JP2002147745A - 液体燃料燃焼装置の油量検知機構 - Google Patents

液体燃料燃焼装置の油量検知機構

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JP2002147745A JP2000337587A JP2000337587A JP2002147745A JP 2002147745 A JP2002147745 A JP 2002147745A JP 2000337587 A JP2000337587 A JP 2000337587A JP 2000337587 A JP2000337587 A JP 2000337587A JP 2002147745 A JP2002147745 A JP 2002147745A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給油タンクの燃料を直接燃焼部に送る給油方式
の液体燃料燃焼装置における油量検知精度を向上させ
る。 【解決手段】受発光素子からなる油量検知センサー52
0を給油タンク側に移動させる移動手段600を設け、
給油タンク6の本体装着時に油量検知センサー520を
給油タンク6のプリズム体27に密着させて、位置ズレ
や油量検知センサーとプリズム体との焦点距離を一定に
管理し、また、給油タンク6の本体取り外し時に油量検
知センサー520をタンクガイド11よりも後退させて
受発光素子の損傷を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ファンヒータ
等の暖房機器において、給油タンクの燃料量を検知して
電気的に出力する油量検知機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冬季の暖房機器として石油ファン
ヒータが一般家庭などに広く用いられている。図23は
従来の石油ファンヒータの一例の概略的な一部省略正面
断面図、図24はその側面断面図、図25は燃料タンク
内の油量検知機構である。
【0003】図23に示すように、石油ファンヒータ本
体101内部側方には、灯油などの液体燃料104を予
め注入して備蓄しておくための給油タンク102が配設
されており、給油タンク102の下方に連結された燃料
タンク103に充分な量の液体燃料104が供給され
る。
【0004】燃料タンク103に収容された液体燃料1
04は、燃料圧送用電磁ポンプ105により送油パイプ
106を経由して気化器107に導かれる。ここで、気
化器107に設けた気化器ヒータ(図示せず)により、
送られてきた液体燃料104を気化させる。109は燃
焼室であり、その底部には、バーナ108が支持固定さ
れている。
【0005】前記気化器107により気化された燃料ガ
スは、ノズルから勢い良く噴射されて燃焼用の空気と共
に前記バーナ108に導入され炎口108aで燃焼し、
燃焼室109内の空気が加熱される。そして、図24の
矢印で示すように、本体101の背面に設けられた単相
誘導モータなどからなるファンモータ110に取付けた
送風ファン111により、フィルター112を介して吸
い込んだ室内の空気を燃焼室109内の加熱された空気
や燃焼ガスと共に温風として吹出口113から室内に吹
き出される。
【0006】一方、炎口108aのやや上方に設けたフ
レームセンサー114は燃焼炎による炎電流を検知する
もので、予め設定した値以上の炎電流を検知すると、前
記ファンモータ110に通電し、これに伴い送風ファン
111が回転して、室内から吸い込んだ空気を温風とし
て吹出口113から室内に吹き出される。
【0007】このとき、室温サーミスタ115で室温を
検知し、室温と設定温度との温度差に基づいて制御装置
(図示せず)が前記燃料圧送用電磁ポンプ105の駆動
を制御することにより、液体燃料104の気化器107
への供給量を調節してバーナ108での燃焼炎の火力を
調節する。
【0008】従って、例えば、室温の低い時に石油ファ
ンヒータの運転を開始すれば、気化器107へ液体燃料
104の供給量を多くして室温を急速に設定温度まで上
昇させ、その後は液体燃料104の供給量を調節して設
定温度付近で一定に維持する。
【0009】また、給油タンク102の燃料の補給は、
燃料タンク内の油面が所定の高さ以下になったときに電
気信号を出力する油量検知機構120から報知信号によ
って使用者が給油タンク102を本体から取り出して行
われる。
【0010】油量検知機構120は、図25に示すよう
に、燃料タンク104内の燃料の存在量に応じて上下す
る磁石付きフロート121と、このフロート121の上
下動自在に支持する支持棒122と、この支持棒122
の所定位置に内蔵されたリードスイッチ123とから構
成され、フロート121が所定位置に達したときに磁石
によりリードスイッチが感動して油面の高さ位置を検出
するようになっている。この油量検知機構120では、
フロート付きの支持棒122が燃料タンク104の上面
から内側へ差し込まれ、パッキンを介して螺子によって
燃料タンク104に固定されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の石油
ファンヒータでは、給油タンクの下側において本体に固
定された燃料タンクを備え、この燃料タンクに油量検知
機構120を設けているが、給油タンクの本体装着時に
は、その給油口が燃料タンクに浸かっているため、燃料
補給時には給油タンクを上下逆にしなければならず、燃
料補給が煩わしい、あるいは手が汚れるなどの不満が多
くなってきている。
【0012】そこで、本発明者らは、本体内に取り外し
自在の給油タンクと、給油タンクの燃料を気化器に送る
電磁ポンプと、燃料を加熱して気化する気化部と、気化
した燃料ガスを燃焼させる燃焼部とを備え、本体に固定
される燃料タンクを廃止して、給油タンクの燃料を直接
燃焼部に送る給油方式の液体燃料燃焼装置を開発した
が、この場合における油量検知機構は、本体から取外し
自在な給油タンクに設置する方式となるため、従来のよ
うに、本体に固定された燃料タンクに設置する場合に比
べて、リードスイッチの位置バラツキや、フロート磁石
の磁力のバラツキがあり、油量検知精度に大きく影響を
及ぼすことになる。
【0013】また、給油タンク側のプリズム体と本体側
の受発光素子とを備えたフォトインタラプタ利用の油量
検知方式を採用した場合、給油タンクを本体に出し入れ
する際に、給油タンクのプリズム体が本体に接触して傷
付く可能性があり、また、同様に受発光素子も給油タン
クの出し入れにより傷付くおそれがあるため、受発光素
子からの出力が不安定になり、油量検知精度が劣る可能
性があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
給油タンクの燃料を直接燃焼部に送る給油方式の液体燃
料燃焼装置における油量検知精度を向上させるための方
策について鋭意検討した結果、以下の方策を採用すれ
ば、油量検知精度が向上することを見出した。
【0015】すなわち、本発明に係る油量検知機構は、
給油タンクの側面に配置されタンク内の液位を検知する
透光性のプリズム体と、発光素子及び受光素子からな
り、前記プリズム体に対向して燃焼装置本体側に配置さ
れた油量検知センサーとを備え、プリズム体を給油タン
クの表面より奥側に配設して給油タンクの本体出し入れ
時に透光性プリズム体が他の部材と擦れることがないよ
うにした。
【0016】また、同様に、油量検知センサーについて
も、本体内の給油タンク収納部の表面より奥側に配設し
て、油量検知センサーが他の部材と擦れることがないよ
うにする構成も採用可能とした。
【0017】上記油量検知センサーは、タンク収納室の
側壁に固定されるものであるが、油量検知センサーの擦
れ防止と共に、さらなる油量検知精度の向上を図るに
は、給油タンクの本体装着時に油量検知センサーを可及
的にプリズム体に接近(好ましくは密着)させるには、
油量検知センサーを給油タンクの本体装着後に給油タン
ク側に移動させる移動手段を設け、給油タンクの取り外
し時にタンク収納室の側壁から後退する態様が好まし
い。
【0018】このセンサー移動手段としては、種々の態
様が採用可能であるが、本体の給油タンク収納室の底部
側に配置され油量検知センサー側端部が回動自在に軸支
されたタンク載台と、タンク収容室の側壁に形成された
開口に臨む前記油量検知センサーを保持するアームとを
L字形に連接し、アームを油量センサーが開口からタン
ク収納室の側壁裏面側に離間する方向に付勢するスプリ
ングを設けた構成が例示できる。
【0019】この構成によると、給油タンクの本体装着
時に給油タンクの重量によりスプリングに抗して載台が
回動して、これに連動するアームがタンク収納室の側壁
側に回動し、アームに取り付けられた油量検知センサー
が給油タンク側が接近(密着)移動し、給油タンクの本
体取り外し時にアームがスプリングによりタンク収納室
から離れる方向に回動するので、油量検知センサーが収
納室の側壁から後退して油量検知センサーが給油タンク
などに接触するのを防止することができる。
【0020】また、別のセンサー移動手段としては、タ
ンク収容室の側壁に形成された開口に対して油量検知セ
ンサーを出退自在に移動する駆動手段と、この駆動手段
を制御する制御部と、本体のタンク蓋の開閉を検知する
蓋開閉検知センサーとから構成し、制御部では、蓋開閉
検知センサーからの蓋開放信号を受けて油量検知センサ
ーを後退させ、また、蓋閉鎖信号を受けて油量検知セン
サーを給油タンク側に移動させるよう駆動手段を制御す
る構成も採用可能である。
【0021】この構成によると、タンク蓋を開放すれば
油量検知センサーが後退するので、給油タンクの取り外
し時にタンクと接触することがなく、また、タンク蓋の
閉鎖により油量センサーが前進して給油タンク側のプリ
ズム体と接触するので油量検知精度が良好となる。
【0022】さらに、別のセンサー移動手段としては、
タンク収容室の側壁に形成された開口に対して油量検知
センサーを出退自在に移動する駆動手段と、この駆動手
段を制御する制御部と、給油タンクの本体装着の有無を
検知するタンク装着検知センサーとから構成し、制御部
は、油量検知センサーからの燃料なし信号を受けて油量
検知センサーを後退させ、また、タンク装着検知センサ
ーからのタンク装着信号を受けて油量検知センサーを給
油タンク側に移動させるよう駆動手段を制御する構成も
採用可能である。
【0023】この構成によると、給油タンク内に燃料が
なくなったことを検知したときに油量検知センサーを後
退させて油量検知センサーを保護し、また、タンク装着
時に油量検知センサーを給油タンク側に移動させてプリ
ズム体側に接近(密着)させるので、検知精度が良好と
なる。
【0024】この油量検知センサーを出退させる駆動手
段としては、エアシリンダやモータなど種々の駆動手段
が例示できるが、中でも油量検知センサーの保持ケース
に連接された電磁コイルが好適に採用可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] (全体構成)以下、本発明の実施形態を図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る液体燃料燃焼装置を搭載
した石油ファンヒータの正面概略図であり、図2は液体
燃料燃焼装置の概略図である。
【0026】石油ファンヒータ本体1は、着脱可能に設
けられた前板2と、側面と一体に形成した天板3と、運
転動作を操作する操作部4と、温風を吹出す吹出口5
と、天板3の上面右側に給油タンク6の出し入れをする
開閉自在の蓋7とから構成され、万一、液体燃料が漏れ
たときに、これを受ける置台8に載置固定されている。
【0027】図に示すように、本体1の内部には、燃料
を一時的に貯える取り外し自在の給油タンク6と、給油
タンク6の燃料を吸い上げる管と通路を開閉する弁を内
蔵した送油ジョイント9及びこのジョイント9の弁を受
ける送油ジョイント受け10からなる第1の接続手段
と、送油ジョイント受け10に接続された送油経路の燃
料の送油を遮断するために空気を取り入れる空気弁20
と、送油ジョイント受け10を取りつけているタンクガ
イド11と、給油タンク6からの燃料を気化する気化器
12と、給油タンク6から気化器12に燃料を送る電磁
ポンプ13と、気化器12で気化した燃料ガスと一次燃
焼空気とを混合して燃焼するバーナ14と、燃焼するバ
ーナ14を囲む燃焼室15と、バーナ14や燃焼室15
を区分する仕切板16と、バーナ14を収容するバーナ
ボックス17と、気化器12からの未燃焼ガスを溜める
ドレンタンク18と、気化器12とドレンタンク18と
の間で未燃焼ガスを冷却する冷却フイン19と、 ドレ
ンタンク18を介して気化器12から送られた戻り油を
給油タンク6に戻す戻り油経路において、給油タンク側
の戻り油ジョイント21及び燃焼部側の戻り油ジョイン
ト受け22からなる第2の接続手段とを備えている。
【0028】給油タンク6は、図3に示すように、燃料
を入れて持ち運びをする取っ手23と、取っ手23が設
けられている面に給油キャップ24と、給油キャップ2
4に近い面に燃料が給油された状態を視認する油量計2
5と、油量計25がある面と反対側の面に設けられた油
量検知機構26と、油量計25のある面の他の面に設け
られた送油ジョイント9及び戻り油ジョイント21とを
備えている。
【0029】(油量検知機構の構成)給油タンク6の油
量検知機構26は、図4及び図5に示すように、給油タ
ンク6の油量計25を設けている面と反対側の面に、上
下方向で3段に間隔をおいて配置され、液位の検出を精
度よく行えるようになっている。
【0030】各油量検知機構26は、給油タンク側面の
3段の各検知窓260に配設され、タンク内側に向かっ
て逆山形状をした透光性のプリズム体27と、このプリ
ズム体27に対向した位置に配置された発光素子52と
受光素子53とからなる油量検知センサー520とを備
えており、プリズム体27に受けた光の屈折を利用して
燃料の有無を検知するようにしている。
【0031】各検知窓260は、給油タンク側面に形成
された凹部261の底面に形成され、その底面開口26
2に嵌入されたプリズム体27と、プリズム体27の奥
側に配置された背面板28と、プリズム体27と底面開
口262との間をシールするシールゴム29と、シール
ゴム29を覆いこれを凹部261に固定するカバー30
とからの構成されている。
【0032】プリズム体27は、透光性を有する合成樹
脂から成形され、表面は平坦部で、裏側は上下両端が内
側に突出し中央部が表面側に後退した逆山形状の凹部2
7aが形成され、表面側の周縁にはフランジ27bが突
出形成されている。
【0033】なお、プリズム体27の逆山形状凹部27
aの底部(谷部)に、図5に示すように、最小Rを形成
すれば、クラックの発生を防止することができ、かつ後
述のように、油量検知のみならず、給油タンク6の本体
装着の有無をも検知可能となる。
【0034】背面板28は、プリズム体27の背面側に
おいて側面視コ字形を形成され、その底面部28aとプ
リズム体27の凹部27aとにより燃料を流通可能とす
る略三角形の空間部が形成されている。背面板28の上
下側面部28bは、光を反射しない処理が施され、プリ
ズム体27に密着されている。また、背面板28の底面
部28aにおいてプリズム体27の凹部27a側には反
射しやすいステンレス鋼鈑からなる反射板28cが装着
されている。
【0035】シールゴム29は、環状に形成されて検知
窓260の開口262の周縁に密着可能に配置され、そ
の内周面に形成され環状の凹溝29aにプリズム体27
のフランジ27b及び背面板28の両端を嵌着されてい
る。
【0036】カバー30は、シールゴム29の表面側を
覆うように環状に形成され、表面側からシールゴム29
の貫通穴29bを貫通して、シールゴム29と共にタン
ク凹部261の底面に螺子301により固定されてい
る。
【0037】この螺子301も含めて検知窓260に組
み込まれたプリズム体27、背面板28、シールゴム2
9及びカバー30は、タンク表面より後退した位置に配
置され、外部部材によってプリズム体27等が傷付かな
いようにされている。
【0038】油量検知センサー520は、図5、図6に
示すように、本体1内の給油タンク収納部の室壁を形成
するタンクガイド11に、給油タンク6側のプリズム体
27の近傍にこれと対向して配設されている。すなわ
ち、給油タンク6の本体装着状態において、給油タンク
6側の複数段のプリズム体27とそれぞれ対向するタン
クガイド11の壁面には開口521が形成され、この各
開口521の裏側に箱体522が溶接固定され、この箱
体522の内部に夫々油量検知センサー520が収容さ
れている。この油量センサー520は、タンクガイド1
1の開口521の表面より後退した奥側に配置され、外
部部材によって油量検知センサー520が傷付かないよ
うに設定されている。
【0039】各油量検知センサー520は、プリズム体
27に光を照射する発光素子52と、プリズム体27か
らの反射光を受光する受光素子53と、発光素子52及
び受光素子53が実装されたプリント基板54と、この
プリント基板54を収納するケース55とを備え、ケー
ス55は箱体522に固定されている。
【0040】ケース55は、直方体状に形成されると共
に、そのプリズム体対向面に2つの丸穴57が隔壁58
を挟んで横方向に間隔をおいて形成され、この2つの丸
穴57に発光素子52及び受光素子53が嵌めこまれ、
また、プリント基板54の周縁はケース55の周縁に形
成された保持用凹部56に係合保持されている。
【0041】また、発光素子52及び受光素子53は、
水平方向に並んで1組となり、プリズム体27と対向す
るようになっているが、ケース55の隔壁58は、発光
素子52からの光線が受光素子53に直接入射すること
を防止している。
【0042】ここで、本実施形態では、給油タンク6の
複数段のプリズム体27に対向する位置に油量検知セン
サー520が配設され、給油タンクの燃料の変化を全体
的に検知して表示する他に、下側の油量検知センサー5
20は、給油タンク6の燃料の残量が少ないことを使用
者に知らせるために用いられ、上方側の複数段の油量検
知センサー520は、給油タンク6内の油量を適格な検
知し、電磁ポンプ13の吐出量を補正するために用いら
れる。すなわち、給油タンク6内の油量(液面の高さ)
によって揚程圧が変化し、電磁ポンプ13の吐出量が変
動するので、油量検知センサー520によって液面の高
さを検知して、電磁ポンプ13の吐出量を補正制御する
ようにすれば、安定した燃焼状態が得られる。
【0043】また、給油タンク6の複数のプリズム体2
7に対向する位置に、発光素子52と受光素子53を左
右水平方向に配設したことにより、給油タンク6の上下
の位置ずれは発生しないが、給油タンク6と本体収納部
の周囲の隙間は、給油タンク6の本体収納時に僅かの寸
法が必要であり、そのため、若干の位置ズレが生じる。
しかし、給油タンク6の複数のプリズム体27に対向す
る位置に、発光素子52と受光素子53を左右の水平方
向に配設したことで位置ズレに伴う問題を解消すること
ができる。
【0044】(接続手段の構成)給油タンク6の側面に
は、図9に示すように、本体装着時に燃焼部側の送油経
路及び戻り油経路と接続する送油ジョイント9及び戻り
油ジョイント21が配置され、給油タンク6にゴム製パ
ッキン31を介して固定されている。
【0045】これら送油ジョイント9及び戻り油ジョイ
ント21には、図10及び図13に示すように、給油タ
ンクを本体から取り出したときに閉弁し、給油タンク6
を本体に装着したときに開弁するスピンドル方式の弁機
構32、33が設けられている。また、図10に示すよ
うに、送油ジョイント9には給油タンク6内の燃料をタ
ンク底部から吸い上げて電磁ポンプ13に送るための吸
上げ管34が接続されている。
【0046】送油ジョイント9は、有底円筒状のジョイ
ント本体39と、その頭部開口をシールパッキン40を
介して閉塞するシールナット41と、ジョイント本体3
9に内蔵された弁機構32と、ジョイント本体39の側
方から給油タンク側に連通する連通部39aとを備えて
いる。
【0047】ジョイント本体39の底部には、弁機構3
2の弁棒を突出させる連通穴44が形成され、その連通
穴周囲の突起部39bにシールパッキン48が密着され
ている。なお、ジョイント本体39の材料は金属でなく
樹脂製でも構わない。
【0048】弁機構32は、弁体36、Oリングパッキ
ン37、及びスプリング38から構成されている。弁体
36は、略逆円錐状の弁部36aから下方に弁棒36b
が突出され、また、弁部36aの上面からスプリング支
持棒36cが突出されている。Oリングパッキン37
は、弁部下面のテーパ面に密着されており、ジョイント
本体39のテーパ状底部に離着座自在とされている。ス
プリング38は、弁部36aの上面とシールナット41
の下面との間に介在されて、弁体36を着座方向に付勢
するようになっている。
【0049】連通部39aには、タンク壁面に取り付け
るためのフランジ39cが形成され、内部には、ジョイ
ント本体39の弁内部とタンク内とを連通する連通路4
6が形成されている。
【0050】シールナット41は、頭は六角形をし、側
面は螺子加工され、シール用のパーッキン40が配設さ
れている。
【0051】給油タンク6から燃料を吸い上げるための
吸上げ管37は、図10に示すように、給油タンク6の
取っ手23と反対側の底面近くまで達し、その先端には
吸込口150があり、水や塵を通さないフィルター15
1が内接されている。この吸込口150は吸上げ管37
の先端の底面部以外に、その側面部に設けても構わな
い。
【0052】戻り油ジョイント21は、図13に示すよ
うに、略円筒状のジョイント本体39と、ジョイント本
体39の頭部開口をシールパッキン40を介して螺合さ
れたシールナット46と、ジョイント本体39に内蔵さ
れた弁機構33及び空気弁機構49と、ジョイント本体
39の側方から給油タンク側に連通する連通部39aと
を備えている。
【0053】ジョイント本体39は、中間部より下側に
弁機構33が内蔵され、中間部よりも上側に空気弁機構
49が内蔵されている。そして、ジョイント本体39の
底部には、弁機構32の弁棒を突出させる連通穴45が
形成され、その連通穴周囲の突起部39bにシールパッ
キン48が嵌合密着されている。なお、ジョイント本体
39の材料は金属でなく樹脂製でも構わない。
【0054】弁機構33は、送油ジョイント9の弁機構
と同様に、弁体36、Oリングパッキン37、及びスプ
リング38から構成されている。弁体36は、略逆円錐
状の弁部36aから下方に弁棒36bが突出され、ま
た、弁部36aの上面からスプリング支持棒36cが突
出され、その上端が中間部の空気弁側連通路49aまで
達している。Oリングパッキン37は、弁部下面のテー
パ面に密着されており、ジョイント本体39のテーパ状
底部に離着座自在とされている。スプリング38は、弁
部36aの上面とジョイント本体39の中間部39dの
下面との間に介在されて、弁体36を着座方向に付勢す
るようになっている。
【0055】連通部39aには、タンク壁面に取り付け
るためのフランジ39cが形成され、内部には、ジョイ
ント本体39の内部と給油タンク6内とを連通し、気化
器12からの戻り燃料を給油タンク6に戻すための戻し
通路47が形成されている。
【0056】シールナット46は、六角形状の頭部を有
し、側面は螺子加工され、シール用のパッキン40が配
設され、ジョイント本体39の空気弁室を閉塞すると共
に、空気弁室に空気を取り入れる空気穴46aが形成さ
れている。
【0057】この空気室に内蔵された空気弁機構49
は、弁機構33側の弁室と連通する連通路49aを開閉
する弁体42と、この弁体42を閉弁方向に付勢するス
プリング43と、弁体とジョイント本体との閉止面に嵌
着されたOリング50とから構成され、弁体42は弁機
構33の支持棒36cの上動により上方へ押されて開弁
するようになっており、これにより、空気穴46aから
連通路49a、戻り通路47を通って給油タンク6の内
部と外部とが連通してタンク内の圧力を大気圧に調整す
るようになっている。
【0058】上記給油タンク6側の送油ジョイント9及
び戻り油ジョイント21に対応して、本体側のタンクガ
イド11には、給油タンク6の本体装着状態で、送油ジ
ョイント9の下方側に送油ジョイント受け10が配設さ
れ、戻り油ジョイント21の下方側には戻り油ジョイン
ト受け22が配設され、これら送油ジョイント受け10
と戻り油ジョイント受け22とを一体的に固定されてい
る。また、送油ジョイント受け10には、給油タンク6
からの燃料を電磁ポンプ13に送る送油経路の燃料の供
給を空気を取り入れることで遮断する空気弁20が設け
られている。
【0059】送油ジョイント受け10は、図12に示す
ように、受け本体60と、その上面に開口し送油ジョイ
ント9の下端小径突出筒39bを介入可能とする断面円
形の凹状受け部61と、この受け本体60の下部に配置
され、受け本体60の中間に形成された弁孔62aから
弁体62bの頭部62cが受け部61側に突出する弁機
構62とを備え、弁機構62の弁体頭部が送油ジョイン
ト9の弁機構32の弁体36との接圧・離間によって弁
孔62aが開閉して送油経路を開閉できるようになって
いる。
【0060】その構造を詳述すると、受け本体60は、
円柱状に形成され、その上面開口に凹状の受け部61が
形成され、下部には弁機構62の弁室62dが形成さ
れ、弁室62dの底部には、電磁ポンプ13に連通する
接続口60aが形成され、弁室62dの側部には、空気
弁20に連通する連通路60bが形成されている。
【0061】凹状の受け部61には、その上端に送油ジ
ョイント9の小径突出筒39bの周囲と密接可能な環状
のシール面61aが形成され、底面には弁受け63が嵌
着されている。弁受け63は、弁機構62の弁体62b
から弁孔62aを貫通して受け部61側に伸びる作動棒
62eの貫通孔と、その周囲において燃料が流れる格子
状の通路とが形成されている。
【0062】弁機構62は、弁室62dの弁孔側のテー
パー状弁座に離着座自在な弁体62bと、弁体62bを
閉弁方向に付勢するスプリング62fと、弁体62bの
閉止面に嵌着されたOリング62gとを備えている。
【0063】弁体62bは、略円錐状に形成され、その
上端に作動棒62eが延設されて弁孔62aを通り受け
部61側に突出され、上端に傘状の頭部62cが形成さ
れている。スプリング62fは、弁体62bの頭部62
cと弁受け63との間に介在され、弁体62bを閉弁方
向となる上方に付勢するようになっている。Oリング6
2gは弁体62bの円錐面に嵌着されている。
【0064】空気弁20は、給油タンク6から電磁ポン
プ13までの送油経路の燃料を遮断する空気を送油経路
に取り入れるために設けられたものであり、弁本体の空
気取り入れ通路に配置された弁子20aと、弁本体の外
周部に配置されその励磁により弁子20aを通路60b
の閉弁方向に移動させる電磁コイル20bと、弁子20
aを開弁方向に付勢するスプリング20cとを備えてい
る。
【0065】空気弁20の動作は、運転中は空気弁20
が閉弁状態であり、また、停止中は開放状態となって送
油経路300の燃料を遮断する空気を取り入れる役割を
する。また、空気弁20は、気化器12の空焼きクリー
ニング時には開放状態として空気を吸い込み、電磁ポン
プ13を駆動させて気化器12に空気を送る役目もして
いる。
【0066】一方、戻り油ジョイント受け22は、図1
4に示すように、空気弁20が存在しない点を除いて送
油ジョイント受け10と基本的に同様な構造となってい
る。従って、その構造を簡単に説明すると、戻り油ジョ
イント受け22は、図14に示すように、受け本体65
の上面に形成された凹状受け部66と、この受け部66
に配され戻り油ジョイント21の弁機構33の弁体32
との接圧・離間によって開閉する弁機構67とを備えて
いる。
【0067】受け本体65は、円柱状に形成され、その
上面開口側に凹状受け部66が、また、下部に弁機構6
7の弁室67dが形成され、受け本体66の中間部に
は、下部弁室67dと受け部66とを連通する弁孔67
aが形成されている。弁室67dの底面には、気化器側
の戻り油経路と連通する接続口65aが形成されてい
る。
【0068】凹状の受け部66の上端には戻り油ジョイ
ント21を受ける環状のシール面66aが形成され、受
け部66の底面には、弁機構67の弁体67bの作動棒
67eを貫通する貫通孔とその周囲の燃料流通用の格子
状通路とを有する弁受け68が嵌着されている。
【0069】弁機構67は、弁室67dの弁座に離着座
自在で上端が弁孔67aを通り受け部66側に突出する
弁体67bと、この弁体67bを閉弁方向に付勢するス
プリング67fと、弁体67bの閉止面に嵌着されたO
リング67gとを備えている。
【0070】弁体67bは、略円錐状に形成され、その
上端に作動棒67eが延設されて弁孔67aを通り受け
部66側に突出され、上端に傘状の頭部67cが形成さ
れている。スプリング67fは、弁体67bの頭部67
cと弁受け68との間に介在され、弁体67bを閉弁方
向となる上方に付勢するようになっている。Oリング6
7gは弁体67bの円錐面に嵌着されている。
【0071】上記給油タンク6及び接続手段9,10及
び21,22の構成においては、本体1のタンク収容室
1aに給油タンク6を上方からセットすると、接続手段
の送油ジョイント9と戻り油ジョイント21が、送油ジ
ョイント受け10及び戻り油ジョイント受け22の所定
の位置に装着され、各ジョイント本体の小径突出部の外
側にあるOリング48が送油ジョイント受け10のシー
ル面61aと戻り油ジョイント受け22のシール面66
aでシールされて密閉状態になる。同時に、各ジョイン
トの弁機構32,33とその受け側弁機構62、67の
弁体同士が互いに押圧することで開弁状態となる。
【0072】さらに、戻り油ジョイント21側では、弁
体36の開弁により、弁体36が上方へ移動して、その
上側の押棒36cが空気弁機構49の弁孔49aから上
方へ移動して弁子42を上方に押し上げるので弁孔49
aが開弁する。そのため、タンク内から連通路47を通
して弁孔49aから空気孔46aを通る連通路が形成さ
れ、タンク内圧をタンク外圧と等しくし、タンク内の温
度上昇に伴う燃料漏れを防止することができる。
【0073】(給油キャップの構成)給油キャップ24
は、図15に示すように、給油タンク6側で外側に螺子
加工された給油口金152に嵌合する天蓋付きの円筒形
のものであって、給油口金152にゴム製パッキン15
4を介して螺子嵌合されている。キャップ24とゴム製
パッキン154には給油タンク6の負圧状態をなくすた
めに約1.5mm以下の穴155,156が形成されて
いる。
【0074】(気化器、バーナ、ドレンタンク、冷却フ
ィンの構成)気化器12は、図16に示すように、燃料
を加熱して気化する気化素子81と、気化素子81で気
体になった燃料ガスを噴出するノズル82と、ノズル8
2の穴を開閉するニードル83と、ニードル83を移動
させる電気を利用したソレノイドバルブ84と、気化素
子81に燃料を供給する燃料入口85と、運転停止のと
きに気化器12内部の燃料ガスを送り出す戻り口86
と、バーナの燃焼熱を回収する熱回収部87とから構成
されている。
【0075】気化素子81は、セラミックの細かい粒子
を円筒状に焼結したもので、燃料を気化した際に発生す
るタール分は気化素子81の表面から内部の向かって堆
積される。気化器12の燃料入り口85は二重構造にな
っていて外側にステンレスパイプ88を配し、気化器1
2に入ってくる燃料の温度上昇を抑えるために気化器1
2からの熱伝導を低下させ、ステンレスパイプ88に伝
わる熱伝導を更に抑制するために、内側の銅パイプ89
より径を大きくし、銅パイプ89の先端は気化器12よ
り外側の位置までとなっている。
【0076】ソレノイドバルブ84は、電磁コイル90
と、可動片91と、吸着片92と、押圧用スプリング9
3とから構成されている。ソレノイドバルブ84は、電
磁コイル90に通電・非通電されると、可動片91が吸
着片92に吸着・離脱して、可動片91に装着されてい
るニードル83が移動して、気化器12のノズル82の
穴部を開・閉口する。
【0077】バーナ14は、気化器12で気化した燃焼
ガスと一次燃焼空気とを混合する混合管94と、混合さ
れた燃焼ガスを燃焼させる炎口95とから構成されてい
る。給油タンク6の燃料を気化器12に送る電磁ポンプ
13は、電磁ポンプ13の吸込み側を下方に、吐出側を
上方にして配設した送油ポンプである。
【0078】ドレンタンク18は、図17に示すよう
に、気化器12からの燃料ガスの戻りを一時的に溜める
容器で、運転開始時、若しくは停止時、室温制御におけ
る電磁ポンプ13が停止した時に、気化器12のノズル
82の閉塞によって気化器12内に残留している未燃焼
ガスを給油タンク6に戻す際に、一時的に溜める密閉状
態の容器96である。
【0079】気化器12とドレンタンク18をつなぐ経
路の途中に冷却フイン19には、図18に示すように、
戻り油経路を形成するパイプ300の周囲に薄いフィン
19aを複数枚配設したもので、気化器12から戻って
くる未燃焼ガスの熱を放熱する役割を担っている。
【0080】(石油ファンヒータの動作)次に、上記構
成の石油ファンヒータの動作を説明する。空になった給
油タンク6を本体1の蓋7を開けて、給油タンク6の取
っ手23を持って取り出し、取っ手23を上側にした状
態で給油キャップ24を緩めて外し、給油タンク6の給
油口26から燃料を給油する。
【0081】給油を完了したら本体1に燃料を入れた給
油タンク6を本体1の蓋7を開けて、本体の所定の位置
にセットすると、図9に示すように、給油タンク6側の
送油ジョイント9及び戻り油ジョイント21と燃焼部側
のこれらのジョイント受け10、22とが連結される。
このとき、送油ジョイント9と戻り油ジョイント21の
弁機構32,33の弁体36が、ジョイント受け10,
22側の弁体62b、67bの作動棒62e、67eと
接触して押えられ、ジョイント受け10,22側の弁孔
62a、67aが開弁される。
【0082】さらに、給油タンク6が本体1に挿入され
ると、ジョイント受け側の作動棒62e、67eの頭部
62c,67cが弁受け63、68で底当たり状態とな
るため、送油ジョイント9と戻り油ジョイント21の弁
機構32,33の弁体36が上方に移動し、スプリング
38の付勢力に抗して弁体36の閉止面のOリング37
とジョイント本体39の閉止面とに隙間が生じ、この隙
間より燃料が電磁ポンプ13側に流れる送油経路とドレ
ンタンク18から給油タンク6への戻り油経路とが形成
される。
【0083】また、戻り油ジョイント21においては、
弁体36と連通している空気弁機構49は、給油タンク
6が本体にセットされると、弁機構33の弁体36が上
動することにより空気弁機構49の弁体42が上動し、
シールナット46の穴46aから空気を取り入れるよう
になり開放状態になる。
【0084】石油ファンヒークの運転スイッチ(図示せ
ず)を操作して電源をONにすると、気化器12に取り
付けられた気化器ヒータ(図示せず)により、気化器1
2が加熱される。このとき、気化器サーミスタ(図示せ
ず)により前記気化器12の温度を検出しており、所定
温度まで気化器12が加熱されると、電磁ポンプ13が
駆動して給油タンク6内の液体燃料を吸上げ管34を介
して吸み上げ、これを送油ジョイント9、送油ジョイン
ト受け10を経由して気化器12に送る。
【0085】加熱された気化器12により液体燃料はガ
ス化し、バーナ14の炎口95から吹き出され、該炎口
95において点火されて燃焼室内で燃焼する。このと
き、室温サーミスタにより検知した室温と、操作部から
設定した設定温度との差に基づき、制御装置が電磁ポン
プ13の駆動を制御して気化器12へ送る液体燃料の量
を変化させることにより、燃焼による発熱量を適切に調
節する。
【0086】燃焼が開始し、フレームセンサーが予め設
定した電流値以上の炎電流を検出すると、ファンモータ
に通電されて送風ファンが回転し室内の空気を吸い込
む。なお、その回転速度は前記制御装置によって制御さ
れる。
【0087】吸い込まれた室内の空気は、燃焼室15内
で、得られる幅射熱を奪い、燃焼ガスとともに温風とし
て吹出し口5より本体1の外部(室内)へ吹き出し、室
内温度が上昇して温度を制御する。
【0088】ドレンタンク18内の未燃焼ガスは、送ら
れてきたときには気体で存在しているが、時間が経過す
ると温度が下がり気体から液体に変わって溜められる。
運転を停止したり、室温制御で燃焼がOFF状態になっ
たときに、ソレノイドバルブ84の通電がOFFし、ソ
レノイドバルブ84の可動片91が吸着片92より開放
され、吸着片92に装着されているニードル83が気化
器12のノズル82の穴部を塞ぐと、気化器12の内部
に残留している未燃焼ガスは、ソレノイドバルブ84の
本体とニードル83との閉止面の隙間を通過して、送油
パイプを経由してドレンタンク18に送られる。
【0089】点火時には、気化器12内で燃料の温度を
上げて液体から気体にして燃料ガスをノズル82から噴
出までの1〜2分間ニードル83でノズル82を閉塞状
態しているが、気化器12のノズル82の穴部が塞がれ
たことにより気化器12の内圧約0.2kg/cm2に上
がり、その圧力が送油パイプを経由してドレンタンク1
8の内部にかかり、 ドレンタンク18の容器96内の
液体になった燃料ガスの表面に圧力が加わり、油面を押
し下げてドレンタンク18の内部に設けられているパイ
プ99の下端のラッパ状口から液体になった燃料ガスを
給油タンク側に送り、この燃料を送油パイプを経由して
戻り油ジョイント受け22の通路65aから給油ジョイ
ント21の戻り通路47を経由して給油タンク6に送り
込まれる。
【0090】次に、燃焼状態での給油タンクの油量検知
機構26の作用について説明する。給油タンク6が満量
もしくはそれに近い状態にある場合、上側のプリズム体
27も燃料に浸漬している。この状態で、上側の発光素
子52から光線は、図7に示すように、プリズム体27
を通過して、プリズム体27の背面にある背面板28の
反射部28aで反射して戻り、受光素子53に入射され
る。
【0091】受光素子53に入射された光線量によっ
て、つまり光線量を電圧に変換して、マイコンヘ出力電
圧を送り、予め設定した電圧値以上であると、給油タン
クの検知点で燃料ありと判断して、ランプは消灯したま
まの状態を維持される。
【0092】燃焼を続行し、給油タンク6内の油量が減
少していくと、上側のプリズム体27が燃料から出る状
態で、上側の発光素子52から光線は、図8に示すよう
に、プリズム体27によって境界面で反射され、受光素
子53には光線が入射しない。これによって、受光素子
53に戻ってくる光線の量がほとんどなくなるため、そ
の光量が電圧に変換されてマイコンに送られた場合、予
め設定した電圧値以下となり、給油タンク6の検知点で
燃料なしと判断して、ランプを点灯し、給油タンク6内
の残油量の状態をランプで表示する。
【0093】燃焼を更に続行していくと、給油タンク6
内の油量が減少し、給油タンク6のに底面近くなると、
下側のプリズム体27cが燃料から出る状態では、上側
の発光素子52cから光線は、図8に示すように、プリ
ズム体27cの境界面で反射され、受光素子53cには
入射しない。これによって、受光素子53cに戻ってく
る光量はほとんどなくなり、この光線量を電圧に変換し
てマイコンに入力された場合、予め設定した電圧値以下
と判断して、給油タンクの検知点で燃料なしと判断し
て、使用者に給油タンク6の燃料補給を知らせるランプ
を点灯して表示する。
【0094】上記給油タンク6の本体装着状態において
は、プリズム体27を含む検知窓260は、タンク表面
より後退した位置に配置されており、また、油量検知セ
ンサー520もタンクガイド11から後退した位置に配
置されているため、給油タンク6を本体に対して出し入
れする際に、これらプリズム体27や油量検知センサー
が傷付くことなく、油量検知センサー520からの出力
を安定して取り出すことができる。
【0095】[第2の実施形態]図19は第2の実施形
態である油量検知機構におけるタンク装着時の状態を示
す概略構成図、図20は同じくタンク取り外し時の状態
を示す概略構成図である。
【0096】本実施形態における油量検知機構26は、
発光素子61、受光素子62の油量検知センサー520
側を給油タンクに対して移動させ、給油タンクのプリズ
ム体27に密着させて、位置ズレを防止して焦点距離を
一定に保持し、誤検知を防止するようにしたものであ
る。
【0097】すなわち、図19、図20に示すように、
油量検知センサー520を給油タンク6の本体装着後に
給油タンク側に移動させる移動手段600が設けられて
いる。このセンサー移動手段600は、本体に給油タン
ク6を収納する収納部周辺のタンクガイド11の下面、
つまり、給油タンク6の底面側に配置され油量検知セン
サー側端部が軸601を介して回動自在に軸支されたタ
ンク載台602と、タンクガイド11に形成された開口
521に臨む油量検知センサー520を保持するアーム
603とがL字形に連接されている。
【0098】このアーム603を油量検知センサー52
0が開口521からタンク収納室の側壁裏面側に離間す
る方向に付勢するスプリング604が載台602の下面
に配設されている。
【0099】載台602及びアーム603は、一枚の金
属板をL字形に折曲形成して、その略中央の折曲部に軸
部601が形成されている。軸部601は、タンクガイ
ド11の下端と本体の底面の置き台1aとの間の空間に
配置され、置き台1a上に形成された軸受け部605に
回動自在に支持されている。
【0100】油量検知センサー520は、図5に示すも
のと同様に、プリズム体27に光を照射する発光素子5
2と、プリズム体27からの反射光を受光する受光素子
53と、発光素子52及び受光素子53が実装されたプ
リント基板54と、このプリント基板54を収納するケ
ース55とを備えている。
【0101】ケース55は、アーム603の給油タンク
側に固定されたボックス状の脚台606の開口(図示
略)に摺動自在に嵌合されると共に、ケース55の下端
外周部に形成された外方向に広がるフランジ55aによ
って脚台606から抜け出し不能に支持されている。
【0102】また、ケース55のフランジ55aとアー
ム603との間には、複数の弾性スプリング607が介
在され、このスプリング607の付勢力によりケース5
5を給油タンク側に付勢するようにし、ケース55の端
面が給油タンクの本体装着状態で給油タンク6側の検知
窓620のプリズム体27に弾接するようになってい
る。なお、その他の構成は上記第1の実施形態と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0103】上記構成においては、給油タンク6を本体
1の収納する収納部のタンクガイド11の内側に挿入す
ると、収納部底面に設けてある載台602が給油タンク
6の重量により、スプリング604の付勢力に抗して本
体底面側に押し下げられる。
【0104】そうすると、載台602が軸601周りに
回動して、これと連接するアーム603がタンクガイド
11側に回動し、アーム603の内面に設置された油量
検知検知センサー520を収納したケース55が、タン
クガイド11より離れていたのが前進して、給油タンク
6を本体1の収納する収納部のタンクガイド11の開口
521から突出し、給油タンク6の表面から奥側にある
プリズム体27の表面に接触する。
【0105】これにより、給油タンク6のプリズム体2
7と、油量検知センサー520のケース55とが接触
し、両者間に位置ズレがなくなり、発光素子52からの
光線を正確に受光素子53に入射させることができるの
で、正確な油量検知が可能となる。
【0106】一方、給油タンク6を本体から取り外すた
めに、載台602から上方に移動させると、載台602
はスプリング604の付勢力により上方に回動し、これ
に連接するアーム603は軸部601周りに回動してタ
ンクガイド11から離れる方向に移動する。そのため、
アーム603に取り付けられた油量検知センサー520
もタンクガイド11の開口521から後退して没入状態
となる。したがって、油量検知センサー520が給油タ
ンク6の出し入れ時に給油タンク6などと接触すること
なく、損傷を防止できる。
【0107】[第3の実施形態]図21は第3の実施形
態である油量検知機構の概略構成図である。図示のごと
く、本実施形態における油量検知機構26は、油量検知
センサー520を給油タンク6の本体装着後に給油タン
ク側に移動させる移動手段600が設けられている。こ
のセンサー移動手段600は、タンク収容室の側壁に形
成された開口521に対して油量検知センサー520を
出退自在に移動するために連絡シャフト608により油
量検知センサー520のケース55と連結された電磁コ
イル609と、この電磁コイル609を制御する制御部
610と、本体のタンク蓋7の開閉を検知する蓋開閉検
知センサー611とから構成されている。
【0108】そして、制御部610は、蓋開閉検知セン
サー611からの蓋開放信号を受けて油量検知センサー
520を後退させ、また、蓋閉鎖信号を受けて油量検知
センサー520を給油タンク側に移動させるよう電磁コ
イル609を制御するようにしている。
【0109】油量検知センサー520は、上記第1及び
第2の実施形態(図5参照)と同様に、プリズム体27
に光を照射する発光素子52と、プリズム体27からの
反射光を受光する受光素子53と、発光素子52及び受
光素子53が実装されたプリント基板54と、このプリ
ント基板54を収納するケース55とを備えている。
【0110】電磁コイル609は、置き台1a上の支持
台612に配置され、電磁コイル609の励磁・消磁に
より、ケース55がタンクガイド11の開口521から
出退自在な構成とされている。
【0111】蓋開閉検知センサー611は、本体の収納
室を閉塞する蓋7の閉位置下面側に配置されたマイクロ
スイッチであって、蓋7の閉鎖によりON信号を、また
蓋の開放によりOFF信号を制御部610に出力するよ
うになっている。
【0112】制御部610は、一般的なマイクロコンピ
ュータから構成され、蓋開閉検知センサー611からの
開閉信号を受けて電磁コイル609を駆動制御するよう
になっている。なお、その他の構成は上記第1の実施形
態と同様であるので、その説明を省略する。
【0113】上記構成において、本体1の給油タンク6
を収納する収納部の蓋7を開けて、給油タンク6をタン
クガイド11の内側に挿入すると、蓋7を閉じたとき
に、蓋7の開閉を検知する手段のマイクロスイッチ61
1がON状態になり、その信号を受けて電磁コイル60
9に電圧が印加され、電磁コイル609に付随している
連絡シャフト608が、油量検知センサー520を納め
たケース55をタンクガイド11の開口521から給油
タンク6側に突出させ、給油タンク6の表面から奥まっ
た位置にあるプリズム体27の表面に接触させる。
【0114】これにより、給油タンク6のプリズム体2
7と、油量検知センサー520のケース55とが密着
し、位置ズレを生じることなく、発光素子52からの光
線を受光素子53に確実に入射するので、正確な油量検
知が可能となる。
【0115】給油タンク6に燃料を補給するために、本
体の蓋7を開けたとき、蓋開閉検知センサー611がO
FF状態となり、制御部610では、この信号を受けて
電磁コイル609を消磁する。
【0116】そうすると、電磁コイル609に内臓され
たスプリング(図示略)の付勢力により、油量検知セン
サー520がタンクガイド11の開口521に没入する
ようになる。したがって、この状態で給油タンク6を本
体から取り出しても油量検知センサー520が傷付くこ
とがなく、安定した出力を保持することができる。
【0117】[第4の実施形態]図22は第4の実施形
態である油量検知機構の概略構成図である。図示のごと
く、本実施形態の油量検知機構26は、油量検知センサ
ー520を給油タンク6の本体装着後に給油タンク側に
移動させる移動手段600が設けられている。このセン
サー移動手段600は、タンク収容室のタンクガイド1
1に形成された開口521に対して連絡シャフト608
を介して油量検知センサー520を出退自在に移動する
電磁コイル609と、この電磁コイル609を制御する
制御部610と、給油タンク6の本体装着の有無を検知
するタンク装着検知センサー613とから構成されてい
る。
【0118】制御部610は、一般的なマイクロコンピ
ュータから構成され、油量検知センサー520からの燃
料なし信号を受けて油量検知センサー520を後退さ
せ、また、タンク装着信号を受けて油量検知センサー5
20を給油タンク側に移動させるよう電磁コイル609
を制御するようにしている。制御部610は、上記制御
の他に、油量検知センサー520からの燃料なし信号を
受けて、操作部4の給油ランプ614を点灯させる機能
も有している。
【0119】油量検知センサー520は、上記第1〜第
3の実施形態(図5参照)と同様に、プリズム体27に
光を照射する発光素子52と、プリズム体27からの反
射光を受光する受光素子53と、発光素子52及び受光
素子53が実装されたプリント基板54と、このプリン
ト基板54を収納するケース55とを備えている。
【0120】電磁コイル609は、上記第3の実施形態
と同様に、置き台1a上の支持台612に配置され、電
磁コイル609の励磁・消磁により、ケース55がタン
クガイド11の開口521から出退自在な構成とされて
いる。
【0121】タンク装着検知センサー613は、タンク
収納室の底部にある置き台1aから接点が出没自在に設
置されたマイクロスイッチから構成され、給油タンク6
の本体装着により、タンク底部と接触してON信号(タ
ンク装着信号)を出力し、また、給油タンク6との取り
出しによりタンク底部と離間してOFF信号を出力する
ようになっている。その他の構成は上記第1の実施形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0122】上記構成においては、給油タンク6を本体
1のタンクガイド11の内側に挿入し、給油タンク6が
置き台1aに装着されると、置き台1aの裏側に配置さ
れたタンク装着検知センサー613がON状態になり、
制御部610では、その信号を受けてタンクガイド11
に配設している電磁コイル609に電圧を印加して連絡
シャフト608を介して油量検知センサー520をタン
クガイド11の開口521からタンク収納室側に突出さ
せ、給油タンク6の表面から奥まった位置にあるプリズ
ム体27の表面に接触させる。
【0123】これにより、給油タンク6のプリズム体2
7と、油量検知センサー520のケース55とが密着
し、位置ズレを生じることなく、発光素子52からの光
線を受光素子53に入射するので、誤検知を防止するこ
とができる。
【0124】また、給油タンク6内の燃料がなくなる
と、油量検知センサー520からの信号により、制御部
610では、操作部4の給油ランプ614が点灯すると
共に、電磁コイル609への印加電圧を解除し、電磁コ
イル609に内臓されているスプリングの付勢力を利用
して油量検知センサー520を納めたケース55をプリ
ズム体27との密着状態から離して、元の状態に瞬時に
戻す。
【0125】そのため、給油タンク6に燃料がなくな
り、給油タンク6を抜き出しても、給油タンク6が油量
検知センサー520のケース55と触れることがなく、
損傷を防止し、安心して使用することができる。
【0126】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加
えることができるのは勿論である。例えば、第3実施形
態及び第4実施形態に示す電磁コイルに代わり、流体シ
リンダやモータを使用した駆動方式を採用してもよい。
【0127】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、給油タンクの燃料を直接燃焼部に送る直接給油
方式において、給油タンクの側面のプリズム体をタンク
の表面から後退させ、また、プリズム体に対向する油量
検知センサーを本体内の給油タンク収納部の表面より奥
側に配設したことにより、給油タンクの本体への出し入
れ時に、給油タンクのプリズム体や、発光素子・受光素
子とからなる検知センサーが触れたり擦れたりすること
がなく、損傷を防止でき、また、透過率が低下せずに正
確に光線をキャッチすることができる。
【0128】また、前記受発光素子からなる油量検知セ
ンサーを給油タンクの本体装着時に給油タンク側に移動
させるようにしているので、油量検知センサーを給油タ
ンクのプリズム体に接近(密着)させて、位置ズレや油
量検知センサーとプリズム体との焦点距離を一定に管理
することができ、誤検知を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る石油ファンヒータの正
面部分断面図
【図2】図1の液体燃料燃焼装置の概略図
【図3】図2の給油タンクの概略図
【図4】図2の給油タンクの油量検知機構のプリズム体
の概略図
【図5】図4の給油タンクの油量検知機構のプリズム体
と発光素子の概略構造図
【図6】図4の発光素子・受光素子の概略構造図
【図7】図4の給油タンクに燃料が有る場合の油量検知
機構におけるプリズム体と受発光素子の光線の動きを示
し、(a)はその側面図、(b)は平面図
【図8】図4の給油タンクに燃料がない場合の油量検知
機構におけるプリズム体と受発光素子の光線の動きを示
し、(a)はその側面図、(b)は平面図
【図9】図2の給油タンクにおける送油側及び戻り油側
の接続手段を示す概略斜視図
【図10】図7の給油タンクの送油側ジョイントの概略
【図11】図8の送油側ジョイントの構造図
【図12】図7の送油側ジョイント受け及び空気弁の構
造図
【図13】図7の給油タンクにおける戻り油側ジョイン
トの構造図
【図14】図7の戻り油側ジョイント受けの構造図
【図15】図3の給油タンクの圧力弁付き給油キャップ
の構造図
【図16】図2のバーナと気化器の構造図
【図17】図2のヒートポンプの構造図
【図18】図2の冷却フィンの構造図
【図19】第2の実施形態である油量検知機構における
タンク装着時の状態を示す概略構成図
【図20】同じく油量検知機構におけるタンク取り外し
時の状態を示す概略構成図
【図21】第3の実施形態である油量検知機構の概略構
成図
【図22】第4の実施形態である油量検知機構の概略構
成図
【図23】従来の石油ファンヒータの一例を示す一部省
略正面断面図
【図24】図23の石油ファンヒータの概略的な側面断
面図
【図25】図23の燃料タンク内の油量検知機構の概略
【符合の説明】
1 石油ファンヒータ本体 2 前板 3 天板 4 操作部 5 吹出し口 6 給油タンク 7 蓋 8 置き台 9 送油ジョイント 10 送油ジョイント受け 11 タンクガイド 12 気化器 13 電磁ポンプ 14 バーナ 15 燃焼室 16 仕切板 17 バーナボックス 18 ドレンタンク 19 冷却フィン 20 空気弁 21 戻り油ジョイント 22 戻り油ジョイント受け 23 取っ手 24 圧力弁付き給油キャップ 25 油量計 26 油量検知機構 27 プリズム体 37 吸上げ管 52 発光素子 53 受光素子 55 ケース 520 油量検知センサー 521 開口 600 センサー移動手段 602 載台 603 アーム 609 電磁コイル 610 制御部 611 蓋開閉検知センサー 613 タンク装着検知センサー 614 給油ランプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に取り外し自在の給油タンクと、
    給油タンクの燃料を気化器に送る電磁ポンプと、燃料を
    加熱して気化する気化部と、気化した燃料ガスを燃焼さ
    せる燃焼部とを備えた液体燃料燃焼装置において、 前記給油タンクの側面に配置されタンク内の液位を検知
    する透光性のプリズム体と、発光素子及び受光素子から
    なり、前記プリズム体に対向して本体側に配置された油
    量検知センサーとを備え、前記プリズム体が給油タンク
    の表面より奥側に配設されたことを特徴とする液体燃料
    燃焼装置の油量検知機構。
  2. 【請求項2】 前記油量検知センサーが、本体内の給油
    タンク収納部の表面より奥側に配設された請求項1記載
    の油量検知機構。
  3. 【請求項3】本体内に取り外し自在の給油タンクと、給
    油タンクの燃料を気化器に送る電磁ポンプと、燃料を加
    熱して気化する気化部と、気化した燃料ガスを燃焼させ
    る燃焼部とを備えた液体燃料燃焼装置において、 前記給油タンクの側面に配置されタンク内の液位を検知
    する透光性のプリズム体と、発光素子及び受光素子から
    なり、前記プリズム体に対向して本体側に配置された油
    量検知センサーとを備え、前記油量検知センサーを給油
    タンクの本体装着後に給油タンク側に移動させる移動手
    段が設けられたことを特徴とする液体燃料燃焼装置の油
    量検知機構。
  4. 【請求項4】 前記センサー移動手段は、本体の給油タ
    ンク収納室の底部側に配置され油量検知センサー側端部
    が回動自在に軸支されたタンク載台と、タンク収容室の
    側壁に形成された開口に臨む前記油量検知センサーを保
    持するアームとがL字形に連接され、前記アームを油量
    検知センサーが開口からタンク収納室の側壁裏面側に離
    間する方向に付勢するスプリングが設けられた請求項3
    記載の油量検知機構。
  5. 【請求項5】 前記センサー移動手段は、タンク収容室
    の側壁に形成された開口に対して油量検知センサーを出
    退自在に移動する駆動手段と、この駆動手段を制御する
    制御部と、前記本体のタンク蓋の開閉を検知する蓋開閉
    検知センサーとから構成され、前記制御部は、蓋開閉検
    知センサーからの蓋開放信号を受けて油量検知センサー
    を後退させ、また、蓋閉鎖信号を受けて油量検知センサ
    ーを給油タンク側に移動させるよう前記駆動手段を制御
    するようにした請求項3記載の油量検知機構。
  6. 【請求項6】前記センサー移動手段は、タンク収容室の
    側壁に形成された開口に対して油量検知センサーを出退
    自在に移動する駆動手段と、この駆動手段を制御する制
    御部と、前記給油タンクの本体装着の有無を検知するタ
    ンク装着検知センサーとから構成され、前記制御部は、
    油量検知センサーからの燃料なし信号を受けて油量検知
    センサーを後退させ、また、タンク装着信号を受けて油
    量検知センサーを給油タンク側に移動させるよう前記駆
    動手段を制御するようにした請求項3記載の油量検知機
    構。
  7. 【請求項7】前記駆動手段は、油量検知センサーの保持
    ケースに連接された電磁コイルから構成された請求項5
    又は6記載の油量検知機構。
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