JPH082379Y2 - パワーウインドレギュレータの制御装置 - Google Patents

パワーウインドレギュレータの制御装置

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JPH082379Y2
JPH082379Y2 JP1990034979U JP3497990U JPH082379Y2 JP H082379 Y2 JPH082379 Y2 JP H082379Y2 JP 1990034979 U JP1990034979 U JP 1990034979U JP 3497990 U JP3497990 U JP 3497990U JP H082379 Y2 JPH082379 Y2 JP H082379Y2
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window regulator
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貞雄 国分
祥介 八橋
茂夫 原
章 花木
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のパワーウインドレギュレータを駆
動するための操作スイッチを含んで成るパワーウインド
レギュレータの制御装置に関する。
(従来の技術) 4ドアタイプの自動車にパワーウインドレギュレータ
を装備する場合には、運転席側ドアに、そのドアのパワ
ーウインドレギュレータ及び他の3枚のドア(助手席,
後部の左右各座席)のパワーウインドレギュレータの駆
動を遠隔操作する合計4個の操作スイッチと運転席側ド
アのパワーウインドレギュレータの駆動のみを有効化す
るための切換スイッチとより成る集合スイッチを設ける
と共に、他の3枚のドアに夫々のドアのパワーウインド
レギュレータを駆動するための個別操作スイッチを設け
ることが行われている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来構成では、集合スイッチに合計5個の独立し
たスイッチ機構が必要となり、従ってその集合スイッチ
が比較的大形化することが避けられない。このため、例
えば軽自動車のように室内スペースに制約を受ける自動
車、つまり室内スペース拡大のためにドアを極力薄形化
することが要求されている自動車には、上記のような集
合スイッチを備えたパワーウインドレギュレータの制御
装置を適用することは不適切であり、この点が未解決の
課題となっていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、4ドアタイプの自動車に適用する場合でも運転
席側ドアに設けられる集合スイッチを小形化できて、自
動車の室内スペース拡大に寄与できるという効果を奏
し、また、2ドアタイプの自動車用としても容易に適用
可能になるという実用上有益な効果を奏するパワーウイ
ンドレギュレータの制御装置を提供するにある。
[考案の構成] (考案が解決しようとする課題) 本考案は上記目的を達成するために、自動車の運転席
側ドアに設けられ、そのドアのパワーウインドレギュレ
ータ及び助手席側ドアのパワーウインドレギュレータの
駆動をそれぞれ遠隔操作するための運転席側操作スイッ
チ及び助手席側操作スイッチと、運転席側ドアのパワー
ウインドレギュレータの駆動のみを有効化するための切
換スイッチとより成る集合スイッチとを設けて成るパワ
ーウインドレギュレータの制御装置において、前記切換
スイッチに前記運転席側ドアのパワーウインドレギュレ
ータの駆動のみを有効化するためのポジションの他に補
助ポジションを追加設定した上で、この切換スイッチの
ポジション選択に応じて、前記運転席側パワーウインド
レギュレータ及び助手席側パワーウインドレギュレータ
を前記運転席側操作スイッチ及び助手席側操作スイッチ
により選択的に駆動可能な状態と、それら運転席側パワ
ーウインドレギュレータ及び助手席側パワーウインドレ
ギュレータ以外のパワーウインドレギュレータを運転席
側操作スイッチ及び助手席側操作スイッチにより選択的
に駆動可能な制御回路を設ける構成としたものである。
(作用) 4ドアタイプの自動車に適用する場合には、切換スイ
ッチに対して、前席のドア、つまり運転席側ドア及び助
手席側ドアの各パワーウインドレギュレータの駆動を有
効化する第1の補助ポジションと、後席のドアの各パワ
ーウインドレギュレータの駆動を有効化する第2の補助
ポジションとを設定する。制御回路は、この切換スイッ
チが第1のポジションへ切換えられた状態では、運転席
側パワーウインドレギュレータ及び助手席側パワーウイ
ンドレギュレータを、運転席側操作スイッチ及び助手席
側操作スイッチにより選択的に駆動可能となり、また、
切換スイッチが第2のポジションへ切換えられた状態で
は、運転席側パワーウインドレギュレータ及び助手席側
パワーウインドレギュレータ以外のパワーウインドレギ
ュレータ、つまり後席両側のパワーウインドレギュレー
タを、運転席側操作スイッチ及び助手席側操作スイッチ
により選択的に駆動可能となる。
従って、集合スイッチを、切換スイッチ、運転席側操
作スイッチ及び助手席側操作スイッチの合計3個の独立
したスイッチ機構により構成して、その小形化を図った
ものでありながら、合計4個のパワーウインドレギュレ
ータを駆動することが可能となる。
2ドアタイプの自動車に適用する場合にも、切換スイ
ッチとしては、4ドアタイプの自動車に適用する場合と
同じのものを利用すれば良く、その第2のポジション
は、無機能或いは第1のポジションと同一機能とするこ
とになる。この場合、制御回路は、この切換スイッチが
第1のポジション(または第2のポジション)へ切換え
られた状態では、運転席側パワーウインドレギュレータ
及び助手席側パワーウインドレギュレータを、運転席側
操作スイッチ及び助手席側操作スイッチにより選択的に
駆動可能となる。
従って、同一構造の集合スイッチを4ドアタイプ及び
2ドアタイプの自動車にそのまま利用できるものであ
り、以て部品の共通化を実現できて、コストダウンに寄
与できるようになる。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例について第1図及び第2図
を参照しながら説明する。
第2図において、1は4ドアタイプの自動車における
運転席側ドアに設けられた集合スイッチで、これは、本
体ケース2内に第1及び第2の操作スイッチ3及び4
(それぞれ本考案でいう運転席側操作スイッチ及び助手
席側操作スイッチに相当)と切換スイッチたるスライド
スイッチ5との合計3個の独立したスイッチ機構を一列
に並べることにより構成されている。この場合、各操作
スイッチ3及び4は、シーソースイッチとして構成され
たもので、中立位置から例えば前後方向へ回動操作可能
な操作ノブ3a及び4aを有し、また、スライドスイッチ5
は、前後芳香へ往復動可能な操作ノブ5aを有する。
第1図には電気的構成が示されており、以下これにつ
いて説明する。即ち、第1の操作スイッチ3は2組の切
換接点3b,3cを備え、第2の操作スイッチ4は1組の切
換接点4bを備え、スライドスイッチ5は5組の切換接点
5b,5c,5d,5e,5fを備えて成る。
この場合、第1の操作スイッチ3は、操作ノブ3aが中
立位置にある状態(非操作状態)では各切換接点3b,3c
をオフさせているが、操作ノブ3aが前方向へ所定量回動
されたときに、マニュアルモード用の切換接点3bの接点
(c−a)間をオンし、この状態から操作ノブ3aがさら
に前方向へ回動されたときに、オートモード用の切換接
点3cの接点(c−a)間をオンするという二段動作を行
うように構成されている。また、第1の操作スイッチ3
は、操作ノブ3aが中立位置から後方向へ所定量回動され
たときに、切換接点3bの接点(c−b)間をオンし、こ
の状態から操作ノブ3aがさらに後方向へ回動されたとき
に、切換接点3cの接点(c−b)間をオンするという二
段動作を行うように構成されている。尚、第1の操作ス
イッチ3には周知の節度機構が設けられており、上記の
ような二段動作時には、操作ノブ3aに対し節度感が与え
られるようになっている。
第2の操作スイッチ4は、操作ノブ4aが中立位置にあ
る状態(非操作状態)では切換接点4bをオフさせている
が、操作ノブ4aが前方向へ回動されたときに切換接点4b
の接点(c−a)間をオンし、また、操作ノブ4aが中立
位置から後方向へ回動されたときに切換接点4bの接点
(c−b)間をオンさせるように構成されている。
スライドスイッチ5にあっては、操作ノブ5aの操作位
置として「ロック」,「前席」,「後席」の3つのポジ
ションPI,PII,PIII(第2図参照)が設定されており、
操作ノブ5aがロックポジションPIへ操作されたときに各
切換接点5b〜5fを接点(d−a)間オン状態に切換え、
操作ノブ5aが補助ポジションである前席ポジションPII
へ操作されたときに各切換接点5b〜5fを接点(d−b)
間オン状態に切換え、操作ノブ5aが補助ポジションであ
る後席ポジションPIIIへ操作されたときに各切換接点5b
〜5fを接点(d−c)間オン状態に切換えるように構成
されている。
さて、6は制御回路であり、これは次に述べるような
構成となっている。
即ち、制御回路6は、自動車のイグニッション端子IG
(バッテリのプラス端子に対し図示しないイグニッショ
ンスイッチを介して接続された端子)に接続された端子
B及びグランド端子に接続された端子Eの他に、合計9
個の端子T1〜T9を有する。端子Bには、第1の操作スイ
ッチ3の各切換接点3b,3cにおける接点c、第2の操作
スイッチ4の切換接点4bにおける接点c、スライドスイ
ッチ5の切換接点5fにおける接点dが夫々接続されてい
る。また、端子T1,T2は、後述するコントロールリレー
7の出力端子Q1,Q2に夫々接続され、端子T3,T4,T6,T8
は、スライドスイッチ5の切換接点5b,5c,5d,5eにおけ
る接点cに夫々接続され、端子T5,T7は、スライドスイ
ッチ5の切換接点5d,5eにおける接点bに夫々接続さ
れ、端子T9は、スライドスイッチ5の切換接点5fにおけ
る接点b及びcに接続されている。
第1の操作スイッチ3の切換接点3bにおける接点a,b
は、スライドスイッチ5の切換接点5b,5cにおける各接
点dに夫々接続され、同じく第1の操作スイッチ3の切
換接点3cにおける接点a,bは、前記コントロールリレー
7の入力端子S1,S2に夫々接続されている。第2の操作
スイッチ4の切換接点4bにおける接点a,bは、スライド
スイッチ5の切換接点5d,5eにおける各接点dに夫々接
続されている。
スライドスイッチ5の切換接点5bにおける接点a,b
は、コントロールリレー7の入力端子S3に接続され、ス
ライドスイッチ5の切換接点5cにおける接点a,bは、コ
ントロールリレー7の入力端子S4に接続され、スライド
スイッチ5の切換接点5d,5e,5fにおける各接点aは開放
されている。
一方、8は運転席側ドアのパワーウインドレギュレー
タ用の直流モータで、これは制御回路6の端子T1,T2間
に接続されている。そして、このモータ8は、正方向
(図中矢印E方向)に通電されたときに運転席側ドア用
のウインドガラス(図示せず)を閉鎖方向へ移動させる
と共に、逆方向(反矢印E方向)に通電されたときに上
記ウインドガラスを開放方向へ移動させるように構成さ
れている。
ここで、制御回路6内の前記コントロールリレー7
は、端子B,E間に接続された状態となっており、入力端
子S3に電圧信号が与えられた状態では、出力端子Q1を端
子Bに接続すると共に出力端子Q2を端子Eに接続した状
態を呈し、入力端子S4に電圧信号が与えられた状態で
は、出力端子Q2を端子Bに接続すると共に出力端子Q1を
端子Eに接続した状態を呈する。従って、スライドスイ
ッチ5における切換接点5b,5cの接点(d−a)間或は
接点(d−b)間がオンされた状態で第1の操作スイッ
チ3の切換接点3bのオン状態を選択し、以てコントロー
ルリレー7の入力端子S3,S4に対して選択的に電圧信号
を与えた状態を保持すれば、斯かる保持期間中だけモー
タ8に対し正方向或は逆方向に通電できるという運転席
側パワーウインドレギュレータのマニュアルモード制御
を行い得るものである。
また、コントロール回路7は、入力端子S1に電圧信号
が与えられた状態では、出力端子Q1を端子Bに接続する
と共に出力端子Q2を端子Eに接続した状態を保持し、入
力端子S2に電圧信号が与えられた状態では、出力端子Q2
を端子Bに接続すると共に出力端子Q1を端子Eに接続し
た状態を保持する。このとき、上記のような各保持状態
は、例えば出力端子Q1,Q2間に所定の限度値以上の電流
が流れたときに解除されるようになっている。従って、
第1の操作スイッチ3の切換接点3cのオン状態を選択
し、以てコントロールリレー7の入力端子S1,S2に対し
て1回だけ選択的に電圧信号を与えれば、モータ8に対
し正方向或は逆方向に通電した状態を保持できるという
運転席側パワーウインドレギュレータのオートモード制
御を行い得るものである。
9,10,11は夫々助手席側ドア,後側の左,右各座席側
ドアのパワーウインドレギュレータ用の直流モータで、
これらも、正方向(図中矢印E方向)に通電されたとき
に対応するドア用のウインドガラス(図示せず)を閉鎖
方向へ移動させると共に、逆方向(反矢印E方向)に通
電されたときに上記ウインドガラスを開放方向へ移動さ
せるように構成されている。
12,13,14は助手席側ドア,後部の左,右各座席側ドア
に設けられた補助制御回路であり、これらにより対応す
るモータ9,10,11の駆動制御を行い得るようになってい
る。
ここで、これら補助制御回路12,13,14は基本的に同一
構成であるから、以下においては補助制御回路12につい
てのみ具体的に説明する。
即ち、補助制御回路12は、自動車のイグニッション端
子ICに接続された端子tb及びグランド端子に接続された
端子teの他に、合計5個の端子t1〜t5を有する。端子tb
は、リレースイッチ15,16の各常開接点aに接続され、
端子teは、リレースイッチ15,16の各常閉接点bに接続
されていると共に、リレースイッチ15用の励磁コイル15
a,リレースイッチ16用の励磁コイル16aを別個に介して
端子t3,t4に夫々接続されている。また、端子t1,t2は、
リレースイッチ15,16の各接点cに夫々接続され、端子t
3,t4は、個別操作スイッチ17の接点a,bに夫々接続さ
れ、端子t5は、個別操作スイッチ17の接点cに接続され
ている。
尚、上記個別操作スイッチ17は、シーソースイッチと
して構成されたもので、これは例えば上下方向へ回動操
作可能な図示しない操作ノブが中立位置にある状態(非
操作状態)ではオフ状態にあるが、操作ノブが上方向へ
回動されたときに接点(c−a)間をオンし、また、操
作ノブが下方向へ回動されたときに接点(c−b)間を
オンさせるように構成されている。
しかして、補助制御回路12,13,14にあっては、夫々の
端子t5が制御回路6の端子T9に共通に接続されている
が、他の端子t1〜t4は各々独自に接続されている。つま
り、助手席用の補助制御回路12は、その端子t1,t2が前
記モータ9に接続されていると共に、端子t3,t4が制御
回路6の端子T5,T7に夫々接続されている。また、後部
右座席用の補助制御回路13は、端子t1,t2が前記モータ1
0に接続されていると共に、端子t3,t4が制御回路6の端
子T3,T4に夫々接続され、後部左座席用の補助制御回路1
4は、端子t1,t2が前記モータ11に接続されていると共
に、端子t3,t4が制御回路6の端子T6,T8に夫々接続され
ている。
次に、上記構成の作用について説明する。
今、スライドスイッチ5が前席ポジションPIIにある
状態では、各切換接点5b〜5fが接点(d−b)間オン状
態に切換えられる。この状態では、コントロールリレー
7の入力端子S3,S4が夫々切換接点5b,5cを介して第1の
操作スイッチ3の切換接点3cに接続されると共に、補助
制御回路12の端子t3,t4が夫々切換接点5d,5eを介して第
2の操作スイッチ4の切換接点4bに接続されるようにな
り、また、補助制御回路12の端子t5が切換接点5fを介し
てイグニッション端子IGに接続される。
従って、この場合には、第1の操作スイッチ3の操作
に応じたマニュアルモード用の切換接点3bの切換状態に
基づいて、コントロールリレー7を通じた運転席側ドア
のパワーウインドレギュレータ用モータ8の駆動制御が
可能になると共に、第2の操作スイッチ4の操作に応じ
た切換接点4bの切換状態並びに補助制御回路12内の個別
切換スイッチ17の操作状態に基づいて、助手席側ドアの
パワーウインドレギュレータ用モータ9の駆動制御が可
能になる。
また、スライドスイッチ5が後席ポジションPIIIにあ
る状態では、各切換接点5b〜5fが接点(d−c)間オン
状態に切換えられる。この状態では、補助制御回路13の
端子t3,t4が夫々切換接点5b,5cを介して第1の操作スイ
ッチ3の切換接点3bに接続されると共に、補助制御回路
14の端子t3,t4が夫々切換接点5d,5eを介して第2の操作
スイッチ4の切換接点4bに接続され、さらに、補助制御
回路13,14の各端子t5が切換接点5fを介してイグニッシ
ョン端子IGに接続される。
従って、この場合には、第1の操作スイッチ3の操作
に応じたマニュアルモード用の切換接点3bの切換状態並
びに補助制御回路13内の個別切換スイッチ17の操作状態
に基づいて、後部右座席側ドアのパワーウインドレギュ
レータ用モータ10の駆動制御が可能になると共に、第2
の操作スイッチ4の操作に応じた切換接点4bの切換状態
並びに補助制御回路14内の個別切換スイッチ17の操作状
態に基づいて、後部左座席側ドアのパワーウインドレギ
ュレータ用モータ11の駆動制御が可能になる。
そして、スライドスイッチ5がロックポジションPIに
ある状態では、各切換接点5b〜5fが接点(d−a)間オ
ン状態に切換えられる。この状態では、コントロールリ
レー7の入力端子S3,S4が夫々切換接点5b,5cを介して第
1の操作スイッチ3の切換接点3cに接続されるが、補助
制御回路12,13,14の各端子t3,t4が第2の操作スイッチ
4の切換接点4bに接続されることがないと共に、補助制
御回路12,13,14の各端子t5もイグニッション端子IGに接
続されることがなくなる。
従って、この場合には、第1の操作スイッチ3の操作
に応じたマニュアルモード用の切換接点3bの切換状態に
基づいて、コントロールリレー7を通じた運転席側ドア
のパワーウインドレギュレータ用モータ8の駆動制御の
みが可能になり、他のドアのパワーウインドレギュレー
タ用モータ9,10,11の駆動のための操作が無効化され
る。
尚、コントロールリレー7の入力端子S1,S2は、スラ
イドスイッチ5が各ポジションPI,PII,PIIIの何れにあ
る場合でも第1の操作スイッチ3のオートモード用切換
接点3bに接続されているから、その第1の操作スイッチ
3の切換接点3cの切換状態に基づいて、コントロールリ
レー7を通じたパワーウインドレギュレータ用モータ8
の駆動制御を常時行い得るものである。
要するに、上記した実施例によれば、スライドスイッ
チ5がロックポジションPIへ操作されたときには、第1
の操作スイッチ3による運転席側ドアのパワーウインド
レギュレータのオートモード制御及びマニュアルモード
制御のみが有効化され、スライドスイッチ5が前席ポジ
ションPIIへ操作されたときには、第1の操作スイッチ
3による運転席側ドアのパワーウインドレギュレータの
オートモード制御及びマニュアルモード制御、並びに第
2の操作スイッチ4による助手席側ドアのパワーウイン
ドレギュレータのマニュアルモード制御を行うことがで
きるものである。さらに、スライドスイッチ5が後席ポ
ジションPIIIへ操作されたときには、第1の操作スイッ
チ3による後部右座席側ドアのパワーウインドレギュレ
ータのマニュアルモード制御、並びに第2の操作スイッ
チ4による後部左座席側ドアのパワーウインドレギュレ
ータのマニュアルモード制御を行うことができると共
に、第1の操作スイッチ3による運転席側ドアのパワー
ウインドレギュレータのオートモード制御を行い得るも
のである。
この結果、集合スイッチ1を、スライドスイッチ5と
2個の操作スイッチ3,4との合計3個の独立したスイッ
チ機構により構成してその小形化を図ったものでありな
がら、スライドスイッチ5のポジション選択に応じて、
合計4個のパワーウインドレギュレータを駆動すること
が可能となるものである。また、上記集合スイッチ1
は、そのまま(スライドスイッチ5の切換接点5b〜5eに
変更を加えても可)2ドアタイプの自動車に適用するこ
とが可能となり汎用性の向上、ひいては量産効果による
コスト低減なども実現できるものである。
尚、2ドアタイプの自動車に適用する場合にも、上記
実施例と同様構成のスライドスイッチ5を備えた集合ス
イッチ1を用いれば良いものである。この場合には、後
席ポジションPIIは、無機能或いは前席ポジションPIIと
同一機能とすることになる。従って、制御回路6は、こ
のスライドスイッチ5が前席ポジションPI(または後席
ポジションPII)へ切換えられた状態では、運転席側パ
ワーウインドレギュレータ及び助手席側パワーウインド
レギュレータを、第1の操作スイッチ3及び第2の操作
スイッチ4により選択的に駆動可能となる。
この結果、同一構造の集合スイッチ1を4ドアタイプ
及び2ドアタイプの自動車にそのまま利用できるもので
あり、以て部品の共通化を実現できて、量産効果による
コストダウンに寄与できるようになる。
第3図及び第4図には本考案の第2実施例が示されて
おり、以下これについて前記第1実施例と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略しながら述べる。
第4図において、18は第1実施例におけるスライドス
イッチ5に代えて設けられる切換スイッチたるスライド
スイッチで、これは第1及び第2の操作スイッチ3及び
4と共に集合スイッチ1を構成しており、前後方向へ往
復動可能な操作ノブ18aを有する。そして、斯かるスラ
イドスイッチ18には、操作ノブ18aの操作位置として
「ロック」,「助手席」,「後部右席」,「後部左席」
の4つのポジションPI,PII,PIII,PIVが設定されてい
る。
電気的構成を示す第3図のように、上記スライドスイ
ッチ18は、3組の切換接点18b,18c,18dを備えて成るも
ので、各切換接点18b,18c,18dは、4組の接点対w,x,y,z
を有する。そして、スライドスイッチ18にあっては、操
作ノブ18aがロックポジションPIへ操作されたときに各
切換接点18b〜18dを接点対wオン状態に切換え、操作ノ
ブ18aが助手席ポジションPIIへ操作されたときに各切換
接点18b〜18dを接点対xオン状態に切換え、操作ノブ18
aが後部右席ポジションPIIIへ操作されたときに各切換
接点18b〜18dを接点対yオン状態に切換え、操作ノブ18
aが後部左席ポジションPIVへ操作されたときに各切換接
点18b〜18dを接点対zオン状態に切換えるように構成さ
れている。
そして、制御回路19は、各操作スイッチ3及び4,スラ
イドスイッチ18,コントロールリレー7を端子B,E,T1〜T
9)に対して図示の如く接続することにより構成されて
いる。
このような構成とした本実施例によれば、コントロー
ルリレー7の各入力端子S1〜S4が、常時第1の操作スイ
ッチ3の各切換接点3b,3cに接続された状態にあるか
ら、スライドスイッチ18のポジションに関係なく、第1
の操作スイッチ3による運転席側ドアのパワーウインド
レギュレータのオートモード制御及びマニュアルモード
制御を常時行い得る。また、スライドスイッチ18がロッ
クポジションPIへ操作されたときには、第1の操作スイ
ッチ3による上記のような制御のみが有効化され、スラ
イドスイッチ18が助手席ポジションPIIへ操作されたと
きには、第1の操作スイッチ3による制御の他に、第2
の操作スイッチ4による助手席側ドアのパワーウインド
レギュレータのマニュアルモード制御を行うことができ
る。さらに、スライドスイッチ18が後部右席ポジション
PIII或は後部左席ポジションPIVへ操作された各場合に
は、第1の操作スイッチ3による前記制御の他に、第2
の操作スイッチ4による後部右座席側ドア或は後部左座
席側ドアのパワーウインドレギュレータのマニュアルモ
ード制御を行うことができる。
従って、本実施例によっても第1実施例と同様の効果
を奏するものである。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明から明らかなように、自動
車の運転席側ドアに、そのドアのパワーウインドレギュ
レータ及び助手席側ドアのパワーウインドレギュレータ
の駆動を遠隔操作する運転席側操作スイッチ及び助手席
側操作スイッチ並びに運転席側ドアのパワーウインドレ
ギュレータの駆動のみを有効化するための切換スイッチ
より成る集合スイッチを設けて成るパワーウインドレギ
ュレータの制御装置において、4ドアタイプの自動車に
適用する場合でも前記集合スイッチを小形化できて、自
動車の室内スペース拡大に寄与できると共に、その集合
スイッチの汎用性を高め得るという効果を奏し、また、
2ドアタイプの自動車用としても容易に適用可能になる
という実用上有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示すもので、
第1図は回路構成図、第2図は集合スイッチの正面図で
ある。また、第3図及び第4図は本考案の第2実施例を
示す夫々第1図及び第2図相当図である。 図中、1は集合スイッチ、3は第1の操作スイッチ(運
転席側操作スイッチ)、4は第2の操作スイッチ(助手
席側操作スイッチ)、5,18はスライドスイッチ(切換ス
イッチ)、6,19は制御回路、7はコントロールリレー、
8,9,10,11はモータ、12,13,14は補助制御回路、17は個
別操作スイッチを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 花木 章 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 実開 昭58−75885(JP,U) 特公 平1−58309(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の運転席側ドアに設けられ、そのド
    アのパワーウインドレギュレータ及び助手席側ドアのパ
    ワーウインドレギュレータの駆動をそれぞれ遠隔操作す
    るための運転席側操作スイッチ及び助手席側操作スイッ
    チと、運転席側ドアのパワーウインドレギュレータの駆
    動のみを有効化するための切換スイッチとより成る集合
    スイッチを備えたものにおいて、 前記切換スイッチに前記運転席側ドアのパワーウインド
    レギュレータの駆動のみを有効化するためのポジション
    の他に補助ポジションを追加設定し、 この切換スイッチのポジション選択に応じて、前記運転
    席側パワーウインドレギュレータ及び助手席側パワーウ
    インドレギュレータを前記運転席側操作スイッチ及び助
    手席側操作スイッチにより選択的に駆動可能な状態と、
    それら運転席側パワーウインドレギュレータ及び助手席
    側パワーウインドレギュレータ以外のパワーウインドレ
    ギュレータを運転席側操作スイッチ及び助手席側操作ス
    イッチにより選択的に駆動可能な制御回路を設けたこと
    を特徴とするパワーウインドレギュレータの制御装置。
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