JP2011150382A - コンテンツ配信システムと方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツの配信に伴う、ネットワークの輻輳と品質劣化を回避する。
【解決手段】ユーザ端末13は管理サーバ51に、最近傍となるキャッシュサーバ41を問い合わせ(S501)、管理サーバ51は、キャッシュサーバ41を特定してユーザ端末13に通知し(S502)、ユーザ端末13は、キャッシュサーバ41にコンテンツの配信を要求し(S503)、キャッシュサーバ41は、当該コンテンツを保持しているか否か確認し、保持していれば当該コンテンツをユーザ端末13に返送し(S504)、なければオリジナルサーバ31に、ユーザ端末13からのコンテンツ配信要求を転送し(S505)、オリジナルサーバ31は、IPマルチキャストで当該コンテンツをキャッシュサーバ41とユーザ端末13に配信し(S506)、キャッシュサーバ41は、配信されてきた当該コンテンツをユーザ端末13に転送すると共に記憶装置に保持(キャッシュ)する。
【選択図】図5

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)ネットワークを用いてVoD(Video on Demand)のようなコンテンツ配信を行う際に、IPネットワークの利用効率およびユーザの通信品質を向上させるのに好適な技術に関するものである。
IPネットワークを代表するインターネットは、多様なアプリケーションの収容を可能とすべく発展・普及してきており、その一方で、QoS(Quality of Service)に対する要求も高まってきている。
例えば、動画をIPネットワーク上で配信するサービスも展開されている。動画配信としては大きく2種類に分類される。一つは、決められた時間に決められたプログラムやライブ中継を配信する形態、もう一つは、ユーザからの要求に即時に応じて動画を配信するVoDの形態である。
前者については、同時に同じコンテンツを配信するためにIPマルチキャスト配信を用いることで、同じコンテンツを重複して同一リンク上に配信しなくて済む。
後者のVoDについては、コンテンツ配信要求のタイミングがユーザ毎にばらばらであるため、通常、IPユニキャスト通信で配信される。
しかしながら、非特許文献1に記載のように、VoDコンテンツには人気度に偏りがあり、このようにコンテンツに人気度に偏りがあると、人気度の高いコンテンツは何度もオリジナルサーバから配信されてしまい、IPリンクが非効率に使われてしまうという問題点があった。
また、そのような冗長なトラヒック転送のためにネットワークが輻輳してしまうと、ユーザがコンテンツを受信するのに時間を要してしまい、品質が劣化する可能性がある。
H. Yu et al., "Understanding User Behavior in Large-Scale Video-on-Demand Systems," ACM EuroSys 06.[平成22年1月8日検索]、インターネット<URL:http://www.cs.kuleuven.ac.be/conference/EuroSys2006/papers/p333-yu.pdf>.
解決しようとする問題点は、従来の技術では、人気度の高いコンテンツが何度もオリジナルサーバから配信されてしまい、IPリンクが非効率に使われてしまう点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、人気の高いコンテンツの配信に伴う、IPネットワークの輻輳と品質の劣化の両方を回避することである。
上記目的を達成するため、本発明では、VoDのようなコンテンツ配信においても、IPマルチキャストやオーバーレイネットワーク技術を用いて、IPネットワーク上の地理的に分散された場所に設置したキャッシュサーバに、要求の多いコンテンツを予め配信しておき、キャッシュサーバに配信済みのコンテンツに対する要求には、当該キャッシュサーバから配信する。
本発明によれば、IPネットワークにおける利用効率とユーザ品質の両者を向上させることが可能となる。
本発明に係るコンテンツ配信システムを設けたネットワーク構成例を示すブロック図である。 本発明に係るコンテンツ配信システムで用いるオーバーレイネットワークの構成例を示すブロック図である。 図1におけるオリジナルサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係るコンテンツ配信システムの処理動作例を示すシーケンス図である。
以下、図を用いて本発明を実施するための形態例を説明する。図1において、1〜4はIPルータ、10はオリジナルサーバ装置(図中および以降「オリジナルサーバ」と記載)、11,12はキャッシュサーバ装置(図中および以降「キャッシュサーバ」と記載)、13a〜13dはユーザ端末装置(図中および以降「ユーザ端末」と記載)、14〜16はリンクである。ユーザ端末13a〜13dは最も近いキャッシュサーバ11,12にアクセスするものとする。
図1におけるオリジナルサーバ10とキャッシュサーバ11,12およびユーザ端末13a〜13dのそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、各処理部の機能を実行する。
例えば、オリジナルサーバ10は、図3においてオリジナルサーバ31として示すように、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、コンテンツ配信部31aとコンテンツ管理部31bを有し、キャッシュサーバ11,12は、図4においてキャッシュサーバ41として示すように、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、配信要求送受信部41aとコンテンツ配信部41b、コンテンツリスト保持部41c、コンテンツキャッシュ部41dを有している。
図3に示す構成のオリジナルサーバ31は、コンテンツ管理部31bにおいて、本例のコンテンツ配信システムで提供するコンテンツを全て保持・管理している。
例えば、ネットワーク上に存在するいずれかのキャッシュサーバから、コンテンツ名がXのコンテンツ配信要求があれば、コンテンツ管理部31bからコンテンツXを取り出し、コンテンツ配信部31aに渡す。コンテンツ配信部31aは、該当するコンテンツXをIPマルチキャストにて配信する。尚、ネットワーク上の各キャッシュサーバは当該IPマルチキャスト配信にjoinさせておく。
図4に示す構成のキャッシュサーバ41は、ユーザ端末からコンテンツXの配信要求を配信要求送受信部41aにおいて受信すると、コンテンツリスト保持部41cに問い合わせ、コンテンツXを保持しているか否かを確認する。
もし保持していれば、コンテンツキャッシュ部41dに対して、コンテンツ配信部41bへコンテンツXを送信するように指示する。コンテンツキャッシュ部41dはコンテンツXを読み出し、コンテンツ配信部41bへ転送する。コンテンツ配信部41bは、要求元のユーザ端末へコンテンツXを配信する。
もしコンテンツ保持リスト部41cにおいてコンテンツXを保持していないことを確認した場合、その旨を配信要求送受信部41aに通知する。配信要求送受信部41aはオリジナルサーバへコンテンツXの配信を要求する。
要求に応じてオリジナルサーバからコンテンツXが配信されると、コンテンツ配信部41bにおいて受信し、同時に、ユーザ端末へ当該コンテンツXを配信する。また、受信したコンテンツXをコンテンツキャッシュ部41dにおいて記憶装置に保持(キャッシュ)する。
尚、コンテンツキャッシュ部41dでは、キャッシュ内に存在するコンテンツk各々について、最後にコンテンツリクエストがあった時刻T_kを管理しておく。
そして、オリジナルサーバからIPマルチキャスト配信によって配信されてきたコンテンツXが、当該キャッシュサーバにキャッシュされていない場合、そのコンテンツXをキャッシュしようとするが、既にキャッシュされているコンテンツ数あるいはコンテンツサイズの総数に、コンテンツXの分を加算した値がキャッシュ容量を超える場合には、T_kが最も古いコンテンツkを削除してコンテンツXをキャッシュする。
このようにキャッシュされているコンテンツについて入れ替えがあった場合は、その旨をコンテンツリスト保持部41cへ通知する。
以下、図1の構成を例に用いて、このような構成による本例のコンテンツ配信システムの<第1の実施例>について説明する。
図1におけるコンテンツ配信システムでは、IPネットワークを介してユーザ端末13a〜13dから配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ10もしくは要求元のユーザ端末13a〜13dに最近傍となるキャッシュサーバ11,12から配信するために、オリジナルサーバ10は、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、要求元のユーザ端末13a〜13dおよび各キャッシュサーバ11,12に対して、IPマルチキャストで配信する。
各キャッシュサーバ11,12は、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、保持していれば当該コンテンツを要求元のユーザ端末装置13a〜13dにIPユニキャストで配信するが、保持していなければ、オリジナルサーバ10に、ユーザ端末装置13a〜13dからの当該コンテンツの要求を転送し、オリジナルサーバ装置からIPマルチキャスト配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する。
例えば、IPルータ3の配下のユーザ端末13aから、初めてコンテンツXのリクエストがあったとする。そのとき、コンテンツXをオリジナルサーバ10からIPマルチキャストで、キャッシュサーバA11,B12に配信し、ユーザ端末13aへも配信する。
次に、IPルータ3の配下の別のユーザ13bからもコンテンツXの要求があったら、キャッシュサーバA11から配信する。次に、IPルータ4の配下のユーザ端末13c,13dからコンテンツXの要求があったら、各ユーザ端末13c,13dに対してキャッシュサーバB12からコンテンツXを配信する。
この時点で、本例のコンテンツ配信技術においては、コンテンツXは、リンク14,15,16各々を1回ずつ通過するだけで済むのに対し、IPユニキャストを用いる場合だと、コンテンツXが、リンク14を4回、リンク15を2回、リンク16を2回通過することになる。本例のコンテンツ配信技術によれば、このような冗長な転送を削減できる。
さらに、この後、他のユーザ端末からコンテンツXの要求があれば、その分だけユニキャストより効率的になる。また、トラヒックが減らせるため、ユニキャストでは輻輳が発生するような場合でも輻輳を回避できて、ユーザの品質も向上する。
さらに、近くのキャッシュからコンテンツをユーザは受信するため、そもそもの伝播遅延も短くできる。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第2の実施例>について説明する。
図1におけるコンテンツ配信システムにおいて、IPネットワークを介してユーザ端末13a〜13dから配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ10もしくは要求元のユーザ端末13a〜13dに最近傍となるキャッシュサーバ11,12から配信するために、オリジナルサーバ10は、例えばユーザ端末13aからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、要求元のユーザ端末13a宛に、IPユニキャストで配信する。
このコンテンツのIPユニキャスト配信経路上のルータ1,2,3で、キャッシュサーバ11と直接接続されたルータ3は、ユーザ端末13a,13bからのコンテンツの要求を受信すると、直接接続されたキャッシュサーバ11が当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、保持していれば当該コンテンツを直接接続されたキャッシュサーバ11から要求元のユーザ端末13a,13bにIPユニキャストで配信、保持していなければオリジナルサーバ10に、ユーザ端末13a,13bからの当該コンテンツの要求を転送すると共に、転送した要求に応じてオリジナルサーバ10から配信されてきたコンテンツを、直接接続されたキャッシュサーバ11に転送して保持させる。
また、コンテンツのIPユニキャスト配信経路上のIPルータ1,2,3で、キャッシュ機能を有するルータは、ユーザ端末13a,13bからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、保持していれば当該コンテンツを要求元のユーザ端末13a,13bにIPユニキャストで配信し、保持していなければオリジナルサーバ10に、ユーザ端末13a,13bからの当該コンテンツの要求を転送すると共に、転送した要求に応じてオリジナルサーバ10から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する。
このように、第2の実施例においては、第1の実施例のように、マルチキャスト配信でキャッシュサーバへコンテンツを配信する代わりに、ユーザからコンテンツXのリクエストが発生すると、当該ユーザに最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがあるかどうか確認し、ない場合には、オリジナルサーバからコンテンツXを受信する。
その際、IPユニキャスト配信を用いてユーザに転送するが、同時に、その配信経路上のルータのうち、キャッシュサーバと直接つながるルータ、あるいはキャッシュ機能を持つルータが存在する場合、該キャッシュサーバあるいはキャッシュサーバ兼ルータにコンテンツXをキャッシュしておく。
次に、別のユーザからコンテンツXの配信要求があった場合、該ユーザの最近傍のキャッシュサーバからコンテンツXをIPユニキャストで配信する。
この処理は、いくつかのIPルータにおいて、パケットを解析してキャッシュすべきコンテンツを構成するパケットかどうか判断する機能、およびキャッシュする機能またはキャッシュサーバへ該当するパケットを転送する機能、を具備させることで実現可能である。これは、全てのIPルータが置き換わる必要はなく、部分的な配置でよい.
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第3の実施例>について説明する。
本第3の実施例は、コンテンツの配信に、例えば、第1の公知文献(「L.Zhi and P.Mohapatra, "QRON:QoS-aware routing in overlay net-works," IEEE J.Select.Areas Commun., vol.22, pp.29-40, January 2004.<http://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?tp=&arnumber=1258113&isnumber=28139>や第2の公知文献(「WIDEプロジェクト,"オーバーレイネットワークによる統合分散環境" WIDEプロジェクト研究報告書,第17部,2002. <http://203.178.136.57/project/document/reports/pdf2002/part17.pdf>」)に記載のオーバーレイネットワークを用いるものである。
オーバーレイネットワークとは、既存のリンクを用いて、その上位層に目的に応じて論理的(仮想的)なリンクを形成し、構成するネットワークであり、図2を用いて、このようなオーバーレイネットワークによるQoS管理の基本的な概念を説明する。
図2において、21a〜21cはオーバーレイネットワーク(図中「Overlay−NW」と記載)22を構成するオーバーレイノードであり、23a〜23eはIPネットワーク(図中「IP−NW」と記載)24を構成するIPルータである。
xからyに向けて、破線矢印で表わされる経路にトラヒックが流れているとする。また、この経路上には輻輳25しているIPルータが存在しており、その結果として、x、y間のQoSが低下しているとする。
このとき、オーバーレイノード21a,21b,21cで形成されるオーバーレイネットワーク22を用いて、実践矢印で表される経路(x→オーバーレイノード21a→オーバーレイノード21b→オーバーレイノード21c→y)にトラヒックを迂回させることができれば、上記の輻輳25を回避できる。
このようなオーバーレイネットワーク22を利用する第3の実施例では、図1におけるコンテンツ配信システム構成のネットワークにおいて、IPネットワークを介してユーザ端末13a〜13dから配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ10もしくは要求元のユーザ端末13a〜13dに最近傍となるキャッシュサーバ11,12から配信するために、オリジナルサーバ10は、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、要求元のユーザ端末13a〜13dおよび各キャッシュサーバ11,12に対して、オーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを経由して、IPユニキャストで配信する。
各キャッシュサーバ11,12は、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、保持していなければオリジナルサーバ10に、ユーザ端末13a〜13dからの当該コンテンツの要求を転送すると共に、転送した要求に応じてオリジナルサーバ10から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持し、また、保持していれば当該コンテンツを、図2に示すオーバーレイノード21a〜21cによって構築される論理網であるオーバーレイネットワーク22を経由して、要求元のユーザ端末13a〜13d宛にIPユニキャストで配信する。
また、オーバーレイノード21a〜21cとしてオーバーレイネットワーク22を構築するキャッシュサーバ11,12は、オーバーレイネットワーク経由で配信されるコンテンツを記憶装置に保持すると共に、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、保持していれば当該コンテンツを、オーバーレイネットワーク22経由で要求元のユーザ端末13a〜13dにIPユニキャストで配信し、保持していなければオリジナルサーバ10に、ユーザ端末13a〜13dからの当該コンテンツの要求を転送し、転送した要求に応じてオリジナルサーバ10から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する。
こうすることで、キャッシュサーバ11,12とユーザ端末13a〜13dの間のIP経路上で輻輳が発生していたとしても、輻輳を回避してコンテンツを配送できる。同時に、コンテンツを中継するオーバーレイノード21a〜21cにもキャッシュすることで、ネットワーク全体へのコンテンツXの分散を促進できる。
このように、本第3の実施例では、第1の実施例のように、マルチキャスト配信でキャッシュサーバへコンテンツを配信する代わりに、ユーザからコンテンツXのリクエストが発生したら、該ユーザに最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがあるかどうか確認し、ない場合には、オリジナルサーバからコンテンツXを受信する。
最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがある場合はキャッシュサーバからコンテンツXを受信する。その際、IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを利用して、該キャッシュサーバからユーザへコンテンツXを転送する。
具体的には、該キャッシュサーバからユーザへIPユニキャストで直接配信する代わりに、オーバーレイネットワークを構成するオーバーレイノードの中から一つまたは複数のオーバーレイノードを選択し、該オーバーレイノードを経由させてキャッシュサーバからユーザへコンテンツXを転送させる。
その際、配信経路上のオーバーレイノードのうち、キャッシュ機能を持つオーバーレイノードが存在する場合、該キャッシュサーバ兼オーバーレイノードにコンテンツXをキャッシュしておく。次に、別のユーザからコンテンツXの配信要求があった場合、キャッシュサーバの中から最近傍のものを選択して、コンテンツXをIPユニキャストで配信する。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第4の実施例>について説明する。
本題4の実施例は、キャッシュサーバから削除するコンテンツを最後の要求時刻に基づき決定するものであり、キャッシュサーバ11,12は、記憶装置に保持したコンテンツ各々について、要求される毎に、要求を受けた時刻である登録時刻を更新し、新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際には、登録時刻が最も古いコンテンツを削除する。
すなわち、各キャッシュサーバにおいては、キャッシュ内に存在するコンテンツk各々について、最後にコンテンツリクエストがあった時刻T_kを管理しておく。そして、配信されてきたコンテンツXが、当該キャッシュサーバにキャッシュされていない場合、そのコンテンツXをキャッシュしようとするが、既にキャッシュされているコンテンツ数あるいはコンテンツサイズの総数に、コンテンツXの分を加算した値がキャッシュ容量を超える場合には、T_kが最も古いコンテンツkを削除してコンテンツXをキャッシュする。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第5の実施例>について説明する。
本第5の実施例においては、第4の実施例のようにコンテンツリクエストが最後にあった時刻を管理する代わりに、コンテンツリクエストがあったかマルチキャストで配信されてきたかのいずれか新しい時刻を管理する。
すなわち、キャッシュサーバ11,12は、記憶装置に保持(キャッシュ)したコンテンツ各々について、要求を受ける毎にもしくは配信されてくる毎に、配信を受けた時刻である登録時刻を更新し、新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持(キャッシュ)する際、登録時刻が最も古いコンテンツを削除する。
あるキャッシュサーバAにおいて、コンテンツXをリクエストしていなくてもマルチキャストでコンテンツXが配信されてくるケースがある。これは、別のキャッシュサーバが要求したコンテンツが配信されてきたことを意味する。
第5の実施例では、このようなケースも、キャッシュ入れ替え時に用いる時刻情報として活用する。これは、もしコンテンツXをキャッシュサーバA自身が要求していなくても、キャッシュに残りやすくすることに相当し、将来にはキャッシュサーバAの配下のユーザからリクエストがある確率が高い場合に有効である。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第6の実施例>について説明する。
本第6の実施例においては、全キャッシュサーバ装置の登録時刻を一斉に更新するものであり、キャッシュサーバ11,12は、更新した登録時刻と当該コンテンツの識別情報を、他のキャッシュサーバに通知し、他のキャッシュサーバ装置から識別情報が通知されたコンテンツの登録時刻を、通知された登録時刻で更新する。
このように、本第6の実施例においては、第4の実施例のように、各キャッシュサーバが独立に、コンテンツをキャッシュする代わりに、いずれかのキャッシュサーバにおいてコンテンツXへのリクエストがあったら、そのコンテンツへのリクエストが最後にあった時刻を更新する処理を、そのキャッシュサーバだけでなく全てのキャッシュサーバにおいて実施する。
これは、全てのキャッシュサーバでのキャッシュを同期させることに相当し、このようにすることで、例えば、個々のキャッシュ状況を個別に管理することなく、システム全体のキャッシュ状況を把握することができる。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第7の実施例>について説明する。
本第7の実施例においては、第4の実施例のように、最後にコンテンツリクエストがあった時刻を用いてキャッシュの入れ替えを行う代わりに、過去のコンテンツアクセス頻度をカウントしておき、新たなコンテンツをキャッシュする場合には、過去のアクセス頻度が低いものを削除してから該当する新たなコンテンツをキャッシュするものである。
すなわち、キャッシュサーバ11,12は、記憶装置に保持した(キャッシュした)コンテンツ各々について、過去のアクセス頻度をカウントし、新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、過去のアクセス頻度の低いコンテンツを削除する。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第8の実施例>について説明する。
本第8の実施例においては、第1〜7の実施例のように、ユーザ端末からのリクエスト要求時に最近傍キャッシュサーバにアクセスしていた代わりに、どのキャッシュサーバにどのコンテンツがキャッシュされているかを把握している集中制御局(管理サーバ)が存在し、ユーザ端末からコンテンツXのリクエストがあると、集中制御局(管理サーバ)において、コンテンツXを保持するキャッシュサーバまたはオリジナルサーバの中から配信元サーバを選択する。
この選択基準としては、ユーザ端末との距離(IPネットワークでのホップ数)が最も近いサーバを選択する。その後、そこからコンテンツを配信する。その際、当該ユーザへの最近傍キャッシュサーバにコンテンツXをキャッシュさせ、ユーザにも配信する。
すなわち、全てのユーザ端末からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置において、オリジナルサーバ10および各キャッシュサーバ11,12が保持するコンテンツの識別情報を記憶し、ユーザ端末13a〜13dから要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ11,12とオリジナルサーバ10を特定し、特定したサーバ10〜12の中から、要求元のユーザ端末13a〜13dとのホップ数が最も少ないサーバ10〜12を選択し、選択したサーバ10〜12に、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツ配信要求を転送し、選択したサーバより要求元のユーザ端末13a〜13dとのホップ数が少ない当該コンテンツを保持していない最近傍キャッシュサーバがあれば、選択したサーバから最近傍キャッシュサーバに、要求元のユーザ端末13a〜13dに配信したコンテンツを配信させてキャッシュさせる。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第9の実施例>について説明する。
本第9の実施例においては、第8の実施例のように、コンテンツXを保持するキャッシュサーバまたはオリジナルサーバの中から配信元サーバを選択する際、IPネットワークでのホップ数の代わりに、サーバとユーザの間に存在するIPリンクの各リンク使用率の最大値が最小となるサーバ、あるいは、ユーザとサーバ間の品質(遅延時間やパケット損失率)を測定しておき、それが最小となるサーバを選択する。
すなわち、管理サーバ装置において、オリジナルサーバ10とキャッシュサーバ11,12毎に、各サーバ10〜12が保持するコンテンツの識別情報を記憶しておき、ユーザ端末13a〜13dから要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ11,12とオリジナルサーバ10を特定し、特定したサーバ10〜12の中から、要求元のユーザ端末13a〜13dとの通信効率、例えば、リンク使用率、遅延時間、パケット損失率が最も良いサーバを選択し、選択したサーバに、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツ配信要求を転送し、選択したサーバより要求元のユーザ端末13a〜13dへIPユニキャストでコンテンツを配信し、同時にその経路上にキャッシュ機能を有するルータがあれば、配信されているコンテンツをキャッシュさせる。
次に、本例のコンテンツ配信システムの<第10の実施例>について説明する。
本第10の実施例においては、第3の実施例におけるオーバーレイネットワークを利用する際に、例えば、IPリンクの各リンク使用率の最大値が最小となるオーバーレイノード、あるいは、品質(遅延時間やパケット損失率)を測定しておき、それが最小となるオーバーレイノードを選択することで、効率的なオーバーレイネットワークを選択する。
すなわち、全てのユーザ端末13a〜13dからのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバにおいて、オリジナルサーバ10とキャッシュサーバ11,12毎に、各サーバ10〜12が保持するコンテンツの識別情報を記憶しておき、ユーザ端末13a〜13dから要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ11,12とオリジナルサーバ10を特定し、特定したサーバ10〜12の中から、要求元のユーザ端末13a〜13dとの通信効率(リンク使用率、遅延時間やパケット損失率)が最も良いサーバを選択し、選択したサーバに、ユーザ端末13a〜13dからのコンテンツ配信要求を転送し、選択したサーバと要求元のユーザ端末間における通信効率が最も良くなるオーバーレイノードからなるオーバーレイネットワーク経由で、選択したサーバが当該コンテンツを配信するよう、選択したサーバに通知すると共に、オーバーレイネットワーク経由でコンテンツを配信している際に、その経路上に存在するオーバーレイノードとしてのキャッシュサーバ装置の中で,当該コンテンツを保持していないキャッシュサーバ装置があれば、配信されてきたコンテンツをキャッシュさせる。
次に、図5を用いて、本発明に係るコンテンツ配信処理動作について説明する。尚、本例では、管理サーバを用いるものとする。
図5に示すように、ユーザ端末13は管理サーバ51に、最近傍となるキャッシュサーバ41を問い合わせる(ステップS501)。管理サーバ51は、例えばユーザ端末13とのホップ数が最小となるキャッシュサーバ41を特定してユーザ端末13に通知する(ステップS502)。
通知を受けたユーザ端末13は、通知されたキャッシュサーバ41にアクセスして、コンテンツの配信を要求する(ステップS503)。要求を受けたキャッシュサーバ41は、当該コンテンツを保持(キャッシュ)しているか否か確認し、保持していれば当該コンテンツを読み出してユーザ端末13に返送し(ステップS504)、保持していなければ、オリジナルサーバ31に、ユーザ端末13からのコンテンツ配信要求を転送する(ステップS505)。
オリジナルサーバ31は、キャッシュサーバ41から転送されてきたユーザ端末13からのコンテンツ配信要求を受信すると、IPマルチキャストで当該コンテンツをキャッシュサーバ41およびユーザ端末13に配信し(ステップS506,S507)、キャッシュサーバ41においては、オリジナルサーバ31から配信されてきた当該コンテンツをユーザ端末13に転送すると共に記憶装置に保持(キャッシュ)する。
以上、図1〜図5を用いて説明したように、本例のコンテンツ配信システムでは、キャッシュサーバからの要求に応じてオリジナルサーバから、要求コンテンツをIPマルチキャスト配信する。
すなわち、IPネットワークに、コンテンツの保持するオリジナルサーバが接続されており、またM台のキャッシュサーバが接続されているとし、これらサーバによって構成されるコンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末からコンテンツXのリクエストが発生すると、このユーザに最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがあるかどうか確認し、ない場合には、オリジナルサーバからコンテンツXを受信する。その際、IPマルチキャスト配信を用いて、ユーザだけでなく、M台のキャッシュサーバにも同時に配信し、コンテンツXをキャッシュしておく。そして、次に、別のユーザからコンテンツXの配信要求があった場合、このユーザの最近傍のキャッシュサーバからコンテンツXをIPユニキャストで配信する。
また、ユーザ端末からの要求に応じてオリジナルサーバからユニキャストで配信する際、経路上の、キャッシュ制御機能を具備した任意のルータにおいて当該コンテンツをキャッシュする。すなわち、上述のように、オリジナルサーバからIPマルチキャスト配信でキャッシュサーバへコンテンツを配信する代わりに、ユーザからコンテンツXのリクエストが発生したならば、このユーザに最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがあるかどうか確認し、ない場合には、オリジナルサーバからコンテンツXを受信する。その際、IPユニキャスト配信を用いてユーザに転送するが、同時に、その配信経路上のルータのうち、キャッシュサーバと直接つながるルータ、あるいはキャッシュ機能を持つルータが存在する場合、このキャッシュサーバあるいはキャッシュサーバ兼ルータにコンテンツXをキャッシュしておく。そして、次に、別のユーザからコンテンツXの配信要求があった場合、このユーザの最近傍のキャッシュサーバからコンテンツXをIPユニキャストで配信する。
また、キャッシュする際にオーバーレイネットワークを利用する。すなわち、上述のように、マルチキャスト配信でキャッシュサーバへコンテンツを配信する代わりに、ユーザ端末からコンテンツXのリクエストが発生したら、このユーザに最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがあるかどうか確認し、ない場合には、オリジナルサーバからコンテンツXを受信する。最も近いキャッシュサーバにコンテンツXがある場合はキャッシュサーバからコンテンツXを受信する。その際、IPネットワークに接続するいくつかのオーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを利用して、このキャッシュサーバからユーザへコンテンツXを転送する。具体的には、このキャッシュサーバからユーザへIPユニキャストで直接配信する代わりに、オーバーレイネットワークを構成するオーバーレイノードの中から一つまたは複数のオーバーレイノードを選択し、このオーバーレイノードを経由させてキャッシュサーバからユーザへコンテンツXを転送させる。その際、配信経路上のオーバーレイノードのうち、キャッシュ機能を持つオーバーレイノードが存在する場合、このキャッシュサーバ兼オーバーレイノードにコンテンツXをキャッシュしておく。そして、次に、別のユーザからコンテンツXの配信要求があった場合、キャッシュサーバの中から最近傍のものを選択して、コンテンツXをIPユニキャストで配信する。
尚、キャッシュから削除するコンテンツの決定は以下のように行う。すなわち、各キャッシュサーバにおいては、キャッシュ内に存在するコンテンツk各々について、最後にコンテンツリクエストがあった時刻T_kを管理しておく。もし、マルチキャスト配信によって配信されてきたコンテンツXが、当該キャッシュサーバにキャッシュされていない場合、そのコンテンツXをキャッシュしようとするが、既にキャッシュされているコンテンツ数あるいはコンテンツサイズの総数に、コンテンツXの分を加算した値がキャッシュ容量を超える場合には、T_kが最も古いコンテンツkを削除してコンテンツXをキャッシュする。
あるいは、このようにコンテンツリクエストが最後にあった時刻を管理する代わりに、コンテンツリクエストがあったかマルチキャストで配信されてきたかのいずれか新しい時刻を管理する。
また、各キャッシュサーバが独立に、コンテンツをキャッシュする代わりに、いずれかのキャッシュサーバにおいてコンテンツXへのリクエストがあった場合には、そのコンテンツへのリクエストが最後にあった時刻を更新する処理を、そのキャッシュサーバだけでなく全てのキャッシュサーバにおいて実施する。
また、上述のように、最後にコンテンツリクエストがあった時刻を用いてキャッシュの入れ替えを行う代わりに、過去のコンテンツアクセス頻度をカウントしておき、新たなコンテンツをキャッシュする場合には、過去のアクセス頻度が低いものを削除してから該当する新たなコンテンツをキャッシュする。
また、ユーザ端末からのリクエストが最近傍キャッシュサーバにアクセスしていた代わりに、どのキャッシュサーバにどのコンテンツがキャッシュされているかを把握している集中制御局(管理サーバ)が存在するとし、ユーザからコンテンツXのリクエストがあれば、コンテンツXを保持するキャッシュサーバまたはオリジナルサーバの中から配信元サーバを選択する。この際の選択基準は、ユーザ端末との距離(IPネットワークでのホップ数)が最も近いサーバを選択する。そして、その後、そこからコンテンツを配信する。その際、当該ユーザ端末への最近傍キャッシュサーバにコンテンツXをキャッシュさせ、ユーザ端末にも配信する。
尚、コンテンツXを保持するキャッシュサーバまたはオリジナルサーバの中から配信元サーバを選択する際、IPネットワークでのホップ数の代わりに、サーバとユーザ端末の間に存在するIPリンクの各リンク使用率の最大値が最小となるサーバを選択してもよい。
あるいは、ユーザとサーバ間の品質(遅延時間やパケット損失率)を測定しておき、それが最小となるサーバを選択することでも良い。
また、オーバーレイノードを経由してコンテンツを配信する際、キャッシュサーバとオーバーレイノード間、およびオーバーレイノードとユーザ端末間に存在するIPリンクの各リンク使用率の最大値が最小となるオーバーレイノードを選択してもよい。あるいは、品質(遅延時間やパケット損失率)を測定しておき、それが最小となるオーバーレイノードを選択することでも良い。
このように、本例のコンテンツ配信システムによれば、VoDのようなコンテンツ配信においても、IPマルチキャストやオーバーレイネットワーク技術を用いて、IPネットワーク上の地理的に分散された場所に設置したキャッシュサーバへコンテンツを配信しておくことで、IPネットワークの利用効率とユーザの品質の両者を向上させることが可能となる。
尚、本発明は、図1〜図5を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、図5においは、管理サーバを用い、ユーザ端末は管理サーバに、最近傍となるキャッシュサーバを問い合わせる構成としているが、ユーザ端末において予め最近傍となるキャッシュサーバを認識している構成とし、ユーザ端末から最近傍のキャッシュサーバに直接、コンテンツ配信を要求することでも良い。
また、本例では、図1において1つのオリジナルサーバ10のみが設けられた構成としているが、複数のオリジナルサーバを設けた構成としても良い。また、キャッシュサーバ11,12に関してもより多くのキャッシュサーバを設けた構成として良い。
また、本例のコンピュータ構成例としても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
1〜4:IPルータ、10,31:オリジナルサーバ装置、11,12,41:キャッシュサーバ装置、13,13a〜13d:ユーザ端末装置、14〜16:リンク、21a〜21c:オーバーレイノード、22:オーバーレイネットワーク、23a〜23e:IPルータ、24:IPネットワーク、25:輻輳、31a:コンテンツ配信部、31b:コンテンツ管理部、41a:配信要求送受信部、41b:コンテンツ配信部、41c:コンテンツリスト保持部、41d:コンテンツキャッシュ部、51:管理サーバ。

Claims (21)

  1. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信システムであって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、上記要求元のユーザ端末装置および各キャッシュサーバ装置に対して、IPマルチキャストで配信する手段を有し、
    上記各キャッシュサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認する手段と、
    保持していれば当該コンテンツを上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信する手段と、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送する手段と、
    上記オリジナルサーバ装置からIPマルチキャスト配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信システムであって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャスト配信する手段を有し、
    上記コンテンツのIPユニキャスト配信経路上のルータで、上記キャッシュサーバ装置と直接接続されたルータは、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、上記直接接続されたキャッシュサーバ装置が当該コンテンツを保持しているか否かを確認する手段と、
    保持していれば当該コンテンツを上記直接接続されたキャッシュサーバ装置から上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信させる手段と、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送する手段と、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを上記直接接続されたキャッシュサーバ装置に転送して保持させる手段と
    を有し、
    上記コンテンツのIPユニキャスト配信経路上のルータで、キャッシュ機能を有するルータは、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認する手段と、
    保持していれば当該コンテンツを上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信する手段と、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送する手段と、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信システムであって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、オーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを経由して、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャストで配信する手段を有し、
    上記各キャッシュサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認する手段と、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送する手段と、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する手段と、
    保持していれば当該コンテンツを、オーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを経由して、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャストで配信する手段と
    を有し、
    上記オーバーレイノードとして上記オーバーレイネットワークを構築するキャッシュサーバ装置は、
    上記オーバーレイネットワーク経由で配信されるコンテンツを記憶装置に保持する手段と、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認する手段と、
    保持していれば当該コンテンツを、自身が属するオーバーレイネットワーク経由で要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信する手段と、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送する手段と、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、要求される毎に、要求を受けた時刻である登録時刻を更新する手段と、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記登録時刻が最も古いコンテンツを削除する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、要求を受ける毎にもしくは配信されてくる毎に、配信を受けた時刻である登録時刻を更新する手段と、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記登録時刻が最も古いコンテンツを削除する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  6. 請求項4もしくは請求項5のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    更新した上記登録時刻と当該コンテンツの識別情報を、他のキャッシュサーバ装置に通知する手段と、
    他のキャッシュサーバ装置から上記識別情報が通知されたコンテンツの登録時刻を、通知された登録時刻で更新する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  7. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、過去のアクセス頻度をカウントする手段と、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記過去のアクセス頻度の低いコンテンツを削除する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置を有し、
    該管理サーバ装置は、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶する手段と、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置とのホップ数が最も少ないサーバ装置を選択し、選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送する手段と、
    選択したサーバ装置より上記要求元のユーザ端末装置とのホップ数が少ない当該コンテンツを保持していない最近傍キャッシュサーバ装置があれば、上記選択したサーバ装置から上記最近傍キャッシュサーバ装置に、上記要求元のユーザ端末装置に配信したコンテンツを配信させてキャッシュさせる手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のコンテンツ配信システムであって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置を有し、
    該管理サーバ装置は、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶する手段と、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置との通信効率が最も良いサーバ装置を選択し、選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送する手段と、
    選択したサーバ装置より上記要求元のユーザ端末装置へIPユニキャストでコンテンツを配信し、同時に、当該配信経路上にキャッシュ機能を有するルータがあれば、配信されているコンテンツをキャッシュさせる手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  10. 請求項3に記載のコンテンツ配信システムであって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置を有し、
    該管理サーバ装置は、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶する手段と、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置との通信効率が最も良いサーバ装置を選択し、選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送する手段と、
    選択したサーバ装置と上記ユーザ端末装置間における通信効率が最も良くなるオーバーレイノードからなるオーバーレイネットワーク経由で、上記選択したサーバ装置が当該コンテンツを配信するよう、該選択したサーバ装置に通知する手段と、
    上記選択したサーバ装置より上記要求元のユーザ端末装置へオーバーレイネットワーク経由でコンテンツを配信する際に、当該配信経路上に存在するオーバーレイノードとしてのキャッシュサーバ装置の中で、当該コンテンツを保持していないキャッシュサーバ装置があれば、配信されているコンテンツをキャッシュさせる手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  11. コンピュータを、請求項1から請求項10のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  12. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信方法であって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、上記要求元のユーザ端末装置および各キャッシュサーバ装置に対して、IPマルチキャストで配信し、
    上記各キャッシュサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、
    保持していれば当該コンテンツを上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信し、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送し、
    上記オリジナルサーバ装置からIPマルチキャスト配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  13. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信方法であって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャスト配信し、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、上記直接接続されたキャッシュサーバ装置が当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、
    保持していれば当該コンテンツを上記直接接続されたキャッシュサーバ装置から上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信させ、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送し、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを上記直接接続されたキャッシュサーバ装置に転送して保持させ、
    上記コンテンツのIPユニキャスト配信経路上のルータで、キャッシュ機能を有するルータは、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、
    保持していれば当該コンテンツを上記要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信し、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送し、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  14. IPネットワークを介してユーザ端末装置から配信要求されたコンテンツを、当該コンテンツを保持したオリジナルサーバ装置もしくは要求元のユーザ端末装置に最近傍となるキャッシュサーバ装置から配信するコンテンツ配信方法であって、
    上記オリジナルサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを、オーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを経由して、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャストで配信し、
    上記各キャッシュサーバ装置は、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送し、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持し、
    保持していれば当該コンテンツを、オーバーレイノードによって構築される論理網であるオーバーレイネットワークを経由して、上記要求元のユーザ端末装置宛にIPユニキャストで配信し、
    上記オーバーレイノードとして上記オーバーレイネットワークを構築するキャッシュサーバ装置は、
    上記オーバーレイネットワーク経由で配信されるコンテンツを記憶装置に保持し、
    上記ユーザ端末装置からのコンテンツの要求を受信すると、当該コンテンツを保持しているか否かを確認し、
    保持していれば当該コンテンツを、自身が属するオーバーレイネットワーク経由で要求元のユーザ端末装置にIPユニキャストで配信し、
    保持していなければ上記オリジナルサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からの当該コンテンツの要求を転送し、
    転送した要求に応じて上記オリジナルサーバ装置から配信されてきたコンテンツを記憶装置に保持する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  15. 請求項12から請求項14のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、要求される毎に、要求を受けた時刻である登録時刻を更新し、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記登録時刻が最も古いコンテンツを削除する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  16. 請求項12から請求項14のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、要求を受ける毎にもしくは配信されてくる毎に、配信を受けた時刻である登録時刻を更新し、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記登録時刻が最も古いコンテンツを削除する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  17. 請求項15もしくは請求項16のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    更新した上記登録時刻と当該コンテンツの識別情報を、他のキャッシュサーバ装置に通知し、
    他のキャッシュサーバ装置から上記識別情報が通知されたコンテンツの登録時刻を、通知された登録時刻で更新する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  18. 請求項12から請求項14のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置は、
    記憶装置に保持したコンテンツ各々について、過去のアクセス頻度をカウントし、
    新たなコンテンツを予め定められたキャッシュ容量を超えて記憶装置に保持する際、上記過去のアクセス頻度の低いコンテンツを削除する
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  19. 請求項12から請求項18のいずれかに記載のコンテンツ配信方法あって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置において、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶し、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、
    特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置とのホップ数が最も少ないサーバ装置を選択し、
    選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送し、
    選択したサーバ装置より上記要求元のユーザ端末装置とのホップ数が少ない当該コンテンツを保持していない最近傍キャッシュサーバ装置があれば、上記選択したサーバ装置から上記最近傍キャッシュサーバ装置に、上記要求元のユーザ端末装置に配信したコンテンツを配信させてキャッシュさせる
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  20. 請求項12から請求項18のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置において、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶し、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、
    特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置との通信効率が最も良いサーバ装置を選択し、
    選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送し、
    選択したサーバ装置より上記要求元のユーザ端末装置へIPユニキャストでコンテンツを配信し、同時にその経路上にキャッシュ機能を有するルータがあれば、配信されているコンテンツをキャッシュさせることを特徴とするコンテンツ配信方法。
  21. 請求項14に記載のコンテンツ配信方法であって、
    全ての上記ユーザ端末装置からのコンテンツの配信要求を受け付ける管理サーバ装置において、
    上記オリジナルサーバ装置と上記キャッシュサーバ装置毎に、各サーバ装置が保持するコンテンツの識別情報を記憶し、
    上記ユーザ端末装置から要求されたコンテンツを保持するキャッシュサーバ装置とオリジナルサーバ装置を特定し、
    特定したサーバ装置の中から、要求元のユーザ端末装置との通信効率が最も良いサーバ装置を選択し、
    選択したサーバ装置に、上記ユーザ端末装置からのコンテンツ配信要求を転送し、
    選択したサーバ装置と上記ユーザ端末装置間
    へオーバーレイネットワーク経由でコンテンツを配信する際に、当該配信経路上に存在するオーバーレイノードとしてのキャッシュサーバ装置の中で、当該コンテンツを保持していないキャッシュサーバ装置があれば、配信されてきたコンテンツをキャッシュさせる
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
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