JP2002066051A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

Info

Publication number
JP2002066051A
JP2002066051A JP2001261001A JP2001261001A JP2002066051A JP 2002066051 A JP2002066051 A JP 2002066051A JP 2001261001 A JP2001261001 A JP 2001261001A JP 2001261001 A JP2001261001 A JP 2001261001A JP 2002066051 A JP2002066051 A JP 2002066051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
game
dust
ball guiding
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001261001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002066051A5 (ja
Inventor
Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Yoshitaka Tsuchiya
良孝 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansei R&D Co Ltd filed Critical Sansei R&D Co Ltd
Priority to JP2001261001A priority Critical patent/JP2002066051A/ja
Publication of JP2002066051A publication Critical patent/JP2002066051A/ja
Publication of JP2002066051A5 publication Critical patent/JP2002066051A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技球タンクから球払出装置へ遊技球を誘導す
る球誘導樋の球誘導経路全体の塵埃を効率的に排除する
ことができるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 球誘導樋200において第1の仕切壁2
31及び第2の仕切壁234により区画形成された球誘
導経路230a〜230cの底面205に、夫々複数の
塵埃流下穴232a1〜232a4、232b1〜23
2b4、232c1〜232c4を設け、各球誘導経路
230a(230b、230c)について、少なくとも
1つの塵埃流下穴232a1、232a3(232b
1,232b3、232c1,232c3)の経路幅方
向の位置が他の塵埃流下穴232a2、232a4(2
32b2,232b4、232c2,232c4)の経
路幅方向の位置と異なるようにしているので、球誘導経
路230a(230b、230c)における広範囲の塵
埃を排除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ遊技機に関
し、更に詳しくは、遊技球を球タンクから遊技球払出装
置へ導く球誘導樋を備えたパチンコ遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機は、多数の遊
技機が設置されるいわゆる遊技島から供給される遊技球
を貯留する球タンクと、例えば入賞口へ遊技球が落入す
る事象又は遊技球が入賞ゲートを通過する事象等の予め
定めた事象が発生すると、遊技球を遊技機外部へ払い出
す球払出装置と、球タンクから球払出装置へ遊技球を導
く球誘導経路を有する球誘導樋とが設けられている。そ
して、いわゆる遊技島から供給される遊技球は、前記球
タンクと球誘導樋とを介して球払出装置へ供給され、予
め定められた事象が発生すると、球払出装置によって遊
技球が遊技機外部へ払い出される。前記球誘導樋は、球
タンクの下流に設けられる球誘導レールと、球誘導レー
ルと球払出装置との間に設けられる屈曲樋とから構成さ
れ、この球誘導レールに設けられる球誘導経路の底面は
比較的ゆるい傾斜を有しているので、塵や埃が溜まり易
い傾向にある。
【0003】これより、図10及び11に従い、従来の
パチンコ遊技機の球誘導レールの構造を説明する。図1
0は従来の球誘導レールの斜視図であり、図11は従来
の球誘導レールの平面図である。この球誘導レール(一
般には、タンクレールと称される。)300は、パチン
コ遊技機裏側から見て(以下、従来の技術についての方
向の説明において同様。)奥に位置し遊技機に固定する
ための図示しない機構板と接する後面壁301、左に位
置する左側壁302、手前に位置する前面壁303及び
前部膨出部304、及び底面部310によって外側面が
構成される。前記底面部310は、全体として右に向か
って下る傾斜面を構成している。
【0004】前記底面部310には、第1の仕切壁32
1及び仕切板322と、第2の仕切壁324とが立設さ
れ、これらの仕切によって3条の球誘導経路325a〜
325cが区画され、夫々の球誘導経路325a〜32
5cにおいて1列に遊技球が流下する。第1の球誘導経
路325aは、第1の仕切壁321及び仕切板322と
底面部310と後面壁301とによって構成され、第2
の球誘導経路325bは、第2の仕切壁324と底面部
310と第1の仕切壁321及び仕切板322とによっ
て構成され、第3の球誘導経路325cは、前面壁30
3と底面部310と第2の仕切壁324とによって構成
される。
【0005】球誘導レール300の底面部310は、第
1の球誘導経路325a及び第2の球誘導経路325b
の上流部においては、所定の角度範囲で揺動自在に設け
られる第1の球検知板320によって構成され、第3の
球誘導経路325cの上流部においては、所定の角度範
囲で揺動自在に設けられる第2の球検知板326によっ
て構成される。各球誘導経路325a(325b、32
5c)の前記上流部を除いた部分は、奥の底面壁331
aB(331bB、331cB)と、手前の底面壁33
1aF(331bF、331cF)と、これらの底面壁
331aB(331bB、331cB)及び331aF
(331bF、331cF)を連結する連結板333〜
337とから構成される。また、第2の球誘導経路32
5b及び第3の球誘導経路325cの前記上流部を除い
た部分は、第1の球誘導経路と同様の構造を有する。
【0006】この球誘導レール300の上方には、図示
しない球タンクが設けられ、球タンクは、上方に向けて
開口するとともにいわゆる遊技機島から遊技球が供給さ
れる球導入口と、下方に向けて開口するとともに第1の
球検知板320及び第2の球検知板326の上方に位置
する球導出口を有しており、球導入口から供給される遊
技球を減勢し、球導出口から球誘導レール300へ導出
する。球誘導レール300に導かれた遊技球は、前記球
誘導経路325a〜325cにより誘導されて、球誘導
レール300の下流に連接される図示しない屈曲樋へ導
出される。また、前記各球誘導経路325a〜325c
の幅員中央部付近のゴミや塵は、前記各塵埃流下穴33
2a〜332cから下方へ落下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のパ
チンコ遊技機では、球誘導経路の中央に塵埃流下穴が設
けられており、球誘導経路の中央付近の塵埃が塵埃流下
穴から流下するので、中央付近には塵埃が溜まらないと
いう効果がある反面、球誘導経路の隅部分の塵埃が落下
せずに溜まり易く、溜まって大きな塊となった塵埃が空
気の流れや振動によって遊技球と底面部との接触面に至
り、遊技球の流下が阻害される異常の原因となるという
問題がある。
【0008】そこで前記問題に鑑みて、本願に係る発明
は、球誘導経路の全体の塵埃が球誘導経路から落下し易
い、即ち、球誘導経路に偏って塵埃が溜まりにくいパチ
ンコ遊技機を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1にかかるパチンコ遊技機は、遊技球
タンクに貯留されている遊技球を整列して遊技球払出装
置に誘導する球誘導樋を備えたパチンコ遊技機におい
て、前記球誘導樋には、遊技球を1列に整列し遊技球の
直径より僅かに大きい幅を有する球誘導路が1条又は複
数条設けられ、前記各球誘導経路の底面は、経路下流に
向けて下降傾斜するとともに、複数の塵埃流下穴が設け
られ、前記各球誘導経路に設けられる複数の塵埃流下穴
のうち少なくとも1つと他の塵埃流下穴とを経路幅方向
の位置を異ならせて前記球誘導経路の幅員端部に交互に
設け、前記塵埃流下穴が、球誘導経路の幅員両端からの
距離が遊技球半径を超える位置に及ぶように設けられ、
且つ、前記塵埃流下穴から遊技球が落下しないように構
成したことを要旨とするものである。
【0010】このように、各球誘導経路の底面に複数の
塵埃流下穴を設けると、各塵埃流下穴に直接到達した塵
埃はその流下穴から落下し、各塵埃流下穴の上流位置の
球誘導経路底面に到達した塵埃も、遊技球が流下するこ
とによる振動及び球誘導経路の傾斜により塵埃流下穴に
まで移動して落下するようになり、更に、各球誘導経路
において複数の塵埃流下穴のうちの少なくとも1つの経
路幅方向の位置が他の塵埃流下穴の経路幅方向の位置と
異なるように設けるので、経路幅方向の複数の位置の塵
埃がその位置又はその下流に設けられた塵埃流下穴から
落下するようになる。従って、複数個の塵埃流下穴につ
いての経路幅方向の位置を等しくして並べる場合に比
べ、即ち、1列に並べる場合に比べ、球誘導経路におけ
る広い範囲の塵埃が塵埃流下穴から落下することによ
り、排除されるようになる。
【0011】また、前記複数の塵埃流下穴は、前記球誘
導経路の底面における経路幅員端部に交互に設けられ
る。このようにすると、幅員端部の一方側に設けられる
塵埃流下穴の経路長方向の位置と幅員端部の他方側に設
けられる塵埃流下穴の経路長方向の位置とが互い違いに
なり、球誘導経路の底面に偏り無く塵埃流下穴を設ける
ことになるので、塵埃流下穴を設けたことによる底面強
度の低下が特定の個所で極端に大きくなることがない。
【0012】このように、塵埃流下穴が球誘導経路底面
の経路幅員端部に交互に設けられると、各塵埃流下穴に
直接到達した塵埃はその塵埃流下穴から落下し、各塵埃
流下穴の上流位置の球誘導経路底面に到達した塵埃も、
遊技球が流下することによる振動及び球誘導経路の傾斜
により塵埃流下穴にまで移動して落下するので、球誘導
経路底面の幅員中央の両側の塵埃は排除される。
【0013】この場合に、球誘導経路の幅員両端からの
距離が遊技球の半径を超える位置に及ぶように設けれ
ば、球誘導経路中央の塵埃も排除される。従って、塵埃
流下穴が球誘導経路底面の経路幅員端部に交互に設けら
れることにより、球誘導経路の塵埃は全体的に排除され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本発明の実
施形態の一例であるパチンコ遊技機正面図を示したもの
であり、図2は、パチンコ遊技機の裏面図を示してい
る。パチンコ遊技機10は、パチンコ遊技機本体側部を
構成する外枠11と、パチンコ機前面部のベースとなる
内枠12とを備える。その内枠12の額縁状に形成され
た開口部周縁には金枠13が嵌められ、その金枠13に
は、遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が開閉自在に
設けられる。前記内枠12の上辺縁から上部右側辺縁に
は、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り2
3が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾
りランプ24,24…が設けられている。
【0015】そしてガラス扉15の下方位置には、球発
射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿(上
受け皿)16が取り付けられ、更にその下方には、賞品
球の排出時に上受け皿16から溢れた遊技球を貯留する
ための球受け皿(下受け皿)17が設けられている。
尚、上受け皿16に設けられる球抜きボタン18の操作
により上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて
抜き落とされる。下受け皿17の図中右側位置には、遊
技球を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー2
0が設けられ、この発射レバー20には遊技球を一球毎
に発射する為の単発スイッチ21が備えられる。発射レ
バー20の回動操作する量に応じて遊技球を遊技盤14
面に向けて弾発発射する程度が調整されるとともに、所
定回動量の検出により発射モータ電源が投入されるよう
になっている。
【0016】図2に示すように、遊技機10の裏面下方
隅寄り位置には、前記上受け皿16に供給された遊技球
を打球槌で弾くことによって遊技盤14面に向けて弾発
発射するための打球発射装置100が備えられている。
この打球発射装置100は、打球発射モータ101のほ
か、打球槌を含む打球機構、遊技球発射調整ダイヤル1
03等を有して構成され、発射装置制御回路によって制
御される。遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤1
4面へ向けての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技
機の裏面側で調整設定する為に設けられている。 発射
装置制御回路を含む発射装置制御基板104は、打球発
射装置100の近くに設けられる。発射装置制御基板1
04には、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触を検
出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチス
イッチ回路と、タッチスイッチ回路の感度を調整するタ
ッチ感度調整ボリューム102が設けられている。
【0017】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
てパチンコ遊技機10の前記上受け皿16の前面には、
プリペイドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の
球貸し操作部31が設けられ、この球貸し操作部31に
は、プリペイドカードによる球貸出しを操作する球貸し
ボタン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸しラン
プ33、プリペイドカードを排出させるカード返却ボタ
ン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー表示
を行う度数表示部35等が備えられている。
【0018】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出し金額(100円、200円、300円、5
00円等)を選択することができる。前記上受け皿16
に備えられる球貸し操作部31の球貸しボタン32を1
回操作する毎に、予め選択された金額の遊技球が貸出さ
れることになる。
【0019】前記内枠12の前面に設けられる遊技盤1
4は、遊技盤に装着された金属製の内レール41、打球
槌により球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面に
向けて誘導する為の外レール42、打球位置及び発射レ
ールより転動し遊技盤面に至った遊技球の跳ね返り作用
により再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを防
止するファール止43、打球位置より転動してきた過大
な飛送力を有する遊技球を遊技板右上部において衝撃を
吸収しつつ撥ね返し遊技板面下に向けて落下させる返し
ゴム44等によりその周囲が構成され、その内側に遊技
領域が形成される。
【0020】遊技盤14の遊技領域の右上方には球払出
装置への球の供給が不足するエラーである球切れエラー
が発生したときに点灯される球切れLED151が設け
られ、左上方には球切れエラーと満タンエラーを除く賞
品球(以下、賞球という。)の払出に関する所定のエラ
ーが発生したときに点灯される賞球エラーLED150
が設けられている。遊技領域の中央やや上方には特別図
柄表示装置50が設けられ、その中央部に3つの特別図
柄表示部(図中左から順に左図柄表示部50a、中図柄
表示部50b、右図柄表示部50cが設けられる。
【0021】この特別図柄表示装置50の真下位置に
は、始動入賞口51が設けられる。始動入賞口51は、
常時入賞可能な始動入賞口51aと、電動の可変翼を有
しその可変翼が開動したときに入賞可能となる可変始動
入賞口51bとからなり、始動入賞口51a又は可変始
動入賞口51bのどちらかに遊技球が入賞した場合に、
特別図柄表示装置50の各図柄表示部50a、50b、
50cに数字又は図柄がかわるがわる表示される図柄変
動が開始する。
【0022】この図柄変動は、開始後所定の時間(例え
ば、約5秒)が経過すると停止し、その停止時の各図柄
表示部50a、50b、50cに表示された図柄の組み
合わせが、予め定めた組み合わせ(例えば、3つの図柄
が同じである組み合わせ。以下、「大当たり図柄」と言
う。)になると、即ち、大当たりが発生すると、始動口
4の下方に設置され通常は閉じている大入賞口52が所
定時間開放され、同時に特定領域入賞口53にも入賞可
能となる。大入賞口の開放中に、特定領域入賞口53に
入賞すると、大入賞口は一旦閉じた後に、再び所定時間
開放される。そして、1回の大当たりについて、大入賞
口は最高16回繰り返し開放されるようになっている。
【0023】更に、前記大入賞口52の左右位置には、
普通入賞口である左落し入賞口54、右落し入賞口55
が設けられると共に、その上方位置には左袖入賞口5
6、右袖入賞口57が各々備えられる。各入賞口51
a、51b及び52乃至57に遊技球が入賞すると、各
入賞口について予め定められた賞球個数が払出される。
【0024】また、前記特別図柄表示装置50の周囲を
囲む装飾枠体58の上部に形成された半円弧形状の装飾
枠部には、7セグメントのデジタル表示により表示され
る普通図柄表示装置60が備えられる。この普通図柄表
示装置60には、「0」〜「9」までの数字が表示され
る。そして、前記特別図柄表示50の左右位置に、左ゲ
ート61、右ゲート62が設けられ、これら左右ゲート
61,62への遊技球の通過に伴って、図柄表示装置6
0が図柄変動を開始し、所定時間の経過後に停止し停止
図柄が所定の図柄(例えば、「3」又は「7」)になる
と可変始動入賞口51bが開口するように構成されてい
る。
【0025】尚、この遊技盤14面には、前記図柄表示
装置や入賞口等のほかに、遊技者の操作によって弾発発
射された遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、そ
の流下速度を変化させる風車及びランプ風車等が設けら
れている。これにより、弾発発射された遊技球は遊技盤
14面の遊技域内で転動しつつ下方へ落下して行き、上
記した各装置及び入賞口に入賞するか、何処にも入賞し
なければ遊技域の最下部の設けられた排出口66にて遊
技盤14の裏側へ排出される。
【0026】図3〜図8を参照して、遊技機裏面に設け
られる球タンク及び球誘導レール(一般に、タンクレー
ルと呼ばれる。)の構造について説明する。図3は、球
タンク及び球誘導レールが上部裏セット板250に組み
込まれた状態を示す斜視図である。図4は、図3と同じ
状態にある球タンク及び球誘導レールの遊技機裏側から
見た立面図である。図5は、球誘導レールの斜視図であ
る。図6は、球誘導レールの平面図である。前記上部裏
セット板250は遊技機裏面上部に取付けられる。
【0027】球タンク260は、上部が開口する箱状に
構成され、遊技機裏側から見て左下部に、球誘導レール
200へ遊技球を導出する導出口262を有しており、
裏セット基板250の上部に設けられる凹部に、正面側
の側部が嵌まり込むように設置される。パチンコ遊技機
外部から供給される遊技球は、図3に示すように球タン
ク260の底斜面261に落下し一旦球速が低下した後
に、裏側から見て左方へ緩やかに下る斜面261により
導出口262に向けて誘導されて、球誘導レール200
の球誘導経路の上流部分(裏側から見て左部分)へ落下
する。
【0028】球誘導レール200は、図5及び図6に示
すように球誘導レール本体210と、球誘導レールにお
ける遊技球の供給状況を感知する第1の遊技球感知板2
20と第2の球技球感知板240とを有している。
【0029】球誘導レール本体210は、上部裏セット
基板250に接する後面壁201と、遊技機裏側から見
て左方に位置する左側壁202と、底面壁205と、遊
技機裏側に位置し後面壁201に平行な前面壁203と
を有している。前面壁203には遊技機裏方向へ膨らん
でいる膨出部204が設けられ、膨出部内側面は膨出部
誘導経路を構成し、遊技球タンク260の球導出口26
2から流下した遊技球を第3の球誘導経路230cへ誘
導する。球誘導レール本体210は、更に、遊技球遊技
機裏側から見て左下部に第1の遊技球感知板220を取
付ける第1の感知板取付口211と、第2の遊技球感知
板240を取付けるための第2の感知板取付口212を
有する。
【0030】球誘導レール本体210は、更に、第1の
仕切壁231と第2の仕切壁234とを有する。第1の
仕切壁231は、後面壁201及び前面壁203と平行
であり、後面壁201からの距離と前面壁203からの
距離の比がおよそ1:2であり、第1の球感知板取付口
211の下流の位置から球誘導レール本体の右端までの
範囲において底面壁205に垂直に立設される。第2の
仕切壁234は、後面壁201及び前面壁203と平行
であり、後面壁201からの距離と前面壁203からの
距離の比がおよそ2:1であり、底面壁205に垂直に
立設され、球誘導レール本体の左側壁202から下流端
にまで及ぶ。第1の仕切壁231の高さは、第2の仕切
壁234に比べ低い。
【0031】しかして、球誘導レール本体210の第1
及び第2の球感知板取付口211、212よりも下流
(遊技板裏側から見て右方)においては、正面側に位置
する第1の球誘導経路230aが、後面壁201、底面
壁205及び第1の仕切壁231によって構成され、前
記2つの経路に挟まれる第2の球誘導経路230bが、
第1の仕切壁231、底面壁205及び第2の仕切壁2
34によって構成され、遊技機裏側に位置する第3の球
誘導経路230cが、第2の仕切壁234、底面壁20
5及び前面壁203によって構成される。そして、ここ
において各球誘導経路230a乃至230cは、遊技球
の直径よりも僅かに大きい溝幅を有する。
【0032】前記第1の遊技球感知板220は、球誘導
レール本体210の第1の球誘導経路230a及び第2
の球誘導経路230bの上流位置の取付口211に、遊
技機裏側から見て右下部に位置する支軸221を中心に
揺動自在に設けられる。また、図4に示すように、この
第1の遊技球感知板220は、錘224が設けられると
ともに秤軸225を中心に揺動自在に設けられる天秤部
材226と、リンク部材227を介して連結される。従
って、第1の遊技球感知板220の上に遊技球が載って
いないときには、前記錘224の重さによって、第1の
遊技球感知板220は、上方へ持ち上げられ、載る遊技
球の数が増えると遊技球の重みによって、第1の遊技球
感知板220が押し下げられて、底面壁205とほぼ平
行になる。
【0033】第1の遊技球感知板220の中央には、仕
切板222が、第1の仕切壁231と直列になるように
底板部223に一体的に立設される。第1の遊技球感知
板220の底板部223の上面の遊技機正面側半分と第
1の球誘導経路230aにおける底面壁の上面とがほぼ
連続する面を構成し、第1の遊技球感知板220の底板
部223の上面の遊技機裏面側半分と第2の球誘導経路
230bにおける底面壁の上面とがほぼ連続する面を構
成する。
【0034】また、球誘導レール本体210の第3の球
誘導経路230cの上流部位の取付口212には、前記
第2の遊技球感知板240が、遊技機裏側から見て右下
部に位置する支軸221を中心に揺動自在に設けられ、
遊技球が上に載っていないときには図示しない付勢手段
によって上方へ持ち上げられ、載る遊技球の数が増える
と、その重みによって押し下げられて底面壁205とほ
ぼ平行になり、第2の遊技球感知板240の上面と第3
球誘導経路203cにおける底面壁の上面とがほぼ連続
する面を構成する。
【0035】しかして、球誘導レール本体210の上流
部(遊技機裏側から見て左部)においては、遊技機正面
側に位置する第1の球誘導経路230aが、後面壁20
1、第1の遊技球感知板220の底板部223及び仕切
板222によって構成され、遊技機裏側に位置する第3
の球誘導経路230cが、第2の仕切壁234、第2の
球感知板240及び前面壁203によって構成され、前
記2つの経路に挟まれる第2の球誘導経路230bが、
第1の球感知板220の仕切板222、底板部223及
び第2の仕切壁234によって構成される。そして、こ
こにおいても各球誘導経路230a〜230cは、遊技
球の直径よりも僅かに大きい溝幅を有する。
【0036】底面壁205は、第1の感知板取付口21
1及び第2の感知板取付口212よりも僅かに下流(遊
技機裏側から見て右方)の位置から球誘導レール本体2
10の右端までに渡って設けられ、遊技機裏側から見て
左から右に向けて緩やかに下降するように傾斜してい
る。更に、図からわかるように、底面壁205の各球誘
導経路230a、230b及び230cの領域には、夫
々複数個塵埃流下穴232a1〜232a4、232b
1〜232b4、232c1〜232c4が設けられて
いる。
【0037】図5及び6に示すように、例えば、底面壁
205の第1の球誘導経路230aの領域の遊技球流の
下流から見て左隅(以下、左隅という。)及び遊技球流
の下流から見て右隅(以下、右隅という。)には、合わ
せて4つの塵埃流下穴232a1〜232a4が交互に
設けられている。具体的には、底面壁205の第1の球
誘導経路230aの領域において、上流から順に、先ず
第1の塵埃流下穴232a1が左隅に設けられ、その下
流に第2の塵埃流下穴232a2が右隅に設けられ、そ
の下流に第3の塵埃流下穴232a3が左隅に設けら
れ、更に下流に第4の塵埃流下穴232a4が右隅に設
けられている。
【0038】同様にして、底面壁205の第2の球誘導
経路230bの領域の左隅及び右隅には、4つの塵埃流
下穴232b1〜232b4が交互に設けられており、
底面壁205の第3の球誘導経路230cの領域の左隅
及び右隅には、4つの塵埃流下穴232c1〜232c
4が交互に設けられている。
【0039】図7は、球誘導レール200の断面図を示
し、(a)は図6に示すB−B線における断面図であ
り、(b)は図6に示すC−C線における断面図であ
り、(c)は(a)の部分拡大図であり、(d)は
(b)の部分拡大図である。(a)及び(b)に示すよ
うに、底面壁205の第1〜第3の球誘導経路230a
〜cの領域の右隅に設けられる塵埃流下穴232a3、
232b3、232c3も、底面壁205の第1〜第3
の球誘導経路230a〜cの領域の左隅に設けられる塵
埃流下穴232a4、232b4、232c4も、底面
壁205を貫通するように設けられる。断面図に示さな
い塵埃流下穴232a1、232b1、232c1、2
32a2、232b2、232c2も同様に、底面壁2
05を貫通するように設けられる。
【0040】また、(c)及び(d)に示すように、こ
の実施の形態では、塵埃流下穴232a1〜232c4
の全体が夫々の球誘導経路230a乃至230cの内側
面(例えば、球誘導経路230aに関していえば、後面
壁201及び第1の仕切壁231の球誘導経路230a
側の面)から遊技球半径を超えるように設けられ、且つ
塵埃流下穴232a1〜232c4から遊技球が落下し
ないように構成されている。
【0041】図8及び図9を参照して払出に関する遊技
球の流れを説明する。図8は賞品球及び貸し球の払出経
路を図示したものである。前述の記載と一部重複する
が、前記遊技球タンク260は、その導出口262が球
誘導レール200の第1の球感知板220及び第2の球
感知板240の上方に位置するように設けられる。前記
球誘導レール200は、その球誘導経路230a〜23
0cの下流端が屈曲樋280の球誘導経路281a〜2
81cに連続するように設けられる。
【0042】球誘導レール200上の正面側2条の上流
部に設けられる第1の球感知板220の下方には、第1
の球感知板220の傾角が所定の角度以上であるか否か
を検知する補給スイッチ81aが設けられ、球誘導レー
ル200上の裏面側1条の上流部に設けられる第2の球
感知板240の下方には、第2の球感知板240の傾角
が所定の角度以上であるか否かを検知する補給スイッチ
81bが設けられる。そして、補給スイッチ81a又は
補給スイッチ81bの何れかが、球感知板220又は2
40の何れかの傾角が所定の角度以上になったことを検
出すると、図示しない遊技場管理コンピュータへ球不足
を知らせる信号を出力して、遊技場管理コンピュータ
は、遊技機島に設けられる図示しない遊技球供給装置を
作動させて、所定個数の遊技球を遊技球タンク260へ
供給するようになっている。
【0043】球誘導レール200の下流に設けられる屈
曲樋280は、球誘導レール200の各条の球誘導経路
に連続する3条の球誘導経路281a〜281cを有す
る。屈曲樋280における正面側の第1の球誘導経路2
81aは球誘導レール200の正面側の第1の球誘導経
路230aの下流端に接続し、屈曲樋280における裏
面側の第3の球誘導経路281cは球誘導レール200
の裏面側の球誘導経路230cの下流端に接続し、屈曲
樋280における第1の球誘導経路281a及び第3の
球誘導経路281cに挟まれた第2の球誘導経路281
bは球誘導レール200の残りの球誘導経路230bの
下流端に接続する。
【0044】屈曲樋280には、その経路途中に球抜き
装置130が設けられ、球抜き装置130を操作するこ
とにより、球タンク260及び球誘導レール200に貯
留されている遊技球を球抜き樋123へ誘導してパチン
コ遊技機外部へ排出することができるようになってい
る。屈曲樋280の正面側2条の球誘導経路281a、
281bの下流端には、賞球用の球払出装置80aが連
設され、屈曲樋280の裏面側1条の球誘導経路281
cの下流端には、貸し球用の球払出装置80bが連接さ
れている。
【0045】また、屈曲樋280の球誘導経路281a
(〜281c)の夫々の途中には、そこに遊技球が存在
しているか否かを検出する空切り防止スイッチ82a
(〜82c)が設けられている。そして、空切り防止ス
イッチ82aが球誘導経路281aに遊技球が存在して
いないことを所定時間継続して検出するか、又は、空切
り防止スイッチ82bが球誘導経路281bに遊技球が
存在していないことを所定時間継続して検出すると、賞
球用の球払出モータ136aの回転を停止させ、空切り
防止スイッチ82cが遊技球が球誘導経路281cに存
在していないことを所定時間継続して検出すると、貸し
球用の球払出モータ136bの回転を停止させるように
なっている。
【0046】図9は、賞球用の球払出装置80aの詳細
を示した分解斜視図である。この球払出装置80aは、
本体枠135aに賞球払出モータ136aが設けられ、
そのモータ軸に取付けられるスクリュー137aが賞球
払出装置80aの開放下端口に臨設されている。また、
前記本体枠135aには払出される賞球を1個ずつ検出
する賞球センサ138a、138bが設けられている。
そして、賞球払出モータ136aの駆動によりスクリュ
ー137aが回転駆動されると、遊技球が屈曲樋280
の第1の球誘導経路281a及び第2の球誘導経路28
1bを通って全体に下流方向へ移動して、賞球払出装置
80aの導入経路139a及び140aに導入されると
ともに、賞球払出装置80a内の遊技球は前記スクリュ
ー137aによって下流方向へ移動させられ下流にある
ものから順に開放下端口から落下して払出されるように
なっている。
【0047】また、賞球用の球払出装置80bも同様の
構成及び機能を有する。但し、遊技球は屈曲樋280の
第3の球誘導経路281cから貸し球払出装置80bの
一方の導入経路140bに導入されるが、他方の導入経
路139bには導入されない。
【0048】球払出装置80a、80bから払出される
遊技球は、球払出装置80a、80bの下方に設けられ
る賞球保留部125に落下し、一時的に保留され、通常
は上位球出口126より遊技機前面の上受け皿16へ払
出され、上受け皿16が満杯になったときは、遊技球が
賞球保留部125から溢れ出て下受け皿連絡通路樋体1
28及び下位球出口129を経由して遊技機前面の下受
け皿17へ払出されるようになっている。下受け皿連絡
通路樋体128には、満タン感知板84が下端を中心に
揺動自在に設けられ、満タン感知板84は、前記賞球保
留部125から溢れ出た遊技球が該樋体128の内部に
充満した場合に、充満した遊技球により押動される。
【0049】満タン感知板84が押動されているか否か
は満タンスイッチ83によって検知され、満タン感知板
84が押動されたことを満タンスイッチ83が検知する
と、球発射モータ136a及び球払出モータ136bを
停止させるようになっている。従って、下受け皿連絡通
路樋体128に遊技球が充満すると、打球の弾発発射が
できなくなり、遊技球の払出も行われなくなる。
【0050】このように構成されたパチンコ遊技機によ
れば、遊技機外部から遊技球タンク260に供給された
球は、導出口262から遊戯球誘導レール200へ流下
する。球誘導レール200に流下した遊技球は、仕切板
222、第1の仕切壁231及び第2の仕切壁234に
よって分別され第1の球誘導経路230a、第2の球誘
導経路230b又は第3の球誘導経路230cの何れか
に嵌り、例えば、第1の球誘導経路230aに嵌った遊
技球は、第1の球誘導経路230aの底壁面205上を
転動又は滑走しながら流下して、屈曲樋280の第1の
球誘導経路281aに誘導される。同様に、第2の球誘
導経路230bに嵌った遊技球は、屈曲樋280の第2
の球誘導経路281bに誘導され、第3の球誘導経路2
30cに嵌った遊技球は、屈曲樋280の第3の球誘導
経路281cに誘導される。即ち、球タンク260から
流下する遊技球は、球誘導経路230a〜230cによ
って、3列に整列されて屈曲樋280へ誘導される。
【0051】遊技球誘導レール200によって3列に整
列された遊技球は、屈曲樋280、賞品球払出装置80
a及び貸し球払出装置80bに充填される。そして、入
賞口に遊技球が入賞すると、賞品球払出装置80aの払
出モータ136aが回転駆動され、賞品球が上受け皿1
6又は下受け皿17へ払出され、球貸しボタン32が操
作されると、貸し球払出装置80bの払出モータ136
bが回転駆動され、貸し球が上受け皿16又は下受け皿
17へ払出される。
【0052】以上説明したように、この実施の形態にお
ける球誘導レール200は、各球誘導経路230a(〜
230c)の正面寄りの隅及び裏面寄りの隅に複数の塵
埃流下穴232a1〜232a4(232b1〜232
b4、232c1〜232c4)を設けているので、塵
埃流下穴232a1〜232a4(232b1〜232
b4、232c1〜232c4)の部位には塵埃が溜ま
らないのは勿論、塵埃流下穴232a1〜232a4
(232b1〜232b4、232c1〜232c4)
の上流部分の塵埃も、球が流下する振動及び底壁面の傾
斜により流下して塵埃流下穴232a1〜232d4に
至り落下することになる。従って、球誘導経路230a
〜230cの正面寄りの隅及び裏面寄りの隅には、塵埃
が溜まり難くなる。
【0053】また、球誘導経路230a〜230cの中
央付近の塵埃は遊技球の流下により弾かれて正面寄り又
は裏面寄りに移動され、やがて、その塵埃は塵埃流下穴
232a1〜232d4から落下するので、中央付近に
も遊技球の流下異常の原因となる程に多量の塵埃が溜ま
ることは発生しにくい。結局、球誘導経路230a〜2
30cは、全体的に塵埃が溜まり難い。
【0054】しかも球誘導レール200の各球誘導経路
230a(230b、230c)の塵埃流下穴は、塵埃
流下穴232a1〜232a4(232b1〜232b
4、232c1〜232c4)を各球誘導経路230a
(〜230c)の正面寄りの隅及び裏面寄りの隅に交互
に設けるとともに、塵埃流下穴232a1〜232a4
(232b1〜232b4、232c1〜232c4)
が球誘導経路230a〜230cの両側壁内面からの距
離が遊技球半径rを超える位置にまで及ぶように設けら
れており、この際に、塵埃流下穴233a1〜233a
4(232b1〜232b4、232c1〜232c
4)は遊技球が落ちない程度の大きさにすることによ
り、球誘導経路全体の塵埃を効率良く落下させることが
できる。
【0055】この実施の形態では、塵埃流下穴232a
1〜232a4(232b1〜232b4、232c1
〜232c4)を各球誘導経路230a(〜230c)
の正面寄りの隅及び裏面寄りの隅に交互に設けており、
底面壁205は、後面壁201、第1の仕切壁231、
第2の仕切壁234又は正面壁203によってバランス
よく支持されるので、塵埃流下穴232a1〜232a
4(232b1〜232b4、232c1〜232c
4)を設けたことによる強度の低下を小さく抑えること
ができる。
【0056】また、球誘導経路底面の幅員端部に交互に
塵埃流下穴を設けることにより、機械的強度を局所的に
低下させることなく球誘導経路底面に複数の塵埃流下穴
を設けることができるので、この球誘導レールは、長期
間に渡って使用しても割れ等の破損が生じ難くなる。こ
のように局所的な強度低下が無ければ、球誘導経路の底
面を補強する必要が無いので、球誘導樋の軽量化にも寄
与するものである。
【0057】また、本発明に係るパチンコ遊技機の球誘
導レールの構造は上記のものに限られないことは、いう
までもなく、本発明の趣旨の逸脱しない範囲で種々の改
変が可能である。例えば、球誘導レールにおける球誘導
経路数は3条に限られず、2条以下又は4条以上であっ
ても良い。また、賞球と貸し球を払い出すパチンコ遊技
機を例示したが、例えば、賞球のみを払い出すパチンコ
遊技機であってもよい。球誘導レールにおける塵埃流下
穴の数は実施の形態に示したものに限定されない。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のパチンコ遊技
機によれば、球誘導経路における広範囲の塵埃を塵埃流
下穴から落下させることができるので、球誘導経路に溜
まった塵埃によって遊技球の流下が阻害されて生じる遊
技球の流下異常が発生し難くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例であるパチンコ
遊技機の正面図である。
【図2】 図1のパチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】 球タンク及び球誘導レールが上部裏セット
板に組み込まれた状態を示す斜視図である。
【図4】 図3と同じ状態にある球タンク及び球誘導
レールの遊技機裏側から見た立面図である。
【図5】 球誘導レールの斜視図である。
【図6】 球誘導レールの平面図である。
【図7】 球誘導レール200の断面図であり、
(a)は図6に示すB−B線における断面図であり、
(b)は図6に示すC−C線における断面図であり、
(c)は(a)の部分拡大図であり、(d)は(b)の
部分拡大図である。
【図8】 賞品球及び貸し球の払出経路を図示したも
のである。
【図9】 賞球用の球払出装置80aの詳細を示した
分解斜視図である。
【図10】 従来の球誘導レールの斜視図である。
【図11】 従来の球誘導レールの平面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 80a、80b 球払出装置 200 球誘導レール 201 後面壁 202 左側壁 203 前面壁 205 底面壁 210 球誘導レール本体 211 第1の遊技球感知板取付口 212 第2の遊技球感知板取付口 220 第1の遊技球感知板 222 仕切板 230a 第1の球誘導経路 230b 第2の球誘導経路 230c 第3の球誘導経路 232a1〜232a4 第1の球誘導経路の塵埃流
下穴 232b1〜232b4 第2の球誘導経路の塵埃流
下穴 232c1〜232c4 第3の球誘導経路の塵埃流
下穴 231 第1の仕切壁 234 第2の仕切壁 240 第2の遊技球感知板 260 遊技球タンク 280 屈曲樋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球タンクに貯留されている遊技球を
    整列して遊技球払出装置に誘導する球誘導樋を備えたパ
    チンコ遊技機において、前記球誘導樋には、遊技球を1
    列に整列し遊技球の直径より僅かに大きい幅を有する球
    誘導路が1条又は複数条設けられ、前記各球誘導経路の
    底面は、経路下流に向けて下降傾斜するとともに、複数
    の塵埃流下穴が設けられ、前記各球誘導経路に設けられ
    る複数の塵埃流下穴のうち少なくとも1つと他の塵埃流
    下穴とを経路幅方向の位置を異ならせて前記球誘導経路
    の幅員端部に交互に設け、前記塵埃流下穴が、球誘導経
    路の幅員両端からの距離が遊技球半径を超える位置に及
    ぶように設けられ、且つ、前記塵埃流下穴から遊技球が
    落下しないように構成したことを特徴とするパチンコ遊
    技機。
JP2001261001A 2001-08-30 2001-08-30 パチンコ遊技機 Withdrawn JP2002066051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261001A JP2002066051A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261001A JP2002066051A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 パチンコ遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000143195A Division JP2001321520A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002066051A true JP2002066051A (ja) 2002-03-05
JP2002066051A5 JP2002066051A5 (ja) 2004-09-30

Family

ID=19088110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001261001A Withdrawn JP2002066051A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002066051A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006101897A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Omron Corp 整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパー
JP2007215838A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008302252A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2009082752A (ja) * 2009-01-29 2009-04-23 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2010259909A (ja) * 2010-08-27 2010-11-18 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2013027727A (ja) * 2012-09-27 2013-02-07 Sanyo Product Co Ltd タンクレール

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006101897A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Omron Corp 整列通路、貯留タンクおよび玉ホッパー
JP4561285B2 (ja) * 2004-09-30 2010-10-13 オムロン株式会社 玉ホッパー
JP2007215838A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008302252A (ja) * 2008-09-22 2008-12-18 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2009082752A (ja) * 2009-01-29 2009-04-23 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2010259909A (ja) * 2010-08-27 2010-11-18 Sanyo Product Co Ltd タンクレール
JP2013027727A (ja) * 2012-09-27 2013-02-07 Sanyo Product Co Ltd タンクレール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3339809B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2002066051A (ja) パチンコ遊技機
JP2011024861A (ja) 遊技機
JP2002119712A (ja) パチンコ遊技機
JP4443185B2 (ja) 弾球遊技機の可変表示装置
JP4591813B2 (ja) 遊技機
JP3963212B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002011192A (ja) パチンコ遊技機
JP2001321520A (ja) パチンコ遊技機
JP4740175B2 (ja) 遊技機の役物および遊技機
JPH09276513A (ja) 遊技機
JP4504179B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3480921B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2003000911A (ja) 遊技機
JP2001231999A (ja) 遊技機
JP2009045288A (ja) 転動体貯留機構及びメダルゲーム装置
JP2000176124A (ja) 遊技機
JPS60215385A (ja) パチンコ遊技機
JP2000107399A (ja) パチンコ遊技機
JP2000000357A (ja) カード式パチンコ遊技機の球払出装置
JP4729012B2 (ja) パチンコ機の球受け皿
JP4747120B2 (ja) 遊技機の役物および遊技機
JPH11333071A (ja) パチンコ遊技機
JP2000296233A (ja) パチンコ遊技機
JP5674019B2 (ja) 遊技球貯留タンク及び遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060929