JP2002075132A - パワーウィンドウ制御用操作部 - Google Patents

パワーウィンドウ制御用操作部

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JP2002075132A JP2000259472A JP2000259472A JP2002075132A JP 2002075132 A JP2002075132 A JP 2002075132A JP 2000259472 A JP2000259472 A JP 2000259472A JP 2000259472 A JP2000259472 A JP 2000259472A JP 2002075132 A JP2002075132 A JP 2002075132A
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  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、操作部をコンパクト化する
と共に、操作にあたっては異なる操作部に手を移すこと
なく一つのツマミを操作するだけで複数の窓の特定とそ
の開閉駆動を実行できるパワーウィンドウ制御用操作部
を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、短絡部材を有するツマミユニ
ットのスライド位置によって端子間を短絡又は開放させ
て、複数あるウィンドウの内駆動すべき対象を選択特定
し、前記ツマミユニットのツマミの操作によって該当ウ
ィンドウのモータに正または逆方向から電圧を印加させ
て昇降駆動を指示する構成を採用することで、手の位置
を変えることなく一つのツマミを操作するだけで複数の
窓の特定とその昇降駆動を可能とするパワーウィンドウ
制御用操作部を提供するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の複数ある
パワーウィンドウに対しその窓選択と昇降動作の指示を
実行する操作部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のドア−ウィンドウは開閉できる
ものが大半であり、その開閉機構はハンドルを手動で昇
降操作するものと、モータの回転により駆動するものと
がある。最近は後者のタイプすなわちパワーウィンドウ
を採用した車が主流となっており、運転席まわりにすべ
てのドアーウィンドウを開け閉めまたはロックできる制
御操作部が設置されている。この制御操作部は一般に全
ウィンドウに対応する数の操作スイッチとリアーシート
や助手席での個別開閉を禁止するためのウィンドウロッ
クスイッチが組み込まれているものが多い。例えば各ウ
ィンドウのモータは図6に示すような回路構成(AUT
O回路は省略してある。)となっていて、個別に対応し
たスイッチを選択しUP/DOWN操作することで該当
する窓を駆動するようになっている。図示の状態はUP
側端子もDOWN側端子も皆アース接続されており、所
謂ロック状態となっている。ちなみに図中リアーシート
左側の窓を開けるにはまず対応するスイッチを選択して
そのツマミをDOWN側に操作する。すると右側のDO
WN端子に正電圧が左側のUP端子はアースに接続され
たままであるから両端子間に電圧が印加され、モーター
の右端子から左端子に電流が流れ、モーターを正転させ
て窓を開く。所望分開いたところでツマミをはなせば図
示の状態に戻りモータは停止する。開いた窓を閉めたい
時には該当スイッチのツマミをUP側に操作すると、右
側のDOWN端子はアース電位に保持され左側のUP端
子はバッテリーの正電極に接続されるから両端子間に電
圧が印加され、今度はモーターの左側から右側に電流が
流れ、モーターを逆転させて窓を閉める。このようにパ
ワーウィンドウ制御用のスイッチは窓の数分の昇降スイ
ッチを必要とする構成になっている。
【0003】運転席周りに配置する操作スイッチにはこ
のパワーウィンドウ用のスイッチの他、電動ミラーの駆
動スイッチやドアーロック用のスイッチなども必要であ
り、そのコンパクト化や操作の簡便性が求められている
ところである。例えば特開平9−161612号公報や
特開平11−96853号公報等にこの小型化に対応し
たものが提示されている。特開平9−161612号公
報のものは図7のAにその平面図を示したように1個の
回動操作ノブ3の操作で車両の前席及び後席の左右のウ
ィンドウの開閉回路を選択するようにし、これと各ウィ
ンドウ共通の自動開閉操作ノブ4及びドアロック操作ノ
ブ5とが組み合わされ1つのマスタスイッチを構成して
いる。回動操作ノブ3は回動と共に上下動可能となって
おり、上側位置では各ウィンドウの開閉回路の切換操作
が可能であるが下側位置にあるときは回路選択ができな
くなってロックされるようになっている。ドアロック操
作ノブ5は別として、ウィンドウの開閉制御に用いられ
るノブは2つであり、従来の窓の数分の昇降スイッチと
ロック用のスイッチの組合せからなる構成と比較すれば
コンパクト化が図られている。また特開平11−968
53号公報のものは図7のBに斜視図で示したようにパ
ワーウィンドウ操作用のスイッチと電動ミラー操作用の
スイッチを兼用した多機能制御パネルを提示したもので
ある。すなわちスイッチボックス11内に多方向スイッチ
12と、押しボタン式のモード切換スイッチ13、窓の昇降
を指示する昇降スイッチ14、ミラーのL/R選択スイッ
チ15、ミラー用格納スイッチ16、ドアー用のロック/ア
ンロックスイッチ17、ウィンドウロックスイッチ18とが
組み込まれている。まず、多方向スイッチ12は操作桿20
を八方に傾斜させ又は下方向に押圧することで9つの接
点の開閉を操作するが、モード切換スイッチ13でウィン
ドウ操作が選択された場合であって操作桿20が下方に押
圧されたときは4枚のウィンドウが選択され、八方の何
れかに傾斜されたときはその位置に対応して前部2枚、
左前部1枚、左部2枚、左後部1枚、後部2枚、右後部
1枚、右部2枚、右前部1枚の何れかが選択される。こ
の装置はウィンドウ操作だけでなくミラー制御とドアー
ロック制御用の操作部を兼用し、全体として多機能コン
パクト化を図っているが、パワーウィンドウ制御に着目
すると、多方向スイッチ12と、モード切換スイッチ13、
昇降スイッチ14、ウィンドウロックスイッチ18とがあ
り、多様な対応が選択できる利便性はあるがその操作は
複雑であることを否定できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】運転席周りに配置する
パワーウィンドウの操作部のコンパクト化という課題に
対しては、前述したような先行技術が提示されている
が、窓の特定と特定した窓の開閉操作に関して見てみる
と、特開平9−161612号公報のものは対象の窓を
選択する回動操作ノブを回動させて特定した上で自動開
閉操作ノブ4を操作して窓を開閉させるものであり、特
開平11−96853号公報のものはまずモード切換ス
イッチ13を操作してパワーウィンドウ操作モードとした
上で多方向スイッチ12の操作桿20を操作して対象の窓を
特定し昇降スイッチ14を操作して窓を開閉させるもので
ある。いずれも複数の操作部を操作して窓の開閉を実行
するようになっている。そこで本発明の課題は、これら
従来技術の問題点を解決すること、すなわち操作部をコ
ンパクト化すると共に、操作にあたっては異なる操作部
に手を移すことなく一つのツマミを操作するだけで複数
の窓の特定とその開閉駆動を実行できるパワーウィンド
ウ制御用操作部を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、短絡部材を有
するツマミユニットのスライド位置によって端子間を短
絡又は開放させて、複数あるウィンドウの内駆動すべき
対象を選択特定し、前記ツマミユニットのツマミの操作
によって該当ウィンドウのモータに正または逆方向から
電圧を印加させて昇降駆動を指示する構成を採用するこ
とで、手の位置を変えることなく一つのツマミを操作す
るだけで複数の窓の特定とその昇降駆動を可能とするパ
ワーウィンドウ制御用操作部を提供するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、ツマミを備えたツマミ
ユニットのスライド位置によって開閉駆動を行わせるパ
ワーウィンドウを選択して特定する機能と、前記ツマミ
を操作させてモータに印加する電圧の有無並びに印加方
向を切換えて昇降駆動制御を行わせる機能をもたせるこ
とで、手の位置を変えることなく一つのツマミを操作す
ることでパワーウィンドウの開閉制御を操作できるよう
にしたものである。したがって、このツマミユニットが
とるスライド位置は少なくともパワーウィンドウの数分
が必要となる。この他すべてのウィンドウを選択したり
非選択としたり、また前又は後のウィンドウ2つを選択
したり、右又は左のウィンドウ2つを選択したりといっ
た適宜の選択組み合わせのポジションを更に加えて作っ
てもよい。ツマミは3つの切換えポジションをもちそれ
ぞれモータに正方向電圧が印加される接続、中間位置の
零電圧接続、更に逆方向に電圧が印加される接続となる
ようにする。
【0007】図1に本発明のパワーウィンドウ制御用操
作部を示す。Aは平面図であり、Bは側面図である。1
はパネルでH字型の穴11が空いており、その穴11にはツ
マミユニット2が嵌め込まれH字状にスライドが可能
で、該ツマミユニット2はパネル1の上面側にツマミ23
のついた昇降スイッチ部22と基盤21がパネル1の下側に
は短絡部材24が一体に形成されていて、パネル1の下方
領域に位置に対応して配置された複数の対端子を選択的
に短絡し窓位置選択を行う。昇降スイッチ部22には電源
となるバッテリーから正電圧とアース電圧が供給される
ようになっていて、ツマミ23がとる3つのポジションに
対応して先の位置選択によって特定された窓のモータに
正方向電圧、中間位置の回路遮断による零電圧、あるい
は逆方向電圧が印加されるのである。図に示したツマミ
ユニット2のポジションはH字型の中央ニュートラル位
置であり何れの対端子間をも短絡しないので何れの窓の
モータにも駆動源は供給されない。なお、ここでは乗用
車において最もポピュラーな前後左右の4ドアーパワー
ウィンドウを念頭において位置対応のとり易いH字型の
スライド位置を提示したが、これに限らずすべての窓と
対応する適宜の位置形態を採用できる。
【0008】
【実施例1】本発明の実施例を図2と図3を参照しなが
ら説明する。図2はツマミユニットの部分を断面で示し
た側面図であり、図3はこの実施例の回路図である。こ
の実施例のツマミユニット2は図2から判るように二層
構造となっており、パネル1より上方に位置する1層部
分は基盤21上の昇降スイッチ部22とそのツマミ23であ
る。この昇降スイッチ部22にはパネル1のH字型の穴11
を経てパネル1の下方からバッテリの正電極の電位が供
給されるリード線3と負電極の電位(アース電位)が供
給されるリード線4とが配線接続されるが、これらのリ
ード線はツマミユニット2が何れのポジションにもスラ
イド可能なように長さにゆとりを持ったフレキシブルな
配線とされる。昇降スイッチ部22内には図3に示される
ようにリード線3を介してバッテリの正電極の電位が供
給されている端子aとd、リード線4を介してアース電
位が供給される端子bとc並びに中継線に接続された端
子eとfが配置される。この昇降スイッチ22はツマミ23
に触れないときには実線で図示したように端子fは端子
cと、端子eは端子bと常閉の関係にあり、ツマミ23を
降(DOWN)側に操作したとき破線で示したように前
記端子fが前記端子cを開放し端子dと接続し、ツマミ
23を昇(UP)側に操作したとき破線で示したように前
記端子eが前記端子bを開放し端子aと接続するように
作動する。ツマミ23から手を離すと端子fは端子cと、
端子eは端子bと実線の元の常閉状態に戻る。
【0009】図2に示すようにツマミユニット2はパネ
ル1より下方に位置する部分に二層が配置された構造と
なっており、二層目は短絡部材24を備えた前後左右位置
選択機構になっている。この短絡部材24はスプリングに
よって下方に付勢されていて、それぞれの下方に位置し
中央のニュートラル位置に1つとH字状に前後左右方向
に4つとに分離配設されている端子との電気的接続を安
定堅実なものとするようになっている。ちなみにツマミ
ユニット2が前左側にシフトされた場合には短絡部材24
は中央端子g1と前席左側のモーターFLの下側の端子
h1からなる対端子を短絡する。次にツマミユニット2
が前右側にシフトされた場合には短絡部材24は中央端子
g2と前席右側のモーターFRの下側の端子h2からなる
の対端子を短絡する。同様にツマミユニット2が後左側
にシフトされた場合には端子g3と端子h3とからなる対
端子が短絡され、また、ツマミユニット2が後右側にシ
フトされた場合には端子g4と端子h4とからなる対端子
が短絡され、他の対端子はすべて開放状態となる。そし
てツマミユニット2がH字型の中央部ニュートラル位置
gにあるときは短絡部材24は中央端子g上にあって、中
央端子の前記対端子をすべて開放している。
【0010】次に、この実施例においてツマミユニット
2が前左位置に置かれたときの作動を図3の回路図によ
って検証する。この図から明らかなように昇降スイッチ
機構SWの一方の端子fは中継線を介して前席の左右の
ドアーFL,FRのモーターの上側端子に、また、後席
の左右のドアーRL,RRのモーターの下側端子に常時
接続されている。他方の端子eはH字型の4つの先端端
子g1,g2,g3,g4をもつ中央端子gと常時接続されて
いる。いま、ツマミユニット2は前左位置に置かれてお
るので中央端子gは端子g1と端子h1とからなる対端子
を短絡部材24によって短絡している。この状態で昇降ス
イッチ機構SWのツマミ23が図中降(DOWN)側に操
作されると端子fは常閉の端子cを開放し端子dに切り
替わる。したがって、バッテリーの正電極の電位が端子
dから端子fに、中継線を介して前席左右ドアーのモー
ターの上側端子と後席左右ドアーのモーターの下側端子
へと正電位がすべてのモーターに供給される。しかし常
時アース電位に置かれる中央端子g2,g3,g4と前席右
側と後席の両側ドアーのモーター端子h2,h3,h4との
対端子は開放状態にあるので電流は流れない。前席の左
側ドアーモーターFLMの回路だけが閉ループとなって
モーターFLMの上側から下側に向かって電流が流れモ
ーターを正転させ窓を開く。反対に昇降スイッチ機構S
Wが図中昇(UP)側に操作されると端子fは常閉の端
子cと接続されているが、端子eは常閉の端子bを開放
して端子aに切り替わるので、先ほどとは反対に端子e
に正電位が端子fにアース電位が供給される。バッテリ
ーの正電極の電位は端子aから端子eに、さらに中継線
を介して中央端子gすなわちすべての先端端子g1,g2,
g3,g4へ供給される。しかし前席左側のドアーのモー
ターFLM以外の対端子はすべて開放されているので、
このモーター以外のモーターは駆動することなく、該モ
ーターFLMの上側端子は端子fを介してアースされて
いるので閉回路を形成し、今度は下側端子から上側端子
へと電流が流れモーターを逆転させてウィンドウを閉め
る。ツマミユニット2が他の位置にシフトされた場合も
同様の動作であるが、後席の窓が選択された場合は図中
モーターの下側端子から上側端子に向かって電流が流れ
たときが窓が開く正転で、上側端子から下側端子に向か
って電流が流れたときが窓が閉まる逆転となる。このよ
うに本実施例ではツマミユニット2のパネル1のH字型
の穴11内位置に対応して駆動するパワーウィンドウが特
定でき、ツマミユニット2のツマミ23を降(DOWN)
側に操作すると該当する窓ガラスが下がって開き、反対
にツマミ23を昇(UP)側に操作すると窓ガラスがあが
って窓を閉める動作となる。
【0011】
【実施例2】次に、ツマミユニットを各ウィンドウの選
択位置にスライドさせる際にフレキシブルなリード配線
を用いなくても昇降スイッチ機構にバッテリからの駆動
電源が供給可能である機構を用いた例を図4に示す。A
はパネルの下の操作部本体側構成を示す平面図であり、
Bはツマミユニットを示す図であって、その下段に示し
たものは該ツマミユニットの側面図、中段は上方の昇降
スイッチ部と下方の短絡部材を分離して示した図、上段
左は昇降スイッチ部の側面図で右はその昇降スイッチ部
を下方から見た底面図である。この実施例は先の例が前
後位置選択用と左右位置選択用の短絡部材を別個に備え
ていたのに対し一つの短絡部材24のみでRR,RL,F
R,FL4つのドアーの窓を選択指示するようにしてい
る。ツマミユニット2の昇降スイッチ部22の周壁面には
上下方向に位置を違えて2つの金属製導電帯25,26と、
電源入力端子となるa,b(c,d)が昇降スイッチ部
22の下方に延在する形態で配設されている。パネル1に
開けられたH字型の案内穴11に沿ってツマミユニット2
が各ウィンドウの選択位置にスライドさせたとき、前記
電源端子a,b(又はc,d)は操作部本体側に設置さ
れているバッテリの正極と負極に接続されている電源供
給端子g,hと接触し、前記導電帯25,26は操作部本体
側に設置されている端子j,iと接触する。該端子g,
h,i,jは各ウィンドウの選択位置(RR,RL,F
R,FL)にそれぞれ配設されていて、端子jが一番上
に続いて端子iがそして端子g,hが一番下に位置して
いる。図4のAにおいて電源供給端子g,hの位置を左
側にシフトして示しているが、これは図面を単純化した
もので実際にはモーターに接続された各選択端子の上方
に重なって位置している。ここで用いられる昇降スイッ
チ部22のスイッチ機構は、先の例と同様ツマミ23が操作
されないときは中立位置にあって、端子eは端子bと端
子fは端子dと常閉の関係にあり、ツマミ23が降(DO
WN)側に操作されたとき端子eは常閉の端子bを開放
して端子aに切り替わり、ツマミ23が昇(UP)側に操
作されたとき端子fは常閉の端子dを開放して端子cに
切り替わって接続されるという動作をするものである。
【0012】次に、この実施例においてツマミユニット
2が前左ウィンドウ選択位置に置かれたときの作動を図
5の回路図によって検証する。ポジションが前左という
ことで短絡部材24はウィンドウ選択FLの対端子を短絡
し、昇降スイッチ部22の電源入力端子aはバッテリの正
電極に接続された電源供給端子gと電源入力端子bはバ
ッテリの負電極に接続された電源供給端子hと接触し、
導電帯25は端子jと導電帯26は端子iと接触する。この
ときのウィンドウ選択端子以外の接続関係は電源入力端
子がa,bとなるかc,dとなるかの違いがあるだけで
いずれのウィンドウ選択位置でも同様であるから、図中
左側の昇降スイッチ部22の回路はウィンドウ選択位置に
対応させずに共通的に表してある。昇降スイッチ部22の
上方の導電帯25は図中左上のj端子と接続し、下方の導
電帯26はやはり図中左上のi端子と接続している。この
状態でツマミ23をDOWN側に倒すと端子eは常閉の端
子bを開放し端子aに切り替わり、端子fは常閉の端子
dと短絡状態であるので電源の正電位が端子a,eを経
て導電帯25へ供給される。いまこの導電帯25は図中左上
のj端子と接続しているから中継線を介して各位置選択
用の対電極に正電位を供給するが、短絡部材24はFL位
置の対端子のみを短絡しているので前方左側のドアーの
モータFLMの図中下方端に電源の正電位を供給する。
他方当該モータの上方端は端子iに接続され、該端子i
は前述のように昇降スイッチ部22の下方導電帯26に接触
しているので端子fと端子dを介し電源の負電極(アー
ス電位)に接続される。すなわちこの状態では前方左側
のドアーのモータFLMの下端子から上端子側に電流が
流れ、当該ウィンドウの窓ガラスを下げて窓を開ける。
ツマミ23の手を離せば中立状態となり該昇降スイッチは
実線で示す常閉状態に戻るので電源の供給は遮断されて
駆動が停止される。ツマミをUP側に倒すと今度は端子
eは常閉の端子bと接続されたままで、端子fは常閉の
端子dを開放し端子cと短絡状態になるので電源の正電
位が端子c,fを経て導電帯26へ供給される。この導電
帯26は端子iと接続されているから前方左側のドアーの
モータFLMの上端子に正電位が供給される。該モータ
の下端子は短絡部材24、端子j、導電帯25を経て昇降ス
イッチ22のe端子に接続され電源の負電極に至る。従っ
てモータFLMには上方端から下方端への電流が流れ、
モーターFLMを先の回転とは逆方向に駆動し窓ガラス
を上昇させて閉めるように作動する。
【0013】なお、ツマミユニット2が他のウィンドウ
選択位置に位置した場合も短絡される対端子と各端子の
接触位置が異なるだけで、窓の昇降動作には差異はな
い。この実施例ではウィンドウ選択のためツマミユニッ
トはH字型にスライドし位置を変えるが、各位置におい
て操作部本体側に固定された端子と昇降スイッチ部22に
設けた導電帯や電源入力端子間の接続を図るように構成
したので、昇降スイッチ部22に電源電圧を供給するため
にゆとりを持ったフレキシブルなリ−ド線を配線する必
要がなくなり、消耗部材を少なくし無駄なスペースも少
なくできるという特有の効果を奏する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、短絡部材を備えたツマミユニ
ットのスライド位置によって端子間を短絡又は開放させ
て、複数あるウィンドウの内駆動すべき対象を選択特定
する機構と、前記ツマミユニットのツマミの操作によっ
て該当ウィンドウのモータに正または逆方向の電圧を印
加させて開閉駆動を指示する機構とを備えてなるパワー
ウィンドウ制御用操作部であるから、それぞれの窓に対
応したスイッチ群を備える必要のない軽量でコンパクト
な構造でしかも操作する手の位置を変えることなく1つ
の操作部材ですべてのパワーウィンドウの開け閉めを選
択可能に指示操作できるという操作性の簡便性を兼ね備
えた画期的なパワーウィンドウ制御用操作部である。し
かも操作が簡単でかつ構造も単純であるため、作動が確
実でかつ誤動作を起こしにくく、操作感も向上できた。
【0015】また、ツマミユニットの周囲にはスライド
面に対して垂直方向に位置を異にした導電帯と電源入力
端子とが配置され備え、各ウィンドウ対応位置に置いて
それぞれ対峙する端子と接触する構成を採用したパワー
ウィンドウ制御用操作部にあっては、昇降スイッチ部22
に電源電圧を供給するためにゆとりを持ったフレキシブ
ルなリ−ド線を配線する必要がなくなり、消耗部材を少
なくし無駄なスペースも少なくできるという更なる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーウィンドウ制御用操作部を示し
たもので、Aはその平面図であり、Bはその側面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例における3層構造のツマミ
ユニットの一部分を断面で示した側面図である。
【図3】第1の実施例の回路図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す図で、Aはパネルの
下の操作部本体側構成を示す平面図であり、Bはツマミ
ユニットを示す図である。
【図5】第2の実施例の回路図である。
【図6】従来のパワーウィンドウ制御スイッチの基本回
路構成を示す図である。
【図7】コンパクト化を図ったパワーウィンドウ制御ス
イッチの先行技術例を示す図である。
【符号の説明】
1 パネル 24(a,b) 短
絡部材 11 H字型の穴 25,26 導電帯 2 ツマミユニット 3,4 リード線 21 基盤 a,b,c‥‥‥‥
j,l 端子 22 昇降スイッチ部 23 ツマミ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短絡部材を備えたツマミユニットのスラ
    イド位置によって端子間を短絡又は開放させて、複数あ
    るウィンドウの内駆動すべき対象を選択特定する機構
    と、前記ツマミユニットのツマミの操作によって該当ウ
    ィンドウのモータに正または逆方向の電圧を印加させて
    開閉駆動を指示する機構とを備えてなるパワーウィンド
    ウ制御用操作部。
  2. 【請求項2】 ツマミユニットがニュートラル位置にあ
    るときには、ツマミ操作にかかわらずすべてのウィンド
    ウモータに電圧が印加されないよう回路が遮断されるよ
    うにした請求項1に記載のパワーウィンドウ制御用操作
    部。
  3. 【請求項3】 ツマミユニットの周囲にはスライド面に
    対して垂直方向に位置を異にした導電帯と電源入力端子
    とが配置され備え、各ウィンドウ対応位置に置いてそれ
    ぞれ対峙する端子と接触することによりフレキシブルな
    リード線配線を不要とした請求項1または2に記載のパ
    ワーウィンドウ制御用操作部。
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