JP5333451B2 - コンテンツ配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ配信システムに関し、更に詳しくは、コンテンツ再生を行う再生端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信システムに関する。また、本発明は、上記コンテンツ配信システムに用いられるコンテンツ蓄積サーバ、コンテンツ配信方法、及び、プログラムに関する。
近年、インターネットや携帯電話のネットワーク上でコンテンツ配信を行うサービスが急速に普及してきている。それに伴い、コンテンツに見合った広告を付与することにより、コンテンツを無料で配信するサービスも増加している。広告の付与の仕方としては、従来のテレビと同様にコンテンツの途中にCM(Commercial Message)を表示するやり方や、コンテンツ再生部分とは別に広告スペースを設け、その広告スペースにCMを表示するやり方などが存在する。
特許文献1には、CMコンテンツを配信する情報管理システムが記載されている。特許文献1に記載の情報管理システムは、コンテンツ配信サーバと、CM配信サーバとを有する。特許文献1では、コンテンツ配信サーバとCM配信サーバとを分離することにより、CMコンテンツの配信を、コンテンツ再生端末の利用者属性等に応じて、自由に行うことができる。
また、特許文献2には、CMを効率的に配信する番組視聴システムが記載されている。特許文献2に記載の番組視聴システムは、管理装置、番組蓄積装置、及び、CM蓄積装置を備える。番組蓄積装置及びCM蓄積装置は、地方ごとに、全国に分散して配置される。各地方に配置される番組蓄積装置及びCM蓄積装置の蓄積内容は、常に最新の状態に同期されていることが好ましいが、設置される地方ごとに異なっていてもよい。管理装置は、ユーザ端末から地域情報を受け取り、地域情報に基づいて、番組コンテンツに挿入するCMを選択する。番組蓄積装置及びCM蓄積装置は、管理装置からの指示に基づいて、ユーザ端末に対してコンテンツをストリーミング配信する。
特開2004−213340号公報(要約書、図3) 特開2005−269494号公報(0017、0023−0027、図2)
しかしながら、コンテンツの配信システムでは、以下に示す問題点がある。すなわち、CMは任意の複数コンテンツで参照されるため、CM配信サーバに処理負担が掛かる。また、再生端末とCM配信サーバとの間の経路が混雑していた場合、処理遅延が発生する。特許文献1に記載の情報管理システムは、コンテンツ配信サーバとCM配信サーバとを分離することで、コンテンツ配信サーバ側で行っていたCM配信負荷を低減させるものであり、上記問題点を改善するものではない。
特許文献2では、各地方にCM蓄積装置を配置しており、同一のCMコンテンツを複数のCM蓄積装置から配信することで、CM配信サーバの処理負担は軽減できると考えられる。しかし、特許文献2では、CM配信本数の管理は行っていない。従って、特許文献2では、ユーザ端末でCMコンテンツが所定の回数だけ再生されたらCMの配信を終了するといった制御を行うことはできない。つまり、CM配信サーバの処理負担を軽減しつつ、予定された配信本数のCMコンテンツの配信を行うことはできない。
本発明は、コンテンツ配信サーバの処理負担を軽減しつつ、予定された配信本数のコンテンツ配信を可能とするコンテンツ配信システム、コンテンツ蓄積サーバ、コンテンツ配信方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、コンテンツ配信サーバと、1又は複数のコンテンツ蓄積サーバとを備え、前記コンテンツ配信サーバは、配信対象のコンテンツが、システムに接続された再生端末で再生されるべき総配信量の情報を含むコンテンツ管理情報を管理情報記憶部に記録するコンテンツ登録手段と、前記コンテンツを、再生端末に対して前記コンテンツの配信を行う少なくとも1つのコンテンツ蓄積サーバに配信し、該配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量を通知するコンテンツ配信手段とを備え、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記コンテンツ配信サーバから、前記コンテンツと前記配信予定量の情報とを受け取ると、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記録し、前記配信予定量の情報と、再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報とをコンテンツ制御情報として制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、前記再生端末における前記コンテンツの再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に対して前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段とを備え、前記コンテンツ蓄積サーバが、移管元のコンテンツ蓄積サーバ及び少なくとも1つの移管先候補のコンテンツ蓄積サーバを含み、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記残り配信量に基づいて、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバに移管するコンテンツ移管手段を更に備える、コンテンツ配信システムを提供する。
本発明は、コンテンツ蓄積サーバであって、自装置である前記コンテンツ蓄積サーバと他のコンテンツ蓄積サーバとを含む配信先のコンテンツ蓄積サーバにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生されるべき総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量の情報とを受信し、コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量の情報を制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、コンテンツを受信した再生端末がコンテンツを再生した再生量の情報を、前記配信予定量の情報と共に、コンテンツ制御情報として前記制御情報記憶部に記録する再生量記録手段と、前記再生端末における再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記自装置の残り配信量を求め、移管先候補の前記他のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補の他のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記自装置の残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補の他のコンテンツ蓄積サーバに移管するコンテンツ移管手段と、を備えるコンテンツ蓄積サーバを提供する。
本発明は、コンピュータを用いて、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信方法であって、移管元のコンピュータ及び少なくとも1つの移管先候補のコンピュータを含む配信先のコンピュータにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、配信先のコンピュータで配分した配信予定量情報とを受け取るステップと、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録するステップと、前記配信先のコンピュータから再生端末に配信するコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録するステップと、前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するステップと、前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記移管元のコンピュータの残り配信量を求め、前記移管先候補のコンピュータのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補のコンピュータにおける残り配信量を求め、前記移管元のコンピュータの残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補のコンピュータに移管するステップと、を有するコンテンツ配信方法を提供する。
本発明は、コンピュータに、自装置である前記コンピュータと他のコンピュータとを含む配信先のコンピュータにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、配信先のコンピュータで配分した配信予定量情報とを受け取る処理と、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録する処理と、前記自装置から再生端末に配信するコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録する処理と、前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信する処理と、前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記自装置の残り配信量を求め、移管先候補の前記他のコンピュータのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補の他のコンピュータにおける残り配信量を求め、前記自装置の残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補の他のコンピュータに移管する処理と、を実行させるためのプログラムを提供する。
本発明のコンテンツ配信システム、コンテンツ蓄積サーバ、コンテンツ配信方法、及び、プログラムは、コンテンツ配信サーバの処理負担を軽減しつつ、予定された配信本数のコンテンツ配信を行うことができる。
本発明の上記、及び、他の目的、特徴及び利益は、図面を参照する以下の説明により明らかになる。
本発明の第1実施形態のコンテンツ配信システムを示すブロック図。 CM配信サーバの構成を示すブロック図。 CM配信サーバが保持する情報を例示する図。 CM蓄積サーバの構成を示すブロック図。 CM蓄積サーバが保持する情報を例示する図。 再生端末の構成を示す図。 CM蓄積サーバへのCM配信時の動作手順を示すシーケンス図。 再生端末でのコンテンツ再生時の動作手順を示すシーケンス図。 本発明の第2実施形態のコンテンツ配信システムを示すブロック図。 CM移管手段を有するCM蓄積サーバを示すブロック図。 CM移管処理の手順を示すシーケンス図。 CM蓄積サーバがCM移管手段を有する場合のCM移管時の様子を示すブロック図。 移管前の各CM蓄積サーバにおけるCM制御情報を示す図。 移管後の各CM蓄積サーバにおけるCM制御情報を示す図。 CM配信サーバがCM移管手段を有する場合のCM移管時の様子を示すブロック図。 CM移管手段の機能がCM配信サーバとCM蓄積サーバとに分割された場合のCM移管時の様子を示すブロック図。 本発明の変形例のコンテンツ配信システムを示すブロック図。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のコンテンツ配信システムを示している。コンテンツ配信システム(CM配信システム)は、CM配信サーバ101、CM蓄積サーバ102、及び、コンテンツ配信サーバ104を有する。CM配信サーバ101、CM蓄積サーバ102、及び、コンテンツ配信サーバ104には、それぞれ、プログラム制御により動作するコンピュータシステムを用いることができる。
なお、図1では、3台のCM配信サーバ101−1〜101−3、3台のCM蓄積サーバ102−1〜102−3、3台の再生端末103−1〜103−3、及び、3台のコンテンツ配信サーバ104−1〜104−3を図示しているが、これらの台数は3台には限定されない。これら各装置の台数に、特に制限はなく、各装置は、少なくとも1台あればよい。
コンテンツ配信システムは、再生端末103に対して、コンテンツ配信を行う。配信するコンテンツには、CMコンテンツ(第1のコンテンツ)と、番組等のコンテンツ(第2のコンテンツ)とがある。CM配信サーバ101は、第1のコンテンツを配信する第1コンテンツ配信サーバに相当する。コンテンツ配信サーバ104は、第2のコンテンツを配信する第2コンテンツ配信サーバに相当する。CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101が配信するコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積サーバに相当する。
各CM配信サーバ101は、少なくとも1台のCM蓄積サーバ102と接続されている。CM配信サーバ101は、再生端末103上で再生されるCMコンテンツを保持する。また、CM配信サーバ101は、CMコンテンツが再生端末103で再生される量を表す総配信量情報を含むコンテンツ管理情報を、管理情報記録部に記憶する。総配信量情報は、CM配信者(配信会社)は、CM提供元スポンサーとの間で契約されたCMコンテンツの契約上の配信本数(CM総配信本数)に相当する。
CM配信サーバ101は、CM蓄積サーバ102に、保持するCMコンテンツを配信する。1台のCM配信サーバ101からCM蓄積サーバ102に配信するCMコンテンツは、1つのCMコンテンツでも、複数のCMコンテンツでもよい。また、各CM配信サーバ101は、CM蓄積サーバ102ごとに異なるCMコンテンツを配信してもよく、或いは、同じCMコンテンツを複数のCM蓄積サーバ102に配信してもよい。CM配信サーバ101は、CMコンテンツ配信に際して、配信先のCM蓄積サーバ102に、総配信量情報を配信先で配分した配信予定量情報を通知する。
各CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101のうちの少なくとも1台、及び、再生端末103のうちの少なくとも1台と接続されている。CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101から、CMコンテンツと、配信予定量情報とを受け取る。CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101から配信されたCMコンテンツを、コンテンツ蓄積部に蓄積する。CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101ごとに異なるCMコンテンツを受信して蓄積してもよく、複数のCM配信サーバ101から同一のCMコンテンツを受信して蓄積してもよい。CM蓄積サーバ102は、受信した配信予定量情報を、配信予定量情報及びCMコンテンツの再生端末103における再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録する。
CM蓄積サーバ102は、蓄積したCMコンテンツを、再生端末103に配信する。CM蓄積サーバ102は、自装置から再生端末103に配信するCMコンテンツについて、再生端末103における再生量を、計数(計量)する。CM蓄積サーバ102は、計数した再生量を、制御情報記憶部に記録する。CM蓄積サーバ102は、CMコンテンツの配信に際して、制御情報記憶部を参照し、配信予定量と再生量とを比較する。CM蓄積サーバ102は、再生端末103における再生量が、少なくとも配信予定量情報で表される再生量になるまで、再生端末103に対して、CMコンテンツを配信する。
各コンテンツ配信サーバ104は、少なくとも1台の再生端末103に接続されている。コンテンツ配信サーバ104は、コンテンツを保持しており、再生端末103に、保持するコンテンツを配信する。再生端末103は、少なくとも1台のCM蓄積サーバ102、及び、少なくとも1台のコンテンツ配信サーバ104と接続されている。再生端末103は、例えば、プログラム制御で動作するコンピュータである。再生端末103は、コンテンツ配信サーバ104から配信されたコンテンツを再生する。また、再生端末103は、CM蓄積サーバ102から配信されたCMコンテンツを再生する。
図2に、CM配信サーバ101の構成を示す。CM配信サーバ101は、CM登録手段(コンテンツ登録手段)111、CM配信手段(コンテンツ配信手段)112、CMコンテンツ記憶部(コンテンツ記憶部)113、及び、CM管理情報記憶部(管理情報記憶部)114を有する。CM登録者は、CMコンテンツの配信準備(CMコンテンツの作成、編集、配信本数の契約など)が整うと、CM登録手段111に対して、CMコンテンツの登録を指示する。CM登録手段111は、指示に従って、配信対象のCMコンテンツをCMコンテンツ記憶部113に登録する。また、CM登録手段111は、CMコンテンツの登録に際して、CMコンテンツの総配信量情報を含むCM管理情報(コンテンツ管理情報)を、CM管理情報記憶部114に記録する。
図3に、CM管理情報のデータ例を示す。CM管理情報(CM配信サーバ保持情報)201は、CM識別子、視聴本数、CM総配信本数、及び、CMグループ情報を含む。CM識別子は、CM配信システム内でCMコンテンツを一意に識別するための識別子である。CMグループ情報は、CMコンテンツをグループ分けした際に、当該CMコンテンツがどのグループに属するかを示す情報(コンテンツグループ情報)である。グループ分けは、例えば、CMの持続時間(長さ)、CM提供元、CMのメディア(画像、映像、音声、及び、それらの形式)、及び、CMの趣向などに基づいて行う。
CM総配信本数は、CMコンテンツが再生端末103で再生される予定の量の総和を表し、CM配信者とCM提供元スポンサーとの間の契約上のCMの総再生回数に相当する。視聴本数は、CMコンテンツの再生端末103での再生量(実績値)を表し、CMコンテンツが、再生端末103で再生された回数の実績の合計値である。CMコンテンツがCM配信サーバ101に登録された直後の状態では、視聴本数は0本である。CM総配信本数及びCMグループ情報は、管理者によって入力される。
なお、CM識別子及びCMグループ情報は、システム内に、CMコンテンツに対して識別子及びグループを設定・管理するデータベースサーバ相当の装置を設けておき、その装置により発行/設定してもよい。CMグループ情報の設定は、データベースサーバ相当の装置にて、CMの持続時間、CM提供元、CMのメディア、CMの趣向などの情報を基に類似度を計算し、その類似度に基づいて行ってもよい。また、図3に例示したデータは、CM管理情報の一例であり、CM管理情報は、図3に示すデータには限定されない。例えば、配信本数や視聴本数は、CMが再生された量を定量的に量ることができる情報であればよく、配信総時間や、視聴時間などに置き換えることもできる。
図2に戻り、CM配信手段112は、CMコンテンツ記憶部113に登録されたCMコンテンツを、少なくとも1台のCM蓄積サーバ102に配信する。CM配信手段112は、オペレータからの指示により、CMコンテンツの配信を行う。或いは、CM配信手段112は、CMコンテンツ記憶部113にCMコンテンツが登録された後に、自動的に、CMコンテンツの配信を行ってもよい。CM蓄積サーバ102へのCMコンテンツの配信は、再生端末103にてCMコンテンツの再生を開始するまでに行っておく。
CM配信手段112は、CMコンテンツの配信に際して、接続するCM蓄積サーバ102の中から配信先のCM蓄積サーバ102を選定する。CM配信手段112は、例えば、接続するCM蓄積サーバ102の情報を保持しており、その情報を参照して、配信先のCM蓄積サーバ102を選定する。或いは、CM配信システムが、CM蓄積サーバ102に関する情報を収集・管理するデータベースサーバ相当の装置を有しており、CM配信手段112が、そのデータベースサーバから、CM配信サーバ101にネットワーク的に近いCM蓄積サーバ102の情報を取得して、配信先のCM蓄積サーバ102を選定してもよい。
CM配信手段112は、CMコンテンツを一回につき1つずつCM蓄積サーバ102に配信してもよく、或いは、一度に複数のCMコンテンツをCM蓄積サーバ102に配信してもよい。CM配信手段112は、同一のCMコンテンツを複数のCM蓄積サーバ102に配信してもよく、或いは、複数のCMコンテンツを配信する際に、配信先のCM蓄積サーバ102ごとに異なるCMコンテンツを配信してもよい。
CM配信手段112は、CMコンテンツと共に、そのCMコンテンツのCM識別子、CMグループ情報、配信先のCM蓄積サーバ102における配信予定本数などの情報を、CM蓄積サーバ102に送信する。CM蓄積サーバ102における配信予定本数は、総配信量を配信先で分配した配信予定量情報に相当し、CM管理情報201(図3)におけるCM総配信本数を、配信先のCM蓄積サーバ102に配分した値である。例えば、CM配信手段112は、CM総配信本数が「50本」で、配信先がCM蓄積サーバ102−1とCM蓄積サーバ102−2の2台であるときは、50本÷2台=25本を、それぞれ、CM蓄積サーバ102−1、102−2における配信予定本数とする。
CM配信手段112は、CM蓄積サーバ102における配信予定本数の配分では、CM総配信本数を、配信先のCM蓄積サーバ102に均等に配分する。或いは、均等ではなく、任意の比率で配分してもよい。CM配信手段112は、CM配信サーバ101からCM蓄積サーバ102に複数のCMコンテンツを配信するとき、全てのCMコンテンツについて同一の配分比率で配分してもよく、或いは、CMコンテンツごとに、配分の比率を変えてもよい。例えば、あるコンテンツについては、CM蓄積サーバ102−1への配分の比率を高く、CM蓄積サーバ102−2への配分の比率を低くし、別のコンテンツについては、CM蓄積サーバ102−1への配分の比率を低く、CM蓄積サーバ102−2への配分の比率を高くしてもよい。なお、配信先のCM蓄積サーバ102が1台のときは、CM総配信本数と、CM蓄積サーバ102における配信予定本数とは等しくなる。
CM管理情報201における総配信本数は、追加契約などにより、CMコンテンツの登録後に増加させることもできる。その場合は、CM配信手段112は、追加で増加する分の配信本数を、CMコンテンツを配信するCM蓄積サーバの台数で配分した値を、CM蓄積サーバ102における配信予定本数とすればよい。例えば、CMコンテンツ配信後にCM総配信本数が「50本」から「100本」に増加したときは、増加後のCM総配信本数100本から、CM蓄積サーバ102に配分済みの50本を引いた値(50本)を、今回の配信先のCM蓄積サーバ102の台数で配分すればよい。
CM配信手段112は、CM蓄積サーバ102へのCMコンテンツの配信後、配信されたCMコンテンツを蓄積するCM蓄積サーバ102から、CMコンテンツの再生端末103における再生回数を取得する。CM配信手段112は、取得した再生回数を、CM管理情報記憶部114に記録する。CM配信手段112は、例えば、あるCMコンテンツについて、配信先のCM蓄積サーバ102−1、102−2から、それぞれ再生回数「10回」、「15回」を取得し、CM管理情報(図3)の視聴本数に、「25回」を記録する。
図4に、CM蓄積サーバ102の構成を示す。CM蓄積サーバ102は、CM蓄積手段(コンテンツ蓄積手段)121、CM送信手段(コンテンツ送信手段)123、再生回数カウント手段(再生量記録手段)124、再生情報送信手段125、CMコンテンツ蓄積部(コンテンツ蓄積部)126、及び、CM制御情報記憶部(制御情報記憶部)127を有する。
CM蓄積手段121は、CM配信サーバ101から、CMコンテンツと、CM識別子、CMグループ情報、CM配信予定本数とを受信する。CM蓄積手段121は、受信したCMコンテンツを、CMコンテンツ蓄積部126に蓄積する。その際、CM蓄積手段121は、CMコンテンツ取得元のCM配信サーバ101を識別する情報を、蓄積するCMコンテンツと対応付けて記憶する。また、CM蓄積手段121は、CM配信サーバ101からCMコンテンツと共に受信したCM識別子、CMグループ情報、CM配信予定本数を、CM制御情報記憶部127に記憶する。
図5に、CM蓄積サーバが保持する情報のデータ例を示す。CM蓄積サーバ保持情報(CM制御情報)301は、CM識別子、CMグループ情報、CM配信予定本数、及び、視聴本数を有する。CM制御情報301は、CM配信サーバ101が管理するCM管理情報201(図3)と同様な情報である。ただし、CM配信予定本数は、CMコンテンツ全体での総配信本数ではなく、個々のCM蓄積サーバ102での配信予定本数である。また、視聴本数は、CM蓄積サーバ102が再生端末103上でCMコンテンツを再生させた回数の合計である。
なお、図5に例示したデータは、CM制御情報301の一例であり、CM制御情報301は、図5に示すデータには限定されない。CM配信サーバ101が管理するCM管理情報201と同様に、配信予定本数や視聴本数に代えて、配信総時間や視聴時間などを用いてもよい。また、同一CM識別子のCMコンテンツを、複数のCM配信サーバ101から取得した場合、CM蓄積手段121は、その同一CM識別子のCMコンテンツについての情報を、エントリを分けて、CM制御情報記憶部127に記録する。その際、CM蓄積手段121は、CM制御情報301に、取得元のCM配信サーバ101を格納する項目を設けて、CM制御情報に、CMコンテンツ取得元のCM配信サーバ101を記録する。
図4に戻り、CM送信手段123は、CMコンテンツ蓄積部126に蓄積されたCMコンテンツを、再生端末103に向けて送信する。CM送信手段123は、CM制御情報記憶部127を参照し、再生回数が、少なくともCM配信予定本数になるまで、CMコンテンツを再生端末103に送信する。CMコンテンツの送信には、次の2通りが考えられる。1つ目は、再生端末103から、CMコンテンツ再生のたびにCM取得要求を受信し、CM送信手段123が、CM取得要求に応答してCMコンテンツを送信するというものである。もう1つは、CM送信手段123側から、周期的にCMコンテンツを送信し、再生端末103にて、任意のタイミングで任意の回数だけCM再生を行うというものである。
CM送信手段123は、再生端末103からCMグループ情報を受信し、受信したCMグループ情報に該当するCMコンテンツを、再生端末103に送信する。より詳細には、CM送信手段123は、CM制御情報301(図5)を参照し、再生端末103から受信したCMグループ情報に一致するグループ情報のCMコンテンツを検索する。CM送信手段123は、検索したCMコンテンツを、再生端末103に送信するCMコンテンツとして決定する。CM送信手段123は、該当するCMグループ情報のCMコンテンツが複数ある場合は、例えば、各CMコンテンツについて、CM制御情報301における配信予定本数から視聴本数を引いた値(残り配信本数)を求め、残り配信本数を相互に比較して、残り配信本数が最も多いCMコンテンツを、送信するCMコンテンツとして決定する。
該当するCMグループ情報のCMコンテンツが複数あるときに、送信するCMコンテンツを決定する方法は、上記したものには限らず、複数CMコンテンツの中の1つを選択する任意の方法により、送信するCMコンテンツを決定してもよい。また、複数の中からランダムに選択してもよい。或いは、CM制御情報に嗜好性情報を追加し、再生端末103から嗜好性情報を取得して、嗜好性情報が一致するものを選択してもよい。再生端末103からCMグループ情報を受信しない場合や、CMグループ情報にグループの指定がない場合は、CM送信手段123は、CMコンテンツ蓄積部126の中から、任意のCMコンテンツを、送信するCMコンテンツとして決定すればよい。
再生回数カウント手段124は、CM送信手段123が送信したCMコンテンツについて、再生端末103におけるCMコンテンツの再生回数(視聴本数)をカウントする。再生回数カウント手段124は、CM送信手段123から、CM送信手段123がどの再生端末103にどのCMコンテンツを送信したかを示す情報を受け取る。再生回数カウント手段124は、CMコンテンツごとに再生回数をカウントし、配信先の再生端末103の何れかで、あるCM識別子のCMコンテンツが再生されると、そのCM識別子のCMコンテンツの再生回数を1つ増加させる。或いは、再生回数カウント手段124は、再生端末103ごと、及び、CMコンテンツごとに再生回数を記録し、CMコンテンツごとに再生回数を集計してもよい。
再生回数カウント手段124は、カウントした再生回数を、CM制御情報301に記録する。再生情報送信手段125は、CM制御情報301が更新されると、CM制御情報301における視聴本数を、CM識別子と共にコンテンツ取得元のCM配信サーバ101に送信する。CM制御情報301の送信は、所定の周期で、定期的に行ってもよい。CM配信サーバ101のCM配信手段112(図2)は、CMコンテンツの配信後、配信先のCM蓄積サーバ102からCM識別子と視聴本数とを収集し、CM配信サーバ101が管理するCM管理情報201を更新する。
例えば、CM配信サーバ101−1が、CM蓄積サーバ102−1とCM蓄積サーバ102−2とに同一CMコンテンツ(CM識別子001)を配信していた場合を考える。CM蓄積サーバ102−1の再生回数カウント手段124は、再生端末103が、CM蓄積サーバ102−1からCM識別子001のCMコンテンツを受信して再生した回数カウントし、CM制御情報301に記録する。これと並行して、CM蓄積サーバ102−2の再生回数カウント手段124は、再生端末103が、CM蓄積サーバ102−2からCM識別子001のCMコンテンツを受信して再生した回数カウントし、CM制御情報301に記録する。
CM蓄積サーバ102−1の再生情報送信手段125は、CM蓄積サーバ102−1がカウントしたCM識別子001の視聴本数を、CMコンテンツ取得元のCM配信サーバ101−1に送信する。CM蓄積サーバ102−2の再生情報送信手段125は、CM蓄積サーバ102−2がカウントしたCM識別子001の視聴本数を、CMコンテンツ取得元のCM配信サーバ101−1に送信する。CM配信サーバ101−1のCM配信手段112は、CM蓄積サーバ102−1とCM蓄積サーバ102−2とから、CM識別子001のCMコンテンツの視聴本数を収集する。CM配信手段112は、収集した視聴本数を合計し、合計した視聴本数を、CM管理情報201(図3)におけるCM識別子001のエントリの視聴本数に記録する。
ここで、再生端末103が、CMコンテンツ再生のたびにCM蓄積サーバ102にCM取得要求を送信するような場合、CMコンテンツの送信は再生端末103におけるCMコンテンツの再生を意味する。従って、再生回数カウント手段124は、CMコンテンツの送信後、CM制御情報301における当該CMコンテンツの視聴本数を1つ増加すればよい。一方、CM蓄積サーバ102から周期的にCMコンテンツを送信する場合などでは、そのCMコンテンツが何回再生されるかは不明であり、場合によっては、再生されないまま、次の周期で別のCMコンテンツが配信されることもあり得る。つまり、CMコンテンツの送信は、再生端末103におけるCMコンテンツの再生を直接に意味しない。このような場合、再生回数カウント手段124は、別途、再生端末103から、CMコンテンツごとの再生回数を受信して、CM制御情報301を更新すればよい。
なお、CMコンテンツの配信を受けたCM蓄積サーバ102が、CM配信サーバ101に、CM制御情報301の視聴本数を個別に送信するのに代えて、CMコンテンツ配信先のCM蓄積サーバ102のうちの1つを代表サーバとして選び、その代表サーバが、視聴本数を集計してCM配信サーバ101に送信してもよい。その場合、代表サーバ以外のCM蓄積サーバ102は、CM制御情報301を更新するたびに、代表サーバであるCM蓄積サーバ102に、CM識別子及び視聴本数を送信すればよい。
図6は、再生端末103の構成を示している。再生端末103は、コンテンツ取得手段131、CM取得手段132、コンテンツ再生手段133、及び、CM蓄積サーバ選択手段134を有する。CM取得手段132は、コンテンツ蓄積手段であるCM蓄積サーバ102が送信するCMコンテンツ(第1のコンテンツ)を取得する。コンテンツ取得手段131は、第2コンテンツ配信手段であるコンテンツ配信サーバ104が配信するコンテンツ(第2のコンテンツ)を取得する。
コンテンツ再生手段133は、コンテンツ取得手段131が取得したコンテンツを再生すると共に、CM取得手段132が取得したCMコンテンツを再生する。CMコンテンツの再生タイミングは、コンテンツ配信サーバ104から得てもよく、或いは、コンテンツ再生アプリケーションが生成する任意のタイミングでもよい。CM取得手段132は、CMコンテンツの再生タイミングに合わせてCM蓄積サーバ102にCM取得要求を送信し、CMコンテンツを取得する。或いは、CM取得手段132は、CMコンテンツの再生タイミングとは同期しない任意のタイミングで、CMコンテンツを取得しておいてもよい。
コンテンツ配信サーバ104は、再生端末103に、コンテンツ再生に際して付随して再生すべきCMコンテンツのCMグループ情報を送信し、コンテンツ再生に際して、再生すべきCMコンテンツのグループを指定することができる。コンテンツ取得手段131は、コンテンツ配信サーバ104から、コンテンツと共にCMグループ情報を取得すると、取得したCMグループ情報をCM取得手段132に渡す。CM取得手段132は、CM蓄積サーバ102に、CM取得要求にCMグループ情報を含めて送信し、CM蓄積サーバ102から、該当するCMグループ情報のCMコンテンツを取得する。或いは、コンテンツ配信サーバ104からCMグループ情報を受け取らずに、再生端末103が独自に選んだCMグループ情報のCMコンテンツを、CM蓄積サーバ102から取得して再生してもよい。
CM蓄積サーバ選択手段134は、CM取得手段132がCMコンテンツを取得する際に、CMコンテンツの配信を受ける候補のCM蓄積サーバ102の中から、CMコンテンツ取得元のCM蓄積サーバ102を決定する。CM蓄積サーバ選択手段134は、再生すべきCMグループ情報のCMコンテンツを有し、かつ、CM蓄積サーバ102との通信遅延が短いCM蓄積サーバ102を、CMコンテンツ取得元のCM蓄積サーバ102として決定する。
CM蓄積サーバ選択手段134は、例えば、あらかじめ、CM蓄積サーバ102に、蓄積するCMコンテンツのCMグループ情報を問合せ、どのCM蓄積サーバ102がどのCMグループ情報のCMコンテンツを蓄積しているかを記憶しておく。CM蓄積サーバ選択手段134は、その情報を参照して、再生すべきCMグループ情報のCMコンテンツを蓄積するCM蓄積サーバ102を特定する。或いは、外部のデータベースにて、各CM蓄積サーバがどのCMグループ情報のCMコンテンツを蓄積しているかを管理し、そのデータベースを参照して、再生すべきCMグループ情報のCMコンテンツを蓄積するCM蓄積サーバ102を特定してもよい。
CM蓄積サーバ選択手段134は、例えば、CM蓄積サーバ102におけるセッション可能数(残りセッション数)を調べる。残りセッション数が多いCM蓄積サーバ102は、性能に余裕があると考えられる。そこで、CM蓄積サーバ選択手段134は、再生すべきCMグループ情報のCMコンテンツを蓄積するCM蓄積サーバ102のうちで、残りセッション数が多いCM蓄積サーバ102を、CM取得元として決定する。或いは、CM蓄積サーバ選択手段134は、自装置とCM蓄積サーバ102との間の通信遅延に基づいて、通信遅延が短いCM蓄積サーバ102を、CM取得元として決定してもよい。
CM蓄積サーバ選択手段134は、例えば、CM蓄積サーバ102へpingを送信し、応答時間を調べる。或いは、CM蓄積サーバ選択手段134は、CM蓄積サーバ102へtracerouteを送信し、再生端末103とCM蓄積サーバ102との間のホップ数を調べる。CM蓄積サーバ選択手段134は、再生端末103とCM蓄積サーバ102との間で独自のトランザクションを行い、その処理時間を取得してもよい。CM蓄積サーバ選択手段134は、pingの応答時間、ホップ数、或いは、トランザクション処理時間に基づいて通信遅延を推量し、その推量結果に基づいて、通信遅延が最も短いCM蓄積サーバ102を、CM取得元のCM蓄積サーバ102として決定する。
また、CM蓄積サーバ選択手段134は、再生端末103がモバイル端末のような移動可能端末であるときは、再生端末103の位置管理情報を利用して、通信遅延を推量してもよい。位置管理情報は、例えば、再生端末103の基地局への位置登録などの際に取得可能である。CM蓄積サーバ選択手段134は、あらかじめ、各CM蓄積サーバ102の位置情報を保持している。CM蓄積サーバ選択手段134は、再生端末103の位置を、記憶しておいたCM蓄積サーバ102の位置情報と照らし合わせる。CM蓄積サーバ選択手段134は、再生端末103との間の距離が最も短いCM蓄積サーバ102を、通信遅延が最も短いCM蓄積サーバ102とみなして、そのCM蓄積サーバ102を、CM取得元のCM蓄積サーバ102として決定することができる。
図7は、CM蓄積サーバ102へのCM配信時の動作手順を示している。CM配信サーバ101のCM登録手段111(図2)は、CMコンテンツ記憶部113に、CMコンテンツを登録する(ステップA1)。また、CM登録手段111は、CM管理情報記憶部114に、登録したCMコンテンツについてのCM管理情報201(図3)を登録する(ステップA2)。CM登録手段111は、ステップA2では、CM管理情報201に新たなエントリを生成し、そのエントリに、CM識別子、総配信本数、及び、CMグループ情報を記録する。
CM配信手段112は、CMコンテンツ記憶部113に登録されたCMコンテンツを、CM蓄積サーバ102に配信する(ステップA3)。その際、CM配信手段112は、CM管理情報記憶部114から、配信したCMコンテンツのCM識別子、CM総配信本数、CMグループ情報を取得する。CM配信手段112は、CM総配信本数を、配信するCM蓄積サーバ102に配分して、配信先のCM蓄積サーバ102ごとのCM配信予定本数を決定する(ステップA4)。CM配信手段112は、CM識別子、CM配信予定本数、及び、CMグループ情報を、各CM蓄積サーバ102に通知する(ステップA5)。
CM蓄積サーバ102のCM蓄積手段121は、CMコンテンツ蓄積部126に、ステップA3で配信されたCMコンテンツを蓄積する(ステップA6)。また、CM蓄積手段121は、CM制御情報記憶部127に、ステップA6で蓄積したCMコンテンツに関するCM制御情報301(図5)を、登録する(ステップA7)。CM蓄積手段121は、ステップA7では、CM制御情報301に新たなエントリを生成し、そのエントリに、ステップA5で通知されたCM識別子、CM配信予定本数、及び、CMグループ情報を記録する。
図8は、再生端末103におけるコンテンツ視聴時の動作手順を示す。再生端末103は、あらかじめ、CM蓄積サーバ102及びコンテンツ配信サーバ104に、自端末を、コンテンツ配信を受ける端末として登録しておく。コンテンツ配信サーバ104は、登録された再生端末103に、コンテンツと、そのコンテンツの再生に際して付随して再生すべきCMコンテンツのCMグループ情報とを、再生端末103に送信する(ステップB1)。再生端末103のコンテンツ取得手段131(図6)は、コンテンツ配信サーバ104から、コンテンツ、及び、CMグループ情報を取得する(ステップB2)。
コンテンツ再生手段133は、コンテンツ取得手段131が取得したコンテンツを再生する(ステップB3)。CM蓄積サーバ選択手段134は、コンテンツ配信サーバ104から受け取ったCMグループ情報のCMコンテンツを有するCM蓄積サーバ102のうち、セッション可能数が多く、又は、再生端末103との間の通信遅延が短いCM蓄積サーバ102を、CM取得元のCM蓄積サーバ102として決定する(ステップB4)。再生端末103とCM蓄積サーバ102との間の通信遅延は、pingの応答時間、ホップ数、トランザクション処理時間や、再生端末103の位置管理情報に基づいて推量できる。
CM取得手段132は、ステップB4で決定したCM蓄積サーバ102に、コンテンツ配信サーバ104から受け取ったCMグループ情報を渡す(ステップB5)。再生端末103が嗜好性情報を有する場合、CM取得手段132は、嗜好性情報もCM蓄積サーバ102に渡す。CMグループ情報及び嗜好性情報は、特に指定がないことを示す情報(any)でもよい。
CM蓄積サーバ102のCM送信手段123は、CMグループ情報を受け取ると、CM制御情報記憶部127(CM制御情報301(図5))から、当該CMグループ情報に一致するCMグループ情報のCM識別子を取得する(ステップB6)。このとき、CM送信手段123は、CM制御情報301にて、視聴回本数が、CM配信予定本数よりも少ないCMコンテンツのCM識別子を取得する。
CM送信手段123は、CMコンテンツ蓄積部126から、ステップB6で取得したCM識別子のCMコンテンツを取得する(ステップB7)。CM送信手段123は、ステップB6で複数のCM識別子を取得したときは、再生端末103から受け取った嗜好性情報に基づいて、複数のCM識別子の中から1つを選択する。或いは、CM送信手段123は、ステップB6で取得した複数のCM識別子のうちの任意の1つを選択してもよい。
CM送信手段123は、ステップB7で取得したCMコンテンツを、再生端末103に送信する(ステップB8)。その際、CM送信手段123は、送信するCMコンテンツのCM識別子も、再生端末103に送信する。再生端末103のコンテンツ再生手段133は、ステップB1で送信されたコンテンツに加えて、ステップB8で送信されたCMコンテンツを再生する(ステップB9)。CMコンテンツの再生タイミングは、コンテンツ配信サーバ104が指定してもよく、或いは、コンテンツ再生手段133にて、CMコンテンツ再生のタイミングを生成してもよい。
CM蓄積サーバ102の再生回数カウント手段124は、CM蓄積サーバ102が再生端末103に送信したCMコンテンツについて、CMコンテンツごとに、再生回数をカウントする。再生回数カウント手段124は、CM送信手段123がCMコンテンツを送信するごとに、再生回数を1つ増加させる。或いは、再生端末103から再生したCMコンテンツのCM識別子、及び、再生回数を受け取り、そのCM識別子に該当するCMコンテンツの再生回数を、再生回数分だけ増加させる。再生回数カウント手段124は、CM制御情報301の視聴本数に、再生回数を記録する(ステップB10)。
再生情報送信手段125は、CM取得元のCM配信サーバ101に、CM制御情報301の視聴本数、つまり、CM蓄積サーバ102が再生端末103にCMコンテンツを再生させた回数を、送信する(ステップB11)。再生情報送信手段125は、CM制御情報301が更新されるごとに、再生回数を送信する。或いは、再生情報送信手段125は、所定の周期で周期的に再生回数を送信してもよい。
CM配信サーバ101のCM配信手段112は、配信先のCM蓄積サーバ102から、配信したCMコンテンツの再生回数を受け取る(ステップB12)。CM配信手段112は、例えば、図7のステップA3でCM蓄積サーバ102−1とCM蓄積サーバ102−2とにCMコンテンツを配信したときは、CM蓄積サーバ102−1及びCM蓄積サーバ102−2から、それぞれ再生回数を受け取る。CM配信手段112は、受け取った再生回数に基づいて、CM管理情報201(図3)の視聴本数を更新する(ステップB13)。
なお、CM蓄積サーバ102は、CM制御情報301における視聴本数が、CM配信予定本数以上となったときは、それ以上のCM配信を行わない。従って、そのような場合は、CMコンテンツ蓄積部126及びCM制御情報記憶部127から、当該CMコンテンツ及びその情報を削除してもよい。CM配信サーバについても同様に、CM管理情報201における視聴本数が、CM総配信本数以上となったときは、そのCMコンテンツは配信終了となるので、CM配信サーバ101は、当該CMコンテンツ及びその情報を、CMコンテンツ記憶部113及びCM管理情報記憶部114から削除してもよい。
本実施形態では、CM配信サーバ101は、配信対象のCMコンテンツが再生端末103で再生される量を表す総配信量情報(総配信本数)を含むCM管理情報201(図3)をCM管理情報記憶部114(図2)に記憶する。CM配信サーバ101は、CMコンテンツをCM蓄積サーバ102に配信する際に、配信先の各CM蓄積サーバ102に、CMコンテンツの総配信本数を配信先のCM蓄積サーバ102に配分した配信予定本数(配信予定量情報)を通知する。CM蓄積サーバ102は、CM配信サーバ101から配信されたCMコンテンツを蓄積すると共に、配信予定本数を、配信予定本数及び視聴本数を含むCM制御情報301(図5)を記憶するCM制御情報記憶部127(図4)に記録する。CM蓄積サーバ102は、自装置から再生端末103に配信するCMコンテンツについて、再生端末における再生回数(再生量)を計数し、CM制御情報記憶部127に記録する。CM蓄積サーバ102は、再生回数の総数が、少なくとも配信予定本数で示される回数になるまで、再生端末103に対してCMコンテンツを配信する。
本実施形態では、CM配信サーバ101は、CM総配信本数を、配信先のCM蓄積サーバ102で配分する。各CM蓄積サーバ102は、再生端末103における再生回数が、CM配信サーバ101によって配分されたCM配信予定本数になるまで、再生端末103に対してCMコンテンツの配信を行う。各CM蓄積サーバ102が、自身に割り当てられたCM配信予定本数分、再生端末103でCMコンテンツを再生させることで、全体として、CMコンテンツを、CM総配信本数分、再生端末103で再生させることができる。
本実施形態では、CM配信サーバ101に登録されたCMコンテンツを、複数のCM蓄積サーバ102に配信して、複数のCM蓄積サーバ102から、再生端末103にCM配信を行うことができる。複数のCM蓄積サーバ102を用いることで、CM配信における処理負荷を分散することができ、CM配信サーバ101が再生端末103に直接にCM配信を行う場合に比して、CM配信サーバ101の処理負担を減少させることができる。また、再生端末103が、複数のCM蓄積サーバ102の中から、セッション可能数が多い、又は、通信遅延が短いCM蓄積サーバ102をCM取得元として選択することで、処理遅延の少ないCM配信を実現できる。つまり、CM配信サーバ101の処理負担を軽減しつつ、全体として、予定された量のCM配信を行うことができる。
図9は、本発明の第2実施形態のコンテンツ配信システムを示している。本実施形態におけるコンテンツ配信システム(CM配信システム)は、CM移管手段(コンテンツ移管手段)105が追加される点で、図1に示す第1実施形態におけるCM配信システムと相違する。CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102に配分されたCM配信予定本数を、移管先のCM蓄積サーバ102に移管するCM移管処理を行う。移管元のCM蓄積サーバ102は、複数のCM蓄積サーバ102のうちの任意の1台である。移管先の候補となるCM蓄積サーバ102は、複数のCM蓄積サーバ102から移管元のCM蓄積サーバ102を除いたCM蓄積サーバ102のうちの少なくとも1台である。CM移管手段105は、CM蓄積サーバ102の内部、或いは、CM配信サーバ101の内部に設けることができる。また、CM移管手段105は、機能を分割して、一部の機能をCM蓄積サーバ102の内部に、残りの機能をCM配信サーバ101の内部に設けることもできる。
CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102のCM制御情報301(図5)を参照して、配信予定本数と視聴本数とから、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数を求める。また、CM移管手段105は、移管先の候補となるCM蓄積サーバ102のCM制御情報301を参照して、配信予定本数と視聴本数とから、移管先の各CM蓄積サーバ102における残り配信本数を求める。残り配信本数は、ある特定のCM識別子のCMコンテンツについての残り配信本数でもよく、ある特定のCMグループ情報のCMコンテンツについての残り配信本数でもよい。或いは、CM蓄積サーバ102が保持する全てのCMコンテンツについての残り配信本数でもよい。残り配信本数の取得タイミングは任意でよく、CM配信サーバ101からの指示で残り配信本数を取得してもよく、或いは、再生端末103からの指示で残り配信本数を取得してもよい。
CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数と、移管先の候補の各CM蓄積サーバ102における残り配信本数とを比較する。CM移管手段105は、再生残量の比較結果に基づいて、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数の少なくとも一部を、移管先候補のCM蓄積サーバ102のうちの少なくとも1台に移管する。より詳細には、CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数が、移管先候補のCM蓄積サーバ102における残り配信本数よりも多く、かつ、その差が所定のしきい値以上のとき、CMコンテンツ配信の移管を行うと決定する。CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数の少なくとも一部を、移管先候補のCM蓄積サーバ102のうちの少なくとも1台に移管する。
CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102のCM制御情報301の配信予定本数を、移管先のCM蓄積サーバ102に移管する本数分だけ減少させる。また、CM移管手段105は、移管先のCM蓄積サーバ102のCM制御情報の配信予定本数を、そのCM蓄積サーバ102に移管する本数分だけ増加させる。なお、ここでは、残り配信本数を比較してCM移管を行うこととしたが、残り配信本数に代えて、配信すべきCMコンテンツがどれだけ残っているかを定量的に量ることができる他の基準を用いて、CM移管処理を行ってもよい。
ここで、CM移管処理にて残り配信本数を比較するのは、同一のCM配信サーバ101から配信されたコンテンツの残り配信本数である。CM移管手段105は、CM識別子が同一であっても、取得元のCM配信サーバ101が異なるときは、残り配信本数の比較は行わず、CMコンテンツ配信の移管も行わない。例えば、移管元のCM蓄積サーバ102におけるCM識別子001のCMコンテンツの取得元がCM配信サーバ101−1であるとする。CM移管手段105は、CM配信サーバ101−1から配信されたCM識別子001のCMコンテンツについて、移管先候補のCM蓄積サーバ102における残り配信本数を取得する。仮に、移管先候補のCM蓄積サーバ102に、CM配信サーバ101−2から配信されたCM識別子001のCMコンテンツが蓄積されていたとしても、その残り配信本数は取得しない。
図10に、CM移管手段105を有するCM蓄積サーバ102aの構成を示す。各CM蓄積サーバ102aは、図4に示す第1実施形態の構成に加えて、CM移管手段105を有する。CM移管手段105は、CM制御情報記憶部127を参照して、CM制御情報301(図5)における「配信予定本数」と、「視聴本数」とを取得する。CM移管手段105は、特定のCMコンテンツの残り配信本数を求めるときは、該当するCM識別子の配信予定本数と視聴本数とを取得し、「配信予定本数−視聴本数」を、残り配信本数とする。CM移管手段105は、特定のCMグループ情報についての残り配信本数を求めるときは、そのCMグループ情報を持つエントリの配信予定本数の総和と視聴本数の総和とを求め、その差を残り配信本数とする。
CM移管手段105は、他のCM蓄積サーバ102aのCM移管手段105に、残り配信本数の送信を依頼する。このとき、CM移管手段105は、送信依頼と共に、自装置における残り配信本数を通知してもよい。CM移管手段105は、特定のCMコンテンツについての残り配信本数の送信を依頼するときは、当該CMコンテンツのCM識別子を、他のCM蓄積サーバ102aに通知する。CM移管手段105は、特定のCMグループ情報のCMコンテンツについての残り配信本数の送信を依頼するときは、該当するCMグループ情報を、他のCM蓄積サーバ102aに通知する。
CM移管手段105は、他のCM蓄積サーバ102aから、残り配信本数の送信の依頼を受けると、CM制御情報記憶部127を参照して、CM制御情報301(図5)における「配信予定本数」と、「視聴本数」とを取得する。CM移管手段105は、依頼元のCM蓄積サーバ102aからCM識別子を通知されたときは、そのCM識別子の配信予定本数と視聴本数とを取得し、「配信予定本数−視聴本数」を、残り配信本数とする。CM移管手段105は、依頼元のCM蓄積サーバ102aからCMグループ情報を通知されたときは、そのCMグループ情報を持つエントリの配信予定本数の総和と視聴本数の総和とを求め、その差を残り配信本数とする。CM移管手段105は、残り配信本数を、依頼元のCM蓄積サーバ102aに送信する。
CM移管手段105は、他のCM蓄積サーバ102aから残り配信本数を取得すると、自装置における残り配信本数と、他のCM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数とを比較する。CM移管手段105は、自装置における残り配信本数から、他のCM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数を引いた本数が、所定のしきい値を超えるか否かを判断する。CM移管手段105は、自装置における残り配信本数が、他のCM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数よりもしきい値以上多いときは、自装置が行っているCMコンテンツの配信を、他のCM蓄積サーバ102aに移管すると決定する。移管先のCM蓄積サーバは、1つでもよいし、複数でもよい。
CM移管手段105は、残り配信本数が特定のCMコンテンツのものであれば、そのCMコンテンツを、移管対象のCMコンテンツとして決定する。また、CM移管手段105は、残り配信本数が特定のCMグループ情報のCMコンテンツのものであれば、そのCMグループ情報のCMコンテンツの中から、任意のCMコンテンツを、移管対象のCMコンテンツとして決定する。移管対象のCMコンテンツの決定に際しては、CMコンテンツごとの残り配信本数や、CMコンテンツを蓄積してからの経過時間などを参照し、残り配信本数が多いCMコンテンツや、蓄積してからの経過時間が長いCMコンテンツを、移管対象として決定することができる。
CM移管手段105は、CM制御情報301における配信予定本数を、移管する本数分だけ減少させる。また、CM移管手段105は、移管先のCM蓄積サーバ102aのCM移管手段105に移管本数を通知する。移管先のCM蓄積サーバ102aのCM移管手段105は、CM制御情報301における配信予定本数を、通知された移管本数分だけ増加させる。移管元のCM蓄積サーバ102aのCM移管手段105は、移管先のCM蓄積サーバ102aが移管対象のCMコンテンツを蓄積していないときは、移管対象のCMコンテンツを、移管先のCM蓄積サーバ102aに送信する。移管先のCM蓄積サーバ102aのCM蓄積手段121は、送信された移管対象のCMコンテンツを、CMコンテンツ蓄積部126に蓄積する。
図11に、CM移管処理の手順を示す。CM移管手段105は、CM制御情報記憶部127を参照し、自装置における残り配信本数を計算する(ステップC1)。また、CM移管手段105は、他のCM蓄積サーバ102a(移管先候補)に対し、残り配信本数の送信を依頼する(ステップC2)。移管先候補の各CM蓄積サーバ102aのCM移管手段105は、CM制御情報記憶部127を参照し、自装置における残り配信本数を計算する(ステップC3)。CM移管手段105は、ステップC3で計算した残り配信本数を、依頼元のCM蓄積サーバ102aに送信する(ステップC4)。
CM移管手段105は、ステップC1で計算した自装置における残り配信本数と、ステップC4で取得した移管先候補の各CM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数とを比較する(ステップC5)。CM移管手段105は、自装置における残り配信本数が、他のCM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数よりも多く、かつ、その差が所定のしきい値以上のとき、CMコンテンツを、他のCM蓄積サーバ102aに移管すると決定する(ステップC6)。CM移管手段105は、自装置における残り配信本数が、他のCM蓄積サーバ102aにおける残り配信本数よりも少ないとき、又は、残り配信本数の差がしきい値よりも小さいときは、CMコンテンツの移管は行わず、処理を終了する。
CM移管手段105は、CMコンテンツの移管を行うと決定すると、移管先のCM蓄積サーバ102aに、移管対象のCMコンテンツのCM識別子と、移管本数とを通知する(ステップC7)。CM移管手段105は、移管先のCM蓄積サーバ102aが、該当するCMコンテンツを蓄積していないときは、CMコンテンツも、併せて送信する。CM移管手段105は、移管対象のCMコンテンツのCM識別子と移管本数との通知後、CM制御情報記憶部127に格納された配信予定本数を、移管する本数分だけ減少させる(ステップC8)。
CM移管の通知を受けた他のCM蓄積サーバ102a(移管先)のCM移管手段105は、CM制御情報記憶部127に格納された配信予定本数を、移管する本数分だけ増加させる(ステップC9)。また、CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102aからCMコンテンツを受信したときは、受信したCMコンテンツを、CMコンテンツ蓄積部126に蓄積する。移管元のCM蓄積サーバ102aにおける配信予定本数を減少させ、移管先のCM蓄積サーバ102aにおける配信予定本数を増加させることで、再生端末103へのCMコンテンツの配信が、移管先のCM蓄積サーバ102aに移管される。移管先のCM蓄積サーバ102aは、再生端末103の視聴本数が、増加した配信予定本数となるまで、CMコンテンツの配信を行う。
図12に、CM移管処理の様子を示している。図12を参照して、CM蓄積サーバ102a−1が、CM識別子001のCMコンテンツについて、CM蓄積サーバ102a−2、102a−3から残り配信本数を取得し、CM移管処理を行う例を説明する。CM蓄積サーバ102a−1は、ステップC1で、自装置におけるCM識別子001のCMコンテンツの残り配信本数を計算する。また、CM蓄積サーバ102a−1は、ステップC2で、CM蓄積サーバ102a−2及び102a−3にCM識別子001を渡し、残り配信本数の送信を依頼する。
CM蓄積サーバ102a−2は、ステップC3で、CM識別子001についての残り配信本数を計算し、ステップC4で、依頼元のCM蓄積サーバ102a−1に、残り配信本数を送信する。また、CM蓄積サーバ102a−3は、ステップC3で、CM識別子001についての残り配信本数を計算し、ステップC4で、依頼元のCM蓄積サーバ102a−1に、残り配信本数を送信する。CM蓄積サーバ102a−1は、CM蓄積サーバ102a−2及びCM蓄積サーバ102a−3から、CM識別子001のCMコンテンツの残り配信本数を取得する。
図13に、CM蓄積サーバ102a−1〜102a−3におけるCM識別子001のCMコンテンツについてのCM制御情報を示す。CM蓄積サーバ102a−1では、配信予定本数「50本」に対して視聴本数が「20回」なので、残り配信本数は「30本」である。CM蓄積サーバ102a−2では、残り配信本数は、50−40=10本であり、CM蓄積サーバ102a−3では、残り配信本数は、50−37=13本である。
CM蓄積サーバ102a−1は、図11のステップC5で、取得した他のCM蓄積サーバ102a−2及び102a−3における残り配信本数と、自装置における残り配信本数とを比較する。図13にて、CM蓄積サーバ102a−1における残り配信本数から、CM蓄積サーバ102a−2における残り配信本数を引くと、その差は、20本である。また、CM蓄積サーバ102a−1における残り配信本数から、CM蓄積サーバ102a−3における残り配信本数を引くと、その差は、17本である。しきい値を「20本」とすると、CM蓄積サーバ102a−1は、自装置における残り配信本数がCM蓄積サーバ102a−2における残り配信本数よりも多く、かつ、その差がしきい値以上であるので、CM識別子001のCMコンテンツを、CM蓄積サーバ102a−2に移管すると決定する。
なお、上記にて、しきい値を「15本」とすると、CM蓄積サーバ102a−1における残り配信本数がCM蓄積サーバ102a−2及び102a−3の双方における残り配信本数よりも多く、かつ、その差がしきい値以上となる。この場合には、2つのCM蓄積サーバ102a−2及び102a−3のうちの任意の1つを、CM移管先のCM蓄積サーバ102aとして決定すればよい。CM蓄積サーバ102a−1は、例えば、残り配信本数の差が多い方のCM蓄積サーバ102a−2を、移管先のCM蓄積サーバとする。或いは、CM蓄積サーバ102a−1は、2つのCM蓄積サーバ102a−2及び102a−3の双方を、移管先のCM蓄積サーバとし、2つのCM蓄積サーバ102a−2及び102a−3に移管本数を配分してもよい。
CM蓄積サーバ102a−1は、CM移管本数を決定する。ここでは、CM蓄積サーバ102a−1における残り配信本数の半分(15本)を、CM移管本数とする。CM蓄積サーバ102a−1は、ステップC7で、CM識別子001と、移管本数「15本」とを、移管先のCM蓄積サーバ102a−2に通知する。その後、CM蓄積サーバ102a−1は、ステップC8で、CM識別子001のCMコンテンツについてのCM制御情報における配信予定本数を、CM移管本数「15本」だけ減少させる。また、移管先のCM蓄積サーバ102a−2は、ステップC9で、CM識別子001のCMコンテンツについてのCM制御情報における配信予定本数を、CM移管本数「15本」だけ増加させる。
図14に、CM蓄積サーバ102a−1〜102a−3におけるCM識別子001のCMコンテンツについてのCM移管後のCM制御情報を示す。移管処理後のCM蓄積サーバ102a−1における配信予定本数は、50−15=35本となるので、残り配信本数は、35−20=15本となる。また、CM蓄積サーバ102a−2における配信予定本数は、50+15=65本となり、残り配信本数は、65−40=25本となる。残り配信本数が多いCM蓄積サーバ102a−1から、残り配信本数が少ないCM蓄積サーバ102a−2にCMコンテンツ配信を移管することで、各CM配信サーバ102aにおける残り配信本数を均等化できる。また、移管先のCM配信サーバ102a−2は、より多くの再生端末103にCM識別子001のCMコンテンツを配信しているサーバであるので、CMコンテンツを、効率よく配信することができる。
上記では、各CM蓄積サーバがCM移管手段105を持つ構成としたが、CM配信サーバ101がCM移管手段105を持つ構成でもよい。その場合のCM移管処理の様子を、図15に示す。CM配信サーバ101a−1(CM移管手段105)は、CM蓄積サーバ102−1〜102−3から、CM識別子001のCMコンテンツの残り配信本数を収集する。残り配信本数の取得タイミングは任意でよく、CM配信サーバ101aが自発的に行ってもよく、或いは、CM蓄積サーバ102又は再生端末103からの指示で行ってもよい。CM配信サーバ101a−1は、移管元のCM蓄積サーバ102を先に決めた上で残り配信本数を取得してもよく、或いは、取得した残り配信本数に基づいて、移管元と移管先とを決定してもよい。
CM配信サーバ101a−1は、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数が、移管先候補のCM蓄積サーバ102における残り配信本数よりも多く、かつ、その差がしきい値以上のとき、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数のうちの少なくとも一部を、他のCM蓄積サーバ102に移管すると決定する。CM配信サーバ101a−1は、移管元のCM蓄積サーバ102−1に移管本数を通知し、CM制御情報301(図5)におけるCM識別子001の配信予定本数を、他のCM蓄積サーバ102への移管本数分だけ減少させる。また、CM配信サーバ101a−1は、移管先のCM蓄積サーバ102−2に移管本数を通知し、CM制御情報301におけるCM識別子001の配信予定本数を、移管本数分だけ増加させる。
CM配信サーバ101a−1は、移管先のCM蓄積サーバ102−2が移管対象のCMコンテンツを未蓄積のときは、移管対象のCMコンテンツを、移管先のCM蓄積サーバ102−2に配信する。CM配信サーバ101a−1は、移管対象のCMコンテンツを保持していないときは、移管元のCM蓄積サーバ102−1から当該CMコンテンツを取得した上で、移管先のCM蓄積サーバ102−2にCMコンテンツを配信する。或いは、CM蓄積サーバ101a−1は、移管元のCM蓄積サーバ102−1に対し、移管対象のCMコンテンツを移管先のCM蓄積サーバ102−2に送信するように指示してもよい。
なお、上記では、CM配信サーバ101a−1がCM移管手段105を有することとしたが、CM配信サーバ101a−1だけでなく、他のCM配信サーバがCM移管手段105を有していてもよい。その場合、複数のCM配信サーバにより、CM移管処理を実現してもよい。或いは、CMコンテンツやCMグループ情報ごとに、移管処理を担当するCM配信サーバを切り替えて使用してもよい。
CM移管手段105は、一部機能がCM配信サーバ101の機能として実現され、残りの機能がCM蓄積サーバ102の機能として実現されていてもよい。その場合のCM移管処理の様子を、図16に示す。CM配信サーバ101及び各CM蓄積サーバ102は、CM移管手段105の機能の一部を有している。
CM配信サーバ101−1は、CM蓄積サーバ102−1〜102−3から、CM識別子001のCMコンテンツの残り配信本数を収集する。この動作は、CM配信サーバ101a−1(図15)が有するCM移管手段105の動作と同様である。残り配信本数の取得タイミングは任意でよく、CM配信サーバ101が自発的に行ってもよく、或いは、CM蓄積サーバ102又は再生端末103からの指示で行ってもよい。CM配信サーバ101は、移管元のCM蓄積サーバ102を先に決めた上で残り配信本数を取得してもよく、或いは、取得した残り配信本数に基づいて、移管元と移管先とを決定してもよい。
CM配信サーバ101−1は、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数が、移管先候補のCM蓄積サーバ102における配信本数よりも多く、かつ、その差がしきい値以上のとき、移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数のうちの少なくとも一部を、他のCM蓄積サーバ102に移管すると決定する。CM配信サーバ101−1は、移管元のCM蓄積サーバ102−1に、移管先のCM蓄積サーバを特定する情報、移管対象のCMコンテンツのCM識別子、移管本数を通知する。
移管元のCM蓄積サーバ102−1は、CM制御情報301(図5)におけるCM識別子001の配信予定本数を、他のCM蓄積サーバ102への移管本数分だけ減少させる。また、CM蓄積サーバ102−1は、移管先のCM蓄積サーバ102−2に、CM識別子及び移管本数を通知する。移管先のCM蓄積サーバ102−2は、CM制御情報301における該当するCM識別子の配信予定本数を、CM移管本数分だけ増加させる。これらCM蓄積サーバ102の動作は、CM蓄積サーバ102a(図12)が有するCM移管手段105の動作と同様である。
CM移管処理は、稼動していたCM蓄積サーバ102が終了する際、CM蓄積サーバ102が新たに追加された際、又は、CM配信サーバ101にて配信するCMコンテンツの切替えが行われた際に行う。CM移管手段105は、稼動していたCM蓄積サーバ102が終了する際に、移管元のCM蓄積サーバを終了するCM蓄積サーバ102とし、移管対象のCMコンテンツを、その終了するCM蓄積サーバ102が蓄積するCMコンテンツとして、移管処理を行う。CM移管手段105は、稼働中の他のCM蓄積サーバ102から、各CMコンテンツの残り配信本数を取得する。
CM移管手段105は、残り配信本数に基づいて、終了するCM蓄積サーバ102が蓄積するCMコンテンツの配信を、稼働中の他のCM蓄積サーバ102に移管する。CM移管手段105は、残り配信本数が最も少ないCM蓄積サーバ102を、移管先のCM蓄積サーバとする。或いは、CM移管手段105は、複数のCM蓄積サーバ102を移管先のCM蓄積サーバとし、終了するCM蓄積サーバ102における残り配信本数を、移管先のCM蓄積サーバ102における残り配信本数に応じて分配してもよい。CM移管手段105が、終了するCM蓄積サーバ102が蓄積するCMコンテンツの配信を、稼働中の他のCM蓄積サーバに移管することで、CMコンテンツの配信を行うサーバが、終了するCM蓄積サーバ102から、移管先の他のCM蓄積サーバ102に切り替えられる。
CM移管手段105は、CM蓄積サーバ102が新たに追加された際に、移管元のCM蓄積サーバを稼働中のCM蓄積サーバのうちの少なくとも1つとして、移管処理を行う。CM移管手段105は、新たなCM蓄積サーバ102が追加されると、CM蓄積サーバ102から、残り配信本数を取得する。このとき、新たに追加されたCM蓄積サーバ102は、まだCMコンテンツを蓄積していないので、配信予定本数及び視聴本数は0本である。従って、CM移管手段105は、新たに追加されたCM蓄積サーバ102からは、残り配信本数=0本を取得する。
CM移管手段105は、残り配信本数の差がしきい値以上のCMコンテンツがあれば、そのCMコンテンツの残り配信本数の少なくとも一部を、新たに追加されたCM蓄積サーバ102に移管する。移管先のCM蓄積サーバ102は、新たに追加されたCM蓄積サーバ102のみには限られず、残り配信本数が少ない他のCM蓄積サーバを含んでいてもよい。CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102における配信予定本数を、移管本数分だけ減少させ、移管先の新たに追加されたCM蓄積サーバ102における配信予定本数を、移管本数分だけ増加させる。また、新たに追加されたCM蓄積サーバ102に、移管対象のCMコンテンツを送信する。このようにすることで、新たに追加されたCM蓄積サーバ102から、再生端末103に対するCMコンテンツ配信が行われる。
CM移管手段105は、配信中のCMコンテンツの切替えが行われた後に、CM移管処理を行う。契約期間の終了や、予定していた配信本数分の配信終了などにより、CMコンテンツの切替えが行われると、CM配信サーバ101及びCM蓄積サーバ102から、切替え前の古いCMコンテンツが削除される。また、それに伴って、CM管理情報201(図3)及びCM制御情報301(図5)から、切替え前の古いCMコンテンツの情報が削除される。CMコンテンツの削除に伴い、CM蓄積サーバ102が蓄積するCMコンテンツに偏りが生じることが考えられる。そこで、CM蓄積サーバ102におけるCMコンテンツの均等化を目的として、CM移管処理を行う。
CM移管手段105は、CMコンテンツ切替え時のCM移管処理では、各CM蓄積サーバ102から、例えばCMグループ情報ごとに集計した残り配信本数、又は、CM蓄積サーバ102の全CMコンテンツの残り配信本数の総和を取得する。CM移管手段105は、残り配信本数の差がしきい値以上のとき、移管元のCM蓄積サーバ102から、移管先のCM蓄積サーバ102に、CMコンテンツ配信を移管する。このようにすることで、CM切替え後のCMコンテンツ配信のアンバランスを解消できる。
本実施形態では、CM移管手段105は、移管元のCM蓄積サーバ102のCM制御情報を参照して移管元のCM蓄積サーバ102における残り配信本数を求めると共に、移管先候補のCM蓄積サーバ102のCM制御情報を参照して移管先候補のCM蓄積サーバ102における残り配信本数を求める。CM移管手段105は、残り配信本数に基づいて、移管元のCM蓄積サーバにおける残り配信本数のうちの少なくとも一部を、移管先候補のコンテンツ蓄積サーバのうちの少なくとも1台に移管する。
CM移管手段105が、残り配信本数に基づいて、残り配信本数が多いCM蓄積サーバ102から、残り配信本数が少ないCM蓄積サーバ102にCMコンテンツ配信を移管することで、各CM蓄積サーバ102における残り配信本数の差を減少させることができる。また、残り配信本数が少ないCM蓄積サーバ102は、再生端末103に対してより多くのCMコンテンツ配信を行っているCM蓄積サーバと考えられるので、そのようなCM蓄積サーバ102から再生端末103に対してCMコンテンツ配信を行う本数を増やすことで、効率的なCMコンテンツ配信を実現できる。
なお、上記各実施形態では、CM蓄積サーバ102と再生端末103とを別個に設けたが、再生端末103がCM蓄積サーバ102を兼ねる構成も可能である。この場合の構成を、図17に示す。各CM蓄積サーバ兼再生端末401は、CM配信サーバ101から配信されたCMコンテンツを蓄積すると共に、再生する。CM蓄積サーバ兼再生端末401は、再生すべきCMコンテンツを自装置が有するときは、自装置が蓄積するCMコンテンツを再生する。CM蓄積サーバ兼再生端末401は、再生すべきCMコンテンツが自装置にないときは、処理遅延が少ないCM蓄積サーバ兼再生端末401からCMコンテンツを取得し、再生する。その際、CM蓄積サーバ兼再生端末401は、再生したCMコンテンツを蓄積しておき、他のCM蓄積サーバ兼再生端末401からのCMコンテンツ取得要求に応答して、要求元のCM蓄積サーバ兼再生端末401に対して、CMコンテンツ配信を行ってもよい。
上記各実施形態では、CM蓄積サーバ(コンテンツ蓄積サーバ)が蓄積するコンテンツをCMコンテンツとして説明したが、蓄積するコンテンツはCMコンテンツには限定されない。コンテンツ蓄積サーバは、コンテンツ配信の予定量が決まっている他のコンテンツを蓄積し、再生端末103に配信してもよい。例えば、図1にて、コンテンツ配信サーバ104と再生端末103との間に、コンテンツ配信サーバ104が配信するコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積サーバを設け、再生端末103に対し、コンテンツ蓄積サーバからコンテンツ配信を行う構成も可能である。その場合、コンテンツ配信サーバ104が再生端末103で再生させる予定の総配信本数を、配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分することで、予定された本数分だけ、再生端末103でコンテンツ再生を行わせることができる。
要約すると、本発明は以下の態様を採用することが出来る。
本発明のコンテンツ配信システムは、その最小構成として、第1コンテンツ配信サーバと、1又は複数のコンテンツ蓄積サーバとを備え、前記第1コンテンツ配信サーバは、配信対象の第1のコンテンツが、システムに接続された再生端末で再生されるべき総配信量の情報を含むコンテンツ管理情報を管理情報記憶部に記録するコンテンツ登録手段と、前記第1のコンテンツを、再生端末に対して前記第1のコンテンツの配信を行う少なくとも1つのコンテンツ蓄積サーバに配信し、該配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量を通知するコンテンツ配信手段とを備え、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記第1コンテンツ配信サーバから、前記第1のコンテンツと前記配信予定量の情報とを受け取ると、前記第1のコンテンツをコンテンツ蓄積部に記録し、前記配信予定量の情報と、再生端末における第1のコンテンツの再生量を表す再生量情報とをコンテンツ制御情報として制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、前記再生端末における前記第1のコンテンツの再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に対して前記第1のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段とを備える。
また、本発明のコンテンツ配信サーバは、その最小構成として、配信対象のコンテンツが再生端末で再生されるべき総配信量の情報を含むコンテンツ管理情報を管理情報記憶部に記録するコンテンツ登録手段と、前記コンテンツを、再生端末に対してコンテンツ配信を行う少なくとも1つのコンテンツ蓄積サーバに配信し、該配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量を通知するコンテンツ配信手段と、を備える。
本発明のコンテンツ蓄積サーバは、その最小構成として、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生されるべき総配信量を配信先のコンテンツ配信サーバに配分した配信予定量の情報とを受信し、コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量の情報を制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、コンテンツを受信した再生端末がコンテンツを再生した再生量の情報を、前記配信予定量の情報と共に、コンテンツ制御情報として前記制御情報記憶部に記録する再生量記録手段と、前記再生端末における再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、を備える。
本発明のコンテンツ配信方法は、その最小構成として、コンピュータを用いて、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信方法であって、前記コンピュータが、配信対象のコンテンツをコンテンツ記憶部に登録すると共に、前記コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、総配信量情報を含むコンテンツ管理情報を記憶する管理情報記憶部に記録するステップと、前記コンピュータが、前記コンテンツを、再生端末に対してコンテンツ配信を行うコンテンツ蓄積サーバに対して配信すると共に、配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量情報を配信先のコンテンツ蓄積サーバで配分した配信予定量情報を通知するステップとを有する。
本発明のコンテンツ配信方法は、その最小構成として、コンピュータを用いて、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信方法であって、前記コンピュータが、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、配信先のコンテンツ配信サーバで配分した配信予定量情報とを受け取るステップと、前記コンピュータが、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録するステップと、前記コンピュータが、自装置から再生端末に配信する第1のコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録するステップと、前記コンピュータが、前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するステップとを有する。
本発明のプログラムは、コンピュータ読み込み可能な記録媒体に格納されたコンピュータ読み込み可能なプログラムであって、その最小構成として、コンピュータに、配信対象のコンテンツをコンテンツ記憶部に登録すると共に、前記コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、総配信量情報を含むコンテンツ管理情報を記憶する管理情報記憶部に記録する処理と、前記コンテンツを、再生端末に対してコンテンツ配信を行うコンテンツ蓄積サーバに対して配信すると共に、配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量情報を配信先のコンテンツ蓄積サーバで配分した配信予定量情報を通知する処理とを実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータ読み込み可能な記録媒体に格納されたコンピュータ読み込み可能なプログラムであって、その最小構成として、コンピュータに、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、配信先のコンテンツ配信サーバで配分した配信予定量情報とを受け取る処理と、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録する処理と、再生端末に配信する第1のコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録する処理と、前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信する処理とを実行させる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記少なくとも1つのコンテンツ蓄積サーバが、移管元のコンテンツ蓄積サーバ及び少なくとも1つの移管先候補のコンテンツ蓄積サーバを含み、移管元のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、移管先候補のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照して移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記残り配信量に基づいて、移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量の少なくとも一部を、移管先候補のコンテンツ蓄積サーバに移管するコンテンツ移管手段を更に備える構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記コンテンツ移管手段は、コンテンツ蓄積サーバが稼働を終了する際、コンテンツ蓄積サーバが新たに追加された際、又は、前記第1コンテンツ配信サーバにて第1のコンテンツの切替えが行われた際に、前記移管処理を行う構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記コンテンツ移管手段は、移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量と移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量とを比較し、移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量が移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量よりも多く、かつ、差が所定のしきい値以上のとき、移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量の少なくとも一部を、移管先候補のコンテンツ蓄積サーバうちの少なくとも1台に移管する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記コンテンツ移管手段は、移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける配信予定量を移管先候補のコンテンツ蓄積サーバに移管する量だけ減じると共に、移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける配信予定量を、当該コンテンツ蓄積サーバに移管する量だけ増加させる構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記コンテンツ制御情報がコンテンツグループ情報を更に含み、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記再生端末からコンテンツグループ情報を受信し、該受信したコンテンツグループ情報に該当する第1のコンテンツを、前記再生端末に配信する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記再生端末から受信したコンテンツグループ情報に該当する第1のコンテンツが複数あるとき、該複数の第1のコンテンツの前記配信予定量と再生量との差を相互に比較し、該配信予定量と再生量との差に基づいて、前記再生端末に配信する第1のコンテンツを決定する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、再生端末に第2のコンテンツを配信する第2コンテンツ配信サーバを更に備え、該第2コンテンツ配信サーバは、前記第2のコンテンツの再生に付随して再生すべき第1のコンテンツのグループを指定するコンテンツグループ情報を前記再生端末に送信し、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記第2コンテンツ配信サーバが送信したコンテンツグループ情報を、前記再生端末から受信する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記再生端末は、前記第1のコンテンツの配信を受ける候補のコンテンツ蓄積手段の中から、コンテンツ蓄積サーバにおけるセッション可能数、及び、再生端末とコンテンツ蓄積サーバとの間の通信遅延の少なくとも一方に基づいて、第1のコンテンツの配信元になるコンテンツ蓄積サーバを選択する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記再生端末は、再生端末の位置管理情報、再生端末から所定の信号を送信した際のコンテンツ蓄積サーバの応答時間、及び、再生端末とコンテンツ蓄積サーバとの間のネットワークのホップ数の少なくとも1つに基づいて、再生端末とコンテンツ蓄積サーバとの間の通信遅延を推量し、該推量結果に基づいて、第1のコンテンツの配信元になるコンテンツ蓄積サーバを選択する構成が採用できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、前記再生端末が、前記コンテンツ蓄積サーバを兼ねる、構成が採用できる。
本発明を特別に示し且つ例示的な実施形態を参照して説明したが、本発明は、その実施形態及びその変形に限定されるものではない。当業者に明らかなように、本発明は、添付の請求の範囲に規定される本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変更が可能である。
本出願は、2008年8月25日出願に係る日本特許出願2008−214817号を基礎とし且つその優先権を主張するものであり、引用によってその開示の内容の全てを本出願の明細書中に加入する。

Claims (8)

  1. ンテンツ配信サーバと、1又は複数のコンテンツ蓄積サーバとを備え、
    記コンテンツ配信サーバは、配信対象のコンテンツが、システムに接続された再生端末で再生されるべき総配信量の情報を含むコンテンツ管理情報を管理情報記憶部に記録するコンテンツ登録手段と、前記コンテンツを、再生端末に対して前記コンテンツの配信を行う少なくとも1つのコンテンツ蓄積サーバに配信し、該配信先のコンテンツ蓄積サーバに、前記総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量を通知するコンテンツ配信手段とを備え、
    前記コンテンツ蓄積サーバは、前記コンテンツ配信サーバから、前記コンテンツと前記配信予定量の情報とを受け取ると、前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記録し、前記配信予定量の情報と、再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報とをコンテンツ制御情報として制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、前記再生端末における前記コンテンツの再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に対して前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段とを備え
    前記コンテンツ蓄積サーバが、移管元のコンテンツ蓄積サーバ及び少なくとも1つの移管先候補のコンテンツ蓄積サーバを含み、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記残り配信量に基づいて、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバに移管するコンテンツ移管手段を更に備える、コンテンツ配信システム。
  2. 前記コンテンツ移管手段は、前記コンテンツ蓄積サーバが稼働を終了する際、コンテンツ蓄積サーバが新たに追加された際、又は、前記コンテンツ配信サーバにてコンテンツの切替えが行われた際に、前記移管処理を行う、請求項に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記コンテンツ移管手段は、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量と前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量とを比較し、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量が前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量よりも多く、かつ、差が所定のしきい値以上のとき、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバうちの少なくとも1台に移管する、請求項又はに記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記コンテンツ移管手段は、前記移管元のコンテンツ蓄積サーバにおける配信予定量を前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバに移管する量だけ減じると共に、前記移管先候補のコンテンツ蓄積サーバにおける配信予定量を、当該コンテンツ蓄積サーバに移管する量だけ増加させる、請求項乃至の何れか一に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記コンテンツ制御情報がコンテンツグループ情報を更に含み、前記コンテンツ蓄積サーバは、前記再生端末からコンテンツグループ情報を受信し、該受信したコンテンツグループ情報に該当するコンテンツを、前記再生端末に配信する、請求項1乃至の何れか一に記載のコンテンツ配信システム。
  6. コンテンツ蓄積サーバであって、
    自装置である前記コンテンツ蓄積サーバと他のコンテンツ蓄積サーバとを含む配信先のコンテンツ蓄積サーバにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生されるべき総配信量を配信先のコンテンツ蓄積サーバに配分した配信予定量の情報とを受信し、コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量の情報を制御情報記憶部に記録するコンテンツ蓄積手段と、
    コンテンツを受信した再生端末がコンテンツを再生した再生量の情報を、前記配信予定量の情報と共に、コンテンツ制御情報として前記制御情報記憶部に記録する再生量記録手段と、
    前記再生端末における再生量が、前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
    前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記自装置の残り配信量を求め、移管先候補の前記他のコンテンツ蓄積サーバのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補の他のコンテンツ蓄積サーバにおける残り配信量を求め、前記自装置の残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補の他のコンテンツ蓄積サーバに移管するコンテンツ移管手段と、を備えるコンテンツ蓄積サーバ。
  7. コンピュータを用いて、コンテンツ配信を行うコンテンツ配信方法であって、
    移管元のコンピュータ及び少なくとも1つの移管先候補のコンピュータを含む配信先のコンピュータにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、配信先のコンピュータで配分した配信予定量情報とを受け取るステップと、
    前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録するステップと、
    前記配信先のコンピュータから再生端末に配信するコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録するステップと、
    前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信するステップと、
    前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記移管元のコンピュータの残り配信量を求め、前記移管先候補のコンピュータのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補のコンピュータにおける残り配信量を求め、前記移管元のコンピュータの残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補のコンピュータに移管するステップと、
    を有するコンテンツ配信方法。
  8. コンピュータに、
    自装置である前記コンピュータと他のコンピュータとを含む配信先のコンピュータにコンテンツ配信を行うコンテンツ配信サーバから、コンテンツと、コンテンツが再生端末で再生される量を表す総配信量情報を、該配信先のコンピュータで配分した配信予定量情報とを受け取る処理と、
    前記コンテンツをコンテンツ蓄積部に記憶すると共に、前記配信予定量情報を、配信予定量情報及び再生端末におけるコンテンツの再生量を表す再生量情報を含むコンテンツ制御情報を記憶する制御情報記憶部に記録する処理と、
    前記自装置から再生端末に配信するコンテンツについて、前記再生端末における再生量を前記制御情報記憶部に記録する処理と、
    前記再生量が、少なくとも前記配信予定量情報で表される再生量になるまで、前記再生端末に前記コンテンツを送信する処理と、
    前記コンテンツ制御情報を参照し、前記配信予定量情報と前記再生量情報とから前記自装置の残り配信量を求め、移管先候補の前記他のコンピュータのコンテンツ制御情報を参照して前記移管先候補の他のコンピュータにおける残り配信量を求め、前記自装置の残り配信量に基づいて、残り配信量の少なくとも一部を、前記移管先候補の他のコンピュータに移管する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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