JP2002064792A - 画像信号処理装置およびその方法 - Google Patents

画像信号処理装置およびその方法

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JP2002064792A JP2000245926A JP2000245926A JP2002064792A JP 2002064792 A JP2002064792 A JP 2002064792A JP 2000245926 A JP2000245926 A JP 2000245926A JP 2000245926 A JP2000245926 A JP 2000245926A JP 2002064792 A JP2002064792 A JP 2002064792A
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Takushi Okuda
拓史 奥田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤検出を防止でき、精度高くIP変換を行うこ
とができる画像信号処理装置およびその方法を提供する
ことにある。 【解決手段】2つのデータの差の絶対値による動き量を
あらわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセルRと
同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅
延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量と、ピ
クセルRの1ライン上の1フィールド遅延のピクセルB
と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデー
タの動き量と、ピクセルRの1ライン下の1フィールド
遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルF同士のデータの動き量との最大値と、ピクセル
B、Cからフィールド内補間によって得たデータとピク
セルD同士のデータの動き量と、ピクセルAとピクセル
D同士のデータの動き量との最大値とを求め、2つの最
大値のうちの小さい方をピクセルRの動き量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号処理装置
に係り、特にインターレース信号をプログレッシブ信号
に変換(IP変換)する画像信号処理装置およびその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンやビデオなど、世間の多く
の画像信号は、インターレースである。これに対し、コ
ンピュータ信号は、プログレッシブであり、たとえば、
コンピュータの画像とテレビの画像を同時に同じコンピ
ュータディスプレイ上に表示するためにはインターレー
ス信号をプログレッシブに変換しなければならない。ま
た、インターレース信号は、その特徴から、画像中に細
い横線があるとちらつきが生じてしまうが、プログレッ
シブ信号では、そのようなことがなく、きれいに表示さ
れるため、最近では、家庭用のテレビ受像機でも内部で
インターレースからプログレッシブへの変換を行い、プ
ログレッシブで表示するようになっているものもある。
【0003】IP変換について インターレス信号は、図32に示すように、互いにずれ
た1ラインおきのラインデータをもつ2つのフィールド
で一枚のフレームを構成する。これに対して、プログレ
ッシブ信号は、図33に示すように、最初からすべての
ラインデータが存在している(つまっている)。インタ
ーレース信号からプログレッシブに変換する場合、イン
ターレースでは、1ラインおきのデータしか存在しない
ため、データのないラインについて、補間データを作り
出力する。
【0004】この補間データは、いろいろな作り方があ
るが、一般的には、図34に示すように、通常は動き検
出を行い、動領域と静止領域に分け、動領域については
フィールド内のデータから補間データを作成し、静止領
域については、前フィールドの同じラインのデータをそ
のまま持ってくるという方法が用いられる。そして、従
来、IP変換を行う際の動き検出処理は、現フィールド
と2フィールド遅延のデータを比較した判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに従来の方法では、たとえばIP変換を行う元映像に
止まった背景のところに、高速に動く物体が存在するよ
うな映像では、本来動いている領域が「静止」と誤検出
されてしまっていた。
【0006】また、たとえば、図35に示すように、白
黒の縞がスクロールし、偶然、同じピクセル位置で見た
ときにフィールドごとに、白、黒、白、黒…と続く場
合、実際には動いているのだが、従来の方法では、「静
止」と誤検出されてしまっていた。
【0007】また、従来の方法では、誤検出を目立たな
くするために、「動き」と判定された領域を広げる処理
が入ることがあるが、これにより本来止まっている領域
が、「動き」と判定されてしまうことがあった。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、誤検出を防止でき、ピクセル単
位で正確に動き検出を行うため動き領域を広げる必要も
なく、精度高くIP変換を行うことができる画像信号処
理装置およびその方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、インターレース信号のデータが存在しな
いラインについて、動き検出を行うことにより補間デー
タを作成し、当該補間データに基づいて画像データをイ
ンターレース信号からプログレッシブ信号に変換する画
像信号処理装置であって、画像データをインターレース
信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出
を、現フィールドのデータと1フィールド遅延のデータ
と2フィールド遅延のデータと3フィールド遅延のデー
タを使い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあ
らわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセルRと同
じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延
の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量と、動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド
遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルE同士のデータの動き量と、動き検出を行いたいピ
クセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセルC
と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデー
タの動き量との最大値と、動き検出を行いたいピクセル
Rの前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補
間によって得たデータと2フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルD同士のデータの動き量と、動き検出を行いた
いピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと
2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータ
の動き量との最大値とを求め、求めた2つの最大値のう
ちの小さい方を、動き検出を行いたいピクセルRの動き
量して動き検出を行う処理手段を有する。
【0010】また、本発明では、上記処理手段は、動き
量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセルR
の前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補間
によって得たデータを用い、動き量の小さいところで
は、2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデータ
を用いる。
【0011】また、本発明は、インターレース信号のデ
ータが存在しないラインについて、動き検出を行うこと
により補間データを作成し、当該補間データに基づいて
画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する画像信号処理装置であって、画像データを
インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
際の動き検出を、現フィールドのデータと1フィールド
遅延のデータと2フィールド遅延のデータと3フィール
ド遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶対値によ
る動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたいピ
クセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の
1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同
じ位置のピクセルE同士のデータの動き量と、動き検出
を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延
のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピクセル
F同士のデータの動き量との最大値と、動き検出を行い
たいピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフ
ィールド内補間によって得たデータと現フィールドの同
じ位置のピクセルA同士のデータの動き量と、動き検出
を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
のデータの動き量との最大値とを求め、求めた2つの最
大値のうちの小さい方を、動き検出を行いたいピクセル
Rの動き量として動き検出を行う処理手段とを有する。
【0012】また、本発明では、上記処理手段は、動き
量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセルR
の前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補間
によって得たデータを用い、動き量の小さいところで
は、現フィールドの同じ位置のピクセルAのデータを用
いる。
【0013】また、本発明では、上記処理手段は、動き
量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセルR
の前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補間
によって得たデータを用い、動き量の小さいところで
は、現フィールドの同じ位置のピクセルAと2フィール
ド遅延の同じ位置のピクセルDのデータの平均値を用い
る。
【0014】また、本発明では、上記処理手段は、フィ
ールド内補間のデータを求める際、前後のラインの真上
と真下のデータの差の絶対値が所定の閾値よりも小さい
場合には、前後のラインの真上と真下のデータの平均値
で補間し、そうでない場合には、前後のラインの近傍複
数画素のデータの中の2つの中央値のデータの平均値で
補間する。
【0015】また、本発明は、インターレース信号のデ
ータが存在しないラインについて、動き検出を行うこと
により補間データを作成し、当該補間データに基づいて
画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する画像信号処理装置であって、演算で求めら
れた動き量が書き込み、読み出しされる第1メモリと、
画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
2フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差の
絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を
行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセ
ルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士の
データの動き量を求め、この値を上記第1メモリに書き
込み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動
き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィール
ド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピ
クセルE同士のデータの動き量と、動き検出を行いたい
ピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセル
Cと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデ
ータの動き量を取り出し、これらの動き量を使って動き
検出を行う処理手段とを有する。
【0016】また、本発明では、上記処理手段は、動き
検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドの
ピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD
同士のデータの動き量1を求め、上記第1メモリにこの
動き量を書き込み、当該第1メモリから、さらに1フィ
ールド前の動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上
の1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の
同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量2と、動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド
遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルF同士のデータの動き量3を取り出し、動き量1と
動き量2の最大値である動き量4と、動き量1と動き量
3の最大値である動き量5を求め、動き量4と動き量5
の最小値をそのピクセルの動き量とし、動き量の大きい
ところでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラ
インのピクセルB、Cからフィールド内補間によって得
たデータを用い、動き量の小さいところでは、2フィー
ルド遅延の同じ位置のピクセルDのデータを用いる。
【0017】また、本発明では、所定画面分の値を保存
する第2メモリをさらに有し、上記処理手段は、動き検
出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピ
クセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同
士のデータの動き量1を求め、上記第1メモリにこの動
き量を書き込み、当該第1メモリから、さらに1フィー
ルド前の動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の
1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同
じ位置のピクセルE同士のデータの動き量2と、動き検
出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド遅
延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピクセ
ルF同士のデータの動き量3を取り出し、動き量1と動
き量2の最大値である動き量4と、動き量1と動き量3
の最大値である動き量5を求め、動き量4と動き量5の
最小値である動き量6を求め、動き検出を行いたいピク
セルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィールド
内補間によって得たデータと2フィールド遅延の同じ位
置のピクセルD同士のデータの動き量7と、動き検出を
行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセ
ルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士の
データの動き量1の最大値である動き量8を求め、動き
量6による関数で、上記第2メモリに対して、動き量6
が、所定の閾値以上であれば、上記第2メモリに所定の
初期値を書き込み、そうでなければ、上記第2メモリか
ら読み込んだ値から1を減算し、その結果0より小さい
値になった場合には0にして、上記第2メモリに書き込
み、その値が、0ならば、動き量6を動き検出結果と
し、そうでなければ、動き量8を動き検出結果とし、動
き量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセル
Rの前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補
間によって得たデータを用い、動き量の小さいところで
は、2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデータ
を用いる。
【0018】また、本発明では、上記処理手段は、動き
量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセルR
の前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内補間
によって得たデータを用い、動き量の小さいところで
は、現フィールドの同じ位置のピクセルAと2フィール
ド遅延の同じ位置のピクセルDのデータの平均値を用い
る。
【0019】また、本発明では、上記処理手段は、要素
プロセッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロ
セッサを有する。
【0020】また、本発明では、上記要素プロセッサを
1次元的に多並列したSIMD制御プロセッサは、ビッ
ト処理である。
【0021】また、本発明では、上記処理手段は、複数
の論理回路を含む。
【0022】また、本発明では、インターレース信号の
データが存在しないラインについて、動き検出を行うこ
とにより補間データを作成し、当該補間データに基づい
て画像データをインターレース信号からプログレッシブ
信号に変換する画像信号処理方法であって、画像データ
をインターレース信号からプログレッシブ信号に変換す
る際の動き検出を、現フィールドのデータと1フィール
ド遅延のデータと2フィールド遅延のデータと3フィー
ルド遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶対値に
よる動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたい
ピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2
フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの
動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上
の1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の
同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量と、動き検
出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド遅
延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピクセ
ルF同士のデータの動き量との最大値と、動き検出を行
いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cから
フィールド内補間によって得たデータと2フィールド遅
延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量と、動
き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールド
のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセル
D同士のデータの動き量との最大値とを求め、求めた2
つの最大値のうちの小さい方を、動き検出を行いたいピ
クセルRの動き量とする。
【0023】また、本発明では、動き量の大きいところ
では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
タを用い、動き量の小さいところでは、2フィールド遅
延の同じ位置のピクセルDのデータを用いる。
【0024】また、本発明では、動き量の大きいところ
では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
タを用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの
同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルDのデータの平均値を用いる。
【0025】また、本発明は、インターレース信号のデ
ータが存在しないラインについて、動き検出を行うこと
により補間データを作成し、当該補間データに基づいて
画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する画像信号処理方法であって、画像データを
インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
際の動き検出を、現フィールドのデータと1フィールド
遅延のデータと2フィールド遅延のデータと3フィール
ド遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶対値によ
る動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたいピ
クセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の
1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同
じ位置のピクセルE同士のデータの動き量と、動き検出
を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延
のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピクセル
F同士のデータの動き量との最大値と、動き検出を行い
たいピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフ
ィールド内補間によって得たデータと現フィールドの同
じ位置のピクセルA同士のデータの動き量と、動き検出
を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
のデータの動き量との最大値とを求め、求めた2つの最
大値のうちの小さい方を、動き検出を行いたいピクセル
Rの動き量とする。
【0026】また、本発明では、動き量の大きいところ
では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
タを用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの
同じ位置のピクセルAのデータを用いる。
【0027】また、本発明では、動き量の大きいところ
では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
タを用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの
同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルDのデータの平均値を用いる。
【0028】また、本発明は、インターレース信号のデ
ータが存在しないラインについて、動き検出を行うこと
により補間データを作成し、当該補間データに基づいて
画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する画像信号処理方法であって、画像データを
インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
際の動き検出を、現フィールドのデータと2フィールド
遅延のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による
動き量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたいピク
セルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィ
ールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き
量を求め、この値を第1メモリに書き込み、当該第1メ
モリから、さらに1フィールド前の動き検出を行いたい
ピクセルRの1ライン上の1フィールド遅延のピクセル
Bと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデ
ータの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ラ
イン下の1フィールド遅延のピクセルCと3フィールド
遅延の同じ位置のピクセルF同士のデータの動き量を取
り出し、これらの動き量を使って動き検出を行う。
【0029】また、本発明では、動き検出を行いたいピ
クセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
き量1を求め、上記第1メモリにこの動き量を書き込
み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド
遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルE同士のデータの動き量2と、動き検出を行いたい
ピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセル
Cと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデ
ータの動き量3を取り出し、動き量1と動き量2の最大
値である動き量4と、動き量1と動き量3の最大値であ
る動き量5を求め、動き量4と動き量5の最小値をその
ピクセルの動き量とし、動き量の大きいところでは、動
き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
B、Cからフィールド内補間によって得たデータを用
い、動き量の小さいところでは、2フィールド遅延の同
じ位置のピクセルDのデータを用いる。
【0030】また、本発明では、動き検出を行いたいピ
クセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
き量1を求め、上記第1メモリにこの動き量を書き込
み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド
遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルE同士のデータの動き量2と、動き検出を行いたい
ピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセル
Cと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデ
ータの動き量3を取り出し、動き量1と動き量2の最大
値である動き量4と、動き量1と動き量3の最大値であ
る動き量5を求め、動き量4と動き量5の最小値である
動き量6を求め、動き検出を行いたいピクセルRの前後
のラインのピクセルB、Cからフィールド内補間によっ
て得たデータと2フィールド遅延の同じ位置のピクセル
D同士のデータの動き量7と、動き検出を行いたいピク
セルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィ
ールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き
量1の最大値である動き量8を求め、動き量6による関
数で、所定画面分の値を保存する第2メモリに対して、
動き量6が、所定の閾値以上であれば、上記第2メモリ
に所定の初期値を書き込み、そうでなければ、上記第2
メモリから読み込んだ値から1を減算し、その結果0よ
り小さい値になった場合には0にして、上記第2メモリ
に書き込み、その値が、0ならば、動き量6を動き検出
結果とし、そうでなければ、動き量8を動き検出結果と
し、動き量の大きいところでは、動き検出を行いたいピ
クセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィール
ド内補間によって得たデータを用い、動き量の小さいと
ころでは、2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDの
データを用いる。
【0031】また、本発明では、動き量の大きいところ
では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
タを用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの
同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルDのデータの平均値を用いる。
【0032】また、本発明方法では、フィールド内補間
のデータを求める際、前後のラインの真上と真下のデー
タの差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前
後のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そ
うでない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデー
タの中の2つの中央値のデータの平均値で補間する。
【0033】本発明によれば、たとえば処理手段におい
て、画像データをインターレース信号からプログレッシ
ブ信号に変換する際の動き検出を、たとえば現フィール
ドのデータと1フィールド遅延のデータと2フィールド
遅延のデータと3フィールド遅延のデータを使い、2つ
のデータの差の絶対値による動き量をあらわす関数を定
める。そして、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位
置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の同
じ位置のピクセルD同士のデータの動き量と、動き検出
を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド遅延
のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピクセル
E同士のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセ
ルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセルCと3
フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデータの
動き量との最大値とを求める。また、動き検出を行いた
いピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィ
ールド内補間によって得たデータと2フィールド遅延の
同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量と、動き検
出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピ
クセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同
士のデータの動き量との最大値とを求める。そして、求
めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出を行い
たいピクセルRの動き量として動き検出を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明に係る画像信号処理装置の第1の実施形
態を示すブロック図である。
【0035】この画像信号処理装置10は、図1に示す
ように、処理手段としてのディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)11、および1フィールドディレイを生成
するためのメモリ12,13,14を主構成要素として
有している。
【0036】DSP11の画像データの入力段に、1フ
ィールド分のディレイを生成するためのメモリ12(M
1)、13(M2)、14(M3)が配置されている。
画像データの入力ラインが、メモリ12の入力端子と、
DSP11の第1入力端子(I1)に接続されている。
メモリ12の出力端子がメモリ13の入力端子とDSP
11の第2入力端子(I2)に接続されている。メモリ
13の出力端子がメモリ14の入力端子とDSP11の
第3入力端子(I3)に接続されている。そして、メモ
リ14の出力端子がDSP11の第4入力端子(I4)
に接続されている。
【0037】DSP11は、内部のメモリに、入力端子
I1へのデータDI1と入力端子I3へのデータDI3
のデータを蓄えておく。また、DSP11は、内部のメ
モリに、入力端子I2へのデータDI2と入力端子I4
へのデータDI4を2ライン分蓄えておく。
【0038】DSP11は、図示しない制御系によるパ
ラメータに基づいて、画像ソースによる画像信号をイン
タレース信号からプログレッシブ信号に変換するIP
(インタレース/プログレッシブ)変換を行う。
【0039】DSP11は、画像データをインターレー
ス信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出
を、第1の動き検出処理として次のように行う。すなわ
ち、現フィールドのデータと1フィールド遅延のデータ
と2フィールド遅延のデータと3フィールド遅延のデー
タを使い、2つのデータの差の絶対値による動き量をあ
らわす関数を定め、図2に示すように、動き検出を行い
たいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルA
と2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデー
タの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライ
ン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅
延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量と、動
き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィール
ド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピ
クセルF同士のデータの動き量との最大値と、動き検出
を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
からフィールド内補間によって得たデータと2フィール
ド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量
と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィ
ールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピ
クセルD同士のデータの動き量との最大値とを求め、求
めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出を行い
たいピクセルRの動き量とする。
【0040】また、DSP11は、動き量の大きいとこ
ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
ータを用い、動き量の小さいところでは、2フィールド
遅延の同じ位置のピクセルDのデータを用いる。
【0041】また、DSP11は、画像データをインタ
ーレース信号からプログレッシブ信号に変換する際の動
き検出を、第2の動き検出処理として次のように行う。
すなわち、現フィールドのデータと1フィールド遅延の
データと2フィールド遅延のデータと3フィールド遅延
のデータを使い、2つのデータの差の絶対値による動き
量をあらわす関数を定め、動き検出を行いたいピクセル
Rと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィール
ド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量
と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フ
ィールド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位
置のピクセルE同士のデータの動き量と、動き検出を行
いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピ
クセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同
士のデータの動き量との最大値と、動き検出を行いたい
ピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィー
ルド内補間によって得たデータと現フィールドの同じ位
置のピクセルA同士のデータの動き量と、動き検出を行
いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセル
Aと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデ
ータの動き量との最大値とを求め、求めた2つの最大値
のうちの小さい方を、動き検出を行いたいピクセルRの
動き量とする。
【0042】また、DSP11は、動き量の大きいとこ
ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
ータを用い、動き量の小さいところでは、現フィールド
の同じ位置のピクセルAのデータを用いる。
【0043】また、DSP11は、第1および第2の動
き検出処理において、動き量の大きいところでは、動き
検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
B、Cからフィールド内補間によって得たデータを用
い、動き量の小さいところでは、現フィールドの同じ位
置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセ
ルDのデータの平均値を用いる。
【0044】さらに、DSP11は、フィールド内補間
のデータを求める際、前後のラインの真上と真下のデー
タの差の絶対値がある閾値よりも小さい場合には、前後
のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
でない場合には、前後のラインの近傍複数画素(本実施
形態では近傍6画素)のデータの中の2つの中央値のデ
ータの平均値で補間する。
【0045】DSP11は、リニアアレイ(線型配列)
型DSP、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列
にしたSIMD(Single Instruction Stream Multiple
Data stream) 制御方式の並列プロセッサにより構成さ
れる。
【0046】以下に、SIMD制御プロセッサの具体的
な構成、およびDSP11におけるIP変換処理の具体
的な処理内容について、図面に関連付けて順を追って説
明する。
【0047】SIMD制御プロセッサの基本的な構成 以下、SIMD制御プロセッサの構成を、図3に関連付
けて説明する。このSIMD制御プロセッサ100は、
図3に示すように、入力ポインタ(入力スキップレジス
タ)101、入力SAM(シリアルアクセスメモリ)部
(入力レジスタ)102、データメモリ部(ローカルメ
モリ)103、ALU(Arithmetic and
Logic Unit)アレイ部104、出力SAM
部(出力レジスタ)105、出力ポインタ(出力スキッ
プレジスタ)106およびプログラム制御部107によ
り構成されている。
【0048】これらの構成部分のうち、入力SAM部1
02、データメモリ部103および出力SAM部105
は、主にメモリから構成される。入力SAM部102、
データメモリ部103、ALUアレイ部104および出
力SAM部105は、リニアアレイ(線形配列)形式に
並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の画素数
H以上)の要素プロセッサ110を構成する。要素プロ
セッサ110それぞれ(単一エレメント)は、独立した
プロセッサの構成部分を有しており、図3において斜線
を付して示す部分に対応する。また、複数の要素プロセ
ッサ110は、図3において横方向に並列に配列され、
要素プロセッサ群を構成する。
【0049】入力ポインタ(入力スキップレジスタ)1
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ110を指定し、指定した要素プロセッサ11
0の入力SAM部102(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
【0050】つまり、入力ポインタ101は、原画像の
1水平走査期間ごとに、まず、図3の左端の要素プロセ
ッサ110に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図3に示したSIM
D制御プロセッサ100の左端の要素プロセッサ100
の入力SAM部102に書き込み、さらにその後、クロ
ック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要素
プロセッサ110に対する論理値1の入力ポインタ信号
が右方にシフトして、要素プロセッサ110それぞれの
入力SAM部102に、原画像の画像データを1画素分
ずつ書き込んでゆく。
【0051】入力SAM部(入力レジスタ)102は、
上述したように入力ポインタ101から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ110の入力SAM部102は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部102は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部107の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部103に対して転送する。
【0052】データメモリ部(ローカルメモリ)103
は、プログラム制御部107の制御に従い、入力ポイン
タ101から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部102に入力された原画
像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デー
タ等を記憶し、ALUアレイ部104に対して出力す
る。
【0053】ALUアレイ部104は、プログラム制御
部107の制御に従って、データメモリ部103から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部103の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部104は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
【0054】出力SAM部(出力レジスタ)105は、
プログラム制御部107の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部103から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部105は、出力ポインタ106から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
【0055】出力ポインタ(出力スキップレジスタ)1
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部105に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
【0056】プログラム制御部107は、プログラムメ
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
102、データメモリ部103および出力SAM部10
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスコデー
タ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラム
制御部107は、これらの構成部分により、単一のプロ
グラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶し
た単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成し、
生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッサ1
10を連動して制御することにより画像データに対する
処理を行う。このように、単一のプログラムに基づいて
複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD制御
と称する。
【0057】各要素プロセッサ(プロセッサエレメン
ト)110は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ110全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部1
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ110は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ110の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
【0058】また、要素プロセッサ110は、隣接する
要素プロセッサ110と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ110とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ110
は、プログラム制御部107のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ110のデー
タメモリ部103等にアクセスして処理を行うることが
でき、また、右隣の要素プロセッサ110へのアクセス
を繰り返すことにより、要素プロセッサ110は直接接
続されていない要素プロセッサ110のデータメモリ部
103に対してアクセスし、データを読み出すことがで
きる。要素プロセッサ110は、隣接プロセッサ間の通
信機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全
体として実現する。
【0059】ここで、たとえば、水平方向に10画素程
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。したがって、プロセッサ間通信を行うFI
Rフィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率
になるということはほとんどあり得ない。
【0060】また、各要素プロセッサ110は、常に水
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部102から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部103の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ110
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
【0061】なお、要素プロセッサ110それぞれにお
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
102に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部107の制御に従って、入力SAM部102に記
憶された入力データのデータメモリ部103への転送処
理、ALUアレイ部104による演算処理、出力SAM
部105への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部105からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
【0062】以下、図3に示した画像処理用のリニアア
レイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明す
る。
【0063】入力ポインタ101では、最初の水平走査
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ110に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ110が指定される。
【0064】原画像の画素データは、入力端子DINを
介して入力SAM部102に入力される。入力SAM部
102では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ110に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ110の全ての入力SAM部102に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
【0065】入力処理(第1の処理)が終了すると、水
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ110の入力SAM部102、データメモリ
部103、ALUアレイ部104および出力SAM部1
05がプログラム制御部107によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
【0066】すなわち、次の水平走査帰線期間(第2の
水平走査期間)において、各入力SAM部102では、
第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画素デ
ータ(入力データ)がデータメモリ部103に転送され
る。
【0067】なお、このデータ転送処理は、プログラム
制御部107が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部102の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部103の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部102およびデータメモリ部103を制御すること
により実現される。
【0068】次に、水平走査期間にプログラム制御部1
07により、プログラムに基づいて各要素プロセッサ1
10が制御され、データメモリ部103からデータがA
LUアレイ部24に対して出力される。ALUアレイ部
104では、算術演算処理および論理演算処理が行わ
れ、処理結果がデータメモリ部103の所定のアドレス
に書き込まれる。プログラムに応じた算術演算処理およ
び論理演算処理が終了すると、プログラム制御部107
では、データメモリ部103の制御が行われて、処理結
果がさらに次の水平走査帰線期間に出力SAM部105
に転送される(ここまでが第2の処理)。さらに、次の
水平走査期間(第3の水平走査期間)において、出力S
AM部105が制御されて、処理結果(出力データ)が
外部に出力される(第3の処理)。
【0069】つまり、入力SAM部102に記憶された
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査期間に
おいて、必要に応じてデータメモリ部103に転送さ
れ、記憶されて、その後の水平走査期間における処理に
用いられる。
【0070】要約すると、本実施形態に係る画像DSP
11は、図4(a),(b)に示すように、水平走査期
間に、入力SAM部102に入力データを入力し、図4
(c)に示すように、ALUアレイ部104でIP変換
処理を行い、出力SAM部105から出力データを出力
する。また、図4(b),(c)に示すように、水平帰
線期間に、入力SAM部102に入力されたデータをD
SP内部のデータメモリ部103に転送し、図4
(c),(d)に示すように、DSP内部のデータメモ
リ部103とALUアレイ部104で演算されたIP変
換の結果を出力SAM部105に転送する。この動作を
パイプライン的に行う。なお、IP変換なので、入力1
ラインに対して、出力は、2倍のスピードで、2ライン
分出力する。
【0071】次に、図3に示すような基本構成を有する
DSP11におけるIP変換の具体的な処理について、
図5〜図15に関連付けて説明する。
【0072】前述したように、DSP11は、内部のメ
モリに、入力端子I1へのデータDI1と入力端子I3
へのデータDI3のデータを蓄えておく。これらのデー
タを図5に示すように、DAT1、DAT3とする。ま
た、DSP11は、内部のメモリに、入力端子I2への
データDI2と入力端子I4へのデータDI4を2ライ
ン分蓄えておく。これらのデータを図5に示すように、
DAT20、DAT21、DAT40、DAT41とす
る。
【0073】また、たとえば2つのデータの差の絶対値
による動き量をあらわす関数を図6のように定める。デ
ータDAT1とデータDAT3の動き量をMV1、DA
T20とDAT40の動き量をMV2、データDAT2
1とデータDAT41の動き量をMV3とし、MV1,
MV2,MV3の中の最大値をMX1とする。
【0074】次にたとえば、フィールド内補間のデータ
を、図7に示すように求める。すなわち、今、フィール
ド内補間で求めたい点をR、DAT20上のRの左上の
データをA、DAT20上のRの真上のデータをB、D
AT20上のRの右上のデータをC、DAT21上のR
の左下のデータをD、DAT21上のRの真下のデータ
をE、DAT21上のRの右下のデータをFとする。
【0075】Bのデータの値と、Eのデータの値の差の
絶対値が、所定の閾値よりも小さい場合、R=(B+
E)/2をフィールド内補間の結果とする。大きい場
合、まず、A,B,C,D,E,Fの値を大きい順に並
び替える。3番目に大きい値をM3、4番目に大きい値
をM4とすると、R=(M3+M4)/2をフィールド
内補間の結果とする。
【0076】また、RとDAT3の動き量をMVRとす
る。MV1とMVRのうち大きいほうの値をMX2とす
る。MX1,MX2のうち小さいほうを動き検出値MX
とする。最後に、IP変換の結果として、RES=(M
X*R+DAT3*(8−MX))/8とし、DAT2
1または、DAT20とRESを出力する。
【0077】以下に、本第1の実施形態に係るIP変換
動作を図8〜図15のフローチャートに関連付けてさら
に詳細に説明する。
【0078】入力データの水平帰線期間に(ST10
1)、以下の代入処理を行う。入力SAM部102か
ら、DSP11内部のデータメモリ部103上の変数D
AT1に代入する。同様に、入力SAM部102から、
DSP11内部のデータメモリ部103上の変数DAT
20に代入する。入力SAM部102から、DSP11
内部のデータメモリ部103上の変数DAT3に代入す
る。入力SAM部I4から、DSP11内部のデータメ
モリ部103の変数DAT40に代入する(ST10
2)。
【0079】次に、DSP11内部のデータメモリ部1
03上の変数RESの値を出力SAM部105に転送す
る(ST103)。DSP11内部のデータメモリ部1
03上の変数DAT20の値とDSP11内部のデータ
メモリ部103上の変数DAT21の値を加算し、DS
P11内部のデータメモリ部103上の変数Sに代入す
る(ST104)。DSP11内部のデータメモリ部1
03上の変数Sの値を2で除算し、Sに代入する(ST
105)。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数DAT20の値からDSP内部のデータメモリ部10
3の変数DAT21の値を減算し、DSP11内部のデ
ータメモリ部103の変数Xに代入する(ST10
6)。そして、Xが負ならば(ST107)、Xに−X
を代入し(ST108)、Xが負でなければ(ST10
7)、XにXを代入する(ST109)。次に、図9の
ステップST110の処理に移行する。
【0080】ステップST110においては、以下の処
理を行う。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T0に、1つ左のプロセッサエレメント110のDA
T20の値を代入する。DSP11内部のデータメモリ
部103の変数T1に、DAT20の値を代入する。D
SP11内部のデータメモリ部103の変数T2に、1
つ右のプロセッサエレメント110のDAT20の値を
代入する。DSP11内部のデータメモリ部103の変
数T3に、1つ左のプロセッサエレメント110のDA
T21の値を代入する。DSP11内部のデータメモリ
部103の変数T4に、DAT21の値を代入する。D
SP11内部のデータメモリ部103の変数T5に、1
つ右のプロセッサエレメント110のDAT21の値を
代入する。
【0081】次に、変数T0〜T5の値を大きい順に並
べ替え、大きいほうから、DSP11内部のデータメモ
リ部103の変数M1、M2、M3、M4、M5、M6
に代入する(ST111)。次に、M3とM4の値を加
算し、DSP11内部のデータメモリ部103の変数M
に代入する(ST112)。DSP11内部のデータメ
モリ部103の変数Mの値を2で除算し、Mに代入する
(ST113)。DSP11内部のデータメモリ部10
3の変数Xの値が所定の閾値よりも大きければ(ST1
14)、DSP11内部のデータメモリ部103の変数
RにDSP11内部のデータメモリ部103の変数Mの
値を代入する(ST115)。これに対して、変数Xの
値が所定の閾値よりも大きくなければ(ST114)、
DSP11内部のデータメモリ部103の変数RにDS
P11内部のデータメモリ部103の変数Sの値を代入
する(ST116)。次に、図10のステップST11
7の処理に移行する。
【0082】ステップST117においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数DAT1の値から
DSP内部のデータメモリ部103の変数DAT3の値
を減算し、DSP内部のデータメモリ部103の変数X
に代入する。Xが負ならば(ST118)、Xに−Xを
代入し(ST119)、Xが負でなければ(ST11
8)、XにXを代入する(ST120)。次に、Xから
2を減算する(ST121)。Xが負ならば(ST12
2)、Xに0を代入し(ST123)、Xが負でなけれ
ば(ST122)、XにXを代入する(ST124)。
さらに、Xが8より大きければ(ST125)、Xに8
を代入し(ST126)、Xが8より大きくなければ
(ST125)、XにXを代入する(ST127)。そ
して、DSP11内部のデータメモリ部103上の変数
MV1にXを代入する(ST128)。次に、図11の
ステップST129の処理に移行する。
【0083】ステップST129においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数DAT20の値か
らDSP11内部のデータメモリ部103の変数DAT
40の値を減算し、DSP内部のデータメモリ部103
の変数Xに代入する。そして、Xが負ならば(ST13
0)、Xに−Xを代入し(ST131)、Xが負でなけ
れば(ST130)、XにXを代入する(ST13
2)。次に、Xから2を減算する(ST133)。次
に、Xが負ならば(ST134)、Xに0を代入し(S
T135)、Xが負でなければ(ST134)、XにX
を代入する(ST136)。さらに、Xが8より大きけ
れば(ST137)、Xに8を代入し(ST138)、
Xが8より大きくなければ(ST137)、XにXを代
入する(ST139)。そして、DSP11内部のデー
タメモリ部103の変数MV2にXを代入する(ST1
40)。次に、図12のステップST141の処理に移
行する。
【0084】ステップST141においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数DAT21の値か
らDSP11内部のデータメモリ部103の変数DAT
41の値を減算し、DSP内部のデータメモリ部103
の変数Xに代入する。そして、Xが負ならば(ST14
2)、Xに−Xを代入し(ST143)、Xが負でなけ
れば(ST142)、XにXを代入する(ST14
4)。次に、Xから2を減算する(ST145)。次
に、Xが負ならば(ST146)、Xに0を代入し(S
T147)、Xが負でなければ(ST146)、XにX
を代入する(ST148)。さらに、Xが8より大きけ
れば(ST149)、Xに8を代入し(ST150)、
Xが8より大きくなければ(ST149)、XにXを代
入する(ST151)。そして、DSP11内部のデー
タメモリ部103の変数MV3にXを代入する(ST1
52)。次に、図13のステップST153の処理に移
行する。
【0085】ステップST153においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数Rの値からDSP
11内部のデータメモリ部103の変数DAT3の値を
減算し、DSP内部のデータメモリ部103の変数Xに
代入する(ST153)。そして、Xが負ならば(ST
154)、Xに−Xを代入し(ST155)、Xが負で
なければ(ST154)、XにXを代入する(ST15
6)。次に、Xから2を減算する(ST157)。次
に、Xが負ならば(ST158)、Xに0を代入し(S
T159)、Xが負でなければ(ST158)、XにX
を代入する(ST160)。さらに、Xが8より大きけ
れば(ST161)、Xに8を代入し(ST162)、
Xが8より大きくなければ(ST161)、XにXを代
入する(ST163)。そして、DSP11内部のデー
タメモリ部103の変数MVRにXを代入する(ST1
64)。次に、図14のステップST165の処理に移
行する。
【0086】ステップST165においては、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数MV1とDSP1
1内部のデータメモリ部103の変数MV2の値を比較
する。そして、MV1>MV2ならば、DSP11内部
のデータメモリ部103の変数MX1にMV1を代入し
(ST166)、MV1>MV2でなければ、DSP1
1内部のデータメモリ部103の変数MX1にMV2を
代入する(ST167)。次に、DSP11内部のデー
タメモリ部103の変数MX1とDSP内部のデータメ
モリ部103の変数MV3の値を比較し(ST16
8)、MX1>MV3ならば、DSP11内部のデータ
メモリ部103の変数MX1にMX1を代入し、(ST
169)、MX1>MV3でなければ、DSP11内部
のデータメモリ部103の変数MX1にMV3を代入す
る(ST170)。
【0087】次に、DSP11内部のデータメモリ部1
03の変数MV1とDSP11内部のデータメモリ部1
03の変数MVRの値を比較し(ST171)、MV1
>MVRならば、DSP11内部のデータメモリ部10
3の変数MX2にMV1を代入し(ST172)、MV
1>MVRでなければ、DSP11内部のデータメモリ
部103の変数MX2にMVRを代入する(ST17
3)。次に、DSP11内部のデータメモリ部103の
変数MX1とDSP11内部のデータメモリ部103の
変数MX2の値を比較し(ST174)、MX1>MX
2ならば、DSP11内部のデータメモリ部103の変
数MXにMX2を代入し(ST175)、MX1>MX
2でなければ、DSP11内部のデータメモリ部103
の変数MXにMX1を代入する(ST176)。そし
て、図15のステップ177の処理に移行する。
【0088】ステップST177におては、(MX*R
+DAT3*(8−MX))/8を演算し、DSP内1
1部のデータメモリ部103の変数RESに代入する。
そして、出力の水平帰線期間に(ST178)、DSP
11内部のデータメモリ部103の変数DAT21の値
を出力SAM部105へ転送する(ST179)。次
に、DSP11内部のデータメモリ部103の変数DA
T21にDSP11内部のデータメモリ部103の変数
DAT20の値を代入する(ST180)。DSP11
内部のデータメモリ部103の変数DAT41にDSP
11内部のデータメモリ部103の変数DAT40の値
を代入する(ST180)。そして、図8のステップS
T101に戻って、以上の処理を繰り返す。
【0089】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、画像データをインターレース信号からプログレッシ
ブ信号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデー
タと1フィールド遅延のデータと2フィールド遅延のデ
ータと3フィールド遅延のデータを使い、2つのデータ
の差の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き
検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドの
ピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD
同士のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセル
Rの1ライン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動
き量と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の
1フィールド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同
じ位置のピクセルF同士のデータの動き量との最大値
と、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピ
クセルB、Cからフィールド内補間によって得たデータ
と2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデー
タの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位
置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の同
じ位置のピクセルD同士のデータの動き量との最大値と
を求め、求めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き
検出を行いたいピクセルRの動き量して動き検出を行う
DSP11を設けたので、誤検出を防止でき、ピクセル
単位で正確に動き検出を行うため動き領域を広げる必要
もなく、精度高くIP変換を行うことができる利点があ
る。
【0090】第2実施形態 図16は、本発明に係る画像信号処理装置の第2の実施
形態を示すブロック図である。
【0091】この画像信号処理装置20は、図16に示
すように、処理手段としてのディジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)21、1フィールドディレイを生成する
ためのメモリ22,23、現フィールドと2フィールド
ディレイのデータから演算して求めた動き量を保存する
メモリ24、および動き検出カウント値を保存するメモ
リ25を主構成要素として有している。
【0092】DSP21の画像データの入力段に、1フ
ィールド分のディレイを生成するためのメモリ22(M
1)、23(M2)が配置されている。また、DSP2
1の出力端子と入力端子との間にメモリ24(M3)、
25(M4)が配置されている。画像データの入力ライ
ンが、メモリ22の入力端子と、DSP21の第1入力
端子(I1)に接続されている。メモリ22の出力端子
がメモリ23の入力端子とDSP21の第2入力端子
(I2)に接続されている。メモリ23の出力端子がD
SP21の第3入力端子(I3)に接続されている。メ
モリ24の入力端子がDSP21の演算で求めた動き量
を出力する第2出力端子(O2)に接続され、メモリ2
4の出力端子がDSP21の第4入力端子(I4)に接
続されている。メモリ25の入力端子がDSP21の動
き検出カウント値を出力する第3出力端子(O3)に接
続され、メモリ25の出力端子がDSP21の第5入力
端子(I5)に接続されている。
【0093】DSP21は、内部のメモリに、入力端子
I1へのデータDI1と入力端子I3へのデータDI3
のデータを蓄えておく。また、DSP21は、内部のメ
モリに、入力端子I2へのデータDI2を2ライン分蓄
えておく。
【0094】DSP21は、第1の実施形態に係るDS
P11と同様に、図示しない制御系によるパラメータに
基づいて、画像ソースによる画像信号をインタレース信
号からプログレッシブ信号に変換するIP(インタレー
ス/プログレッシブ)変換を行う。
【0095】DSP21は、画像データをインターレー
ス信号からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出
を、次のように行う。すなわち、現フィールドのデータ
と2フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差
の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、図17に
示すように、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置
の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ
位置のピクセルD同士のデータの動き量を求め、この値
を、メモリ24に書き込み、同メモリ24から、さらに
1フィールド前の動き検出を行いたいピクセルRの1ラ
イン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィールド
遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量と、
動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィー
ルド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルF同士のデータの動き量を取り出し、これらの
動き量を使って動き検出を行うことによって、2フィー
ルド遅延までのデータで、それ以上前のデータまで使っ
ての動き検出と同等の結果を得る。
【0096】また、DSP21は、動き検出を行いたい
ピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2
フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの
動き量(動き量1)を求め、メモリ24にこの動き量を
書き込み、同メモリ24から、さらに1フィールド前の
動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィー
ルド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルE同士のデータの動き量(動き量2)と、動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド
遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルF同士のデータの動き量(動き量3)を取り出し、
動き量1と動き量2の最大値(動き量4)と、動き量1
と動き量3の最大値(動き量5)を求め、その両者(動
き量4と動き量5)の最小値をそのピクセルの動き量と
し、動き量の大きいところでは、動き検出を行いたいピ
クセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィール
ド内補間によって得たデータを用い、動き量の小さいと
ころでは、2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDの
データを用いる。
【0097】また、DSP21は、動き検出を行いたい
ピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2
フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの
動き量(動き量1)を求め、メモリ24にこの動き量を
書き込み、同メモリ24から、さらに1フィールド前の
動き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィー
ルド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置の
ピクセルE同士のデータの動き量(動き量2)と、動き
検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フィールド
遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位置のピク
セルF同士のデータの動き量(動き量3)を取り出し、
動き量1と動き量2の最大値(動き量4)と、動き量1
と動き量3の最大値(動き量5)を求め、その両者(動
き量4と動き量5)の最小値(動き量6)を求め、動き
検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
B、Cからフィールド内補間によって得たデータと2フ
ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
き量(動き量7)と、動き検出を行いたいピクセルRと
同じ位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅
延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量(動き
量1)の最大値(動き量8)を求め、動き量6による関
数で、1画面分の値を保存するメモリ25に対して、動
き量6が、所定の閾値以上であれば、そのメモリ25に
ある初期値を書き込み、そうでなければ、そのメモリ2
5から読み込んだ値から1を減算し、その結果0より小
さい値になった場合には0にして、そのメモリ25に書
き込み、その値が、0ならば、動き量6を動き検出結果
とし、そうでなければ、動き量8を動き検出結果とし、
動き量の大きいところでは、動き検出を行いたいピクセ
ルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィールド内
補間によって得たデータを用い、動き量の小さいところ
では、2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデー
タを用いる。
【0098】DSP21は、動き量の大きいところで
は、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピ
クセルB、Cからフィールド内補間によって得たデータ
を用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの同
じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピ
クセルDのデータの平均値を用いる。
【0099】さらに、DSP21は、フィールド内補間
のデータを求める際、前後のラインの真上と真下のデー
タの差の絶対値がある閾値よりも小さい場合には、前後
のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
でない場合には、前後のラインの近傍複数画素(本実施
形態では近傍6画素)のデータの中の2つの中央値のデ
ータの平均値で補間する。
【0100】以上のIP変換機能を有するDSP21
は、第1の実施形態に係るDSP11と同様に、図3お
よび図4に関連付けて説明したたとえばSIMD制御プ
ロセッサにより構成される。したがって、ここではその
詳細な説明は省略する。
【0101】基本的な動作としては、第1の実施形態に
係るDSP11と同様、図18に示すように、この画像
DSP21は、水平走査期間に、入力SAM部102に
入力データを入力し、ALUアレイ部104でフィール
ド内IP変換処理を行い、出力SAM部105から出力
データを出力する。また、水平帰線期間に、入力SAM
部102に入力されたデータをDSP21内部のデータ
メモリ部103に転送し、DSP21内部のデータメモ
リ部103とALUアレイ部104で演算されたIP変
換の結果を出力SAM部105に転送する。そして、こ
の動作をパイプライン的に行う。なお、IP変換なの
で、入力1ラインに対して、出力は、2倍のスピード
で、2ライン分出力する。
【0102】次に、本第2の実施形態に係るDSP21
におけるIP変換の具体的な処理について、図3、図1
9〜図28に関連づけて説明する。
【0103】前述したように、DSP21は、内部のメ
モリに、入力端子I1へのデータDI1と入力端子I3
へのデータDI3を蓄えておく。これらのデータを、図
19に示すように、DAT1、DAT3とする。また、
DSP21は、内部のメモリに、入力端子I2へのデー
タDI2を2ライン分蓄えておく。これらのデータを、
図19に示すように、DAT20、DAT21とする。
【0104】また、たとえば2つのデータの差の絶対値
による動き量をあらわす関数を図20のように定める。
【0105】データDAT1とデータDAT3の動き量
をMV1とし、DSP21の第2出力端子O2から出力
する。メモリ24に蓄えられた、約1フィールド前のM
V1の値で、図19のDAT20とDAT40の動き量
に相当する値と、DAT21とDAT41の動き量に相
当する値を第4入力端子I4を介してメモリ24から読
み出し、それぞれ、MV2,MV3とする。MV1とM
V2の最大値をMX1とし、MV1とMV3の最大値を
MX2とする。MX1とMX2の最小値をMX3とす
る。
【0106】次にたとえば、フィールド内補間のデータ
を、図21に示すように求める。すなわち、今、フィー
ルド補間で求めたい点をR、DAT20上のRの左上の
データをA、DAT20上のRの真上のデータをB、D
AT20上のRの右上のデータをC、DAT21上のR
の左下のデータをD、DAT21上のRの真下のデータ
をE、DAT21上のRの右下のデータをFとする。
【0107】Bのデータの値と、Eのデータの値の差の
絶対値が、所定の閾値よりも小さい場合、R=(B+
E)/2をフィールド内補間の結果とする。大きい場
合、まず、A,B,C,D,E,Fの値を大きい順に並
び替える。3番目に大きい値をM3、4番目に大きい値
をM4とすると、R=(M3+M4)/2をフィールド
内補間の結果とする。
【0108】また、RとDAT3の動き量をMVRとす
る。MV1とMVRのうち大きいほうの値をMX4とす
る。MX3が、8のとき、CD=4とする。MX3が、
8より小さいとき、1フレーム前の同じ位置のCDの値
をメモリ25から読み出し、その値から1を減算し、C
Dが0以下になったときは、CDを0にし、CDに代入
する。このようにして求めたCDの値をDSP21の第
3出力端子O3からメモリ25に出力する。CDが0の
ときは、MXにMX3を代入する。CDが0より大きい
ときは、MXにMX4を代入する。
【0109】最後に、IP変換の結果として、RES=
(MX*R+DAT3*(8−MX))/8とし、DA
T21または、DAT20とRESを出力する。
【0110】以下に、本第2の実施形態に係るIP変換
動作を図22〜図28のフローチャートに関連付けてさ
らに詳細に説明する。
【0111】入力データの水平帰線期間に(ST20
1)、まず以下の転送および代入処理を行う。まず、ス
テップST202において以下の転送処理を行う。DS
P21内部のデータメモリ部103上の変数RESの値
を出力SAM部105(第1出力端子)O1に転送す
る。DSP21内部のデータメモリ部103上の変数M
V1の値を出力SAM部105(第2出力端子O2)に
転送する。DSP21内部のデータメモリ部103上の
変数CDの値を出力SAM部105(第3出力端子O
3)に転送する。
【0112】次に、ステップST203において以下の
代入処理を行う。入力SAM部102(第1入力端子I
1)からのデータの値を、DSP21内部のデータメモ
リ部103上の変数DAT1に代入する。入力SAM部
102(第2入力端子)I2からのデータの値を、DS
P21内部のデータメモリ部103上の変数DAT20
に代入する。入力SAM部102(第3入力端子I3)
からのデータの値を、DSP21内部のデータメモリ部
103上の変数DAT3に代入する。入力SAM部10
2(第4入力端子I4)からのメモリ24の読み出しデ
ータの値を、DSP21内部のデータメモリ部103上
の変数MV3に代入する。入力SAM部102(第5入
力端子I5)からのメモリ25の読み出しデータの値
を、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数C
Dに代入する。
【0113】次に、DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数DAT20の値とDSP21内部のデータ
メモリ部103上の変数DAT21の値を加算し、DS
P21内部のデータメモリ部103上の変数Sに代入す
る(ST204)。DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数Sの値を2で除算し、Sに代入する(ST
205)。DSP21内部のデータメモリ部103上の
変数DAT20の値からDSP21内部のデータメモリ
部103上の変数DAT21の値を減算し、DSP21
内部のデータメモリ部103上の変数Xに代入する(S
T206)。そして、Xが負ならば(ST207)、X
に−Xを代入し(ST208)、Xが負でなければ(S
T207)、XにXを代入する(ST209)。次に、
図23のステップ210の処理に移行する。
【0114】ステップST210においては、以下の処
理を行う。DSP21内部のデータメモリ部103上の
変数T0に、1つ左のプロセッサエレメント110のD
AT20の値を代入する。DSP21内部のデータメモ
リ部103上の変数T1に、DAT20の値を代入す
る。DSP21内部のデータメモリ部103上の変数T
2に、1つ右のプロセッサエレメント110のDAT2
0の値を代入する。DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数T3に、1つ左のプロセッサエレメント1
10のDAT21の値を代入する。DSP21内部のデ
ータメモリ部103上の変数T4に、DAT21の値を
代入する。DSP21内部のデータメモリ部103上の
変数T5に、1つ右のプロセッサエレメント110のD
AT21の値を代入する。
【0115】次に、T0〜T5の値を大きい順に並べ替
え、大きいほうから、DSP21内部のデータメモリ部
103上の変数M1、M2、M3、M4、M5、M6に
代入する(ST211)。次に、M3とM4の値を加算
し、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数M
に代入する(ST212)。DSP21内部のデータメ
モリ部103上の変数Mの値を2で除算し、Mに代入す
る(ST213)。DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数Xの値が所定の閾値よりも大きければ(S
T214)、DSP21内部のデータメモリ部103上
の変数RにDSP21内部のデータメモリ部103上の
変数Mの値を代入する(ST215)これに対して、変
数Xの値が所定の閾値よりも大きくなければ(ST21
4)、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数
RにDSP21内部のデータメモリ部103上の変数S
の値を代入する(ST216)。次に、図24のステッ
プST217の処理に移行する。
【0116】ステップ217においては、DSP21内
部のデータメモリ部103上の変数DAT1の値からD
SP21内部のデータメモリ部103上の変数DAT3
の値を減算し、DSP21内部のデータメモリ部103
上の変数Xに代入する。Xが負ならば(ST218)、
Xに−Xを代入し(ST219)、Xが負でなければ
(ST218)、XにXを代入する(ST220)。次
に、Xから2を減算する(ST221)。Xが負ならば
(ST222)、Xに0を代入し(ST223)、Xが
負でなければ(ST222)、XにXを代入する(ST
224)。さらに、Xが8より大きければ(ST22
5)、Xに8を代入し(ST226)、Xが8より大き
くなければ(ST225)、XにXを代入する(ST2
27)。そして、DSP21内部のデータメモリ部10
3上の変数MV1にXを代入する(ST228)。次
に、図25のステップST229の処理に移行する。
【0117】ステップST229においては、DSP2
1内部のデータメモリ部103上の変数Rの値からDS
P21内部のデータメモリ部103上の変数DAT3の
値を減算し、DSP21内部のデータメモリ部103上
の変数Xに代入する。そして、Xが負ならば(ST23
0)、Xに−Xを代入し(ST231)、Xが負でなけ
れば(ST230)、XにXを代入する(ST23
2)。次に、Xから2を減算する(ST233)。次
に、Xが負ならば(ST234)、Xに0を代入し(S
T235)、Xが負でなければ(ST234)、XにX
を代入する(ST236)。さらに、Xが8より大きけ
れば(ST237)、Xに8を代入し(ST238)、
Xが8より大きくなければ(ST237)、XにXを代
入する(ST239)。そして、DSP21内部のデー
タメモリ部103上の変数MVRにXを代入する(ST
240)。次に、図26のステップST241の処理に
移行する。
【0118】ステップST241においては、DSP2
1内部のデータメモリ部103上の変数MV1とDSP
21内部のデータメモリ部103上の変数MV2の値を
比較する(ST241)。そして、MV1>MV2なら
ば、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数M
X1にMV1を代入し(ST242)、MV1>MV2
でなければ、DSP21内部のデータメモリ部103上
の変数MX1にMV2を代入する(ST243)。次
に、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数M
V1とDSP21内部のデータメモリ部103上の変数
MV3の値を比較し(ST244)、MV1>MV3な
らば、DSP21内部のデータメモリ部103上の変数
MX2にMV1を代入し(ST245)、MV1>MV
3でなければ、DSP21内部のデータメモリ部103
上の変数MX2にMV3を代入する(ST246)。
【0119】次に、DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数MX1とDSP21内部のデータメモリ部
103上の変数MX2の値を比較し(ST247)、M
X1>MX2ならば、DSP21内部のデータメモリ部
103上の変数MX3にMX2を代入し(ST24
8)、MX1>MX2でなければ、DSP21内部のデ
ータメモリ部103上の変数MX3にMX1を代入する
(ST249)。さらに、DSP21内部のデータメモ
リ部103上の変数MV1とDSP21内部のデータメ
モリ部103上の変数MVRの値を比較し(ST25
0)、MV1>MVRならば、DSP21内部のデータ
メモリ部103上の変数MX4にMV1を代入し(ST
251)、MV1>MVRでなければ、DSP21内部
のデータメモリ部103上の変数MX4にMVRを代入
する(ST252)。そして、図27のステップST2
53の処理に移行する。
【0120】ステップST253においては、DSP2
1内部のデータメモリ部103上の変数MX3の値と8
を比較する。そして、DSP21内部のデータメモリ部
103上の変数MX3の値が8より小さければ、DSP
21内部のデータメモリ部103上の変数CDの値を1
減算する(ST254)。一方、変数MX3の値が8よ
り小さくなければ、DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数CDに4を代入する(ST255)。
【0121】次に、DSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数CDの値と0を比較し(ST256)、D
SP21内部のデータメモリ部103上の変数CDが0
より小さければ、CDに0を代入する(ST257)。
変数CDが0より小さくなければ、CDにCDを代入す
る(ST258)。次に、DSP21内部のデータメモ
リ部103上の変数CDの値が0ならばDSP21内部
のデータメモリ部103上の変数MXにMX3の値を代
入する(ST259,ST260)。DSP21内部の
データメモリ部103上の変数CDの値が0より大きけ
ればDSP21内部のデータメモリ部103上の変数M
XにMX4の値を代入する(ST259,ST26
1)。そして、図28のステップ262の処理に移行す
る。
【0122】ステップST262においては、(MX*
R+DAT3*(8−MX))/8を演算し、DSP2
1内部のデータメモリ部103上の変数RESに代入す
る。そして、出力の水平帰線期間に(ST263)、D
SP21内部のデータメモリ部103上の変数DAT2
1の値を出力SAM部105へ転送する(ST26
4)。次に、DSP21内部のデータメモリ部103上
の変数DAT21にDSP21内部のデータメモリ部1
03上の変数DAT20の値を代入する(ST26
5)。DSP21内部のデータメモリ部103上の変数
MV2にDSP21内部のデータメモリ部103上の変
数MV3の値を代入する(ST265)。そして、図2
2のステップST201に戻って、以上の処理を繰り返
す。
【0123】本第2の実施形態によれば、上述した第1
の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0124】なお、上述した実施形態においては、本発
明に係る処理手段をDSPで構成した場合を例に説明し
たが、本発明は、これに限定されるものではなく、論理
回路を組み合わせて構成することも可能である。
【0125】図29は、論理回路を組み合わせた本発明
に係る処理手段の構成例を示すブロックである。
【0126】この処理手段200は、メモリコントロー
ラ201、フィールド内補間(INFLD)ブロック2
02、第1感度(SNC1)ブロック203、第2感度
(SNC2)ブロック204、比較(MAX2)ブロッ
ク205、比較(MAX3)ブロック206、処理(C
DEXP)ブロック207、処理(MIN)ブロック2
08、選択(SEL)ブロック209、演算(MIX)
ブロック210、出力(OUTSEL)ブロック21
1、RAM212、およびPLLブロック213を有し
ている。
【0127】各部の機能について説明する。
【0128】メモリコントローラ201 入力データ(DAT)をRAM212に蓄え、図30の
関係を満たすデータをそれぞれ出力する。SELブロッ
ク209、SNC1ブロック203に対して、偶数(E
VEN)フィールドのときはDAT11、奇数(OD
D)フィールドのときはDAT10を出力する。SEL
ブロック209、INFLDブロック202に対して、
DAT20およびDAT21を出力する。SNC1ブロ
ック203、SNC2ブロック204に対して、EVE
NフィールドのときはDAT31、ODDフィールドの
ときはDAT30を出力する。また、SNC1ブロック
203の出力をRAM212に蓄え、MAX3ブロック
206に対して、図30のSNC2、SNC3にあたる
位置のデータを出力する。また、CDEXPブロック2
07の出力をRAM212に蓄え、CDEXPブロック
207に対して、1フレーム前の同じ位置に蓄えた値を
出力する。
【0129】INFLDブロック202 図31に示すように、メモリコントローラ201から得
たデータDAT20、DAT21を、レジスタに蓄え、
それぞれ、DAT20L、DAT21Lとする。さらに
その1クロック遅延のデータをレジスタに蓄え、DAT
20C、DAT21Cとする。さらにその1クロック遅
延のデータをレジスタに蓄え、DAT20R、DAT2
1Rとする。そして、DAT20CとDAT21Cの差
分絶対値が所定の閾値より小さければ、DAT20Cと
DAT21Cの加算平均をSNC2ブロック204、M
IXブロック210に対して出力し、そうでなければ、
DAT20L、DAT20C、DAT20R、DAT2
1L、DAT21C、DAT21Rをソートし、真中の
2つの値の加算平均値をSNC2ブロック204、MI
Xブロック210に対して出力する。
【0130】SNC1ブロック203、SCN2ブロッ
ク204 2つの入力値の差分絶対値をとり、図20に従う関数で
変換した結果を出力する。SNC1ブロック203から
は、メモリコントローラ201、MAX2ブロック20
5、MAX3ブロック206に対して出力し、SNC2
ブロック204からは、MAX2ブロック205に対し
て出力する。
【0131】MAX2ブロック205 SNC1ブロック203の出力値と、SNC2ブロック
204の出力値を比較し大きい方の値をMINブロック
208に対して出力する。
【0132】MAX3ブロック206 SNC1ブロック203の出力値(SNCA)、メモリ
コントローラ201からのデータ(SNCB,SNC
C)を入力し、SNCAとSNCBを比較して大きい方
の値と、SNCAとSNCCを比較して大きい方の値を
さらに比較し、そのうちの小さい方の値を、CDEXP
ブロック207とMINブロック208に対して出力す
る。
【0133】CDEXPブロック207 MAX3ブロック206からの出力データを入力し、そ
の値が8ならば、メモリコントローラ201に対して4
を出力する。MAX3ブロック206からの出力データ
を入力し、その値が8より小さければ、メモリコントロ
ーラ201からの出力データを入力し、その値を減算
し、0より小さくなった場合は0にして、メモリコント
ローラ201に出力する。メモリコントローラ201へ
の出力値が0ならば、MINブロック208に対して0
を出力し、メモリコントローラ201への出力値が0以
外ならば、MINブロック208に対して1を出力す
る。
【0134】MINブロック208 CDEXPブロック207からのフラグを入力し、その
値が0ならば、MAX3ブロック206から入力した値
をMIXブロック210に対して出力し、そうでなけれ
ば、MAX2ブロック205から入力した値をMIXブ
ロック210に対して出力する。
【0135】SELブロック209 フィールド信号、メモリコントローラ201からのデー
タを入力し、MIXブロック210に対しては、EVE
Nフィールドの時は、図30のDAT31にあたるデー
タを出力し、ODDフィールドの時は、図30のDAT
30にあたるデータを出力する。OUTSELブロック
211に対しては、EVENフィールドの時は、図30
のDAT20にあたるデータを出力し、ODDフィール
ドの時は、図30のDAT21にあたるデータを出力す
る。
【0136】MIXブロック210 INFLDブロック202からのデータ(R)、SEL
ブロック209からのデータ(DAT3)、MINブロ
ック210からのデータ(MX)を入力し、(MX*R
+DAT3*(8−MX))/8を演算し、その結果を
OUTSELブロック211に対して出力する。
【0137】OUTSELブロック211 MIXブロック210からの出力、SELブロック20
9からの出力をそれぞれ、ライン単位でメモリに蓄え、
1ライン分ずつ2倍のスピードで出力する。
【0138】以上論理回路を組み合わせて本発明に係る
処理手段を構成しても、IP変換の際の動き検出の精度
を向上でき、精度高くIP変換を行うことができる。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、IP変換の際の動き検
出の精度を向上でき、精度高くIP変換を行うことがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像信号処理装置の第1の実施形
態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る処理手段としてのDSPのIP変
換時の動き検出処理を説明するための図である。
【図3】本発明に係るDSPを構成するSIMD制御プ
ロセッサの基本的な構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態に係る画像DSPの基本的な動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するための図である。
【図6】第1の実施形態に係るIP変換において動き量
を求める関数について説明するための図である。
【図7】第1の実施形態に係るIP変換におけるフィー
ルド内補間について説明するための図である。
【図8】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するためのフローチャートである。
【図9】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処理
について説明するためのフローチャートである。
【図10】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図11】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図12】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図13】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図14】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図15】第1の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明に係る画像信号処理装置の第2の実施
形態を示すブロック図である。
【図17】第2の実施形態に係る処理手段としてのDS
PのIP変換時の動き検出処理を説明するための図であ
る。
【図18】第2の実施形態に係る画像DSPの基本的な
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図19】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するための図である。
【図20】第2の実施形態に係るIP変換において動き
量を求める関数について説明するための図である。
【図21】第2の実施形態に係るIP変換におけるフィ
ールド内補間について説明するための図である。
【図22】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図23】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図24】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図25】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図26】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図27】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図28】第2の実施形態に係るIP変換の具体的な処
理について説明するためのフローチャートである。
【図29】論理回路を組み合わせた本発明に係る処理手
段の構成例を示すブロックである。
【図30】図29の回路の各部の機能を説明するための
図である。
【図31】図29のフィールド内補間ブロックの機能を
説明するための図である。
【図32】インターレース信号の説明図である。
【図33】プログレッシブ信号の説明図である。
【図34】IP変換の説明図である。
【図35】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10,20…画像信号処理装置、11,21…DSP、
12,13,14,22,23,24,25…メモリ、
100…SIMD制御プロセッサ、101…入力ポイン
タ(入力スキップレジスタ)、102…入力SAM部
(入力レジスタ)、103…データメモリ部(ローカル
メモリ)、104…ALUアレイ部、105…出力SA
M部(出力レジスタ)、106…出力ポインタ(出力ス
キップレジスタ)、200…処理手段、201…メモリ
コントローラ、202…フィールド内補間(INFL
D)ブロック、203…第1感度(SNC1)ブロッ
ク、204…第2感度(SNC2)ブロック、205…
比較(MAX2)ブロック、206…比較(MAX3)
ブロック、207…処理(CDEXP)ブロック、20
8…処理(MIN)ブロック、209…選択(SEL)
ブロック、210…演算(MIX)ブロック、211…
出力(OUTSEL)ブロック、212…RAM、21
3…PLLブロック。

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース信号のデータが存在しな
    いラインについて、動き検出を行うことにより補間デー
    タを作成し、当該補間データに基づいて画像データをイ
    ンターレース信号からプログレッシブ信号に変換する画
    像信号処理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    1フィールド遅延のデータと2フィールド遅延のデータ
    と3フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差
    の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出
    を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
    のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの
    1ライン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィー
    ルド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フ
    ィールド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位
    置のピクセルF同士のデータの動き量との最大値と、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータと2フ
    ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
    き量と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現
    フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置
    のピクセルD同士のデータの動き量との最大値とを求
    め、求めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出
    を行いたいピクセルRの動き量として動き検出を行う処
    理手段を有する画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理手段は、動き量の大きいところ
    では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
    ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
    タを用い、動き量の小さいところでは、2フィールド遅
    延の同じ位置のピクセルDのデータを用いる請求項1記
    載の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記処理手段は、動き量の大きいところ
    では、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインの
    ピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデー
    タを用い、動き量の小さいところでは、現フィールドの
    同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置の
    ピクセルDのデータの平均値を用いる請求項1記載の画
    像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理手段は、フィールド内補間のデ
    ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
    差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
    ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
    ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
    中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項1
    記載の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理手段は、フィールド内補間のデ
    ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
    差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
    ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
    ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
    中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項2
    記載の画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 上記処理手段は、フィールド内補間のデ
    ータを求める際、前後のラインの真上と真下のデータの
    差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後の
    ラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そうで
    ない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータの
    中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項3
    記載の画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項1記載の画像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項2記載の画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
    元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
    求項3記載の画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項7記載の画像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項8記載の画像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項9記載の画像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 上記処理手段は、複数の論理回路を含
    む請求項1記載の画像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 インターレース信号のデータが存在し
    ないラインについて、動き検出を行うことにより補間デ
    ータを作成し、当該補間データに基づいて画像データを
    インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
    画像信号処理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    1フィールド遅延のデータと2フィールド遅延のデータ
    と3フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差
    の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出
    を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
    のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの
    1ライン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィー
    ルド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フ
    ィールド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位
    置のピクセルF同士のデータの動き量との最大値と、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータと現フ
    ィールドの同じ位置のピクセルA同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィ
    ールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピ
    クセルD同士のデータの動き量との最大値とを求め、求
    めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出を行い
    たいピクセルRの動き量として動き検出を行う処理手段
    を有する画像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 上記処理手段は、動き量の大きいとこ
    ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
    のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
    ータを用い、動き量の小さいところでは、現フィールド
    の同じ位置のピクセルAのデータを用いる請求項14記
    載の画像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 上記処理手段は、動き量の大きいとこ
    ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
    のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
    ータを用い、動き量の小さいところでは、現フィールド
    の同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置
    のピクセルDのデータの平均値を用いる請求項14記載
    の画像信号処理装置。
  17. 【請求項17】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    14載の画像信号処理装置。
  18. 【請求項18】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    15記載の画像信号処理装置。
  19. 【請求項19】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    16記載の画像信号処理装置。
  20. 【請求項20】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項14記載の画像信号処理装置。
  21. 【請求項21】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項15記載の画像信号処理装置。
  22. 【請求項22】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項16記載の画像信号処理装置。
  23. 【請求項23】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項20記載の画像信号処理装置。
  24. 【請求項24】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項21記載の画像信号処理装置。
  25. 【請求項25】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項22記載の画像信号処理装置。
  26. 【請求項26】 上記処理手段は、複数の論理回路を含
    む請求項14記載の画像信号処理装置。
  27. 【請求項27】 インターレース信号のデータが存在し
    ないラインについて、動き検出を行うことにより補間デ
    ータを作成し、当該補間データに基づいて画像データを
    インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
    画像信号処理装置であって、 演算で求められた動き量が書き込み、読み出しされる第
    1メモリと、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差の
    絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を
    行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセ
    ルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士の
    データの動き量を求め、この値を上記第1メモリに書き
    込み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動
    き検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィール
    ド遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピ
    クセルE同士のデータの動き量と、動き検出を行いたい
    ピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセル
    Cと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデ
    ータの動き量を取り出し、これらの動き量を使って動き
    検出を行う処理手段とを有する画像信号処理装置。
  28. 【請求項28】 上記処理手段は、動き検出を行いたい
    ピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセルAと2
    フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの
    動き量1を求め、上記第1メモリにこの動き量を書き込
    み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動き
    検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド
    遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピク
    セルE同士のデータの動き量2と、動き検出を行いたい
    ピクセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセル
    Cと3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデ
    ータの動き量3を取り出し、動き量1と動き量2の最大
    値である動き量4と、動き量1と動き量3の最大値であ
    る動き量5を求め、動き量4と動き量5の最小値をその
    ピクセルの動き量とし、動き量の大きいところでは、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータを用
    い、動き量の小さいところでは、2フィールド遅延の同
    じ位置のピクセルDのデータを用いる請求項27記載の
    画像信号処理装置。
  29. 【請求項29】 所定画面分の値を保存する第2メモリ
    をさらに有し、 上記処理手段は、動き検出を行いたいピクセルRと同じ
    位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の
    同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量1を求め、
    上記第1メモリにこの動き量を書き込み、当該第1メモ
    リから、さらに1フィールド前の動き検出を行いたいピ
    クセルRの1ライン上の1フィールド遅延のピクセルB
    と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデー
    タの動き量2と、動き検出を行いたいピクセルRの1ラ
    イン下の1フィールド遅延のピクセルCと3フィールド
    遅延の同じ位置のピクセルF同士のデータの動き量3を
    取り出し、動き量1と動き量2の最大値である動き量4
    と、動き量1と動き量3の最大値である動き量5を求
    め、動き量4と動き量5の最小値である動き量6を求
    め、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピ
    クセルB、Cからフィールド内補間によって得たデータ
    と2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデー
    タの動き量7と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ
    位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の
    同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量1の最大値
    である動き量8を求め、動き量6による関数で、上記第
    2メモリに対して、動き量6が、所定の閾値以上であれ
    ば、上記第2メモリに所定の初期値を書き込み、そうで
    なければ、上記第2メモリから読み込んだ値から1を減
    算し、その結果0より小さい値になった場合には0にし
    て、上記第2メモリに書き込み、その値が、0ならば、
    動き量6を動き検出結果とし、そうでなければ、動き量
    8を動き検出結果とし、動き量の大きいところでは、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータを用
    い、動き量の小さいところでは、2フィールド遅延の同
    じ位置のピクセルDのデータを用いる請求項27記載の
    画像信号処理装置。
  30. 【請求項30】 上記処理手段は、動き量の大きいとこ
    ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
    のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
    ータを用い、動き量の小さいところでは、現フィールド
    の同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置
    のピクセルDのデータの平均値を用いる請求項28記載
    の画像信号処理装置。
  31. 【請求項31】 上記処理手段は、動き量の大きいとこ
    ろでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後のライン
    のピクセルB、Cからフィールド内補間によって得たデ
    ータを用い、動き量の小さいところでは、現フィールド
    の同じ位置のピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置
    のピクセルDのデータの平均値を用いる請求項29記載
    の画像信号処理装置。
  32. 【請求項32】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    27載の画像信号処理装置。
  33. 【請求項33】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    28記載の画像信号処理装置。
  34. 【請求項34】 上記処理手段は、フィールド内補間の
    データを求める際、前後のラインの真上と真下のデータ
    の差の絶対値が所定の閾値よりも小さい場合には、前後
    のラインの真上と真下のデータの平均値で補間し、そう
    でない場合には、前後のラインの近傍複数画素のデータ
    の中の2つの中央値のデータの平均値で補間する請求項
    29記載の画像信号処理装置。
  35. 【請求項35】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項27記載の画像信号処理装置。
  36. 【請求項36】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項28記載の画像信号処理装置。
  37. 【請求項37】 上記処理手段は、要素プロセッサを1
    次元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する
    請求項29記載の画像信号処理装置。
  38. 【請求項38】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項35記載の画像信号処理装置。
  39. 【請求項39】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項36記載の画像信号処理装置。
  40. 【請求項40】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
    列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
    求項37記載の画像信号処理装置。
  41. 【請求項41】 上記処理手段は、複数の論理回路を含
    む請求項27記載の画像信号処理装置。
  42. 【請求項42】 インターレース信号のデータが存在し
    ないラインについて、動き検出を行うことにより補間デ
    ータを作成し、当該補間データに基づいて画像データを
    インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
    画像信号処理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    1フィールド遅延のデータと2フィールド遅延のデータ
    と3フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差
    の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出
    を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
    のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの
    1ライン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィー
    ルド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フ
    ィールド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位
    置のピクセルF同士のデータの動き量との最大値と、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータと2フ
    ィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデータの動
    き量と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現
    フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置
    のピクセルD同士のデータの動き量との最大値とを求
    め、求めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出
    を行いたいピクセルRの動き量とする画像信号処理方
    法。
  43. 【請求項43】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、2フィールド遅延の同じ位置の
    ピクセルDのデータを用いる請求項42記載の画像信号
    処理方法。
  44. 【請求項44】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、現フィールドの同じ位置のピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデ
    ータの平均値を用いる請求項42記載の画像信号処理方
    法。
  45. 【請求項45】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項42記載の画
    像信号処理方法。
  46. 【請求項46】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項43記載の画
    像信号処理方法。
  47. 【請求項47】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項44記載の画
    像信号処理方法。
  48. 【請求項48】 インターレース信号のデータが存在し
    ないラインについて、動き検出を行うことにより補間デ
    ータを作成し、当該補間データに基づいて画像データを
    インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
    画像信号処理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    1フィールド遅延のデータと2フィールド遅延のデータ
    と3フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差
    の絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出
    を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士
    のデータの動き量と、動き検出を行いたいピクセルRの
    1ライン上の1フィールド遅延のピクセルBと3フィー
    ルド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRの1ライン下の1フ
    ィールド遅延のピクセルCと3フィールド遅延の同じ位
    置のピクセルF同士のデータの動き量との最大値と、動
    き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセル
    B、Cからフィールド内補間によって得たデータと現フ
    ィールドの同じ位置のピクセルA同士のデータの動き量
    と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ位置の現フィ
    ールドのピクセルAと2フィールド遅延の同じ位置のピ
    クセルD同士のデータの動き量との最大値とを求め、求
    めた2つの最大値のうちの小さい方を、動き検出を行い
    たいピクセルRの動き量とする画像信号処理方法。
  49. 【請求項49】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、現フィールドの同じ位置のピク
    セルAのデータを用いる請求項48記載の画像信号処理
    方法。
  50. 【請求項50】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、現フィールドの同じ位置のピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデ
    ータの平均値を用いる請求項48記載の画像信号処理方
    法。
  51. 【請求項51】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項48載の画像
    信号処理方法。
  52. 【請求項52】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項49記載の画
    像信号処理方法。
  53. 【請求項53】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項50記載の画
    像信号処理方法。
  54. 【請求項54】 インターレース信号のデータが存在し
    ないラインについて、動き検出を行うことにより補間デ
    ータを作成し、当該補間データに基づいて画像データを
    インターレース信号からプログレッシブ信号に変換する
    画像信号処理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
    号に変換する際の動き検出を、現フィールドのデータと
    2フィールド遅延のデータを使い、2つのデータの差の
    絶対値による動き量をあらわす関数を定め、動き検出を
    行いたいピクセルRと同じ位置の現フィールドのピクセ
    ルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士の
    データの動き量を求め、この値を第1メモリに書き込
    み、当該第1メモリから、さらに1フィールド前の動き
    検出を行いたいピクセルRの1ライン上の1フィールド
    遅延のピクセルBと3フィールド遅延の同じ位置のピク
    セルE同士のデータの動き量と、動き検出を行いたいピ
    クセルRの1ライン下の1フィールド遅延のピクセルC
    と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルF同士のデー
    タの動き量を取り出し、これらの動き量を使って動き検
    出を行う画像信号処理方法。
  55. 【請求項55】 動き検出を行いたいピクセルRと同じ
    位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の
    同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量1を求め、
    上記第1メモリにこの動き量を書き込み、当該第1メモ
    リから、さらに1フィールド前の動き検出を行いたいピ
    クセルRの1ライン上の1フィールド遅延のピクセルB
    と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデー
    タの動き量2と、動き検出を行いたいピクセルRの1ラ
    イン下の1フィールド遅延のピクセルCと3フィールド
    遅延の同じ位置のピクセルF同士のデータの動き量3を
    取り出し、動き量1と動き量2の最大値である動き量4
    と、動き量1と動き量3の最大値である動き量5を求
    め、動き量4と動き量5の最小値をそのピクセルの動き
    量とし、動き量の大きいところでは、動き検出を行いた
    いピクセルRの前後のラインのピクセルB、Cからフィ
    ールド内補間によって得たデータを用い、動き量の小さ
    いところでは、2フィールド遅延の同じ位置のピクセル
    Dのデータを用いる請求項54記載の画像信号処理方
    法。
  56. 【請求項56】 動き検出を行いたいピクセルRと同じ
    位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の
    同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量1を求め、
    上記第1メモリにこの動き量を書き込み、当該第1メモ
    リから、さらに1フィールド前の動き検出を行いたいピ
    クセルRの1ライン上の1フィールド遅延のピクセルB
    と3フィールド遅延の同じ位置のピクセルE同士のデー
    タの動き量2と、動き検出を行いたいピクセルRの1ラ
    イン下の1フィールド遅延のピクセルCと3フィールド
    遅延の同じ位置のピクセルF同士のデータの動き量3を
    取り出し、動き量1と動き量2の最大値である動き量4
    と、動き量1と動き量3の最大値である動き量5を求
    め、動き量4と動き量5の最小値である動き量6を求
    め、動き検出を行いたいピクセルRの前後のラインのピ
    クセルB、Cからフィールド内補間によって得たデータ
    と2フィールド遅延の同じ位置のピクセルD同士のデー
    タの動き量7と、動き検出を行いたいピクセルRと同じ
    位置の現フィールドのピクセルAと2フィールド遅延の
    同じ位置のピクセルD同士のデータの動き量1の最大値
    である動き量8を求め、動き量6による関数で、所定画
    面分の値を保存する第2メモリに対して、動き量6が、
    所定の閾値以上であれば、上記第2メモリに所定の初期
    値を書き込み、そうでなければ、上記第2メモリから読
    み込んだ値から1を減算し、その結果0より小さい値に
    なった場合には0にして、第2メモリに書き込み、その
    値が、0ならば、動き量6を動き検出結果とし、そうで
    なければ、動き量8を動き検出結果とし、動き量の大き
    いところでは、動き検出を行いたいピクセルRの前後の
    ラインのピクセルB、Cからフィールド内補間によって
    得たデータを用い、動き量の小さいところでは、2フィ
    ールド遅延の同じ位置のピクセルDのデータを用いる請
    求項54記載の画像信号処理方法。
  57. 【請求項57】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、現フィールドの同じ位置のピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデ
    ータの平均値を用いる請求項55記載の画像信号処理方
    法。
  58. 【請求項58】 動き量の大きいところでは、動き検出
    を行いたいピクセルRの前後のラインのピクセルB、C
    からフィールド内補間によって得たデータを用い、動き
    量の小さいところでは、現フィールドの同じ位置のピク
    セルAと2フィールド遅延の同じ位置のピクセルDのデ
    ータの平均値を用いる請求項56記載の画像信号処理方
    法。
  59. 【請求項59】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項54載の画像
    信号処理方法。
  60. 【請求項60】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項55記載の画
    像信号処理方法。
  61. 【請求項61】 フィールド内補間のデータを求める
    際、前後のラインの真上と真下のデータの差の絶対値が
    所定の閾値よりも小さい場合には、前後のラインの真上
    と真下のデータの平均値で補間し、そうでない場合に
    は、前後のラインの近傍複数画素のデータの中の2つの
    中央値のデータの平均値で補間する請求項56記載の画
    像信号処理方法。
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