JP3966571B2 - デジタル・ビデオ・ディスクにおけるサブ・ピクチャ・ユニットの高速再生システム及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは、DVD(デジタル・ビデオ・ディスク)プレーヤにおける信号処理システム及び方法に関する。更に詳しくは、DVDプレーヤ内部のフロント・エンドにおいて読み出されコピー・プロテクトが外されたデータをデコードして、テレビ受像機などに出力するバック・エンドにおいて、副映像(サブピクチャ)の優れた高速(早送り)再生を実現するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のTVやVCRでは、映画の字幕スーパーやカラオケの歌詞などの副映像(サブピクチャ)に関する情報は、主映像(メインピクチャ)に関する情報と分離されていない。しかし、1996年9月に決定されたDVD規格では、主映像は、MPEGのVideo Streamの階層にエンコードされ、副映像情報は、主映像情報から切り離されて、独立のサブピクチャ・ユニット(SPU)という形式で、MPEGのPrivate Streamの中に格納されることになっている。このように、SPUを主映像とは独立のユニットとして構成することにより、DVDでは、従来のTVやVCRでは実現不可能であった、ユーザが選択可能な複数言語表示や、インタラクティブ性を有する副映像の重ね合わせ表示が可能になる。ここで、副映像がインタラクティブであるとは、副映像を、ユーザの選択によって、色、コントラスト、表示場所まで含めて制御できることをいう。
【0003】
主映像と副映像とを独立に別のストリームに格納することにより、両方の映像データの間、及び、それぞれの映像データと音声データとの間の同期再生が必要になる。特に、格納メディア固有の早送り再生やスロー再生などの特殊再生時の同期技術が、DVDの副映像再生の際には重要である。
【0004】
DVDでは、SPUは、ユニットという1つの単位ごとに構成される。それぞれのSPUは、ユニットのデコード開始時間を示すPTS(Presentation Time Stamp)、ユニットの構成を示すSPUH(Sub-Picture Unit Header)、それぞれの実行時間を有する複数の命令セットから成る制御コードSP DCSQT(Sub-Picture Display Control Sequence Table)、及びSP DCSQTの命令セットからの指令により表示されるビットマップ・データであるPXD(Pixel Data)から構成される。PTSは、再生出力の時刻管理情報を与えるタイム・スタンプである。SP DCSQTを構成する命令セットは、先頭のSP DCSQ0から順に、SP DCSQ1、SP DCSQ2、・・・、SP DCSQN、SP DCSQN+1、・・・と表す。
【0005】
早送り再生やスロー再生ではない通常の再生の際のSPUの表示は、次のように行われる。SPUデコーダの基準となる同期信号を与えるSTC(System Time Clock)の値がPTSの値に達すると、SPUデコーダは、現在表示しているSPU映像をいったんクリアし、SP DCSQTの中の先頭の命令セットSP DCSQ0を実行する。ここで、N番目の命令セットは、上述のように、SP DCSQNで表されるものとするが、このN番目の命令セットSP DCSQNの実行時間SP DCSQ STM Nは、個別に定義されており、この時間に達すると、命令が実行される。しかし、先頭のSP DCSQ0のSP DCSQ STM 0だけはPTSと同一でなければならないので、PTSの時間に達したら直ちに命令を実行する必要がある。
【0006】
それぞれの命令セットには、PXDの格納位置指定、表示位置、表示色、コントラスト、表示開始、表示終了などが含まれる。DVD規格では、特に、SP DCSQ0には、SPUデータの表示に最低限必要な命令を含ませなければならないことになっている。その理由は、DVD規格において、SPUの早送りの際に、このSP DCSQ0に含まれるデータだけを順にデコードしていくことが想定されているからである。
【0007】
SP DCSQでは、命令セットの中で指定された設定(色、コントラスト、表示位置など)を行った後で、指定されたPXDの格納位置から、逐次、副映像データを読み出し、ディスプレイ・モニタ上に表示する。SP DCSQNの命令を実行すると、デコーダは、次のSP DCSQN+1の実行時間(SP DCSQ STM N+1)にSTCが到達するまで、上記の命令実行を繰り返す。この命令実行は、垂直同期信号VSYNに同期して実行されるように、DVD規格で決められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
DVD規格によれば、SP DCSQ STMの時間間隔は、最低で1ビデオ・フレーム以上と定められており、SPU表示開始命令が1つ実行されるときには必ず、1セットのPXDが実行される。しかし、高速再生を行う場合には、STC自体が高速インクリメント動作により早送りされるので、1ビデオ・フレーム時間の間に、複数のSP DCSQT STMが存在することになる。DVDでは、SP DCSQは、1つ前の実行時間におけるSP DCSQの結果からのアップデートという形で内容が定義されるため、SP DCSQを飛び越して実行することは許されない。従って、STCが先に進んでしまっていても、1コマンドずつ実行していく必要がある。これも、高速実行が困難な理由である。
【0009】
この難点を克服するために、DVDの規格では、高速再生時には、それぞれのSPUの先頭の命令だけを実行することを想定している。そのために、既に述べたように、SP DCSQ0には、SPUデータの表示に最低限必要な命令(色、コントラスト、表示位置など)を、すべて、含ませなければならないことになっている。しかし、この従来型の高速再生方法、換言すれば、DVD規格が本来想定している高速再生方法では、表示のアップグレードの間隔は、それぞれのユニットの時間間隔であるストリームに依存し、この時間間隔は一定ではなくストリームは可変長であるので、滑らかな再生は困難であり、表示がギクシャクしてしまう。更に、アップデートがストリームに左右されるので、アップデートと表示とを正確に同期させることができず、主映像と副映像との間の表示タイミングが合わなくなる。また、SPUの先頭の命令SP DCSQ0だけを実行しているので、次のユニットの先頭までの途中にあるコマンド群が全て無視され捨てられる。その結果として、駒送りのような映像になり、やはり、滑らかな再生ができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、DVD再生装置内部において、従来よりも優れたSPUの高速再生を実現するシステム及び方法を提供することである。
【0011】
本発明の実施例によると、DVD再生装置において副映像情報を有するSPUを高速に再生するシステムが提供される。このシステムは、システム・タイム・クロック(STC)と前記サブピクチャ・ユニットの中の表示制御を行う命令セットの実行時間(SP DCSQ STM N)とを比較する比較手段と、前記サブピクチャ・ユニットの高速再生時に高速インクリメント動作をしている前記システム・タイム・クロックが少なくとも1つ先の命令セットの実行時間(SP DCSQ STM N+1)よりも大きな値を有すると前記比較手段が判断するときにはそのサブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止して次のサブピクチャ・ユニットにおける命令セットの命令解釈に進む手段と、命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックに一致するまで前記命令解釈を連続的に反復する手段と、を備えている。
【0012】
別の実施例によれば、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)再生装置において副映像情報を有するサブピクチャ・ユニット(SPU)を高速に再生する方法が提供される。この方法は、システム・タイム・クロック(STC)と前記サブピクチャ・ユニットの中の表示制御を行う命令セットの実行時間(SP DCSQ STM N)とを比較するステップと、前記サブピクチャ・ユニットの高速再生時に高速インクリメント動作をしている前記システム・タイム・クロックが少なくとも1つ先の命令セットの実行時間(SP DCSQ STM N+1)よりも大きな値を有すると前記比較手段が判断するときにはそのサブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止して次のサブピクチャ・ユニットにおける命令セットの命令解釈に進むステップと、命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックに一致するまで前記命令解釈を連続的に反復するステップと、を含む。
【0013】
上述のシステム及び方法は、LSIの一部分として、又は、LSIの一部分の機能として実現され得る。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1には、早送り再生などではない通常の態様で、SPUをデコードする際の流れ図が示されている。ステップ12において垂直同期を確認する。これは、DVD規格では、垂直同期(V SYNC)のタイミングでコマンドを実行するという定義になっているからである。STCのチェックも、V SYNCに同期してチェックするようになっている。つまり、フレームの途中で時間がきても、次の先頭まで待つ。すなわち、1枚のピクチャの途中で、突然、切り換わることはない。次に、ステップ14において、STCとSP DCSQ STM Nとを比較する。STCがコマンド実行時間であるSP DCSQ STM Nに追いついたときには(ステップ14のYの場合)、そのコマンドを内容を実行してPXDを再生し、ビットマップを表示する(ステップ18)。
【0015】
次に、図2には、本発明による二重チェックを行うステップを含む、早送り再生時のSPUのデコード処理を示す流れ図が示されている。ただし、図1と同じステップには、同じ参照番号を付してある。高速再生では、STCも高速のインクリメント動作をする。つまり、例えば、3倍速再生であれば、STCの値も3倍の速度で増加する。早送りの場合も、ステップ16のコマンド解析までは、同じステップが実行される。通常は、SP DCSQ STMは、STCよりも必ず大きな値を有している。しかし、早送りの場合には、ステップ16の後で、ステップ20において、STCが1つ以上のコマンド・セットの実行時間を超えて先に進んでいるかどうかを判断する。すなわち、STCとSP DCSQ STM N+1とを比較して、早送りのために高速インクリメント動作しているSTCの方が先に進んでいる場合(ステップ20でYの場合)には、PXDの表示を行わず(ステップ22)、次のSP DCSQの命令解釈を行う(ステップ24)。また、この際には、VSYNCへの同期操作も停止し、SP DCSQ STMがSTCに追いつくまで、連続的に高速に命令解釈を繰り返す。この命令解釈は、表示画面上で見ると、VSYNCから、アクティブ・ビデオ領域までの、垂直ブランキング・インターバルの間に行われる。SP DCSQ STMがSTCに追いついたときに、このスキップ・モードは解除され、ノーマル再生に戻る。
【0016】
このような制御を行うことによって、上述した従来のSPU高速再生の際に生じる問題点は解消され、高速でありながら、滑らかな再生が可能になる。すなわち、以下で更に詳しく述べるように、本発明の構成によれば、第1に、同期特性に関して、第2に、SPU映像の連続性に関して、従来の方式と比較して著しい改善が得られる。
【0017】
第1の同期特性に関してであるが、本発明の構成によれば、SPUの表示のアップデートは、完全にSTCに同期して制御されることになる。従って、通常再生時のアップデート間隔を、例えば1と仮定すると、N倍速での高速再生時のアップデート間隔はN分の1に固定され、視聴者から見たSPU映像は、N倍速の固定速度になり、従来のVTRと同様に滑らかな再生が可能になる。既に述べたように、一般に、DVD規格が想定しているSPU再生方式では、可変長であるSPUのユニットの長さに依存してアップデート間隔も可変になる。従って、副映像を早送りすると、同一の画像にしばらく静止していた後に、急に連続したアップデートがなされ、その後に再び同一の画像が静止するというような現象が生じ、再生がギクシャクしがちであった。別言すれば、従来のSPU高速再生では、副映像は、必ずしも主映像と同期がとれておらず、これは、実際のずれ以上に視覚的な悪影響を与えていた。本発明によれば、このような、ギクシャクした再生は生じない。
【0018】
第2に、本発明によれば、従来のSPUの先頭の副映像だけを再生表示する方式と比較して、映像の連続性が優れている。例えば、あるSPUの1つのユニットで再生される副映像のビデオ・フレーム数が15枚であるとすると、通常速度での再生時には、もちろん、従来の方式でも本発明による方式でも、実際に15フレーム全部の副映像が再生表示される。他方で、例えば、3倍速で再生を行う場合には、本発明の方法によれば、均等の間隔で5フレームの副映像を再生することができる。しかし、従来の、すなわち、DVD規格が想定している再生方式では、繰り返し述べているように、先頭の1フレームだけの再生が行われる。表示される映像の連続性の観点からは、これでは、非常に粗い間隔のコマ送りを見ることになり、本発明によって得られる滑らかな映像とは、全く異なっている。
【0019】
図3には、上述したSPUの高速再生を実現するためのハードウェアのブロック図が示されている。具体的には、外側の点線の内部がSPUデコーダ30であり、内側の点線の内部が、SPUコントローラ・ユニット38である。STCチェック回路34が、STC≧SP DCSQ STM N+1であると判断して(図2のステップ20)、PXDをスキップする旨の命令をSPUコントローラ36に対して出力すると、高速ステートマシン(FSM)であるSPUコントローラ36が、同じPXDを反復的に出力するようにという命令を、すなわち、PXDをアップデートしないようにという命令を、PXDデコーダ42とアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44とに与える。
【0020】
FSM36は、SPU制御ブロック全体(外側の点線の内部)の制御と、SP DCSQのコマンド解析とを行う高速のハードウェア・ステート・マシンである。FSM36は、デコードの開始に当り、DRAM40に格納されたSPUストリームの中から、デコード開始のトリガに必要なPTS及びSP DCSQ STMを、DRAMアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44を介して抜き出し、タイマ・チェック回路34にセットする。タイマ・チェック回路34からSTCがコマンド実行時間に達したことを示すステータスが送られてくると、DRAM40のSPUストリームから必要なコマンドを抜き出し、PXDデコーダ42にセットする。この一連の処理は、上述のように、ビデオ・ディスプレイの垂直ブランキング期間内に終了する必要がある。その後、SPUコントローラ(FSM)36は、DRAMアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44にPXD読み出しの指示が出した上で、PXDデコーダ42にデコード開始命令を出す。PXD42は、ビデオ・ディスプレイ・コントローラ(図示せず)からの同期信号に従って、リアルタイムにPXDデコードを行う。STCチェック回路34から、スキップPXDの信号(Skip PXD)が送られてきた場合には、PXDの読み出しを強制的に停止し、Skip PXDのステータスが消えるまで、連続してコマンドの解釈実行のみを行う。その後に、上述のPXDデコーダ42の制御を続けて行う。
【0021】
STCチェック回路34は、STC32の値と、FSM36においてストリームから抜き出されたPTS又はSP DCSQ STM N+1とを比較して(図2のステップ20)、STC≧SP DCSQ STM N+1であれば、FSM36にSkip PXDのステータスを発行する。また、STCチェック回路34は、同時に、STCの値がセットされたPTS及びSP DCSQ STM Nで示されるコマンド表示時間に達したかどうかのレポートも行う。
【0022】
レジスタ46は、FSM36とSTCチェック回路34の間の情報とコマンドとの受け渡しを行うための通信用レジスタである。STCチェック回路34が用いるPTSやSP DCSQ STM Nなども、このレジスタ46を介して受け渡しが行われる。
【0023】
DRAMアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44は、SPUストリームが格納されているDRAM40から、SP DCSQやPXDを適切なタイミングで読み出すためのリード・アドレスを生成する。また、PXDリピートに同一のPXD格納アドレスへの連続的なアクセスを行わせたり、STCチェックのために現在実行中の次の命令やSPUからタイムスタンプを抜き出したりする複雑なアドレス生成も、このDRAMアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44が行う。
【0024】
PXDデコーダ42は、DRAMアドレス・ジェネレータ及びFIFOコントローラ44で生成されたリード・アドレスに基づいてDRAM40から読み出されたPXDデータをデコードする。SPUストリームの中のPXDは特別なランレングス方法によりエンコードされているが、PXDデコーダ42は、このPXDを、ビデオの走査線の走査速度と同じ速度でリアルタイムでデコードすることのできる高速のハードウェア・デコード・エンジンである。
【0025】
なお、SPUストリームは、外部メモリであるDRAM40に格納されているが、コントローラ44が、SPUコントローラ36に対して、PXDを読み出さないで次のコマンドを読み出すように制御する。本発明の実施例においては、PXDを表示する際には、DRAM40の中にあるSPUストリームを、毎フレーム、繰り返して読み出し、PXDデコーダ42を通して、リアルタイムに表示する。換言すれば、PXDをアップデートしないとは、DRAM40から毎フレーム読み出しを行い、同じものを書くことを意味する。すなわち、PXDの読み出しポインタが固定されていることを意味する。何らかのフレーム記憶装置を設け、その中に、例えばデコードを完了した同じSPUを記憶させ、それを読み出すことも可能であるが、上述のように構成することによって、安価で単純な構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の速度でのSPU再生の各ステップを示す流れ図である。
【図2】本発明によるSPUの高速再生の各ステップを示す流れ図である。
【図3】本発明によるSPUの高速再生を実現するハードウェアのブロック図である。
Claims (5)
- デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)再生装置において副映像情報を有するサブピクチャ・ユニット(SPU)を高速に再生するシステムであって、それぞれが実行時間を有し当該実行時間に応じた順序を有する複数の命令セットによる制御に従ってピクセル・データが表示され、Nを自然数として、N番目の命令セットSP_DCSQNの実行時間はSP_DCSQ_STM_Nによって表される、システムにおいて、
システム・タイム・クロックの時間(STC)と1つの命令セットの実行時間(SP_DCSQ_STM_N)とを比較する比較手段と、
前記サブピクチャ・ユニットが高速再生され、前記システム・タイム・クロックが高速インクリメント動作をしているときに、前記システム・タイム・クロックの時間(STM)が前記1つの命令セットの次の命令セットの実行時間(SP_DCSQ_STM_N+1)よりも大きな値を有すると前記比較手段が判断する場合には、前記サブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止し、前記サブピクチャ・ユニットにおける次の命令セットの解釈に進む手段と、
命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックの時間に一致するまで、前記サブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止し、前記サブピクチャ・ユニットにおける次の命令セットの解釈に進み、前記システム・タイム・クロックの時間に一致する実行時間よりも前の実行時間を有する命令セットの解釈を連続的に反復する手段と、
命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックの時間に一致した場合には、前記システム・タイム・クロックの時間に一致した実行時間を有する命令セットの制御に従ってピクセル・データを表示する手段と、
を備えていることを特徴とするシステム。 - 請求項1記載のシステムにおいて、このシステムはLSIの一部分として実現されることを特徴とするシステム。
- デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)再生装置において副映像情報を有するサブピクチャ・ユニット(SPU)を高速に再生する方法であって、それぞれが実行時間を有し当該実行時間に応じた順序を有する複数の命令セットによる制御に従ってピクセル・データが表示され、Nを自然数として、N番目の命令セットSP_DCSQNの実行時間はSP_DCSQ_STM_Nによって表される、方法において、
システム・タイム・クロックの時間(STC)と1つの命令セットの実行時間(SP_DCSQ_STM_N)とを比較するステップと、
前記サブピクチャ・ユニットが高速再生され、前記システム・タイム・クロックが高速インクリメント動作をしているときに、前記システム・タイム・クロックの時間(STM)が前記1つの命令セットの次の命令セットの実行時間(SP_DCSQ_STM_N+1)よりも大きな値を有すると前記比較するステップにおいて判断された場合には、前記サブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止し、前記サブピクチャ・ユニットにおける次の命令セットの解釈に進むステップと、
命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックの時間に一致するまで、前記サブピクチャ・ユニットに含まれるピクセル・データ(PXD)の表示を強制停止し、前記サブピクチャ・ユニットにおける次の命令セットの解釈に進み、前記システム・タイム・クロックの時間に一致する実行時間よりも前の実行時間を有する命令セットの解釈を連続的に反復するステップと、
命令セットの実行時間が前記システム・タイム・クロックの時間に一致した場合には、前記システム・タイム・クロックの時間に一致した実行時間を有する命令セットの制御に従ってピクセル・データを表示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項3記載の方法において、この方法はLSIの一部分の機能として実現されることを特徴とする方法。
- 請求項3又は請求項4に記載の方法に含まれるそれぞれのステップをコンピュータに実現させるコンピュータ・プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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