JP2002071121A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2002071121A JP2000256532A JP2000256532A JP2002071121A JP 2002071121 A JP2002071121 A JP 2002071121A JP 2000256532 A JP2000256532 A JP 2000256532A JP 2000256532 A JP2000256532 A JP 2000256532A JP 2002071121 A JP2002071121 A JP 2002071121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給油タンクの燃料補給のときにひっくり返すこ
となく、手に燃料の付着がない液体燃料燃焼装置を提供
する。 【解決手段】給油タンク12の下方に一時的に燃料を溜
める燃料タンクを廃止し、給油タンク12の燃料を直接
燃焼部に送油するようにし、廃止した燃料タンクの容積
分だけ給油タンクを大きくするか、又は本体の大きさを
コンパクトにする。給油タンク12を本体に装着したと
きに、燃焼部が送油経路B及び戻り油経路Cに接続する
分離可能な第1の接続手段13と第2の接続手段17を
給油タンク側及び燃焼部側で夫々一体化し、コンパクト
で組立や加工数を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ファンヒータ
等の石油暖房機器に搭載された液体燃料燃焼装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冬季の暖房機器として石油ファン
ヒータが一般家庭などに広く用いられている。図37
は、従来の石油ファンヒータの一例を示す概略的な一部
省略正面断面図、図38はその側面断面図である。図3
9は給油タンクの給油キャップと受け具の断面図であ
る。
【0003】図37に示すように、石油ファンヒータ本
体201の内部側方には、灯油などの液体燃料204を
予め注入して備蓄しておくための給油タンク202が配
設されており、該給油タンク202の下方に連結された
燃料タンク203に充分な量の液体燃料204が供給さ
れる。
【0004】燃料タンク203に収容された液体燃料2
04は、燃料圧送用の電磁ポンプ205により送油パイ
プ206を経由して気化器207に導かれる。ここで気
化器207に設けた気化器ヒータ(図示せず)により、
送られてきた液体燃料204を気化させる。209は燃
焼室であり、その底部には、バーナ208が支持固定さ
れている。
【0005】気化器207により気化された燃料ガス
は、ノズルから勢い良く噴射されて燃焼用の空気と共に
バーナ208に導入されて炎口208aで燃焼し、燃焼
室209内の空気が加熱される。そして、図38の矢印
で示すように、本体201背面に設けられた単相誘導モ
ータなどからなるファンモータ210に取付けた送風フ
ァン211により、フィルター212を介して吸い込ん
だ室内の空気を燃焼室209内の加熱された空気や燃焼
ガスと共に温風として吹出口213から室内に吹き出
す。
【0006】一方、炎口208aのやや上方に設けたフ
レームセンサ214は燃焼炎による炎電流を検知するも
ので、予め設定した値以上の炎電流を検知すると、ファ
ンモータ210に通電し、これに伴い送風ファン211
が回転して、室内から吸い込んだ空気を温風として吹出
口213から室内に吹き出される。
【0007】このとき、室温サ―ミスタ215で室温を
検知し、室温と設定温度との温度差に基づいて制御装置
(図示せず)が前記燃料圧送用の電磁ポンプ205の駆
動を制御することにより、液体燃料204の気化器20
7への供給量を調節し、バーナ208での燃焼炎の火力
を調節する。
【0008】例えば、室温の低い時に石油ファンヒータ
の運転を開始すれば、気化器207への液体燃料204
の供給量を多くして室温を急速に設定温度まで上昇さ
せ、その後は液体燃料204の供給量を調節して設定温
度付近で一定に維持する。
【0009】また、図39に示すように、給油タンク2
02の燃料の補給は、給油タンク202を本体201よ
り取り出し、上下方向を逆にし、給油タンク202の弁
部を有する給油キャップ216を外し、口金217から
燃料を注入し、燃料が給油タンク202に供給されたこ
とを確認した後、口金217の螺子部に給油キャップ2
16を締め付け、次に、給油キャップ216が下になる
ようにひっくり返して本体201に挿入する。そうする
と、燃料タンク203の上面に取り付けられて受け具2
18に給油キャップ部216が挿入され、給油タンク2
02が燃料タンク203の上に載置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の石油
ファンヒータでは、給油タンクの燃料補給のため、本体
より取り出し、給油キャップを上に向けるため給油タン
クをひっくり返す必要があり、また燃料供給後、給油キ
ャップを締め、本体に挿入するためもう一度給油タンク
を上下方向で逆にさせる必要があり、取り扱いが煩わし
い。
【0011】さらに、給油キャップの締め付けは口金部
と螺子締めとなっており、給油キャップの締めつけ不充
分のときには、給油タンクをひっくり返したときに給油
キャップが外れたり、燃料が流出するという問題があっ
た。特に高齢者社会において、握力の低下により螺子を
締めつける力が下がり改善が望まれていた。
【0012】また、燃料タンクヘ燃料を供給するとき、
油面が給油口キャップの弁部まで上昇し、空気の置換に
より定油面を保ちながら給油タンク内の燃料を供給する
ため、給油口キャップの弁部は常に燃料で濡れている状
態にあり、給油タンクに燃料を補給するために給油キャ
ップを外すときに、手に燃料が付着して螺子を締めつけ
る際に滑ってしまうと同時に、手がくさくなる、汚れる
という問題があった。
【0013】本発明は、上記課題に鑑み、給油タンクの
燃料補給のときにひっくり返すことなく、手に燃料の付
着がない液体燃料燃焼装置の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る液体燃料燃焼装置は、本体内に取外し
自在に装着される給油タンクと、燃料を加熱して気化さ
せる気化部と気化した燃料ガスを燃焼させるバーナとを
備えた燃焼部と、給油タンクの燃料を気化部に送る送油
ポンプとを備え、給油タンクを本体に装着したときに給
油タンクを燃焼部に至る送油経路に接続する第1の接続
手段を設け、給油タンクの下方に一時的に燃料を溜める
燃料タンクを廃止し、給油タンクの燃料を直接燃焼部に
送油するようにしたものである。
【0015】この構成によると、給油タンクへの燃料補
給時にひっくり返さなくても燃料を補給できるように
し、また、燃料タンクの廃止により、その容積分だけ給
油タンクを大きくしたり、あるいは本体の大きさをコン
パクトにできる。
【0016】上記構成に加えて、給油タンクを本体に装
着したときに給油タンクを燃焼部からの戻り油経路に接
続する第2の接続手段を設ければ、気化器からの未燃焼
ガスを給油タンクに戻すことができる。この場合、戻り
油経路の通路配管の内径を送油経路の通路配管の内径よ
りも大きく設定すれば、配管内の燃料をいち早く給油タ
ンクに戻すことができる。
【0017】送油経路及び戻り油経路の2つ経路を有す
る場合、第1の接続手段として、給油タンク側の送油ジ
ョイントとこれに着脱自在な燃焼部側の送油ジョイント
受けとから構成し、また、第2の接続手段として、給油
タンク側の戻り油ジョイントとこれに着脱自在な燃焼部
側の戻り油ジョイント受けとから構成したものが例示で
きる。
【0018】そして、給油タンク側の送油ジョイント及
び戻り油ジョイントを一体化して給油タンク側ジョイン
ト部とし、また、燃焼部側の送油ジョイント受けと戻り
油ジョイント受けとを一体化して燃焼部側ジョイント受
け部とすれば、ジョイント部及びジョイント受け部がコ
ンパクトとなり、組立てや加工数が少なくなる。
【0019】この給油タンク側のジョイント部の配置箇
所は、給油タンクの上方ならば特に限定されるものでは
ないが、給油タンクは本体の上方からタンク収容室に挿
入した際に、ジョイント部と燃焼部側のジョイント受け
部とが接続する構成を採用した場合、給油タンクにおい
て、送油ジョイント部の下方には何ら機能部品を配置す
ることができない。
【0020】そのため、実質的に送油ジョイント部は給
油タンクの外面から突出した状態となり、給油タンクの
投影面積が大きくなる。一般的に給油タンクは、平面視
でU字形のタンク部材と平板状のタンク部材を接合して
形成されるものであるため、給油タンクの投影面積を小
さくするには、給油タンクの接合加工面と反対側で逆U
字形のタンク部材の一部を内側に後退させて、その凹部
にジョイント部を配設する構成が好適である。
【0021】また、給油タンクのジョイント部には、給
油タンク内からの吸上げ通路用の配管や燃料をタンク内
に戻す戻し配管を接続する必要があるが、これら給油タ
ンク内への配管を位置決めしてジョイント部に接続する
手段をジョイント部に設ければ、特別の治具なしで配管
の位置決めが容易に行える。
【0022】この場合、給油タンク側のジョイント部に
給油タンク内の配管を接続する手段で締結するようにす
れば、配管の接続加工が容易で加工スペースが小さくて
良くなる。
【0023】一方、燃焼部側のジョイント受け部におい
ては、燃焼部との間に送油ポンプが設けられているが、
この送油ポンプを燃焼部側のジョイント受け部と略同一
面において同一部材に固定すれば、両者の組立て・検査
や寸法管理が容易に行えることになる。
【0024】ところで、給油タンクの燃料を直接燃焼部
に送油する方式であるため、給油タンクの取外し時にジ
ョイント部及びジョイント受け部で確実に燃料を遮断す
るのが望ましい。そこで、給油タンク側ジョイント部に
おいて送油ジョイント及び戻り油ジョイントに弁機構を
内装し、燃焼部側ジョイント受け部において弁機構を内
装して、送油経路及び戻り油経路における燃料漏れを防
止するようにすればよい。
【0025】この場合、燃焼部側のジョイント受け部に
おいては、その送油ジョイント受け及び戻り油ジョイン
ト受けの両方に弁機構を内装する構成、あるいは、送油
ジョイント受けの近傍に燃料の供給を遮断する遮断弁や
送油ポンプがある場合、送油ジョイント受けに弁機構を
設けることなく戻り油ジョイント受けのみに弁機構を内
装させる構成のいずれをも採用可能である。
【0026】この弁機構を接続ジョイント部及びそのジ
ョイント受け部の燃料通路に組み込む場合、弁機構を組
み込むための開口と、この開口を閉塞する閉塞部(弁キ
ャップ)とを設け、この閉塞部を開口に螺着する構成、
あるいは別の固定部材により抜け出し不能に閉塞する構
成が採用できるが、別の態様として、接続ジョイント部
及びそのジョイント受け部は夫々給油タンク及び燃焼部
に固定手段により固定されるので、この固定手段を利用
して、閉塞部を開口から抜け出し不能に保持する構成を
採用すれば、上記の閉塞部の螺子加工や別の固定部材が
不要となる上、組み込みが容易に行える点で有利であ
る。なお、固定手段を利用した閉塞部の保持態様は、接
続ジョイント部とそのジョイント受け部のいずれか一方
又は両方に採用可能である。
【0027】また、送油経路の途中に、給油タンクから
燃焼部への燃料の供給を遮断する遮断弁を設け、燃料が
燃焼部側に不用意に送り込まれないようにする構成が望
ましい。遮断弁としては、送油経路を直接遮断する構成
の弁機構、あるいは送油経路を外気に開放する空気弁を
用いた構成のいずれをも採用可能であるが、機構上から
空気弁を用いた方式が好適である。
【0028】また、送油経路からの燃料漏れを確実に防
止するには、給油タンク内の吸上げ通路に接続された送
油ジョイントの通路を給油タンク内の燃料液位より上方
になるように配設する構成や、空気弁の空気取り入れ口
を給油タンクの燃料液位より上方に配置する構成が好適
である。
【0029】さらに、給油タンクと送油ポンプとを結ぶ
燃料通路を逆U字形に立ち上げ、その通路上端を給油タ
ンク内の燃料液位より上方になるように配設すれば、給
油タンクの燃料が送油ポンプ側に不用意に送られるのを
防止することができる。
【0030】この立ち上げ通路は、燃焼部側の配管の適
宜箇所に設定可能であるが、燃焼部側のジョイント受け
部に形成し、また、遮断弁を立ち上がり通路の通路上端
に配設すれば、配管を湾曲させるスペースが不要とな
り、コンパクトなジョイント受け部で燃料の供給を確実
に遮断することができる。
【0031】一方、戻り油経路において、給油タンク内
の燃料が温度上昇により液位が高くなって戻り油経路を
逆流するのを防止するには、給油タンク側の戻り油ジョ
イントの燃料通路及び給油タンク側の配管出口を給油タ
ンクの燃料液位より上方に配設する構成が好適である。
具体的には、戻り油ジョイントの給油タンク側の配管出
口を給油タンクの燃料液位より上方になるように上方に
向いて配設する構成が挙げられる。
【0032】さらに、給油タンクには、タンク内圧が負
圧にならないようにして燃料の上昇を抑えるために、タ
ンク上面に空気穴を形成するが、タンク転倒時に空気穴
から燃料が流出するおそれがあるため、この空気穴をタ
ンク転倒時に閉塞する手段を設けて確実に燃料漏れを防
ぐ構成が好適である。
【0033】また、給油タンクを本体に装着する際に給
油タンクを一方向でしか本体に装着できないようにすれ
ば、タンク装着の際に他の部品が破損するのを防止でき
る。
【0034】この給油タンクの本体への装着に関して、
燃焼部側のジョイント受け部に一体的に固定された遮断
弁を保護する保護カバーと、給油タンク側のジョイント
部の衝撃を防止する衝撃防止カバーとを設け、給油タン
クの本体装着時に、両カバーをタンク挿入用ガイドとし
て使用すれば、カバーに部品の保護機能と挿入ガイド機
能を兼用させることができる。
【0035】また、給油タンク内の水を検出するため
に、タンク底面に設けられた水受け皿に接触する第1の
電極と、タンクに接触する第2の電極とを備えた水検知
手段を設け、これら両電極のうち少なくとも一つの電極
を検知台に片持ち固定すると共に、その電極を固定部以
外を支点として変位するように構成すれば、その電極に
かかる応力を分散させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】[本体の構成]図1は本発明に係
る石油暖房機器の本体前面から見た斜視図、図2は同じ
く石油暖房機器の本体背面から見た斜視図である。図
1、2に示すように、石油暖房機器においては、燃焼部
や給油タンクを収納する本体1の外観部が、前面をカバ
ーする前板6と、側面及び背面をカバーする側裏板7
と、上面をカバーする上板8とから下開放の箱型に形成
され、この本体1が置台5に載置されている。
【0037】前板6の下部には、室内に温風を吹出す吹
出口2が形成され、前板6の上部には運転状態を切換え
るスイッチ類が収まった操作部3が配置されている。上
板8には給油タンクの取出し口4bが形成され、その取
出し口4bにタンク蓋4が開閉自在に設けられている。
【0038】側裏板7の背面側には、室内の空気を吸い
込む対流用ファン9が配置され、この対流用ファン9が
網状の対流用ガード10によりガードされて挨の吸込み
を防止できるようになっている。また、側裏板7の背面
側には、室内温度を検知する温度センサー11が設けら
れている。
【0039】図3は図1の石油暖房機器における液体燃
料燃焼装置及びその燃料経路を示す概略図である。液体
燃料燃焼装置Aは、本体1より取外し自在な給油タンク
12と、給油タンク12を本体に装着したときに給油タ
ンク12と燃焼部25の気化器15とを接続する第1接
続手段13及び第2の接続手段17と、給油タンク12
の燃料を送る送油ポンプとしての電磁ポンプ14と、電
磁ポンプ14からの燃料を加熱して気化ガスにする気化
器15と、気化器15の気化ガスをノズルから噴出して
燃焼空気と混合して燃焼するバーナ16と、送油経路に
空気を送り電磁ポンプ14側への燃料の供給を遮断する
遮断弁としての空気弁18とを備え、これらの部材を接
続して給油タンク12から気化器15に燃料を送油する
送油経路Bと、気化器15から給油タンク12に未燃焼
ガスを戻す戻り油経路Cとが形成されている。
【0040】送油経路Bでは、給油タンクの送油側の第
1の接続手段13と電磁ポンプ14の間は配管21によ
り、また、電磁ポンプ14と気化器15の間は配管22
により夫々接続されている。戻り油経路Cでは、気化器
15と戻り油側の第2の接続手段17との間が戻り油配
管23で接続されている。
【0041】給油タンク12と燃焼部25とを接続する
接続手段13、17は、給油タンク12から電磁ポンプ
14への送油経路Bの途中に設けた第1接続手段13
と、気化器15から給油タンク12へ未燃焼ガスを戻す
戻り油経路Cの途中に設けた第2接続手段17とから構
成されている。各接続手段13、17は、夫々給油タン
ク側の接続ジョイント部と、燃焼部側の接続ジョイント
受け部とに分離される構造になっている。また、後述の
ように、給油タンク12側において、第1及び第2の接
続手段13、17の両接続ジョイント13a, 17a
が一体化されてジョイント部47が構成され、また、燃
焼部側において第1及び第2の接続手段13、17の接
続ジョイント受け13b, 17bが一体化されてジョ
イント受け部100が構成され、コンパクトな構造とさ
れている。
【0042】図4は図1の本体の前板側を一部カットし
た状態図である。図に示すように、本体1の正面からみ
て、左側には燃焼部25が、右側には給油タンク12や
電磁ポンプ14が配設されている。本体1の左側は、バ
ーナ16や気化器15を組み込んだ燃焼部25と、燃焼
部25の周囲を囲う燃焼部枠26と、燃焼部枠26の前
面上方部を被う燃焼部枠前27とから構成されている。
【0043】燃焼部25は、気化器15と、バーナ16
と、バーナ16を収納するバーナボックス28と、バー
ナボックス28を固定するバーナ仕切り板29と、バー
ナ16の炎を囲む燃焼室30とを備えている。
【0044】図5及び図6は気化器15およびバーナ部
16の構成図である。図に示すように、気化器15は、
その本体に内装され燃料を加熱して気化する気化素子1
5aと、この気化素子15aで気化された燃料ガスを噴
出するノズル31と、このノズル31の穴を開閉するニ
ードル32と、このニードル32に連接されてニードル
32を移動させるソレノイドバルブ33と、気化素子1
5aに燃料を供給する燃料入口15bと、運転停止時に
気化器15内部の燃料ガスを送り出す戻り油配管23
と、バーナ16の燃焼熱を回収する熱回収部15cとか
ら構成されている。
【0045】気化素子15aは、セラミックの細かい粒
子を円筒状に焼結したもので、燃料を気化した際に発生
するタール分は気化素子15aの表面から内部に向かっ
て堆積される。
【0046】気化器15の燃料入口15bは、外側のス
テンレスパイプ34と、内側の銅パイプ22との二重構
造となっている。外側をステンレスパイプ34としたの
は、気化器15からの熱伝導を低下させ、気化器15に
入ってくる燃料の温度上昇を抑えるためである。また、
ステンレスパイプ34の径を銅パイプよりも大きくし
て、ステンレスパイプ34から銅パイプに伝わる熱伝導
をさらに抑制するようにしている。銅パイプ22の先端
は、気化器15より外側位置までとなっている。
【0047】ソレノイドバルブ33は、コイル状に巻回
された電磁コイル33aと、その内部においてニードル
32と共に軸方向に移動可能とされた可動片33bと、
電磁コイル33aの励磁により可動片33bをノズル閉
塞方向に吸着移動させる吸着片33cと、可動片33b
をノズル開放方向に付勢する押圧用スプリング33dと
から構成されている。
【0048】上記構成のソレノイドバルブ33において
は、電磁コイル33aへの通電・非通電により、可動片
33bが吸着片33cに吸着・離脱して、可動片33b
に連接されているニードル32が移動して、気化器15
のノズル31の穴部を開・閉口するようになっている。
【0049】バーナ16は、気化器15で気化した燃焼
ガスと一次燃焼空気とを混合する混合管16aと、混合
された燃焼ガスを燃焼させる炎口35とから構成されて
いる。
【0050】バーナボックス28は、図7及び図8に示
すように、上方が開放されバーナ16を収容可能な箱型
形状となっており、底面側にはバーナ16の混合管のフ
ランジを取り付けるための略長方形の角穴が形成され、
側面側には点火用ヒータ35とフレームセンサー36の
取付け穴が設けられている。
【0051】このバーナボックス28の下面にはバーナ
カバー37が取りつけられている。バーナカバー37
は、逆山形をした形状で、バーナ16の下方に設けら
れ、内側に吸音・断熱材を貼り付け状態でバーナボック
ス28に固定され、燃焼音の吸収と、バーナ自体の温度
の低下を防止するようになっている。
【0052】バーナ仕切板29は、図7及び図8に示す
ように、左右両端と背面側が上向きに折曲げられると共
に前面側を斜め下方に折り曲げ、中央部に略長方形の角
穴が形成され、その周囲にバーナボックス28の上方開
口縁が固定され、角穴からバーナ16の燃焼炎が通過す
るようになっている。また、仕切板29の周囲には燃焼
室30の取付け穴が複数配設している。
【0053】燃焼室30は、図7に示すように、バーナ
16の燃焼炎を四方から囲い、上方の前面側に開口部が
形成されたもので、燃焼室前38と燃焼室後39とから
構成されている。
【0054】燃焼室前38は、左右を内側に折り曲げ、
上方を僅かに内側に傾斜させ、下側は外側に折曲加工さ
れて仕切板29に固定されている。また、燃焼室前38
は、異常燃焼しても焼損しないように耐熱材料が使用さ
れている。
【0055】燃焼室後39は、上面からみて逆U字形を
し、その左右の前面部が内側に折り曲げられて縁立部が
形成され、燃焼室前38に取り付けられている。燃焼室
後39の背面壁の上方が内側に傾斜され、また、下側は
外側に折曲加工されて仕切板29に固定されている。燃
焼室後39の左右側面部には切起こし片39a,39b
がそれぞれ設けられ、対流用ファン9からの風の一部を
燃焼室30内へ流入させ、二次燃焼空気として燃焼性を
向上させると共に燃焼温度の低下を図るようにしてい
る。
【0056】燃焼室後39の背面部上方は内側にくの字
に押し出した形状とされ、その部分に空気穴39cが形
成され、その背面側に配置された対流用送風ファン9か
らの送風の一部を燃焼室30内に流入させ、二次燃焼空
気として燃焼炎の立ちあがりを押えるようにしている。
燃焼室前38及び後39は、共に内側、外側の表面に耐
熱塗装若しくは黒色処理が施こされ、耐熱性の向上を図
っている。
【0057】燃焼部枠26は、図7に示すように、逆U
字形の箱型形状とされ、燃焼室30を囲むように配設さ
れ、対流用ファン9より室内の空気を吸い込んで燃焼室
30の熱を奪った空気が通る通路を形成するようにして
いる。この燃焼部枠26は、本体1の側裏板7の左側面
部・背面部と置台5にツメや螺子で固定されている。燃
焼部枠26は、上方前側を斜めにカットした斜面部26
aが形成され、前面部には吹出し口2のルーバーを固定
する係止部が折曲形成されている。斜面部26aには、
バーナ16や気化器15を組み込んだ燃焼部25を燃焼
部枠26に装着した後に、燃焼部枠前27を本体1の前
方部より斜め上方に装着できるようになっている。
【0058】燃焼部枠前27は、対流用ファン9で吸込
んだ空気を本体1前面部の吹出し口2に導くためのもの
で、表側には対流用ファンが何らかの要因で風量が減少
した際に本体を保護する過熱防止装置が設けられてい
る。また、燃焼部枠前27の構成は二重構造とされ、局
部的な熱影響を防ぐようになっている。
【0059】本体1の右側は、図4及び図9に示すよう
に、本体1の上面のタンク蓋4を開閉して給油タンク1
2を着脱自在に収納する収納部4aと、この収容部4a
の底部側に配置され後述する燃量検知手段69及び水検
知手段70の一構成部材を有する検知台40とを備え、
収納部4aには、給油タンク12の本体装着時に給油タ
ンク側の接続ジョイント部47を着脱自在に装着する燃
焼部側のジョイント受け部100が設けられている。
【0060】タンク収納室4aは、タンク着脱時に給油
タンク12を案内するタンクガイド41で仕切られてい
る。このタンクガイド41の右前部において、斜めにカ
ットした部分に、ジョイント受け部100を固定するタ
ンクガイド固定部材42が取り付けられている。なお、
収納室4aは、従来のような燃料タンクを廃止したた
め、その燃料タンクの容積分を給油タンクの容量の増大
や本体の容積の縮小に割り当てることができ、使用場所
のスペースが小さくなり場所を取らないメリットがあ
る。
【0061】収納部4aのタンク取出し口4bを含む挿
入箇所の形状は、図10に示すように、給油タンク12
の上方から見た形状よりひとまわり大きく略同形状とさ
れており、左側は本体1の前側及び後側に対して略垂直
状態で、右側は本体1の前側と後側に対して略垂直状態
で、前後のコーナー部の2箇所が共にR形状とされてい
る。また、右前部のコーナー部には、図19に示すよう
に、燃焼部側の接続ジョイント受け部100を支持する
タンクガイド固定部材42が本体1の上面8から一定の
距離を置いて下方に配設している。
【0062】[給油タンクの構成]図9は給油タンク1
2を背面側からみた斜視図、図10は給油タンクをタン
ク収納室4aに収納した状態を示す平面図である。図に
示すように、給油タンク12は、略平板状の給油タンク
左部材12aと、断面U字形の左側面開放の容器形状に
プレス成形された給油タンク右部材12bとがアドリャ
ン加工により接合されて略直方体形状に形成されたもの
であって、上面側からみて略長方形とされ、右側の前・
後のコーナーがR形状となっている。
【0063】そのため、給油タンク12を収納部4aに
挿入する際に、図10の2点鎖線で示すように、左右を
逆にした状態で収納室4aに挿入しようとしても、タン
ク取出し口4bの右側前後のR形状コーナー部に給油タ
ンク右12bの前後のコーナー部が当たり、タンク12
が挿入できないようになっている。
【0064】給油タンク右部材12b側には、そのタン
ク上面に起伏回動自在に取り付けられた金属環43b及
びその中央部に固定された樹脂製握り部43aからなる
取っ手43と、両側面と上面の三面を結んで形成した傾
斜面12cに形成された燃料注入用の給油□44と、こ
の給油口44を閉塞する閉塞手段19とが設けられてい
る。
【0065】また、閉塞する手段19の近傍の側面に
は、給油タンク12内の燃料液位を視認する油量計が設
けられ、この油量計の近傍の側面、つまり、タンク右部
材の右前側のコーナー部が内側に窪んだ凹部12dが形
成され、この凹部12dには給油タンク側の接続ジョイ
ント部47が固定されている。この接続ジョイント部4
7は、給油タンクの凹部12dに固定されることで、略
長方形のタンク投影面に対して外側に出ないように設定
されており、略長方形のタンク収納室4aに収まるよう
になっている。
【0066】給油タンク12の底面側には、タンク12
内の水を検知する水検知手段68の一構成部品である水
受け皿71が突出され、この水受け皿71を保護するた
めに、その周囲に下方に突出するタンク脚部50が溶着
固定されている。
【0067】給油タンク12の上面側には、小さな空気
穴51(直径が約1.5mm程度)が形成され、給油タ
ンク12の内部が負圧状態にならないようにされてい
る。この空気穴51には、給油タンク12が転倒しても
空気穴51よりタンク12内の燃料が漏れ出ないよう
に、空気穴51を閉塞する空気穴閉塞手段52が設けら
れている。
【0068】図11は空気穴閉塞手段52を示す断面図
である。図に示すように、空気穴閉塞手段52は、ベロ
ー方式でものであって、空気穴51の内面側に設けられ
たベロー48と、これを内嵌保持する環状のベローガイ
ド49とから構成されている。ベロー48は、弾性力の
あるゴム製のものであって、その周囲48bと中央部4
8cが肉厚で、他は薄肉の形状で、薄肉部には小さい穴
48aが形成されている。ベローガイド49は、断面Z
形状とされ、ベロー48の周囲48bを押えるように
し、中央部には穴49aが形成されたものである。
【0069】上記構成において、万一、給油タンク12
が転倒した場合、ベローガイド49内のベロー48に給
油タンク12の燃料が接触して、ベロー48が空気穴5
1の方向に移動し、ベロー48の中央肉厚部48cが空
気穴51を塞ぐようになり、給油タンク12内の燃料が
空気穴51より漏れ出さないようにし、また、通常はベ
ロー48の小さい穴48aから空気が出入りするように
なっている。
【0070】(接続ジョイント部の構成)図12は接続
ジョイント部の構成を示す斜視図、図13は送油側のジ
ョイント13aを示す断面図、図14はそのタンク側の
吸上げ管20との接続状態を示す分解斜視図、図15は
戻り油側のジョイント17aを示す断面図、図16はそ
のタンク側の配管63との接続状態を示す分解斜視図で
ある。
【0071】図12に示すように、タンク側の接続ジョ
イント部47は、送油側の接続ジョイント13aと戻り
油側の接続ジョイント17aとを一体化したものであ
る。各接続ジョイント13a、17aは、ジョイント本
体55と、弁機構56と、弁押え57とを備えており、
各本体55の基端側フランジ55dが互いに連接されて
一体化されている。この接続ジョイント部47は、給油
タンク12の側面の右前コーナー部に形成された凹部1
2dに配置され、ジョイント押え板54でパッキン53
を介して給油タンク12の凹部12dの底面に螺子54
fで固定されている。
【0072】各ジョイント本体55は、図13に示すよ
うに、先端側の円筒状胴体部55aと、各胴体部55a
から給油タンク側に向けて突出した管状の突出し部55
e、55fと、この突出し部55eの中間部で半径方向
外側に張り出した基端側フランジ55dとから合成樹脂
により形成されてなり、両接続ジョイント13a、17
aの基端側フランジ55dが互いに連接されて一体化さ
れている。
【0073】胴体部55aには、その下端部から下方に
向かって徐々に径を細くした筒状テーパー部(閉止面)
55bと、このテーパー部55bの下端に所定の径を大
きさを所定長さ維持する筒状部55cとが一体的に連続
形成され、内部に弁機構56ている。
【0074】筒状胴体部55aに内装される各弁機構5
6は、給油タンク12から電磁ポンプ14への送油経路
Bと、気化器15より給油タンク12への戻り油経路C
を開閉自在に遮断するためのもので、弁体59と弁体用
Oリング60と弁体スプリング61とから構成されてい
る。
【0075】弁体59は、ジョイント本体55の胴体部
55a、テーパー部55b、及び筒状部55cのロート
状の内部形状に略相似した形状とされ、ジョイント本体
55の内部を往復動自在な形状とされている。すなわ
ち、弁体59は、略円錐状をなす栓部(閉止面)59b
と、栓部59bの下端に連接され筒状部55cよりも細
く、かつ長い柱状の可動部59aとを備え、栓部59b
のテーパー状部分には環状のOリングパッキン60がジ
ョイント本体55のテーパー部55bに枢密状に接触可
能に設けてある。
【0076】可動部59aの長さは、栓部59bと本体
55のテーパー部55bの離接を制御するために、栓部
59bのOリングパッキン60がテーパー部55b内部
に密接した閉弁状態で、筒状部55aよりも先端が突出
する長さに設定されている。
【0077】弁押え57は、筒状胴体部55aの上部の
穴をOリング58を介して密閉しており、その裏面には
弁体スプリング61を受け易くするための環状の凹溝が
形成されている。
【0078】弁体スプリング61は、胴体部55aに内
装され、上端の弁押え57と弁体59の栓部59bとの
間に介在され、弁体59を閉弁方向に付勢するようにし
ている。
【0079】基端側フランジ55dは両ジョイント13
a、17aを一体的に連接するために半径方向外側に延
設されて略長方形の板状に形成されており、このフラン
ジ55dの内側に環状のジョイントパッキン53が外嵌
密着され、突出し部55e、55fの周囲からの燃料漏
れを防ぐようになっている。
【0080】タンク側の突出し部55e、55fは、管
状に形成され、基端側フランジ55dよりも内側部が給
油タンク12のタンク壁に形成された開口64から内側
に挿入されており、その内部通路に吸上げ管20や戻り
管63の先端が連通接続されている。この内部通路のレ
ベルは、給油タンクの燃料の満液レベルよりも上方に位
置しており、タンク内の燃料が不用意に胴体部55a側
に流れないようになっている。
【0081】突出し部55e、55fの内部通路は、図
15に示すように、その吸上げ管20や戻り管63を内
嵌可能な径に設定され、通路途中からタンク内端側まで
パイプ固定部材を内嵌可能な大径に形成され、その大径
通路55qと外端側の小径通路55sとの間の段部55
rに吸上げ管20や戻り管63のひもだし部20a、6
3aが位置決めできるようになっている。小径通路55
sは、胴体部55aの弁室に連通している。
【0082】突出し部55e、55fの内端側には、半
径方向に貫通するスリット穴55g、55mが形成され
ており、その弾性を利用して拡径可能に設定されてい
る。このスリット穴55g、55mを挟む両側の管内周
面には吸上げ管20や戻り管63の抜け止め部材65の
ひもだし部65aを係合可能な挿入溝55Jが形成され
ている。
【0083】なお、図14に示すように、送油側の突出
し部55eのタンク内寸法は、戻り油側の突出し部55
fのそれよりも短く設定され、吸上げ管20の連結を容
易に行えるようになっている。
【0084】吸上げ管20は、逆L字形に形成され、そ
の上方水平部が送油ジョイント13aに接続され、垂直
部下端が給油タンク12の燃料を吸上げるために給油タ
ンク12の底面近くまで到達して吸込口66に接続され
ている。吸上げ管20の水平部先端には、接続ジョイン
ト部47との接続の際に、Oリングを位置決めするため
のフランジ状のひもだし部20aが形成されている。
【0085】戻り油側の突出し部55fは、送油側の突
出し部55eよりも長く形成され、かつその上下にスリ
ット穴55k、55mが形成されている。上下のスリッ
ト穴55k、55mのうち、上側のスリット穴55kは
下側スリット穴55mに比べて大きく設定され、内径が
戻り管63の外径よりやや大きい寸法に形成され、内側
には戻り管63を挿入される穴と、外側に向かってパイ
プ固定部材65のひもだし部65aを係止するひもだし
溝55nが形成されている。
【0086】戻り管63は、気化器12からの未燃焼ガ
スを給油タンク12に戻すためで、給油タンク12内で
はL字形に折り曲げられて、その配管出口63bが上方
向に向いて配設されている。これは、給油タンク12内
の燃料が温度差により異常に上昇した状態でも、配管出
口63bが給油タンク12内の燃料液位より上方に突出
した状態とし、燃料が不用意に燃焼部側に漏れるのを防
止するためである。
【0087】吸上げ管20や戻り管63を突出し部55
e,55fに抜け止め不能に固定する手段として、図1
4及び図16に示すような断面C字状のパイプ固定部材
65が設けられている。パイプ固定部材65は、その外
面に突出し部55e,55fの内面挿入溝55j、55
nに係合可能なフランジ状のひもだし部65aが形成さ
れ、一方向にスリット穴65bが形成され、その内径は
吸上げ管20や戻り管63の外径よりやや小さく形成さ
れている。
【0088】なお、ジョイント本体55の素材は樹脂製
に限らず、金属であってもよく、また、胴体部55a、
テーパー部55b、筒状部55c等の断面形状等は円形
に限定されるものではない。
【0089】接続ジョイント部47を給油タンク12に
固定するジョイント押え板54は、図12に示すよう
に、金属板の中央を上側に切り起こして切り起こし片5
4aが形成されている。この切り起こし片54aは、接
続ジョイント13a、17aの弁押さえ57を上側から
押さえて胴体部55aから抜け出し不能に保持するよう
になっている。この切り起こし片54aの切り起こした
中央に接続ジョイント13a、17aの突出し部55
e、55fを貫通する逃がし穴54bが形成され、この
逃がし穴54bの周囲は接続ジョイント部47の周縁を
押さえるリブ54c付きの周縁押さえ部54dとされ、
また、逃がし穴54bの下側中央部から中央押さえ部5
4eが両接続ジョイント13a,17a間に延長されて
いる。
【0090】周縁押さえ部54d及び中央押さえ部54
eは、接続ジョイント部47の基端側フランジ55dと
共に螺子54fで給油タンク12に固定されている。ま
た、逃がし穴54bと中央押さえ部54eとで接続ジョ
イント部47の左右の位置ズレを防止している。
【0091】この接続ジョイント部47は、図10及び
図12に示すように、給油タンク12の転倒の際に接続
ジョイント部47が他の部材と接触しないようにするた
め、断面L字形状のクッションカバー120が給油タン
ク12の上面から被覆されている。このクッションカバ
ー120の外面は平坦なガイド面120aとされ、接続
ジョイント受け部100の空気弁18を覆う保護カバー
111の対向面に形成されたガイド面111aと対接し
て、給油タンクを本体に装着する際の案内ガイドとして
機能するようになっている。
【0092】吸上げ管20の垂直部下端の吸込口66側
接続部にも、接続ジョイント部との接続部と同様にひも
だし部が形成され、吸込口66が接続されている。吸込
口66は、略円筒状に形成され、下端に複数本の足を備
えたもので、根元部にはステンレス製の網状フイルター
66aが同時加工されて内接され、上方には吸上げ管2
0を接続するために一対のスリット穴66bが対向して
形成され、その上端に吸上げ管20が接続されている。
【0093】吸込口66は、図18に示すように、給油
タンク12の吸込口固定板67の穴部に装着されて移動
できないようにして、吸込口66が給油タンク12内の
内壁に衝突しないようにしている。
【0094】上記構成において、給油タンク12に接続
ジョイント部47と吸上げ管20及び戻り管63を組立
する手順は、給油タンク左部材及び右部材12a、12
bをプレス加工した後、給油タンク左部材12a、及び
右部材12bを接合するアドリャン加工前に、給油タン
ク右部材12bの所定の位置にパッキン53を介して接
続ジョイント部47をジョイント押え板54及び螺子に
より固定する。
【0095】このとき、ジョイントの弁押え57は、ジ
ョイント押え板54の切起こし片54aによって上から
押えられるので、弁押え57はジョイント押え板54の
切起こし片54aにより接続ジョイント部47より飛出
すことがなく保持される。
【0096】給油タンク右部材12bの内側から、ジョ
イント本体55の突き出し部55e、55fに、それぞ
れ吸上げ管20と戻り管63を挿入して固定する方法
は、吸込口66を吸上げ管20に組み込んだ後に、吸上
げ管20のひもだし部20aの先端にOリング64を嵌
め、ジョイント本体55の突き出し部55eの穴に嵌め
る。その後、吸上げ管20のひもだし部20aよりも吸
込み口側にパイプ固定部材65をそのスリット穴65b
から挿入し、接続ジョイント部47側に押し込んで行
き、パイプ固定部材65のひもだし部65aを突き出し
部55eの内側ひもだし溝55Jに挿入されるまで押し
込む。そうすると、パイプ固定部材65が内側に縮径さ
れて、吸上げ管20が突出し部55eに固定され、接続
ジョイント部47より抜けるのを防ぐことができる。
【0097】戻り管63を固定する方法は、戻り管63
のひもだし部63aの先端にOリング64を嵌め、ジョ
イント本体55の突き出し部55fの穴に嵌めるとき
に、ジョイント本体55の突き出し部55fのスリット
穴55kの大きい側に戻り管63を通すと、戻り管63
は上方向に配設される。その後、戻り管63の上からパ
イプ固定部材65をそのスリット穴65bから挿入し、
突出し部55fに押し込んで行き、パイプ固定部材65
のひもだし部65aを突き出し部55fの内側ひもだし
溝55nに挿入されるまで押し込むと、パイプ固定部材
65が内側に縮径されて、戻り管63が突出し部55f
に固定され、接続ジョイント部47より抜けるのを防ぐ
ことができる。
【0098】このように、接続ジョイント部47に吸上
げ管20や戻り管63を接続する場合に、パイプ固定部
材65を用いて溶着せずに簡単に接続することができ、
組立加工のスペースが小さい箇所や場所での使用に向い
ており、また、部品も分解できるのでメンテナンス費用
も安価になる。
【0099】(タンク給油口の構成)図17は、タンク
給油口部の断面図である。図に示すように、給油タンク
12は、その上面とこれに隣接する2側面との間にタン
ク上面から下方に向かって最低30度の勾配となる傾斜
面12cが形成され、この傾斜面12cに給油口44が
配置されている。給油口44は傾斜面から外方向に突出
する口金部44aを備えており、この口金部44aの開
口が回動式の蓋部材によって開閉自在に閉塞されてい
る。
【0100】すなわち、給油口44の給油口閉塞手段1
9は、給油口44の口金部44aに嵌合する穴を有し傾
斜面12cにスポット溶接されて一体化された固定板8
2と、この固定板82の上部取っ手側において起立片8
2aに回動開閉自在に支持された可動板83と、この可
動板83の内面側に配置され給油口44の口金44aを
閉じるパッキン84付き蓋部材85と、この蓋部材85
と可動板83の内面との間に介在され蓋部材85を給油
口44の口金44a側に押圧するコイル状バネ部材86
と、可動板83を給油口閉姿勢に保持する係止手段87
とを備えている。
【0101】固定板82は、傾斜面12cの下方からタ
ンク上面近傍近くまで形成されている。可動板83は、
そのタンク上面側が回動支点88とされ、開放端側に係
止手段87が配置されており、本体装着状態において可
動板83を開放しようとしても、その開放端がタンクガ
イド41に当接して開放できないように、可動板長さが
設定されている。
【0102】蓋部材85は、深皿状に形成され、その外
端フランジ89が可動板83の内面に形成された環状の
ストッパ部材90に抜け出し不能で、かつ可動板83の
板面と直交する方向に移動自在に係止されている。パッ
キン84は、蓋部材85の底面凸部嵌合された環状部材
であって、口金部44aの上端縁に押圧されるようにな
っている。バネ部材86は、可動板83と蓋部材85と
の間の内部空間に配置されている。
【0103】係止手段87は、可動板83の回動支点8
8と反対側の開放端側、すなわち、傾斜面12cの下端
部側であってタンク収容室のタンクガイド41側に配置
されたものであって、可動板83の開放端側に軸96周
りに回動自在に支持されたピン状の係上部92付きの係
止レバー93と、係止部92に係合して可動板83を閉
姿勢に保持するよう固定板82に設けられたフック状の
係止受け部94と、係止部92を係止受け部94に係合
する方向に付勢するレバーバネ95とを備えている。
【0104】レバーバネ95は、係止レバー93の回動
軸96に巻回され、一端が係止レバーの切り起こ片93
aに係止され、他端が可動板83のストッパ部材90に
係止されたコイル状のバネ部材であって、係止レバー9
3の内面側に配置されて、係止レバー93を可動板83
よりも外方向に付勢するように構成されている。
【0105】係止受け部94は、口金44aの側壁との
間に係止部92の介入を許容する空間を有し、かつ口金
44a側に開放した態様となっており、係止部92を係
脱自在に係止する態様になっている。
【0106】係止レバー93は、その外端側の一部が延
設97されて略三角形状に形成され、係止レバー93の
係止姿勢で背面がタンクガイド41と対向され、両者間
には係止レバー93の解放のための指の挿入を不能とす
るわずかな隙間を有する状態になっている。そして、係
止レバー93の係止状態では、タンク側面から外方向に
食み出さない状態になっているが、タンクの本体装着状
態で、係止レバー93を解放回動しようとしても、係止
レバー93の延設部97とタンク収納室の壁面のタンク
ガイド41とが当接して、係止レバー93の回動解放を
阻止するようになっている。
【0107】上記構成においては、係止レバー93の係
止状態で係止レバー93を口金側に押せば、係止部92
が係止受け部93から外れて給油口閉塞手段19の係止
が解放されるが、タンク12の本体装着状態では、給油
口44を傾斜面12cに設置し、かつ係止レバー93に
延設部97を設けているため、係止レバー93を回動解
放しようとしても、係止レバー93が可動板83に隠
れ、係止レバー93の背面がタンク収容室の壁面と対向
した状態で、その隙間に手を入れることができないよう
になっており、係止レバー93を解放することができな
い。
【0108】係止レバー93を解放するため、係止レバ
ー93とタンクガイド41との隙間に解除部材を無理や
り挿入して係止レバー93の係止を解除しても、係止レ
バー93の延設部97及び可動板83の開放端がタンク
収容室の壁面(タンクガイド)41に当接して、可動板
83の解放が阻止される。そのため、給油タンク12を
本体より取り出さなければ、給油ができなくなり、本体
1内への燃料補給をすることが防止できる。なお、上記
実施形態では、係止レバーを可動板側に配置した例を示
したが、係止レバーを固定板側に配置した構成であって
もよい。
【0109】(給油タンク底部側の構成)図18は給油
タンク12の底部側を示す断面図、図19はタンク装着
検知手段を示す断面図である。図18に示すように、給
油タンク12の底部側には、給油タンク内に発生する水
を検知する水検知手段68と、給油タンク12の燃料の
量を検知する燃量検知手段69と、給油タンク12の本
体装着状態の有無を検知するタンク装着検知手段70と
が設けられている。
【0110】水検知手段68は、水を溜めるために導電
性のタンク底面に設けられた導電性の水受け皿71と、
該水受け皿71に接触する電極72と、給油タンク12
の底部と接触する電極73と、水受け皿71と給油タン
ク12とを電気的に絶縁する絶縁体としての水密パッキ
ン74とを備え、水受け皿71に貯溜される水と燃料と
の電気抵抗値の差により水の検知を行うようになってい
る。
【0111】水受け皿71は、錆びの発生を防止するた
めにステンレス鋼鈑を用いてタンク12と別体で成形さ
れたものであって、上面側が皿状に凹んだ形状若しくは
中心部に下向きにテーパー部を有する形状とされ、その
外周部に半径方向外側に伸びる周縁フランジ71aが形
成され、該フランジ71aが給油タンク12の底面取付
穴12dにゴム製のパッキン74を介して取り付けられ
ている。また、水受け皿71は、その電極72との接触
部の外側から上方にかけて非導電性塗料を内面、外面に
塗布することにより、水が残った状態での誤動作の要因
をなくし、精度のよい正確な水検知が行えるようにして
いる。
【0112】パッキン74は、給油タンク12の底面取
付穴12dの周壁と、水受け皿71の周縁フランジ71
aとの間に介在された弾性力のある非導電性のものであ
って、水受け皿71のフランジ71aを上下方向から挟
み込むようにしている。パッキン74は、その下面に配
置されたリング状の押さえ部材75及びビス76によっ
てタンク取付穴12dの周囲に固定され、これにより、
水受け皿71が取付穴12dに水密状態で固定されてい
る。
【0113】このゴム製パッキン74は、非導電性で耐
油性を有し、かつ擁水性を有するゴム部材から構成さ
れ、具体的には耐油性に優れているNBR(アクリルニ
トリルブタジエンゴム)や撥水性に優れたフッ素ゴムな
どが用いられている。特に、パッキン74に撥水性が乏
しいと、水が溜まり、排水した後でもパッキン74と給
油タンク12の金属部に水が残った状態になるので誤動
作の要因となるが、本実施形態では、撥水性を有するゴ
ム素材を使用したため、精度がよく正確な水検知が可能
となる。
【0114】水受け皿71側の電極72及びタンク側電
極73は、共に給油タンク12外の検知台40に取り付
けられている。水受け皿71側の電極72は、検知台4
0の水受け皿収容凹部40aの底壁からタンク12側に
突出され、タンク12の載置状態で水受け皿71の外面
に接触する針状電極又は線接触する形状の電極とされて
いる。
【0115】タンク側電極73は、検知台40の外周載
置面40bに露出してタンク12の載置状態でタンク1
2の底面12fに接触する針状電極である。両電極7
2,73を電源に接続することにより、電源から水受け
皿側電極72、水受け皿71、その内面の燃料又は水、
タンク底面12f、タンク側電極73、及び電源に至る
電気的な閉回路が構成され、水受け皿71内側の液体
(燃料又は水)の電気抵抗値の差により、水の存在を検
知できるようになっている。
【0116】この水検知精度を上げるために、水受け皿
71を取付けるタンク側の取付穴12dの穴壁が下方に
折曲されると共に、その折曲部12dの周方向の複数箇
所に間隔をおいて、細幅状で先端が鋭角とされた針部1
2eが下方に突出形成され、この針部12eがタンク側
先端電極として機能し、タンク側電極73とタンク底面
を導通路として導通している。
【0117】なお、タンク12内から燃料を吸い上げる
吸込口66は、針部12eよりも上方に配置され、水受
け皿71の内部水受け部の水を直接吸い込まないように
している。また、水受け皿71の底面部の内側、外側部
を除いた部分を非導電性の塗料などで被覆することによ
って、パッキン74と給油タンク12の金属部に水が残
った状態になっても誤動作の要因にはならないようにし
ている。また、給油タンク12の内面で、タンク12内
から燃料を吸い上げる吸込口66より上側まで、非導電
性の塗料などで被覆することによって、電気による水検
知方式以外の方式での水による弊害を防止することがで
きる。
【0118】給油タンク12の底面には、図9に示すよ
うに、水受け皿71の周辺に水受け皿71をガードする
タンク脚部50が溶着されている。このタンク脚部50
の形状は、給油タンク12に溶着されるタンク底面より
も高く、また、水受け皿の高さよりも高くしたリブ若し
くはU字形形状の脚50aが左右両端に形成されてあも
のである。
【0119】このため、給油タンク12を本体1より取
り出して、給油口24を上方にして給油をする際に、給
油タンク12の底面、水受け皿71側との接触する面に
異物などがあっても傷や打痕がつかないように保護をし
て、水検知の誤動作の防止をしている。
【0120】燃量検知手段69は、図18に示すよう
に、タンク12内部に配置され被検知部として機能する
磁石78が内蔵されたフロート77と、磁石78の接近
・離間動作に伴いON・OFFするようフロート77に
対向して検知台40側に設置されたリードスイッチ79
とを備えている。
【0121】フロート77は、磁石を下側に配置した状
態で、天蓋付きの透水性筒状ガイド80内に燃料の液面
変動に伴って上下動できるように内装されており、ガイ
ド80の下端面は水検知手段68の水受け皿71の内面
側に一体的に固定されている。
【0122】リードスイッチ79は、フロート77に対
向するように、検知台40の中央凹部40aの下面に固
定されている。ガイド80は給油タンク12の燃料を抜
くときに市販品の給油ホースがフロート77に接触しな
いように保護するためのもので、金属加工されたもので
ある場合には内側にはバリが発生しない加工が施こされ
ている。
【0123】従って、給油タンク12の内部の燃料が減
少して一定の液面水位になると、フロート77の磁石に
よリリードスイッチ79が感知動作して、その動作を制
御部80に送り、表示部81で燃料切れ等を報知できる
ようになっている。
【0124】タンク脚部50は、板状部材をプレス加工
したものであって、中央部に水受け皿71の逃がし用の
穴を有し、左右両端側にU字形の脚50aが前後方向に
長く形成され、また、本体後側に相当する部位には、タ
ンク装着検知手段70のレバーを受けるタンク受け面5
0dが略Z字状に形成されている。このタンク脚部50
は、給油タンク12の底面側に溶着状態で固定されてい
る。
【0125】[タンク収納部の周辺構成] (検知台の構成)収納室4aの底部には、給油タンク1
2を載置する検知台40が配置されている。この検知台
40は、図18〜図20に示すように、給油タンク12
の下方の置台5に装着されたものであって、給油タンク
12の装着の有無を検知するタンク装着検知手段70
と、水検知手段68の電極を取付ける機構とを備えてい
る。
【0126】検知台40は、その左右端に上方側と下方
側に立壁40sが形成され、上方側の立壁40sの先端
は外側に拡がった形状とされている。検知台40の略中
央部には、下方へ窪む水受け皿71の収容凹部40aが
形成され、その収容凹部40aの左右両側には、給油タ
ンク12下面のタンク脚部50を受ける前後方向に長い
収納凹部40tが2箇所凹設されている。また、検知台
40の右側の下方立壁には、リード線を支持・固定する
ためのV溝40cが複数本形成されている。
【0127】収容凹部40aと、収容凹部40tの左側
の載置面40bには、水検知手段68の電極72、73
の接点が上下する角穴40d,40eと、電極となるレ
バー受け部40h,40gが2箇所設けられている。
【0128】検知台40の前後左右の4箇所に、タンク
ガイド41固定用の取り付けボス40Jが設けられ、後
側の取り付けボス近傍にはタンクガイド41を側裏板7
に固定する際の案内用のレール40kが設けられてい
る。
【0129】検知台40の収容凹部40aの裏面に形成
された凹部40nには、燃量検知手段69の近接スイッ
チとしてのリードスイッチ79が取付けられる。
【0130】水検知手段68の電極72、73は、電極
レバー115から構成されている。この電極レバー15
1は、図21(a)に示すように、弾性力のあるステン
レス鋼鈑を階段状に折曲して形成され、根元部のリード
線コネクタの挿入受け151aには検知台固定用の螺子
穴151bと、それより先端側に形成された受け穴15
1cとが形成され、先端がL字状に上方に折り曲げられ
ている。
【0131】この電極レバー151と取り付ける検知台
40側には、レバー取付け用ポス40qが下方に突出さ
れ、そのボスに固定用穴40pが形成され、さらに、そ
の取付け部の近傍にレバー151の上下動の支点となる
円形凸状の受け部40hが突出形成されている。
【0132】電極レバー151の取り付け方法は、検知
台40の受け部40hに電極レバー151の受け穴15
1cに差し込んでから、レバー151の螺子穴151b
を検知台40の取付穴40qに合わせてボス40pに螺
子固定する。そうすると、電極レバー151の先端部が
角穴40d、40eより表側に飛出すようになる。この
飛出し寸法を規制するために、検知台40の裏面にはリ
ブ40mが突出形成されている。このように、電極レバ
ー151は、その根元の固定部と揺動支点が異なるた
め、固定部に応力が集中せず、耐久性が良好になる。
【0133】タンク装着検知手段70は、検知台40の
後側に配置されたものであって、図23に示すように、
検知台40の後ろ側に固定されるタンク検知板117
と、この検知板117に上下方向に揺動自在に取り付け
られ、給油タンク12を本体に装着したときに給油タン
ク底部と接触揺動するレバー113と、このレバーの上
下動により接離するスイッチでON/OFFするよう検
知板117に取り付けられたマイクロスイッチ112
と、レバー113の可動時に付勢するレバースプリング
116とを備えている。
【0134】レバー113は、小幅の平面視L字形に形
成され、その一端に回動支点となるボス113bが形成
され、他端側がタンク検知板117から検知台40側に
突出されて給油タンク自体を受けるタンク受面113a
とされている。
【0135】タンク検知板117は、板状部材をコの字
形に折り曲げて形成され、その立壁面にレバーを取付け
る軸部117aと、マイクロスイッチ112の取付け用
収納凹部117bと、レバー113のタンク受面が上下
動するときの可動幅と略同等の角穴117cとが形成さ
れている。
【0136】レバースプリング116は、その両端がタ
ンク検知板117の上板とレバー113に係止され、レ
バー113をマイクロスイッチ112をONする方向に
付勢している。
【0137】上記装着検知手段70の組立ては、レバー
113にレバースプリング116を挿入し係止した後
に、タンク検知板117の角穴117cにレバー113
のタンク受け面113bを通し、その後、タンク検知板
117の軸部117aに、レバー113の一端側ボス部
113bを挿入して止め輪で固定する。また、タンク検
知板117の収納凹部117bのピンにマイクロスイツ
チ112を挿入して止め輪で固定して完成する。
【0138】このタンク装着手段70の動作は、給油タ
ンク12が本体1に装着された時には、レバー113の
タンク受け面113aが給油タンク12により下方に押
し下げられ、マイクロスイッチ112が開放状態にな
り、回路上ではON状態になる。逆に、給油タンク12
が本体に装着されていない時には、レバー113のタン
ク受け面113aが給油タンク12を受けていないの
で、レバースプリング116により上方に押し上げら
れ、マイクロスイッチ112が閉塞状態になり、回路上
ではOFF状態になる。
【0139】このように、マイクロスイッチ112の可
動接点はタンク装着時に開放状態とされ、タンク取外し
時に閉塞状態とされる使用方法を採用しているので、給
油タンク12の上下のストロークでのマイクロスイッチ
112の作動時の余裕度が大きく、トラブルの発生が少
なくなる。
【0140】(タンクガイドの構成)次に、給油タンク
周りの構成について説明する。図24はタンク収納室4
aの上面図、図25はタンクガイドと接続ジョイント受
け部の位置関係を示す分解平面図、図26はタンク固定
部材の正面図、図27は送油配管及び戻り油配管とジョ
イント受け部との接続状態を示す分解斜視図、図28は
送油ジョイント受けの断面図、図29は戻り油ジョイン
ト受けの断面図、図30(a)は立ち上がり通路の平面
図、同図(b)は空気弁の縦断面図である。
【0141】図20及び図24に示すように、給油タン
ク12の収納部4aの周辺4面はタンクガイド41によ
って囲まれている。このタンクガイド41は、金属板材
を折り曲げて背面側中央部のみを開放した平面視長方形
枠状に形成され、背面側中央左右開口縁が外側にL字形
に折曲げられ、その折曲部41cの上側が本体側裏板7
の背面部にツメで引っ掛けられ、下側が螺子で固定され
ている。この背面側開口41dの下部には、タンク装着
検知手段70が配置される。
【0142】タンクガイド41の下側は、検知台40の
左右立壁40sの内側に沿って配置され、同じく前側部
分が検知台40の前壁及びボス部40jの外側に配置さ
れ、また、後側ボス部40jと立ち上がり壁40kとの
間に配置され、螺子により前後下端部が検知台50に締
結されている。
【0143】タンクガイド41の右隅部は、その上端か
ら中間付近まで外側に切り起こして開放され、その開放
部41aにタンクガイド固定部材42が切り起こした両
翼片41bにツメと螺子で固定されている。
【0144】タンクガイド固定部材42は、ジョイント
受け部100及び電磁ポンプ14を取り付けるもので、
コの字形状をした箱体をなし、上面には接続ジョイント
受け部100が所定の位置に螺子で固定され、下面には
電磁ポンプ14が螺子で固定されている。固定部材42
の内側面は、給油タンク12を本体に装着したときに、
給油タンクの接続ジョイント部47を固定する凹部12
dが接触しない程度に、タンク収納室4a側に突き出
し、その上面のジョイント受け部100とタンク側の接
続ジョイント部47とが接続できるようにしている。
【0145】接続ジョイント受け部100は、送油側ジ
ョイント受け13bと戻り油側ジョイント受け17bと
が一体化されたものであって、送油側ジョイント受け1
3bに銅系の往き配管21が連通接続され、戻り油側ジ
ョイント受け17bに銅系の戻り油配管23が連通接続
されている。
【0146】この接続ジョイント受け部100と往き配
管21及び戻り油配管23との接続は、図27に示すよ
うに、配管21,23の先端に形成されたフランジ状の
ひも出し部21a,23bの先端側にシール用Oリング
99を嵌め、接続ジョイント受け部100の所定の穴9
8c、98fに挿入して、配管21,23のひも出し部
21a、23aの外側より、配管固定板101の下辺に
形成されたU字溝101aを配管21,23に上方より
挿入し、固定板101及びジョイント受け部100に夫
々形成された螺子穴101b、100aに螺子を通して
両者を固定すればよい。
【0147】往き配管21と戻り油配管23は、銅系の
材料を使用し、往き配管21と戻り油配管23の内径寸
法を往き配管21の方を小径に設定している。具体的に
は、往き配管21の内径が1.5mmに設定され、戻り
油配管23の内径が3mmに設定されている。往き配管
21の内径を1.5mmより大径にすると、消火時にお
ける往き配管21の燃料残存量が多くなり、運転スター
ト時や再点火時に残存した燃料を気化器14より給油タ
ンク12に戻すのに時間がかかることになり、臭気の発
生の要因になる。また、戻り油配管23の内径が4mm
以上になると、配管内の空気が燃料と置換する現象が発
生し、燃料が給油タンク12に戻り難くくなり、配管内
に燃料が溜まり、臭気の発生の要因になる。逆に内径が
3mmよりも小さいと、配管の抵抗により空気だけが送
られ、燃料が給油タンク12に戻り難くくなることがあ
る。また、両配管の径に差を設けて組立加工時に接続誤
りのないようにしている。
【0148】(接続ジョイント受け部の構成)接続ジョ
イント受け部100は、タンクガイド固定部材42の上
面に螺子で固定された受け本体98と、この受け本体に
並設された送油側ジョイント受け13b及び戻り油ジョ
イント受け17bと、受け本体98に配置された遮断弁
としての空気弁18とを備えている。
【0149】送油側ジョイント受け13bは、図28に
示すように、受け本体98の上面に形成された凹部中央
位置から上方に突出する棒状の弁受け98aと、その周
囲を覆うように受け本体98の上面に載置された略円筒
状のゴム製接続パッキン102と、このパッキン102
の周囲を覆いかつパッキン102の下端フランジ102
bを受け本体98の上面に螺子で固定する略円筒状のパ
ッキン押え103とを備え、弁受け98aの周囲に形成
された溝部98bから電磁ポンプ14側へ連通する水平
方向の管状の通路98cが受け本体98に形成されてい
る。
【0150】この通路98cの途中には、図30に示す
ように、通路98cよりも上方に立ち上がる逆U字形の
立ち上がり通路98dが形成されている。この立ち上が
り通路98dは、受け本体98の上面に一体成形された
筒部98h内に形成されており、この筒部98hの上面
凹部にパッキン104を介して空気弁18が螺子で固定
され、空気弁18の出口18aが逆U字形の通路98d
の上端に開放した状態となっている。
【0151】さらに、立ち上がり通路98dは、図30
(a)に示すように、隔壁98iを挟んでジョイント受
け13b側に連通する断面三日月形の縦方向の上向き通
路98d1と、電磁ポンプ14側の往き配管21に連通
する断面円形の縦方向下向き通路98d2とから構成さ
れており、両通路98d1,98d2の上端部が隔壁9
8iの上方で連通するようになっている。
【0152】この両通路98d1,98d2の通路面積
は、通路98d2が通路98d1の面積よりも小さく設
定されている。これは、消火時における燃料の残存量を
少なくして運転スタート時や再点火時に残存した燃料を
気化器より給油タンクに戻すのに時間がかかるのを短縮
するためであって、これにより更に臭気の発生の要因を
なくし、給油タンク側に燃料を早く戻して経路を遮断す
るようにしている。
【0153】接続パッキン102は、送油ジョイント1
3a側の弁体59を送油側ジョイント受け13bに挿入
した際に、その衝撃をやわらげ、シールをするためのも
のであって、略円筒状で上面に送油ジョイント13a側
の筒状部55c及び弁体59が侵入可能な穴102aが
形成されている。
【0154】パッキン押え103は、接続パッキン10
2を上方から押えてシール性の向上と、接続ジョイント
部47を上方から受ける際のガイドとして機能するもの
で、略円筒状の上面に接続ジョイント13a側の胴体部
55a及びテーパー部55bが侵入可能な穴103aが
形成されている。
【0155】空気弁18は、給油タンク12から電磁ポ
ンプ14への送油経路に経路外から空気を取り入れ、送
油経路の燃料供給を遮断するためのものであって、弁室
18bの周囲に配置された電磁コイル18dと、この電
磁コイル18dの消励により弁室内を可動し上方の弁押
さえ18eに形成された空気孔18fを開閉する弁体1
8gと、この弁体18gを空気孔18fの開放方向に付
勢するコイルスプリング18hと、送油側の逆U字形通
路98dと連通するよう弁室の下方に形成された連通出
口18aとを備え、電磁コイル18dの励磁により弁体
18gが可動して空気孔18fを閉塞し、また、電磁コ
イル18dの消磁によりコイルスプリング18hの付勢
力により空気孔18fを開放し、弁体18gの周囲を通
って連通出口18aから立ち上がり通路98d側に空気
が供給されるようになっている。
【0156】弁体18gは、有底の筒体18iと、その
上端開口に出没自在に内装された弁子18jと、この弁
子18jを突出側に付勢するスプリング18kとを備
え、空気孔18fの閉塞時に弁押さえ18eとの衝突を
和らげるようになっている。
【0157】この空気弁18の外周には、これを保護す
るための空気弁カバー111が接続ジョイント受け部1
00の受け本体98と共締めされている。空気弁カバー
111は、少なくとも、その送油ジョイント受け13b
側が垂直面111aとされ、給油タンク12を本体に装
着するときに、接続ジョイント部47の保護カバー12
0と対面して、これを案内するガイド機能が付与されて
いる。
【0158】一方、第2接続手段の戻り油側ジョイント
受け17bは、図29に示すように、受け本体98の上
面に形成された弁穴98eの下方の弁室98iに弁機構
105が収容され、弁室98iの側面に気化器14から
の通路98fが水平方向に連通形成されている。
【0159】弁機構105は、弁穴98eを開閉自在に
閉塞する受け弁体106と、弁室98iの下方を閉塞す
る受け弁体キャップ108と、このキャップ108と受
け弁体106との間に介在され受け弁体106を弁穴閉
方向に付勢する受け弁体スプリング107と、受け弁体
106の閉止面に嵌着されたOリング109と、受け弁
体キャップ108をシールするキャップ用Oリング11
0とを備えている。
【0160】受け弁体106を設けたのは、第2の接続
手段である戻り油側のジョイント17aの弁体59を受
けるためと、給油タンク12を取外した際の臭気漏れを
防止するためである。
【0161】受け弁体スプリング107は、給油タンク
12を本体にセットされたときに接続ジョイント17a
が受け弁体106を押圧することにより圧縮状態とな
る。受け弁体キャップ108は、受け弁体106が接続
ジョイント17aの弁体59により下方に一定距離移動
した際の受け弁体106の下部を案内する凹状受け部1
08aと、その周囲に形成された受け弁体スプリング1
07の受面108bとを備えている。
【0162】この受け弁体キャップ108は、接続ジョ
イント受け部100の底面側の燃料通路の開口から挿入
され、接続ジョイント受け部100をタンクガイド固定
部材42の所定位置に螺子で固定すると、タンクガイド
固定部材42がその部分を押えるようになり、挿入した
受弁体キャップ108が接続ジョイント受け部100よ
り飛出すのを防止している。
【0163】接続ジョイント受け17bは、受け本体9
8に、第1の接続ジョイント受けと同様に接続パッキン
102が配置され、その接続パッキン102の上方から
パッキン押え103が螺子で固定されている。
【0164】タンクガイド固定部材42の下方の所定位
置には送油ポンプとしての電磁ポンプ14が固定され
る。この電磁ポンプ14に接続される往き配管21、及
び気化器15からの戻り油配管23の接続ジョイント受
け部100への接続は、上述のように、往き配管21及
び戻り油管23のひもだし部21a、23aにOリング
99を挿入してから、受け本体98の所定の穴に挿入
し、その後、配管固定板101のU字溝101aに配管
21,23に通した後、螺子で固定すればよい。
【0165】上記構成において、給油タンク12内の燃
料が接続ジョイント13aから接続ジョイント受け13
bへ流れるのは、電磁ポンプ14の駆動によって給油タ
ンク12内の燃料を吸上げ管20で吸い上げれば、接続
ジョイント部47の横方向から燃料が入ってきて開放さ
れた弁機構56の本体筒状部55cと弁体59の隙間を
通過して、接続ジョイント受け13bに流れ、溝部98
bから通路98cを経て、空気弁18の下方の立ち上が
り通路98dを経て、電磁ポンプ14から気化器15に
燃料が送られる。
【0166】(給油タンクの液位と接続手段の位置関
係)図31は給油タンク12内の燃料の液位と、各接続
手段のの位置関係を示す図である。図に示すように、給
油タンク12の接続ジョイント部47で、給油タンク1
2の燃料が吸い上げられて通過する通路55pは、給油
タンク12の満水表示液位L0より上方に配置され、接
続ジョイント部47のタンク接続部での燃料漏れを回避
できるようになっている。
【0167】接続ジョイント受け部100では、空気弁
18下方の立ち上がり通路98dの隔壁98i上端が給
油タンク12内の燃料液位L0より上方に設定されてい
る。ここで、給油タンク内の燃料液位とは、通常時の満
水表示の液位位置とする。
【0168】また、給油タンク12内の燃料が温度差に
より異常に液位が上昇した際にも、接続ジョイント部4
7の気化器15側からの給油タンク12への戻り油管6
3の配管出口63bが、給油タンク12内の燃料の異常
液位L1よりも高くなるように設定され、燃料が給油タ
ンク側から戻り油経路を通って気化器15側に戻るのを
防止している。また、この際、接続ジョイント部47か
ら電磁ポンプ14側に送られてもポンプ14が停止して
いるので、それ以上先に燃料が送られることがない。さ
らに、空気弁18の空気孔18fの位置は、異常液位L
1よりも常に上方に位置するように設定され、燃料が給
油タンク12から空気弁18を通って外部に漏れないよ
うにしている。
【0169】また、接続ジョイント受け部100におい
て、空気弁18下方の立ち上がり通路98dの隔壁98
iの上端は、給油タンク12の通常液位L0より常に上
方にあるために、消火時に空気弁18を開放して送油経
路に空気を取り入れると、立ち上がり通路98dの給油
タンク側の経路面積98d1が大きいので、燃料が給油
タンク側に早く戻され、燃料の供給が確実に遮断され
る。
【0170】[制御装置の構成]図32はこれら燃量検
知手段69、水検知手段68、及びタンク装着検知手段
70からの信号により各種運転モードを制御する制御回
路の構成図である。図示のごとく、制御部141は、C
PU、ROM及びRAMを内蔵したマイクロコンピュー
タ140から構成され、入力側に燃量検知手段69、水
検知手段68、及びタンク装着検知手段70が接続さ
れ、出力側に電磁ポンプ駆動回路118、表示部14
3、及び弁駆動回路119が接続され、各種入力信号に
より運転制御を行うようになっている。
【0171】例えば、運転中に給油タンクが引き抜かれ
ることにより、タンク装着検知手段70がOFF(タン
ク無し)のときには、その信号を入力してポンプ駆動回
路118に電磁ポンプ14の停止信号を出力すると共に
弁駆動回路119に空気弁18の開放信号を出力して運
転を停止する制御や、同じくタンク装着検知手段70が
ONのときに気化器15を空焼きする空焼きクリーニン
グ運転モードを駆動する制御も行える。 [石油ファンヒータの動作]次に、上記構成石油ファン
ヒータの動作を説明する。給油タンク12の燃料が空に
なった場合、本体1の蓋4を開けて、給油タンク12を
取手43を持って取り出し、取手43を上側にした状態
で閉塞手段19を外し、給油タンク12の給油口44か
ら燃料を給油する。この場合、給油タンク12は取手4
3を上側にして平らな所に置いて補給するので、給油タ
ンク12の上下を逆にする必要がなく、従来のように給
油タンク12の給油キャップが燃料に汚れることもな
く、簡単、確実に燃料の補給ができる。
【0172】給油を完了したら、燃料入りの給油タンク
12を本体1のタンク蓋4を開けて、所定の位置にセッ
トする。このとき、図33から図36に示すように、給
油夕ンク12の接続ジョイント部47に付随しているク
ッションカバー120の下方が、燃焼部側の接続ジョイ
ント受け部100の空気弁保護カバー111の外側に沿
って、接続ジョイント受け部100の下方に導かれ、さ
らに、給油タンク12側の接続ジョイント部47が燃焼
部側のジョイント受け部100に接続される。
【0173】このとき、接続ジョイント部47の送油側
ジョイント13aにおいては、その弁体59が、送油側
ジョイント受け13bのパッキン押え103の穴103
aに案内されて挿入され、接続パッキン102の穴10
2aに入り、弁受け98aと接触する。この際、接続パ
ッキン102の穴102aが接続ジョイント部47の本
体筒状部55cで閉塞シールされ、この接続部から燃料
が漏れることがなくなる。
【0174】さらに、給油タンク12を本体1に挿入す
ると、弁受け98aに押されて送油ジョイント13aの
弁体59が上方に移動し、弁体スプリング61が圧縮状
態になり、弁体59が開弁状態となり、給油タンク12
の吸上げ管20から接続ジョイント13aを通して電磁
ポンプ14側に流れる送油経路Bが開放状態となる。
【0175】同様に、給油タンク12の戻り油側のジョ
イント17aも同じ動きをし、接続ジョイント17aの
弁体59が、接続ジョイント受け部100のパッキン押
え103の穴103aに案内されて挿入され、接続パッ
キン102の穴102aに入り、戻り油側ジョイント1
3aの弁体59が受け本体98の弁機構105の弁体1
06と接触する。このとき、接続パッキン102と接続
ジョイント部47の本体筒状部55cとが閉塞シールさ
れ燃料が漏れることがなくなる。
【0176】更に、給油タンク12を本体1に挿入する
と、弁機構105の受け弁体106が下方に移動して受
け弁体キャップ108に凹部108aで底当たりし、そ
の後、戻り油ジョイント17aの弁体59が受け弁体1
06に押されて上方に移動し、弁体スプリング61が圧
縮状態になり、弁体59が開弁状態となる。これによ
り、気化器15から配管23を介して給油タンク12側
へ戻る戻り油経路Cが開放状態となる。
【0177】給油タンク12を本体1に装着し、給油タ
ンク12の底面が収納室4aの底部にある検知台40ま
で到達すると、給油タンク12の夕ンク脚部50の後側
レバー接触面50dがタンク装着検知手段70のレバー
113のレバータンク受け面113aを押し下げてマイ
クロスイッチ112を回路上でON状態にする。
【0178】給油タンク装着状態で、石油ファンヒータ
の運転スイッチ(図示せず)を操作して電源をONした
ときには、空気弁18は消磁状態で開口しているため、
電磁ポンプ14を駆動すると、空気弁18の空気穴18
fから空気を取り入れ、送油経路Bに空気が送られる。
そのため、給油タンク12の燃料を吸上げ管20から吸
い上げることができず、逆に送油経路Bに残存している
燃料を気化器15に送ると共に、気化器15内に残って
いる未燃焼ガスと併せて戻り油経路Cから給油タンク1
2に戻して経路中に燃料が残らないようにする。
【0179】気化器15では、運転スイッチのONによ
り、気化器ヒータが加熱され、気化器15を所定の温度
まで予熱する。予熱完了温度に達したならば、空気弁1
8に通電され、電磁コイル18dが励磁されて弁体18
gが空気穴18fを閉弁する方向に移動し、空気穴18
fからの空気の取り入れを停止する。そうすると、給油
タンク12から接続手段を通って電磁ポンプ14へ流れ
る送油経路Bが連通状態となり、給油タンク12内の燃
料が送油経路Bに送られる。
【0180】気化器15では、電磁ポンプ14により送
られてきた燃料を気化ガス状にして、気化器15のノズ
ル31より吹出し燃焼空気とバーナ内で混合し、バーナ
16の炎□16bから吹き出させ、この炎口16bにお
いて点火されて燃焼室30内で燃焼する。このとき、室
温サーミスタ11により検知した室温と、操作部3から
設定した設定温度との差に基づき、制御部141が電磁
ポンプ14の駆動を制御して気化器15へ送る液体燃料
の量を変化させることにより、燃焼による発熱量を適切
に調節する。
【0181】燃焼を開始し、フレームセンサ36が予め
設定した電流値以上の炎電流を検出すると、図示しない
ファンモータが通電されて送風ファン9が回転し室内の
空気を吸い込む。なお、ファンモータの回転速度は制御
部141によって制御される。吸い込まれた室内の空気
は、燃焼室30内で、得られる幅射熱を奪い、燃焼ガス
とともに温風として吹出し口2より室内へ吹き出し、室
内温度が上昇して温度を制御する。
【0182】本体1の運転を停止すると、電磁ポンプ1
4の駆動が停止されると共に空気弁18が開放され、外
部から空気が経路に入り、燃料の供給が確実に停止遮断
される。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、給油タンクの下方に一時的に燃料を溜める燃料タン
クを廃止し、給油タンクの燃料を直接燃焼部に送油する
ようにしたことで、燃料タンクをなくすことができ、燃
料タンクの容積分を給油タンクを大きくしたり、本体の
大きさを小さくコンパクトにでき、場所をとらないメリ
ットがある。
【0184】このような液体燃料燃焼装置において、給
油タンクを燃焼部に至る送油経路に接続する第1の接続
手段と、給油タンクを燃焼部からの燃料戻り油経路に接
続する第2の接続手段とを一体化すれば、接続手段がコ
ンパクトになり、組立や加工数も少なく、構造が簡単に
でき、全体的にコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる石油ファンヒータ
の本体斜視図である。
【図2】図1の石油ファンヒータの背面斜視図である。
【図3】図1の液体燃料燃焼装置の概略構成図である。
【図4】図1の本体正面図で前板の一部をカットした状
態図である。
【図5】図1の燃焼部と気化部の概略図である。
【図6】図5の気化器の概略図である。
【図7】図1の本体の燃焼部の側断面図である。
【図8】図1の本体の燃焼部の正面図である。
【図9】図1の給油タンクの概略図である。
【図10】図1の本体のタンク側上面図である
【図11】図9の給油タンクの空気穴閉塞手段の概略図
である。
【図12】図9の給油タンクの接続ジョイント部の概略
図である。
【図13】図12の送油側ジョイントの断面図である。
【図14】(a)は送油側ジョイントと吸上げ管との組
立て状態を示す分解斜視図、(b)は同図(a)のA−
A断面図である。
【図15】図12の戻り油側ジョイントの断面図であ
る。
【図16】(a)は戻り油側ジョイントと戻り管との組
立て状態を示す分解斜視図、(b)は同図(a)のB−
B断面図である。
【図17】図9の給油タンクの給油口閉塞手段の概略図
である。
【図18】図9の給油タンクの水検知手段および燃料検
知手段の概略図である。
【図19】給油タンクのタンク装着検知手段の概略図で
ある。図9の燃焼側の接続手段の接続ジョイント受けと
電磁ポンプ関連の正面概略図である。
【図20】図4の給油タンク側の検知台の概略図であ
る。
【図21】(a)は検知台の水受け皿側の電極レバーの
斜視図、(b)は同じくその取付け状態図である。
【図22】検知台のタンク側の電極レバーの取付け状態
図である。
【図23】タンク装着検知手段の概略図である。
【図24】給油タンク収納室の上面図である。
【図25】タンクガイドとタンクガイド固定部材との組
立て分解斜視図である。
【図26】タンクガイド固定部材の正面図である。
【図27】ジョイント受け部と配管との接続状態を示す
分解斜視図である。
【図28】燃焼部側の送油側ジョイント受けと空気弁の
概略図である。
【図29】燃焼部側の戻り油側ジョイント受けの概略図
である。
【図30】(a)は接続ジョイント受け部の空気弁側の
上面図、(b)は空気弁とジョイント受け部の概略断面
図である。
【図31】給油タンク、接続ジョイント部、及びジョイ
ント受け部、並びに空気弁の燃料液位の関係図である。
【図32】図1の本体に装着されている制御装置のブロ
ック図である。
【図33】図4のタンク挿入時の送油側ジョイントとそ
のジョイント受けとの概略図である。
【図34】図4のタンク装着時の送油側ジョイントとそ
のジョイント受けの概略図である。
【図35】図4のタンク挿入時の戻り油側ジョイントと
そのジョイント受けの概略図である。
【図36】図4のタンク装着時の戻り油側ジョイントと
そのジョイント受けの概略図である。
【図37】従来の石油ファンヒータの一部省略正面断面
図である。
【図38】同じく石油ファンヒータの概略的な側面断面
図である。
【図39】同じく給油タンクと受け具との要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 吹出口 3 操作部 4 タンク蓋 5 置台 6 前板 7 側裏板 8 上板 9 対流用ファン 10 対流用ガード 11 温度センサー 12 給油タンク 13 第1の接続手段(送油側接続手段) 14 送油ポンプ(電磁ポンプ) 15 気化部(気化器) 16 バーナ 17 第2の接続手段(戻り油側接続手段) 18 遮断弁(空気弁) 19 給油口閉塞手段 20 吸上げ管 25 燃焼部 26 燃焼部枠 28 バーナボックス 29 バーナ仕切板 30 燃焼室 31 ノズル 33 ソレノイドバルブ 26 給油口 30 燃焼室 31 ノズル 32 ニードル 33 ソレノイドバルブ 35 点火ヒータ 36 フレームセンサ 40 検知台 41 タンクガイド 42 タンクガイド固定部材 50 タンク脚部 63 戻り管 66 吸込口 68 水検知手段 69 燃料検知手段 70 タンク装着手段 141 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24H 3/04 301 F24H 3/04 301 (72)発明者 丹野 朱美 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 北垣内 廣士 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 守川 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K068 AA15 AB20 BB14 BB22 CA06 CA16 CA28 CB03 CB16 CC02 DA01 DA08 3L028 AA02 AC01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に取外し自在に装着される給油タン
    クと、燃料を加熱して気化させる気化部と気化した燃料
    ガスを燃焼させるバーナとを備えた燃焼部と、給油タン
    クの燃料を気化部に送る送油ポンプとを備え、前記給油
    タンクを本体に装着したときに前記給油タンクを燃焼部
    に至る送油経路に接続する第1の接続手段が設けられ、
    前記給油タンクの下方に一時的に燃料を溜める燃料タン
    クを廃止し、給油タンクの燃料を直接燃焼部に送油する
    ようにしたことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記給油タンクを本体に装着したときに前
    記給油タンクを燃焼部からの戻り油経路に接続する第2
    の接続手段が設けられ、前記第1の接続手段が、給油タ
    ンク側の送油ジョイントとこれに着脱自在な燃焼部側の
    送油ジョイント受けとから構成され、前記第2の接続手
    段が、給油タンク側の戻り油ジョイントとこれに着脱自
    在な燃焼部側の戻り油ジョイント受けとから構成され、
    給油タンク側の送油ジョイント及び戻り油ジョイントが
    一体化されて給油タンク側ジョイント部とされ、燃焼部
    側の送油ジョイント受けと戻り油ジョイント受けとが一
    体化されて燃焼部側ジョイント受け部とされた請求項1
    記載の液体燃料燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記給油タンク側ジョイント部では、送油
    ジョイント及び戻り油ジョイントに弁機構が内装され、
    前記燃焼部側ジョイント受け部では戻り油ジョイントの
    みに弁機構を内装された請求項2記載の液体燃料燃焼装
    置。
  4. 【請求項4】前記送油経路の途中に、給油タンクから燃
    焼部への燃料の供給を遮断する遮断弁が設けられた請求
    項1、2又は3記載の液体燃料燃焼装置。
  5. 【請求項5】前記遮断弁は、送油経路に空気を送り込む
    ことで給油タンクから燃焼部への燃料の供給を遮断する
    空気弁である請求項4記載の液体燃料燃焼装置。
  6. 【請求項6】前記給油タンク内の吸上げ通路に接続され
    た送油ジョイントの通路が、給油タンク内の燃料液位よ
    り上方になるように配設された請求項1〜5のいずれか
    に記載の液体燃料燃焼装置。
  7. 【請求項7】前記給油タンクと送油ポンプとを結ぶ燃料
    通路が逆U字形に立ち上げられ、その立ち上がり通路の
    上端が給油タンク内の燃料液位より上方になるように配
    設された請求項1〜6のいずれかに記載の液体燃料燃焼
    装置。
  8. 【請求項8】前記立ち上げ通路が燃焼部側のジョイント
    受け部に形成され、前記遮断弁が、前記立ち上がり通路
    の通路上端に配設され、前記ジョイント受け部に一体的
    に固定された請求項7記載の液体燃料燃焼装置。
  9. 【請求項9】前記給油タンク側の戻り油ジョイントの燃
    料通路及び配管出口が給油タンクの燃料液位より上方に
    配設された請求項1〜8のいずれかに記載の液体燃料燃
    焼装置。
  10. 【請求項10】前記戻り油ジョイントの配管出口が給油
    タンクの燃料液位より上方になるように上方に向いて配
    設された請求項9記載の液体燃料燃焼装置。
  11. 【請求項11】前記空気弁の空気取り入れ口が給油タン
    クの燃料液位より上方に配置された請求項1〜10のい
    ずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  12. 【請求項12】前記給油タンクの上面に設けた空気穴
    に、タンク転倒時に閉塞する手段が設けられた請求項1
    〜11のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  13. 【請求項13】前記戻り油経路の通路配管の内径が送油
    経路の通路配管の内径よりも大きく設定された請求項1
    〜12のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  14. 【請求項14】前記給油タンクを本体に装着する際に給
    油タンクを一方向でしか本体に装着できないようにした
    請求項1〜13のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  15. 【請求項15】前記給油タンク側のジョイント部が給油
    タンクの接合加工面と反対側に配設された請求項1〜1
    4のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  16. 【請求項16】前記給油タンク内への配管を位置決めす
    るための手段が前記給油タンク側のジョイント部に設け
    られた請求項1〜15のいずれかに記載の液体燃料燃焼
    装置。
  17. 【請求項17】前記給油タンク側のジョイント部に給油
    タンク内の配管を接続する手段で締結するようにした請
    求項1〜16のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  18. 【請求項18】前記接続ジョイント部を給油タンク側に
    固定する手段、及び(又は)前記ジョイント受け部を燃
    焼部側に固定する手段を備え、これらの燃料通路に弁機
    構を組み込むための開口と、該開口を閉塞する閉塞部と
    が設けられ、前記閉塞部が前記固定手段により開口から
    抜け出し不能に保持された請求項1〜17のいずれかに
    記載の液体燃料燃焼装置。
  19. 【請求項19】燃焼部側のジョイント受け部に一体的に
    固定された遮断弁を保護する保護カバーと、給油タンク
    側のジョイント部の衝撃を防止するクッションカバーと
    が設けられ、給油タンクを本体に装着する時に、前記両
    カバーをタンク挿入用ガイドとした請求項1〜18のい
    ずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  20. 【請求項20】前記燃焼部側のジョイント受け部と燃料
    を送る送油ポンプとが同一部材に固定された請求項1〜
    19のいずれかに記載の液体燃料燃焼装置。
  21. 【請求項21】前記給油タンク内の水を検出するため
    に、タンク底面に設けられた水受け皿に接触する第1の
    電極と、タンクに接触する第2の電極とを備えた水検知
    手段が設けられ、前記両電極のうち少なくとも一つの電
    極が検知台において片持ち固定されると共に該固定部以
    外に支点が設けられた請求項1〜20のいずれかに記載
    の液体燃料燃焼装置
  22. 【請求項22】請求項1〜21のいずれかに記載の液体
    燃料燃焼装置を搭載した石油暖房機器。
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