JPH10262208A - 同期ずれ制御装置及び方法 - Google Patents

同期ずれ制御装置及び方法

Info

Publication number
JPH10262208A
JPH10262208A JP9067076A JP6707697A JPH10262208A JP H10262208 A JPH10262208 A JP H10262208A JP 9067076 A JP9067076 A JP 9067076A JP 6707697 A JP6707697 A JP 6707697A JP H10262208 A JPH10262208 A JP H10262208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
decoding
signal
time
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9067076A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shimizu
義則 清水
Akira Hasegawa
亮 長谷川
Kimika Mizuno
公嘉 水野
Takayuki Ishida
隆行 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9067076A priority Critical patent/JPH10262208A/ja
Priority to US09/037,304 priority patent/US6339675B1/en
Priority to MYPI98001176A priority patent/MY118949A/en
Priority to KR1019980009158A priority patent/KR100565869B1/ko
Priority to CNB981074006A priority patent/CN1136725C/zh
Publication of JPH10262208A publication Critical patent/JPH10262208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/806Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal
    • H04N9/8063Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal using time division multiplex of the PCM audio and PCM video signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/8205Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only involving the multiplexing of an additional signal and the colour video signal
    • H04N9/8227Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only involving the multiplexing of an additional signal and the colour video signal the additional signal being at least another television signal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラーの要因一つ一つに対して個別の対策を
行うことで、エラーの回避又は悪影響の緩和を行ってき
たので、それぞれのエラーに対し個別の対策を行う回路
等が必要となり、全体の回路規模が大きくなってしまっ
た。 【解決手段】 コントローラ14は、ビデオデコーダ7
における時間管理情報PTMでシステムの基準時刻とな
るシステム基準時刻STCをリセットし、このリセット
時刻とビデオデコーダ7又はオーディオデコーダ11の
時間管理情報PTM又はDTMとを比較し、その比較結
果に基づいて上記映像信号と上記音声信号の同期ずれを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化映像信号と
符号化音声信号とにより形成された多重化情報信号の再
生時に、映像信号と音声信号の同期ずれを制御する同期
ずれ制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パッケージメディアや放送等、特定のコ
ンテンツの格納方式に限らず、それらの再生装置におい
ては、再生中なんらかのエラーが全く起きないとは限ら
ない。
【0003】例えば、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)2方式による情報圧縮技術(以下、単にこの
圧縮技術をMPEG2という。)によりオーディオ/ビ
デオ等の信号が圧縮符号化されて記録されているディジ
タルビデオディスク(DVD)や、その他映像信号が記
録されたディスクを再生する再生装置では、ディスクの
指紋や傷等による誤り訂正符号の訂正不能エラー、外部
からの衝撃等による一時データの読み出し不能、各種デ
コーダ等の制御回路が抱えるバグ、多重化データ、ビデ
オデータ、オーディオデータ等の圧縮データがフォーマ
ットに準拠していない等の要因によりエラーが発生す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
ディスク再生装置においては、上述したようなエラーの
要因一つ一つに対して個別の対策を行うことで、エラー
の回避又は悪影響の緩和を行ってきた。そのため、それ
ぞれのエラーに対し個別の対策を行う回路等が必要とな
り、全体の回路規模が大きくなってしまった。
【0005】また、個別のエラー対策で完全にエラーを
回復できなかった場合には、音声と映像の同期(AV同
期)を再生スタート時に確保したとしても、時間経過と
ともにAV同期のずれが発生してしまう。
【0006】AVの同期ずれとしては、外部同期信号を
用いることに起因するものがある。例えば、再生装置で
用いているクロックと位相のずれたビデオ同期信号を外
部から入力して再生する場合や、いわゆるカラオケ等で
用いているスピードコントロールの変化、また上記DV
Dにおけるオーディオギャップと呼ばれるオーディオフ
レームの不連続部分を連続にデコードする場合などであ
る。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、エラー要因の一つ一つに対して個別の対策を不
要として回路規模を小さくでき、かつ、エラーを防止で
きる同期ずれ制御装置及び方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】エラーの要因としては様
々な要因が考えられるが、それらのほとんどは最終的に
AV同期ずれを引き起こす。また、直接AV同期ずれの
みを引き起こす要因もある。
【0009】そこで、上記AV同期ずれを引き起こすエ
ラーに関しては、個々に特別な対策を取ることなく、そ
の代わりに、AV同期ずれを検出できるようにし、同期
ずれを検出したら同期ずれを直すようにする。
【0010】このため、AV同期ずれを直すに際し、オ
ーディオに対してビデオをスキップ/リピート/一旦停
止後の再スタート等することでAVの同期を取る。ビデ
オに対してオーディオをスキップ/リピート/一旦停止
後の再スタート等することも考えられるが、人間の視聴
感上、オーディオのスキップ/リピート/一旦停止後の
再スタートに対しては、ビデオのそれよりも違和感を感
じる。そこで、上述したように、オーディオに対してビ
デオをスキップ/リピート/一旦停止後に再スタートす
ることで、再生の品位をなるべく保つようにする。
【0011】そのため、本発明に係る同期ずれ制御装置
は、上記課題を解決するために、制御手段により、映像
復号手段における時間管理情報でシステムの基準時刻と
なるシステム基準時刻をリセットし、このリセット時刻
と映像復号手段又は音声復号手段の時間管理情報とを比
較し、その比較結果に基づいて映像信号と音声信号の同
期ずれを制御する。
【0012】また、本発明に係る同期ずれ制御方法は、
上記課題を解決するために、映像信号を復号するときに
用いる時間管理情報で、システムの基準時刻となるシス
テム基準時刻をリセットし、このリセット時刻と上記映
像復号時又は音声復号時の時間管理情報とを比較し、そ
の比較結果に基づいて上記映像信号と上記音声信号の同
期ずれを制御する。
【0013】また、本発明に係る同期ずれ制御装置は、
上記課題を解決するために、制御手段により、映像復号
手段における時間管理情報でシステムの基準時刻となる
システム基準時刻をリセットし、このリセット時刻と上
記映像復号手段又は音声復号手段の時間管理情報とを比
較し、その比較結果に基づいて上記映像信号の復号処理
のタイミングを上記音声信号の復号処理のタイミングに
合わせる。
【0014】また、本発明に係る同期ずれ制御方法は、
上記課題を解決するために、映像信号の復号時における
時間管理情報でシステムの基準時刻となるシステム基準
時刻をリセットし、このリセット時刻と上記映像信号の
復号処理又は音声信号の復号処理の時間管理情報とを比
較し、その比較結果に基づいて上記映像信号の復号処理
のタイミングを上記音声信号の復号処理のタイミングに
合わせる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る同期ずれ制御
装置及び方法の実施の形態について図面を参照しながら
説明する。
【0016】この実施の形態は、MPEG(Moving Pic
ture Experts Group)2方式による情報圧縮技術(以
下、単にこの圧縮技術をMPEG2という。)によりオ
ーディオ/ビデオ等の信号が圧縮符号化されて記録され
ているディジタルビデオディスク(DVD)のような大
容量光ディスクを再生する大容量光ディスク再生装置
(以下、DVD再生装置という。)である。特に、ここ
で用いるDVDは、符号化されたビデオ信号と符号化さ
れた副映像信号であるサブピクチャ(Sub Picture:S
P)と符号化されたオーディオ信号とを多重化した状態
で記録している。
【0017】上記DVD再生装置は、図1に示すよう
に、上記DVD1からRF信号を再生するピックアップ
2と、このピックアップ2により再生されたRF信号が
供給されてこのRF信号の2値化処理等をするRF回路
3と、RF回路3からの再生データが供給されエラー訂
正等のデコード処理をするデータデコーダ4と、データ
デコーダ4によりデコード処理がされた再生データを符
号化ビデオデータ,符号化SPデータ及び符号化オーデ
ィオデータに振り分けるデマルチプレクサ5と、このデ
マルチプレクサ5からの符号化ビデオデータを一時的に
記憶するコードバッファ6と、このコードバッファ6か
らの符号化ビデオデータを復号化、ここでは伸長するビ
デオデコーダ7と、デマルチプレクサ5からの符号化S
Pデータを一時的に記憶するコードバッファ8と、この
コードバッファ8からの符号化SPデータを復号化する
SPデコーダ9と、デマルチプレクサ5からの符号化オ
ーディオデータを一時的に記憶するコードバッファ10
と、コードバッファ10からの符号化オーディオデータ
を復号するオーディオデコーダ11とを備えている。
【0018】また、このDVD再生装置は、復号化され
たビデオデータとSPデータとをSPデコーダ9から受
け取り、NTSC信号又はPAL信号に変換するデジタ
ル/NTSC,PAL変換回路(以下、単にNTSC変
換回路という。)12と、オーディオデコーダ11から
の復号化されたオーディオデータが供給され、アナログ
信号に変換するデジタル/アナログ変換回路(以下、単
にD/A変換回路という。)13も備える。
【0019】さらに、このDVD再生装置は、ピックア
ップ2,RF回路3,データデコーダ4,デマルチプレ
クサ5,ビデオデコーダ7,SPデコーダ9,オーディ
オデコーダ11,NTSC変換回路12及びD/A変換
回路13を制御するコントローラ14と、このコントロ
ーラ14とユーザーの操作入力を媒介するユーザインタ
ーフェース15と、コントローラ14のデータ記憶部と
なるメモリ16とを備える。
【0020】上記MPEG2を用いるシステムでは、一
つのプログラムを構成したプログラムストリーム(Prog
ram Stream:PS)を用いて多重化情報信号を記録/再
生したり、トランスポートストリーム(Transport Stre
am:TS)と呼ばれる複数のプログラムを用いて多重化
情報信号を記録/再生する。
【0021】上記PSを形成しているビデオやオーディ
オ等の各アクセスユニットと呼ばれる復号再生の単位毎
には、いつ復号再生すべきかを示すタイムスタンプと呼
ばれる時刻管理情報が付加されており、このタイムスタ
ンプに応じて各デコーダではデコードの制御を行ってい
る。タイムスタンプには、プレゼンテーションタイムス
タンプ(Presentation Time Stamp:PTS)と呼ばれ
る再生出力の時刻管理情報と、デコーディングタイムス
タンプ(Decoding Time Stamp:DTS)と呼ばれる復
号の時刻管理情報がある。実際に、ビデオやオーディオ
等のデコーダでは、上記PTSやDTSを現在のシステ
ム基準時刻(System Time Clock:STC)とと比較し
て、一致したらデコードや表示を開始している。
【0022】また、上記ビデオやオーディオ等のデコー
ダの前には、DVD1から読み出したPSをビデオやオ
ーディオに分離するためのデマルチプレクサ5が設けら
れているが、このデマルチプレクサ5では、複数のパケ
ットを束ねた各パックのシステムクロックリファレンス
(System Clock Reference:SCR)と呼ばれるシステ
ム時刻基準参照値を現在の上記STCと比較して、上記
STCが上記SCRに等しくなったら、該当するパック
を上記各デコーダへ転送する。
【0023】また、このDVD再生装置は、本件出願人
が既に特願平3−230975号公報により開示した、
上記SCRと上記STCを比較することなく、上記各デ
コーダのコードバッファがフル(一杯)になったかどう
かの信号をデマルチプレクサに送り、その信号がフルを
示さない限り、デマルチプレクサはデータを送るという
技術を用いて、コードバッファをオーバーフローさせる
ことなくデータを供給してもよい。
【0024】図1中でコントローラ14は、ビデオデコ
ーダ7における時間管理情報PTMでシステムの基準時
刻となるシステム基準時刻STCをリセットし、このリ
セット時刻とビデオデコーダ7又はオーディオデコーダ
11の時間管理情報PTM又はDTMとを比較し、その
比較結果に基づいて上記映像信号と上記音声信号の同期
ずれを制御する。
【0025】具体的に、コントローラ14は、ビデオデ
コーダ7における時間管理情報PTMでシステムの基準
時刻となるシステム基準時刻STCをリセットし、この
リセット時刻と上記ビデオデコーダ7又はオーディオデ
コーダ11の時間管理情報PTMまたはDTMとを比較
し、その比較結果に基づいて上記映像信号の復号処理の
タイミングを上記音声信号の復号処理のタイミングに合
わせる。
【0026】上記DVDは、図2に示すように、例え
ば、映画の1作品等の単位とされるVideo Object Set
(以下、VOBSという。)単位で記録されている。こ
のVOBSは、複数のVideo Object(以下、VOBとい
う。)から構成されている。DVDでは、例えば、1つ
の映画を複数のスト−リ−展開で見ることができるマル
チスト−リといったフォ−マットを備えており、このよ
うな機能はこのVOBごとで異なるスト−リ展開にな
る。
【0027】このVOBは、複数のセル(Cell)に
より構成される。Cellは、例えば映画における1シ
−ン等の単位となる。すなわち、この1シ−ン毎の組み
合わせがVOBとなり、この組み合わせの違いにより上
記マルチスト−リ機能等を構成する。マルチストーリ機
能とは、あらかじめDVDに複数のストーリを記録して
おき、視聴者が再生中に表示されるメニューでストーリ
展開などを選べる機能である。
【0028】セルは、複数のVideo Object Unit(VO
BU)により構成されている。VOBUは、動画像で
0.8から1.2秒の単位であり、MPEG2のフォー
マットにおけるGroupof Pictures(以下、GOPとい
う。)を含んでいる。なお、Cellは、再生順にDV
D上に記録されていない場合が多く、そのためCell
の再生順、記録位置等に関する情報は、DVD上のPG
CI(Program Chane Information)に記録されてい
る。
【0029】また、VOBUは、制御情報データである
ナビゲーションパック(NV_PCK;以下、ナビパッ
クという。)、音声パック(A_PCK)、副映像パッ
ク(SP_PCK)6及びMPEG2方式によって圧縮
符号化された映像データからなる映像パック(V_PC
K)より構成される。
【0030】ここで、ナビパックは、パックヘッダと、
システムヘッダと、PCIパケット(Presentation Con
trol Information Paket;PCI_PKT)と、DSI
パケット(Data Search Information Paket;DSI_
PKT)とから構成される。
【0031】PCIパケットには、PCI General In
formation(PCI_GI)と呼ばれる映像データの複数
の再生制御情報が含まれる。
【0032】また、DSIパケットには、各データの複
数のデータサーチ情報が含まれる。とくに、先のVOB
とそれに続くVOBをシームレスに再生する際には、Se
amless Playback Information(SML_PBI)が使わ
れる。このSML_PBIには、VOBのビデオのスタ
ートの再生時刻を示すVOB_V_S_PTMと、VOBのビデオ
のエンドの再生時刻を示すVOB_V_E_PTMがある。
【0033】以下、このDVD再生装置の動作を詳細に
説明する。
【0034】このDVD装置では、MPEGシステムに
よって多重化されたストリームのシステム基準時刻ST
Cでビデオの表示時刻を表すようにする。すなわち、再
生開始時には、先ずビデオの表示開始時刻を表す上記P
TSやデコード開始時刻を表す上記DTSを直接に、又
はそれらの値を元に計算した値を上記STCにセットす
る。
【0035】DVDにおいては、ナビパックにもビデオ
の表示開始時刻を表すVOBU_S_PTMや、VOB_V_S_PTM等が
あるので、それらの値を直接に、又はそれらの値を元に
計算した値をセットしてもよい。
【0036】ビデオのデコード、表示開始と同時に上記
STCを90KHzのクロックによりカウントアップを
開始する。その後、ビデオデコーダ7は、連続的にビデ
オのデコードと表示を続け、STCも90KHzのクロ
ックで自走するが、ビデオに上記PTSや上記DTSが
ある場合にはそれらの直接の値、又はそれらの値を元に
計算した値により上記STCをリセットロードする。こ
うすることにより上記STCは、常にビデオの表示時刻
を示すようになる。
【0037】ビデオのデコードと表示開始をした後、つ
まり上記リセットされたSTCがカウントアップを開始
した後から、コントローラ14は、オーディオデコーダ
11にオーディオのデコードと再生を開始させ、一旦オ
ーディオがデコードし始めたら図3のステップS1のよ
うにPTSを持つオーディオフレームを待ち、ステップ
S2でオーディオのPTSとビデオの時刻になっている
STCとを比較する。
【0038】このステップS2での比較の結果により、
オーディオのPTSとSTCが予め設定されたそれぞれ
のしきい値以内のずれであるならば、何も行わない。も
し、しきい値以上のずれが検出された場合は、ビデオデ
コーダ7とSTCを操作し、しきい値内のずれ量になる
ように、ステップS3又はステップS4のように処理を
行う。
【0039】ここで、例えば、STCのオーディオPT
Sに対する進みのしきい値aとしては2フイールド(1
フレーム)時間、遅れに対するしきい値bとしては0を
設定する。なお、このしきい値a,bは固定ではなく、
現在再生しているストリームのビットレートや各デコー
ダのコードバッファ内のデータ量等から算出した値を使
ってもよい。
【0040】上記しきい値a以上にSTCが大きかった
場合、ビデオが進んでいることを示すので、ステップS
3に示すようにコントローラ14はビデオの進み対策フ
ラグをセットする。また、しきい値b以上にSTCが小
さい場合、ビデオが遅れていることを示すので、ステッ
プS4に示すように、ビデオ送れ対策フラグをセットす
る。
【0041】そして、コントローラ14は、上記対策フ
ラグに基づいて以下のような対策を施す。先ず、図4の
ステップS11で次のピクチャを待ち、ステップS12
でビデオ進みフラグがセットされていないかを判断す
る。ここで、ビデオ進みフラグがセットされていると、
ステップS13に進み、ビデオデコーダ7に対し、1ビ
デオフレーム時間のポーズをさせ、ビデオデコーダ7が
ポーズを開始すると同時にSTCを1ビデオフレーム時
間ポーズさせるようにする。その後、ステップS14で
ビデオのデコードを再開し、STCのカウントアップも
再開し、ステップS15でビデオ進みフラグをリセット
する。
【0042】ステップS12でビデオ進みフラグがセッ
トされてないと判断し、ステップS16でビデオ遅れフ
ラグがセットされている判断すると、STCがオーディ
オPTSに対して遅れているので、ステップS17に進
み、ビデオデコーダ7に対し、Bピクチャが来るのを待
たせ、ステップS18でBピクチャ1枚をスキップさ
せ、ビデオデコーダ7がBピクチャのスキップを開始す
るのと同時にSTCをスキップするピクチャの表示時間
分だけ進ませるようにする。その後、ステップS19で
ビデオ遅れフラグをリセットする。
【0043】ステップS15及びステップS19の後に
は、ステップS20でビデオのDTSやPTSがあるか
を判断し、ステップS21でSTCにDTCまたはPT
Sをロードして上記ステップS11に戻る。
【0044】2ビデオフレーム時間以上進んでいる場合
はこのビデオ進み検出と対策を何度か繰り返して同期が
合うようにする。また、2ビデオフレーム時間以上遅れ
ている場合にも、このビデオ遅れ検出と対策を何度か繰
り返して同期を合わせる。
【0045】同期ずれを直す処理としては、スキップす
るピクチャ数やポーズする時間を同期ずれ量によって変
えてもよい。
【0046】なお、副映像信号であるSub-picture,PCI,
Closed captionはSTCに従って、デコード、再生する
ようにする。これによりオーディオ以外はSTC、つま
りビデオと同期が合うようになり、オーディオだけが1
ビデオフレーム時間以内の遅れになる。
【0047】また、MPEGシステムにより多重化され
たストリームを再生する際に同期がぴったりあっていな
い状態で安定動作させるためには、本来必要とされるコ
ードバッファ量でなく、相対的に遅れて再生されるエレ
メンタリーストリームをデコードするデコーダには、よ
り多くのコードバッファが必要になる。
【0048】上述した装置では、オーディオだけが相対
的に遅れているので、余計なコードバッファはオーディ
オデコーダの前段にあればよく、RAM量の増加を最小
限にしている。
【0049】なお、コントローラ14は、上記STCを
上記オーディオ信号の復号処理のタイミングに合わせる
ようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明によれば、エラー要因の一
つ一つに対して個別の対策を不要として回路規模を小さ
くでき、かつ、エラーを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期ずれ制御装置の実施の形態と
なるDVD再生装置のブロック図である。
【図2】上記DVD上の記録フォーマット図である。
【図3】上記DVD再生装置が行う同期ずれ検出処理を
説明するためのフローチャートである。
【図4】上記DVD再生装置が行う同期ずれ対策を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディジタルビデオディスク、2 ピックアップ、5
デマルチプレクサ、7 ビデオデコーダ、11 オー
ディオデコーダ、14 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 石田 隆行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化映像信号と符号化音声信号とによ
    り形成された多重化情報信号の再生時に、映像信号と音
    声信号の同期ずれを制御する同期ずれ制御装置であっ
    て、 上記多重化情報信号から上記符号化映像信号と上記符号
    化音声信号とを分離する分離手段と、 上記分離手段で分離された上記符号化映像信号を復号化
    する映像復号手段と、 上記分離手段で分離された上記符号化音声信号を復号化
    する音声復号手段と、 上記映像復号手段における時間管理情報でシステムの基
    準時刻となるシステム基準時刻をリセットし、このリセ
    ット時刻と上記映像復号手段又は音声復号手段の時間管
    理情報とを比較し、その比較結果に基づいて上記映像信
    号と上記音声信号の同期ずれを制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする同期ずれ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記映像信号が音声信
    号より進んでいるときには1フレーム時間単位で上記映
    像復号手段の復号処理を停止すると共に、上記システム
    基準時刻のカウントを停止することを特徴とする請求項
    1記載の同期ずれ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記映像信号が音声信
    号より遅れているときには、上記映像復号手段での所定
    符号フレームについての復号処理を所定期間分だけスキ
    ップすると共に、上記システム基準時刻を上記符号フレ
    ームの表示期間分だけ進ませることを特徴とする請求項
    1記載の同期ずれ制御装置。
  4. 【請求項4】 符号化映像信号と符号化音声信号とによ
    り形成された多重化情報信号の再生時に、上記映像信号
    と上記音声信号の同期ずれを制御する同期ずれ制御方法
    であって、 上記映像信号を復号するときに用いる時間管理情報で、
    システムの基準時刻となるシステム基準時刻をリセット
    し、このリセット時刻と上記映像復号時又は音声復号時
    の時間管理情報とを比較し、その比較結果に基づいて上
    記映像信号と上記音声信号の同期ずれを制御することを
    特徴とする同期ずれ制御方法。
  5. 【請求項5】 符号化映像信号と符号化音声信号とによ
    り形成された多重化情報信号の再生時に、映像信号と音
    声信号の同期ずれを制御する同期ずれ制御装置であっ
    て、 上記多重化情報信号から上記符号化映像信号と上記符号
    化音声信号とを分離する分離手段と、 上記分離手段で分離された上記符号化映像信号を復号化
    する映像復号手段と、 上記分離手段で分離された上記符号化音声信号を復号化
    する音声復号手段と、 上記映像復号手段における時間管理情報でシステムの基
    準時刻となるシステム基準時刻をリセットし、このリセ
    ット時刻と上記映像復号手段又は音声復号手段の時間管
    理情報とを比較し、その比較結果に基づいて上記映像信
    号の復号処理のタイミングを上記音声信号の復号処理の
    タイミングに合わせる制御手段とを備えることを特徴と
    する同期ずれ制御装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記比較結果に基づい
    て上記システム基準時刻を上記音声信号の復号処理のタ
    イミングに合わせることを特徴とする請求項5記載の同
    期ずれ制御装置。
  7. 【請求項7】 符号化映像信号と符号化音声信号とによ
    り形成された多重化情報信号の再生時に、上記映像信号
    と上記音声信号の同期ずれを制御する同期ずれ制御方法
    であって、 上記映像信号の復号時における時間管理情報でシステム
    の基準時刻となるシステム基準時刻をリセットし、この
    リセット時刻と上記映像信号の復号処理又は音声信号の
    復号処理の時間管理情報とを比較し、その比較結果に基
    づいて上記映像信号の復号処理のタイミングを上記音声
    信号の復号処理のタイミングに合わせることを特徴とす
    る同期ずれ制御方法。
JP9067076A 1997-03-19 1997-03-19 同期ずれ制御装置及び方法 Pending JPH10262208A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9067076A JPH10262208A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 同期ずれ制御装置及び方法
US09/037,304 US6339675B1 (en) 1997-03-19 1998-03-09 Synchronization lag control apparatus and method
MYPI98001176A MY118949A (en) 1997-03-19 1998-03-18 Synchronization lag control apparatus and method
KR1019980009158A KR100565869B1 (ko) 1997-03-19 1998-03-18 동기지연제어장치및방법
CNB981074006A CN1136725C (zh) 1997-03-19 1998-03-19 同步偏移控制设备和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9067076A JPH10262208A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 同期ずれ制御装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10262208A true JPH10262208A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13334425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9067076A Pending JPH10262208A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 同期ずれ制御装置及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6339675B1 (ja)
JP (1) JPH10262208A (ja)
KR (1) KR100565869B1 (ja)
CN (1) CN1136725C (ja)
MY (1) MY118949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006333038A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Casio Comput Co Ltd カメラ装置及び録画装置並びにプログラム
US7218841B2 (en) 2000-12-25 2007-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for synchronously reproducing audio and video data

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4059410B2 (ja) * 1998-10-07 2008-03-12 株式会社バンダイナムコゲームス ゲーム装置及び情報記憶媒体
WO2000046803A1 (fr) * 1999-02-05 2000-08-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede permettant de creer des trains de donnees et procede permettant d'effectuer des suppressions partielles
KR100685982B1 (ko) * 1999-04-03 2007-02-23 엘지전자 주식회사 미디어 정보의 동기화 방법 및 그 장치
KR100939711B1 (ko) * 2002-12-12 2010-02-01 엘지전자 주식회사 텍스트 기반의 서브타이틀 재생장치 및 방법
KR100619007B1 (ko) * 2003-06-24 2006-08-31 삼성전자주식회사 비디오 트랜스포트 스트림 동기화 제어 장치 및 방법
US8995536B2 (en) * 2003-07-23 2015-03-31 Broadcom Corporation System and method for audio/video synchronization
US20060150071A1 (en) * 2005-01-05 2006-07-06 Microsoft Corporation Software-based video rendering
CN101119461B (zh) * 2006-08-02 2010-05-12 广达电脑股份有限公司 保持视频帧及音频帧同步播放的系统及方法
JP4983147B2 (ja) * 2006-08-18 2012-07-25 富士通セミコンダクター株式会社 多重化装置、多重化方法および多重化プログラム
US9571901B2 (en) * 2007-12-28 2017-02-14 Intel Corporation Synchronizing audio and video frames
CN101340591B (zh) * 2008-08-11 2011-04-06 华为终端有限公司 解码系统中接收视音频数据的处理方法及装置
EP2534833B1 (en) * 2010-02-12 2016-04-27 Thomson Licensing Method for synchronized content playback
JP2015515208A (ja) * 2012-03-23 2015-05-21 トムソン ライセンシングThomson Licensing 相関したメディアプレゼンテーションの同期のためのバッファ管理方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3255308B2 (ja) * 1992-12-18 2002-02-12 ソニー株式会社 データ再生装置
KR960007947B1 (ko) * 1993-09-17 1996-06-17 엘지전자 주식회사 가라오케-콤팩트 디스크(karaoke-cd) 및 이를 이용한 오디오 제어장치
JP3197766B2 (ja) * 1994-02-17 2001-08-13 三洋電機株式会社 Mpegオーディオデコーダ、mpegビデオデコーダおよびmpegシステムデコーダ
US5583652A (en) * 1994-04-28 1996-12-10 International Business Machines Corporation Synchronized, variable-speed playback of digitally recorded audio and video
US5920842A (en) * 1994-10-12 1999-07-06 Pixel Instruments Signal synchronization
KR100311464B1 (ko) * 1994-12-08 2001-12-15 구자홍 디지탈티브이의오디오/비디오동기장치
KR970060156A (ko) * 1996-01-05 1997-08-12 구자홍 디스크 재생기의 동기 조정 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7218841B2 (en) 2000-12-25 2007-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for synchronously reproducing audio and video data
JP2006333038A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Casio Comput Co Ltd カメラ装置及び録画装置並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
MY118949A (en) 2005-02-28
CN1136725C (zh) 2004-01-28
CN1201335A (zh) 1998-12-09
US6339675B1 (en) 2002-01-15
KR19980080385A (ko) 1998-11-25
KR100565869B1 (ko) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6504994B2 (en) Data reproduction apparatus and data storage medium
US8326117B2 (en) Data recording device, data recording method, data processing device, data processing method, program, program recording medium, data recording medium, and data structure
US20090169183A1 (en) Data recording device, data recording method, data processing device, data processing method, program, program recording medium, data recording medium, and data structure
US6041067A (en) Device for synchronizing data processing
KR100565869B1 (ko) 동기지연제어장치및방법
JP4439468B2 (ja) データ処理装置
US20090142043A1 (en) Data processing device, data processing method, program, program recording medium, data recording medium, and data structure
KR100505517B1 (ko) 디지털신호재생방법및장치
JPH10174059A (ja) ディジタル信号復号方法及び装置、並びにディジタル信号再生装置
JP2002354419A (ja) 記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4501854B2 (ja) 映像音声記録装置
KR20030088482A (ko) Av 데이터 기록 재생 장치 및 방법, 상기 av 데이터기록 재생 장치 또는 방법으로 기록된 기록 매체, 및데이터 구조체
JP2008098689A (ja) 画像データ処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
US7532803B2 (en) Reproducing apparatus
JP2003348543A (ja) データ復号器およびデータ復号化方法
JP2002033712A (ja) パケット処理装置及びそのパケット出力方法
JP3890655B2 (ja) ディジタル信号再生方法及び装置
JP3975503B2 (ja) 情報再生装置及び再生方法
JPH10164512A (ja) データ処理同期装置
JP3814929B2 (ja) 符号化データ再生方法及び再生装置
JP2002281458A (ja) 画像情報復号化再生装置および画像情報復号化再生方法
JP2004253052A (ja) 情報記録媒体、情報記録装置
KR100217180B1 (ko) 디지털 비디오 재생장치에서 재생시 셀정지방법
JP3823426B2 (ja) 情報信号処理装置及び方法
JP4826407B2 (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220