JP2001186529A - Mpegデコード回路並列駆動システム - Google Patents

Mpegデコード回路並列駆動システム

Info

Publication number
JP2001186529A
JP2001186529A JP37099599A JP37099599A JP2001186529A JP 2001186529 A JP2001186529 A JP 2001186529A JP 37099599 A JP37099599 A JP 37099599A JP 37099599 A JP37099599 A JP 37099599A JP 2001186529 A JP2001186529 A JP 2001186529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoding
image
circuit
reference clock
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37099599A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kano
高志 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP37099599A priority Critical patent/JP2001186529A/ja
Publication of JP2001186529A publication Critical patent/JP2001186529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のMPEGデコード回路を用いて合成画
像が得られる、廉価な並列駆動システムを提供するこ
と。 【解決手段】 MPEGデコード回路のデコーダ表示時
刻決定手段により決定された表示時刻から遡って得られ
たデコード開始時刻を、前記トランスポートストリーム
信号より抽出して得られたタイムスタンプ情報から算出
したデコード開始予定時刻と比較して前記デコード開始
時刻が前記デコード開始予定時刻より所定時間を超えて
遅くなったとき、該当する画像が他の画像のデコードの
際に必要な参照画像でないことを確認してその画像のデ
コードを中止するようデコーダを制御すると共に、複数
のMPEGデコード回路のいずれか1つのMPEGデコ
ード回路から他のMPEGデコード回路に表示時刻を知
らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル放送受
信機等に搭載されるMPEGデコーダLSIに関し、特に複数
のMPEGデコーダLSIを用いて、複数のトランスポートス
トリームに含まれる番組を同時にデコードしてマルチ画
面表示を行う、MPEGデコードLSI並列駆動システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、複数のMPEGデコーダに異
なるトランスポートストリーム(以下、TSと略する)
を入力して各々がデコード処理を行う場合、各々のデコ
ーダから出力されるデコード画像は非同期であり、これ
らをマルチ画面表示等に合成するためには、MPEGデコー
ドした後にフレームシンクロ処理を行うことが必要であ
る。しかし、このフレームシンクロを実現させるために
はフレームメモリが不可欠であり、これはシステムのコ
ストアップ要因になる。
【0003】図6を用いて、この問題点を具体的に述べ
る。2つの同じ構成のMPEGデコード回路61a,6
1bは各々基準クロック生成回路62a,62bからの
クロック信号に同期して信号を処理し、入力されるTS
信号TS1,TS2から画像を再生する。
【0004】まずMPEGデコード回路61aに入力さ
れたTS信号TS1から、クロック用タイムスタンプ抽
出回路63aにて、基準クロック再現用のタイムスタン
プ情報が抽出される。このタイムスタンプ情報に基づい
て、基準クロック制御回路64aでは、TS送出側つま
りMPEGエンコーダ側で用いた基準クロックと同一の
周波数が再現するように、基準クロック生成回路62a
の制御を行う。
【0005】デコード用タイムスタンプ抽出回路63c
出力のデコード用タイムスタンプ情報を元に、デコード
時刻決定回路65aでは、TS信号として多重された画
像1枚毎のデコード開始時刻を、また表示時刻決定回路
66aでは、それら画像の表示開始時刻を、各々決定す
る。
【0006】TS信号TS1は、一旦バッファ67aに
蓄えられ、デコード時刻決定回路65aが決定した時刻
になると、デコーダ68aにおいて画像のデコード処理
を行い、デコードした画像をフレームメモリ69aに書
き込む。フレームメモリ69aに書き込まれた画像は、
表示時刻決定回路66aにて決定された表示時刻に、読
み出される。MPEGデコード回路61bもTS信号T
S2を入力として上述のMPEGデコード回路61bと
同様な処理を行う。
【0007】ところで、2つの独立したTS信号は、基
準クロックが同一である保証は全くなく、映像表示のフ
レームレートも同じとは限らない。例えば、米国の地上
波デジタル放送では規格で複数の表示フレームレートが
認められている。したがって2個の独立したMPEGデ
コード回路61a,61bの画像出力は全くの非同期で
あり、各々の出力画像を合成してマルチウィンドウ表示
を行う場合には、同期を取る必要がある。そのために図
6に示した如く一方の画像をフレームメモリに一旦蓄積
しておくフレームシンクロ回路70が不可欠となって、
システムが高価となってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、複数の
MPEGデコード回路を用いて合成画像を作成する場合
には、フレームシンクロ回路が必要となり、システムが
高価になってしまう問題がある。したがって、この発明
は上記問題点を解決し、フレームシンクロ回路が不要で
廉価なMPEGデコード回路並列駆動システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の基本的な特徴によれば、基準となるクロ
ック信号を生成する基準クロック生成回路と、入力され
たトランスポートストリーム信号から画像を再生すると
共にそのトランスポートストリーム信号からタイムスタ
ンプ情報を抽出しこれを基に前記基準クロック生成回路
の出力を制御する基準クロック制御信号を出力する複数
のMPEGデコード回路と、これらのMPEGデコード
回路により出力された基準クロック制御信号から1つの
基準クロック制御信号を選択する制御信号選択手段と、
この制御信号選択手段により選択された基準クロック制
御信号を前記基準クロック生成回路に供給する手段と、
前記基準クロック生成回路の出力を前記MPEGデコー
ド回路に供給する基準クロック供給手段と、前記MPE
Gデコード回路の出力画像を合成する画像合成手段とを
備えて成るMPEGデコーダ回路並列駆動システムにお
いて、前記MPEGデコード回路は、前記トランスポー
トストリーム信号をデコードするデコーダと、このデコ
ーダによりデコードされた画像を記憶するフレームメモ
リと、このフレームメモリに記憶された画像を表示する
時刻を決定する表示時刻決定手段と、この表示時刻決定
手段により決定された表示時刻から遡って得られたデコ
ード開始時刻を、前記トランスポートストリーム信号よ
り抽出して得られたタイムスタンプ情報から算出したデ
コード開始予定時刻と比較して前記デコード開始時刻が
前記デコード開始予定時刻より所定時間を超えて遅くな
ったとき、該当する画像が他の画像のデコードの際に必
要な参照画像でないことを確認してその画像のデコード
を中止して次の画像のデコードを行うよう前記デコーダ
を制御するデコーダ制御手段とを有し、前記複数のMP
EGデコード回路のいずれか1つのMPEGデコード回
路から他のMPEGデコード回路に前記表示時刻を知ら
せるMPEGデコード回路並列駆動システムを提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態のM
PEGデコード回路並列駆動システムの構成を示す。こ
のMPEGデコード回路並列駆動システムは、TS信号
TS11が入力されるマスターのMPEGデコード回路
10aとTS信号TS12が入力されるスレーブのMP
EGデコード回路10bと、これらのデコード回路の基
準クロック制御信号を選択するセレクタ11と、この選
択された制御信号により制御され基準となるクロック信
号を生成しMPEGデコード回路10a,10bに供給
する基準クロック生成回路12と、MPEGデコード回
路11a,11bの出力を合成する合成回路13とから
成る。セレクタ11のクロック周波数は例えば27MH
zである。
【0011】マスターのMPEGデコード回路11a
は、入力されるTS信号TS11から基準クロック再現
用のタイムスタンプ情報を抽出するクロック用タイムス
タンプ抽出回路14aと、このタイムスタンプ抽出回路
14a出力のタイムスタンプ情報から基準クロック制御
信号を作成し上記セレクタ12に供給する基準クロック
制御回路15aと、デコードを行う開始時刻のタイムス
タンプを抽出するデコード用タイムスタンプ抽出回路1
4cと、このデコード用タイムスタンプ抽出回路14c
出力のタイムスタンプ情報から信号のデコード開始予定
時刻を算出するデコード予定時刻算出回路16aと、前
記基準クロックを用いて等間隔の表示時刻を決定する表
示時刻決定回路17aと、この表示時刻決定回路17a
にて決定した表示時刻に対し逆算して少なくともデコー
ドを開始しなければならないデコード開始時刻を決定す
るデコード時刻決定回路18aと、このデコード時刻決
定回路18a出力のデコード時刻と前記デコード予定時
刻算出回路16a出力のデコード予定時刻とを比較しそ
の画像をデコードするか否かなどの制御を行うデコード
タイミング調整回路19aと、TS信号TS11を一時
記憶するバッファ20aと、このバッファ20aに一時
蓄えられたTS信号TS11を上記デコードタイミング
調整回路19aの制御の下にデコードするデコーダ21
aと、デコードされた画像を一時記憶するフレームメモ
リ22aと、上記基準クロック制御回路15a出力の基
準クロック制御信号からスレーブ用のMPEGデコード
回路11bのタイミング信号を生成するスレーブ制御用
タイミング信号生成回路23とから成る。
【0012】また、スレーブのMPEGデコード回路1
1bは、スレーブ制御用タイミング信号生成回路がない
以外は、マスターのMPEGデコード回路11aとほぼ
同様な構成を有している。
【0013】即ちこのMPEGデコード回路11bは、
入力されるTS信号TS12から基準クロック再現用の
タイムスタンプ情報を抽出するクロック用タイムスタン
プ抽出回路14bと、このクロック用タイムスタンプ抽
出回路14b出力のタイムスタンプ情報から基準クロッ
ク制御信号を作成し上記セレクタ12に供給する基準ク
ロック制御回路15bと、デコードを行う開始時刻のタ
イムスタンプを抽出するデコード用タイムスタンプ抽出
回路14dと、このデコード用タイムスタンプ抽出回路
14d出力のタイムスタンプ情報から信号のデコード予
定時刻を算出するデコード予定時刻算出回路16bと、
前記基準クロックを用いて等間隔の表示時刻を決定する
表示時刻決定回路17bと、この表示時刻決定回路17
bにて決定した表示時刻に対し逆算して少なくともデコ
ードを開始しなければならないデコード時刻を決定する
デコード時刻決定回路18bと、このデコード時刻決定
回路18b出力のデコード時刻と前記デコード予定時刻
算出回路16b出力のデコード予定時刻とを比較しその
画像をデコードするか否かなどの制御を行うデコードタ
イミング調整回路19bと、TS信号TS11を一時記
憶するバッファ20bと、このバッファ20bに一時蓄
えられたTS信号TS12を上記デコードタイミング調
整回路19bの制御の下にデコードするデコーダ21b
と、デコードされた画像を一時記憶するフレームメモリ
22bとから成る。
【0014】スレーブのMPEGデコード回路11bの
動作は、マスターのMPEGデコード回路11aのスレ
ーブ制御用タイミング信号生成回路23出力を受けてマ
スターに合わせて表示時刻を決定する以外は、マスター
のMPEGデコード回路11aの動作と同じである。
【0015】まず、セレクタ11が基準クロック制御回
路15a出力の制御信号を選択する場合について、マス
ターのMPEGデコード回路11aの動作をデコードタ
イミング調整回路19aを中心に説明する。
【0016】マスターのMPEGデコード回路11aで
は、入力されたTS信号TS11からクロック用タイム
スタンプ抽出回路14aにて基準クロック再現用のタイ
ムスタンプ情報を抽出する。そしてこのタイムスタンプ
情報を元にして、基準クロック生成回路12ではTS信
号送出側、つまりMPEGエンコーダ側で用いた基準ク
ロックと同一の周波数(27MHz)が再現するように
基準クロック信号の生成制御を行う。
【0017】デコード予定時刻算出回路16aは、デコ
ード用タイムスタンプ抽出回路14c出力のデコード開
始時刻を示すタイムスタンプ情報を元に、多重された画
像1枚毎のデコード開始予定時刻を算出する。表示時刻
決定回路17aでは、上記の再現した基準クロックを用
いて等間隔の表示時刻を決定する。
【0018】デコード時刻決定回路18aでは、再現し
た基準クロックを用いて、前記表示時刻に画像が出力可
能となるデコード開始時刻を決定する。スレーブ制御用
タイミング信号生成回路23では、スレーブのMPEG
デコード回路11bがMPEGデコード回路11aと同
じ表示開始時刻を実現するために必要なタイミング信号
を生成する。
【0019】デコードタイミング調整回路19aではデ
コード予定時刻算出回路16a出力のデコード開始予定
時刻とデコード時刻決定回路18a出力のデコード開始
時刻の比較を行い、次に述べるようなデコードを行うか
否かの制御を行う。
【0020】一般に、画像の表示時刻は決まっており、
そのためにデコードを開始しなければならない時刻も各
デコード回路によって定まる。ところが、基準クロック
生成回路12の周波数と各MPEGデコード回路に入っ
てくるTS信号のタイムスタンプから抽出したクロック
の周波数が異なると、上記デコード時刻決定回路18a
出力が示すデコード開始時刻とデコード予定時刻算出回
路が示すデコード開始予定時刻がずれてくる現象が生ず
る。後者の周波数をf1とし、前者の周波数をf2とす
ると、f1<f2の場合には実際のデコード開始時刻が
デコード開始予定時刻より早まり、f1>f2の場合に
は実際のデコード開始時刻がデコード開始予定時刻より
も遅くなる現象が生じる。
【0021】図2に、デコードが早まった場合の例を示
す。同図(a)はデコードすべき画像を示し、(b)は
デコード予定時刻算出回路16aが算出したデコード開
始予定時刻を示し、(c)は実際のデコード開始時刻で
あり、(d)は実際にデコードした画像であり、(e)
は実際に表示される画像を示している。この(b)と
(c)のタイミングを見ると、画像2,3,4とデコー
ド開始時刻のタイミングが早くなっていっていることが
わかる。画像5ではデコード開始予定時刻よりもデコー
ド開始時刻が所定値を越えて早まったので、デコ−ダ2
1aにおける画像5のデコードを一旦休止し、その後デ
コードを再開して画像5を得て表示している。
【0022】一方、図3はデコードが遅れてしまった場
合である。同図において(a)〜(e)は図2の各時刻
あるいは、画像を示している。この図においては画像
2,3,4,5とデコード開始予定時刻に対してデコー
ド開始時刻が徐々に遅くなっており、画像6のときに所
定値以上遅れてしまっている。このような場合には、画
像6のデコードを中止して、次の画像7のデコードを行
うよう、デコードタイミング調整回路19aはデコーダ
21aを制御する。このように、一部の画像のデコード
を中止し次の画像をデコードすることによって、デコー
ド開始時刻がデコード開始予定時刻より一定時間以上遅
れてしまうことを防止できる。
【0023】なお、MPEG画像の符号化は、上述のよ
うに1枚づつ独立しているわけではなく、1つのグルー
プは、1枚づつ独立に画像圧縮したIピクチャと、前あ
るいは後の画像との比較によって圧縮して得られるP,
Bピクチャから成り、後者の画像ではIピクチャを参照
画像として用いることになる。このような参照画像を上
述のようにデコードしないで、飛ばしてしまうと、その
画像に基づく画像もデコードできなくなってしまう。し
たがってスキップする画像はこのような参照画像でない
ことを確認する必要がある。
【0024】このような場合を図4を用いて説明する。
同図において、(a)はデコードすべき画像を示し、各
画像の下部に書いてあるI,P,Bはそれらの画像が各
々Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャであることを示
している。また同図(b)はデコード予定時刻算出回路
16aが算出したデコード開始予定時刻を示し、(c)
はデコード開始時刻であり、(d)は実際のデコードし
た画像である。これらの画像の下部のI,P,Bは、そ
れらの画像が各々Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ
であることを示す。また同図(e)は実際に表示される
画像を示す。
【0025】(a)に示した例では、1〜5、6〜9の
画像が各々1つのグループ(GOP)とされている。同
図において、画像1,2,3ではデコード開始時刻がデ
コード開始予定時刻に対して徐々に遅れているので、こ
の差が所定値を越えた画像3のデコードのスキップがデ
コードタイミング調整回路19aで検討される。この画
像3はBピクチャであり、他の画像をデコードするとき
参照される画像でないので、画像3はスキップされる。
次に画像4,5,6の画像のところでもデコード時刻が
デコード予定時刻に対して徐々に遅れている。画像6で
その遅れが所定値を越えるが、画像6はIピクチャであ
り、他の画像7,8,9をデコードするときに参照され
るので、この画像6はスキップされない。次の画像7は
Pピクチャであり、この画像もスキップされない。次の
画像8はBピクチャであり他の画像デコードに際して参
照されない画像であるので、この画像になってデコード
がスキップされることになる。
【0026】上述のようにデコーダ21aにおいてデコ
ードされた画像は、フレームメモリ22aに書き込ま
れ、表示時刻決定回路17aで決定された表示開始時刻
に読み出され、出力表示される。
【0027】なお、デコードを休止した場合は図2に示
した如く1つ前の画像を再度表示する。
【0028】この場合基準クロック生成回路12はTS
信号TS11の基準クロックを再現しているため、表示
時刻決定回路17aが採用した表示フレームレートと、
TS信号TS11に多重された画像のフレームレートの
設定が同一であれば、デコード開始予定時刻の間隔と、
表示時刻の間隔は同一となる。したがってデコード開始
予定時刻とデコード開始時刻の時間差はほぼ一定に保た
れるためTS信号TS11に含まれる画像は全て正常に
デコードできる。
【0029】次に、スレーブ用MPEGデコーダ10b
の動作を説明する。
【0030】まず入力されたTS信号TS12からクロ
ック用タイムスタンプ抽出回路14bにて基準クロック
再現用のタイムスタンプ情報を抽出する。このタイムス
タンプ情報を元に、基準クロック制御回路15bではT
S信号TS12送出側、つまりMPEGエンコーダ側で用い
た基準クロックと同一の周波数が再現するように基準ク
ロック生成回路12の制御を行う。しかし、現在、セレ
クタ11を介してマスター動作のMPEGデコーダ10
aの制御信号が基準クロック生成回路12に入力されて
いるため、基準クロック生成回路12はTS信号TS1
1の基準クロックを再現しており、このTS信号TS1
1の基準クロックがスレーブ動作をするMPEGデコー
ダ10bにも供給される。
【0031】デコード予定時刻算出回路16bでは、デ
コード用タイムスタンプ抽出回路14d出力のデコード
用のタイムスタンプ情報を元に、TS信号TS12に多
重された画像1枚毎のデコード開始予定時刻を算出す
る。表示時刻決定回路17bでは、TS信号TS12の
基準クロックとマスター動作のMPEGデコーダ10a
のスレーブ制御用タイミング信号生成回路23から入力
されたタイミング制御信号を用いて、等間隔でマスター
動作するMPEGデコーダ10aと同一の表示時刻を決
定する。
【0032】デコード時刻決定回路18bでは、基準ク
ロック生成回路12出力の基準クロックを用いて前記表
示時刻に画像が出力可能となるデコード開始時刻を決定
する。デコードタイミング調整回路19bでは、前記デ
コード開始予定時刻とデコード開始時刻の比較を行い、
図2に関して上述したように、デコード開始時刻がデコ
ード開始予定時刻よりも所定時間以上先に来てしまった
場合はデコードを休止するようにデコーダ21bを制御
する。
【0033】逆に図3に示すようにデコード開始時刻が
デコード開始予定時刻よりも所定時間以上遅れた場合は
次にデコードすべき画像のデコードを行わずに、更に次
の画像のデコードを行うようにデコーダ21bを制御す
る。このように、ある画像のデコードをスキップしてし
まう場合には、その画像が後でデコードを行う画像の参
照画像でないことを確認する必要がある。これも図4に
関して述べた通りである。
【0034】前述の如くデコードされた画像は、フレー
ムメモリ22bに書き込まれ、表示時刻決定回路17b
において決定された表示開始時刻に、読み出され出力さ
れる。デコードを休止した場合には図2(e)の画像4
に示した如く1つ前の画像を再度表示する。
【0035】スレーブのMPEGデコーダ10bでは、
入力されたTS信号TS12の基準クロックと基準クロ
ック生成回路12から供給されるクロックの周波数が微
妙に異なるため、表示時刻決定回路17bが採用した表
示フレームレートと、TS信号TS12に多重された画
像のフレームレートの設定が同一であっても、デコード
予定時刻の間隔と表示開始時刻の間隔は同一にはならず
刻々と変化する。このためTS信号TS12に含まれる
画像のデコードでは休止やスキップが生じる。しかし、
動作クロック、表示開始時刻はマスターのMPEGデコ
ーダ10aと全く同じであるため、フレームメモリ22
bから読み出された画像とマスターのMPEGデコーダ
10aのフレームメモリ22aから読み出された画像
は、完全に同期している。
【0036】次に、セレクタ11がスレーブ動作のMP
EGデコーダ10bの制御信号を選択して基準クロック
生成回路12に出力している場合について説明する。
【0037】マスター動作のMPEGデコーダ10aで
は、入力されたTS信号TS11からクロック用タイム
スタンプ抽出回路14aにて基準クロック再現用のタイ
ムスタンプ情報を抽出する。このタイムスタンプ情報を
元に、基準クロック制御回路15aではTS送出側、つ
まりMPEGエンコーダ側で用いた基準クロックと同一の周
波数が再現するように基準クロック生成回路12の制御
を行う。
【0038】しかし、セレクタ11がスレーブのMPE
Gデコーダ10bの制御信号を選択して基準クロック生
成回路12に出力しているため、この基準クロック生成
回路12はTS信号TS12の基準クロックを再現し、
このTS12の基準クロックがマスター動作のMPEG
デコーダ10aにも供給される。
【0039】デコード予定時刻算出回路16aでは、デ
コード時刻を示すタイムスタンプ情報を元にTS信号に
多重された画像1枚毎のデコード開始予定時刻を算出す
る。表示時刻決定回路17aでは、TS12の基準クロ
ックを用いて等間隔の表示時刻を決定する。デコード時
刻決定回路18aでは、TS12の基準クロックを用い
て前記表示時刻に画像が出力可能となるデコード開始時
刻を決定する。スレーブ制御用タイミング信号生成回路
23では、スレーブ動作をするMPEGデコーダ10b
がMPEGデコーダ10aと同じ表示開始時刻を実現す
るために必要なタイミング信号を生成する。
【0040】デコードタイミング調整回路19aでは前
記デコード開始予定時刻と前記デコード開始時刻の比較
を行い、図2及び図3を用いて説明したように、デコー
ド開始時刻がデコード開始予定時刻よりも所定時間以上
先に来てしまった場合はデコードを休止し、逆にデコー
ド開始時刻がデコード開始予定時刻よりも所定時間以上
遅れた場合は次にデコードすべき画像のデコードを行わ
ず、更に次の画像のデコードを行うようにデコーダ21
aを制御する。また図4を用いて説明したように、ある
画像のデコードをスキップしてしまう場合には、その画
像が後でデコードを行う画像の参照画像でないことを確
認する必要がある。
【0041】前述の如くデコードされた画像は、フレー
ムメモリ22aに書き込まれ、表示時刻決定回路17a
で決定された表示開始時刻に読み出され出力される。デ
コードを休止したところでは、図2(e)に示した如く
1つ前の画像を再度表示する。
【0042】マスター動作するMPEGデコーダ10a
では、入力されたTS信号TS11の基準クロックと基
準クロック生成回路12から供給されるクロックの周波
数が微妙に異なるため、表示時刻決定回路17aが採用
した表示フレームレートと、TS信号TS11に多重さ
れた画像のフレームレートの設定が同一であっても、デ
コード予定時刻の間隔と表示開始時刻の間隔は同一には
ならず刻々と変化する。このためTS11に含まれる画
像のデコードでは休止やスキップが生じる。しかし、動
作クロック及び表示開始時刻はスレーブ動作のMPEG
デコーダ10bと全く同じであるため、フレームメモリ
22aから読み出された画像とスレーブ動作MPEGデ
コーダ10bのフレームメモリ22bから読み出された
画像は完全に同期する。
【0043】次にスレーブ動作のMPEGデコーダ10bの
動作を説明する。まず入力されたTS信号TS12から
クロック用タイムスタンプ抽出回路14bにて基準クロ
ック再現用タイムスタンプ情報を抽出する。このタイム
スタンプ情報を元に、基準クロック制御回路15bでは
TS信号送出側、つまりMPEGエンコーダ側で用いた基準
クロックと同一の周波数が再現するように基準クロック
生成回路13の制御を行う。デコード予定時刻算出回路
16bでは、デコード用タイムスタンプ抽出回路14d
出力のデコード時刻を示すタイムスタンプ情報を元にT
S信号に多重された画像1枚毎のデコード開始予定時刻
を算出する。
【0044】表示時刻決定回路17bでは、TS12の
基準クロックとマスター動作MPEGデコーダ10aの
スレーブ制御用タイミング信号生成回路23から入力さ
れたタイミング制御信号を用いて、等間隔でマスター動
作MPEGデコーダ13と同一の表示時刻を決定する。
【0045】デコード時刻決定回路18bでは、TS1
2の基準クロックを用いて前記表示時刻に画像が出力可
能となるデコード開始時刻を決定する。デコードタイミ
ング調整回路19bでは、これらのデコード開始予定時
刻とデコード開始時刻の比較を行い、図2乃至図4によ
り説明したように、デコード開始時刻とデコード開始予
定時刻を比較し、デコーダ21bにおけるデコードの制
御を行う。
【0046】デコーダ21bにてデコードされた画像
は、フレームメモリ22bに書き込まれ、表示時刻決定
回路17bで決定された表示開始時刻に、読み出され出
力表示される。
【0047】この場合、基準クロック生成回路12はT
S信号TS12の基準クロックを再現しているため、マ
スターのMPEGデコーダ10aの表示時刻決定17a
が採用した表示フレームレートと、TS信号TS12に
多重された画像のフレームレートの設定が同一であれ
ば、スレーブのMPEGデコーダ10bにおいても、デ
コード開始予定時刻の間隔と表示時刻の間隔は同一とな
る。したがってデコード開始予定時刻とデコード開始時
刻の誤差はほぼ一定に保たれTS27に含まれる画像は全て
正常にデコードできる。合成回路13においては両画像
が同期して再生される。
【0048】上記図1に示したMPEGデコード回路並
列システムでは、マスター及びスレーブのMPEGデコ
ード回路が各々1個の場合であったが、スレーブのMP
EGデコード回路は複数あってもよい。また、上述の構
成ではスレーブ制御用タイミング生成回路はマスターの
MPEGデコード回路に備えていたが、この回路はどこ
にあってもよく、スレーブのMPEGデコード回路にも
内蔵させ、そのうちの1個を用いるようにすることもで
きる。マスターもスレーブも、スレーブ制御用タイミン
グ生成回路を有するようにすれば同じ構成のMPEGデ
コード回路を用いることができる。
【0049】ところで上述の実施態様では、基準クロッ
ク生成回路12に入れられるクロックをセレクタ11に
より選択するようにしていた。しかし、各MPEGデコ
ード回路内の基準クロック制御回路の出力端子に出力を
オン、オフする回路を設けるようにすることもできる。
【0050】この種の本発明の実施態様の構成を図5に
示す。図5において図1の構成の部品に対応するもの
は、末尾を同じくし10番台を40番台に、20番台を
50番台に変えて示した。この構成において、マスター
のMPEGデコード回路40aスレーブのMPEGデコ
ード回路40bの各々に、基準クロック制御回路45
a,45bの出力を外部に出すか否かを制御する切替回
路54a,54bを有する点が図1の構成と異なってい
る。
【0051】これらの切替回路54a,54bは基準ク
ロック生成回路42に並列に入力されており、出力をイ
ネーブル状態にするか、高インピーダンスにするか切り
替えられる。出力をイネーブル状態にすると、そのMP
EGデコード回路の基準クロック制御回路の出力が基準
クロック生成回路42に入力されることになり、出力を
高インピーダンスにするとそのMPEGデコード回路の
基準クロック制御回路の出力が出力されないことにな
る。
【0052】例えば、TS信号TS41の基準クロック
を基準クロック生成回路42に再現させる場合、マスタ
ー動作をするMPEGデコード回路40aの切替回路5
4aをイネーブル状態にセットし、スレーブ動作をする
MPEGデコード回路40bの切替回路54bを高イン
ピーダンス状態にセットする。
【0053】逆に、TS信号TS42の基準クロックを
基準クロック生成回路42に再現させる場合は、マスタ
ー動作のMPEGデコード回路40aの切替回路54a
を高インピーダンス状態にセットし、スレーブ動作のM
PEGデコード回路40bの切替回路54bをイネーブ
ル状態にセットする。このように制御することにより、
図1の実施態様においてセレクタで出力をセレクトする
のと同じ効果が得られる。
【0054】図5の実施態様の場合も、スレーブ動作を
するMPEGデコード回路を1個にするだけでなく複数
のスレーブのMPEGデコード回路を接続することがで
き、その場合にはどれか1つのMPEGデコード回路の
切替回路をイネーブル状態とし他のMPEGデコード回
路の切替回路を高インピーダンスにすればよい。図5に
示した実施態様では各MPEGデコード回路の中に出力
を選択する回路が入っており、図1のセレクタ11のよ
うに外部に回路を設ける必要がない利点がある。図5の
実施態様でも、スレーブ制御用タイミング信号生成回路
はどこかに1つあればよい。
【0055】
【発明の効果】本発明においては、表示時刻を1つのM
PEGデコード回路から他のMPEGデコード回路に知
らせこれに合わせて各画像を表示するようにしているの
で、従来のように各画像の表示を同期させるためのフレ
ームシンクロ回路のような回路は不要となり、廉価なM
PEGデコード回路並列駆動システムが得られる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の構成を示す図。
【図2】図1の構成において、デコード開始時刻がデコ
ード開始予定時刻より早まった場合のデコード処理の様
子を説明するための図。
【図3】図1の構成において、デコード開始時刻がデコ
ード開始予定時刻より遅れた場合のデコード処理の様子
を説明するための図。
【図4】図1の構成において、デコード開始時刻がデコ
ード開始予定時刻より遅れた場合の参照画像のデコード
処理の様子を説明するための図。
【図5】本発明の他の実施形態の構成を示す図。
【図6】従来、複数のMPEGデコード回路により合成
画像を得るために考えられる並列駆動システムの構成を
示す図。
【符号の説明】
10a,10b・・・MPEGデコーダ回路、11・・
・セレクタ、12・・・基準クロック生成回路、13・
・・合成回路、14a,14b・・・クロック用タイム
スタンプ抽出回路、14c,14d・・・デコード用タ
イムスタンプ抽出回路、15a,15b・・・基準クロ
ック制御回路、16a,16b・・・デコード予定時刻
算出回路、17a,17b・・・表示時刻決定回路、1
8a,18b・・・デコード時刻決定回路、19a,1
9b・・・デコードタイミング調整回路、21a,21
b・・・デコーダ、22a,22b・・・フレームメモ
リTS11,TS12・・・・トランスポートストリー
ム(TS)信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となるクロック信号を生成する基準
    クロック生成回路と、入力されたトランスポートストリ
    ーム信号から画像を再生すると共にそのトランスポート
    ストリーム信号からタイムスタンプ情報を抽出しこれを
    基に前記基準クロック生成回路の出力を制御する基準ク
    ロック制御信号を出力する複数のMPEGデコード回路
    と、 これらのMPEGデコード回路により出力された基準ク
    ロック制御信号から1つの基準クロック制御信号を選択
    する制御信号選択手段と、 この制御信号選択手段により選択された基準クロック制
    御信号を前記基準クロック生成回路に供給する手段と、 前記基準クロック生成回路の出力を前記MPEGデコー
    ド回路に供給する基準クロック供給手段と、 前記MPEGデコード回路の出力画像を合成する画像合
    成手段とを備えて成るMPEGデコーダ回路並列駆動シ
    ステムにおいて、 前記MPEGデコード回路は、前記トランスポートスト
    リーム信号をデコードするデコーダと、 このデコーダによりデコードされた画像を記憶するフレ
    ームメモリと、 このフレームメモリに記憶された画像を表示する時刻を
    決定する表示時刻決定手段と、 この表示時刻決定手段により決定された表示時刻から遡
    って得られたデコード開始時刻を、前記トランスポート
    ストリーム信号より抽出して得られたタイムスタンプ情
    報から算出したデコード開始予定時刻と比較して前記デ
    コード開始時刻が前記デコード開始予定時刻より所定時
    間を超えて遅くなったとき、該当する画像が他の画像の
    デコードの際に必要な参照画像でないことを確認してそ
    の画像のデコードを中止して次の画像のデコードを行う
    よう前記デコーダを制御するデコーダ制御手段とを有
    し、 前記複数のMPEGデコード回路のいずれか1つのMP
    EGデコード回路から他のMPEGデコード回路に前記
    表示時刻を知らせることを特徴とするMPEGデコード
    回路並列駆動システム。
  2. 【請求項2】 基準となるクロック信号を生成する基準
    クロック生成回路と、入力されたトランスポートストリ
    ーム信号から画像を再生すると共にそのトランスポート
    ストリーム信号からタイムスタンプ情報を抽出しこれを
    基に前記基準クロック生成回路の出力を制御する基準ク
    ロック制御信号を生成する複数のMPEGデコード回路
    と、 これらのMPEGデコード回路に前記基準クロック生成
    回路の出力を供給する基準クロック供給手段と、 前記MPEGデコード回路の出力画像を合成する画像合
    成手段とを備えて成るMPEGデコーダ回路並列駆動シ
    ステムにおいて、 前記MPEGデコード回路は、前記基準クロック制御信
    号を前記基準クロック生成回路に出力するか否か切り換
    える切替回路と、 前記トランスポートストリーム信号をデコードするデコ
    ーダと、 このデコーダによりデコードされた画像を記憶するフレ
    ームメモリと、 このフレームメモリに記憶された画像を表示する時刻を
    決定する表示時刻決定手段と、 この表示時刻決定手段により決定された表示時刻から遡
    って得られたデコード開始時刻を、前記トランスポート
    ストリーム信号より抽出して得られたタイムスタンプ情
    報から算出したデコード開始予定時刻と比較して前記デ
    コード開始時刻が前記デコード開始予定時刻より所定時
    間を超えて遅くなったとき、該当する画像が他の画像の
    デコードの際に必要な参照画像でないことを確認してそ
    の画像のデコードを中止して次の画像のデコードを行う
    よう前記デコーダを制御するデコーダ制御手段とを有
    し、 前記複数のMPEGデコード回路のいずれか1つのMP
    EGデコード回路から他のMPEGデコード回路に前記
    表示時刻を知らせることを特徴とするMPEGデコード
    回路並列駆動システム。
  3. 【請求項3】 基準となるクロック信号を生成する基準
    クロック生成回路と、 入力されたトランスポートストリーム信号から画像を再
    生すると共にそのトランスポートストリーム信号からタ
    イムスタンプ情報を抽出しこれを基に前記基準クロック
    生成回路の出力を制御する基準クロック制御信号を出力
    する複数のMPEGデコード回路と、 これらのMPEGデコード回路により出力された基準ク
    ロック制御信号から1つの基準クロック制御信号を選択
    する制御信号選択手段と、 この制御信号選択手段により選択された基準クロック制
    御信号を前記基準クロック生成回路に供給する手段と、 前記基準クロック生成回路の出力を前記MPEGデコー
    ド回路に供給する基準クロック供給手段と、 前記MPEGデコード回路の出力画像を合成する画像合
    成手段とを備えて成るMPEGデコーダ回路並列駆動シ
    ステムにおいて、 前記MPEGデコード回路は、前記トランスポートスト
    リーム信号をデコードするデコーダと、 このデコーダによりデコードされた画像を記憶するフレ
    ームメモリと、 このフレームメモリに記憶された画像を表示する時刻を
    決定する表示時刻決定手段と、 この表示時刻決定手段により決定された表示時刻から遡
    って得られたデコード開始時刻を、前記トランスポート
    ストリーム信号より抽出して得られたタイムスタンプ情
    報から算出したデコード開始予定時刻と比較して前記デ
    コード開始時刻が前記デコード開始予定時刻より所定時
    間を超えて早くなったとき、画像のデコードを一旦休止
    するよう前記デコーダを制御するデコーダ制御手段とを
    有し、 前記複数のMPEGデコード回路のいずれか1つのMP
    EGデコード回路から他のMPEGデコード回路に前記
    表示時刻を知らせることを特徴とするMPEGデコード
    回路並列駆動システム。
  4. 【請求項4】 基準となるクロック信号を生成する基準
    クロック生成回路と、入力されたトランスポートストリ
    ーム信号から画像を再生すると共にそのトランスポート
    ストリーム信号からタイムスタンプ情報を抽出しこれを
    基に前記基準クロック生成回路の出力を制御する基準ク
    ロック制御信号を生成する複数のMPEGデコード回路
    と、 これらのMPEGデコード回路に前記基準クロック生成
    回路の出力を供給する基準クロック供給手段と、 前記MPEGデコード回路の出力画像を合成する画像合
    成手段とを備えて成るMPEGデコーダ回路並列駆動シ
    ステムにおいて、 前記MPEGデコード回路は、前記基準クロック制御信
    号を前記基準クロック生成回路に出力するか否か切り換
    える切替回路と、 前記トランスポートストリーム信号をデコードするデコ
    ーダと、 このデコーダによりデコードされた画像を記憶するフレ
    ームメモリと、 このフレームメモリに記憶された画像を表示する時刻を
    決定する表示時刻決定手段と、 この表示時刻決定手段により決定された表示時刻から遡
    って得られたデコード開始時刻を、前記トランスポート
    ストリーム信号より抽出して得られたタイムスタンプ情
    報から算出したデコード開始予定時刻と比較して前記デ
    コード開始時刻が前記デコード開始予定時刻より所定時
    間を超えて早くなったとき、画像のデコードを一旦休止
    するよう前記デコーダを制御するデコーダ制御手段とを
    有し、 前記複数のMPEGデコード回路のいずれか1つのMP
    EGデコード回路から他のMPEGデコード回路に前記
    表示時刻を知らせることを特徴とするMPEGデコード
    回路並列駆動システム。
JP37099599A 1999-12-27 1999-12-27 Mpegデコード回路並列駆動システム Pending JP2001186529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37099599A JP2001186529A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 Mpegデコード回路並列駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37099599A JP2001186529A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 Mpegデコード回路並列駆動システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001186529A true JP2001186529A (ja) 2001-07-06

Family

ID=18497958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37099599A Pending JP2001186529A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 Mpegデコード回路並列駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001186529A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022475A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Sony Corp 再生装置および再生方法、並びにプログラム
JP2011022460A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nec Corp 画像表示装置、画像表示方法および画像表示システム
JP2015127737A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社メガチップス 画像処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022475A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Sony Corp 再生装置および再生方法、並びにプログラム
EP2043370A1 (en) * 2006-07-14 2009-04-01 Sony Corporation Reproduction device, reproduction method, and program
EP2043370A4 (en) * 2006-07-14 2012-08-01 Sony Corp REPRODUCTION DEVICE, REPRODUCTION METHOD, AND PROGRAM
KR101375489B1 (ko) * 2006-07-14 2014-03-19 소니 주식회사 재생 장치, 재생 방법, 및 기록 매체
JP2011022460A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nec Corp 画像表示装置、画像表示方法および画像表示システム
JP2015127737A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社メガチップス 画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7453522B2 (en) Video data processing apparatus
JP3215087B2 (ja) オーディオとビデオの同期方法及びデジタルビデオプロセッサ
JP3698376B2 (ja) 同期再生装置
US6859612B2 (en) Decoder and reproducing unit
US6862044B2 (en) Digital broadcast receiving apparatus for restoring and synchronizing sound and image data and control method thereof
US8620134B2 (en) Video and audio reproducing apparatus and video and audio reproducing method for reproducing video images and sound based on video and audio streams
US7865021B2 (en) Compressed stream decoding apparatus and method
JPH07212766A (ja) 動画像圧縮データ切り換え装置
US20040264577A1 (en) Apparatus and method for controlling the synchronization of a video transport stream
WO2000060872A1 (fr) Procede et dispositif de decodage continu de flux video comprenant des sequences de donnees ayant des frequences de trame differentes
KR100629097B1 (ko) 정보 신호 디코딩 방법 및 장치
JPH10283715A (ja) デジタル・ビデオ・ディスクにおけるサブ・ピクチャ・ユニットの高速再生システム及び方法
JP2004173118A (ja) 音声画像多重化データ生成装置と再生装置および動画像復号化装置
KR100619041B1 (ko) 비디오 동기화 장치 및 비디오 동기화 방법
JP2007013714A (ja) 情報再生装置及び情報再生方法
JP2001186529A (ja) Mpegデコード回路並列駆動システム
JP2005346781A (ja) デジタル情報再生装置及び方法
JPH08331511A (ja) 動画像再生装置及び動画像再生処理回路
JP2006148679A (ja) データ処理装置
JP3462831B2 (ja) デジタルビデオ再生システム
US20060132504A1 (en) Content combining apparatus and method
JP2001231035A (ja) 復号同期制御装置、復号装置、及び復号同期制御方法
JP3570785B2 (ja) 動画像伸張再生方法および装置
JP2006191538A (ja) 圧縮ストリーム復号装置及び圧縮ストリーム復号方法
JP3184175B2 (ja) 復号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601