JP2002073047A - キオスク型端末装置 - Google Patents

キオスク型端末装置

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JP2002073047A
JP2002073047A JP2000263913A JP2000263913A JP2002073047A JP 2002073047 A JP2002073047 A JP 2002073047A JP 2000263913 A JP2000263913 A JP 2000263913A JP 2000263913 A JP2000263913 A JP 2000263913A JP 2002073047 A JP2002073047 A JP 2002073047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータを記録媒体に記録するサービ
スを行うとともに、データコピーまたは移動機能を付与
したキオスク型端末装置を提供する。 【解決手段】 データ変換部23において、消費者が持
参してきた記録媒体に記録されている変換元となるデー
タを読み出し、該データに基づいてデータ変換を行う。
そして、データ変換が行われたデータを、変換データ保
存処理部14において、消費者が所望とする記録媒体に
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータを
記録媒体に記録するサービスを行うキオスク型端末装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今では、通信技術の飛躍的な進歩、お
よび通信インフラの整備によって、様々なデータが様々
な通信回線を通じてやりとりされるようになっている。
例えば、現在世界的に急速に普及しているインターネッ
トにおいては、テキストベースのデータのみならず、音
楽データや画像データなども通信可能となっている。
【0003】また、昨今では、音楽データ、ビデオデー
タ、ゲームのプログラムデータなどを専用通信回線を通
じて、コンビニエンスストアなどに設けられた端末機に
送信し、一般の消費者がこの端末機から各種記録媒体に
これらのデータを記録するシステムも普及しつつある。
このようなシステムにおいては、一般の消費者はその端
末機に対して料金を支払うことによって各種データの記
録が可能となる一方、ここで徴収された料金の一部は、
それらのデータを提供している著作権管理者に対して支
払われることになっている。
【0004】また、例えば音楽データに関しては、様々
な種類の記録メディアが該音楽データを記録する記録媒
体として提案されているとともに、様々なデータ形式も
提案されている。例えば、記録媒体の例としては、CD
(Compact Disc)やMD(MiniDisc) などの光磁気ディス
ク、メモリースティックなどのフラッシュメモリー、あ
るいは、汎用のデジタルデータ記録媒体としてのMOな
どがある。データ形式の例としては、CDなどに利用さ
れるPCM(Pulse Code Modulation) データ、MDなど
に利用される圧縮データ形式であるATRAC(Adaptiv
e Transform Acoustic Coding)データ、その他、音楽配
信などに用いられる圧縮データ形式としてのMP3(Mpe
g-1 Layer3) などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、音楽デ
ータに関していえば、様々なデータ形式のデジタルデー
タが、様々な記録媒体に記録されていることになる。よ
って、例えばあるユーザが、特定の記録媒体を再生する
ことが可能な装置を持っている場合に、他の記録媒体に
記録された音楽データを入手したとしても、これを聞く
ことはできない、というような状態が生じることもあ
る。また、この場合に、たとえ入手した記録媒体の再生
を行う装置があったとしても、データの移動やコピーを
行うことができない場合には、対応する装置でしか音楽
を聞くことができないことになる。
【0006】すなわち、デジタル音楽データのフォーマ
ットを変換する必要性がある場合に、ユーザが有してい
る装置では、所望とするフォーマットに変換することが
不可能であったり、変換は可能であるが、その音質が著
しく劣化してしまうような場合があり、音楽データの利
用範囲が限定されてしまうという問題がある。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、デジタルデータを記録媒
体に記録するサービスを行うとともに、データコピーま
たは移動機能を付与したキオスク型端末装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載のキオスク型端末装置は、デジタル
データを記録媒体に記録するサービスを行うキオスク型
端末装置において、消費者が持参してきた記録媒体に記
録されているデジタルデータを読み取るデータ読み取り
手段と、上記データ読み取り手段によって読み取られた
デジタルデータを、消費者が所望とする記録媒体に記録
するデータ記録手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0009】上記の構成によれば、データ読み取り手段
によって、消費者が持参してきた記録媒体に記録されて
いるデジタルデータが読み取られるとともに、データ記
録手段によって、該デジタルデータを消費者が所望とす
る記録媒体に記録することが可能となる。
【0010】例えば消費者が、読み取り可能な記録媒体
の形式がそれぞれ異なる複数のデジタルデータ利用装置
を所有していて、1つの記録媒体に記録されたデジタル
データを持っている場合、このデジタルデータは、この
記録媒体に対応したデジタルデータ利用装置でのみしか
利用できないことになる。ここで、種類の異なる記録媒
体間でデータのコピーを行うことが可能な装置を、該消
費者が有していれば、コピーを行うことによって、他の
記録媒体に対応したデジタルデータ利用装置でも該デジ
タルデータを利用することが可能となるが、一般には、
このようなコピー装置を持っている消費者はそれほど多
いわけではない。このような場合に、デジタルデータが
記録されている記録媒体を、本発明に係るキオスク型端
末装置に持っていくことによって、該デジタルデータを
他の記録媒体に記録することが可能となる。
【0011】すなわち、上記の構成によれば、複数の記
録媒体間でデータのコピーを行うことが可能となるよう
な特別な装置を持っていない一般消費者でも、自分が有
しているデジタルデータを他の記録媒体に記録すること
が可能となり、該デジタルデータの利用範囲を広げるこ
とが可能となる。
【0012】請求項2記載のキオスク型端末装置は、請
求項1記載の構成において、上記データ読み取り手段に
よって読み取られたデジタルデータを、消費者が所望と
するデータ形式に変換するデータ変換手段をさらに備
え、上記データ記録手段が、上記データ変換手段によっ
て変換されたデータ形式のデジタルデータを、消費者が
所望とする記録媒体に記録することを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、データ変換手段によ
って、元のデジタルデータのデータ形式を、消費者の所
望とするデータ形式に変換することが可能となってい
る。よって、例えば消費者が、対応するデータ形式がそ
れぞれ異なる複数のデジタルデータ利用装置を所有して
いて、ある1つのデータ形式からなるデジタルデータを
持っている場合、このデジタルデータを記録した記録媒
体を、本発明に係るキオスク型端末装置に持っていくこ
とによって、他のデータ形式に変換したデジタルデータ
を手に入れることが可能となる。
【0014】すなわち、上記の構成によれば、データ形
式の変換を行うことが可能となるような特別な装置を持
っていない一般消費者でも、自分が有しているデジタル
データを他のデータ形式に変換することが可能となり、
該デジタルデータの利用範囲を広げることが可能とな
る。
【0015】請求項3記載のキオスク型端末装置は、請
求項1記載の構成において、上記データ読み取り手段に
よって読み取られたデジタルデータが、当該キオスク型
端末装置において取り扱っている商品としてのコンテン
ツデータと、実質的に同じものであるか否かを判断する
データチェック手段をさらに備え、上記データチェック
手段において、上記デジタルデータと上記コンテンツデ
ータとが実質的に同じものであると判断された場合に、
上記データ記録手段が、上記コンテンツデータを、消費
者が所望とする記録媒体に記録することを特徴としてい
る。
【0016】上記の構成によれば、消費者が持参してき
た記録媒体に記録されているデジタルデータが、当該キ
オスク型端末装置において取り扱っているコンテンツデ
ータと実質的に同じものである場合、該コンテンツデー
タを消費者が所望とする記録媒体に記録することにな
る。よって、例えば消費者が持参してきた記録媒体に記
録されているデジタルデータがデータ圧縮されている場
合、そのまま他の記録媒体にデジタルコピーを行うと、
圧縮されて劣化したデータが記録されることになるが、
上記の構成によれば、キオスク型端末装置において取り
扱っているコンテンツデータに基づいて記録が行われる
ので、記録されるデータの質を向上させることができ
る。したがって、上記の構成によれば、複数の記録媒体
間でデータのコピーを行うことが可能となるような特別
な装置を持っていない一般消費者でも、自分が有してい
るデジタルデータを他の記録媒体に記録することが可能
となるとともに、自分が有しているデジタルデータより
も高品質なデジタルデータを他の記録媒体に記録するこ
とも可能となる。
【0017】請求項4記載のキオスク型端末装置は、請
求項2記載の構成において、上記データ読み取り手段に
よって読み取られたデジタルデータが、当該キオスク型
端末装置において取り扱っている商品としてのコンテン
ツデータと、実質的に同じものであるか否かを判断する
データチェック手段をさらに備え、上記データチェック
手段において、上記デジタルデータと上記コンテンツデ
ータとが実質的に同じものであると判断された場合に、
上記データ変換手段が、上記コンテンツデータに基づい
て、消費者が所望とするデータ形式のデジタルデータに
変換することを特徴としている。
【0018】上記の構成によれば、消費者が持参してき
た記録媒体に記録されているデジタルデータが、当該キ
オスク型端末装置において取り扱っているコンテンツデ
ータと実質的に同じものである場合、該コンテンツデー
タに基づいて、消費者が所望とするデータ形式に変換さ
れることになる。よって、例えば消費者が持参してきた
記録媒体に記録されているデジタルデータがデータ圧縮
されている場合、そのまま他のデータ形式に変換する
と、圧縮されて劣化したデータに基づいたデータ変換が
なされることになるが、上記の構成によれば、キオスク
型端末装置において取り扱っているコンテンツデータに
基づいてデータ形式の変換が行われるので、変換された
データの質を向上させることができる。したがって、上
記の構成によれば、データ形式の変換を行うことが可能
となるような特別な装置を持っていない一般消費者で
も、自分が有しているデジタルデータを他のデータ形式
に変換することが可能となるとともに、自分が有してい
るデジタルデータよりも高品質なデジタルデータにデー
タ変換することも可能となる。
【0019】請求項5記載のキオスク型端末装置は、請
求項3または4記載の構成において、上記データチェッ
ク手段が、消費者が持参してきた記録媒体に記録されて
いるデジタルデータのヘッダ部をチェックし、このヘッ
ダ部に、当該キオスク型端末装置において取り扱ってい
る旨を示すデータが含まれている場合に、これを当該キ
オスク型端末装置において取り扱っている商品としての
コンテンツデータと実質的に同じものであると判断する
ことを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、データチェック手段
は、消費者が持参してきた記録媒体に記録されているデ
ジタルデータのヘッダ部に、当該キオスク型端末装置に
おいて取り扱っている旨を示すデータが含まれている場
合に、これを当該キオスク型端末装置において取り扱っ
ている商品としてのコンテンツデータと実質的に同じも
のであると判断することになる。よって、この判断を、
迅速かつ的確に行うことが可能となる。
【0021】請求項6記載のキオスク型端末装置は、請
求項3記載の構成において、上記データチェック手段に
おいて、上記デジタルデータと上記コンテンツデータと
が実質的に同じものであると判断された場合に、上記デ
ータ記録手段が、上記コンテンツデータを、消費者が所
望とする記録媒体に記録する際に、記録するデータに利
用制限情報を付加することを特徴としている。
【0022】上記の構成によれば、元のデジタルデータ
が、キオスク型端末装置の取り扱いデータである場合
に、記録媒体に記録されるデータに利用制限情報が付加
されることになる。よって、該キオスク型端末装置にお
いて、データのコピーなどが行われた場合にも、このコ
ピーデータは、利用制限情報が付加されているので、不
正使用などを防ぐことができる。したがって、このよう
なデータのコピー処理を行うことが可能な装置を提供し
ても、データの著作権が侵害されるような状態を抑制す
ることが可能となる。
【0023】請求項7記載のキオスク型端末装置は、請
求項4記載の構成において、上記データチェック手段に
おいて、上記デジタルデータと上記コンテンツデータと
が実質的に同じものであると判断された場合に、上記デ
ータ変換手段が、上記コンテンツデータに基づいて、消
費者が所望とするデータ形式のデジタルデータに変換す
る際に、変換先のデータに利用制限情報を付加すること
を特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、元のデジタルデータ
が、キオスク型端末装置の取り扱いデータである場合
に、データ変換されたデータに利用制限情報が付加され
ることになる。よって、該キオスク型端末装置におい
て、データ変換された後にデータのコピーなどが行われ
た場合にも、このコピーデータは、利用制限情報が付加
されているので、不正使用などを防ぐことができる。し
たがって、このようなデータのコピー処理を行うことが
可能な装置を提供しても、データの著作権が侵害される
ような状態を抑制することが可能となる。
【0025】請求項8記載のキオスク型端末装置は、請
求項6または7記載の構成において、上記利用制限情報
が、再生可能回数情報であることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、再生可能回数情報がデータに付加されることにな
る。ここで、再生可能回数とは、複製およびほぼ同等の
データ形式のデータへの変換を行うことが可能な回数、
および/またはデータを利用することが可能な回数、な
どを含むものとする。これにより、例えば、複製および
ほぼ同等のデータ形式のデータへの変換を行うことが可
能な回数として再生可能回数が設定されている場合、一
旦データのコピー処理などを行ってしまうと、該データ
に基づいて無制限に複製処理が行われてしまうことを防
止することができる。よって、例えば、データの著作権
を的確に保護することが可能となる。
【0027】請求項9記載のキオスク型端末装置は、請
求項6ないし8のいずれかに記載の構成において、上記
利用制限情報が、利用可能環境情報であることを特徴と
している。
【0028】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、利用可能環境情報がデータに付加されることにな
る。よって、当該キオスク型端末装置においてコピー処
理が行われたデータは、利用可能環境情報に適合した環
境でしか利用することができなくなる。よって、例え
ば、データの著作権をより的確に保護することが可能と
なる。
【0029】請求項10記載のキオスク型端末装置は、
請求項2記載の構成において、上記デジタルデータが、
音楽データを記録した音楽データであるとともに、上記
データ変換手段が、上記データ読み取り手段によって読
み取られたデジタルデータを、消費者が所望とするデー
タ形式に変換する際に、元のデジタルデータのビット数
を増やす処理と、サンプリングデータが時間軸方向で滑
らかにつながるように補間を行う処理と、元のデジタル
データのサンプリング周波数と、データ変換後のデジタ
ルデータのサンプリング周波数との最小公倍数となるサ
ンプリング周波数のデータに変換する処理と、データ変
換後のデジタルデータのサンプリング周波数に変換する
処理と、データ変換後のデジタルデータのビット数に変
換する処理とを行うことを特徴としている。
【0030】上記の構成によれば、元のデジタルデータ
のビット数を増やした上で、各サンプリングデータが時
間軸方向で滑らかにつながるように補間処理を行い、サ
ンプリング周波数を、元とデータ変換後のサンプリング
周波数の最小公倍数に上げた後に、所望とするサンプリ
ング周波数およびビット数に変換することになる。よっ
て、単純にビット数およびサンプリング周波数を変換す
るよりも、データの質を向上させることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0032】図2は、本発明の実施の形態に係る情報配
信システムの概略を示すブロック図である。同図に示す
ように、該情報配信システムは、原盤サーバ1と、これ
に接続された複数のキオスク端末(キオスク型端末装
置)2…とからなるシステムとなっている。
【0033】原盤サーバ1は、例えば図2に示すよう
に、レコード会社3、音楽プロダクション4などとの契
約によって、原盤としての音楽データを格納するサーバ
コンピュータおよびこれを管理する原盤サーバ管理業者
を示している。この原盤サーバ1には、デジタル化され
た元音楽データ、あるいはこの元音楽データに基づいて
配信に適したデータ形式に変換された配信用音楽データ
が格納されている。
【0034】キオスク端末2は、原盤サーバ1と通信回
線によって接続された端末装置である。該キオスク端末
2は、原盤サーバ管理業者との契約に基づいて、原盤サ
ーバ1に格納されている配信用音楽データを通信回線を
通じてダウンロードすることが可能となっている。この
通信回線は、データ通信可能な回線であればどのような
ものでもよく、例えば専用回線であってもよいし、イン
ターネット回線であってもよい。
【0035】また、キオスク端末2は、消費者に対して
音楽データを販売することが可能となっている。販売の
形態としては、例えば、コンビニエンスストアやゲーム
センターなどに該キオスク端末2を設置し、消費者がそ
のキオスク端末2に足を運んで、何らかの記録媒体に所
望とする音楽データを記録し、該記録媒体を購入する、
というシステムとなっている。
【0036】さらに、キオスク端末2は、各種記録媒体
に各種データ形式で記録されている音楽データを、他の
記録媒体あるいは同じ記録媒体に移動またはコピーをし
たり、データ形式の変換処理を行ったりする機能を有し
ている。すなわち、消費者は、自分が所有している音楽
データを記録した記録媒体を持ってキオスク端末2まで
足を運び、その音楽データを、該キオスク端末2が対応
している記録媒体の中の所望の記録媒体に、移動・コピ
ー・データ変換を行うことができるようになっている。
この機能の詳細については後述する。
【0037】次に、キオスク端末2の構成について説明
する。図1は、キオスク端末2の概略構成を示すブロッ
ク図である。なお、図1に示す構成は、キオスク端末2
をPC(Personal Computer) ベースのサーバコンピュー
タで構成した例を示している。同図に示すように、キオ
スク端末2は、データ記憶部5、中央処理部6、認証チ
ェック部7、キャンセル制御部8、再生データチェック
部9、再生データ保存処理部10、音データ出力装置1
1、音声ガイド制御処理部12、再生完了処理部13、
変換データ保存処理部(データ記録手段)14、通信処
理部15、表示部16、操作部17、再生処理部18、
課金管理部19、発注データ管理部20、データ変換受
け付け部21、取り込みデータチェック部(データチェ
ック手段)22、データ変換部(データ読み取り手段、
データ変換手段)23、および発注処理部24を備えた
構成となっている。なお、図1は、上記の各構成が全て
同様に接続された図となっているが、実際には、各種バ
スやインターフェースなどを介してハードウェア的に接
続されている部分や、制御・処理プログラム上での連係
によってソフトウェア的に接続されている部分などが混
在している。
【0038】データ記憶部5は、例えばハードディスク
装置などの記憶手段によって構成されるものであり、原
盤サーバ1から受信した配信用音楽データを記憶した
り、キオスク端末2における様々な管理データを記憶す
るものである。なお、このハードディスク装置内、ある
いは別のハードディスク装置内には、キオスク端末2の
動作に必要なOSや各種プログラム、データなどが記憶
されている。
【0039】中央処理部6は、CPU(Central Process
ing Unit) などの演算処理装置によって構成されるもの
であり、キオスク端末2内で行われる各種演算処理を行
うものである。なお、図示はしていないが、各種演算処
理を行う上で必要とされるRAM(Random Access Memor
y)なども設けられている。
【0040】通信処理部15は、原盤サーバ1とのデー
タ通信を行う上でのインターフェースとなるものであ
り、キオスク端末2を構成するコンピュータの特定のC
OMポートが割り当てられる。なお、ネットワークイン
ターフェースとしては特に限定するものではなく、例え
ば、Ethernet(登録商標)、FDDI(Fiber D
istributed Data Interface)、ISDN(Integrated Se
rvices Digital Network) 、ATM(Asynchronous Tran
sfer Mode)などが用いられる。
【0041】表示部16は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)などの各種表示モニ
ターによって構成されるものである。また、操作部17
は、例えばジョイスティックなどのポインティングデバ
イスや各種ボタンなどの入力装置によって構成されるも
のである。消費者は、この表示部16における表示を見
て、操作部17によって入力動作を行うことによって、
所望とするデータの購入や、データの移動・コピー・デ
ータ変換処理などを行うことになる。
【0042】再生データ保存処理部10は、消費者が音
楽データの購入を行う際に、該音楽データを何らかの記
録媒体に記録する処理を行うブロックである。記録媒体
の種類としては特に限定しないが、例えばMD、CD−
R、DVD、メモリースティック、スマートメディア
(登録商標)、マルチメディアカード、コンパクトフラ
ッシュ(登録商標)、MO、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ZIPディスク、JAZ(登録商標)ディス
ク、PCカード、小型ハードディスクなどが挙げられ
る。また、このような記録媒体に対して記録を行う際の
形態としては、消費者が自ら持参して記録を行う形態で
もよいし、端末機内で予め記録媒体を用意しておき、販
売する際に、データの料金に記録媒体の料金を加えた額
を請求する形態としてもよい。
【0043】変換データ保存処理部14は、消費者が音
楽データの移動・コピー・データ変換処理を行う際に、
該音楽データを何らかの記録媒体に記録する処理を行う
ブロックである。音楽データの移動・コピー・データ変
換元および移動・コピー・データ変換先の記録媒体の種
類としては特に限定しないが、上記の再生データ保存処
理部10において例示した各種記録媒体などが挙げられ
る。また、このような記録媒体に対して記録を行う際の
形態としては、消費者が自ら持参して記録を行う形態で
もよいし、端末機内で予め記録媒体を用意しておき、音
楽データの移動・コピー・データ変換処理を行う際に、
手数料に記録媒体の料金を加えた額を請求する形態とし
てもよい。
【0044】音声出力装置11は、アンプ部およびスピ
ーカーなどから構成されるものであり、様々な音声を出
力するためのブロックである。例えば、音楽データの購
入や移動・コピー・データ変換処理を行う際には、その
音楽を試聴する際の音声を出力したり、操作のガイドを
行う音声を出力したり、BGMを出力したりすることに
なる。
【0045】以上説明した、データ記憶部5、中央処理
部6、通信処理部15、表示部16、操作部17、再生
データ保存処理部10、変換データ保存処理部14、お
よび音声出力装置11は、キオスク端末2におけるハー
ドウェア的な構成を示すブロックである。そして、以下
に示す認証チェック部7、キャンセル制御部8、再生デ
ータチェック部9、音声ガイド制御処理部12、再生完
了処理部13、再生処理部18、課金管理部19、発注
データ管理部20、発注処理部24、データ変換受け付
け部21、取り込みデータチェック部22、およびデー
タ変換部23が、キオスク端末2におけるソフトウェア
的な構成を示すブロックとなる。
【0046】認証チェック部7は、原盤サーバ1に対し
て、特定の配信用音楽データの配信要求を送出し、デー
タ配信の認証を行うブロックである。配信要求を行う際
には、この認証チェック部7から当該キオスク端末2の
IDならびにパスワードが送出され、原盤サーバ1側で
これらの認証チェックが行われ、このチェックを通過し
た場合に、原盤サーバ1からキオスク端末2へ要求され
た配信用音楽データが配信されることになる。
【0047】キャンセル制御部8は、消費者によって一
旦データの再生要求がなされた後にキャンセルが行われ
た場合に、該当データの再生を中止するとともに、課金
処理をキャンセルする処理を行うブロックである。な
お、ここでいう再生とは、消費者にデータが売却された
状態に相当するものである。すなわち、消費者によって
購買要求された音楽データが各種記録媒体に記録され、
該記録媒体が消費者の手に渡った時点で再生が1回行わ
れたとカウントすることになる。また、キャンセル制御
部8は、消費者によって一旦データの移動・コピー・デ
ータ変換処理要求がなされた後にキャンセルが行われた
場合に、該当データの移動・コピー・データ変換処理を
中止するとともに、課金処理をキャンセルする処理をも
行う。
【0048】再生データチェック部9は、消費者が再生
要求を行った特定のデータが当該キオスク端末2内に蓄
えられている場合、その蓄えられている特定のデータの
再生回数情報をチェックし、再生が可能であるか否かを
チェックするブロックである。ここで再生が不可能であ
ると判断された場合には、再生要求が行われた特定のデ
ータを、原盤サーバ1に配信要求することになる。
【0049】音声ガイド制御処理部12は、消費者に対
して、データの再生、ならびに移動・コピー・データ変
換処理に関する様々な音声ガイドを制御するブロックで
ある。
【0050】再生処理部18は、再生要求されたデータ
に対して、暗号化されている配信用音楽データをデコー
ドするとともに、該当配信用音楽データが圧縮されてい
る場合には、同時に解凍(伸張)処理を行うブロックで
ある。これにより、再生要求されたデータが、各種デー
タ形式に変換可能なデータ形式に変換されることにな
る。
【0051】課金管理部19は、消費者による再生要
求、すなわちデータ購入要求がなされた際の課金の管
理、および、データの移動・コピー・データ変換処理が
要求された際の手数料の課金の管理を行うブロックであ
る。課金の形態としては、現金支払い、クレジットカー
ド、デビットカード、プリペイドカードなどによる支払
いなどが挙げられる。よって、課金管理部19は、現金
の収受を行う装置、あるいは各種カードによる決済を行
う装置などを備えるとともに、これらの装置の制御を行
うシステムを有していることになる。また、課金管理部
19は、データ購入の際の課金情報を、再生回数情報な
どに基づいて算出したり、再生1回当たりの課金を変更
したりする機能をも有している。
【0052】発注データ管理部20は、キオスク端末2
内に蓄えられているデータの再生回数情報をチェック
し、各データのIDとともに記録、管理を行うブロック
である。この発注データ管理部20によって、キオスク
端末2内に蓄えられている各データが、どれだけ再生可
能であるかを把握することが可能となっている。
【0053】発注処理部24は、上記発注データ管理部
20によって再生可能回数が0または所定値以下となっ
ていると認識されたデータを、新たに原盤サーバ1から
配信する要求を行うブロックである。
【0054】再生完了処理部13は、消費者に対する再
生処理を完了した際に、該当データの再生完了を示すデ
ータを、原盤サーバ1あるいはデータ配信を管理してい
る管理サーバに送信するとともに、再生完了の履歴デー
タを保存する処理を行うブロックである。
【0055】データ変換受け付け部21は、消費者から
データの移動・コピー・データ変換処理が要求された場
合に、変換方法選択処理、および変換条件選択処理を行
うブロックである。変換方法選択処理では、消費者によ
って、元の音楽データが記録されている記録媒体の種
類、移動・コピー・データ変換処理を行う先の記録媒体
の種類およびデータ形式の種類、および、移動処理を行
うかコピー処理を行うかが選択される。変換条件選択処
理では、後述する取り込みデータチェック部21によっ
て、元の音楽データが、当該キオスク端末2において販
売を行っているデータであると判断された場合に、移動
・コピー・データ変換処理を行った先のデータに対し
て、再生回数情報や再生可能環境情報などを設定する際
の条件を選択する処理が行われる。
【0056】取り込みデータチェック部21は、消費者
が持参してきた記録媒体に記録されている元の音楽デー
タをチェックし、そのデータ形式の検出、および、該音
楽データが、当該キオスク端末2によって販売されたも
のであるか否かについての検出を行うブロックである。
【0057】データ変換部23は、消費者が持参してき
た記録媒体に記録されている元の音楽データを読み出す
処理、読み出した元の音楽データを、移動・コピー処理
を行う先のデータ形式に変換する処理、および、移動・
コピー・データ変換処理を行う先の音楽データに対し
て、再生回数情報や再生可能環境情報などの条件を設定
する処理を行うブロックである。
【0058】次に、原盤サーバ1からキオスク端末2に
送信される配信用音楽データについて以下に説明する。
図3は、配信用音楽データの概略構成を示す説明図であ
る。同図に示すように、配信用音楽データは、ヘッダ部
およびデータ部からなる構成となっている。
【0059】ヘッダ部には、再生回数情報、データI
D、および認証コードが記録されている。再生回数情報
は、当該配信用音楽データが、何回までの再生が可能で
あるかを示す情報である。再生とは、上記したように、
消費者にデータが売却された状態に相当するものである
ので、この再生回数情報は、当該配信用音楽データが、
何回分の売却が可能であるかを示していることになる。
すなわち、この再生回数情報によって再生回数を制限す
ることによって、1回配信用音楽データを受け取ったら
無制限に何回でも売却が可能となってしまうという状態
を防止することが可能となる。
【0060】データIDは、当該配信用音楽データの固
有のIDを示すものであり、当該配信用音楽データに含
まれるデータの内容を示しているとともに、同じ内容の
データであっても、最初に原盤サーバ1から配信された
タイミングや配信経路に応じて異なるIDとなるもので
ある。また、認証コードは、本情報配信システムにおい
て用いられているデータであることを示すコードであ
る。
【0061】データ部は、コンテンツデータ、すなわち
音楽情報データによって構成されている。このコンテン
ツデータは、容易に内容が解析できないように、暗号化
された状態でコード化されたデータとなっていてもよ
い。また、一般に音楽情報データそのものはサイズの大
きいデータである場合が多いので、圧縮された状態でコ
ード化されていてもよい。
【0062】次に、再生処理、およびコピー・データ変
換・移動処理を行う先の記録媒体の種類について説明す
る。ここでは、記録媒体の種類を3種類に分類する。ま
ず、1つ目の記録媒体としては、例えばMDや、CD−
AUDIO形式で記録されるCD−Rなどの記録媒体に
相当するものである。これらの記録媒体では、それぞれ
独自のデータ形式で音楽情報が記録されているととも
に、いわゆるシリアルコピーマネージメントと呼ばれる
著作権保護技術が施されている。このような記録媒体に
対して音楽データを記録する場合には、それぞれに対応
したデータ形式で記録されることになり、後述するよう
なコピー可能回数情報、再生可能環境情報、キオスク端
末IDなどの記録は行われない。このような種類の記録
媒体をMD形式記録媒体と称することにする。
【0063】2つ目の記録媒体としては、例えばメモリ
ースティックやスマートメディアなどの、ID認証機能
を有している記録媒体に相当するものである。このよう
な記録媒体は、ID認証を行うことが可能なIC(Integ
rated Circuit)が備えられている。このようなID認証
機能が備えられた記録媒体を、ID認証可能記録媒体と
称することにする。
【0064】3つ目の記録媒体としては、例えばMO、
ZIPディスク、JAZディスクなど、任意のデジタル
データを記録可能な各種記録媒体に相当するものであ
る。このような記録媒体に対しては、任意のデータ形式
の音楽データを記録することが可能であり、該音楽デー
タを例えばPCなどによって読み出し、記録されている
データ形式に対応した音楽再生ソフトウェアなどによっ
て再生されることになる。このような記録媒体を汎用記
録媒体と称することにする。
【0065】次に、消費者から音楽データの再生(販
売)要求がなされた際のキオスク端末2における処理の
流れについて、図4に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。まず、S1において、キオスク端末2に対
して、消費者から特定のデータの再生要求がなされたか
否かが判断され、再生要求がなされたと判断された場合
(S1においてYES)に、S2以降のステップが実行
され、再生要求がなされていない場合(S1においてN
O)には、S1の処理が繰り返される。すなわち、この
ステップは、再生要求の待機状態を示していることにな
る。
【0066】次に、再生要求されたデータに対応する音
楽データが、再生可能な状態でキオスク端末2内に蓄え
られているか否かが判断される(S2)。ここで、音楽
データが再生可能な状態であるというのは、音楽データ
のヘッダ部に記録されている再生回数情報が、再生要求
された数以上となっていることを示している。このS2
においてNO、すなわち、再生可能な音楽データがキオ
スク端末2内にないと判断された場合、以降のS3から
の処理が行われ、S2においてYES、すなわち、再生
可能な音楽データがキオスク端末2内にあると判断され
た場合、後述するS7からの処理が行われる。
【0067】上記のS2においてNOと判断されると、
再生要求されたデータに対応する配信用音楽データを、
原盤サーバ1からダウンロードしてくることになる。そ
こで、S3において、発注処理部24によって配信要求
先の原盤サーバ1が選択される。ここで、原盤サーバ1
の選択方法としては、例えば、過去の配信履歴などに基
づいて、再生要求されたデータに対応する配信用音楽デ
ータを所有している可能性が高いと思われる原盤サーバ
1から選択していく方法や、データ配信の際の転送速度
の速い原盤サーバ1から選択していく方法などが挙げら
れる。なお、このように原盤サーバ1を選択することが
できるのは、キオスク端末2が複数の原盤サーバ1と配
信契約を結んでいる場合であり、1つの原盤サーバ1と
の間でのみ配信が行われる場合には、このステップは省
略される。
【0068】そして、S3において選択された原盤サー
バ1に対して、該当配信用音楽データの配信要求を送出
する(S4)。この際に、キオスク端末2のIDおよび
パスワードを送出することによって認証が行われる。
【0069】配信要求が受理されると、原盤サーバ1か
らキオスク端末2に向けて該当配信用音楽データの送信
が行われる(S5)。これにより、キオスク端末2内
に、再生要求されたデータに対応する音楽データが蓄え
られる。
【0070】その後、ダウンロードした音楽データの再
生動作を行う前に、該音楽データにキオスク端末2のI
Dを付与する(S6)。また、同様に、上記のS2にお
いてYES、すなわち、再生可能な音楽データがキオス
ク端末2内にあると判断された場合、該当音楽データに
キオスク端末2のIDを付与する(S7)。これらのス
テップによって、音楽データに、再生処理を行ったキオ
スク端末の情報が記録されることになる。なお、このS
6およびS7のステップは、記録先の記録媒体が、上記
のMD形式記録媒体である場合には、省略されることに
なる。
【0071】このようにキオスク端末2のIDが付与さ
れた音楽データに対して、S8において確認のために該
当音楽データが再生可能であるかがチェックされる。こ
のチェックは、例えば、音楽データのヘッダ部に記録さ
れている再生環境条件に、当該キオスク端末2が適合し
ているか、などについてチェックを行うものであるが、
基本的には、正常に配信処理が行われているのであれ
ば、このチェックは通過することになる。ここで再生不
能であると判断された場合(S8においてNO)には、
エラーメッセージが表示部16上に表示され(S9)、
再生処理が中止される。
【0072】S8において、再生可能であると判断され
る(S8においてYES)と、再生データ保存処理部1
0によって、該当音楽データが、指定された記録媒体に
記録され、再生処理が行われる(S10)。ここで、音
楽データが記録される記録媒体としては、キオスク端末
2が用意している記録媒体でもよいし、消費者が自分で
持参してきた記録媒体であってもよい。また、再生処理
が完了すると、再生完了処理部13によって、該当音楽
データの再生完了を示すデータが、原盤サーバ1あるい
はデータ配信を管理している管理サーバに送信されると
ともに、再生完了の履歴データがキオスク端末2内に保
存される。このS10までのステップを行うことによっ
て再生(販売)処理が完了し、S1に戻って再生要求の
待機状態に戻る。
【0073】次に、上記の再生処理が行われることによ
って、記録媒体上に記録される音楽データの構成につい
て以下に説明する。図5は、上記音楽データの概略構成
を示す説明図である。同図に示すように、該音楽データ
は、ヘッダ部およびデータ部からなる構成となってい
る。なお、上記のMD形式記録媒体に対して記録される
音楽データのデータ形式は、該記録媒体に対応したデー
タ形式となるので、図5に示す音楽データの構成は、I
D認証可能記録媒体および汎用記録媒体に記録される音
楽データの構成となる。
【0074】ヘッダ部には、コピー可能回数情報、デー
タID、認証コード、再生可能環境情報、およびキオス
ク端末IDが記録されている。コピー可能回数情報は、
当該音楽データを、ID認証可能記録媒体あるいは汎用
記録媒体にコピーすることが、何回まで許可されるかを
示す情報である。すなわち、このコピー可能回数情報
は、コピー回数を制限することによって、1回音楽デー
タを受け取ったら無制限に何回でもコピーが可能となっ
てしまうという状態を防止するために付加されている。
また、このコピー可能回数情報は、1回のコピー処理が
行われる毎に1回分ずつ減数するように書き換えられ、
0になると、コピー処理を禁止する禁止情報として機能
する。
【0075】データIDは、当該音楽データの固有のI
Dを示すものであり、当該音楽データに含まれるデータ
の内容を示しているものである。また、このデータID
は、同じ内容のデータであっても、原盤サーバ1から配
信されたタイミング(時期)に応じて異なるIDとなっ
ていてもよい。また、認証コードは、特定の原盤サーバ
1から配信されたデータであることを示すコードであ
る。
【0076】再生可能環境情報は、当該音楽データを再
生する環境を定義する情報である。この再生可能環境情
報の設定の詳細については後述する。また、キオスク端
末IDは、当該音楽データがどのキオスク端末2で売却
(再生)されたものであるかを示す情報である。
【0077】データ部は、消費者にとって購入価値のあ
るコンテンツデータ、すなわち本実施形態においてはデ
ジタル音楽データによって構成されている。このデジタ
ル音楽データは、容易に内容が解析できないように、暗
号化された状態でコード化されたデータとなっていても
よい。また、一般にこのようなデジタル音楽データは、
データサイズが大きいことが多いので、必要に応じて圧
縮された状態でコード化されていてもよい。
【0078】次に、本実施形態におけるキオスク端末2
において行うことが可能な音楽データの移動・コピー・
データ変換処理の種類について説明する。以下に、この
処理の種類を列挙する。1つの記録媒体の中のデータ
を、他のデータ形式に変換して同じ記録媒体に保存する
処理。1つの記録媒体の中のデータを、他のデータ形
式に変換して他の記録媒体に保存する処理。複数の記
録媒体の中に記録されている複数のデータを、他のデー
タ形式に変換して他の1つの記録媒体にまとめて保存す
る処理。複数の記録媒体の中に記録されている複数の
データを、他のデータ形式に変換して他の複数の記録媒
体に保存する処理。以上の処理において、元のデータを
削除する場合には移動処理に相当し、元のデータを残す
場合にはコピー処理に相当することになる。
【0079】次に、消費者から音楽データの移動・コピ
ー・データ変換要求がなされた際のキオスク端末2にお
ける処理の流れについて、図6に示すフローチャートを
参照しながら説明する。まず、S11において、消費者
によって、特定のデータの移動・コピー・データ変換を
行う処理が選択される。そして、基本手数料の入金が行
われた(S12)後に、どのような種類の処理を行うか
についての選択が行われる(S13)。ここでの選択内
容としては、移動・コピー・データ変換の元となる音楽
データが記録されている記録媒体の種類およびデータ形
式、移動・コピー・データ変換先となる記録媒体の種類
およびデータ形式などが挙げられる。
【0080】次に、S13において設定された、処理の
元となる音楽データ(元データ)が記録されている記録
媒体が、消費者によってキオスク端末2の記録媒体挿入
口にセットされる(S14)。そして、セットされた記
録媒体に記録されているデータが読みだされて、各デー
タの情報が取り込まれる(S15)。ここで取り込まれ
た各データの情報が、キオスク端末2が備える表示部1
6に表示され、消費者は、該データ群の中から、所望の
処理対象となる音楽データを選択する(S16)。
【0081】ここで、選択された音楽データが、消費者
が処理を行いたいと思っている音楽データであるかを確
認するために、該音楽データの再生(通常の音楽再生)
を行う(S17)。消費者は、実際に音楽を聞くことに
よって、処理対象として選択した音楽データが間違いが
ないことを確認することができる。
【0082】次に、S18において、選択された音楽デ
ータのヘッダ部の情報などを確認することによって、該
音楽データが、キオスク端末2で取り扱っているデータ
であるか否かが判断される。ここで、キオスク端末2で
取り扱っているデータとは、該キオスク端末2において
再生(販売)が行われた音楽データのことを表してい
る。選択された音楽データが、キオスク端末2で取り扱
っているデータでないと判断された場合(S18におい
てNO)、後述するS25からの処理が行われる。
【0083】選択された音楽データが、キオスク端末2
で取り扱っているデータであると判断された場合(S1
8においてYES)、移動・コピー・データ変換先とな
る記録媒体が、上記のID認証可能記録媒体あるいは汎
用記録媒体であれば、記録先の音楽データのコピー可能
回数情報や再生可能環境情報などの利用条件が消費者に
よって設定される(S19)。例えば、元の音楽データ
が、コピー可能回数が0になっているデータである場合
には、基本的には、元の音楽データが消去された上で、
新たな記録媒体に該音楽データが移動されるか、あるい
は異なるデータ形式のデータに変換されるかが行われる
とともに、新たに作成された音楽データは、コピー可能
回数が0に設定されることになる。ここで、元の音楽デ
ータを残しておきたい場合や、新たに作成される音楽デ
ータのコピー可能回数を増やしたい場合には、その旨を
上記のS19において設定することができる。ただし、
この場合には、コピー可能回数を増加させた分に相当す
る料金がさらに課金されることになる。
【0084】その後、消費者に対して問い合わせを行う
ことによって、他の記録媒体にも移動・コピー・データ
変換元となる音楽データがあるか否かが判断され(S2
0)、ある場合には、再びS14からの処理が行われ
る。一方、S20においてNOと判断された場合、選択
された音楽データ、および各音楽データにおける利用条
件の設定状況の一覧が表示され、消費者によってこれら
の内容が確認される(S21)。
【0085】S21において問題がなければ、選択され
た音楽データに対応するオリジナルデータ、すなわち、
音楽データの再生(販売)を行う際に用いられる、キオ
スク端末2内に蓄えられているオリジナルデータが読み
だされる(S22)。ここで、選択された音楽データに
対応するオリジナルデータが、キオスク端末2内にない
場合には、該当するデータを原盤サーバ1から取り寄せ
る処理を行ってもよいか否かについて消費者に問い合わ
せを行い、消費者の承諾が得られた場合に、該当するデ
ータを原盤サーバ1からダウンロードすることになる。
その後、該オリジナルデータが、消費者によって指定さ
れた記録媒体に保存されるデータ形式に変換され(S2
3)、これらのデータが記録媒体に保存され(S2
4)、処理が終了する。
【0086】一方、S18においてNO、すなわち、選
択された音楽データが、キオスク端末2で取り扱ってい
るデータでないと判断された場合には、消費者に対して
問い合わせを行うことによって、他の記録媒体にも移動
・コピー・データ変換元となる音楽データがあるか否か
が判断され(S25)、ある場合には、再びS14から
の処理が行われる。一方、S25においてNOと判断さ
れた場合、選択された音楽データ、および各音楽データ
における利用条件の設定状況の一覧が表示され、消費者
によってこれらの内容が確認される(S26)。
【0087】S26において問題がなければ、選択され
た音楽データを元の記録媒体から読み出し、読みだした
音楽データを、消費者によって指定された記録媒体に保
存されるデータ形式へ変換する処理が行われる(S2
7)。その後、これらのデータが記録媒体に保存され
(S28)、処理が終了する。
【0088】上記のような処理によれば、移動・コピー
・データ変換処理を行う対象の音楽データが、キオスク
端末2で取り扱っているデータである場合には、キオス
ク端末2内に該当オリジナルデータが蓄えられていれ
ば、該オリジナルデータを元にしてデータ形式の変換が
行われる。すなわち、消費者が持参してきた記録媒体に
記録されているデータは、なんらかのデータ劣化が生じ
ている可能性が考えられるが、この元の記録媒体に記録
されているデータを使わずに、キオスク端末2で販売に
用いられるデータを、移動・コピー・データ変換処理の
元データとして使用するので、処理後のデータの品質を
向上させることができる。
【0089】また、移動・コピー・データ変換処理を行
う対象の音楽データが、キオスク端末2で取り扱ってい
るデータであるが、キオスク端末2内に該当オリジナル
データが蓄えられていない場合には、該当オリジナルデ
ータを原盤サーバ1からダウンロードすることが可能と
なっている。ここで、消費者が、該当オリジナルデータ
を原盤サーバ1からダウンロードすることを拒否した場
合には、元の記録媒体に記録されている元の音楽データ
をそのまま読みだして、データ形式の変換、保存処理を
行うようにしてもよい。
【0090】また、移動・コピー・データ変換処理を行
う対象の音楽データが、キオスク端末2で取り扱ってい
ないデータである場合には、元の音楽データを読み出
し、この読みだした音楽データに基づいて、データ形式
の変換、保存処理が行われる。この場合には、例えば元
の音楽データがMDデータであれば、保存先の記録媒体
がCD−Rであっても、通常のCDデータよりも音質が
落ちた状態で保存されることになる。なお、この場合に
は、保存先の記録媒体に記録されるデータに、上記のS
19で示したような利用条件の設定処理は行われない。
すなわち、この場合には、純粋にデータ変換、コピー処
理が行われることになる。また、元の音楽データの形式
が、キオスク端末2が読みだせないものである場合に
は、処理を行うことができない旨を表示させて処理を終
了することになる。
【0091】また、上記のS24およびS28におい
て、データ変換した音楽データの保存処理が行われてい
るが、この際に記録先となる記録媒体としては、消費者
が持参してきた記録媒体でもよいし、キオスク端末2側
で予め用意しておいた記録媒体でもよい。キオスク端末
2側で用意しておいた記録媒体の場合には、該記録媒体
の料金がさらに課金されることになる。
【0092】また、上記のS18においてNO、すなわ
ち、選択された音楽データが、キオスク端末2で取り扱
っているデータでないと判断された場合に、キオスク端
末2で取り扱っている音楽データのデータベースの中か
ら、選択された音楽データに対応するデータを検索する
処理を選択することができるようにしてもよい。この場
合、検索によって対応する取り扱いデータが発見された
場合に、該取り扱いデータに基づいて所望とする記録媒
体に音楽データを記録することになるので、場合によっ
ては、元の音楽データよりも音質の良い音楽データを所
望とする記録媒体に記録することが可能となる。なお、
この場合は、言い換えれば、通常の音楽データの販売処
理が行われることと同様の処理を行うことになる。
【0093】次に、再生可能環境情報の設定について説
明する。再生可能環境情報は、音楽データが上記のID
認証可能記録媒体に記録される場合と、上記の汎用記録
媒体に記録される場合とで、その内容が異なっている。
ID認証可能記録媒体に音楽データを記録する場合に
は、再生可能環境情報に、該当ID認証可能記録媒体の
IDが記録される。ID認証可能記録媒体に記録されて
いる音楽データを再生する場合には、再生ソフトが、I
D認証可能記録媒体のIDと、該当音楽データのヘッダ
部における再生可能環境情報に記録されているIDとを
照らし合わせて、両者が一致した場合にのみ再生が許可
される。これにより、ID認証可能記録媒体に記録され
た音楽データを、例えば他の記録媒体にコピーしたとし
ても、その記録媒体からは再生が行えないことになる。
このような仕組みによって、ID認証可能記録媒体に記
録された音楽データの著作権が保護されることになる。
【0094】一方、汎用記録媒体に音楽データを記録す
る場合には、次に示すような処理によって再生可能環境
情報が設定される。まず、キオスク端末2において、汎
用記録媒体に記録しようとしている音楽データを作成す
る際に、再生可能環境情報として、再生環境未設定の情
報が付加されるとともに、キオスク端末情報も付加され
る。このように設定されたヘッダ部を備えた音楽データ
を、キオスク端末2は汎用記録媒体に記録するととも
に、該音楽データに対応する管理コードを作成し、キオ
スク端末2内に保存する。
【0095】消費者は、上記のようにして音楽データが
記録された汎用記録媒体を持ち帰り、該音楽データを再
生することのできる装置、例えばPCにインストールさ
れている再生ソフトなどを利用して、再生を行うことに
なる。この際に、再生ソフトが汎用記録媒体に記録され
ている音楽データを読みだし、再生可能環境情報が再生
環境未設定となっている場合には、「再生環境を設定し
ます。よろしいですか?」という旨のダイアログが表示
される。すなわち、再生環境が未設定となっている限り
は該当音楽データの再生は行われない仕組みとなってい
る。
【0096】上記のダイアログが表示された際に、OK
の指示を与えると、該音楽データに記録されているキオ
スク端末情報に基づいて、PCが備える通信手段を用い
て、データが作成されたキオスク端末2と通信が行われ
る。キオスク端末2側では、再生環境設定要求を受信す
ると、該当音楽データに対応した再生環境設定処理用デ
ータを該当PCに向けて送信するとともに、該キオスク
端末2内に記憶されている、該音楽データに対応する管
理コードに、環境設定済の処理を行う。
【0097】PC側において、再生環境設定処理用デー
タをキオスク端末2から受信すると、このデータに基づ
いて、該音楽データに対して該PCを再生可能環境とし
て設定された再生可能環境情報が書き込まれる。これに
より、該PCにおいて該音楽データの再生が可能とな
る。
【0098】以上のような処理によれば、汎用記録媒体
に音楽データを記録する場合にも、再生可能環境情報に
記録されている内容と合致しない環境では、該音楽デー
タを再生することができないので、不正コピーが行われ
ることを防止することができる。また、再生環境を設定
する際には、該音楽データを発行したキオスク端末2に
アクセスし、再生環境設定処理用データを受信するとと
もに、キオスク端末2側では、該音楽データの管理コー
ドが、再生環境設定済として設定される。よって、例え
ば、再生環境を設定する前のデータを不正コピーし、こ
のコピーデータを使って他の環境で再生環境を設定しよ
うとしても、以前に該当音楽データの再生環境設定処理
が行われていることが管理コードに設定されている場合
には、新たに再生環境設定処理用データは発行されない
ことになるので、不正コピーによるデータは利用不可能
となる。したがって、汎用記録媒体に対して音楽データ
を記録した場合にも、著作権を強固に保護することが可
能となっている。
【0099】以上では、再生環境として、通信手段を備
えたPCを用いる例を示したが、通信手段を備えていな
い装置を再生環境として設定したい場合には、次のよう
な処理が行われる。まず、再生環境が未設定となってい
る音楽データを、通信手段を備えたPCで読み出し、該
PCにおいて、再生環境設定ソフトを起動させる。そし
て、この再生環境設定ソフトの指示に従って、再生環境
として設定したい装置の情報を入力する。その後、この
情報を該PCにおける通信手段を利用してキオスク端末
2に送信し、再生環境設定処理用データを受信して、再
生環境を設定する。この際に、キオスク端末2側では、
該当音楽データの管理データが再生環境設定済として設
定される。
【0100】なお、上記では、PCにインストールされ
ている再生ソフトが、再生環境設定処理をも行う例につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、再生
ソフトとは別に再生環境設定ソフトがPCにインストー
ルされていてもよい。このような再生ソフトおよび再生
環境設定ソフトは、例えばインターネットなどを通じて
ダウンロードすることによってPC内にインストールす
るようにしてもよい。また、例えば、キオスク端末2に
おいて、音楽データが記録媒体に記録される際に、同時
に再生ソフトおよび再生環境設定ソフトを該記録媒体に
記録するようにしてもよい。この場合には、消費者は、
自分のPCに該音楽データを再生することが可能なソフ
トウェアがインストールされているか否かを気にする必
要がなくなり、安心して音楽データの購入、あるいは移
動・コピー・データ変換処理を行うことができる。
【0101】また、上記では、再生環境設定処理を行う
際に、PCから通信手段を介して、該音楽データを購入
したキオスク端末2にアクセスし、再生環境設定処理用
データを受信するようになっていたが、これに限定され
るものではない。例えば、音楽配信システムを管理する
管理者が提供しているメインの公開サーバにおいて、一
括して再生環境設定処理を行うシステムとしてもよい。
また、音楽データの購入者側で指定したアクセス先で再
生環境設定処理を行えるようにしてもよい。この場合、
指定可能アクセス先一覧情報から、ユーザがアクセス先
を選択することになる。すなわち、再生環境設定処理を
行う際に、音楽配信システムを管理する管理者の許可を
得ることができるシステムであれば、どのようなシステ
ムでもよい。
【0102】また、上記では、再生環境設定処理を行う
際に、PCから該PCが備える通信手段を介してアクセ
ス動作が行われるようになっていたが、これに限定され
るものではない。例えば、現在、携帯電話などの端末が
非常に普及しているので、再生機器に携帯端末を接続し
て情報の送受信を行う方法でもよいし、電話回線に直接
再生機器を接続して情報の送受信を行う方法でもよい。
また、通信可能なPCに再生機器を接続して情報の送受
信を行う方法でもよい。
【0103】また、CD−Rのようなデータの変更を行
えないような記録媒体に音楽データを記録した場合に
は、再生環境設定処理の際に、再生環境データを付加す
ることによって使用可能な状態にすることになる。
【0104】また、上記では、再生環境の設定を、通信
手段を介して再生環境設定の承認を受けることによって
行われるシステムとなっているが、次に示すような、個
人情報記録媒体を利用する方法を行うシステムとしても
よい。このシステムでは、まず、予め、個人情報を記録
した個人情報記録媒体を作成しておく。この個人情報記
録媒体の作成は、キオスク端末2側で行ってもよいし、
消費者が所有しているPCにおいて行ってもよい。記録
媒体としては、基本的にはどのような記録媒体を用いて
もよいが、セキュリティを考慮すると、ID認証可能記
録媒体を用いることが好ましい。しかしながら、例えば
フロッピーディスクなどは、媒体の単価が安いという利
点を有しているので、フロッピーディスクを個人情報記
録媒体として利用する場合には、パスワードとユーザI
Dとの入力を行うことによって、セキュリティを確保す
ることもできる。
【0105】個人情報記録媒体に記録しておく内容とし
ては、消費者が音楽データの再生を行いたいと思ってい
る再生装置の情報などであり、このような再生装置が複
数ある場合には、それらを全て登録することになる。
【0106】音楽データを購入する場合、あるいは移動
・コピー・データ変換処理を行う場合には、消費者が個
人情報記録媒体を持参してキオスク端末2に足を運び、
該個人情報記録媒体をキオスク端末2にセットする。キ
オスク端末2は、個人情報記録媒体に記録されている再
生装置情報を読み出し、その一覧を表示させる。消費者
は、再生環境として設定したい再生装置を選択し、キオ
スク端末2は、選択された再生装置を、再生可能環境情
報として設定した音楽データを、消費者が所望とする記
録媒体に記録する。
【0107】また、個人情報記録媒体に、その他のカス
タマイズ情報を記録しておいてもよい。カスタマイズ情
報としては、消費者が通常使用する分野や、消費者の決
済方法などの情報が挙げられる。このようなカスタマイ
ズ情報を個人情報記録媒体に記録しておくことによっ
て、該個人情報記録媒体2をキオスク端末2にセットし
た際に、その消費者に対応したメニュー画面などを表示
するような処理を行うことが可能となる。また、消費者
が、キオスク端末2において処理を行う際に、決済情報
などをいちいち入力する手間をなくすことも可能とな
る。
【0108】なお、上記では、個人情報記録媒体を消費
者が持参して処理を行うシステムとなっていたが、パス
ワードとユーザIDとの入力を行う形式にするのであれ
ば、再生環境情報をキオスク端末2側で管理するような
システムとしてもよい。この場合には、キオスク端末2
での管理情報が増えることになるが、消費者にとって
は、個人情報記録媒体を持参するなどの手間を省くこと
が可能となる。
【0109】次に、図6に示すフローチャートのS27
において行われるデータ変換処理について説明する。こ
こでのデータ変換処理は、元の音楽データがキオスク端
末2において取り扱っていないものであり、この元の音
楽データを読み取って新たな音楽データを作成する処理
となっている。この際に、元の音楽データのサンプリン
グ周波数と、新たに作成する音楽データのサンプリング
周波数とが異なる場合には、次に示すような変換処理を
行うことによって、データの劣化を最小限にすることが
できる。図7(a)ないし(f)は、以下に示すサンプ
リング周波数変換処理の流れを示す説明図である。
【0110】変換アルゴリズムの概要としては、最終的
に所望とするデータ形式に応じたサンプリング周波数を
決定して、時間軸方向の変化が滑らかになるようにビッ
ト数を増やし補間処理を行い、その後、所望のデータ形
式に変換することになる。
【0111】例えば、元の音楽データが20kHz8ビ
ットのデータであり、新たに作成する音楽データが44
kHz8ビットである場合には、まず、8ビットデータ
を単に16ビットデータに変換して、次に、時間軸方向
の秒間2万あるデータから、滑らかにする対象範囲を5
00と決める。そして、この500のデータが滑らかに
つながるように、16ビットデータの値に変更を加えて
いく。この方法で250番目までのデータの値を決定す
る。次に、251番目のデータは、2番目から501番
目までのデータが滑らかにつながるように決定する。図
7(a)は、20kHz8ビットのデータを滑らかにつ
ないだ状態を示しており、図7(b)は、滑らかにつな
いだ状態に近づくように、16ビットにデータを変換し
た状態を示している。
【0112】次に、図7(c)に示すように、16ビッ
トに変換したデータにおいて、20kHzと44kHz
との最小公倍数である220kHzに変換するととも
に、16ビットのデータにおいて滑らかにつないだ曲線
上のデータを求める。そして、図7(d)に示すよう
に、220kHzのデータのうち、44kHzに相当す
るデータを選択し、図7(e)に示すように、16ビッ
ト44kHzのデータを作成する。その後、図7(f)
に示すように、8ビット44kHzのデータに変換す
る。
【0113】以上のようなサンプリング周波数変換処理
を行うことによって、新たに作成される音楽データの品
質の劣化を最低限に抑えることができる。
【0114】なお、本実施形態においては、音楽データ
の配信システムに関して説明したが、これに限定される
ものではなく、その他のデジタルデータ、例えば、画像
データ、動画データ、プログラムデータなどに適用する
ことも可能である。
【0115】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係るキ
オスク型端末装置は、デジタルデータを記録媒体に記録
するサービスを行うキオスク型端末装置において、消費
者が持参してきた記録媒体に記録されているデジタルデ
ータを読み取るデータ読み取り手段と上記データ読み取
り手段によって読み取られたデジタルデータを、消費者
が所望とする記録媒体に記録するデータ記録手段とを備
えている構成である。
【0116】これにより、複数の記録媒体間でデータの
コピーを行うことが可能となるような特別な装置を持っ
ていない一般消費者でも、自分が有しているデジタルデ
ータを他の記録媒体に記録することが可能となり、該デ
ジタルデータの利用範囲を広げることが可能となるとい
う効果を奏する。
【0117】請求項2の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データ読み取り手段によって読み取られたデジ
タルデータを、消費者が所望とするデータ形式に変換す
るデータ変換手段をさらに備え、上記データ記録手段
が、上記データ変換手段によって変換されたデータ形式
のデジタルデータを、消費者が所望とする記録媒体に記
録する構成である。
【0118】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、データ形式の変換を行うことが可能となるよう
な特別な装置を持っていない一般消費者でも、自分が有
しているデジタルデータを他のデータ形式に変換するこ
とが可能となり、該デジタルデータの利用範囲を広げる
ことが可能となるという効果を奏する。
【0119】請求項3の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データ読み取り手段によって読み取られたデジ
タルデータが、当該キオスク型端末装置において取り扱
っている商品としてのコンテンツデータと、実質的に同
じものであるか否かを判断するデータチェック手段をさ
らに備え、上記データチェック手段において、上記デジ
タルデータと上記コンテンツデータとが実質的に同じも
のであると判断された場合に、上記データ記録手段が、
上記コンテンツデータを、消費者が所望とする記録媒体
に記録する構成である。
【0120】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、複数の記録媒体間でデータのコピーを行うこと
が可能となるような特別な装置を持っていない一般消費
者でも、自分が有しているデジタルデータを他の記録媒
体に記録することが可能となるとともに、自分が有して
いるデジタルデータよりも高品質なデジタルデータを他
の記録媒体に記録することも可能となるという効果を奏
する。
【0121】請求項4の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データ読み取り手段によって読み取られたデジ
タルデータが、当該キオスク型端末装置において取り扱
っている商品としてのコンテンツデータと、実質的に同
じものであるか否かを判断するデータチェック手段をさ
らに備え、上記データチェック手段において、上記デジ
タルデータと上記コンテンツデータとが実質的に同じも
のであると判断された場合に、上記データ変換手段が、
上記コンテンツデータに基づいて、消費者が所望とする
データ形式のデジタルデータに変換する構成である。
【0122】これにより、請求項2の構成による効果に
加えて、データ形式の変換を行うことが可能となるよう
な特別な装置を持っていない一般消費者でも、自分が有
しているデジタルデータを他のデータ形式に変換するこ
とが可能となるとともに、自分が有しているデジタルデ
ータよりも高品質なデジタルデータにデータ変換するこ
とも可能となるという効果を奏する。
【0123】請求項5の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データチェック手段が、消費者が持参してきた
記録媒体に記録されているデジタルデータのヘッダ部を
チェックし、このヘッダ部に、当該キオスク型端末装置
において取り扱っている旨を示すデータが含まれている
場合に、これを当該キオスク型端末装置において取り扱
っている商品としてのコンテンツデータと実質的に同じ
ものであると判断する構成である。
【0124】これにより、請求項3または4の構成によ
る効果に加えて、消費者が持参してきた記録媒体に記録
されているデジタルデータが、当該キオスク型端末装置
において取り扱っている商品としてのコンテンツデータ
と実質的に同じものであるか否かの判断を、迅速かつ的
確に行うことが可能となる。
【0125】請求項6の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データチェック手段において、上記デジタルデ
ータと上記コンテンツデータとが実質的に同じものであ
ると判断された場合に、上記データ記録手段が、上記コ
ンテンツデータを、消費者が所望とする記録媒体に記録
する際に、記録するデータに利用制限情報を付加する構
成である。
【0126】これにより、請求項3の構成による効果に
加えて、キオスク型端末装置において、データのコピー
などが行われた場合にも、このコピーデータは、利用制
限情報が付加されているので、不正使用などを防ぐこと
ができる。したがって、このようなデータのコピー処理
を行うことが可能な装置を提供しても、データの著作権
が侵害されるような状態を抑制することが可能となると
いう効果を奏する。
【0127】請求項7の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記データチェック手段において、上記デジタルデ
ータと上記コンテンツデータとが実質的に同じものであ
ると判断された場合に、上記データ変換手段が、上記コ
ンテンツデータに基づいて、消費者が所望とするデータ
形式のデジタルデータに変換する際に、変換先のデータ
に利用制限情報を付加する構成である。
【0128】これにより、請求項4の構成による効果に
加えて、キオスク型端末装置において、データ変換され
た後にデータのコピーなどが行われた場合にも、このコ
ピーデータは、利用制限情報が付加されているので、不
正使用などを防ぐことができる。したがって、このよう
なデータのコピー処理を行うことが可能な装置を提供し
ても、データの著作権が侵害されるような状態を抑制す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0129】請求項8の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記利用制限情報が、再生可能回数情報である構成
である。
【0130】これにより、請求項6または7の構成によ
る効果に加えて、例えば、複製およびほぼ同等のデータ
形式のデータへの変換を行うことが可能な回数として再
生可能回数が設定されている場合、一旦データのコピー
処理などを行ってしまうと、該データに基づいて無制限
に複製処理が行われてしまうことを防止することができ
る。よって、例えば、データの著作権を的確に保護する
ことが可能となるという効果を奏する。
【0131】請求項9の発明に係るキオスク型端末装置
は、上記利用制限情報が、利用可能環境情報である構成
である。
【0132】これにより、請求項6ないし8のいずれか
の構成による効果に加えて、当該キオスク型端末装置に
おいてコピー処理が行われたデータは、利用可能環境情
報に適合した環境でしか利用することができなくなる。
よって、例えば、データの著作権をより的確に保護する
ことが可能となるという効果を奏する。
【0133】請求項10の発明に係るキオスク型端末装
置は、上記デジタルデータが、音楽データを記録した音
楽データであるとともに、上記データ変換手段が、上記
データ読み取り手段によって読み取られたデジタルデー
タを、消費者が所望とするデータ形式に変換する際に、
元のデジタルデータのビット数を増やす処理と、サンプ
リングデータが時間軸方向で滑らかにつながるように補
間を行う処理と、元のデジタルデータのサンプリング周
波数とデータ変換後のデジタルデータのサンプリング周
波数との最小公倍数となるサンプリング周波数のデータ
に変換する処理と、データ変換後のデジタルデータのサ
ンプリング周波数に変換する処理と、データ変換後のデ
ジタルデータのビット数に変換する処理とを行う構成で
ある。
【0134】これにより、請求項2の構成による効果に
加えて、単純にビット数およびサンプリング周波数を変
換するよりも、データの質を向上させることが可能とな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るキオスク端末の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る情報配信システムの概略を示
すブロック図である。
【図3】配信用音楽データの概略構成を示す説明図であ
る。
【図4】消費者から音楽データの再生(販売)要求がな
された際のキオスク端末における処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】記録媒体上に記録される音楽データの概略構成
を示す説明図である。
【図6】消費者から音楽データの移動・コピー・データ
変換要求がなされた際のキオスク端末における処理の流
れを示すフローチャートである。
【図7】同図(a)ないし(f)は、サンプリング周波
数変換処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 原盤サーバ 2 キオスク端末(キオスク型端末装置) 3 レコード会社 4 音楽プロダクション 14 変換データ保存処理部(データ記録手段) 21 データ変換受け付け部 22 取り込みデータチェック部(データチェック手
段) 23 データ変換部(データ読み取り手段、データ変
換手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータを記録媒体に記録するサー
    ビスを行うキオスク型端末装置において、 消費者が持参してきた記録媒体に記録されているデジタ
    ルデータを読み取るデータ読み取り手段と、 上記データ読み取り手段によって読み取られたデジタル
    データを、消費者が所望とする記録媒体に記録するデー
    タ記録手段とを備えていることを特徴とするキオスク型
    端末装置。
  2. 【請求項2】上記データ読み取り手段によって読み取ら
    れたデジタルデータを、消費者が所望とするデータ形式
    に変換するデータ変換手段をさらに備え、上記データ記
    録手段が、上記データ変換手段によって変換されたデー
    タ形式のデジタルデータを、消費者が所望とする記録媒
    体に記録することを特徴とする請求項1記載のキオスク
    型端末装置。
  3. 【請求項3】上記データ読み取り手段によって読み取ら
    れたデジタルデータが、当該キオスク型端末装置におい
    て取り扱っている商品としてのコンテンツデータと、実
    質的に同じものであるか否かを判断するデータチェック
    手段をさらに備え、上記データチェック手段において、
    上記デジタルデータと上記コンテンツデータとが実質的
    に同じものであると判断された場合に、上記データ記録
    手段が、上記コンテンツデータを、消費者が所望とする
    記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記載のキ
    オスク型端末装置。
  4. 【請求項4】上記データ読み取り手段によって読み取ら
    れたデジタルデータが、当該キオスク型端末装置におい
    て取り扱っている商品としてのコンテンツデータと、実
    質的に同じものであるか否かを判断するデータチェック
    手段をさらに備え、上記データチェック手段において、
    上記デジタルデータと上記コンテンツデータとが実質的
    に同じものであると判断された場合に、上記データ変換
    手段が、上記コンテンツデータに基づいて、消費者が所
    望とするデータ形式のデジタルデータに変換することを
    特徴とする請求項2記載のキオスク型端末装置。
  5. 【請求項5】上記データチェック手段が、消費者が持参
    してきた記録媒体に記録されているデジタルデータのヘ
    ッダ部をチェックし、このヘッダ部に、当該キオスク型
    端末装置において取り扱っている旨を示すデータが含ま
    れている場合に、これを当該キオスク型端末装置におい
    て取り扱っている商品としてのコンテンツデータと実質
    的に同じものであると判断することを特徴とする請求項
    3または4記載のキオスク型端末装置。
  6. 【請求項6】上記データチェック手段において、上記デ
    ジタルデータと上記コンテンツデータとが実質的に同じ
    ものであると判断された場合に、上記データ記録手段
    が、上記コンテンツデータを、消費者が所望とする記録
    媒体に記録する際に、記録するデータに利用制限情報を
    付加することを特徴とする請求項3記載のキオスク型端
    末装置。
  7. 【請求項7】上記データチェック手段において、上記デ
    ジタルデータと上記コンテンツデータとが実質的に同じ
    ものであると判断された場合に、上記データ変換手段
    が、上記コンテンツデータに基づいて、消費者が所望と
    するデータ形式のデジタルデータに変換する際に、変換
    先のデータに利用制限情報を付加することを特徴とする
    請求項4記載のキオスク型端末装置。
  8. 【請求項8】上記利用制限情報が、再生可能回数情報で
    あることを特徴とする請求項6または7記載のキオスク
    型端末装置。
  9. 【請求項9】上記利用制限情報が、利用可能環境情報で
    あることを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記
    載のキオスク型端末装置。
  10. 【請求項10】上記デジタルデータが、音楽データを記
    録した音楽データであるとともに、上記データ変換手段
    が、上記データ読み取り手段によって読み取られたデジ
    タルデータを、消費者が所望とするデータ形式に変換す
    る際に、元のデジタルデータのビット数を増やす処理
    と、サンプリングデータが時間軸方向で滑らかにつなが
    るように補間を行う処理と、元のデジタルデータのサン
    プリング周波数と、データ変換後のデジタルデータのサ
    ンプリング周波数との最小公倍数となるサンプリング周
    波数のデータに変換する処理と、データ変換後のデジタ
    ルデータのサンプリング周波数に変換する処理と、デー
    タ変換後のデジタルデータのビット数に変換する処理と
    を行うことを特徴とする請求項2記載のキオスク型端末
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009080672A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Nec Personal Products Co Ltd メモリカード管理装置及びメモリカード管理プログラム
JP2020161986A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 ミハル通信株式会社 伝送装置、伝送装置の制御方法、クロック生成装置、および、データ補間装置

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