JP3132189B2 - パワートリムアンドチルト機構制御装置 - Google Patents

パワートリムアンドチルト機構制御装置

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JP3132189B2
JP3132189B2 JP04270897A JP27089792A JP3132189B2 JP 3132189 B2 JP3132189 B2 JP 3132189B2 JP 04270897 A JP04270897 A JP 04270897A JP 27089792 A JP27089792 A JP 27089792A JP 3132189 B2 JP3132189 B2 JP 3132189B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型船舶に搭載される
パワートリムアンドチルト機構制御装置に係り、特に2
機のパワートリムアンドチルト機構の単独操作と同時操
作とを簡単に切換える場合に好適なパワートリムアンド
チルト機構制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機の傾斜角制御装置としては
例えば実開平3−297号公報記載のものが提案されて
いる。該公報記載の技術は、2機の船外機の各PTT
(パワートリムアンドチルト)装置を各々単独に作動さ
せる操作と、各PTT装置を同時に作動させる操作の切
換えを可能としたものであり、船外機のアップ制御ライ
ン間にアップリレーを配設すると共に、ダウン制御ライ
ン間にダウンリレーを配設し、これら各リレーを制御す
る切換スイッチを配設してなるものである。
【0003】上記公報の技術では、切換スイッチをオフ
状態としている場合は、各PTT装置の内、作動対象と
するPTT装置に対応したPTTスイッチをオン操作す
れば、当該PTT装置を単独で作動させることができ
る。また、切換スイッチをオン状態とした場合は、上記
2個のリレーが導通状態となるため、各PTT装置に各
々対応したPTTスイッチの内、何れのPTTスイッチ
をオン操作しても、各PTT装置を同時に作動させるこ
とができる。
【0004】他方、例えば図5に示す如く、コントロー
ルレバー1に装着したグリップ2の先端側にPTTスイ
ッチ3を1個配設すると共に、コントロールボックス4
のカバー部5に2個のPTTスイッチ6、7を配設し、
2機の船外機の各PTT装置を各々単独に作動させる場
合は、コントロールボックス側の2個のPTTスイッチ
の内、作動対象とするPTT装置側のPTTスイッチを
オン操作する一方、各PTT装置を同時に作動させる場
合は、コントロールレバー先端部のPTTスイッチをオ
ン操作するようにしたものも有る。この場合、各PTT
装置を同時に作動させるPTTスイッチの回路にアップ
側とダウン側について各々1個、合計2個のリレーを組
込むことにより、回路を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の内、前者のもの(公報記載の技術)におい
ては、2機のPTT装置を各々単独に操作する場合と2
機同時に操作する場合との切換えを、1個の切換スイッ
チと2個のリレーとを使用して行うため、回路構成等の
構造が複雑化すると共に、コスト高となる欠点が有る。
また、2機のPTT装置を同時に操作する場合、アップ
側のリレーとダウン側のリレーが同時に動作するため、
片側のリレーは全く不用な動作を行う結果となり(アッ
プ側操作の場合はダウン側リレーが不用となり、ダウン
側操作の場合はアップ側リレーが不用となる)、不用な
電力を消費する不具合も有る。
【0006】他方、上述した従来技術の内、後者のもの
においては、コントロールレバー先端部に1個のPTT
スイッチを配設すると共に、コントロールボックス側に
2個のPTTスイッチを配設した構造であるため、2機
のPTT装置を同時に操作する場合は、コントロールレ
バー先端部のPTTスイッチをオン操作すればよいから
問題は無いが、2機のPTT装置を各々単独で操作しよ
うとする場合は、コントロールボックス側にPTTスイ
ッチを配設してあるため、当該PTTスイッチを操作す
る時は、船外機の角度が運転者が所望する角度になるま
で、コントロールレバーから手を放した状態で操作しな
ければならない場合が有り、煩雑である。また、2機の
PTT装置を同時に操作するPTTスイッチの回路に、
アップ側とダウン側の各々について1個ずつ合計2個の
リレーを設ける必要が有るため、構造が複雑化すると共
にコスト高となる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の有する不都
合を改善し、特に2機のPTT装置の単独操作と同時操
作とを簡単に切換えることが出来るようにしたパワート
リムアンドチルト機構制御装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、2機の船外機に各々対応して配備された船
外機傾斜角制御用の各PTT装置の単独操作及び同時操
作を可能としたパワートリムアンドチルト機構制御装置
において、リモートコントロールボックスに装着された
2本の操作レバーの各々に、前記各PTT装置を各々操
作するためのPTTスイッチを配設すると共に、前記リ
モートコントロールボックスの本体部に、前記各PTT
装置を各々単独操作するモードまたは前記各PTT装置
を同時操作するモードに切換えるためのモード切換スイ
ッチを配設し、前記一方のPTTスイッチの傾斜角アッ
プ側接点及び傾斜角ダウン側接点の間に、アップ側リレ
ー及びダウン側リレーを介して前記一方のPTT装置駆
動用のモータを接続し、前記他方のPTTスイッチの傾
斜角アップ側接点及び傾斜角ダウン側接点の間に、アッ
プ側リレー及びダウン側リレーを介して前記他方のPT
T装置駆動用のモータを接続し、前記一方のPTTスイ
ッチのアップ側接点及びアップ側リレーと前記他方のP
TTスイッチのアップ側接点及びアップ側リレーとの
間、及び、前記一方のPTTスイッチのダウン側接点及
びダウン側リレーと前記他方のPTTスイッチのダウン
側接点及びダウン側リレーとの間に、前記モード切換ス
イッチを接続した構成としてなるものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、2機の船外機に対応した各P
TT装置を各々単独に操作する場合、または各PTT装
置を同時に操作する場合には、モード切換スイッチをワ
ンタッチ操作するだけで簡単に行うことができる。ま
た、各PTT装置を同時に作動させる場合には、リモー
トコントロールボックスの2本の操作レバーに各々配設
してあるPTTスイッチの内、何れのPTTスイッチを
操作してもよいため、運転者にとっては操作性が極めて
良好となり、リモートコントロールボックスの取付条件
に左右されることが少ないという利点が有る。更に、各
PTT装置を各々単独操作する場合でも、または各PT
T装置を同時に操作する場合でも、同じPTTスイッチ
で出来るため、運転者は違和感なく操作することができ
る。更にまた、各PTT装置を単独操作から同時操作へ
切換える場合には、モード切換スイッチのワンタッチ操
作で行うことができるため、従来のように操作レバーの
グリップから手をしばらくの間放すことが不要となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のパワートリムアンドチルト機
構制御装置を適用してなる実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】先ず、本実施例のパワートリムアンドチル
ト機構制御装置を搭載した小型船舶の概略構成を図4に
基づき説明すると、小型船舶11の船尾側には、2機の
船外機12及び船外機13が配備される一方、小型船舶
11の運転席の前面側には、2機掛け専用のリモートコ
ントロールボックス14が配備されており、リモートコ
ントロールボックス14の内部には、船外機12の傾斜
角θを制御するPTT装置と、船外機13の傾斜角θを
制御するPTT装置とが配設されている。
【0012】次に、リモートコントロールボックス14
の構成を図2及び図3に基づき説明すると、該リモート
コントロールボックス14の本体部15は、船外機12
制御用の本体部15Aと、船外機13制御用の本体部1
5Bとから構成されており、本体部15の内部には、後
述するPTT回路(図1参照)が配設されている。本体
部15の上部には、ケース16が一体に配設されてお
り、該ケース16の後端部には、2機の船外機12、1
3の傾斜角を各々制御する各PTT装置を、単独操作モ
ードまたは同時操作モードとするためのモード切換スイ
ッチ17が配設されている。
【0013】更に、ケース16の両端部には、コントロ
ールレバー18、19が各々装着され、各コントロール
レバー18、19の上端側には、操作用のグリップ2
0、21が各々装着されている。グリップ20の角部に
は、船外機12側に対応したPTT装置操作用のPTT
スイッチ22が配設される一方、グリップ21の角部に
は、船外機13側に対応したPTT装置操作用のPTT
スイッチ23が配設されている。即ち、本体部15A、
コントロールレバー18、グリップ20、PTTスイッ
チ22は、船外機12に対応して配設される一方、本体
部15B、コントロールレバー19、グリップ21、P
TTスイッチ23は、船外機13に対応して配設されて
いる。
【0014】2機の船外機12、13に対応した各PT
T装置を各々単独で操作する場合は、リモートコントロ
ールボックス14の2本のグリップ20、21に各々配
設してあるPTTスイッチ22、23の内、操作対象側
のPTTスイッチをオン操作するようになっている。こ
れにより、当該PTTスイッチに対応した船外機のPT
T装置が作動するようになっている。即ち、2機の船外
機12、13に対応した各PTT装置の内、何れか一方
のPTT装置を操作したい場合は、当該船外機に対応し
た側のPTTスイッチをオン操作すれば良いようになっ
ている。この場合、モード切換スイッチ17はオフ状態
としておく。
【0015】他方、2機の船外機12、13に対応した
各PTT装置を同時に操作する場合は、リモートコント
ロールボックス14のケース16に配設してあるモード
切換スイッチ17をオン操作するようになっている。こ
れにより、2本のグリップ20、21に各々配設してあ
るPTTスイッチ22、23の内、何れか一方のPTT
スイッチをオン操作すれば、2機の船外機12、13に
対応した各PTT装置が作動するようになっている。
【0016】次に、本実施例の2機の船外機12、13
に対応した各PTT装置を駆動制御するPTT回路の構
成を図1に基づき説明すると、PTT回路は、船外機1
2側のPTT装置に対応して配設されたPTT回路K1
と、船外機13側のPTT装置に対応して配設されたP
TT回路K2とから構成されている。船外機12側のP
TT装置操作用のPTTスイッチ22の共通端子は、バ
ッテリ24のプラス端子へ接続され、アップ側(船外機
12の傾斜角を上げる信号を供給する側)端子は、アッ
プ側リレーたるPTTリレー25の励磁コイル25a及
びモード切換スイッチ17のi端子へ接続され、ダウン
側(船外機12の傾斜角を下げる信号を供給する側)端
子は、ダウン側リレーたるPTTリレー26の励磁コイ
ル26a及びモード切換スイッチ17のj端子へ接続さ
れている。
【0017】また、PTTリレー25のa端子はバッテ
リ24のプラス端子へ接続され、a’端子及びb’端子
はPTTモータ27へ接続され、b端子は接地され、励
磁コイル25aの端部は接地されている。また、PTT
リレー26のc端子はPTTリレー25のa端子へ接続
され、c’端子及びd’端子はPTTモータ27へ接続
され、d端子は接地され、励磁コイル26aの端部は接
地されている。
【0018】他方、船外機13側のPTT装置操作用の
PTTスイッチ23の共通端子は、バッテリ28のプラ
ス端子へ接続され、アップ側端子は、アップ側リレーた
るPTTリレー29の励磁コイル29a及びモード切換
スイッチ17のi’端子へ接続され、ダウン側端子は、
ダウン側リレーたるPTTリレー30の励磁コイル30
a及びモード切換スイッチ17のj’端子へ接続されて
いる。
【0019】また、PTTリレー29のe端子はバッテ
リ28のプラス端子へ接続され、e’端子及びf’端子
はPTTモータ31へ接続され、f端子は接地され、励
磁コイル29aの端部は接地されている。また、PTT
リレー30のg端子はPTTリレー29のe端子へ接続
され、g’端子及びh’端子はPTTモータ31へ接続
され、h端子は接地され、励磁コイル30aの一端側は
接地されている。更に、バッテリ24及びバッテリ28
のマイナス端子同士が接続されると共に接地されてい
る。
【0020】この場合、上記PTTスイッチ22及びP
TTスイッチ23は、通常は可動接点が中立状態にあ
り、当該PTTスイッチのノブをアップ側またはダウン
側へプッシュ操作した場合のみ、アップ側及びダウン側
の接点が導通状態となる自動復帰式のスイッチを使用し
ている。
【0021】また、上記PTTリレー25は、2点接点
式であり、通常は可動接点25bは接点b−b’側へス
プリングの付勢力により押し付けられているが、励磁コ
イル25aへ通電すると該励磁コイル25aに磁力が発
生するため、可動接点25bに連結されたシャフト25
cが吸引され、可動接点25bが移動する結果、接点b
−b’がオフ状態となり、接点a−a’がオン状態とな
るようになっている。この場合、PTTリレー26、2
9、30も上記PTTリレー25と同様構成であるた
め、説明を省略する。
【0022】即ち、本実施例では、PTTスイッチ2
2、バッテリ24、PTTリレー25、PTTリレー2
6、PTTモータ27等が、船外機12側のPTT装置
に対応したPTT回路を構成し、PTTスイッチ23、
バッテリ28、PTTリレー29、PTTリレー30、
PTTモータ31等が、船外機13側のPTT装置に対
応したPTT回路を構成している。
【0023】次に、上記の如く構成した本実施例のパワ
ートリムアンドチルト機構制御装置におけるPTT装置
の操作を説明する。
【0024】(1)2機の船外機12、13の各PTT装
置を各々単独操作する場合。
【0025】例えば船外機12側に対応したPTT装置
を単独操作する場合は、運転者は先ずモード切換スイッ
チ17をオフ状態(単独操作側)としておく。船外機1
2の傾斜角をアップさせる場合には、グリップ20に配
設してあるPTTスイッチ22のノブをアップ側へオン
操作する。
【0026】PTTスイッチ22のアップ側へのオン操
作に伴い、電流がバッテリ24→PTTスイッチ22の
アップ側接点→PTTリレー25の励磁コイル25a→
アースの経路を流れるため、それまで接点b−b’側へ
押し付けられていた可動接点25bのシャフト25cが
励磁コイル25aへ吸引される結果、可動接点25bが
接点a−a’側へ移動し、接点b−b’間が非導通状
態、接点a−a’間が導通状態となる。
【0027】PTTリレー25の接点a−a’間が導通
状態となると、電流がバッテリ24→PTTリレー25
のa端子→PTTリレー25のa’端子→PTTモータ
27→PTTリレー26のd’端子→PTTリレー26
のd端子→アースの経路を流れる。これにより、PTT
モータ27がアップ方向へ作動するため、船外機12側
のPTT装置はアップ側へ動作する。
【0028】上記とは逆に、船外機12の傾斜角をダウ
ンさせる場合には、グリップ20に配設してあるPTT
スイッチ22のノブをダウン側へオン操作させる。PT
Tスイッチ22のダウン側へのオン操作に伴い、電流が
バッテリ24→PTTスイッチ22のダウン側接点→P
TTリレー26の励磁コイル26a→アースの経路を流
れるため、それまで接点d−d’側へ押し付けられてい
た可動接点26bのシャフト26cが励磁コイル26a
へ吸引される結果、可動接点26bが接点c−c’側へ
移動し、接点d−d’間が非導通状態、接点c−c’間
が導通状態となる。
【0029】PTTリレー26の接点c−c’間が導通
状態となると、電流がバッテリ24→PTTリレー25
のa端子→PTTリレー26のc端子→PTTリレー2
6のc’端子→PTTモータ27→PTTリレー25の
b’端子→PTTリレー25のb端子→アースの経路を
流れる。これにより、PTTモータ27がダウン方向へ
作動するため、船外機12のPTT装置はダウン側へ動
作する。
【0030】この後、船外機12のPTT装置の動作を
停止させる場合は、上述したアップ動作及びダウン動作
何れの場合も、PTTスイッチ22の接点を中立位置へ
戻せば、PTTリレー25の励磁コイル25a、PTT
リレー26の励磁コイル26aの回路が遮断されるた
め、PTTリレー25の励磁コイル25a、PTTリレ
ー26の励磁コイル26aの吸引力が無くなる結果、P
TTリレー25の可動接点25b、PTTリレー26の
可動接点26bは、元の位置へ復帰する。これにより、
PTTモータ27の回路が遮断されるため、PTTモー
タ27は作動を停止し、船外機12のPTT装置の動作
が停止する。
【0031】他方、船外機13側のPTT装置を単独操
作する場合も、上述した船外機12側のPTT装置の場
合と同様であるため、説明を省略する。
【0032】(2)2機の船外機12、13の各PTT装
置を同時に操作する場合。
【0033】2機の船外機12、13に対応した各PT
T装置を同時に操作する場合は、運転者は先ずモード切
換スイッチ17をオン状態とする(同時操作側)。これ
に伴い、モード切換スイッチ17の接点i−i’及び接
点j−j’がオン状態となる。船外機13に対応したP
TTスイッチ23のノブをアップ側へオン操作すると、
電流がバッテリ28→PTTスイッチ23のアップ側接
点→PTTリレー29の励磁コイル29a→アースの経
路を流れると共に、モード切換スイッチ17の接点i−
i→PTTリレー25の励磁コイル25a→アースの経
路を流れる。
【0034】前記経路で電流が流れるため、PTTリレ
ー29の励磁コイル29aが通電状態となり、それまで
接点f−f’側へ押し付けられていた可動接点29bの
シャフト29cが励磁コイル29aへ吸引される結果、
可動接点29bが接点e−e’側へ移動し、接点f−
f’間が非導通状態、接点e−e’間が導通状態とな
る。同様に、PTTリレー25の励磁コイル25aが通
電状態となり、それまで接点b−b’側へ押し付けられ
ていた可動接点25bのシャフト25cが励磁コイル2
5aへ吸引される結果、可動接点25bが接点a−a’
側へ移動し、接点b−b’間が非導通状態、接点a−
a’間が導通状態となる。
【0035】PTTリレー29、25の動作により、電
流がバッテリ28→PTTリレー29の接点e−e’→
PTTモータ31→PTTリレー30の接点h−h’→
アースの経路を流れると共に、バッテリ24→PTTリ
レー25の接点a−a’→モータ27→PTTリレー2
6の接点d−d’→アースの経路を流れる。これによ
り、PTTモータ27及びPTTモータ31が同時に作
動するため、2機の船外機12、13の各PTT装置は
同時にアップ側へ動作する。
【0036】上記とは逆に、船外機12に対応したPT
Tスイッチ22のノブをアップ側へオン操作した場合に
おいても、上述したPTTスイッチ23の場合と同様の
制御が行なわれるため、2機の船外機12、13の各P
TT装置を同時にアップ側へ動作させることができる。
【0037】他方、PTTスイッチ22のノブをダウン
側へオン操作すると、電流がバッテリ24→PTTスイ
ッチ22のダウン側接点→PTTリレー26の励磁コイ
ル26a→アースの経路を流れると共に、モード切換ス
イッチ17の接点j−j’→PTTリレー30の励磁コ
イル30a→アースの経路で流れる。
【0038】前記経路で電流が流れるため、PTTリレ
ー26の励磁コイル26aが通電状態となり、それまで
接点d−d’側へ押し付けられていた可動接点26bの
シャフト26cが励磁コイル26aへ吸引される結果、
可動接点26bが接点c−c’側へ移動し、接点d−
d’間が非導通状態、接点c−c’間が導通状態とな
る。同様に、PTTリレー30の励磁コイル30aが通
電状態となり、それまで接点h−h’側へ押し付けられ
ていた可動接点30bのシャフト30cが励磁コイル3
0aへ吸引される結果、可動接点30bが接点g−g’
側へ移動し、接点h−h’間が非導通状態、接点g−
g’間が導通状態となる。
【0039】PTTリレー26、30の動作により、電
流がバッテリ24→PTTリレー26の接点c−c’→
PTTモータ27→PTTリレー25の接点b−b’→
アースの経路を流れると共に、バッテリ28→PTTリ
レー30の接点g−g’→モータ31→PTTリレー2
9の接点f−f’→アースの経路を流れる。これによ
り、PTTモータ27及びPTTモータ31が同時に作
動するため、2機の船外機12、13の各PTT装置は
同時にダウン側へ動作する。
【0040】上述したように、本実施例によれば、2機
の船外機12、13に対応した各PTT装置を各々単独
に操作する場合、または各PTT装置を同時に操作する
場合には、モード切換スイッチ17をワンタッチ操作
(オンオフ操作)するだけで簡単に行うことができる。
【0041】また、2機の船外機12、13に対応した
各PTT装置を同時に作動させる場合には、2本のグリ
ップ20、21に各々配設してあるPTTスイッチ2
2、23の内、何れのPTTスイッチを操作してもよい
ため、運転者にとっては操作性が極めて良好となると共
に、リモートコントロールボックス14の取付条件に左
右されることが少ないという利点が有る。
【0042】また、2機の船外機12、13に対応した
各PTT装置を各々単独操作する場合でも、または各P
TT装置を同時に操作する場合でも、同じPTTスイッ
チでできるため、運転者にとっては違和感を感ずること
なく操作することが可能となる。
【0043】また、2機の船外機12、13に対応した
各PTT装置を単独操作から同時操作へ切換える場合に
は、モード切換スイッチ17のワンタッチ操作で行うこ
とができるため、従来のようにコントロールレバーのグ
リップから手をしばらくの間、放すことが不要となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記の効果を奏することができる。 2機の船外機に対応した各PTT装置を各々単独に操
作する場合、または各PTT装置を同時に操作する場合
には、モード切換スイッチをワンタッチ操作(オンオフ
操作)するだけで簡単に行うことができる。 2機の船外機に対応した各PTT装置を同時に作動さ
せる場合には、2本のグリップに各々配設してあるPT
Tスイッチの内、何れのPTTスイッチを操作してもよ
いため、運転者にとっては操作性が極めて良好となると
共に、リモートコントロールボックスの取付条件に左右
されることが少ないという利点も生ずる。 2機の船外機に対応した各PTT装置を各々単独操作
する場合でも、または各PTT装置を同時に操作する場
合でも、同じPTTスイッチでできるため、運転者にと
っては違和感を感ずることなく操作することができる。 2機の船外機に対応した各PTT装置を単独操作から
同時操作へ切換える場合には、モード切換スイッチのワ
ンタッチ操作で行うことができるため、従来のようにコ
ントロールレバーのグリップから手をしばらくの間、放
すことが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例のパワートリムアンド
チルト機構制御装置のPTT回路図である。
【図2】本実施例のリモートコントロールボックスの側
面図である。
【図3】本実施例のリモートコントロールボックスの正
面図である。
【図4】本実施例の小型船舶の外観図である。
【図5】従来例のコントロールボックスの外観図であ
る。
【符号の説明】
11 小型船舶 12、13 船外機 14 リモートコントロールボックス 17 モード切換スイッチ 18、19 コントロールレバー 20、21 グリップ 22、23 PTTスイッチ 24 バッテリ 25、26、29、30 PTTリレー 27、31 PTTモータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2機の船外機に各々対応して配備された
    船外機傾斜角制御用の各PTT装置の単独操作及び同時
    操作を可能としたパワートリムアンドチルト機構制御装
    置において、 リモートコントロールボックスに装着された2本の操作
    レバーの各々に、前記各PTT装置を各々操作するため
    のPTTスイッチを配設すると共に、前記リモートコン
    トロールボックスの本体部に、前記各PTT装置を各々
    単独操作するモードまたは前記各PTT装置を同時操作
    するモードに切換えるためのモード切換スイッチを配設
    し、 前記一方のPTTスイッチの傾斜角アップ側接点及び傾
    斜角ダウン側接点の間に、アップ側リレー及びダウン側
    リレーを介して前記一方のPTT装置駆動用のモータを
    接続し、前記他方のPTTスイッチの傾斜角アップ側接
    点及び傾斜角ダウン側接点の間に、アップ側リレー及び
    ダウン側リレーを介して前記他方のPTT装置駆動用の
    モータを接続し、 前記一方のPTTスイッチのアップ側接点及びアップ側
    リレーと前記他方のPTTスイッチのアップ側接点及び
    アップ側リレーとの間、及び、前記一方のPTTスイッ
    チのダウン側接点及びダウン側リレーと前記他方のPT
    Tスイッチのダウン側接点及びダウン側リレーとの間
    に、前記モード切換スイッチを接続してなることを特徴
    とするパワートリムアンドチルト機構制御装置。
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