JP2002074126A - 予約管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 顧客が利用している通信サービスの種類に制
約されない予約管理システムを実現する。 【解決手段】 データ管理コンピュータ２０は、入出力
用コンピュータ１０から基礎データの入力を受けてこれ
を記憶し、データ通信網に接続された外部機器からデー
タ通信装置３０を経由してスケジュール表示要求を受け
ると、外部機器の電子メールアドレスや通信プロトコル
上の特殊変数から当該機器の表示上の制限を把握し、デ
ータ通信装置を経由して表示させ、未予約のアイテムに
ついて予約要求を受けると、スケジュールデータに予約
情報を追加して予約確認メッセージを送ると共に入出力
用コンピュータに新規の予約が登録された旨のメッセー
ジを送り、予約済のアイテムについて予約要求を受ける
と、当該予約要求をキャンセル待ちとしてスケジュール
データに追加すると共に当該アイテムが予約可能になっ
た時点で予約可能メッセージを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、データ通信網を通
じて予約の受付と予約スケジュールの管理等を行うシス
テム、特に、予約の作成と更新、スケジュールに基づく
予約の可否の判断、スケジュールの更新、予約者への必
要な連絡を自動的に行うことができるコンピュータシス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えばレンタルビデオ、レンタカ
ー、会議室、美容院、病院、レストランにおいて製品の
貸し出し又はサービスの利用を予約する場合、電話又は
直接訪問して予約を行うことが行われていた。例えばレ
ンタルビデオを例に取ると、ビデオショップを訪問し
て、棚に陳列してある貸し出し用ビデオの内、今貸し出
し可能なものの中から所望のビデオを選択して貸し出し
続きを取ることが行われている。見たいビデオが貸し出
されているときは、当該ビデオが返却されたら借りたい
旨の予約あるいは日付を指定して予約をすることが必要
になる。近時の急速なデータ通信メディアの整備に伴
い、上記のような状況では、インターネット等のデータ
通信網を利用してビデオショップの予約等を行うことが
考えられる。これによって従来の方法に比較して、ビデ
オショップの方では予約要求に応対する人手と時間を節
約することができ、顧客のほうからはビデオショップが
しまっている時間帯や接客のためにビデオショップの人
手が塞がっているときにも随時予約をすることができる
ようになるために便利である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、データ通信網
を利用して予約業務を行うようにするためには次のよう
な問題がある。すなわち、現在データ通信に利用されて
いる機器および方式としてはパーソナルコンピュータを
利用したインターネット通信が最も普及しているが、モ
バイル端末や携帯電話を利用したｉ−ｍｏｄｅ、ＥｚＥ
ｅｂ、１０円メール、文字メール、ＳｋｙＷａｌｋｅｒ
等も急速に普及しつつあり、これらを含めて数十種類の
デジタル回線を使用したe-mail通信サービスが混在して
いる。これらのいずれか１つのサービスを使用して予約
管理を行うことも可能であるが、顧客の側からは自分が
どのサービスを使用しているかを特に意識せずに使用で
きる予約システムが望ましい。本発明は、このような観
点から、予約と予約確認およびこれに関連する多くのデ
ータ通信を自動化すると共に、顧客の通信サービスに制
約されない予約管理システムを実現することを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、データ通信網に接続可能なデータ通信
装置と、入出力用コンピュータと、入出力用コンピュー
タとデータ通信装置とに接続されると共にスケジュール
データを記憶する記憶手段を有するデータ管理コンピュ
ータから構成される予約管理システムであって、データ
通信装置はデジタル回線を経由して外部機器とデータの
授受が可能であり、入出力用コンピュータは、データ管
理コンピュータが記憶するスケジュールデータへの基礎
データの入力とスケジュールデータの表示と共に、スケ
ジュールデータの追加や削除を含む編集が可能であり、
データ管理コンピュータは、入出力用コンピュータから
基礎データの入力を受けてこれを記憶し、データ通信網
に接続された外部機器からデータ通信装置を経由してス
ケジュール表示要求を受けると、外部機器の表示要求に
含まれるヘッダ情報から当該機器の表示上の制限を把握
し、データ通信装置を経由して表示させ、a）未予約の
アイテムについて予約要求を受けると、スケジュールデ
ータに予約情報を追加して予約確認メッセージを送ると
共に入出力用コンピュータに新規の予約が登録された旨
のメッセージを送り、ｂ）予約済のアイテムについて予
約要求を受けると、当該予約要求をキャンセル待ちとし
てスケジュールデータに追加すると共に外部機器に対し
てキャンセル待ちとして登録された旨のメッセージを送
信し、当該アイテムが予約可能になった時点でデータ通
信装置を経由して予約可能メッセージを送信することを
特徴とする予約管理システムを提案するものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下に本明細書において、データ
通信網とは電話網を利用して行う架線あるいは無線によ
るデータ通信が可能な通信網、あるいは光ファイバ、ロ
ーカルテレビ用のデータ通信網等であってデータの送受
信を可能なものをいう。スケジュールデータとは、製品
又はサービスの種類（サービスに関しては必要ならサー
ビスを提供する者を含む）、製品又はサービスを提供す
る年月日（必要なら時間を含む）等、製品又はサービス
に応じていわゆるスケジュールの管理をするために必要
なデータをいう。基礎データとは、製品又はサービスを
提供するものが予め規定する、製品・サービスのリス
ト、提供可能な日にち（営業日）、料金等の情報をい
う。機器の表示上の制限とは、表の表示の可否、メッセ
ージの最大長、１画面に表示できる文字数等の制限、使
用言語等をいう。アイテムとは予約の対象となる製品ま
たはサービスをいう。

【０００６】

【実施例】本発明の一実施例に従えば、当該予約管理シ
ステムは、データ通信網に接続可能なデータ通信装置
と、入出力用コンピュータと、入出力用コンピュータと
データ通信装置との両方に接続されると共にスケジュー
ルデータを記憶する記憶手段を有するデータ管理コンピ
ュータを有する。

【０００７】データ通信装置は、一般にはダイアルアッ
プルータのようなインターネットへの接続機器であり、
外部機器とはインターネットまたはパケット網あるいは
その両方を介して接続されており、データの授受が可能
である。

【０００８】入出力用コンピュータは、一般に予約の対
象となるレンタルビデオ、レンタカー、会議室、美容
院、病院、レストランにおいて製品又はサービスを提供
する者が直接使用する単独のパーソナルコンピュータ又
はＬＡＮで相互に接続された複数のパーソナルコンピュ
ータであり、データ管理コンピュータとのデータ授受を
行うことができる。スケジュール管理を行うには、ま
ず、入出力用コンピュータから、提供できる製品又はサ
ービスのリスト、提供できる日時等の基礎データを入力
してデータ管理コンピュータに送信し、記憶させる。こ
の際、データ管理コンピュータが入出力用コンピュータ
の画面に入力用のフォームを表示させ、これに記入する
形でデータ入力と送信を行うのが便利である。

【０００９】入出力用コンピュータからは、基礎データ
を入力して予約管理が開始された後も、スケジュールデ
ータの追加や削除、一定のアイテムや一定の日付につい
ての予約禁止を含む編集が可能であることが望ましい。
これは、予約の内の少なくとも一部は従来どおり電話や
直接訪問によってなされると考えられるので、これらの
予約情報も本発明に係る予約管理システムで一括管理で
きるようにするためである。

【００１０】データ管理コンピュータの機能は、スケジ
ュールデータの記憶と外部機器への通信を含めて、スケ
ジュールの管理に関する入出力以外の機能を管理するこ
とである。このために、入出力用コンピュータの用途は
基礎データの入力、スケジュールデータの編集およびス
ケジュールデータの表示に限定されることになり用途が
極めて限定されると同時に、データ管理コンピュータは
入出力機能を有しないので利用者が操作する必要が無く
なる。これは、製品やサービスを提供する者がコンピュ
ータの取り扱いに不慣れであっても支障なく利用できる
ように配慮したためである。

【００１１】図３は、管理用コンピュータの構成を示し
た概念図である。管理用コンピュータは、スケジュール
データを記録したスケジュールデータデータベース７０
だけでなく、外部機器との通信形態を当該外部機器の特
徴及び性能に適合させる際に必要となる外部機器の表示
制約データベース７２と外部機器への表示雛型データベ
ース７４とを具備する。各々の外部機器に対応した形の
メッセージは、これらのデータベースからデータの提供
を受けた外部機器制約解消モジュール７６が作成し、メ
ッセージ配信モジュール７８から（図示しない）データ
通信装置３０を介してインターネット等に送られる。

【００１２】より具体的には、データ管理コンピュータ
は、入出力用コンピュータから基礎データの入力を受け
てこれを記憶する。データ通信網に接続された外部機器
からデータ通信装置を経由してスケジュール表示要求を
受けると、データ通信装置を経由して外部機器にスケジ
ュールデータを表示させる。スケジュールデータとは、
どの日にどの製品が利用可能であるか、レンタルビデオ
ショップを例に取れば、現在ショップが取り扱っている
ビデオの種類、それぞれのビデオテープが現在貸し出さ
れているか否か、必要なら返却予定日等を示す情報であ
る。顧客は、外部機器を通じてこれらの情報を確認した
後、見たいものがあれば予約要求を送信する。

【００１３】この場合、貸し出し予定の入っていない
（未予約の）日時についての予約要求であるか、予約済
みの日時についての予約要求であるかによって以降の処
理が異なる。予約要求が、未予約のアイテムについても
のであれば、データ管理コンピュータはスケジュールデ
ータを変更すると同時に、顧客に予約確認メッセージを
送り、入出力用コンピュータに新規の予約が登録された
旨のメッセージを送る。予約要求が、既に予約の入って
いるアイテムについてのものであれば、当該予約要求を
キャンセル待ちとしてスケジュールデータに追加し、外
部機器に対してキャンセル待ちとして登録された旨のメ
ッセージを送信し、当該アイテムが予約可能になった時
点でデータ通信装置を経由して予約可能メッセージを送
信する。予約可能になったとは、ビデオの場合であれば
予定の顧客が当該ビデオを返却した場合や予約をキャン
セルした場合が含まれる。美容院等であれば、処理の終
了又はキャンセルが相当する。

【００１４】顧客は未予定のアイテムについて予約要求
を送ると共に予約済みのアイテムについてキャンセル待
ち予約をすることもできる。キャンセル待ち予約は複数
であっても良い。さらに、顧客は、キャンセル待ち予約
に優先順位をつけることもできる。たとえば、美容院を
例に取れば、現在水曜日に予約が確定しているが、木曜
日にキャンセルが出ればそちらを予約したいし、さらに
金曜日の予約ができるなら最も望ましいというような状
況に対応するためである。データ管理コンピュータは、
優先順位が上位のキャンセル待ちが予約可能になった時
点で、これを登録し、優先順位がより低いキャンセル待
ち又は予約を消去する。

【００１５】現在、携帯電話の各キャリアや機種によっ
て、受信できるメール容量等の制限が異なっており、制
限を越えるメッセージを受信した場合は、容量を越える
部分については破棄されるのでメッセージを参照するこ
とができなくなっている。この点を考慮して、データ管
理コンピュータはデータ通信装置を介して外部機器に対
して予約確認等のメッセージを送信することができるよ
うに、この外部機器に送信されるメッセージはあらかじ
めデータ管理コンピュータによって表示上の制限に適合
するように編集されている。これは、現在、e-mailを送
信するためのサービスはi-mode e-mail等、数十種類が
並存しており、この何れにも対応する必要があるためで
ある。外部機器がどのサービスに加入しているか、つま
りどのような通信サービスでメッセージを送るべきか
は、管理コンピュータに登録されている外部機器の情報
に基づいて把握することができる。このように構成する
ことで、顧客の側からは、自分の使用している機器がど
のようなサービスに加入しているかは全く意識すること
なく予約を行うことができる。

【００１６】外部機器に送信されるメッセージを当該外
部機器の表示上の制限に適合するように編集する作業、
換言すれば表示制約の解消作業は、外部機器の表示制約
解消手段または外部機器の表示制約解消モジュールによ
って、以下のような手順で行われる。まず、図４に示す
ように表示制約解消モジュールが起動８０すると、上記
のように通信プロトコル上の規定の変数データ等に基づ
いて外部機器の種類を判別する８２。一方では、データ
ベースとして保存されているスケジュールデータと外部
機器表示用雛型を読み込み８６、８８、スケジュールデ
ータを当該外部機器に応じたウエブサイト情報に成形し
て９０、送信する９２。図では、これらの作業が連続的
に行われるような表現になっているが、外部機器の判別
８０、機器の表示制約の読み込み８４、スケジュールデ
ータの読み込み８６と表示用雛型の読み込み８８は、整
形９０前に完了していれば順不同である。

【００１７】会員情報として予め顧客が使用する機器の
種類とその表示に関する制限を記録しておき、メールを
送信する際はこの情報を参照して送信メールを整形する
ものであっても良い。この場合の整形は、例えば、メー
ル長の制限を超過する場合には複数のメールに分割す
る、図形データの送信が不可であれば図形データを削除
する、携帯電話の比較的小さな画面を考慮して不要な空
白行、改行、飾り文字などを削除する編集等が考えられ
る。

【００１８】本発明の他の好ましい実施例に基づく予約
管理システムによれば、図１に示すように、前記入出力
用コンピュータはデータ管理コンピュータを介してデー
タ通信装置と接続されている。この場合、予約の対象と
なる製品やサービスの提供者は、それぞれ自己の入出力
用コンピュータ１０と当該入出力用コンピュータ１０に
接続されたデータ管理コンピュータ２０とを有し、デー
タ管理コンピュータ２０がダイアルアップルータ等であ
るデータ通信装置３０を介してインターネット４０に接
続されている。インターネット４０には、顧客のコンピ
ュータ５０またはインターネット接続可能な携帯電話や
携帯端末が接続される。インターネットはさらにパケッ
ト網（図示しない）を経由して顧客の携帯電話等に接続
されるものでも良い。入出力用コンピュータは予約管理
システムに関してはデータの入出力のみを行うので操作
は比較的簡単である。したがって、製品・サービスの提
供者がコンピュータの操作に不慣れであっても困難無く
取り扱うことができる。また、入出力用コンピュータ
が、他の業務のために使用されていたとしても、記憶容
量あるいはＣＰＵ占有時間に関して大きな負担無く予約
管理システムを動かすことができる。

【００１９】本発明のさらに他の好ましい実施例に基づ
く予約管理システムによれば、図２に示すように、前記
入出力用コンピュータはデータ通信網を介してデータ通
信装置及びデータ管理コンピュータに接続されている。
この場合は、入出力用コンピュータ１０は、コンピュー
タに付属のデータ通信装置６０を介して、直接インター
ネット４０経由でデータ通信装置３０および管理コンピ
ュータ２０とデータの授受を行う。この場合、複数の製
品・サービス提供者が共通のデータ通信装置３０および
管理コンピュータ２０を使用することも可能なので、個
々の製品・サービス提供者の設備負担が軽減される。デ
ータの授受はインターネット環境を利用して行われるの
で、入出力コンピュータはいわゆるブラウザーソフトを
搭載してさえいれば必要なデータの授受が可能である。

【００２０】本発明の好ましい一実施例では、前記予約
管理システムは、ビデオ、ＣＤ、本、レンタカー等のア
イテムの貸し出し予約管理システムである。データ管理
コンピュータは、返却期限前に、外部機器に対して返却
期限の到来を予告するメッセージを送信することができ
る。本発明に係る予約管理システムを利用すると予約が
簡単に可能になるために、アイテムの利用効率が高くな
る一方、予定の時期にアイテムが返却されないと以後の
スケジュールが崩れて大きな迷惑を生じる可能性があ
る。この点に鑑みて、顧客が予定通りアイテムを返却す
るようにデータ管理コンピュータは返却期限の到来をメ
ッセージによって連絡する。この場合も、メッセージは
顧客のデータ通信機器が利用できるサービスと整合性の
ある形で送信されることは当然である。

【００２１】本発明の好ましい一実施例では、前記予約
管理システムは、美容院、病院、カラオケ店、レストラ
ン、ホテル等サービス提供者の予約管理システムであ
り、データ管理コンピュータは、登録された予約日時の
前にデータ通信装置を経由して予約再確認メッセージを
送信することができる。サービスを提供する場合の予約
管理においては、サービスを提供する日時を顧客が忘れ
ていることが起こると、空白の時間を生じてしまい、ま
た以降のスケジュールが混乱する原因となる。そこで、
サービスを提供する前の適当な時期に顧客に対して予約
再確認のメッセージを送信するよう構成されている。ま
た、サービスの提供の場合には特にスケジュールからの
遅れ等を生じがちなので、予定時刻の前に顧客に対し
て、サービスの進捗を考慮したサービス開始時刻を連絡
することで顧客は時間を有効に使うことができるように
なる。このためには、サービス提供者から予約管理コン
ピュータにサービス提供の時間遅れ等のデータを送信す
ることが必要である。

【００２２】本発明のその他の実施例によれば、前記デ
ータ管理コンピュータは、入出力用コンピュータから入
力されたその他のメッセージをデータ通信装置を介して
外部機器に配信することができる。その他のメッセージ
とは、予約時間の遅れ等予約内容に直接関連する内容の
メッセージに限らず、新製品や新サービスの案内、アン
ケートの要請等必要に応じて種々の内容を含めることが
できる。過去の予約状況を分析して顧客の嗜好を把握す
れば、顧客が必要とする情報をタイムリーに提供するこ
とが可能である。

【００２３】データ管理コンピュータは、さらに、外部
機器から閲覧可能な電子掲示板データを記憶することが
できる。電子掲示板は、アイテム提供者の側から潜在顧
客を含む顧客一般に対してメッセージを送ることも可能
であるし、顧客が自由に意見交換を行うために利用する
こともできる。

【００２４】前記データ通信網としては、インターネッ
ト、ｉ−ｍｏｄｅまたはＥｚＷｅｂのいずれか又は複数
を使用することができる。

【００２５】本発明は、上述のようにデータ通信網に接
続可能なデータ通信装置と、入出力用コンピュータと、
入出力用コンピュータとデータ通信装置とに接続された
データ管理コンピュータとから構成されるので、複数の
顧客がデータ管理コンピュータを経由してメッセージの
交換を行うことも可能である。この場合を想定して、本
発明の好ましい１実施例では、システムは以下に述べる
エラーメッセージ吸収機能を有する。

【００２６】今後、i-mode等の普及により、インターネ
ットのメールアドレスと携帯電話のメールアドレスの双
方を有する利用者は益々多くなり、インターネットアド
レスで受信したメッセージを自動的に携帯電話のアドレ
スに転送することが頻繁に行われるようになると予想さ
れる。このような場合に、上述したような携帯電話のサ
ービス上の制限あるいは機器の機能上の制約から携帯電
話がメッセージを受信できないことが起こりえる。ここ
で問題になるのは、このようなエラーが発生した場合
は、メッセージの最初の送信者に対して、送信がエラー
終了した旨のメッセージと共に携帯電話の電話番号を含
む携帯メールアドレスが送信されることである。つま
り、何らかの理由で携帯へのメールの転送がエラー終了
すると、本の送信者に携帯電話の番号が知られることに
なる。この問題を解消するために、本発明の１つの実施
例に係るシステムを介して顧客同士がメッセージの交換
を行うと、システムが受信者の制約に整合した形にメー
ルを整形して送信するのでエラーの発生が少なくなるこ
とに加えて、携帯へのメールがエラー終了した場合にも
との発信者に対して送信するエラーメッセージには携帯
の番号を含めない。したがって、携帯の電話番号が第三
者に不用意に知られることが無く安全である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図1は、本発明の１実施例の基本構成を示す
概念図である。

【図２】 図2は、本発明の他の実施例の基本構成を示
す概念図である。

【図３】 図3は、管理用コンピュータの構成を示した
概念図である。

【図４】 図４は、外部機器の表示制約解消手段におけ
る処理の流れを示すフロー図である。

【符号の説明】

１０・・・入出力用コンピュータ ２０・・・データ管理コンピュータ ３０・・・データ通信装置 ４０・・・インターネット ５０・・・顧客のコンピュータ ６０・・・データ通信装置６０

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 データ通信網に接続可能なデータ通信装
   置と、 入出力用コンピュータと、 入出力用コンピュータとデータ通信装置とに接続される
   と共にスケジュールデータを記憶する記憶手段を有する
   データ管理コンピュータから構成される予約管理システ
   ムであって、 データ通信装置はデジタル回線を経由して外部機器とデ
   ータの授受が可能であり、 入出力用コンピュータは、データ管理コンピュータが記
   憶するスケジュールデータへの基礎データの入力とスケ
   ジュールデータの表示と共に、スケジュールデータの追
   加や削除を含む編集が可能であり、 データ管理コンピュータは、入出力用コンピュータから
   基礎データの入力を受けてこれを記憶し、データ通信網
   に接続された外部機器からデータ通信装置を経由してス
   ケジュール表示要求を受けると外部機器にスケジュール
   データを表示させ、外部機器の表示要求に含まれるヘッ
   ダ情報から当該機器の表示上の制限を把握し、a）未予
   約のアイテムについて予約要求を受けると、スケジュー
   ルデータに予約情報を追加して予約確認メッセージを送
   ると共に入出力用コンピュータに新規の予約が登録され
   た旨のメッセージを送り、ｂ）予約済のアイテムについ
   て予約要求を受けると、当該予約要求をキャンセル待ち
   としてスケジュールデータに追加すると共に外部機器に
   対してキャンセル待ちとして登録された旨のメッセージ
   を送信し、当該アイテムが予約可能になった時点でデー
   タ通信装置を経由して予約確認メッセージを送信し、外
   部機器に送信されるメッセージはあらかじめデータ管理
   コンピュータによって外部機器の表示上の制限に適合す
   るように編集されていることを特徴とする予約管理シス
   テム。
2. 【請求項２】 前記入出力用コンピュータは前記データ
   管理コンピュータを介してデータ通信装置と接続されて
   いることを特徴とする請求項１に記載された予約管理シ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記入出力用コンピュータはデータ通信
   網を介してデータ通信装置及びデータ管理コンピュータ
   に接続されていることを特徴とする請求項1に記載され
   た予約管理システム。
4. 【請求項４】 前記予約管理システムはアイテムの貸し
   出し予約管理システムであり、データ管理コンピュータ
   は、返却期限前に、外部機器に対して返却期限の到来を
   予告するメッセージを送信することを特徴とする請求項
   1ないし3のいずれかに記載の予約管理システム。
5. 【請求項５】 前記予約管理システムはサービスの予約
   管理システムであり、データ管理コンピュータは、登録
   された予約日時の前にデータ通信装置を経由して予約再
   確認メッセージを送信することを特徴とする請求項1な
   いし3のいずれかに記載の予約管理システム。
6. 【請求項６】 前記スケジュールデータはデータ蓄積装
   置に保存され、データ管理コンピュータは、データ通信
   網に接続された外部機器からデータ通信装置を経由して
   スケジュール表示要求に対して外部機器にウエブサイト
   形式でスケジュールデータを表示させる手段を有するこ
   とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の予約
   管理システム。
7. 【請求項７】前記データ管理コンピュータは、入出力用
   コンピュータから入力されたその他のメッセージをデー
   タ通信装置を介して外部機器に配信する際の外部機器の
   制約を解消することができる手段を有することを特徴と
   する請求項１ないし６のいずれかに記載の予約管理シス
   テム。
8. 【請求項８】 前記データ管理コンピュータは、外部機
   器から閲覧可能な電子掲示板データを記憶することがで
   きることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記
   載の予約管理システム。
9. 【請求項９】 前記データ通信網は、インターネット、
   ｉ−ｍｏｄｅ（登録商標）またはＥｚＷｅｂ（登録商
   標）のいずれか又は複数であることを特徴とする請求項
   １ないし８のいずれかに記載の予約管理システム。