JP2003057470A - 小型の光学スプリッタ/コンバイナ及びその製造方法 - Google Patents
小型の光学スプリッタ/コンバイナ及びその製造方法Info
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Abstract
導波路により成る光学スプリッタ/コンバイナを提供す
ること。 【解決手段】本発明による光学スプリッタ/コンバイナ
によれば、少なくとも第1段及び第2段を含む複数段の
それぞれで一対に分枝されて第1段よりも多くの光導波
路枝を第2段で形成して成る光導波路を備える光学スプ
リッタ/コンバイナ428であって、第1段で分枝され
る光導波路枝の二等分線426と、第2段で分枝される
光導波路枝の二等分線414、418とは、方向が相違
するようにされる。
Description
ナ又はスプリッタに関するものであり、とりわけ、複数
の異なるs字状湾曲部から構成されるコンパクトな光導
波路コンバイナ又はスプリッタに関するものである。
は、現在、光ファイバを利用して、ユーザ間におけるデ
ータの伝送を行っている。光ファイバを介してデータを
送るためのいくつかのアプローチには、光導波路コンバ
イナ又はスプリッタの利用が含まれる。光導波路は、光
のような伝搬する電磁波を閉じ込めて、導く材料媒体で
ある。導波路の例としては、光ファイバ又は平面光波回
路(PLC)等が含まれる。典型的な光ファイバは、直
径125ミクロンとすることが可能である。通信産業で
利用される場合、光ファイバは、外部誘電体材料によっ
て包囲された内部誘電体材料を含む伝送ラインとして用
いられる。外部誘電体材料の例には、内部誘電体材料よ
り屈折率の低い空気、ガラス、プラスチック、又は、任
意の誘電体材料が含まれている。電磁波は、内部誘電体
材料と外部誘電体材料との屈折率の差によって導かれ
て、導波路に閉じ込められることになる。電磁波は、導
波路の外側表面、又は、導波路内の表面からの屈折又は
反射によって閉じ込められる。導波路コンバイナは、一
般に、複数導波路又は光ファイバを用いて、組み合わ
せ、S字状湾曲部及びY接合部を利用して、一般に2段
階以上かけて、例えば、単一光ファイバのような出力導
波路が形成されるようにする。典型的なスプリッタは、
単一導波路を複数導波路に分割することによって、上記
プロセスの逆を行う。
は(即ち、クラッディング屈折率、コア屈折率、コア寸
法、S字状湾曲部の機能形状)、損失が許容できなくな
る前にできることは、デバイスの水平方向サイズを非常
に小さくすることだけである。即ち、湾曲部の半径があ
まりに小さくなると、コアによって導かれるパワーの一
部が、導波路から放射され、失われる。既知のように、
湾曲部の半径縮小を可能にするには、コアのサイズを変
更することもできるし、或いは、コアとクラッディング
の屈折率の差を増すことも可能である。
な特性を有する、誘電体導波路により成る光学スプリッ
タ/コンバイナを提供することをその目的とする。
形状を修正して、光学スプリッタ/コンバイナを短縮
し、なおかつ、許容可能な低損失を維持することが可能
である。コンバイナのYブランチを修正して、出力が傾
斜するようにすることも可能である。従って、完全なS
字状湾曲部は、その入力セグメントの必要な構成要素で
はない。完全なS字状湾曲部は、結果として、光学スプ
リッタ/コンバイナに余分な長さが生じるので、回避す
るのが望ましい。本発明の光学スプリッタ/コンバイナ
は、少なくとも第1の入力/出力セグメント、第2の入
力/出力セグメント、第3の入力/出力セグメント、及
び、第4の入力/出力セグメントを備えた分割端、即
ち、入力/出力端を備えている。光学スプリッタ/コン
バイナは、第1の入力/出力セグメントと第2の入力/
出力セグメントを結合する上方の第1段接合部を備えて
いる。第1の入力/出力セグメントと第2の入力/出力
セグメントは、上方の第1段二等分線を形成している。
下方の第1段接合部は、第3の入力/出力セグメントと
第4の入力/出力セグメントを結合して、下方の第1段
二等分線を形成している。第3の入力/出力セグメント
と第4の入力/出力セグメントは、下方の第1段二等分
線を形成している。上方の中間セグメントは、上方の第
1段接合部とつながっている。下方の中間セグメント
は、下方の第1段接合部とつながっている。第2段接合
部は、上方の中間セグメントと下方の中間セグメントを
結合して、単一入力/出力セグメントを形成している。
上方の中間セグメントと下方の中間セグメントは、第2
段二等分線を形成している。上方の第1段二等分線と下
方の第1段二等分線は、角度が第2段二等分線からオフ
セットしている。角度がオフセットした二等分線を用い
る結果、光学スプリッタ/コンバイナの長さが短縮され
る。
発明の好適実施形態となる光学スプリッタ/コンバイナ
及びその製造方法について詳細に説明する。尚、説明の
便宜上、以下では、従来技術の説明も含み、それらとの
比較において本発明の好適実施形態について説明する。
図1(a)を参照すると、本発明に利用可能な典型的な
導波路又は光ファイバ10は、シリカ・ベースのガラ
ス、プラスチック、ニオブ酸リチウム、他の材料、又
は、リン化インジウムのような半導体材料から構成する
ことが可能なコア12から構成されている。コア12
は、一般に、クラッディング14によって包囲されてい
る。クラッディング14は、空気、ガラス、プラスチッ
ク、又は、内部誘電体材料より屈折率の低い任意の誘電
体材料から造ることが可能である。クラッディング14
は、一般に、ポリマ・オーバコート16によって包囲さ
れている。使用時、光導波路又は光ファイバ10は、さ
まざまな用途に合わせて組み合わせるか、又は、分割す
ることが必要になる可能性がある。
実施態様である導波路スプリッタ/コンバイナ又は平面
光波回路(PLC)18が示されている。角度は、場合
によっては一定の比率で示されていないこともある。P
LC18は、PLC18のクラッディング層20を形成
する基板を備えたモノリシック構造である。導波路コア
層22を用いて、導波路24、26、28、及び、30
が形成され、これらを組み合わせて、単一導波路32が
形成される。
光学スプリッタ/コンバイナ又はYブランチ100が示
されている。援用によって組込まれ、Elect.Le
tt.Vol.25,No.25,pp.1712−1
713のLow−LossY−Branch Powe
r Dividersと題するG.Bogert及び
Y.Chenによる論文には、光学スプリッタ/コンバ
イナ100の一例について記載がある。典型的な光学ス
プリッタ/コンバイナ100は、光学スプリッタ/コン
バイナ100のどちらの端部が入力端として利用される
かに従って、コンバイナ又はスプリッタとして利用する
ことが可能になる。光学スプリッタ/コンバイナ100
は、第1の入力/出力セグメント104が設けられた分
割端102を備えている。入力/出力セグメント104
は、末端部106を備えている。分割端部102は、更
に、第2の入力/出力セグメント108を備えている。
第2の入力/出力セグメント108も末端部110を備
えている。光学スプリッタ/コンバイナ100は、高さ
が2hで、長さがLである。第1の入力/出力セグメン
ト104及び第2の入力/出力セグメント108は、接
合部112において互いに結合している。光学スプリッ
タ/コンバイナ100は、二等分線114を形成してい
る。図2に示すように、セグメント104と108を結
合する接合部112の右側に、組み合わせ端部116が
形成されている。組み合わせ端部116は、接合部11
2につながった単一入力/出力セグメント118を備え
ている。
セグメント104と第2の入力/出力セグメント108
の間の特定の垂直間隔が2hの場合、光学スプリッタ/
コンバイナ100が、特定の導波路実施例に関する最短
長Lを超えなければならないか、或いは、セグメント1
04及び108の曲率が極端すぎるため、導波路からの
パワー損失量が許容できなくなる。結果として、許容さ
れる導波路損失を生じるように構成された光学スプリッ
タ/コンバイナ100の一例は、隆起正弦湾曲部の形状
を呈する曲率を有する、第1の入力/出力セグメント1
04と、第2の入力/出力セグメント108を備えてい
る。隆起正弦湾曲部の配向は、下記の方程式によって表
すことが可能である: x=(hz/L)−((h/2π)sin(2πz/
L)) ここで、 x=中心線又は二等分線114から曲線までの距離、 z=中心線又は二等分線114に沿った距離、 h=中心線又は二等分線114から測定された、分割端
102の入力/出力における高さ、 L=分割端102から組み合わせ端116までの水平距
離(Elect.Lett.7th Dec.198
9,Vol.25,No.25の「Low−Loss
Y−Branch Power Dividers」を
参照されたい)。
2の入力/出力セグメント108のS字状湾曲部に関す
る曲率の一例が、3.24mmであるが、これは、コア
の屈折率がクラッディング材料より0.75%高い場
合、方形導波路に関して許容できる損失を示す。
の構造を繰り返すことによって、4入力光導波路又は光
学スプリッタ/コンバイナ200を開発することが可能
である。ここでは、「4入力」という用語が用いられて
いるが、光学スプリッタ/コンバイナ200は、4出力
光導波路としても利用可能であると理解すべきである。
4入力光学スプリッタ/コンバイナ200は、4つの入
力/出力セグメント204、206、208、及び、2
10を備えた分割端202を備えており、ここで、4つ
の入力/出力セグメントは、第1の入力/出力セグメン
ト204、第2の入力/出力セグメント206、第3の
入力/出力セグメント208、及び、第4の入力/出力
セグメント210から構成されている。第1の入力/出
力セグメント204及び第2の入力/出力セグメント2
06は、上方の第1段接合部212において結合してい
る。第1の入力/出力セグメント204及び第2の入力
/出力セグメント206は、上方の第1段二等分線21
4を形成している。第4の入力/出力セグメント210
及び第3の入力/出力セグメント208は、下方の第1
段接合部216において結合している。第3の入力/出
力セグメント208及び第4の入力/出力セグメント2
10は、下方の第1段二等分線218を形成している。
上方の中間セグメント220は、上方の第1段接合部2
12につながっている。下方の中間セグメント222
は、下方の第1段接合部216につながっている。上方
の中間セグメント220及び下方の中間セグメント22
2は、第2段接合部224において結合している。上方
の中間セグメント220及び下方の中間セグメント22
2は、第2段二等分線又は中心線226を形成してい
る。組み合わせ端228は、第2段接合部224につな
がる単一入力/出力セグメント230を備えている。留
意すべきは、図3に示す光学スプリッタ/コンバイナ2
00のような先行技術の場合、上方の第1段二等分線2
14及び下方の第1段二等分線218は、互いに、及
び、第2段二等分線又は中心線226に対して平行であ
るという点である。アーム220、222間の垂直距離
が増したので、長さL2が、第2段接合部において必然
的に増すことにも留意されたい。
は光学スプリッタ/コンバイナ300が示されている。
ここでは、「4入力」という用語が用いられているが、
光学スプリッタ/コンバイナ300は、4出力光導波路
としても利用可能であると理解すべきである。4入力光
学スプリッタ/コンバイナ300は、4つの入力/出力
セグメント304、306、308、及び、310を備
えた分割端302を備えており、ここで、4つの入力/
出力セグメントは、第1の入力/出力セグメント30
4、第2の入力/出力セグメント306、第3の入力/
出力セグメント308、及び、第4の入力/出力セグメ
ント310から構成されている。第1の入力/出力セグ
メント304及び第2の入力/出力セグメント306
は、上方の第1段接合部312において結合している。
第1の入力/出力セグメント304及び第2の入力/出
力セグメント306は、図4に示すように、上方の第1
段接合部312の直前の領域において水平である。第1
の入力/出力セグメント304及び第2の入力/出力セ
グメント306は、上方の第1段接合部312の直前の
領域において、セグメント304及び306に対して平
行な上方の第1段二等分線(不図示)を形成している。
第4の入力/出力セグメント310及び第3の入力/出
力セグメント308は、下方の第1段接合部316にお
いて結合している。第3の入力/出力セグメント308
及び第4の入力/出力セグメント310は、下方の第1
段接合部316において結合している。第3の入力/出
力セグメント308及び第4の入力/出力セグメント3
10は、下方の第1段接合部316の直前の領域におい
て、セグメント308及び310に対して平行な下方の
第1段二等分線(不図示)を形成している。上方の中間
セグメント320は、上方の第1段接合部312につな
がっている。下方の中間セグメント322は、下方の第
1段接合部316につながっている。上方の中間セグメ
ント320及び下方の中間セグメント322は、第2段
接合部324において結合している。上方の中間セグメ
ント320及び下方の中間セグメント322は、第2段
二等分線又は中心線326を形成している。組み合わせ
端328は、第2段接合部324につながる単一入力/
出力セグメント330を備えている。留意すべきは、図
4に示す光学スプリッタ/コンバイナ300のような先
行技術の場合、上方の第1段二等分線(不図示)及び下
方の第1段二等分線(不図示)は、互いに、及び、第2
段二等分線又は中心線326に対して平行であるという
点である。
の入力/出力セグメント306、第3の入力/出力セグ
メント308、第4の入力/出力セグメント310は、
水平方向に、即ち、上方の第1段二等分線及び下方の第
1段二等分線と、第2段二等分線326に対して平行に
始まって、終わる、S字状湾曲部である。光学スプリッ
タ/コンバイナ300の長さは、湾曲部における最大曲
率によって制限される。
バイナ400の望ましい実施態様が示されている。光学
スプリッタ/コンバイナ400の分割端402は、4つ
の入力/出力セグメント404、406、409、41
2を備えている。セグメント404、406、409、
及び、412における光学コアのサイズの一例は、4.
8ミクロンである。この各光導波路の中心間の最短間隔
は、一般に、125ミクロン、又は、分割端に結合され
た光ファイバの直径であるが、他の寸法も可能である。
例えば、リボン・ケーブル・システムに関する工業規格
では、間隔が250ミクロンである。入力/出力セグメ
ントは、第1の入力/出力セグメント404、上方セグ
メント408及び片側隆起正弦湾曲部407を備えた第
2の入力/出力セグメント406、下方セグメント41
1及び片側隆起正弦湾曲部又は下方セグメント410を
備えた第3の入力/出力セグメント409、及び、第4
の入力/出力セグメント412である。第1の入力/出
力セグメント404及び第2の入力/出力セグメント4
06の下方セグメント407は、上方の第1段接合部4
13において結合している。下方セグメント407は、
上方の第1段接合部413の下方の片側である。第1の
入力/出力セグメント404及び第2の入力/出力セグ
メント406は、上方の第1段二等分線414を形成し
ている。
光学スプリッタ/コンバイナが示されているが、光学ス
プリッタ/コンバイナ300の上方片側と下方片側か
ら、「2入力/出力」光導波路又は光学スプリッタ/コ
ンバイナを形成することも可能である。更に、図4に示
す4入力の1つを除去することによって、「3入力」を
形成することも可能である。最後に、光学スプリッタ/
コンバイナ300又はその任意の部分は、より大規模な
光学スプリッタ/コンバイナ・システムの一部として利
用することが可能である。
3の入力/出力セグメント409の下方セグメント41
0は、下方の第1段接合部416において結合する。第
3の入力/出力セグメント409及び第4の入力/出力
セグメント412は、下方の第1段二等分線418を形
成している。上方の中間セクション420は、上方の第
1段接合部413につながっている。下方の中間セグメ
ント422は、下方の第1段接合部416につながって
いる。下方セグメント411は、下方の第1段接合部4
16の上方片側である。上方の中間セグメント420及
び下方の中間セグメント422は、第2段接合部424
で結合している。上方の中間セグメント420及び下方
の中間セグメント422は、第2段二等分線426を形
成している。
一入力/出力セグメント430が設けられた組み合わせ
端428を備えている。入力/出力セグメント430
は、第2段接合部424につながっている。上方の第1
段二等分線414及び下方の第1段二等分線418は、
第2段二等分線又は中心線426から角度がオフセット
している。光学スプリッタ/コンバイナ300の上方又
は下方の片側から形成される2入力/出力光導波路の場
合、中心線426は、基準線と呼ばれる。前記第1段二
等分線と前記中心線との望ましいオフセット角は、少な
くとも5゜である。同様に、前記第2段二等分線と前記
中心線の望ましいオフセット角は、少なくとも5゜であ
る。
方の中間セグメント420が、滑らかな曲線を形成して
いる。同様に、第4の入力/出力セグメント412及び
下方の中間セグメント422も、滑らかな曲線を形成し
ている。典型的な曲線は、最小曲率半径が3.24mm
である。この曲線は、一般に、それぞれ、下記方程式に
よって表される形を備えた片側隆起正弦湾曲部である、
いくつかのセグメントから構成されている: x=h(z/L−((1/π)(sin[π(z/
L)]))) ここで、例えば: x=中心線又は第2段二等分線426からの曲線420
の距離、 z=中心線又は第2段二等分線426に沿った距離、 h=中心線又は第2段二等分線426から測定された分
割端402の入力/出力における高さ、 L=zの最大値、即ち、z=0及びz=Lがセグメント
の両端である。
メント404及び412の末端から第2段二等分線42
6までの経路を構成する曲線が、3つの部分から構成さ
れている。3つの部分には、中心線又は第2段二等分線
426に向かって進む導波路を開始する最初の片側隆起
正弦湾曲部A1又は上方の片側隆起正弦湾曲部が含まれ
ている。第2の部分は、A2で表示の遷移セグメントか
ら構成される小さい対称性Y接合部413である。小さ
い対称性Y接合部413は、第1の入力/出力セグメン
ト404に結合する滑らかな曲線と、上方セグメント4
07から成る2つの片側隆起正弦湾曲部A2、A2’か
ら構成されている。更に、上方の中間セグメント420
は、中心線426に向かって延び、中心線426にほぼ
達すると同時に曲がって、水平即ち中心線426に対し
て平行になる片側正弦湾曲部A3から構成されている。
更に、A1、A2、及び、A3の勾配は、3つの曲線が
交わる位置で整合している。
h及びLを持つ上述の方程式によって定義される。未知
数の1つは、この場合、Cmax=πh/L2によって
表される最大曲率(Cmax)から計算することが可能
である。対称性Y接合部A2、A2’は、二等分線の角
度が未知数であるが、A1に関するパラメータが指定さ
れると、求めることが可能になる方程式によって定義さ
れる。一例として、上述の方程式は、Cmaxが与えら
れ、hが適切に小さい値であれば、解決することが可能
である、即ち、Cmaxが与えられ、hが妥当な値にな
るように選択することができれば、全ての係数が得られ
る。A2の傾斜が求められると、A3の開始角が分か
り、これによって、A3のサイズ及び形状を計算するこ
とが可能になる。上述の例の場合、光学スプリッタ/コ
ンバイナ400の全高は、0.375mmである。
す光学スプリッタ/コンバイナ400を構成する方法に
は、片側隆起正弦湾曲部A1の高さ(h)を推定するス
テップが含まれている。従って、初期推量値hが得られ
ると、上方部分の高さが計算される。その結果が3.7
5を超えると、hが短縮され、計算が繰り返される。必
要があれば、即ち、光学スプリッタ/コンバイナ400
の全高が、指定の設計制約を超えると、光学スプリッタ
/コンバイナ400の全高と設計制約との所望の差、例
えば、0.375mmに達するまで、片側隆起正弦湾曲
部A1の高さを再推定すべきである。上述の推定及び計
算ステップの結果は、所望の最大二次微分係数を備え、
それらが交わる位置でその勾配が整合する、一連の3つ
の片側隆起正弦湾曲部A1、A2、及び、A3が望まし
い。
グメントA1とセグメントA2の間に、直線のセグメン
トA5を挿入することが可能である。即ち、導波路間の
所定の間隔が得られると、直線の間隔セグメントが必要
になる可能性がある。次に、上述の推定ステップ、並び
に、計算ステップ及び判定ステップを反復して、A1、
A2、及び、A3に関するパラメータを求めるべきであ
る。片側隆起正弦湾曲部A4のパラメータを計算して、
上方セグメント407(A2)の末端が、中心線426
から所望の高さ又は距離にくるようにするのが望まし
い。この時点において、A4の半径が必要とされる最小
値未満でないことを検証すべきである。次に、水平セグ
メントAHをA4の末端に付加することが可能である。
セグメントAHを延長して、セグメントA1の末端の直
下に終端がくるようにするのが望ましい。所望の設計基
準が満たされると、上記構造が、中心線426のまわり
に再現され、上述の構造に付加すると、図5に示す、2
段のYブランチから4:1ディバイダ/コンバイナを構
成する、導波路セグメントの集合体を形成することが可
能になる。
示されているが、当業者には明らかなように、本発明
は、そうした制限を受けるものではなく、本発明の範囲
を逸脱することなく、さまざまな変更が可能である。
に、本発明は、少なくとも第1段及び第2段を含む複数
段のそれぞれで一対に分枝されて第1段よりも多くの光
導波路枝を第2段で形成して成る光導波路を備える光学
スプリッタ/コンバイナであって、前記第1段で分枝さ
れる導波路枝の二等分線と、前記第2段で分枝される導
波路枝の二等分線とは、方向が相違するように設定され
ることを特徴とする光学スプリッタ/コンバイナを提供
する。
分割端までの間に設けられる複数段のそれぞれにおいて
一つの枝が一対に分岐されて構成される光導波路を含む
光学スプリッタ/コンバイナであって、該複数段のうち
の一つの段で分岐される導波路枝の二等分線の方向は、
他の一つの段で分岐される導波路枝の二等分線の方向と
相違するよう設定されることを特徴とする光学スプリッ
タ/コンバイナを提供するものである。
の導波路であるものを、最初の段で2つに分岐し、更に
その後の段でも更なる分岐を行う。この際に、後段の分
岐における分岐された導波路の二等分線は、最初の段に
おける分岐の二等分線に対して傾斜した方向を向くもの
とされる。
明すると、本発明は、光学スプリッタ/コンバイナ40
0であって、少なくとも第1の入力/出力セグメント4
04、第2の入力/出力セグメント406、第3の入力
/出力セグメント409、及び、第4の入力/出力セグ
メント412を備える分割端402と、前記第1の入力
/出力セグメント404と前記第2の入力/出力セグメ
ント406を結合する上方の第1段接合部413が含ま
れており、前記第1の入力/出力セグメント404及び
前記第2の入力/出力セグメント406によって、上方
の第1段二等分線414が形成されることと、前記第3
の入力/出力セグメント409と前記第4の入力/出力
セグメント412を結合する下方の第1段接合部416
が含まれており、前記第3の入力/出力セグメント40
9及び前記第4の入力/出力セグメント412によっ
て、下方の第1段二等分線418が形成されることと、
前記上方の第1段接合部413につながっている上方の
中間セグメント420と、前記下方の第1段接合部41
6につながっている下方の中間セグメント422と、前
記上方の中間セグメント420及び前記下方の中間セグ
メント422を結合して、単一入力/出力セグメント4
30を形成する第2段接合部424が含まれており、前
記上方の中間セグメント420及び前記下方の中間セグ
メント422によって、第2段二等分線426が形成さ
れることと、前記上方の第1段二等分線414及び前記
下方の第1段二等分線418の角度が、前記第2段二等
分線426からオフセットしていることを特徴とする、
光学スプリッタ/コンバイナを提供する。
ント406に、上部セグメント407と、片側隆起正弦
湾曲部が含まれる。
ント406の前記上部セグメント407は、前記上方の
第1段接合部413の一部である。
ント409に、下方セグメント410と、片側隆起正弦
湾曲部が含まれる。
ント409の前記下方セグメント410は、前記下方の
第1段接合部416の一部である。
は、前記光学スプリッタ/コンバイナ400の中心線で
ある。
ント404及び前記上方中間セグメント420は、滑ら
かな曲線を形成する。
ント404及び前記第4の入力/出力セグメント412
が、隆起正弦湾曲部であることと、前記隆起正弦湾曲部
が、 方程式:x=h(z/L−((1/π)(sin[π
(z/L)]))) によって表され、ここで、 x=前記第2段二等分線426から前記第1及び第4の
セグメントの一方までの距離、 z=前記第2段二等分線426に沿った距離、 h=前記第2段二等分線426から測定した前記第1と
第4のセグメントの一方の入力における高さ、 L=前記第1の入力/出力セグメント404及び前記第
4の入力/出力セグメント412の長さである。
中心線である。
分線426に向かって曲がった最初の片側隆起正弦湾曲
部、片側隆起正弦湾曲部から構成される外側部分を備え
たY接合部、及び、前記第2段二等分線426と交差す
る時、ほぼ水平になるように曲がる、中間片側隆起正弦
湾曲部からなる、3つの部分から構成されている。
る。
線に対してある勾配を有する、前記最初の片側隆起正弦
湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、前記中間
片側正弦湾曲部から構成されることと、前記最初の片側
隆起正弦湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、
前記中間片側正弦湾曲部の勾配が、前記最初の片側隆起
正弦湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、前記
中間片側正弦湾曲部が交差する位置で整合している。
部が、2つの未知数を有する方程式によって定義され
る。
数であるが、前記最初の片側隆起正弦湾曲部に関するパ
ラメータが指定されると、求めることが可能になる方程
式によって定義される。
の傾斜が求められると、前記中間片側隆起正弦湾曲部の
開始角度が分かるので、前記中間片側隆起正弦湾曲部の
サイズ及び形状を計算することが可能になる。
も5゜である。
シック構造を成す。
ナ40を構成する方法であって、最初の片側隆起正弦湾
曲部の高さを推定するステップと、前記光学スプリッタ
/コンバイナ400の全高を計算するステップと、前記
光学スプリッタ/コンバイナ400の全高が、選択され
たパラメータ未満か否かを判定するステップと、前記光
学スプリッタ/コンバイナ400の全高と前記選択され
たパラメータの所望の差に達するまで、前記最初の片側
隆起正弦湾曲部の前記高さを再推定し、前記全高を再計
算するステップが含まれており、前記推定及び計算ステ
ップの結果、一連のつながった3つの片側隆起正弦湾曲
部が得られるが、前記湾曲部は、所望の最大二次微分係
数を備え、また、それらが交わることになる位置で勾配
が整合していることを特徴とする方法を提供する。
起正弦湾曲部に、前記第2段二等分線426に向かって
曲がった最初の片側隆起正弦湾曲部、片側隆起正弦湾曲
部から構成される外側部分を備えたY接合部、及び、前
記第2段二等分線426と交差する位置で、前記第2段
二等分線426に対して平行になる中間片側隆起正弦湾
曲部からなる。
弦湾曲部と前記Y接合部の間に直線セグメントを追加す
るステップと、前記推定ステップ、前記計算ステップ、
及び、前記判定ステップを繰り返して、前記最初の片側
隆起正弦湾曲部、前記Y接合部、及び、前記中間片側正
弦湾曲部に関するパラメータを求めるステップが含まれ
る。
グメントの末端部につながり、第2段接合部424から
所望の距離に終端がくる追加片側隆起正弦湾曲部のパラ
メータを計算するステップが含まれる。
湾曲部の半径が必要な最小値未満でないか検証するステ
ップと、前記追加片側隆起正弦湾曲部の端部に水平セグ
メントを追加するステップと、水平セグメントを延長し
て、前記最初の片側隆起正弦湾曲部の端部のすぐ下方に
終端がくるようにするステップが含まれる。
イナ400を構成する方法であって、中心線のまわりに
示されたもとの構造をコピーするステップと、前記もと
の構造にコピーした構造を追加して、2段のYブランチ
から4:1コンバイナを構成するように、まとめられ
た、導波路セグメントの集合体を形成するステップが含
まれている方法を提供する。
イナ400を利用した光学系であって、前記スプリッタ
/コンバイナ400に、少なくとも第1の入力/出力セ
グメント404及び第2の入力/出力セグメント406
を備えた分割端402と、前記第1の入力/出力セグメ
ント404とつながった上方の最初の片側隆起正弦湾曲
部と、前記第2の入力/出力セグメント406とつなが
った下方の最初の片側隆起正弦湾曲部と、前記上方の最
初の片側隆起正弦湾曲部とつながった上方遷移片側隆起
正弦湾曲部と、前記下方の最初の片側隆起正弦湾曲部と
つながった下方遷移片側隆起正弦湾曲部と、前記上方遷
移片側隆起正弦湾曲部とつながった上方の中間片側隆起
正弦湾曲部と、前記下方遷移片側隆起正弦湾曲部とつな
がった下方の中間片側隆起正弦湾曲部と、前記下方の中
間片側隆起正弦湾曲部と前記上方の中間片側隆起正弦湾
曲部の組み合わせ端部を結合して、単一入力/出力セグ
メントを形成する接合部が含まれていることを特徴とす
る光学系を提供する。
弦湾曲部と前記下方遷移片側隆起正弦湾曲部の間に配置
された直線セグメントが含まれる。
弦湾曲部と前記上方遷移片側隆起正弦湾曲部の間に配置
された直線セグメントが含まれる。
曲部に、上方Y接合部の上方の片側が含まれる。
ある。
曲部に、下方Y接合部の下方の片側が含まれる。
ある。
弦湾曲部、前記上方遷移片側隆起正弦湾曲部、前記上方
の中間片側隆起正弦湾曲部、前記下方の最初の片側隆起
正弦湾曲部、前記下方遷移片側隆起正弦湾曲部、前記下
方の中間片側隆起正弦湾曲部が、方程式: x=h(z/L−((1/π)(sin[π(z/
L)]))) によって表され、ここで、 x=中心線から前記曲線の一方までの距離、 z=前記中心線に沿った距離、 h=前記中心線から測定される入力における高さ、 L=前記入力から前記接合部までの長さ である。
弦湾曲部及び前記下方の最初の片側隆起正弦湾曲部の少
なくとも一方が、2つの未知数を備える方程式によって
定義される。
未知数であるが、前記上方の最初の片側隆起正弦湾曲部
に関するパラメータが指定されると、求めることが可能
になる方程式によって定義される。
未知数であるが、前記最初の片側隆起正弦湾曲部に関す
るパラメータが指定されると、求めることが可能になる
方程式によって定義される。
片側部分の傾斜が求められると、前記上方の中間片側隆
起正弦湾曲部の開始角度が分かるので、前記上方の中間
片側隆起正弦湾曲部のサイズ及び形状を計算することが
可能になる。
片側部分の傾斜が求められると、前記下方の中間片側隆
起正弦湾曲部の開始角度が分かるので、前記下方の中間
片側隆起正弦湾曲部のサイズ及び形状を計算することが
可能になる。
ナであって、少なくとも第1の入力/出力セグメント4
04及び第2の入力/出力セグメント406を備えた分
割端部402と、前記第1の入力/出力セグメント40
4と前記第2の入力/出力セグメント406を結合する
上方の第1段接合部413が含まれており、前記第1の
入力/出力セグメント404及び前記第2の入力/出力
セグメント406によって、上方の第1段二等分線41
4が形成されることと、第1の端部が前記上方の第1段
接合部413につながっており、第2の端部が入力/出
力セグメントにつながっている上方の中間セグメント4
20が含まれており、前記上方の中間セグメント420
の前記第2の端部における前記入力/出力セグメント
が、前記入力/出力セグメントと前記第2の中間セグメ
ントの交差点においてある配向をなすことと、前記上方
の第1段二等分線414の角度が、前記上方の中間セグ
メント420の前記第2の端部において前記入力/出力
セグメントの配向からオフセットしている。
ント406に、上方セグメント407と片側隆起正弦湾
曲部が含まれる。
ント406の前記上方セグメント407が、前記上方の
第1段接合部413の一部である。
ント404及び上方の中間セグメント420が、滑らか
な曲線を形成する。
ント404が、隆起正弦湾曲部であることと、前記隆起
正弦湾曲部が、方程式: x=h(z/L−((1/π)(sin[π(z/
L)]))) によって表され、ここで、 x=基準線から前記第1のセグメントまでの距離であ
り、前記上方の中間セグメント420の前記第2の端部
において、前記基準線と前記入力/出力セグメントの前
記配向とのアライメントがとれる、 z=前記第2段二等分線426に沿った距離、 h=前記基準線から測定される前記第1のセグメントの
入力における高さ、 L=前記第1の入力/出力セグメント404の長さであ
る。
分線426に向かって曲がった最初の片側隆起正弦湾曲
部、片側隆起正弦湾曲部から構成される外側部分を備え
たY接合部、及び、前記第2段二等分線426と交差す
る時、ほぼ水平になるように曲がる、中間片側隆起正弦
湾曲部からなる、3つの部分から構成されている。
る。
線に対してある勾配を有する、前記最初の片側隆起正弦
湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、前記中間
片側正弦湾曲部から構成されることと、前記最初の片側
隆起正弦湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、
前記中間片側正弦湾曲部の勾配が、前記最初の片側隆起
正弦湾曲部、前記Y接合部の前記外側部分、及び、前記
中間片側正弦湾曲部が交差する位置で整合している。
部が、2つの未知数を有する方程式によって定義され
る。
数であるが、前記最初の片側隆起正弦湾曲部に関するパ
ラメータが指定されると、求めることが可能になる方程
式によって定義される。
の傾斜が求められると、前記中間片側隆起正弦湾曲部の
開始角度が分かるので、前記中間片側隆起正弦湾曲部の
サイズ及び形状を計算することが可能になる。
も5゜である。
イナ400がモノリシック構造をなす。
部分切り取り透視図、(b)は、点線で導波路を示す、
典型的な光導波路コンバイナ又は平面光波回路の透視図
である。
図である。
図である。
様の1つに関する図である。
いることが可能な片側隆起正弦湾曲部を示す図である。
いることが可能な片側隆起正弦湾曲部のもう1つの構成
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】光学スプリッタ/コンバイナであって、 少なくとも第1の入力/出力セグメント、第2の入力/
出力セグメント、第3の入力/出力セグメント、及び第
4の入力/出力セグメントを備える分割端と、 前記第1の入力/出力セグメントと前記第2の入力/出
力セグメントを結合する上方の第1段接合部が含まれて
おり、 前記第1の入力/出力セグメント及び前記第2の入力/
出力セグメントによって、上方の第1段二等分線が形成
されることと、 前記第3の入力/出力セグメントと前記第4の入力/出
力セグメントを結合する下方の第1段接合部が含まれて
おり、 前記第3の入力/出力セグメント及び前記第4の入力/
出力セグメントによって、下方の第1段二等分線が形成
されることと、 前記上方の第1段接合部につながっている上方の中間セ
グメントと、 前記下方の第1段接合部につながっている下方の中間セ
グメントと、 前記上方の中間セグメント及び前記下方の中間セグメン
トを結合して、単一入力/出力セグメントを形成する第
2段接合部が含まれており、 前記上方の中間セグメント及び前記下方の中間セグメン
トによって、第2段二等分線が形成されることと、 前記上方の第1段二等分線及び前記下方の第1段二等分
線の角度が、前記第2段二等分線からオフセットしてい
ることを特徴とする、光学スプリッタ/コンバイナ。 - 【請求項2】光学スプリッタ/コンバイナを構成する方
法であって、 最初の片側隆起正弦湾曲部の高さを推定するステップ
と、 前記光学スプリッタ/コンバイナの全高を計算するステ
ップと、 前記光学スプリッタ/コンバイナの全高が、選択された
パラメータ未満か否かを判定するステップと、 前記光学スプリッタ/コンバイナの全高と前記選択され
たパラメータの所望の差に達するまで、前記最初の片側
隆起正弦湾曲部の前記高さを再推定し、前記全高を再計
算するステップが含まれており、 前記推定及び計算ステップの結果、一連のつながった3
つの片側隆起正弦湾曲部が得られるが、前記湾曲部は、
所望の最大二次微分係数を備え、また、それらが交わる
ことになる位置で勾配が整合していることを特徴とする
方法。
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