JP2002067656A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002067656A
JP2002067656A JP2000253792A JP2000253792A JP2002067656A JP 2002067656 A JP2002067656 A JP 2002067656A JP 2000253792 A JP2000253792 A JP 2000253792A JP 2000253792 A JP2000253792 A JP 2000253792A JP 2002067656 A JP2002067656 A JP 2002067656A
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JP
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filter member
evaporator
case
outlet
heat exchanger
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Tadashi Makino
正 牧野
Isamu Takasugi
勇 高杉
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタ部材および冷却用熱交換器の交換に
必要な作業スペースをできるだけ小さくできるととも
に、組付け工数の低減およびコストダウンを図ることが
できる車両用空調装置を提供する。 【構成】 フィルタ部材10の取出し口17とエバポレ
ータ11の取出し口18とをケース2の同一壁面に連続
的に開口させるとともに、両取出し口17、18を共通
の蓋体19にて一体的に覆う。これにより、フィルタ部
材10の取出し口17とエバポレータ11の取出し口1
8とをできるだけ近接でき、また、フィルタ部材10の
交換作業とエバポレータ11の交換作業とを同一方向で
行うことができるので、作業スペースをできるだけ小さ
くできる。さらに、フィルタカバーとエバカバーとを別
体で設けたものと比べて、組付け工数の低減およびコス
トダウンを図ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を清浄するフ
ィルタ部材と、空気を冷却する冷却用熱交換器とを収納
するケースを備えた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置として、例えば、
フィルタ部材をケースから取出すフィルタ取出し口と、
冷却用熱交換器としてのエバポレータをケースから取出
すエバポレータ取出し口とを、それぞれフィルタ部材と
エバポレータとが異なる方向で取外されるような位置に
開口させ、これら両取出し口を覆うフィルタカバー、エ
バカバーをそれぞれ別体で設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、車両にケースを組付けたままでフィルタ部
材およびエバポレータを交換する時に、作業者はフィル
タ部材とエバポレータとをそれぞれ異なる方向で取外す
ので、フィルタ部材とエバポレータのそれぞれのスライ
ド分の作業スペースが必要となり、作業スペースがどう
しても大きくなってしまうという問題があった。
【0004】また、フィルタカバーとエバカバーとが別
体であるので、組付け工数の増大およびコストアップを
招くという問題もあった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、フィルタ部
材および冷却用熱交換器の交換に必要な作業スペースを
できるだけ小さくできるとともに、組付け工数の低減お
よびコストダウンを図ることができる車両用空調装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成する
ため、以下の技術的手段を用いる。
【0007】すなわち、請求項1〜3記載の発明では、
フィルタ部材(10)と冷却用熱交換器(11)とを収
納するケース(3)を備えた車両用空調装置において、
フィルタ部材(10)の取出し口(17)と冷却用熱交
換器(11)の取出し口(18)とを、フィルタ部材
(10)と冷却用熱交換器(11)とを略同一方向で取
外せるような位置に開口させるとともに、共通の蓋体
(19)にて一体的に覆ったことを特徴としている。
【0008】上記技術的手段によると、フィルタ部材
(10)と冷却用熱交換器(11)とを略同一方向で取
外すことができるので、上記作業スペースをできるだけ
小さくできる。さらに、フィルタ部材(10)の取出し
口(17)と冷却用熱交換器(11)の取出し口(1
8)とを共通の蓋体(19)にて一体的に覆うことによ
って、上記従来技術のようにフィルタカバーとエバカバ
ーとを別体で設けたものと比べて、組付け工数の低減お
よびコストダウンを図ることもできる。
【0009】特に、請求項2記載の発明では、両取出し
口(17、18)を連続的に開口させたことを特徴とし
ているので、両取出し口(17、18)が離れている場
合に比べて、蓋体(19)の大きさを小さくでき、上記
作業スペースをより小さくできる。
【0010】また、請求項3記載の発明では、インスト
ルメントパネル(100)に脱着可能な状態で設けられ
たグローブボックス(110)を備えた車両に搭載さ
れ、ケース(3)は、グローブボックス(110)をイ
ンストルメントパネル(100)から取外したときに、
両取出し口(17、18)が客室空間に面するような位
置に設けられたことを特徴としているので、グローブボ
ックス(110)を車両インストルメントパネル(10
0)から取外せば、フィルタ部材(10)および冷却用
熱交換器(110)を客室空間から簡単に取外すことで
きる。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明を自動車用空調装置に
適用した一実施形態について図1〜4を用いて説明す
る。
【0012】まず、空調ユニット1の構成について、図
1〜4を用いて説明する。
【0013】図1、2に示すように、空調ユニット1
は、車両インストルメントパネル100内に設けられて
おり、車室内への空気通路をなすブロアケース2、クー
ラケース3、ヒータケース4を備える。図1中110
は、インストルメントパネル100に脱着可能な状態で
設けられたグローブボックスであって、図2に示すよう
に、その外周3か所に形成された取付穴を介してインス
トルメントパネル100にねじ止め固定される。
【0014】ブロアケース2内には、空気流を発生させ
る送風手段としてのファン5が設けられ、ファン5が作
動するとブロアケース2の下流端開口部からクーラケー
ス3、ヒータケース4に向かって空気を吹出すようにな
っている。
【0015】なお、ブロアケース2の上流端には、車室
内空気を吸込む内気吸込口6、車室外空気を吸込む外気
吸込口7が形成されており、これら両吸込口6、7は内
外気開閉ドア(図示しない)によって選択的に開閉され
る。
【0016】また、ブロアケース2は、上ケース(図示
しない)と下ケース8(図3参照)とに分割可能となっ
ている。下ケース8の底壁の略中央部には底壁開口部9
(図3参照)が形成されている。
【0017】また、クーラケース3内には、空気を清浄
するフィルタ部材10(図4参照)、空気を冷却する冷
却用熱交換器としてのエバポレータ11(図4参照)が
設けられている。
【0018】また、ヒータケース4内には、それぞれ図
示しないが、空気を加熱する加熱用熱交換器としてのヒ
ータコア、温度調節手段としてのエアミックスドア、お
よび周知の吹出モード切替機構が設けられている。
【0019】ファン5は、周知の遠心式ファンにて構成
されており、その駆動手段としてのブロアモータ12に
よって駆動される。ブロアモータ12は、図3に示すよ
うに、その出力軸がファン5の底面中心に固着されると
ともに、その下半部が樹脂製のモータ保持板13により
抱持されることによって垂直姿勢で配される。モータ保
持板13は、その外周3か所の取付孔を介して底壁開口
部9の縁部にねじ止め固定される。
【0020】モータ保持板13には、長方形状をなす孔
部14が2つ形成されており、この孔部14には、抵抗
器15のコネクタ16がその先端部をモータ保持板13
の下側壁面を突き抜けた状態で嵌合固定される。換言す
れば、ブロアモータ12を保持する保持板と抵抗器15
の保持板とを共通のモータ保持板13にて構成してお
り、これにより、ブロアモータ12の保持板と抵抗器1
5の保持板とを別体で備えるものと比べて、組付け工数
の低減およびコストダウンを図ることができる。
【0021】なお、抵抗器15は、ブロアモータ12へ
の印加電圧を調節してファン5の回転速度を制御するも
のであって、断熱部材としてのセラミックスボックス1
7内にコイル等の電気素子が配され、コネクタ16を介
して外部回路(図示しない)に接続されるようになって
いる。なお、セラミックスボックス17は、コネクタ1
6にバッテリ(図示しない)の電力が供給されて、上記
電気素子が発熱してもこの熱を断熱し、ブロアケース2
やモータ保持板13がこの熱で溶解してしまうのを防止
している。また、抵抗器15がファン5に近接している
ので、コネクタ16にファン5からの風が当たり、上記
のように電気素子にて発生した熱が冷却される。
【0022】また、フィルタ部材10は、例えば不織布
からなる濾材にて構成され、空気中に含まれる塵を捕捉
するようになっている。本実施形態のフィルタ部材10
は、その外周囲の肉厚を厚くすることによって硬くなっ
ており、これにより、後述するレールにてクーラケース
3内に支持可能となっている。
【0023】また、エバポレータ11は、図示しないコ
ンプレッサ、コンデンサ、レシーバ、膨張弁とともに周
知の冷凍サイクルをなす冷却用熱交換器である。
【0024】また、フィルタ部材10およびエバポレー
タ11は、それぞれクーラケース3内壁面に形成された
レール(それぞれ図示しない)によって脱着可能な状態
で支持されている。
【0025】ところで、クーラケース3の壁面のうち、
グローブボックス110と対向する部位には、図4に示
すように、フィルタ部材10の取出し口17とエバポレ
ータ11の取出し口18とが連続的に開口しており、こ
れらの取出し口17、18は共通の蓋体19にて覆われ
るようになっている。なお、蓋体19は、ねじ等の固定
手段によって取出し口17、18に脱着可能な状態で組
付けられる。
【0026】また、クーラケース3は、インストルメン
トパネル100からグローブボックス110を取外した
ときに、取出し口17、18、および蓋体19が客室空
間に面するような位置に設けられている。なお、図4
中、20は、フィルタ部材10にて清浄され、さらにエ
バポレータ11にて冷却された空気をヒータケース4に
向かって吹出す吹出開口部である。
【0027】次に、フィルタ部材10およびエバポレー
タ11の交換作業について説明する。
【0028】まず、作業者は、グローブボックス110
をインストルメントパネル100から取外し(図2の状
態)、蓋体19を取出し口17、18から取外す(図4
の状態)。
【0029】次に、取出し口17、18からフィルタ部
材10あるいはエバポレータ11を上記レールに沿って
図4矢印A方向(車両後方)へ取出し、新しいフィルタ
部材10あるいはエバポレータ11を取出し口17、1
8から上記レールに沿って矢印B方向(車両前方)へ挿
入する。
【0030】さらに、取出し口17、18に蓋体19を
組付けた後、インストルメントパネル100にグローブ
ボックス110を組付ける(図1の状態)。
【0031】以上説明した本実施形態によると、フィル
タ部材10の取出し口17とエバポレータ11の取出し
口18とをケース2の同一壁面に連続的に開口させるこ
とによって、フィルタ部材10の取出し口17とエバポ
レータ11の取出し口18とをできるだけ近接でき、ま
た、フィルタ部材10の交換作業とエバポレータ11の
交換作業とを同一方向で行うことができるので、作業ス
ペースをできるだけ小さくできる。
【0032】さらに、フィルタ部材10の取出し口17
とエバポレータ11の取出し口18とを共通の蓋体19
にて一体的に覆うことによって、上記従来技術のように
フィルタカバーとエバカバーとを別体で設けたものと比
べて、組付け工数の低減およびコストダウンを図ること
もできる。
【0033】(他の実施形態)上記実施形態では、フィ
ルタ部材10の取出し口17とエバポレータ11の取出
し口18とを連続的に開口させているが、例えば、図5
に示すように別々に開口させても良い。
【0034】また、上記各実施形態では、ブロアケース
2からフィルタ部材10とエバポレータ11とを同一方
向に取外しているが、完全に同一である必要は必ずしも
なく、フィルタ部材10およびエバポレータ11の作業
スペースをできるだけ小さくするという本発明の目的を
達成できる範囲であれば若干のずれがあっても良い。
【0035】また、上記各実施形態では、ブロアケース
2、クーラケース3、およびヒータケース4とをそれぞ
れ車両幅方向に沿って設ける、いわゆる横置きユニット
としているが、これに限らず、例えば、セミセンター置
きユニットや完全センター置きユニットとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のおける空調ユニット1の
車両取付状態を示す図である。
【図2】グローブボックス110を取外したときの図1
相当図である。
【図3】ファン5の取付状態を示す分解斜視図である。
【図4】フィルタ部材10およびエバポレータ11の取
付状態を示す斜視図である。
【図5】他の実施形態における図4相当図である。
【符号の説明】
3…クーラケース(ケース) 10…フィルタ部材、 11…エバポレータ(冷却用熱交換器)、 17…フィルタ部材の取出し口、 18…エバポレータの取出し口(冷却用熱交換器の取出
し口)、 19…蓋体、 100…インストルメントパネル、 110…グローブボックス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を清浄するフィルタ部材(10)
    と、空気を冷却する冷却用熱交換器(11)とを収納す
    るケース(3)、 前記ケース(3)壁面に開口した前記フィルタ部材(1
    0)の取出し口(17)、および前記ケース(3)壁面
    に開口した前記冷却用熱交換器(11)の取出し口(1
    8)を備えた車両用空調装置において、 前記フィルタ部材(10)の取出し口(17)と前記冷
    却用熱交換器(11)の取出し口(18)とを、前記フ
    ィルタ部材(10)と前記冷却用熱交換器(11)とを
    略同一方向で取外せるような位置に開口させるととも
    に、共通の蓋体(19)にて一体的に覆ったことを特徴
    とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部材(10)の取出し口
    (17)と前記冷却用熱交換器(11)の取出し口(1
    8)とを、連続的に開口させたことを特徴とする請求項
    1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 インストルメントパネル(100)に脱
    着可能な状態で設けられたグローブボックス(110)
    を備えた車両に搭載され、 前記ケース(3)は、前記グローブボックス(110)
    を前記インストルメントパネル(100)から取外した
    ときに、前記両取出し口(17、18)が客席空間に面
    するような位置に設けられたことを特徴とする請求項1
    または2記載の車両用空調装置。
JP2000253792A 2000-08-24 2000-08-24 車両用空調装置 Withdrawn JP2002067656A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291532A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Daikin Ind Ltd 調湿装置
KR101211533B1 (ko) * 2009-12-11 2012-12-12 한라공조주식회사 차량용 공조장치
KR101539655B1 (ko) * 2013-12-24 2015-07-28 갑을오토텍(주) 차량용 공기조화 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005291532A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Daikin Ind Ltd 調湿装置
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Effective date: 20071106