JP2002065445A - セパレートマット - Google Patents

セパレートマット

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JP2002065445A
JP2002065445A JP2000266512A JP2000266512A JP2002065445A JP 2002065445 A JP2002065445 A JP 2002065445A JP 2000266512 A JP2000266512 A JP 2000266512A JP 2000266512 A JP2000266512 A JP 2000266512A JP 2002065445 A JP2002065445 A JP 2002065445A
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JP
Japan
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mat
base
separate
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base portion
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Application number
JP2000266512A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Nakanishi
康之 中西
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Duskin Co Ltd
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Duskin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のセパレートマットにおける種々の不具
合を解消できるセパレートマットを提供すること。 【解決手段】 基布21にパイル22がタフトされてな
るマット部2と、マット部2の裏面の縁に沿って接合さ
れたゴムからなる縁取り部3と、縁取り部3で囲まれた
内側に配設された板状のベース部4とを備えたことを特
徴とするセパレートマットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダストコントロー
ル用などの用途に用いられるセパレートマットの新たな
構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来のセパレートマットは、
図12に示すように、基布111にパイル112がタフ
トされてなるマット部11を、べース部12のエッジ部
121で囲まれた凹部122内に設置して構成されてい
る。なお、マット部11においては、基布111の裏面
にパイル112を固定するためのラテックスバッキング
層113が設けられている。また、マット部11は、そ
の裏面に貼着されたマジックテープ114を凹部122
の底面に貼着されたマジックテープ123に係合させる
ことにより、凹部122内に固定されている。
【0003】しかしながら、上記構成のセパレートマッ
トでは、次のような不具合があった。 使用中にマット部11の縁が蹴り上げられることによ
ってマット部11がめくれてしまうのを防止するため
に、ベース部12のエッジ部121を高くしており、ベ
ース部12全体が厚くなっていた。そのために、ベース
部12を、畳んだりコンパクトにロール状に巻いたりし
て、収納したり運搬したりするのが困難であった。ま
た、マット全体の見映えも悪かった。
【0004】レンタル用セパレートマットの場合に
は、マット部11は、所定期間使用後に回収して洗濯し
て再度取り付けて使用するが、マット部11をベース部
12から剥がしたりくっつけたりしている内に、マジッ
クテープ114,123が劣化したり、マジックテープ
114,123にダストなどが付着したりすることによ
って、その係合力が低下し、マット部11が剥がれ易く
なる恐れがあった。
【0005】コストの面から、また、マット部11の
着脱の作業性の面から、マジックテープ114,123
を、マット部11の裏面及び凹部122の底面に、部分
的に設けているため、マジックテープ114,123同
士を正確に対応させて係合させないと、マット部11の
縁がよれてしまう恐れがあった。
【0006】レンタル用セパレートマットの場合に
は、基本的には、マット部11のみ洗濯し、ベース部1
2は洗濯しない。そのため、ベース部12の特にエッジ
部121付近には汚れが残存してしまう恐れがあった。
【0007】マット部11は、通常は、繊維素材を用
いて構成されているので、洗濯によってある程度収縮し
てしまう。そのため、マット部11の縁とベース部12
のエッジ部121との間に隙間13ができてしまい、隙
間13にダストが溜まったり見映えが悪くなったりする
恐れがあった。
【0008】一方、セパレートマットに対するものとし
て、一体マットが知られている。これは、図13に示す
ように、マット部11の裏面にベース部12が接合され
て構成されており、マット部11とベース部12とが一
体となったものである。一体マットでは、マット部11
がベース部12から剥がれることはないので、セパレー
トマットのようなエッジ部を設ける必要がない。
【0009】しかしながら、マット部11のみを運搬し
たり洗濯したりすることができないので、セパレートマ
ットに比して、運搬効率や洗濯効率が劣るという不具合
があった。
【0010】本発明は、上記のような不具合を解消でき
るセパレートマットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基布にパイルがタフトされてなるマット部と、マット部
の裏面の縁に沿って接合された縁取り部と、縁取り部で
囲まれた内側に配設された板状のベース部とを備えたこ
とを特徴とするセパレートマットである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、縁取り部が、ベース部の一部をマット部の
裏面との間に挟むための挟持部を有しており、ベース部
が、挟持部によってマット部の裏面に保持されているも
のである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、縁取り部が、ゴム、又は樹脂、又はゴムと
樹脂との混合物からなっているものである。なお、樹脂
は一般には硬度の高いものであるが、本発明において樹
脂を用いる場合には、マット部を畳んだりロール状に巻
いたりすることを考慮して、硬度の低い樹脂を用いるの
が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
のセパレートマットの縦断面図、図2は図1のII矢視図
である。このセパレートマットは、基布21にパイル2
2がタフトされてなるマット部2と、マット部2の裏面
の縁に沿って接合されたゴムからなる縁取り部3と、縁
取り部3で囲まれた内側に配設されたゴムからなる板状
のベース部4と、からなっている。基布21はポリエス
テル不織布からなり、パイル22はナイロンBCFヤー
ンからなっている。また、縁取り部3及びベース部4
は、同じNBRゴムからなっている。なお、マット部2
においては、基布21の裏面にラテックス23がコーテ
ィングされている。ラテックス23はNBRラテックス
である。
【0015】縁取り部3は、マット部2の縁からはみ出
している耳部31と、マット部2の裏面に位置する本体
部32と、本体部32から延在した部分からなる挟持部
33とからなっている。ここでは、挟持部33は、図2
に示すように、本体部32の4つの各辺の略中央部から
庇状に延在した部分からなっている。ベース部4は、そ
の縁の一部が挟持部33とマット部2の裏面との間に挟
まれた状態となっている。
【0016】上記構成のセパレートマットは、次のよう
にして製造する。まず、図3に示すように、基布21に
パイル22がタフトされてなるマット原反を用意し、マ
ット原反の裏面に、硬化剤を含有したNBRラテックス
を固形分で300g/m2の量だけ均一にコーティング
し、150℃で10分間熱風乾燥した。こうして、ラテ
ックス23を裏面に有するマット部2を得た。
【0017】次に、図4に示すように、マット部2の裏
面の縁に沿って、未加硫のNBRゴム配合物30を設け
る。そして、表面全面をテフロン(登録商標)加工した
鉄板5を、ゴム配合物30で囲まれた内側に配置すると
ともにマット部2の裏面に当接させ、この状態で、上下
から加熱プレスする。加熱プレスは、160℃、10分
間、2Kgf/cm2の条件で行った。こうして、図5
に示すように、厚さTが2.0mmの縁取り部3を得
た。
【0018】次に、図6に示すように、鉄板5を外し、
縁取り部3を、二点鎖線で示すように且つ挟持部33
(図7)を形成するように、トリミングする。こうし
て、図7に示すように、耳部31、本体部32、及び挟
持部33からなる縁取り部3を裏面に有するマット部2
を得た。
【0019】そして、図7に示す縁取り部3で囲まれた
内側の空間35に、ベース部4を、その縁の一部が挟持
部33とマット部2の裏面との間に挟まれるように配置
する。こうして、図1に示すセパレートマットを得た。
なお、ベース部4の厚さは、縁取り部3の厚さT(図
5)より少し薄い1.5mmとした。
【0020】上記構成のセパレートマットによれば、次
のような作用効果を奏する。 マット部2が縁取り部3と一体となっており、使用時
には縁取り部3が敷設場所の床面に接しているので、マ
ット部2の縁が蹴り上げられることによってマット部2
のみがめくれてしまうことはない。従って、従来のセパ
レートマット(図12)に示すようなエッジ部121を
形成する必要はないので、縁取り部3を薄くできる。ま
た、それ故、縁取り部3を備えたマット部2を、畳んだ
りロール状に巻いたりして収納したり運搬したりするの
が容易となる。
【0021】ベース部4が空間35(図7)に収納さ
れた状態となっており、しかも、ベース部4はその縁の
一部が挟持部33によって保持されているので、マット
部2はベース部4から剥がれにくくなっている。従っ
て、マット部2がベース部4から剥がれることを心配す
る必要はなく、また、従来のセパレートマット(図1
2)に示すようなマジックテープ(登録商標)114,
123を設ける必要もない。それ故、マジックテープの
劣化やマジックテープへのダストなどの付着などによる
係合力の低下を心配する必要はない。また、マジックテ
ープ同士の不正確な係合によってマット部2の縁がよれ
てしまうようなこともない。
【0022】マット部2は縁取り部3と共に洗濯さ
れ、しかも、ベース部4はマット部2及び縁取り部3に
より覆われているので、汚れが付着しにくい。また、汚
れが付着した場合でも、ベース部4は板状であるので、
ベース部4の汚れは容易に落とされる。
【0023】洗濯によってマット部2が収縮しても、
従来のセパレートマットの隙間13(図12)のような
ダストなどが溜まる隙間は生じない。
【0024】マット部2には、ベース部4は接合され
ておらず、縁取り部3が接合されているだけである。そ
れ故、縁取り部3が接合されたマット部2は、一体マッ
トのようなベース部が接合されたマット部に比して軽量
である。従って、マット部2を一度に多量に運搬したり
洗濯したりでき、マット部2の洗濯効率や運搬効率が一
体マットに比して向上する。
【0025】ベース部4に、従来のセパレートマット
に示すようなエッジ部121(図12)を形成しなくて
もよいので、ベース部4の成形が容易である。
【0026】(別の実施形態) (1)図8に示すように、挟持部33を、本体部32の
全内周に設けてもよい。これによっても、実施形態1の
挟持部33と同様の作用効果を奏する。
【0027】(2)図9に示すように、挟持部33を、
本体部32の四隅の各々において隅を構成する2辺間に
渡して設けてもよい。これによっても、実施形態1の挟
持部33と同様の作用効果を奏する。
【0028】(3)図10に示すように、ベース部4と
マット部2との間に、クッションシート6を配設しても
よい。これによれば、マット部2にクッション性を持た
せることができる。又は、吸水シートを配設してもよ
い。これによれば、マット部2の水捌け機能を向上でき
る。但し、この場合は、マット部2は、表裏方向に通水
性を有するものである必要がある。又は、その他の機能
シート、例えば疲労防止機能シートなどを配設してもよ
い。これによれば、当該機能をマット部2に持たせるこ
とができる。
【0029】(4)図11に示すように、縁取り部3は
耳部31を持たないものであってもよい。
【0030】(5)縁取り部3は挟持部33を持たない
ものであってもよい。これによっても、ベース部4が空
間35(図7)に収納された状態となっているので、マ
ット敷設状態において、マット部2はベース部4から外
れにくくなっている。
【0031】(6)ベース部4の素材としては、ゴムの
他に、樹脂、繊維、金属などを用いてもよく、これら
は、セパレートマットを敷設する場所に応じて種々選択
する。
【0032】(7)ベース部4として、クッション構造
を有するものを用いてもよい。これによれば、マット部
2にクッション性を持たせることができる。
【0033】(8)ベース部4の表面又は裏面を任意に
加工してもよい。例えば、表面を凹凸状に加工すれば、
その指圧的効果によってマット部2に疲労防止機能を持
たせることができる。また、裏面に、多数の突起又は溝
を形成したり、滑り止め防止用樹脂を塗布したりすれ
ば、ベース部4に滑り止め機能を持たせることができ
る。
【0034】(9)縁取り部3の素材としては、ゴムに
代えて、樹脂を用いてもよく、更には、ゴムと樹脂との
混合物を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ベース部
が縁取り部で囲まれた内側に収納された状態となるの
で、マット部がベース部から剥がれるのを防止できる。
従って、次のような効果を発揮できる。 (1)従来のセパレートマットのベース部におけるエッ
ジ部を形成するのを不要にできるので、縁取り部を薄く
でき、従って、マット部の収納や運搬を容易なものにで
きる。 (2)従来のセパレートマットにおけるマジックテープ
を不要にできる。従って、マジックテープの係合力の低
下の心配や、マジックテープ同士の不正確な係合の心配
を、不要にできる。
【0036】また、マット部を縁取り部と共に洗濯で
き、しかも、ベース部は板状であるので、汚れが残存す
るのを防止できる。
【0037】また、洗濯によってマット部が収縮して
も、ダストが溜まるような隙間ができるのを防止でき
る。
【0038】また、マット部にはベース部が接合されて
はいないので、マット部は一体マットのマット部に比し
て軽量である。従って、マット部を一度に多量に運搬し
たり洗濯したりでき、マット部の洗濯効率や運搬効率を
一体マットに比して向上できる。
【0039】更に、エッジ部を形成しなくてもよいの
で、ベース部を容易に成形できる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、縁取り部で
囲まれた内側に、より確実にベース部を保持できる。従
って、マット部がベース部から剥がれるのをより確実に
防止できる。また、ベース部をマット部と共に運搬でき
る。
【0041】請求項3記載の発明によれば、縁取り部と
共にマット部を容易に畳んだりコンパクトにロール状に
巻いたりでき、収納や運搬の利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のセパレートマットの縦断面図で
ある。
【図2】 図1のII矢視図である。
【図3】 実施形態1のセパレートマットの製造作業の
第1工程を示す縦断面図である。
【図4】 図3に続く製造工程を示す縦断面図である。
【図5】 図4に続く製造工程を示す縦断面図である。
【図6】 図5に続く製造工程を示す縦断面図である。
【図7】 図6に続く製造工程を示す縦断面図である。
【図8】 別の実施形態の第1例であって挟持部の別の
例を示す図2に相当する図である。
【図9】 別の実施形態の第2例であって挟持部の更に
別の例を示す図2に相当する図である。
【図10】 別の実施形態の第3例を示す縦断面図であ
る。
【図11】 別の実施形態の第4例を示す縦断面図であ
る。
【図12】 従来のセパレートマットの縦断面図であ
る。
【図13】 従来の一体マットの縦断面図である。
【符号の説明】
2 マット部 21 基布 22 パイル 3 縁取り部 33 挟持部 4 ベース部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布にパイルがタフトされてなるマット
    部と、 マット部の裏面の縁に沿って接合された縁取り部と、 縁取り部で囲まれた内側に配設された板状のベース部と
    を備えたことを特徴とするセパレートマット。
  2. 【請求項2】 縁取り部が、ベース部の一部をマット部
    の裏面との間に挟むための挟持部を有しており、 ベース部が、挟持部によってマット部の裏面に保持され
    ている請求項1記載のセパレートマット。
  3. 【請求項3】 縁取り部が、ゴム、又は樹脂、又はゴム
    と樹脂との混合物からなっている請求項1記載のセパレ
    ートマット。
JP2000266512A 2000-09-04 2000-09-04 セパレートマット Pending JP2002065445A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730968U (ja) * 1993-11-17 1995-06-13 株式会社ダスキン レンタル用セパレートマット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730968U (ja) * 1993-11-17 1995-06-13 株式会社ダスキン レンタル用セパレートマット

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