JP2002071984A - Y分岐光導波路 - Google Patents

Y分岐光導波路

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JP2002071984A
JP2002071984A JP2000264964A JP2000264964A JP2002071984A JP 2002071984 A JP2002071984 A JP 2002071984A JP 2000264964 A JP2000264964 A JP 2000264964A JP 2000264964 A JP2000264964 A JP 2000264964A JP 2002071984 A JP2002071984 A JP 2002071984A
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waveguide
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optical waveguide
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center line
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Keiichi Higuchi
恵一 樋口
Naoto Uetsuka
尚登 上塚
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐比の安定したY分岐光導波路を提供す
る。 【解決手段】 1本の光導波路1を伝搬してきた光を2
本の分岐導波路3,4によリ2方向に分岐し、当該分岐
導波路3,4の分岐部から出射端9,11までの光導波
路中心線が各々正弦曲線であるY分岐光導波路におい
て、入力導波路1の中心線が正弦曲線であることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光部品特
に1入力2出力の機能を有するY分岐光導波路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のY分岐光導波路を示す。こ
のY分岐光導波路は直線状の入力導波路101と、この
入力導波路101に接続され出力側の幅が広がったテー
パ導波路102と、このテーパ導波路102に互いに接
することなく一定の間隔で接続して入力された光を2方
向に分岐する分岐導波路103,104とで構成されて
いる(例えば、特開平07−19897号公報)。分岐
導波路103,104の中心線は正弦曲線である。テー
パ導波路102と分岐導波路103の接続部105、す
なわち分岐導波路103の分岐部105における光導波
路の幅と、分岐導波路103の出射端107における光
導波路の幅は異なっている。同様に、テーパ導波路10
2と分岐導波路104の接続部106、すなわち分岐導
波路104の分岐部106における光導波路の幅と、分
岐導波路104の出射端108における光導波路の幅も
異なっている。
【0003】しかし、分岐部105における光導波路の
幅から出射端107における光導波路の幅への変化率
と、分岐部106における光導波路の幅から出射端10
8における光導波路の幅への変化率は等しい。
【0004】これら両者の変化率が等しい時、入力導波
路101から入射された光のパワーは等しく分配され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入力導波路1
01が直線導波路の場合、分岐導波路103の出射端1
07における光パワーと分岐導波路104の出射端10
8における光パワーが、等しくないという欠点があっ
た。これは、直線状の入力導波路101において励振さ
れた高次モードによるものである。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する課題を解消し、分岐比の安定したY分岐光
導波路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
1本の入力導波路を伝搬する光を2本の分岐導波路によ
リ2方向に分岐し、当該分岐導波路の分岐部から出射端
までの光導波路中心線が各々正弦曲線であるY分岐光導
波路において、上記入力導波路の中心線が正弦曲線であ
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記入力導波路の中心線である正弦曲線の
最小曲率半径が、伝搬する光の基本モードの損失を小さ
くする曲率半径に設定されていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記入力導波路の中心線である正弦曲線の
最小曲率半径が約8mmであることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載のものにおいて、上記入力導波路の中心
線である正弦曲線の入射部と出射部のオフセット量が、
伝搬する光の基本モードの損失を小さくする最小曲率半
径を有した所望の正弦曲線を得られるように設定されて
いることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載のものにおいて、上記入力導波路の中心
線である上記正弦曲線の入射部と出射部のオフセット量
が約30μmであることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項記載のものにおいて、上記分岐導波路の正弦
曲線の長さが略1/2周期で終端することを特徴とす
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載のものにおいて、上記各々の分岐導波路で
分岐部と出射端間での幅の変化率が異なることを特徴と
するものである。
【0014】本発明では、高次モードを励振することの
ない入力導波路として、中心線が正弦曲線となる入力導
波路が採用される。
【0015】中心線に正弦曲線を用いた場合、入力導波
路は絶えず曲率半径が変化することになる。これを伝搬
する光はその曲率半径に応じて高次モードが除去され
る。そして、最小曲率半径を8mmとすれば、基本モー
ドの損失が大きくならない。したがって、高次モードを
励振することがなく、かつ基本モードの損失が小さい入
力導波路を形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるY分岐光導波
路の一実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1において、このY分岐光導波路は、基
板(図示せず)上のクラッド内に形成され光を入力する
入力導波路1と、この入力導波路1に接続され出力側の
幅が広がったテーパ導波路2と、このテーパ導波路2に
互いに接することなく一定の間隔で接続して、入力され
た光を2方向に分岐する分岐導波路3,4とで構成され
ている。各分岐導波路3,4の中心線は、正弦曲線であ
る。
【0018】尚、基板にはSiO2、Si、InP等の
半導体又はLiNbO3等の強誘電体のいずれを用いて
もよい。
【0019】テーパ導波路2と分岐導波路3の接続部
8、すなわち分岐導波路3の分岐部8における光導波路
の幅と、分岐導波路3の出射端9における光導波路の幅
は異なって形成されている。同様に、テーパ導波路2と
分岐導波路4の接続部10、すなわち分岐導波路4の分
岐部10における光導波路の幅と、分岐導波路4の出射
端11における光導波路の幅も異なっている。
【0020】しかし、分岐部8における光導波路の幅か
ら出射端9における光導波路の幅への変化率と、分岐部
10における光導波路の幅から出射端11における光導
波路の幅への変化率は等しい。
【0021】これら両者の変化率が等しい時、入力導波
路1から入射された光のパワーは等しく分配される。
【0022】本実施形態では、入力導波路1の中心線が
正弦曲線であり、光伝搬中に、高次モードが励振される
ことはない。すなわち、中心線に正弦曲線を用いた場
合、入力導波路1は絶えず曲率半径が変化する。したが
って、伝搬する光の高次モードが、その曲率半径に応じ
て除去される。
【0023】中心線の最小曲率半径は8mmに設定され
る。この構成では、伝搬する光の基本モードの損失が大
きくならない。よって、高次モードが励振されず、かつ
基本モードの損失が小さい入力導波路1が形成される。
【0024】入力導波路1の入射部5と、入力導波路1
とテーパ導波路2の接続部6、すなわち出射部6とのオ
フセット量7は30μmである。このオフセット量7に
よって、伝搬する光の基本モードの損失を小さくする最
小曲率半径を有した所望の正弦曲線が得られる。
【0025】別の実施形態として、分岐部8における光
導波路の幅から出射端9における光導波路の幅への変化
率と、分岐部10における光導波路の幅から出射端11
における光導波路の幅への変化率を異ならせてもよい。
【0026】この実施形態では、上記構成の入力導波路
1から入射された光のパワーを非対称に分配して出力す
ることができる。
【0027】図2は、分岐導波路3,4の構成に特徴を
有する。
【0028】各分岐導波路3,4の中心線は、上述した
ように正弦曲線である。図3は各分岐導波路3,4の中
心線として採用した正弦曲線21を示す。この正弦曲線
21は、実線で示すように、x−y平面において、1/
2周期分の長さで終端する。このx−y座標系を、正弦
曲線21の原点近傍における接線をy軸とする新しい座
標系のX−Y座標系に角度θで持って回転する。X−Y
座標系で考えた場合、正弦曲線21の入射端22はY軸
と平行方向を向いている。しかし、出射端23はY軸と
特定の角度をなしている。
【0029】一方、図1の導波路では、正弦曲線21は
x−y平面において、1/2周期分の長さで終端せず、
そこから点線で示すように、さらに1/2周期の長さ分
だけ延出して終端している。この構成では、正弦曲線2
1の入射端22及び出射端24が共にY軸と平行方向を
向いている。
【0030】図1の導波路のように、出射端24がY軸
と平行方向を向いていると、この出射端24に特定の角
度を持った光導波路を接続する場合、長さの長い曲がり
導波路を用いて接続する必要があり、これを適用した光
導波路素子の長さが長くなるという問題があった。
【0031】本実施形態では、上述したように、1/2
周期で終端する出射端23がY軸と特定の角度をなして
いるため、このY分岐光導波路の後段に特定の角度を持
った光導波路を接続する場合、従来よりも短い曲がり導
波路で接続することができ、これを適用した光導波路素
子の長さを短くして、従来の半分程度の長さに抑えるこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明では、入力導波路の中心線が正弦
曲線であるため、この入力導波路において高次モードを
励振することがなくなり、分岐比の安定したY分岐光導
波路を提供することができる。
【0033】また、分岐導波路の正弦曲線の長さを略1
/2周期とすれば、分岐導波路の長さを従来の半分にす
ることができ、かつ後段に長く接続せず、短距離で特定
の角度を持った光導波路を接続することができ、当該Y
分岐光導波路を用いた光部品の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるY分岐光導波路の一実施形態を示
す平面図である。
【図2】別の実施形態を示す平面図である。
【図3】分岐導波路の中心線として採用した正弦曲線を
示す図である。
【図4】従来のY分岐光導波路を示す平面図である。
【符号の説明】
1 入力導波路 2 テーパ導波路 3,4 分岐導波路 5 入射部 6 出射部 7 オフセット量 8,10 分岐部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の入力導波路を伝搬する光を2本の
    分岐導波路によリ2方向に分岐し、当該分岐導波路の分
    岐部から出射端までの光導波路中心線が各々正弦曲線で
    あるY分岐光導波路において、上記入力導波路の中心線
    が正弦曲線であることを特徴とするY分岐光導波路。
  2. 【請求項2】 上記入力導波路の中心線である正弦曲線
    の最小曲率半径が、伝搬する光の基本モードの損失を小
    さくする曲率半径に設定されていることを特徴とする請
    求項1記載のY分岐光導波路。
  3. 【請求項3】 上記入力導波路の中心線である正弦曲線
    の最小曲率半径が、約8mmであることを特徴とする請
    求項1記載のY分岐光導波路。
  4. 【請求項4】 上記入力導波路の中心線である正弦曲線
    の入射部と出射部のオフセット量が、伝搬する光の基本
    モードの損失を小さくする最小曲率半径を有した所望の
    正弦曲線を得られるように設定されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項記載のY分岐光導波
    路。
  5. 【請求項5】 上記入力導波路の中心線である上記正弦
    曲線の入射部と出射部のオフセット量が、約30μmで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
    のY分岐光導波路。
  6. 【請求項6】 上記分岐導波路の正弦曲線の長さが略1
    /2周期で終端することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項記載のY分岐光導波路。
  7. 【請求項7】 上記各々の分岐導波路で分岐部と出射端
    間での幅の変化率が異なることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項記載のY分岐光導波路。
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