JP2002072791A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2002072791A
JP2002072791A JP2000256767A JP2000256767A JP2002072791A JP 2002072791 A JP2002072791 A JP 2002072791A JP 2000256767 A JP2000256767 A JP 2000256767A JP 2000256767 A JP2000256767 A JP 2000256767A JP 2002072791 A JP2002072791 A JP 2002072791A
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image
color
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JP2000256767A
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Hiroaki Takeuchi
浩昭 武内
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、紙幣や有価証券などの特定原稿の偽
造を単色モードで画像形成することで防止するカラー画
像形成装置を提供する。 【解決手段】カラープリンタは、受信データがプリント
開始コマンドであると、ホストから送られてきてメモリ
に展開された画像データが紙幣や有価証券等の特定デー
タの画像データであるかチェックする。カラープリンタ
は、受信画像データが特定データでないときには、通常
の印字処理を行ない、特定データであると、当該画像デ
ータがフルカラーデータか単色データかをチェックし、
フルカラーデータであると、単色印字モードに切り換え
て印字処理を開始する。画像データが単色データである
と、当該画像データと異なる色の単色モードに設定して
プリントを開始する。カラープリンタは、1ページ分の
プリントを完了し、連続モードであり、当該印字動作が
偽造プリントであると、次のページの画像データの印字
動作を行うことなく印字処理を終了する(ステップS1
01〜S114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関し、詳細には、紙幣や有価証券などの特定原稿の
偽造を防止するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー複写機などの画像処理
装置の画質の向上に伴い、紙幣や有価証券など複写が禁
止されている原稿(以下、特定原稿という。)の偽造行
為の危険性が増加している。
【0003】そこで、従来、カラープリンタ等のカラー
画像形成装置においては,紙幣や有価証券等を識別する
識別装置を内蔵して、データが紙幣等の特定の画像デー
タであるか否かを識別装置で判別している。
【0004】そして、従来、特開平2−73283号公
報に記載されているように、原稿の画像を表す電気的な
画像信号を発生する画像入力手段と、前記画像信号を元
に画像を形成記録する画像記録手段と、前記原稿が忠実
な複写をすべきでない原稿であることを検出する検出手
段と、該検出手段により忠実な複写をすべきでない原稿
であることが検出されるまでは前記画像記録手段による
画像記録処理を許可し、前記検出手段により忠実な複写
をすべきでない原稿であることが検出されたときに、そ
の時点までに被記録媒体上に画像記録された画像上に特
定のパターンまたはベタ色を前記画像記録手段により付
加記録させる制御手段と、を具えた画像記録装置が提案
されている。
【0005】すなわち、この画像記録装置は、原稿が紙
幣等の複写すべきでない原稿(特定原稿)であると判別
すると、特定のパターンまたは黒ベタ等のベタ色を付加
させて、特定原稿の偽造を防止している。
【0006】また、従来、原稿が紙幣等の特定原稿であ
ると判別すると、定着性を悪化させて画像を乱れやすく
して、特定原稿の偽造を防止するものが提案されている
(特開平2−171790号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、特定原稿の画像の
偽造を、安価にかつ画像形成装置の利用性を損なうこと
なく防止する上で、改良の必要があった。
【0008】すなわち、特開平2−73283号公報記
載の画像記録装置にあっては、原稿が紙幣等の複写すべ
きでない原稿(特定原稿)であると判別すると、特定の
パターンまたは黒ベタ等のベタ色を付加させて、特定原
稿の偽造を防止しているため、黒ベタなどの濃度の高い
画像を特定のパターンやベタ色として印写すると、トナ
ーの消費量が多くなり、画像形成装置のランニングコス
トが高くなるという問題があった。
【0009】また、特開平2−171790号公報記載
の技術にあっては、定着性を悪化させて画像を乱れやす
くしているため、定着性を悪化させるために定着温度を
通常の定着温度より高くすると、定着部の温度が通常の
定着温度に低下するまでに時間を要し、また、定着温度
を通常の定着温度よりも低くすると、定着部の温度が通
常の定着温度に上昇するまでに時間を要し、画像形成装
置の利用性が悪いという問題があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、入力され
る画像データを一旦メモリに展開した後、タイミングを
取りながら当該画像データを前記メモリから取り込んで
画像形成手段で用紙にカラーの画像を形成するに際し
て、メモリに展開された画像データを特定原稿の画像デ
ータと比較して当該画像データが特定原稿の画像データ
と一致するか否かを判別し、画像データが特定原稿の画
像データと一致すると、画像形成手段を単色モードに設
定して、当該画像データの画像を形成することにより、
温度による定着性など定量化のしにくい方法で偽造デー
タを処理することなく、また論理回路等を使用すること
なく、特定原稿のカラーの画像データを単色で記録し、
カラー画像形成装置の利用性を損なうことなく、また、
ランニングコストを増加させることなく、特定原稿の偽
造を安価にかつ確実に防止するカラー画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0011】請求項2記載の発明は、画像データが特定
原稿の画像データと一致し、当該画像データが単色の画
像データであると、当該画像データの色とは異なる色の
単色モードに画像形成手段を設定して、当該画像データ
の画像を形成することにより、特定原稿の画像データが
単色データである場合にも、特定原稿の画像データを正
確に画像形成することを防止し、印写物の使用を回避し
て、特定原稿の偽造を安価にかつより一層確実に防止す
るカラー画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】請求項3記載の発明は、画像データが特定
原稿の画像データと一致し、当該画像データのモードが
複数枚を連続して画像形成する連続モードであると、1
枚のみ単色モードで画像形成を行い、それ以降の画像処
理を中止することにより、記録紙や画像形成の処理時間
の無駄を省き、カラー画像形成装置の利用性をより一層
向上させるとともに、ランニングコストをより一層削減
しつつ、特定原稿の偽造を安価にかつ確実に防止するカ
ラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のカ
ラー画像形成装置は、入力される画像データを一旦メモ
リに展開した後、タイミングを取りながら当該画像デー
タを前記メモリから取り込んで画像形成手段で用紙にカ
ラーの画像を形成するカラー画像形成装置において、前
記メモリに展開された前記画像データを特定原稿の画像
データと比較して前記画像データが特定原稿の画像デー
タと一致するか否かを判別する比較手段と、前記画像デ
ータが特定原稿の画像データと一致すると前記比較手段
が判別すると、前記画像形成手段を単色モードに設定し
て、当該画像データの画像を形成させる制御手段と、を
備えることにより、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、入力される画像データ
を一旦メモリに展開した後、タイミングを取りながら当
該画像データを前記メモリから取り込んで画像形成手段
で用紙にカラーの画像を形成するに際して、メモリに展
開された画像データを特定原稿の画像データと比較して
当該画像データが特定原稿の画像データと一致するか否
かを判別し、画像データが特定原稿の画像データと一致
すると、画像形成手段を単色モードに設定して、当該画
像データの画像を形成しているので、温度による定着性
など定量化のしにくい方法で偽造データを処理すること
なく、また論理回路等を使用することなく、特定原稿の
カラーの画像データを単色で記録することができ、カラ
ー画像形成装置の利用性を損なうことなく、また、ラン
ニングコストを増加させることなく、特定原稿の偽造を
安価にかつ確実に防止することができる。
【0015】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記制御手段は、前記画像データが特定原稿の画
像データと一致すると前記比較手段が判別した際、当該
画像データが単色の画像データであると、当該画像デー
タの色とは異なる色の単色モードに前記画像形成手段を
設定して、当該画像データの画像を形成させるものであ
ってもよい。
【0016】上記構成によれば、画像データが特定原稿
の画像データと一致し、当該画像データが単色の画像デ
ータであると、当該画像データの色とは異なる色の単色
モードに画像形成手段を設定して、当該画像データの画
像を形成しているので、特定原稿の画像データが単色デ
ータである場合にも、特定原稿の画像データを正確に画
像形成することを防止することができ、印写物の使用を
回避して、特定原稿の偽造を安価にかつより一層確実に
防止することができる。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記制御手段は、前記画像データが特定原稿の画像
データと一致すると前記比較手段が判別した際、当該画
像データのモードが複数枚を連続して画像形成する連続
モードであると、1枚のみ前記単色モードで画像形成を
行い、それ以降の画像処理を中止するものであってもよ
い。
【0018】上記構成によれば、画像データが特定原稿
の画像データと一致し、当該画像データのモードが複数
枚を連続して画像形成する連続モードであると、1枚の
み単色モードで画像形成を行い、それ以降の画像処理を
中止するので、記録紙や画像形成の処理時間の無駄を省
き、カラー画像形成装置の利用性をより一層向上させる
ことができるとともに、ランニングコストをより一層削
減しつつ、特定原稿の偽造を安価にかつ確実に防止する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0020】図1〜図3は、本発明のカラー画像形成装
置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のカ
ラー画像形成装置の一実施の形態を適用した1ドラム方
式のカラープリンタ1の概略構成図である。
【0021】図1において、カラープリンタ1は、制御
部2、書込ユニッ3、帯電部4、感光体ユニット5、現
像ユニット6、転写ユニット7、検出センサ8、転写ロ
ーラ9及び図示しないクリーニング部、給紙ユニット、
定着ユニット、排紙部等を備えており、ホストコンピュ
ータ等のホスト10からのプリント命令とともに送られ
てきた画像データに基づいて、電子写真方式で、最終的
に記録紙11に画像を形成する。
【0022】感光体ユニット5は、一対のローラ21、
22と、これらのローラ21、22に張り渡され環状に
形成されたベルト状の感光体ベルト23と、を備えてお
り、感光体ベルト23は、少なくともローラ21、22
の一方が回転駆動されることで、ローラ21、22に沿
って図1中の時計方向に回転駆動される。
【0023】帯電部4は、ローラ21の近傍で感光体ベ
ルト23に近接して配設されており、感光体ベルト23
を一様に帯電させる。
【0024】書込ユニット3は、制御部2からの画像デ
ータに基づいて変調してレーザビームを帯電部4で一様
に帯電された感光体ベルト23上に照射して、感光体ベ
ルト23に静電潜像を形成するとともに、レーザビーム
の主走査方向であって感光体ベルト23から外れた位置
に設けられた同期検知センサ(図示略)にもレーザビー
ムを照射して、当該同期検知センサの検出結果を1ライ
ン同期信号として制御部2に出力する。
【0025】現像ユニット6は、例えば、イエロー
(Y)、シアン(C)、マジェンタ(M)及びブラック
(B)の4色の現像器6Y、6C、6M、6Bが1つの
回転ドラム31に配設されており、現像ユニット6は、
回転ドラム31が回転することで、各色の現像器6Y、
6C、6M、6Bが個別に感光体ベルト23に対向する
状態となって、静電潜像の形成された感光体ベルト23
に各色のトナーを順次付着させて、各色の画像を現像す
る。
【0026】感光体ベルト23には、ローラ22部分
で、転写ユニット7の転写ベルト41が接しており、転
写ベルト41は、一対のローラ42、43に張り渡され
ている。転写ベルト41は、少なくとも一方のローラ4
2、43が、図示しないモータにより回転駆動されるこ
とで、ローラ42、43に沿って図1中の反時計方向に
回転駆動される。転写ベルト41には、感光体ベルト2
3上に形成された各色のトナー画像が順次重ねて転写さ
れ、カラーのトナー画像を再現して、最終的に、転写ロ
ーラ9で、図示しない給紙ユニットから搬送されてきた
記録紙11にカラー画像を転写する。
【0027】転写ベルト41には、図示しないが、カラ
ー画像に転写位置を正確なものとして各色のトナー画像
のいつずれを防止する基準マークが形成されており、上
記検出センサ8は、この基準マークを検出して制御部2
に出力する。
【0028】トナー画像の転写された記録紙11は、図
示しない定着ユニットに送られて、定着ユニットで加熱
・加圧され、トナー画像が記録紙11に定着されて、図
示しない排紙部に順次排出される。
【0029】上記書込ユニッ3、帯電部4、感光体ユニ
ット5、現像ユニット6、転写ユニット7、検出センサ
8及び転写ローラ9等は、全体として画像形成手段とし
て機能している。
【0030】カラープリンタ1は、ホスト10から入力
される画像データが制御部2に入力されると、この画像
データを制御部2内のメモリ52(図2参照)上にビッ
トマップデータに展開し、1ページ分の展開が完了する
と、画像形成を開始する。カラープリンタ1は、転写ベ
ルト41上の検出センサ8による基準マークの検知と、
書込ユニット3から出力される1ライン同期信号に同期
して画像データを出力し、感光体ベルト23上に静電潜
像を形成して、現像ユニット6により現像を行なって可
視画像を形成する。カラープリンタ1は、感光体ベルト
23上のトナー画像を転写ベルト41に転写し、最終的
に記録紙(用紙)11に転写する。
【0031】上記制御部2は、図2に示すように、プリ
ンタコントローラ50とエンジン制御部60を備えてお
り、プリンタコントローラ50とエンジン制御部60
は、図示しないビデオI/Fで接続されている。
【0032】プリンタコントローラ50は、CPU(Ce
ntral Processing Unit )51、メモリ52、ビデオコ
ントローラ53、シリアルモジュール54及び比較部5
5等を備えており、プリンタコントローラ50には、上
記ホスト10が接続されている。プリンタコントローラ
50は、ホスト10から入力される画像データをメモリ
52上にビットマップに展開し、画像処理等を行ってエ
ンジン制御部60にデータを出力する。
【0033】すなわち、CPU51は、ホスト10から
の画像データを受け取ってメモリ52に展開し、メモリ
52は、RAM(Random Access Memory)等で構成され
て、上記CPU51によりホスト10からの画像データ
が展開される。
【0034】ビデオコントローラ53は、メモリ52内
に展開された所定のタイミングで読み出してエンジン制
御部60に出力する。シリアルモジュール54は、エン
ジン制御部60との各種通信を行う。
【0035】比較部(比較手段)55は、プリンタコン
トローラ50とエンジン制御部60のいずれに設けられ
ていてもよいが、本実施の形態のようにプリンタコント
ローラ50に設けられていると、メモリ52に展開され
た画像データと、紙幣の画像データや有価証券の画像デ
ータ等の予め比較部55内のメモリに格納されている特
定データと、を比較し、画像データが特定データと一致
するか否かを比較判定して、その判定結果をビデオコン
トローラ53に通知する。ビデオコントローラ53は、
この比較部55の判定結果NGPを図示しないビデオI
/Fを介してエンジン制御部60に通知する。
【0036】エンジン制御部60は、ビデオI/Fを介
して、プリンタコントローラ50から入力される画像デ
ータを受け取り、必要に応じて画像処理を行って,その
画像データ及びセンサ類71からの検出信号に基づい
て、書込ユニット3及びアクチュエータ72を制御して
作像を行い、最終的に記録紙11に画像形成させる。な
お、センサ類71は、上記検出センサ8、同期検知セン
サ及びその他の各種センサを総称したものであり、アク
チュエータ72は、感光体ユニット5、現像ユニット6
及び転写ユニット7のモータ等その他の画像形成に必要
な各種アクチュエータを総称したものである。
【0037】エンジン制御部60は、ラインバッファ6
1、CPU62、ROM(Read Only Memory)63、R
AM64、シリアルモジュール65及び論理回路群66
等を備えており、論理回路群66には、上記書込ユニッ
ト3、アクチュエータ72及びセンサ類71が接続され
ている。
【0038】ラインバッファ61は、プリンタコントロ
ーラ50のビデオコントローラ53から入力される画像
データを受け取り、順次論理回路群66に出力する。
【0039】ROM63には、画像形成処理プログラム
及び後述する特定画像偽造防止処理プログラム等の各種
プログラム及びこれらの各種プログラムを実行するのに
必要なデータが格納されており、CPU(制御手段)6
2は、ROM63内のプログラムに基づいて、RAM6
4をワークメモリとして使用しつつ、メカ制御や画像処
理等を行う論理回路群66への設定等の各種制御処理を
行う。
【0040】論理回路群66は、CPU62からの設定
を保持するレジスタ、メモリ等を内蔵した画像処理部
と、内部テストパターン発生部、プリンタコントローラ
50からプリントコマンドを受信した後エンジン側のメ
カにタイミングを合わせてプリンタコントローラ50へ
画像転送のためのゲート信号や同期信号を出力するタイ
ミング信号発生部、エンジンメカを制御する入出力ポー
ト、パルスモータや高圧電源に必要なPWM制御等から
構成されており、CPU62による上記設定に応じて、
プリンタコントローラ50のビデオコントローラ53か
ら入力されてラインバッファ61に転送されてきた画像
データに必要に応じて施す画像処理や内部テストパター
ンの発生及びエンジン側である書込ユニット3、アクチ
ュエータ72及びセンサ類71の入出力制御等を行う。
また、論理回路群66には、比較部55からの判定結果
(比較結果)NGPも入力され、ソフトウェアによって
判定結果(比較結果)を知ることができる。
【0041】シリアルモジュール65は、プリンタコン
トローラ50のシリアルモジュール54との間でシリア
ル通信を行う。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。カ
ラープリンタ1は、ホスト10からの画像データに必要
な画像処理を施して記録紙11に画像出力するが、ホス
ト10からの画像データが紙幣や有価証券等の特定原稿
の特定データであるか否かを判定して、特定データであ
ると、当該画像データを単色で記録出力して、紙幣や有
価証券等の特定原稿の偽造を防止するところにその特徴
がある。
【0043】すなわち、エンジン制御部60のCPU6
2は、シリアルモジュール65がシリアルモジュール5
4からの受信データ発生を受け取ると(ステップS10
1)、まず、その受信データの解析を行なって(ステッ
プS102)、プリント開始コマンドであるかチェック
する(ステップS103)。
【0044】CPU62は、ステップS103で、受信
データの解析結果がプリント開始コマンドでないときに
は、当該受信データのコマンド内容に応じたプリント処
理以外の処理を行う。
【0045】ステップS103で、受信データの解析結
果がプリント開始コマンドであると、CPU62は、比
較部66からの比較結果である判別結果信号NGPによ
りホスト10から送られてきてメモリ52に展開された
画像データが特定データの画像データであるか、すなわ
ち、紙幣や有価証券等の特定原稿の画像データであるか
(偽造データであるか)をチェックする(ステップS1
04)。
【0046】ステップS104で、ホスト10から送ら
れてきた画像データが特定データでないときには、CP
U62は、通常の印字処理を行なって(ステップS10
5)、ステップS112に移行する。
【0047】ステップS104で、ホスト10から送ら
れてきた画像データが特定データであるときには、CP
U62は、当該画像データがフルカラーデータである
か、単色データであるかチェックし(ステップS10
6)、フルカラーデータである場合には、無条件に単色
印字モードに切り換えて(ステップS107)、印字処
理を開始する(ステップS108)。
【0048】ステップS106で、ホスト10から送ら
れてきた画像データが単色データであるときには、CP
U62は、当該画像データがどの色の単色であるかのチ
ェック、例えば、ブラックデータ単色かどうかをチェッ
クする(ステップS109)。ステップS109で、ホ
スト10からの画像データがブラックデータ単色である
と、イエロー単色印字モードに設定して(ステップS1
10)、プリントを開始し(ステップS108)、ホス
ト10からの画像データがブラックデータ単色以外であ
るときには、ブラック単色印字モードに設定して(ステ
ップS111)、プリントを開始する(ステップS10
8)。
【0049】CPU62は、プリントを開始すると、1
ページ分のプリント(印字動作)を完了するのを待って
(ステップS112)、連続モードかどうかを受信デー
タにより判断し(ステップS113)、連続モードでな
いときには、そのまま印字処理を終了する。
【0050】ステップS113で、連続モードのときに
は、CPU62は、当該印字動作が偽造プリント、すな
わち、特定データのプリントであるかチェックし(ステ
ップS114)、偽造プリントでないとき、すなわち、
ステップS104で画像データが特定データではなく、
ステップS105で通常印字処理を行って、ステップS
112で、プリントエンドとなって、ステップS113
で、連続モードのときには、ステップS108に戻っ
て、次のページの画像データの印字動作を上記同様に開
始する(ステップS108)。
【0051】ステップS114で、偽造プリントである
と、CPU62は、連続モードであっても、次のページ
の画像データの印字動作を行うことなく、印字処理を終
了する。
【0052】このように、本実施の形態のカラープリン
タ1は、入力される画像データを一旦メモリ52に展開
した後、タイミングを取りながら当該画像データをメモ
リ52から取り込んで記録紙11にカラーの画像を形成
するに際して、比較部55で、メモリ52に展開された
画像データを特定原稿の画像データと比較して当該画像
データが特定原稿の画像データと一致するか否かを判別
し、画像データが特定原稿の画像データと一致すると、
単色モードに設定して、当該画像データの画像を形成し
ている。
【0053】したがって、温度による定着性など定量化
のしにくい方法で偽造データを処理することなく、また
論理回路等を使用することなく、特定原稿のカラーの画
像データを単色で記録することができ、カラープリンタ
1の利用性を損なうことなく、また、ランニングコスト
を増加させることなく、特定原稿の偽造を安価にかつ確
実に防止することができる。
【0054】また、本実施の形態のカラープリンタ1
は、画像データが特定原稿の画像データと一致し、当該
画像データが単色の画像データであると、当該画像デー
タの色とは異なる色の単色モードに設定して、当該画像
データの画像を形成している。
【0055】したがって、特定原稿の画像データが単色
データである場合にも、特定原稿の画像データを正確に
画像形成することを防止することができ、印写物の使用
を回避して、特定原稿の偽造を安価にかつより一層確実
に防止することができる。
【0056】さらに、本実施の形態のカラープリンタ1
は、画像データが特定原稿の画像データと一致し、当該
画像データのモードが複数枚を連続して画像形成する連
続モードであると、1枚のみ単色モードで画像形成を行
い、それ以降の画像処理を中止している。
【0057】したがって、記録紙11の無駄や画像形成
の処理時間の無駄を省き、カラープリンタ1の利用性を
より一層向上させることができるとともに、ランニング
コストをより一層削減しつつ、特定原稿の偽造を安価に
かつ確実に防止することができる。
【0058】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0059】例えば、上記実施の形態においては、画像
データと特定データとを比較する比較部55がプリンタ
コントローラ50側に設けられている場合について説明
したが、比較部55は、エンジン制御部60側に設けら
れていてもよく、この場合、比較部55は、判定結果を
論理回路群66に通知するとともに、エンジン制御部6
0側からプリンタコントローラ50のビデオコントロー
ラ53へ通知することになる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明のカラー画像形成装
置によれば、入力される画像データを一旦メモリに展開
した後、タイミングを取りながら当該画像データを前記
メモリから取り込んで画像形成手段で用紙にカラーの画
像を形成するに際して、メモリに展開された画像データ
を特定原稿の画像データと比較して当該画像データが特
定原稿の画像データと一致するか否かを判別し、画像デ
ータが特定原稿の画像データと一致すると、画像形成手
段を単色モードに設定して、当該画像データの画像を形
成しているので、温度による定着性など定量化のしにく
い方法で偽造データを処理することなく、また論理回路
等を使用することなく、特定原稿のカラーの画像データ
を単色で記録することができ、カラー画像形成装置の利
用性を損なうことなく、また、ランニングコストを増加
させることなく、特定原稿の偽造を安価にかつ確実に防
止することができる。
【0061】請求項2記載の発明のカラー画像形成装置
によれば、画像データが特定原稿の画像データと一致
し、当該画像データが単色の画像データであると、当該
画像データの色とは異なる色の単色モードに画像形成手
段を設定して、当該画像データの画像を形成しているの
で、特定原稿の画像データが単色データである場合に
も、特定原稿の画像データを正確に画像形成することを
防止することができ、印写物の使用を回避して、特定原
稿の偽造を安価にかつより一層確実に防止することがで
きる。
【0062】請求項3記載の発明のカラー画像形成装置
によれば、画像データが特定原稿の画像データと一致
し、当該画像データのモードが複数枚を連続して画像形
成する連続モードであると、1枚のみ単色モードで画像
形成を行い、それ以降の画像処理を中止するので、記録
紙や画像形成の処理時間の無駄を省き、カラー画像形成
装置の利用性をより一層向上させることができるととも
に、ランニングコストをより一層削減しつつ、特定原稿
の偽造を安価にかつ確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施の形態を
適用したカラープリンタの概略構成図。
【図2】図1のカラープリンタの制御部の詳細な回路ブ
ロック図。
【図3】図1のカラープリンタによる偽造防止プリント
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】 1 カラープリンタ 2 制御部 3 書込ユニット 4 帯電部 5 感光体ユニット 6 現像ユニット 7 転写ユニット 8 検出センサ 9 転写ローラ 10 ホスト 11 記録紙 21、22 ローラ 23 感光体ベルト 31 回転ドラム 41 転写ベルト 42、43 ローラ 50 プリンタコントローラ 51 CPU 52 メモリ 53 ビデオコントローラ 54 シリアルモジュール 55 比較部 60 エンジン制御部 61 ラインバッファ 62 CPU 63 ROM 64 RAM 65 シリアルモジュール 66 論理回路群 71 センサ類 72 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 7/20 B41J 29/00 Z 5C077 H04N 1/40 H04N 1/40 Z 5C079 1/60 D 5L096 1/46 1/46 Z Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 BB17 CL10 2C087 AA09 AA15 AB05 AC08 BA03 BA07 BC07 CB02 DA01 DA13 2H030 AD08 AD11 AD16 BB24 2H034 FA01 3E041 AA01 AA02 BA11 BB01 DB01 5C077 LL14 MP08 PP31 PP55 PP65 PQ22 TT02 5C079 HA13 LA08 LA31 LB15 MA02 NA00 NA09 NA25 NA29 PA03 5L096 AA02 AA06 BA07 HA08 JA09 LA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される画像データを一旦メモリに展開
    した後、タイミングを取りながら当該画像データを前記
    メモリから取り込んで画像形成手段で用紙にカラーの画
    像を形成するカラー画像形成装置において、前記メモリ
    に展開された前記画像データを特定原稿の画像データと
    比較して前記画像データが特定原稿の画像データと一致
    するか否かを判別する比較手段と、前記画像データが特
    定原稿の画像データと一致すると前記比較手段が判別す
    ると、前記画像形成手段を単色モードに設定して、当該
    画像データの画像を形成させる制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記画像データが特定原
    稿の画像データと一致すると前記比較手段が判別した
    際、当該画像データが単色の画像データであると、当該
    画像データの色とは異なる色の単色モードに前記画像形
    成手段を設定して、当該画像データの画像を形成させる
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記画像データが特定原
    稿の画像データと一致すると前記比較手段が判別した
    際、当該画像データのモードが複数枚を連続して画像形
    成する連続モードであると、1枚のみ前記単色モードで
    画像形成を行い、それ以降の画像処理を中止することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のカラー画像形
    成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100354772C (zh) * 2003-12-09 2007-12-12 佳能株式会社 打印控制装置和打印控制方法

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