JP2001312461A - 情報配信システム、情報配信装置、情報提供装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、および情報提供プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報配信システム、情報配信装置、情報提供装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、および情報提供プログラムを記録した記録媒体

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JP2001312461A
JP2001312461A JP2000133353A JP2000133353A JP2001312461A JP 2001312461 A JP2001312461 A JP 2001312461A JP 2000133353 A JP2000133353 A JP 2000133353A JP 2000133353 A JP2000133353 A JP 2000133353A JP 2001312461 A JP2001312461 A JP 2001312461A
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JP2000133353A
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English (en)
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Iwao Nozaki
岩夫 野崎
Yoshiya Marumoto
喜也 丸本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を通信ネットワークを介して配信する際
に、情報源提供者が、自らが提供した情報がどのように
配信され、どのような状態で利用者に提供されたのかを
把握することが可能となる情報配信システムを提供す
る。 【解決手段】 情報源提供者から提供されたコンテンツ
データを含んだ配信データの送信を行う配信サーバーが
複数設けられるとともに、任意の配信サーバーから配信
データを受信することが可能な受信サーバーが複数設け
られている。配信サーバーでは配信データの送信を行う
ごとに配信データに配信履歴情報が付与される。また、
受信サーバーで利用者に対してコンテンツデータが提供
されると、配信履歴情報に基づいた履歴データが管理サ
ーバーに送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報源提供者から
提供されたコンテンツデータを含んだ配信データを通信
ネットワークを介して配信する情報配信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】昨今では、通信技術の飛躍的な進歩、お
よび通信インフラの整備によって、様々なデータが様々
な通信回線を通じてやりとりされるようになっている。
例えば、現在世界的に急速に普及しているインターネッ
トにおいては、テキストベースのデータのみならず、音
楽データや画像データなども通信可能となっている。
【0003】また、例えば通信カラオケなどの分野にお
いては、全国に展開している店舗に通信機能を備えた再
生端末を設置し、これらの再生端末を専用通信回線でメ
インコンピュータに接続し、音楽データを配信するシス
テムが広く普及している。このようなシステムによれ
ば、必要とされる音楽データは通信回線を介してダウン
ロードすることによって再生端末に送られるので、新曲
の追加なども迅速に行うことが可能となるなどの利点を
有している。
【0004】さらに、昨今では、ゲームのプログラムデ
ータ、音楽データ、ビデオデータなどを専用通信回線を
通じて、コンビニエンスストアなどに設けられた端末機
に送信し、一般の消費者がこの端末機から各種記録媒体
にこれらのデータを記録するシステムも普及しつつあ
る。このようなシステムにおいては、一般の消費者はそ
の端末機に対して料金を支払うことによって各種データ
の記録が可能となる一方、ここで徴収された料金の一部
は、それらのデータを提供している著作権管理者に対し
て支払われることになっている。このようなシステム
を、ここでは専用回線型ビジネスモデルと称することに
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような専用回線
型ビジネスモデルの場合、元データを所有している著作
権管理者と、これらと契約した配信業者のみによって、
配信システムが構築されることになる。詳しく説明する
と、元データを所有している著作権管理者の許諾を受け
ることによって、配信業者が、これらのデータを格納す
る原盤サーバーを設置するとともに、この原盤サーバー
に専用線接続された端末機を各地に設置することにな
る。すなわち、データの配信システムを1つの配信業者
によって一元管理することによって、課金状況などを的
確に把握することが可能となっている。
【0006】しかしながら、上記の専用回線型ビジネス
モデルでは、消費者までの配信ルートを一元管理してい
る配信業者において、例えば配信サーバーとして機能し
ているコンピュータがダウンするなどの状況が生じた時
などに、データの配信がストップしてしまうというよう
な可能性も考えられる。また、何らかの理由(例えば音
楽配信において、人気アーティストの新曲発売日など)
により、あるデータに対しての需要が極度に集中した場
合、1つの配信業者が所有しているサーバーの配信許容
量を超過するアクセスによって、データ転送の大幅な遅
延や、さらにはサーバーのダウンを引き起こすなどの問
題が生じる可能性もある。
【0007】ここで、著作権管理者が、複数の配信業者
と契約し、複数の配信業者による配信システムを構築す
ることも考えられる。しかしながら、各配信業者におけ
る配信ルートは独立しており、1つの端末に対する管理
は1つの配信業者が行うという構図は変わらないので、
上記のような問題が解消されるわけではない。
【0008】そこで、複数の配信業者間でデータのやり
とりを可能とする配信システムを構築することが考えら
れる。しかしながら、このような配信システムには以下
に述べるような問題点がある。
【0009】ここで、上記のように複数の配信業者間で
データのやりとりを行うシステムとした場合において、
原盤サーバーから直接データが配信される配信業者を二
次配信業者と呼び、二次配信業者からデータが配信され
る配信業者を三次配信業者と呼ぶことにする。この場
合、二次配信業者は、消費者に対するデータの販売を行
うともに、三次配信業者に向けてのデータの配信も行う
ことになる。このようなシステムにおいて、さらに配信
業者が四次、五次…と増えることになると、著作権管理
者は、自らが所有しているデータがどの配信業者によっ
てどれだけの量販売されたのかということを把握するこ
とが極めて困難になる。このことは、著作権管理者が著
作権料の徴収に関する情報を的確に把握することができ
ないことになる。このように、複数の配信業者間でデー
タのやりとりを行う配信システムは、著作権管理者に不
安感を抱かせる要因を含んでおり、実現が困難となって
いる。
【0010】また、さらには、インターネット上におい
て、複数の配信業者間でデータのやりとりを可能とする
配信システムを構築しようとする場合には、さらに著作
権管理者の不安感を増大させる要因が増えることにな
る。すなわち、インターネットは、システムがオープン
なものであり、第三者が配信経路に多数介在しているも
のであるので、例えば次のような問題が生じることにな
る。データの不正コピーの問題。データ配信の途中
経路における盗聴、データ改ざんなどの問題。配信経
路のさらなる複雑化によって、配信経路の管理が実質上
不可能となる問題、など。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、情報を通信ネットワーク
を介して配信する際に、情報源提供者が、自らが提供し
た情報がどのように配信され、どのような状態で利用者
に提供されたのかを把握することが可能となる情報配信
システム、情報配信装置、情報提供装置、および情報配
信方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の情報配信システムは、情報源提供
者から提供されたコンテンツデータを通信ネットワーク
を介して配信する情報配信システムであって、上記コン
テンツデータを含んだ配信データの送信および/または
受信を行う配信装置と、上記配信データを受信するとと
もに、該配信データに含まれるコンテンツデータを利用
可能な状態で利用者に提供する端末装置と、上記コンテ
ンツデータの配信状況を管理する管理装置とを備え、上
記配信データが、配信履歴情報を含んでいるとともに、
上記端末装置が、上記配信データに含まれるコンテンツ
データを利用可能な状態で利用者に提供するとともに、
当該配信データに含まれる配信履歴情報を上記管理装置
に送信することを特徴としている。
【0013】上記の構成では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、配信装置
によって通信ネットワーク上で配信され、端末装置にお
いて配信データに含まれるコンテンツデータが利用者に
提供される構成となっている。また、配信データには配
信履歴情報が含まれているとともに、端末装置が配信デ
ータに含まれるコンテンツデータを利用者に提供すると
ともに、配信履歴情報が管理装置に送信される構成とな
っている。したがって、情報源提供者から提供されたコ
ンテンツデータが、上記の情報配信システムにおいて配
信されて、利用者に提供された際の全ての配信履歴が管
理装置に集められることになる。
【0014】よって、情報源提供者は、管理装置からこ
れらの情報を取り出すことによって、自らが提供したコ
ンテンツデータがどのような経路を通って利用者に提供
されたのかを全て把握することが可能となる。これによ
り、情報源提供者は、自らが提供したコンテンツデータ
を複数の配信装置を経由して利用者に提供するような配
信システムであっても、例えば提供したコンテンツデー
タの著作権料の徴収などを的確に行うことが可能とな
る。また、情報源提供者は、提供したコンテンツデータ
がどこの端末装置でどれだけ利用者に提供されたのかと
いうことも的確に把握することが可能となる。
【0015】また、情報源提供者は、端末装置から利用
者に提供されたコンテンツデータの全ての配信履歴情報
を把握することができるので、例えば不正にデータがコ
ピーされた場合などにも、その原因を追求することが可
能となる。よって、データの不正利用などを抑制するこ
とが可能となり、情報源提供者側も、安心してコンテン
ツデータの配信を行うことができる。
【0016】請求項2記載の情報配信システムは、請求
項1記載の構成において、上記配信データに含まれる配
信履歴情報が、上記配信装置によって配信データが送信
される際に、当該配信装置固有の識別データが当該配信
データに付与されることによって生成されることを特徴
としている。
【0017】上記の構成によれば、配信装置が配信デー
タを送信する際に、当該配信装置固有の識別データを当
該配信データに付与することによって配信履歴情報が生
成されるので、配信履歴情報としては、送信処理を行っ
た配信装置の識別データが順に示されているものとな
る。よって、管理装置に送られてくる配信履歴情報をみ
れば、当該配信データがどの配信装置をどのような順番
で経由して利用者に提供されたのかを把握することが可
能となる。
【0018】請求項3記載の情報配信システムは、請求
項1または2記載の構成において、上記配信データは、
上記コンテンツデータに関する情報からなるヘッダ部
と、上記コンテンツデータが配信に適した形式にコード
化されたデータからなるデータ部と、上記配信履歴情報
からなるフッタ部とによって構成されていることを特徴
としている。
【0019】上記の構成では、配信データがヘッダ部、
データ部、およびフッタ部によって構成されている。し
たがって、配信データがどのような情報を含んでいるか
を確認する際にはヘッダ部を参照し、利用者に情報を提
供する際には、ヘッダ部を参照するとともに、データ部
のコード化データをデコードすることによって利用者に
提供し、管理装置に配信履歴情報を送信する際には、フ
ッタ部の情報を用いることになる。よって、配信データ
の配信時、および利用者に対するコンテンツデータ提供
時における処理を合理的に行うことができる。
【0020】また、配信履歴情報をフッタ部に設けてい
るので、配信回数が多数になったとしても、フッタ部と
しての容量は無制限であるので、全ての配信履歴を記録
することが可能となる。
【0021】請求項4記載の情報配信システムは、請求
項1ないし3のいずれかに記載の構成において、上記配
信データに、当該配信データによって利用者に対してコ
ンテンツデータを提供可能な回数を示す提供回数情報が
含まれていることを特徴としている。
【0022】上記の構成によれば、それぞれの配信デー
タには、その配信データに基づいて利用者にコンテンツ
データを提供可能な回数を示す提供回数情報が含まれて
いるので、各配信データは、それぞれの提供回数情報に
規定された回数分だけしか利用者にコンテンツデータを
提供することができなくなる。したがって、情報源提供
者側は、配信するコンテンツデータの提供量を制御する
ことができるとともに、各配信装置側でも、配信先に応
じて、適宜提供回数を設定することが可能となる。すな
わち、配信したコンテンツデータが無制限に利用者に提
供されることを防ぐことが可能となる。
【0023】請求項5記載の情報配信装置は、通信ネッ
トワークに接続されているとともに、情報源提供者によ
って提供されたコンテンツデータを含む配信データを送
信する情報配信装置であって、配信データを記憶するデ
ータ記憶部と、配信データの送信依頼を受けた時に、該
配信データの送信を行うデータ送信部とを備え、上記デ
ータ送信部が、配信データの送信を行う際に、該配信デ
ータに配信履歴情報を付与することを特徴としている。
【0024】上記の構成では、データ記憶部に記憶され
ている配信データの中から送信依頼を受けた時に、デー
タ送信部によって、該当配信データの送信が行われると
ともに、該配信データに配信履歴情報が付与されること
になる。よって、配信データが複数の情報配信装置を経
由して配信された場合でも、配信データに含まれる配信
履歴情報が、該配信データがどのような経路で配信され
たかについてを示していることになる。よって、例え
ば、配信データに含まれるコンテンツデータを利用者に
提供する際に、該配信データに含まれる配信履歴情報
を、情報源提供者が参照可能な管理装置に送信するシス
テムとすることによって、情報源提供者が、自らが提供
したコンテンツデータがどのような経路を通って配信さ
れたかを把握することが可能となり、例えば著作権料の
徴収などを的確に行うことが可能となる。
【0025】請求項6記載の情報配信装置は、請求項5
記載の構成において、上記配信データに、当該配信デー
タによって利用者に対してコンテンツデータを提供可能
な回数を示す提供回数情報を付与する提供回数設定部を
さらに備えていることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、提供回数設定部によ
って、それぞれの配信データに、その配信データに基づ
いて利用者にコンテンツデータを提供可能な回数を示す
提供回数情報が付与されるので、各配信データは、それ
ぞれの提供回数情報に規定された回数分だけしか利用者
にコンテンツデータを提供することができなくなる。し
たがって、情報源提供者側は、配信するコンテンツデー
タの提供量を制御することができるとともに、各配信装
置側でも、配信先に応じて、適宜提供回数を設定するこ
とが可能となる。すなわち、配信したコンテンツデータ
が無制限に利用者に提供されることを防ぐことが可能と
なる。
【0027】請求項7記載の情報提供装置は、通信ネッ
トワークに接続されているとともに、情報源提供者によ
って提供されたコンテンツデータを含む配信データを受
信するとともに、受信した配信データに含まれるコンテ
ンツデータを利用者に提供する情報提供装置であって、
配信データに含まれるコンテンツデータを利用者に提供
可能な形式に変換し、利用者に提供する提供処理部と、
上記提供処理部において利用者にコンテンツデータを提
供するとともに、該コンテンツデータを含んでいた配信
データに含まれている配信履歴情報を、情報源提供者が
参照可能な管理装置に送信する提供完了処理部とを備え
ていることを特徴としている。
【0028】上記の構成では、提供処理部によって、配
信データに含まれるコンテンツデータが利用者に提供可
能な形式に変換されるとともに、該コンテンツデータが
利用者に提供される一方、提供完了処理部によって、提
供したコンテンツデータを含んでいた配信データに含ま
れている配信履歴情報が、情報源提供者が参照可能な管
理装置に送信されることになる。ここで、配信履歴情報
とは、該配信データがどのような経路で配信されたかに
ついてを示している情報である。すなわち、上記の構成
によれば、情報源提供者が、自らが提供したコンテンツ
データがどのような経路を通って配信されたかを把握す
ることが可能となり、例えば著作権料の徴収などを的確
に行うことが可能となる。
【0029】請求項8記載の情報提供装置は、請求項7
記載の構成において、上記配信データが、当該配信デー
タによって利用者に対してコンテンツデータを提供可能
な回数を示す提供回数情報を含んでおり、上記提供処理
部が、上記提供回数情報に示された提供回数の制限に基
づいて、利用者に対する提供処理を行うことを特徴とし
ている。
【0030】上記の構成では、提供処理部が、それぞれ
の配信データによってコンテンツデータを利用者に提供
する際に、その配信データに付与されている提供回数情
報に基づいて、提供回数が制限されていることになる。
すなわち、各配信データは、それぞれの提供回数情報に
規定された回数分だけしか利用者にコンテンツデータを
提供することができなくなる。したがって、情報源提供
者側は、配信するコンテンツデータの提供量を制御する
ことができるとともに、情報提供装置に配信データを配
信する配信装置側でも、配信先に応じて、適宜提供回数
を設定することが可能となる。すなわち、配信したコン
テンツデータが無制限に利用者に提供されることを防ぐ
ことが可能となる。
【0031】請求項9記載の情報配信方法は、情報源提
供者から提供されたコンテンツデータを含んだ配信デー
タを通信ネットワークを介して配信する情報配信方法で
あって、上記配信データが、通信ネットワーク上でどの
ような経路を通ったかを示す配信履歴情報を含んでお
り、該配信データに含まれるコンテンツデータが利用者
に提供された際に、該配信履歴情報が、情報源提供者が
参照可能な管理装置に送信されることを特徴としてい
る。
【0032】上記の方法によれば、配信データに配信履
歴情報が含まれているとともに、利用者にコンテンツデ
ータが提供された際に、該配信履歴情報が、管理装置に
送信されることになる。よって、情報源提供者から提供
されたコンテンツデータが、通信ネットワーク上で配信
されて、利用者に提供された際の全ての配信履歴が管理
装置に集められることになる。
【0033】よって、情報源提供者は、管理装置からこ
れらの情報を取り出すことによって、自らが提供したコ
ンテンツデータがどのような経路を通って利用者に提供
されたのかを全て把握することが可能となる。これによ
り、情報源提供者は、自らが提供したコンテンツデータ
を複数の配信装置を経由して利用者に提供するような配
信システムであっても、例えば提供したコンテンツデー
タの著作権料の徴収などを的確に行うことが可能とな
る。また、情報源提供者は、提供したコンテンツデータ
がどこの端末装置でどれだけ利用者に提供されたのかと
いうことも的確に把握することが可能となる。
【0034】また、情報源提供者は、端末装置から利用
者に提供されたコンテンツデータの全ての配信履歴情報
を把握することができるので、例えば不正にデータがコ
ピーされた場合などにも、その原因を追求することが可
能となる。よって、データの不正利用などを抑制するこ
とが可能となり、情報源提供者側も、安心してコンテン
ツデータの配信を行うことができる。
【0035】請求項10記載の情報配信プログラムを記
録した記録媒体は、通信ネットワークに接続されている
とともに、情報源提供者によって提供されたコンテンツ
データを含む配信データを送信する情報配信装置におい
て用いられる情報配信プログラムを記録した記録媒体で
あって、配信データの送信を行う際に、該配信データに
配信履歴情報を付与する処理をコンピュータに実行させ
ることを特徴としている。
【0036】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、配信データの送信が行われる際に、該配信デー
タに配信履歴情報が付与されることになるので、配信デ
ータが複数の情報配信装置を経由して配信された場合で
も、配信データに含まれる配信履歴情報が、該配信デー
タがどのような経路で配信されたかについてを示してい
ることになる。よって、例えば、配信データに含まれる
コンテンツデータを利用者に提供する際に、該配信デー
タに含まれる配信履歴情報を、情報源提供者が参照可能
な管理装置に送信するシステムとすることによって、情
報源提供者が、自らが提供したコンテンツデータがどの
ような経路を通って配信されたかを把握することが可能
となり、例えば著作権料の徴収などを的確に行うことが
可能となる。
【0037】請求項11記載の情報提供プログラムを記
録した記録媒体は、通信ネットワークに接続されている
とともに、情報源提供者によって提供されたコンテンツ
データを含む配信データを受信するとともに、受信した
配信データに含まれるコンテンツデータを利用者に提供
する情報提供装置において用いられる情報提供プログラ
ムを記録した記録媒体であって、配信データに含まれる
コンテンツデータを利用者に提供可能な形式に変換し、
利用者に提供する処理と、利用者にコンテンツデータを
提供するとともに、該コンテンツデータを含んでいた配
信データに含まれている配信履歴情報を、情報源提供者
が参照可能な管理装置に送信する処理をコンピュータに
実行させることを特徴としている。
【0038】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、配信データに含まれるコンテンツデータが利用
者に提供可能な形式に変換されるとともに、該コンテン
ツデータが利用者に提供される一方、提供したコンテン
ツデータを含んでいた配信データに含まれている配信履
歴情報が、情報源提供者が参照可能な管理装置に送信さ
れることになる。ここで、配信履歴情報とは、該配信デ
ータがどのような経路で配信されたかについてを示して
いる情報である。すなわち、上記の構成によれば、情報
源提供者が、自らが提供したコンテンツデータがどのよ
うな経路を通って配信されたかを把握することが可能と
なり、例えば著作権料の徴収などを的確に行うことが可
能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0040】図1は、本発明の実施の形態に係る情報配
信システムの概略構成を示す説明図である。同図に示す
ように、該情報配信システムは、ゲームのプログラムデ
ータ、音楽データ、映像データ、および書籍データなど
のコンテンツデータが格納されている原盤サーバー(配
信装置、情報配信装置)1、二次配信サーバー(配信装
置、情報配信装置、端末装置、情報提供装置)2A・2
B・2C、および三次配信サーバー(配信装置、情報配
信装置、端末装置、情報提供装置)3A・3B・3Cを
備えた構成となっている。なお、実際のシステムにおい
ては、二次配信サーバー、三次配信サーバーの数は多数
存在することが可能であるとともに、三次配信サーバー
のさらに下位に、四次、五次、…の配信サーバーを設け
ることも可能である。また、原盤サーバーを複数設ける
システムとすることも可能である。
【0041】原盤サーバー1は、例えば図1に示すよう
に、ゲームメーカー5A、レコード会社5B、映像プロ
ダクション5C、および出版業者5Dなどの著作権管理
者(情報源提供者)との契約によって、上記したような
元データを格納するサーバーコンピュータおよびこれを
管理する原盤サーバー管理業者を示している。この原盤
サーバー1には、デジタル化された元データ、あるいは
この元データに基づいて配信に適したデータ形式に変換
された配信用データが格納されている。
【0042】二次配信サーバー2A・2B・2Cは、原
盤サーバー1と通信回線によって接続されたサーバーコ
ンピュータおよびこれを管理する二次配信業者を示して
いる。この二次配信サーバー2A・2B・2Cは、原盤
サーバー管理業者との契約に基づいて、原盤サーバー1
に格納されている元データあるいは配信用データを通信
回線を通じてダウンロードすることが可能となってい
る。
【0043】また、二次配信サーバー2A・2B・2C
同士もまた通信回線によって接続されており、各二次配
信業者同士の間の契約に基づいて、それぞれのサーバー
が所有するデータの送受信を行うことが可能となってい
る。
【0044】さらに、各二次配信サーバー2A・2B・
2Cは、消費者Cに対してデータを販売することも可能
となっている。販売の形態については特に限定しない
が、例えば、コンビニエンスストアやゲームセンターな
どに端末機を設置し、消費者Cがその端末機に足を運ん
で、何らかの記録媒体に所望とするデータを記録し、該
記録媒体を購入する、というシステムなどが考えられ
る。
【0045】三次配信サーバー3A・3B・3Cは、二
次配信サーバー2A・2B・2Cと通信回線によって接
続されたサーバーコンピュータおよびこれを管理する三
次配信業者を示している。この三次配信サーバー3A・
3B・3Cは、二次配信業者との契約に基づいて、二次
配信サーバー2A・2B・2Cに格納されている配信用
データを通信回線を通じてダウンロードすることが可能
となっている。
【0046】各三次配信サーバー3A・3B・3Cは、
図1に示すように、それぞれ複数の二次配信サーバーと
接続している。すなわち、各三次配信サーバー3A・3
B・3Cは、接続している二次配信サーバーの任意のサ
ーバーからデータを受信することが可能となっている。
【0047】これらの三次配信サーバー3A・3B・3
Cは、消費者Cに対してデータを販売する構成となって
いる。販売の形態については特に限定しないが、例え
ば、上記した二次配信サーバー2A・2B・2Cにおけ
る販売形態と同様に、コンビニエンスストアやゲームセ
ンターなどに端末機を設置し、消費者Cがその端末機に
足を運んで、何らかの記録媒体に所望とするデータを記
録し、該記録媒体を購入する、というシステムなどが考
えられる。
【0048】なお、図1に示す例においては、三次配信
サーバー3A・3B・3Cは、さらなる配信を行わない
端末機として機能する構成となっているが、例えば各三
次配信サーバー3A・3B・3C同士を通信回線によっ
て接続し、各三次配信業者同士の間の契約に基づいて、
それぞれのサーバーが所有するデータの送受信を行うこ
とが可能な構成とすることも可能である。また、四次、
五次…配信サーバーを設け、これらを上位の配信サーバ
ーに接続する構成とすることも可能である。
【0049】また、本実施形態に係る情報配信システム
は、図1に示すように、原盤サーバーおよびn次配信サ
ーバからなるデータ配信経路とは別に、管理サーバー
(管理装置)4が設けられている。この管理サーバー4
は、二次配信サーバー2A・2B・2C、および三次配
信サーバー3A・3B・3Cに接続されており、これら
のサーバーから、データの売上の際に発行される履歴デ
ータ(配信履歴情報)(詳細は後述する)を受信する構
成となっている。そして、管理サーバー4に集められた
履歴データは、著作権管理者であるゲームメーカー5
A、レコード会社5B、映像プロダクション5C、およ
び出版業者5Dなどに送信され、各著作権管理者は、自
らが著作権を管理しているデータの売上状況について把
握することができる。
【0050】次に、図1に示す情報配信システムにおい
て、例えば三次配信サーバーが、任意の二次配信サーバ
ーからデータを受信し、受信したデータを消費者に売却
する、というシステムの詳細について説明する。ここで
は、データを配信する側のサーバーを配信サーバー、デ
ータを受信し、データを消費者に売却するサーバーを受
信サーバーと称することにする。なお、上記では、二次
配信サーバーと三次配信サーバーとの関係を、配信サー
バーと受信サーバーとの関係として示すと述べたが、こ
れに限定されるものではなく、任意の配信サーバーから
任意の配信サーバーにデータを配信するシステムの関係
を示しているものとする。
【0051】図2は、複数の配信サーバーおよび複数の
受信サーバーからなるシステムの概略構成を示すブロッ
ク図である。同図においては、3つの配信サーバー6A
・6B・6C、および3つの受信サーバー7A・7B・
7C、および管理サーバー4が示されている。各受信サ
ーバー7A・7B・7Cは、配信サーバー6A・6B・
6Cのそれぞれに接続されている。言い換えれば、各受
信サーバー7A・7B・7Cは、配信サーバー6A・6
B・6Cのいずれからもデータを受信することが可能と
なっている。
【0052】また、管理サーバー4は、各受信サーバー
7A・7B・7Cと接続しており、データの売上の際に
発行される履歴データを受信する構成となっている。な
お、図2に示すシステムにおいては、配信サーバー6A
・6B・6Cではデータの売却は行われないものである
と仮定しているので、これらのサーバーからは管理サー
バー4に対して履歴データを送信することはないものと
している。
【0053】次に、配信サーバー6A・6B・6Cの構
成について説明する。図3は、配信サーバー6A・6B
・6Cの概略構成を示すブロック図である。なお、図3
に示す構成は、配信サーバー6A・6B・6CをPC(P
ersonal Computer) ベースのサーバーで構成した例を示
している。同図に示すように、配信サーバー6A・6B
・6Cは、データ記憶部8、中央処理部9、認証チェッ
ク部10、送信データチェック部11、送受信完了情報
チェック部12、配信データ再生回数設定部(提供回数
設定部)13、パスワード発行部14、通信処理部1
5、表示部16、操作部17、課金管理部18、送信デ
ータ管理部(データ送信部)19、通過データ処理部3
7、およびユーザー情報管理部20を備えた構成となっ
ている。なお、図3は、上記の各構成が全て同様に接続
された図となっているが、実際には、各種バスやインタ
ーフェースなどを介してハードウェア的に接続されてい
る部分や、制御・処理プログラム上での連係によってソ
フトウェア的に接続されている部分などが混在してい
る。以下の各構成の説明では、配信サーバー6A・6B
・6Cを単に配信サーバーと称することにする。
【0054】データ記憶部8は、例えばハードディスク
装置などの記憶手段によって構成されるものであり、配
信対象となる配信データを記憶したり、配信に関わる様
々な管理データを記憶するものである。なお、このハー
ドディスク装置内、あるいは別のハードディスク装置内
には、配信サーバーの動作に必要なOSや各種プログラ
ム、データなどが記憶されている。
【0055】中央処理部9は、CPU(Central Process
ing Unit) などの演算処理装置によって構成されるもの
であり、配信サーバー内の各種演算処理を行うものであ
る。なお、図示はしていないが、各種演算処理を行う上
で必要とされるRAM(Random Access Memory)なども設
けられている。
【0056】通信処理部15は、配信サーバーの外部に
あるコンピュータとのインターフェースとなるものであ
り、配信サーバーを構成するコンピュータの特定のCO
Mポートが割り当てられる。なお、ネットワークインタ
ーフェースとしては特に限定するものではなく、例え
ば、Ethernet(登録商標)、FDDI(Fiber D
istributed Data Interface)、ISDN(Integrated Se
rvices Digital Network) 、ATM(Asynchronous Tran
sfer Mode)などが用いられる。
【0057】表示部16は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)などの各種表示モニ
ターによって構成されるものである。また、操作部17
は、キーボードやマウスなどの入力装置によって構成さ
れるものである。これら表示部16や操作部17によっ
て、配信サーバーの稼働状況をチェックしたり、処理動
作を変更するなどのメンテナンスが行われる。
【0058】以上説明した、データ記憶部8、中央処理
部9、通信処理部15、表示部16、および操作部17
が、配信サーバーにおけるハードウェア的な構成を示す
ブロックである。そして、以下に示す認証チェック部1
0、送信データチェック部11、送受信完了情報チェッ
ク部12、配信データ再生回数設定部13、パスワード
発行部14、課金管理部18、送信データ管理部19、
およびユーザー情報管理部20が、配信サーバーにおけ
るソフトウェア的な構成を示すブロックとなる。
【0059】認証チェック部10は、配信サーバーに対
して、特定のデータの配信要求を送出した受信サーバー
の認証チェックを行うブロックである。受信サーバーか
ら配信サーバーにアクセス要求がなされた際には、この
認証チェック部によって、受信サーバーのIDならびに
パスワードのチェックが行われ、このチェックを通過し
た場合にのみ、受信サーバーのアクセスが許可されるこ
とになる。
【0060】送信データチェック部11は、受信サーバ
ーから配信要求された特定のデータ、および該データの
再生回数情報(提供回数情報)などのデータ情報が、配
信サーバー内に蓄えられている配信データと合致する
か、言い換えれば、配信サーバーが、受信サーバーから
の配信要求に的確に応答することが可能であるか否かを
チェックするブロックである。この送信データチェック
部において、配信不能であると判断された場合には、そ
の旨が受信サーバーに送られる。
【0061】送受信完了情報チェック部12は、配信サ
ーバーから受信サーバーへデータの配信動作が行われた
際に、受信サーバーにデータが正常に送られたか否かを
チェックするブロックである。具体的には、配信サーバ
ーからデータが送信された後に、受信サーバーからデー
タの受信が完了したことを示す信号を受信したか否かに
よって、送受信が正常に完了したかがチェックされる。
ここで、送受信にエラーが発生した場合には、配信サー
バー内にエラーが発見されなければ、受信サーバー側に
問題があると見なされ、図2においては図示していない
が、エラー情報が管理サーバー4に送出される。これに
より、例えば受信サーバーが操作者のいない独立した端
末機である場合などに、この端末機の故障を迅速に管理
サーバー4に知らせることが可能となる。
【0062】配信データ再生回数設定部13は、受信サ
ーバーから配信要求された特定のデータの再生回数に応
じて、配信データのデータ情報における再生回数情報を
設定するブロックである。すなわち、この配信データ再
生回数設定部13によって設定された再生回数情報を有
するデータが受信サーバーに向けて送信され、受信サー
バーでは、この再生回数情報の制限に基づいてデータの
再生が行われることになる。
【0063】なお、ここでいう再生とは、消費者にデー
タが売却された状態に相当するものである。すなわち、
例えば端末機において、各種データが各種記録媒体に記
録され、該記録媒体が消費者の手に渡った時点で再生が
1回行われたとカウントすることになる。
【0064】パスワード発行部14は、データの配信契
約を結んでいる受信サーバーのそれぞれに対してパスワ
ードを発行するブロックである。このパスワードは、受
信サーバー側からの申込みによって変更が可能となって
いるシステムとしてもよいし、配信サーバー側の意思に
よって変更が可能となっているシステムとしてもよい。
【0065】ユーザー情報管理部20は、データの配信
契約を結んでいる各受信サーバーの各種情報を管理する
ブロックである。この各種情報としては、IDおよびパ
スワードの情報とともに、配信状況や配信履歴、システ
ム環境などが挙げられる。
【0066】課金管理部18は、配信データの課金情報
を、再生回数情報などに基づいて算出したり、再生1回
当たりの課金を変更したりするブロックである。
【0067】送信データ管理部19は、配信データを受
信サーバーに送信する際に、その送信情報をログとして
記録するとともに、配信データに配信サーバーIDを付
与し、配信データの送信の制御を行うブロックである。
【0068】なお、通過データ処理部37については、
後で詳細に説明するので、ここではその説明を省略す
る。
【0069】ここで、配信サーバーから受信サーバーに
送信される配信データについて以下に説明する。図4
は、配信データの概略構成を示す説明図である。同図に
示すように、配信データは、ヘッダ部、データ部、およ
びフッタ部からなる構成となっている。
【0070】ヘッダ部には、再生回数情報、データI
D、および認証コードが記録されている。再生回数情報
は、当該配信データが、何回までの再生が可能であるか
を示す情報である。再生とは、上記したように、消費者
にデータが売却された状態に相当するものであるので、
この再生回数情報は、当該配信データが、何回分の売却
が可能であるかを示していることになる。すなわち、こ
の再生回数情報によって再生回数を制限することによっ
て、1回配信データを受け取ったら無制限に何回でも売
却が可能となってしまうという状態を防止することが可
能となる。
【0071】データIDは、当該配信データの固有のI
Dを示すものであり、当該配信データに含まれるデータ
の内容を示しているとともに、同じ内容のデータであっ
ても、最初に原盤サーバーから配信されたタイミングや
配信経路に応じて異なるIDとなるものである。また、
認証コードは、本情報配信システムにおいて用いられて
いるデータであることを示すコードである。
【0072】データ部は、コンテンツデータ、すなわち
音楽データや映像データなどによって構成されている。
このコンテンツデータは、容易に内容が解析できないよ
うに、暗号化された状態でコード化されたデータとなっ
ている。また、一般にこのようなコンテンツデータはサ
イズの大きいデータである場合が多いので、圧縮された
状態でコード化されている。
【0073】フッタ部には、当該配信データが経由した
配信サーバーの配信サーバーID(識別データ)が、配
信された順に記録されている。例えば、当該配信データ
が、原盤サーバーから配信サーバー(A)に配信され、
さらに配信サーバー(B)に配信された場合には、フッ
タ部には、配信サーバー(A)ID、配信サーバー
(B)IDがこの順で記録されていることになる。
【0074】また、例えば、当該配信データが、配信サ
ーバー(A)から配信サーバー(B)に配信され、さら
に配信サーバー(A)に戻って配信された場合には、フ
ッタ部には、配信サーバー(A)ID、配信サーバー
(B)ID、配信サーバー(A)IDがこの順で記録さ
れていることになる。このように、フッタ部には、配信
履歴が完全に記録されることになるので、当該配信デー
タがどのような経路を通って現在のサーバーに配信され
たのかを完全に把握することが可能となっている。な
お、上記の構成では、配信履歴情報がフッタ部に記録さ
れているものとなっているが、これに限定されるもので
はなく、例えばヘッダ部やデータ部に記録されていても
よい。
【0075】なお、このフッタ部に配信サーバーIDを
付与する処理は、配信サーバーにおける上記の送信デー
タ管理部19によって行われる。
【0076】次に、受信サーバー7A・7B・7Cの構
成について説明する。図5は、受信サーバー7A・7B
・7Cの概略構成を示すブロック図である。なお、図5
に示す構成は、受信サーバー7A・7B・7CをPCベ
ースのサーバーで構成した例を示している。同図に示す
ように、配信サーバー7A・7B・7Cは、データ記憶
部21、中央処理部22、認証チェック部23、キャン
セル制御部24、再生データチェック部25、再生デー
タ保存処理部26、音声出力装置27、音声ガイド制御
処理部28、再生完了処理部(提供管理処理部)29、
通信処理部30、表示部31、操作部32、再生処理部
(提供処理部)33、課金管理部34、発注データ管理
部35、および発注処理部36を備えた構成となってい
る。なお、図5は、上記の各構成が全て同様に接続され
た図となっているが、実際には、各種バスやインターフ
ェースなどを介してハードウェア的に接続されている部
分や、制御・処理プログラム上での連係によってソフト
ウェア的に接続されている部分などが混在している。以
下の各構成の説明では、受信サーバー7A・7B・7C
を単に受信サーバーと称することにする。
【0077】データ記憶部21は、例えばハードディス
ク装置などの記憶手段によって構成されるものであり、
配信サーバーから受信した再生用の配信データを記憶し
たり、受信および再生に関わる様々な管理データを記憶
するものである。なお、このハードディスク装置内、あ
るいは別のハードディスク装置内には、受信サーバーの
動作に必要なOSや各種プログラム、データなどが記憶
されている。
【0078】中央処理部9は、CPUなどの演算処理装
置によって構成されるものであり、受信サーバー内の各
種演算処理を行うものである。なお、図示はしていない
が、各種演算処理を行う上で必要とされるRAMなども
設けられている。
【0079】通信処理部30は、受信サーバーの外部に
あるコンピュータとのインターフェースとなるものであ
り、受信サーバーを構成するコンピュータの特定のCO
Mポートが割り当てられる。なお、ネットワークインタ
ーフェースとしては特に限定するものではなく、配信サ
ーバーにおいて説明したように、例えば、Ethernet、F
DDI、ISDN、ATMなどが用いられる。
【0080】表示部31は、CRTやLCDなどの各種
表示モニターによって構成されるものである。また、操
作部32は、例えばジョイスティックや各種ボタンなど
の入力装置によって構成されるものである。消費者は、
この表示部31における表示を見て、操作部32によっ
て入力動作を行うことによって、所望とするデータの購
入を行うことができる。
【0081】再生データ保存処理部26は、消費者がデ
ータの購入を行う際に、該データを何らかの記録媒体に
記録する処理を行うブロックである。記録媒体の種類と
しては特に限定しないが、例えばMD、CD−R、CD
−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、
ICメモリー、フロッピー(登録商標)ディスク、ZI
P(登録商標)ディスク、MO、小型ハードディスクな
どが挙げられる。また、このような記録媒体は、消費者
が自ら持参して記録を行う形態でもよいし、端末機内で
予め記録媒体を用意しておき、販売する際には、データ
の料金に記録媒体の料金を加えた額を請求する形態とし
てもよい。
【0082】音声出力装置27は、アンプ部およびスピ
ーカーなどから構成されるものであり、様々な音声を出
力するためのブロックである。例えば、音楽データを購
入する際には、その音楽を試聴する際の音声を出力した
り、操作のガイドを行う音声を出力したり、BGMを出
力したりすることになる。
【0083】以上説明した、データ記憶部21、中央処
理部22、通信処理部30、表示部31、操作部32、
再生データ保存処理部26、および音声出力装置27
は、受信サーバーにおけるハードウェア的な構成を示す
ブロックである。そして、以下に示す認証チェック部2
3、キャンセル制御部24、再生データチェック部2
5、音声ガイド制御処理部28、再生完了処理部29、
再生処理部33、課金管理部34、発注データ管理部3
5、および発注処理部36が、配信サーバーにおけるソ
フトウェア的な構成を示すブロックとなる。
【0084】認証チェック部23は、送信サーバーに対
して、特定のデータの配信要求を送出し、データ配信の
認証を行うブロックである。配信要求を行う際には、こ
の認証チェック部23から当該受信サーバーのIDなら
びにパスワードが送出され、配信サーバー側でこれらの
認証チェックが行われ、このチェックを通過した場合
に、配信サーバーから受信サーバーへ要求されたデータ
が配信されることになる。
【0085】キャンセル制御部24は、消費者によって
一旦データの再生要求がなされた後にキャンセルが行わ
れた場合に、該当データの再生を中止するとともに、課
金処理をキャンセルする処理を行うブロックである。
【0086】再生データチェック部25は、消費者が再
生要求を行った特定のデータが当該受信サーバー内に蓄
えられている場合、その蓄えられている特定のデータの
再生回数情報をチェックし、再生が可能であるか否かを
チェックするブロックである。ここで再生が不可能であ
ると判断された場合には、再生要求が行われた特定のデ
ータを、当該受信サーバーが受信可能な配信サーバーに
配信要求することになる。
【0087】音声ガイド制御処理部28は、消費者に対
して、データの再生に関する様々な音声ガイドを制御す
るブロックである。
【0088】再生処理部33は、再生要求されたデータ
に対して、暗号化されたデータをデコードするととも
に、該当データが圧縮されている場合には、同時に解凍
(伸張)処理を行うブロックである。これにより、再生
要求されたデータが再生可能なデータ形式に変換される
ことになる。
【0089】課金管理部34は、消費者による再生要
求、すなわちデータ購入要求がなされた際の課金の管理
を行うブロックである。課金の形態としては、現金支払
い、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカ
ードなどによる支払いなどが挙げられる。よって、課金
管理部34は、現金の収受を行う装置、あるいは各種カ
ードによる決済を行う装置などを備えるとともに、これ
らの装置の制御を行うシステムを有していることにな
る。また、課金管理部34は、配信データの課金情報
を、再生回数情報などに基づいて算出したり、再生1回
当たりの課金を変更したりする機能をも有している。
【0090】発注データ管理部35は、受信サーバー内
に蓄えられているデータの再生回数情報をチェックし、
各データのIDとともに記録、管理を行うブロックであ
る。この発注データ管理部35によって、受信サーバー
内に蓄えられている各データが、どれだけ再生可能であ
るかを把握することが可能となっている。
【0091】発注処理部36は、上記発注データ管理部
35によって再生可能回数が0または所定値以下となっ
ていると認識されたデータを、新たに配信サーバーから
配信する要求を行うブロックである。この際に、配信要
求対象となるデータに応じて、適切な配信サーバーが選
定される。
【0092】再生完了処理部29は、消費者に対する再
生処理を完了した際に、履歴データを管理サーバー4に
送信するとともに、該履歴データを保存する処理を行う
ブロックである。
【0093】ここで、受信サーバーから管理サーバー4
に送信される履歴データについて以下に説明する。図6
は、履歴データの概略構成を示す説明図である。同図に
示すように、履歴データは、ヘッダ部、およびデータ部
から構成されている。
【0094】ヘッダ部には、管理情報用IDが記録され
ている。この管理情報用IDとは、管理サーバー4がこ
の履歴データを受領した際に、該履歴データがどのデー
タに対応したものであるかを把握することが可能となる
コードを示しているものである。すなわち、管理サーバ
ー4は、ますこのヘッダ部を参照することによって、履
歴データの管理を行うことになる。
【0095】データ部には、再生回数情報、データI
D、認証コード、および処理履歴が記録されている。再
生回数情報は、当該履歴データが、再生対象となったデ
ータの何回目の再生時に発行されたものであるかを示す
情報である。データIDは、再生対象となったデータの
固有のIDを示すものであり、当該データに含まれるデ
ータの内容を示しているとともに、同じ内容のデータで
あっても、最初に原盤サーバーから配信されたタイミン
グや配信経路に応じて異なるIDとなるものである。ま
た、認証コードは、本情報配信システムにおいて用いら
れているデータであることを示すコードである。
【0096】処理履歴は、再生対象となったデータが配
信される際に経由した配信サーバーの配信サーバーID
が、配信された順に記録されているものである。すなわ
ち、この処理履歴は、図4に示す配信データにおいて、
フッタ部に記録されているデータに相当するものであ
る。このように、処理履歴には、配信履歴が完全に記録
されることになるので、当該データがどのような経路を
通って再生を完了したのかを完全に把握することが可能
となっている。
【0097】管理サーバー4は、以上のようなデータを
含んだ履歴データを、データの再生が行われる毎に受信
することになるので、配信対象となる元のデータがどの
ような配信ルートを経て消費者の手に渡ったのかを全て
のデータに対して把握することが可能となっている。そ
して、ゲームメーカー5A、レコード会社5B、映像プ
ロダクション5C、および出版業者5Dなどの著作権管
理者は、この管理サーバー4から情報を取り出すことに
よって、自らが著作権を管理しているデータが、どのよ
うな経路で、どの時期に、どれだけの量だけ消費者に購
入されたのかを把握することが可能となり、著作権料を
的確に徴収することが可能となる。すなわち、本実施形
態に係る情報配信システムのように、配信ルートが一つ
の配信業者によって一元管理されることなく、複数の配
信業者によって比較的自由にデータの配信が行われるシ
ステムであっても、著作権管理者の配信上の不安要素を
低減することができる。
【0098】次に、図3に示した配信サーバー、および
図5に示した受信サーバーにおける処理の流れについて
説明する。まず、配信サーバーにおける処理の流れにつ
いて、図7に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0099】ステップ1(以降、S1のように略称す
る)において、通信処理部15におけるCOMポートを
介して配信要求を受信したか否かが判断され、配信要求
を受信したと判断された場合(S1においてYES)
に、S2以降のステップが実行され、配信要求が受信さ
れていない場合(S1においてNO)には、S1の処理
が繰り返される。すなわち、このステップは、配信要求
の待機状態を示していることになる。
【0100】配信要求を受信した場合、配信要求を送出
した受信サーバー(配信要求先受信サーバー)の認証チ
ェックが、認証チェック部10において行われる(S
2)。この認証チェックは、配信要求先受信サーバーか
ら送出されたIDおよびパスワードに基づいて、配信契
約を結んでいる受信サーバーであるか否かをチェックす
るものである。このステップにおいて、認証が正常に行
われない場合には、配信不可のメッセージを受信サーバ
ーに送出し、配信処理が中止される。
【0101】S2において認証が完了されると、配信要
求されたデータのコンテンツデータがエンコードされ
(S3)、配信データにおけるデータ部が作成される。
なお、配信サーバー内に蓄えられているコンテンツデー
タがすでにエンコードされている場合には、このステッ
プを行う必要はない。
【0102】次に、受信サーバーから配信要求されたデ
ータの再生回数に応じて、配信データのデータ情報にお
ける再生回数情報を、配信データ再生回数設定部13に
よって設定し、この再生回数情報を含むヘッダ部を配信
データに付与する(S4)。そして、送信データ管理部
19によって、配信データのフッタ部に、配信履歴とし
て、配信サーバーIDが付与される(S5)。このS3
からS5に到る処理によって、図4に示すような配信デ
ータが完成する。
【0103】このようにして作成された配信データが、
送信データ管理部19による配信データ送信制御によっ
て、配信要求先受信サーバーに送信される(S6)。ま
た、送信が行われたと同時に、配信サーバー内におい
て、データの種類、設定した再生回数情報、送信先受信
サーバーなどの送信情報をログとして記録する(S
7)。このS7までのステップを行うことによって配信
処理が完了し、S1に戻って配信要求の待機状態に戻
る。
【0104】次に、受信サーバーにおける処理の流れに
ついて、図8に示すフローチャートを参照しながら説明
する。まず、S11において、受信サーバーに対して、
消費者から特定のデータの再生要求がなされたか否かが
判断され、再生要求がなされたと判断された場合(S1
1においてYES)に、S12以降のステップが実行さ
れ、再生要求がなされていない場合(S11においてN
O)には、S11の処理が繰り返される。すなわち、こ
のステップは、再生要求の待機状態を示していることに
なる。
【0105】次に、再生要求されたデータに対応する配
信データが、再生可能な状態で受信サーバー内に蓄えら
れているか否かが判断される(S12)。ここで、配信
データが再生可能な状態であるというのは、配信データ
のヘッダ部に記録されている再生回数情報が、再生要求
された数以上となっていることを示している。このS1
2においてNO、すなわち、再生可能な配信データが受
信サーバー内にないと判断された場合、以降のS13か
らの処理が行われ、S12においてYES、すなわち、
再生可能な配信データが受信サーバー内にあると判断さ
れた場合、後述するS17からの処理が行われる。
【0106】上記のS12においてNOと判断される
と、再生要求されたデータに対応する配信データを、配
信サーバーからダウンロードしてくることになる。そこ
で、S13において、発注処理部36によって配信要求
先の配信サーバーが選択される。ここで、配信サーバー
の選択方法としては、例えば、過去の配信履歴などに基
づいて、再生要求されたデータに対応する配信データを
所有している可能性が高いと思われる配信サーバーから
選択していく方法や、データ配信の際の転送速度の速い
配信サーバーから選択していく方法などが挙げられる。
【0107】そして、S13において選択された配信サ
ーバーに対して、該当配信データの配信要求を送出する
(S14)。この際に、受信サーバーIDおよびパスワ
ードを送出することによって認証が行われる。
【0108】配信要求が受理されると、配信サーバーか
ら受信サーバーに向けて該当配信データの送信が行われ
る(S15)。これにより、受信サーバー内に、再生要
求されたデータに対応する配信データが蓄えられる。
【0109】その後、ダウンロードした配信データの再
生動作を行う前に、該配信データに受信サーバーIDを
付与する(S16)。また、同様に、上記のS12にお
いてYES、すなわち、再生可能な配信データが受信サ
ーバー内にあると判断された場合、該当配信データに受
信サーバーIDを付与する(S17)。これらのステッ
プによって、配信データに再生直前の最後の履歴が付与
されることになる。
【0110】このように受信サーバーIDが付与された
配信データに対して、S18において確認のために該当
配信データが再生可能であるかがチェックされる。この
チェックは、例えば、配信データのヘッダ部に記録され
ている再生環境条件に、当該受信サーバーが適合してい
るか、などについてチェックを行うものであるが、基本
的には、正常に配信処理が行われているのであれば、こ
のチェックは通過することになる。ここで再生不能であ
ると判断された場合(S18においてNO)には、エラ
ーメッセージが表示部31上に表示され(S19)、再
生処理が中止される。
【0111】S18において、再生可能であると判断さ
れる(S18においてYES)と、該当配信データにお
けるデータ部がデコードされ、コンテンツデータが再生
される(S20)。そして、再生が完了すると、配信デ
ータのフッタ部に記録されている内容から履歴データが
生成され、この履歴データが管理サーバー4に向けて送
信される(S21)。また、この履歴データの送信と同
時に、受信サーバー内に、再生履歴データが記録され
る。このS21までのステップを行うことによって配信
処理が完了し、S11に戻って再生要求の待機状態に戻
る。
【0112】ここで、管理サーバー4に向けての履歴デ
ータの送信は、上記のように、再生の完了と同時に行っ
てもよいが、特にこのタイミングで行う必要はない。例
えば、再生履歴を蓄積しておき、1日分の販売が終了し
た時点で、まとめて1日分の再生履歴を管理サーバー4
に送信するシステムとしてもよい。また、この管理サー
バー4に再生履歴を送信するタイミングも、1日おきに
限定されるものではなく、任意のインターバルをおいた
システムとすることができる。しかしながら、このイン
ターバルを必要以上に長くとってしまうと、管理サーバ
ー4に集められる再生履歴情報の新鮮さが失われること
になり、データの利用状況の把握の不確定要素が大きく
なるという弊害が生じる。
【0113】なお、上記の説明において、配信サーバー
および受信サーバーの構成は、図3に示す構成、および
図5に示す構成として、それぞれ別々に説明したが、例
えば図1に示す二次配信サーバー2A・2B・2Cのよ
うに、他サーバーへの配信を行うとともに、消費者Cに
対する売却(再生)をも行うサーバーにおいては、どち
らの構成も備えていることになる。したがって、このよ
うなサーバーにおいては、図7に示す配信処理、および
図8に示す再生処理のどちらの処理も行うことになる。
【0114】次に、ある配信サーバーからある受信サー
バーに配信データが配信される際に、途中で別の配信サ
ーバーを経由して配信される場合について説明する。例
えば、配信データが配信される際に、配信サーバーと受
信サーバーとの間で直接接続されている通信路において
のみ配信が可能であるシステムであった場合、この直接
接続されている通信路に障害が発生し、通信不能となっ
た場合には、両サーバー間のデータ配信は完全に不可能
となってしまう。また、他の例としては、受信サーバー
において再生要求されているデータが、該受信サーバー
とは直接接続されていない配信サーバーにのみ蓄えられ
ている場合には、その受信サーバーでは、再生要求され
ているデータの再生は不能となってしまう。
【0115】そこで、本実施形態における情報配信シス
テムでは、配信サーバーから通過サーバーを介して受信
サーバーにデータ配信を行うことが可能な配信システム
も利用可能となっている。例えば図1において、二次配
信サーバー2Aから三次配信サーバー3Bに配信データ
を配信しようとする時に、二次配信サーバー2Aから三
次配信サーバー3Bに到る直通の通信路が存在しない場
合、あるいはその通信路が何らかの理由により通信不能
となっている場合などに、二次配信サーバー2Bを経由
して配信データの配信を行うことが可能となっている。
このとき、二次配信サーバー2Bは通過サーバーとして
機能することになる。
【0116】本情報配信システムでは、他のサーバーに
対してデータの配信を行うことが可能な配信サーバーで
あれば、この通過サーバーの機能をも有しているものと
する。すなわち、図3に示す配信サーバーの構成におい
て、通過データ処理部37が配信データの通過処理を行
うことになる。
【0117】この通過データ処理部37は、配信サーバ
ーにおいてデータが通過する際に、該データのヘッダ部
の情報を確認し、通過履歴を確認すべき配信データであ
る場合に、該配信データのフッタ部に通過サーバー情報
を付与した上で該配信データを通過させる処理を行う。
また、通過履歴を確認すべき配信データが通過した際に
は、その通過履歴情報を配信サーバー内に記録する処理
も行うことになる。
【0118】ここで、通過サーバー情報を付与された配
信データについて以下に説明する。図9は、この配信デ
ータの概略構成を示す説明図である。同図に示すよう
に、配信データは、ヘッダ部、データ部、およびフッタ
部からなる構成となっており、ヘッダ部およびデータ部
については、図4に示す構成と同様になっている。フッ
タ部は、図4に示す構成と同様に配信サーバー履歴情報
が記録されていることに加えて、通過サーバー情報が記
録されている。
【0119】この通過サーバー情報は、当該配信データ
が任意の配信データを通過した際に、順に記録されてい
くものであり、通過するサーバーが複数になると、通過
サーバー情報もそれに応じて複数記録されることにな
る。通過サーバー情報の内容としては、通過した配信サ
ーバーのID情報、および通過時の情報、例えば配信元
の配信サーバーの情報や配信先の受信サーバーの情報、
通過時間などの情報が含まれている。
【0120】なお、この配信データに含まれる通過サー
バー情報は、再生端末において再生が行われた時点で、
配信サーバー履歴情報とともに履歴データに含められ
て、管理サーバー4に送信されることになる。
【0121】このように、配信データには、配信処理が
行われた配信サーバーの情報とともに、通過した配信サ
ーバーの情報まで記録されていることになるので、配信
データのフッタ部を参照することによって、当該配信デ
ータがどのような配信サーバーを通過し、どのような配
信サーバーにおいて一時蓄積されたのかを完全に把握す
ることが可能となる。また、このように通過履歴まで記
録することによって、配信データが配信サーバーを通過
する際に、盗聴やデータ改ざんなどが行われた場合に
も、そのような悪意ある配信サーバーの特定も可能とな
る。したがって、著作権管理者の配信上の不安要素をさ
らに低減することができる。
【0122】なお、以上の説明においては、図1に示す
情報配信システムが、各サーバー間を専用線によって接
続した閉じたネットワークシステムによって構成されて
いることを想定した説明となっているが、これに限定さ
れるものではない。例えば、図1に示すネットワークを
インターネット上で実現する場合にも、上記とほぼ同様
のシステムを構築することが可能である。また、このよ
うにインターネット上でのシステム構築を行う場合に
は、再生端末としては、インターネットに接続可能なP
Cが用いられることも考えられる。この場合には、上記
の説明における再生とは、そのPCにおいて、配信デー
タに含まれるコンテンツが利用可能となった状態を示す
ことになる。また、この場合の課金処理は、クレジット
カードによる決済や、その他、昨今様々な形態で提案さ
れている電子決済システムによって行われることにな
る。
【0123】このように、本実施形態に係る情報配信シ
ステムは、インターネットのようなオープンなコンピュ
ータネットワークシステムにおいても、十分にセキュリ
ティを確保することが可能となっている。したがって、
コンテンツを提供する著作権管理者側にとって、コンテ
ンツの販売経路の多角化を、著作権料の徴収を的確に行
うことが可能な状態で実現することが可能となるととも
に、消費者側にとっても、コンテンツの購入経路の選択
肢が増えることによって、購入の利便性が向上するとい
う効果を奏することになる。
【0124】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る情
報配信システムは、情報源提供者から提供されたコンテ
ンツデータを通信ネットワークを介して配信する情報配
信システムであって、上記コンテンツデータを含んだ配
信データの送信および/または受信を行う配信装置と、
上記配信データを受信するとともに、該配信データに含
まれるコンテンツデータを利用可能な状態で利用者に提
供する端末装置と、上記コンテンツデータの配信状況を
管理する管理装置とを備え、上記配信データが、配信履
歴情報を含んでいるとともに、上記端末装置が、上記配
信データに含まれるコンテンツデータを利用可能な状態
で利用者に提供するとともに、当該配信データに含まれ
る配信履歴情報を上記管理装置に送信する構成である。
【0125】これにより、情報源提供者から提供された
コンテンツデータが、上記の情報配信システムにおいて
配信されて、利用者に提供された際の全ての配信履歴が
管理装置に集められることになるので、情報源提供者
は、管理装置からこれらの情報を取り出すことによっ
て、自らが提供したコンテンツデータがどのような経路
を通って利用者に提供されたのかを全て把握することが
可能となる。したがって、情報源提供者は、自らが提供
したコンテンツデータを複数の配信装置を経由して利用
者に提供するような配信システムであっても、例えば提
供したコンテンツデータの著作権料の徴収などを的確に
行うことが可能となるという効果を奏する。また、情報
源提供者は、提供したコンテンツデータがどこの端末装
置でどれだけ利用者に提供されたのかということも的確
に把握することが可能となるという効果を奏する。
【0126】また、情報源提供者は、端末装置から利用
者に提供されたコンテンツデータの全ての配信履歴情報
を把握することができるので、例えば不正にデータがコ
ピーされた場合などにも、その原因を追求することが可
能となる。よって、データの不正利用などを抑制するこ
とが可能となり、情報源提供者側も、安心してコンテン
ツデータの配信を行うことができるという効果を奏す
る。
【0127】請求項2の発明に係る情報配信システム
は、上記配信データに含まれる配信履歴情報が、上記配
信装置によって配信データが送信される際に、当該配信
装置固有の識別データが当該配信データに付与されるこ
とによって生成される構成である。
【0128】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、配信履歴情報としては、送信処理を行った配信
装置の識別データが順に示されているものとなるので、
管理装置に送られてくる配信履歴情報をみれば、当該配
信データがどの配信装置をどのような順番で経由して利
用者に提供されたのかを把握することが可能となるとい
う効果を奏する。
【0129】請求項3の発明に係る情報配信システム
は、上記配信データは、上記コンテンツデータに関する
情報からなるヘッダ部と、上記コンテンツデータが配信
に適した形式にコード化されたデータからなるデータ部
と、上記配信履歴情報からなるフッタ部とによって構成
されている構成である。
【0130】これにより、請求項1または2の構成によ
る効果に加えて、配信データがどのような情報を含んで
いるかを確認する際にはヘッダ部を参照し、利用者に情
報を提供する際には、ヘッダ部を参照するとともに、デ
ータ部のコード化データをデコードすることによって利
用者に提供し、管理装置に配信履歴情報を送信する際に
は、フッタ部の情報を用いることになる。よって、配信
データの配信時、および利用者に対するコンテンツデー
タ提供時における処理を合理的に行うことができるとい
う効果を奏する。
【0131】また、配信履歴情報をフッタ部に設けてい
るので、配信回数が多数になったとしても、フッタ部と
しての容量は無制限であるので、全ての配信履歴を記録
することが可能となるという効果を奏する。
【0132】請求項4の発明に係る情報配信システム
は、上記配信データに、当該配信データによって利用者
に対してコンテンツデータを提供可能な回数を示す提供
回数情報が含まれている構成である。
【0133】これにより、請求項1ないし3のいずれか
の構成による効果に加えて、各配信データは、それぞれ
の提供回数情報に規定された回数分だけしか利用者にコ
ンテンツデータを提供することができなくなる。したが
って、情報源提供者側は、配信するコンテンツデータの
提供量を制御することができるとともに、各配信装置側
でも、配信先に応じて、適宜提供回数を設定することが
可能となり、配信したコンテンツデータが無制限に利用
者に提供されることを防ぐことが可能となるという効果
を奏する。
【0134】請求項5の発明に係る情報配信装置は、通
信ネットワークに接続されているとともに、情報源提供
者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デー
タを送信する情報配信装置であって、配信データを記憶
するデータ記憶部と、配信データの送信依頼を受けた時
に、該配信データの送信を行うデータ送信部とを備え、
上記データ送信部が、配信データの送信を行う際に、該
配信データに配信履歴情報を付与する構成である。
【0135】これにより、配信データが複数の情報配信
装置を経由して配信された場合でも、配信データに含ま
れる配信履歴情報が、該配信データがどのような経路で
配信されたかについてを示していることになる。よっ
て、例えば、配信データに含まれるコンテンツデータを
利用者に提供する際に、該配信データに含まれる配信履
歴情報を、情報源提供者が参照可能な管理装置に送信す
るシステムとすることによって、情報源提供者が、自ら
が提供したコンテンツデータがどのような経路を通って
配信されたかを把握することが可能となり、例えば著作
権料の徴収などを的確に行うことが可能となるという効
果を奏する。
【0136】請求項6の発明に係る情報配信装置は、上
記配信データに、当該配信データによって利用者に対し
てコンテンツデータを提供可能な回数を示す提供回数情
報を付与する提供回数設定部をさらに備えている構成で
ある。
【0137】これにより、請求項5の構成による効果に
加えて、各配信データは、それぞれの提供回数情報に規
定された回数分だけしか利用者にコンテンツデータを提
供することができなくなるので、情報源提供者側は、配
信するコンテンツデータの提供量を制御することができ
るとともに、各配信装置側でも、配信先に応じて、適宜
提供回数を設定することが可能となる。すなわち、配信
したコンテンツデータが無制限に利用者に提供されるこ
とを防ぐことが可能となるという効果を奏する。
【0138】請求項7の発明に係る情報提供装置は、通
信ネットワークに接続されているとともに、情報源提供
者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デー
タを受信するとともに、受信した配信データに含まれる
コンテンツデータを利用者に提供する情報提供装置であ
って、配信データに含まれるコンテンツデータを利用者
に提供可能な形式に変換し、利用者に提供する提供処理
部と、上記提供処理部において利用者にコンテンツデー
タを提供するとともに、該コンテンツデータを含んでい
た配信データに含まれている配信履歴情報を、情報源提
供者が参照可能な管理装置に送信する提供完了処理部と
を備えている構成である。
【0139】これにより、情報源提供者が、自らが提供
したコンテンツデータがどのような経路を通って配信さ
れたかを把握することが可能となり、例えば著作権料の
徴収などを的確に行うことが可能となるという効果を奏
する。
【0140】請求項8の発明に係る情報提供装置は、上
記配信データが、当該配信データによって利用者に対し
てコンテンツデータを提供可能な回数を示す提供回数情
報を含んでおり、上記提供処理部が、上記提供回数情報
に示された提供回数の制限に基づいて、利用者に対する
提供処理を行う構成である。
【0141】これにより、請求項7の構成による効果に
加えて、各配信データは、それぞれの提供回数情報に規
定された回数分だけしか利用者にコンテンツデータを提
供することができなくなるので、情報源提供者側は、配
信するコンテンツデータの提供量を制御することができ
るとともに、情報提供装置に配信データを配信する配信
装置側でも、配信先に応じて、適宜提供回数を設定する
ことが可能となる。すなわち、配信したコンテンツデー
タが無制限に利用者に提供されることを防ぐことが可能
となるという効果を奏する。
【0142】請求項9の発明に係る情報配信方法は、情
報源提供者から提供されたコンテンツデータを含んだ配
信データを通信ネットワークを介して配信する情報配信
方法であって、上記配信データが、通信ネットワーク上
でどのような経路を通ったかを示す配信履歴情報を含ん
でおり、該配信データに含まれるコンテンツデータが利
用者に提供された際に、該配信履歴情報が、情報源提供
者が参照可能な管理装置に送信される方法である。
【0143】これにより、情報源提供者から提供された
コンテンツデータが、通信ネットワーク上で配信され
て、利用者に提供された際の全ての配信履歴が管理装置
に集められることになるので、情報源提供者は、管理装
置からこれらの情報を取り出すことによって、自らが提
供したコンテンツデータがどのような経路を通って利用
者に提供されたのかを全て把握することが可能となる。
したがって、情報源提供者は、自らが提供したコンテン
ツデータを複数の配信装置を経由して利用者に提供する
ような配信システムであっても、例えば提供したコンテ
ンツデータの著作権料の徴収などを的確に行うことが可
能となるという効果を奏する。また、情報源提供者は、
提供したコンテンツデータがどこの端末装置でどれだけ
利用者に提供されたのかということも的確に把握するこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0144】また、情報源提供者は、端末装置から利用
者に提供されたコンテンツデータの全ての配信履歴情報
を把握することができるので、例えば不正にデータがコ
ピーされた場合などにも、その原因を追求することが可
能となる。よって、データの不正利用などを抑制するこ
とが可能となり、情報源提供者側も、安心してコンテン
ツデータの配信を行うことができるという効果を奏す
る。
【0145】請求項10の発明に係る情報配信プログラ
ムを記録した記録媒体は、通信ネットワークに接続され
ているとともに、情報源提供者によって提供されたコン
テンツデータを含む配信データを送信する情報配信装置
において用いられる情報配信プログラムを記録した記録
媒体であって、配信データの送信を行う際に該配信デー
タに配信履歴情報を付与する処理をコンピュータに実行
させる構成である。
【0146】これにより、配信データが複数の情報配信
装置を経由して配信された場合でも、配信データに含ま
れる配信履歴情報が、該配信データがどのような経路で
配信されたかについてを示していることになる。よっ
て、例えば、配信データに含まれるコンテンツデータを
利用者に提供する際に、該配信データに含まれる配信履
歴情報を、情報源提供者が参照可能な管理装置に送信す
るシステムとすることによって、情報源提供者が、自ら
が提供したコンテンツデータがどのような経路を通って
配信されたかを把握することが可能となり、例えば著作
権料の徴収などを的確に行うことが可能となるという効
果を奏する。
【0147】請求項11の発明に係る情報提供プログラ
ムを記録した記録媒体は、通信ネットワークに接続され
ているとともに、情報源提供者によって提供されたコン
テンツデータを含む配信データを受信するとともに、受
信した配信データに含まれるコンテンツデータを利用者
に提供する情報提供装置において用いられる情報提供プ
ログラムを記録した記録媒体であって、配信データに含
まれるコンテンツデータを利用者に提供可能な形式に変
換し、利用者に提供する処理と、利用者にコンテンツデ
ータを提供するとともに、該コンテンツデータを含んで
いた配信データに含まれている配信履歴情報を、情報源
提供者が参照可能な管理装置に送信する処理をコンピュ
ータに実行させる構成である。
【0148】これにより、情報源提供者が、自らが提供
したコンテンツデータがどのような経路を通って配信さ
れたかを把握することが可能となり、例えば著作権料の
徴収などを的確に行うことが可能となるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る情報配信システム
の概略構成を示す説明図である。
【図2】複数の配信サーバーおよび複数の受信サーバー
からなるシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】配信サーバーの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】配信データの概略構成を示す説明図である。
【図5】受信サーバーの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図6】履歴データの概略構成を示す説明図である。
【図7】配信サーバーにおける処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図8】受信サーバーにおける処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】通過サーバー情報がさらに付与された配信デー
タの概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 原盤サーバー(配信装置、情報配信装置) 2A・2B・2C 二次配信サーバー(配信装置、情
報配信装置、端末装置、情報提供装置) 3A・3B・3C 三次配信サーバー(配信装置、情
報配信装置、端末装置、情報提供装置) 4 管理サーバー(管理装置) 5A・5B・5C・5D 著作権管理者(情報源提供
者) 6A・6B・6C 配信サーバー(配信装置、情報配
信装置) 7A・7B・7C 受信サーバー(端末装置、情報提
供装置)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報源提供者から提供されたコンテンツデ
    ータを通信ネットワークを介して配信する情報配信シス
    テムであって、 上記コンテンツデータを含んだ配信データの送信および
    /または受信を行う配信装置と、 上記配信データを受信するとともに、該配信データに含
    まれるコンテンツデータを利用可能な状態で利用者に提
    供する端末装置と、 上記コンテンツデータの配信状況を管理する管理装置と
    を備え、 上記配信データが、配信履歴情報を含んでいるととも
    に、上記端末装置が、上記配信データに含まれるコンテ
    ンツデータを利用可能な状態で利用者に提供するととも
    に、当該配信データに含まれる配信履歴情報を上記管理
    装置に送信することを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】上記配信データに含まれる配信履歴情報
    が、上記配信装置によって配信データが送信される際
    に、当該配信装置固有の識別データが当該配信データに
    付与されることによって生成されることを特徴とする請
    求項1記載の情報配信システム。
  3. 【請求項3】上記配信データは、上記コンテンツデータ
    に関する情報からなるヘッダ部と、上記コンテンツデー
    タが配信に適した形式にコード化されたデータからなる
    データ部と、上記配信履歴情報からなるフッタ部とによ
    って構成されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】上記配信データに、当該配信データによっ
    て利用者に対してコンテンツデータを提供可能な回数を
    示す提供回数情報が含まれていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】通信ネットワークに接続されているととも
    に、情報源提供者によって提供されたコンテンツデータ
    を含む配信データを送信する情報配信装置であって、 配信データを記憶するデータ記憶部と、 配信データの送信依頼を受けた時に、該配信データの送
    信を行うデータ送信部とを備え、 上記データ送信部が、配信データの送信を行う際に、該
    配信データに配信履歴情報を付与することを特徴とする
    情報配信装置。
  6. 【請求項6】上記配信データに、当該配信データによっ
    て利用者に対してコンテンツデータを提供可能な回数を
    示す提供回数情報を付与する提供回数設定部をさらに備
    えていることを特徴とする請求項5記載の情報配信装
    置。
  7. 【請求項7】通信ネットワークに接続されているととも
    に、情報源提供者によって提供されたコンテンツデータ
    を含む配信データを受信するとともに、受信した配信デ
    ータに含まれるコンテンツデータを利用者に提供する情
    報提供装置であって、 配信データに含まれるコンテンツデータを利用者に提供
    可能な形式に変換し、利用者に提供する提供処理部と、 上記提供処理部において利用者にコンテンツデータを提
    供するとともに、該コンテンツデータを含んでいた配信
    データに含まれている配信履歴情報を、情報源提供者が
    参照可能な管理装置に送信する提供完了処理部とを備え
    ていることを特徴とする情報提供装置。
  8. 【請求項8】上記配信データが、当該配信データによっ
    て利用者に対してコンテンツデータを提供可能な回数を
    示す提供回数情報を含んでおり、上記提供処理部が、上
    記提供回数情報に示された提供回数の制限に基づいて、
    利用者に対する提供処理を行うことを特徴とする請求項
    7記載の情報提供装置。
  9. 【請求項9】情報源提供者から提供されたコンテンツデ
    ータを含んだ配信データを通信ネットワークを介して配
    信する情報配信方法であって、 上記配信データが、通信ネットワーク上でどのような経
    路を通ったかを示す配信履歴情報を含んでおり、該配信
    データに含まれるコンテンツデータが利用者に提供され
    た際に、該配信履歴情報が、情報源提供者が参照可能な
    管理装置に送信されることを特徴とする情報配信方法。
  10. 【請求項10】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを送信する情報配信装置において用
    いられる情報配信プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 配信データの送信を行う際に、該配信データに配信履歴
    情報を付与する処理をコンピュータに実行させることを
    特徴とする情報配信プログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを受信するとともに、受信した配信
    データに含まれるコンテンツデータを利用者に提供する
    情報提供装置において用いられる情報提供プログラムを
    記録した記録媒体であって、 配信データに含まれるコンテンツデータを利用者に提供
    可能な形式に変換し、利用者に提供する処理と、 利用者にコンテンツデータを提供するとともに、該コン
    テンツデータを含んでいた配信データに含まれている配
    信履歴情報を、情報源提供者が参照可能な管理装置に送
    信する処理をコンピュータに実行させることを特徴とす
    る情報提供プログラムを記録した記録媒体。
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