JP2002072072A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2002072072A
JP2002072072A JP2000261536A JP2000261536A JP2002072072A JP 2002072072 A JP2002072072 A JP 2002072072A JP 2000261536 A JP2000261536 A JP 2000261536A JP 2000261536 A JP2000261536 A JP 2000261536A JP 2002072072 A JP2002072072 A JP 2002072072A
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light
focusing
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distance
time
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JP2000261536A
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Osamu Nonaka
修 野中
Koichi Nakada
康一 中田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギー問題やシャッタータイムラグを
対策し、なおかつ、「にが手」なシーンのない正しいピ
ント合せを可能とした測距装置を提供する。 【解決手段】 ズームレンズ(10)と、ストロボ(5
a)とを備えた装置において、アクティブAFとパッシ
ブAFとのうちの一方の方式の出力結果と、前記ズーム
レンズ(10)のズーム位置とに従って、他方の方式を
作動させるか否かを決定することを特徴とする測距装置
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、オートフォーカ
スカメラ等に用いられるもので、特にアクティブ方式と
パッシブ方式を用いた測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられているカメラの自動ピ
ント合せ(AF:Auto Focus)装置には、一般的に大き
く分けて2つの方式がある。
【0003】1つは、被写体の像信号にもとづくもので
パッシブ方式と呼ばれ、もう一方は、被写体に対し、カ
メラ側から投射した光の反射信号光によってピント合せ
を行なうアクティブ方式と呼ばれるものである。
【0004】前記パッシブ方式は像信号を利用するた
め、暗いシーンではピント合せが困難になり、明るくて
もコントラストのない被写体に対するピント合せは原理
的にできない。そこで特開平11−83474号公報の
ように、前記2方式を切り換え利用する技術が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、カメラのフ
ァインダー内の中央部には重要な対象物が存在する事が
多く、ファインダー内の周辺部にあるものにピントを合
せると、中央部にいる重要な被写体にピントが合わなく
なってしまう。つまり図10のようなシーンでは、カメ
ラのピントをビールびん101に合せてしまうと肝心の
人物の顔102がボケてしまうということが起こってい
た。
【0006】しかし、従来の技術のようにどちらかの方
式を切り換えて使うと、一方を選択したあと実は別の方
式の方が好ましいという誤判断の問題がさけられなかっ
た。
【0007】以上の点を鑑み、本発明の目的は、このよ
うなシーンにおいても正しく人物にピント合せする事を
可能とし、しかも2つの方式を合せることにより、シャ
ッタータイムラグや省エネルギーにも十分留意した測距
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の測距装置は、被写体の像信号を利用して
ピント合せを行なう第1のピント合せ手段と、光を投射
する投光手段と、前記投光手段から投射した光の反射信
号光に従ってピント合せを行なう第2のピント合せ手段
と、前記第1と第2のピント合せ手段のうちの一方の出
力結果と、前記ズームレンズのズーム位置とに従って、
前記第1および第2のピント合せ手段のうちの他方を作
動させるか否かを決定する決定手段とからなることを特
徴とする。
【0009】また、優先度が異なる複数の測距ポイント
を有する測距装置において、前記優先度の高いポイント
の測距の信頼性に従って再測距を行なうか否かを決定す
る決定手段を有することを特徴とする。
【0010】また、前記優先度の高いポイントを、撮影
時の画角に従って切り換える切り換え手段を具備するこ
とを特徴とし、前記再測距行なう時に、被写体の像信号
のA/D変換時の積分時間を切り換えることを特徴とす
る。
【0011】また、前記再測距行なう時に、被写体の像
信号のA/D変換時の測距用光の投射の有無を切り換え
ることを特徴としている。
【0012】上記構成を有する測距装置によれば、省エ
ネルギー問題やシャッタータイムラグを対策し、なおか
つ、「にが手」なシーンのない正しいピント合せを可能
とした測距装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を用いて説明する。
【0014】まず、本発明の実施形態の理解を助けるた
めに、図1を用いて本発明のピント合せ装置について説
明する。
【0015】まず本発明では、次のような考え方が前提
となって効果を上げるようになっている。
【0016】図1に示したようなフローを基本とし、画
角に従って、ファインダー内の優先度の高いポイントを
決定(S60)し、測距時に前記優先度が高い部分のピ
ント合せ情報に従って、改めてピント合せ用の検出をす
るか否かを判定する(S61)。
【0017】前述のように、ピント合せ方式には、アク
ティブAFやパッシブAF等各々特徴を持った方式があ
りS61で再度の検出が必要と判断された時、最初行な
ったピント合せ用検出とは異なる方式で再度の検出を行
なってにが手な対象物がないようにしている。得られた
結果より、ピント合せを行なう距離を決定し、ピント合
せするのがS62の部分である。
【0018】また例えば、夜景をバックにした人物撮影
などのシーンでは、背景の夜景が十分明るくコントラス
トもあるゆえに、パッシブのピント合せ方式が好ましい
と誤判断しがちであり、比較的暗くコントラストの低い
人物はピンボケになってしまうことが多かったが、本発
明を用いることにより、一方の方式で被写体距離に関す
る情報を得たのちに、前記アクティブAFやパッシブA
Fの2つの方式による結果を考慮して、より正確なピン
ト合せを可能とした。
【0019】以下、本発明について図面を用いて詳しく
説明する。
【0020】本発明をレンズシャッターカメラのオート
フォーカス装置に応用した第1の実施形態を図2及び図
3に示す。
【0021】まず図2(b)のカメラ20の前面には、
撮影用ズームレンズ10の他、測距用の受光レンズ3や
測距用発光手段4に加え、ストロボ発光部5が配置され
ている。
【0022】またカメラ上面には、レリーズボタン7の
他、前記ズームレンズのズーミングを行なうスイッチ8
a,8bが設けられており、ユーザーがこれらを操作す
ると、画角が変化したり撮影が行われたりする。こうし
た制御を行なうのが図2(a)のような電子回路であ
り、ワンチップマイコン等からなる演算制御手段(CP
U)1が、内蔵のROM(Read Only Memory)に記憶さ
れた所定のプログラムにもとづいて、前記スイッチ7,
8a,8b等の入力状態を検出し、ズームモーター12
やシャッター9手段等を制御する。ズームモーター12
の制御においてCPUは、その回転をエンコーダー13
で検出することによって正確な位置判断を行なう。ま
た、レリーズ時には、測距用光学素子(受光レンズ)3
a,3bを介してセンサアレイ2a,2bに入射した光
信号によって距離検出がなされ、その結果に従ってピン
ト合せ手段11を介してレンズ10のピント合せが行わ
れる。そして露出制御がそれに続くが、必要によってC
PU1は、ストロボ5aを介してストロボ発光部5を発
光させる。
【0023】また人物(被写体)30の像は、前述の2
つの受光レンズ3a、3bを介してセンサアレイ2a,
2b上に形成されるが、この時の光の明暗の分布を前記
センサアレイ2a、2bの各センサが電流信号に光電変
換するので、その電流を各々のコンデンサ(図示せず)
に所定時間積分すると、その出力電圧の分布が像信号と
なるので、これをA/D変換手段6にてA/D変換し
て、得られたデジタル信号を前記CPU1に像信号とし
て入力する。前記2つの受光レンズ3a、3bが所定の
基線長Bだけ離れて配置されていると、前記センサアレ
イ2a,2bで得られる像の相対位置差xを求めること
により、被写体距離LがL=B×(f/x)の関係によ
って算出される。ここでfは図に示したように受光レン
ズの焦点距離である。
【0024】先に積分時間について述べたが、この積分
時間は、前記センサアレイ2a、2bの所定の領域にお
ける光電流量をモニターして決定するため、モニター手
段6bを構成した。これによって、モニター領域の切換
や、積分終了判定等を行なう。また、定常的にセンサア
レイ2a、2bから出力される光電流を積分せず測距用
光投光時の反射信号光にもとづく光電流のみを積分する
ために、定常光電流除去手段6aが設けられており、測
距時に前記CPU1がドライバー4bを介して赤外発光
ダイオード(IRED)4aを発光させた場合には、こ
の定常電流除去手段6aを作動させる。前記IREDの
発光なく、通常の像信号検出時にこれを作動させると、
すべて光電流は除去されるので、像信号は全く得られな
くなり、よって投光を伴う時のみ作動させる。
【0025】また、前記センサアレイ2a,2bは大き
く7つの領域に分割可能とし、その領域を、図3に示す
ように、LL,L,CL,C,CR,R,RRと呼んで
いる。この各領域は、各々数十個レベルのセンサから構
成されている。例えば被写体(人物)30が図のような
位置にいる時には、LLの領域の像信号を利用する。1
4T及び14Wは、撮像レンズのズーミングによって変
化する画角変化である。14Tは望遠側、14Wは広角
側を示している。望遠側においてはLLやRRの領域は
ファインダーの端部に位置し、主要被写体ではなく、雑
被写体(例えば、図10のビン101など)をとらえる
確率が高くなる。従って、画角が狭い時(望遠側)は、
例えば、領域CL,C,CRを優先度の高い領域とし、
画角が広い時(広角側)は、例えば、L,CL,C,C
R,Rを優先度の高い領域にすればよい。
【0026】以上、本発明の第1の実施形態を用いるこ
とにより、ファインダー内の領域に重要な被写体が多い
際に、もしも、前記パッシブ方式による測距結果が、コ
ントラストの不十分や明るさの不足によって信頼性がN
Gと判断される時には、測距用光投射を伴うアクティブ
方式に切り換えて再測距すれば、本発明の第1の実施形
態では、従来測距が困難であったシーンでも正しく測距
できるので、重要な被写体をピンボケにすることなく撮
影が可能となる。かつ、パッシブとアクティブ両方式で
毎回測距をするとエネルギーや時間の無駄になっていた
のを防ぎながら、適確なピント合せを可能とした。
【0027】次に図4、5を用いて本発明の第2の実施
形態を説明する。
【0028】まず、図4(a)は夜景をバックにしたシ
ーンを示している。このような、夜景をバックにしたシ
ーンにおいて、人物30の後方横に強い光源40がある
場合を考えると、各センサからの出力分布をグラフ化す
ると、図4(b)のような分布となり、人物の像信号
は、背景の光のコントラストにかき消されてしまう。同
様に、図4(c)のように窓の外の夜景を撮影する場合
は、得られる光の分布は、強い光源40によって図4
(d)のようなものとなる。よって、図4(a)のよう
なシーンでは、極力人物にピントを合せたいので補助光
投射してでも正しい測距の必要がある。しかし、図4
(c)のようなシーンでは、補助光を照射しても窓ワク
が測距されるだけで、撮影したいのは風景であるので、
補助光の照射は時間的にもエネルギー的にも無駄なもの
となる。
【0029】そこで、図4に示すように、ファインダー
内のCL,C,CRのポイントがローコントラストにな
らない限り補助光投射は行なわないようにする。また、
このローコントラスト判定用CL,C,CRの範囲とい
うのは、撮影時の画角によって切り換えるようにすれば
効果的である。
【0030】次に図5にはピント合わせのフローを示し
た。まずS1でセンサアレイ像信号を入力し、S2で
は、得られた像信号よりローコントラスト部以外の距離
を算出する工程である。この時、LL,L,CL,C,
CR,R,RRの各領域の像信号を利用して、各領域に
存在する被写体の距離を算出する。次にS3は画角を判
定するステップであり、望遠(Tele)ならS4に分
岐し、前述のようにローコントラスト判定域をCL,
C,CRとしてローコントラスト判定を行なう。広角側
ならS3からS5に分岐し、ローコントラスト判定域を
増加させる。この結果、この判定域がローコントラスト
(ローコントラストのため測距不能)なら、S6で補助
光(ストロボ)を放射し、S7で補助光照射時の像信号
を入力し、再度、これらの優先光領域の測距を行なう
(S8)。こうして、S2,S8で得られた距離の中か
ら最も近い距離をピント合せ距離Lpとして、ピント合
せ制御を行なえば(S9,S10)、図4(a)の人物
は補助光によって像が得られるし、図4(b)はS6の
フローを通らないので、いずれの場合も正しく測距、ピ
ント合せが可能となる。
【0031】次に、図6、図7を用いて本発明の第3実
施形態を説明する。この実施形態は、初めにパッシブA
Fを行ない、再測距時に光投射を伴うアクティブAFを
行なう実施形態である。
【0032】まず、図6のファインダー14の全域に相
当する領域22に対して、強い光を投射できるストロボ
光と測距域15の中の限られた領域21のみに光が投射
できるコントラストのあるIREDの光を使いわけて、
より正確なピント合せを可能としたものである。ここで
は、ローコントラスト判定優先域を望遠側ではCのみ、
広角側ではCL,C,CRに設定する。従って、図7の
フローの前半のS20からS23,S24までは、図5
のS4,S5までと同様で、最初の測距を試みるステッ
プとなっている。しかし、ローコントラスト判定時では
異なっており、S25でまず、まぶしくないIRED照
射を行なうことにより、ストロボ光を用いるよりもエネ
ルギーが少なくて済み、その時の像信号し(S26)、
ローコントラスト部以外の距離の算出を行なう(S2
7)。しかし、IREDの光は、ストロボほど強くな
く、遠くまで測距できないので再度画角によるローコン
トラスト判定を行ない、優先域にローコントラスト領域
があれば、前記S25〜S27と同様にストロボを放射
し(S31)、続いて像信号を入力し(S32)、S3
3にてストロボ光による測距を行なう。こうして得られ
た距離の中(S21、S27、S33)から最も近い距
離を選択しLpとし(S34)て、このLpにピント合せ
を行なう(S35)。
【0033】このようなフローによって、極力、まぶし
い上に多大なエネルギー消費を伴うストロボ(補助)光
に頼らず、まぶしくない上に消費エネルギーが少なく、
コントラストのあるスポットの投光が可能なIRED投
光により測距を合せて、近距離の被写体に対してはまぶ
しくなく、また画像に従って判定を切り換えして極力無
駄な再測距は行なわずに済むようになっており、従来ア
クティブAFが「にが手」としていた遠距離の被写体に
対しても、強いストロボ光で測距を可能とした、より高
精度、高品位の測距装置を搭載したカメラが提供でき
る。
【0034】次に本発明の第4実施形態を図8、9を用
いて説明する。先の実施形態ではまずパッシブAFを行
ない再測距時に、光投射を伴うアクティブAFを行って
いたが、ここでは、初めにアクティブAFを行ない、さ
らに、パッシブAFにおいても、積分時間の切り換え等
によっても最適にできるシーンも多いので、ここでは、
図9に示した再々積分時(S51)にはこの積分時間切
換の技術も合せて、さらに「にが手」シーンが少ない測
距及びピント合せを可能としている。
【0035】例えば、図8(a)に示すようなシーンで
は昼間太陽の光が強く、背景からの太陽光反射が強い場
合など得られるセンサデータは図8(b)のようにな
り、夜景時と同様、人物30の部分からは明確なコント
ラストの像信号が得られない。そこで、先の実施形態で
は単純にアクティブAFを行ったが、背景の光が強すぎ
ると、定常光電流除去手段(回路)のダイナミックレン
ジをオーバーしてしまって正確なアクティブAFが不能
となってしまう。そこで、この実施形態では、まず、図
9に示すように、S40にて、補助光(ストロボ)照射
定常光除去積分のアクティブ方式のAFを行ない、S4
1で望遠(Tele)かどうかの判定を行なう。このと
き、前記アクティブ方式のAFがうまくいかなかった場
合、S42,S43のどちらに進んでも(望遠か否かに
かからわず)、優先域にコントラストの判定がなされな
かった時(反射信号光無し)には、S45に分岐し、続
いてS46で像信号を入力し、そしてS47でローコン
トラスト部以外の距離を測定し、パッシブAFを行な
う。この時、図8の様な状態(昼間太陽の光が強く、背
景からの太陽光反射が強い場合)においては、図8
(b)のセンサ出力から明らかなように背景の光のコン
トラストが強いので、人物の像信号は十分なコントラス
トが得られない。従って、ファインダー中央域を優先測
距域とすると、S49ではCがローコントラストと見な
され,S50ではCL、C、CRのいずれかがローコン
トラストとなりS51に分岐する。ローコントラストと
見なされない場合には、S54に進み、S44、S4
7,S53の内で一番近い距離をLpとし(S54)、
このLpにピント合わせを行なう(S55)。
【0036】また、S51ではセンサ出力を再積分する
が、この時、背景の光は飽和しても、中央の人物の像が
検出できるように積分時間をS45の時の例えば4倍の
長さに延長して、図8(c)のようなセンサ出力を得る
ようにする。これによって、人物の部分の像が得られる
ので、この像信号によって距離算出を行なえば、図8
(a)のような昼間の逆光シーンでも正確なピント合せ
を可能とすることができる。
【0037】この実施形態も図7と同様、最悪、3回も
測距を行っており、「にが手」シーンほど測距時間が長
くなるが、画角を考慮して優先領域を限って判定を行っ
ているので不要な測距が増えて、エネルギーや時間が無
駄になる事を極力防止している。
【0038】通常の撮影シーンではアクティブAFが有
効な距離に被写体がおり、しかも、その被写体はファイ
ンダー中央にいる事が多いので、前記S40〜S44の
ステップで8割程度のシーンの写真撮影はOKとなる。
しかし、シーンが明るすぎたり、背景の明るさが明るす
ぎたりすると、S45以下に分岐して、方式をかえた再
測距を行い、あとの2割のシーンに対しても正しいピン
ト合せを可能とした。
【0039】「付記1」 ズームレンズと、被写体の像
信号を利用してピント合せを行なう第1のピント合せ手
段と、光を投射する投光手段と、前記投光手段から投射
した光の反射信号光に従ってピント合せを行なう第2の
ピント合せ手段と、前記第1と第2のピント合せ手段の
うちの一方の出力結果と、前記ズームレンズのズーム位
置とに従って、前記第1および第2のピント合せ手段の
うちの他方を作動させるか否かを決定する決定手段と、
からなることを特徴とする測距装置を有するカメラ。
【0040】「付記2」 優先度が異なる複数の測距ポ
イントを有する測距装置を有するカメラにおいて、前記
優先度の高いポイントの測距の信頼性に従って再測距を
行なうか否かを決定する決定手段を有することを特徴と
する測距装置を有するカメラ。
【0041】「付記3」 前記優先度の高いポイント
を、撮影時の画角に従って切り換える切り換え手段を具
備することを特徴とする付記2に記載の測距装置を有す
るカメラ。
【0042】「付記4」 前記再測距行なう時に、被写
体の像信号のA/D変換時の積分時間を切り換えること
を特徴とする付記2または3に記載の測距装置を有する
カメラ。
【0043】「付記5」 前記再測距行なう時に、被写
体の像信号のA/D変換時の測距用光の投射の有無を切
り換えることを特徴とする付記2または3に記載の測距
装置を有するカメラ。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、省
エネルギー問題やシャッタータイムラグを対策し、なお
かつ、にが手なシーンのない正しいピント合せを可能と
したカメラを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフローを示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るレンズシャッタ
ーカメラのオートフォーカス装置に測距装置を応用した
状態とカメラの外観を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るセンサアレイの
詳細を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るファインダーと
それに係る出力部分布図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るフローを示す
図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るファインダーを
示す図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るフローを示す
図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る背景の光のコン
トラストが強いときの被写体を示す図。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るフローを示す
図。
【図10】従来の技術におけるピント合せの例を示す
図。
【符号の説明】
1…CPU、2a.2b…センサアレイ、3…受光レン
ズ、3a.3b…測距用受光素子、5…ストロボ発光
部、6a…定常電流除去手段、9…シャッター、10…
ズームレンズ、11…ピント合せ手段、13…エンコー
ダー、14…ファインダー、15…測距域、30…被写
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA01 BA05 BA14 CA01 CA19 2H051 BB07 BB09 BB20 CC17 CC19 CE28 DA02 DA07 DA11 DA17 DA19 EB07 EB13 FA76

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の像信号を利用してピント合せを
    行なう第1のピント合せ手段と、 光を投射する投光手段と、 前記投光手段から投射した光の反射信号光に従ってピン
    ト合せを行なう第2のピント合せ手段と、 前記第1と第2のピント合わせ手段のうちの一方の出力
    結果と、前記ピント合わせ手段に連動したズームレンズ
    のズーム位置とに従って、前記第1及び第2のピント合
    わせ手段のうちの他方を作動させるか否かを決定する決
    定手段と、からなることを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 優先度が異なる複数の測距ポイントを有
    する測距装置において、前記優先度の高いポイントの測
    距の信頼性に従って再測距を行なうか否かを決定する決
    定手段を有することを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 前記優先度の高いポイントを、撮影時の
    画角に従って切り換える切り換え手段を具備することを
    特徴とする請求項2に記載の測距装置。
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