JP2007074037A - 情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 コンテンツ再生速度を変更した場合においてもジャーキネスのない高品質な画像再生を実現する装置および方法を提供する。
【解決手段】 コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高く設定して、システムクロックから出力し、システムクロックの出力する可変クロック信号をコンテンツ再生処理に関するデータ処理を実行する各処理部、例えば、データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部の各々に入力する。これらの各処理部では、コンテンツ再生速度に対応した周波数のクロック信号に応じて処理速度を変更して処理を実行する。本構成により、例えば高速再生時において、フレーム間引きを行なうことなく全フレームの変速表示が可能となり、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、例えば高速再生や低速再生など再生速度を変更したコンテンツ再生処理においてジャーキネスの発生を防止した高品質な画像再生を実現する情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
昨今のハードディスクレコーダーやDVDレコーダなどの情報再生装置においては、ハードディスクやDVDなどの情報記録媒体に記録したコンテンツを再生する場合、ユーザは再生速度を設定することができ、高速再生や、スロー再生などが可能な構成を持つものが多い。
従来の情報再生装置において実行される一般的な高速再生処理は、動画像コンテンツを構成するフレームを所定間隔で間引き、間引き後のフレームを表示部に表示する処理を行なうものである。しかし、このようなフレーム間引き処理を実行してディスプレイに表示される画像データは、例えば、ある速度で移動するオブジェクトを表示する場合、その動きが不自然なものになる場合がある。いわゆる動きのガタツキとしてのジャーキネスが発生する。
図1を参照して、ジャーキネスの発生メカニズムについて説明する。図1は、視聴速度を変えたときに、画像にジャーキネスと呼ばれる動き劣化が生じるメカニズムについて説明する図である。
図1(a)に示す時間的に連続するフレーム1〜12について、高速再生を行なう場合について想定する。各フレーム1〜12には、移動オブジェクト11が含まれる。オブジェクト11は、フレームの進行に従って、下方向に移動している。図1(b)は、オブジェクト11を含む画像領域の縦ラインのみを抽出して、フレーム1〜12まで並べた図である。縦方向の升目は1画素(ピクセル)とする。移動オブジェクト11は各フレームについて1画素ずつ下方向に移動する。
この画像データを高速再生する場合、フレームの間引きが実行される。ここでは、フレーム3,6,9,12を間引く処理を実行して再生するものとする。再生速度は、1.5倍速(3/2倍)になる。フレーム間引き結果を、図1(c)に示す。再生画像は、フレーム3,6,9,12が間引かれ、フレーム1,2,4,5,7,8,10,11の順に再生される。
図1(c)から理解されるように、移動オブジェクト11は、再生フレーム1,2間では、1画素移動し、再生フレーム2,4間では、2画素移動する。高速再生では、フレーム1,2,4,5,7,8,10,11のフレーム順に時間的に等間隔で再生されることになる。この結果、視聴者はオブジェクト11の動きが早くなったり遅くなったりを繰り返す不自然な動きを観察することになる。この現象が、表示オブジェクトの動きがカクカクとする、いわゆるジャーキネスと呼ばれる現象である。このジャーキネスを発生させる要因は、再生フレームの間引き処理によるものである。
再生速度を変更可能とした情報再生装置については、いくつか提案されている。例えば特許文献1に示される情報再生装置について図2を参照して説明する。情報再生装置は、HDDなどのデータ格納部101、デコード部102、バッファ制御部103、バッファ104、出力制御部105、表示部106、入力部107、システムクロック108を有する。
HDDなどのデータ格納部101には、再生対象となる画像データが、圧縮画像データ、例えばMPEG画像データとして格納される。デコード部102は、例えばMPEGデコード処理を実行してデータの復号処理を行なう。復号データは、バッファ制御部103の制御の下にバッファ104に一時的に格納された後、出力制御部105の制御によって、LCDなどによって構成されたモニタ部としての表示部106に出力される。
再生速度は、入力部107を介して、ユーザの所望の速度に設定される。入力部107を介して入力された再生速度設定情報は、デコード部102の内部カウンタ109に入力される。図2に示す装置において、データ格納部101、デコード部102、バッファ制御部103、バッファメモリ104、出力制御部105、表示部106に対しては、システムクロック108から、固定のクロック信号が入力され、入力クロック信号によって、各ブロックでの処理のタイミングが制御される。
デコード部102内のクロック109は、システムクロック108から供給されるクロックに基づいて動作するカウンタの値をカウントする。このカウント値に基づいて、実行する処理のタイミングが規定される。例えば、MPEG2においては、画像データを格納したパケットに処理タイミングを決定するためのタイムスタンプが付与されている。例えば、PTS(Presentation Time Stamp)やDTS(Decoding Time Stamp)、SCR(System Clock Reference)などが用いられ、いずれも90kHzのクロックを単位とする時間で記述されている。規格上は、PTS,DTS,SCRいずれも24時間を表すために33bit記述として設定されているが、実際のデコーダ内での時計はそれ以下のbit数のカウンタ(例えば32bitカウンタ)を適用することもできる。
デコード部102内のクロック109は、システムクロック108から供給されるクロックに基づいて動作するカウンタの値をカウントして、デコード部102内で実行する処理のタイミングを決定してデコード処理を行なう。この処理タイミングの制御によって、デコード部102から出力される画像・音声データの出力時刻が調整される。
デコード部102から出力されたデコード画像データは、バッファ制御部103の制御の下にバッファメモリ104に一時的に格納された後、出力制御部105の制御によって、LCDなどによって構成されたモニタ部としての表示部106に出力される。これらの各ブロックは、固定のシステムクロック108から供給されるクロックによって処理タイミングが規定されて処理を実行する。
デコード部102から出力されるフレームデータは、入力部107において入力された再生速度設定情報に従ったタイミングで出力される。しかし、バッファ制御部103、バッファ104、出力制御部105、表示部106における処理タイミングは、固定クロックであるシステムクロック108の供給クロックによって規定されており、再生速度に応じて変更されることがない。従って、デコード部102から出力されるフレームデータが、通常より短い間隔で出力されても、バッファ制御部103、バッファ104、出力制御部105、表示部106においては、通常再生処理と同様のタイミングでしか処理が実行されない。例えば、通常の再生フレームレートである60フレーム/秒のフレームレートに対応した処理が実行される。
その結果、デコード部102から出力される全フレームについては、処理が間に合わず、結果としていくつかのフレームについて間引きされたとびとびの画像フレームのみの表示がなされる。この結果、表示部106に表示される高速再生データは、図1を参照して説明したジャーキネスの発生した画像となる。
特許文献2は、このようなジャーキネスを解消する構成例を開示している。特許文献2は、表示部に対する画像データの出力制御を実行する出力制御部に可変のシステムクロックを供給する構成を持つ再生装置を開示している。特許文献2に記載の構成について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、情報再生装置は、HDDなどのデータ格納部101、デコード部102、バッファ制御部103、バッファメモリ104、出力制御部105、表示部106、入力部107、システムクロック108を有する。図3において、図2に示すブロックと同じブロックについては同一の参照符号を付与して示している。図3に示す構成では、さらに、出力制御部111に供給する可変のシステムクロック111と、出力制御部105に付設された出力制御部バッファメモリ112を有する。
HDDなどのデータ格納部101には、再生対象となる画像データが、圧縮画像データ、例えばMPEG画像データとして格納される。デコード部102は、例えばMPEGデコード処理を実行してデータの復号処理を行なう。復号データは、バッファ制御部103の制御の下にバッファ104に一時的に格納された後、出力制御部105の制御によって、LCDなどによって構成されたモニタ部としての表示部106に出力される。
図3に示す構成では、表示部106に出力する画像フレームの出力制御を実行する出力制御部105に可変のクロックを入力する。これによって、出力制御部105に入力する画像フレームデータの入力タイミングと、出力制御部105から表示部106に出力する画像フレームの出力タイミングを変更可能としている。このタイミングのずれによるデータ入出力調整のために、出力制御部バッファメモリ112を設定し、入力データが出力データより過大になった場合のデータのバッファ蓄積を可能としている。
この構成によれば、出力制御部は、独自の可変システムクロック111に従って処理を行なうことが可能であり、表示部106における再生フレームレートを変更することが可能となる。例えば通常の再生フレームレートである60フレーム/秒のみならず、90フレーム/秒のようなフレームレートでの表示を行なうことができる。
このようなフレームレートでの表示を実行すれば、高速再生の際、先に図1を参照して説明したフレームの間引きを行なうことなく、全ての画像フレームを、通常再生より短い時間間隔で表示することか可能となる。この結果、前述したジャーキネスは解消されることになる。
しかし、図3に示す構成では、出力制御部105に、データ入出力調整のための出力制御部バッファメモリ112を設定することが必要となってしまう。
また、図3に示す構成では、例えばある再生速度で動画像コンテンツを再生中に、再生速度を変更する場合、可変システムクロック111の供給クロックの設定を変更することになるが、この場合、出力制御部105に対する入力クロックのみが変更され、出力制御部105の前段までのブロックについてのクロック入力との同期をとることが必要となり、この処理を実行する時間としてのタイムラグが発生し、出力制御部105での処理が一旦停止し、表示部106におけるコンテンツの表示処理が中断するという問題が発生する。
特開平7−303240号公報 特開2004−56761号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば高速再生など再生速度を時間方向にとぎれなく変更した再生処理においてジャーキネスの発生を防止した高品質な画像再生を実現する情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
コンテンツ再生処理を実行する情報再生装置において、
コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行い、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なう再生速度決定部と、
前記再生速度決定部によって制御された周波数の可変クロック信号を出力するシステムクロック出力部と、
前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理部を有し、
前記コンテンツ再生処理部は、
少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行する構成を有することを特徴とする情報再生装置にある。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記再生速度決定部は、コンテンツ再生速度が標準再生速度のn倍の設定である場合、前記可変クロックのクロック周波数を標準再生時のクロック周波数のn倍に設定するクロック周波数制御を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記コンテンツ再生処理部は、データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部を有し、これらのコンテンツ再生処理部の全てが、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、該入力可変クロック信号に従って処理速度を変更してデータ処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記コンテンツ再生処理部は、データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部を有し、らのコンテンツ再生処理部中、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリからのデータ読み取り処理以降の処理を前記可変クロック信号に従って処理速度を変更して実行する構成であり、前記データ記憶部、デコード部、バッファ制御部は、固定周波数の固定クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリに対するデータ書き込み処理以前の処理を前記固定クロック信号に従った固定処理速度で実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記固定クロック信号の周波数は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号中、最高周波数を持つクロック信号以上の周波数に設定されていることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記再生速度決定部は、入力部を介して入力されるユーザ設定情報に基づいて、コンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生装置の一実施態様において、前記再生速度決定部は、再生対象コンテンツの特徴量情報を入力し、該特徴量情報に基づいてコンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
コンテンツ再生処理を実行する情報再生方法において、
コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行うクロック周波数制御ステップであり、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なうクロック周波数制御ステップと、
前記クロック周波数制御ステップにおいて制御された周波数の可変クロック信号をシステムクロックから出力するシステムクロック出力ステップと、
前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理ステップを有し、
前記コンテンツ再生処理ステップは、
少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行することを特徴とする情報再生方法にある。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記クロック周波数制御ステップは、コンテンツ再生速度が標準再生速度のn倍の設定である場合、前記可変クロックのクロック周波数を標準再生時のクロック周波数のn倍に設定するクロック周波数制御を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記コンテンツ再生処理ステップは、データ記憶部からのデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理を含むステップであり、これらの処理の全てにおいて、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、該入力可変クロック信号に従って処理速度を変更して処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記コンテンツ再生処理ステップは、データ記憶部からのデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理を含むステップであり、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリからのデータ読み取り処理以降の処理を前記可変クロック信号に従って処理速度を変更して実行し、前記データ記憶部、デコード部、バッファ制御部は、固定周波数の固定クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリに対するデータ書き込み処理以前の処理を前記固定クロック信号に従った固定処理速度で実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記固定クロック信号の周波数は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号中、最高周波数を持つクロック信号以上の周波数に設定されていることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記クロック周波数制御ステップは、入力部を介して入力されるユーザ設定情報に基づいて、コンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報再生方法の一実施態様において、前記クロック周波数制御ステップは、再生対象コンテンツの特徴量情報を入力し、該特徴量情報に基づいてコンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
コンテンツ再生処理を情報再生装置において実行させるコンピュータ・プログラムにおいて、
コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行うクロック周波数制御ステップであり、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なうクロック周波数制御ステップと、
前記クロック周波数制御ステップにおいて制御された周波数の可変クロック信号をシステムクロックから出力するシステムクロック出力ステップと、
前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理ステップを有し、
前記コンテンツ再生処理ステップは、
少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行するステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記録媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を実行して、システムクロックから出力し、システムクロックの出力する可変クロック信号をコンテンツ再生処理に関するデータ処理を実行する各処理部、例えば、データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部の各々に入力し、データ記憶部におけるデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理をコンテンツ再生速度に対応した周波数のクロック信号に応じて処理速度を変更して実行する構成としたので、例えば高速再生時において、フレーム間引きを行なうことのない全フレームの変速表示が可能となり、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
以下、図面を参照しながら本発明の情報再生装置、および情報再生方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、図4を参照して本発明の一実施例に係る情報再生装置の構成について説明する。図4に示す情報再生装置200は、例えば放送あるいはネットワークを介して入力するコンテンツ、あるいはDVD、ハードディスク等の情報記録媒体に格納されたコンテンツの再生処理を実行する情報再生装置である。情報再生装置200の全体的な基本構成は、従来の録画再生装置、例えば、VTRやHDDレコーダに代表される録画再生装置と類似した構成を持つ。
本発明の情報再生装置200の従来装置との差異の1つは、情報再生装置システム内において、コンテンツ再生時に可変クロックを適用したデータ処理を行う構成としたことである。この可変クロックは、コンテンツの再生速度に対応して様々なクロック周期に設定され、情報再生装置200に含まれる各データ処理実行部の処理タイミングを制御する。この処理によって、高速再生など再生速度を時間方向にとぎれなく変更した再生処理を実行した場合でもジャーキネスの発生しない動画再生が可能となる。具体的には、コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行う構成を有し、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なう。
図4に示す情報再生装置200の構成について説明する。放送波としての電波による配信コンテンツは、チューナ201を介して入力され、また、インターネット、LANなどのネットワークを介する配信コンテンツは、ネットワークインタフェース202を介して入力される。これらの入力コンテンツは、エンコーダ203において、例えばMPEG方式などに基づく符号化処理としてのエンコード処理が実行される。なお、入力コンテンツがエンコード済みのコンテンツである場合は、エンコーダ203におけるエンコード処理は省略される。
エンコードされたコンテンツは、例えばハードディスクなどによって構成されるデータ記憶部204に格納される。ここまでが、放送などの入力コンテンツを記録するまでの処理となる。なお、これらデータ格納処理を実行する各処理ブロックは、情報再生装置200のシステムクロック(例えば13.5MHz)を入力し、入力クロック周期で処理を実行することで、コンテンツの正常な記録処理が実行される。
次に、ハードディスクなどによって構成されるデータ記憶部204に格納されたコンテンツの再生処理について説明する。まずデータ記憶部204から読み出されたデータは、デコーダ205においてデコード処理が実行される。例えばMPEG方式、NTSC、MUSEなどに従ったデコード処理が実行される。
デコーダ205は、デコード処理結果データとして、画像および音声データを出力する。出力データはバッファ206に展開された後、出力制御部207へと転送される。なお、バッファ206は、デコーダ205に内蔵とした構成としてもよい。出力制御部207は、画像・音声データに加えて、出力表示部208に必要な信号、例えば同期信号を付加して、ディスプレイおよびスピーカを持つ出力表示部208に出力する。
出力表示部208は、出力制御部207からの入力信号を人が試聴できる形態にして呈示する。例えば、出力表示部208は、CRTやLED,プラズマディスプレイなどを有し、これらによって、画像信号を人の目で見える形態にして呈示する。また、アンプ・スピーカなどを有し、これらによって音声信号を人の耳で聞こえる形態にする。
以上、放送などのコンテンツを記録し、再生試聴するシステムの概要を説明した。これらの基本的構成は、従来のシステムと同等である。本発明の情報再生装置200の従来装置との差異の1つは、前述したように、情報再生装置システムにおけるコンテンツ再生時に可変クロックを適用したデータ処理を行う構成としたことである。この可変クロックは、再生速度に対応して様々なクロック周期に設定され、情報再生装置200に含まれる各データ処理実行部の処理タイミングを制御する。この処理によって、ジャーキネスの発生しない動画再生が可能となる。
図5を参照して、ジャーキネスの発生しない動画再生を可能とした本発明の情報再生装置200におけるコンテンツ再生処理構成の実施例について説明する。コンテンツ再生の基本的流れは、図4を参照して説明したように、データ記憶部からのデータ取得、デコーダによるデコード処理、デコードによって得られた画像、音声の出力という処理の流れに従ったものとなる。
コンテンツ再生処理に関するデータ処理を実行するコンテンツ再生処理部は、図に示すデータ記憶部301、デコード部302、バッファ制御部303、出力制御部305、出力表示部306を有し、これらの各処理部によってコンテンツ再生において、各種の処理が実行される。すなわち、図5において、ハードディスクなどによって構成されるデータ記憶部301に格納されたコンテンツは、デコード部302においてデコード処理が実行される。例えばMPEG方式、NTSC、MUSEなどに従ったデコード処理が実行される。
デコード部302は、デコード処理結果データとして、画像および音声データをバッファ制御部303に出力し、バッファ制御部303は、バッファメモリ304に画像および音声データを格納する。その後、出力制御部305は、バッファ制御部303から、バッファメモリ304に格納されたデータを入力し、入力した画像・音声データに加えて、出力表示部306に必要な信号、例えば同期信号を付加して、ディスプレイおよびスピーカを持つ出力表示部306に出力する。
このコンテンツ再生において、コンテンツ再生速度は、通常再生速度として設定したノーマル再生とする設定の他、高速再生、スロー(低速)再生など、様々な設定が可能となる。この設定は、例えば、図5に示す入力部307を介したユーザ入力によって設定される。再生速度決定部308は、例えば、入力部307を介したユーザ入力に基づいて再生速度を決定し、決定情報に基づいてシステムクロック309のクロック周波数を調整する。システムクロック309はクロック周波数を変更可能な構成を持つ。
例えば、通常再生(ノーマル再生)時のシステムクロック309のクロック周波数が13.5MHzである場合、1.5倍速でのコンテンツ視聴再生に設定されると、再生速度決定部308は、システムクロック309のクロック周波数を、
1.5×13.5=20.25MHz
に設定する。
再生速度決定部308は、このように、コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロック309の出力するクロックの制御を行い、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高く設定するクロック周波数制御を行なう。システムクロック309は、このように再生速度決定部308において再生速度に応じて制御された周波数の可変クロック信号を出力する。
再生速度決定部308は、例えば、コンテンツ再生速度が標準再生速度のn倍の設定である場合、システムクロック309の出力する可変クロックのクロック周波数を標準再生時のクロック周波数のn倍に設定するクロック周波数制御処理を実行する。
システムクロック309は、コンテンツ再生速度に比例して設定された周波数を持つ可変クロック信号を、コンテンツ再生に伴うデータ処理を実行するデータ処理部(データ記憶部301〜出力表示部306)に出力する。各データ処理部(データ記憶部301〜出力表示部306)はこのシステムクロック309からの入力するクロック周波数に従って処理速度を変更してデータ処理を実行することになる。
すなわち、
(a)通常再生(ノーマル再生)時は、
例えば、システムクロック309のクロック周波数が13.5MHzであり、データ記憶部301〜出力表示部306は、13.5MHzのクロック周波数に従ってデータ処理を実行し、
(b)1.5倍速の高速再生時は、
システムクロック309のクロック周波数は、1.5×13.5=20.25MHzに設定され、データ記憶部301〜出力表示部306は、20.5MHzのクロック周波数に従ってデータ処理を実行する。
このように、図5に示す本発明の実施例に係る情報再生装置は、コンテンツ再生速度に比例したクロック周波数を持つ可変クロック信号をコンテンツ再生処理におけるデータ処理を実行するデータ記憶部301〜出力表示部306に入力し、これらの処理ブロックにおいて、コンテンツ再生速度に比例したクロック周波数に従って処理速度を変更してデータ処理を実行させる構成を持つ。
従って、出力表示部306においてディスプレイに出力される画像のフレームレートは、例えば通常再生時に60フレーム/secであるとすると、1.5倍速再生においては、90フレーム/secとなり、フレーム間引きをまったく行なうことのない画像表示が実現される。
このように、画像再生速度に比例したクロック周波数を持つクロック情報を、コンテンツ再生処理を実行する各データ処理ブロックに送り、記録データの読み出しから呈示までをすべて、コンテンツ再生速度に応じた速度で動作させる。
例えば、ユーザ入力によりコンテンツ再生速度が高速再生に設定された場合、高速再生決定部308は、システムクロック309から出力するクロック周波数を高く設定する制御を行ない、システムクロック309は、高い周波数に設定されたクロック信号を出力する。システムクロック309の出力する可変クロック信号は、コンテンツ再生処理部に入力される。
コンテンツ再生処理部は、上述したように、具体的にはデータ記憶部301、デコード部302、バッファ制御部303、出力制御部305、出力表示部306を有し、これらの各処理部にコンテンツ再生速度に比例した周波数を持つ可変クロック信号が入力される。この結果、データ記憶部301におけるデータ取得処理、デコード部302におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理は、コンテンツ再生速度に対応した周波数のクロック信号に基づいて処理速度が変更される。
これらの処理によって、例えばコンテンツを高速再生した場合でも、フレーム間引きを行なうことなく全フレームの高速表示が実現され、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
また、本構成例では、コンテンツ再生に伴うデータ処理を実行するデータ処理部(データ記憶部301〜出力表示部306)にクロック情報を供給するシステムクロック309が、1つのシステムクロックとして設定されているため、クロック周波数の変更処理を行なった場合においても、その変更タイミングは、再生に関連するブロック全てに同時に入力可能であり、各処理ブロックの動作周期を同時に変化させることが可能になる。したがって、視聴中に再生速度を変更する場合も、コンテンツの再生途切れを発生させることなく試聴することができる。
システムクロック309が、データ記憶部301〜出力表示部306に入力するクロックの具体例について、図6を参照して説明する。図6は、再生速度を変えた際、システムクロック309が、データ記憶部301〜出力表示部306に入力するクロック周波数の具体例を示した図である。図6には、
(a)1.00倍速(通常再生)
(b)1.50倍速(高速再生)
(c)0.75倍速(低速再生)
の3種類のコンテンツ再生速度に対応するクロックの例を示している。
(a),(b),(c)とも同じクロック数(nクロック)を示している。nクロックのクロックカウントに要する時間は、それぞれ、
(a)1.00倍速(通常再生)では1/60秒、
(b)1.50倍速(高速再生)では1/90秒、
(c)0.75倍速(低速再生)では1/45秒、
となっている。
図6に示すクロック数[n]は、1つのフィールドデータの処理に要するクロック数に相当する。画像データの1画面としての1フレームは2つのフィールドから構成される。1フレームは、1つおきの水平ラインの画素情報からなるフィールド情報を2つ組み合わせて(インターレース処理)構成される。すなわち、2つのフィールドデータによって1フレームが構成される。図7に1フレームを構成する2つのフィールドデータ例を示す。
1つのフレーム画像は、例えば図7に示すフィールド0(F0)とフィールド1(F1)によって構成される。図7に示すフィールド0(F0)は、画素:p1〜pnのn個の画素から構成され、フィールド1(F1)も、画素:c1〜cnのn個の画素から構成される。
図6(a)のクロック周期でのデータ処理が実行される場合を通常再生速度、すなわち1.00倍速視聴時のクロック周波数であるとする。この場合、フィールド周期が1/60秒であり、1フィールド分のデータを転送するのに1/60秒かかる。1つのフィールドに含まれる画素数[n]の各々に対して1クロックの処理時間が設定されるとすると、1.00倍速の通常速度再生処理においては、1フィールド分のデータを転送時間である1/60秒にnクロックを設定したクロック周波数がシステムクロック309において設定され、データ記憶部301〜出力表示部306に、このクロック信号が入力され、各データ処理部は、1/60秒の周期で、1フィールド分のn個の画素データの処理を実行する。
より詳細には、1フィールドあたり水平858ライン、垂直262.5ライン、フィールド周期59.94Hzである場合、1.00倍速の通常速度再生処理においては、クロック周波数が13.5MHzとなる。
ここで、コンテンツ再生速度を1.50倍速の高速再生にした場合、1フィールド分のデータ転送時間を1/90秒とする。1/90秒に設定されるクロック数はnクロックのままとする。従って、クロック周波数は、図6(a)に示す1.00倍速の時に比較して、コンテンツ再生速度に比例した速い周波数の1.50倍となる。すなわち、1フィールド分のデータを転送時間である1/90秒にnクロックを設定した図6(b)に示すクロック周期を持つクロック周波数のクロック信号がシステムクロック309において設定され、このクロック信号がデータ記憶部301〜出力表示部306に入力され、各データ処理部は、1/90秒の周期で、1フィールド分のn個の画素データの処理を実行する。
一方、コンテンツ再生速度を遅くして、0.75倍速としたスロー再生の場合、フィールドデータの転送時間は1/45秒に設定される。この場合、1フィールド分のデータを転送時間である1/45秒にnクロックを設定した図6(c)に示す周期を持つクロック周波数のクロックがシステムクロック309において設定され、このクロック信号がデータ記憶部301〜出力表示部306に入力され、各データ処理部は、1/45秒の周期で、1フィールド分のn個の画素データの処理を実行する。
図8を参照して、本実施例において、図5に示す出力制御部305に入力される可変クロック信号と、出力制御部305にバッファ制御部303から入力される転送データの対応について説明する。図8には、
(a)1.00倍速(通常再生)
(b)1.50倍速(高速再生)
これらの異なる再生速度での再生処理において、出力制御部305に入力されるクロック情報と、出力制御部305にバッファ制御部303から入力される転送データの対応を示している。
図8(a)に示す1.00倍速(通常再生)の再生処理では、図6(a)を参照して説明したように、1/60秒にnクロックを持つ周波数のクロック信号が、出力制御部305に入力され、出力制御部305では、バッファ制御部303からこの1/60秒のnクロック間にn個の画素データ、すなわち1フィールドを構成する画素情報を入力し、1/60秒のnクロック間にn個の画素データを出力表示部306に出力する。
図8(a)に示す時間t1a〜t2aは1/60秒であり、ここで、例えばフィールドF0を構成するn個の画素データをバッファ制御部303から入力し出力表示部306に出力する。さらに、時間t2a〜t3aに示す次の1/60秒において、フィールドF1を構成するn個の画素データをバッファ制御部303から入力し、出力表示部306に出力する。この処理によって、フィールド間隔1/60秒の画像表示が実現される。
また、図8(b)に示す1.50倍速(高速再生)の再生処理では、図6(b)を参照して説明したように、1/90秒にnクロックを持つ周波数のクロック信号が、出力制御部305に入力され、出力制御部305では、バッファ制御部303からこの1/90秒のnクロック間にn個の画素データ、すなわち1フィールドを構成する画素情報を入力し、1/90秒のnクロック間にn個の画素データを出力表示部306に出力する。
図8(b)に示す時間t1b〜t2bは1/90秒であり、ここで、例えばフィールドF0を構成するn個の画素データをバッファ制御部303から入力し出力表示部306に出力する。さらに、時間t2b〜t3bに示す次の1/90秒において、フィールドF1を構成するn個の画素データをバッファ制御部303から入力し、出力表示部306に出力する。この処理によって、フィールド間隔1/90秒の画像表示が実現される。
これらのいずれの表示処理においても、フレーム画像を構成するすべてのデータの処理が実現され、間引き処理は行なわれない。間引き処理が実行されないため、表示画像にはジャーキネスが発生しない。ジャーキネスが発生しない理由について、図9を参照して説明する。図9は、先に説明した間引き処理を伴う高速再生処理の説明に使用した図1に対応する図である。
図9(a)に示す時間的に連続するフレーム1〜12について、高速再生を行なう場合について想定する。各フレーム1〜12には、移動オブジェクト321が含まれる。オブジェクト321は、フレームの進行に従って、下方向に移動している。図9(b)は、オブジェクト321を含む画像領域のたてラインのみを抽出して、フレーム1〜12まで並べた図である。縦方向の升目は1画素(ピクセル)とする。移動オブジェクト321は各フレームについて1画素ずつ下方向に移動する。
図1においては、高速再生における間引きフレームの発生によって、図1(c)を参照して説明したように、移動オブジェクトは、再生フレーム1,2間では、1画素移動し、再生フレーム2,4間では、2画素移動する。高速再生では、フレーム1,2,4,5,7,8,10,11のフレーム順に時間的に等間隔で再生されることになる。この結果、視聴者はオブジェクトの動きが早くなったり遅くなったりを繰り返す不自然な動きを観察することになる。この現象が、表示オブジェクトの動きがカクカクとする、いわゆるジャーキネスが発生する。
これに対して、本発明の情報再生装置では、再生速度に比例した可変クロック信号を生成して、コンテンツ再生に関する処理を実行するデータ処理部に供給し、コンテンツ再生速度に併せて変化させたクロック周波数に従ったデータ処理を実行する。この結果、高速再生、低速再生いずれにおいてもフレーム画像を構成するすべてのデータの処理が実現され、間引き処理を行なう必要がない。
間引き処理が実行されないため、例えば高速再生において、表示画像は、図9(c)に示すように、1フレームの表示時間が短縮されるのみであり、全てのフレーム画像が順次、表示されることになり、オブジェクト321は全ての表示フレームに従ってなめらかに動く表示がなされることになり、ジャーキネスは発生しない。
出力制御部305に対するフレームデータの入力処理と、出力制御部305から出力表示部306に対するフレームデータの出力処理について、本発明の可変システムクロックを適用した処理例と、従来の固定システムクロックを適用した処理例とを対比して図10、図11を参照して説明する。
図10は、本発明に従った処理例であり、コンテンツ再生速度に比例するクロックを適用したデータ処理を実行した場合の出力制御部305に対するフレームデータの入力データ(破線)と、出力制御部305から出力表示部306に対するフレームデータの出力データ(実線)を、フレーム1,2について示している。破線は、図5に示すバッファメモリ304からのデータ取得処理時間に相当する。なお、前述したように1フレームは2つのフィールドデータからなる。(1A)が1.00倍速再生、(1B)が1.50倍速高速再生に対応する。
本発明の処理例では、コンテンツ再生速度に比例したクロックがシステムクロック308から各データ処理部に供給され、各データ処理部では供給される再生速度に比例する周波数を持つクロック信号のクロック周期に応じてデータ処理を実行する。従って、図10の(1A),(1B)に示すように、出力制御部305に対するフレームデータの入力データ(破線)も出力制御部305から出力表示部306に対するフレームデータの出力データ(実線)のいずれも、コンテンツ再生速度に応じた時間で、すべての画素(n個)の入出力が完了する。
一方、図11は、従来の固定システムクロックを適用した処理例を示している。(2A)が1.00倍速再生、(2B)が1.50倍速高速再生に対応する。従来型の固定システムクロックを適用した処理において、出力制御部の処理は、1.00倍速再生においても、1.50倍速高速再生においても同一のクロック周期をもつクロックに従って動作することになる。1.00倍速再生においては、(2A)に示すように、各フレームについて問題なく処理が実行され、画像表示がされる。
一方、図11(2B)に示す1.50倍速高速再生においては、例えば、バッファメモリから出力制御部のデータ取得処理間隔を縮めて処理を行なっても、データ取得に要する時間は、1.00倍速再生における処理時間と同様となり、結果として全フレームを表示する時間が不足して、結果として、図11(2B)に示す出力制御部から出力表示部に対するフレームデータの出力データ(実線)はフレーム1,2,4のようにフレーム3を間引きした表示を行なわざる得ないことになる。この処理は、先に図1を参照して説明した通りであり、結果としてフレーム間引きによるジャーキネスが発生する。
このように、本発明の情報再生装置では、再生速度に比例した周波数を持つクロック信号を生成して、コンテンツ再生に関する処理を実行する各データ処理部に供給してコンテンツ再生速度に併せて変化させたクロック周波数のクロック周期に従ったデータ処理を実行するので、高速再生、低速再生いずれにおいてもフレーム画像を構成するすべてのデータの処理が実現され、間引き処理を行なうことなく、全フレームのデータ表示が実現され、ジャーキネスのない高品質なデータ表示が実現される。
さらに、本実施例の構成では、コンテンツ再生に伴うデータ処理を実行するデータ処理部(データ記憶部301〜出力表示部306)にクロック情報を供給するシステムクロック309が、1つのシステムクロックとして設定されているため、クロック周期の変更処理を行なった場合においても、その変更タイミングは、再生に関連するブロック全てに同時に入力可能であり、各処理ブロックの動作周期を同時に変化させることが可能になる。したがって、視聴中に再生速度を変更する場合も、コンテンツの再生途切れを発生させることなく試聴することができる。
システムクロック309の出力するクロック周波数、すなわちクロック周期の変更処理を行なった場合の、再生速度の推移について、図12を参照して説明する。図12(a)は、システムクロック309の出力するクロック周期を示しており、(b)は、クロック周期の変更に伴うコンテンツ再生速度の時間的推移を示している。縦軸が表示部におけるフレームレート(フレーム/秒)、横と軸が時間(T)を示している。
時間t0〜t1は、nクロックを1/90秒単位で出力するクロック周期を持つクロックをシステムクロック309が出力し、時間t1〜t2は、nクロックを1/60秒単位で出力するクロック周期を持つクロックをシステムクロック309が出力し、時間t2〜t3は、nクロックを1/45秒単位で出力するクロック周期を持つクロックをシステムクロック309が出力する。
このクロック周期の推移、すなわちクロック周波数の変更に従って、コンテンツ再生速度は、時間t0〜t1では1.5倍速、時間t1〜t2では1.0倍速、時間t2〜t3では、0.75倍速に変更される。これらのコンテンツ再生の変更タイミングである。時間t1,t2において、システムクロック309は、同時に、データ記憶部301〜出力表示部306に対する供給クロックの周波数、すなわち周期を変更する処理を行い、各データ処理部は、同時に変更された周期を持つクロックに従った処理を開始することが可能であり、クロック周期の同期調整などが不要となり、処理の遅延が発生することがない。従って、再生コンテンツの途切れを発生させることのない再生速度変更が可能となる。
なお、図12には、システムクロック309が出力するクロック周波数を3種類として段階的に変更する処理例を示したが、システムクロック309が出力するクロック周波数は滑らかに変更することも可能である。
クロック周波数を滑らかに変更することで、コンテンツの再生速度を、例えば、図13に示すように、時間の推移に伴って、徐々に早くして高速再生を行い、また、徐々に遅くして低速再生に移行させるといった再生処理が可能となる。このような処理を実行した場合であっても、再生フレームの間引きは発生することがなく、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
なお、上述した実施例において、コンテンツの再生速度の変更は、図5に示す入力部307を介して入力されるユーザの入力情報に基づいて実行する処理例として説明したが、ユーザ入力情報の他、例えばコンテンツ自体の持つ特徴量を検出し、特徴量に基づいてコンテンツ再生速度を調整する構成としてもよい。
図14を参照して、特徴量に基づいてコンテンツ再生速度を調整する構成例について説明する。図14には、情報再生装置におけるコンテンツ記録処理部400と、コンテンツ再生制御部の一部としての再生速度決定部451と、システムクロック452を示している。システムクロック452の出力するクロックのクロック周波数は、再生速度決定部451の決定に基づいて変更され、コンテンツ再生処理を実行するデータ記憶部〜表示部に出力される。コンテンツ再生系におけるクロック供給構成は、図5を参照して説明した構成と同一である。
図14に示す構成において、コンテンツ記録処理部400は、放送波としての電波による配信コンテンツを受信するチューナ401、インターネット、LANなどのネットワークを介した配信コンテンツを受信するネットワークインタフェース402、これらの入力コンテンツのエンコード処理を実行するエンコーダ403、例えばハードディスクなどによって構成されるデータ記憶部404を有する。これらの構成は、先に、図4を参照して説明した構成と同様の構成である。
さらに、図14に示す構成例では、特徴量抽出部405を有する。特徴量抽出部405は、データ記憶部404に格納されるコンテンツについての特徴量を抽出し、抽出下特徴量をコンテンツに対応する属性情報としてデータ記憶部404に格納する。
特徴量抽出部405がコンテンツから抽出する特徴量は、例えば、コンテンツの構成データとしての画像の変化点、あるいは音声データの変化点、無音部分などである。例えば放送ドラマのコンテンツなどにおいて、ドラマ本体とコマーシャル部分などの変化点などを特徴量として抽出する。これらのコンテンツ対応の特徴量は、データ記憶部404に格納されるコンテンツの属性情報としてコンテンツに対応付けて格納される。
コンテンツ再生制御部の一部としての再生速度決定部451は、再生コンテンツに対応する特徴量をデータ記憶部404から取得して、特徴量に基づいてコンテンツの再生速度を決定する。例えば、無音部分や、画像の変化量の少ない部分、あるいはコマーシャル部分については高速再生するなどの設定とする。なお、この制御は、予め設定されたプログラムに従って再生速度決定部451が実行する。
再生速度決定部451は、このように、コンテンツ再生速度を決定し、この決定に基づいてシステムクロック452の出力するクロックの制御を行う。すなわち、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高く設定するクロック周波数制御を行なう。システムクロック452は、このように再生速度決定部451において再生速度に応じて制御された周波数の可変クロック信号を出力する。
すなわち、システムクロック452は、再生速度決定部451が特徴量に基づいて決定した再生速度情報に従って制御されたクロック周波数を持つ可変クロック信号を、コンテンツ再生処理を実行するデータ記憶部〜表示部に出力する。この処理構成によれば、ユーザの入力を行なうことなく、コンテンツ再生速度を自動調整したコンテンツ再生処理が可能となる。
次に、図5と異なる構成を持つ情報再生装置の例について、図15を参照して説明する。図5を参照して説明した実施例では、1つの可変クロックを供給するシステムクロック309を設定し、システムクロック309からのクロック出力を図5に示すデータ記憶部301、デコード部302、バッファ制御部303、出力制御部305、出力表示部306の全てに入力する構成例として説明した。
しかし、データ記憶部、デコード部における処理速度は、比較的、速い処理速度に設定することが可能であり、これらの処理部に対するクロックは高い周波数の短いクロック周期の固定クロックとして、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部に対する入力クロックの周波数を再生速度に応じて変更する設定としても、ある程度の高速再生の範囲であればコンテンツの再生途切れの発生や、間引きフレームの発生を防止することが可能である。
このようなクロック供給構成を持つ情報再生装置の構成例を図15に示す。図15において、ハードディスクなどによって構成されるデータ記憶部501に格納されたコンテンツは、デコード部502においてデコード処理が実行される。例えばMPEG方式、NTSC、MUSEなどに従ったデコード処理が実行される。
デコード部502は、デコード処理結果データとして、画像および音声データをバッファ制御部503に出力し、バッファ制御部503は、バッファメモリ504に画像および音声データを格納する。その後、出力制御部505は、バッファ制御部503から、バッファメモリ504に格納されたデータを入力し、入力した画像・音声データに加えて、出力表示部506に必要な信号、例えば同期信号を付加して、ディスプレイおよびスピーカを持つ出力表示部506に出力する。
この構成において、固定クロックを出力するシステムクロック521は、データ記憶部501、デコード部502、バッファ制御部503に固定周期を持つクロック情報を出力する。また、コンテンツ再生速度に応じたクロック周波数に設定される可変周期の可変クロック信号は、バッファ制御部503、出力制御部505、出力表示部506に出力される。
例えば、図15に示す入力部507を介したユーザ入力によって設定される再生速度は、再生速度決定部508に入力され、再生速度に基づいてシステムクロック509のクロック周波数が調整される。システムクロック509は、このように再生速度に比例して設定された周波数のクロック信号を、コンテンツ再生に伴うデータ処理を実行するバッファ制御部503、出力制御部505、出力表示部506に出力する。
バッファ制御部503では、データ記憶部501、デコード部502からのデータ読み出し、入力処理をシステムクロック521からの供給クロックによって実行し、出力制御部505に対するバッファデータの出力をシステムクロック509の可変クロックに従った処理として実行する。バッファメモリ504はデータ書き込み時のクロックと読み出し時のクロックが異なることになるが、例えばデュアルポートメモリを使用した構成とすることで、問題なく処理が実現される。
なお、固定のクロックを出力するシステムクロック521の出力する固定周波数のクロック信号は、可変クロックを出力するシステムクロック509の出力する可変クロック信号中、最高周波数を持つクロック信号以上の周波数を持つ固定クロックとして設定することが好ましい。このような設定とすることで、可変クロックを出力するシステムクロック509の出力する可変クロックが最高の周波数に設定され、コンテンツ再生速度が最速の時でも、バッファメモリ504に対するデータ書き込みは、より高い周波数を持つ固定クロックに従って速い速度で処理が実行され。データ読み出しより速く書き込み処理が実行されるため、バッファメモリの中身が空になることがなく、表示データの欠落が発生することが防止される。
図15に示す情報再生装置は、コンテンツ再生速度に比例した可変クロック周波数を持つクロック信号をコンテンツ再生処理におけるデータ処理を実行するバッファ制御部503、出力制御部505、出力表示部506にのみ出力する構成であるが、上述した要件を満足させることで、図5に示す構成と同様、再生速度を変化させた場合でも、フレーム間引きを全く行なうことのない画像表示が可能となり、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高く設定して、システムクロックから出力し、システムクロックの出力する可変クロック信号をコンテンツ再生処理に関するデータ処理を実行する各処理部、例えば、データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部の各々に入力し、データ記憶部におけるデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理をコンテンツ再生速度に対応した周波数のクロック信号に応じて処理速度を変更して実行する構成としたので、例えば高速再生時において、フレーム間引きを行なうことのない全フレームの変速表示が可能となり、ジャーキネスのない高品質な画像再生が実現される。
ジャーキネスの発生メカニズムについて説明する図である。 従来の情報再生装置の構成例について説明する図である。 従来の情報再生装置の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報再生装置の構成について説明する図である。 本発明の情報再生装置のコンテンツ再生処理構成の実施例について説明する図である。 システムクロックが、データ記憶部〜出力表示部に入力するクロックの具体例について説明する図である。 1フレームを構成する2つのフィールドデータ例を示す図である。 出力制御部に入力されるクロック情報と、出力制御部にバッファ制御部から入力される転送データの対応について説明する図である。 本発明の情報再生装置においてジャーキネスが発生しない理由について説明する図である。 本発明の情報再生装置における可変システムクロックを適用した処理における出力制御部の入出力について説明する図である。 可変システムクロックを適用しない処理における出力制御部の入出力について説明する図である。 システムクロックの出力するクロック周期の変更処理を行なった場合の再生速度の推移について説明する図である。 システムクロックの出力するクロック周期の滑らかな変更処理を行なった場合の再生速度の推移について説明する図である。 特徴量に基づいてコンテンツ再生速度を調整する構成例について説明する図である。 バッファ制御部、出力制御部、出力表示部に対する入力クロックを再生速度に応じて変更する設定とした情報再生装置の構成例を示す図である。
符号の説明
11 移動オブジェクト
101 データ格納部
102 デコード部
103 バッファ制御部
104 バッファメモリ
105 出力制御部
106 表示部
107 入力部
108 システムクロック
109 クロック
111 システムクロック
200 情報再生装置
201 チューナ
202 ネットワークインタフェース
203 エンコーダ
203 補助記憶装置
204 データ記憶部
205 デコーダ
206 バッファ
207 出力制御部
208 出力表示部
301 データ記憶部
302 デコード部
303 バッファ制御部
304 バッファメモリ
305 出力制御部
306 出力表示部
307 入力部
308 再生速度決定部
309 システムクロック
321 移動オブジェクト
401 チューナ
402 ネットワークインタフェース
403 エンコーダ
404 データ記憶部
405 特徴量抽出部
451 再生速度決定部
452 システムクロック
501 データ記憶部
502 デコード部
503 バッファ制御部
504 バッファメモリ
505 出力制御部
506 出力表示部
507 入力部
508 再生速度決定部
509 システムクロック
521 システムクロック

Claims (15)

  1. コンテンツ再生処理を実行する情報再生装置において、
    コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行い、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なう再生速度決定部と、
    前記再生速度決定部によって制御された周波数の可変クロック信号を出力するシステムクロック出力部と、
    前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理部を有し、
    前記コンテンツ再生処理部は、
    少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行する構成を有することを特徴とする情報再生装置。
  2. 前記再生速度決定部は、
    コンテンツ再生速度が標準再生速度のn倍の設定である場合、前記可変クロックのクロック周波数を標準再生時のクロック周波数のn倍に設定するクロック周波数制御を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 前記コンテンツ再生処理部は、
    データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部を有し、これらのコンテンツ再生処理部の全てが、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、該入力可変クロック信号に従って処理速度を変更してデータ処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  4. 前記コンテンツ再生処理部は、
    データ記憶部、デコード部、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部を有し、これらのコンテンツ再生処理部中、バッファ制御部、出力制御部、出力表示部は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリからのデータ読み取り処理以降の処理を前記可変クロック信号に従って処理速度を変更して実行する構成であり、
    前記データ記憶部、デコード部、バッファ制御部は、固定周波数の固定クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリに対するデータ書き込み処理以前の処理を前記固定クロック信号に従った固定処理速度で実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  5. 前記固定クロック信号の周波数は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号中、最高周波数を持つクロック信号以上の周波数に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の情報再生装置。
  6. 前記再生速度決定部は、
    入力部を介して入力されるユーザ設定情報に基づいて、コンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  7. 前記再生速度決定部は、
    再生対象コンテンツの特徴量情報を入力し、該特徴量情報に基づいてコンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  8. コンテンツ再生処理を実行する情報再生方法において、
    コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行うクロック周波数制御ステップであり、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なうクロック周波数制御ステップと、
    前記クロック周波数制御ステップにおいて制御された周波数の可変クロック信号をシステムクロックから出力するシステムクロック出力ステップと、
    前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理ステップを有し、
    前記コンテンツ再生処理ステップは、
    少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行することを特徴とする情報再生方法。
  9. 前記クロック周波数制御ステップは、
    コンテンツ再生速度が標準再生速度のn倍の設定である場合、前記可変クロックのクロック周波数を標準再生時のクロック周波数のn倍に設定するクロック周波数制御を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  10. 前記コンテンツ再生処理ステップは、
    データ記憶部からのデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理を含むステップであり、これらの処理の全てにおいて、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、該入力可変クロック信号に従って処理速度を変更して処理を実行することを特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  11. 前記コンテンツ再生処理ステップは、
    データ記憶部からのデータ取得処理、デコード部におけるデコード処理、バッファ制御部におけるバッファメモリに対するデコードデータの書き込みおよび読み取り処理、出力制御部における表示制御処理、出力表示部におけるデータ表示処理を含むステップであり、
    バッファ制御部、出力制御部、出力表示部は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリからのデータ読み取り処理以降の処理を前記可変クロック信号に従って処理速度を変更して実行し、
    前記データ記憶部、デコード部、バッファ制御部は、固定周波数の固定クロック信号を入力し、前記バッファ制御部の制御するバッファメモリに対するデータ書き込み処理以前の処理を前記固定クロック信号に従った固定処理速度で実行することを特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  12. 前記固定クロック信号の周波数は、前記システムクロックの出力する可変クロック信号中、最高周波数を持つクロック信号以上の周波数に設定されていることを特徴とする請求項11に記載の情報再生方法。
  13. 前記クロック周波数制御ステップは、
    入力部を介して入力されるユーザ設定情報に基づいて、コンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  14. 前記クロック周波数制御ステップは、
    再生対象コンテンツの特徴量情報を入力し、該特徴量情報に基づいてコンテンツ再生速度を決定し、決定した再生速度に基づいて前記システムクロックの出力するクロック周波数を決定する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  15. コンテンツ再生処理を情報再生装置において実行させるコンピュータ・プログラムにおいて、
    コンテンツ再生速度に基づいてシステムクロックの出力するクロックの制御を行うクロック周波数制御ステップであり、コンテンツ再生速度の上昇に応じてクロック周波数を高くし、コンテンツ再生速度の下降に応じてクロック周波数を低くする制御を行なうクロック周波数制御ステップと、
    前記クロック周波数制御ステップにおいて制御された周波数の可変クロック信号をシステムクロックから出力するシステムクロック出力ステップと、
    前記システムクロックの出力する可変クロック信号を入力し、入力する可変クロック信号に従った処理速度でデータ処理を実行するコンテンツ再生処理ステップを有し、
    前記コンテンツ再生処理ステップは、
    少なくとも再生対象データを格納したバッファメモリからのデータ取得および該取得データの表示部に対する出力処理を、前記システムクロックから入力する可変クロック信号に応じて処理速度を変更して実行するステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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