JPH07233983A - 同時給排形換気扇 - Google Patents

同時給排形換気扇

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JPH07233983A
JPH07233983A JP2229294A JP2229294A JPH07233983A JP H07233983 A JPH07233983 A JP H07233983A JP 2229294 A JP2229294 A JP 2229294A JP 2229294 A JP2229294 A JP 2229294A JP H07233983 A JPH07233983 A JP H07233983A
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Hironori Kono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同時給排形換気扇において、シャッター板の
開閉動作性を損なうことなく、給気と排気がシャッター
仕切板の貫通孔を通して混ざるのを防止することを目的
とする。 【構成】 シャッター排気通風路15とシャッター給気
通風路16を開閉するシャッター板18をシャッター仕
切板14の貫通孔19を通して連結するシャッター連結
棒25が、シャッター仕切板14に対して垂直方向に摺
動することによって、シャッター板18の開閉動作性を
損なうことなく、給気と排気がシャッター仕切板14の
貫通孔19を通して混ざるのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに住宅などの換気
のために用いられる同時給排形換気扇に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅は高気密化が進み、この結
果、換気の必要性が高まるとともに、換気によって排気
した分に見合う給気をして室内の圧力を安定した状態に
する同時給排形換気扇の要望が高まってきている。
【0003】従来、この種の同時給排形換気扇は図7お
よび図8に示すように、室壁101に設けられた開口部
102に設置され、室内103と室外104とを連通す
る円筒状の換気扇本体105内部には、排気通風路10
7と給気通風路108とが、本体仕切板106によって
区画形成されており、排気通風路107には、排気送風
機109が、給気通風路108には、給気送風機110
が、それぞれに設けられている。また、換気扇本体10
5の室内側開口部111には、以下に述べるシャッター
ユニット112が設けられている。
【0004】前記シャッターユニット112は、その外
周部が換気扇本体105の内周部に嵌合される略円筒状
のシャッター枠113の内部を、シャッター排気通風路
115とシャッター給気通風路116とに、シャッター
仕切板114で区画形成しており、シャッター仕切板1
14の後端部を、換気扇本体105の本体仕切板106
の前端部に当接させることによって、シャッター排気通
風路115を排気通風路107に、シャッター給気通風
路116を給気通風路108にそれぞれ連通させてい
る。また、シャッター枠113内部には、その両端をシ
ャッター枠113の内周部から内方に、かつシャッター
仕切板114と平行に突設したシャッター支持ピン11
7に回動自在に支持されて、シャッター排気通風路11
5およびシャッター給気通風路116を開閉する複数枚
のシャッター板118が設けられており、これらのシャ
ッター板118は、シャッター仕切板114に設けた貫
通孔119を通してシャッター排気通風路115側とシ
ャッター給気通風路116側とに位置するシャッター連
結棒125によって連結されている。
【0005】また、換気扇本体105の室内103側端
部外周には、室壁101に沿って角状のフランジ部12
0が外方に延設されており、このフランジ部120の外
周部には、換気扇本体105の室内側開口部111を覆
うとともに、シャッター排気通風路115に連通する吸
込口121と、シャッター給気通風路116に連通する
吐出口122とを設けたグリル123が着脱自在に設け
られている。そしてグリル123のシャッター排気通風
路115側の下面には、グリル123内部と室内103
とを連通する案内孔124が設けられており、この案内
孔124を通して前記シャッター連結棒125に設けた
操作レバー部126が、グリル123の下端部から室内
103へ突設されている。
【0006】上記構成において、シャッター板118を
開放し、排気送風機109および給気送風機110を運
転すると、室内気が、排気送風機109によって吸引さ
れ、グリル123の吸込口121からシャッター排気通
風路115および排気通風路107を通過して排気口1
27から室外104へ排出されると同時に、外気が、給
気送風機110によって吸引され、給気口128から給
気通風路108およびシャッター給気通風路116を通
過してグリル123の吐出口122から室内103に給
気されることとなる。また、排気送風機109および給
気送風機110の停止時には、シャッター板118を閉
鎖することによって、外風が室内103に侵入するのを
防止することができることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の同時
給排形換気扇では、シャッター連結棒125が、シャッ
ター仕切板114の貫通孔119を通してシャッター排
気通風路115側のシャッター板118とシャッター給
気通風路116側のシャッター板118とを連結してい
ることから、シャッター板118開閉時のシャッター連
結棒125の動作は、図8に示すように、シャッター連
結棒125のシャッター板連結部129が、シャッター
支持ピン117を中心にした円弧上を移動するととも
に、シャッター連結棒125が、左右、前後方向に移動
することとなり、したがって、シャッター連結棒125
が前後方向に移動する分、貫通孔119の内形寸法を大
きくすることによって、シャッター板118開閉時にシ
ャッター連結棒125が、シャッター仕切板114に接
触するのを防止しなければならないので、貫通孔119
を通して給気と排気が混ざるという問題があった。
【0008】また、シャッター連結棒125が、左右、
前後方向に移動する分、グリル123の案内孔124の
内形寸法を大きくすることによって、シャッター板11
8開閉時にシャッター連結棒125の操作レバー部12
6が、グリル123に接触するのを防止しなければなら
ないので、室内気が、案内孔124からシャッター排気
通風路115に吸い込まれ、また、グリル123のシャ
ッター給気通風路116側に案内孔を設け、この案内孔
を通してシャッター連結棒の操作レバー部を室内103
へ突設した場合には、シャッター給気通風路116を通
って吐出口122から室内103に給気される外気の一
部が、案内孔から室内103に吐出されることとなり、
案内孔の周辺の室壁101を汚すという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、シャ
ッター板の開閉動作性を損なうことなく、給気と排気が
シャッター仕切板の貫通孔を通して混ざるのを防止する
ことのできる同時給排形換気扇を提供することを第1の
目的とする。
【0010】第2の目的は、上記第1の目的を簡単な構
造で達成することにある。第3の目的は、シャッター板
の開閉動作性を向上させることにある。
【0011】第4の目的は、室内気が、シャッター連結
棒を操作する操作レバー部を室内側に案内する案内孔か
ら吸い込まれたり、あるいは、外気が案内孔から室内に
吐出されて、案内孔の周辺の室壁を汚すのを防止するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、室壁に開口された開口部に
挿入設置される筒部内部を本体仕切板によって、排気通
風路と給気通風路とに区画形成した換気扇本体と、この
換気扇本体の室内側に連通する略筒状のシャッター枠内
部をシャッター仕切板によって、前記排気通風路に連通
するシャッター排気通風路、および前記給気通風路に連
通するシャッター給気通風路に区画形成し、前記シャッ
ター排気通風路および前記給気通風路をそれぞれ開閉す
る複数枚のシャッター板を設け、これらのシャッター板
を前記シャッター仕切板に設けた貫通孔を通して連結連
動するシャッター連結棒を設けたシャッターユニットと
を備え、前記シャッター連結棒が、前記シャッター仕切
板に対して垂直方向に摺動することによって、前記シャ
ッター板を開閉する同時給排形換気扇の構成としたもの
である。
【0013】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、シャッター板の両端部をシャッター枠の内周部
に回動自在に支持し、前記シャッター板とシャッター連
結棒との連結部をシャッター仕切板と平行方向に摺動自
在に設けることによって、前記シャッター連結棒を前記
シャッター仕切板に対して垂直方向に摺動自在に設けた
同時給排形換気扇の構成としたものである。
【0014】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、シャッター板の両端部のそれぞれの中央部に設
けたシャッター支持部をシャッター枠の内周部に回動自
在に支持し、前記シャッター支持部の外周部に歯車を設
け、この歯車に噛合するラック部をシャッター連結棒に
設けることによって、前記シャッター板を前記シャッタ
ー連結棒で連結するとともに前記シャッター連結棒を前
記シャッター仕切板に対して垂直方向に摺動自在に設け
た同時給排形換気扇の構成としたものである。
【0015】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、換気扇本体の室内側外周端部から室壁に沿って
外方に延設した角状のフランジ部の外周部に、略角筒状
の本体枠を設け、前記フランジ部のシャッター連結棒の
摺動方向と垂直方向の前面に、このフランジ部に沿って
回動自在に支持した操作板の一方の端部に設けた操作レ
バー部を、前記本体枠の壁部に開口した案内孔を通して
室内側に臨ませるとともに、前記操作板のもう一方の端
部近傍に設けた第1のレバー係合部を、前記シャッター
連結棒に設けたシャッター係合部に係合し、前記操作板
の支持部を中心にした円弧状の大リブ、および前記大リ
ブの内径寸法より小さい内径寸法の小リブを、前記案内
孔を覆うように前記フランジ部の前面から突設し、これ
らのリブ間で形成される円弧状の案内溝部に摺動自在に
係合する第2のレバー係合部を操作板に設け、前記操作
レバー部を室内側から操作することによって、前記シャ
ッター連結棒を作動させる同時給排形換気扇の構成とし
ている。
【0016】
【作用】本発明は、上記した第1の手段の構成により、
シャッター排気通風路とシャッター給気通風路を開閉す
るシャッター板をシャッター仕切板の貫通孔を通して連
結するシャッター連結棒が、シャッター仕切板に対して
垂直方向に摺動することによって、前記シャッター板を
開閉するので、シャッター連結棒が、シャッター仕切板
の垂直方向に円滑に摺動する分だけ、貫通孔の内形寸法
をシャッター連結棒の外形寸法より大きくするだけでよ
いこととなる。
【0017】また、第2の手段の構成により、シャッタ
ー板とシャッター連結棒との連結部をシャッター仕切板
と平行方向に摺動自在に設けるだけの簡単な構造で、シ
ャッター連結棒をシャッター仕切板に対して垂直方向に
摺動自在とすることができることとなる。
【0018】また、第3の手段の構成により、シャッタ
ー板とシャッター連結棒との連結部を歯車とラック部と
で構成することによって、シャッター板の開閉動作を円
滑にすることができることとなる。
【0019】また、第4の手段の構成により、案内孔と
操作レバー部との間の隙間が、大リブおよび小リブによ
って覆われることとなり、室内気が、案内孔からシャッ
ター排気通風路に吸い込まれたり、あるいはシャッター
給気通風路を通って室内に給気される外気の一部が、案
内孔から室内に吐出されるのを防止することができるこ
ととなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図4を参照しながら説明する。
【0021】図に示すように、室壁1に設けられた開口
部2に設置され、室内3と室外4とを連通する円筒状の
換気扇本体5内部には、排気通風路7と給気通風路8と
が、本体仕切板6によって区画形成されており、排気通
風路7には、排気送風機9が、給気通風路8には、給気
送風機10が、それぞれに設けられている。また、換気
扇本体5の室内側開口部11には、以下に述べるシャッ
ターユニット12が設けられている。
【0022】前記シャッターユニット12は、その外周
部が換気扇本体5の内周部に嵌合される略円筒状のシャ
ッター枠13の内部を、シャッター排気通風路15とシ
ャッター給気通風路16とに、シャッター仕切板14で
区画形成しており、シャッター仕切板14の後端部を、
換気扇本体5の本体仕切板6の前端部に当接させること
によって、シャッター排気通風路15を排気通風路7
に、シャッター給気通風路16を給気通風路8にそれぞ
れ連通させている。また、シャッター枠13内部には、
その両端をシャッター枠13の内周部から内方に、かつ
シャッター仕切板14と平行に突設したシャッター支持
ピン17に回動自在に支持されて、シャッター排気通風
路15およびシャッター給気通風路16を開閉する複数
枚のシャッター板18が設けられており、これらのシャ
ッター板18は、シャッター仕切板14に設けた貫通孔
19を通してシャッター排気通風路15側とシャッター
給気通風路16側とに位置するシャッター連結棒25に
よって連結されている。前記シャッター板18とシャッ
ター連結棒25との連結部26は、シャッター板18に
設けたシャッターフランジ部27から突設した連結支持
ピン28に、シャッター連結棒25の連結孔29を係合
することによって連結されており、連結孔29を、その
長径側がシャッター仕切板14と平行方向に形成された
長孔状とするとともに、この連結孔29の長径方向に連
結支持ピン28を摺動自在に設け、シャッター連結棒2
5が、シャッター仕切板14に対して垂直方向に摺動す
ることによって、シャッター板17を開閉するように構
成されている。
【0023】また、換気扇本体5の室内3側端部外周に
は、室壁1に沿って角状のフランジ部30が外方に延設
されており、このフランジ部30の外周部には、前方を
開口した略角筒状の本体枠31が一体形成されている。
また、換気扇本体5の室内3側には、本体枠31の室内
側開口部32を覆いシャッター排気通風路15に連通す
る吸込口33と、シャッター給気通風路16に連通する
吐出口34とを設けたグリル35が着脱自在に設けられ
ている。また、フランジ部30のシャッター排気通風路
15側の前面の下部から室内3側に突設したレバー支持
ピン36には、操作板37が、フランジ部30に沿って
回動自在に支持されている。そして、操作板37の下端
部には、操作レバー部38が設けられており、この操作
レバー部38を本体枠31の下壁部に開口した案内孔3
8Aを通して室内3側に臨ませている。また、操作板3
7の上端部近傍には、第1のレバー係合部39が設けら
れており、この第1のレバー係合部39をシャッター連
結棒25に設けたシャッター係合部40に係合してい
る。また、操作板37の裏面には、レバー支持ピン36
を中心にして、案内孔38Aを覆うように、フランジ部
30の前面から室内3側に突設した円弧状の大リブ41
と、大リブ41の内径寸法より小さい内径寸法の小リブ
42との間で形成される案内溝部43に摺動自在に係合
する第2のレバー係合部44が設けられており、操作レ
バー部38を室内3側から操作することによって、シャ
ッター連結棒25を作動させるようになっている。
【0024】上記構成において、室内3側から操作レバ
ー部38をシャッター仕切板14側に動かすと、第1の
レバー係合部39およびシャッター係合部40を介して
シャッター連結棒25が、シャッター仕切板14に対し
て垂直に、かつ、シャッター係合部40がシャッター仕
切板14と反対側に摺動し、このシャッター連結棒25
の動きにともなって、連結支持ピン28が、連結孔29
の室外4側から室内3側に摺動するとともに、シャッタ
ー板18が、シャッター支持ピン17を支点に回転して
シャッター排気通風路15およびシャッター給気通風路
16を開放することとなる。
【0025】そして、操作レバー部38をシャッター仕
切板14と反対側に動かすと、第1のレバー係合部39
およびシャッター係合部40を介してシャッター連結棒
25が、シャッター仕切板14に対して垂直に、かつ、
シャッター係合部40がシャッター仕切板14側に摺動
し、このシャッター連結棒25の動きにともなって、連
結支持ピン28が、連結孔29の室内3側から室外4側
に摺動するとともに、シャッター板18が、シャッター
支持ピン17を支点に回転してシャッター排気通風路1
5およびシャッター給気通風路16を閉鎖することとな
る。
【0026】このように、本発明の第1実施例の同時給
排形換気扇によれば、シャッター排気通風路15とシャ
ッター給気通風路16を開閉するシャッター板18をシ
ャッター仕切板14の貫通孔19を通して連結するシャ
ッター連結棒25が、シャッター仕切板14に対して垂
直方向に摺動することによって、シャッター板18を開
閉するので、シャッター連結棒25が、シャッター仕切
板14の垂直方向に円滑に摺動する分だけ、貫通孔19
の内形寸法をシャッター連結棒25の外形寸法より大き
くするだけでよいこととなり、したがって、シャッター
板18の開閉動作性を損なうことなく、給気と排気がシ
ャッター仕切板14の貫通孔19を通して混ざるを防止
することができる。
【0027】また、シャッター連結棒25に、その長径
側がシャッター仕切板14と平行方向に形成された長孔
状の連結孔29を設け、この連結孔29にシャッター板
18の連結支持ピン28を係合するとともに、連結孔2
9の長径方向に摺動自在に設けるだけの簡単な構造で、
シャッター連結棒25をシャッター仕切板14に対して
垂直方向に摺動自在とすることができる。
【0028】また、案内孔38Aと操作レバー部38と
の間の隙間が、大リブ41および小リブ42によって覆
われることとなり、室内気が、案内孔38Aからシャッ
ター排気通風路15に吸い込まれるのを防止することが
できる。
【0029】また、操作板37の裏面に、案内溝部43
に摺動自在に係合する第2のレバー係合部44が設けら
れているので、操作レバー部38を操作する際、操作板
37が、案内溝部43に案内されながら円滑に回動する
こととなり、シャッター板18の開閉操作性を向上させ
ることができる。
【0030】なお、本第1実施例では操作板37をフラ
ンジ部30のシャッター排気通風路15側に設け、この
操作板37の操作レバー部38を本体枠31の下壁部に
開口した案内孔38Aを通して室内3側に臨ませたが、
これらをシャッター給気通風路16側に設けた場合に
は、シャッター給気通風路16を通って吐出口34から
室内3に給気される外気の一部が、案内孔から室内3に
吐出されるのを防止することができる。
【0031】つぎに本発明の第2実施例について、図5
および図6を参照しながら説明する。
【0032】なお、上記第1実施例と同じ構成要素には
同一符号を付し、その説明は省略する。
【0033】図に示すように、本実施例は上記第1実施
例に対し、シャッター板18Aの両端部のそれぞれの中
央部に設けたシャッター支持部であるシャッター支持ピ
ン17Aをシャッター枠13Aの内周部に回動自在に支
持し、シャッター支持ピン17A外周部に歯車50を設
け、この歯車50に噛合するラック部51をシャッター
連結棒25Aに設けることによって、シャッター板18
Aをシャッター連結棒25Aで連結するとともに、シャ
ッター連結棒25Aをシャッター仕切板14に対して垂
直方向に摺動自在に設けた点に特徴がある。
【0034】上記構成において、上記第1実施例と同様
にしてシャッター連結棒25Aが、シャッター仕切板1
4に対して垂直に、かつ、シャッター係合部40Aが、
シャッター仕切板14と反対側に摺動し、このシャッタ
ー連結棒25Aのラック部51の動きにともなって、歯
車50が、矢示A方向に回転するとともに、シャッター
板18Aが、シャッター支持ピン17Aを支点に回転し
てシャッター排気通風路15およびシャッター給気通風
路16を開放することとなる。
【0035】そして、同じくしてシャッター連結棒25
Aが、シャッター仕切板14に対して垂直に、かつ、シ
ャッター係合部40Aがシャッター仕切板14側に摺動
し、このシャッター連結棒25Aのラック部51の動き
にともなって、歯車50が、矢示B方向に回転するとと
もに、シャッター板18Aが、シャッター支持ピン17
Aを支点に回転してシャッター排気通風路15およびシ
ャッター給気通風路16を閉鎖することとなる。
【0036】このように、本発明の第2実施例の同時給
排形換気扇によれば、シャッター板18Aとシャッター
連結棒25Aとの連結部を歯車50とラック部51とで
構成することによって、シャッター板18Aの開閉動作
を円滑にすることができる。
【0037】また、歯車50の歯数の増減するだけの簡
単な方法で、シャッター連結棒25Aのストローク、シ
ャッター板18Aの開閉スピード、およびシャッター板
18Aの開閉操作力を容易に調節することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればシャッター排気通風路とシャッター給気通風
路を開閉するシャッター板をシャッター仕切板の貫通孔
を通して連結するシャッター連結棒が、シャッター仕切
板に対して垂直方向に摺動することによって、シャッタ
ー板の開閉動作性を損なうことなく、給気と排気がシャ
ッター仕切板の貫通孔を通して混ざるのを防止すること
のできる同時給排形換気扇を提供することができる。
【0039】また、シャッター板とシャッター連結棒と
の連結部をシャッター仕切板と平行方向に摺動自在に設
けるだけの簡単な構造で、上記第1の目的を達成するこ
とができる。
【0040】また、シャッター板とシャッター連結棒と
の連結部を歯車とラック部とで構成することによって、
シャッター板の開閉動作性を向上させることができる。
【0041】また、換気扇本体のフランジ部のシャッタ
ー連結棒の摺動方向と垂直方向の前面に、このフランジ
部に沿って回動自在に支持した操作板の一方の端部に設
けた操作レバー部を、前記本体枠の壁部に開口した案内
孔を通して室内側に臨ませるとともに、前記操作板のも
う一方の端部近傍に設けた第1のレバー係合部を、前記
シャッター連結棒に設けたシャッター係合部に係合し、
前記操作板の支持部を中心にした円弧状の大リブ、およ
び前記大リブの内径寸法より小さい内径寸法の小リブ
を、前記案内孔を覆うように前記フランジ部の前面から
突設し、これらのリブ間で形成される円弧状の案内溝部
に摺動自に在係合する第2のレバー係合部を操作板に設
けることによって、室内気が、シャッター連結棒を操作
する操作レバー部を室内側に案内するシャッター案内孔
から吸い込まれたり、あるいは、外気が案内孔から室内
に吐出されて、案内孔の周辺の室壁を汚すのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の同時給排形換気扇のシャ
ッターユニットの横断面図
【図2】同第1実施例の同時給排形換気扇の設置状態を
示す横断面図
【図3】同第1実施例の同時給排形換気扇のグリル35
を外した状態を示す正面図
【図4】同第1実施例の同時給排形換気扇の操作板の斜
視図
【図5】同第2実施例の同時給排形換気扇のシャッター
ユニットの横断面図
【図6】同第2実施例の同時給排形換気扇のシャッター
板の斜視図
【図7】従来の同時給排形換気扇の設置状態を示す横断
面図
【図8】同同時給排形換気扇のシャッターユニットの横
断面図
【符号の説明】
1 室壁 2 開口部 5 換気扇本体 6 本体仕切板 7 排気通風路 8 給気通風路 12 シャッターユニット 13 シャッター枠 14 シャッター仕切板 15 シャッター排気通風路 16 シャッター給気通風路 18 シャッター板 19 貫通孔 25 シャッター連結棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室壁に開口された開口部に挿入設置され
    る筒部内部を本体仕切板によって、排気通風路と給気通
    風路とに区画形成した換気扇本体と、この換気扇本体の
    室内側に連通する略筒状のシャッター枠内部をシャッタ
    ー仕切板によって、前記排気通風路に連通するシャッタ
    ー排気通風路、および前記給気通風路に連通するシャッ
    ター給気通風路に区画形成し、前記シャッター排気通風
    路および前記給気通風路をそれぞれ開閉する複数枚のシ
    ャッター板を設け、これらのシャッター板を前記シャッ
    ター仕切板に設けた貫通孔を通して連結連動するシャッ
    ター連結棒を設けたシャッターユニットとを備え、前記
    シャッター連結棒が、前記シャッター仕切板に対して垂
    直方向に摺動することによって、前記シャッター板を開
    閉する同時給排形換気扇。
  2. 【請求項2】 シャッター板の両端部をシャッター枠の
    内周部に回動自在に支持し、前記シャッター板とシャッ
    ター連結棒との連結部をシャッター仕切板と平行方向に
    摺動自在に設けることによって、前記シャッター連結棒
    を前記シャッター仕切板に対して垂直方向に摺動自在に
    設けた請求項1記載の同時給排形換気扇。
  3. 【請求項3】 シャッター板の両端部のそれぞれの中央
    部に設けたシャッター支持部をシャッター枠の内周部に
    回動自在に支持し、前記シャッター支持部の外周部に歯
    車を設け、この歯車に噛合するラック部をシャッター連
    結棒に設けることによって、前記シャッター板を前記シ
    ャッター連結棒で連結するとともに前記シャッター連結
    棒を前記シャッター仕切板に対して垂直方向に摺動自在
    に設けた請求項1記載の同時給排形換気扇。
  4. 【請求項4】 換気扇本体の室内側外周端部から室壁に
    沿って外方に延設した角状のフランジ部の外周部に、略
    角筒状の本体枠を設け、前記フランジ部のシャッター連
    結棒の摺動方向と垂直方向の前面に、このフランジ部に
    沿って回動自在に支持した操作板の一方の端部に設けた
    操作レバー部を、前記本体枠の壁部に開口した案内孔を
    通して室内側に臨ませるとともに、前記操作板のもう一
    方の端部近傍に設けた第1のレバー係合部を、前記シャ
    ッター連結棒に設けたシャッター係合部に係合し、前記
    操作板の支持部を中心にした円弧状の大リブ、および前
    記大リブの内径寸法より小さい内径寸法の小リブを、前
    記案内孔を覆うように前記フランジ部の前面から突設
    し、これらのリブ間で形成される円弧状の案内溝部に摺
    動自在に係合する第2のレバー係合部を操作板に設け、
    前記操作レバー部を室内側から操作することによって、
    前記シャッター連結棒を作動させる請求項1、2、また
    は3記載の同時給排形換気扇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291532A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Daikin Ind Ltd 調湿装置
JP2007278545A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Fukuvi Chem Ind Co Ltd シャッタ装置及びシャッタ装置を用いた通気装置
JP2019109011A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 三菱電機株式会社 換気扇用シャッターおよび換気扇

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