JP2002066780A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JP2002066780A
JP2002066780A JP2000260980A JP2000260980A JP2002066780A JP 2002066780 A JP2002066780 A JP 2002066780A JP 2000260980 A JP2000260980 A JP 2000260980A JP 2000260980 A JP2000260980 A JP 2000260980A JP 2002066780 A JP2002066780 A JP 2002066780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
processing apparatus
laser beam
rotation
laser processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000260980A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirose
健志 廣瀬
Shinji Ueda
伸治 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000260980A priority Critical patent/JP2002066780A/ja
Priority to US09/938,522 priority patent/US6541732B2/en
Publication of JP2002066780A publication Critical patent/JP2002066780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/073Shaping the laser spot
    • B23K26/0734Shaping the laser spot into an annular shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/082Scanning systems, i.e. devices involving movement of the laser beam relative to the laser head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring
    • B23K26/388Trepanning, i.e. boring by moving the beam spot about an axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring
    • B23K26/389Removing material by boring or cutting by boring of fluid openings, e.g. nozzles, jets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工精度が高く、かつ高速な加工を可能にす
る。 【解決手段】 レーザ光源1と、レーザ光源1から出射
されたレーザ光線11を反射させる反射部材である反射
ミラー4と、反射ミラー4を回転駆動する回転駆動手段
であるスピンドルモータ5と、反射ミラー4によって反
射されたレーザ光線12を集光する集光手段としてのf
−θレンズ6とを備え、反射ミラー4はその法線がスピ
ンドルモータ5の回転軸51に傾けて取付けられた状態
で回転駆動され、該反射ミラー4に入射したレーザ光線
11の反射光線12の光軸を才差運動するように偏向さ
せ、f−θレンズ6によって集光されたビームスポット
13に被加工対象であるワーク7の面上で円軌道を描か
せて加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光線により
板状の被加工対象に円形の穴をあける等の加工を行うレ
ーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ穴あけ機やレーザマーカ、
あるいは光造形装置など、レーザ光線を連続的に走査あ
るいは位置決めして照射し、そのレーザエネルギにより
被加工物を加熱して焼いたり、昇華させたり、あるいは
光硬化性の樹脂を硬化させて所望の形状に加工する技術
と装置が拡大しつつある。
【0003】このような加工装置の一つとして、特開平
11−333575号公報に記載されているように、レ
ーザ光線をワークに集光して穴をあける加工機がある。
従来の穴あけ機はビームを偏向するガルバノミラーやワ
ークを保持するXYテーブルなどの移動によりビームの
位置決めを行い、高パワーのビームの照射をすることに
より、ビームスポットの大きさに応じた穴あけを行って
いる。
【0004】図4には従来のレーザ加工機による穴あけ
の様子を模式的に示した斜視図である。同図において1
01は集光されているレーザ光線の光軸であり、700
は加工対象物であるワークであって、レーザ光線101
のビームスポット102の位置に配置されている。10
3はそのビームスポット102におけるレーザ光線の光
エネルギの分布を示したグラフである。このように、集
光部のエネルギがある一定の閾値104を越えたところ
では、ワーク700の温度が特に上昇し、ワーク材料が
溶融して昇華あるいは化学的に変質させ、穴を徐々にあ
けていき、最後にワーク700を貫通する穴701をあ
けるものである。
【0005】しかしこの方法では精度の良い穴形状を得
るのが困難である。それは、ビームスポット102のエ
ネルギ分布103に応じた形に穴701があくのである
が、実際には穴があく閾値104のエネルギ分布103
が真円形の理想的な分布を確保することが難しいためで
ある。また同じ所に連続的にレーザを照射するために、
熱が部分的にこもってしまうことがあり、穴の入り口が
だれてしまったり、板厚方向位置によって穴径が不安定
になり、穴の円筒度も悪化してしまう。このため、この
方式ではあける穴の真円度は、直径の数%〜10%程度
しか得ることができない。
【0006】そこで、穴径よりも小さなビームスポット
で、そのビームスポットを回転させることにより穴の輪
郭を切り取るようにして穴をあける方式が開発されてい
る。図5はこの方式による従来の穴あけ加工の様子を模
式的に示した斜視図である。同図において図4と同じ名
称のものは同じ番号を付して説明を省略する。この方式
では集光部を小さくするため、ビームスポット102に
おけるレーザ光線の光エネルギ分布103は急峻に変わ
り、コントラストの鋭いエネルギ分布103を得ること
ができる。小さいビームスポット102を連続的に移動
させてワーク700に穴202をあけることにより、加
工された穴202の内面の精度はビームスポット102
の軌跡精度と同等の精度で加工することができる。ま
た、何回転もかけて少しずつ彫り込むように加工をして
いくことにより、加工部以外に伝わった余分な熱がワー
ク700を伝わったり放射して発散しやすいため、熱に
よる穴701の入り口のだれや穴径の変動も起こりにく
い。
【0007】このような穴の真円度と円筒度の高い穴あ
け加工を行うためのレーザ光線の光軸を偏向させる方法
として、従来から図6に示すような2軸のガルバノミラ
ー方式が採用されている。同図において301,302
はガルバノモータであり、レーザ光源100から照射さ
れたレーザ光線111を各ガルバノモータ301,30
2に取り付けられた反射ミラー303,304を駆動し
て、2方向に走査を行い、図示しないf−θレンズを通
してワーク700の所望の位置に光線112,113を
集光する。このとき、ふたつのガルバノモータ301,
302の動作を協動させて、ワーク700上のビームス
ポットが円を描くように駆動する。
【0008】この方式によれば機械的に駆動する部分は
反射ミラー303,304のみでよいため、たとえば、
図7の他の従来例の概略斜視図に示すような、レーザ光
線111と反射ミラー305、及び集光レンズ601は
固定であり、ワーク700をX−Yテーブル800によ
り2軸に移動させて相対的にワーク700に円を描かせ
る方式よりも高速に円を描くことが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のガルバ
ノミラーを用いる方式も、穴あけ精度や速度の要求仕様
が厳しくなってきている昨今では、以下の問題があり性
能向上が困難になってきている。 (1)板厚の厚い板に穴をあける場合のように、ビーム
スポットを何周も回転させて穴をあけていくときには加
工時間が長くなるため、ガルバノミラーの位置決め機構
にわずかな位置ドリフト成分があっても、あけられた穴
の真円度や円筒度が悪くなってしまう。 (2)ガルバノミラー方式は可動部がミラーだけではあ
るが、ミラーを往復動作させるものであり、しかも2軸
の協働動作を必要とするためにその運動を高精度に行う
ためには速度に限界がある。
【0010】本発明は、光線光軸を高精度かつ再現性よ
く回転偏向を行うことにより、上記問題点を解決し、加
工精度が高く、かつ高速にて加工を行えるレーザ加工装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、レーザ光線を用いて被加工対象に円形
の加工を行うレーザ加工装置であって、レーザ光源と、
前記レーザ光源から出射されたレーザ光線を反射させる
反射部材と、前記反射部材を回転駆動する回転駆動手段
と、前記反射部材によって反射されたレーザ光線を集光
する集光手段とから構成され、前記反射部材はその法線
が前記回転駆動手段の回転軸に傾けて取付けられた状態
で回転駆動され、該反射部材に入射したレーザ光線の反
射光線の光軸を才差運動するように偏向させて、前記集
光手段によって集光されたビームスポットに被加工対象
の面上で円軌道を描かせて加工を行うものである。穴あ
け等の加工は、その集光されたレーザ光線のエネルギで
被加工対象の前記円軌道上部分を連続的に昇華あるいは
化学的に変質させることで行うことができる。
【0012】また、前記反射部材からの反射光線を前記
レーザ光源側に戻さないための光線分離手段をもつこと
により、レーザ光線を前記反射部材に前記回転駆動手段
の回転軸と平行かつ同軸に入射させて、反射光軸を完全
な才差運動をするように回転偏向させて、ビームスポッ
トが真円を描くようにさせるものである。
【0013】また、前記回転駆動手段の回転軸の軸受け
部に空気軸受けを用いたスピンドルモータを用いること
により、高精度かつ高速な回転駆動をさせるものであ
る。
【0014】また、前記回転駆動手段にブラシレスモー
タを用いたスピンドルモータを用いることにより、駆動
手段の機械的な接点をなくすものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるレーザ加工
装置の実施例の概略斜視図である。同図において1はレ
ーザ光源、2はレーザ光源1から出射された光線のう
ち、ある偏光面の成分を反射してその光軸の向きを変え
る偏光ビームスプリッタ、3はレーザ光線の偏光を円偏
光に変換する1/4波長板、4は光線を反射する反射ミ
ラー、5は反射ミラー4を回転駆動するスピンドルモー
タ、6は光線を入射角度に対応した位置に集光するf−
θレンズである。7はf−θレンズ6の集光位置に位置
するワークである。
【0016】図2は図1を真横から見た側面図である。
また、図3は図1、図2のワーク上の様子を説明するた
めの要部拡大斜視図である。図2に示されるように、偏
光ビームスプリッタ2により反射され反射ミラー4へ入
射する入射光線11はスピンドルモータ5の回転軸51
に平行に入射するように調整配置されている。そして反
射ミラー4はその法線41がスピンドルモータ5の回転
軸51に角度θにて、傾けてスピンドルモータ5のター
ンテーブル52に固定されている。このため、反射ミラ
ー4への入射光線11はスピンドルモータ5の回転軸5
1に対して2θの角度で反射する。そして再度1/4波
長板3を通過して入射光線11とは偏光面を90度回転
した状態で偏光ビームスプリッタ2に入射するため反射
せず、今度は光源1の方へは戻らずに直進してf−θレ
ンズ6に入射する。そしてf−θレンズ6への入射角度
に対応した位置に光線12は集光される。尚、本実施例
では偏光ビームスプリッタ2により光線の往路と復路を
分離しているが、ハーフミラー等を使用した他の分離手
段を用いてもよい。
【0017】このとき、スピンドルモータ5を回転させ
ると反射光線12の光軸はスピンドルモータ5の回転軸
51を中心に同回転軸と一定の角度2θを保ちながらス
ピンドルモータ5に同期して才差運動をする。よって、
ワーク7上のビームスポット13も回転する。図3に示
すように、このときレーザ光源1の出力を高くすると、
ワーク7のビームスポット13の位置に集中したエネル
ギが高くなり、エネルギ分布14のある閾値15を越え
た部分が特に高温になり、ビームスポット位置の材料表
面が昇華する。そして、この高エネルギビームのまま回
転を繰り返すと、ビームスポット13の軌跡が描く円形
に少しずつ昇華が進み、最後には円形に板厚分の昇華が
進み、円形の輪郭が突き抜けて中央の部分が分離されて
穴71がくりぬかれる。
【0018】レーザ光源1はワーク7の材料やあける穴
径、要求精度など利用目的に応じて選択される。金属板
の穴あけ加工のような高い加工エネルギを必要とすると
きには、CO2 レーザが良く利用されている。樹脂板や
薄い銅板などに直径100μm以下の小さい穴をあける
にはYAGレーザの高調波などの紫外線域のレーザが好
適である。
【0019】本実施例では、可動部はスピンドルモータ
5の回転駆動を行うだけでビームスポット13の軌跡を
円形にかつ再現性よく描かせることができる。ビームス
ポット13の軌跡精度はスピンドルモータ5の回転軸5
1の倒れ量のみに影響されるため、必要に応じた回転精
度のスピンドルモータを選択することにより、必要に応
じた軌跡精度を確保できる。スピンドルモータは要求精
度に応じて種々のものがあり、軸受けに安価なボールベ
アリングを用いたものから空気軸受けや流体軸受けを用
いた非常に回転精度の高いものもあり、あける穴の要求
精度に応じて選択すれば良い。駆動装置が1軸の回転駆
動のみだけであるので、単純な構成で制御も簡便であ
る。また、10,000rpm以上の高速回転すること
も容易であるため、生産性も良好である。
【0020】また、本実施例では集光レンズにf−θレ
ンズ6を用いているので、入射光線11の光軸が反射ミ
ラー4の回転中心に入射しなくても、ビームスポット1
3の位置は変化しない。但し、入射光線11の光軸が回
転軸51と同軸上にない場合には、反射ミラー4の反射
面の上下動に伴いわずかに反射光線12の光軸がシフト
する分、ビームスポット13のエネルギ分布14が移動
するが、それは集光された状態では元のビーム径に対し
て集光されたビーム径の比率とほぼ同じ量でしか影響し
ない。例えばガウシアンビームのレーザ光線の入射光束
径10mmで集光ビーム径10μmの場合、入射光束の
光軸が回転軸と1mmずれていても、集光ビームの強度
中心のずれにして1μmのずれにしかならない。実際に
は初期に回転中心と入射光軸を同軸上に合わせておけば
よいので、全く問題にならない。
【0021】本実施例ではスピンドルモータ5に非接触
方式の空気軸受け53を用いているため、回転軸の倒れ
が少なく、かつ20,000rpm以上の高速回転が可
能である。このため、光軸の回転偏向を精度良く高速に
行うことができるため、高品位な穴あけ加工が高い生産
性をもって行うことができる。また、非接触軸受けであ
るため、摩耗がなく寿命も半永久的であり、メンテナン
スの必要もない。
【0022】また、モータ54にはブラシレスモータを
用いていることにより、空気軸受け53と同様に、摩耗
が問題となるような機械的な接触が全くないために、高
精度な回転駆動を半永久的に安定して維持することがで
きる。よって、精度と高速性だけでなく、信頼性の面か
らも空気軸受け53とブラシレスモータ54から構成さ
れたスピンドルモータ5は本実施例のようなレーザ加工
機には好適である。
【0023】本実施例のレーザ加工装置では以下のよう
な効果をもつ。レーザビームスポット13の回転をスピ
ンドルモータ5の回転駆動のみで行うため、精度と再現
性のよい穴あけ加工を高速にて行うことができる。ま
た、駆動機構と制御系を簡素な構成とすることができ
る。
【0024】また、入射光線11の光軸をスピンドルモ
ータ5の回転軸51と同軸かつ平行に入射させることで
反射光線12の光軸を完全な才差運動させるものである
から、集光されたビームスポット13の軌道は完全な真
円を描くため、真円度の高い穴あけ加工を安定して行う
ことができる。
【0025】また、反射ミラー4を回転駆動するスピン
ドルモータ5に空気軸受け53を用いるものであるか
ら、高速回転を可能にしながら回転精度も良好にできる
ため、高精度な穴あけ加工と高い生産性を両立すること
ができる。
【0026】さらにモータ54にはブラシレスモータを
用いていることにより、空気軸受け53を使用すること
と相俟って、機械的な接触が皆無なため、メンテナンス
フリーとしながら半永久的に加工精度を維持することが
できる。
【0027】なお、本発明は、円形の穴あけ加工に限ら
ず、円に沿った溝加工、マーキング加工または光造形加
工にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】本願の請求項1及び2に記載した発明に
よれば、レーザ光線を用いて板状の被加工対象に円形の
加工を行うレーザ加工装置であって、レーザ光源と、レ
ーザ光源から出射されたレーザ光線を反射させる反射部
材と、前記反射部材を回転駆動する回転駆動手段と、前
記反射部材によって反射されたレーザ光線を集光する集
光手段とから構成され、前記反射部材をその法線が前記
回転駆動手段の回転軸に傾けて取付けられた状態で回転
駆動することにより、該反射部材に入射したレーザ光線
の反射光線の光軸を才差運動するように偏向させ、集光
手段によって集光されたビームスポットに円軌道を描か
せ、その集光されたビームのエネルギで被加工対象の前
記円軌道上部分を連続的に昇華させることにより穴あけ
加工を行うものであるから、レーザ偏向のための駆動機
構と制御系を簡易な構成としながら光線光軸を高精度か
つ再現性よく回転偏向できるため、加工された穴等の精
度が高く、かつ高速な穴あけ等の加工を行えるレーザ加
工装置を得ることができる。
【0029】また、本願の請求項3に記載した発明によ
れば、前記光線反射部材からの反射光線を光源側に戻さ
ないための光線分離手段をもつことにより、レーザ光線
を前記反射部材に前記回転駆動手段の回転軸と平行かつ
同軸に入射させるものであるから、反射光線は完全な才
差運動を行うため、真円度の高い穴あけ等を行えるレー
ザ加工装置を得ることができる。
【0030】また、本願の請求項4に記載した発明によ
れば、前記回転駆動手段は空気軸受けを用いたスピンド
ルモータとすることにより、良好な回転精度と高速回転
を可能にできるとともに、給油等のメンテナンスも不要
であるため、高精度な穴あけ加工と高い生産性を両立さ
せるとともに、ダウンタイムの少ないレーザ加工装置を
得ることができる。
【0031】また、本願の請求項5に記載した発明によ
れば、前記回転駆動手段はブラシレスモータを用いたス
ピンドルモータとすることにより、モータの電気・機械
的な接点がないため、信頼性の高いレーザ加工装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるレーザ加工装置
を示す概略斜視図である。
【図2】 図1の実施の形態を詳細に説明するための側
面図である。
【図3】 図1及び図2の実施の形態を詳細に説明する
ための部分拡大斜視図である。
【図4】 従来のレーザ加工装置の加工原理を説明する
ための部分拡大斜視図である。
【図5】 従来のレーザ加工装置の他の加工原理を説明
するための部分拡大斜視図である。
【図6】 従来のレーザ加工装置の概略斜視図である。
【図7】 従来の他のレーザ加工装置の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1:レーザ光源、2:偏光ビームスプリッタ、3:1/
4波長板、4:反射ミラー、5:スピンドルモータ、
6:f−θレンズ、7:ワーク、11:入射光線、1
2:反射光線、13:ビームスポット、14:エネルギ
分布、15:閾値、51:回転軸、52:ターンテーブ
ル、53:空気軸受け、54:ブラシレスモータ、7
1:加工された穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線を用いて板状の被加工対象に
    円形の加工を行うレーザ加工装置であって、 レーザ光源と、 前記レーザ光源から出射されたレーザ光線を反射させる
    反射部材と、 前記反射部材を回転駆動する回転駆動手段と、 前記反射部材によって反射されたレーザ光線を集光する
    集光手段と、から構成され、 前記反射部材はその法線が前記回転駆動手段の回転軸に
    傾けて取付けられた状態で回転駆動され、該反射部材に
    入射したレーザ光線の反射光線の光軸を才差運動するよ
    うに偏向させ、前記集光手段によって集光されたビーム
    スポットに被加工対象の面上で円軌道を描かせて加工を
    行うことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記集光手段によって集光されたレーザ
    光線のエネルギで被加工対象の前記円軌道上部分を連続
    的に昇華あるいは化学的に変質させることにより加工を
    行うことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装
    置。
  3. 【請求項3】 前記反射部材からの反射光線を前記レー
    ザ光源側に戻さないための光線分離手段をもつことによ
    り、レーザ光線を前記反射部材に前記回転駆動手段の回
    転軸と平行かつ同軸に入射させることを特徴とする請求
    項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段は回転軸の軸受けに空
    気軸受けを用いたスピンドルモータであることを特徴と
    する請求項1、2または3のいずれかに記載のレーザ加
    工装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動手段はブラシレスモータを
    用いたスピンドルモータであることを特徴とする請求項
    1、2、3または4のいずれかに記載のレーザ加工装
    置。
JP2000260980A 2000-08-30 2000-08-30 レーザ加工装置 Pending JP2002066780A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260980A JP2002066780A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 レーザ加工装置
US09/938,522 US6541732B2 (en) 2000-08-30 2001-08-27 Laser machining apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000260980A JP2002066780A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002066780A true JP2002066780A (ja) 2002-03-05

Family

ID=18748907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000260980A Pending JP2002066780A (ja) 2000-08-30 2000-08-30 レーザ加工装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6541732B2 (ja)
JP (1) JP2002066780A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046702A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2011067840A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2011078984A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
CN108422108A (zh) * 2018-02-28 2018-08-21 重庆市健隆家具有限公司 一种型材钻孔工艺
JP2021112771A (ja) * 2015-08-14 2021-08-05 レーザー エンジニアリング アプリケーションズ 機械加工装置

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10145184B4 (de) * 2001-09-13 2005-03-10 Siemens Ag Verfahren zum Laserbohren, insbesondere unter Verwendung einer Lochmaske
DE10207288B4 (de) * 2002-02-21 2005-05-04 Newson Engineering Nv Verfahren zum Bohren von Löchern mittels eines Laserstrahls in einem Substrat, insbesondere in einem elektrischen Schaltungsubstrat
US20040112881A1 (en) * 2002-04-11 2004-06-17 Bloemeke Stephen Roger Circle laser trepanning
CA2506048A1 (en) 2002-11-13 2004-05-27 Ackley Machine Corporation Laser unit, inspection unit, method for inspecting pellet-shaped articles and pharmaceutical article
US6740847B1 (en) * 2003-03-10 2004-05-25 Siemens Vdo Automotive Corporation Method of forming multiple machining spots by a single laser
US6734390B1 (en) * 2003-03-24 2004-05-11 Honeywell International, Inc. Laser cutting holes by trepanning on the fly
DE10351874A1 (de) * 2003-11-06 2005-06-09 Mtu Aero Engines Gmbh Verfahren zur Prüfung einer Bohrung
US7820941B2 (en) * 2004-07-30 2010-10-26 Corning Incorporated Process and apparatus for scoring a brittle material
US7538296B2 (en) * 2005-09-06 2009-05-26 Pratt & Whitney Canada Corp. High speed laser drilling machine and method
EP1990126B1 (en) * 2007-05-08 2012-11-21 Volvo Car Corporation Method of laser cutting a painted or multilayered workpiece by means of a scanned laser beam
US8171634B2 (en) 2007-07-09 2012-05-08 Pratt & Whitney Canada Corp. Method of producing effusion holes
US8362392B2 (en) 2008-02-05 2013-01-29 Pratt & Whitney Canada Corp. Method for drilling holes according to an optimized sequence
JP5207827B2 (ja) * 2008-05-22 2013-06-12 キヤノン株式会社 ガルバノ装置、加工装置、ガルバノ装置におけるミラーの倒れ角を得る方法、および、加工方法
ES2930424T3 (es) 2010-06-01 2022-12-12 Ackley Machine Corp Sistema de inspección
CN102554465B (zh) * 2012-02-08 2016-07-20 中国科学院福建物质结构研究所 一种应用于激光加工的旋转光学装置
DE102012003536A1 (de) * 2012-02-26 2013-08-29 Keming Du Optische Anordnungen mit einem rotierenden Spiegel
CN102773605B (zh) * 2012-08-11 2016-02-03 张立国 一种旋转光束模块组激光运动轨迹控制系统
US9950392B2 (en) * 2014-03-04 2018-04-24 Rohr, Inc. Forming one or more apertures in a fiber-reinforced composite object with a laser
US9914985B2 (en) * 2014-09-09 2018-03-13 G.C. Laser Systems, Inc. Laser ablation and processing methods and systems
US11047017B2 (en) 2014-09-09 2021-06-29 G.C. Laser Systems, Inc. Laser ablation devices that utilize beam profiling assemblies to clean and process surfaces
CN107378257B (zh) * 2017-08-02 2019-02-05 中国科学院力学研究所 一种快速步进图像辊激光雕刻系统及雕刻方法
CN108500483B (zh) * 2018-02-28 2020-04-07 重庆市健隆家具有限公司 激光钻孔装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4734558A (en) * 1983-05-16 1988-03-29 Nec Corporation Laser machining apparatus with controllable mask
ATE218904T1 (de) * 1991-11-06 2002-06-15 Shui T Lai Vorrichtung für hornhautchirurgie
JP3293136B2 (ja) * 1993-06-04 2002-06-17 セイコーエプソン株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP3082533B2 (ja) 1993-08-23 2000-08-28 キヤノン株式会社 レーザードップラー速度計
US5743902A (en) * 1995-01-23 1998-04-28 Coherent, Inc. Hand-held laser scanner
JPH10242617A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Murata Mfg Co Ltd セラミックグリーンシートの加工方法及びレーザ加工装置
JP3511359B2 (ja) * 1998-02-27 2004-03-29 三菱電機株式会社 レーザ加工装置
JP3323987B2 (ja) 1998-05-25 2002-09-09 住友重機械工業株式会社 レーザ加工装置
US6362454B1 (en) * 1999-10-01 2002-03-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for drilling circular holes with a laser beam

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046702A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2011067840A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2011078984A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2021112771A (ja) * 2015-08-14 2021-08-05 レーザー エンジニアリング アプリケーションズ 機械加工装置
JP7123209B2 (ja) 2015-08-14 2022-08-22 レーザー エンジニアリング アプリケーションズ 機械加工装置
CN108422108A (zh) * 2018-02-28 2018-08-21 重庆市健隆家具有限公司 一种型材钻孔工艺

Also Published As

Publication number Publication date
US6541732B2 (en) 2003-04-01
US20020033384A1 (en) 2002-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002066780A (ja) レーザ加工装置
JP6868024B2 (ja) 機械加工装置
WO2017141852A1 (ja) レーザ加工機
CN101419336A (zh) 一种振镜式激光三维扫描系统
JPH08108289A (ja) レーザ加工用光学装置
CN111872548A (zh) 一种光束入射角可控的激光加工装置及激光加工方法
CN112008239A (zh) 一种螺旋扫描激光加工装置及加工方法
CN113634925B (zh) 一种激光旋切加工系统及方法
JP2011067840A (ja) レーザー加工装置
CN213318327U (zh) 一种光束入射角可控的激光加工装置
KR100609831B1 (ko) 다중 레이저 가공장치
JPS60106686A (ja) レ−ザ・マ−キング装置
KR20060012395A (ko) 폴리곤 미러를 이용한 다중 레이저 가공장치
CN113634926B (zh) 一种基于激光旋切的方孔加工方法及系统
JP5063402B2 (ja) レーザ加工装置
JP7240774B2 (ja) 光学ユニット及びレーザー加工装置
JP2006224107A (ja) レーザ加工方法および装置
JPH06315784A (ja) 円筒状内面の加工方法
JP2000275564A (ja) レーザ出射光学系
JPH04237585A (ja) レーザ切断装置およびレーザ切断方法
JP2001235701A (ja) 高速微細レーザ加工方法およびその装置
JPH01228692A (ja) レーザ加工用回転光学装置
JP2001038484A (ja) レーザ加工装置用出射光学系
JP3479876B2 (ja) レーザ出射光学系
JPH08132268A (ja) レーザ加工装置