JP2002075777A - コンデンサ用ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ - Google Patents

コンデンサ用ポリエステルフィルムおよびフィルムコンデンサ

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JP2002075777A
JP2002075777A JP2000265105A JP2000265105A JP2002075777A JP 2002075777 A JP2002075777 A JP 2002075777A JP 2000265105 A JP2000265105 A JP 2000265105A JP 2000265105 A JP2000265105 A JP 2000265105A JP 2002075777 A JP2002075777 A JP 2002075777A
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film
capacitor
polyester
thickness
polyester film
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JP2000265105A
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Tetsuya Asano
哲也 浅野
Akira Hatayama
章 畑山
Satoshi Nishino
聡 西野
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で大容量のコンデンサ用途に好適な、高い
生産性および加工性とコンデンサ特性(耐電圧性)を両
立するコンデンサ用ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】重量法によるフィルム厚みが0.5〜5.
0μmで、ポリエステルの溶融比抵抗が、1.0×10
7以上、1.0×109Ω・cm以下であり、かつフィル
ムの表面粗さSRa(nm)、SRmax(nm)が下
記の(1a)式と(1b)式を満たすことを特徴とするコ
ンデンサ用ポリエステルフィルム。 36.6−3.3t1≦SRa≦100 (nm)・・・(1a) 400≦SRmax≦1500 (nm)・・・(1b) (但し、t1(μm)はフィルムのマイクロメータ法厚
みとする。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ用フィ
ルムおよびフィルムコンデンサに関するものであり、さ
らに詳しくは本発明は、生産性と加工性の優れたコンデ
ンサ用ポリエステルフィルムおよびポリエステルフィル
ムコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機高分子フィルムを誘電体
として用いたコンデンサは広く用いられている。特開昭
63−194318号公報などに例示されるように、ポ
リエステルフィルムと金属箔を交互に巻回するか、フィ
ルムに金属を蒸着して電極とし、これを巻回または積層
することによりコンデンサを得る技術が知られている。
【0003】これらに用いられるポリエステルフィルム
においては、コンデンサとした場合の特性を確保するた
めに、特開昭63−182351号公報に例示されるよ
うに、重合触媒、添加物、不純物などに由来するイオン
成分を管理し、溶融比抵抗を高くするのが一般的であ
る。
【0004】一方、フィルムのキャスト工程は、特公昭
37−6142号公報に例示されるような、ポリマーに
電圧を印加しキャストするキャスティング方法が現在主
流である。この方法による場合、溶融比抵抗が低いポリ
マーほどキャスティング時にポリマーに電流がよく通過
するため、キャスティング性は良好となる。逆に、溶融
比抵抗が高いとキャスティングが困難となり、フィルム
製膜速度が上げられない、あるいはフィルム製膜時破れ
が多く生じる傾向がある。
【0005】また、特開平6−312453号公報など
に例示されるように、これらのコンデンサ用ポリエステ
ルフィルムのほとんどは、無機あるいは有機粒子を添加
することなどにより表面を粗面化し、加工性、すなわち
コンデンサ製造工程におけるスリット性、巻取り性、あ
るいは積層性などを確保している。しかしながら、加工
性を追求するために粗面化を進めすぎるとコンデンサの
特性が低下する傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、特公平7−75
464号公報に例示されるように、電解コンデンサに匹
敵するような大容量のフィルムコンデンサを安価に得る
要求が大きくなっている。フィルムコンデンサの大容量
化は即ち誘電体であるフィルムの薄膜化および大面積化
であり、従来より薄いフィルムをより高い生産性で製造
し、より高い加工性でコンデンサを加工する技術が必須
である。
【0007】本発明の目的は、小型で大容量のコンデン
サ用途に好適な、高い生産性および加工性とコンデンサ
特性を両立するコンデンサ用ポリエステルフィルムを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明のコンデンサ用ポリエステルフィルムは、重量法
によるフィルム厚みが0.5〜5.0μmで、ポリエス
テルの溶融比抵抗が、1.0×107以上、1.0×1
9Ω・cm以下であり、かつフィルムの表面粗さ(中
心面平均粗さ)SRa(nm)と(最大高さ)SRma
x(nm)が下記の(1a)式と(1b)式を満たすこと
を特徴とするコンデンサ用ポリエステルフィルムであ
る。
【0009】 36.6−3.3t1≦SRa≦100 (nm)・・・(1a) 400≦SRmax≦1500 (nm)・・・(1b) (但し、t1(μm)はフィルムのマイクロメータ法厚
みとする。)
【0010】
【発明の実施の形態】以下、さらに詳しく本発明につい
て説明をする。
【0011】本発明に係るコンデンサ用ポリエステルフ
ィルムは、重量法によるフィルム厚みが0.5〜5.0
μmで、ポリエステルの溶融比抵抗が、1.0×107
以上、1.0×109Ω・cm以下であり、かつフィル
ムの表面粗さ(中心面平均粗さ)SRa(nm)と(最
大高さ)SRmax(nm)が下記の(1a)式と(1
b)式を満たすことを特徴とするコンデンサ用ポリエス
テルフィルムである。
【0012】 36.6−3.3t1≦SRa≦100 (nm)・・・(1a) 400≦SRmax≦1500 (nm)・・・(1b) (但し、t1(μm)はフィルムのマイクロメータ法厚
みとする。)本発明のコンデンサ用ポリエステルフィル
ムにおいては、重量法によるフィルム厚みが0.5〜
5.0μmで、ポリエステルの溶融比抵抗が、1.0×
107以上1.0×109Ω・cm以下であり、かつフィ
ルムの表面粗さ(中心面平均粗さ)SRa(nm)と
(最大高さ)SRmax(nm)が上記の(1a)式と
(1b)式を満たすことが肝要である。
【0013】フィルム厚みが5.0μmを超えると素子
サイズが大きくなり、また0.5μm未満の厚さの場合
は、製膜安定性と加工性が悪化し好ましくない。また、
ポリエステルの溶融比抵抗が、1.0×107Ω・cm
未満であるとコンデンサとしての耐電圧が悪化し、1.
0×109Ω・cmを超えるとフィルムキャスト時の静
電印加性が悪く、破れや印加ムラ欠点等フィルム製膜安
定性が悪化し好ましくない。さらに、フィルム表面粗さ
が上記の(1)式を満たさない場合は、加工性の悪化、
素子加工時のしわ等欠点による耐電圧の低下となる。
【0014】本発明のコンデンサ用ポリエステルフィル
ムにおいて、重量法によるフィルム厚みが0.5〜5.
0μmで、ポリエステルの溶融比抵抗が、1.0×10
7以上1.0×109Ω・cm以下であり、かつフィルム
の表面粗さSRa(nm)、SRmax(nm)が上記
の(1a)式と(1b)式を満足することで、製膜安定
性、生産性、加工性に優れた小型大容量コンデンサー用
ポリエステルフィルムを得ることができるようになる。
【0015】また、フィルムの表面粗さのより好ましい
範囲は、下記の(2a)式と(2b)式で表される範囲で
ある。
【0016】 46.6−3.3t1≦SRa≦80 (nm)・・・(2a) 450≦SRmax≦1400 (nm)・・・(2b) 上記の(2a)式と(2b)式を満足することで、さらに
加工性、耐電圧性が良好になる。
【0017】本発明において、フィルムのマイクロメー
タ法厚みt1(μm)と、重量法厚みt2(μm)が、
下記(3)式を満足することが好ましい。
【0018】 0.1≦t1−t2≦0.4 ・・・(3) 上記(3)式を満足することで、フィルム層間のエアー
量が少なく加工性が良好となる。また、より好ましい範
囲は、下記(4)式で表される範囲である。
【0019】 0.1≦t1−t2≦0.3 ・・・(4) 本発明のコンデンサ用ポリエステルフィルムには、電気
伝導性のイオンなどが少ないことが、絶縁抵抗および耐
電圧性の観点から好ましい。ポリマーを重合する際の触
媒などとして、方法によってはやむなく金属化合物を添
加する必要があるが、金属イオンはリンで失活されるの
で、フィルム中のCa、Mg、Li、Mnなどの金属元
素の合計量Mからリン量Pを差し引いたM−Pなる量を
この指標とすることができる。この金属イオン残存量M
−Pは、0〜200ppmであることが、絶縁抵抗、耐
電圧性の観点から好ましい。より好ましくは0〜170
ppmであり、さらに好ましくは0〜150ppmであ
る。
【0020】また、Na、Li、Sb、Ca、Mg、M
n、Clの各元素のフィルム中の濃度C(Na)、C
(Li)、C(Sb)、C(Ca)、C(Mg)、C
(Mn)、C(Cl)(ppm)が、それぞれ下記の式
を満足することで、キャスト性が良く、破れや印加ムラ
がなく安定性したフィルム製膜が可能であり、絶縁抵抗
と耐電圧性の良いコンデンサ用フィルムが得ることがで
きる。
【0021】0.4≦C(Na)≦4.0 100≦C(Li)+C(Sb)+C(Ca)+C(M
g)+C(Mn)≦1000 0≦C(Cl)≦2 特に、Li、Sb、Ca、Mg、Mnの各元素のフィル
ム中の濃度C(Li)、C(Sb)、C(Ca)、C
(Mg)、C(Mn)(ppm)が、下記の式を満足す
ることで、より絶縁抵抗と耐電圧性の良いコンデンサ用
フィルムを得ることができる。
【0022】100≦C(Li)+C(Sb)+C(C
a)+C(Mg)+C(Mn)≦700 また、本発明のポリエステルフィルムの面配向係数fn
は、0.160〜0.180であることが耐電圧性の観
点から好ましい。特に好ましいのは、0.163〜0.
175の範囲である。面配向係数fnが0.163〜
0.175の範囲であると、より耐電圧性が良好とな
る。
【0023】本発明におけるポリエステルフィルムに用
いられるポリエステルとは、芳香族ジカルボン酸または
脂肪族ジカルボン酸とジオールを主たる構成成分とする
ポリエステルである。ここで、芳香族ジカルボン酸とし
て、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4′−ビフェニルジカルボン酸、4,4′−ビフェニル
エーテルジカルボン酸、4,4′−ビフェニルスルホン
ジカルボン酸等を用いることができる。中でも好ましく
はテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸を用いることができる。脂肪族ジカルボン酸
成分としては、例えば、アジピン酸、スベリン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸等を用いることができる。こ
れらの酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用し
てもよく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸
等を一部共重合してもよい。また、ジオール成分として
例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−
シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリアルキレングリコール、2,2′−ビス
(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等
を用いることができる。中でも、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールが
好ましく用いられる。これらのジオール成分は1種のみ
用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0024】本発明におけるポリエステルフィルムに用
いられるポリエステルとして好ましくは、ポリエチレン
テレフタレート、エチレンテレフタレートとエチレンイ
ソフタレートとの共重合体、エチレンテレフタレートと
エチレンナフタレートとの共重合体、ヘキサメチレンテ
レフタレートとシクロヘキサンジメチレンテレフタレー
トとの共重合体、ポリエチレンテレフタレートとポリブ
チレンテレフタレートとのブレンド等を挙げることがで
きる。耐電圧性と延伸性の点から特に好ましくは、ポリ
エチレンテレフタレートである。
【0025】本発明におけるフィルムの厚さは、素子サ
イズと製膜安定性の点から0.5〜5.0μm(重量法
による)であり、好ましくは0.8〜4.0μm、特に
好ましくは1.0〜3.0μmである。また、本発明の
ポリエステルフィルムの熱収縮率は、長手方向で0.5
〜5%、幅方向で−1.0〜2.5%であることが、耐
電圧性の観点から好ましい。より好ましくは、長手方向
で1.0〜5.0%、幅方向で0〜2.5%の範囲であ
る。熱収縮率が長手方向で1.0〜5.0%、幅方向で
0〜2.5%の範囲であると、蒸着加工時のキャンとの
密着性がより良好となり加工性がよい。
【0026】本発明のコンデンサ用ポリエステルフィル
ムの製造法を、以下に説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0027】本発明においてポリエステルは、次の方法
で製造することができる。例えば、酸成分をジオール成
分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成物を
減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ重縮
合させることによって製造する方法や、酸成分としてジ
アルキルエステルを用い、これとジオール成分とでエス
テル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させること
によって製造する方法等がある。この際、必要に応じ
て、反応触媒としてアルカリ金属、アルカリ土類金属、
マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、ゲルマニウ
ム、チタン化合物を用いることもできる。
【0028】本発明におけるポリエステルには、必要に
応じて、着色防止剤(リン化合物)、難燃剤、熱安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、脂
肪酸エステル、ワックス等の有機滑剤、あるいはポリシ
ロキサン等の消泡剤等を配合することができる。さらに
は易滑性を付与するために、例えば、クレー、マイカ、
酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、湿式
あるいは乾式シリカなどの無機粒子や、アクリル酸系ポ
リマ類、ポリスチレン等を構成成分とする有機粒子等を
配合することもできる。また、ポリエステル重合反応時
に添加する触媒等が失活して形成される、いわゆる内部
粒子による方法も用いることができる。
【0029】ポリエステルフィルムは少なくとも一軸方
向に延伸されたものが好ましい。より好ましくは、二軸
方向に延伸されたフィルムである。フィルムを二軸延伸
する場合の方法は、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法の
いずれの方法であってもよい。逐次二軸延伸法の場合、
例えば、熱可塑性樹脂をTダイ押し出し法によってキャ
ストドラム上に押し出すことによって未延伸フィルムと
し、次いで、縦方向、横方向の順に延伸するのが一般的
であるが、逆に延伸してもよい。同時二軸延伸法の場
合、例えば、インフレーション同時二軸延伸法、ステン
ター同時二軸延伸法等いずれの延伸方式を採用しても良
いが、製膜安定性、厚み均一性の点からステンター同時
二軸延伸法が好ましい。延伸温度は、延伸に用いるポリ
エステルのガラス転移温度(Tg)と昇温結晶化温度
(Tcc)との間であることが好ましい。 延伸倍率
は、特に限定されるものでもなく、用いるフィルムポリ
マの種類によって適宜決定されるが、好ましくは縦、横
それぞれ2〜8倍、より好ましくは3〜8倍が適当であ
る。また、二軸延伸後、縦または横、あるいは縦横に再
延伸してもかまわない。
【0030】さらにその後、二軸延伸後のフィルムを熱
処理してもよい。熱処理温度は、フィルムの温度にして
180℃〜240℃の範囲で、2〜30秒間行うのが耐
電圧向上の点で好ましい。熱処理に引き続き、弛緩処理
1〜10%の範囲で行なっても良い。熱処理して得られ
たフィルムをいったん室温程度まで冷却した後、さらに
40〜90℃の比較的低温で、5秒から1週間程度エー
ジングすることもできる。エージングを行なうことで、
耐電圧性をさらに良好とすることができる。エージング
は、金属化後に行なっても良い。
【0031】本発明において、ポリエステルフィルムの
表面粗さを形成する手段としては、例えば、ポリエステ
ルフィルム中に不活性粒子を添加することにより所望の
表面が得られる。さらに例示するならば、添加する不活
性粒子として、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、
カオリン、タルク、アルミナなどを用いることができ
る。さらに架橋高分子粒子などを用いることもできる。
重合段階でこれらの粒子を添加する場合、分散が良好で
ないとフィルム表面の粗大突起の原因となり、絶縁抵
抗、耐電圧性に悪影響を及ぼすことがある。ジェットア
ジタによる分散やメディヤ分散を行なうことは、本発明
の表面を得るのに効果的である。
【0032】フィルム上にプライマー層を設ける場合に
は、プライマー層に粒子を添加し目的の表面を形成する
こともできる。また、溶融比抵抗(ρ)を1.0×10
7以上、1.0×109Ω・cm以下にする手段として、
添加物の添加量は特に限定しないが、カルシウム、マグ
ネシウム、リチウム、マンガンなどの触媒金属化合物と
亜リン酸、ジメチルフェニルホスホネートなどのリン化
合物の比が、下記の(5)式を満足するようにフィルムに
含有することで目的の溶融比抵抗を得る手法がある。こ
の手法は、比較的容易に添加物の調整が可能であり望ま
しい。
【0033】 0.5≦(M/P)≦2.0 ・・・(5) (ただし、M:フィルム中の金属元素(カルシウム、マ
グネシウム、リチウム、マンガン)の全モル数、P:フ
ィルム中のリン元素のモル数) また、上記フィルムの溶融比抵抗(ρ)は、該押出ポリ
マの段階であらかじめ測定しておいたρとは、同じ値を
示す。
【0034】本発明において金属化ポリエステルフィル
ムとする場合には、ポリエステルフィルムの少なくとも
片面に、アルミニウムを蒸着してコンデンサの内部電極
となるアルミニウム蒸着膜等の金属化膜を設けるが、こ
のときアルミニウムと同時あるいは逐次に、例えば、ニ
ッケル、銅、金、銀、クロム、亜鉛などの他の金属成分
を蒸着することもできる。また、蒸着膜上にオイルなど
で保護層を設けることもできる。アルミニウムの蒸着膜
の厚さはコンデンサの電気特性とセルフヒール性の点か
ら20〜100nm(または表面電気抵抗で1〜20Ω
/□)であることが望ましい。また、金属化フィルムを
用いてなるフィルムコンデンサの素子容量は、小型で大
容量のコンデンサ用途に好適な特性を満足するために、
20〜2000μFであることが望ましい。フィルム厚
みを極力薄くし素子サイズの小型化を図り、なおかつ巻
回を繰り返すことで大容量化を達成する。
【0035】本発明では、必要により、蒸着後に特定の
温度でエージング処理を行なったり、再度オフラインで
熱処理を行なったりすることができる。また、絶縁もし
くは他の目的で、この金属化フィルムの少なくとも片面
にコーティングを施すこともできる。
【0036】このようして得られた金属化ポリエステル
フィルムは公知の方法で積層もしくは巻回してフィルム
コンデンサを得ることができる。巻回型フィルムコンデ
ンサを例示するならば、金属化するフィルムの両面にア
ルミニウムを真空蒸着する。その際、長手方向に走るマ
ージン部を有するストライプ状に蒸着する(表面と裏面
のパターンは交互になるようにずらして蒸着する)。次
に、表面の各蒸着部の中央と各マージン部の中央に刃を
入れてスリットし、表面が一方にマージンを有し、裏面
が反対側にマージンを有するような、テープ状の巻取リ
ールにする。得られたリールと、金属化しない合わせフ
ィルム各1本ずつを、幅方向に金属化フィルムが合わせ
フィルムよりはみ出すように2枚重ね合わせて巻回し、
巻回体を得る。この巻回体から芯材を抜いてプレスし、
両端面にメタリコンを溶射して外部電極とし、メタリコ
ンにリード線を溶接して巻回型コンデンサ素子を得る。
【0037】本発明におけるコンデンサ用ポリエステル
フィルムは、フィルム厚みが薄く、電解コンデンサに匹
敵するような大容量の小型フィルムコンデンサであり、
エアコンのインバータ倍電圧整流回路用フィルムとして
好ましいフィルムである。
【0038】[特性の測定方法] (1)溶融比抵抗 押出機の出口短管部に25cm2の電極を2枚対立して
設置し(この際、電極間の空の絶縁抵抗を1012Ω・c
m以上にする。)、試料を280℃で押し出しする。次
いで、電極間に直流5kVを印加し、その際に流れる電
流I(mA)を測定する。280℃における溶融比抵抗
ρは、下記の式から求められる。 ρ(Ω・cm)=1.25×108/I (2)フィルムの表面粗さ(中心面平均粗さSRa,最
大高さSRmax) 小坂研究所製の3次元表面粗さ計ETB−30HKを用
い、触針式で以下の条件で測定した。 触針先端径 :2μm 触針加重 :10mg 測定長 :1mm 送りピッチ :50μm 測定本数 :40本 カットオフ値:0.25mm 上記の条件で、粗さ曲面f(x,y)が得られたとき、
SRaは下記の式で与えられる。
【0039】
【式1】 (但し、lx;測定長=1mm、ly=(送りピッチ)×
(測定本数)=2mm、S=lx×ly) 上記測定範囲の最大の山と最深の谷を平均面と平行な2
面で挟み、その間隔を最大高さSRmaxとする。
【0040】(3)フィルム厚み測定 ・マイクロメータ法厚み:測定試料をマイクロメーター
を用いて、フィルムの幅と長さ方向にそれぞれ10点を
測定しその平均値を用いる。 ・重量法厚み:測定試料の重量を測定し、下記計算式よ
り求める。 t2(μm)=フィルム重量(g)/(フィルム幅
(m)×フィルム長さ(m)×密度) (但し、ポリエチレンテレフタレートの密度を1.40
とする。) (4)コンデンサ製造の際の加工性(素子巻収率) ポリエステルフィルムの片面に、表面抵抗が2Ω/□と
なるようにアルミニウムを真空蒸着した。その際、長手
方向に走るマージン部を有するストライプ状に蒸着した
(蒸着部の幅8.0mm、マージン部の幅1.0mmの
繰り返し)。次に各蒸着部の中央と各マージン部の中央
に刃を入れてスリットし、左もしくは右に0.5mmの
マージンを有する全幅4.5mmのテープ状に巻取リー
ルにした。得られたリールの左マージンおよび右マージ
ンのもの各1本ずつを、幅方向に蒸着部分がマージン部
より0.5mmはみ出すように2枚重ね合わせて巻回
し、静電容量約150μFの巻回体を得た。素子巻回に
は皆藤製作所製KAW−4NHBを用いた。この巻回体
から芯材を抜いて、そのまま150℃、10kg/cm
2の温度、圧力で5分間プレスした。この両端面にメタ
リコンを溶射して外部電極とし、メタリコンにリード線
を溶接して巻回型コンデンサ素子を得た。
【0041】上記のコンデンサの製造の際、巻き始めか
ら巻き終わりまでを目視で観察し、しわやずれが発生し
たものを不合格とし、不合格となったものの数の製造数
全体に対する割合を百分率で示し加工性の指標とした
(以下素子巻収率と称する)。素子巻収率は高いほど好
ましい。95%以上を良好○、95%未満を不良×とし
た。
【0042】(5)耐電圧性評価 上記の方法で得たコンデンサ素子を試料とし、春日製高
電圧直流電源を用いて、100V/sの速度で昇圧しな
がら電圧を印加し、10mA以上流れた時絶縁破壊した
ものとした。絶縁破壊電圧は50個の測定結果の平均値
として求めた。耐電圧0.25kv未満を不良と評価し
×とした。
【0043】(6)製膜安定性評価 230m/minの製膜速度において、フィルムのし
わ、破れ等を目視観察により評価した。評価は、下記の
とおりである。
【0044】フィルムにしわ、印加ムラ、破れがなかっ
た場合を、「○」 フィルムにしわ、印加ムラ、破れの発生が24時間の製
膜につき1〜2回、目視観察し た場合を、「△」 フィルムにしわ、印加ムラ、破れの発生が24時間の製
膜につき3回以上目視観察した 場合を、「×」 とした。「△」以上が、製膜時の実用可能なレベルであ
る。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。
【0046】(実施例1)ポリエステル樹脂として、ポ
リエチレンテレフタレートを用いた。重合段階に平均粒
径1.5μmの凝集シリカ粒子を0.35重量%、重合
触媒として酢酸カルシウム250ppm、三酸化アンチモ
ン250ppm、亜リン酸やジメチルフェニルホスホネー
トのリン化合物130ppmを公知の方法で添加しチッ
プを製造した。このようして、溶融比抵抗が0.63×
108Ω・cmのチップを製造した。
【0047】このチップを180℃で真空乾燥し、押出
機に供給し、285℃で溶融させた後Tダイより吐出さ
せシート化し、冷却ドラムにてキャストした。このフィ
ルムを105℃に加熱し長手方向に3.5倍延伸した
後、105℃で幅方向に3.8倍に延伸し、引き続き2
15℃で1%弛緩処理をし、重量法厚みで1.80μ
m、マイクロ法厚みで2.15μmの二軸延伸フィルム
を得た。得られたフィルムの表面粗さは、SRa=4
8.8nm、SRmax=1223nmで、面配向係数
は0.169であった。フィルム製膜は、キャスティン
グ時の静電印加ムラ、しわ、破れ等は観察されず、製膜
性は良好「○」であった。
【0048】得られた二軸延伸フィルムの片面に表面抵
抗が2Ω/□となるようにアルミニウムを真空蒸着した
後、巻回してコンデンサを得た。その結果、素子巻収率
が99%、耐電圧0.30kVであった。
【0049】(実施例2)チップ中の凝集シリカ粒子添
加量を0.24重量%とし、重合触媒を調整することで
チップの溶融比抵抗を0.92×109Ω・cmとした
こと以外は、実施例1と同様にしてフィルムを製造し、
コンデンサを得た。フィルムは、重量法厚みで1.80
μm、マイクロ法厚みで2.09μmの二軸延伸フィル
ムであり、フィルムの表面粗さは、SRa=35.7n
m、SRmax=1040nmで、面配向係数は0.1
68であった。フィルム製膜は、キャスティング時の静
電印加ムラがフィルム端部に発生(2回/24時間)し
たが問題ないレベルであった。その他、しわ、破れ等は
観察されず、製膜性は良好「△」であった。
【0050】また、コンデンサ素子の素子巻収率は96
%であり、耐電圧は0.40kVであった。
【0051】(実施例3)重合触媒量を調整しチップの
溶融比抵抗を0.28×109Ω・cmとしたこと以外
は、実施例1と同様にしてフィルムを製造し、コンデン
サを得た。フィルムは、重量法厚みで1.80μm、マ
イクロ法厚みで2.23μmの二軸延伸フィルムであ
り、フィルムの表面粗さは、SRa=51.9nm、S
Rmax=1310nmで、面配向係数は0.169で
あった。フィルム製膜は、キャスティング時の静電印加
ムラ、しわ、破れ等は観察されず、製膜性は良好「○」
であった。また、コンデンサ素子の素子巻収率は97%
であり、耐電圧は0.35kVであった。
【0052】(実施例4)重合触媒を調整しチップの溶
融比抵抗を0.53×108Ω・cmとし、長手方向に
4.0倍、幅方向に4.0倍に同時二軸延伸したこと以
外は、実施例1と同様にしてフィルムを製造し、コンデ
ンサを得た。フィルムは、重量法厚みで1.80μm、
マイクロ法厚みで2.10μmの二軸延伸フィルムであ
り、フィルムの表面粗さは、SRa=40.5nm、S
Rmax=987nmで、面配向係数は0.170であ
った。フィルム製膜は、キャスティング時の静電印加ム
ラ、しわ、破れ等は観察されず、製膜性は良好「○」で
あった。また、コンデンサ素子の素子巻収率は99%で
あり、耐電圧は0.28kVであった。 (比較例1)
重合触媒を調整しチップの溶融比抵抗を0.87×10
7Ω・cmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてフ
ィルムを製造し、コンデンサを得た。フィルムは、重量
法厚みで1.80μm、マイクロ法厚みで2.20μm
の二軸延伸フィルムであり、フィルムの表面粗さは、S
Ra=50.2nm、SRmax=1320nmで、面
配向係数は0.168であった。フィルム製膜は、キャ
スティング時の静電印加ムラ、しわ、破れ等は観察され
ず、製膜性は良好「○」であった。また、コンデンサ素
子の素子巻収率は97%であり、耐電圧は0.23kV
であった。
【0053】(比較例2)重合触媒を調整しチップの溶
融比抵抗を1.14×109Ω・cmとしたこと以外
は、実施例1と同様にしてフィルムを製造し、コンデン
サを得た。フィルムは、重量法厚みで1.80μm、マ
イクロ法厚みで2.25μmの二軸延伸フィルムであ
り、フィルムの表面粗さは、SRa=52.3nm、S
Rmax=1390nmで、面配向係数は0.168で
あった。また、コンデンサ素子の素子巻収率は98%で
あり、耐電圧は0.43kVであった。
【0054】(比較例3)チップ中の凝集シリカ粒子添
加量を0.15重量%とし、重合触媒を調整しチップの
溶融比抵抗を1.25×107Ω・cmとしたこと以外
は、実施例1と同様にしてフィルムを製造し、コンデン
サを得た。フィルムは、重量法厚みで1.80μm、マ
イクロ法厚みで2.02μmの二軸延伸フィルムであ
り、フィルムの表面粗さは、SRa=25.7nm、S
Rmax=790nmで、面配向係数は0.168であ
った。フィルム製膜は、キャスティング時の静電印加ム
ラ、しわ、破れ等は観察されず、製膜性は良好「○」で
あった。また、コンデンサ素子の素子巻収率は74%で
あり、耐電圧は0.26kVであった。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、小型、大容量のコンデ
ンサ用途に好適な、高い生産性および加工性とコンデン
サ特性(耐電圧性)を両立するコンデンサ用ポリエステ
ルフィルムを提供することができる。本発明のコンデン
サ用ポリエステルフィルムは、特に生産性、加工性に優
れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA43 AA45 AA46 AF36 AF36Y AF39Y AH12 BA01 BB06 BB07 BB08 BB09 BC01 BC12 BC16 5E082 AA05 AB03 AB04 BB03 BB10 EE07 EE08 EE23 EE24 EE25 EE26 EE38 FG06 FG22 FG27 FG36 FG48 GG04 JJ04 JJ22 JJ25 MM23 MM24 PP01 PP02 PP03 PP04 PP09 PP10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量法によるフィルム厚みが0.5〜
    5.0μmで、ポリエステルの溶融比抵抗が1.0×1
    7以上1.0×109Ω・cm以下であり、かつフィル
    ムの表面粗さ(中心面平均粗さ)SRa(nm)と(最
    大高さ)SRmax(nm)が下記の(1a)式と(1
    b)式を満たすことを特徴とするコンデンサ用ポリエス
    テルフィルム。 36.6−3.3t1≦SRa≦100 (nm)・・・(1a) 400≦SRmax≦1500 (nm)・・・(1b) (但し、t1(μm)はフィルムのマイクロメータ法厚
    みとする。)
  2. 【請求項2】 フィルムのマイクロメータ法厚みt1
    (μm)と、重量法厚みt2(μm)が、下記の不等式
    の示す領域にあることを特徴とする請求項1記載のコン
    デンサ用ポリエステルフィルム。 0.1≦t1−t2≦0.4
  3. 【請求項3】 Na、Li、Sb、Ca、Mg、Mn、
    Clの各元素のフィルム中の濃度C(Na)、C(L
    i)、C(Sb)、C(Ca)、C(Mg)、C(M
    n)、C(Cl)(ppm)が、それぞれ下記の式を満
    たすことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記
    載のコンデンサ用ポリエステルフィルム。 0.4≦C(Na)≦4.0 100≦C(Li)+C(Sb)+C(Ca)+C(M
    g)+C(Mn)≦1000 0≦C(Cl)≦2
  4. 【請求項4】 面配向係数fnが0.160〜0.18
    0であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のコンデンサ用ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 長手方向と幅方向に同時に二軸延伸して
    なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    コンデンサ用ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 インバータの倍電圧整流回路用フィルム
    として用いる請求項1〜5のいずれかに記載のコンデン
    サ用ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のコンデ
    ンサ用ポリエステルフィルムに金属化膜を設けてなる金
    属化フィルム。
  8. 【請求項8】 金属化膜の膜抵抗が1〜20Ω/□であ
    ることを特徴とする請求項7記載の金属化フィルム。
  9. 【請求項9】 素子容量が20〜2000μFであるこ
    とを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の金
    属化フィルムを用いてなるフィルムコンデンサ。
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CN116685051B (zh) * 2023-07-03 2024-02-06 广州方邦电子股份有限公司 金属箔、载体箔、覆金属层叠板、印刷线路板及电池

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