JP6280450B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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本発明は、器具ケース内にバーナや燃焼ファンを収納して成る給湯器等の燃焼装置に関するものである。
給湯器等の燃焼装置の構成としては、様々なものが提案され、実用化も行われており、図3(a)には、開発中の屋内配置型の燃焼装置1の外観構成が示されている。同図に示される燃焼装置1は、器具ケース2を有し、該器具ケース2は、図3(b)に示されるように、一つの面である前面が略全面開口3のケース本体4と、該開口3を覆うカバー部材としてのフロントカバー5とを有しており、該フロントカバー5はケース本体4に着脱自在に設けられている。
また、フロントカバー5には、後述する燃焼ファンによって吸気される空気の吸気口9が形成され、該吸気口9には吸気フィルタ10が着脱自在に設けられている。なお、例えば吸気口9の形成縁部には貫通孔11が形成されており、吸気口9に吸気フィルタ10を装着してロック操作部12を図の右方向にスライド移動させると、吸気フィルタ10がフロントカバー5に装着状態で固定され、また、ロック操作部12に設けられた突起部40(吸気フィルタ10の裏面側に突出する突起部)が貫通孔11を通してフロントカバー5の裏面側に突出する。
図4に示されるように、この燃焼装置1には、器具ケース2内に燃焼室6が設けられ、燃焼室6内には図示されていないバーナが設けられている。燃焼室6の上側には、そのバーナにより加熱される熱交換器7が設けられ、燃焼室6の下側には、バーナの燃焼の給排気を行なう燃焼ファン8が設けられている。また、この燃焼ファン8とバーナを含む燃焼装置1の動作部(同図には図示されていないが、バーナへの点火手段やサーミスタ等、様々な動作部)が、器具ケース2内の適宜の配設場所に設けられている。さらに、これらの動作部の動作制御を行う制御装置(図示せず)も器具ケース2内に設けられ、制御装置によってバーナの燃焼制御や燃焼ファン8の駆動制御が適宜行われる。
器具ケース2の上部側には、前記バーナの燃焼により形成される燃焼ガスの排気口(図示せず)が形成されており、該排気口から排気される燃焼ガスを外部に導出するための排気筒13が器具ケース2の天板から上側に突出して設けられている。また、図3(a)に示されるように、燃焼装置1の前記動作部や制御装置を外部電源と電気的に接続するための電源接続用コード14が器具ケース4の外部に引き出されている。
この燃焼装置1は、燃焼ファン8の回転によって、器具ケース2の外部の空気(燃焼用空気)を吸気口9から吸気フィルタ10を介して吸気してバーナに送り、この空気と、ガス管(図示せず)を通ってバーナに供給されるガスとによってバーナの燃焼を行う。また、燃焼装置1は、バーナの燃焼により生じた燃焼ガスを、燃焼ファン8の回転によって燃焼室6から前記排気口側に送り、排気筒13を通して排気する。そして、排気筒13には燃焼装置1の施工場所において煙突が取り付けられることから、屋内に配置された燃焼装置1からの燃焼ガス(排気ガス)が、その煙突を通して適宜屋外に排出されるようになっている。
なお、前記燃焼室6内の構成や熱交換器7の構成等は様々なものが提案されているが(例えば、特許文献1、2、参照)、それらの構成は周知であるので、その詳細説明は省略する。
特許第3655724号公報 特許第5188532号公報
ところで、前記のように、器具ケース2のケース本体4にフロントカバー5を装着して形成される燃焼装置1において、フロントカバー5に吸気口9と吸気フィルタ10を設けると、吸気口9の面積を広く取ることができるというメリットや、吸気フィルタ10を掃除しやすいといったメリットがあるものの、例えば吸気フィルタ10を掃除等により外した際に吸気フィルタ10を付け忘れた状態で燃焼装置1の燃焼動作を行ってしまうと、燃焼装置1内に埃等が入り、燃焼不良の問題が発生してしまうおそれがある。
そこで、例えば特許文献1に記載されている燃焼装置のように、フロントカバー5の吸気フィルタ10に係合するスイッチをケース本体4側(例えばケース本体4に収納された燃焼室の壁面)に設け、吸気フィルタ10が装着された状態のフロントカバー5がケース本体4に装着されるとフロントカバー5の装着状態が検出されて、燃焼装置による燃焼運転を可能とする構成が提案されている。このような提案においては、フロントカバー5の装着状態が検出されない(非装着状態が検出された)際には、燃焼装置の燃焼運転が停止するように構成することによって、吸気フィルタ10を付け忘れた状態で燃焼装置1の燃焼動作を行おうとしても燃焼運転は行えないため、前記のような問題を回避できる。
しかしながら、燃焼装置1を製造する際には、例えば、器具ケース2のケース本体4に燃焼装置1の構成要素を収納して、フロントカバー5を開いたままで様々な検査を行い、その後、フロントカバー5を閉じて出荷することになっており、この状態で燃焼装置1の操作用のリモコン装置を接続することはしないので、フロントカバー5を閉じた状態で(前記スイッチが適切に作動して)燃焼装置1が的確に燃焼動作を行えるかどうかを検査室内で検出することはできない。
そのため、フロントカバーの装着に伴って前記スイッチが適切に作動したかどうかを確認することができず、もしも前記スイッチが的確に作動しなければ、例えば燃焼装置1の施工場所において掃除などで外した吸気フィルタ10を付け忘れた状態が生じた場合でも燃焼装置1の燃焼動作が行えることになり、問題であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、例えば器具ケースのカバー部材を開いた状態での燃焼装置の検査終了後にカバー部材を閉じて出荷する際、カバー部材が適切に装着されて燃焼装置が動作可能となっているかどうかを確認できる燃焼装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、器具ケース内に、バーナと該バーナの給排気用の燃焼ファンとを含む燃焼装置の動作部が設けられ、該動作部を外部電源と電気的に接続するための電源接続用コードが前記器具ケースの外部に引き出されており、該器具ケースは一つの面が略全面開口のケース本体と該開口を覆うカバー部材とを有して、該カバー部材が前記ケース本体に着脱自在に設けられ、該ケース本体に前記カバー部材が装着状態のときに前記燃焼ファンの駆動動作を含む前記動作部の動作を可能とし前記ケース本体に前記カバー部材が非装着状態のときには前記動作部の動作を不可とするカバー装着時動作許可スイッチが設けられており、前記ケース本体に前記カバー部材が装着されることにより前記カバー装着時動作許可スイッチによって前記動作部の動作が可能とされている状態で前記電源接続用コードが外部の電源に接続されたときに、該接続時から予め定められたファン駆動設定時間だけ試験的に前記燃焼ファンを駆動させるファン試験的駆動制御手段が設けられている構成をもって課題を解決するための手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記器具ケースの開口は該器具ケースの前面に形成されて、カバー部材は前記開口を覆うフロントカバーにより形成され、該フロントカバーには燃焼ファンによって吸気される空気の吸気口が形成されて、該吸気口には吸気フィルタが設けられ、該吸気フィルタを装着した状態の前記フロントカバーを前記ケース本体に装着したときにカバー装着時動作許可スイッチのスイッチ操作部を押すことによってカバー装着時動作許可スイッチにより燃焼装置の動作部を動作可能とするスイッチ押部が前記フロントカバー側に設けられていることを特徴とする。
さらに、第3の発明は、前記第1または第2の発明の構成に加え、前記ファン試験的駆動制御手段は、燃焼装置の外部に設けられるリモコン装置が前記燃焼装置の制御装置に信号接続された以降は試験的に燃焼ファンを駆動させる動作を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、一つの面が略全面開口のケース本体と該開口を覆うカバー部材とを有して、該カバー部材が前記ケース本体に着脱自在に設けられた器具ケース内にバーナと燃焼ファンとを含む燃焼装置の動作部が設けられ、ケース本体にカバー部材が装着状態のときに前記燃焼ファンの駆動動作を含む前記動作部の動作を可能とし、ケース本体に前記カバー部材が非装着状態のときには前記動作部の動作を不可とするカバー装着時動作許可スイッチが設けられているので、カバー部材が非装着状態で燃焼装置の動作部が動作を行うことを防ぐことができる。
また、本発明によれば、ケース本体にカバー部材が装着されることにより前記カバー装着時動作許可スイッチによって前記動作部の動作が可能とされている状態で前記電源接続用コードが外部の電源に接続されたときには、該接続時から予め定められたファン駆動設定時間だけ試験的にファン試験的駆動制御手段が前記燃焼ファンを駆動させるので、例えば燃焼装置の製造時に、カバー部材を非装着状態で器具ケースの器具ケースに収容した燃焼装置の動作部を検査した後、ケース本体にカバー部材を装着して出荷する際、電源接続用コードを外部電源に接続するといった簡単な操作を例えば検査者が行うことにより、燃焼ファンの駆動音や排気口から出る空気の流れを確認することによって燃焼装置が的確に燃焼動作を行えるかどうか(つまり、カバー装着時動作許可スイッチが的確に動作して、カバー部材をケース本体に装着されているときに燃焼装置の動作部が動作可能となること)を確認することができる。
なお、カバー部材が装着される前に電源接続用コードを接続して燃焼ファンの試験的駆動が行われないことを確認する、あるいは、カバー部材が装着されて燃焼装置が的確に燃焼動作を行えることを確認できてから、カバー部材を外してみて燃焼ファンの試験的駆動が行われないことを確認すること等により、カバー部材が装着されていないときには燃焼装置の動作部が動作不可となることを確認できる。
また、器具ケースの開口を該器具ケースの前面に形成し、カバー部材は前記開口を覆うフロントカバーにより形成し、該フロントカバーには燃焼ファンによって吸気される空気の吸気口を形成して、該吸気口に吸気フィルタを設けることにより、吸気口を広く取ることができるというメリットや吸気フィルタを掃除しやすいといったメリットがある。
そして、吸気フィルタを装着した状態の前記フロントカバーを前記ケース本体に装着したときに、カバー装着時動作許可スイッチのスイッチ操作部を押すことによってカバー装着時動作許可スイッチにより燃焼装置の動作部を動作可能とするスイッチ押部を前記フロントカバー側に設けることによって、簡単な構成でカバー装着時動作許可スイッチを作動させることができるし、吸気フィルタがフロントカバーに非装着状態ではカバー装着時動作許可スイッチが作動しないので、吸気フィルタの付け忘れを確実に防ぐことができる。
さらに、ファン試験的駆動制御手段は、燃焼装置にリモコン装置が信号接続された以降は試験的に燃焼ファンを駆動させる動作を行わないようにすることで、燃焼装置の施工後に利用者が電源接続用コードを電源に抜き差ししても電源接続用コードを接続したときに燃焼ファンが試験的に回ることがなく、利用者が燃焼ファンの駆動を不振に思ったり驚いたりすることを防ぐことができるし、燃焼装置施工後の燃焼ファン試験的駆動による電力の無駄を生じさせなくてすむ。
本発明に係る燃焼装置の一実施例の要部制御構成を示すブロック図である。 実施例の燃焼装置のカバー装着時動作許可スイッチの構成と動作を説明するための模式的な説明図である。 開発中の燃焼装置の外観構成を示す斜視説明図(a)と、その器具ケースを分解状体で示す斜視説明図(b)である。 開発中の燃焼装置を器具ケースを透かして模式的に示す説明図である。 排気筒付きの燃焼装置への煙突装着不良状態例を説明するための模式的な断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、これまでの説明と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
本発明に係る燃焼装置の一実施例は、図3、図4に示したような開発中の燃焼装置とほぼ同様に構成されており、本実施例の特徴的なことは、図4に示されるように、カバー装着時動作許可スイッチ15を設け、図1に示されるような特徴的な制御構成を設けたことである。
カバー装着時動作許可スイッチ15は、ケース本体4にフロントカバー5が装着状態のときに、燃焼ファン8の駆動動作を含む燃焼装置1の動作部の動作を可能とし、ケース本体4にフロントカバー5が非装着状態のときには前記動作部の動作を不可とするスイッチであり、図4に示されるように、燃焼室6の前側下端部に設けられた支持板部34に取り付けられている。
また、カバー装着時動作許可スイッチ15は、例えば図2に示されるような構成を有している。つまり、カバー装着時動作許可スイッチ15は、スイッチ操作部としての可動板部31を有しており、可動板部31は支持板部34の手前側に設けられ、支持板部34に形成されたガイド部35にガイドされて図の左右方向に進退移動可能と成している。なお、ガイド部35は紙面に対して手前側となる方向に突出形成された板状の部材により形成されており、図2においては、ガイド部35の構成は一部省略して示されている。
可動板部31は、図の左端側の屈曲部30が紙面に対して手前側となる方向に屈曲していて断面略L字形状に形成されており、後述するように、フロントカバー5側に設けられた突起部40が屈曲部30を図の右側に押すことにより、可動板部31が図の右側にスライド移動し(図2(b)、参照)、カバー装着時動作許可スイッチ15がオンするように構成されている。
可動板部31には中央側にバネ設置穴部41が形成され、支持板部34には紙面の手前方向に突出形成されたバネ固定板部39が設けられて、バネ設置孔部41に嵌合されている。また、バネ設置穴部41にはバネ32が設けられ、バネ32の一端側(図の右端側)はバネ固定板部39に固定されている。一方、バネ32の他端側(図の左端側)は可動板部31に固定されており、図2(a)に示されるように、バネ32の付勢力によって可動板部31がケース本体4の開口3側(図の左側)に付勢されている。なお、バネ32はコイル状に形成されているが、図2においては簡略化して示している。
また、可動板部31の上側には信号送信部36が設けられて支持板部34に固定されており、信号送信部36には薄板状のスイッチオンオフ動作部37が回転支持部38を介して信号送信部36に回転自在に設けられて、スイッチオンオフ動作部37が可動板部31の上端側に接している。
図2(a)に示されるように、ケース本体4にフロントカバー5が装着されていない状態のときには、前記の如く、バネ32の付勢力によって可動板部31がケース本体4の開口3側に付勢されており、このとき、スイッチオンオフ動作部37が信号送信部36から離れていてスイッチオフ状態と成している。本実施例では、このようにスイッチオフのとき、燃焼ファン8の駆動動作を含む燃焼装置1の動作部の動作は不可とされる。
それに対し、図2(b)に示されるように、吸気フィルタ10が装着されたフロントカバー5がケース本体4に装着されると、フロントカバー5側(吸気フィルタ10側)に設けられた突起部40が可動板部31を図の右側に押し、バネ32の付勢力に抗して可動板部31を図の右側に移動させる。このとき、可動板部31の上部側に接して設けられているスイッチオンオフ動作部37が回転して信号送信部36に接した状態となり、スイッチオン状態となる。そして、このようにスイッチオンのとき、信号送信部36から送信される信号によって、燃焼装置1の動作部の動作を可能とされる。
つまり、本実施例では、吸気フィルタ10を装着した状態のフロントカバー5をケース本体4に装着したときに、突起部40がカバー装着時動作許可スイッチ15のスイッチ操作部である可動板部31を押すことによって、カバー装着時動作許可スイッチ15をオンし、カバー装着時動作許可スイッチ15により燃焼装置1の動作部を動作可能とするスイッチ押部が、フロントカバー5側に設けられており(ここでは吸気フィルタ10側の突起部40により形成され)、吸気フィルタ装着のフロントカバー5がケース本体4に装着されていない時やフロントカバー5がケース本体4から外れたときには(フロントカバー5から吸気フィルタ10が外れているときにも)、燃焼装置1の動作部の動作は不可となる。
また、図1に示されるように、本実施例において、燃焼装置1の制御装置16内には、電源回路17と、ファン試験的駆動制御手段18と、燃焼制御手段19とが設けられており、燃焼制御手段19は、燃焼装置1の動作部としての燃焼ファン8、ガス電磁弁20、ガス比例弁21、給湯サーミスタ22、流量センサ23に信号接続されている。なお、燃焼装置1の動作部は、これら以外の構成要素もあるが、その説明は省略する。また、制御装置16には、例えば燃焼装置1の施工後に、燃焼装置1の外部に設けられるリモコン装置24が信号接続される。
電源回路17は、電源接続用コード14に信号接続され、電源接続用コード14が外部電源に接続されたときに、外部電源からの電力をファン試験的駆動制御手段18と燃焼制御手段19とに加える。
燃焼制御手段19は、燃焼装置1の給湯通路の先端側に設けられている給湯栓が開かれて流量センサ23の検出信号が予め定められている最低作動流量に達したときには、燃焼ファン8を回転させ、ガス電磁弁20を開き、バーナの点火を行い、給湯サーミスタ22の検出温度が予め冷められている給湯設定温度となるように、ガス比例弁21の制御によってバーナへの供給燃料ガス量を調節してバーナの燃焼制御を行う。なお、この燃焼制御方法についての詳細説明は省略するが、これまでに提案されているものや今後提案されるもの等、様々なものが適用される。
ファン試験的駆動制御手段18は、ケース本体4にフロントカバー5が装着されることにより前記のようにカバー装着時動作許可スイッチ15がオンし、カバー装着時動作許可スイッチ15によって燃焼装置1の前記動作部の動作が可能とされている状態で電源接続用コード14が外部の電源に接続されたときに、電源回路17からの電源接続信号を受け、該接続時から予め定められたファン駆動設定時間だけ試験的に燃焼ファン8を駆動させる(給湯のための水の導入に関わらず、燃焼ファン8を回転駆動させる)。
なお、ファン試験的駆動制御手段18は、燃焼装置1の制御装置16にリモコン装置24が信号接続された以降は、前記のようにして試験的に燃焼ファン8を駆動させる動作を行わないように構成されている。
本実施例は以上のように構成されており、例えば燃焼装置1を製造する際に、器具ケース2のケース本体4に燃焼装置1の動作部等の構成要素を収納してフロントカバー5を開いたままで様々な検査を行った後、フロントカバー5を閉じて出荷する際に、吸気フィルタ10が装着されたフロントカバー5をケース本体4に装着することによりカバー装着時動作許可スイッチ15が的確に動作するようになっていれば、電源接続用コード14を電源に接続するだけで燃焼ファン8が回転駆動するので、その駆動音や空気の流れを検査者等が確認することができる。そのため、カバー装着時動作許可スイッチ15が的確に動作して、燃焼装置1の動作部の動作が的確に行われることを確認できる。
また、本実施例のように燃焼装置1を洗面所等へ設置する屋内配置型として燃焼装置1の排気筒13に外部の煙突を接続する構成とした場合は、例えば図5に示されるように、燃焼装置1の施工時に排気筒13に煙突25を接続した際に、例えば煙突25が斜めに装着されて適切な位置まで装着されないことや、煙突25と排気筒13とを気密接続するために設けられるOリング26が、図の破線に示されるように、煙突25の斜め装着時に煙突25の先端部に押されてずれてしまうこと等がある。
それに対し、本実施例では、前記のような煙突25の接続不良が生じた場合には、電源接続用コード14を洗面所等にある電源に接続するだけで燃焼ファン8が駆動して煙突25と排気筒13との間から空気が漏れるので、煙突25の接続不良を確認することができる(前記のようにカバー装着時動作許可スイッチ15が的確に動作することは検査時に確認済みであるので、煙突25の接続不良時には燃焼ファン8の駆動により生じた空気の流れが煙突25と排気筒13との間から空気が漏れる)。また、電源コード接続と共に燃焼ファン8が回転し始めるので、施工業者が煙突25の接続不良チェックを忘れることがない。
なお、前記のような煙突25の接続不良がある場合には、本実施例のような構成を有していなくても、実際に燃焼装置1のバーナ燃焼を行えば排気筒13と煙突25との接続部からバーナの燃焼ガスが漏れるので、煙突25の接続不良の検出ができるが、バーナの燃焼を行うためには、台所等に設置されるリモコン装置25に信号接続し、前記最低作動流量以上の水を流して、燃焼ファン8を回転させてバーナへの点火を行わなければならない。
そのため、この場合には、燃焼装置1へのリモコン装置24の接続や水の配管接続等の準備が必要である。また、燃焼ガスが漏れると、壁紙等が汚れるおそれがあるが、本実施例では、バーナを燃やさずに煙突25の接続不良を検出できるので、燃焼装置1に水を導入しなくても、また、燃焼ガスにより壁紙等を汚したりすることもなく、煙突25の接続不良検査を確実に実行させることができると共に、接続不良を容易に検出でき、煙突25の接続不良時には煙突25の接続をやり直せる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、様々な態様を採り得る。例えば、カバー装着時動作許可スイッチ15の構成は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
例えば、前記実施例では、吸気フィルタ10が装着されたフロントカバー5がケース本体4に装着されると、吸気フィルタ10側に設けた突起部40が可動板部31を押してカバー装着時動作許可スイッチ15がオンするように構成したが、例えば可動板部31の先端側に、ケース本体4の縁部より先端側に突出する軸体を設け、ケース本体4にフロントカバー5を装着すると軸体の先端側が吸気口9の形成縁部の貫通孔11に挿入され、フロントカバー5に装着されている吸気フィルタ10の縁部に係合して押し込まれるようにしてもよい。
また、カバー装着時動作許可スイッチ15は、例えばケース本体4にフロントカバー5等のカバー部材が装着状態のときにオフとなって燃焼装置1の動作部の動作を可能とし、ケース本体4に前記カバー部材が非装着状態のときにオンとなって燃焼装置1の動作部の動作を不可とするスイッチとしてもよい。つまり、カバー装着時動作許可スイッチ15は、ケース本体4にフロントカバー5等のカバー部材が装着状態のときに燃焼ファン8の駆動動作を含む燃焼装置1の動作部の動作を可能とし、ケース本体4に前記カバー部材が非装着状態のときには前記動作部の動作を不可とするスイッチであれば、その構成や配設位置等は適宜設定されるものである。
さらに、前記実施例では、吸気フィルタ10をフロントカバー5に着脱自在に設けたが、吸気フィルタ10はフロントカバー5に固定されていてもよい。
さらに、前記実施例では、器具ケース2のケース本体4の前面を開口3としてフロントカバー5を着脱自在に設けたが、ケース本体4を側面に開口3が形成される態様とする等、略全面開口とする面は必ずしもケース本体4の前面とは限らず、適宜設定されるものであり、その開口3を覆うカバー部材を着脱自在に設けて器具ケース2を形成すればよい。
さらに、前記実施例では燃焼装置1を屋内配置型としたが、本発明の燃焼装置は屋外配置型としてもよいし、器具ケース2内に設ける動作部等の構成要素やその動作方法等は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
本発明は、器具ケースのケース本体へのカバー部材装着が適切に行われて燃焼装置が動作可能と成しているかを、簡単な構成で例えば工場からの出荷時に確認でき、安全性も確保できるので、例えば家庭用の燃焼装置に適用できる。
1 燃焼装置
2 器具ケース
3 開口
4 ケース本体
5 フロントカバー
6 燃焼室
7 熱交換器
8 燃焼ファン
9 吸気口
10 吸気フィルタ
11 貫通孔
13 排気筒
14 電源接続用コード
15 カバー装着時動作許可スイッチ
16 制御装置
17 電源回路
18 ファン試験的駆動制御手段
19 燃焼制御部
31 可動板部
37 スイッチオンオフ動作部
36 信号送信部

Claims (3)

  1. 器具ケース内に、バーナと該バーナの給排気用の燃焼ファンとを含む燃焼装置の動作部が設けられ、該動作部を外部電源と電気的に接続するための電源接続用コードが前記器具ケースの外部に引き出されており、該器具ケースは一つの面が略全面開口のケース本体と該開口を覆うカバー部材とを有して、該カバー部材が前記ケース本体に着脱自在に設けられ、該ケース本体に前記カバー部材が装着状態のときに前記燃焼ファンの駆動動作を含む前記動作部の動作を可能とし前記ケース本体に前記カバー部材が非装着状態のときには前記動作部の動作を不可とするカバー装着時動作許可スイッチが設けられており、前記ケース本体に前記カバー部材が装着されることにより前記カバー装着時動作許可スイッチによって前記動作部の動作が可能とされている状態で前記電源接続用コードが外部の電源に接続されたときに、該接続時から予め定められたファン駆動設定時間だけ試験的に前記燃焼ファンを駆動させるファン試験的駆動制御手段が設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 器具ケースの開口は該器具ケースの前面に形成され、カバー部材は前記開口を覆うフロントカバーにより形成され、該フロントカバーには燃焼ファンによって吸気される空気の吸気口が形成されて、該吸気口には吸気フィルタが設けられ、該吸気フィルタを装着した状態の前記フロントカバーを前記ケース本体に装着したときにカバー装着時動作許可スイッチのスイッチ操作部を押すことによってカバー装着時動作許可スイッチにより燃焼装置の動作部を動作可能とするスイッチ押部が前記フロントカバー側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. ファン試験的駆動制御手段は、燃焼装置の外部に設けられるリモコン装置が前記燃焼装置の制御装置に信号接続された以降は試験的に燃焼ファンを駆動させる動作を行わないことを特徴とする請求項1または請求項2記載の燃焼装置。
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