガジン3の取り付け部分と反対側に排
出される。
【0025】〔別実施例〕 以下、別実施例を列記する。 (1) 上記実施例では、二つの印画紙2を二つのマガジ
ン3から夫々引き出して、露光しているが、図6に示す
ように、一つのマガジン3から二つの搬送手段Tに対し
て振り分け供給するようにしても良い。マガジン3は、
印画紙2を二つの搬送手段Tに振り分け供給する振分供
給手段としてのエアシリンダ100の押し引き作動によ
って、印画紙2の搬送経路方向に対して垂直な方向にス
ライド移動可能に構成されており、図6に実線で示す位
置と二点鎖線で示す位置の二箇所で、印画紙2を振り分
け供給する。尚、マガジン3及びエアシンリンダ100
は、図7に示すようにケーシングKに取り付けられてい
る。
【0026】マガジン3には、マガジン3から印画紙2
を引き出す引き出しローラ101が、引き出しローラ1
01を回動駆動する図示しないモータとともに取り付け
られている。マガジン3の印画紙2搬送経路下流側に
は、マガジン3から引き出された印画紙2を切断するカ
ッタ102と、その切断された印画紙2を並列して夫々
搬送する二つの搬送手段Tが設けられている。二つの搬
送手段Tは、印画紙2の搬送経路方向に対して横並びの
状態で位置する供給ローラ103,104及び露光台1
05からなる。露光台105は、ローラ106,10
7,108とこれらのローラ106,107,108に
掛け渡されたベルト109からなり、二つの搬送手段T
に共用される形になっている。尚、露光台105を駆動
するモータは図示を省略している。
【0027】この露光台105の構成は、図6に示すも
の以外に、図9に示すように、露光台105を印画紙2
搬送経路方向に沿って分割し、夫々独立に搬送駆動でき
るようにしても良い。このように構成することで、交互
にマガジン3から引き出され互い違いに2列で搬送され
る印画紙2の夫々を、露光台105上で位置合わせした
うえで、画像露光部Iにて同時に露光することができ
る。
【0028】上記のように、印画紙2を二つの搬送手段
Tに振り分け供給する場合の、印画紙2に露光をするま
での制御部Cの作動制御を図8のフローチャートに基づ
いて説明する。先ず、二つのスキャナ4にてフィルム5
の画像を読み取り(ステップ#1)、フィルム5夫々の
サイズとその時点で取り付けられている印画紙2のサイ
ズに基づいて露光倍率を演算する(ステップ#2)。露
光倍率が求まると、二つのスキャナが読み取った二つの
画像情報を、先に求めた露光倍率及び並送される印画紙
2間の位置関係等を鑑みて、露光用の画像情報に変換す
る(ステップ#3)。
【0029】図6において実線で示すマガジン3の位置
にて、引き出しローラ101を回動駆動し、印画紙2を
送り出し(ステップ#4)、所定量送り出した時点で印
画紙2を切断する(ステップ#5)。その後、エアシリ
ンダ100を作動させて、マガジン3を、図6において
二点鎖線で示す位置に移動し(ステップ#6)、その位
置で引き出しローラ101を回動駆動し、印画紙2を送
り出し(ステップ#7)、所定量送り出した時点で印画
紙2を切断する(ステップ#8)。こうして、供給ロー
ラ103,104の印画紙2搬送経路下流側で、二枚の
印画紙2の先端が揃った状態で、供給ローラ103,1
04の駆動を開始し(ステップ#9)、露光台105に
送る。ここで、画像情報を構成する各領域つまり各ドッ
ト(ピクセル)の夫々について、、露光量つまり各露光
色毎の露光時間を演算し(ステップ#10)、モータM
1及びM3を作動させて、印画紙2の搬送を開始し(ス
テップ#11)、上記の如く、画像を多数のドットライ
ン区分して露光するライン露光を開始する(ステップ#
12)。
【0030】尚、露光台105の構成を図9に示すよう
な構成としたときは、ステップ#9のように供給ローラ
103,104の印画紙2搬送経路上流側で二枚の印画
紙2を揃える必要のないのはもちろんである。
【0031】(3) 上記実施例では、印画紙2を搬送す
る搬送手段Tを二つ設けた構成としているが、三つ以上
設けても良い。又、スキャナ4は一つでも良いし、三つ
以上設けても良い。
【0032】(4) 上記実施例では、画像露光部IをP
LZTプリントヘッド14を用いた構成としているが、
液晶シャッタを用いても良い。又、LEDチップを一次
元配列したプリントヘッドを露光用光源として用いても
良い。
【0033】(5) 上記実施例では、光シャッタを一次
元配列した構成のPLZTプリントヘッド14にて、印
画紙2をライン露光しているが、PLZTプリントヘッ
ド14の構成を、一枚分の画像情報を一度に露光できる
ように、光シャッタを二次元配列して、二次元の画像全
てをそのまま直接印画紙2にエリア露光するようにして
も良い。
【0034】(6) 上記実施例では、スキャナ4は、C
CDラインセンサを用いた構成としたが、CCD又はM
OSのイメージセンサを用いた構成としても良い。
【0035】(7) 上記実施例では、二つのスキャナ4
にて読み取った画像情報を、並列して搬送される二つの
印画紙2の夫々に露光するように構成しているが、二つ
のスキャナ4のうちの何れか一方のスキャナ4にて読み
取った画像情報、つまり、二つのフィルム5のうちの何
れか一方のフィルム5から取得された画像情報に基づい
て、並列して搬送される二つの印画紙2の夫々に露光す
るようにしても良い。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像プリンタの実施例にかかる概略構
成図
【図2】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図3】本発明の実施例にかかる外観斜視図
【図4】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図5】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図6】本発明の別実施例にかかる要部斜視図
【図7】本発明の別実施例にかかる外観斜視図
【図8】本発明の別実施例にかかるフローチャート
【図9】本発明の別実施例にかかる要部斜視図
【符号の説明】
2 感光材料 3 マガジン 4 読取手段 100 振分供給手段 D 現像処理部 I 画像露光部 T 搬送手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/32 G03B 27/46 H04N 1/04 B41J 3/21

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料(2)を露光箇所を経由して現像
    処理部(D)に搬送する複数の搬送手段(T)が、その
    感光材料搬送経路が同一平面内において互いに平行に並
    ぶ状態で設けられ、取得されたデジタル画像情報に基づいて、前記複数の搬
    送手段(T)にて搬送される感光材料(2)に画像を形
    成すべく、前記画像を構成する各領域単位で前記感光材
    料(2)を露光する共通の露光ヘッド(14)を備えた
    デジタル画像露光部(I)が設けられている 画像プリン
    タ。
  2. 【請求項2】前記露光ヘッド(14)が前記感光材料搬
    送経路の経路方向に対して垂直のラインで前記感光材料
    (2)を露光するライン露光タイプであり、前記露光ヘ
    ッド(14)と前記感光材料(2)の前記経路方向の相
    対移動によって前記感光材料(2)に画像が形成される
    請求項1記載の画像プリンタ。
  3. 【請求項3】前記複数の搬送手段(T)が、各別に感光
    材料(2)を搬送する状態と、協同して一つの感光材料
    (2)を搬送する状態とに切り換え可能に構成されてい
    る請求項1又は2記載の画像プリンタ。
  4. 【請求項4】前記複数の搬送手段(T)が、互いに異な
    る幅の感光材料(2)を搬送するように構成されている
    請求項1又は2記載の画像プリンタ。
  5. 【請求項5】前記感光材料(2)を収納するマガジン
    (3)と、 そのマガジン(3)に収納された前記感光材料(2)を
    前記複数の搬送手段(T)に振り分け供給する振分供給
    手段(100)とが設けられた請求項1又は2記載の画
    像プリンタ。
  6. 【請求項6】前記デジタル画像情報を取得するため、フ
    ィルム(5)の画像を読み取るスキャナ(4)が備えら
    れている請求項1、2、3、4又は5記載の画像プリン
    タ。
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