JP2002064916A - ケーブル外被除去器 - Google Patents

ケーブル外被除去器

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JP2002064916A
JP2002064916A JP2000249722A JP2000249722A JP2002064916A JP 2002064916 A JP2002064916 A JP 2002064916A JP 2000249722 A JP2000249722 A JP 2000249722A JP 2000249722 A JP2000249722 A JP 2000249722A JP 2002064916 A JP2002064916 A JP 2002064916A
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JP
Japan
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cable
jacket
insulator
remover
string
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Application number
JP2000249722A
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English (en)
Inventor
Masaru Nakano
優 中野
Yusuke Oba
祐輔 大場
Kenji Koami
賢次 小網
Toshio Furuta
敏男 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル内の芯線に傷を付けることなく外被
を除去でき、また効率よく確実に切裂き紐を取り出すこ
とが可能なケーブル外皮除去器を提供する。 【解決手段】 ケーブル外被除去器1はケーブル8に対
して所定角度をもった剥き刃2が食い込みつつ所定の厚
みにて外被を除去する。ケーブル切裂き紐9が露出した
のち紐掛け部6にてこのケーブル引裂き紐9を引出し、
外被を分離し切断工具などを用いて剥きとってゆく。ケ
ーブル8と剥き刃2との位置関係はケーブル保持部3に
て保持され、ケーブル8は長手方向に移動自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号ケーブルの外
被を剥くためのケーブル外被除去器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より通信などに用いられるケーブル
はその内部に多数の電線および光ファイバケーブルが収
納されている。こうした多芯構造を備えたケーブルを敷
設するには、ケーブルを敷設する設備の配置を行い、こ
こにケーブルを敷設する。ケーブルは敷設現場で端部処
理が行われ、あるいはクロージャなどがケーブルの中途
に設けられる。
【0003】こうした多芯ケーブルを加工するには、従
来より様々な工具や手法が考案され適用されてきた。特
に、既設の架空ケーブルへのクロージャの取付けや、あ
るいは中間分岐ケーブルを新設するためのクロージャの
取付けなどに伴い、その多芯ケーブルの外被を剥ぎ取る
必要がある。この剥ぎ取りはカッターナイフなどを用い
て行われている。
【0004】図4には従来より行われている多芯ケーブ
ルの外被の剥ぎ取り手順を説明するための図が示されて
いる。図中(a)に示すのは多芯ケーブルが支持線部1
1と信号ケーブル12とが外被で接合した構造を備えて
いる場合を例にしている。切断線Cにて支持線部11と
信号ケーブル12とが分離される。外被切裂き紐13は
信号ケーブル12の外被の中に埋設されている。この埋
設は外被を芯線に被覆加工する際に同時に成形される。
【0005】図中の(b)には信号ケーブル12の外被
に埋設された外被切裂き紐13を引っ張って外被14を
切裂いた状態を示す。この図において、外被切裂き紐1
3を外被14の外方向に垂直に近い角度でもって引っ張
ることにより、外被14の中に埋設された外被切裂き紐
13が外被14を引裂いて立上がってくる。これにより
外被14は2つの部分に分離され、その後分離された外
被14のそれぞれの分離の開始点付近の根元部分でニッ
パなどの切断工具を用いて切除される。なお、外被切裂
き紐13は信号ケーブル12の外被14自身の対称とな
る位置に2本埋設されており、それぞれの外被切裂き紐
13を引っ張ることで外被14を2つに分離することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような従来技術においては以下のような解決すべき課題
があった。
【0007】多芯ケーブルの外被を剥ぎ取るにはカッタ
ーナイフなどが用いられていたため、ケーブル内部の芯
線に傷を付けてしまう恐れがあった。
【0008】また、カッターナイフによる作業は熟練を
要し、決して効率の良い外被の剥ぎ取り作業とは言えな
かった。
【0009】本発明はこれらの課題に鑑みてなされたも
のであり、ケーブル内の芯線に傷を付けることなく外被
を除去でき、また効率よく確実に切裂き紐を取り出すこ
とが可能なケーブル外皮除去器を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の本発明においては、外被を除去する
ための切裂き紐を内包したケーブルの外被を除去するた
めに用いるケーブル外被除去器であって、前記ケーブル
が長手方向に移動自在でもって所定位置に保持するため
のケーブル保持手段と、前記ケーブルの外被に所定角度
にて配置された切除手段をもって接触し所定厚みに前記
外被を除去するための外被除去手段とを備え、前記外被
の除去により前記切裂き紐を露出することを特徴とする
ケーブル外被除去器をもって解決手段とする。
【0011】また、請求項2に記載の本発明によれば、
前記所定角度は前記ケーブル長手方向に対して5°乃至
20°の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載
のケーブル外被除去器をもって解決手段とする。
【0012】また、請求項3に記載の本発明によれば、
前記切裂き紐が露出した後に当該切裂き紐を引っ掛けて
前記ケーブルより引出すための引出し手段を備えること
を特徴とする請求項1または2に記載のケーブル外被除
去器をもって解決手段とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態によ
るケーブル外被除去器を説明するための外観図である。
この図1に示されたケーブル外被除去器1は、剥き刃2
と、ケーブル保持部3と、把持部4と、指掛け部5と、
紐掛け部6と、ケーブル押え7とから構成されている。
【0014】剥き刃2にはその端部にケーブルの外被を
切除可能に刃が設けられている。この刃はケーブルの外
被に接触して食い込んで行くために所定の角度が付けら
れて固定されている。この所定の角度は好ましくは5°
乃至20°の範囲内とすることで本発明の効果がよりよ
く発揮される。
【0015】ケーブル保持部3はケーブルの外被に剥き
刃2を接触させる際に設計の意図による所定位置になる
ように設けられている。このケーブル保持部3はケーブ
ルを保持すると同時にケーブルの長手方向は規制してい
ない。このため剥き刃2がケーブルの外被を切除しつつ
ケーブルが順次に送られる際の動きには影響しない。こ
のケーブル保持部3はケーブル外被除去器1に一体に固
定されて備わる以外に、たとえばケーブル固定結束バン
ドなどの汎用のケーブル結束補助具を用いることも可能
である。
【0016】把持部4はケーブルの外被を剥き取る作業
者が手で把持するための部分である。作業者はこの把持
部4を掴み、剥き刃2を手前に引く方向に引っ張ること
で剥き刃2をケーブルの外被に所定角度でもって食い込
ませ、除去することができる。また指掛け部5は把持部
4を手で把持して引っ張る場合に指をかける部分であ
る。この指掛け部5に作業者は指をかけることで、手が
滑ることなく効率よく作業が行える。
【0017】紐掛け部6は、ケーブルから外被を除去し
た後に、その外被を除去した部位に露出したケーブル切
裂き紐にその先端部を引っ掛けて引出すための構成であ
る。この紐掛け部6の先端部分は鋭角形状とならないよ
うに丸め加工などが施されており、ケーブル切裂き紐に
引っ掛ける作業において芯線などに傷が付くことを防止
している。
【0018】ケーブル押え7はケーブル保持部3で所定
位置に保持されたケーブルの外被に接触して正確に剥き
刃2にケーブルの外被が接触するための押え手段であ
る。このケーブル押え7と剥き刃2の相互の位置関係に
より外被がケーブルより剥ぎ取られる際の厚みが制御さ
れる。
【0019】図2は、図1にて説明したケーブル外被除
去器1を用いてケーブルの外被を除去する手順を説明す
るための図である。ケーブル8は内部に芯線を内包して
おり、この芯線を外被が包み込むことで構成されてい
る。この外被には、外被自身を切裂いて除去するための
ケーブル切裂き紐9が埋め込まれている。
【0020】作業者が把持部4を把持して図中の矢印P
の方向へ引っ張る操作を行うと、ケーブル8の外被に所
定の角度をもって接触していた剥き刃2が徐々に食い込
んでゆく。この食い込みにつれて剥き刃2のケーブル8
との接触部に設けられた刃が外被を切除し始める。この
切除により切り取られた外被は除去皮10として図中の
矢印Qの方向へ排出される。除去皮10の厚みは剥き刃
2とケーブル押えの位置関係で決定され、この位置関係
は対象となるケーブル8の外被厚みにより適宜に変更さ
れる。
【0021】こうして除去された外被の下には切除面が
露出し、この露出した部分にはケーブル切裂き紐9が位
置している。このケーブル切裂き紐9に紐掛け部6の先
端部分を引っ掛けることで、ケーブル8からケーブル切
裂き紐9を分離することができる。分離した後にこのケ
ーブル切裂き紐9を引っ張ることで外被を容易に2つに
分離でき、ニッパなどの切断工具を用いて切除すること
ができる。
【0022】図3は、図1にて示したケーブル外被除去
器1を図1に向かって左方向から見た図である。この図
3により剥き刃2とケーブル把持部3および指掛け部
5、紐掛け部6の位置関係が理解される。
【0023】以上説明した本発明の実施の形態によれ
ば、ケーブル外被を内部の芯線に傷つけること無く除去
することができ、かつケーブルの皮むき作業に要する時
間も短いもので済む。
【0024】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示されたケーブル外皮除去
器は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均
等物をも含む趣旨である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ケーブル内の芯線に傷
を付けることなく外被を除去でき、また効率よく確実に
切裂き紐を取り出すことが可能なケーブル外皮除去器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるケーブル外被除去器
の外観図を示す。
【図2】本発明の実施の形態によるケーブル外被除去を
説明するための概略図を示す。
【図3】本発明の実施の形態によるケーブル外被除去器
の外観図を示す。
【図4】従来のケーブル外被除去の手順を説明するため
の図であって、(a)は首部切裂き手順を示し、(b)
は外被除去手順を示す。
【符号の説明】
1…ケーブル外被除去器、2…剥き刃、3…ケーブル保
持部、4…把持部、5…指掛け部、6…紐かけ部、7…
ケーブル押え、8…ケーブル、9…ケーブル切裂き紐、
10…除去皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小網 賢次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 古田 敏男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 KA02 2H038 CA03 3C061 AA02 BA03 BA25 EE22 5G353 AA14 AA15 AC02 BA08 CA04 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外被を除去するための切裂き紐を内包し
    たケーブルの外被を除去するために用いるケーブル外被
    除去器であって、 前記ケーブルが長手方向に移動自在でもって所定位置に
    保持するためのケーブル保持手段と、 前記ケーブルの外被に所定角度にて配置された切除手段
    をもって接触し所定厚みに前記外被を除去するための外
    被除去手段とを備え、 前記外被の除去により前記切裂き紐を露出することを特
    徴とするケーブル外被除去器。
  2. 【請求項2】 前記所定角度は前記ケーブル長手方向に
    対して5°乃至20°の範囲内であることを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル外被除去器。
  3. 【請求項3】 前記切裂き紐が露出した後に当該切裂き
    紐を引っ掛けて前記ケーブルより引出すための引出し手
    段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ケーブル外被除去器。
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