JP2005291532A - 調湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンパのメンテナンスにおける作業効率の向上を図る。
【解決手段】吸着熱交換器を有する熱交換室と各流入通路43および各流出通路44との仕切板には、空気の流通と遮断とを切り換えるダンパ71,72,73,74がそれぞれ2つずつ設けられている。その2つが1つのダンパユニット70で構成されている。これにより、ダンパ71,72,73,74の搬出作業および搬入作業が簡略化される。
【選択図】図6

Description

本発明は、調湿装置に関し、特に、空気の流通経路を切り換えるダンパのメンテナンス性の向上対策に係るものである。
従来より、吸着剤と冷凍サイクルとを利用して空気の湿度調節を行う調湿装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記調湿装置は、ケーシング内に吸着剤を有する2つの吸着素子と、冷凍サイクルを行う冷媒回路とを備えている。この調湿装置は、第1の吸着素子で第1空気を除湿すると共に冷媒回路の凝縮器で加熱された第2空気で第2の吸着素子を再生する第1動作と、第2の吸着素子で第1空気を除湿すると共に凝縮器で加熱された第2空気で第1の吸着素子を再生する第2動作とを交互に切り換えるバッチ式の運転動作を行う。
一方、上記ケーシング内には、第1空気および第2空気の流通経路を切り換えるための開閉シャッタが複数設けられている。上記調湿装置は、この複数の開閉シャッタ(ダンパ)をそれぞれ開閉させることにより、除湿した第1空気または加湿した第2空気を室内へ供給するようにしている。
特開2004−60954号公報
しかしながら、上述した従来の調湿装置では、複数の開閉シャッタ(ダンパ)が個々に別個に構成されているため、取り扱い等が極めて面倒であった。例えば、メンテナンスを行うために各開閉シャッタをケーシング内から取り出したり、またメンテナンス終了後にケーシング内の所定位置に取り付けたりする作業が煩雑となってしまうという問題があった。これにより、メンテナンスの作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数あるダンパの取り扱いを簡略化し、メンテナンス等の作業効率を向上させることである。
具体的に、第1の発明は、吸着剤を有して空気中の水分の吸着と脱離による空気中への水分の放出とを行う第1吸着部材(61)と第2吸着部材(62)とがケーシング(11)内に収納された調湿装置を前提としている。上記ケーシング(11)内には、第1吸着部材(61)を有する第1処理空間(41)と、第2吸着部材(62)を有する第2処理空間(42)とが区画されている。また、上記ケーシング(11)内には、各処理空間(41,42)に空気を導入する流入通路(43,45)と、各処理空間(41,42)から空気が流出する流出通路(44,46)とが区画されている。また、上記各流入通路(43,45)および各流出通路(44,46)と各処理空間(41,42)との区画部には、空気の流通と遮断とを切り換えるダンパ(71,・・・)が設けられている。そして、上記複数のダンパ(71,・・・)のうち隣り合う少なくとも2つ以上のダンパ(71,・・・)は、1つのユニットに形成されたダンパユニット(70)に構成されている。
上記の発明では、複数のダンパ(71,・・・)を切り換えることにより、例えば、流入通路(43,45)から第1処理空間(41)へ導入された空気が第1吸着部材(61)で除湿されて流出通路(44,46)へ流れ、または流入通路(43,45)から第2処理空間(42)へ導入された空気が第2吸着部材(62)で加湿されて流出通路(44,46)へ流れる。一方、上記複数のダンパ(71,・・・)のうち、隣り合う少なくとも2つ以上のダンパ(71,・・・)が1つのダンパユニット(70)に構成されているので、各ダンパ(71,・・・)の取り扱いが簡略化される。例えば、隣り合う2つ以上のダンパ(71,・・・)をまとめてケーシング(11)外へ取り出せ、またケーシング(11)内に取り付けられる。これにより、ダンパ(71,・・・)のメンテナンス作業が簡略化される。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、上記第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とが隣接して配置されている。上記流入通路(43,45)は、第1空気の第1流入路(43)と第2空気の第2流入路(45)とを備え、上記流出通路(44,46)は、第1空気の第1流出路(44)と第2空気の第2流出路(46)とを備えている。一方、上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、2つが第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とが連続する第1の側面に沿って重畳して配置され、残りの2つが第1処理空間(41)と第2処理空間(42)との第1の側面に対向する第2の側面に沿って重畳して配置されている。そして、上記ダンパ(71,・・・)は、上記第1流入路(43)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第2流入路(45)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第1流出路(44)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第2流出路(46)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部とに設けられている。
上記の発明では、例えば、第1流入路(43)と第2流出路(46)とが重畳し、第2流入路(45)と第1流出路(44)とが重畳している。そして、上記複数のダンパ(71,・・・)を切り換えることにより、第1流入路(43)から第1処理空間(41)または第2処理空間(42)へ導入された第1空気が除湿されて第1流出路(44)へ流れ、また第2流入路(45)から第2処理空間(42)または第1処理空間(41)へ導入された第2空気が加湿されて第2流出路(46)へ流れる。一方、上記各流入路(43,45)および各流出路(44,46)には、第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とに連通可能なダンパ(71,・・・)が少なくとも2つ以上設けられている。また、上記両処理空間(41,42)が隣接しているので、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)ごとの複数のダンパ(71,・・・)が互いに隣り合っている。このように、上記ケーシング(11)内には、少なくとも8つ以上の多くのダンパ(71,・・・)が設けらるが、少なくとも2つ以上がダンパユニット(70)に構成されることから、ダンパ(71,・・・)のメンテナンス等の取り扱いが確実に簡略化される。
また、第3の発明は、上記第2の発明において、上記第1流入路(43)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(71,72)が1つのダンパユニット(70)で構成されている。また、上記第2流入路(45)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(75,76)が1つのダンパユニット(70)で構成されている。また、上記第1流出路(44)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(73,74)が1つのダンパユニット(70)で構成されている。また、上記第2流出路(46)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(77,78)が1つのダンパユニット(70)で構成されている。一方、上記ダンパユニット(70)は、ケーシング(11)に着脱自在に取り付けられている。
上記の発明では、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)ごとに第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とに連通可能なダンパ(71,・・・)が2つ設けられ、その2つのダンパ(71,・・・)が1つのダンパユニット(70)になっている。つまり、上記ケーシング(11)内には、全部で4つのダンパユニット(70)が設けられている。ここで、上記ダンパユニット(70)がケーシング(11)に着脱自在に取り付けられているので、ダンパユニット(70)の取り付けおよび取り外しが容易となり、メンテナンス作業がより一層簡略化される。
また、第4の発明は、上記第3の発明において、上記ケーシング(11)が扁平な直方体に形成されている。そして、上記ケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する2つの端面には、空気の流入口(21,22)と流出口(23,24)とが形成され、上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、ケーシング(11)の厚さ方向に位置して上記2つの端面とは別の互いに対向する2つの端面に沿って形成されている。一方、上記第1流入路(43)と第2流入路(45)は、流入口(21,22)に連通し、上記第1流出路(44)と第2流出路(46)は、流出口(23,24)に連通している。また、上記ケーシング(11)における第1流入路(43)と第2流入路(45)の少なくとも一端部に対応する部分および第1流出路(44)と第2流出路(46)の少なくとも一端部に対応する部分は、ダンパユニット(70)が挿通可能となるように形成されている。
上記の発明では、各ダンパユニット(70)が各流入路(43,45)および各流出路(44,46)の一端部または両端部から取り出しおよび取り付け可能となる。つまり、上記ダンパユニット(70)は、各流入路(43,45)等に沿って取り出し等がされる。したがって、上記ダンパユニット(70)の取り出し等を容易に行える。
また、第5の発明は、上記第4の発明において、上記第1流入路(43)と第2流入路(45)の一端が流入口(21,22)に連通し、他端は仕切板(83)で閉鎖されている。上記第1流出路(44)と第2流出路(46)の一端は、上記流入口(21,22)が形成される端面を形成する端面板(12)で閉鎖され、他端が流出口(23,24)に連通している。そして、上記仕切板(83)は、ケーシング(11)に着脱自在に取り付けられている。
上記の発明では、各流出路(44,46)のダンパユニット(70)が流出口(23,24)側から取り出しおよび取り付け可能となる。一方、上記各流入路(43,45)のダンパユニット(70)は、仕切板(83)をケーシング(11)より外すことにより、流出口(23,24)側から取り出しおよび取り付けが可能となる。つまり、何れのダンパユニット(70)も流出口(23,24)側から取り出し等が可能である。ここで、上記流出口(23,24)側には、通常、各吸着部材(61,62)で除湿または加湿された空気を流出口(23,24)から室内や室外へ送り出すファンなどが配置されている。そして、このファンなどの配置空間にはファンなどのメンテナンス時の取出口が設けられるので、この取出口を流用してダンパユニット(70)の取り出しおよび取り付けが行われる。これにより、作業効率が向上する。
また、第6の発明は、上記第3の発明において、上記ケーシング(11)が扁平な直方体に形成されている。そして、上記ケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する2つの端面には、空気の流入口(21,22)と流出口(23,24)とが形成され、上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、ケーシング(11)の上記2つの端面に平行に且つケーシング(11)の上記2つの端面が延びる方向の両端に位置する2つの端面に亘って形成されている。一方、上記第1流入路(43)と第2流入路(45)は、流入口(21,22)に連通し、上記第1流出路(44)と第2流出路(46)は、流出口(23,24)に連通している。また、上記ケーシング(11)における第1流入路(43)と第2流入路(45)の少なくとも一側部に対応する部分および第1流出路(44)と第2流出路(46)の少なくとも一側部に対応する部分には、ダンパユニット(70)が挿通可能な開口(86)が形成されている。また、上記ケーシング(11)には、上記開口(86)を閉鎖する閉鎖板(85)が着脱自在に取り付けられている。
上記の発明では、第1流入路(43)と第2流入路(45)とが重畳し、第1流出路(44)と第2流出路(46)とが重畳している。上記各流入路(43,45)および各流出路(44,46)のダンパユニット(70)は、一側部または両側部に位置する開口(86)から取り出しおよび取り付けが可能となる。その開口(86)は、通常の運転時、閉鎖板(85)によって閉鎖されている。
また、第7の発明は、上記第3〜6の何れか1の発明において、上記ダンパユニット(70)がケーシング(11)に引き掛け式の錠前(82)で取り付けられている。
上記の発明では、ダンパユニット(70)がケーシング(11)に簡易に着脱される。つまり、ボルトなどの締結手段を用いなくてもすむので、作業効率が向上する。
また、第8の発明は、上記第3〜7の何れか1の発明において、上記ダンパユニット(70)には、ダンパ(71,・・・)の駆動用ケーブル(81)が駆動源と断接自在に取り付けられている。
上記の発明では、ダンパ(71,・・・)が例えばモータなどによって切り換えられる。このモータは、駆動用ケーブル(81)によってケーシング(11)に設けられた駆動源としての端子箱に電気的に接続されている。上記駆動用ケーブル(81)は、端子箱と切り離されてダンパユニット(70)と共に取り出される。これにより、端子箱まで取り外す必要がないため、メンテナンス作業が簡略化される。
また、第9の発明は、上記第8の発明において、上記ダンパ(71,・・・)の駆動用ケーブル(81)と駆動源とがダンパユニット(70)の近傍で断接可能になっている。
上記の発明では、駆動用ケーブル(81)の断接作業が容易になる。これにより、作業効率が向上する。
また、第10の発明は、上記第1〜9の何れか1の発明において、上記吸着部材(61,62)が、表面に吸着剤が担持されたフィン(6a)と、内部を熱媒体が流れる伝熱管(6b)とを有する吸着熱交換器(61,62)に構成されている。そして、上記吸着熱交換器(61,62)の伝熱管(6b)へ冷却用の熱媒体を供給して空気中の水分を吸着剤に吸着させる吸着動作と、上記吸着熱交換器(61,62)の伝熱管(6b)へ加熱用の熱媒体を供給して吸着剤から脱離した水分を空気中へ放出する再生動作とを行う。
上記の発明では、例えば、一方の吸着熱交換器(61,62)にて第1空気中の水分が吸着材に吸着されて第1空気が除湿され、その際に生じる吸着熱を伝熱管(6b)内の冷却用の熱媒体が吸熱する。他方の吸着熱交換器(62,61)では、伝熱管(6b)内の加熱用の熱媒体によって吸着材が加熱され、吸着剤から脱離した水分が第2空気中へ放出されて第2空気が加湿される。
したがって、第1の発明によれば、隣り合う少なくとも2つ以上のダンパ(71,・・・)を1つのダンパユニット(70)に構成するようにしたので、例えば、少なくとも2つ以上のダンパ(71,・・・)をまとめてケーシング(11)外へ取り出せ、またケーシング(11)内に取り付けることができる。これにより、ダンパ(71,・・・)の取り扱いを容易にすることができ、作業効率を向上させることができる。
また、第2または第3の発明によれば、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)ごとにダンパ(71,・・・)をユニット化するようにしたので、各流入路(43,45)等の何れか一端側から複数のダンパ(71,・・・)を取り出すことができる。これにより、メンテナンス作業を簡略化させることができる。
また、第4の発明によれば、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)の少なくとも一端部からダンパユニット(70)を挿通できるようにしたので、各流入路(43,45)等に沿って容易にダンパユニット(70)の搬出および搬入を行うことができる。
特に、第5の発明によれば、各流入路(43,45)と流出口(23,24)側との間に着脱可能な仕切板(83)を設けるようにしたので、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)の何れのダンパユニット(70)も流出口(23,24)側から搬出および搬入することができる。これにより、流出口(23,24)側に通常設けられるファンなどの配置空間の取出口などを流用してダンパユニット(70)の搬出および搬入を行うことができる。この結果、装置全体のメンテナンス性が向上する。
また、第6の発明によれば、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)をケーシング(11)の両側板に亘って形成した場合において、少なくとも一側板にダンパユニット(70)の挿通可能な開口(86)を設けるようにしたので、その開口(86)よりダンパユニット(70)の搬出および搬入を容易に行うことができる。
また、第7の発明によれば、ダンパユニット(70)を引き掛け式、いわゆるワンタッチ式の錠前(82)で取り付けるようにしたので、ダンパユニット(70)の着脱を容易に行える。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、第8の発明によれば、駆動用ケーブル(81)を駆動源と断接自在に設けるため、例えば、端子箱と駆動用ケーブル(81)とを電気的に容易に切り離すことができる。これにより、端子箱まで取り外す必要がなくなり、メンテナンス作業を一層簡略化させることができる。
特に、第9の発明によれば、駆動用ケーブル(81)をダンパユニット(70)の近傍で断接させるようにしたので、断接作業を一層容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
図1〜3に示すように、本実施形態の調湿装置(10)は、室内空気の除湿と加湿とを行うものであり、扁平な中空直方体状のケーシング(11)を備えている。そして、このケーシング(11)には、冷媒回路(60)等が収納されている。
上記冷媒回路(60)は、図1に示すように、第1吸着熱交換器(61)、第2吸着熱交換器(62)、圧縮機(63)、四路切換弁(64)および電動膨張弁(65)が設けられた閉回路であって、冷媒が充填されている。この冷媒回路(60)は、充填された冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うように構成されている。
上記圧縮機(63)は、吐出側が四路切換弁(64)の第1のポートに接続され、吸入側が四路切換弁(64)の第2のポートに接続されている。上記第1吸着熱交換器(61)は、一端が四路切換弁(64)の第3のポートに接続され、他端が電動膨張弁(65)を介して第2吸着熱交換器(62)の一端に接続されている。この第2吸着熱交換器(62)の他端は、四路切換弁(64)の第4のポートに接続されている。
上記第1吸着熱交換器(61)および第2吸着熱交換器(62)は、図2に示すように、それぞれクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。具体的に、上記第1吸着熱交換器(61)および第2吸着熱交換器(62)は、長方形板状に形成されたアルミニウム製の多数のフィン(6a)と、該フィン(6a)を貫通する銅製の伝熱管(6b)とを備えている。上記フィン(6a)の外表面には、例えばゼオライト等の吸着材が担持されている。そして、上記第1吸着熱交換器(61)が第1吸着部材を構成し、第2吸着熱交換器(62)が第2吸着部材を構成している。
上記四路切換弁(64)は、第1のポートと第3のポートとが連通すると同時に第2のポートと第4のポートとが連通する状態(図1(A)に示す状態)と、第1のポートと第4のポートとが連通すると同時に第2のポートと第3のポートとが連通する状態(図1(B)に示す状態)とに切り換え自在に構成されている。そして、上記冷媒回路(60)は、四路切換弁(64)を切り換えることにより、第1吸着熱交換器(61)が凝縮器として機能すると同時に第2吸着熱交換器(62)が蒸発器として機能する第1冷凍サイクル動作と、第1吸着熱交換器(61)が蒸発器として機能すると同時に第2吸着熱交換器(62)が凝縮器として機能する第2冷凍サイクル動作とを切り換えて行うように構成されている。
次に、図3に基づいて、ケーシング(11)の内部構造について説明する。なお、図3(B)においては、下側がケーシング(11)の正面側であって、上側がケーシング(11)の背面側である。また、以下の説明における「右」「左」「上」「下」は、何れも参照する図面におけるものを意味する。
上記ケーシング(11)は、平面視が概ね正方形状で扁平な箱型に形成されている。このケーシング(11)においては、左側面板(12)と右側面板(13)とが、また正面板(14)と背面板(15)とがそれぞれケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する2つの端面を構成している。上記左側面板(12)には、背面板(15)寄りに室外空気吸込口(21)が形成され、正面板(14)寄りに室内空気吸込口(22)が形成されている。一方、上記ケーシング(11)の右側面板(13)には、背面板(15)寄りに排気吹出口(23)が形成され、正面板(14)寄りに給気吹出口(24)が形成されている。そして、上記室外空気吸込口(21)および室内空気吸込口(22)が空気の流入口を構成し、排気吹出口(23)および給気吹出口(24)が空気の流出口を構成している。
上記ケーシング(11)の内部には、左右方向の中心部よりも右側面板(13)寄りに第1仕切板(31)が立設されている。上記ケーシング(11)の内部空間(16)は、第1仕切板(31)によって左右に仕切られている。そして、この第1仕切板(31)の右側が第1空間(17)となり、第1仕切板(31)の左側が第2空間(18)となっている。
上記ケーシング(11)の第1空間(17)は、第7仕切板(37)によって正面側の空間と背面側の空間とに仕切られている。上記第1空間(17)における背面側の空間には、冷媒回路(60)の圧縮機(63)と排気ファン(26)とが配置されている。また、図示しないが、この背面側の空間には、冷媒回路(60)の電動膨張弁(65)や四路切換弁(64)も配置されている。一方、上記第1空間(17)における正面側の空間には、給気ファン(25)が配置されている。上記排気ファン(26)は排気吹出口(23)に接続され、上記給気ファン(25)は給気吹出口(24)に接続されている。
上記ケーシング(11)の第2空間(18)には、第2仕切板(32)と第3仕切板(33)と第6仕切板(36)とが設けられている。上記第2仕切板(32)は正面板(14)寄りに立設され、第3仕切板(33)は背面板(15)寄りに立設されている。そして、上記第2空間(18)は、第2仕切板(32)および第3仕切板(33)により、正面側から背面側に向かって3つの空間に仕切られている。上記第6仕切板(36)は、第2仕切板(32)と第3仕切板(33)に挟まれた空間に設けられている。この第6仕切板(36)は、第2空間(18)の左右方向の中央に立設されている。
上記第2仕切板(32)と第3仕切板(33)に挟まれた空間は、第6仕切板(36)によって左右に仕切られる。このうち、右側の空間は、第1熱交換室(41)を構成しており、その内部に第1吸着熱交換器(61)が配置されている。一方、左側の空間は、第2熱交換室(42)を構成しており、その内部に第2吸着熱交換器(62)が配置されている。つまり、上記第1熱交換室(41)と第2熱交換室(42)とは、隣接して配置されている。そして、上記第1熱交換室(41)が第1処理空間を構成し、第2熱交換室(42)が第2処理空間を構成している。
上記第2空間(18)のうち第3仕切板(33)とケーシング(11)の背面板(15)に挟まれた空間には、第5仕切板(35)が設けられている。この第5仕切板(35)は、空間の高さ方向の中央部を横断するように設けられ、空間を上下に仕切っている(図3(A)を参照)。そして、上記第5仕切板(35)の上側の空間が第1流入路(43)を構成し、下側の空間が第1流出路(44)を構成している。また、上記第1流入路(43)は室外空気吸込口(21)に連通し、第1流出路(44)は排気ファン(26)を介して排気吹出口(23)に連通している。
一方、上記第2空間(18)のうち第2仕切板(32)とケーシング(11)の正面板(14)に挟まれた空間には、第4仕切板(34)が設けられている。この第4仕切板(34)は、空間の高さ方向の中央部を横断するように設けられ、空間を上下に仕切っている(図3(C)を参照)。そして、上記第4仕切板(34)の上側の空間が第2流入路(45)を構成し、下側の空間が第2流出路(46)を構成している。また、上記第2流入路(45)は室内空気吸込口(22)に連通し、第2流出路(46)は給気ファン(25)を介して給気吹出口(24)に連通している。
このように、上記第1流入路(43)と第1流出路(44)とは、第1熱交換室(41)と第2熱交換室(42)とが連続する第1の側面としての第3仕切板(33)に沿って重畳して配置されている。一方、上記第2流入路(45)と第2流出路(46)とは、第1熱交換室(41)と第2熱交換室(42)との第3仕切板(33)に対向する第2の側面としての第2仕切板(32)に沿って重畳して配置されている。また、上記第1流入路(43)および第2流入路(45)は流入通路を構成し、上記第1流出路(44)および第2流出路(46)は流出通路を構成している。
上記第3仕切板(33)には、4つの開口(51〜54)が形成されている(図3(A)を参照)。この4つの開口(51〜54)は、行列方向に近接して位置し、つまり、上下左右に2つずつ升目状に配置されている。そして、上記第1開口(51)は、第1流入路(43)と第1熱交換室(41)とを連通させ、上記第2開口(52)は、第1流入路(43)と第2熱交換室(42)とを連通させている。また、上記第3開口(53)は、第1流出路(44)と第1熱交換室(41)とを連通させ、上記第4開口(54)は、第1流出路(44)と第2熱交換室(42)とを連通させている。
上記第2仕切板(32)には、4つの開口(55〜58)が形成されている(図3(C)を参照)。この4つの開口(55〜58)は、行列方向に近接して位置し、つまり、上下左右に2つずつ升目状に配置されている。そして、上記第5開口(55)は、第2流入路(45)と第1熱交換室(41)とを連通させ、上記第6開口(56)は、第2流入路(45)と第2熱交換室(42)とを連通させている。また、上記第7開口(57)は、第2流出路(46)と第1熱交換室(41)とを連通させ、上記第8開口(58)は、第2流出路(46)と第2熱交換室(42)とを連通させている。
図4〜図7に示すように、上記8つの開口(51〜58)には、それぞれ開閉して空気の流通と遮断とを切り換える開閉手段に構成されたダンパ(71〜78)が設けられている。つまり、これらのダンパ(71〜78)は、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)と各熱交換室(41,42)との区画部である第2仕切板(32)と第3仕切板(33)とに設けられている。
具体的に、上記第1開口(51)および第2開口(52)には第1ダンパ(71)および第2ダンパ(72)が設けられ、この第1ダンパ(71)と第2ダンパ(72)とが互いに隣り合って配置されている。上記第3開口(53)および第4開口(54)には第3ダンパ(73)および第4ダンパ(74)が設けられ、この第3ダンパ(73)と第4ダンパ(74)とが互いに隣り合って配置されている。上記第5開口(55)および第6開口(56)には第5ダンパ(75)および第6ダンパ(76)が設けられ、この第5ダンパ(75)と第6ダンパ(76)とが互いに隣り合って配置されている。上記第7開口(57)および第8開口(58)には第7ダンパ(77)および第8ダンパ(78)が設けられ、この第7ダンパ(77)と第8ダンパ(78)とが互いに隣り合って配置されている。
そして、本発明の特徴として、上記第1ダンパ(71)と第2ダンパ(72)が、上記第3ダンパ(73)と第4ダンパ(74)が、上記第5ダンパ(75)と第6ダンパ(76)が、上記第7ダンパ(77)と第8ダンパ(78)がそれぞれ1つのユニットに形成されたダンパユニット(70)で構成されている。すなわち、上記ケーシング(11)内には、4つのダンパユニット(70)が設けられる。このように、8つのダンパ(71〜78)を半数の4つにユニット化したので、ダンパ(71〜78)の取り外し作業等を簡略化させることができる。なお、この4つのダンパユニット(70)は何れも同一構造に構成されているので、ここでは代表して第5ダンパ(75)および第6ダンパ(76)のダンパユニット(70)について以下に説明する。
上記ダンパユニット(70)は、細長い長方形の額縁状に形成された本体(7a)を備えている。この本体(7a)は、隣り合う第5開口(55)と第6開口(56)とを塞ぐ大きさに形成されている。上記本体(7a)には、第5開口(55)と第6開口(56)とにそれぞれ対応する2つの開口(7b)が形成されている。そして、上記第5開口(55)に対応する開口(7b)には第5ダンパ(75)が取り付けられ、第6開口(56)に対応する開口(7b)には第6ダンパ(76)が取り付けられている。
上記第5ダンパ(75)は、2つの長方形状の羽根部(7c)を有している。この2つの羽根部(7c)は、上下方向に並列し、それぞれの中央部に軸部(7d)を有している。この軸部(7d)は、羽根部(7c)を回転自在に支持している。また、上記第5ダンパ(75)には、2つの軸部(7d)を回転駆動するためのモータ(7e)が軸部(7d)の端部側に設けられている。そして、上記第5ダンパ(75)は、図5に示すように、モータ(7e)が2つの軸部(7d)を回転駆動して2つの羽根部(7c)が直立状態または水平状態になることにより、ダンパユニット(70)の開口(7b)を閉状態または開状態とし、第2流入路(45)と第1熱交換室(41)とを遮断または連通させるように構成されている。上記第6ダンパ(76)も同一構造に構成されている。なお、本実施形態では、第5ダンパ(75)および第6ダンパ(76)が羽根部(7c)および軸部(7d)を2つずつ備えるようにしたが、1つずつ備えるようにしてもよい。
上記第1流入路(43)および第2流出路(46)におけるダンパユニット(70)は、図6および図7に示すように、第3仕切板(33)に着脱自在に取り付けられている。この第3仕切板(33)は、左側面板(12)側に掛け具(87)が設けられ、第1仕切板(31)側に引き掛け式の錠前(82)が設けられている。上記ダンパユニット(70)は、本体(7a)の一端が掛け具(87)に掛けられ、本体(7a)の他端が錠前(82)で固定されている。この錠前(82)は、掛け部(82a)を回動させて本体(7a)に引き掛けている。これにより、ダンパユニット(70)の取り外しおよび取り付けが第1空間(17)側から容易に行える。他のダンパユニット(70)も同様に第3仕切板(33)または第2仕切板(32)に着脱自在に取り付けられている。なお、上記錠前(82)は、これに限らず、いわゆるワンタッチ式の引き掛け式であれば如何なる形式のものであってもよい。
上記ダンパユニット(70)の各モータ(7e)は、ケーシング(11)に設けられた駆動源である電源端子箱(図示せず)と駆動用ケーブル(81)で接続されている。この駆動用ケーブル(81)は、ダンパユニット(70)の近傍であって第1仕切板(31)側にコネクタ(81a)を備え、該コネクタ(81a)によって電源端子箱側のケーブルと断接自在に接続されている。これにより、第1空間(17)側から駆動用ケーブル(81)を電気的に容易に切り離せるので、複雑な配線作業を省略でき、ダンパユニット(70)の取り外し等を一層容易に行うことができる。他のダンパユニット(70)のモータ(7e)も同一構成の駆動用ケーブル(81)が接続されている。
上記第1仕切板(31)は、第1流入路(43)および第2流入路(45)のそれぞれの一端部に対応する部分に開口である取出口(84)が形成されている。そして、上記第1仕切板(31)には、各取出口(84)を閉鎖する仕切蓋(83)が着脱自在に設けられている。この仕切蓋(83)を取り外すことにより、第1流入路(43)および第2流入路(45)のダンパユニット(70)が各流入路(43,45)における第1空間(17)側の端部から挿通可能になる。これにより、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)の全てのダンパユニット(70)が第1空間(17)より挿通可能となる。したがって、上記第1空間(17)にアクセスするだけで、ケーシング(11)内の全てのダンパユニット(70)をケーシング(11)外へ取り出すことができる。
なお、本実施形態では、全てのダンパユニット(70)を第1空間(17)側から挿通するようにしたが、これに代えて、左側面板(12)側から挿通するようにしてもよい。その場合、左側面板(12)における各流出路(44,46)の端部に対応する部分に取出口が形成され、該取出口(84)に着脱自在な仕切蓋が設けられる。これにより、各流入路(43,45)のダンパユニット(70)は室外空気吸込口(21)および室内空気吸込口(22)より挿通し、各流出路(44,46)のダンパユニット(70)は仕切蓋を取り外すことによって取出口より挿通する。これは、第1空間(17)にアクセスできない場合に有効である。
−運転動作−
上記調湿装置(10)の調湿動作について説明する。この調湿装置(10)では、除湿運転と加湿運転とが切り換え可能になっている。
《除湿運転》
この除湿運転時において、調湿装置(10)では、給気ファン(25)および排気ファン(26)が運転される。そして、この調湿装置(10)は、室外空気(OA)を第1空気として取り込んで室内に供給する一方、室内空気(RA)を第2空気として取り込んで室外に排出する。
先ず、除湿運転時の第1動作について、図1および図8を参照しながら説明する。この第1動作では、第1吸着熱交換器(61)において吸着材の再生が行われ、第2吸着熱交換器(62)において第1空気である室外空気(OA)の除湿が行われる。
上記第1動作時において、冷媒回路(60)では、四路切換弁(64)が図1(A)に示す状態に切り換えられる。この状態で圧縮機(63)を運転すると、冷媒回路(60)で冷媒が循環し、第1吸着熱交換器(61)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(62)が蒸発器となる第1冷凍サイクル動作が行われる。
具体的に、上記圧縮機(63)から吐出された冷媒は、第1吸着熱交換器(61)で放熱して凝縮し、その後に電動膨張弁(65)へ送られて減圧される。この減圧された冷媒は、第2吸着熱交換器(62)で吸熱して蒸発し、その後に圧縮機(63)へ吸入されて圧縮される。そして、この圧縮された冷媒は、再び圧縮機(63)から吐出される。
また、上記第1動作時において、各開口(51〜58)のダンパ(71〜78)を切り換えることにより、第2開口(52)と第3開口(53)と第5開口(55)と第8開口(58)とを開口状態とし、第1開口(51)と第4開口(54)と第6開口(56)と第7開口(57)とを閉鎖状態とする。そして、図8に示すように、第1吸着熱交換器(61)へ第2空気としての室内空気(RA)が供給され、第2吸着熱交換器(62)へ第1空気としての室外空気(OA)が供給される。
具体的に、上記室内空気吸込口(22)より流入した第2空気は、第2流入路(45)から第5開口(55)を通って第1熱交換室(41)へ送り込まれる。この第1熱交換室(41)では、第2空気が第1吸着熱交換器(61)を上から下へ向かって通過する。この第1吸着熱交換器(61)では、外表面に担持された吸着材が冷媒により加熱され、この吸着材から水分が脱離する。この吸着材から脱離した水分は、第1吸着熱交換器(61)を通過する第2空気に放出される。この第1吸着熱交換器(61)で水分を付与された第2空気は、第1熱交換室(41)から第3開口(53)を通って第1流出路(44)へ流出する。その後、第2空気は、排気ファン(26)へ吸い込まれ、排気吹出口(23)から排出空気(EA)として室外へ排出される。
一方、上記室外空気吸込口(21)より流入した第1空気は、第1流入路(43)から第2開口(52)を通って第2熱交換室(42)へ送り込まれる。この第2熱交換室(42)では、第1空気が第2吸着熱交換器(62)を上から下へ向かって通過する。この第2吸着熱交換器(62)では、外表面に担持された吸着材に第1空気中の水分が吸着される。その際に生じる吸着熱は、冷媒が吸熱する。上記第2吸着熱交換器(62)で除湿された第1空気は、第2熱交換室(42)から第8開口(58)を通って第2流出路(46)へ流出する。その後、第1空気は、給気ファン(25)へ吸い込まれ、給気吹出口(24)から供給空気(SA)として室内へ供給される。
次に、上記除湿運転時の第2動作について、図1および図9を参照しながら説明する。この第2動作では、第2吸着熱交換器(62)において吸着材の再生が行われ、第1吸着熱交換器(61)において第1空気である室外空気(OA)の除湿が行われる。
この第2動作時において、冷媒回路(60)では、四路切換弁(64)が図1(B)に示す状態に切り換えられる。この状態で圧縮機(63)を運転すると、冷媒回路(60)で冷媒が循環し、第1吸着熱交換器(61)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(62)が凝縮器となる第2冷凍サイクル動作が行われる。
具体的に、上記圧縮機(63)から吐出された冷媒は、第2吸着熱交換器(62)で放熱して凝縮し、その後に電動膨張弁(65)へ送られて減圧される。この減圧された冷媒は、第1吸着熱交換器(61)で吸熱して蒸発し、その後に圧縮機(63)へ吸入されて圧縮される。そして、この圧縮された冷媒は、再び圧縮機(63)から吐出される。
また、上記第2動作時において、各開口(51〜58)のダンパ(71〜78)を切り換えることにより、第1開口(51)と第4開口(54)と第6開口(56)と第7開口(57)とを開口状態とし、第2開口(52)と第3開口(53)と第5開口(55)と第8開口(58)とを閉鎖状態とする。そして、図9に示すように、第1吸着熱交換器(61)へ第1空気としての室外空気(OA)が供給され、第2吸着熱交換器(62)へ第2空気としての室内空気(RA)が供給される。
具体的に、上記室内空気吸込口(22)より流入した第2空気は、第2流入路(45)から第6開口(56)を通って第2熱交換室(42)へ送り込まれる。この第2熱交換室(42)では、第2空気が第2吸着熱交換器(62)を上から下へ向かって通過する。この第2吸着熱交換器(62)では、外表面に担持された吸着材が冷媒により加熱され、この吸着材から水分が脱離する。この吸着材から脱離した水分は、第2吸着熱交換器(62)を通過する第2空気に放出される。上記第2吸着熱交換器(62)で水分を付与された第2空気は、第2熱交換室(42)から第4開口(54)を通って第1流出路(44)へ流出する。その後、第2空気は、排気ファン(26)へ吸い込まれ、排気吹出口(23)から排出空気(EA)として室外へ排出される。
一方、上記室外空気吸込口(21)より流入した第1空気は、第1流入路(43)から第1開口(51)を通って第1熱交換室(41)へ送り込まれる。この第1熱交換室(41)では、第1空気が第1吸着熱交換器(61)を上から下へ向かって通過する。この第1吸着熱交換器(61)では、外表面に担持された吸着材に第1空気中の水分が吸着される。その際に生じる吸着熱は、冷媒が吸熱する。上記第1吸着熱交換器(61)で除湿された第1空気は、第1熱交換室(41)から第7開口(57)を通って第2流出路(46)へ流出する。その後、第1空気は、給気ファン(25)へ吸い込まれ、給気吹出口(24)から供給空気(SA)として室内へ供給される。
《加湿運転》
上記加湿運転時において、調湿装置(10)では、給気ファン(25)および排気ファン(26)が運転される。そして、この調湿装置(10)は、室内空気(RA)を第1空気として取り込んで室外に排出する一方、室外空気(OA)を第2空気として取り込んで室内に供給する。
先ず、加湿運転時の第1動作について、図1および図10を参照しながら説明する。この第1動作では、第1吸着熱交換器(61)において第2空気である室外空気(OA)の加湿が行われ、第2吸着熱交換器(62)において第1空気である室内空気(RA)から水分の回収が行われる。上記第1動作時においては、冷媒回路(60)の四路切換弁(64)が図1(A)に示す状態に切り換えられ、第1冷凍サイクル動作が行われる。
また、上記第1動作時において、各開口(51〜58)のダンパ(71〜78)を切り換えることにより、第1開口(51)と第4開口(54)と第6開口(56)と第7開口(57)とを開口状態とし、第2開口(52)と第3開口(53)と第5開口(55)と第8開口(58)とを閉鎖状態とする。そして、図10に示すように、第1吸着熱交換器(61)には第2空気としての室外空気(OA)が供給され、第2吸着熱交換器(62)には第1空気としての室内空気(RA)が供給される。
具体的に、上記室内空気吸込口(22)より流入した第1空気は、第2流入路(45)から第6開口(56)を通って第2熱交換室(42)へ送り込まれる。この第2熱交換室(42)では、第1空気が第2吸着熱交換器(62)を上から下へ向かって通過する。この第2吸着熱交換器(62)では、外表面に担持された吸着材に第1空気中の水分が吸着される。その際に生じる吸着熱は、冷媒が吸熱する。その後、水分を奪われた第1空気は、第4開口(54)、第1流出路(44)、排気ファン(26)を順に通過し、排出空気(EA)として排気吹出口(23)から室外へ排出される。
一方、上記室外空気吸込口(21)より流入した第2空気は、第1流入路(43)から第1開口(51)を通って第1熱交換室(41)へ送り込まれる。この第1熱交換室(41)では、第2空気が第1吸着熱交換器(61)を上から下へ向かって通過する。この第1吸着熱交換器(61)では、外表面に担持された吸着材が冷媒により加熱され、この吸着材から水分が脱離する。この吸着材から脱離した水分は、第1吸着熱交換器(61)を通過する第2空気に放出される。その後、加湿された第2空気は、第7開口(57)、第2流出路(46)、給気ファン(25)を順に通過し、供給空気(SA)として給気吹出口(24)から室内へ供給される。
次に、上記加湿運転時の第2動作について、図1および図11を参照しながら説明する。この第2動作では、第2吸着熱交換器(62)において第2空気である室外空気(OA)の加湿が行われ、第1吸着熱交換器(61)において第1空気である室内空気(RA)から水分の回収が行われる。上記第2動作時においては、冷媒回路(60)の四路切換弁(64)が図1(B)に示す状態に切り換えられ、第2冷凍サイクル動作が行われる。
また、上記第2動作時において、各開口(51〜58)のダンパ(71〜78)を切り換えることにより、第2開口(52)と第3開口(53)と第5開口(55)と第8開口(58)とを開口状態とし、第1開口(51)と第4開口(54)と第6開口(56)と第7開口(57)とを閉鎖状態とする。そして、図11に示すように、第1吸着熱交換器(61)には第1空気としての室内空気(RA)が供給され、第2吸着熱交換器(62)には第2空気としての室外空気(OA)が供給される。
具体的に、上記室内空気吸込口(22)より流入した第1空気は、第2流入路(45)から第5開口(55)を通って第1熱交換室(41)に送り込まれる。この第1熱交換室(41)では、第1空気が第1吸着熱交換器(61)を上から下に向かって通過する。この第1吸着熱交換器(61)では、外表面に担持された吸着材に第1空気中の水分が吸着される。その際に生じる吸着熱は、冷媒が吸熱する。その後、水分を奪われた第1空気は、第3開口(53)、第1流出路(44)、排気ファン(26)を順に通過し、排出空気(EA)として排気吹出口(23)から室外へ排出される。
一方、上記室外空気吸込口(21)より流入した第2空気は、第1流入路(43)から第2開口(52)を通って第2熱交換室(42)に送り込まれる。この第2熱交換室(42)では、第2空気が第2吸着熱交換器(62)を上から下へ向かって通過する。この第2吸着熱交換器(62)では、外表面に担持された吸着材が冷媒により加熱され、この吸着材から水分が脱離する。この吸着材から脱離した水分は、第2吸着熱交換器(62)を通過する第2空気に付与される。その後、加湿された第2空気は、第8開口(58)、第2流出路(46)、給気ファン(25)を順に通過し、供給空気(SA)として給気吹出口(24)から室内へ供給される。
《ダンパユニットの取出および取付》
先ず、上述した各運転が停止状態において、第1空間(17)にアクセスする。この第1空間(17)で第1仕切板(31)の2つの仕切蓋(83)を取り外す。次に、上記各ダンパユニット(70)の駆動用ケーブル(81)をコネクタ(81a)より切り離す。続いて、錠前(82)を開いてダンパユニット(70)を取り外し、第1空間(17)内に引っ張り込んで外部へ搬出する。一方、上記ダンパユニット(70)の取付作業については、上述した手順を逆に行う。
上記の作業では、4つのダンパユニット(70)を搬出または搬入するだけで、8つのダンパ(71〜78)のメンテナンスを行えるので、メンテナンス作業を簡略化することができる。また、上記ダンパユニット(70)を着脱するための錠前(82)や、駆動用ケーブル(81)を断接するためのコネクタ(81a)を第1空間(17)側に設けるようにしたので、着脱作業およぼ断接作業を第1空間(17)から連続して行うことができる。つまり、上記第1空間(17)にアクセスするだけで、ダンパユニット(70)の搬出等の作業を容易に行うことができる。
−実施形態の効果−
以上のように、本実施形態1によれば、8つのダンパ(71〜78)を4つのダンパユニット(70)に構成するようにしたので、ダンパ(71〜78)の搬出作業および搬入作業を簡略化させることができる。特に、上記各流入路(43,45)および各流出路(44,46)ごとの隣り合うダンパ(71〜78)をユニット化するようにしたので、第1空間(17)側からだとアクセスし辛い背面側のダンパ(72,74,76,78)に対しても容易に搬出搬入が可能になる。これにより、一層搬出作業等を簡略させることができる。
また、上記ダンパユニット(70)の着脱手段に、引き掛け式、いわゆるワンタッチ式の錠前(82)を用いるようにしたので、容易に着脱させることができる。
また、上記ダンパ(71〜78)のモータ(7e)の駆動用ケーブル(81)に、該駆動用ケーブル(81)と電源端子箱とが断接自在となるコネクタ(81a)を設けるようにしたので、駆動用ケーブル(81)を容易に切り離すことができる。
また、特に、上記錠前(82)やコネクタ(81a)を第1空間(17)側に設けるようにしたので、ダンパユニット(70)の着脱作業や駆動用ケーブル(81)の断接作業を1箇所からまとめて行うことができる。これにより、ダンパユニット(70)の搬出作業等の効率を向上させることができる。
また、上記各ダンパユニット(70)の何れも第1空間(17)側からアクセスするようにしたので、第1空間(17)に配置されている圧縮機(63)やファン(25,26)の搬出および搬入用に設けられる取出口等を流用することができる。これにより、装置全体のメンテナンス性を向上させることができる。
《発明の実施形態2》
本実施形態2の調湿装置(10)は、図12および図13に示すように、上記実施形態1におけるケーシング(11)の内部構造を変更したものである。つまり、本実施形態では、上記実施形態1における第1空間(17)が正面側に配置され、室外空気吸込口(21)および室内空気吸込口(22)が背面側に、排気吹出口(23)および給気吹出口(24)が正面側に配置されている。ここでは、本実施形態について、上記実施形態1と異なる点を説明する。なお、図12(B)においては、実施形態1と同様に、下側がケーシング(11)の正面側であって、上側がケーシング(11)の背面側である。また、以下の説明における「右」「左」「上」「下」は、何れも参照する図面におけるものを意味する。
上記ケーシング(11)は、平面視が長方形状で扁平な直方体に形成されている。上記背面板(15)には、左側面板(12)寄りに室外空気吸込口(21)が形成され、右側面板(13)寄りに室内空気吸込口(22)が形成されている。一方、上記ケーシング(11)の正面板(14)には、右側面板(13)寄りに排気吹出口(23)が形成され、左側面板(12)寄りに給気吹出口(24)が形成されている。
上記ケーシング(11)の内部には、上下方向の中心部よりも正面板(14)寄りに第1仕切板(31)が立設されている。上記ケーシング(11)の内部空間(16)は、第1仕切板(31)によって上下に仕切られている。そして、この第1仕切板(31)の下側が第1空間(17)となり、第1仕切板(31)の上側が第2空間(18)となっている。
上記ケーシング(11)の第2空間(18)には、第2仕切板(32)が第1仕切板(31)寄りに立設され、第3仕切板(33)が背面板(15)寄りに立設されている。そして、上記第2空間(18)は、第2仕切板(32)および第3仕切板(33)により、正面側から背面側に向かって3つの空間に仕切られている。上記第2仕切板(32)と第3仕切板(33)とに挟まれた空間には、右側の第1熱交換室(41)と左側の第2熱交換室(42)とに区切る第6仕切板(36)が立設されている。つまり、上記第1熱交換室(41)と第2熱交換室(42)とは、隣接して配置されている。
上記第2空間(18)の背面板(15)側の空間において、第5仕切板(35)の上側の空間が第1流入路(43)を構成し、下側の空間が第2流入路(45)を構成している。上記第1流入路(43)は室外空気吸込口(21)に連通し、第2流入路(45)は室内空気吸込口(22)に連通している。
一方、上記第2空間(18)の第1仕切板(31)側の空間において、第4仕切板(34)の上側の空間が第2流出路(46)を構成し、下側の空間が第1流出路(44)を構成している。上記第1流出路(44)は排気ファン(26)を介して排気吹出口(23)に連通し、第2流出路(46)は給気ファン(25)を介して給気吹出口(24)に連通している。
このように、各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、ケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する正面板(14)と背面板(15)とに平行に形成され、且つ、正面板(14)および背面板(15)が延びる方向の両端に位置する左側面板(12)と右側面板(13)とに亘って形成されている。
上記第3仕切板(33)には、4つの開口(51,52,55,56)が形成されている(図12(A)を参照)。この4つの開口(51,52,55,56)は、行列方向に近接して位置し、つまり、上下左右に2つずつ升目状に配置されている。そして、上記4つの開口(51,52,55,56)は、機能的に実施形態1における第1開口(51)と第2開口(52)と第5開口(55)と第6開口(56)とにそれぞれ相当し、第1ダンパ(71)と第2ダンパ(72)と第5ダンパ(75)と第6ダンパ(76)とがそれぞれ設けられている。
上記第2仕切板(32)には、4つの開口(57,58,53,54)が形成されている(図12(C)を参照)。この4つの開口(55〜58)は、行列方向に近接して位置し、つまり、上下左右に2つずつ升目状に配置されている。そして、上記4つの開口(57,58,53,54)は、機能的に実施形態1における第7開口(57)と第8開口(58)と第3開口(53)と第4開口(54)とにそれぞれ相当し、第7ダンパ(77)と第8ダンパ(78)と第3ダンパ(73)と第4ダンパ(74)とがそれぞれ設けられている。
そして、実施形態1と同様に、上記第1ダンパ(71)と第2ダンパ(72)が、上記第3ダンパ(73)と第4ダンパ(74)が、上記第5ダンパ(75)と第6ダンパ(76)が、上記第7ダンパ(77)と第8ダンパ(78)がそれぞれ1つのユニットに形成されたダンパユニット(70)で構成されている。
上記右側面板(13)には、2つの開口である取出口(86)が形成されている。この2つの取出口(86)は、第1流入路(43)および第2流入路(45)の側部に対応する部分と、第1流出路(44)および第2流出路(46)の側部に対応する部分とにそれぞれ形成されている。上記各取出口(86)は、各流入路(43,45)および各流出路(44,46)のダンパユニット(70)が挿通可能に構成されている。そして、上記右側面板(13)には、各取出口(86)を閉鎖する閉鎖板(85)がそれぞれ着脱自在に取り付けられている。
上記第2仕切板(32)および第3仕切板(33)は、左側面板(12)側に掛け具(87)が設けられ、右側面板(13)側に引き掛け式の錠前(82)が設けられている。また、上記ダンパユニット(70)の駆動用ケーブル(81)は、右側面板(13)側にコネクタ(81a)を備えている。これにより、ダンパユニット(70)の着脱作業および駆動用ケーブル(81)の断接作業を取出口(86)から容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態の場合、右側面板(13)の閉鎖板(85)を取り外すことにより、右側面板(13)側から全てのダンパユニット(70)を外部へ容易に取り出すことができ、またケーシング(11)内へ取り付けることができる。その他の構成、作用および効果は実施形態1と同様である。
なお、本実施形態では、ダンパユニット(70)の取出口(86)を右側面板(13)に設けたが、これに代えて、左側面板(12)に設けるようにしてもよいし、または両側面板(12,13)に設けるようにしてもよいことは勿論である。
《その他の実施形態》
上記各実施形態は、表面に吸着剤が担持された吸着熱交換器(61,62)が吸着部材を構成するタイプの調湿装置(10)に本発明を適用するようにしたが、これに限定されず、多数形成された空気通路を通過する空気と吸着剤とを接触させる吸着素子により吸着部材を構成するタイプの調湿装置に適用するようにしてもよい。この種の調湿装置では、吸着素子で第1空気を除湿すると共に、冷媒回路の凝縮器などの加熱手段によって加熱された第2空気を吸着素子へ供給して吸着剤を再生する。
以上説明したように、本発明は、空気の流通経路を切り換えるダンパを複数備えた調湿装置として有用である。
実施形態に係る調湿装置の冷媒回路を示す回路図である。 実施形態に係る吸着熱交換器を示す斜視図である。 実施形態1に係る調湿装置をダンパユニットを省略して示す概略構成図である。 実施形態1に係る調湿装置をダンパユニットを配置して示す概略構成図である。 ダンパユニットのダンパの断面図であり、(A)は閉状態のダンパを示し、(B)は開状態のダンパを示す。 実施形態1に係るダンパユニットの配置部を概略的に示す背面からの斜視図である。 ダンパユニットの取付部を示す断面図である。 除湿運転の第1動作における空気の流れを示す調湿装置の概略構成図である。 除湿運転の第2動作における空気の流れを示す調湿装置の概略構成図である。 加湿運転の第1動作における空気の流れを示す調湿装置の概略構成図である。 加湿運転の第2動作における空気の流れを示す調湿装置の概略構成図である。 実施形態2に係る調湿装置をダンパユニットを配置して示す概略構成図である。 実施形態2に係るダンパユニットの配置部を概略的に示す正面からの斜視図である。
符号の説明
10 調湿装置
11 ケーシング
21,22 室外空気吸込口,室内空気吸込口(流入口)
23,24 排気吹出口,給気吹出口(流出口)
41,42 第1,第2熱交換室(第1,第2処理空間)
43,44 第1,第2流入路(流入通路)
45,46 第1,第2流出路(流出通路)
61,62 第1,第2吸着熱交換器(第1,第2吸着部材)
70 ダンパユニット
71〜78 ダンパ
81 駆動用ケーブル
82 錠前
83 仕切蓋(仕切板)

Claims (10)

  1. 吸着剤を有して空気中の水分の吸着と脱離による空気中への水分の放出とを行う第1吸着部材(61)と第2吸着部材(62)とがケーシング(11)内に収納された調湿装置であって、
    上記ケーシング(11)内には、第1吸着部材(61)を有する第1処理空間(41)と、第2吸着部材(62)を有する第2処理空間(42)とが区画され、
    上記ケーシング(11)内には、各処理空間(41,42)に空気を導入する流入通路(43,45)と、各処理空間(41,42)から空気が流出する流出通路(44,46)とが区画され、
    上記各流入通路(43,45)および各流出通路(44,46)と各処理空間(41,42)との区画部には、空気の流通と遮断とを切り換えるダンパ(71,・・・)が設けられ、
    上記複数のダンパ(71,・・・)のうち隣り合う少なくとも2つ以上のダンパ(71,・・・)は、1つのユニットに形成されたダンパユニット(70)に構成されている
    ことを特徴とする調湿装置。
  2. 請求項1において、
    上記第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とは、隣接して配置され、
    上記流入通路(43,45)は、第1空気の第1流入路(43)と第2空気の第2流入路(45)とを備え、上記流出通路(44,46)は、第1空気の第1流出路(44)と第2空気の第2流出路(46)とを備える一方、
    上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、2つが第1処理空間(41)と第2処理空間(42)とが連続する第1の側面に沿って重畳して配置され、残りの2つが第1処理空間(41)と第2処理空間(42)との第1の側面に対向する第2の側面に沿って重畳して配置され、
    上記ダンパ(71,・・・)は、上記第1流入路(43)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第2流入路(45)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第1流出路(44)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部と、上記第2流出路(46)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部とに設けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  3. 請求項2において、
    上記第1流入路(43)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(71,72)が1つのダンパユニット(70)で構成され、
    上記第2流入路(45)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(75,76)が1つのダンパユニット(70)で構成され、
    上記第1流出路(44)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(73,74)が1つのダンパユニット(70)で構成され、
    上記第2流出路(46)と第1処理空間(41)および第2処理空間(42)との区画部に設けられる2つの隣り合うダンパ(77,78)が1つのダンパユニット(70)で構成される一方、
    上記ダンパユニット(70)は、ケーシング(11)に着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  4. 請求項3において、
    上記ケーシング(11)は、扁平な直方体に形成され、
    上記ケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する2つの端面には、空気の流入口(21,22)と流出口(23,24)とが形成され、
    上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、ケーシング(11)の厚さ方向に位置して上記2つの端面とは別の互いに対向する2つの端面に沿って形成される一方、
    上記第1流入路(43)と第2流入路(45)は、流入口(21,22)に連通し、
    上記第1流出路(44)と第2流出路(46)は、流出口(23,24)に連通し、
    上記ケーシング(11)における第1流入路(43)と第2流入路(45)の少なくとも一端部に対応する部分および第1流出路(44)と第2流出路(46)の少なくとも一端部に対応する部分は、ダンパユニット(70)が挿通可能となるように形成されている
    ことを特徴とする調湿装置。
  5. 請求項4において、
    上記第1流入路(43)と第2流入路(45)の一端が流入口(21,22)に連通し、他端は、仕切板(83)で閉鎖され、
    上記第1流出路(44)と第2流出路(46)の一端は、上記流入口(21,22)が形成される端面を形成する端面板(12)で閉鎖され、他端が流出口(23,24)に連通し、
    上記仕切板(83)は、ケーシング(11)に着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  6. 請求項3において、
    上記ケーシング(11)は、扁平な直方体に形成され、
    上記ケーシング(11)の厚さ方向に位置して互いに対向する2つの端面には、空気の流入口(21,22)と流出口(23,24)とが形成され、
    上記各流入路(43,45)と各流出路(44,46)とは、ケーシング(11)の上記2つの端面に平行に且つケーシング(11)の上記2つの端面が延びる方向の両端に位置する2つの端面に亘って形成される一方、
    上記第1流入路(43)と第2流入路(45)は、流入口(21,22)に連通し、
    上記第1流出路(44)と第2流出路(46)は、流出口(23,24)に連通し、
    上記ケーシング(11)における第1流入路(43)と第2流入路(45)の少なくとも一側部に対応する部分および第1流出路(44)と第2流出路(46)の少なくとも一側部に対応する部分には、ダンパユニット(70)が挿通可能な開口(86)が形成され、
    上記ケーシング(11)には、上記開口(86)を閉鎖する閉鎖板(85)が着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  7. 請求項3〜6の何れか1項において、
    上記ダンパユニット(70)は、ケーシング(11)に引き掛け式の錠前(82)で取り付けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  8. 請求項3〜7の何れか1項において、
    上記ダンパユニット(70)には、ダンパ(71,・・・)の駆動用ケーブル(81)が駆動源と断接自在に取り付けられている
    ことを特徴とする調湿装置。
  9. 請求項8において、
    上記ダンパ(71,・・・)の駆動用ケーブル(81)と駆動源とは、ダンパユニット(70)の近傍で断接可能になっている
    ことを特徴とする調湿装置。
  10. 請求項1〜9の何れか1項において、
    上記吸着部材(61,62)は、表面に吸着剤が担持されたフィン(6a)と、内部を熱媒体が流れる伝熱管(6b)とを有する吸着熱交換器(61,62)に構成され、
    上記吸着熱交換器(61,62)の伝熱管(6b)へ冷却用の熱媒体を供給して空気中の水分を吸着剤に吸着させる吸着動作と、上記吸着熱交換器(61,62)の伝熱管(6b)へ加熱用の熱媒体を供給して吸着剤から脱離した水分を空気中へ放出する再生動作とを行う
    ことを特徴とする調湿装置。
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