JP2003248127A - 光パワー分割器 - Google Patents

光パワー分割器

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JP2003248127A
JP2003248127A JP2003037410A JP2003037410A JP2003248127A JP 2003248127 A JP2003248127 A JP 2003248127A JP 2003037410 A JP2003037410 A JP 2003037410A JP 2003037410 A JP2003037410 A JP 2003037410A JP 2003248127 A JP2003248127 A JP 2003248127A
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optical
output optical
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Heu-Gon Kim
喜坤 金
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • G02B6/2808Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using a mixing element which evenly distributes an input signal over a number of outputs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】モード不安定及び光損失を最小化して出力特性
を向上させる光パワー分割器を提供する。 【解決手段】光パワー分割器は、半導体基板と、半導体
基板上に積層され、波長による多チャネルから構成され
た光信号の伝送媒体として機能し、光信号を受信する入
力光導波路及びパワー分割された光信号の一部をそれぞ
れ出力する少なくとも2以上の出力光導波路を含むコア
と、コアを囲むクラッドと、隣接した少なくとも2以上
の出力光導波路の内側面の一部を連結し、出力光導波路
の一端から長手方向に沿って次第にその幅が減少する少
なくとも1以上のテーパ光導波路と、を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面光波回路(pla
nar lightwave circuit: PLC)に関し、特に、光パワ
ー分割器に関する。
【0002】
【従来の技術】平面光波回路は、基本的に、半導体基
板、半導体基板上に積層され、内部全反射を利用し入力
された光信号を伝播するコア(core)、及びコアを囲むク
ラッディング(cladding)から構成される。この光導波路
を利用する平面光波回路は、例えば、光信号の分布を分
離又は結合する光パワー分割器/結合器、波長によって
光信号を構成するチャネルを多重化又は逆多重化する波
長分岐多重化器/逆多重化などがある。また、光パワー
分割器は、Y字型光導波路(Y-branch waveguide)のよう
な2分岐型の構造、及びスターカプラ(star coupler)の
ような多分岐構造がある。
【0003】図1は、従来技術の一例によるY字型光導
波路の構成を示す図である。Y字型光導波路は、入力光
導波路110、分岐光導波路120、第1出力光導波路
130及び第2出力光導波路140から構成される。
【0004】入力光導波路110は、入力側端面112
を通じて光信号が入力される直線形光導波路である。
【0005】分岐光導波路120は、入力光導波路11
0と連結された入力側端面122を通じて光信号を受信
し、光信号の進行方向に従って次第に幅が広くなる。
【0006】第1出力光導波路130及び第2出力光導
波路140は、分岐光導波路120の出力側端面124
から分岐光導波路120の中心線(図示せず)を中心にし
て対称に延設され、分岐された光信号のそれぞれを出力
する。
【0007】入力光導波路110から第1出力光導波路
130または第2出力光導波路140に進行する光信号
は、連続的なモード変化を経て進む。一方、第1出力光
導波路130及び第2出力光導波路140と入力光導波
路110との境界上の仮想端面150、155(第1出
力光導波路130または第2出力光導波路140の長手
方向と垂直)は、分岐光導波路120の出力側端面12
4と平行ではない。従って、分岐光導波路120の出力
側端面124と仮想端面150、155が平行でないこ
とによってモード不安定が発生する。例えば、入力光導
波路110の幅が8μmであり、第1出力光導波路13
0及び第2出力光導波路140の長さが1500μmで
あり、Y字型光導波路に1550nm波長の光信号が入
力されると、3.312dBの光信号損失が測定され
る。
【0008】図2は、図1に示したY字型光導波路を進
行する光信号のビームプロファイル(beam profile)を示
し、図3は、図1に示した第1出力光導波路130及び
第2出力光導波路140の出力側端面132、142上
に現れる分岐された光信号のモードプロファイル(mode
profile)を示す。図2の分岐された光信号のビームプロ
ファイルを見ると、分岐された光信号は、第1出力光導
波路130及び第2出力光導波路140に沿って不安定
に進行していることが分かる。この場合、光信号は入力
光導波路110の入力側端面112に垂直に入射され
る。
【0009】図3を参照すると、第1出力光導波路13
0及び第2出力光導波路140の出力側端面132、1
42上に現れる分岐された光信号の第1モードプロファ
イル210及び第2モードプロファイル230が示して
ある。図示したように、第1モードプロファイル210
または第2モードプロファイル230のモード中心21
5、235は、第1出力光導波路130または第2出力
光導波路140の中心線220、240と所定の距離M
1、だけ離隔している。この場合、入力光導波路1
10の入力側端面112に光信号が垂直に入射され、第
1出力光導波路130及び第2出力光導波路140は、
分岐光導波路120の中心線を中心にして対称に形成さ
れているので、モード変異量M1、は同一の値を有
する。このモード不安定によってY字型光導波路の出力
特性が低下する。これを改善するために、第1出力光導
波路130及び第2出力光導波路140の長さを増加さ
せることによってモード安定を図ることができるが、こ
れは、全体素子のサイズを大きくする結果となるので、
収率が減少する。また、第1出力光導波路130及び第
2出力光導波路140の内側面134、144が接する
地点をピークポイント(peak point)160と称する。Y
字型光導波路のピークポイント160を基準にした分岐
角は小さく、工程の具現が難しい。さらに、ピークポイ
ント160の工程具現の程度によって光特性が激しく変
化する。
【0010】図4は、従来技術の他の例によるY字型光
導波路を説明するための構成図である。Y字型光導波路
は、入力光導波路310、第1出力光導波路320及び
第2出力光導波路330から構成される。
【0011】入力光導波路310は、入力側端面312
を通じて光信号を受信し、出力側端面314を通じて光
信号を分岐して出力し、光信号の進行方向に従って次第
にその幅が広くなる。
【0012】第1出力光導波路320及び第2出力光導
波路330は、それぞれ入力光導波路310の出力側端
面314と連結された入力側端面を通じて分岐された光
信号を受信し、その内側面324、334及び外側面
は、該当曲率でベンディング(bending)されてアーク(ar
c)を形成する。また、第1出力光導波路320または第
2出力光導波路330は、分岐された光信号の進行方向
に従って次第にその幅が広くなる。さらに、第1出力光
導波路320の内側面324と第2出力光導波路330
の内側面334は第2間隔Gだけ離隔されており、第
1出力光導波路320の外側面と入力光導波路310の
外側面は第1間隔Gだけ離隔されており、第2出力光
導波路330の外側面と入力光導波路310の外側面も
第1間隔G だけ離隔されている。このとき、第1出力
光導波路320及び第2出力光導波路330は、入力光
導波路310の中心線を中心にして対称に形成される。
【0013】図5は、図4に示したY字型光導波路を進
行する光信号のビームプロファイルを示す図であり、図
6は、図4した示す第1出力光導波路320及び第2出
力光導波路330の出力側端面322、332上に現れ
る分岐された光信号のモードプロファイルを示す図であ
る。図5の分岐された光信号のビームプロファイルを見
ると、分岐された光信号は、第1出力光導波路320及
び第2出力光導波路330の長手方向に沿ってある程度
安定して進行することが分かる。この場合、入力光信号
は、入力光導波路310の入力側端面312に垂直に入
射される。
【0014】図6を参照すると、第1出力光導波路32
0及び第2出力光導波路330の出力側端面322、3
32上に現れる分岐された光信号の第1モードプロファ
イル410及び第2モードプロファイル430が示して
ある。図示したように、第1モードプロファイル410
または第2モードプロファイル430のモード中心41
5、435は、第1出力光導波路320または第2出力
光導波路330の中心線420、440とほぼ一致す
る。また、Y字型光導波路は、図1に示すY字型光導波
路に比べて、ピークポイントが存在しないので、工程の
再現性が向上し、これによって、工程誤差による高特性
の変化が抑制される。
【0015】しかしながら、入力光導波路310から第
1出力光導波路320または第2出力光導波路330に
進行する光信号は、不連続なモード変化を経て進むよう
になり、これによって、光信号の損失が発生する。ま
た、光損失を生じさせる部分、つまり、入力光導波路3
10と第1出力光導波路320及び第2出力光導波路3
30との境界部分においての工程誤差である光導波路の
幅及び屈折率の変化によってモード変異量が増加するの
で、この点を考慮した境界部分を設計するのが困難であ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、モード不安定及び光損失を最小化して出力特性を向
上させる光パワー分割器を提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、工程誤差に対
する敏感度を緩和させることで、工程誤差による収率減
少の最小化及び光損失の最小化が可能にし、出力特性を
向上させることができる光パワー分割器を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明による光パワー分割器は、半導体基板
と、この半導体基板上に積層され、波長による多チャネ
ルから構成された光信号の伝送媒体として機能し、光信
号を受信する入力光導波路及びパワー分割された光信号
の一部をそれぞれ出力する少なくとも2以上の出力光導
波路を含むコアと、このコアを囲むクラッドと、隣接し
た少なくとも2以上の出力光導波路の内側面の一部を連
結し、出力光導波路の一端から長手方向に沿って次第に
幅が減少する少なくとも1以上のテーパ光導波路と、を
含むことを特徴とする。
【0019】この光パワー分割器は、入力光導波路と少
なくとも2以上の出力光導波路との間に介在し、光信号
の進行方向に従って次第に幅が広くなる分岐光導波路を
さらに含むようにするとよい。
【0020】テーパ光導波路は、その幅が連続して減少
する傾斜形状を有していると好ましい。
【0021】また、本発明では、半導体基板と、この半
導体基板上に積層され、光信号の伝送媒体になるコア
と、このコアを囲むクラッドと、を含み、コアは、その
入力側端面を通じて光信号を受信する入力光導波路と、
入力光導波路の出力側端面から延設され、それぞれ所定
の曲率を有する対向した内側面が入力光導波路の出力側
端面上で接し、それぞれの入力側の幅が入力光導波路の
出力側の幅を両分して、分岐された光信号のそれぞれを
出力する第1出力光導波路及び第2出力光導波路と、を
含むことを特徴とする光パワー分割器も提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う好適な実施形
態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の
説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、
関連した公知機能または構成に関する具体的な説明は省
略する。
【0023】図7は、本発明の好適な第1実施形態によ
るY字型光導波路の構成を示す図である。Y字型光導波
路は、PLC素子であり、基板上に高屈折率のコア及び
コアを囲む低屈折率のクラッド(clad)を積層することに
よって形成される。コアは、入力光導波路510、第1
出力光導波路520及び第2出力光導波路530から構
成される。
【0024】入力光導波路510は、入力側端面512
を通じて光信号を受信し、出力側端面514を通じ入力
光信号を分岐して出力し、入力側端面512から出力側
端面514までの幅が一定である直線形光導波路であ
る。
【0025】第1出力光導波路520及び第2出力光導
波路530は、それぞれ入力光導波路510の出力側端
面514から延設される。この場合、入力光導波路51
0の中心線(図示せず)を中心にして左右対称で延設され
る。また、第1出力光導波路520または第2出力光導
波路530は、入力側端面から出力側端面522、53
2にいくにつれてその幅が次第に増加し、内側面52
4、534及び外側面は、該当曲率でベンディングされ
てアークを形成する。第1出力光導波路520及び第2
出力光導波路530の対向する内側面524及び534
は、入力光導波路510の出力側端面514上で接す
る。つまり、対向する内側面524、534のピークポ
イント540は、入力光導波路510の出力側端面51
4上に位置する。第1出力光導波路520及び第2出力
光導波路530は、入力側の幅が入力光導波路510の
幅を両分し、分岐された光信号のそれぞれを出力する。
【0026】入力光導波路510から第1出力光導波路
520または第2出力光導波路530に進行する光信号
は、連続的なモード変化を経て進む。また、第1出力光
導波路520及び第2出力光導波路530と入力光導波
路510との境界上の仮想端面(図示せず)(第1出力光
導波路520または第2出力光導波路530の長手方向
と垂直)は、第1出力光導波路520及び第2出力光導
波路及び530の入力側端面と一致し、第1出力光導波
路520及び第2出力光導波路530の入力側端面は、
入力光導波路510の出力側端面514と平行である。
従って、第1出力光導波路520または第2出力光導波
路530の入力側端面と仮想端面との不一致による損失
は発生しない。例えば、入力光導波路510の幅が8μ
mであり、第1及び第2出力光導波路520及び530
の長さが1500μmであり、Y字型光導波路に155
0nm波長の光信号が入力される場合、3.010dB
の光信号損失が測定される。
【0027】図8は、図7に示したY字型光導波路を進
行する光信号のビームプロファイルを示す図であり、図
9は、図7に示した第1出力光導波路520及び第2出
力光導波路530の出力側端面522、532上に現れ
る分岐された光信号のモードプロファイルを示す図であ
る。図8の分岐された光信号のビームプロファイルを見
ると、分岐された光信号は、第1出力光導波路520及
び第2出力光導波路530の長手方向に沿って安定して
進行することが分かる。この場合、入力光信号は、入力
光導波路510の入力側端面512に垂直に入射され
る。
【0028】図9を参照すると、第1出力光導波路52
0及び第2出力光導波路530の出力側端面522、5
32上に現れる分岐された光信号の第1モードプロファ
イル610及び第2モードプロファイル620が示して
ある。図示したように、第1モードプロファイル610
または第2モードプロファイル620のモード中心61
5、625は、第1出力光導波路520または第2出力
光導波路530の中心線と一致、つまり、モード整合が
発生する。
【0029】図10は、本発明の第2実施形態によるY
字型光導波路の構成を示す図であり、図11は、図10
に示した“A”部分を拡大した図である。Y字型光導波
路は、入力光導波路910、分岐光導波路920、テー
パ光導波路950、第1出力光導波路930及び第2出
力光導波路940から構成される。
【0030】入力光導波路910は、入力側端面912
を通じて光信号を受信し、出力側端面914を通じて入
力光信号を出力する入力側端面912から出力側端面9
14までの幅が一定の直線形光導波路である。
【0031】分岐光導波路920は、入力側端面を通じ
て光信号を受信し、出力側端面922を通じ光信号を分
岐して出力し、所定の長さLを有し、光信号の進行方
向に従って次第にその幅が広くなる。
【0032】第1出力光導波路930及び第2出力光導
波路940は、それぞれ分岐光導波路920の出力側端
面922と連結された入力側端面を通じて分岐された光
信号を受信し、内側面934、944及び外側面は、該
当曲率でベンディングされてアークを形成する。第1出
力光導波路930または第2出力光導波路940は、分
岐された光信号の進行方向に従って次第にその幅が広く
なり、第1出力光導波路930の内側面934と第2出
力光導波路940の内側面944は、第4間隔Gだけ
離隔されている。第1出力光導波路930及び第2出力
光導波路940は、入力光導波路910の中心線(図示
せず)を中心にして対称に形成される。第1出力光導波
路930及び第2出力光導波路940の内側面934、
944を該当曲率によって入力光導波路910側に延長
すると(点線)、入力光導波路910の出力側端面91
4上で接する。つまり、入力光導波路910の出力側端
面914上に仮想のピークポイント960が位置する。
【0033】テーパ光導波路950は、第1出力光導波
路930及び第2出力光導波路940の内側面934、
944の一部を連結し、所定の長さLを有し、第1出
力光導波路930及び第2出力光導波路940の入力側
端面から長手方向に沿って次第にその幅が減少する。
【0034】図11に示すように、テーパ光導波路95
0は、連続的にその幅が減少する傾斜形状を有してい
る。テーパ光導波路950によって分岐光導波路920
を進行した光信号は、第1出力光導波路930及び第2
出力光導波路940に次第に分岐される。つまり、分岐
光導波路920から第1出力光導波路930または第2
出力光導波路940を進行する光信号は、次第にモード
変化を経て進むようになる。従って、分岐光導波路92
0と第1出力光導波路930及び第2出力光導波路94
0との境界部分においての工程誤差、つまり、光導波路
の幅及び屈折率変化によるモード変異量が小さい。例え
ば、入力光導波路910の幅が8μmであり、第1出力
光導波路930及び第2出力光導波路940の長さが1
500μmであり、Y字型光導波路に1550nm波長
の光信号が入力される場合、3.025dBの光信号損
失が測定される。
【0035】図12は、図10に示したY字型光導波路
を進行する光信号のビームプロファイルを示す図であ
り、図13は、図10に示した第1出力光導波路930
及び第2出力光導波路940の出力側端面932、94
2上に現れる分岐された光信号のモードプロファイルを
示す図である。図12の分岐された光信号のビームプロ
ファイルからみると、分岐された光信号は、第1出力光
導波路930及び第2出力光導波路940の長手方向に
沿って安定して進行することが分かる。この場合、光信
号は、入力光導波路910の入力側端面912に垂直に
入射される。
【0036】図13を参照すると、第1出力光導波路9
30及び第2出力光導波路940の出力側端面932、
942上に現れる分岐された光信号の第1モードプロフ
ァイル1010及び第2モードプロファイル1030が
示してある。図ししたように、第1モードプロファイル
1010または第2モードプロファイル1030のモー
ド中心1015、1035は、第1出力光導波路930
または第2出力光導波路940の中心線1020または
1040は、ほぼ一致する。
【0037】図14A〜図14Dは、図10に示した第
1出力光導波路940及び第2出力光導波路940の曲
率変化による損失変化の例を示す。図14Bに示した第
1出力光導波路930及び第2出力光導波路940の内
側面934、944は、Cの曲率を有し、図14Cに
示した第1出力光導波路930及び第2出力光導波路9
40の内側面934、944は、Cの曲率を有し、図
14Dに示した第1出力光導波路930及び第2出力光
導波路940の内側面934、944は、C(C
>C)の曲率を有する。図14A〜図14Dにお
いて、テーパ光導波路950の最小幅G及び最大幅G
は、一定の値を維持する。第1出力光導波路930及
び第2出力光導波路940の内側面934、944の曲
率が増加(C→C→C)するにつれて、分岐光導波
路920の長さが増加(L→L→L、ここで、L
<L<L)し、テーパ光導波路950の長さは増
加した後に減少(L→L→L、ここで、L<L
<L)する。このような変化によって、図14Aに
示すように、Y字型光導波路の光損失が変化する。つま
り、Y字型光導波路の光損失を最小にする第1出力光導
波路930及び第2出力光導波路940の最適の曲率C
が存在する。
【0038】図15は、本発明の比較例によるY字型光
導波路の構成を示す図である。Y字型光導波路は、入力
光導波路710、分岐光導波路720、及び第1出力光
導波路730及び第2出力光導波路740から構成され
る。
【0039】入力光導波路710は、入力側端面712
を通じて光信号を受信し、出力側端面714を通じて入
力光信号を分岐して出力し、入力側端面712から出力
側端面714までの幅が一定である直線形光導波路であ
る。
【0040】分岐光導波路720は、入力側端面712
を通じて光信号を受信し、出力側端面714を通じ光信
号を分岐して出力し、光信号の進行方向に従って次第に
その幅が広くなる。
【0041】第1出力光導波路730及び第2出力光導
波路740は、それぞれ分岐光導波路720の出力側端
面722と連結された入力側端面を通じて分岐された光
信号を受信し、その内側面734、744及び外側面
は、該当曲率でベンディングされてアークを形成する。
第1出力光導波路730または第2出力光導波路740
は、分岐された光信号の進行方向に従って次第にその幅
が広くなり、第1出力光導波路730の内側面734と
第2出力光導波路740の内側面744は、第3間隔G
だけ離隔されている。第1出力光導波路730及び第
2出力光導波路740は、入力光導波路710の中心線
(図示せず)を中心にして対称に形成される。第1出力光
導波路730及び第2出力光導波路740の内側面73
4、744を該当曲率によって入力光導波路710側に
延長すると(点線)、入力光導波路710の出力側端面
714上で接する。つまり、入力光導波路710の出力
側端面714上に仮想のピークポイント750が位置す
る。
【0042】入力光導波路710から第1出力光導波路
730または第2出力光導波路740に進行する光信号
は、不連続なモード変化を経て進み、これによって、光
信号の損失が発生する。例えば、入力光導波路710の
幅が8μmであり、第1出力光導波路730及び第2出
力光導波路740の長さが1500μmであり、Y字型
光導波路に1550nm波長の光信号が入力される場
合、3.062dBの光信号損失が測定される。
【0043】図16は、図15に示したY字型光導波路
を進行する光信号のビームプロファイルを示す図であ
り、図17は、図15に示した第1出力光導波路730
及び第2出力光導波路740の出力側端面734、74
4上に現れる分岐された光信号のモードプロファイルを
示す図である。図16の分岐された光信号のビームプロ
ファイルからみると、分岐された光信号は、第1出力光
導波路730及び第2出力光導波路740の長手方向に
沿って安定して進行する。この場合、光信号は、入力光
導波路710の入力側端面712に垂直に入射する。
【0044】図17を参照すると、第1出力光導波路7
30及び第2出力光導波路740の出力側端面734、
744上に現れる分岐された光信号の第1モードプロフ
ァイル810及び第2モードプロファイル830が示し
てある。図示したように、第1モードプロファイル81
0または第2モードプロファイル830のモード中心8
15、835は、第1出力光導波路730または第2出
力光導波路740の中心線820、840とほぼ一致す
る。
【0045】前述の如く、本発明の詳細な説明では具体
的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明
の範囲は上記実施形態によって限られるべきではなく、
本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということ
は、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明ら
かである。
【0046】
【発明の効果】前述してきたように、本発明による光パ
ワー分割器は、入力光導波路のモードと第1出力光導波
路及び第2出力光導波路のモードを一致させることによ
って、モード不一致によるモード不安定及び光損失を最
小化することができ、出力特性を向上させるという利点
がある。
【0047】さらに、本発明による光パワー分割器は、
第1出力光導波路と第2出力光導波路を離隔させ、テー
パ光導波路を利用することによって、工程誤差に対する
敏感度を緩和して工程誤差による収率減少を最小化する
ことができる。さらに、光損失を最小化することによっ
て、出力特性を向上させることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の一例によるY字型光導波路の構成を
示す図。
【図2】図1に示したY字型光導波路を進行する光信号
のビームプロファイルを示す図。
【図3】図1に示した第1出力光導波路及び第2出力光
導波路の出力側端面上で分岐された光信号のモードプロ
ファイルを示す図。
【図4】従来技術の一例によるY字型光導波路の構成を
示す図。
【図5】図4に示したY字型光導波路を進行する光信号
のビームプロファイルを示す図。
【図6】図4に示した第1出力光導波路及び第2出力光
導波路の出力側端面上に現れる分岐された光信号のモー
ドプロファイルを示す図。
【図7】本発明の好適な第1実施形態によるY字型光導
波路の構成を示す図。
【図8】図7に示したY字型光導波路を進行する光信号
のビームプロファイルを示す図。
【図9】図7に示した第1出力光導波路及び第2出力光
導波路の出力側端面上に現れる分岐された光信号のモー
ドプロファイルを示す図。
【図10】本発明の第2実施形態によるY字型光導波路
の構成を示す図。
【図11】図10に示したA部分を拡大した図。
【図12】図10に示したY字型光導波路を進行する光
信号のビームプロファイルを示す図。
【図13】図10に示した第1出力光導波路及び第2出
力光導波路の出力側端面上に現れる分岐された光信号の
モードプロファイルを示す図。
【図14】A〜Dは、図10に示した第1出力光導波路
及び第2出力光導波路の曲率変化による損失変化を示す
図。
【図15】本発明の比較例によるY字型光導波路の構成
を示す図。
【図16】図15に示したY字型光導波路を進行する光
信号のビームプロファイルを示す図。
【図17】図15に示した第1出力光導波路及び第2出
力光導波路の出力側端面上に現れる分岐された光信号の
モードプロファイルを示す図。
【符号の説明】
510 入力光導波路 512 入力側端面 514 出力側端面 520 第1出力光導波路 522、532 出力側端面 524、534 内側面 530 第2出力光導波路 540 ピークポイント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パワー分割器において、 半導体基板と、 前記半導体基板上に積層され、波長による多チャネルか
    ら構成された光信号の伝送媒体として機能し、前記光信
    号を受信する入力光導波路及びパワー分割された前記光
    信号の一部をそれぞれ出力する少なくとも2以上の出力
    光導波路を含むコアと、 前記コアを囲むクラッドと、 前記隣接した少なくとも2以上の出力光導波路の内側面
    の一部を連結し、前記出力光導波路の一端から長手方向
    に沿って次第に幅が減少する少なくとも1以上のテーパ
    光導波路と、を含むことを特徴とする光パワー分割器。
  2. 【請求項2】 前記入力光導波路と前記少なくとも2以
    上の出力光導波路との間に介在し、前記光信号の進行方
    向に従って次第に幅が広くなる分岐光導波路をさらに含
    む請求項1記載の光パワー分割器。
  3. 【請求項3】 前記テーパ光導波路は、その幅が連続し
    て減少する傾斜形状を有している請求項1記載の光パワ
    ー分割器。
  4. 【請求項4】 光パワー分割器において、 半導体基板と、 前記半導体基板上に積層され、光信号の伝送媒体になる
    コアと、 前記コアを囲むクラッドと、を含み、 前記コアは、 その入力側端面を通じて光信号を受信する入力光導波路
    と、 前記入力光導波路の出力側端面から延設され、それぞれ
    所定の曲率を有する対向した内側面が前記入力光導波路
    の出力側端面上で接し、それぞれの入力側の幅が前記入
    力光導波路の出力側の幅を両分して、分岐された光信号
    のそれぞれを出力する第1出力光導波路及び第2出力光
    導波路と、を含むことを特徴とする光パワー分割器。
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